JP2003273885A - 通信システム及びそれに用いる通信制御方法 - Google Patents

通信システム及びそれに用いる通信制御方法

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JP2003273885A
JP2003273885A JP2002069396A JP2002069396A JP2003273885A JP 2003273885 A JP2003273885 A JP 2003273885A JP 2002069396 A JP2002069396 A JP 2002069396A JP 2002069396 A JP2002069396 A JP 2002069396A JP 2003273885 A JP2003273885 A JP 2003273885A
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Takayuki Ishikawa
高行 石川
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イーサネット(R)(IEEE802.3)
を媒体に用いて2重化されたLANにおいて確実かつ容
易にネットワークシステムを構築可能な通信システムを
提供する。 【解決手段】 2重化されたLAN−A,LAN−Bの
ノードであるノード1−1〜1−4及びゲートウェイ2
は同一サブネット内にあり、それぞれIPアドレスを有
している。LAN−AからLAN−Bへの迂回及びLA
N−BからLAN−Aへの迂回、並びに2重化されたL
AN−A,LAN−Bから外部のネットワーク100へ
の通信は必ずゲートウェイ2を介して行われる。このゲ
ートウェイ2は外部のネットワーク100への接続のた
め経路選択機能を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信システム及びそ
れに用いる通信制御方法に関し、特に信頼性の高いネッ
トワークが要求されるシステムにおいて、イーサネット
(R)(IEEE802.3)を媒体に用いて2重化さ
れたLAN(Local Area Network)
による通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】LANを構成する装置として、現在、イ
ーサネット(R)(IEEE802.3)が最も普及し
ており、さらに上位層のプロトコルとしては、TCP/
IP(Transmission Control P
rotocol/Internet Protoco
l)が普及している。
【0003】このイーサネット(R)を使用した通常の
LANの構成例を図10に示す。図10においては、1
つの伝送路に複数のノード31〜36を接続したバス型
のLAN−A,LAN−Bがルータ4を介して相互に接
続されたネットワーク構成を示している。
【0004】図10に示すような構成では、LAN−A
に障害が発生すると、LAN−Aに接続される全てのノ
ード31〜33で通信ができなくなる。このため、高い
性能と信頼性とが要求されるシステムや、無停止コンピ
ュータシステムではLANに冗長性を持たせたシステム
が用いられている。
【0005】2重化されたLANの構成例を図11に示
す。図11に示すシステムでは、2重化されたLANの
一方を主系(実行系)、他方を従系(予備系)として2
重化されたLANでの通信を実現している。通常、ホス
ト5や端末61〜63は主系にて通信を行っているが、
ホスト5で主系の障害を認識すると、系の切替え信号が
外部に設けた伝送路を通じて切替え装置71〜74に伝
達され、主系から従系へと瞬時に切替える構成になって
いる。このシステム構成については、特開平7−226
752号公報に開示されている。
【0006】また、2重化されたLANの他の構成例を
図12に示す。図12に示すシステムでは、2重化され
たLANに優先順位をつけてLANの通信を実現してい
る。各ノード81〜83はネットワークA,Bに対して
同じMAC(Media Access Contro
l)アドレスが設定されており、ノード81〜83間で
の通信の際には優先順位に従ってネットワークAからA
RP(AddressResolution Prot
ocol)が実施される。
【0007】ARPの応答があれば、そのままネットワ
ークAで通信を開始するが、応答がなければ、ネットワ
ークBでARPを実施し、ARPの応答を受信後、ネッ
トワークBにて通信を開始する。ネットワークA、ネッ
トワークBのどちらもARPの応答がなければ、送信異
常として上位アプリケーションに通知される。このシス
テム構成については、特開平10−290242号公報
に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の通信シ
ステムでは、LANの冗長構成をとる方法が高い性能と
信頼性とが要求されるシステムに用いられているため、
経路選択における問題がある。
【0009】LANでの通信におけるアドレスには、I
P(Internet Protocol)アドレスと
MACアドレスとがあり、IPアドレスはネットワーク
に接続しているすべてのノードを特定するための論理ア
ドレスであり、ネットワーク内で重複しないようにユニ
ークな番号として割り振られ、OSI(Open Sy
stem Interconnection)参照モデ
