JP2003272283A - デジタル音声信号の記録装置及び記録媒体 - Google Patents
デジタル音声信号の記録装置及び記録媒体Info
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- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ユーザが高品質化するための機器を必要とす
ることなく高品質な音声信号を再生可能にする。 【解決手段】 マイコン6はソース音源1のデジタル音
声信号のサンプリング周波数FS1と記録媒体3cに記
録可能なサンプリング周波数FS2を検出し、サンプリ
ング拡張処理部2はソース音源のデジタル音声信号のサ
ンプリング周波数を記録媒体に記録可能なサンプリング
周波数にハイサンプリングして音質を向上させ、これを
記録媒体に記録する。
ることなく高品質な音声信号を再生可能にする。 【解決手段】 マイコン6はソース音源1のデジタル音
声信号のサンプリング周波数FS1と記録媒体3cに記
録可能なサンプリング周波数FS2を検出し、サンプリ
ング拡張処理部2はソース音源のデジタル音声信号のサ
ンプリング周波数を記録媒体に記録可能なサンプリング
周波数にハイサンプリングして音質を向上させ、これを
記録媒体に記録する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルオーディ
オのソフトメディア媒体の制作、特に多様なソース音源
から得たデジタル音声信号を、より高音質な仕様で記録
可能な記録媒体に記録保存するデジタル音声信号の記録
装置及び記録媒体に関する。
オのソフトメディア媒体の制作、特に多様なソース音源
から得たデジタル音声信号を、より高音質な仕様で記録
可能な記録媒体に記録保存するデジタル音声信号の記録
装置及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル音声信号の記録仕様としては、
古くから用いられているものとして、CD−DA(オー
ディオ用コンパクトディスクの仕様)がある。さらに、
より後に開発されたDVDにおいては、量子化ビット数
Q、サンプリング周波数fsにおいて、より高音質が実
現できる仕様となっている。これらをまとめて示すと、
図9のようになる。
古くから用いられているものとして、CD−DA(オー
ディオ用コンパクトディスクの仕様)がある。さらに、
より後に開発されたDVDにおいては、量子化ビット数
Q、サンプリング周波数fsにおいて、より高音質が実
現できる仕様となっている。これらをまとめて示すと、
図9のようになる。
【0003】従来のデジタル音源制作においては一般
に、入力されたサンプリング数がそのまま媒体(テープ
ディスクなど)のサンプリング数となっていた。例えば
CD−DAの音楽ソフトを制作するには、最初からサン
プリング周波数fs=44.1kHzで記録することを
前提にソース音源をデジタル化するのが通例であった。
これに対し、デジタル音源をサンプリング周波数の異な
る他の記録媒体に記録する際のサンプリング周波数の変
換方法として、例えば特開平5−235698号公報が
ある。また、元のデジタル音源よりサンプリング周波数
を高めて、元のサンプリング点の間のサンプリング点の
情報を補間して音質を向上させる技術として、例えば特
開平9−64748号公報に記載されたものがある。
に、入力されたサンプリング数がそのまま媒体(テープ
ディスクなど)のサンプリング数となっていた。例えば
CD−DAの音楽ソフトを制作するには、最初からサン
プリング周波数fs=44.1kHzで記録することを
前提にソース音源をデジタル化するのが通例であった。
これに対し、デジタル音源をサンプリング周波数の異な
る他の記録媒体に記録する際のサンプリング周波数の変
換方法として、例えば特開平5−235698号公報が
ある。また、元のデジタル音源よりサンプリング周波数
を高めて、元のサンプリング点の間のサンプリング点の
情報を補間して音質を向上させる技術として、例えば特
開平9−64748号公報に記載されたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の技術を用いてソース媒体と記録媒体の色々な組み合わ
せに対して適用して最適のサンプリング周波数で記録を
行うことは行われておらず、入力信号のサンプリング周
波数に合わせて記録を行っていた。そこで、例えば、サ
ンプリング周波数fs=44.1kHzのCD−DAの
仕様で記録された音源を用いて、DVD audioに記録す
る場合、より高いサンプリング周波数で高品質な音声信
号を記録し得る仕様があるにも関わらず、サンプリング
周波数fs=44.1kHzの仕様もあるため、このサ
ンプリング周波数で記録を行われることになる。したが
って、過去の名盤の復刻して販売するといった場合で
も、音質は従来より改善されることがなかったため、ユ
ーザは高品質な音声信号を再生するためには高品質化す
るための機器を必要とするという問題点があった。
の技術を用いてソース媒体と記録媒体の色々な組み合わ
せに対して適用して最適のサンプリング周波数で記録を
行うことは行われておらず、入力信号のサンプリング周
波数に合わせて記録を行っていた。そこで、例えば、サ
ンプリング周波数fs=44.1kHzのCD−DAの
仕様で記録された音源を用いて、DVD audioに記録す
る場合、より高いサンプリング周波数で高品質な音声信
号を記録し得る仕様があるにも関わらず、サンプリング
周波数fs=44.1kHzの仕様もあるため、このサ
ンプリング周波数で記録を行われることになる。したが
って、過去の名盤の復刻して販売するといった場合で
も、音質は従来より改善されることがなかったため、ユ
ーザは高品質な音声信号を再生するためには高品質化す
