JP2000243026A - 情報記録方法、利用方法および配送方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、書き換えの出来ないメディア独自
識別子を利用することにより、他のメディアに情報を複
製しても利用できないような情報の記録方法および情報
の利用方法、更に、そのような情報を配送する際に盗聴
されても盗聴者に不正利用ができない配送方法を提供す
ることにある。 【解決手段】 携行可能な記憶メディアに書き換え不可
能でかつ固有の識別子が付与されるとき、情報記録サー
バから提供される情報を記憶メディアに記録し、この記
憶メディアに記録された情報を情報利用装置で読み出し
利用するときの情報記録方法であって、前記情報は前記
情報記録サーバで当該情報が記録される記憶メディアに
付与されている識別子を用いて暗号化され、前記情報利
用装置で復号化されることを要旨とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、不正利用を防止し
たい電子情報である目的情報を暗号化して情報提供者側
から情報記録利用側に配送し、この配送された目的情報
を書き換え不可能な固有の識別子を有する記憶メディア
に記録し、この記録された目的情報を利用する記憶メデ
ィア識別子を利用した不正利用防止のため情報記録方
法、利用方法および配送方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】電子情報は容易に複製可能であるという
性質を持っている。一方、情報の提供者は情報に付加価
値を付け、情報を販売したい場合がある。このように情
報を販売する場合、情報の利用者によって情報が他のメ
ディアに複製され、対価を払って情報を購入した正規の
利用者以外に情報が利用されてしまうことがある。

【０００３】盗聴や不正利用を避けるために、情報を暗
号化して配送および保存する方法が容易に考えられる
が、情報を利用する際に情報を復号化するための復号鍵
が必要になる。しかし、この方法では、暗号化した情報
と復号鍵の両情報を複製された場合に、容易に不正利用
が可能である。

【０００４】さらにこれを避けるために、復号鍵を複製
できない装置内に保存する場合、情報を利用するために
は、復号鍵を保存した装置が必要になり、可搬性が悪く
なるという問題がある。

【０００５】また、情報を販売する場合、利用者が対価
を払って情報を購入する際に、情報は提供者から利用者
の装置へ配送される。この配送の途中において盗聴をさ
れた場合、盗聴した情報から元の情報が容易に再現さ
れ、対価を払って情報を購入していない盗聴者に情報が
利用されてしまうことがある。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、情報
の提供者が販売した情報は、不正に複製された場合に、
容易に不正利用されてしまうという問題がある。また、
暗号化して情報を配布したとしても、暗号化した情報
と、暗号化した情報を復号するための復号鍵を共に複製
された場合、これも容易に不正利用されてしまうという
問題がある。

【０００７】また、復号鍵の複製を避けるために、復号
鍵を複製できない装置内に保存する場合、情報の可搬性
が下がるという問題がある。

【０００８】さらに、情報を販売する際の配送経路にお
いても、情報が盗聴された場合に不正利用されてしまう
という問題がある。

【０００９】本発明は上記に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、書き換えの出来ないメディア独
自識別子を利用することにより、他のメディアに情報を
複製しても利用できないような情報の記録方法および情
報の利用方法、更に、そのような情報を配送する際に盗
聴されても盗聴者に不正利用ができない配送方法を提供
することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の本発明は、携行可能な記憶メディア
に書き換え不可能でかつ固有の識別子が付与されると
き、情報記録サーバから提供される情報を記憶メディア
に記録し、この記憶メディアに記録された情報を情報利
用装置で読み出し利用するときの情報記録方法であっ
て、前記情報は前記情報記録サーバで当該情報が記録さ
れる記憶メディアに付与されている識別子を用いて暗号
化され、前記情報利用装置で復号化されることを要旨と
する。

【００１１】請求項１記載の本発明にあっては、記憶メ
ディアに付与されている識別子を用いて暗号化されてい
るので、別の記憶メディアに複製しても、この別の記憶
メディア固有の識別子からは暗号化情報を復号でぎす、
従って情報の複製による不正利用を防止することができ
る。

【００１２】また請求項２記載の本発明は、前記請求項
１記載の暗号化は、共通鍵暗号方式または公開鍵暗号方
式のいずれかによるものであることを要旨とする。

【００１３】請求項２記載の本発明にあっては、用いる
暗号化方式が、共通鍵暗号方式または公開鍵暗号方式の
いずれであっても良いので、汎用性に優れる。

【００１４】また請求項３記載の本発明は、携行可能な
記憶メディアに書き換え不可能でかつ固有の識別子が付
与されるとき、情報記録サーバから提供される情報を記
憶メディアに記録し、この記憶メディアに記録された情
報を情報利用装置で読み出し利用するときの情報記録方
法であって、記憶メディアの識別子と情報記録サーバと
情報利用装置間で共有され利用者には秘密にされている
サーバ・利用装置共通鍵を利用してメディア固有鍵を生
成し、情報固有鍵をメディア固有鍵で暗号化した暗号化
情報固有鍵を生成し、暗号化情報と暗号化情報固有鍵を
記憶メディアに記録することを要旨とする。

【００１５】請求項３記載の本発明にあっては、目的情
報を暗号化情報から復号するには暗号化情報固有鍵が必
要であるが、この暗号化情報固有鍵は、記憶メディアの
識別子と情報記録サーバと情報利用装置でのみ共有され
利用者に秘密にされているサーバ・利用装置共通鍵から
生成されるため、記憶メディアに記録されている暗号化
情報固有鍵、暗号化情報を読み出して別の記憶メディア
に複製しても、この別の記憶メディア固有の識別子とサ
ーバ・利用装置共通鍵から生成される情報固有鍵では暗
号化情報を復号でぎす、従って情報の複製による不正利
用を防止することができる。

