JP2003272285A - 情報記録再生装置、情報送信装置、情報受信装置、情報受信記録再生装置、情報送受信システム - Google Patents

情報記録再生装置、情報送信装置、情報受信装置、情報受信記録再生装置、情報送受信システム

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JP2003272285A
JP2003272285A JP2002067854A JP2002067854A JP2003272285A JP 2003272285 A JP2003272285 A JP 2003272285A JP 2002067854 A JP2002067854 A JP 2002067854A JP 2002067854 A JP2002067854 A JP 2002067854A JP 2003272285 A JP2003272285 A JP 2003272285A
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JP
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Application number
JP2002067854A
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English (en)
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Minoru Yamamoto
稔 山本
Seiji Fujiwara
誠司 藤原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダウンロードしたまたは購入したコンテンツ
データのバックアップを許可しつつも、不正のコピーを
防止することのできる情報記録再生装置、情報送受信シ
ステムなどを提供する。 【解決手段】 情報記録再生装置において、暗号化コン
テンツデータ記録領域と、通常のユーザオペレーション
によって読み出し、記録、書き換えることのできない前
記コンテンツデータの暗号化復号化の鍵となる識別デー
タの記録領域を有する記憶手段と、オリジナルの識別デ
ータの再利用が不可を条件に、前記オリジナルの識別デ
ータを別の記憶手段にバックアップする記録再生手段
と、を備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像や音声等の情
報コンテンツをディジタル化したデータ、つまりコンテ
ンツデータを受信及び記録再生する装置、送信装置、ま
た送受信するためのシステムに関し、特に著作権を保護
するために不正なコピーを防止しつつバックアップをす
る機能を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットを利用した配信
や、DVD(Digital Versatile Disk)、CD(Compact
Disk)等のメディアによりコンテンツデータが幅広く利
用されている。これに伴ってコンテンツデータの不正な
コピーを防ぐ必要も生じてきた。この問題に対処するた
めの1つの方法としてスマートメディア、MOなどのリ
ムーバブルなメディアや、ハードディスクに固有のID
情報を付加し、このIDによるコンテンツデータの暗号
化復号化が考えられている。これには特開2000−2
98942号公報に記載のディスク記憶装置がある。こ
の発明のディスク記憶装置は、ディスク記憶媒体を使用
し、このディスク記憶媒体の固有のIDデータ及び暗号
データを利用して暗号化したコンテンツデータを、同媒
体に記録するものであり、固有のIDデータを認証しな
いと、暗号データを読み出すことができず、コンテンツ
データを他の記録媒体にコピーしても再生できないよう
にしている。 また他の方法として、コンテンツデータ
に複製制御のための情報を付加する方法が考案されてい
る。このような複製制御情報の方式としてSCMS(Se
rial Copy Management System)方式がある。このSC
MS方式は基本的に親世代から子世代へのコピーは認め
るが、子世代から孫世代へのコピーは禁止するというこ
とがなされている。さらに、配信などによって得た暗号
化されているコンテンツデータの利用には当然のことな
がら復号化のための鍵が必要となる。さらに、復号化鍵
を何らかの暗号化方式によって、又は安全な通信手段に
よって受け渡しする必要もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
IDを用いたディスク記憶装置は、コンテンツデータを
記録したときのIDでなければ再生できないため、ユー
ザが私的利用のためにコピーをしても、再生することが
不可能となり、またコンテンツデータが壊れてしまった
場合、無料でもう一度コンテンツデータを得ることはで
きないので、ユーザの利便性が損なわれてしまうという
問題があった。さらにSCMS方式では上記の通り、子
世代から孫世代へのコピーは禁止されるが、親世代から
子世代へのコピーは無制限になされてしまうのが可能で
あるという問題があった。
【0004】本発明は、上記のような従来の問題点を解
決するためになされたもので、私的利用のためのコピー
としてのバックアップを許しつつ、不正なコピーを防止
することのできる情報記録再生装置、情報送信装置、情
報受信装置、情報受信記録再生装置、及び情報送受信シ
ステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明の請求項1に記載の情報記録再生装置は、
暗号化されたコンテンツデータを記録するコンテンツデ
ータ記録領域と、通常のユーザオペレーションで読み出
し、記録、及び書き換え不可能な、前記コンテンツデー
タの暗号化復号化の鍵となる識別データを記録する識別
データ記録領域と、を有する第1の記憶手段と、前記第
1の記憶手段上のコンテンツデータ記録領域に対して暗
号化されたコンテンツデータを記録再生する第1の記録
再生手段と、前記第1の記憶手段上の識別データ記録領
域に対して特定のシステムコマンドに応じて識別データ
を記録再生する第2の記録再生手段と、を備え、前記第
2の記録再生手段は、前記識別データを第2の記憶手段
上の識別データ記録領域に記録した場合、該識別データ
を前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域から読み
出せないようにすることを特徴とするものである。
【0006】また、本発明の請求項2に記載の情報記録
再生装置は、請求項1に記載の情報記録再生装置におい
て、前記第1の記憶手段は、リムーバブルな記録媒体で
あることを特徴とするものである。
【0007】本発明の請求項3に記載の情報記録再生装
置は、請求項1に記載の情報記録再生装置において、前
記第1の記録再生手段は、前記暗号化されたコンテンツ
データのすべてもしくは一部分を前記第1の記憶手段か
ら読み出し、その複製を第2の記憶手段上のコンテンツ
データ記録領域に記録し、前記第2の記録再生手段は、
前記第2の記憶手段上の識別データ記録領域に対して何
も記録しないか、あるいは暗号の復号鍵とは異なるコー
ドを記録するものである。
【0008】本発明の請求項4に記載の情報記録再生装
置は、請求項1に記載の情報記録再生装置において、前
記第1の記録再生手段は、前記暗号化されたコンテンツ
データのすべてもしくは一部分を前記第1の記憶手段か
ら読み出し、その複製を装置内のメモリまたはハードデ
ィスクに一時的に記憶した後、第2の記憶手段上のコン
テンツデータ記録領域に記録し、前記第2の記録再生手
段は、前記第2の記憶手段上の識別データ記録領域に対
して何も記録しないか、あるいは暗号の復号鍵とは異な
るコードを記録するものである。
【0009】本発明の請求項5に記載の情報記録再生装
置は、請求項1に記載の情報記録再生装置において、前
記第1の記録再生手段は、前記暗号化されたコンテンツ
データのすべてもしくは一部分を前記第1の記憶手段か
ら読み出し、その複製を第2の記憶手段上のコンテンツ
データ記録領域に記録し、前記第2の記録再生手段は、
前記第2の記憶手段上の識別データ記録領域には、前記
第1の記憶手段に記録されている前記識別データの一
方、あるいは前記コンテンツデータと前記識別データと
の両方を破壊し、もしくは消去し、もしくは書き換えた
場合にのみ、該識別データを記録するものである。
【0010】本発明の請求項6に記載の情報記録再生装
置は、請求項1に記載の情報記録再生装置において、前
記第1の記録再生手段は、別の情報記録再生装置または
送信装置により送られてきたコンテンツデータのすべて
もしくは一部分の複製を前記第1の記憶手段上のコンテ
ンツデータ記録領域に記録し、前記第2の記録再生手段
は、前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域には何
も記録しないか、あるいは暗号の復号鍵とは異なるコー
ドを記録するものである。
【0011】本発明の請求項7に記載の情報記録再生装
置は、請求項1に記載の情報記録再生装置において、前
記第1の記録再生手段は、別の情報記録再生装置または
送信装置により送られてきたコンテンツデータのすべて
もしくは一部分の複製を前記第1の記憶手段上のコンテ
ンツデータ記録領域に記録し、前記第2の記録再生手段
は、前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域には前
記別の情報記録再生装置または送信装置より送られてき
た暗号化復号化の鍵となる識別データを記録するもので
ある。
【0012】本発明の請求項8に記載の情報記録再生装
置は、請求項1に記載の情報記録再生装置において、前
記第1の記録再生手段は、別の情報記録再生装置または
送信装置により送られてきたコンテンツデータのすべて
もしくは一部分の複製を前記第1の記憶手段上のコンテ
ンツデータ記録領域に記録し、前記第2の記録再生手段
は、前記別の情報記録再生装置または送信装置からの許
可信号に従って、前記第1の記憶手段上の識別データ記
録領域に当該別の情報記録再生装置または送信装置より
送られてきた前記暗号化復号化の鍵となる識別データを
記録するものである。
【0013】本発明の請求項9に記載の情報記録再生装
置は、請求項1に記載の情報記録再生装置において、前
記識別データを生成する生成手段を備え、前記第1の記
録再生手段は、別の情報記録再生装置または送信装置に
より送られてきたコンテンツデータのすべてもしくは一
部分の複製を前記第1の記憶手段上のコンテンツデータ
記録領域に記録し、前記第2の記録再生手段は、前記別
の情報記録再生装置または送信装置からの許可信号に従
って、前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域に前
記生成手段の生成した前記識別データを記録するもので
ある。
【0014】本発明の請求項10に記載の情報記録再生
装置は、請求項1に記載の情報記録再生装置において、
前記第2の記録再生手段は、前記識別データを第2の記
憶手段上の識別データ記録領域に対して記録した場合、
前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域に記録され
た識別データを破壊し、消去し、あるいは書き換えるも
のである。
【0015】本発明の請求項11に記載の情報記録再生
装置は、請求項1に記載の情報記録再生装置において、
前記第1の記憶手段上に記録された前記識別データを第
2の記憶手段上の識別データ記録領域に対して記録した
場合、該第1の記憶手段に記録された該識別データが破
壊され、消去され、もしくは書き換えられるまで、該第
1の記憶手段は取り出せないことを特徴とするものであ
る。
【0016】本発明の請求項12に記載の情報記録再生
装置は、請求項1に記載の情報記録再生装置において、
前記第1の記憶手段上に記録された前記識別データを第
2の記憶手段上の識別データ記録領域に対して記録する
場合、前記第2の記録再生手段は、該識別データを複数
の部分に分割して、該部分の識別データを前記第2の記
憶手段上の識別データ記録領域に記録し、そして該第1
の記憶手段上の識別データ記録領域から該部分の識別デ
ータを破壊し、消去し、または書き換える動作を部分ご
とに繰返し行うものである。
【0017】本発明の請求項13に記載の情報記録再生
装置は、請求項1に記載の情報記録再生装置において、
前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域にさらに許
可ビットを設け、前記識別データを第2の記憶手段上の
識別データ記録領域に記録した後、前記第2の記録再生
手段は、前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域の
許可ビットに対して破壊記録を行うものである。
【0018】本発明の請求項14に記載の情報記録再生
装置は、請求項1に記載の情報記録再生装置において、
第2の記憶手段上の識別データ記録領域に対して出力し
た前記識別データが正しく記録されたことを確認する照
合部を備え、前記照合部にて正しく記録されたのを確認
してから、前記第2の記録再生手段は前記識別データを
前記第1の記憶手段から読み出せないようにするもので
ある。
【0019】本発明の請求項15に記載の情報記録再生
装置は、請求項1に記載の情報記録再生装置において、
前記第1の記録再生手段は、第2の記憶手段上のコンテ
ンツデータ記録領域には何も記録しないか、あるいはコ
ンテンツデータとは異なるコードを記録し、前記第2の
記録再生手段は、前記第1の記憶手段から前記識別デー
タを読み出し、その複製を前記第2の記憶手段上の識別
データ記録領域に記録し、且つ該識別データを該第1の
記憶手段から読み出せないようにするものである。
【0020】本発明の請求項16に記載の情報記録装置
またはリムーバブルな記録媒体は、通常のユーザオペレ
ーションで読み出し、記録、及び書き換え不可能な、コ
ンテンツデータの暗号化復号化の鍵となる識別データを
記録する識別データ記録領域と、前記識別データによっ
て暗号化されたコンテンツデータを記録するコンテンツ
データ記録領域と、を備え、暗号化された前記コンテン
ツデータよりも前記識別データは強い誤り訂正符号化を
施して記録されていることを特徴とするものである。
【0021】本発明の請求項17に記載の情報記録再生
装置は、コンテンツデータの暗号化復号化の鍵となる識
別データを記録する識別データ記録領域と、通常のユー
ザオペレーションで読み出し、記録、及び書き換え不可
能な、前記識別データによって暗号化されたコンテンツ
データを記録するコンテンツデータ記録領域とを有する
第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段上のコンテンツ
データ記録領域に対して暗号化されたコンテンツデータ
を記録再生する第1の記録再生手段と、前記第1の記憶
手段上の識別データ記録領域に対して前記識別データを
記録再生する第2の記録再生手段と、を備え、前記第2
の記録再生手段は、暗号化された前記コンテンツデータ
よりも前記識別データに強い誤り訂正符号化を施して記
録するものである。
【0022】本発明の請求項18に記載の情報記録再生
装置は、請求項17に記載の情報記録再生装置におい
て、前記識別データの誤り率を検出する検出手段と、前
記第1の記憶手段に記録されているデータの複製への切
り替えを促す促し制御手段と、を備え、前記第1の記録
再生手段により前記コンテンツデータを再生すると同時
に、前記検出手段は前記識別データの誤り率を検出し、
検出された誤り率が所定の値に達した場合、前記促し制
御手段は、前記コンテンツデータの再生終了後または再
生中に前記識別データの複製への切り替えを促すもので
ある。
【0023】本発明の請求項19に記載の情報記録再生
装置は、請求項17に記載の情報記録再生装置におい
て、前記識別データの記録面を高速に読み取り、該識別
データの誤り率を検出する検出手段と、前記第1の記憶
手段に記録されているデータの複製への切り替えを促す
促し制御手段と、を備え、前記コンテンツデータの再生
前、前記検出手段は前記識別データの誤り率を検出し、
該誤り率が所定の値以上の場合、前記促し制御手段は、
前記コンテンツデータの再生前、または再生中、さらに
は再生終了後に前記識別データの複製への切り替えを促
すものである。
【0024】本発明の請求項20に記載の情報記録再生