るための機器を必要とするという問題点があった。
【0005】本発明は上記従来例の問題点に鑑み、ユー
ザが高品質化するための機器を必要とすることなく高品
質な音声信号を再生することができるデジタル音声信号
の記録装置及び記録媒体を提供することを目的とする。
ザが高品質化するための機器を必要とすることなく高品
質な音声信号を再生することができるデジタル音声信号
の記録装置及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、デジタル音源に記録されたデジタル音声信
号のサンプリング周波数と記録媒体に記録可能なサンプ
リング周波数を検出し、デジタル音声信号のサンプリン
グ周波数より記録媒体に記録可能なサンプリング周波数
が高い場合に、デジタル音声信号のサンプリング周波数
を記録媒体に記録可能なサンプリング周波数にハイサン
プリングしてこれを記録媒体に記録するようにしたもの
である。
するために、デジタル音源に記録されたデジタル音声信
号のサンプリング周波数と記録媒体に記録可能なサンプ
リング周波数を検出し、デジタル音声信号のサンプリン
グ周波数より記録媒体に記録可能なサンプリング周波数
が高い場合に、デジタル音声信号のサンプリング周波数
を記録媒体に記録可能なサンプリング周波数にハイサン
プリングしてこれを記録媒体に記録するようにしたもの
である。
【0007】すなわち本発明によれば、デジタル音源に
記録されたデジタル音声信号を記録媒体に記録するデジ
タル音声信号の記録装置であって、前記デジタル音源に
記録されたデジタル音声信号のサンプリング周波数と前
記記録媒体に記録可能なサンプリング周波数を検出する
手段と、前記検出されたデジタル音声信号のサンプリン
グ周波数より前記記録媒体に記録可能なサンプリング周
波数が高い場合に、前記デジタル音声信号のサンプリン
グ周波数を前記記録媒体に記録可能なサンプリング周波
数にハイサンプリングして音質を向上させる手段と、前
記ハイサンプリングされたデジタル音声信号を前記記録
媒体に記録する手段とを、有するデジタル音声信号の記
録装置が提供される。
記録されたデジタル音声信号を記録媒体に記録するデジ
タル音声信号の記録装置であって、前記デジタル音源に
記録されたデジタル音声信号のサンプリング周波数と前
記記録媒体に記録可能なサンプリング周波数を検出する
手段と、前記検出されたデジタル音声信号のサンプリン
グ周波数より前記記録媒体に記録可能なサンプリング周
波数が高い場合に、前記デジタル音声信号のサンプリン
グ周波数を前記記録媒体に記録可能なサンプリング周波
数にハイサンプリングして音質を向上させる手段と、前
記ハイサンプリングされたデジタル音声信号を前記記録
媒体に記録する手段とを、有するデジタル音声信号の記
録装置が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明に係るデジタ
ル音声信号の記録装置の一実施形態を示すブロック図、
図2は図1のサンプリング拡張処理部のハイサンプリン
グ処理を示す説明図、図3は図1のクロック発生器を詳
しく示すブロック図、図4はハイサンプリングを行う場
合の図1のソース音源と記録媒体のサンプリング周波数
を示す説明図、図5はダウンサンプリングを行う場合の
図1のソース音源と記録媒体のサンプリング周波数を示
す説明図、図6は図1の記録装置のサンプリング周波数
変換処理を説明するためのフローチャート、図7は図1
の表示部のサンプリング周波数ガイダンス/選択画面を
示す説明図、図8は原波形及びサンプリング化波形を示
す説明図である。
施の形態について説明する。図1は本発明に係るデジタ
ル音声信号の記録装置の一実施形態を示すブロック図、
図2は図1のサンプリング拡張処理部のハイサンプリン
グ処理を示す説明図、図3は図1のクロック発生器を詳
しく示すブロック図、図4はハイサンプリングを行う場
合の図1のソース音源と記録媒体のサンプリング周波数
を示す説明図、図5はダウンサンプリングを行う場合の
図1のソース音源と記録媒体のサンプリング周波数を示
す説明図、図6は図1の記録装置のサンプリング周波数
変換処理を説明するためのフローチャート、図7は図1
の表示部のサンプリング周波数ガイダンス/選択画面を
示す説明図、図8は原波形及びサンプリング化波形を示
す説明図である。
【0009】本発明は、デジタル信号入力部と記録媒体
への記録装置部の間に、サンプリング拡張処理部2を入
れてハイサンプリング化してから供給することにより高
音質化を図る。図1に、本発明によるメディア媒体制作
で用いる制作装置の概略を示す。同図の装置は、ソース
音源1と、サンプリング拡張処理部2と、記録装置部3
と、ヒューマンインターフェイス(HMI)部4と、表
示部5と、それらを制御するマイコン6とクロック発生
器7からなる。
への記録装置部の間に、サンプリング拡張処理部2を入
れてハイサンプリング化してから供給することにより高
音質化を図る。図1に、本発明によるメディア媒体制作
で用いる制作装置の概略を示す。同図の装置は、ソース
音源1と、サンプリング拡張処理部2と、記録装置部3
と、ヒューマンインターフェイス(HMI)部4と、表
示部5と、それらを制御するマイコン6とクロック発生
器7からなる。
【0010】ソース音源1は、本装置でオーディオメデ
ィア(記録媒体3c)を制作する際のソース音源の再生
を行い、例えばCDを再生したり、或いはCD−DAの
フォーマットで記録されたマスターテープなどを再生
し、ソース音源出力端子1aからデジタル音声信号とし
て出力する。この信号が後のプロセスから見た場合デジ
タル音源から入来する入力デジタル音声信号となる。こ
こで、このソース音源1におけるサンプリング周波数F
S1の情報がマイコン6に供給される。CD−DAフォ