【００１６】また請求項４記載の本発明は、書き換え不
可能な固有の識別子を有する記憶メディアに記録された
情報の利用を行う情報利用方法であって、記憶メディア
から暗号化情報固有鍵と暗号化情報を読み出し、記憶メ
ディアの識別子とサーバ・利用装置共通鍵を用いてメデ
ィア固有鍵を生成し、暗号化情報固有鍵をメディア固有
鍵で復号して情報固有鍵を取り出し、暗号化情報から情
報固有鍵を用いて目的情報を取出して利用することを要
旨とする。

【００１７】請求項４記載の本発明にあっては、記憶メ
ディアから読み出した暗号化情報固有鍵を記憶メディア
の識別子とサーバ・利用装置共有鍵から生成したメディ
ア固有鍵で復号して情報固有鍵を取り出し、情報固有鍵
で暗号化情報を復号して目的情報を取出すため、記憶メ
ディアに記録されている暗号化情報固有鍵、暗号化情報
を読み出して別の記憶メディアに複製しても、この別の
記憶メディアの固有の識別子から生成されるメディア固
有鍵では暗号化情報固有鍵を復号できず、従って情報の
複製による不正利用を防止することができる。

【００１８】請求項５記載の本発明は、情報記録サーバ
に蓄積されている暗号化情報と情報固有鍵を、情報記録
装置に装着されている書き換え不可能な固有の識別子を
有する記憶メディアまで配送する情報配送方法であっ
て、記憶メディアの識別子を情報記録サーバに送信し、
情報記録サーバにおいて記憶メディアの識別子とサーバ
・利用装置共通鍵からメディア固有鍵を生成し、情報記
録サーバにおいて情報固有鍵をメディア固有鍵で暗号化
して暗号化情報固有鍵を生成し、情報記録サーバから暗
号化情報固有鍵と暗号化情報を情報記録装置に送信し、
情報記録装置は暗号化情報固有鍵と暗号化情報を受信し
て記憶メディアに記録することを要旨とする。

【００１９】請求項５記載の本発明にあっては、情報記
録装置から情報記録サーバへ送信される記憶メディアの
情報は記憶メディアの識別子のみであり、サーバ・利用
装置共通鍵がなければメディア固有鍵を生成できず、通
信中に盗聴されても不正利用することができない。ま
た、情報記録サーバから情報記録装置へ送信される情報
は暗号化情報固有鍵と暗号化情報であり、暗号化情報固
有鍵は記憶メディアの識別子とサーバ・利用装置共通鍵
から生成したメディア固有鍵がなければ情報固有鍵に復
号できず、この情報固有鍵がなければ暗号化情報から目
的情報を復号できない。従って、暗号化情報固有鍵と暗
号化情報は送信中に盗聴されても不正利用することはで
きない。

【００２０】請求項６記載の本発明は、請求項５記載の
方法以外の他の配送手段を用いて既に記憶メディア内に
暗号化情報があり、この記録されている暗号化情報を利
用可能にするために情報提供サーバに蓄積されている情
報固有鍵を情報記録装置に装着されている書き換え不可
能な固有の識別子を有する記憶メディアまで配送する情
報配送方法であって、記憶メディアの識別子をサーバに
送信し、情報記録サーバにおいて記憶メディアの識別子
とサーバ・利用装置共通鍵を利用してメディア固有鍵を
生成し、情報記録サーバにおいて情報固有鍵をメディア
固有鍵で暗号化して暗号化情報固有鍵を生成し、情報記
録サーバから暗号化情報固有鍵を情報記録装置に送信
し、情報記録装置は暗号化情報固有鍵を受信して記憶メ
ディアに記録することを要旨とする。

【００２１】請求項６記載の本発明にあっては、情報記
録装置から情報記録サーバへ送信される記憶メディアの
情報は記憶メディアの識別子のみであり、サーバ・利用
装置共通鍵がなければメディア固有鍵を生成できず、通
信中に盗聴されても不正利用することができない。ま
た、情報記録サーバから情報記録装置へ送信される情報
は暗号化情報固有鍵のみであり、暗号化情報固有鍵は記
憶メディアの識別子とサーバ・利用装置共通鍵から生成
したメディア固有鍵がなければ情報固有鍵に復号できな
い。従って暗号化情報固有鍵は通信中に盗聴されても不
正利用することはできない。

【００２２】請求項７記載の本発明は、書き換え不可能
なメディア固有の識別子を有する記憶メディアを用いて
情報の記録を行う情報記録方法であって、不正利用を防
止したい目的情報に対して情報固有鍵を生成し、この情
報固有鍵を用いて目的情報を暗号化した暗号化情報を生
成し、記憶メディアの識別子を用いて情報固有鍵を暗号
化したメディア固有情報固有鍵を生成し、公開鍵暗号方
式のサーバ・利用装置公開鍵を用いてメディア固有情報
固有鍵を暗号化した暗号化メディア固有情報固有鍵を生
成し、暗号化情報と暗号化メディア固有情報固有鍵を記
憶メディアに記録することを要旨とする。

【００２３】請求項７記載の本発明にあっては、目的情
報を暗号化情報から復号するには暗号化メディア固有情
報固有鍵が必要であるが、この暗号化メディア固有情報
固有鍵は、公開鍵暗号方式のサーバ・利用装置公開鍵と
記憶メディアの識別子で暗号化されているため、記憶メ
ディアに記録されている暗号化情報固有鍵、暗号化情報
を読み出して別の記憶メディアに複製しても、暗号化メ
ディア固有情報固有鍵を公開鍵暗号方式のサーバ・利用
装置秘密鍵を用いて復号して生成されたメディア固有情
報鍵をこの記憶メディアの識別子を用いて復号すること
ができないために情報固有鍵を取出せず、従って情報の
複製による不正利用を防止することができる。