装置は、請求項18または請求項19に記載の情報記録
再生装置において、前記誤り率を記録する誤り率記録領
域を備え、前記コンテンツデータを再生すると同時に、
前記検出手段は、前記識別データの誤り率を検出して、
前記誤り率記録領域に記録し、前記促し制御手段は、前
記コンテンツデータの再生中もしくは再生終了後に前記
誤り率記録領域を参照し、前記誤り率が所定の値以上で
あれば前記識別データの複製への切り替えを促すもので
ある。
【0025】本発明の請求項21に記載の情報記録再生
装置は、請求項17乃至請求項20のいずれかに記載の
情報記録再生装置において、前記第1の記憶手段は、リ
ムーバブルな記録媒体であることを特徴とするものであ
る。
【0026】本発明の請求項22に記載の情報記録再生
装置は、通常のユーザオペレーションで読み出し、記
録、及び書き換え不可能な、コンテンツデータの暗号化
復号化の鍵となる識別データを記録する識別データ記録
領域と、前記識別データによって暗号化されたコンテン
ツデータを記録するコンテンツデータ記録領域と、誤り
率を記録する誤り率記録領域とを有する、第1の記憶手
段としてのリムーバブルな記録媒体と、前記リムーバブ
ルな記録媒体上のコンテンツデータ記録領域に対して暗
号化されたコンテンツデータを記録再生する第1の記録
再生手段と、前記リムーバブルな記録媒体上の識別デー
タ記録領域に対して識別データを記録再生する第2の記
録再生手段と、前記識別データの誤り率を検出する検出
手段と、前記リムーバブルな記録媒体に記録されている
データの複製への切り替えを促す促し制御手段と、を備
え、前記コンテンツデータを再生すると同時に、前記検
出手段は、前記識別データの誤り率を検出して、前記リ
ムーバブルな記録媒体内の前記誤り率記録領域に記録
し、前記促し制御手段は、前記コンテンツデータの再生
前もしくは再生終了後に前記誤り率記録領域を参照し、
前記誤り率が所定の値以上であれば前記識別データの複
製への切り替えを促すものである。
【0027】本発明の請求項23に記載の情報記録再生
装置は、請求項17乃至請求項22のいずれかに記載の
情報記録再生装置において、前記第2の記録再生手段
は、前記識別データを別の情報記録再生装置の記憶手段
上の、または別のリムーバブルな記録媒体上の、識別デ
ータ記録領域に記録した場合、該識別データを前記第1
の記憶手段上の識別データ記録領域から読み出せないよ
うにするものである。
【0028】本発明の請求項24に記載の情報記録再生
装置は、暗号化されたコンテンツデータを記録するコン
テンツデータ記録領域と、通常のユーザオペレーション
で読み出し、記録、及び書き換え不可能な、前記コンテ
ンツデータの暗号化復号化の鍵となる識別データを記録
する複数個の識別データ記録領域と、を有する第1の記
憶手段と、前記第1の記憶手段上のコンテンツデータ記
録領域に対して暗号化されたコンテンツデータを記録再
生する第1の記録再生手段と、前記第1の記憶手段上の
複数個の識別データ記録領域に対して特定のシステムコ
マンドに応じて前記識別データを記録再生する第2の記
録再生手段と、を備え、前記第2の記録再生手段は、前
記識別データを第2の記憶手段上の識別データ記録領域
に記録した場合、該識別データを前記第1の記憶手段上
の識別データ記録領域から読み出せないようにするもの
である。
【0029】本発明の請求項25に記載の情報記録再生
装置は、請求項24に記載の情報記録再生装置におい
て、前記第1の記憶手段は、リムーバブルな記録媒体で
あることを特徴とするものである。
【0030】本発明の請求項26に記載の情報記録再生
装置は、請求項24または請求項25に記載の情報記録
再生装置において、前記第2の記録再生手段は、前記識
別データを前記複数個の識別データ記録領域に分けて記
録するものである。
【0031】本発明の請求項27に記載の情報記録再生
装置は、請求項24または請求項25に記載の情報記録
再生装置において、前記第2の記録再生手段は、前記識
別データを前記複数個の識別データ記録領域に複数回記
録するものである。
【0032】本発明の請求項28に記載の情報受信記録
再生装置は、暗号化されたコンテンツデータを記録する
コンテンツデータ記録領域と、通常のユーザオペレーシ
ョンで読み出し、記録、及び書き換え不可能な、ユーザ
もしくは受信装置を特定する識別データを記録する識別
データ記録領域と、を有する第1の記憶手段と、前記暗
号化されたコンテンツデータを受信する受信手段と、コ
ンテンツデータ送信側へ前記識別データを送信する送信
手段と、前記第1の記憶手段上のコンテンツデータ記録
領域に対して暗号化されたコンテンツデータを記録再生
する第1の記録再生手段と、前記第1の記憶手段上の識
別データ記録領域に対して特定のシステムコマンドに応
じて識別データを記録再生する第2の記録再生手段と、
を備え、暗号化されたコンテンツデータを受信しなが
ら、又は受信し記録した後の再生している間に、前記送
信手段は、前記識別データをコンテンツデータ送信側に
常時送信するものである。
【0033】本発明の請求項29に記載の情報受信記録
再生装置は、暗号化されたコンテンツデータを記録する
コンテンツデータ記録領域と、通常のユーザオペレーシ
ョンで読み出し、記録、及び書き換え不可能な、ユーザ
もしくは受信装置を特定する識別データを記録する識別
データ記録領域と、を有する第1の記憶手段と、前記暗
号化されたコンテンツデータを受信する受信手段と、コ
ンテンツデータ送信側へ前記識別データを送信する送信
手段と、前記第1の記憶手段上のコンテンツデータ記録
領域に対して暗号化されたコンテンツデータを記録再生
する第1の記録再生手段と、前記第1の記憶手段上の識
別データ記録領域に対して特定のシステムコマンドに応
じて識別データを記録再生する第2の記録再生手段と、
を備え、暗号化されたコンテンツデータを受信しなが
ら、又は受信し記録した後の再生している間に、前記送
信部は、前記識別データを前記コンテンツデータ送信側
へ少なくとも1回以上間欠的に送信するものである。
【0034】本発明の請求項30に記載の情報受信記録
再生装置は、暗号化されたコンテンツデータを記録する
コンテンツデータ記録領域と、通常のユーザオペレーシ
ョンで読み出し、記録、及び書き換え不可能な、ユーザ
もしくは受信装置を特定する識別データを記録する識別
データ記録領域と、を有する第1の記憶手段と、前記暗
号化されたコンテンツデータと暗号解除キーを受信する
受信手段と、コンテンツデータ送信側へ前記識別データ
を送信する送信手段と、前記第1の記憶手段上のコンテ
ンツデータ記録領域に対して暗号化されたコンテンツデ
ータを記録再生する第1の記録再生手段と、前記第1の
記憶手段上の識別データ記録領域に対して特定のシステ
ムコマンドに応じて識別データを記録再生する第2の記
録再生手段と、前記第1の記録再生手段により再生され
た、前記暗号化されたコンテンツデータを復号化し、所
定の出力形態に変換する復号化手段と、を備え、前記受
信手段は暗号化されたコンテンツデータを受信しなが
ら、又は受信し記録した後、さらにコンテンツデータ送
信側より送信されている暗号解除キーを常時受信しなが
ら、前記第1の記録再生手段及び前記復号化手段により
前記コンテンツデータを再生して出力するものである。
【0035】本発明の請求項31に記載の情報受信記録
再生装置は、暗号化されたコンテンツデータを記録する
コンテンツデータ記録領域と、通常のユーザオペレーシ
ョンで読み出し、記録、及び書き換え不可能な、ユーザ
もしくは受信装置を特定する識別データを記録する識別
データ記録領域と、を有する第1の記憶手段と、前記暗
号化されたコンテンツデータと暗号解除キーを受信する
受信手段と、コンテンツデータ送信側へ前記識別データ
を送信する送信手段と、前記第1の記憶手段上のコンテ
ンツデータ記録領域に対して暗号化されたコンテンツデ
ータを記録再生する第1の記録再生手段と、前記第1の
記憶手段上の識別データ記録領域に対して特定のシステ
ムコマンドに応じて識別データを記録再生する第2の記
録再生手段と、を備え、前記受信手段は、暗号化された
コンテンツデータを受信しながら又は受信し記録した
後、コンテンツデータ送信側より送信された暗号解除キ
ーを少なくとも1回以上間欠的に受信するものである。
【0036】本発明の請求項32に記載の情報受信記録
再生装置は、請求項28ないし請求項31のいずれかに
記載の情報受信記録再生装置において、前記第2の記録
再生手段は、前記識別データを第2の記憶手段上の識別
データ記録領域に記録した場合、該識別データを前記第
1の記憶手段上の識別データ記録領域から読み出せない
ようにすることを特徴とするものである。
【0037】本発明の請求項33に記載の情報送信装置
は、ユーザもしくは受信装置の識別データを記録するユ
ーザ情報管理手段と、前記識別データを用いて認証する
ユーザ認証手段と、受信側へ送信するコンテンツデータ
を記録する保管手段と、送信するコンテンツデータを暗
号化する暗号化手段と、受信側からの前記識別データを
受信する受信手段と、受信側へコンテンツデータ及び暗
号解除キーを送信する送信手段と、を備え、前記送信手
段は暗号化したコンテンツデータを受信側へ送信した
後、前記受信手段は、受信側から送信される識別データ
を常時受信しながら、該送信手段は、前記識別データに
基づき暗号解除キーを送信するものである。
【0038】本発明の請求項34に記載の情報送信装置
は、ユーザもしくは受信装置の識別データを記録するユ
ーザ情報管理手段と、前記識別データを用いて認証する
ユーザ認証手段と、受信側へ送信するコンテンツデータ
を記録する保管手段と、送信するコンテンツデータを暗
号化する暗号化手段と、受信側からの前記識別データを
受信する受信手段と、受信側へコンテンツデータ及び暗
号解除キーを送信する送信手段と、を備え、前記送信手
段は暗号化したコンテンツデータを受信側へ送信した
後、前記受信手段は、受信側から送信される識別データ
を間欠的に受信しながら、該送信手段は、前記識別デー
タに基づき暗号解除キーを送信するものである。
【0039】本発明の請求項35に記載の情報送受信シ
ステムは、情報受信記録再生装置と、情報送信装置と、
を備え、前記情報送信装置は、コンテンツデータを特定
の大きさに分割し、それぞれに異なる暗号化キーを用い
て暗号化して送信し、これに並行して、受信側から送ら
れてくる識別データを受信した時あるいは受信している
間中に限り、暗号解除キー又は暗号解除コードを適応的
に切り替えて送信し、前記情報受信記録再生装置は、ユ
ーザもしくは該情報受信記録再生装置の識別データをコ
ンテンツ送信者に対し送信することによって、返信され
る暗号解除キーもしくは返信され続ける暗号解除コード
を用いて、前もって受信し記録済みのもしくはリアルタ
イムで受信している暗号化されたコンテンツデータを復
号化し、再生するものである。
【0040】本発明の請求項36に記載の情報送受信シ
ステムは、請求項35に記載の情報送受信システムにお
いて、前記コンテンツデータの重要度に応じて、前記情
報送信装置と前記情報受信記録再生装置との間におけ
る、前記識別データの送受信頻度を増減することを特徴
とするものである。
【0041】本発明の請求項37に記載の情報送受信シ
ステムは、情報受信記録再生装置と、情報送信装置と、
を備え、前記情報送信装置は、コンテンツデータを特定
の大きさに分割し、それぞれに異なる暗号化キーを用い
て暗号化して送信し、これと並行して、受信側から送信
されてくる識別データを連続的にもしくは断続的に受信
する場合に限り、これと合わせて受信側からの暗号解除
キーあるいは暗号解除コードの送信要求を受理し、暗号
解除キー又は暗号解除コードを適応的に切り替えて返信
し、前記情報受信記録再生装置は、前もって受信記録済
みである暗号化されたコンテンツデータから暗号化パタ
ーンの変化を検出し、ユーザもしくは該情報受信記録再
生装置の特定に用いる識別データと合わせて暗号解除キ
ー又は暗号解除コードの送信要求をコンテンツデータの
送信者に対して送信した結果、返信される暗号解除キー
もしくは返信されつづける暗号解除コードを受信して、
暗号化されたコンテンツデータを復号化し、再生するも
のである。
【0042】本発明の請求項38に記載の情報送受信シ
ステムは、情報受信記録再生装置と、情報送信装置と、
を備え、前記情報送信装置は、特定の大きさに分割し、
それぞれに異なる暗号化を施したコンテンツデータの暗
号化ストリーム中に、暗号化しない部分を設けて送信
し、これに並行して、受信側から送信される識別データ
を連続的にもしくは断続的に受信する場合に限り、これ
に合わせて受信側からの暗号解除キーあるいは暗号解除
コードの送信要求を受理し、暗号解除キー又は暗号解除
コードを適応的に切り替えて返信し、前記情報受信記録
再生装置は、前もって受信記録済みのもしくはリアルタ
イムに受信するコンテンツデータから暗号化パターンの
変化を検出し、暗号化されていないストリーム部分を再
生している間に、ユーザもしくは該情報受信記録再生装
置の特定に用いる識別データと合わせて暗号解除キー及
び暗号解除コードの送信要求をコンテンツデータの送信
者に対して送信した結果、次の暗号解除キーもしくは暗
号解除コードを受信するものである。
【0043】本発明の請求項39に記載の情報送受信シ
ステムは、情報受信記録再生装置と、情報送信装置と、
を備え、前記情報送信装置は、コンテンツデータを特定
の大きさに分割し、それぞれに異なる暗号化キーを用い
て暗号化して送信し、これに並行して、コンテンツデー
タの暗号化パターンが変化するタイミングを通知し、受
信側から送信される識別データを連続的にもしくは断続
的に受信する場合に限り、これと合わせて受け取る受信
側からの暗号解除キーあるいは暗号解除コードの送信要
求を受理し、暗号解除キー又は暗号解除コードを適応的
に切り替えて返信し、前記情報受信記録再生装置は、受
信するコンテンツデータの送信側から通知された暗号化
パターン変化タイミング情報に従って、コンテンツデー
タの再生中に暗号化パターンが変化すると同時に次の暗
号解除キー又は暗号解除コードを受信できるよう、前も
ってユーザもしくは該情報受信記録再生装置の特定に用
いる識別データと合わせて暗号解除キーもしくは暗号解
除コードの送信要求をコンテンツデータ送信者に送信す
るものである。
【0044】本発明の請求項40に記載の情報送受信シ
ステムは、情報受信記録再生装置と、情報送信装置と、
を備え、前記情報送信装置は、コンテンツデータを特定
の大きさに分割し、それぞれに異なる暗号化キーを用い
て暗号化して送信し、これに並行して、受信装置から送
信されてくる識別データを連続的にもしくは断続的に受
信する場合に限り、これと合わせて受信装置からの暗号
解除キーあるいは暗号解除コードの送信要求を受理し、
暗号解除キー又は暗号解除コードを適応的に切り替えて
返信し、前記情報受信記録再生装置は、前もって受信記
録済みである暗号化されたコンテンツデータを再生しつ
つ、同一コンテンツデータ中の未再生部分から、暗号化
パターンが変化するタイミングを検出し、前記検出結果
に基づいて、暗号化パターンが変化するタイミングに次
の暗号解除キー又は暗号解除コードを受信できるよう、
暗号解除キー又は暗号解除コードの送信要求を、ユーザ
もしくは該情報受信記録再生装置の特定に用いる識別デ
ータと合わせてコンテンツデータの送信者に対して送信
するものである。
【0045】本発明の請求項41に記載の情報送受信シ
ステムは、情報受信記録再生装置と、情報送信装置と、
を備え、前記情報受信記録再生装置は、暗号化されたコ
ンテンツデータをリアルタイムに受信すると同時に、ユ
ーザもしくは該情報受信記録再生装置の特定に用いる識
別データをコンテンツデータの送信者に対し送信した結
果、暗号解除キーもしくは暗号解除コードを受信し、前
記情報送信装置は、ユーザもしくは受信装置の特定に用
いる識別データを受信した時あるいは受信している間中
に限り、前記識別データを用いてユーザ認証し、受信し
た前記識別データが適切であると認証できた場合、暗号
解除キー又は暗号解除コードを返信し、受信した前記識
別データが不適切であると認証した場合、暗号化された
コンテンツデータ及び暗号解除キーもしくは暗号解除コ
ードの送信を中止するものである。
【0046】本発明の請求項42に記載の情報送受信シ
ステムは、情報受信記録再生装置と、情報送信装置と、
を備え、前記情報受信記録再生装置は、前もって受信記
録済みである暗号化されたコンテンツデータの暗号解除
キー送信要求もしくは暗号解除コード送信要求と共に、
ユーザもしくは該情報受信記録再生装置の特定に用いる
