JP2003275103A - グリルの焼物載置台 - Google Patents

グリルの焼物載置台

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JP2003275103A
JP2003275103A JP2002082386A JP2002082386A JP2003275103A JP 2003275103 A JP2003275103 A JP 2003275103A JP 2002082386 A JP2002082386 A JP 2002082386A JP 2002082386 A JP2002082386 A JP 2002082386A JP 2003275103 A JP2003275103 A JP 2003275103A
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grill
insertion portion
fitting
rod
mesh
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JP2002082386A
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English (en)
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Shinichiro Okuda
真一郎 奥田
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Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼網台上での焼網のがたつきを防止すること
を目的とする。 【解決手段】 焼物載置台Dは、弾性を有する線材構成
の焼網台Cと焼網Aとからなり、焼網Aの前後に嵌合部
20a,bを形成すると共に、焼網台Cの前後に嵌合部
20a,bに嵌まる挿入部12a,bを形成する。この
前挿入部12aを上から見て山形状となるように傾斜さ
せ、その奥行寸法を前嵌合部20aより広くする。ま
た、前挿入部12aの中央部に正面から見てU字形状の
付勢部12cを形成し、焼網Aを焼網台Cに載置した時
に前嵌合部20aの前端焼網棒6aを付勢するように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はグリルの焼物載置台
に関し、詳しくは焼網を焼網台に載置して一体化した焼
物載置台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図11〜図15に示すよう
に、魚等の焼物11を載置する焼網100Aと焼網台1
00Cとを組み合わせ、焼網100Aを裏返すことによ
り、焼網台100Cに対する焼網100Aの焼網面(焼
物載置面)の高さが変わる焼物載置台100Dが、特開
2001−57939号に開示されている。この焼物1
1が薄い場合には、図11,図12,図15に示すよう
に、焼網面を高い位置にし、焼物11が厚い場合には、
図13,図14に示すように、焼網100Aを裏返して
焼網面を低い位置にしてから、焼物11を焼網面に載せ
て調理する。
【0003】焼網100Aは、平面矩形状の焼網枠4の
左右の中間水平部5の上側に複数の焼網棒6を略等間隔
で前後に並べて溶接して構成されている。この焼網枠4
は、中間水平部5と、その前後両端に形成され焼網に高
低をつけるための斜状部1と、その延長部で焼網台10
0Cに載置する台当接部2と、前後に形成され焼物落下
防止用の前後受け部3a,3bとからなる。この焼網1
00Aの焼網枠4の前後方向の内寸Laは278mmで
ある。尚、焼網100Aの前後受け部3a,3b、左右
の台当接部2、前後両端の焼網棒6c,6dで囲まれる
開口部をそれぞれ挿入用開口120a,120bと呼
ぶ。
【0004】一方、焼網台100Cは、焼網100Aの
台当接部2を支持する網支持部7を前後両端の上部に形
成すると共に網支持部7間の中央にそれぞれ前挿入部1
12a,後挿入部12bを形成した焼網支持用の網用台
枠108と、受皿Bに載置して位置決め保持する皿係止
部9を前後両端の下部に形成した受皿B載置用の皿用台
枠10とを組み付け溶接して一体化したもので構成され
ている。この焼網台100Cの網支持部7間の距離Lb
