JP2003273958A - データ通信システムおよび方法、サーバ - Google Patents
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Abstract
動側がドーマント状態になっても、インターネット網よ
りデータリンク起動側宛てのデータをデータリンク起動
側に送信する。 【解決手段】 発信用サーバ3は、データリンク被起動
側装置2が利用者接続先サーバ4からデータリンク起動
側装置1宛てのデータを受信した場合に、データ被起動
側装置2から送信される発信依頼信号を受信し、その発
信依頼信号に含まれるデータリンク起動側装置1の発信
電話番号を通知先の番号としてデータ受信通知を発信す
る。そのデータ受信通知を受信すると、データリンク起
動側装置1は、MITFダイヤルアップ・ドーマント・
プロトコルの再接続機能を利用してデータリンク被起動
側装置2と再接続する。
Description
利用するデータの活性化/非活性化によって接続を制御
する手順であるMITF(Mobile Intern
et AccessForum)ダイヤルアップ・ドー
マント・プロトコルを用いてデータ通信を行うデータ通
信システムおよび方法、サーバに関する。
tion of Radio Industries an
d Businesses)による標準規格であるAR
IBSTD−T78には、PIAFS(PHS Int
ernet Access Forum Standar
d)やISDN(Integrated Servic
e Digital Network:統合サービスデ
ジタル網)等の伝送制御機能を使用し、インターネット
を利用するデータの活性化/非活性化により接続を制御
する手順であるMITFダイヤルアップ・ドーマント・
プロトコルの仕様が規定されている。
されたMITFダイヤルアップ・ドーマント・プロトコ
ルを適用する通信環境を示す図である。図3に示すよう
に、物理回線で互いに接続されたデータリンク起動側1
およびデータリンク被起動側2において、MITFダイ
ヤルアップ・ドーマント・プロトコルのドーマント手順
は、物理層の上位層である伝送制御手順と高位レベルプ
ロトコルとの間に配置されている。ここで、物理層は、
出力する信号方式を物理回線に合致する形式に変換する
層であり、高位レベルプロトコルは、ファクシミリ通
信、パソコン通信、インターネット通信等の応用プログ
ラムに依存するプロトコルのことである。
は、ドーマント要求を行うデータリンク起動側1の手順
と、そのドーマント要求を受けて応答を返すデータリン
ク被起動側2の手順とから構成されている。MITFダ
イヤルアップ・ドーマント・プロトコルは、高位レベル
プロトコルに対して一次切断機能と再接続機能とを提供
する。具体的には、MITFダイヤルアップ・ドーマン
ト・プロトコルは、高位レベルプロトコルに対し、デー
タリンク切断(ドーマント状態への移行)の隠蔽やデー
タリンク再接続(ドーマント状態からの復帰、データリ
ンク起動側からのみ提供)のサービスを提供する。
ント・プロトコルを適用したデータ通信システムの構成
を示すブロック図である。このデータ通信システムは、
利用者の使用するユーザ端末からインターネットにアク
セスするためのシステムであり、図4に示すように、ユ
ーザ端末であるデータリンク起動側装置1と、データリ
ンク被起動側装置2と、インターネット網6と、インタ
ーネット網6上に配置された利用者接続先サーバ4と、
回線交換網5とから構成される。
コンピュータ(以下、PC)等である。データリンク起
動側装置1には、MITFダイヤルアップ・ドーマント
・プロトコルに基づいたドーマント機能がインストール
されている。データリンク起動側装置1は、回線交換網
5に接続して回線制御を行い、データリンク被起動側装
置2とデータリンク接続する。
ンク起動側装置1との間では回線交換網5に接続して回
線制御を行い、利用者接続先サーバ4との間ではインタ
ーネット網6を介してLAN制御を行うことによって、
回線交換網5とインターネット網6との間でパケットの
中継を行う。また、データリンク被起動側装置2は、デ
ータリンク起動側装置1の発信電話番号を内部情報とし
て保持し、データリンク起動側装置1からの再接続時に
以前使用していた利用者接続先サーバ4との接続を復元
する機能を有している。利用者接続先サーバ4は、イン
ターネット網6に接続してLAN制御を行ってデータ通
信を行って、インターネット網6上で一般的に利用され
ているWebやチャットなどを利用者に提供するための
サーバである。
ント・プロトコルを適用したデータ通信システムのドー
マント機能を示すシーケンス図である。図5に示すよう
に、まず、データリンク起動側装置1が発信/着信機能
によってデータリンク被起動側装置2に回線接続すると
(ステップ101)、データリンク被起動側装置2で
は、データリンク起動側装置1の発信電話番号が内部情
報として蓄積され(ステップ102)、データリンク起
動側装置1とデータリンク被起動側装置2とは通話状態
となる。
は、データリンク被起動側装置2を介してインターネッ
ト網6上の利用者接続先サーバ4にアクセスし、Web
データの受信を行う(ステップ103、ステップ10
4)。
ロトコルでは、データリンク起動側装置1は、利用者接
続先サーバ4との間の通信が一定時間ない(データリン
ク起動側装置2からのアクセスが一定時間無い)場合に
は、データリンク被起動側装置2との間の回線を切断す
る(ステップ105)。すると、データリンク起動側装
置1とデータリンク被起動側装置2は、ドーマント状態
に移行し、両者の間の物理層のレベルのリンクが解除さ
れる。
