JP2003275063A - マットレス - Google Patents

マットレス

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JP2003275063A JP2002084995A JP2002084995A JP2003275063A JP 2003275063 A JP2003275063 A JP 2003275063A JP 2002084995 A JP2002084995 A JP 2002084995A JP 2002084995 A JP2002084995 A JP 2002084995A JP 2003275063 A JP2003275063 A JP 2003275063A
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哲夫 吉田
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俊輔 高貴
Mitsuhisa Segawa
光久 瀬川
Masaru Takamizu
勝 高水
Hiroyuki Sasaki
啓行 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 四角枠と、この四角枠内に配置されたマ
ットレス本体とを具備したマットレスにおいて、上記マ
ットレス本体が、マット基体の表面に突設された多数の
キノコ状突起を有すると共に、上記マット基体のキノコ
状突起非突設箇所に貫通孔が形成されたものであり、上
記四角枠が上記マットレス本体より硬質に形成され、か
つ上記四角枠及びマットレス本体の全体が撥水透湿性材
料シートからなるマットレスカバーで覆われたものであ
ることを特徴とするマットレス。 【効果】 本発明のマットレスは、薄型化に好適に対応
し得、通気性・耐水性に優れ、寝返りが容易で寝心地が
よく、ギャッチアップの際のずれが抑制され、特に床擦
れ予防用のマットレスとして好適に使用し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄型化に好適に対
応し得、通気性に優れると共に、撥水性に優れ、寝返り
が容易で寝心地がよく、ギャッチアップの際のずれが抑
制され、特に床擦れ予防用として好適に使用し得るマッ
トレスに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、床擦れ予防マットレスについては数多くの提案があ
る。多くの場合、床擦れ予防マットレスは断面山形の突
起を有する、いわゆるプロファイル加工を施した軟質ポ
リウレタンフォームの基体を具備している。プロファイ
ル加工は、突起で圧縮面の実面積を減少させ、低荷重で
の変形を大きくし、フォーム基体特有の圧迫感を改良す
るのに有効である。
【0003】しかしながら、このような基体は、通気
性、撥水性に欠ける上、減圧性能を改良するために基体
の厚みを増やしたり、柔らかい材質にすると、コスト高
を招いたり、寝心地感が犠牲になるという問題を有す
る。
【0004】一方、従来のポリウレタンフォームを利用
した床擦れ予防マットレスは、その端に腰をかけると、
マットが過度につぶれて安定性に欠けることがあった
り、ギャッチアップするとマットにかけていたカバーが
剥がれ、使用者に違和感を与えたり、位置ずれの原因に
なる場合がある。また、カバー脱着にも時間がかかると
いう問題が生じている。
【0005】このようなマットレスの問題は、特に、需
要が増加傾向にあるギャッチアップタイプのベットに顕
著に表れ、特に介護用ベットにおいては、被介護者の使
用感を損なうだけでなく、介護者の取扱い性も低下させ
ている。なお、ここでいうギャッチアップ(ヘッドアッ
プともいう)は、ベット使用者の頭部側のマットレス部
分を起こして、使用者の上半身を起こすことをいう。ギ
ャッチアップタイプのベットとは、通常、機械的/電気
的に自動、あるいは手動でギャッチアップすることがで
きる機能を備えたベットのことをいう。
【0006】また、従来、マットレスを被覆するマット
レスカバーとして、防水、抗菌、消臭といった性能を与
えたカバーが多くあるが、多くはエタノール等で簡易消
毒するだけである。しかし、使用を重ねるごとに汚れが
染み込んでいったり、カバーが持つ性能が劣化する恐れ
もあり決して清潔とはいえない。口を綴じてしまってい
るカバーは洗濯できず、ファスナー等で取り外せるもの
でも、一人で交換するには余分なスペースが必要になっ
たり、時間がかかることが多くあった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、薄型化に好適に対応し得、通気性に優れている上、