(外寸)は275mmである。尚、符号13は皿用台枠
10の上横枠、符号14は網用台枠108の下横枠であ
る。焼物載置台100Dは、焼網100Aの前後の挿入
用開口120a,bに焼網台100Cの挿入部112
a,12bをそれぞれ挿入することで焼網100Aが焼
網台100Cに載置される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に焼
網100Aを焼網台100Cに置くだけなので、受皿B
を運ぶ時に焼網100Aが焼網台100C上でがたつ
く。具体的には、図15に示すように、焼網100Aの
内寸(278mm)と焼網台100Cの外寸(275m
m)との間に3mmもの差があるため、焼網100Aが
焼網台100C上で前後に移動してがたついてしまう。
この結果、挿入用開口120a,bの焼網棒6c,dと
前後受け部3a,bとが焼網台100Cの網支持部7に
衝突して不快な音を発生することや、この衝突の勢いで
焼物11が焼網100Aからずれて調理性能が悪化する
ことがあった。
【0006】特に、図12に示すように、受皿Bの底面
後部に凹み20を形成すると共に、受皿Bの手前側への
移動を規制する板バネ18をグリル庫底面21に設けた
場合や、受皿Bがグリル庫から急に引き出されることを
防止するためにグリル庫底面21の前部を隆起させて隆
起部19を形成した場合には、受皿Bの凹み20が板バ
ネ18や隆起部19と当たる際に、焼網100Aががた
ついてうるさい。本発明のグリルの焼物載置台は上記課
題を解決し、焼網台上での焼網のがたつきを防止するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のグリルの焼物載置台は、線材構成の
焼網を線材構成の焼網台に載置したグリルの焼物載置台
において、上記焼網を上記焼網台に載置する際に、該焼
網あるいは該焼網台の少なくとも一方の線材の弾性復元
力を利用して両者を係合状態に保持する付勢手段を備え
たことを要旨とする。
【0008】また、本発明の請求項2記載のグリルの焼
物載置台は、上記請求項1記載のグリルの焼物載置台に
おいて、上記焼網に形成された複数の開口のうち端にあ
る開口を嵌合部とし、上記焼網台に、上記嵌合部に挿入
して係合する挿入部を設け、上記焼網の上記焼網台への
載置時に上記挿入部と上記嵌合部とを撓ませて上記焼網
台と上記焼網とを一体化させることを要旨とする。
【0009】また、本発明の請求項3記載のグリルの焼
物載置台は、上記請求項2記載のグリルの焼物載置台に
おいて、矩形枠に複数の焼網棒を前後方向に並べて溶接
することにより上記焼網を構成すると共に、上記挿入部
の左右両端部が該矩形枠の前端棒に当接し、該挿入部の
中央部が最前端の該焼網棒に当接するように、該挿入部
を奥行方向に曲折した1本の線材で形成したことを要旨
とする。
【0010】また、本発明の請求項4記載のグリルの焼
物載置台は、上記請求項2または3記載のグリルの焼物
載置台において、上記挿入部と上記嵌合部との少なくと
も一方を上下方向に曲折して曲折部を形成し、該曲折部
において該挿入部と該嵌合部とを複数箇所で当接させた
ことを要旨とする。
【0011】また、本発明の請求項5記載のグリルの焼
物載置台は、上記請求項3または4記載のグリルの焼物
載置台において、上記挿入部の左右両端部を上記中央部
に向かって下り傾斜させたことを要旨とする。
【0012】また、本発明の請求項6記載のグリルの焼
物載置台は、上記請求項2〜5の何れかに記載のグリル
の焼物載置台において、上記焼網を裏返すことにより、
焼物を載せる該焼網の焼物載置面の上下位置が上記焼網
台に対して変わるように構成し、上記焼物載置面の高さ
を変えても上記嵌合部と係合可能な高さを持たせて上記
挿入部を形成したことを要旨とする。
【0013】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
グリルの焼物載置台は、焼網と焼網台とを係合させる際
に、焼網と焼網台とのうち弾性を有する線材が撓んでそ
の弾性復元力により焼網と焼網台とを付勢して固定し、
がたつきを防止する。
【0014】また、本発明の請求項2記載のグリルの焼
物載置台は、焼網に元々形成されている複数の開口のう
ちの端にある開口を嵌合部として利用して、この嵌合部
に焼網台の挿入部を挿入して嵌め、互いを撓ませて焼網
と焼網台とを固定する。
【0015】また、本発明の請求項3記載のグリルの焼