ルのネットワーク層でのルーティングに用いられる。
【0010】MACアドレスは各ノードのNIC(Ne
twork InterfaceCard)につけられ
るハードウェアアドレスであり、OSI参照モデルのデ
ータリンク層での通信で用いられる。この2つのアドレ
スが1対1で対応していることを前提に経路選択の決定
及び通信の標準化が行われており、これらは2重化され
たLANでのアドレス体系を考慮していない。
【0011】そのため、イーサネット(R)を媒体に用
いて2重化されたLANを実現する場合、ネットワーク
層でのルーティング及びデータリンク層での通信に、標
準とは異なる手段(ハードウェアまたはソフトウェア)
が必要となる。
【0012】また、従来の通信システムでは、障害検出
の問題がある。イーサネット(R)によるLANでは、
自ノード−隣接ハブ間しか電気的な断線を検出すること
ができず、ハブ−ハブ間やハブ−宛先ノード間での断線
や障害は、実際にパケットを送出し、到着できないこと
を確認するまで知ることができない。そのため、障害発
生時に瞬時に系を切替える方式を実現する場合には、障
害検出用のハードウェアまたはソフトウェアを別に実装
する必要がある。
【0013】さらに、従来の通信システムでは、2重パ
ケット受信の問題がある。2つのUDP(User D
atagram Protocol)パケットを同時に
受信した時、どちらを採用すべきかを決定する手段を持
っていないため、2つのネットワークから同じUDPパ
ケットを受信すると、どちらも有効なパケットとして認
識する可能性がある。2重化されたLANの場合、2重
にパケットを受信する可能性がシングル構成のLANに
比べて高くなる。但し、通信がTCPの場合にはフロー
制御があるため、問題は発生しない。
【0014】さらにまた、従来の通信システムでは、稼
働率の問題がある。上述した問題の解決を図るために、
特殊なハードウェアを用いた場合、例えば上記の特開平
7−226752号公報に開示された方法の場合には、
問題の解決を図るためのハードウェアの故障がシステム
全体の稼働率に影響を与えるため、単にLANを2重化
した場合よりも稼働率が低くなる。このため、追加され
るハードウェアの構成・故障率によっては、2重化され
たLANの信頼性を損なう可能性がある。
【0015】従来の通信システムでは、上記の問題以外
に、汎用性の問題がある。イーサネット(R)は標準化
された仕様に基づいて構築されるため、IEEEC80
2.3に対応した製品であれば、ベンダにかかわらず、
使用が可能である。
【0016】しかしながら、上述した問題の解決を図る
ために、特殊なハードウェアを用いた場合、例えば上記
の特開平10−290242号公報に開示された方法で
は、標準化されていない手段を用いると、手段に対応し
ていないベンダ製品を使用することができないため、使
用するハードウェアが特定のベンダに依存してしまう。
特開平10−290242号公報に開示された方法で
は、各ノードの2つのLANコントローラに、同じMA
Cアドレスが設定されている。
【0017】また、従来の通信システムでは、高速性及
び負荷分散の問題がある。冗長性を持たせる理由として
は高速性と負荷分散とが目的の場合がある。上述した特
開平10−290242号公報に開示された方法または
特開平7−226752号公報に開示された方法での性
能は、障害が発生していない状態でも、必ず片方のLA
Nで通信を行っており、他方を使用していないので、高
速化及び負荷分散を図ることができないため、シングル
のLANと変わらない。特開平10−290242号公
報では、優先順位の高いLAN−Aで障害が発生した場
合、最初の通信で必ず待ち時間が生じてしまう。
【0018】さらに、従来の通信システムでは、障害許
容性の問題がある。特開平7−226752号公報に開
示された方法でLANを2重化した場合、主系のLAN
に障害が発生した場合、冗長構成としながらも、系を変
更する手段以外の障害回避機能を有していないので、実
行できる障害回避手段は従系に変更するのみである。
【0019】さらにまた、従来の通信システムでは、ネ
ットワーク間での接続の問題がある。特開平7−226
752号公報に開示された方法または特開平10−29
0242号公報に開示された方法でLANを2重化した
場合、IEEE802.3での標準化とは別に動作する
ので、外部のネットワークと接続するための形態及び条
件を別に定義する必要があるため、外部のネットワーク
と容易に通信することができない。
【0020】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、イーサネット(R)(IEEE802.3)を媒
体に用いて2重化されたLANにおいて確実かつ容易に
ネットワークシステムを構築することができる通信シス
テム及びそれに用いる通信制御方法を提供することにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明による通信システ
ムは、二重化されたLAN(Local AreaNe
twork)と、各々前記二重化されたLANに接続可
能な複数のノードと、前記二重化されたLAN及び外部
ネットワークと接続しかつ前記複数のノードと前記二重
化されたLANと前記外部ネットワークとの間の通信を
中継するゲートウェイとを備えている。
【0022】本発明による通信制御方法は、二重化され