撥水性に優れ、寝返りが容易で寝心地がよく、ギャッチ
アップの際のずれが抑制され、特にギャッチアップタイ
プベットのマットレスとして好適に使用し得るマットレ
スを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、四角枠と、この四角枠内に配置されたマッ
トレス本体とを具備したマットレスにおいて、上記マッ
トレス本体が、マット基体の表面に突設された多数のキ
ノコ状突起を有すると共に、上記マット基体のキノコ状
突起非突設箇所に貫通孔が形成されたものであり、上記
四角枠が上記マットレス本体より硬質に形成され、かつ
上記四角枠及びマットレス本体の全体が撥水透湿性材料
シートからなるマットレスカバーで覆われたものである
ことを特徴とするマットレスを提供する。
【0009】上記マットレスは、マット基体に多数の貫
通孔が形成されていると共に、キノコ状突起の頭部間は
通気可能で、しかも、このマットレス本体が枠体と共に
撥水透湿性材料シートで覆われているため、通気性に優
れ、透湿性であるが、撥水性で水を通さず、むれにく
く、また薄型化に対応し得、寝返りが容易で寝心地がよ
く、ギャッチアップタイプの際のずれが抑制され、特
に、介護用等のギャッチアップタイプベットのマットレ
スとして好適に使用し得る。この場合、撥水透湿性材料
シートとしては、マイクロポーラスポリオレフィンシー
トが特に好ましく、撥水透湿性材料シートが、23℃及
び50%相対湿度で24時間当たり少なくても1000
g透湿度を有するマイクロポーラスポリオレフィンフィ
ルムであるものが更に好ましい。また、マットレス本体
の厚さは、70〜160mmであることが望ましい。本
発明のマットレスは、床擦れ予防用として優れた機能を
有するものである。
【0010】また、この場合、上記マットレスカバー
が、マットレス本体を内部に配置した四角枠の表面部を
被覆可能な表面カバーシートの幅方向両側縁部にそれぞ
れ側面カバーシートを一体に連設し、かつこれら両側面
カバーシートの各側縁部にそれぞれ裏面カバーシートを
一体に連設すると共に、上記表面カバーシートの長さ方
向両端縁部にそれぞれ端面カバーシートを一体に連設
し、かつこれら両端面カバーシートの各端縁部にそれぞ
れ裏面カバー舌片を一体に連設し、上記両裏面カバーシ
ートにこれらシートを互いに連結する連結手段を設けた
ものであることが好ましい。このようなマットレスカバ
ーは、交換式なので清潔であり、マットへの装着、交換
が短時間で一人でもできる上、交換時に余分なスペース
を必要とせず、かつたたみやすく、小さくたたんで収納
できる。更に、連結手段として紐等を用いれば安全であ
り、かつ裏面カバー舌片は互いに拘束せず、自由状態に
することができるため、ギャッチアップした際もカバー
が張らず、肌に負担をかけないものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図を参照し
て詳しく説明する。本発明のマットレスは、図1に示す
ように、軟質ポリウレタンフォーム系の公知の連続気泡
性フォームよりなるマットレス本体1を有する。このマ
ットレス本体1は、シート状のマット基体2とこのマッ
ト基体2の表面に一体に突設された多数の突起3とを備
えたものである。上記突起3は、頸部4と頭部5とが一
体に連続して形成され、頸部4より頭部5が大きく形成
されたキノコ状を有し、これによって、スプリング機能
を付与している。この場合、突起3は特殊裁断加工によ
り形成することができ、各頭部5はそれぞれ平面四角形
状(図2参照)で、互いに頭部5間が当接するか又は微
小隙間6を有するように形成され、これにより各突起3
間(各頭部5間)が離間し得ることで、通気可能に形成
されて、通気が確保され、また体圧が効果的に分散され
るようになっているが、頭部5の平面形状はこれに限定
されるものではない。なお、上記頭部5間に微小隙間6
は5mm以下、より好適には1〜5mm、特に1〜3m
mとすることができる。
【0012】上記マット基体2には、上記キノコ状突起
3の非突設箇所2aに多数の貫通孔7が形成されてい
る。この貫通孔7は、例えば図2において縦横それぞれ
2個、合計4個の突起3の中央部7aにそれぞれ存する
ように形成することができるが、その貫通孔形成数及び
形成位置は特に制限されず、要はマットレス本体が十分
な通気性を与えるように形成すれば良い。なお、貫通孔
7の孔径は特に制限されるものではないが、通常2〜2
5mm、特に15〜20mmであることが好ましく、こ
れによりマットレス本体1の耐久性を保持して、更に優
れた通気性を付与させることができる。
【0013】本発明のマットレスは、図3に示したよう
