JP2003271941A - 3次元物体識別装置 - Google Patents

3次元物体識別装置

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JP2003271941A
JP2003271941A JP2002076599A JP2002076599A JP2003271941A JP 2003271941 A JP2003271941 A JP 2003271941A JP 2002076599 A JP2002076599 A JP 2002076599A JP 2002076599 A JP2002076599 A JP 2002076599A JP 2003271941 A JP2003271941 A JP 2003271941A
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So Sugino
創 杉野
Kensuke Ito
健介 伊藤
Tadashi Shimizu
正 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光手段で射出された光が受光手段に直接入
射することを防止して高い識別能力を確保することの可
能な3次元物体識別装置を得る。 【解決手段】 収容部材26の枠28には、発光ダイオ
ード34及びフォトダイオード36が取り付けられてお
り、発光ダイオード34が射出した識別光の、手18に
よる反射光をフォトダイオード36で受光して、手18
の3次元形状を把握し識別する。発光ダイオード34と
フォトダイオード36との間には、収容部材26の遮光
壁30が存在しているので、識別光がフォトダイオード
36に直接的に入射することが防止され、識別能力が高
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元物体識別装
置に関し、さらに詳しくは、識別対象物に光(識別光)
を射出し、識別対象物による反射光を受光することで識
別対象物を識別する3次元物体識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】識別対象物である3次元物体に対して光
を射出し、識別対象物での反射光を受光して、識別対象
物の形状等を識別する3次元物体識別装置としては、例
えば、特開2000−146538号公報に記載された
ものがある。
【0003】この3次元物体識別装置では、一例として
図10に示すように、マウス本体302の上部に複数の
発光ダイオード304とフォトダイオード306が埋め
込まれたマウスが使用されている。すなわち、発光ダイ
オード304から射出された光が、マウスを操作する操
作者の手で反射され、その反射光をフォトダイオード3
06で受光して、手の形状等を識別するようになってい
る。
【0004】しかしながら、マウス本体302の表面に
単に発光ダイオード304及びフォトダイオード306
を取り付けた構成では、発光ダイオード304で照射さ
れた光が識別対象物で反射することなく、直接フォトダ
イオード306に入射することがあり、識別能力が低下
するおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮し、発光手段で射出された光が受光手段に直接入射
することを防止して高い識別能力を確保することの可能
な3次元物体識別装置を得ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、識別対象物に向けて、識別に必要な識別光を射出す
る発光手段と、前記識別光が前記識別対象物で反射され
て生じた反射光を受光して検出信号を生成する受光手段
と、前記識別光が発光手段から直接的に前記受光手段に
入射することを防止する直接入射防止手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0007】この3次元物体識別装置では、発光手段か
ら射出された光(識別光)が識別対象物で反射され、こ
の反射光を受光手段が受光して検出信号を生成すること
で、識別対象物の3次元形状等を識別することができ
る。
【0008】そして、この3次元物体識別装置は、直接
入射防止手段を有しており、発光手段から射出された識
別光が直接的に受光手段に入射することが防止されてい
る。したがって、受光手段は、正確に識別対象物の3次
元形状等を識別することができ、高い識別能力を確保で
きる。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記直接入射防止手段が、前記発光
手段と前記受光手段との間に設けられ、これらの間の直
接的な光の経路を遮る遮光部材、を含んで構成されてい
ることを特徴とする。
【0010】遮光部材は、発光手段と受光手段との間の
直接的な光の経路を遮るので、受光手段で射出された識
別光が受光手段に直接入射することを確実に防止でき
る。また、発光手段と受光手段との間に遮光部材を設け
るだけなので、低コストで直接入射手段を構成できる。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記遮光部材が、前記発光手段又は