識別データをコンテンツデータの送信者に対し送信した
結果、暗号解除キーもしくは暗号解除コードを受信し、
前記情報送信装置は、ユーザもしくは受信装置の特定に
用いる識別データを受信した時あるいは受信している間
中に限り、前記識別データを用いてユーザ認証し、受信
した前記識別データが適切であると認証できた場合、暗
号解除キー又は暗号解除コードを返信し、受信した前記
識別データが不適切であると認証した場合、暗号解除キ
ー又は暗号解除コードの送信中止をすると同時に、コン
テンツデータの消去もしくはコンテンツデータの暗号化
を変化させるものである。
【0047】本発明の請求項43に記載の情報受信装置
は、ユニークな運針パターンを有するカウンタを備えた
ものである。
【0048】本発明の請求項44に記載の情報送信装置
は、ユニークな運針パターンを有する複数個のカウンタ
を備え、前記複数個のカウンタは、同時に出力可能であ
ることを特徴とするものである。
【0049】本発明の請求項45に記載の情報送信装置
は、複数のユニークな運針パターンを有するカウンタを
備え、前記カウンタは、複数のユニークな運針パターン
に基づいて、同時に複数個の値を出力可能であることを
特徴とするものである。
【0050】本発明の請求項46に記載の情報送受信シ
ステムは、ユニークな運針パターンのカウンタを有する
情報受信装置と、ユニークな運針パターンのカウンタを
有する情報送信装置と、を備え、前記情報受信装置のカ
ウンタと前記情報送信装置のカウンタとは、値を共有す
ることを特徴とするものである。
【0051】本発明の請求項47に記載の情報送受信シ
ステムは、ユニークな運針パターンのカウンタを有する
情報受信装置と、ユニークな運針パターンのカウンタを
有する情報送信装置と、を備え、前記情報受信装置のカ
ウンタ値を、前記情報送信装置のカウンタにセットし
て、カウンタ値を共有するものである。
【0052】本発明の請求項48に記載の情報送受信シ
ステムは、ユニークな運針パターンのカウンタを有する
情報受信装置と、ユニークな運針パターンのカウンタを
有する情報送信装置と、を備え、前記情報送信装置のカ
ウンタ値を、前記情報受信装置のカウンタにセットし
て、カウンタ値を共有するものである。
【0053】本発明の請求項49に記載の情報受信装置
は、所定の鍵情報に従って、コンテンツデータを暗号化
復号化する暗号化復号化手段と、情報送信装置と共有す
るユニークな運針パターンを有するカウンタと、を備
え、前記暗号化復号化手段は、前記カウンタの出力した
値に従って、情報の暗号化及び復号化するものである。
【0054】本発明の請求項50に記載の情報受信装置
は、コンテンツデータを暗号化し、また鍵情報などを暗
号化復号化する暗号化復号化手段を備え、前記暗号化復
号化手段は、情報受信装置と共有するユニークな運針カ
ウンタの値に従って、情報の暗号化及び復号化をするも
のである。
【0055】本発明の請求項51に記載の情報送受信シ
ステムは、ユニークな運針パターンのカウンタを有する
情報受信装置と、ユニークな運針パターンのカウンタを
有する情報送信装置と、を備え、前記情報受信装置の、
前記情報送信装置のカウンタ値を合致させた時のIPア
ドレスが、異なるIPアドレスに変化した時、又は該情
報受信装置のIPアドレスを変えたときに、情報の送受
信をするものである。
【0056】本発明の請求項52に記載の情報送受信シ
ステムは、ユニークな運針パターンのカウンタを有する
情報受信装置と、ユニークな運針パターンのカウンタを
有する情報送信装置と、を備え、前記情報受信装置のカ
ウンタと前記情報送信装置のカウンタとは、値を共有
し、前記情報送信装置は、前記カウンタの値に従って、
コンテンツデータを暗号化して送信し、前記情報受信装
置は、上記コンテンツデータを受信し、上記カウンタの
値に従ってコンテンツデータを復号化し、再生するもの
である。
【0057】本発明の請求項53に記載の情報送受信シ
ステムは、ユニークな運針パターンのカウンタを有する
情報受信記録再生装置と、ユニークな運針パターンのカ
ウンタを有する情報送信装置と、を備え、前記情報受信
記録再生装置のカウンタと前記情報送信装置のカウンタ
とは、値を共有し、前記情報送信装置は該情報送信装置
のカウンタの値に従ってコンテンツデータを暗号化して
送信し、前記情報受信記録再生装置は、前記暗号化され
たコンテンツデータを受信して記録し、さらに、前記情
報送信装置は該情報送信装置のカウンタの値に従って暗
号解除キーを暗号化して送信し、前記情報受信記録再生
装置は前記暗号解除キーを受信して、前記記録済みコン
テンツデータを復号化し、再生するものである。
【0058】本発明の請求項54に記載の情報受信装置
は、請求項43または請求項49に記載の情報受信装置
において、前記情報受信装置は、請求項28乃至請求項
32のいずれかに記載の情報受信記録再生装置の特徴を
有することを特徴とするものである。
【0059】本発明の請求項55に記載の情報送信装置
は、請求項44、請求項45、請求項50のいずれかに
記載の情報送信装置において、前記情報送信装置は、請
求項33または請求項34に記載の情報送信装置の特徴
を有することを特徴とするものである。
【0060】本発明の請求項56に記載の情報送受信シ
ステムは、請求項46乃至から請求項48、請求項5
1、請求項52のいずれかに記載の情報送受信システム
において、前記情報受信装置は、請求項28乃至請求項
32のいずれかに記載の情報受信記録再生装置の特徴を
有することを特徴とするものである。
【0061】本発明の請求項57に記載の情報送受信シ
ステムは、請求項35乃至請求項42、請求項46乃至
から48、請求項51乃至請求項53までのいずれかに
記載の情報送受信システムにおいて、前記情報送信装置
は、請求項33または請求項34に記載の情報送信装置
の特徴を有することを特徴とするものである。
【0062】本発明の請求項58に記載の情報送受信シ
ステムは、請求項35乃至請求項42、請求項53のい
ずれかに記載の情報送受信システムにおいて、前記情報
受信記録再生装置は、請求項28乃至請求項32のいず
れかに記載の情報受信記録再生装置でもあるの特徴を有
することを特徴とするものである。
【0063】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1におけ
る情報受信記録再生装置の構成を示す図であり、図2
は、本発明の実施の形態1におけるコンテンツデータの
バックアップ及び識別データの移動の流れを示す図であ
り、図3は、メディアの記録状態の変化を示し、図4
は、リムーバブルなメディア間におけるデータのバック
アップを示すものである。
【0064】以下、本発明の実施の形態1による情報受
信記録再生装置について、図面を参照しながら説明す
る。まず、情報受信記録再生装置の構成について、以下
に図1を用いて説明する。情報受信記録再生装置は、イ
ンターネットなどの通信手段を通じて暗号化コンテンツ
データ20を装置内にダウンロードして受け取り、暗号
化コンテンツデータ20を復号化してコンテンツデータ
10を出力する受信部2と、前記暗号解除されたコンテ
ンツデータ10を必要に応じて識別データ12などを用
いて再暗号化して記録部に出力し、またメディアに記録
されている暗号化データコンテンツデータ11を復号化
して表示部に出力する暗号化復号化部3と、暗号化コン
テンツデータ11をメディアに記録しまたはメディアか
らそれを再生する第1の記録再生部17と、識別データ
12を特定のシステムコマンドに応じて前記メディアの
識別データ記録領域へ記録しまたはそれから再生する第
2の記録再生部16と、再暗号化されたコンテンツデー
タ11及び識別データを記録するメディア100と、コ
ンテンツデータ10を再生表示する再生表示部4と、リ
ムーバブルなメディア101とデータのやり取りをする
ためのメディアI/F5(メディアインターフェース)
とにより構成される。
【0065】受信部2を情報受信記録再生装置内に設け
たが、これは受信ポートもしくは外部に受信器を設けて
もかまわない。メディア100には、装置ごともしくは
コンテンツデータごと又はユーザごとにそれぞれ異な
り、コンテンツデータ10の暗号化キーとなる識別デー
タ12が記録されている。例えば、識別データ12が装
置ごとに異なる場合、生産時にあらかじめメディア10
0の識別データ記録領域に記録される。
【0066】また、識別データ12がコンテンツデータ
ごとに異なる場合、受信部2を通して、コンテンツデー
タと同じように受信し、メディア100の識別データ記
録領域に記録される。また、識別データ12がユーザご
とに異なる場合、例えばログイン処理の時に入力される
ユーザ名もしくはパスワードを用いて識別データ12を
作成し、メディア100の識別データ記録領域へ記録さ
れる。記録した識別データ12は、通常のユーザオペレ
ーションで任意に読み出したり、記録及び書き換えたり
することができないようにし、例えば、特別なオペレー
ションによってのみヘッドが移動するディスクの記録領
域を設ける等の、より低階層で特殊な仕様を設け、利用
することが望ましい。この特別なオペレーションとは、
ユーザが直接的に操作できず、プログラムの改変等によ
ってキャンセルすることもできないオペレーションを示
す。
【0067】次に、以上のように構成された情報受信記
録再生装置を用いたコンテンツデータの受信及び暗号化
復号化について、以下に図1を用いて説明する。一般的
にコンテンツデータは、何らかの既存の暗号化方式を用
いて暗号化されているので、まず受信部2において、ダ
ウンロードした暗号化コンテンツデータ20を復号化す
る。
【0068】そして、復号化したコンテンツデータ10
を再生表示部4により再生表示するか、もしくは特別な
オペレーションにより読み出したメディア100の識別
データ12により、再び暗号化を施し、メディア100
の暗号化コンテンツデータ記録領域に記録する。また
は、受信部2において暗号化コンテンツデータ20を復
号化しないまま、メディア100の識別データ12によ
り再び暗号化を施して記録することもできる。もちろ
ん、メディア100のコンテンツデータ記録領域に記録
された暗号化コンテンツデータ11を読み出して、さら
に特別なオペレーションで読み出した識別データ12を
用いて暗号化復号化部3で復号化して、再生表示部4で
表示することもできる。
【0069】次に、暗号化コンテンツデータ11のバッ
クアップ及び識別データ12の移動について、以下図2
及び図3を参照しながら説明する。なお、説明の中で図
1に示すメディア100をオリジナルメディア、メディ
ア101をバックアップメディアと呼ぶ。
【0070】オリジナルメディアに暗号化コンテンツデ
ータ11を記録した後、ユーザにバックアップ用のブラ
ンクメディアの挿入を求める等、ユーザの同意のもと又
は自動的に、図2に示すように、暗号化コンテンツデー
タ11だけをバックアップメディアに記録し、データが
破損する場合に備えてオリジナルメディアのバックアッ
プを作成する。この時点では、識別データはバックアッ
プメディアに記録しない。
【0071】以降、オリジナルメディア100の暗号化
コンテンツデータ11にエラーが生じ始める時、事前に
暗号化コンテンツデータ11だけを記録した上記バック
アップメディアからコンテンツデータ11をメディア1
00にコピーすることで、問題を解消することができ
る。
【0072】また、オリジナルメディア100のそのも
のにエラーが生じ始める時、すなわち、識別データ12
も失う可能性があるときは、事前に暗号化コンテンツデ
ータ11だけを記録した上記バックアップメディアへ、
オリジナルメディアの識別データ12を記録する。
【0073】上記の識別データ12の複製は、オリジナ
ルの識別データ12の直ちに消去を条件として実行す
る。すなわち、識別データ12をバックアップメディア
へ記録したら、直ちにオリジナルメディアの識別データ
12をオリジナルメディアのメディアから消去する。例
えば、図3に示すように、オリジナルメディアのバック
アップを複数作成する場合、後にコンテンツデータを再
生できるのは、その内のただ1つの、識別データ12が
移された、バックアップメディアである。このように、
バックアップメディアとしてここでは仮に定めたリムー
バブルなメディア101が、識別データ12を記録され
てオリジナルになる。
【0074】次に、オリジナルになったリムーバブルな
メディア101から、別のリムーバブルなメディア11
1に暗号化コンテンツデータ11のバックアップ及び識
別データ12の記録をする方法について、以下図4を用
いて説明する。メディア101の暗号化コンテンツデー
タ11をバックアップする場合は、その暗号化コンテン
ツデータ11をメディア100の暗号化コンテンツデー
タ記録領域に一時記憶する。また、メディア101の識
別データ12をバックアップする場合は、その識別デー
タ12をメディア100の識別データ記録領域に一時記
憶し、なお、オリジナルの識別データ12を消去または
書き換える。
【0075】それから情報受信記録再生装置に挿入して
いるメディア101と、別のリムーバブルなメディア1
11とを入れ替え、暗号化コンテンツデータ11、識別
データ12はそれぞれリムーバブルなメディア111上
の暗号化コンテンツデータ記録領域と、識別データ記録
領域へ記録する。ここでの暗号化コンテンツデータ11
のバックアップ及び識別データ12の記録における条件
及びデータの詳細な流れは、図2による前述の説明と同
様である。つまり、暗号化コンテンツデータ11だけを
記録したメディアを作成し、このメディアへ識別データ
12を移動させる。
【0076】このように本発明の実施の形態1による情
報受信記録再生装置では、コンテンツデータ記録領域と
識別データ記録領域とを有する記憶手段を用い、なお、
前記識別データ記録領域に対して通常のユーザオペレー
ションでは読み出し、記録、書き換えることを不可能に
し、コンテンツデータの暗号化の鍵となる識別データの
コピーを制限するようにしたので、前記識別データの任
意のコピーができないようにする一方、識別データを移
動するのを許すことにより、バックアップのためのコピ
ーを作成しつつも、不正なコピーを防ぐことができる。
【0077】なお、本実施の形態1では、メディア上に
識別データ記録領域を設けて説明したが、この識別デー
タ記録領域は、情報受信記録再生装置もしくは、情報受
信記録再生装置の構成機器内に設けてもよい。また、本
実施の形態1では、最初にダウンロードしたコンテンツ
データを記録するメディア100をオリジナルとする場
合について説明したが、メディア101へ最初にダウン
ロードし、オリジナルとしてもよい。
【0078】さらに、暗号化コンテンツデータもしくは
識別データの一時記憶にメディア100を用いたが、他
にメモリ等のデータの一時記憶が可能な記憶手段を用い
てもよい。一時記憶をする記憶手段は不揮発性のものが
望ましい。さらに、本実施の形態1では、ダウンロード
の場合を例に説明したが、ユーザが購入するパッケージ
コンテンツの場合でも本発明は同様な効果を発揮するこ
とができる。
【0079】(実施の形態2)図5は、暗号化コンテン
ツデータのバックアップ及び識別データの移動をする情
報受信記録再生装置の構成を示す図であり、図6は、図
5に記載の装置Bに付加する構成を示す図であり、図7
は、識別データの移動の方法を説明する図であり、図8
は、識別データの制御について説明する図である。
【0080】以下、図面を参照して本発明の実施の形態
2を説明する。まず、本実施の形態2における装置の構
成について、以下に図5及び図6を用いて説明する。図
5に示す装置Aは、前述した実施の形態1において説明
した情報受信記録再生装置と同じ構成を有し、加えてオ
リジナルの暗号化コンテンツデータ11もしくは識別デ
ータ12を読み出して、出力する出力ポート21を備え
ている。
【0081】また、装置Bも、前述した実施の形態1に
おいて説明した情報受信記録再生装置と同じ構成を有
し、加えて装置Aの出力するデータを受け取る入力ポー
ト22と、図6に示すように、装置Aから受け取るデー
タと、それを記録したデータとを比較し、正確に記録さ
れているかを確認するための照合部9とを備えている。
前述した実施の形態1において説明した内容と同様な構
成及び仕様の情報受信記録再生装置については、本実施
の形態2では説明を省略する。装置A及び装置Bは、と
もに識別データ記録領域及び暗号化コンテンツデータ記
録領域を備えているが、これは、メディア上もしくは装
置内もしくは装置の構成機器内に設けてもよい。
【0082】次に、以上のように構成された装置A及び