「ドーマント状態」の時に、高位レベルプロトコルより
データリンク被起動側に対してデータを送信しようとす
ると、データリンク起動側装置1は、リンク確立後「再
接続要求」(MITFダイヤルアップドーマントメッセ
ージ)をデータリンク被起動側装置2に対して送信す
る。その後、データリンク被起動側装置2より再接続応
答「MITFダイヤルアップドーマントメッセージ」を
受信すると、通信状態を「アクティブ状態」へ遷移させ
る。つまり、データリンク起動側装置1からデータ被起
動側装置2に対して「再接続」を行うことができる。
ンク被起動側装置2にデータリンク起動装置1宛てのデ
ータが送信されてきたとする。しかしながら、ドーマン
ト状態では、データリンク起動装置1とデータリンク被
起動側装置2との間には、物理層のレベルでリンクが存
在しておらず、前述のように、MITFダイヤルアップ
・ドーマント・プロトコルのデータリンク再接続は、デ
ータリンク起動側からの接続に限定されているため、イ
ンターネット網6からデータを受信しても、データリン
ク被起動側装置2は、データリンク起動側装置1に再接
続してデータを送信することができないという問題があ
った。
来、MITFダイヤルアップ・ドーマント・プロトコル
によってデータ通信を行う際には、データリンク起動側
およびデータリンク被起動側がドーマント状態になる
と、それらの間に物理層のレベルでリンクが存在しない
ため、インターネット網からデータリンク起動側宛ての
データを受信しても、データリンク被起動側は、データ
リンク起動側にデータを送信することができないという
問題があった。
タリンク被起動側がドーマント状態になっても、インタ
ーネット網よりデータリンク起動側宛てのデータを受信
した場合に、データリンク被起動側からデータリンク起
動側へデータを送信することができるデータ通信システ
ムを提供することを目的とする。
に、本発明のデータ通信システムは、通信ネットワーク
を介してサービスを提供するサーバと、回線接続先の発
信電話番号を保持し、前記回線接続先との間では回線交
換網に接続して回線制御を行い、前記サーバとの間では
前記通信ネットワークを介してLAN制御を行うことに
よって、前記回線接続先と前記サーバとの間でパケット
の中継を行うデータリンク被起動側装置と、前記回線交
換網を介して前記データリンク被起動側装置と回線接続
し、前記サーバとの間の通信が一定時間ない場合には、
MITFダイヤルアップ・ドーマント・プロトコルに基
づいて前記データリンク被起動側装置との間の回線を切
断してドーマント状態に移行するデータリンク起動側装
置とを備えるデータ通信システムにおいて、前記データ
リンク起動側装置と前記データリンク被起動側装置との
間のパケット通信状態がドーマント状態にあるときに、
前記サーバから前記データリンク起動側装置宛てのデー
タを前記データリンク被起動側装置が受信した場合に、
前記データ被起動側装置から送信される前記発信電話番
号を通知先の番号としてデータ受信通知を発信する発信
サーバをさらに備えることを特徴とする。
発信用サーバを設けることによって、データリンク起動
側装置およびデータリンク被起動側装置がドーマント状
態になっていても、通信ネットワークよりデータリンク
起動側装置宛てのデータを受信した場合に、データリン
ク起動側装置がデータリンク被起動側装置に再接続する
ことができるようになるので、データリンク被起動側装
置からデータリンク起動側装置へデータを送信すること
ができるようになる。
実施形態では、前記データリンク起動側装置は、前記発
信サーバから前記データ受信通知を受信すると、前記M
ITFダイヤルアップ・ドーマント・プロトコルの再接
続機能を利用して前記データリンク被起動側装置に再接
続する。
・ドーマント・プロトコルの再接続機能を利用してデー
タリンク被起動側装置に再接続するので、そのプロトコ
ルの仕様に沿ったままで、データリンク被起動側装置が
サーバからデータリンク起動側装置宛てのデータを受信
した場合でも、データリンク起動側装置とデータリンク
被起動側装置との間の再接続を実現することができる。
タ通信システムについて図面を参照して詳細に説明す
る。
の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本
実施形態のデータ通信システムは、発信用サーバ3を備
えている点が、図4に示す従来のデータ通信システムと
異なっている。発信用サーバ3は、回線制御を行って回
線交換網5に接続することができ、LAN制御を行って
インターネット網6に接続することができる。また、発
信用サーバ3は、発信依頼信号中のデータリンク起動側
装置1の発信電話番号を利用して、SS7(signa
ling system No.7)などの手順でデータ
リンク起動側装置1に対する発信を行うことができる。
さらに、本実施形態のデータ通信システムでは、データ
リンク起動側装置1は、発信用サーバ3からデータ受信
通知を受信すると、データリンク被起動側装置2と再接
続を行う機能を有している。
の動作を示すシーケンス図である。図2では、データリ
ンク起動側装置1と、データリンク被起動側装置2と
は、ドーマント状態にあり、この状態で、データリンク
被起動側装置2が利用者接続先サーバ4からデータリン
ク起動側装置1宛てのデータを受信したとする。
内部情報に保持するデータリンク起動側発信電話番号を
発信依頼信号中に設定し、その発信依頼信号を発信用サ
ーバ3に対して発行する(ステップ201)。発信用サ
ーバ3は、発信依頼信号を受信すると、その発信依頼信
号中のデータリンク起動側装置1の発信電話番号を利用
し、SS7(signaling system No.