前記受光手段の一方を収容可能な複数の枠を備えた格子
状の収容部材、であることを特徴とする。
【0012】この収容部材の枠のそれぞれには、発光手
段又は受光手段のいずれかが配置される。枠は、発光手
段及び受光手段の周囲を取り囲み、発光手段と受光手段
との間の直接的な光の経路を遮るので、受光手段で射出
された識別光が受光手段に直接入射することを確実に防
止できる。
【0013】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれかに記載の発明において、前記識別光を
前記識別対象物に向けて導き、又は前記反射光を前記識
別対象物から前記受光手段に向けて導く導光手段、を有
することを特徴とする、したがって、この導光手段によ
り、識別光を発光手段から識別対象物へと効率的に導
き、又は、反射光を識別対象物から受光手段へと効率的
に導くことが可能になる。
【0014】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記導光手段が、前記発光手段又は
前記受光手段と前記識別対象物との間に配置され、内部
反射によって光を導く内部反射部材、であることを特徴
とする。
【0015】このように、発光手段又は受光手段と識別
対象物との間に内部反射部材を配置するだけの簡単な構
造で、導光手段を構成できる。
【0016】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の発明において、前記内部反射部材が、一端と他端と
の間で光を透過可能とされ、一端が前記発光手段又は前
記受光手段に接触し、他端が前記識別対象物と対向する
ように配置された導光部材、を含んで構成されているこ
とを特徴とする。
【0017】導光部材の一端は発光手段または受光手段
に接触しているので、発光手段又は受光手段と導光部材
の間での光の漏れを防止でき、効率的に識別光又は反射
光を透過させることができる。また、導光部材の他端は
識別対象物と対向しているので、識別光を識別対象物に
効率的に照射し、又は識別対象物からの反射光を効率的
に導光部材に導くことができる。
【0018】請求項7に記載の発明では、請求項6に記
載の発明において、前記遮光部材の一部が、前記導光部
材の側面に沿って配置されていることを特徴とする。
【0019】したがって、導光部材の側面からの光の漏
れを防止することができる。
【0020】請求項8に記載の発明では、請求項1〜請
求項7のいずれかに記載の発明において、前記発光手
段、前記受光手段、前記直接入射防止手段、前記導光手
段の少なくとも一部の汚損を防止してこれらを保護する
保護手段、を有することを特徴とする。
【0021】保護手段によって、発光手段、受光手段、
直接入射防止手段、導光手段の少なくとも一部の汚損が
防止されるので、高い識別能力を維持できる。
【0022】なお、ここでいう「汚損」には、発光手
段、受光手段、直接入射防止手段及び導光手段に対し異
物(外部の埃、塵や人間の皮脂など)が付着すること
と、発光手段、受光手段、直接入射防止手段及び導光手
段に対し外力が作用することでこれらが破損されてしま
うこと、の双方を含む。
【0023】請求項9に記載の発明では、請求項8に記
載の発明において、前記保護手段が、前記発光手段、前
記受光手段、前記直接入射防止手段及び前記導光手段と
前記識別対象物との間に配置され、少なくとも前記識別
光及び前記反射光を透過させる光透過部材、とされてい
ることを特徴とする。
【0024】保護手段である光透過部材は、発光手段、
受光手段、直接入射防止手段及び導光手段と識別対象物
との間に配置されているので、識別対象物の一部(例え
ば人間の皮脂)が発光手段、受光手段、直接入射防止手
段及び導光手段に付着することを確実に防止できる。し
かも、光透過部材は、少なくとも識別光及び反射光を透
過させるので、識別能力が低下することはない。
【0025】請求項10に記載の発明では、請求項9に
記載の発明において、前記光透過部材が、前記識別光及
び前記反射光の波長に対してのみ他の波長よりも相対的
に高い光透過率とされていることを特徴とする。
【0026】このため、識別光及び反射光の波長以外の
波長を有する光は光透過部材を透過しづらくなるので、
識別対象物の側から反射光以外の光が受光手段に達する
ことを防止でき、識別能力が高くなる。また、識別対象
物の側からは、発光手段、受光手段、直接入射防止手段
及び導光手段が見えづらくなるので、外観を向上させる
ことも可能になる。
【0027】請求項11に記載の発明では、請求項9又
は請求項10に記載の発明において、前記光透過部材
に、前記識別光及び前記反射光の表面反射を防止する反
射防止コーティングが施されていることを特徴とする。
【0028】これにより、識別光及び反射光をより多く
光透過部材に透過させることができるので、高い識別能
力を維持できる。
【0029】請求項12に記載の発明では、請求項1〜
請求項11のいずれかに記載の発明において、前記発光
手段、前記受光手段及び前記直接入射防止手段が一体的
に集積されてモジュールが構成されていることを特徴と
する。
【0030】このように、発光手段、受光手段及び直接
入射防止手段によりモジュールを構成して一体的に集積