に、四角枠体8内に上記マットレス本体1が配置、収容
されたもので、四角枠体8の配設は使用者のベットへの
乗り降り、介護者のケア等に有効な使用性を付与でき、
特に介護用ベットに使用する場合に好適で、被介護者、
介護者に対する優れた使用感を付与するものである。
【0014】このような四角枠体8は、公知の材料で製
造されたものであればよく、例えば高密度、高硬度の硬
質フォーム、例えば硬質ポリウレタンフォーム等を用い
て形成し得る。この場合、四角枠体8の高さは20〜1
65mm、特に60〜150mmに形成することが好適
である。厚すぎると(高すぎると)使用者の体が当たり
床擦れになる場合があり、薄すぎるとケア時や使用者が
腰を掛けた時つぶれやすく、滑り落ちる場合がある。な
お、枠体8の幅は20〜150mm、特に30〜120
mmに形成することができる。
【0015】四角枠体8の高さは上記マットレス本体1
の位置に合わせて調整することが好ましく、マットレス
本体1の突起の頭部5が四角枠体8の高さよりも若干高
くなるように調節することが好ましく、このように調整
することで、マットレスの端に腰掛けた場合でも安定性
良く腰掛けることができる。
【0016】本発明のマットレスは、図3に示したよう
に、上記マットレス本体1及び四角枠体8の全体を覆っ
て撥水透湿性材料シート9からなるマットレスカバーを
配置したもので、この撥水透湿性材料シート9からなる
マットレスカバーで覆うことで薄型にしても耐水性、通
気性に優れ、ギャッチアップの際のカバーや使用者の位
置ズレが抑制できる。
【0017】撥水透湿性材料シートとしては、ポリプロ
ピレン等のポリオレフィン、ポリウレタン、ポリテトラ
フルオロエチレンなどの多孔質シートが好適に用いら
れ、価格の安さからマイクロポーラスポリオレフィンシ
ートが特に望ましく用いられる。撥水透湿性材料シート
の厚さは、5〜1000ミクロン、より好ましくは30
〜500ミクロンであることが望ましい。
【0018】撥水透湿性材料シートとして、ポリオレフ
ィンを使用した好ましい例には米国特許第482471
8号及び第4902553号公報又は特公平7−105
80号公報に記載の不透過性、蒸気透過性、微孔質フィ
ルムがあり、そのフィルムがASTM−E96−B66
B記載の透湿度試験において、23℃及び50%の相対
湿度で24時間当たり少なくても1000g透湿度を有
し、かつASTM D−726−58記載の透気度試験
において、5〜1400秒/50ml、好ましくは5〜
1000秒/50ml、最も好ましくは500秒/50
ml未満のGurley値を有するマイクロポーラスポ
リオレフィンフィルムである。マイクロポーラスポリオ
レフィンフィルムの中でも特にマイクロポーラスポリプ
ロピレンフィルムであることが望ましい。
【0019】商業上利用できるこのマイクロポーラスポ
リプロピレンとして、厚み35ミクロンのポリプロピレ
ン製マイクロポーラスフィルムと目付け42g/m2
ポリプロピレン製不織布をエンボスロールでラミネート
した住友スリーエム(株)より販売されているスコッチ
プロポアファブリックXMP−6052シートがある。
このシートは水分、油分を吸収しやすく、シーツとして
適しており、通気性を持つが、撥水性が良く、失禁時の
マットレス本体への汚れを防止することができ、大変効
果的である。
【0020】本発明のマットレスは、更にその性能を向
上させるため、マット基体2の下面に種々の異なる性質
を有するシート乃至マット層を積層することもできる。
図4はこれを示したもので、マット基体2の下に別種の
ポリウレタンフォームシート10を積層し、圧力を効率
よく分散させることができるようにしたものであり、更
には、このポリウレタンフォームシート11を積層し
て、圧力を更に分散させると共に、底突き感のより一層
の防止を可能にすることができる。なお、これら積層す
るポリウレタンフォームとしては、汎用のポリウレタン
フォームが好んで使用されるが、場合によっては、低反
発性のポリウレタンフォームシートを用いることもでき
る。
【0021】ここで、図4の上記積層されたポリウレタ
ンフォームは、上記マット基体2の貫通孔7と連通する
貫通孔12,13がそれぞれ設けられ、これによりマッ
ト基体2の貫通孔7より侵入した空気が通気して、連通
するこれら貫通孔12,13より効率よくスムーズに外
部に排出されるものである。なお、上記貫通孔12,1
3の孔径は、上記マット基体2の貫通孔7と同様である
ことが好ましい。
【0022】本発明のマットレスは、上記ポリウレタン
フォームシート10,11をも含むマットレス本体の厚
さを通常70〜160mm、好ましくは80〜120m
mに形成することができ、特に厚さ100mmで最大体