【００２４】また請求項８記載の本発明は、書き換え不
可能な固有の識別子を有する記憶メディアに記録された
情報の利用を行う情報利用方法であって、記憶メディア
から暗号化メディア固有情報固有鍵と暗号化情報を読み
出し、公開鍵暗号方式のサーバ・利用装置秘密鍵を用い
て暗号化メディア固有情報固有鍵を復号してメディア固
有情報固有鍵を取りだし、記憶メディアの識別子を用い
てメディア固有情報固有鍵を復号して情報固有鍵を取り
出し、暗号化情報を情報固有鍵で復号して目的情報を取
出して利用することを要旨とする。

【００２５】請求項８記載の本発明にあっては、記憶メ
ディアから読み出した暗号化メディア固有情報固有鍵を
公開鍵暗号方式のサーバ・利用装置秘密鍵を用いて復号
してメディア固有情報固有鍵を取り出し、これを記憶メ
ディアの識別子を用いて復号して情報固有鍵を取り出
し、情報固有鍵で暗号化情報を復号して目的情報を取出
すため、記憶メディアに記録されている暗号化メディア
固有情報固有鍵と暗号化情報を読み出して別の記憶メデ
ィアに複製しても、この別の記憶メディアの固有の識別
子ではメディア固有情報固有鍵を復号できないため情報
固有鍵を取出せず、従って情報の複製による不正利用を
防止することができる。

【００２６】請求項９記載の本発明は、情報記録サーバ
に蓄積されている暗号化情報と情報固定鍵を、情報記録
装置に装着されている書き換え不可能な固有の識別子を
有する記憶メディアまで配送する情報配送方法であっ
て、記憶メディアの識別子を情報記録サーバに送信し、
情報記録サーバにおいて記憶メディアの識別子を用いて
情報固有鍵を暗号化したメディア固有情報固有鍵を生成
し、情報記録サーバにおいて公開鍵暗号方式のサーバ・
利用装置公開鍵を用いてメディア固有情報固有鍵を暗号
化した暗号化メディア固有情報固有鍵を生成し、情報記
録サーバから暗号化メディア固有情報固有鍵と暗号化情
報を情報記録装置に送信し、情報記録装置は暗号化メデ
ィア固有情報固有鍵と暗号化情報を受信して記憶メディ
アに記録することを要旨とする。

【００２７】請求項９記載の本発明にあっては、情報記
録装置から情報記録サーバへ送信される記憶メディアの
情報は記憶メディアの識別子のみであり、通信中に盗聴
されても不正利用することができない。また、情報記録
サーバから情報記録装置へ送信される情報は暗号化メデ
ィア固有情報固有鍵と暗号化情報であり、暗号化メディ
ア固有情報固有鍵は記憶メディアの識別子と公開鍵暗号
方式のサーバ・利用装置秘密鍵がなければ情報固有鍵に
復号できず、この情報固有鍵がなければ暗号化情報から
目的情報を復号できない。従って、暗号化メディア固有
情報固有鍵と暗号化情報は通信中に盗聴されても不正利
用することはできない。

【００２８】請求項１０記載の本発明は、請求項９記載
の方法以外の他の配送手段を用いて既に記憶メディア内
に暗号化情報があり、この記録されている暗号化情報を
利用可能にするために情報提供サーバに蓄積されている
情報固有鍵を情報記録装置に装着されている書き換え不
可能な固有の識別子を有する記憶メディアまで配送する
情報配送方法であって、記憶メディアの識別子をサーバ
に送信し、情報記録サーバにおいて記憶メディア識別子
を用いて情報固有鍵を暗号化したメディア固有情報固有
鍵を生成し、情報記録サーバにおいて公開鍵暗号方式の
サーバ・利用装置公開鍵を用いてメディア固有情報固有
鍵を暗号化した暗号化メディア固有情報固有鍵を生成
し、情報記録サーバから暗号化メディア固有情報固有鍵
を情報記録装置に送信し、情報記録装置は暗号化メディ
ア固有情報固有鍵を受信して記憶メディアに記録するこ
とを要旨とする。

【００２９】請求項１０記載の本発明にあっては、情報
記録装置から情報記録サーバへ送信される記憶メディア
の情報は記憶メディアの識別子のみであり、通信中に盗
聴されても不正利用することができない。また、情報記
録サーバから情報記録装置へ送信される情報は暗号化メ
ディア固有情報固有鍵のみであり、暗号化メディア固有
情報固有鍵は記憶メディアの識別子と公開鍵暗号方式の
サーバ・利用装置秘密鍵がなければ情報固有鍵に復号で
きず、従って暗号化情報固有鍵は通信中に盗聴されても
不正利用することはできない。

【００３０】

【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図１は、本発明の第１の実施
形態に係る記憶メディア識別子を利用した不正利用防止
のための情報の記録方法、利用方法および配送方法を実
現するシステムの構成を示すブロック図である。

【００３１】図１に示す第１の実施形態のシステムは、
書き換え不可能でかつ固有の識別子（いわゆるＩＤ）が
埋め込まれた携行可能な記憶メディア１と、この記憶メ
ディア１に情報を書き込み記録する情報記録装置２と、
記憶メディア１に格納された情報を読み出し利用する際
に使う情報利用装置３と、情報を配信する情報記録サー
バ４から構成される。また、情報記録サーバ４に格納、
蓄積される元の目的情報は情報提供者５から提供され
る。

【００３２】記憶メディア１には、任意の記憶媒体を用
いることができる。一例をあげると、スマートメディア
等の小形メモリカード、ＭＤ（Ｍｉｎｉ Ｄｉｓｃ）等
の光磁気ディスク（ＭＯ）、相変化型光ディスク、ＣＤ
（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｃ）、ＣＤ−Ｒ（ＣＤ−Ｒｅ
ｃｏｒｄａｂｌｅ）、ＣＤ−ＲＷ（ＣＤ−ｒｅｗｒｉｔ
ａｂｌｅ）、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉ
ｌｅ Ｄｉｓｃ）等の光ディスク等が好適である。な
お、このとき記憶メディア自身にＣＰＵが内蔵されてい
ても構わない。