することで、取り扱いが容易になり、例えば、この3次
元物体識別装置を他の部材や装置に組込む場合の作業性
が向上する。
【0031】なお、モジュールを構成する際に一体的に
構成する構成要素としては、発光手段、受光手段及び直
接入射防止手段に限られず、さらに導光手段や保護手段
を含めて一体的に集積し、モジュールを構成してもよ
い。
【0032】請求項13に記載の発明では、請求項12
に記載の発明において、前記遮光手段が、前記モジュー
ルの機械的強度を維持するためのフレーム機能を備えて
いることを特徴とする。
【0033】この遮光手段のフレーム機能により、モジ
ュールの機械的強度が維持され、その破損が防止され
る。しかも、あらたな部材を設けることなくモジュール
の機械的強度を維持しているので、部品テンスが増大せ
ず、コスト高を招くこともない。
【0034】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1実施形態
の3次元物体識別装置22が適用されたマウス12が示
されている。また、図2には3次元物体識別装置22の
モジュール24が、図3にはこのマウス12の断面図
が、それぞれ示されている。このマウス12では、本発
明の3次元物体識別装置22を組み込むことにより、マ
ウス利用者の個人識別を行うことを目的としている。し
たがって、第1実施形態での識別対象物としては、マウ
ス利用者の手(図3等の手18を参照)を想定し、図面
においても適宜図示している。
【0035】図1から分かるように、マウス12には、
その外殻14の上部に開口部16が設けられており、こ
の開口部16に、後述する透明カバー40が取り付けら
れている。
【0036】マウス12内には、開口部16の下方に位
置するようにして、3次元物体識別装置22のモジュー
ル24が配設されている。
【0037】このモジュール24は、図2に詳細に示す
ように、マウス12を上方から見たときに、3×3の枠
28(桝目状の収容部)が構成される格子状の収容部材
26と、収容部材26の下方において収容部材26に一
体的に固着された取付基板32と、を有している。取付
基板32には、枠28のうち、4隅の枠28Aのそれぞ
れの中央に位置するように、且つ、発光面が上方を向く
ように発光ダイオード34が取り付けられている。さら
に、取付基板32には、枠28Aの間の枠28Bのそれ
ぞれの中央に位置するように、且つ受光面が上を向くよ
うにフォトダイオード36が取り付けられている。した
がって、発光ダイオード34から上方にある手18(識
別対象物)に向かって射出された光(識別光)が、透明
カバー40を透過して手18で反射される。この反射光
が、再度透明カバー40を透過し、フォトダイオード3
6に入射する。フォトダイオード36では、反射光を受
光することで検出信号を生成する。このときの、反射光
の強度パターンにより、識別対象物の3次元形状を把握
する。
【0038】収容部材26は、たとえばカーボンなどの
遮光材を混練したプラスチックから形成されており、少
なくとも識別光及び反射光に関しては、実質的にまった
く透過させない程度の低い光透過率(一例として、1%
以下)を有している。したがって、それぞれの枠28を
構成する遮光壁30を透過して発光ダイオード34の光
がフォトダイオード36に直接的に入射することはな
く、収容部材26(より具体的には、それぞれの遮光壁
30)は、本発明における遮光部材として作用してい
る。
【0039】それぞれの枠28内には、導光部材38が
配置されている。導光部材38は、一定値以上の光透過
率を有する材料によって略円錐台状に形成されており、
大径底面38Lが上方を向くように配置されている。し
たがって、図3から分かるように、大径底面38Lは、
マウス12を握る手18と対向している、また、小径底
面38Sは、発光ダイオード34またはフォトダイオー
ド36に接触している。さらに、導光部材38の側面3
8Fには、導光部材38内で光が反射するように、内部
反射処理が施されている。このため、発光ダイオード3
4で射出された識別光は、導光部材38の小径底面38
Sから導光部材38内を透過し、側面38Fによって導
光部材38の内部で反射されることで、導光部材38の
外部への光の漏れが防止され、識別光は効率的に上方に
導かれる。そして、大径底面38Lから導光部材38か
ら射出され、手18に照射される。
【0040】また、手18からの反射光は、導光部材3
8の大径底面38Lから導光部材38内を透過し、側面
38Fで内部反射されて、効率的に下方に導かれる。そ
して、小径底面38Sからフォトダイオード36へと入
射する。
【0041】なお、導光部材38は、枠28内でその姿
勢を維持できるようにされていることが好ましい。姿勢
維持のためには、たとえば接着剤等によって収容部材2
6や取付基板32に固定してもよい。あるいは、導光部
材38の大径底面38Lの径を、枠28の内法の長さよ
りもわずかに長くし、枠28を弾性的に押し広げるよう
にして配置すれば、枠28から作用する弾性力で導光部
材38を保持し、一定の姿勢に維持できる。
【0042】マウス12の開口部16は、透明カバー4
0によって閉塞されており、マウス12内に、外部から
異物(塵や埃、あるいは手18の皮脂など)は入らない