装置Bの、暗号化コンテンツデータ11及び識別データ
12の記録における動作について説明する。前述した実
施の形態1では、1台の情報受信記録再生装置を用い
て、メディア100からリムーバブルなメディア101
へ、オリジナルの暗号化コンテンツデータ11及び識別
データ12を直接記録した。また、リムーバブルなメデ
ィア101からオリジナルの暗号化コンテンツデータ1
1及び識別データ12を読み出し、メディア100に一
時記憶後、メディア101を別のリムーバブルなメディ
ア111に入れ替えて、オリジナルのデータを記録し
た。
【0083】本実施の形態2では、図5に示す2台の装
置を用い、装置Aは、オリジナルのデータである暗号化
コンテンツデータ11もしくは識別データ12を読み出
し、出力ポート21から装置Bに出力する。装置Bは、
入力ポート22で受け取る暗号化コンテンツデータ11
を、暗号化コンテンツデータ記録領域へ記録し、識別デ
ータ12を識別データ記録領域に記録して、暗号化コン
テンツデータ11のバックアップ及び識別データ12の
移動をする。装置Aから装置Bに識別データ12及び暗
号化コンテンツデータ11を出力して、バックアップを
作成した後、図6に図示するように、オリジナルのデー
タが正確にコピーされたかどうかを、照合部9により確
認することが望ましい。正確にコピーされた場合、直ち
に装置Aからオリジナルの識別データ12を消去または
書き換える。
【0084】また、リムーバブルなメディア上にバック
アップを作成する場合、オリジナルの識別データ12の
消去が完了するまで、オリジナルのメディアとバックア
ップのメディアとのいずれをも装置から取り出し不可能
にすることが望ましい。なお、暗号化コンテンツデータ
11のバックアップ及び識別データ12の移動の条件の
詳細は、前述した実施の形態1において説明した内容と
同様であり、本実施の形態2では説明を省略する。
【0085】次に、識別データ12の移動方法の1つに
ついて、以下図7を用いて説明する。図7(a)に示す
ように、オリジナルの識別データ12をバックアップの
側に一度に書き込んで消去する場合、バックアップを作
成し、オリジナルの識別データ12の消去を開始するま
で、識別データ12はオリジナルとバックアップの双方
に存在する。その時、電源を切るなどしてオペレーショ
ンを強制的に解除する場合、複数の同じ識別データ12
を作成することができる。これを防ぐ有効な手段とし
て、例えば図7(b)に示すように、識別データ12を
複数の部分に分割し、部分ごとに記録及び消去を繰り返
し行う。
【0086】また、識別データ12を記録消去するオペ
レーションは、必ず分割された識別データ12の最初の
部分から実行するようにし、識別データ消去のオペレー
ションを中断して、暗号化が解除できる完全な識別デー
タ12を複数作成できないようにすることが望ましい。
【0087】以上、暗号化コンテンツデータ11のバッ
クアップを作成し、それから後に識別データ12を移動
させる方法について説明したが、ユーザの利便性を高め
るため、識別データ12と暗号化コンテンツデータ11
を一度に記録する場合について、以下図8を用いて説明
する。オリジナルの識別データ12を破棄せずにコピー
を作成する場合、識別データ12に特定の許可ビットを
付加して、コピーした識別データ12の利用を制限す
る。この許可ビットとして2ビットを用い、オリジナル
のメディア、もしくはコピーのメディア、もしくは識別
データ12の消去したメディアという3つの状態を表
す。ただし、識別データ12を2ビットのデータで制御
するため、不正なコピーを作成しやすくなる。
【0088】そのため、許可ビットを破壊記録で記録す
る等の、改変を不可能にする手段を講じることが望まし
い。すなわち、識別データをバックアップした後、オリ
ジナルの識別データ記録領域の許可ビットに対して破壊
記録を行い、オリジナルの識別データの再利用を不可能
にする。
【0089】このように本発明の本実施の形態2による
情報受信記録再生装置では、それぞれ出力ポートと入力
ポートを備えた2台の情報受信記録再生装置を用いて、
コンテンツデータのバックアップ及び識別データの移動
をする際、バックアップを正確にできたか否かを確認す
るための照合部を設けるようにしたので、不確実なバッ
クアップを防ぐことができる。また識別データの記録と
消去を適切に制御することにより、複数の部分に分割さ
れた部分ごとの前記識別データに対して記録及び消去を
繰り返し行うようにしたので、コンテンツデータの不正
なコピーを防ぎつつも、コンテンツデータのバックアッ
プを作成することができる。さらに、識別データに許可
ビットを設けて識別データ12と暗号化コンテンツデー
タ11を一度に記録することができるようにしたので、
ユーザの利便性を高めることもできる。
【0090】なお、本実施の形態2では、装置Aと装置
Bを2台の装置として説明したが、1台の装置内に同様
の構成及び仕様を備えてもよい。通常、装置A及び装置
Bは、再生と記録との両方の機能を備えているので、本
実施の形態2では、装置Aがオリジナルのデータを出力
し、装置Bでバックアップを作成すると説明したが、装
置Bがオリジナルのデータを出力し、装置Aがバックア
ップを作成してもよい。
【0091】(実施の形態3)図9は、情報受信記録再
生装置によりメディアへ記録されるデータの様式を示し
ており、図10は、図9に記載の情報受信記録再生装置
に付加する構成要素を示す図であり、図11は、識別デ
ータの誤り率検出のタイミングを示す図である。
【0092】以下、図面を参照して本発明の実施の形態
3を説明する。まず、情報受信記録再生装置及びメディ
ア100の構成について、以下に図9及び図10を用い
て説明する。図9に示す情報受信記録再生装置は、前述
した実施の形態1において説明した内容と同様な構成及
び仕様を有するものであり、本実施の形態3では再度の
説明を省略する。
【0093】メディア100は、装置ごともしくはコン
テンツデータごともしくはユーザごとに一つ一つ異なる
識別データ12の記録領域と、前記識別データ12を用
いて暗号化された暗号化コンテンツデータ11の記録領
域で構成されている。ただし、識別データ記録領域には
識別データ12以外に、識別データ12の誤り訂正符号
32を記録し、またコンテンツデータ記録領域にはコン
テンツデータ11以外に、コンテンツデータ11の誤り
訂正符号31をも記録している。
【0094】なお、図10に示すように、情報受信記録
再生装置は識別データ12の誤り率を検出するための検
出部7と、誤り率の検出結果を記憶するための誤り率記
憶領域8とを備えている。誤り率を記憶するため、誤り
率記憶領域を情報受信記録再生装置内に設けたが、これ
はメディア100上に設けてもかまわない。
【0095】以上のように構成されている情報受信記録
再生装置の、メディア100に識別データ12及び暗号
化コンテンツデータ11を記録する動作について、以下
に図9を用いて説明する。情報受信記録再生装置は、暗
号化コンテンツデータ11をメディア100に記録する
時、誤り訂正符号31を付加して記録し、識別データ1
2を記録する時も、誤り訂正符号32を付加して記録す
る。また、識別データ12と暗号化コンテンツデータ1
1の誤り訂正符号には能力差を持たせる。例えば、識別
データ12の誤り訂正符号32は、多重符号化して暗号
化コンテンツデータ11よりも強力な誤り訂正符号化を
施す。
【0096】次に、以上のように付加した誤り訂正符号
を用いた誤り率の検出タイミングについて、図10及び
図11を参照しながら説明する。例えば、図10(a)
及び図11(a)に示すように、メディア100を情報
受信記録再生装置にセットし、暗号化コンテンツデータ
11の再生と同時に識別データ12の誤り率を検出す
る。これに加えて、図10(c)及び図11(c)に示
すように、毎回誤り率の検出結果を誤り率記憶領域8に
記憶する。また、図10(b)及び図11(b)に示す
ように、メディア100を情報受信記録再生装置にセッ
トし、暗号化コンテンツデータ11を再生する前に、記
録面を高速に読み出して識別データ12の誤り率を検出
する。
【0097】上記の誤り率の検出結果もしくは記憶した
誤り率の最大値が、定められた値以上になった時、メデ
ィアの再生中、再生後あるいは次回の再生前に、ユーザ
へ誤り率が高くなっていることを通知して、バックアッ
プメディアに識別データ12を移動し、利用することを
促す。例えば、「エラーが多くなっています。これ以上
再生する場合、バックアップへの移行ができなくなりま
す。すみやかにバックアップしたメディアを挿入してく
ださい。」といったワーニングを出し、ユーザにオリジ
ナルの識別データ12の移動を促す。
【0098】このように、本実施の形態3による情報受
信記録再生装置では、識別データ記録領域とコンテンツ
データ記録領域とを有する記憶手段において、識別デー
タとコンテンツデータにそれぞれの誤り訂正符号を付加
して記録し、データ再生のとき、識別データの誤り率を
検出し、検出結果が所定の値より大きい場合、識別デー
タの移動を促すようにしたので、適切な時期にバックア
ップを取ることができる。さらに、識別データ12に暗
号化コンテンツデータ11よりも強力な誤り訂正符号を
施すことによって、記録メディアが全体的に劣化する場
合においても、バックアップへ移動させる識別データ1
2を十分に保護することができる。なお、本実施の形態
3では、識別データ12の誤り率記録領域を情報受信記
録再生装置に設けて説明したが、この領域はメディア1
00上、または情報受信記録再生装置の構成機器内に備
えてもよい。
【0099】(実施の形態4)図12は、本発明の実施
の形態4におけるメディア上の記録領域の配置について
の概念図であり、図13は、メディア上に配置された識
別データ記録領域への記録形態を示すものであり、図1
4は、本発明の実施の形態4による効果を示すものであ
る。
【0100】以下、図面12及び図面13を参照して本
発明の実施の形態4を説明する。図12に図示している
情報受信記録再生装置は、前述した実施の形態1におい
て説明したのと同様な構成及び仕様を有するものであ
り、本実施の形態4ではその説明を省略する。また、識
別データ12も、前述した実施の形態において説明した
のと同様な仕様を有するものであり、本実施の形態4で
は説明を省略する。
【0101】まず、図12に示すように、メディアに
は、物理的に散在するコンテンツデータの暗号化復号化
の鍵となる識別データ12の記録領域を複数個作成す
る。このような識別データ12の記録領域へどのように
識別データ12を記録するかについては、例えば、図1
3(a)に示すように、複数個の識別データ記録領域
へ、識別データ12を複数回記録する。また、図13
(b)に示すように、識別データ12を分割し、この分
割した識別データ12をそれぞれ複数個の識別データ記
録領域に記録する。ただし、分割して記録もしくは複数
回記録する識別データ12は、それ自体が一つのコンテ
ンツに対応する、もしくは一定の時間または一定の範囲
のコンテンツデータに対応する識別データであって、異
なるコンテンツデータの識別データではない。
【0102】つまり、図14に示すように、一連の識別
データ12が、2つ以上の記録領域に分散して記録され
ており、仮にその内の1つが破損した場合でも、残った
データから復元できるものである。もちろん、複数の領
域で識別データが記録されている場合でも、識別データ
のバックアップが完了したら、オリジナルの複数の領域
での識別データの全部の再利用を不可にする必要があ
る。
【0103】このように、本発明の実施の形態4による
情報受信記録再生装置では、識別データ記録領域とコン
テンツデータ記録領域とを有する記憶手段において、前
記識別データ記録領域を物理的に異なる複数個の識別デ
ータ記録領域として設け、識別データ12を分割して記
録もしくは複数回記録するようにしたので、集中的なキ
ズ等の物理的破損によって、識別データ12の復元が不
可能になるのを防ぐことができる。
【0104】(実施の形態5)図15は、本発明の実施
の形態5における情報送信装置の構成を示す図であり、
図16は、本発明の実施の形態5における情報受信記録
再生装置の構成を示す図であり、図17及び図18は、
情報送信装置と情報受信記録再生装置におけるデータ送
受信のタイミングを示す図である。
【0105】以下、図面を参照して本発明の実施の形態
5を説明する。まず、情報送信装置と、情報受信記録再
生装置の構成について、以下図15及び図16を参照し
ながら説明する。図15に示す情報送信装置(以下、送
信装置と表記する)は、受信者に提供するコンテンツデ
ータの管理部52と、コンテンツデータの受信者に関す
るデータを記録し、管理するユーザ情報管理部53と、
コンテンツデータの暗号化部54と、コンテンツデータ
の暗号化及び復号化に必要な複数個の鍵を管理する暗号
化鍵管理部55と、コンテンツデータの受信者から送ら
れてくる識別データを用いてユーザ認証する認証部56
と、データを送信する送信部57と、データを受信する
受信部58とによって構成される。
【0106】図16に示す情報受信記録再生装置(以
下、受信装置と表記する)は、暗号化されたコンテンツ
データを記録する暗号化コンテンツデータ記録部62
と、識別データを管理している識別データ管理部63
と、暗号化コンテンツデータの復号化部64と、データ
を受信する受信部65と、データを送信する送信部66
と、復号化したコンテンツデータを再生する再生表示部
67とによって構成される。また、受信装置は、識別デ
ータを暗号化するための特定の計算式及び変換テーブル
を、識別データ管理部63もしくは送信部66に備えて
いる。
【0107】次に、以上のように構成された送信装置及
び受信装置を用いる、コンテンツデータのダウンロード
について、図15及び図16を参照しながら説明する。
なお、本実施の形態5に記載の識別データは、例えば、
ユーザID、パスワード、受信装置の構成機器情報、I
Pアドレス、MACアドレス(Media Access Control A
ddress)等の、ユーザもしくは装置を特定することがで
きるデータである。
【0108】まずコンテンツデータをダウンロードする
時、もしくはダウンロードする以前に、受信装置が、識
別データと、識別データの暗号化に必要な計算式及び変
換テーブルの値とを送信装置へ送る。送信装置は、受け
取る識別データ及び識別データの暗号化(つまりは復号
化)に必要なデータをユーザ情報管理部53に登録し、
以後、受信装置と送信装置間で、識別データを暗号化し
て送受信できるようにしておく。
【0109】それから、コンテンツデータのダウンロー
ド要求を受け取る送信装置は、暗号化鍵管理部55に備
えている1つ又は複数個の暗号化キーを用いて、コンテ
ンツデータに暗号化を施し、受信装置へ送信する。この
時、送信装置は、送信したコンテンツデータのインデッ
クスと、コンテンツデータの暗号化に用いた暗号化キー
の情報とを、事前にユーザ情報管理部53へ登録した識
別データと関連付けて登録する。
【0110】次に、ダウンロードした暗号化コンテンツ
データの再生について、以下に説明する。受信装置は、
暗号化コンテンツデータを再生する時、暗号解除キーを
送信装置へ要求し、同時に暗号化した識別データも送
り、再生中は定期的に識別データを送り続ける。
【0111】送信装置は、定期的に受け取る識別データ
を復号化し、この受け取る識別データと事前にユーザ情
報管理部53へ登録した識別データとが一致する時、暗
号解除キーを受信装置に送信する。つまり、コンテンツ
データの再生中、受信装置が定期的に識別データを送
り、送信装置が定期的にユーザ認証をして、暗号解除キ
ーを返信することによって、暗号化コンテンツデータを
再生できることになる。
【0112】次に、暗号化コンテンツデータを再生する
場合における、識別データ及び暗号解除キーを送受信す
るタイミングについて、図17及び図18を用いて説明
する。図17及び図18において、解除キーは、暗号解
除キーであり、変化点情報は、ストリーム中の暗号化が
変化している部分(タイミング)を示す情報であり、キ
ー要求は、次の暗号化パターンの暗号解除キー要求であ
る。送信装置はコンテンツデータを暗号化するので、暗
号化パターンの変化するタイミングが分かっている。そ
れで図17に示すように、送信装置は、識別データを受
け取ってユーザ認証後、暗号化パターンが変化するであ
ろうタイミングに、次の暗号解除キーを受信装置へ送信
する。そして、受信装置は、その暗号解除キーを受け取
って、次に来る暗号パターンの解除にセットする。