物載置台は、焼網の嵌合部が焼網台の挿入部を左右両端
および中央部で当接するため、この中央部に当接する嵌
合部が撓みやすく、焼網を軽い力で焼網台からはめ外し
できる。
【0016】また、本発明の請求項4記載のグリルの焼
物載置台は、焼網台の挿入部と焼網の嵌合部との少なく
とも一方を上下方向に曲折させて曲折部を形成し、挿入
部と嵌合部とが曲折部にて複数箇所で当接するため、互
いの付勢力を受け止めることができ、がたつきを確実に
無くすことができる。
【0017】また、本発明の請求項5記載のグリルの焼
物載置台は、挿入部の左右両端部を挿入部の中央部に向
かって下り傾斜させたため、焼網を焼網台に上から嵌め
る際に最前端の焼網棒が前方へ少しずれて挿入部の左右
両端部に当接してしまっても、最前端の焼網棒が、挿入
部の下り傾斜にガイドされて後方(焼網の前後方向中
央)へ滑り落ち挿入部の中央部で当接され、正しい位置
にセットされる。
【0018】また、本発明の請求項6記載のグリルの焼
物載置台は、焼網を裏返して焼物載置面の高さを変えて
焼網の嵌合部の高さが変わっても、焼網台の挿入部が、
嵌合部と係合する高さ(上下方向の長さ)を備えている
ため、焼物の厚みに関係なく確実に焼網を焼網台に固定
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明のグリルの焼物
載置台の好適な実施形態について説明する。
【0020】本発明の一実施形態としてのグリルの焼物
載置台について図1〜図10を用いて説明する。尚、従
来例と異なる部分について説明し、重複する部分に関し
ては同一符号を付してその説明を省略する。
【0021】焼物載置台Dは、図9に示すように、焼網
Aを焼網台Cに載置して構成される。何れの組立品も、
断面形状が円形でその直径が3mmの普通鉄線(SWM
−B)が用いられる。焼網Aは、焼網枠4に複数の焼網
棒6を溶接して一体化した後でクロムメッキしたもので
あり、従来例の焼網100Aの前端の焼網棒6cの位置
を焼網枠4の前受け部3aに近づけて形成される。
【0022】具体的には、図7に示すように、前端,後
端の焼網棒6a,6b(従来例では6c,6d)と前後
受け部3a,3bとの距離Gf,Gbをそれぞれ7.8
mmとしている。また、この焼網Aの焼網枠4の内周の
前後距離Laは、従来例の焼網100Aと同じで278
mmである。焼網Aの前後受け部3a,3b、左右の台
当接部2、前後両端の焼網棒6a,6bで囲まれる開口
部をそれぞれ嵌合部20a,20bと呼ぶ。
【0023】一方、焼網台Cは、焼網支持用の網用台枠
8と受皿B載置用の皿用台枠10とを組み付けて溶接に
より一体化しクロムメッキしたものである。網用台枠8
は、下横枠14,後挿入部12b,網支持部7,前挿入
部12aを備える。この前挿入部12aは、図8に示す
ように、上から見て山形状に傾斜するように奥行方向に
曲折した1本の線材であり、その左右両端部を焼網枠4
の前端棒に当接させると共に、前挿入部12aの幅方向
中央部を前端焼網棒6aに当接させている。また、この
前挿入部12aは、図3に示すように、その幅方向中央
部を上下に曲折して正面から見てU字状となる付勢部1
2c(曲折部)を形成し、付勢部12cの左右両側(左
右両端部)を中央へ向かって下り傾斜させている。この
付勢部12cは、焼網Aを裏返しても焼網Aの前嵌合部
20a(詳しくは前端焼網棒6a)と係合するように上
下方向に長く形成されている。また、図7に示すよう
に、付勢部12cの後面と網支持部7の前面との距離E
が焼網Aの距離Gf(7.8mm)より大きくなるよう
に(ここでは8mmとする)、付勢部12cを網支持部
7より後方に配置している。焼網台Cの網支持部7間の
外寸距離Lbは、従来例の焼網台100Cの距離Lbと
同じで275mmである。
【0024】従って、受皿Bに焼網台Cを載せて皿係止
部9で位置決め保持した後、焼網台Cの前挿入部12a
を焼網Aの前嵌合部20aに嵌め込んで位置決めし、こ
の焼網台Cの前部を軸にして焼網Aを下側へ回転して、
後嵌合部20bを後ろ側の挿入部12に嵌める。或い
は、前嵌合部20aと前挿入部12aとの位置を合わせ
て焼網Aを真下へ下ろして焼網台Cに嵌める。このよう
にして、前嵌合部20aをその内寸より大きな外寸で形
成された前挿入部12aに嵌め込むと、弾性復元力によ
り前端焼網棒6a,前挿入部12a,前受け部3aがそ