ようになっている。さらに、透明カバー40に外力が作
用した場合には、この外力を吸収することで、マウス1
2内の部材(発光ダイオード34、フォトダイオード3
6、導光部材38、収容部材26及び信号処理基板42
など)の破損を防止している。
【0043】また、透明カバー40は、少なくとも、発
光ダイオード34からの識別光及び手18からの反射光
を透過して、手18の識別に影響が出ない程度の光透過
率を有している。したがって、透明カバー40によって
識別光又は反射光が遮られて識別対象物の識別が困難若
しくは不可能になることはない。
【0044】なお、透明カバー40は、マウス12の外
部の光が不用意にフォトダイオード36に入射すること
を防止するために、発光ダイオード34からの光の波長
(実質的に、識別光を反射光とは同一の波長である)に
対する透過率が、これ以外の波長に対する透過率よりも
高くされていることが好ましい。たとえば、発光ダイオ
ード34として、波長800mmから1000mm程度
の光(赤外線)を射出するものを使用している場合に
は、この波長域の光に対する光透過率が、他の波長の光
に対する光透過率よりも高い材料を使用する。このよう
な材料の具体例としては、可視光を吸収する色素をアク
リル板に混入したものなどを挙げることができる。
【0045】また、透明カバー40には、その下面40
Bで識別光が反射されてフォトダイオード36に入射し
てしまうことを防止するために、このような反射が生じ
ないようにする表面コーティングを施すことが好まし
い。同様に、その上面40Tで、手18からの反射光が
反射されてマウス12内に達しなくなることを防止すべ
く、上面40Tにも同様の表面コーティングを施すこと
が好ましい。表面コーティングの例としては、二酸化ケ
イ素あるいは二酸化ジルコニウムを真空蒸着法などによ
りコーティングすることを挙げることができる。
【0046】モジュール24の下方には、信号処理基板
42が配置され、図示しないコードによって、取付基板
32と電気的に接続されている。フォトダイオード36
で生成された検出信号が信号処理基板42によって処理
され、ワイヤー44を介してマウスの外部に出力され
る。
【0047】次に、本実施形態の3次元物体識別装置2
2の作用を説明する。
【0048】識別対象物である手18の3次元形状を識
別する場合、まず、発光ダイオード34が、識別に必要
な光(識別光)を射出する。
【0049】識別光は、導光部材38によって効率的に
導かれて、さらに透明カバー40を透過して手18に照
射され、反射される。この反射光は、再度透明カバー4
0を透過し、導光部材38でフォトダイオード36に効
率的導かれる。反射光を受光したフォトダイオード36
は検出信号を生成する。検出信号は信号処理基板42に
よって処理され、ワイヤー44を介してマウスの外部に
出力される。
【0050】このとき、透明カバー40によって、反射
光以外の波長を有する光は、反射光よりもマウス12内
に入射しずらくなっている。フォトダイオード36で
は、マウス12の外部からの光の影響を少なくして(好
ましくは影響を受けなくして)反射光を検出できる。
【0051】また、透明カバー40によって、マウス1
2の外部から内部への異物の侵入が防止され、発光ダイ
オード34、フォトダイオード36、導光部材38、収
容部材26、信号処理基板42等に異物が付着しない。
このため、高精度で手18を識別することができる。さ
らに、透明カバー40が外力を吸収するので、発光ダイ
オード34、フォトダイオード36、導光部材38、収
容部材26及び信号処理基板42などの破損が防止され
る。
【0052】加えて、発光ダイオード34とフォトダイ
オード36との間には、収容部材26の遮光壁30が存
在しているので、識別光がフォトダイオード36に直接
的に入射することが防止される。本発明の3次元物体識
別装置は、上記説明からも分かるように、発光ダイオー
ド34により照射した光が手18によって反射されて生
じた反射光の強度パターンによって識別対象物である手
18の3次元形状を把握し識別する装置であるため、識
別能力を向上させるためには、フォトダイオード36で
受光される光は、測定対象物からの反射光のみであるこ
とが好ましい。本実施形態では、発光ダイオード34か
らフォトダイオード36への直接的な光の入射が遮光壁
30によって防止されるので、識別能力が高くなり、高
精度で識別できる。
【0053】図4には、本発明の第2実施形態の3次元
物体識別装置62が適用されたマウス52が断面図にて
示されている。以下、第1実施形態と同一の構成要素、
部材等については、同一符号を付して、その詳細な説明
を省略する。
【0054】この3次元物体識別装置62では、信号処
理基板64がマウス52の底部52Bに取り付けられる
と共に、この信号処理基板64に、発光ダイオード34
及びフォトダイオード36が取り付けられている。実質
的に、信号処理基板64は第1実施形態の取付基板32
の作用を兼ねているため、第2実施形態の3次元物体識
別装置62では、第1実施形態の3次元物体識別装置2
2と比較して部品点数が少なくなっている。
【0055】なお、第2実施形態では、収容部材66を
上方から見たときの形状は、第1実施形態の収容部材2