【0113】図18では、受信装置が識別データと共に
暗号解除キーの要求を送信する場合について示してい
る。図18(a)では、送信装置は変化点情報を知らせ
る。受信装置は、受け取る変化点情報に基づいて、スト
リーム中の暗号化が変化する時に対応する暗号解除キー
を受信できるよう、次の暗号解除キーを要求し、暗号化
のパターンが変化すると同時に次の暗号解除キーを受信
する。
【0114】図18(b)では、受信装置自体がストリ
ーム中の暗号化パターンの変化を検出してから、検出し
た暗号化に対応する暗号解除キーを要求している。しか
し、暗号化パターンの変化を検出してからでは、次の暗
号解除キーのセットが遅延してしまい、コンテンツデー
タの連続的な再生の妨げとなる。このため図18(b)
の場合は、ストリーム中の暗号化パターンが変化する時
点から、次の暗号解除キーがセットできるまでの間を、
暗号化の施されていない部分にする。
【0115】また、識別データを送信し、ユーザ認証す
る頻度をデータの重要度に応じて変化させ、通信路の負
担(トラフィック)を軽くすることが望ましい。識別デ
ータによる認証の結果、不正なアクセスを検出する場
合、暗号解除キーの送信を中止又は受信装置に記録され
ているコンテンツデータの消去もしくはコンテンツデー
タの暗号化を変化させる等の、コンテンツデータの再生
を不可能にすることが望ましい。
【0116】このように、本発明の実施の形態5による
情報送信装置と情報受信記録再生装置とを備えた情報送
受信システムにおいて、ユーザの識別データを通常のユ
ーザオペレーションで読み出し、コピー、書き換えの不
可能な領域に保管し、コンテンツデータの再生中には、
コンテンツデータを契約及び購入したユーザの識別デー
タが常に必要とするため、不正なコピー及び一時的な譲
渡によって、コンテンツデータを契約及び購入したユー
ザ以外のユーザが再生するのを防ぐことができる。
【0117】なお、本実施の形態5では、1対1の通信
について説明したが、本実施の形態5に記載の受信装置
が複数あり、1対多の通信でもよい。また、本実施の形
態5では、受信装置から識別データを送信すると説明し
たが、識別データは契約時に送信装置から受信装置に送
ってもよい。その場合、送信装置は識別データを定期的
に更新して送ってもよい。
【0118】また、本発明の実施の形態5では、データ
を配信する場合について説明したが、種種のメディアに
記録して販売されるパッケージコンテンツを再生する場
合にも本発明を応用することができる。例えば、パッケ
ージに記録されたコンテンツデータに、何らかの暗号化
を施しておき、サービス側(送信装置)から、通信によ
って受け取った暗号解除キーを用いて、暗号を解除して
再生する。その際に、前述のようにユーザ登録及び認証
するものとする。ただし、このとき、受信装置には、メ
ディアのコンテンツデータを再生する機能を内蔵する、
もしくはコンテンツデータを再生する装置にデータのや
り取りをする入出力ポートを備える、またはメディアの
コンテンツデータを再生する再生装置に、受信機能を内
蔵することが必要である。
【0119】(実施の形態6)図19は、本発明の実施
の形態6における情報送信装置の構成を示す図であり、
図20は本発明の実施の形態6における情報受信記録再
生装置の構成を示す図であり、図21及び図23は、図
20に記載の情報受信記録再生装置に付加する構成要素
を示す図であり、図22は、図19に記載の情報送信装
置に付加する構成要素を示す図であり、図24、26、
27は、図23に示す情報受信記録再生装置の構成の一
部を示す図であり、図25は、図22に示す情報送信装
置の構成の一部を示す図であり、図28は、情報送信装
置がユーザごとに異なる値またはパターンの運針カウン
タを備えていることを示す図であり、図29は、ユニー
クなカウンタについて説明する図である。
【0120】以下、図面を参照しながら本発明の実施の
形態6を説明する。図19に示す情報送信装置は、ユニ
ークな運針パターンを有するカウンタ72と、コンテン
ツデータの暗号化に用いる複数個の鍵を記録している鍵
テーブル73と、コンテンツデータを暗号化する暗号化
部74と、サービスとして提供するコンテンツデータを
管理する管理部75と、コンテンツ利用者の要求するコ
ンテンツデータをコンテンツデータ管理部75から検索
し選ぶタイトル選択部76と、データを送信する送信部
77と、データを受信する受信部78とによって構成さ
れる。なお、図示はしていないが、本実施の形態6によ
る送信装置は、前述した実施の形態5による送信装置の
ように、コンテンツデータの受信者に関するデータを記
録し、管理するユーザ情報管理部と、コンテンツデータ
の受信者から送られてくる識別データを用いてユーザ認
証する認証部56のようなユーザ情報を識別及び管理す
る構成も備えている。
【0121】図20に示す情報受信記録再生装置(以
下、情報受信装置と表記する)は、データを受信する受
信部81と、データを送信する送信部82と、暗号化コ
ンテンツデータを復号する復号化部83と、ユニークな
運針パターンを有するカウンタ84と、コンテンツデー
タの復号化に用いる鍵を記録しており、情報送信装置の
備える鍵テーブルと同様の鍵テーブル73と、コンテン
ツデータを再生する再生表示部85とによって構成され
る。なお、図示はしていないが、本実施の形態6による
情報受信装置は、前述した実施の形態5による情報受信
装置のように、識別データを管理している識別データ管
理部63も備えている。
【0122】次に、以上のように構成された情報送信装
置、及び情報受信装置の動作について、図面を参照しな
がらを説明する。なお、情報受信装置に備えるカウンタ
84は、生産時に初期値を設定及びユニークな運針パタ
ーンをセットすることができる。カウンタ84の運針が
非常に精度の高いものであれば、送信側と受信側で完全
にカウンタ値を共有することができる。しかし、カウン
タ84の運針精度を高く保つことは現実的ではないの
で、カウンタの値及び運針パターンのずれを補正するた
め、通信によってのみ再びセットできるようにすること
が望ましい。ただし、通信を傍受されて、カウンタの運
針情報が解読されないように、防護策を十分に施すこと
が必要となる。
【0123】まず、コンテンツデータの受信時もしくは
それ以前に、ユーザの識別データ及び送信要求を送信側
に送ることによって、情報送信装置のカウンタ72と、
情報受信装置のカウンタ84が同一の値及びパターンで
運針するようにする。以後、情報送信装置は、情報受信
装置の要求するコンテンツデータを、カウンタ72の値
を用いて、鍵テーブル73から選ばれる鍵で暗号化す
る。そして、暗号化しつつ、コンテンツデータを送信す
る。
【0124】情報受信装置は、暗号化コンテンツデータ
を受け取り、カウンタ84の値を用いて鍵テーブル73
から鍵を選んで復号化しつつ、再生表示部85で再生す
る。この時、暗号化及び復号化の鍵を選び変化させるの
に、送信及び受信の双方のカウンタで常時一致するビッ
ト以上が利用できるので、鍵変化の速さは、カウンタ7
2及びカウンタ84の精度に応じたものであることが必
要である。つまり、精度が良ければ鍵選択の変化のスピ
ードを速くし、精度が悪ければ鍵選択の変化のスピード
を遅くする。
【0125】また、カウンタ72と、カウンタ84とが
同一の値で運針し続けて、コンテンツデータを再生でき
るようにするため、カウンタの同期をより精度よく取る
必要がある。そのためには、例えば、情報送信装置と、
情報受信装置とに電波時計を備え、特定の時間にカウン
タ72及びカウンタ84の値を同時に絶対時間でセット
する。
【0126】また、図示していないが、クロックジェネ
レータを用いて装置内の各部の同期を取っている送信側
からは、クロックジェネレータのクロックに同期した形
で、コンテンツデータを送っているので、コンテンツデ
ータを受け取る情報受信装置は、ローカルのクロックジ
ェネレータを、受信するコンテンツデータにPLLを用
いてロックし、得られるクロックでカウンタを構成する
等の方法が考えられる。
【0127】また、この、受信波によるリカバリークロ
ックでカウンタを構成する場合、通信が中断するとカウ
ンタにずれが生じるので、あらかじめ決めておいたカウ
ンタの同期用の信号形式に従った信号を、情報送信装置
から定期的にあるいは受信側から要求に応じて送信し
て、カウンタ72及びカウンタ84の値を同一の値に合
わせることもできる。
【0128】次に、暗号化コンテンツデータを受信しな
がら再生するのではなく、情報受信装置に、図21に示
すように、新しく受信記録部87を設け、暗号化コンテ
ンツデータをいったん記録し、再生する場合について説
明する。情報送信装置には、図22に示すように新しく
送信記録部79を設け、情報受信装置には、図23に示
すように新しくカウンタ86を設ける。
【0129】図25は、図22に示す情報送信装置の構
成の一部を抜き出したものであり、図24、26、27
は、図23に示す情報受信装置の構成の一部を抜き出し
たものである。まず、情報受信装置は、受信記録部87
に記録した暗号化コンテンツデータを再生する時、図2
4に示すように、識別データ、再生要求と共にコンテン
ツのタイトルを送信する。
【0130】情報送信装置は、図25に示すように、ユ
ーザ認証を終わってから受け取るコンテンツタイトルに
基づいて、再生要求のあるコンテンツデータを暗号化し
た時の(過去の)カウンタ72の値を送信記録部79か
ら読み出し、この過去のカウンタ72の値そのままを、
もしくは過去のカウンタ72の値と今のカウンタ72の
値との差分を計算した値を、現在のカウンタ72の値で
選択する鍵を用いて暗号化し送信する。
【0131】情報受信装置は、図26に示すように、受
け取る暗号化された過去のカウンタ72の値をカウンタ
84の値で選択する鍵を用いて復号化し、カウンタ86
にセットする。そして、図27に示すように、過去のカ
ウンタ72の値をセットしたカウンタ86の値で選択す
る鍵を用いて、記録していた暗号化コンテンツデータを
復号化し、再生する。
【0132】ただし、コンテンツデータの再生におい
て、情報送信側で課金及び認証を必要としない場合は、
コンテンツデータの記録を開始した時のカウンタ84の
値を、情報受信装置内に無条件で記録することができ
る。また、コンテンツデータの再生において、情報送信
側で課金及び認証を必要とする場合は、コンテンツデー
タの記録を開始した時のカウンタ84の値を、ユーザが
通常のオペレーションで読み出しもしくは記録及び書換
えできないような仕様で、情報受信装置内に記録するこ
とが必要である。
【0133】つまり、暗号化コンテンツデータを受信し
ながら再生する場合は、カウンタ84の値を鍵の選択に
用いる。暗号化コンテンツデータをいったん記録した後
に再生する場合は、カウンタ86の値を鍵の選択に用い
る。それは、記録したコンテンツデータを再生する時に
は、コンテンツデータを暗号化した時のカウンタの値が
運針して変化したため、暗号化した時と同じの鍵を選択
して、コンテンツデータを復号化することしかできない
からである。
【0134】このように本発明の本実施の形態6による
情報送受信システムでは、情報の送信側と受信側に、同
一の特殊な運針パターンのカウンタを設け、カウンタの
運針パターン及び初期値の設定は1度限りでよいという
利便性がある。そして、カウンタの運針から得られる不
規則な値で、暗号化及び復号化の鍵を選択することによ
り、常にかわるがわる鍵を用いることになり、鍵の秘匿
性を一層高めることができる。なお、識別データや特殊
な運針パターンのカウンタを簡単にコピーできないた
め、不正コピーを有効に防ぐことができる。また、カウ
ンタが非常に精度の高いものであるならば、運針パター
ン及び初期値を生産時に設定するだけでよいので、より
鍵の秘匿性を高めることができるという効果がある。
【0135】なお、本実施の形態6では、情報送信装置
と情報受信装置との1対1の通信について説明したが、
本実施例の情報受信装置が複数であってもよく、その場
合は図28に示すように、ユーザが備えている特殊な運
針パターンのカウンタと同じカウンタを、それぞれのユ
ーザごとに情報送信装置内にも備える必要がある。この
様な情報送信装置を用い、ユーザごとに異なる鍵で暗号
化されたコンテンツデータを配信したり、種々のサービ
スを提供することが可能になる。
【0136】最後に、ユニークな運針パターンのカウン
タについて補足すると、例えば図29に示すようなカウ
ンタを想定する。仮にカウンタを一般的な時計であると
し、針を秒針とする。それぞれのカウンタの秒針が仮
に、1秒ごとに同じように運針するとすれば、図に示す
ように、(イ)と(ロ)では、秒針の指す値のパターン
が異なっているので、それぞれ出力される値が異なる。
従って、カウンタから出力された値を、同じ鍵テーブル
への入力として用いたとしても、出力される鍵のパター
ンは、図の右側に示すように(イ)、(ロ)で異なった
ものとなる。
【0137】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
情報記録再生装置によれば、暗号化されたコンテンツデ
ータを記録するコンテンツデータ記録領域と、通常のユ
ーザオペレーションで読み出し、記録、及び書き換え不
可能な、前記コンテンツデータの暗号化復号化の鍵とな
る識別データを記録する識別データ記録領域と、を有す
る記憶手段と、前記コンテンツデータを記録再生する第
1の記録再生手段と、特定のシステムコマンドに応じて
前記識別データを記録再生し、該識別データを複製の目
的で外部に出力した場合、オリジナルの前記識別データ
の再利用を不可能にする第2の記録再生手段と、を備え
るようにしたので、私的利用のためのコピーとしてバッ
クアップを許しつつ、不正なコピーを防止することがで
きるという効果がある。
【0138】また、本発明の請求項2に係る情報記録再
生装置によれば、リムーバブルな記録媒体を用いた私的
利用のためのコピーとしてバックアップを許しつつ、不
正なコピーを防止することができるという効果がある。
【0139】本発明の請求項3に係る情報記録再生装置
によれば、コンテンツデータを別の記録手段に記録し、
識別データを出力しないようにしたので、コンテンツデ
ータのみをバックアップすることができるという効果が
ある。
【0140】本発明の請求項4に係る情報記録再生装置
によれば、装置内のメモリなどを使ってコンテンツデー
タを一次記憶するようにしたので、1つのリムーバブル
な記録媒体から別のリムーバブルな記録媒体へのコンテ
ンツデータのバックアップができるという効果がある。
【0141】本発明の請求項5に係る情報記録再生装置
によれば、複製の目的でコンテンツデータと識別データ
とを別の記録手段に記録したのち、オリジナルの識別デ
ータを消去、破壊、書き換えして、再利用を不可能にす
るようにしたので、私的な利用のためのコピーとしての
バックアップを許しつつ、不正なコピーを防止すること
ができるという効果がある。
【0142】本発明の請求項6、請求項7、請求項8に
係る情報記録再生装置によれば、別の装置から送られて
きたデータを記録するようにしたので、本装置はバック
アップを取ることができると同時に、私的な利用のため
のコピーとしてのバックアップを許しつつ、不正なコピ
ーを防止するという効果がある。
【0143】本発明の請求項9に係る情報記録再生装置
によれば、許可信号に従って識別データを生成して記録
するようにしたので、識別データを容易に更新して、コ
ンテンツデータを保護することができると同時に、私的
な利用のためのコピーとしてのバックアップを許しつ
つ、不正なコピーを防止することができるという効果が
ある。
【0144】本発明の請求項10に係る情報記録再生装
置によれば、識別データのみを移動してバックアップを
することができるという効果がある。
【0145】本発明の請求項11に係る情報記録再生装
置によれば、請求項1に記載の情報記録再生装置におい
て、前記記憶手段上に書かれた識別データを別の情報記
録再生装置またはリムーバブルな記録媒体に対して出力
する場合、オリジナルの該識別データは破壊、消去され
もしくは書き換えられるまで、前記記憶手段を取り出し
不可にするようにしたので、記録媒体を強制に取り出し
てコピーをするのを防止することができるという効果が
ある。
【0146】本発明の請求項12に係る情報記録再生装
置によれば、識別データをコピーしてオリジナルの識別
データを消去するまでの時間を不正コピーの悪用できな
いようにしたので、私的な利用のためのコピーとしての
バックアップを許しつつ、不正なコピーを防止すること