ーマットの場合、サンプリング周波数FS1は44.1
kHz(量子化ビット数Q=16ビット)である。この
情報FS1は、ソース音源1から出力されるデジタル音
声信号の付加情報として送られる。
ィア(記録媒体3c)を制作する際のソース音源の再生
を行い、例えばCDを再生したり、或いはCD−DAの
フォーマットで記録されたマスターテープなどを再生
し、ソース音源出力端子1aからデジタル音声信号とし
て出力する。この信号が後のプロセスから見た場合デジ
タル音源から入来する入力デジタル音声信号となる。こ
こで、このソース音源1におけるサンプリング周波数F
S1の情報がマイコン6に供給される。CD−DAフォ
ーマットの場合、サンプリング周波数FS1は44.1
kHz(量子化ビット数Q=16ビット)である。この
情報FS1は、ソース音源1から出力されるデジタル音
声信号の付加情報として送られる。
【0011】この場合、本番の記録を行う前に、マイコ
ン6はソース音源1のデジタル音声信号の一部を再生し
てこの情報を得る。サンプリング周波数FS1の情報
は、デジタル音声信号自身に付随する付加情報からでは
なく、別途マイコンからの指示により、ソース音源1が
記録されたメディアに音声信号とは別に記録された仕様
情報を読み出したり、或いはソース音源情報のリストが
記録された他のメディア(ハードディスクなど)から読
み出して利用してもよい。また、ソース音源1がCDと
いうように、常に特定のメディアに限定されている場合
には、その音源のサンプリング周波数FS1の情報をR
OM(図示せず)に蓄積しておいてもよい。
ン6はソース音源1のデジタル音声信号の一部を再生し
てこの情報を得る。サンプリング周波数FS1の情報
は、デジタル音声信号自身に付随する付加情報からでは
なく、別途マイコンからの指示により、ソース音源1が
記録されたメディアに音声信号とは別に記録された仕様
情報を読み出したり、或いはソース音源情報のリストが
記録された他のメディア(ハードディスクなど)から読
み出して利用してもよい。また、ソース音源1がCDと
いうように、常に特定のメディアに限定されている場合
には、その音源のサンプリング周波数FS1の情報をR
OM(図示せず)に蓄積しておいてもよい。
【0012】サンプリング拡張処理部2は、デジタル音
声信号の高周波成分を作成して周波数特性を向上させ
る。以下に、サンプリング周波数の変換方法の例を述べ
る。いま、ソース音源出力端子1aからはソース音源1
のサンプリング周波数FS1のクロックでソース音源の
量子化ビット数Q=Nのデジタル音声信号が出力される
とする。サンプリング拡張処理部2では、これを受けて
クロックFS1で入力バッファ2aに取り込み、マイコ
ン6によりこのバッファ2aに取り込まれたデータを用
いて補間曲線を求める。その方法としては、例えば特開
平5−235698号公報、特開平9−64748号公
報、特開2000−91923号公報、特開2000−
91916号公報などで示されたものを用いればよい。
補間曲線を求める演算部2bは、図1にはサンプリング
拡張処理部2の中の1ブロックとして表したが、実際は
ソフトウエアを用いてマイコン6の中での処理として行
ってもよい。
声信号の高周波成分を作成して周波数特性を向上させ
る。以下に、サンプリング周波数の変換方法の例を述べ
る。いま、ソース音源出力端子1aからはソース音源1
のサンプリング周波数FS1のクロックでソース音源の
量子化ビット数Q=Nのデジタル音声信号が出力される
とする。サンプリング拡張処理部2では、これを受けて
クロックFS1で入力バッファ2aに取り込み、マイコ
ン6によりこのバッファ2aに取り込まれたデータを用
いて補間曲線を求める。その方法としては、例えば特開
平5−235698号公報、特開平9−64748号公
報、特開2000−91923号公報、特開2000−
91916号公報などで示されたものを用いればよい。
補間曲線を求める演算部2bは、図1にはサンプリング
拡張処理部2の中の1ブロックとして表したが、実際は
ソフトウエアを用いてマイコン6の中での処理として行
ってもよい。
【0013】ここで、図2は、音声信号波形Aと補間曲
線hの例で、音声信号の波形が単調に増加している所
で、その各サンプリング点の量子化レベルを直線で補間
した場合の例である。縦軸の一目盛は量子化の1LSB
を表す。同図の横軸は時間を表し、黒三角印で表した点
が元のサンプリング間隔での量子化値を表す点である。
いま、元のサンプリング周波数FS1は48kHzであ
ったとする。これに対して、その2倍のFS2=96k
Hzにハイサンプリング化する場合には、同図において
△で示した点の補間曲線hのレベル(1LSB以下切り
捨て、切り上げ又は四捨五入)を加えて補間する。
線hの例で、音声信号の波形が単調に増加している所
で、その各サンプリング点の量子化レベルを直線で補間
した場合の例である。縦軸の一目盛は量子化の1LSB
を表す。同図の横軸は時間を表し、黒三角印で表した点
が元のサンプリング間隔での量子化値を表す点である。
いま、元のサンプリング周波数FS1は48kHzであ
ったとする。これに対して、その2倍のFS2=96k
Hzにハイサンプリング化する場合には、同図において
△で示した点の補間曲線hのレベル(1LSB以下切り
捨て、切り上げ又は四捨五入)を加えて補間する。
【0014】さらに、元のサンプリング周波数FS1の
4倍のFS2=192kHzでハイサンプリングする場
合には、さらに◇で示した点の補間曲線のレベルも加え
て補間を行う。補間曲線はここでは単純に直線とした
が、波形のピークなどについて実際の音に近い再現波形
を得る補間の仕方は、例えば上記の公報に記載された技
術などを用いればよい。また、入力サンプリング周波数
FS1が44.1kHzで、FS2=96kHzにハイ
サンプリング化する場合には、補間点はこの様に区切り