6と同様に、3×3の枠28が構成された格子状とされ
ているが、発光ダイオード34及びフォトダイオード3
6が底部52Bの近傍に位置していることに対応して、
収容部材66、すなわち、遮光壁69が高くされてい
る。
【0056】また、第2実施形態では、識別光及び反射
光に対し一定値以上の光透過率を有する材料で構成され
た円柱状の導光部材68が、発光ダイオード34又はフ
ォトダイオード36に対応して配置されている。マウス
52の外殻54には、第1実施形態の開口部16に代え
て、導光部材68のそれそれに対応した貫通孔56が形
成されており、導光部材68が貫通孔56を貫通し、そ
の上面68Tが外殻14の表面と面一になっている。ま
た、導光部材68の下面68Bは、発光ダイオード34
又はフォトダイオード36に接触している。導光部材6
8の側面68Fには、導光部材68内で光が反射するよ
うに、第1実施形態の導光部材38と同様の内部反射処
理が施されている。
【0057】なお、貫通孔56の内周面は導光部材68
の外周面に密着しており、貫通孔56は、導光部材68
によって閉塞されている。このため、発光ダイオード3
4、フォトダイオード36及び収容部材66への異物の
付着等が、導光部材68によって防止されている。
【0058】このような構成とされた第2実施形態の3
次元物体識別装置62では、発光ダイオード34によっ
て射出された識別光が導光部材68によって効率的に導
かれて手18に照射され、反射される。反射光は、再度
導光部材38でフォトダイオード36に効率的に導か
れ、フォトダイオード36が検出信号を生成する。検出
信号は信号処理基板42によって処理され、ワイヤー4
4を介してマウスの外部に出力される。第1実施形態の
3次元物体識別装置22と同様、発光ダイオード34と
フォトダイオード36との間には、収容部材26の遮光
壁30が存在しているので、識別光がフォトダイオード
36に直接的に入射することが防止される。
【0059】しかも、第2実施形態の3次元物体識別装
置62では、発光ダイオード34、フォトダイオード3
6及び収容部材66への異物の付着等が、導光部材68
によって防止されている。実質的に、導光部材68が、
保護手段(第1実施形態の透明カバー40)の作用を兼
ねているため、部品点数が少なくなる。
【0060】なお、導光部材68の材料は、このような
作用を奏するものであれば特に限定されす、例えば、第
1実施形態の導光部材38と同様の材料であってもよ
い。また、第1実施形態の透明カバー40と同様に、発
光ダイオード34の光の波長に対する透過率を、これ以
外の波長に対する透過率よりも高い材料で構成すると、
マウス52の外部の光が不用意にフォトダイオード36
に入射することを防止でき、好ましい。
【0061】図5には、本発明の第3実施形態の3次元
物体識別装置72が適用されたマウス70が断面図にて
示されている。第3実施形態の3次元物体識別装置72
は、第2実施形態の3次元物体識別装置62と略同一の
構成とされているが、導光部材68の側面68Fの周囲
に、遮光材74が配設されている。このため、導光部材
68の側面68Fからの光の漏れがより確実に防止され
ており、識別光を手18に、又は反射光をフォトダイオ
ード36へとさらに効率的に導くことができるようにな
っている。
【0062】また、識別光が発光ダイオード34からフ
ォトダイオード36へと直接的に入射することも、遮光
材74によって、より確実に防止される。したがって、
第3実施形態の3次元物体識別装置72では、図5から
分かるように、収容部材76の高さ、すなわち遮光壁7
8の高さを、第2実施形態と比較して低くすることがで
きる。
【0063】なお、遮光材74としては、遮光性を有す
る材料を含有する塗布材を導光部材68の周囲に塗布し
たものや、遮光性を有するシートを導光部材68の周囲
に巻きつけたものなどを採用することができる。
【0064】このように、第1〜第3の各実施形態にお
いて、収容部材(遮光壁)の高さは取付基板32や信号
処理基板64の位置、貫通孔56の位置、あるいは、こ
れら以外のマウス12、52、70内の各種部材・部品
等との関係によって決めることができる。要するに、発
光ダイオード34からフォトダイオード36へと直接的
に光が入射してしまうこと、換言すれば、識別対象物に
よって反射されることなく入射してしまうことを防止で
きれば、その高さは特に限定されない。たとえば第3実
施形態の3次元物体識別装置72において、遮光材74
によって、発光ダイオード34からフォトダイオード3
6への直接的な光の入射が確実に防止される場合には、
遮光壁78を省略してもよい(この場合、遮光材74が
本発明における直接入射防止手段となる)。
【0065】図6には、本発明の第4実施形態の3次元
物体識別装置82のモジュール84が示されている。ま
た、図7には、この3次元物体識別装置82が適用され
たマウス80が断面図にて示されている。第1実施形態
において、第1実施形態と同一の構成要素、部材等につ
いては同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0066】第4実施形態では、マウス80の外殻14
及び透明カバー40は、第1実施形態と同一構成とされ