ができることができるという効果がある。
【0147】本発明の請求項13に係る情報記録再生装
置によれば、コンテンツデータと識別データとを同時に
コピーできるので、ユーザの利便性を高めると同時に、
私的な利用のためのコピーとしてのバックアップを許し
つつ、不正なコピーを防止することができることができ
ることができるという効果がある。
【0148】本発明の請求項14に係る情報記録再生装
置によれば、不確かなバックアップを防ぐことができる
という効果がある。
【0149】本発明の請求項15に係る情報記録再生装
置によれば、識別データのみを移動してバックアップを
取ることができるという効果がある。
【0150】本発明の請求項16に係る情報記録装置ま
たはリムーバブルな記録媒体によれば、強度の異なる誤
り訂正符号を付加して2種のデータを記録されているの
で、強い誤り訂正符号化を施して記録されているデータ
を十分に保護することができるという効果がある。
【0151】本発明の請求項17乃至請求項23のいず
れに係る情報記録再生装置によれば、データの誤り率を
検出してデータのバックアップのタイミングを知らせる
ようにしたので、適切な時期にデータをバックアップ
し、物理的な破損などによってデータを失う可能性を無
くすことができるという効果がある。
【0152】本発明の請求項24乃至請求項27のいず
れに係る情報記録再生装置によれば、複数の識別データ
記録領域を設けるようにしたので、部分的に物理的な破
損があっても、識別データの復元ができる、結果的にコ
ンテンツデータが再生不可能になるのを防ぐことができ
るという効果がある。
【0153】本発明の請求項28乃至請求項32のいず
れに係る情報受信記録再生装置によれば、コンテンツデ
ータの再生中に常にユーザまたは装置の識別データをコ
ンテンツホルダ側に送ることによって、暗号解除キーを
もらい、そしてコンテンツデータを再生するようにした
ので、コンテンツデータを契約及び購入したユーザ以外
の者がコンテンツデータを再生できないという効果があ
る。
【0154】本発明の請求項33、または請求項34に
係る情報送信装置によれば、常にユーザの識別データを
受信してユーザ認証をし、認証結果に基づいて暗号解除
キーを送信するようにしたので、コンテンツデータを契
約及び購入したユーザ以外の者がコンテンツデータを再
生できず、コンテンツデータの不正なコピーを防ぐこと
ができるという効果がある。
【0155】本発明の請求項35乃至請求項42に係る
情報送受信システムによれば、データの再生中、識別デ
ータの送受信を介してユーザ認証をし、認証結果に基づ
いて暗号解除キーを送信するようにしたので、コンテン
ツデータを契約及び購入したユーザ以外の者がコンテン
ツデータを再生できず、コンテンツデータの不正なコピ
ーを防ぐことができるという効果がある。
【0156】本発明の請求項43、または請求項49に
係る情報受信装置によれば、ユニークな運針パターンを
有するカウンタを備えるようにしたので、コンテンツデ
ータの暗号化及び復号化に用いる鍵の秘匿性を高めるこ
とができるという効果がある。
【0157】本発明の請求項44、請求項45、請求項
50のいずれかに係る情報送信装置によれば、コンテン
ツデータの暗号化及び復号化に用いる鍵の秘匿性を高め
ることができるという効果がある。
【0158】本発明の請求項46乃至請求項48、請求
項51乃至請求項53のいずれかに係る情報送受信シス
テムによれば、ユーザとコンテンツホルダ側とが、時間
の経過とともに変化する同じ値を共有するようにしたの
で、コンテンツデータの不正コピーを防止するのができ
ると同時に、コンテンツデータの暗号化及び復号化に用
いる鍵の秘匿性を高めることができるという効果があ
る。
【0159】以上に述べたことを言い換えれば、本発明
によれば、メディア間で暗号化コンテンツデータのバッ
クアップを取り、識別データを移動させて利用するよう
にしたので、私的な利用のバックアップとしてのコピー
を許しつつも、不正なコピーを防止することのできる情
報記録再生装置を得ることができるという効果がある。
そして、コンテンツデータよりも識別データを、劣化や
物理的な破損等によってエラーにならないよう、強い誤
り訂正符号を付加して強力に保護することにより、結果
的にコンテンツデータが再生不可能になるのを防ぐこと
ができるという効果がある。また必ずユーザを特定する
ための識別データをコンテンツホルダに送らなければ、
コンテンツデータの再生ができないこと、さらに、コン
テンツホルダとユーザ双方が、時間の経過と共に変化す
る同じ値を共有することにより、コンテンツデータの不
正なコピーをするのができない情報受信記録再生装置を
得ることができ、無制限になされていた不正なコピーも
しくは譲渡およびそれによる使用を防ぐことができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における情報受信記録再
生装置の構成を示す図である。
【図2】情報受信記録再生装置によるデータの記録の流
れを説明するための図である。
【図3】メディアの記録状態の変化を示す図である。
【図4】情報受信記録再生装置によるリムーバブルなメ
ディア間でのデータのバックアップを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2における暗号化コンテン
ツデータのバックアップ及び識別データの移動をする情
報受信記録再生装置の構成を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2における情報受信記録再
生装置に付加する構成要素を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態2における識別データの移
動の方法を説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態2における識別データの制
御を説明する図である。
【図9】本発明の実施の形態3における情報受信記録再
生装置によりメディアへ記録されるデータの様式を示す
図である。
【図10】本発明の実施の形態3における情報受信記録
再生装置に付加する構成要素を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態3における識別データの
誤り率検出のタイミングを説明する図である。
【図12】本発明の実施の形態4におけるメディア上の
記録領域の配置についての概念図である。
【図13】本発明の実施の形態4におけるメディア上に
散在的に配置された識別データ記録領域への記録形態を
説明するため図である。
【図14】本発明の実施の形態4によるメディアの効果
を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態5における情報送信装置
の構成を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態5における情報受信記録
再生装置の構成を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態5における装置間でのデ
ータ送受信のタイミングを説明する図である。
【図18】本発明の実施の形態5における装置間でのデ
ータ送受信のタイミングを説明する図である。
【図19】本発明の実施の形態6における情報送信装置
の構成を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態6における情報受信記録
再生装置の構成を示す図である。
【図21】本発明の実施の形態6における情報受信記録
再生装置に付加する構成要素を示す図である。
【図22】本発明の実施の形態6における情報送信装置
に付加する構成要素を示す図である。
【図23】本発明の実施の形態6における情報受信記録
再生装置に付加する構成要素を示す図である。
【図24】本発明の実施の形態6における情報受信記録
再生装置の構成の一部を示した図である。
【図25】本発明の実施の形態6における情報送信装置
の構成の一部を示した図である。
【図26】本発明の実施の形態6における情報受信記録
再生装置の構成の一部を示した図である。
【図27】本発明の実施の形態6における情報受信記録
再生装置の構成の一部を示した図である。
【図28】本発明の実施の形態6におけるカウンタを各
装置が備えていることを示す図である。
【図29】本発明の実施の形態6におけるユニークなカ
ウンタについて説明するための図である。
【符号の説明】
2 受信部 3 暗号化復号化部 4、67、85 再生表示部 5 メディアインタフェース 7 検出部 8 誤り率記録領域 9 照合部 10 コンテンツデータ 11 暗号化コンテンツデータ 12 識別データ 16 第2の記録再生部 17 第1の記録再生部 21 出力ポート 22 入力ポート 31 暗号化コンテンツデータの誤り訂正符号 32 識別データの誤り訂正符号 52、75 コンテンツデータ管理部 53 ユーザ情報管理部 54、74 暗号化部 55 暗号化鍵管理部 56 認証部 57、66、77、82 送信部 58、65、78、81 受信部 62 暗号化コンテンツデータ記録部 63 識別データ管理部 64、83 復号化部 72、84、86 カウンタ 73 鍵テーブル 76 タイトル選択部 79 送信記録部 87 受信記録部 100、101、111 メディア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 540 G11B 20/18 540Z H04L 9/08 H04L 9/00 601A Fターム(参考) 5B017 AA03 AA06 BA07 BA09 CA09 CA16 5D044 BC01 BC06 CC04 DE49 DE50 DE53 DE68 EF05 FG18 GK12 GK17 HL08 5J104 AA12 PA14

Claims (58)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暗号化されたコンテンツデータを記録す
    るコンテンツデータ記録領域と、通常のユーザオペレー
    ションで読み出し、記録、及び書き換え不可能な、前記
    コンテンツデータの暗号化復号化の鍵となる識別データ
    を記録する識別データ記録領域と、を有する第1の記憶
    手段と、 前記第1の記憶手段上のコンテンツデータ記録領域に対
    して暗号化されたコンテンツデータを記録再生する第1
    の記録再生手段と、 前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域に対して特
    定のシステムコマンドに応じて識別データを記録再生す
    る第2の記録再生手段と、を備え、 前記第2の記録再生手段は、前記識別データを別の情報
    記録再生装置の記憶手段上の、または別のリムーバブル
    な記録媒体上の、(以下、“別の情報記録再生装置の記
    憶手段上の、または別のリムーバブルな記録媒体上の”
    を“第2の記憶手段上の”と記す)識別データ記録領域
    に記録した場合、該識別データを前記第1の記憶手段上
    の識別データ記録領域から読み出せないようにする、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報記録再生装置にお
    いて、 前記第1の記憶手段は、リムーバブルな記録媒体であ
    る、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の情報記録再生装置にお
    いて、 前記第1の記録再生手段は、前記暗号化されたコンテン
    ツデータのすべてもしくは一部分を前記第1の記憶手段
    から読み出し、その複製を第2の記憶手段上のコンテン
    ツデータ記録領域に記録し、 前記第2の記録再生手段は、前記第2の記憶手段上の識
    別データ記録領域に対して何も記録しないか、あるいは
    暗号の復号鍵とは異なるコードを記録する、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の情報記録再生装置にお
    いて、 前記第1の記録再生手段は、前記暗号化されたコンテン
    ツデータのすべてもしくは一部分を前記第1の記憶手段
    から読み出し、その複製を装置内のメモリまたはハード
    ディスクに一時的に記憶した後、第2の記憶手段上のコ
    ンテンツデータ記録領域に記録し、 前記第2の記録再生手段は、前記第2の記憶手段上の識
    別データ記録領域に対して何も記録しないか、あるいは
    暗号の復号鍵とは異なるコードを記録する、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の情報記録再生装置にお
    いて、 前記第1の記録再生手段は、前記暗号化されたコンテン
    ツデータのすべてもしくは一部分を前記第1の記憶手段
    から読み出し、その複製を第2の記憶手段上のコンテン
    ツデータ記録領域に記録し、 前記第2の記録再生手段は、前記第2の記憶手段上の識
    別データ記録領域には、前記第1の記憶手段に記録され
    ている前記識別データの一方、あるいは前記コンテンツ
    データと前記識別データとの両方を破壊し、もしくは消
    去し、もしくは書き換えた場合にのみ、該識別データを
    記録する、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の情報記録再生装置にお
    いて、 前記第1の記録再生手段は、別の情報記録再生装置また
    は送信装置により送られてきたコンテンツデータのすべ
    てもしくは一部分の複製を前記第1の記憶手段上のコン
    テンツデータ記録領域に記録し、 前記第2の記録再生手段は、前記第1の記憶手段上の識
    別データ記録領域には何も記録しないか、あるいは暗号
    の復号鍵とは異なるコードを記録する、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の情報記録再生装置にお
    いて、 前記第1の記録再生手段は、別の情報記録再生装置また
    は送信装置により送られてきたコンテンツデータのすべ
    てもしくは一部分の複製を前記第1の記憶手段上のコン
    テンツデータ記録領域に記録し、 前記第2の記録再生手段は、前記第1の記憶手段上の識
    別データ記録領域には前記別の情報記録再生装置または
    送信装置より送られてきた暗号化復号化の鍵となる識別
    データを記録する、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の情報記録再生装置にお
    いて、 前記第1の記録再生手段は、別の情報記録再生装置また
    は送信装置により送られてきたコンテンツデータのすべ
    てもしくは一部分の複製を前記第1の記憶手段上のコン
    テンツデータ記録領域に記録し、 前記第2の記録再生手段は、前記別の情報記録再生装置
    または送信装置からの許可信号に従って、前記第1の記
    憶手段上の識別データ記録領域に当該別の情報記録再生
    装置または送信装置より送られてきた前記暗号化復号化
    の鍵となる識別データを記録する、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の情報記録再生装置にお
    いて、 前記識別データを生成する生成手段を備え、 前記第1の記録再生手段は、別の情報記録再生装置また
    は送信装置により送られてきたコンテンツデータのすべ
    てもしくは一部分の複製を前記第1の記憶手段上のコン
    テンツデータ記録領域に記録し、 前記第2の記録再生手段は、前記別の情報記録再生装置
    または送信装置からの許可信号に従って、前記第1の記
    憶手段上の識別データ記録領域に前記生成手段の生成し
    た前記識別データを記録する、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の情報記録再生装置に
    おいて、 前記第2の記録再生手段は、前記識別データを第2の記
    憶手段上の識別データ記録領域に対して記録した場合、
    前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域に記録され