たLAN(Local AreaNetwork)各々
に複数のノードを接続し、前記二重化されたLAN及び
外部ネットワークに接続するゲートウェイを介して前記
複数のノードと前記二重化されたLANと前記外部ネッ
トワークとの間の通信を中継している。
【0023】すなわち、本発明の通信システムは、ゲー
トウェイを介して2重化されたLAN(Local A
rea Network)での通信を行うシステムを実
現するものであり、以下のような構成を特徴としてい
る。
【0024】本発明の第1の通信システムでは、ゲート
ウェイを介して外部のネットワークと接続される2つの
LANで構成し、2重化されたLANでのノードを特定
する論理番号としてIP(Internet Prot
ocol)プロトコルで使用されるIPアドレスを用い
ている。
【0025】本発明の第2の通信システムでは、LAN
の物理層及びデータリンク層にイーサネット(R)(I
EEE802.3)を使用し、2重化されたLAN上の
ノードに2つのイーサコントローラとその制御するドラ
イバとを設け、かつ2つのイーサコントローラの各々に
世界中でユニークとなる別々のMAC(MediaAc
cess Control)アドレスを設定し、このM
ACアドレスを用いて2重化されたLANにおける通信
を行っている。
【0026】本発明の第3の通信システムでは、イーサ
ネット(R)での通信に使用されるIPアドレスからM
ACアドレスを知るためのプロトコルであるARP(A
ddress Resolution Protoco
l)を2重化されたLANの双方で行っている。
【0027】双方のLANから返答されたARPレスポ
ンスパケットからの情報は、ARPを実施したノードの
ARPキャッシュテーブルに登録し、一定時間保存され
る。ARPキャッシュテーブルには1つのIPアドレス
に対して、2重化されたLANでの2つのMACアドレ
ス、有効時間の他にネットワーク状態情報を設け、この
ネットワーク状態情報によってARPの実施、宛先MA
Cアドレスの指定、及び通信の制御を行っている。
【0028】本発明の第4の通信システムでは、2重化
されたLAN上のノードにおいて、ARP結果から得ら
れたネットワーク状態情報によって、他ノードへ直接パ
ケット送信が行えなかった場合、予め定められているゲ
ートウェイへパケットを送信し、ゲートウェイでパケッ
トの迂回機能を実施している。
【0029】本発明の第5の通信システムでは、2重化
されたLAN内での通信の迂回、または2重化されたL
ANから外部のネットワーク、及び外部のネットワーク
から2重化されたLANと通信を行う場合、ゲートウェ
イが通信の中継を行っている。
【0030】このような構成及び動作とすることで、本
発明では、送信路の障害及び負荷オーバに際し、各ノー
ドで最適なLANを決定し、負荷分散及び障害回避を自
動的に行うことが可能となる。
【0031】また、本発明では、稼働率及び障害許容度
が高いシステムを構築することが可能となる。その際、
2重化されたLANで使用するハードウェアには、IE
EE802.3に対応したイーサコントローラやハブで
あれば、自由に使用が可能となる。
【0032】さらに、本発明では、高速な通信を行うこ
と、外部のネットワークに容易に接続することができる
システムを構築することが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による
通信システムの構成を示すブロック図である。図1にお
いて、本発明の一実施例による通信システムはノード1
−1〜1−4を、ゲートウェイ2を介して外部のネット
ワーク100と接続されるLAN(Local Are
a Network)−A,LAN−Bに接続して構成
されている。
【0034】LAN−A,LAN−Bの媒体にはイーサ
ネット(R)(IEEE802.3)を使用し、2重化
されたLAN−A,LAN−Bのノードであるノード1
−1〜1−4及びゲートウェイ2が同一サブネット内に
あり、それぞれIPアドレスを有している。
【0035】LAN−AからLAN−Bへの迂回及びL
AN−BからLAN−Aへの迂回、並びに2重化された
LAN−A,LAN−Bから外部のネットワーク100
への通信は、必ずゲートウェイ2を介して行われる。こ
のゲートウェイ2は外部のネットワーク100への接続
のため経路選択機能を有している。
【0036】図2は図1のノード1−1〜1−4の構成
を示すブロック図である。図2において、2重化された
LAN−A,LAN−Bに接続される各ノード1−1〜
1−4はプログラム制御によって動作するCPU(中央
処理装置)11と、CPU11が使用するプログラム・
コードや情報を格納するメモリ12と、CPU11が他
のノードと通信するための2つのイーサコントローラ1
3,14とから構成されている。
【0037】2つのイーサコントーラ13,14にはベ
ンダの設定した世界中でユニークになるようなMAC
(Media Access Control)アドレ
ス13a,14aが設けられている。また、メモリ12
にはIPアドレスとMACアドレスとの対応表であるA
RP(Address Resolution Pro
tocol)キャッシュテーブル12a等が保持されて
いる。
【0038】図3は図1の各ノード1−1〜1−4でイ
ーサネット(R)を利用した通信を行うためのプログラ
ム構造を示す図である。図3において、プログラム構造
はFTP(File Transfer Protoc