【００３３】また記憶メディア１は、予め書き換え不可
であるように埋め込まれた該記憶メディア固有の識別子
１１と、また通常の書き換え可能な記憶領域１２から構
成される。図１では、情報記録装置２に挿脱自在に装着
された記憶メディア１に情報が記録された後に、記憶メ
ディア１のみが情報記録装置２から取り出され携行（搬
送）されて情報利用装置３に装着され、該記憶メディア
１に記録された情報が読み出される状態が示されてい
る。

【００３４】また記憶メディア１に情報を書き込む情報
記録装置２は、装着されている記憶メディア１から記憶
メディア独自の識別子１１を読み出すためのメディア識
別子読出し部２１と、記憶メディア１の記憶領域１２へ
書き込みを行うため情報記録処理部２２から構成され
る。

【００３５】記憶メディア１の情報を利用するための情
報利用装置３は、装着された記憶メディア１の独自の識
別子１１を読み出すためのメディア識別子読出し部３１
と、装着された記憶メディア１の記憶領域１２を読み出
すための記憶領域読出し部３２と、情報記録サーバ４と
利用装置のみで共有され利用者に秘密にされているサー
バ・利用装置共通鍵３３と、記憶メディア１独自の識別
子１１とサーバ・利用装置共通鍵３３を用いてメディア
固有鍵を生成するためのメディア固有鍵生成部３４と、
記憶メディア１の記憶領域１２に記憶された暗号化情報
固有鍵をメディア固有鍵を用いて復号し情報固有鍵を取
出すための暗号化情報固有鍵復号化部３５と、暗号化情
報固有鍵復号化部３５で復号された情報固有鍵を用いて
目的情報に復号するための情報復号化部３６と、その目
的情報を利用するための情報利用処理部３７から構成さ
れる。

【００３６】情報を配信する情報記録サーバ４は、情報
記録サーバ４と情報利用装置３間でのみ共有され利用者
には秘密にされているサーバ・利用装置共通鍵４１と、
サーバ・利用装置共通鍵４１と記憶メディア独自の識別
子１１を用いてメディア固有鍵を生成するためのメディ
ア固有鍵生成部４２と、メディア固有鍵を用いて情報固
有鍵を暗号化し暗号化情報固有鍵を生成するための情報
固有鍵暗号化部４３と、暗号化情報および暗号化情報固
有鍵を蓄積する記憶装置４４と、目的情報から情報固有
鍵を生成し目的情報を暗号化して暗号化情報を生成する
ための情報暗号化部４５からなる。

【００３７】なお、情報利用装置３のサーバ・利用装置
共通鍵３３と情報記憶サーバ４のサーバ・利用装置共通
鍵４１は同一のものとする。また情報利用装置３のメデ
ィア固有鍵生成部３４と情報記憶サーバ４のメディア固
有鍵生成部４２は同じアルゴリズムを用いてメディア固
有鍵の生成を行うものとする。

【００３８】情報提供者５はあらかじめ目的情報Ｃを情
報記録サーバ４に送信し、情報記録サーバ４内の情報暗
号化部４５にて情報固有鍵Ｋｃと暗号化情報Ｅｃ（Ｋ
ｃ，Ｃ）を作成しておき、情報固有鍵Ｋｃと暗号情報Ｅ
ｃ（Ｋｃ，Ｃ）は情報記録サーバ４内の記憶装置４４に
記録しておく。

【００３９】目的情報を情報記録サーバ４から記憶メデ
ィア１まで配送する場合には、まず、記憶メディア１か
ら記憶メディア独自の識別子１１を読み出し、記憶メデ
ィア独自の識別子１１を情報記録サーバ４へ送信する。
記憶メディア独自の識別子１１を受信した情報記録サー
バ４では、メディア固有鍵生成部４２でサーバ・利用装
置共通鍵Ｋｋと記憶メディア独自の識別子１１からメデ
ィア固有鍵Ｋｍを生成する。

【００４０】次いで情報記録サーバ４は記憶装置４４か
ら情報固有鍵Ｋｃを取り出し、情報固有鍵暗号化部４３
で情報固有鍵Ｋｃをメディア固有鍵Ｋｍを用いて暗号化
し、暗号化情報固有鍵Ｅｍ（Ｋｍ，Ｋｃ）を生成する。

【００４１】次いで、情報記録サーバ４は暗号化情報Ｅ
ｃ（Ｋｃ，Ｃ）と暗号化情報固有鍵Ｅｍ（Ｋｍ，Ｋｃ）
を情報記録装置２へ送信する。暗号化情報Ｅｃ（Ｋｃ，
Ｃ）と暗号化情報固有鍵Ｅｍ（Ｋｍ，Ｋｃ）を受け取っ
た情報記録装置２では、情報記録処理部２２にて装着さ
れている記憶メディア１の記憶領域１２へ暗号化情報Ｅ
ｃ（Ｋｃ，Ｃ）と暗号化情報固有鍵Ｅｍ（Ｋｍ，Ｋｃ）
を記録する。

【００４２】［実施例補足−１］また、暗号化情報Ｅｃ
（Ｋｃ，Ｃ）と、暗号化情報固有鍵Ｅｍ（Ｋｍ，Ｋｃ）
は、情報記録サーバ４から記憶メディア１まで別個に配
送することもできる。すなわち、情報記録サーバ４内の
記憶装置４４に記録されている暗号化情報Ｅｃ（Ｋｃ，
Ｃ）のみをあらかじめ通信、またはＣＤ−ＲＯＭやＤＶ
Ｄなどの媒体経由で記憶メディア１まで配送し、記憶メ
ディア１の記憶領域１２に記録する。その後、別の機会
に前記の方法で暗号化情報固有鍵Ｅｍ（Ｋｍ，Ｋｃ）を
配送して、先に暗号化情報Ｅｃ（Ｋｃ，Ｃ）を記録した
メディアの記憶領域１２にあわせて記録する。