圧を32mmHg以下にすることができる。従って、体
圧分散効果が求められる従来からの床擦れ予防マットレ
スとして使用することにより、ベットの軽量化、簡易化
に好適に対応することが可能になったものである。
【0023】また、マットレスカバーは、図5に示すよ
うな形状、構成とすることが好適である。即ち、図5の
マットレスカバー20は、マットレス本体を内部に配置
した四角枠の表面部を被覆可能な形状、大きさに形成さ
れた長方形状の表面カバーシート21の幅方向両側縁部
に折目部をそれぞれ介して側面カバーシート22,22
を一体に連設し、かつこれら両側面カバーシート22,
22の各側縁部に折目部をそれぞれ介して裏面カバーシ
ート23,23を一体に連設すると共に、上記表面カバ
ーシート21の長さ方向両端縁部に折目部を介してそれ
ぞれ端面カバーシート24,24を一体に連設し、かつ
これら両端面カバーシート24,24の各端縁部に折目
部を介してそれぞれ裏面カバー舌片25,25を一体に
連設し、また上記両裏面カバーシート23,23各側縁
部に、これら両裏面カバーシート23,23を互いに結
合する連結手段として複数の紐26を取り付けたもので
ある。このマットレスカバーに上記マットレス本体及び
四角枠をくるんで使用するものであり、マットレスカバ
ーは交換式なので清潔、マットへの装着・交換が短時間
に一人で出来る、交換時余分なスペースを必要としな
い、たたみやすく、小さくたたんで収納できる、金具を
使用せず安全、裏面カバー舌片がフリーとなっている
為、ギャッチアップした際カバーが張らず肌に負担をか
けない等の利点を与えるものである。
【0024】
【発明の効果】本発明のマットレスは、薄型化に好適に
対応し得、通気性・耐水性に優れ、寝返りが容易で寝心
地がよく、ギャッチアップの際のずれが抑制され、特に
床擦れ予防用のマットレスとして好適に使用し得る。
【0025】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は、下記実施例に制限される
ものではない。
【0026】[実施例、比較例]図4に示される積層構
造の厚さ100mmのマットレス本体1を作成した。こ
こで、マット基体2とこれに突設された多数の突起3と
からなるシート本体は、軟質ポリウレタンフォームで作
成した。該シート本体の厚さ(突起+マット基体)は6
0mm、断面キノコ型形状の突起3の突起自体の高さは
20mmを有するものとした。
【0027】また、上記シート本体(マット基体)に積
層される汎用のポリウレタンフォームシート10は、厚
さ10mmとし、更に低反発性のポリウレタンフォーム
シート11は、厚さ30mmとした。
【0028】上記マット基体2、上記両シート10,1
1には、それぞれ孔径20mmの貫通孔7,12,13
を形成した。
【0029】次いで、上記積層構造のシートの外周部に
四角枠体8をとりつけた。四角枠体8は高密度、高硬度
の硬質ポリウレタンフォームで作成した。この場合、高
さを上記マット基体2の突起3の頭部5が四角枠体8よ
り上方にはみ出すように高さ90mmとした。また、幅
は93mmとした。
【0030】上記マットレス本体1と四角枠体8の全体
が覆われるように防水透湿性材料シートを被せ、マット
レスを作成した。防水透湿性材料シートは、厚み35ミ
クロンのポリプロピレン製マイクロポーラスフィルムと
目付け42g/m2のポリプロピレン製不織布をエンボ
スロールでラミネートした住友スリーエム(株)より販
売されているスコッチプロポアファブリックXMP−6
052シートを利用した。以上のようにして得られた実
施例のマットレスの高さは100mmであった。
【0031】比較例のマットレス本体として、減圧効果
が良好と評価されているパラマウントベット社製マキシ
フロートマットレス(厚さ160mm)を使用し、実施
例と同様に住友スリーエム(株)より販売されているス
コッチプロポアファブリックXMP−6052シートで
全面を覆った。以上のようにして得られた比較例のマッ
トレスの厚さは160mmであった。
【0032】実施例及び比較例のマットレスに、制菌加
工を施した吸汗カバー(ポリエステル製)をかけ、仰
臥位、仰臥位ひざ曲げ、側臥位、側臥位拘縮の4
態様でそれぞれ使用したときの最大圧を測定し、体圧分
散試験を行った。この評価は、それぞれ同一の4人の被
験者により、条件を同様にして行った。結果を表1〜4
に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】表1〜4の結果より、本発明のマットレス
は、除圧効果が高いと評価されているマットレスと比較
した場合、厚さ160mmの比較品のマットレスにより
得られる体圧分散効果が、本発明のマットレスは僅か1