ている。また、取付基板32と、この取付基板32に取
り付けられた発光ダイオード34及びフォトダイオード
36の構成も、第1実施形態と同様の構成とされてい
る。
【0067】第4実施形態の収容部材86は、第1実施
形態の収容部材26と同様の材料によって構成されてお
り、扁平な直方体のブロック状に形成されると共に、発
光ダイオード34又はフォトダイオード36に対応した
位置に、収容部材86を厚み方向(上下方向)に貫通す
る貫通孔86Hが形成されている。したがって、第4実
施形態の収容部材86は、モジュール84の機械的強度
を維持するためのフレーム機能を兼ね備えており、第1
実施形態の収容部材26と比較して、モジュール84の
機械的強度が高くなっている。
【0068】貫通孔86Hのそれぞれには、円柱状の導
光部材88が埋め込まれており、貫通孔86Hの内周面
と導光部材88の外周面とが隙間無く密着している。ま
た、導光部材88の上面88Tは手18と対向し、下面
88Bは発光ダイオード34又はフォトダイオード36
と接触している。
【0069】取付基板32の下方には、信号処理基板4
2が固着されて一体化されている。したがって、第4実
施形態では、取付基板32、収容部材86、発光ダイオ
ード34、フォトダイオード36、導光部材88及び信
号処理基板42がすべて一体化されて、モジュール84
が構成されており、モジュール84全体として、小型化
することが可能になっている。
【0070】また、第4実施形態では、上記したよう
に、第1実施形態と比較して収容部材86の機械的強度
が高くなっているので、モジュール84としての機械的
強度も高くなっている。
【0071】このような構成とされた第4実施形態の3
次元物体識別装置82においても、第1実施形態の3次
元物体識別装置22と同様、発光ダイオード34によっ
て射出された識別光が導光部材68によって効率的に導
かれ、透明カバー40を透過して手18に照射され、反
射される。反射光は、再度透明カバー40を透過した
後、導光部材38でフォトダイオード36に効率的導か
れ、フォトダイオード36が検出信号を生成する。検出
信号は信号処理基板42によって処理され、ワイヤー4
4を介してマウスの外部に出力される。
【0072】また、第4実施形態の3次元物体識別装置
82では、発光ダイオード34とフォトダイオード36
との間には、収容部材86が(より厳密には、貫通孔8
6Hが形成されていない部分)が遮光部材として存在し
ているので、識別光がフォトダイオード36に直接的に
入射することが防止される。
【0073】なお、上記各実施形態では、導光部材とし
て、円錐台状のもの(第1実施形態の導光部材38及び
第4実施形態の導光部材88)及び円柱状のもの(第2
実施形態及び第3実施形態の導光部材68)を示した
が、導光部材としては、識別光を発光ダイオード34
(発光手段)から手18(識別対象物)へと効率的に導
くと共に、手18(識別対象物)からフォトダイオード
36(受光手段)へと効率的に導くことが可能であれ
ば、これらの形状に限定されず、例えば、角錐台状にも
のであってもよい。
【0074】導光部材を構成する材料も、上記した作用
を奏するものであれば特に限定されないが、光の透過性
が高く、且つ軽量のものが好ましく、具体的には、アク
リル樹脂を挙げることができる。また、第2実施形態及
び第3実施形態の導光部材68は、本発明での導光手段
と保護手段の作用を兼ねているため、透明カバー40と
同様に、発光ダイオード34からの光の波長に対する透
過率が、これ以外の波長に対する透過率よりも高くされ
ていることが好ましい。
【0075】また、導光部材を構成する材料によって
は、側面部分での屈折率なとに起因して、特に内部反射
処理を施さなくても、光は内部で反射し、効率的に導か
れる。内部反射処理を施す必要がなくなるので、低コス
トで導光部材を構成することができる。
【0076】上記した各導光部材は、いずれも中実状
(中身が詰まっている)であるが、これに代えて、以下
の第5実施形態に示すように、筒状とされていてもよ
い。
【0077】図8には、本発明の第5実施形態の3次元
物体識別装置92が適用されたマウス90が断面図にて
示されている。この3次元物体識別装置92では、第1
実施形態の3次元物体識別装置22と比較して、導光部
材94のみが異なっており、これ以外は同一の構成とさ
れている。すなわち、第5実施形態の導光部材94は、
円錐台の筒状に形成されており、その内周面に、識別光
及び反射光を一定値以上の反射率で反射する内面反射処
理が施されている。
【0078】したがって、この第5実施形態において
も、導光部材94は、識別光を発光ダイオード34から
手18へと効率的に導くと共に、手18からフォトダイ
オード36へと効率的に導くことができる。
【0079】なお、第2実施形態の3次元物体識別装置
62や第3実施形態の3次元物体識別装置72におい
て、導光部材68に代えて、円筒状の導光部材(内周面
には、第5実施形態と同様の内面反射処理が施されてい
る)を用いてもよい。このような内面反射処理として
は、例えば、アルミニウムなどの金属を真空蒸着法など
により蒸着する金属光沢処理や、導光部材よりも屈折率
の低い樹脂を塗布する処理などを挙げることができる。