7)などの手順でデータリンク起動側装置1に対してデ
ータ受信通知を発信する(ステップ202)。データリ
ンク起動側装置1は、データ受信通知を受信すると、デ
ータリンク被起動側装置2に再接続する(ステップ20
3)。データリンク起動側装置1との再接続が完了する
と、データリンク被起動側装置2は、利用者接続先サー
バ4から受信していたデータをデータリンク起動側装置
1に送信する(ステップ204)。
ータリンク被起動側装置2が利用者接続先サーバ4から
データリンク起動側装置1宛てのデータを受信した場合
に、データ被起動側装置2から送信される発信依頼信号
を受信し、その発信依頼信号に含まれるデータリンク起
動側装置1の発信電話番号を通知先の番号としてデータ
受信通知を発信する発信サーバ3を設けることによっ
て、データリンク起動側装置1およびデータリンク被起
動側装置2がドーマント状態になっていても、インター
ネット網6よりデータリンク起動側装置1宛てのデータ
を受信した場合に、データリンク起動側装置1がデータ
リンク被起動側装置2に再接続することができるように
なるので、データリンク被起動側装置2がデータリンク
起動側装置1にデータを送信することができるようにな
る。本実施態様のデータ通信システムでは、MITFダ
イヤルアップ・ドーマント・プロトコルの再接続機能を
利用してデータリンク被起動側装置2に再接続するの
で、そのプロトコルの仕様に沿ったままで、データリン
ク被起動側装置2が利用者接続先サーバ4からデータリ
ンク起動側装置1宛てのデータを受信した場合でも、デ
ータリンク起動側装置1とデータリンク被起動側装置2
との間の再接続を実現することができる。
れば、ドーマント機能だけでは利用者がインターネット
網と接続する契機が利用者側からの再接続機能しかなか
ったものを、インターネット網6からデータが送信され
てきた場合にも再接続することができるようになるた
め、ドーマント機能の応用範囲を広げることができる。
特に、インターネット網6の接続料金が定額制である場
合には、利用者は長時間インターネット網6への接続状
態を維持する場合が多い。このような場合では、無通信
状態が一定時間以上となって、インターネット網6との
回線が切断されたとしても、利用者がインターネット網
6を介してデータが送信されたときにリアルタイムで自
動的に再接続を行うことができるようになるため、チャ
ットやPOP(Point Of Parchase
ad.:購買時点広告)など、インターネット網6側か
らデータが送信されてくる形態のサービスの利用範囲を
広げることができる。
は、データリンク被起動側装置2は、利用者接続先サー
バ4から何らかのデータを受信したときには、発信用サ
ーバ3に対して発信依頼を発行しているが、データリン
ク被起動側装置2からデータリンク起動側装置1に対し
て直接、データ受信通知を発行するようにしてもよい。
適用する「ARIB STD−T78 MITFダイヤ
ルアップ・ドーマント・プロトコル」は、PIAFSを
伝送制御手順としているが、一般公衆回線(アナログ回
線)やISDNについても同様のドーマント機能を利用
することができるため、それら他の回線を用いるシステ
ムについても本発明のデータ通信システムを用いること
ができる。
システムでは、データリンク被起動側装置が利用者接続
先サーバからデータリンク起動側装置宛てのデータを受
信した場合に、データ被起動側装置から送信される発信
依頼信号を受信し、その発信依頼信号に含まれるデータ
リンク起動側発信電話番号を通知先の番号としてデータ
受信通知を発信する発信サーバを設けることによって、
データリンク起動側装置およびデータリンク被起動側装
置がドーマント状態になっていても、インターネット網
よりデータリンク起動側装置宛てのデータを受信した場
合に、データリンク起動側装置がデータリンク被起動側
装置に再接続することができるようになるので、データ
リンク被起動側装置がデータリンク起動側装置にデータ
を送信することができる。
成を示すブロック図である。
作を示すシーケンス図である。
Fダイヤルアップ・ドーマント・プロトコルを適用する
通信環境を示す図である。
コルを適用したデータ通信システムの構成を示すブロッ
ク図である。