の場所には来ないが、曲線上でそのサンプリング点に当
たる場所の値を計算して求めて使用する。この様な場合
の補間は上記特開平5−189878号公報に述べられ
ており、この技術を用いればよい。
4倍のFS2=192kHzでハイサンプリングする場
合には、さらに◇で示した点の補間曲線のレベルも加え
て補間を行う。補間曲線はここでは単純に直線とした
が、波形のピークなどについて実際の音に近い再現波形
を得る補間の仕方は、例えば上記の公報に記載された技
術などを用いればよい。また、入力サンプリング周波数
FS1が44.1kHzで、FS2=96kHzにハイ
サンプリング化する場合には、補間点はこの様に区切り
の場所には来ないが、曲線上でそのサンプリング点に当
たる場所の値を計算して求めて使用する。この様な場合
の補間は上記特開平5−189878号公報に述べられ
ており、この技術を用いればよい。
【0015】こうして得た演算部2bの演算結果は出力
バッファ2cヘと蓄積され、出力バッファ2cからはハ
イサンプリング化したサンプリング周波数FS2のクロ
ックで、ビット数Nのデジタル音声信号として出力さ
れ、記録装置部3の入力端子3aへと供給される。な
お、この補間において、量子化レベルについてもさらに
分解能を上げて、量子化ビット数Q=M(>N)ビット
の信号として出力すれば、ハイビット化も同時に行うこ
とができる。
バッファ2cヘと蓄積され、出力バッファ2cからはハ
イサンプリング化したサンプリング周波数FS2のクロ
ックで、ビット数Nのデジタル音声信号として出力さ
れ、記録装置部3の入力端子3aへと供給される。な
お、この補間において、量子化レベルについてもさらに
分解能を上げて、量子化ビット数Q=M(>N)ビット
の信号として出力すれば、ハイビット化も同時に行うこ
とができる。
【0016】ここで、入力バッファ2a及び出力バッフ
ァ2cヘそれぞれ供給するクロック周波数FS1、FS
2として、ソース音源1及び記録媒体3cの組み合わせ
で考えられる多くの周波数が必要になるが、その生成法
の例を図3(a)、(b)に示す。このように、一つの
マスタークロックから考えられるクロック周波数を作成
しておき、適宜必要な周波数FS1、FS2を選択して
それぞれ入力バッファ2a及び出力バッファ2cに供給
すればよい。また、図1ではソース音源1及び記録装置
部3に対してもクロック発生器7からの信号が送られて
いるが、これはこれらの部分の動作をマスタークロック
に同期させるために、マスタークロックから作成した適
当な周波数の信号を供給するためである。
ァ2cヘそれぞれ供給するクロック周波数FS1、FS
2として、ソース音源1及び記録媒体3cの組み合わせ
で考えられる多くの周波数が必要になるが、その生成法
の例を図3(a)、(b)に示す。このように、一つの
マスタークロックから考えられるクロック周波数を作成
しておき、適宜必要な周波数FS1、FS2を選択して
それぞれ入力バッファ2a及び出力バッファ2cに供給
すればよい。また、図1ではソース音源1及び記録装置
部3に対してもクロック発生器7からの信号が送られて
いるが、これはこれらの部分の動作をマスタークロック
に同期させるために、マスタークロックから作成した適
当な周波数の信号を供給するためである。
【0017】ここで、CD−DAとDVD(リニアPC
M)を考える場合、ソース音源1と記録媒体3cのサン
プリング周波数FS1、FS2として、サンプリング拡
張(ハイサンプリング化)を行う場合として考えられる
サンプリング周波数FS1、FS2の主な組み合わせは
図4の通りである。
M)を考える場合、ソース音源1と記録媒体3cのサン
プリング周波数FS1、FS2として、サンプリング拡
張(ハイサンプリング化)を行う場合として考えられる
サンプリング周波数FS1、FS2の主な組み合わせは
図4の通りである。
【0018】次に、サンプリング周波数FS2を低減す
ることも必要になる場合がある。例えばDVD video又
はDVD audioで記録されたソース音源1をCD−DA
の仕様にして記録する場合である。このことは、DVD
に記録された音楽をCD−Rに記録して携帯用CDプレ
ーヤやカーオーディオなどでDVDに対応していない機
器で楽しみたい場合に起こる。主な周波数の組み合わせ
を図5に示す。ここで、図5に示すCaseD1について
は、すでに特開平5−235698号公報に記載されて
いる。図5に示すCaseD2、D3については、まずサン
プリング点を間引いて48kHzとし、同様の変換を行
えばよい、なお、DVD audioの88.2kHz又は1
76.4kHzを44.1kHzに落とすのは、図5に
は示していないが、単にサンプリング点を間引けばよい
だけなので簡単である。
ることも必要になる場合がある。例えばDVD video又
はDVD audioで記録されたソース音源1をCD−DA
の仕様にして記録する場合である。このことは、DVD
に記録された音楽をCD−Rに記録して携帯用CDプレ
ーヤやカーオーディオなどでDVDに対応していない機
器で楽しみたい場合に起こる。主な周波数の組み合わせ
を図5に示す。ここで、図5に示すCaseD1について
は、すでに特開平5−235698号公報に記載されて
いる。図5に示すCaseD2、D3については、まずサン
プリング点を間引いて48kHzとし、同様の変換を行
えばよい、なお、DVD audioの88.2kHz又は1
76.4kHzを44.1kHzに落とすのは、図5に
は示していないが、単にサンプリング点を間引けばよい
だけなので簡単である。
【0019】サンプリング拡張処理部2によりサンプリ
ング拡張されたデジタル音声信号は、記録装置部3の入
力端子3aへと供給される。なお、この入力端子3a及
びソース音源部1の出力端子1aは、装置内部の情報の