【0080】加えて、第1実施形態の収容部材26の枠
28の内面や、第4実施形態の収容部材86の貫通孔8
6Hの内周面に、上記した内面反射処理を施してもよ
い。この内面反射処理のみで、識別光及び反射光をそれ
ぞれ効率的に手18(識別対象物)やフォトダイオード
36(受光手段)へ導くことが可能であれば、これらが
本発明の導光手段としての作用を兼ねていることになる
ので、それぞれ、導光部材38、導光部材88を省略し
てもよい。
【0081】本発明の導光手段に求められる内部反射率
(若しくは内面反射率)としては、効率的に識別光及び
反射光を導くことができれば特に限定されなるものでは
ないが、例えば90%以上とすることが好ましい。
【0082】また、上記説明では、本発明の発光手段と
して、発光ダイオード34を例に挙げたが、これ以外に
も、たとえば半導体レーザーダイオードやエレクトリッ
クルミネッセンス素子などを用いることもできる。また
本発明の受光手段として、上記したフォトダイオード3
6の他に、フォトトランジスタやCCD素子などを用い
ることができる。これら発光手段及び受光手段の数につ
いても、限定するものではなく、求められる識別対象物
の形状や、これに対応して求められる識別能力、及び製
作コストなどを考慮して適宜適切な個数を選定すること
ができる。
【0083】また、本発明の3次元物体識別装置を適用
する装置としても、上記したマウスに限定されない。す
なわち、人が握るもの、あるいは、少なくとも体の一部
を接触させたり近づけたりして操作するものに、好まし
く適用することができる。例えば、家庭電化製品のリモ
コン、ドアノブ、ゲーム機のコントローラ、自動車のハ
ンドル、自転車のハンドル、オートバイのハンドル、電
話の受話器および食器類などに貼付けあるいは埋め込ん
で、それらを握る人間の手あるいは指、さらに手全体を
物体として識別することで、これら機器・器具を利用し
ている人物の個人の識別・認証に利用することができ
る。
【0084】図9には、本発明の第1実施形態の3次元
物体識別装置22を、携帯電話102の裏面に配設し、
携帯電話102を握る指の形を3次元識別物体として識
別して利用者個人の識別・認証をおこなう適用例であ
る。携帯電話102の利用者は、通常の携帯電話の操作
を行っている時に、本発明の3次元物体識別装置22に
より個人の識別・認証がなされるため、例えば電子商取
引、銀行口座取引など個人の識別・認証が必要な操作で
あれば、従来のパスワード方式に加えて指の形という生
体情報を用いた個人の識別・認証、いわゆるバイオメト
リックス認証が操作性よくなされることになる。なお、
図9では、本発明の第1実施形態の3次元物体識別装置
22が適用された例を挙げているが、いずれの実施形態
の3次元物体識別装置であってもよい。
【0085】
【発明の効果】本発明は上記の構成としたので、発光手
段で射出された光が受光手段に直接入射することを防止
して高い識別能力を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の3次元物体識別装置
が適用されたマウスを示す一部破断斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の3次元物体識別装置
のモジュールを示す斜視図である。
【図3】 本発明の第1実施形態の3次元物体識別装置
が適用されたマウスを、図2のIII−III線に相当
する断面にて示す断面図である。
【図4】 本発明の第2実施形態の3次元物体識別装置
が適用されたマウスを、図3と同一位置での断面にて示
す断面図である。
【図5】 本発明の第3実施形態の3次元物体識別装置
が適用されたマウスを、図3と同一位置での断面にて示
す断面図である。
【図6】 本発明の第4実施形態の3次元物体識別装置
のモジュールを示す斜視図である。
【図7】 本発明の第4実施形態の3次元物体識別装置
が適用されたマウスを、図3と同一位置での断面にて示
す断面図である。
【図8】 本発明の第5実施形態の3次元物体識別装置
が適用されたマウスを、図3と同一位置での断面にて示
す断面図である。
【図9】 本発明の第1実施形態の3次元物体識別装置
が適用された携帯電話を示す正面図である。
【図10】 従来の3次元物体識別装置が適用されたマ
ウスを示す正面図である。
【符号の説明】
12 マウス 18 手(測定対象物) 22 3次元物体識別装置 24 モジュール 26 収容部材 30 遮光壁(遮光部材、直接入射防止手段) 34 発光ダイオード(発光手段) 36 フォトダイオード(受光手段) 38 導光部材(内部反射歩合、導光手段) 40 透明カバー(光透過部材、保護手段) 52 マウス 62 3次元物体識別装置 66 収容部材 68 導光部材(内部反射部材、導光部材) 69 遮光壁(遮光部材、直接入射防止手段) 70 マウス 72 3次元物体識別装置 74 遮光材(遮光部材、直接入射防止手段) 76 収容部材 78 遮光壁(遮光部材、直接入射防止手段) 80 マウス 82 3次元物体識別装置 84 モジュール 86 収容部材 88 導光部材(内部反射部材、導光手段) 90 マウス 92 3次元物体識別装置 94 導光部材(導光手段) 102 携帯電話