ol)、TFTP(Trivial File Tra
nsfer Protocol)、telnet、NF
S(Network File System)等のア
プリケーション101からなる上位層と、TCP(Tr
ansmission Control Protoc
ol)102及びUDP(User Datagram
Protocol)103からなるトランスポート層
と、IP104からなるネットワーク層と、MAC10
5及びイーサネット(R)・ドライバ107からなるデ
ータリンク層とから構成されている。ARP106はネ
ットワーク層のIP104とデータリンク層のMAC1
05との間に設けられている。
【0039】本実施例では上位層のアプリケーション1
01からの要求によってトランスポート層、ネットワー
ク層、データリンク層を通して通信が行われる。また、
本実施例では、ARP106及びMAC105のアルゴ
リズムを変更することによって、2重化されたLANで
の通信を実現している。
【0040】図4は図1の各ノード1−1〜1−4及び
ゲートウェイ2におけるARPキャッシュテーブルの構
成を示す図であり、図5は図4のARPキャッシュテー
ブルの“状態”を説明するための図である。
【0041】図4において、ARPキャッシュテーブル
には宛先IP対応に、LAN−Aでの宛先MACアドレ
スを登録する“MACアドレスA”と、LAN−Bでの
宛先MACアドレスを登録する“MACアドレスB”
と、テーブルの有効時間をカウントしている“有効時
間”と、2重化されたLAN−A,LAN−BでのAR
P結果を格納する“状態”とから構成されている。
【0042】“状態”は2重化されたLAN−A,LA
N−BでのARP結果を示しており、LAN−A,LA
N−Bのどちらで送信すべきかを“状態”によって決め
ることができる。
【0043】図6及び図7は本発明の一実施例による通
信システムの動作を示すシーケンスチャートである。図
6においては、LAN−A,LAN−Bが正常に動作し
ている場合に、ノード1−1がアプリケーション101
からの要求によってノード1−2に対して通信を行うノ
ード間通信シーケンスを示している。
【0044】ノード1−1はノード1−2のIPアドレ
スはがかっているが、通常、MACアドレスを認識して
いない。そのため、IPアドレスからMACアドレスを
知るためのプロトコルであるARPを実行する。ARP
は2つのLAN−A,LAN−Bに同時に実行される
(図6のa1,a2)。
【0045】ノード1−1から送出されたARPリクエ
ストパケットを受信したノード1−2はARPリクエス
トパケットを受信したLANからARPレスポンスパケ
ットを返信する。図6ではLAN−A,LAN−Bから
のARPリクエストパケットを受信したノード1−2が
受信したLAN−A,LAN−Bに対して直ちにARP
レスポンスパケットを返答している(図6のb1,b
2)。
【0046】ノード1−1はARPレスポンスパケット
を受信すると、レスポンスの早かったLAN―Aを使用
してノード1−2と通信を開始する(図6のa3)。ま
た、ノード1−1はARPレスポンスパケットを受信し
て得られたMACアドレスを、図4に示すARPキャッ
シュテーブルに記入し、一定時間保存しておく。次の通
信以降、ノード1−1はこのARPキャッシュテーブル
を参照してパケットの送信を行う(図6のa4)。
【0047】図7はノード1−1でLAN−Bのイーサ
コントローラに障害が、ノード1−2でLAN−Aのイ
ーサコントローラに障害が生じた場合の、ゲートウェイ
2による迂回通信のシーケンスを示している。
【0048】ノード1−1がノード1−2と通信行うた
めに、ARPリクエストパケットを送信したが(図7の
a11,a12)、イーサコントローラの障害によって
ノード1−2が受信しなかった場合、ノード1−1はA
RPリクエストパケットの再送を規定回数繰り返す(図
7のa13,a14)。
【0049】ノード1−1はARPリクエストパケット
の再送を規定回数行ってもARPレスポンスパケットを
受信しなかった場合、ゲートウェイ2による迂回通信を
行うため、ゲートウェイ2宛のARPリクエストパケッ
トをLAN−A,LAN−Bに同時に送信する(図7の
a15,a16)。ゲートウェイ2はノード1−1から
送出されたARPリクエストパケットを受信すると、直
ちにARPレスポンスパケットを返答する(図7のc1
1)。
【0050】ノード1−1はARPレスポンスパケット
を受信すると、レスポンスのあったLAN―Aを使用し
てノード1−2宛のパケットをゲートウェイ2に送信す
る(図7のa17)。ゲートウェイ2はノード1−1か
らノード1−2宛のパケットを受信すると、ノード1−
2のMACアドレスを知るために、ノード1−2宛のA
RPリクエストパケットをLAN−A,LAN−Bに送
信する(図7のc12,c13)。
【0051】ノード1−2はゲートウェイ2から送出さ
れたARPリクエストパケットを受信すると、それを受
信したLAN−BからARPレスポンスパケットを返答
する(図7のb11)。ゲートウェイ2はノード1−2
からARPレスポンスパケットを受信すると、レスポン
スのあったLAN―Bを使用してノード1−2宛のパケ
ットを送信する(図7のc14)。
【0052】次のノード1−1からノード1−2宛のパ
ケット送信は、保存されているARPキャッシュテーブ
ルを参照してLAN−Aからゲートウェイ2宛に送信さ