流れを説明するのに便宜的に述べたものであって、必ず
しも具体的な端子が存在しなくてもよい。記録装置部入
力端子3aに入来したデジタル音声信号は、記録信号処
理(図の3b)を施され、例えば記録装置部3がDVD
の媒体を制作する記録装置であった場合にはDVDの信
号規格に基づいたフォーマットのデジタル信号とされ、
次いで記録変調が施されて記録媒体(DVDディスクな
ど)3cに記録される。
ング拡張されたデジタル音声信号は、記録装置部3の入
力端子3aへと供給される。なお、この入力端子3a及
びソース音源部1の出力端子1aは、装置内部の情報の
流れを説明するのに便宜的に述べたものであって、必ず
しも具体的な端子が存在しなくてもよい。記録装置部入
力端子3aに入来したデジタル音声信号は、記録信号処
理(図の3b)を施され、例えば記録装置部3がDVD
の媒体を制作する記録装置であった場合にはDVDの信
号規格に基づいたフォーマットのデジタル信号とされ、
次いで記録変調が施されて記録媒体(DVDディスクな
ど)3cに記録される。
【0020】ここで、制作する記録媒体3cが、例えば
DVDビデオの場合を例にとると、そのオーディオ仕様
においては、例えばJAS journal l997年7月号臨時増
刊p52-p55において述べられているように、オーディオ
信号の記録単位であるオーディオパックのそれぞれにお
いて、管理情報としてサンプリング周波数FS、ビット
数Q、チャンネル数などの情報がオーディオ属性情報と
して入れられている。また、同時に各タイトルの管理情
報の中にもこれらの情報がそのタイトルのオーディオ属
性情報として挿入されている。そこで、本発明の方法で
記録を行う記録媒体3cがDVDの場合においては、上
記のオーディオ属性情報のサンプリング数として、サン
プリング拡張を行った結果のサンプリング周波数FS2
の情報を上記仕様の該当する個所に入れて記録する。図
1においてマイコン6から記録装置部3の記録信号処理
部3bに供給されている「サンプリング拡張処理出力信
号のサンプリング周波数情報」は、このための制御に用
いるものである。
DVDビデオの場合を例にとると、そのオーディオ仕様
においては、例えばJAS journal l997年7月号臨時増
刊p52-p55において述べられているように、オーディオ
信号の記録単位であるオーディオパックのそれぞれにお
いて、管理情報としてサンプリング周波数FS、ビット
数Q、チャンネル数などの情報がオーディオ属性情報と
して入れられている。また、同時に各タイトルの管理情
報の中にもこれらの情報がそのタイトルのオーディオ属
性情報として挿入されている。そこで、本発明の方法で
記録を行う記録媒体3cがDVDの場合においては、上
記のオーディオ属性情報のサンプリング数として、サン
プリング拡張を行った結果のサンプリング周波数FS2
の情報を上記仕様の該当する個所に入れて記録する。図
1においてマイコン6から記録装置部3の記録信号処理
部3bに供給されている「サンプリング拡張処理出力信
号のサンプリング周波数情報」は、このための制御に用
いるものである。
【0021】次いで、本発明の方法で記録媒体3cを制
作する際の手順の例を図6に基づき説明する。まず、記
録しようとする記録媒体3cをユーザが記録装置部3に
装着する(ステップS101)。そうするとステップS
102において、マイコン6が装着された記録媒体3c
の種類を認識する。記録媒体3cの識別は、記録媒体3
c中にあらかじめ記録された媒体情報を読み出したり、
記録媒体3cの収納ケースなどに設けられた穴などの機
械的特徴を記録装置部3で検出するなどの方法を用いて
行うことができる。次にユーザによるソース音源1の指
定選択が行われる(ステップS103)。これは、ソー
ス音源1が記録された記録媒体をソース音源部の再生機
構に装着したり、ソース音源1がハードディスクなどの
記録媒体に多数記録されている場合には、その中の一つ
の音源をユーザがHMI部4を操作して指定することに
より行われる。
作する際の手順の例を図6に基づき説明する。まず、記
録しようとする記録媒体3cをユーザが記録装置部3に
装着する(ステップS101)。そうするとステップS
102において、マイコン6が装着された記録媒体3c
の種類を認識する。記録媒体3cの識別は、記録媒体3
c中にあらかじめ記録された媒体情報を読み出したり、
記録媒体3cの収納ケースなどに設けられた穴などの機
械的特徴を記録装置部3で検出するなどの方法を用いて
行うことができる。次にユーザによるソース音源1の指
定選択が行われる(ステップS103)。これは、ソー
ス音源1が記録された記録媒体をソース音源部の再生機
構に装着したり、ソース音源1がハードディスクなどの
記録媒体に多数記録されている場合には、その中の一つ
の音源をユーザがHMI部4を操作して指定することに
より行われる。
【0022】ソース音源1が決定されると、ステップS
104においてソース音源1のサンプリング周波数FS
1の情報が読み取られ、マイコン6に送られる。次いで
ソース音源1、記録媒体3cのサンプリング周波数FS
1、FS2の情報がマイコン6により解析され(ステッ
プS105)、次いでステップS106において表示部
5にそのソース音源1、記録媒体3cにおいて可能なサ
ンプリング周波数FS2が表示される。
104においてソース音源1のサンプリング周波数FS
1の情報が読み取られ、マイコン6に送られる。次いで
ソース音源1、記録媒体3cのサンプリング周波数FS
1、FS2の情報がマイコン6により解析され(ステッ
プS105)、次いでステップS106において表示部
5にそのソース音源1、記録媒体3cにおいて可能なサ
ンプリング周波数FS2が表示される。
【0023】その具体的な表示例を図7に示す。ここ
で、ソース音源1のサンプリング周波数FS1が44.