れぞれ撓み、付勢部12cが前端焼網棒6aを後ろ側に
付勢すると共に、前挿入部12aが前受け部3aを前側
に付勢する。この結果、焼網Aと焼網台Cとが係合して
固定される。
【0025】厚みの薄い焼物11を調理する場合には、
図1〜図3に示すように、焼網Aの前後受け部3a,3
bを上向きに起立させて焼網Aを係合載置することによ
り、焼網Aの焼網棒6を高い位置にすることができる。
一方、厚みのある焼物11を調理する場合には、図4〜
図6に示すように、焼網Aを裏返して係合載置すること
により、焼網Aの焼網棒6を低い位置にすることができ
る。これは、焼網枠4の前後両端に斜状部1が形成され
ているために焼網Aの焼物載置面高さを変更できる。何
れの場合でも、図3,図6に示すように、上下方向に長
い付勢部12cが常に焼網Aの前端焼網棒6aを付勢す
るため、焼網Aががたつくことはない。
【0026】図10は、焼物載置台Dを水無しグリルに
使用した場合を示したものである。水無しグリルでは、
焼物11を載せた焼網Aがバーナ14より下段に配置さ
れ、この焼網Aの下方に排気室15と連通する連通口1
6が形成される。従って、バーナ14が着火すると、高
温の燃焼ガスが一旦グリル庫内に充満してから連通口1
6から排気室15へ溢れる。そして、焼物11は、グリ
ル庫内に充満する燃焼ガスの対流加熱によって調理され
る。この燃焼ガスが排気室15を上昇する際のドラフト
効果により、新鮮な空気は空気流入口17からグリル庫
内へ供給される。
【0027】以上説明したように、本実施形態の焼物載
置台Dは、前後方向において焼網Aの前嵌合部20a内
寸よりも焼網台Cの前挿入部12a外寸の方が大きいた
め、前挿入部12aを前嵌合部20aに嵌めた時に、各
弾性線材が撓んで互いの隙間が無くなり、焼網Aが焼網
台C上を移動することなくしっかり保持され、焼網Aの
がたつきを防止できる。この結果、焼物載置台Dを運ぶ
際にがたつき音が出なくなる。更に、焼物載置台Dをグ
リル庫から出し入れする際に受皿Bの凹み20がグリル
庫底面21の板バネ18や隆起部19と当たっても、焼
網Aはがたつかない。しかも、焼物載置台Dをグリル庫
へ収納する際に受皿Bの凹み20が板バネ18に当たっ
ても、焼網Aに載置された焼物11は、その衝撃によっ
て焼網Aからずれることがなく、所望の位置で焼物11
を調理できる。
【0028】また、焼網Aのがたつきを前後方向のみ無
くしたのにも関わらず、焼網Aが焼網台Cに固定される
ため、焼網Aと焼網台Cとの間で左右方向に大きな隙間
があっても、焼網Aが左右にずれることを防止できる。
従って、焼網A,焼網台Cの左右方向の嵌め合いを緩く
できるため、焼網Aの焼網台Cに対する左右方向の位置
をあまり気にせずに焼網Aを載置でき、しかも軽い力で
済む。しかも、焼網Aも焼網台Cも断面円形の線材を用
いたため、焼網Aの線材を点接触状態で滑らせながら焼
網台Cにスムーズに嵌めることができる。
【0029】また、前嵌合部20aと前挿入部12aと
の嵌め合いをきつくする一方で、後嵌合部20bと後挿
入部12bとの嵌め合いを緩くして焼物載置台Dを構成
したため、焼網Aの前端から焼網台Cに嵌めることによ
り、自然と焼網Aの後部が焼網台Cの所定位置に載置さ
れる。従って、焼網Aの後端が焼網台Cから落ちること
がなく、簡単かつ確実に焼網Aを焼網台Cに載置でき
る。
【0030】また、焼網台Cの前挿入部12aが前嵌合
部20aの前端焼網棒6aの中央部で当接するため、前
端焼網棒6aが撓みやすく、焼網Aを軽い力で焼網台C
から着脱できる。しかも、前挿入部12aを上から見て
山形状に後方へ曲折して、前方の左右両端部と後方の中
央部とで3点支持する構成にしたため、焼網台C側は一
本の線材のみでがたつきを抑えることができる。このよ
うに前挿入部12aが山形状であるため、焼網Aを載置
する際に、前端焼網棒6aは、中央の付勢部12cの2
点のみ当接しながら下降し、付勢部12cの左右両側の
前挿入部12aに線接触することがなく、一方、焼網A
の台当接部2は、前挿入部12aの左右鉛直部のみに点
接触しながら下降する。従って、接触抵抗が小さく、焼
網Aを軽い力で嵌め外しできる。
【0031】前挿入部12aをU字形状に曲折させて付
勢部12cを形成して、前端焼網棒6aと鉛直面上で当
接させるため、前端焼網棒6aと前挿入部12aが確実
に当接し合って、焼網Aと焼網台Cとが互いの付勢力を