【００４３】この配送方法を利用して配送経路上の盗聴
の脅威を考えた場合、配送経路上を流れるデータはメデ
ィア識別子ＩＤと暗号情報Ｅｃ（Ｋｃ，Ｃ）と暗号化情
報固有鍵Ｅｍ（Ｋｍ，Ｋｃ）でありメディア固有鍵Ｋｍ
が無ければ暗号化情報固有鍵Ｅｍ（Ｋｍ，Ｋｃ）は復号
できず、情報固有鍵Ｋｃがなければ暗号情報Ｅｃ（Ｋ
ｃ，Ｃ）は復号できず、メディア識別子ＩＤは盗聴され
ても問題が無いために、搬送経路上を流れるデータを盗
聴されても目的情報Ｃを復元することが出来ないため、
安全である。

【００４４】次に、上記の第１の実施形態で記憶メディ
ア１に記録された情報を利用する場合の方法について述
べる。情報の配送後に情報を利用する場合、記憶メディ
ア１は情報記録装置２から取り出し、情報利用装置３に
装着されているものとする。

【００４５】情報を利用する際は、情報利用装置３のメ
ディア識別子読出し部３１から記憶メディア１の独自の
識別子ＩＤを読み出し、情報利用装置３内部のサーバ利
用装置共通鍵Ｋｋと記憶メディア独自の識別子１１から
メディア固有鍵Ｋｍを生成し、記憶領域読出し部３２で
記憶メディア１の記憶領域１２から暗号化情報固有鍵Ｅ
ｍ（Ｋｍ，Ｋｃ）を読出し、暗号化情報固有鍵符号化部
３５で暗号化情報固有鍵Ｅｍ（Ｋｍ，Ｋｃ）を読み出
し、暗号化情報固有鍵Ｅｍ（Ｋｍ，Ｋｃ）をメディア固
有鍵Ｋｍを用いて復号し情報固有鍵Ｋｃを得て、記憶領
域読出し部３２で記憶メディア１の記憶領域１２から暗
号情報Ｅｃ（Ｋｃ，Ｃ）を読み出し、情報復号化部３６
は暗号化情報Ｅｃ（Ｋｃ，Ｃ）を情報固有鍵Ｋｃを用い
て復号し目的情報Ｃを得て、情報利用処理部３７へ渡
す。情報利用処理部３７は、目的情報Ｃを利用するため
の処理を行うものとし、ここではその処理を規定しない
が、音楽情報の再生や、静止画像や動画像情報の再生、
あるいはデータ処理などが考えられる。

【００４６】ここで不正利用者が、記憶メディア１から
暗号情報Ｅｃ（Ｋｃ，Ｃ）と暗号化情報固有鍵Ｅｐ（Ｅ
ｍ，Ｋｃ）を読み出し、別の記憶メディアに複製した場
合を考える。このとき、別の記憶メディアにはその記憶
メディア独自の識別子があり、これは書き換えが出来な
い。このため複製先の記憶メディアを用いて上記情報利
用装置で情報を利用しようとした場合、メディア固有鍵
生成部３４では、メディア固有鍵Ｋｍが生成されるが、
このメディア固有鍵Ｋｍでは暗号化情報固有鍵Ｅｍ（Ｋ
ｍ，Ｋｃ）から情報固有鍵Ｋｃを復号する事は出来な
い。このため、暗号情報Ｅｃ（Ｋｃ，Ｃ）から目的情報
Ｃを復号することも出来ず、結局複製した記憶メディア
では目的情報を利用することは出来ないため、情報は不
正利用できない。

【００４７】図２は、本発明の第２の実施形態に係る記
憶メディア識別子を利用した不正利用防止のための情報
の記録、利用および配送方法を実施するシステム構成を
示すブロック図である。同図に示す第２の実施形態のシ
ステムは、記憶メディア１と、この記憶メディア１に情
報を書き込む情報記録装置６と、記憶メディア１に格納
された情報を利用する際に使う情報利用装置７と、情報
を配信する情報記録サーバ８から構成され、元の目的情
報は情報提供者５から提供される。

【００４８】記憶メディア１は記憶メディア独自の識別
子１１と、通常の書き換え可能な記憶領域１２から構成
される。

【００４９】また記憶メディア１に情報を書き込む情報
記録装置６は、装着されている記憶メディア１から記憶
メディア独自の識別子１１を読み出すためのメディア識
別子読出し部６１と、記憶メディア１の記憶領域１２へ
書き込みを行うための情報記録処理部６２から構成され
る。

【００５０】記憶メディア１の情報を利用するための情
報利用装置７は、装着された記憶メディア１の独自の識
別子１１を読み出すためのメディア識別子読出し部７１
と、装着された記憶メディア１の記憶領域１２を読み出
すための記憶領域読出し部７２と、公開鍵暗号方式のサ
ーバ・利用装置秘密鍵７３と、記憶メディア１の記憶領
域１２に記憶された暗号化メディア固有情報固有鍵をサ
ーバ・利用装置秘密鍵７１を用いて復号しメディア固有
情報固有鍵を取出すための暗号化メディア固有情報固有
鍵復号部７４と、記憶メディア識別子１１を用いてメデ
ィア固有情報固有鍵を復号して情報固有鍵を取出すため
のメディア固有情報固有鍵復号化部７５と、メディア固
有情報固有鍵復号化部７５で復号された情報固有鍵を用
いて暗号化情報を目的情報に復号するための情報復号化
部７６と、その目的情報を利用するための情報利用処理
部７７とから構成される。