1kHzであったとする。また、記録媒体3cがDVD
であることが識別され、これにDVD audioの仕様で音
声情報を記録するように指定されたとする。そうする
と、図7(a)に示す画面の左側のように、ソース音源
1のサンプリング周波数FS1が44.1kHzである
ことが表示され、また、画面右上のように記録媒体3c
の種類がDVD audioであることが表示される。そし
て、この組み合わせにおいては、記録可能なサンプリン
グ周波数FS2として48kHz、96kHz、192
kHz、44.1kHz、88.2kHz、176.4k
Hzの6通りがあることが前記ステップS105でのマ
イコン6による解析の結果わかるので、これらについて
のボタン形状の表示を行う。
で、ソース音源1のサンプリング周波数FS1が44.
1kHzであったとする。また、記録媒体3cがDVD
であることが識別され、これにDVD audioの仕様で音
声情報を記録するように指定されたとする。そうする
と、図7(a)に示す画面の左側のように、ソース音源
1のサンプリング周波数FS1が44.1kHzである
ことが表示され、また、画面右上のように記録媒体3c
の種類がDVD audioであることが表示される。そし
て、この組み合わせにおいては、記録可能なサンプリン
グ周波数FS2として48kHz、96kHz、192
kHz、44.1kHz、88.2kHz、176.4k
Hzの6通りがあることが前記ステップS105でのマ
イコン6による解析の結果わかるので、これらについて
のボタン形状の表示を行う。
【0024】次に、記録媒体3cがDVDで、記録する
仕様がDVD Videoの場合には、記録可能なサンプリン
グ周波数は48kHzと96kHzの2種類である。そ
こで、図7(b)のようにDVD audioの場合に示した
表示上のボタンのうち、これ以外の周波数については選
択不能とし、その文字を薄く表示してユーザに選択不能
であることを示す。ユーザはHMI部4の操作手段(十
字キー、マウス、ジョイスティックなど)により画面上
に表示されるポインタを移動させてこれらのボタンの一
つの上に停止させて確定動作を行うと、そのサンプリン
グ周波数FS2が選択されて、表示画面の下にそのサン
プリング周波数FS2の値の文字が入れられる。その状
態でユーザがこの表示の右側の「OK」ボタンについて
選択操作を行うと、そのサンプリング周波数での処理を
行うことが決定される。サンプリング周波数選択操作を
やり直したい場合には、「キャンセル」ボタンの選択操
作を行えばよい。ステップS107において、上記のよ
うなサンプリング周波数選択がなされたか否かをチェッ
クし、選択が行われた場合には、ステップS108にお
いて制作処理が実行される。
仕様がDVD Videoの場合には、記録可能なサンプリン
グ周波数は48kHzと96kHzの2種類である。そ
こで、図7(b)のようにDVD audioの場合に示した
表示上のボタンのうち、これ以外の周波数については選
択不能とし、その文字を薄く表示してユーザに選択不能
であることを示す。ユーザはHMI部4の操作手段(十
字キー、マウス、ジョイスティックなど)により画面上
に表示されるポインタを移動させてこれらのボタンの一
つの上に停止させて確定動作を行うと、そのサンプリン
グ周波数FS2が選択されて、表示画面の下にそのサン
プリング周波数FS2の値の文字が入れられる。その状
態でユーザがこの表示の右側の「OK」ボタンについて
選択操作を行うと、そのサンプリング周波数での処理を
行うことが決定される。サンプリング周波数選択操作を
やり直したい場合には、「キャンセル」ボタンの選択操
作を行えばよい。ステップS107において、上記のよ
うなサンプリング周波数選択がなされたか否かをチェッ
クし、選択が行われた場合には、ステップS108にお
いて制作処理が実行される。
【0025】なお、例えばDVDで記録されたソース音
源1からCD−RにCD−DAの仕様でダビングする場
合では、サンプリング周波数FS2は44.1kHzに
一意的に決まる。この場合、上記のような選択画面を用
いてユーザが一つしかない選択周波数を選ぶのは煩わし
いので、選択操作は省略され、記録しようとする仕様が
表示部5に表示されて、それに対してOKの選択操作を
するだけでよい。
源1からCD−RにCD−DAの仕様でダビングする場
合では、サンプリング周波数FS2は44.1kHzに
一意的に決まる。この場合、上記のような選択画面を用
いてユーザが一つしかない選択周波数を選ぶのは煩わし
いので、選択操作は省略され、記録しようとする仕様が
表示部5に表示されて、それに対してOKの選択操作を
するだけでよい。
【0026】応用として、以上述べた様な記録方法を用
いれば適宜、サンプリング周波数FS2を切り換えて記
録が行えるので、記録媒体3cの一部にハイサンプリン
グ化処理を行わなかった場合の音声信号を記録し、記録
媒体3cの他の部分には同一の音楽内容についてハイサ
ンプリング化処理を行った音声信号を記録することもで
きる。こうすることにより、ハイサンプリング化を施す
前の音源とハイサンプリング化による高音質化処理を行
った結果を同時に入れた音楽ソフトを作ることができ、
ユーザに高音質化の効果を周知させることができる。こ
れを行うためには、前記の装置を用いて、まず音源のう
ちの、例えば30秒などの比較的短い時間のある部分を
選択し、比較視聴用として、まずこの部分をハイサンプ
リング化しないで記録を行い、次いで同じ個所をハイサ
ンプリング化して記録を行えばよい。
いれば適宜、サンプリング周波数FS2を切り換えて記
録が行えるので、記録媒体3cの一部にハイサンプリン
グ化処理を行わなかった場合の音声信号を記録し、記録
媒体3cの他の部分には同一の音楽内容についてハイサ
ンプリング化処理を行った音声信号を記録することもで
きる。こうすることにより、ハイサンプリング化を施す
前の音源とハイサンプリング化による高音質化処理を行
った結果を同時に入れた音楽ソフトを作ることができ、
ユーザに高音質化の効果を周知させることができる。こ
れを行うためには、前記の装置を用いて、まず音源のう
ちの、例えば30秒などの比較的短い時間のある部分を
選択し、比較視聴用として、まずこの部分をハイサンプ
リング化しないで記録を行い、次いで同じ個所をハイサ
ンプリング化して記録を行えばよい。
【0027】このような制作は、例えばまず、記録する
楽曲すべてについてハイサンプリング化を行って記録媒
体3cに記録した後に、付録としてこのような比較視聴
用の音声信号を記録するといったことを、ソース音源1
からの読み出しやサンプリング周波数FS2の選択をマ
イコン6により制御して一連の動作を自動的に行うこと
により、極めて簡単に行うことができる。
楽曲すべてについてハイサンプリング化を行って記録媒
体3cに記録した後に、付録としてこのような比較視聴