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 正 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA53 BB05 CC16 FF44 GG07 GG15 JJ01 JJ05 JJ26 LL01 UU01 UU02 5B047 AA23 AB02 BA02 BB01 BC04 BC12 BC14 BC20 5B087 AA02 BB12

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別対象物に向けて、識別に必要な識別
    光を射出する発光手段と、 前記識別光が前記識別対象物で反射されて生じた反射光
    を受光して検出信号を生成する受光手段と、 前記識別光が発光手段から直接的に前記受光手段に入射
    することを防止する直接入射防止手段と、 を有することを特徴とする3次元物体識別装置。
  2. 【請求項2】 前記直接入射防止手段が、前記発光手段
    と前記受光手段との間に設けられ、これらの間の直接的
    な光の経路を遮る遮光部材、 を含んで構成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の3次元物体識別装置。
  3. 【請求項3】 前記遮光部材が、前記発光手段又は前記
    受光手段の一方を収容可能な複数の枠を備えた格子状の
    収容部材、 であることを特徴とする請求項2に記載の3次元物体識
    別装置。
  4. 【請求項4】 前記識別光を前記識別対象物に向けて導
    き、又は前記反射光を前記識別対象物から前記受光手段
    に向けて導く導光手段、 を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    かに記載の3次元物体識別装置。
  5. 【請求項5】 前記導光手段が、前記発光手段又は前記
    受光手段と前記識別対象物との間に配置され、内部反射
    によって光を導く内部反射部材、 であることを特徴とする請求項4に記載の3次元物体識
    別装置。
  6. 【請求項6】 前記内部反射部材が、一端と他端との間
    で光を透過可能とされ、一端が前記発光手段又は前記受
    光手段に接触し、他端が前記識別対象物と対向するよう
    に配置された導光部材、 を含んで構成されていることを特徴とする請求項5に記
    載の3次元物体識別装置。
  7. 【請求項7】 前記遮光部材の一部が、前記導光部材の
    側面に沿って配置されていることを特徴とする請求項6
    に記載の3次元物体識別装置。
  8. 【請求項8】 前記発光手段、前記受光手段、前記直接
    入射防止手段、前記導光手段の少なくとも一部の汚損を
    防止してこれらを保護する保護手段、 を有することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれ
    かに記載の3次元物体識別装置。
  9. 【請求項9】 前記保護手段が、前記発光手段、前記受
    光手段、前記直接入射防止手段及び前記導光手段と前記
    識別対象物との間に配置され、少なくとも前記識別光及
    び前記反射光を透過させる光透過部材、 とされていることを特徴とする請求項8に記載の3次元
    物体識別装置。
  10. 【請求項10】 前記光透過部材が、前記識別光及び前
    記反射光の波長に対してのみ他の波長よりも相対的に高
    い光透過率とされていることを特徴とする請求項9に記
    載の3次元物体識別装置。
  11. 【請求項11】 前記光透過部材に、前記識別光及び前
    記反射光の表面反射を防止する反射防止コーティングが
    施されていることを特徴とする請求項9又は請求項10
    に記載の3次元物体識別装置。
  12. 【請求項12】 前記発光手段、前記受光手段及び前記
    直接入射防止手段が一体的に集積されてモジュールが構
    成されていることを特徴とする請求項1〜請求項11の
    いずれかに記載の3次元物体識別装置。
  13. 【請求項13】 前記遮光手段が、前記モジュールの機
    械的強度を維持するためのフレーム機能を備えているこ
    とを特徴とする請求項12に記載の3次元物体識別装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008268181A (ja) * 2007-03-26 2008-11-06 Casio Comput Co Ltd プロジェクタ
US7980703B2 (en) 2007-03-26 2011-07-19 Casio Computer Co., Ltd. Projector

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008268181A (ja) * 2007-03-26 2008-11-06 Casio Comput Co Ltd プロジェクタ
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