    た識別データを破壊し、消去し、あるいは書き換える、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の情報記録再生装置に
    おいて、 前記第1の記憶手段上に記録された前記識別データを第
    2の記憶手段上の識別データ記録領域に対して記録した
    場合、該第1の記憶手段に記録された該識別データが破
    壊され、消去され、もしくは書き換えられるまで、該第
    1の記憶手段は取り出せない、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の情報記録再生装置に
    おいて、 前記第1の記憶手段上に記録された前記識別データを第
    2の記憶手段上の識別データ記録領域に対して記録する
    場合、前記第2の記録再生手段は、該識別データを複数
    の部分に分割して、該部分の識別データを前記第2の記
    憶手段上の識別データ記録領域に記録し、そして該第1
    の記憶手段上の識別データ記録領域から該部分の識別デ
    ータを破壊し、消去し、または書き換える動作を部分ご
    とに繰返し行う、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の情報記録再生装置に
    おいて、 前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域にさらに許
    可ビットを設け、 前記識別データを第2の記憶手段上の識別データ記録領
    域に記録した後、前記第2の記録再生手段は、前記第1
    の記憶手段上の識別データ記録領域の許可ビットに対し
    て破壊記録を行う、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の情報記録再生装置に
    おいて、 第2の記憶手段上の識別データ記録領域に対して出力し
    た前記識別データが正しく記録されたことを確認する照
    合部を備え、 前記照合部にて正しく記録されたのを確認してから、前
    記第2の記録再生手段は前記識別データを前記第1の記
    憶手段から読み出せないようにする、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の情報記録再生装置に
    おいて、 前記第1の記録再生手段は、第2の記憶手段上のコンテ
    ンツデータ記録領域には何も記録しないか、あるいはコ
    ンテンツデータとは異なるコードを記録し、 前記第2の記録再生手段は、前記第1の記憶手段から前
    記識別データを読み出し、その複製を前記第2の記憶手
    段上の識別データ記録領域に記録し、且つ該識別データ
    を該第1の記憶手段から読み出せないようにする、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  16. 【請求項16】 通常のユーザオペレーションで読み出
    し、記録、及び書き換え不可能な、コンテンツデータの
    暗号化復号化の鍵となる識別データを記録する識別デー
    タ記録領域と、 前記識別データによって暗号化されたコンテンツデータ
    を記録するコンテンツデータ記録領域と、を備え、 暗号化された前記コンテンツデータよりも前記識別デー
    タは強い誤り訂正符号化を施して記録されている、 ことを特徴とする情報記録装置またはリムーバブルな記
    録媒体。
  17. 【請求項17】 コンテンツデータの暗号化復号化の鍵
    となる識別データを記録する識別データ記録領域と、通
    常のユーザオペレーションで読み出し、記録、及び書き
    換え不可能な、前記識別データによって暗号化されたコ
    ンテンツデータを記録するコンテンツデータ記録領域と
    を有する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段上のコンテンツデータ記録領域に対
    して暗号化されたコンテンツデータを記録再生する第1
    の記録再生手段と、 前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域に対して前
    記識別データを記録再生する第2の記録再生手段と、を
    備え、 前記第2の記録再生手段は、暗号化された前記コンテン
    ツデータよりも前記識別データに強い誤り訂正符号化を
    施して記録する、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の情報記録再生装置
    において、 前記識別データの誤り率を検出する検出手段と、 前記第1の記憶手段に記録されているデータの複製への
    切り替えを促す促し制御手段と、を備え、 前記第1の記録再生手段により前記コンテンツデータを
    再生すると同時に、前記検出手段は前記識別データの誤
    り率を検出し、検出された誤り率が所定の値に達した場
    合、前記促し制御手段は、前記コンテンツデータの再生
    終了後または再生中に前記識別データの複製への切り替
    えを促す、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載の情報記録再生装置
    において、 前記識別データの記録面を高速に読み取り、該識別デー
    タの誤り率を検出する検出手段と、 前記第1の記憶手段に記録されているデータの複製への
    切り替えを促す促し制御手段と、を備え、 前記コンテンツデータの再生前、前記検出手段は前記識
    別データの誤り率を検出し、該誤り率が所定の値以上の
    場合、前記促し制御手段は、前記コンテンツデータの再
    生前、または再生中、さらには再生終了後に前記識別デ
    ータの複製への切り替えを促す、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  20. 【請求項20】 請求項18または請求項19に記載の
    情報記録再生装置において、 前記誤り率を記録する誤り率記録領域を備え、 前記コンテンツデータを再生すると同時に、前記検出手
    段は、前記識別データの誤り率を検出して、前記誤り率
    記録領域に記録し、 前記促し制御手段は、前記コンテンツデータの再生中も
    しくは再生終了後に前記誤り率記録領域を参照し、前記
    誤り率が所定の値以上であれば前記識別データの複製へ
    の切り替えを促す、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  21. 【請求項21】 請求項17乃至請求項20のいずれか
    に記載の情報記録再生装置において、 前記第1の記憶手段は、リムーバブルな記録媒体であ
    る、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  22. 【請求項22】 通常のユーザオペレーションで読み出
    し、記録、及び書き換え不可能な、コンテンツデータの
    暗号化復号化の鍵となる識別データを記録する識別デー
    タ記録領域と、前記識別データによって暗号化されたコ
    ンテンツデータを記録するコンテンツデータ記録領域
    と、誤り率を記録する誤り率記録領域とを有する、第1
    の記憶手段としてのリムーバブルな記録媒体と、 前記リムーバブルな記録媒体上のコンテンツデータ記録
    領域に対して暗号化されたコンテンツデータを記録再生
    する第1の記録再生手段と、 前記リムーバブルな記録媒体上の識別データ記録領域に
    対して識別データを記録再生する第2の記録再生手段
    と、 前記識別データの誤り率を検出する検出手段と、 前記リムーバブルな記録媒体に記録されているデータの
    複製への切り替えを促す促し制御手段と、を備え、 前記コンテンツデータを再生すると同時に、前記検出手
    段は、前記識別データの誤り率を検出して、前記リムー
    バブルな記録媒体内の前記誤り率記録領域に記録し、 前記促し制御手段は、前記コンテンツデータの再生前も
    しくは再生終了後に前記誤り率記録領域を参照し、前記
    誤り率が所定の値以上であれば前記識別データの複製へ
    の切り替えを促す、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  23. 【請求項23】 請求項17乃至請求項22のいずれか
    に記載の情報記録再生装置において、 前記第2の記録再生手段は、前記識別データを別の情報
    記録再生装置の記憶手段上の、または別のリムーバブル
    な記録媒体上の、識別データ記録領域に記録した場合、
    該識別データを前記第1の記憶手段上の識別データ記録
    領域から読み出せないようにする、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  24. 【請求項24】 暗号化されたコンテンツデータを記録
    するコンテンツデータ記録領域と、通常のユーザオペレ
    ーションで読み出し、記録、及び書き換え不可能な、前
    記コンテンツデータの暗号化復号化の鍵となる識別デー
    タを記録する複数個の識別データ記録領域と、を有する
    第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段上のコンテンツデータ記録領域に対
    して暗号化されたコンテンツデータを記録再生する第1
    の記録再生手段と、 前記第1の記憶手段上の複数個の識別データ記録領域に
    対して特定のシステムコマンドに応じて前記識別データ
    を記録再生する第2の記録再生手段と、を備え、 前記第2の記録再生手段は、前記識別データを第2の記
    憶手段上の識別データ記録領域に記録した場合、該識別
    データを前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域か
    ら読み出せないようにする、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の情報記録再生装置
    において、 前記第1の記憶手段は、リムーバブルな記録媒体であ
    る、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  26. 【請求項26】 請求項24または請求項25に記載の
    情報記録再生装置において、 前記第2の記録再生手段は、前記識別データを前記複数
    個の識別データ記録領域に分けて記録する、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  27. 【請求項27】 請求項24または請求項25に記載の
    情報記録再生装置において、 前記第2の記録再生手段は、前記識別データを前記複数
    個の識別データ記録領域に複数回記録する、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  28. 【請求項28】 暗号化されたコンテンツデータを記録
    するコンテンツデータ記録領域と、通常のユーザオペレ
    ーションで読み出し、記録、及び書き換え不可能な、ユ
    ーザもしくは受信装置を特定する識別データを記録する
    識別データ記録領域と、を有する第1の記憶手段と、 前記暗号化されたコンテンツデータを受信する受信手段
    と、 コンテンツデータ送信側へ前記識別データを送信する送
    信手段と、 前記第1の記憶手段上のコンテンツデータ記録領域に対
    して暗号化されたコンテンツデータを記録再生する第1
    の記録再生手段と、 前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域に対して特
    定のシステムコマンドに応じて識別データを記録再生す
    る第2の記録再生手段と、を備え、 暗号化されたコンテンツデータを受信しながら、又は受
    信し記録した後の再生している間に、前記送信手段は、
    前記識別データをコンテンツデータ送信側に常時送信す
    る、 ことを特徴とする情報受信記録再生装置。
  29. 【請求項29】 暗号化されたコンテンツデータを記録
    するコンテンツデータ記録領域と、通常のユーザオペレ
    ーションで読み出し、記録、及び書き換え不可能な、ユ
    ーザもしくは受信装置を特定する識別データを記録する
    識別データ記録領域と、を有する第1の記憶手段と、 前記暗号化されたコンテンツデータを受信する受信手段
    と、 コンテンツデータ送信側へ前記識別データを送信する送
    信手段と、 前記第1の記憶手段上のコンテンツデータ記録領域に対
    して暗号化されたコンテンツデータを記録再生する第1
    の記録再生手段と、 前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域に対して特
    定のシステムコマンドに応じて識別データを記録再生す
    る第2の記録再生手段と、を備え、 暗号化されたコンテンツデータを受信しながら、又は受
    信し記録した後の再生している間に、前記送信部は、前
    記識別データを前記コンテンツデータ送信側へ少なくと
    も1回以上間欠的に送信する、 ことを特徴とする情報受信記録再生装置。
  30. 【請求項30】 暗号化されたコンテンツデータを記録
    するコンテンツデータ記録領域と、通常のユーザオペレ
    ーションで読み出し、記録、及び書き換え不可能な、ユ
    ーザもしくは受信装置を特定する識別データを記録する
    識別データ記録領域と、を有する第1の記憶手段と、 前記暗号化されたコンテンツデータと暗号解除キーを受
    信する受信手段と、 コンテンツデータ送信側へ前記識別データを送信する送
    信手段と、 前記第1の記憶手段上のコンテンツデータ記録領域に対
    して暗号化されたコンテンツデータを記録再生する第1
    の記録再生手段と、 前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域に対して特
    定のシステムコマンドに応じて識別データを記録再生す
    る第2の記録再生手段と、 前記第1の記録再生手段により再生された、前記暗号化
    されたコンテンツデータを復号化し、所定の出力形態に
    変換する復号化手段と、を備え、 前記受信手段は暗号化されたコンテンツデータを受信し
    ながら、又は受信し記録した後、さらにコンテンツデー
    タ送信側より送信されている暗号解除キーを常時受信し
    ながら、前記第1の記録再生手段及び前記復号化手段に
    より前記コンテンツデータを再生して出力する、 ことを特徴とする情報受信記録再生装置。
  31. 【請求項31】 暗号化されたコンテンツデータを記録
    するコンテンツデータ記録領域と、通常のユーザオペレ
    ーションで読み出し、記録、及び書き換え不可能な、ユ
    ーザもしくは受信装置を特定する識別データを記録する
    識別データ記録領域と、を有する第1の記憶手段と、 前記暗号化されたコンテンツデータと暗号解除キーを受
    信する受信手段と、 コンテンツデータ送信側へ前記識別データを送信する送
    信手段と、 前記第1の記憶手段上のコンテンツデータ記録領域に対
    して暗号化されたコンテンツデータを記録再生する第1
    の記録再生手段と、 前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域に対して特
    定のシステムコマンドに応じて識別データを記録再生す
    る第2の記録再生手段と、を備え、 前記受信手段は、暗号化されたコンテンツデータを受信
    しながら又は受信し記録した後、コンテンツデータ送信
    側より送信された暗号解除キーを少なくとも1回以上間
    欠的に受信する、 ことを特徴とする情報受信記録再生装置。
  32. 【請求項32】 請求項28ないし請求項31のいずれ
    かに記載の情報受信記録再生装置において、 前記第2の記録再生手段は、前記識別データを第2の記
    憶手段上の識別データ記録領域に記録した場合、該識別
    データを前記第1の記憶手段上の識別データ記録領域か
    ら読み出せないようにする、 ことを特徴とする情報受信記録再生装置。