れる(図7のa18)。ゲートウェイ2ではそのパケッ
トを受信した後、直ちにARPキャッシュテーブルを参
照してLAN―Bからノード1−2宛のパケットを送出
する(図7のc15)。
【0053】図8は本発明の一実施例によるMAC部に
おける通信動作を示すフローチャートであり、図9は本
発明の一実施例によるARP処理を示すフローチャート
である。これら図1〜図9を参照して本発明の一実施例
による通信システムの全体の動作について説明する。
【0054】まず、2重化されたLAN−A,LAN−
B内のノード1−1〜1−4間での通信について説明す
る。ノード1−1〜1−4はアプリケーション101か
らの要求によって通信プログラムが実行されると、宛先
IPアドレスが自ノードと同一のサブネットにあるかを
判断する(図8ステップS1)。
【0055】ノード1−1〜1−4は通信相手が同一サ
ブネット内だと判断すると、宛先IPアドレスに対する
MACアドレスを取得するために、図4に示すARPキ
ャッシュテーブルを参照し、宛先IPアドレスに対応し
た“状態”を読出し、“状態”によって分岐を行う(図
8ステップS3)。この分岐はARPキャッシュテーブ
ルが作成されているかどうかの確認で、“テーブルな
し”または状態“0”(ARP未実行)の場合には、ノ
ード1−1〜1−4でARP処理が実行される(図8ス
テップS4)。
【0056】また、状態“1”(ARP実施中)の場合
には、ノード1−1〜1−4でARPキャッシュテーブ
ルの登録を待つために“タスク待ち状態”の処理が実施
され(図8ステップS5)、一定時間のタスク待ち状態
の後、再実行される(図8ステップS6)。
【0057】次に、ノード1−1〜1−4は通信を行う
LANを決めるためにARPキャッシュテーブルの状態
分岐を行い(図8ステップS7)、状態“4”または状
態“5”(LAN−Bで送信)の場合には、ノード1−
1〜1−4でLAN−Bによるパケットの送信が開始さ
れる(図8ステップS8)。
【0058】また、状態“3”または状態“5”(LA
N−Aで送信)の場合には、ノード1−1〜1−4でL
AN−Aによるパケットの送信が開始される(図8ステ
ップS9)。
【0059】これら以外の“その他”の状態にあれば、
ノード1−1〜1−4は正常に宛先のMACアドレスを
取得することができなかったと判断し、ゲートウェイ2
経由による迂回通信の実施を試みる。その場合、ノード
1−1〜1−4は既にゲートウェイ2のARPキャッシ
ュテーブルの読出しを実施したかの確認を行う(図8ス
テップS10)。
【0060】ノード1−1〜1−4はゲートウェイ2の
ARPキャッシュテーブル読出しを実施していた場合、
通信が失敗したと判断し、上位アプリケーションにエラ
ーの送信を行う(図8ステップS11)。しかしなが
ら、まだゲートウェイ2のARPキャッシュテーブルの
読出しを実施していなかった場合、ノード1−1〜1−
4はゲートウェイ2を迂回先に設定し(図8ステップS
12)、宛先をゲートウェイ2に置換えてMACアドレ
スの取得の実施を繰返す(図8ステップS3)。
【0061】次に、図9に示すフローチャートを参照し
て2重化されたLAN−A,LAN−BでのARP処理
フローについて説明する。ノード1−1〜1−4はアプ
リケーション101からのLAN通信要求によってAR
P処理が実行されると、宛先のIPアドレスのテーブル
を作成し、その状態情報に初期値である“1”(ARP
実行中)を設定する(図9ステップS21)。
【0062】続いて、ノード1−1〜1−4はARPキ
ャッシュテーブルの状態分岐を行い(図9ステップS2
2)は、初期値である状態“1”であれば、LAN−
A,LAN−BともにARPリクエストパケットを送信
する(図9ステップS23)。
【0063】しかしながら、ノード1−1〜1−4は既
にARPリクエストパケットを送信し、再送の繰返しを
行っている場合、ARPキャッシュテーブルの状態が状
態“3”(LAN−Aより返答あり)または状態“4”
(LAN−Bより返答あり)となっており、状態“3”
(LAN−Aより返答あり)の場合、ノード1−1〜1
−4はまだ返答が戻ってこないLAN−B側にARPリ
クエストパケットを再送する(図9ステップS24)。
また、ノード1−1〜1−4は状態“4”(LAN−B
より返答あり)の場合、LAN−A側にARPリクエス
トパケットを再送する(図9ステップS25)。
【0064】ARPリクエストパケットの送信後、ノー
ド1−1〜1−4はARPレスポンスパケットの返答待
ち状態となるため、OS(Operating Sys
tem)によって定められる手続きを実施し、“タスク
待機状態”となる(図9ステップS26)。
【0065】ARPレスポンスパケットの受信またはタ
イムアウトが発生すると、OSは定められた手続きによ
って“タスク再実行”を実施する(図9ステップS2
7)。再実行されたタスクは再実行要因分析で分岐され
(図9ステップS28)、LAN―AからARPレスポ
ンスパケットを受信した場合、ノード1−1〜1−4は
ARPキャッシュテーブルの状態を状態“1”(ARP
実行中)から状態“3”(LAN−Aより受信)、また
は状態“4”(LAN−Bより返答あり)から状態
“6”(LAN−B・LAN−Aの順に返答あり)へと
変更する(図9ステップS30)。
【0066】同様に、ノード1−1〜1−4はLAN―
BからARPレスポンスパケットを受信した場合、AR