【００５１】情報を配信する情報記録サーバ８は、公開
鍵暗号方式のサーバ・利用装置公開鍵８１と、記憶メデ
ィア独自の識別子１１を用いて情報固有鍵を暗号化しメ
ディア固有情報固有鍵を生成するための情報固有鍵暗号
化部８２と、公開鍵暗号方式のサーバ・利用装置公開鍵
を用いてメディア固有情報固有鍵を暗号化し暗号化メデ
ィア固有情報固有鍵を生成するためのメディア固有情報
固有鍵暗号化部８３と、暗号化情報および暗号化メディ
ア固有情報固有鍵を蓄積する記憶装置８４と、目的情報
から情報固有鍵を生成し目的情報を暗号化して暗号化情
報を生成するための情報暗号化部８５からなる。

【００５２】なお、情報利用装置７のサーバ・利用装置
秘密鍵７１と情報記憶サーバ８のサーバ・利用装置公開
鍵８１は対になっているものとする。

【００５３】情報提供者５はあらかじめ目的情報Ｃを情
報記録サーバ８に送信し、情報記録サーバ８内の情報暗
号化部８５にて情報固有鍵Ｋｃとこの情報固有鍵Ｋｃで
暗号化した暗号化情報Ｅｃ（Ｋｃ，Ｃ）を作成してお
き、情報固有鍵Ｋｃと暗号情報Ｅｃ（Ｋｃ，Ｃ）は情報
記録サーバ８内の記憶装置８４に記録しておく。

【００５４】目的情報を情報記録サーバ８から記憶メデ
ィア１まで配送する場合には、まず、記憶メディア１か
ら記憶メディア独自の識別子１１を読み出し、記憶メデ
ィア独自の識別子１１を情報記録サーバ８へ送信する。
記憶メディア独自の識別子１１を受信した情報記録サー
バ８では、記憶装置８４から情報固有鍵Ｋｃを取り出
し、情報固有鍵暗号化部８２で記憶メディア独自の識別
子１１を用いて情報固有鍵Ｋｃを暗号化し、メディア固
有情報固有鍵Ｅｉ（ＩＤ，Ｋｃ）を生成する。次いで情
報記録サーバ８ではメディア固有情報固有鍵暗号化部８
３で公開鍵暗号方式のサーバ・利用装置公開鍵Ｋｐを用
いてメディア固有情報固有鍵Ｅｉ（ＩＤ，Ｋｃ）を暗号
化し、暗号化メディア固有情報固有鍵Ｅｐ（Ｋｐ，Ｅｉ
（ＩＤ，Ｋｃ））を生成する。

【００５５】次いで、情報記録サーバ８は暗号化情報Ｅ
ｃ（Ｋｃ，Ｃ）と暗号化メディア固有情報固有鍵Ｅｐ
（Ｋｐ，Ｅｉ（ＩＤ，Ｋｃ））を受け取った情報記録装
置６では、情報記録処理部６２にて装着されている記憶
メディア１の記憶領域１２へ暗号化情報Ｅｃ（Ｋｃ，
Ｃ）と暗号化メディア固有情報固有鍵Ｅｐ（Ｋｐ，Ｅｉ
（ＩＤ，Ｋｃ））を記録する。

【００５６】［実施例補足−２］また、暗号化情報Ｅｃ
（Ｋｃ，Ｃ）と、メディア固有情報固有鍵Ｅｐ（Ｋｐ，
Ｅｉ（ＩＤ，Ｋｃ））は、情報記録サーバ８から記憶メ
ディア１まで個別に配送することもできる。すなわち、
情報記録サーバ８内の記憶装置８４に記録されている暗
号化情報Ｅｃ（Ｋｃ，Ｃ）のみをあらかじめ通信、また
はＣＤ−ＲＯＭやＤＶＤなどの媒体経由で記憶メディア
１まで配送し、記憶メディア１の記憶領域１２に記録す
る。その後、別の機会に前記の方法で暗号化情報固有鍵
Ｅｐ（Ｋｐ，Ｅｉ（ＩＤ，Ｋｃ））を配送して、先に暗
号化情報Ｅｃ（Ｋｃ，Ｃ）を記録したメディアの記憶領
域１２にあわせて記録する。

【００５７】この配送方法を利用して配送経路上の盗聴
の脅威を考えた場合、配送経路上を流れるデータはメデ
ィア識別子ＩＤと暗号情報Ｅｃ（Ｋｃ，Ｃ）と暗号化メ
ディア固有情報固有鍵Ｅｐ（Ｋｐ，Ｅｉ（ＩＤ，Ｋ
ｅ））であり、サーバ・利用装置秘密鍵Ｋｓが無ければ
暗号化メディア固有情報固有鍵Ｅｐ（Ｋｐ，Ｅｉ（Ｉ
Ｄ，Ｋｃ））は復号できず、情報固有鍵Ｋｃがなければ
暗号情報Ｅｃ（Ｋｃ，Ｃ）は復号できないために、配送
経路上を流れるデータを盗聴されても目的情報Ｃを復元
することが出来ないため、安全である。

【００５８】次に、上記の第２の実施形態で記憶メディ
ア１に記録された情報を利用する場合の方法について述
べる。情報の配送後、情報を利用する場合、記憶メディ
ア１は情報記録装置６から取り出し、情報利用装置７に
装着されているものとする。

【００５９】情報を利用する際に、まず情報利用装置７
の記憶領域読出し部７２で記憶メディア１の記憶領域１
２から暗号化メディア固有情報固有鍵Ｅｐ（Ｋｐ，Ｅｉ
（ＩＤ，Ｋｃ））を読出し、暗号化メディア固有情報固
有鍵復号化部７４で暗号化メディア固有情報固有鍵Ｅｐ
（Ｋｐ，Ｅｉ（ＩＤ，Ｋｃ））をサーバ・利用装置秘密
鍵Ｋｓを用いて復号しメディア固有情報固有鍵Ｅｉ（Ｉ
Ｄ，Ｋｃ）を得て、情報利用装置７のメディア識別子読
出し部７１で記憶メディア１のメディア独自の識別子１
１を読出し、メディア固有情報固有鍵復号化部７５でメ
ディア固有情報固有鍵Ｅｉ（ＩＤ，Ｋｃ）をメディア独
自の識別子１１を用いて復号し情報固有鍵Ｋｃを得て、
情報複合処理部７６は記憶メディア１の記憶領域１２か
ら暗号情報Ｅｃ（Ｋｃ，Ｃ）を読み出し、暗号情報Ｅｃ
（Ｋｃ，Ｃ）を情報固有鍵Ｋｃで復号し目的情報Ｃを得
て、情報利用処理部７７へ渡す。情報利用処理部７７
は、目的情報Ｃを利用するするための処理を行うものと
し、ここではその処理を規定しないが、音楽情報の再生
や、静止画像、動画像情報の再生、およびデータ処理な
どが考えられる。