  33. 【請求項33】 ユーザもしくは受信装置の識別データ
    を記録するユーザ情報管理手段と、 前記識別データを用いて認証するユーザ認証手段と、 受信側へ送信するコンテンツデータを記録する保管手段
    と、 送信するコンテンツデータを暗号化する暗号化手段と、 受信側からの前記識別データを受信する受信手段と、 受信側へコンテンツデータ及び暗号解除キーを送信する
    送信手段と、を備え、前記送信手段は暗号化したコンテ
    ンツデータを受信側へ送信した後、前記受信手段は、受
    信側から送信される識別データを常時受信しながら、該
    送信手段は、前記識別データに基づき暗号解除キーを送
    信する、 ことを特徴とする情報送信装置。
  34. 【請求項34】 ユーザもしくは受信装置の識別データ
    を記録するユーザ情報管理手段と、 前記識別データを用いて認証するユーザ認証手段と、 受信側へ送信するコンテンツデータを記録する保管手段
    と、 送信するコンテンツデータを暗号化する暗号化手段と、 受信側からの前記識別データを受信する受信手段と、 受信側へコンテンツデータ及び暗号解除キーを送信する
    送信手段と、を備え、 前記送信手段は暗号化したコンテンツデータを受信側へ
    送信した後、前記受信手段は、受信側から送信される識
    別データを間欠的に受信しながら、該送信手段は、前記
    識別データに基づき暗号解除キーを送信する、 ことを特徴とする情報送信装置。
  35. 【請求項35】 情報受信記録再生装置と、情報送信装
    置と、を備え、 前記情報送信装置は、コンテンツデータを特定の大きさ
    に分割し、それぞれに異なる暗号化キーを用いて暗号化
    して送信し、これに並行して、受信側から送られてくる
    識別データを受信した時、あるいは受信している間中に
    限り、暗号解除キー又は暗号解除コードを適応的に切り
    替えて送信し、 前記情報受信記録再生装置は、ユーザもしくは該情報受
    信記録再生装置の識別データをコンテンツ送信者に対し
    送信することによって、返信される暗号解除キー、もし
    くは返信され続ける暗号解除コードを用いて、前もって
    受信し記録済みの、もしくはリアルタイムで受信してい
    る暗号化されたコンテンツデータを復号化し、再生す
    る、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  36. 【請求項36】 請求項35に記載の情報送受信システ
    ムにおいて、 前記コンテンツデータの重要度に応じて、前記情報送信
    装置と前記情報受信記録再生装置との間における、前記
    識別データの送受信頻度を増減する、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  37. 【請求項37】 情報受信記録再生装置と、情報送信装
    置と、を備え、 前記情報送信装置は、コンテンツデータを特定の大きさ
    に分割し、それぞれに異なる暗号化キーを用いて暗号化
    して送信し、これと並行して、受信側から送信されてく
    る識別データを連続的に、もしくは断続的に受信する場
    合に限り、これと合わせて受信側からの暗号解除キーあ
    るいは暗号解除コードの送信要求を受理し、暗号解除キ
    ー又は暗号解除コードを適応的に切り替えて返信し、 前記情報受信記録再生装置は、前もって受信記録済みで
    ある暗号化されたコンテンツデータから暗号化パターン
    の変化を検出し、ユーザもしくは該情報受信記録再生装
    置の特定に用いる識別データと合わせて暗号解除キー又
    は暗号解除コードの送信要求をコンテンツデータの送信
    者に対して送信した結果、返信される暗号解除キー、も
    しくは返信されつづける暗号解除コードを受信して、暗
    号化されたコンテンツデータを復号化し、再生する、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  38. 【請求項38】 情報受信記録再生装置と、情報送信装
    置と、を備え、 前記情報送信装置は、特定の大きさに分割し、それぞれ
    に異なる暗号化を施したコンテンツデータの暗号化スト
    リーム中に、暗号化しない部分を設けて送信し、これに
    並行して、受信側から送信される識別データを連続的
    に、もしくは断続的に受信する場合に限り、これに合わ
    せて受信側からの暗号解除キーあるいは暗号解除コード
    の送信要求を受理し、暗号解除キー又は暗号解除コード
    を適応的に切り替えて返信し、 前記情報受信記録再生装置は、前もって受信記録済み
    の、もしくはリアルタイムに受信するコンテンツデータ
    から暗号化パターンの変化を検出し、暗号化されていな
    いストリーム部分を再生している間に、ユーザもしくは
    該情報受信記録再生装置の特定に用いる識別データと合
    わせて暗号解除キーまたは暗号解除コードの送信要求を
    コンテンツデータの送信者に対して送信した結果、次の
    暗号解除キーもしくは暗号解除コードを受信する、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  39. 【請求項39】 情報受信記録再生装置と、情報送信装
    置と、を備え、 前記情報送信装置は、コンテンツデータを特定の大きさ
    に分割し、それぞれに異なる暗号化キーを用いて暗号化
    して送信し、これに並行して、コンテンツデータの暗号
    化パターンが変化するタイミングを通知し、受信側から
    送信される識別データを連続的にもしくは断続的に受信
    する場合に限り、これと合わせて受け取る受信側からの
    暗号解除キーあるいは暗号解除コードの送信要求を受理
    し、暗号解除キー又は暗号解除コードを適応的に切り替
    えて返信し、 前記情報受信記録再生装置は、受信するコンテンツデー
    タの送信側から通知された暗号化パターン変化タイミン
    グ情報に従って、コンテンツデータの再生中に暗号化パ
    ターンが変化すると同時に次の暗号解除キー又は暗号解
    除コードを受信できるよう、前もってユーザもしくは該
    情報受信記録再生装置の特定に用いる識別データと合わ
    せて暗号解除キーもしくは暗号解除コードの送信要求を
    コンテンツデータ送信者に送信する、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  40. 【請求項40】 情報受信記録再生装置と、情報送信装
    置と、を備え、 前記情報送信装置は、コンテンツデータを特定の大きさ
    に分割し、それぞれに異なる暗号化キーを用いて暗号化
    して送信し、これに並行して、受信装置から送信されて
    くる識別データを連続的にもしくは断続的に受信する場
    合に限り、これと合わせて受信装置からの暗号解除キー
    あるいは暗号解除コードの送信要求を受理し、暗号解除
    キー又は暗号解除コードを適応的に切り替えて返信し、 前記情報受信記録再生装置は、前もって受信記録済みで
    ある暗号化されたコンテンツデータを再生しつつ、同一
    コンテンツデータ中の未再生部分から、暗号化パターン
    が変化するタイミングを検出し、前記検出結果に基づい
    て、暗号化パターンが変化するタイミングに次の暗号解
    除キー又は暗号解除コードを受信できるよう、暗号解除
    キー又は暗号解除コードの送信要求を、ユーザもしくは
    該情報受信記録再生装置の特定に用いる識別データと合
    わせてコンテンツデータの送信者に対して送信する、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  41. 【請求項41】 情報受信記録再生装置と、情報送信装
    置と、を備え、 前記情報受信記録再生装置は、暗号化されたコンテンツ
    データをリアルタイムに受信すると同時に、ユーザもし
    くは該情報受信記録再生装置の特定に用いる識別データ
    をコンテンツデータの送信者に対し送信した結果、暗号
    解除キーもしくは暗号解除コードを受信し、 前記情報送信装置は、ユーザもしくは受信装置の特定に
    用いる識別データを受信した時、あるいは受信している
    間中に限り、前記識別データを用いてユーザ認証し、受
    信した前記識別データが適切であると認証できた場合、
    暗号解除キー又は暗号解除コードを返信し、受信した前
    記識別データが不適切であると認証した場合、暗号化さ
    れたコンテンツデータ及び暗号解除キーもしくは暗号解
    除コードの送信を中止する、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  42. 【請求項42】 情報受信記録再生装置と、情報送信装
    置と、を備え、 前記情報受信記録再生装置は、前もって受信記録済みで
    ある暗号化されたコンテンツデータの暗号解除キー送信
    要求もしくは暗号解除コード送信要求と共に、ユーザも
    しくは該情報受信記録再生装置の特定に用いる識別デー
    タをコンテンツデータの送信者に対し送信した結果、暗
    号解除キーもしくは暗号解除コードを受信し、 前記情報送信装置は、ユーザもしくは受信装置の特定に
    用いる識別データを受信した時、あるいは受信している
    間中に限り、前記識別データを用いてユーザ認証し、受
    信した前記識別データが適切であると認証できた場合、
    暗号解除キー又は暗号解除コードを返信し、受信した前
    記識別データが不適切であると認証した場合、暗号解除
    キー又は暗号解除コードの送信中止をすると同時に、前
    記コンテンツデータを消去し、もしくはコンテンツデー
    タの暗号化を変化させる、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  43. 【請求項43】 ユニークな運針パターンを有するカウ
    ンタを備えた、 ことを特徴とする情報受信装置。
  44. 【請求項44】 ユニークな運針パターンを有する複数
    個のカウンタを備え、 前記複数個のカウンタは、同時に出力可能である、 ことを特徴とする情報送信装置。
  45. 【請求項45】 複数のユニークな運針パターンを有す
    るカウンタを備え、前記カウンタは、複数のユニークな
    運針パターンに基づいて、同時に複数個の値を出力可能
    である、 ことを特徴とする情報送信装置。
  46. 【請求項46】 ユニークな運針パターンのカウンタを
    有する情報受信装置と、 ユニークな運針パターンのカウンタを有する情報送信装
    置と、を備え、 前記情報受信装置のカウンタと前記情報送信装置のカウ
    ンタとは、値を共有する、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  47. 【請求項47】 ユニークな運針パターンのカウンタを
    有する情報受信装置と、 ユニークな運針パターンのカウンタを有する情報送信装
    置と、を備え、 前記情報受信装置のカウンタ値を、前記情報送信装置の
    カウンタにセットして、カウンタ値を共有する、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  48. 【請求項48】 ユニークな運針パターンのカウンタを
    有する情報受信装置と、 ユニークな運針パターンのカウンタを有する情報送信装
    置と、を備え、 前記情報送信装置のカウンタ値を、前記情報受信装置の
    カウンタにセットして、カウンタ値を共有する、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  49. 【請求項49】 所定の鍵情報に従って、コンテンツデ
    ータを暗号化復号化する暗号化復号化手段と、 情報送信装置と共有するユニークな運針パターンを有す
    るカウンタと、を備え、 前記暗号化復号化手段は、前記カウンタの出力した値に
    従って、情報の暗号化及び復号化する、 ことを特徴とする情報受信装置。
  50. 【請求項50】 コンテンツデータを暗号化し、また鍵
    情報などを暗号化復号化する暗号化復号化手段を備え、 前記暗号化復号化手段は、情報受信装置と共有するユニ
    ークな運針カウンタの値に従って、情報の暗号化及び復
    号化をする、 ことを特徴とする情報送信装置。
  51. 【請求項51】 ユニークな運針パターンのカウンタを
    有する情報受信装置と、 ユニークな運針パターンのカウンタを有する情報送信装
    置と、を備え、 前記情報受信装置の、前記情報送信装置のカウンタ値を
    合致させた時のIPアドレスが、異なるIPアドレスに
    変化した時、又は該情報受信装置のIPアドレスを変え
    たときに、情報の送受信をする、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  52. 【請求項52】 ユニークな運針パターンのカウンタを
    有する情報受信装置と、ユニークな運針パターンのカウ
    ンタを有する情報送信装置と、を備え、 前記情報受信装置のカウンタと前記情報送信装置のカウ
    ンタとは、値を共有し、 前記情報送信装置は、前記カウンタの値に従って、コン
    テンツデータを暗号化して送信し、 前記情報受信装置は、上記コンテンツデータを受信し、
    上記カウンタの値に従ってコンテンツデータを復号化
    し、再生する、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  53. 【請求項53】 ユニークな運針パターンのカウンタを
    有する情報受信記録再生装置と、 ユニークな運針パターンのカウンタを有する情報送信装
    置と、を備え、 前記情報受信記録再生装置のカウンタと前記情報送信装
    置のカウンタとは、値を共有し、 前記情報送信装置は該情報送信装置のカウンタの値に従
    ってコンテンツデータを暗号化して送信し、 前記情報受信記録再生装置は、前記暗号化されたコンテ
    ンツデータを受信して記録し、さらに、 前記情報送信装置は該情報送信装置のカウンタの値に従
    って暗号解除キーを暗号化して送信し、 前記情報受信記録再生装置は前記暗号解除キーを受信し
    て、前記記録済みコンテンツデータを復号化し、再生す
    る、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  54. 【請求項54】 請求項43または請求項49に記載の
    情報受信装置において、 前記情報受信装置は、請求項28乃至請求項32のいず
    れかに記載の情報受信記録再生装置でもある、 ことを特徴とする情報受信装置。
  55. 【請求項55】 請求項44、請求項45、請求項50
    のいずれかに記載の情報送信装置において、 前記情報送信装置は、請求項33または請求項34に記
    載の情報送信装置でもある、 ことを特徴とする情報送信装置。
  56. 【請求項56】 請求項46乃至から請求項48、請求
    項51、請求項52のいずれかに記載の情報送受信シス
    テムにおいて、 前記情報受信装置は、請求項28乃至請求項32のいず
    れかに記載の情報受信記録再生装置でもある、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  57. 【請求項57】 請求項35乃至請求項42、請求項4
    6乃至から48、請求項51乃至請求項53までのいず
    れかに記載の情報送受信システムにおいて、 前記情報送信装置は、請求項33または請求項34に記
    載の情報送信装置でもある、 ことを特徴とする情報送受信システム。
  58. 【請求項58】 請求項35乃至請求項42、請求項5
    3のいずれかに記載の情報送受信システムにおいて、 前記情報受信記録再生装置は、請求項28乃至請求項3
    2のいずれかに記載の情報受信記録再生装置でもある、 ことを特徴とする情報送受信システム。
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