Pキャッシュテーブルの状態を状態“1”(ARP実行
中)から状態“4”(LAN−Bより受信)、または状
態“3”(LAN−Aより返答あり)から状態“5”
(LAN−A・LAN−Bの順に返答あり)へと変更す
る(図9ステップS29)。
【0067】これらARPレスポンスパケットの受信に
よるタスク再実行時に、ノード1−1〜1−4はARP
キャッシュテーブル状態変更後の情報から処理を終了す
べきかどうかの分岐を実行し(図9ステップS32)、
状態“5”(LAN−A・LAN−Bの順に返答あり)
または状態“6”(LAN−B・LAN−Aの順に返答
あり)の場合にARP処理を終了する。
【0068】しかしながら、ノード1−1〜1−4は状
態“3”(LAN−Aより受信)または状態“4”(L
AN−Bより返答あり)の場合、ARP処理を要求した
アプリケーションの再実行処理を実施し(図9ステップ
S34)、もう一方のLANからARPレスポンスパケ
ットを受信するために“タスク待機状態”(図9ステッ
プS26)となる。
【0069】さらに、ノード1−1〜1−4は再実行要
因分析(図9ステップS28)で、タスク再実行の要因
がタイムアウトである場合、ARP処理が規定回数実施
されたかを確認し(図9ステップS31)、規定回数に
達していなければ、再度ARPを実施するために、AR
Pキャッシュテーブルの状態分岐を実施する(ステップ
S2)。
【0070】ARPを規定回数実施していた場合、ノー
ド1−1〜1−4はARPキャッシュテーブルの状態を
変更し(図9ステップS33)、既に上位アプリケーシ
ョンの再実行処理を実施しているかを確認するために、
ARPキャッシュテーブルの状態分岐を実施し(図9ス
テップS35)、状態“2”(未受信)であれば、AR
Pを要求したアプリケーションの再実行処理を実施して
ARP処理を終了する。
【0071】ノード1−1〜1−4は状態“3”(LA
N−Aより受信)または状態“4”(LAN−Bより返
答あり)の場合、ARP処理を要求したアプリケーショ
ンの再実行処理が既に実施されているので(図9ステッ
プS34)、そのまま処理を終了する。
【0072】次に、2重化されたLAN−A,LAN−
B上のノード1−1〜1−4がARPリクエストパケッ
トを受信した場合の処理について説明する。ノード1−
1〜1−4はARPリクエストパケットを受信すると、
受信したLANに対してのみARPレスポンスパケット
を返答する。その際、ノード1−1〜1−4は自ノード
のARPキャッシュテーブルに対応するIPアドレスと
MACアドレスと状態情報とを自ARPキャッシュテー
ブルに登録しておけば、自ノードから通信を始める際に
有効になる。
【0073】次に、2重化されたLAN−A,LAN−
B上のノード1−1〜1−4上のノードから外部のネッ
トワーク100と通信する時の処理について図8を参照
して説明する。
【0074】LAN通信要求の通信相手が同一サブネッ
トとは異なるアドレスの場合、ノード1−1〜1−4か
らの通信はゲートウェイ2を介して行われる。このた
め、ノード1−1〜1−4は通信プログラムが実行され
ると、宛先IPアドレスが自ノードと同一のサブネット
にあるかを判断する(図8ステップS1)。
【0075】ノード1−1〜1−4は通信相手がサブネ
ットの外部と判断すると、中継地点であるゲートウェイ
2のMACアドレスを得るために、宛先にゲートウェイ
2を指定し(図8ステップS2)、図4に示すARPキ
ャッシュテーブルを参照する。ここで、ノード1−1〜
1−4はARPキャッシュテーブルを作成しているかど
うかの確認を行い(図8ステップS3)、ゲートウェイ
2のIPアドレスのテーブル状態が“テーブルなし”ま
たは状態“0”(ARP未実行)の場合、ARP処理を
実行する(図8ステップS4)。
【0076】また、ノード1−1〜1−4は状態“1”
(ARP実施中)の場合、ARPキャッシュテーブルの
登録を待つために“タスク待ち状態”となり(図8ステ
ップS5)、一定時間、タスク待ち状態を行った後に再
実行を行う(図8ステップS6)。
【0077】次に、ノード1−1〜1−4は通信するL
ANを決定するために再度ARPキャッシュテーブルの
状態分岐を行い(図8ステップS7)、状態“4”また
は状態“6”の場合、LAN−Bからパケットの送信を
開始する(図8ステップS8)。また、ノード1−1〜
1−4は状態“3”または状態“5”の場合、LAN−
Aからパケットの送信を開始する(図8ステップS
9)。
【0078】これら以外の“その他”の状態にあれば、
ノード1−1〜1−4は既に宛先がゲートウェイト2と
なっているため(図8ステップ10)、迂回先を指定す
ることができず、上位アプリケーションにエラーの送信
を行い(図8ステップS11)、ARP処理を終了す
る。
【0079】次に、ゲートウェイ2での中継機能につい
て説明する。ゲートウェイ2はLAN−A,LAN−
B、または外部のネットワーク100からパケットを受
信すると、パケットの宛先がゲートウェイ2の属するサ
ブネット内のノード1−1〜1−4であるかを判断す
る。ゲートウェイ2の属するサブネットの場合、ゲート
ウェイ2はそのパケットを予め定められたルーティング
情報を用いて外部のネットワーク100に送出する。
【0080】パケットの宛先がゲートウェイ2の属する
ネットワークと同一の場合、ゲートウェイ2は図8に示
す処理動作によって通信を開始する。まず、ゲートウェ