00mmの厚さで得られた。
【0038】更に、積層品であり、上面に特殊形状を採
用し、防水透湿性材料シートを具備した本発明のマット
レスは、通気性に優れていることが認められ、床擦れの
予防に必要な要件を備えたものであった。本発明のマッ
トレスは、減圧性能、通気性、寝心地、ケア時の取扱い
等、性能と機能を兼ね備えたマットレスであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るマットレス本体を示す
断面図である。
【図2】同マットレス本体の拡大平面図である。
【図3】本発明の一実施例に係るマットレスを示す断面
図である。
【図4】本発明の他の実施例に係るマットレス本体を示
す断面図である。
【図5】本発明で用いるマットレスカバーの一例を示す
展開図である。
【符号の説明】
1 マットレス本体 2 マット基体 3 突起 4 頸部 5 頭部 6 微小隙間 7 貫通孔 8 四角枠体 9 多孔質シート
フロントページの続き (72)発明者 野間 孝治 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町775番地 ブ リヂストンELC株式会社内 (72)発明者 吉田 哲夫 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町1番地 株式 会社ブリヂストン横浜工場内 (72)発明者 高貴 俊輔 神奈川県相模原市南橋本3−8−8 スリ ーエムヘルスケア株式会社内 (72)発明者 瀬川 光久 神奈川県相模原市南橋本3−8−8 スリ ーエムヘルスケア株式会社内 (72)発明者 高水 勝 東京都世田谷区玉川台2−33−1 スリー エムヘルスケア株式会社内 (72)発明者 佐々木 啓行 東京都世田谷区玉川台2−33−1 スリー エムヘルスケア株式会社内 Fターム(参考) 3B096 AB02 AB08 AC11 4C040 AA01 CC10 GG01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角枠と、この四角枠内に配置されたマ
    ットレス本体とを具備したマットレスにおいて、上記マ
    ットレス本体が、マット基体の表面に突設された多数の
    キノコ状突起を有すると共に、上記マット基体のキノコ
    状突起非突設箇所に貫通孔が形成されたものであり、上
    記四角枠が上記マットレス本体より硬質に形成され、か
    つ上記四角枠及びマットレス本体の全体が撥水透湿性材
    料シートからなるマットレスカバーで覆われたものであ
    ることを特徴とするマットレス。
  2. 【請求項2】 撥水透湿性材料シートがマイクロポーラ
    スポリオレフィンフィルムである請求項1記載のマット
    レス。
  3. 【請求項3】 撥水透湿性材料シートが、23℃及び5
    0%の相対湿度で24時間当たり少なくても1000g
    透湿度を有するマイクロポーラスポリオレフィンフィル
    ムである請求項2記載のマットレス。
  4. 【請求項4】 上記マットレスカバーが、マットレス本
    体を内部に配置した四角枠の表面部を被覆可能な表面カ
    バーシートの幅方向両側縁部にそれぞれ側面カバーシー
    トを一体に連設し、かつこれら両側面カバーシートの各
    側縁部にそれぞれ裏面カバーシートを一体に連設すると
    共に、上記表面カバーシートの長さ方向両端縁部にそれ
    ぞれ端面カバーシートを一体に連設し、かつこれら両端
    面カバーシートの各端縁部にそれぞれ裏面カバー舌片を
    一体に連設し、上記両裏面カバーシートにこれらシート
    を互いに連結する連結手段を設けたものである請求項
    1,2又は3記載のマットレス。
  5. 【請求項5】 マットレス本体の厚さが70〜160m
    mである請求項1乃至4のいずれか1項記載のマットレ
    ス。
  6. 【請求項6】 床擦れ予防用である請求項1乃至5のい
    ずれか1項記載のマットレス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20230019730A (ko) * 2021-08-02 2023-02-09 황근하 인체 하중 분산 지지 구조 및 통기성 극대화 구조를 포함하는 매트리스
KR102544476B1 (ko) * 2021-08-02 2023-06-15 황근하 인체 하중 분산 지지 구조 및 통기성 극대화 구조를 포함하는 매트리스

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