受け止めることができる。この結果、一層確実に焼網A
のがたつきを無くすことができる。
【0032】焼網Aを焼網台Cに嵌める際に前端焼網棒
6aが前挿入部12aの左右両端部に載ってしまう場合
でも、前挿入部12aの左右両端部を付勢部12cに向
かって下り傾斜させたため、前端焼網棒6aが自然と後
方へ滑り落ちて付勢部12cまで移動する。そして、焼
網Aをそのまま下方へ押すことにより、前端焼網棒6a
が付勢部12cで確実に当接するため、焼網Aを焼網台
Cに固定できる。
【0033】また、焼物載置台Dのがたつきを無くすた
めに特別な部品を追加する必要がなく、元々の構成部品
である線材を曲折するだけでよいため、製造コストが高
価とならない。更に、がたつき防止用の嵌合部として、
焼網Aの前嵌合部20aを用いるため、それに嵌まる前
挿入部12aも焼網Aの前端に位置し、焼物11の邪魔
にならず、焼物載置面積を有効に利用できる。また、後
端の焼網棒6bと焼網枠4の後受け部3bとの距離Gb
も前側の距離Gfと同じになるように後端焼網棒6bを
配置したため、焼網Aが前後対称の形状となり、焼網A
を前後を逆向きにしても焼網台Cに載置できて使いやす
い。
【0034】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、焼網
Aの前嵌合部20aと焼網台Cの前挿入部12aとの嵌
め合いをきつくする代わりに、焼網A全長で係合させて
その嵌め合いをきつくしてもよい。つまり、焼網Aの焼
網枠4(嵌合部)の前後方向の内寸Laを焼網台Cの網
支持部7(挿入部)間の外寸距離Lbより小さくしてが
たつきを無くしてもよい。また、前後方向ではなく左右
幅方向で係合してその嵌め合いをきつくしてもよい。
【0035】また、焼物載置台Dの前部だけでなく後部
の嵌め合いもきつくしても構わない。焼網と焼網台との
係合部を前後にではなく左右に設けて、一方あるいは両
方の嵌め合いをきつくしてもよい。また、係合部の左右
幅寸法の嵌め合いをきつくしてもよい。本実施形態で
は、焼網Aを前後対称に形成しているが、焼網Aの後側
の距離Gbを前側の距離Gfと一致させる必要はない。
また、焼網台に嵌合部(開口)を設けると共に焼網にそ
の嵌合部に挿入する挿入部を形成してその嵌め合いをき
つくしてもよい。また、前挿入部12aを上下方向に曲
折して付勢部12cを形成する代わりに、嵌合部を上下
方向に曲折して挿入部と嵌合部とが複数箇所で当接する
ようにしてもよく、この場合にも互いの付勢力を確実に
受け止めることができる。
【0036】また、焼網に弾性線材を用いれば焼網台に
弾性線材を用いなくてもよく、焼網の弾性復元力を利用
して焼網台と固定してもよいし、またその逆でも構わな
い。また、焼網Aの前端焼網棒6aを矩形枠4より細く
してもよい。この場合には、前端焼網棒6aの中央部が
焼網台Cの挿入部12と当接する際に前端焼網棒6aが
撓みやすく、軽い力で焼網を着脱できる。しかも、矩形
枠が太いため、焼網をねじっても変形しにくい。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
のグリルの焼物載置台によれば、線材の弾性力を利用し
て焼網と焼網台に嵌め込むだけで両者のがたつきを簡単
に防止できる。この結果、焼物載置台を運んだりグリル
に出し入れする際にも不快ながたつき音が出ない。ま
た、焼網に載置された焼物も焼網からずれにくくなり、
所望の位置で良好に調理できる。
【0038】更に、本発明の請求項2のグリルの焼物載
置台によれば、焼網に元々形成されている開口を嵌合部
として利用するため、安価に製造できる。また、端にあ
る開口を嵌合部としたため、挿入部を嵌合部に挿入して
も焼物の載置面を狭めない。
【0039】更に、本発明の請求項3のグリルの焼物載
置台によれば、焼網の嵌合部は、焼網台の挿入部を中央
部で当接するため両者が撓みやすく、軽い力で焼網を焼
網台から着脱することができる。また、焼網台の挿入部
を1本の線材で形成したため、安価に製造できる。
【0040】更に、本発明の請求項4のグリルの焼物載
置台によれば、挿入部と嵌合部とが曲折部にて複数箇所
で当接するため、互いの付勢力を確実に受け止めること
ができ、がたつき防止が一層確実になる。
【0041】更に、本発明の請求項5のグリルの焼物載
置台によれば、挿入部の左右両端部を挿入部の中央部に
向かって下り傾斜させたため、最前端の焼網棒が挿入部