イ2は宛先ノードのMACアドレスを得るために図4に
示すARPキャッシュテーブルを参照し、宛先IPアド
レスに対応した“状態”を読出し、ARPキャッシュテ
ーブルが作成されているかどうかのチェックの分岐を行
う(図8ステップS3)。
【0081】ゲートウェイ2はIPアドレスのテーブル
状態が“テーブルなし”または状態“0”(ARP未実
行)の場合、ARP処理を実行する(図8ステップS
4)。また、ゲートウェイ2は状態“1”(ARP実施
中)の場合、ARPキャッシュテーブルの登録を待つた
めに“タスク待ち状態”の処理を実施し(図8ステップ
S5)、一定時間、タスク待ち状態の後、再実行する
(図8ステップS6)。
【0082】次に、ゲートウェイ2は再度、ARPキャ
ッシュテーブルの状態分岐を行い(図8ステップS
7)、状態“4”または状態“5”の場合、LAN−B
でデータ送信を開始する(図8ステップS8)。また、
ゲートウェイ2は状態“3”または状態“5”の場合、
LAN−Aでデータ送信を開始する(図8ステップS
9)。これら以外の“その他”の状態にあれば、ゲート
ウェイ2は宛先のノードに異常があったと判断し、上位
アプリケーションにエラーを返信する(図8ステップS
11)。
【0083】これによって、本実施例では、送信路の障
害及び負荷オーバに際し、各ノード1−1〜1−4で最
適なLAN−A,LAN−Bを決定するので、負荷分散
及び障害回避を自動的に行うことができる。
【0084】また、本実施例では、稼働率及び障害許容
度が高いシステムを構築することができる。また、本実
施例では、2重化されたLAN−A,LAN−Bで使用
するハードウェアに、IEEE802.3に対応したイ
ーサコントローラやハブであれば、自由に使用すること
が可能である。さらに、本実施例では、高速な通信を行
うこと、外部のネットワーク100に容易に接続可能な
システムを構築することができる。
【0085】このように、本発明は、障害や負荷状態が
ARP結果に反映され、各ノード1−1〜1−4で動的
に経路選択を実施することによって、送信路の障害及び
負荷オーバに際し、各ノード1−1〜1−4で最適なL
AN−A,LAN−Bを決定することができ、負荷分散
及び障害回避を自動的に行うことができる。
【0086】また、本発明では、冗長構成に追加される
ハードウェアがLAN及びイーサコントローラのみであ
り、それらを並列に設置し、物理的なシステムの稼働率
を高めていること、また動的な経路選択及び迂回機能に
よって障害時に最適な経路選択が行われ、論理的にネッ
トワークの信頼度を高めているので、稼働率及び障害許
容度が高いシステムを構築することができる。
【0087】さらに、本発明では、冗長構成に使用され
るハードウェアとしてIEEE802.3に対応してい
るハードウェアを使用しており、通信のソフトソフト構
成におけるARP処理のみを2重化に特化しているた
め、他のIPプロトコル及びイーサネット(R)・ドラ
イバのソフトウェアがそのまま使用可能なため、2重化
されたLAN−A,LAN−Bで使用するハードウェア
に、IEEE802.3に対応したイーサコントローラ
やハブであれば、自由に使用することが可能である。
【0088】さらにまた、本発明では、ARPの応答が
早いLANを使用して通信を行うため、負荷分散を自動
的に行うので、イーサネット(R)の通信における衝突
(Collision)や待ち合わせに遭遇する確率が
低くなり、高速な通信を実現することができる。
【0089】本発明では、2重化されたLAN−A,L
AN−Bと外部のネットワーク100とがゲートウェイ
2を介して接続され、標準のルータでは実施することが
できない2重化の通信経路の選択機能をゲートウェイ2
に有しているため、外部のネットワーク100に容易に
接続することができる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、二重化さ
れたLAN(Local AreaNetwork)各
々に複数のノードを接続し、二重化されたLAN及び外
部ネットワークに接続するゲートウェイを介して複数の
ノードと二重化されたLANと外部ネットワークとの間
の通信を中継することによって、イーサネット(R)
(IEEE802.3)を媒体に用いて2重化されたL
ANにおいて確実かつ容易にネットワークシステムを構
築することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による通信システムの構成を
示すブロック図である。
【図2】図1のノードの構成を示すブロック図である。
【図3】図1の各ノードでイーサネット(R)を利用し
た通信を行うためのプログラム構造を示す図である。
【図4】図1の各ノード及びゲートウェイにおけるAR
Pキャッシュテーブルの構成を示す図である。
【図5】図4のARPキャッシュテーブルの“状態”を
説明するための図である。
【図6】本発明の一実施例による通信システムの動作を
示すシーケンスチャートである。
【図7】本発明の一実施例による通信システムの動作を
示すシーケンスチャートである。
【図8】本発明の一実施例によるMAC部における通信
動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施例によるARP処理を示すフロ
ーチャートである。
【図10】従来のネットワークの構成例を示す図であ
る。
【図11】従来のネットワークの他の構成例を示す図で