【００６０】ここで不正利用者が、記憶メディア１から
暗号情報Ｅｃ（Ｋｃ，Ｃ）と暗号化情報固有鍵Ｅｐ（Ｋ
ｐ，Ｅｉ（ＩＤ，Ｋｃ））を読み出し、別の記憶メディ
アに複製した場合を考える。このとき、別の記憶メディ
アにはその記憶メディア独自の識別子があり、これは書
き換えが出来ない。このため複製先の記憶メディアを用
いて上記情報利用装置で情報を利用しようとした場合、
メディア固有情報固有鍵復号化部７５では、メディア識
別子ＩＤを鍵にしてメディア固有情報固有鍵Ｅｉ（Ｉ
Ｄ，Ｋｃ）を復号しようとするが、このメディア識別子
ＩＤでは暗号化情報固有鍵Ｅｉ（ＩＤ，Ｋｃ）から情報
固有鍵Ｋｃを復号する事は出来ない。このため、暗号情
報固有鍵Ｅｃ（Ｋｃ，Ｃ）から目的情報Ｃを復号するこ
とも出来ず、結局複製した記憶メディアでは目的情報を
利用することは出来ないため、情報は不正利用できな
い。

【００６１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記憶メディアに記録した情報を複製されても、記憶メデ
ィア独自の識別子は複製できないので、複製した暗号化
情報固有鍵から情報固有鍵を復号する事が出来ず、従っ
て暗号情報から目的情報を復号することができず、不正
に複製を取っても目的情報の不正利用ができない。

【００６２】また、本発明によれば、通信中の情報を盗
聴された場合でも記憶メディア独自の識別子、暗号化情
報固有鍵、暗号情報から目的情報を復号する事が出来
ず、安全に情報を配送することが出来る。

【００６３】また、本発明によれば、目的情報は記憶メ
ディアに記憶され携行可能が容易であることから、目的
情報の可搬性を上げることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る第１の実施形態のシステム構成を
示すブロック図である。

【図２】本発明に係る第２の実施形態のシステム構成を
示すブロック図である。

【符号の説明】

１ 記憶メディア ２ 情報記録装置 ３ 情報利用装置 ４ 情報記録サーバ ５ 情報提供者 ６ 情報記録装置 ７ 情報利用装置 ８ 情報記録サーバ １１ メディア独自の識別子 １２ 記憶領域 ２１，３１ メディア識別子読出し部 ２２，６２ 情報記録処理部 ３２，７２ 記憶領域読出し部 ３３，４１ サーバ・利用装置共通鍵 ３４，４２ メディア固有鍵生成部 ３５ 暗号化情報固有鍵復号化部 ３６，７６ 情報復号化部 ３７，７７ 情報利用処理部 ４３，８２ 情報固有鍵暗号化部 ４４，８４ 記憶装置 ４５，８５ 記憶暗号化部 ６１，７１ メディア識別子読出し部 ７３ サーバ・利用装置秘密鍵 ７４ 暗号化メディア固有情報固有鍵復号化部 ７５ メディア固有情報固有鍵復号化部 ８１ サーバ・利用装置公開鍵 ８３ メディア固有情報固有鍵暗号化部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽根岡 昭直 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 三宅 延久 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 日本 電信電話株式会社内 Ｆターム(参考） 5D044 CC10 DE49 GK17 5J104 AA01 AA12 AA16 EA22 EA26 NA02 NA36 NA37 PA14