用の音声信号を記録するといったことを、ソース音源1
からの読み出しやサンプリング周波数FS2の選択をマ
イコン6により制御して一連の動作を自動的に行うこと
により、極めて簡単に行うことができる。
【0028】さらに、本発明の音楽ソフト制作におい
て、記録媒体3c上にハイサンプリング化処理が行われ
て記録されたことを表す情報を、フォーマット上のユー
ザ定義の個所に挿入したり、文字情報や静止画情報とし
て挿入したり、DVD videoのような動画映像を伴うメ
ディアの場合には、映像の、例えば右端に小さな画像と
して掲載して記録してもよい。こうすることにより、ユ
ーザに音声信号はハイサンプリング化が施されて記録さ
れていることを認識させることができ、音楽製作会社に
とって高音質をアピールすることができる。
て、記録媒体3c上にハイサンプリング化処理が行われ
て記録されたことを表す情報を、フォーマット上のユー
ザ定義の個所に挿入したり、文字情報や静止画情報とし
て挿入したり、DVD videoのような動画映像を伴うメ
ディアの場合には、映像の、例えば右端に小さな画像と
して掲載して記録してもよい。こうすることにより、ユ
ーザに音声信号はハイサンプリング化が施されて記録さ
れていることを認識させることができ、音楽製作会社に
とって高音質をアピールすることができる。
【0029】なお、本発明は音楽ソフト制作のような業
務用システムに限られるものではなく、家庭において個
人が、例えば16ビットの音源からDVD−RAMやD
VD−Rの様な高性能媒体にダビング記録を行うような
装置など、他の装置にも適用できることは勿論である。
務用システムに限られるものではなく、家庭において個
人が、例えば16ビットの音源からDVD−RAMやD
VD−Rの様な高性能媒体にダビング記録を行うような
装置など、他の装置にも適用できることは勿論である。
【0030】以上のように、音楽ソフト制作などにおい
て対象となる記録媒体3cに適合したサンプリング周波
数FS2を選択してハイサンプリング化を行うことによ
る音質改善を図ることができる。図8にハイサンプリン
グ化による性能改善例を示す。図8(a)のように、ア
ナログ信号をA/D変換すると折り返し防止用の帯域制
限フィルタによりサンプリング周波数fs以上の周波数
帯域が欠落してしまう。そこで、ハイサンプリング化に
よる周波数帯域拡張を行うことにより、図8(b)のよ
うに、欠落していた周波数帯域に信号が再現できる。
て対象となる記録媒体3cに適合したサンプリング周波
数FS2を選択してハイサンプリング化を行うことによ
る音質改善を図ることができる。図8にハイサンプリン
グ化による性能改善例を示す。図8(a)のように、ア
ナログ信号をA/D変換すると折り返し防止用の帯域制
限フィルタによりサンプリング周波数fs以上の周波数
帯域が欠落してしまう。そこで、ハイサンプリング化に
よる周波数帯域拡張を行うことにより、図8(b)のよ
うに、欠落していた周波数帯域に信号が再現できる。
【0031】このようにハイサンプリング化を行って記
録することにより、この記録媒体3cを再生する際の音
質の向上が図れ、音楽本来のもつなめらかさ、余韻、臨
場感の再現性が飛躍的に向上する。さらに、ハイサンプ
リング化による音質向上効果を、サンプル視聴、又は掲
載することにより、他の制作によるものに対するその記
録媒体3cの高性能をユーザにアピールすることがで
き、音楽制作会社にとってその販売する音楽ソフトの他
に対する優位性を持たせることができる。
録することにより、この記録媒体3cを再生する際の音
質の向上が図れ、音楽本来のもつなめらかさ、余韻、臨
場感の再現性が飛躍的に向上する。さらに、ハイサンプ
リング化による音質向上効果を、サンプル視聴、又は掲
載することにより、他の制作によるものに対するその記
録媒体3cの高性能をユーザにアピールすることがで
き、音楽制作会社にとってその販売する音楽ソフトの他
に対する優位性を持たせることができる。
【0032】また、以上のようなプロが行う音楽ソフト
制作にとどまらず、記録媒体3cの仕様に応じてユーザ
ーが可能なサンプリング周波数の中から選択して記録で
きるようにすることにより、DVD、CD−Rなど複数
種類の記録媒体3cに記録が可能な装置を用いて、挿入
された記録媒体3c毎に適切な記録仕様を選択すること
が容易となり、記録仕様に詳しくない一般ユーザにとっ
ても、手軽に高音質の記録を行うことができる。
制作にとどまらず、記録媒体3cの仕様に応じてユーザ
ーが可能なサンプリング周波数の中から選択して記録で
きるようにすることにより、DVD、CD−Rなど複数
種類の記録媒体3cに記録が可能な装置を用いて、挿入
された記録媒体3c毎に適切な記録仕様を選択すること
が容易となり、記録仕様に詳しくない一般ユーザにとっ
ても、手軽に高音質の記録を行うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ジタル音源に記録されたデジタル音声信号のサンプリン
グ周波数と記録媒体に記録可能なサンプリング周波数を
検出し、デジタル音声信号のサンプリング周波数より記
録媒体に記録可能なサンプリング周波数が高い場合に、
デジタル音声信号のサンプリング周波数を記録媒体に記
録可能なサンプリング周波数にハイサンプリングしてこ
れを記録媒体に記録するようにしたので、ユーザが高品
質化するための機器を必要とすることなく高品質な音声
信号を再生することができる。
ジタル音源に記録されたデジタル音声信号のサンプリン
グ周波数と記録媒体に記録可能なサンプリング周波数を
検出し、デジタル音声信号のサンプリング周波数より記
録媒体に記録可能なサンプリング周波数が高い場合に、
デジタル音声信号のサンプリング周波数を記録媒体に記
録可能なサンプリング周波数にハイサンプリングしてこ
れを記録媒体に記録するようにしたので、ユーザが高品
質化するための機器を必要とすることなく高品質な音声
信号を再生することができる。
【図1】本発明に係るデジタル音声信号の記録装置の一
実施形態を示すブロック図である。
実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1のサンプリング拡張処理部のハイサンプリ
ング処理を示す説明図である。
ング処理を示す説明図である。
【図3】図1のクロック発生器を詳しく示すブロック図
である。
である。
【図4】ハイサンプリングを行う場合の図1のソース音
源と記録媒体のサンプリング周波数を示す説明図であ
る。
源と記録媒体のサンプリング周波数を示す説明図であ
る。
【図5】ダウンサンプリングを行う場合の図1のソース
音源と記録媒体のサンプリング周波数を示す説明図であ
る。
音源と記録媒体のサンプリング周波数を示す説明図であ
る。
【図6】図1の記録装置のサンプリング周波数変換処理
を説明するためのフローチャートである。