ある。
【図12】従来のネットワークの別の構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1−1〜1−4 ノード 2 ゲートウェイ 11 CPU 12 メモリ 12a ARPキャッシュテーブル 13,14 イーサコントローラ 13a,14a MACアドレス 100 外部のネットワーク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重化されたLAN(Local Ar
    ea Network)と、各々前記二重化されたLA
    Nに接続可能な複数のノードと、前記二重化されたLA
    N及び外部ネットワークと接続しかつ前記複数のノード
    と前記二重化されたLANと前記外部ネットワークとの
    間の通信を中継するゲートウェイとを有することを特徴
    とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記二重化されたLANにおいて前記ノ
    ードを特定する論理番号にIP(Internet P
    rotocol)アドレスを用い、 前記ノードは、前記二重化されたLANに接続するため
    の2つのイーサコントローラと、それを制御するドライ
    バとを含み、 前記イーサコントローラ各々はそれぞれ異なるMAC
    (Media Access Control)アドレ
    スが設定され、このMACアドレスを用いて前記二重化
    されたLANにおける通信を行い、 前記IPアドレスに対して2つの前記MACアドレスと
    状態情報とを登録するキャッシュテーブルを前記ノード
    及び前記ゲートウェイに含むことを特徴とする請求項1
    記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記通信する際に実施される前記IPア
    ドレスから前記MACアドレスを知るためのARP(A
    ddress Resolution Protoco
    l)を前記二重化されたLANの双方で実施し、前記二
    重化されたLANの双方から返答された結果を前記キャ
    ッシュテーブルに反映して通信経路選択及び制御に用い
    ることを特徴とする請求項2記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記ARPの結果から得られた情報によ
    って前記二重化されたLAN上での他ノードへのパケッ
    ト送信が行えなかった場合、予め定められているゲート
    ウェイへ当該パケットを送信し、前記ゲートウェイで当
    該パケットの迂回機能を実施することを特徴とする請求
    項3記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 前記二重化されたLANは、IEEE8
    02.3の仕様に準拠することを特徴とする請求項1か
    ら請求項4のいずれか記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 二重化されたLAN(Local Ar
    ea Network)各々に複数のノードを接続し、
    前記二重化されたLAN及び外部ネットワークに接続す
    るゲートウェイを介して前記複数のノードと前記二重化
    されたLANと前記外部ネットワークとの間の通信を中
    継することを特徴とする通信制御方法。
  7. 【請求項7】 前記二重化されたLANにおいて前記ノ
    ードを特定する論理番号にIP(Internet P
    rotocol)アドレスを用い、 前記二重化されたLANに接続するために前記ノードに
    設けられた2つのイーサコントローラ各々にそれぞれ異
    なるMAC(Media Access Contro
    l)アドレスを設定し、このMACアドレスを用いて前
    記二重化されたLANにおける通信を行うことを特徴と
    する請求項6記載の通信制御方法。
  8. 【請求項8】 前記通信する際に実施される前記IPア
    ドレスから前記MACアドレスを知るためのARP(A
    ddress Resolution Protoco
    l)を前記二重化されたLANの双方で実施し、前記二
    重化されたLANの双方から返答された結果を、前記I
    Pアドレスに対して2つの前記MACアドレスと状態情
    報とを登録する前記ノード及び前記ゲートウェイのキャ
    ッシュテーブルに反映して通信経路選択及び制御に用い
    ることを特徴とする請求項7記載の通信制御方法。
  9. 【請求項9】 前記ARPの結果から得られた情報によ
    って前記二重化されたLAN上での他ノードへのパケッ
    ト送信が行えなかった場合、予め定められているゲート
    ウェイへ当該パケットを送信し、前記ゲートウェイで当
    該パケットを迂回させることを特徴とする請求項8記載
    の通信制御方法。
  10. 【請求項10】 前記二重化されたLANは、IEEE
    802.3の仕様に準拠することを特徴とする請求項6
    から請求項9のいずれか記載の通信制御方法。
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