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 携行可能な記憶メディアに書き換え不可
   能でかつ固有の識別子が付与されるとき、情報記録サー
   バから提供される情報を記憶メディアに記録し、この記
   憶メディアに記録された情報を情報利用装置で読み出し
   利用するときの情報記録方法であって、 前記情報は前記情報記録サーバで当該情報が記録される
   記憶メディアに付与されている識別子を用いて暗号化さ
   れ、前記情報利用装置で復号化されることを特徴とする
   情報記録方法。
2. 【請求項２】 前記暗号化は、共通鍵暗号方式または公
   開鍵暗号方式のいずれかによるものであることを特徴と
   する請求項１記載の情報記録方法。
3. 【請求項３】 携行可能な記憶メディアに書き換え不可
   能でかつ固有の識別子が付与されるとき、情報記録サー
   バから提供される情報を記憶メディアに記録し、この記
   憶メディアに記録された情報を情報利用装置で読み出し
   利用するときの情報記録方法であって、 不正利用を防止したい目的情報に対して情報固有鍵を生
   成し、 この情報固有鍵を用いて目的情報を暗号化した暗号化情
   報を生成し、 前記記憶メディアの識別子と前記情報記録サーバと前記
   情報利用装置との間でのみ共有され秘密とされているサ
   ーバ・利用装置共通鍵からメディア固有鍵を生成し、 このメディア固有鍵を用いて情報固有鍵を暗号化した暗
   号化情報固有鍵を生成し、 前記暗号化情報と暗号化情報固有鍵を記憶メディアに記
   録することを特徴とする記憶メディア識別子を用いた不
   正利用防止のための情報記録方法。
4. 【請求項４】 前記記憶メディアから暗号化情報固有鍵
   と暗号化情報を読み出し、 記憶メディアの識別子とサーバ・利用装置共通鍵からメ
   ディア固有鍵を生成し、 この暗号化情報固有鍵をメディア固有鍵で復号して情報
   固有鍵を取り出し、 前記暗号化情報を情報固有鍵で復号して目的情報を取出
   すことを特徴とする記憶メディア識別子を用いた不正利
   用防止のための請求項３記載の情報記録方法。
5. 【請求項５】 情報記録サーバに蓄積されている暗号化
   情報と情報固有鍵を、情報記録装置に装着されている書
   き換え不可能な固有の識別子を有する記憶メディアまで
   配送する情報配送方法であって、 前記記憶メディアの識別子を情報記録サーバに送信し、 前記情報記録サーバは記憶メディアの識別子とサーバ・
   利用装置共通鍵からメディア固有鍵を生成し、 前記情報記録サーバは情報固有鍵をメディア固有鍵で暗
   号化して暗号化情報固有鍵を生成し、 前記情報記録サーバから暗号化情報固有鍵と暗号化情報
   を情報記録装置に送信し、 前記情報記録装置は暗号化情報固有鍵と暗号化情報を受
   信して記憶メディアに記録することを特徴とする記憶メ
   ディア識別子を用いた不正利用防止のための情報配送方
   法。
6. 【請求項６】 書き換え不可能な固有の識別子を有する
   記憶メディアに目的情報の暗号化情報が既に記録されて
   おり、この記録されている暗号化情報を利用可能にする
   ために情報提供サーバに蓄積されている情報固有鍵を情
   報記録装置に装着されている書き換え不可能な固有の識
   別子を有する記憶メディアまで配送する情報配送方法で
   あって、 前記記憶メディアの識別子をサーバに送信し、 前記情報記録サーバは記憶メディアの識別子とサーバ・
   利用装置共通鍵を利用してメディア固有鍵を生成し、 前記情報記録サーバは情報固有鍵をメディア固有鍵で暗
   号化して暗号化情報固有鍵を生成し、 前記情報記録サーバから暗号化情報固有鍵を情報記録装
   置に送信し、 前記情報記録装置は暗号化情報固有鍵を受信して記憶メ
   ディアに記録することを特徴とする記憶メディア識別子
   を用いた不正利用防止のための情報配送方法。
7. 【請求項７】 携行可能な記憶メディアに書き換え不可
   能でかつ固有の識別子が付与されるとき、情報記録サー
   バから提供される情報を記憶メディアに記録し、この記
   憶メディアに記録された情報を情報利用装置で読み出し
   利用するときの情報記録方法であって、 不正利用を防止したい目的情報に対して情報固有鍵を生
   成し、 この情報固有鍵を用いて目的情報の暗号化した暗号化情
   報を生成し、 前記記憶メディアの識別子を用いて情報固有鍵を暗号化
   したメディア固有情報固有鍵を生成し、 公開鍵暗号方式のサーバ・利用装置公開鍵を用いてメデ
   ィア固有情報固有鍵を暗号化した暗号化メディア固有情
   報固有鍵を生成し、 前記暗号化情報と暗号化メディア固有情報固有鍵を記憶
   メディアに記録することを特徴とする記憶メディア識別
   子を用いた不正利用防止のための情報配送方法。
8. 【請求項８】 前記記憶メディアから暗号化メディア固
   有情報固有鍵と暗号化情報を読み出し、 公開鍵暗号方式のサーバ・利用装置秘密鍵を用いて暗号
   化メディア固有情報固有鍵を復号してメディア固有情報
   固有鍵を取りだし、 前記記憶メディアの識別子を用いてメディア固有情報固
   有鍵を復号して情報固有鍵を取り出し、 この暗号化情報を情報固有鍵で復号して目的情報を取出
   すことを特徴とする記憶メディア識別子を用いた不正利
   用防止のための請求項７記載の情報利用方法。
9. 【請求項９】 情報記録サーバに蓄積されている暗号化
   情報と情報固定鍵を、情報記録装置に装着されている書
   き換え不可能な固有の識別子を有する記憶メディアまで
   配送する情報配送方法であって、 前記記憶メディアの識別子を情報記録サーバに送信し、 前記情報記録サーバは記憶メディアの識別子を用いて情
   報固有鍵を暗号化したメディア固有情報固有鍵を生成
   し、 前記情報記録サーバは公開鍵暗号方式のサーバ・利用装
   置公開鍵を用いてメディア固有情報固有鍵を暗号化した
   暗号化メディア固有情報固有鍵を生成し、 前記情報記録サーバから暗号化メディア固有情報固有鍵
   と暗号化情報を情報記録装置に送信し、 前記情報記録装置は暗号化メディア固有情報固有鍵と暗
   号化情報を受信して記憶メディアに記録することを特徴
   とする記憶メディア識別子を用いた不正利用防止のため
   の情報配送方法。
10. 【請求項１０】 書き換え不可能な固有の識別子を有す
    る記憶メディアに目的情報の暗号化情報が既に記録され
    ており、この記録されている暗号化情報を利用可能にす
    るために情報提供サーバに蓄積されている情報固有鍵を
    情報記録装置に装着されている書き換え不可能な固有の
    識別子を有する記憶メディアまで配送する情報配送方法
    であって、 前記記憶メディアの識別子をサーバに送信し、 前記情報記録サーバは記憶メディア識別子を用いて情報
    固有鍵を暗号化したメディア固有情報固有鍵を生成し、 前記情報記録サーバは公開鍵暗号方式のサーバ・利用装
    置公開鍵を用いてメディア固有情報固有鍵を暗号化した
    暗号化メディア固有情報固有鍵を生成し、 前記情報記録サーバから暗号化メディア固有情報固有鍵
    を情報記録装置に送信し、 前記情報記録装置は暗号化メディア固有情報固有鍵を受
    信して記憶メディアに記録することを特徴とする記憶メ
    ディア識別子を用いた不正利用防止のための情報配送方
    法。