コルを適用したデータ通信システムのドーマント機能を
示すシーケンス図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 通信ネットワークを介してサービスを提
供するサーバと、 回線接続先の発信電話番号を保持し、前記回線接続先と
の間では回線交換網に接続して回線制御を行い、前記サ
ーバとの間では前記通信ネットワークを介してLAN制
御を行うことによって、前記回線接続先と前記サーバと
の間でパケットの中継を行うデータリンク被起動側装置
と、 前記回線交換網を介して前記データリンク被起動側装置
と回線接続し、前記サーバとの間の通信が一定時間ない
場合には、MITFダイヤルアップ・ドーマント・プロ
トコルに基づいて前記データリンク被起動側装置との間
の回線を切断してドーマント状態に移行するデータリン
ク起動側装置とを備えるデータ通信システムにおいて、 前記データリンク起動側装置と前記データリンク被起動
側装置との間のパケット通信状態がドーマント状態にあ
るときに、前記サーバから前記データリンク起動側装置
宛てのデータを前記データリンク被起動側装置が受信し
た場合に、前記データ被起動側装置から送信される前記
発信電話番号を通知先の番号としてデータ受信通知を発
信する発信サーバをさらに備えることを特徴とするデー
タ通信システム。 - 【請求項2】 前記データリンク起動側装置は、前記発
信サーバから前記データ受信通知を受信すると、前記M
ITFダイヤルアップ・ドーマント・プロトコルの再接
続機能を利用して前記データリンク被起動側装置に再接
続する請求項1記載のデータ通信システム。 - 【請求項3】 前記発信サーバは、SS7(signa
ling system No.7)の手順で前記データ
受信通知を発信する請求項1または2記載のデータ通信
システム。 - 【請求項4】 通信ネットワークを介してサービスを提
供するサーバと、 回線接続先の発信電話番号を保持し、前記回線接続先と
の間では回線交換網に接続して回線制御を行い、前記サ
ーバとの間では前記通信ネットワークを介してLAN制
御を行うことによって、前記回線接続先と前記サーバと
の間でパケットの中継を行うデータリンク被起動側装置
と、 前記回線交換網を介して前記データリンク被起動側装置
と回線接続し、前記サーバとの間の通信が一定時間ない
場合には、前記MITFダイヤルアップ・ドーマント・
プロトコルに基づいて前記データリンク被起動側装置と
の間の回線を切断してドーマント状態に移行するデータ
リンク起動側装置とを備えるシステムのデータ通信方法
において、 前記データリンク起動側装置と前記データリンク被起動
側装置との間のパケット通信状態がドーマント状態にあ
るときに、前記データリンク被起動側装置が前記サーバ
から前記データリンク起動側装置宛てのデータを受信し
た場合に、前記データ被起動側装置から送信される前記
データリンク起動側装置の発信電話番号を通知先の番号
としてデータ受信通知を発信する発信サーバを予め備え
ておき、 前記発信サーバから前記データ受信通知を前記データリ
ンク起動側装置が受信すると、前記データリンク起動側
装置によって、前記MITFダイヤルアップ・ドーマン
ト・プロトコルの再接続機能を利用して前記データリン
ク被起動側装置に対して再接続させるデータ通信方法。 - 【請求項5】 前記発信サーバは、SS7(signa
ling system No.7)の手順で前記データ
受信通知を発信する請求項4記載のデータ通信方法。 - 【請求項6】 データリンク起動側と、データリンク被
起動側との間のパケット通信状態がドーマント状態にあ
るときに、前記データリンク被起動側が、通信ネットワ
ークを介してサービスを提供するサーバから前記データ
リンク起動側宛てのデータを受信した場合に前記データ
被起動側から送信される前記データリンク起動側の発信
電話番号を通知先の番号としてデータ受信通知を発信す
る発信サーバ。 - 【請求項7】 SS7(signaling syst
em No.7)の手順で前記データ受信通知を発信する
請求項6記載のサーバ。
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