の中央部へガイドされ適正な位置にセットされて、スム
ーズに焼網を焼網台に固定できる。
【0042】更に、本発明の請求項6のグリルの焼物載
置台によれば、焼物の厚さに応じて焼物載置面の高さを
変えても、焼網の嵌合部が焼網台の挿入部と係合するた
め、焼物の厚さに関係なく焼網と焼網台とを係合して両
者を確実に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】焼網が上段時を示した一実施形態としての焼網
載置台の斜視図である。
【図2】焼網が上段時を示した一実施形態としての焼網
載置台の側面図である。
【図3】焼網が上段時を示した一実施形態としての焼網
載置台の正面図である。
【図4】焼網が下段時を示した一実施形態としての焼網
載置台の斜視図である。
【図5】焼網が下段時を示した一実施形態としての焼網
載置台の側面図である。
【図6】焼網が下段時を示した一実施形態としての焼網
載置台の正面図である。
【図7】一実施形態としての焼網載置台を組み立てる前
の側面図である。
【図8】焼網が上段時を示した一実施形態としての焼網
載置台の上面図である。
【図9】一実施形態としての焼網載置台を組み立てる前
の斜視図である。
【図10】焼網が上段時を示した一実施形態としての焼
網載置台を備えたグリルを側面から見た断面図である。
【図11】焼網が上段時を示した従来例の焼網載置台の
斜視図である。
【図12】焼網が上段時を示した従来例の焼網載置台の
側面図である。
【図13】焼網が下段時を示した従来例の焼網載置台の
斜視図である。
【図14】焼網が下段時を示した従来例の焼網載置台の
側面図である。
【図15】焼網が上段時を示した従来例の焼網載置台の
上面図である。
【符号の説明】
2…台当接部、3…前後受け部、4…焼網枠、6…焼網
棒、6a,6c…前端焼網棒、6b,6d…後端焼網
棒、7…網支持部、8,108…網用台枠、10…皿用
台枠、11…焼物、12a,112a…前挿入部、12
b…後挿入部、12c…付勢部、20a…前嵌合部、2
0b…後嵌合部、A,100A…焼網、B…受皿、C,
100C…焼網台、D,100D…焼物載置台、120
a,120b…挿入用開口。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材構成の焼網を線材構成の焼網台に載
    置したグリルの焼物載置台において、 上記焼網を上記焼網台に載置する際に、該焼網あるいは
    該焼網台の少なくとも一方の線材の弾性復元力を利用し
    て両者を係合状態に保持する付勢手段を備えたことを特
    徴とするグリルの焼物載置台。
  2. 【請求項2】 上記焼網に形成された複数の開口のうち
    端にある開口を嵌合部とし、 上記焼網台に、上記嵌合部に挿入して係合する挿入部を
    設け、 上記焼網の上記焼網台への載置時に上記挿入部と上記嵌
    合部とを撓ませて上記焼網台と上記焼網とを一体化させ
    ることを特徴とする請求項1記載のグリルの焼物載置
    台。
  3. 【請求項3】 矩形枠に複数の焼網棒を前後方向に並べ
    て溶接することにより上記焼網を構成すると共に、上記
    挿入部の左右両端部が該矩形枠の前端棒に当接し、該挿
    入部の中央部が最前端の該焼網棒に当接するように、該
    挿入部を奥行方向に曲折した1本の線材で形成したこと
    を特徴とする請求項2記載のグリルの焼物載置台。
  4. 【請求項4】 上記挿入部と上記嵌合部との少なくとも
    一方を上下方向に曲折して曲折部を形成し、該曲折部に
    おいて該挿入部と該嵌合部とを複数箇所で当接させたこ
    とを特徴とする請求項2または3記載のグリルの焼物載
    置台。
  5. 【請求項5】 上記挿入部の左右両端部を上記中央部に
    向かって下り傾斜させたことを特徴とする請求項3また
    は4記載のグリルの焼物載置台。
  6. 【請求項6】 上記焼網を裏返すことにより、焼物を載
    せる該焼網の焼物載置面の高さが上記焼網台に対して変
    わるように構成し、 上記焼物載置面の高さを変えても上記嵌合部と係合可能
    な高さを持たせて上記挿入部を形成したことを特徴とす
    る請求項2〜5の何れかに記載のグリルの焼物載置台。
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