を説明するためのフローチャートである。
【図7】図1の表示部のサンプリング周波数ガイダンス
/選択画面を示す説明図である。
/選択画面を示す説明図である。
【図8】原波形及びサンプリング化波形を示す説明図で
ある。
ある。
【図9】CD/DAとDVDビデオとDVDオーディオ
の量子化ビット数とサンプリング周波数を示す説明図で
ある。
の量子化ビット数とサンプリング周波数を示す説明図で
ある。
1 ソース音源
2 サンプリング拡張処理部
3c 記録媒体
4 HMI部
5 表示部
6 マイコン
Claims (4)
- 【請求項1】 デジタル音源に記録されたデジタル音声
信号を記録媒体に記録するデジタル音声信号の記録装置
であって、 前記デジタル音源に記録されたデジタル音声信号のサン
プリング周波数と前記記録媒体に記録可能なサンプリン
グ周波数を検出する手段と、 前記検出されたデジタル音声信号のサンプリング周波数
より前記記録媒体に記録可能なサンプリング周波数が高
い場合に、前記デジタル音声信号のサンプリング周波数
を前記記録媒体に記録可能なサンプリング周波数にハイ
サンプリングして音質を向上させる手段と、 前記ハイサンプリングされたデジタル音声信号を前記記
録媒体に記録する手段とを、 有するデジタル音声信号の記録装置。 - 【請求項2】 前記ハイサンプリングされたデジタル音
声信号と共に、ハイサンプリングされない元のデジタル
音声信号を前記記録媒体に記録することを特徴とする請
求項1に記載のデジタル音声信号の記録装置。 - 【請求項3】 前記ハイサンプリングされたデジタル音
声信号が前記記録媒体に記録されている旨をユーザに報
知可能に前記記録媒体に記録することを特徴とする請求
項1又は2に記載のデジタル音声信号の記録装置。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1つに記載の
デジタル音声信号の記録装置によりデジタル音声信号が
記録された記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002070297A JP2003272283A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | デジタル音声信号の記録装置及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002070297A JP2003272283A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | デジタル音声信号の記録装置及び記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003272283A true JP2003272283A (ja) | 2003-09-26 |
Family
ID=29200910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002070297A Withdrawn JP2003272283A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | デジタル音声信号の記録装置及び記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003272283A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006038715A1 (en) * | 2004-10-07 | 2006-04-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Information storage medium, ts packet judgment apparatus, and data reproduction apparatus |
WO2006087992A1 (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-24 | Pioneer Corporation | 情報記録再生装置、情報記録再生方法及び情報記録再生用プログラム並びに情報記録媒体 |
JP2008159238A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-07-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 音声データ送信装置および音声データ受信装置 |
CN109459612A (zh) * | 2019-01-09 | 2019-03-12 | 上海艾为电子技术股份有限公司 | 数字音频信号的采样频率的检测方法及装置 |
-
2002
- 2002-03-14 JP JP2002070297A patent/JP2003272283A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006038715A1 (en) * | 2004-10-07 | 2006-04-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Information storage medium, ts packet judgment apparatus, and data reproduction apparatus |
US8068722B2 (en) * | 2004-10-07 | 2011-11-29 | Panasonic Corporation | Information storage medium, TS packet judgement apparatus, and data reproduction apparatus |
WO2006087992A1 (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-24 | Pioneer Corporation | 情報記録再生装置、情報記録再生方法及び情報記録再生用プログラム並びに情報記録媒体 |
JP2008159238A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-07-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 音声データ送信装置および音声データ受信装置 |
CN109459612A (zh) * | 2019-01-09 | 2019-03-12 | 上海艾为电子技术股份有限公司 | 数字音频信号的采样频率的检测方法及装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |