JP2003271479A - ネットワーク接続装置及び家電情報媒体 - Google Patents

ネットワーク接続装置及び家電情報媒体

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JP2003271479A
JP2003271479A JP2002070084A JP2002070084A JP2003271479A JP 2003271479 A JP2003271479 A JP 2003271479A JP 2002070084 A JP2002070084 A JP 2002070084A JP 2002070084 A JP2002070084 A JP 2002070084A JP 2003271479 A JP2003271479 A JP 2003271479A
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home appliance
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晴夫 日出
Miki Amano
美樹 天野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の通信手段を有しているがネーミングサ
ービスに参加するための枠組みを有していない家電機器
を接続しネーミングサービスに参加できるようにするネ
ットワーク接続装置及びそのために用いられる家電情報
媒体を提供する。 【解決手段】 家電機器に関する家電機器情報を記憶す
る家電情報媒体と、家電情報媒体とネットワークとに関
連付けされ、家電機器情報に基づき前記家電機器をネッ
トワーク内のネーミングサービスに参加させるための代
理機能を発揮する家電接続アダプタとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク内に
おいてネーミングサービスを提供するための技術に関
し、より詳細には、ネーミングサービス機能を持たない
家電機器をネットワークに接続し、家電機能の検索やコ
ントロールのための情報を提供する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークにより接続され、遠隔地に
存在する機器の機能を利用するためには、この機器の提
供するサービスを発見するためのネーミングサービスを
利用すると便利である。ネーミングサービスを提供する
ための環境として、従来からCORBA或いはJini
などの技術が提案されている。
【0003】但し、これらの技術を利用するためには、
ネーミングサービスに参加するための構成(枠組み)を
機器側で有している必要がある。従って、RS−232
CやIP接続などの既存の通信手段は有しているが、ネ
ーミングサービスに参加するための枠組みを持たない機
器は、ネーミングサービスに参加させることができな
い。
【0004】上記の問題点を解決する手段として、Su
n microsystems社よりSurrogat
e Architectureという方法が提案されて
いる。これはネーミングサービスであるJiniネット
ワークサービスに直接参加(アクセス)することができ
ない機器をネーミングサービスに参加させるために、機
器のネーミングサービスの代理機能を提供する代理機能
モジュールをネットワーク内に配置し、それに対して機
器を接続する。
【0005】上記構成によれば、例えば通信能力や処理
リソースが限られているためにコードをダウンロードす
ることができない機器をネーミングサービスに参加させ
ることが可能となる。また代理機能として機器に対して
通信プロトコルを定義することにより、規定範囲内の機
器を単に接続するだけでJiniネットワークに参加さ
せることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、機器を接続
する際に、機器は上記代理機能モジュールに対して自己
に関連するオブジェクトの提供を行う必要があるため、
オブジェクトデータのアップロード機能もしくは自分の
オブジェクトデータの場所(URLなど)を提供する手
段を有する機器であることが条件となる。従って、外部
からのコマンドに対して処理を行ない、OK又はNG
(No Good)などの簡単な結果を返答のみが可能
な機器を接続した場合には、上記の技術によってネーミ
ングサービスの代理機能を果たすことができない。
【0007】また、上記技術は、予め規定されている通
信プロトコルに対応できることを前提とするため、予め
規定されている通信プロトコルを有していない機器に対
して接続をすることができない。もし接続をしようとし
ても接続時に応答を返さない機器は、代理機能モジュー
ルから接続を判定することができないため、処理を開始
することができない。新しい通信プロトコルに対応させ
ようとする場合には、代理機能モジュールに対してアッ
プデートをかけなければならない。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑み、既存の通信
手段を有しているがネーミングサービスに参加するため
の構成(枠組み)を有していない家電機器を接続しネー
ミングサービスに参加できるようにするネットワーク接
続装置及びそのために用いられる家電情報媒体を提供す
ることを目的とする。
【0009】すなわち、機器が代理機能モジュールに対
して簡単な応答処理もしくは全く応答できない場合でも
ネットワークへの接続を可能にするとともに、ネットワ
ークへの接続とスタンドアローンとしての切り替えも簡
単に行えるようにすることを目的とする。さらに、従来
と異なる通信プロトコルを有する機器を接続するための
通信方法の提供や代理機能モジュールに機器をコントロ
ールするための新しい機能の追加する手段を簡単な方法
で提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、家電機器に関する家電機器情報を記憶する家電情報
媒体と、該家電情報媒体とネットワークとに関連付けさ
れ、前記家電機器情報に基づき前記家電機器を前記ネッ
トワーク内のネーミングサービスに参加させるための代
理機能を発揮する家電接続アダプタとを備えたネットワ
ーク接続装置である。
【0011】この発明において、家電接続アダプタは、
家電機器とネットワークを接続して、ネーングサービス
への参加機能を提供する。家電情報媒体は、家電接続ア
ダプタが新しい通信プロトコルを持つ機器の接続のため
の通信方法の提供や、代理機能モジュールに機器をコン
トロールするための新しい機能の追加する手段を提供す
る。家電接続アダプタは複数の家電機器を直接、もしく
はネットワークを通じて接続することができる。家電情
報媒体は、各々の家電機器に対応した形で提供する。す
なわち家電接続アダプタに、1台の家電機器に1枚の家
電情報媒体をセットすることで家電機器に個別に家電情
報を提供することができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記家電接続アダプタは、前記家電情
報媒体から前記家電機器に関する情報を取得して、前記
代理機能を提供する家電プロキシモジュールを生成、管
理する家電プロキシ管理モジュールとを有することを特
徴とする。
【0013】この発明において、家電プロキシ管理モジ
ュールは、家電情報媒体から家電情報を取得する。家電
情報は、機器説明情報と機器通信情報と代理機能オブジ
ェクト情報とを含む。前記家電接続アダプタは、取得し
た家電情報に基づいて家電機能の代理機能を果たす家電
プロキシモジュールを生成する。生成された家電プロキ
シモジュールは、家電機器の代理機能を果たすためにネ
ットワークのネーミングサービスに登録するとともに、
家電機器と接続し、家電機器の情報取得や制御を行う。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記家電プロキシ管理モジュー
ルは、前記家電情報媒体と前記家電接続アダプタとの接
続状態を監視し前記家電プロキシ管理モジュールに通知
する家電情報媒体状態管理部と、前記家電接続アダプタ
と前記家電機器との接続状態を監視して該接続状態を前
記家電プロキシモジュールに通知する家電通信状態管理
部と、前記家電情報媒体状態管理部及び前記家電通信状
態管理部と関連付けされ、通知される状態に応じて前記
家電プロキシモジュールの生成又は削除の管理を行う家
電プロキシ管理マネージャ部を有する家電プロキシ管理
部とを備えたことを特徴とする。
【0015】この発明において、家電情報媒体状態管理
部は、家電情報媒体の有無を監視して家電情報媒体を検
出すると、その旨を家電プロキシ管理部へ通知する。家
電プロキシ管理部は、家電情報媒体状態管理部からの通
知を受けて家電情報媒体から家電情報を読み込む。家電
プロキシ管理マネージャ部は、家電情報に基づいて家電
プロキシ生成部および家電プロキシ削除部へ家電プロキ
シモジュールの生成および削除を依頼する。家電通信状
態管理部は、家電機器との通信状態を家電プロキシモジ
ュールへ問い合わせて、その結果を家電プロキシ管理マ
ネージャへ通知する。
【0016】尚、請求項3において、家電プロキシ管理
モジュールは、家電情報媒体状態管理部と、家電通信状
態管理部と、家電プロキシ管理マネージャ部とのうち少
なくともいずれかを有していれば、家電機器自体又は家
電情報カードにより不足する機能を補うことができる。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記家電プロキシ管理モジュールは、
さらに、前記家電情報媒体が前記ネーミングサービスか
ら認証を受けているか否かを判定する認証処理部を有す
ることを特徴とする。この発明において、認証処理部
は、家電プロキシ管理部が家電情報媒体から家電情報と
共に読み出す請求項3に記載の認証情報データを保持す
る。家電プロキシ管理マネージャ部は、認証処理部へ問
い合わせて、家電情報カードがネットワークから認証を
受けている場合に家電プロキシモジュールを生成し、受
けていない場合は削除するための判定を行う。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項2から請
求項4までのいずれか1項に記載の発明において、前記
家電プロキシモジュールは、前記家電プロキシ管理モジ
ュールが前記家電情報媒体内の家電情報に基づいて生成
し、前記ネーミングサービス内において前記家電機器の
機能の代理を果たす家電プロキシ部と、前記ネーミング
サービス内に前記家電機器の家電説明情報を提供する家
電情報管理部と、前記家電機器との通信に必要な通信プ
ロトコル変換を行う家電通信部とを有することを特徴と
する。
【0019】この発明において、家電プロキシ部は、家
電情報カードの代理機能オブジェクト情報に基づいて、
家電プロキシ生成部によって生成された後に、ネットワ
ークのネーミングサービスへサービスの登録を行う。家
電情報管理部は、家電情報媒体の機器説明情報に基づい
て家電プロキシ生成部によって生成された後に、家電機
器に関する情報を保持し、ネットワークへ家電プロキシ
部を通じて家電情報を提供する。家電通信部は、家電情
報媒体の機器通信情報に基づいて家電プロキシ生成部に
よって生成されたのちに、家電プロキシ部を通じてネッ
トワークと通信を行ない、家電機器とデータのやり取り
をするためのプロトコル変換を行う。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、前記家電プロキシ部は、前記ネーミン
グサービスへ前記家電機器の機能および家電説明情報を
登録/削除するネーミングサービス登録部と、前記ネッ
トワークを介する要求に応じて前記家電機器通信部へ前
記家電機器への要求を発する家電機能部とを有すること
を特徴とする。
【0021】この発明において、ネーミングサービス登
録部は、窓口として家電機能部を集約して制御を行う。
またネーミングサービスへインタフェースのためのオブ
ジェクトの登録および削除を行ない、ネットワークを通
じた情報のやり取りを行う。家電機能部は、家電機器の
機能に相当するオブジェクトとして動作し、家電通信部
とデータのやり取りを行う。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記家電情報媒体を前記家電接続アダ
プタに対してセットすることにより、前記家電機器のネ
ーミングサービスの代理機能を果たす家電プロキシモジ
ュールを生成し、前記家電情報媒体の前記家電接続アダ
プタに対するセットを解除することにより、前記家電プ
ロキシモジュールを削除する機能を有することを特徴と
する。そしてこの発明において、家電情報カードの抜き
差しに応じて家電プロキシモジュールを生成または削除
することにより、家電接続アダプタのネットワークへ接
続または切断を行う。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記家電機器の電源がオフされたとき
に、前記家電機器の前記ネーミングサービスの代理機能
を果たすオブジェクトは削除せずに、ネットワーク上の
ネーミングサービスへの登録のみを削除し、前記家電機
器の電源がオンされると再び自動的にネットワーク上の
ネーミングサービスへの登録を行うことを特徴とする。
【0024】そしてこの発明において、ネーミングサー
ビスに家電プロキシモジュールが登録されている状態で
家電機器の電源をオフにして、ネットワークとの間でデ
ータのやり取りができない場合に、家電プロキシモジュ
ールは削除せずにネーミングサービスへの登録だけを削
除し、家電機器の電源がオンになったときに家電プロキ
シモジュールは再びネーミングサービスへ登録を行う。
【0025】請求項9に記載の発明は、ネットワーク内
におけるネーミングサービスに家電機器を登録するため
の家電説明情報を記憶する家電説明情報記憶領域と、前
記家電機器との通信を行うためのプロトコルや通信手順
に関する家電通信情報を記憶する家電通信情報記憶領域
と、前記家電機器が有する機能の代理を行うための機能
代理情報を記憶する機能代理情報記憶領域とを有する家
電情報媒体である。
【0026】この発明において、家電情報媒体は、機器
説明情報と機器通信情報と機能代理情報との少なくとも
1つを保持しており、その他の情報を家電機器又はアダ
プタなどにより補うことができれば、必ずしも家電情報
媒体が上記機能の全てを有している必要はない。
【0027】家電機器の機器説明情報は、家電接続アダ
プタが代理機能を果たす家電機器に関する情報である。
機器通信情報は、家電接続アダプタが家電機器と通信を
行うための家電機器の通信プロトコルや通信手順に関す
る情報である。機能代理情報は、家電接続アダプタへダ
ウンロードする家電機器の代理機能オブジェクト情報で
ある。
【0028】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、さらに、前記家電情報媒体は、前記
家電機器を前記ネットワークに接続する際に前記ネット
ワークから接続許可を受けるための認証情報データを記
憶するための認証情報領域を有することを特徴とする。
そしてこの発明において、認証情報領域は、家電機器が
ネットワークに接続される際に、ネットワークから接続
許可を受けるための認証情報データを保持する。
【0029】請求項11に記載の発明は、請求項9又は
10に記載の発明において、前記家電情報媒体は、さら
に前記家電機器の状態に関する情報を記憶するログ情報
領域を有することを特徴とする。この発明において、ロ
グ情報領域は、家電機器の動作結果の記述やエラー情報
をログ情報データとして記録しておく。家電機器の状態
に関する情報は、例えば、動作結果の記述やエラーに関
する情報を含む。
【0030】請求項12に記載の発明は、ネットワーク
と、該ネットワークに関連付けされる機器群であって、
家電機器と、該家電機器のネーミングサービスを提供す
るネームサーバと、前記家電機器と前記ネームサーバと
に関連付けされ前記家電機器を遠隔操作するオペレーシ
ョン機器と、家電情報媒体に記憶された家電機器情報に
基づき前記家電機器を前記ネットワーク内のネーミング
サービスに参加させるための代理機能を発揮する家電接
続アダプタとを有する家電制御システムである。
【0031】この家電制御システムによれば、既存の通
信手段を有するが、ネーミングサービスに登録するため
の機能を有していない家電機器を、ネーミングサービス
に参加させることができる。従って、家電機器を、オペ
レーション機器を用いて遠隔制御することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】本明細書において、家電機器と
は、例えばテレビジョンやエアコンディショナーなどの
一般的な家庭用電気機器の他に、工場などで用いられる
産業用電気機器、例えばロボットなどの械組み立て用の
機器なども含む広い概念である。ネーミングサービスと
は、文字列で表される名前と、特定のオブジェクトとの
対応を扱うサービスである。代表的な操作は、登録と参
照である。登録とは、名前とオブジェクトとを対応させ
ることであり、参照とは、名前から対応するオブジェク
トを得ることである。分散オブジェクト技術において
も、リモートのオブジェクトはアドレスで参照できない
ため、最初にネーミングサービスによりオブジェクトを
参照して利用するのが一般的である。
【0033】例えば、オブジェクト名とオブジェクトと
を対応させて格納したデータベースを含み、オブジェク
ト名をキーとしてオブジェクトを検索することができ
る。オブジェクトとは、例えば家電機器又はそれに関す
る情報である。オブジェクト同士が実際の格納位置を知
らなくても名前で呼び出すことができる。尚、Jini
におけるネーミングサービスをルックアップサービスと
称するが、本願明細書におけるネーミングサービスはル
ックアップサービスに限られるものではない。
【0034】また、本明細書においては、家電機器側に
ネーミングサービスに参加するための機能(枠組み)を
有していない家電機器を対象としているが、ネーミング
サービスに参加するための機能(枠組み)を有している
家電機器を対象から除外するものではない。家電情報カ
ードは、携帯性に優れているため、修理依頼などの場合
に便利である。
【0035】また、機器間の関連付け(接続)法は、有
線無線を問わない。家電機器が有している通信機能とし
ては、例えばRS232CやUSB、IEEE1394
などをインタフェースとするシリアル接続や、一般的な
家電機器に用いられる赤外線リモコン通信が該当する。
尚、家電機器用のリモコンは、一般的にはリモコンから
家電機器への一方向通信のみを行う。しかしながら、例
えば通信機能を備えたカードなどを付加することにより
双方向通信を可能にすれば、かかる家電機器においても
ネーミングサービスに登録することが可能となる。また
通信機能を備えたカードなどを追加せずに一方向通信の
みを行える場合においてもネーミングサービスに登録す
ることは可能であるが、この場合、家電機器の状態や接
続の確認は行なわない。
【0036】図13に、家電機器(被制御装置)情報オ
ブジェクト構造例と各オブジェクトに含まれる情報例と
を示す。家電機器IAは、家電機器IAそのものを表す
情報を格納したIA説明オブジェクト71と、家電機器
IAの有する機能をオブジェクトで表した機能ユニット
オブジェクト74とを含む。機能ユニットオブジェクト
74は、家電機器IAが提供する機能単位にオブジェク
ト化されており、例えば、冷蔵庫であれば、冷蔵室オブ
ジェクトと冷凍室オブジェクトなどを有する。
【0037】家電機器IAは、1つの家電機器IAのI
A説明オブジェクト71と、少なくとも1以上の機能ユ
ニットオブジェクト74とを備えている。IA説明オブ
ジェクト71には、例えば家電機器IAの品種名、メー
カ名、型番などの個別情報が格納されている。家電機器
IAを制御するオペレーション機器(制御装置:図1)
16が制御を行う際に、家電機器IAのIA説明オブジ
ェクト71を参照することにより、例えば形式的な家電
機器情報を知ることができる。
【0038】機能ユニットオブジェクト74は、機能ユ
ニット説明オブジェクト74aと、機能ユニットオブジ
ェクト74b及び74cとの集合として表すこともでき
る。機能ユニット説明オブジェクト74は、ある機能を
遠隔から制御するために必要な操作メソッド情報を含ん
でいる。機能ユニットオブジェクト74は、例えば、機
能ユニットを表す情報を格納した機能ユニット説明オブ
ジェクト74a、74b−1と、機能ユニットオブジェ
クト74bに含まれる操作メソッドを使用するために必
要な情報を格納したリモート操作説明オブジェクト74
b−2とを有している。
【0039】機能ユニットオブジェクト74bは、複数
の操作メソッドを含んでおり、操作メソッドの数だけの
リモート操作説明オブジェクト74−2を有している。
機能ユニット説明オブジェクト74b−1には、メーカ
名、機能名など、そのユニットがどのような機能を有し
ているかを示す情報が格納されている。リモート操作説
明オブジェクト74b−2には、操作メソッドを遠隔か
ら実行するために必要な引数情報や戻り値情報などが格
納されている。
【0040】例えば、setRSetTempという操作メソッド
に関するリモート操作情報オブジェクト74b−2に
は、「メソッド引数情報:温度(℃)、−1〜−7」、
「メソッド説明:冷蔵室の設定温度をセットする」、
「メソッド名:serRSetTemp」、「戻り値の型:voi
d」、「戻り値の一覧表:NULL」といった情報がセット
されている。
【0041】オペレーション装置(制御装置)16(図
1では符号13,15で示されている。)は、これら説
明オブジェクトを取得し参照することにより、家電機器
IA(13,15)自体またはその機能ユニット、操作
メソッドなどを知り、適切に家電機器IA(13,1
5)を制御することができる。
【0042】以下、本発明の第1の実施の形態によるネ
ットワーク接続装置及び家電情報媒体について図面を参
照して説明する。尚、以下の図面において、太い実線は
ハードウェアで構成されている。細い実線はソフトウェ
アで構成されている。但し、ある機能をハードウェアで
実現するかソフトウェアで実現するかは適宜選択できる
ため、ハードウェア/ソフトウェアの切り分けは、図面
に示された具体例に限定されるものではない。
【0043】図1は、本発明の一実施の形態によるネッ
トワーク接続装置を含み、家電機器を制御する家電機器
制御システムの構成例を示すブロック図である。図1に
示すように、本実施の一実施の形態によるネットワーク
接続装置を含む家電機器制御システムAは、ネットワー
ク接続装置Bと、家電機器13及び15と、ネームサー
バ14とオペレーション機器(制御装置OpS)16と
を含んで構成される。ネットワーク接続装置Bは、家電
接続アダプタ11と、例えば、2枚の家電情報カード1
2−1、12−2とを含んでいる。
【0044】家電接続アダプタ11は、家電機器13を
ネットワークに接続してネーミングサービスに登録し、
ネットワークを通じて家電機器13にアクセスするため
の代理(仲介)を行う。家電情報カード(家電情報媒
体)12−1、12−2は、家電接続アダプタ11にセ
ットして家電接続アダプタ11に家電機器13の代理を
させるための家電情報を持つ。家電機器13は、実際に
動作を行う家電機器のうち直接家電接続アダプタ11に
接続するタイプの家電機器である。ネームサーバ14
は、家電接続アダプタ11が家電機器13に関する情報
を登録するネーミングサービスを提供する。尚、家電機
器15は、実際に動作を行う家電機器のうちネットワー
クを通じて家電接続アダプタ11に接続するタイプの家
電機器である。オペレーション装置16は、ネームサー
バ14に登録された情報に基づいて、ネットワークを介
して家電機器13,15をコントロール。
【0045】図2は、家電接続アダプタ11を中心とし
た構成を示す機能ブロック図である。図2に示すよう
に、家電接続アダプタ11は、例えば、家電プロキシ管
理モジュール21と、家電リソース情報データベース2
3と、家電プロキシモジュール22−1、22−2とを
含んで構成される。さらに、家電接続アダプタ11は、
カード接続部20−a−1、20−a−2と、ネットワ
ーク接続部20−bと、家電機器接続部20−c−1、
20−c−2とを有している。
【0046】カード接続部20−a−1、20−a−2
は、家電接続アダプタ11と家電情報カード24−1、
24−2とをそれぞれ接続する。ネットワーク接続部2
0−bは、家電接続アダプタ11とネットワークとを接
続する。家電機器接続部20−c−1、20−c−2
は、家電接続アダプタ11と家電機器25−1、25−
2とをそれぞれ接続する。
【0047】家電プロキシ管理モジュール21は、家電
情報カード24−1、24−2から家電機器25−1、
25−2に関する情報を取得して家電プロキシモジュー
ル22−1、22−2を生成する。家電プロキシモジュ
ール22−1、22−2は、ネットワークと家電機器2
5−1、25−2とを接続するために、ネーミングサー
ビス(ネームサーバ14)に対してインタフェースオブ
ジェクトの登録および削除を行う。家電プロキシモジュ
ール22−1、22−2は、家電機器25−1、25−
2とネットワークとのデータのやり取りの処理を行う。
家電リソース情報データベース23は、家電プロキシ管
理モジュール21が家電情報カード24−1、24−2
から読み出した家電情報と、家電機器25−1、25−
2との接続状態に関する情報、ネーミングサービスへの
登録状態に関する情報、家電情報カードの着脱状態など
の情報をリソース情報として保持する。
【0048】家電情報カード24−1、24−2は、家
電接続アダプタ11に提供する情報として、ネーミング
サービスへ登録するための家電機器13、15の機器説
明情報と、家電機器25−1、25−2との通信を行う
ためのプロトコルや通信手順に関する機器通信情報と、
家電接続アダプタ11へ家電機器25−1、25−2の
持つ機能を代理させるための機能代理情報と、家電機器
25−1、25−2をネットワークへ接続する際にネッ
トワークから接続許可を受けるために必要な認証情報
と、家電機器25−1、25−2の動作結果の記述やエ
ラー情報などのログ情報領域を記憶しておくことができ
る。家電情報カード24−1、24−2は、例えば不揮
発性メモリを有するメモリカードであり、PCカード、
CF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード、S
M(スマートメディア)カードなどの種々のカードを用
いることが出来る。
【0049】図3は、家電プロキシ管理モジュール21
の第1構成例を示す機能ブロック図である。図3に示す
ように、家電プロキシ管理モジュール21は、家電プロ
キシ管理部31と、カード状態管理部35と、家電通信
状態管理部36とを含んで構成されている。
【0050】家電プロキシ管理部31は、家電プロキシ
管理マネージャ部32と、家電プロキシ生成部33と、
家電プロキシ削除部34とを含んで構成されている。家
電情報カード38は、カード接続部30を介して、カー
ド状態管理部35と、家電プロキシ管理部31とに接続
されている。家電プロキシモジュール37は、家電プロ
キシ生成部33と、家電プロキシ削除部34と、家電通
信状態管理部36と、それぞれ接続されている。
【0051】家電プロキシ管理部31は、家電プロキシ
管理モジュール21内の各機能ブロックで示される部分
のコントロールを行う。家電プロキシ管理マネージャ部
32は、家電プロキシ管理部31内において、家電情報
とカード状態管理部35および家電通信状態管理部36
からの情報に基づき、家電プロキシモジュール37の生
成および削除を行う。
【0052】家電プロキシ生成部33は、家電プロキシ
管理マネージャ部32が家電プロキシモジュール37を
生成する際に一時的に生成され、実際に家電プロキシモ
ジュール37の生成処理を行う。家電プロキシ削除部3
4は、家電プロキシ管理マネージャ部32が家電プロキ
シモジュール37を削除する際に一時的に生成され、実
際に家電プロキシモジュール37の削除処理を行う。
【0053】カード状態管理部35は、家電情報カード
38の有無を監視し、家電情報カード38が例えば家電
接続アダプタ11(図1)にセットされると、家電プロ
キシ管理部31にその旨の通知を行う。家電通信状態管
理部36は、家電機器13(図1)の接続状態に関して
家電プロキシモジュール37への問い合わせを定期的に
又は所望のタイミングで行ない、家電プロキシ管理マネ
ージャ部32に対してその結果を通知する。家電プロキ
シモジュール37は、家電プロキシ管理モジュール21
が生成および削除を行う。
【0054】図4は、家電プロキシ管理モジュール21
の第2構成例を示す機能ブロック図である。図4に示す
ように、第2の構成例による家電プロキシ管理モジュー
ル21は、認証処理部41と、家電プロキシ管理部42
と、カード状態管理部43と、家電通信状態管理部44
とを含んで構成される。家電情報カード46は、カード
接続部40を介して、カード状態管理部43と家電プロ
キシ管理部42と認証処理部41とにそれぞれ接続され
ている。家電プロキシモジュール45は、家電プロキシ
管理部42と家電通信状態管理部44とにそれぞれ接続
されている。
【0055】認証処理部41は、家電プロキシ管理部4
2が家電情報カード46から読み出した認証情報を処理
し、ネットワークから認証を受けるための情報を家電プ
ロキシ管理部42へ提供する。カード接続部40は、図
3において説明したカード接続部30に加えて、認証処
理部41とのデータのやり取りを行う。符号43は、図
3の符号35において説明したカード状態管理部に対応
し、符号44は、図3の符号36において説明した家電
通信状態管理部に対応し、符号45は、図3の符号37
において説明した家電プロキシモジュールに対応する。
【0056】図5は、家電プロキシモジュール37の構
成を示す機能ブロック図である。図5に示すように、家
電プロキシモジュール37は、家電プロキシ部51と、
家電情報管理部52と、家電通信部53とを含んで構成
されている。家電プロキシ部51は、ネーミングサービ
ス登録部55と、家電機能部56−1、56−2とを含
んで構成される。家電機能部56−1、56−2は、ネ
ーミングサービス登録部55と家電通信部53との間に
配置されている。家電通信部53と家電機器54との間
に家電接続部50が設けられている。
【0057】家電プロキシ部51は、家電情報に基づい
て生成され、ネーミングサービスへの登録および削除
や、家電情報管理部52から家電機器情報の取得や、家
電通信部53とのデータのやり取りのための家電機器5
4の代理機能を有する。家電情報管理部52は、家電機
器54の品名、形名、メーカ名、品種名などに関する情
報や、認証に関する証明書情報を家電プロキシ部51へ
提供する、家電通信部53は、家電機器54と家電プロ
キシ部51との通信のためのインタフェースを形成し、
家電プロキシ部51がネットワークから得た情報・デー
タと家電機器54から得られた情報・データとを相互に
やり取りできるようにするための通信プロトコルの変換
を行う。
【0058】ネーミングサービス登録部55は、ネット
ワークにおいて家電機器54の代理機能を果たすため
に、ネーミングサービスへ家電プロキシ部51のインタ
フェースの登録および削除を行う、家電機能部56−
1、56−2は、ネットワークを通じての要求に応じて
家電通信部53へ家電機器54のコマンドを発行する。
【0059】図6は、家電情報カード12内の記憶領域
の構成例を示すブロック図である。図6に示すように、
家電情報カード12は、機能代理情報領域61と、機器
通信情報領域62と、認証情報領域63と、ログ情報領
域64と、機器説明情報65とのそれぞれの記憶領域を
有している。
【0060】機能代理情報領域61は、機能代理情報を
格納するための領域である。機器通信情報領域62は、
機器通信情報を格納するための領域である。認証情報領
域63は、証明書情報を格納するための領域である。ロ
グ情報領域64−1、64−2はログ情報を格納するた
めの領域である。家電説明情報65は家電機器の名称や
製品番号、メーカ名、家電品種名、使用する機器通信情
報などの設定値を保持するための領域である。
【0061】機能代理情報66−1,66−2は家電接
続アダプタへ家電機器の持つ機能の代理機能を持たせる
ためのデータを記載している。機器通信情報67−1,
67−2は家電機器と通信を行うための通信プロトコル
情報を記載している。証明書情報68は、家電機器をネ
ットワークへ接続する際の認証時と、家電機器情報をネ
ーミングサービスへ登録する際のネームサーバとの間の
認証とに用いる。ログ情報69−1、69−2は、家電
機器の動作結果の記述やエラー情報、ネーミングサービ
スへの登録状況などの家電機器の状態やネットワークと
の接続状態を記録する。
【0062】機能代理情報66−1、66−2は、家電
機器の有する機能毎に区分された機能代理情報領域61
に記憶されている。家電機器としてテレビジョンを例に
して説明すると、機能代理情報66−1、66−2とし
ては、電源制御機能、チャンネル制御機能、画像位置調
整機能、画像表示モード設定機能、音量調整機能、入力
切替機能、音声設定機能などがそれぞれ含まれている。
家電機器に新しい機能が追加された場合又は各々の機能
に修正がある場合などにおいて、機能代理情報全体を入
れ替えることなく個々の機能に関する修正や追加のみを
行えば良い。
【0063】尚、機器通信情報67は、機器通信情報領
域62内に複数持つことができる(67−1、67−2
で示される2つの領域が例としてあげられている)。従
って、異なる通信プロトコルを有する複数の家電機器に
対して、通信方法を容易に切り替えて対応することがで
きる。
【0064】図7は、家電接続アダプタ及び家電情報カ
ードを用いて家電機器をネーミングサービスに登録する
ための処理の流れを示すフローチャート図である。家電
機器をネーミングサービスへ登録するために、カード状
態管理部で家電情報カードの挿入を検出すると(S10
1)、家電プロキシ管理マネージャ部は家電情報カード
から家電機器の情報を取得して家電リソース情報データ
ベースに保持する(S102)。
【0065】次に、家電プロキシ管理マネージャ部は家
電プロキシ生成部を生成し(S103)、この家電プロ
キシ生成部は家電プロキシモジュールを生成する(S1
04)。生成された家電プロキシモジュールは家電プロ
キシインタフェースをネーミングサービスへ登録する
(S105)ことによってネーミングサービスへの登録
が完了する。登録完了後は、家電プロキシモジュールは
ネーミングサービス上の家電プロキシインタフェースを
定期的に更新する(S106)ことにより継続的に登録
を行う。
【0066】図8は、家電接続アダプタ及び家電情報カ
ードを用いて家電機器を制御する処理の流れを示すフロ
ーチャート図である。ネーミングサービスに登録した家
電プロキシインタフェースから処理要求が受信されると
(S201)、家電プロキシ部では処理要求に相当する
家電機器用処理コマンドを生成し(S202)、家電プ
ロキシ部は家電通信部へ生成したコマンドを発行する
(S203)。コマンドを受けた家電通信部はコマンド
を家電機器用プロトコルに変換して家電機器へ要求を発
行すると(S204)、家電機器は処理を行った後に戻
り値を返す。
【0067】家電通信部は家電機器から要求に対する戻
り値を受け取り(S205)、家電プロキシ部へ戻り値
を渡す。家電プロキシ部は家電通信部からコマンドに対
する戻り値を受け取ると(S206)ネーミングサービ
スのインタフェースへ戻り値を送信する(S207)。
以上の処理により、ネットワークからの要求を家電機器
で処理して、処理結果はネットワーク(図1のオペレー
ション機器16)から参照することができるようにな
る。
【0068】図9は、家電情報カードが抜かれた際の処
理を示すフローチャート図である。カード状態管理部で
家電情報カードが抜かれたことを検出すると(S30
1)、家電プロキシ管理マネージャ部は家電プロキシ削
除部を生成する(S302)。家電プロキシ削除部は家
電プロキシモジュールを削除(S303)した後に消滅
する。ネーミングサービスでは一定期間以上インタフェ
ースが更新されないと登録の削除を行う(S304)。
従って、家電プロキシモジュールが削除されることでイ
ンタフェースの更新が行なわれなくなり、ネーミングサ
ービスから自動的に削除され、ネットワークから家電機
器を参照することができなくなる。
【0069】図10は、家電機器の電源がオフされた時
の処理を示すフローチャート図である。家電通信状態管
理部は家電機器からのレスポンス(応答)がなくなった
ことを検出すると(S401)、家電プロキシ管理マネ
ージャは家電プロキシモジュールへネーミングサービス
の登録を削除するよう要求する(S402)。要求を受
けた家電プロキシ部ではネーミングサービス上のインタ
フェースオブジェクトを削除する(S403)。このこ
とにより家電代理機能は家電接続アダプタに残っている
が、ネットワークから家電機器を参照することができな
くなる。
【0070】図11は、家電機器の電源がオンされた時
の処理を示すフローチャートである。家電通信状態管理
部は家電機器からの電源オンに対応するレスポンスの発
生を検出すると(S501)、家電プロキシ管理マネー
ジャは家電プロキシモジュールへネーミングサービスの
再登録を要求し(S502)、家電プロキシ部はネーミ
ングサービス上へインタフェースオブジェクトを再び登
録する(S503)。以上の処理により、再びネットワ
ークから家電機器の参照を行うことができるようにな
る。以降、家電機器の登録と同様に、家電プロキシモジ
ュールはネーミングサービス上の家電プロキシインタフ
ェースを、例えば定期的に更新することで登録を継続す
ることができる(S504)。
【0071】図12は、家電接続アダプタの構造例を示
す図である。図12にネットワーク接続アダプタに直接
接続する家電機器はコネクタ1からコネクタ3に接続す
る。家電機器に対応する家電情報カードはカードスロッ
ト1からカードスロット3までにそれぞれセットされ
る。
【0072】家電機器を直接家電接続アダプタに接続す
る場合は、カードスロットとコネクタは1対1に対応す
る。IPネットワークのように1つのコネクタに複数の
家電機器が接続する場合は、カードスロット4からカー
ドスロット6までのように予め複数のスロットを用意し
ておき、家電情報カードがセットされた際に、例えば家
電機器のIPアドレスを設定するなどしてカードスロッ
トと家電機器の対応付けを行う。
【0073】尚、上記実施の形態においては、家電情報
カードと家電接続アダプタとを着脱可能に構成したが、
両者が一体化されていても良い。その場合には、家電接
続アダプタ中に家電情報を格納するための記憶領域を設
けるのが好ましい。或いは、家電機器側にカードが取り
付けられるようにしても良い。以上、実施の形態に沿っ
て本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるも
のではない。その他、種々の変更、改良、組み合わせが
可能なことは当業者に自明であろう。
【0074】
【発明の効果】本発明によるネットワーク接続装置を、
既存の通信手段は持っているがネーミングサービスに参
加するための枠組みを持たない家電機器を接続すること
により、家電装置をネーミングサービスに参加させるこ
とができる。より詳細には、請求項1記載のネットワー
ク接続装置によれば、家電接続アダプタに家電機器の代
理機能を実現するための技術として、家電情報媒体内に
家電機器の情報、例えば機能リソースデータを保持させ
ることによってリソースデータの交換が容易になるたメ
ーカドの交換で家電機器の機能のバージョンアップを行
うことができ、家電機器の機能の変更を容易に行うこと
ができる。
【0075】請求項2に記載のネットワーク接続装置に
よれば、家電プロキシ管理モジュールは家電情報媒体か
ら家電機器に関する情報を読み出して、実際にネーミン
グサービスに登録してネットワーク上で代理機能を果た
す家電プロキシモジュールを各々の家電機器に対して生
成するため、複数台の家電機器を同時にネーミングサー
ビスへ登録することが可能となる。
【0076】請求項3に記載のネットワーク接続装置に
よると、家電プロキシ管理モジュールは、家電情報媒体
の着脱状態と家電機器の接続状態を常に監視することが
できるので、カードの抜き差しや家電機器の電源のオン
/オフによってネーミングサービスへの登録状態を変更
することができ、家電情報を持たない家電機器や電源O
FFで外部から操作できない家電機器をネットワーク上
から参照できなくすることが可能となる。
【0077】請求項4記載のネットワーク接続装置によ
れば、認証情報データを使ってネーミングサービスへ接
続が可能か否かの判定を行うことができるため、ネーミ
ングサービスから認証を受けていない家電情報カードに
対応する家電機器はネットワーク上から参照できなくす
ることも可能となる。
【0078】請求項5に記載のネットワーク接続装置に
よれば、家電プロキシ部が、家電情報管理部と家電通信
部とからデータの受け渡しを行ない、ネットワークに対
して家電情報管理部に記述している家電に関する情報を
提供する。ネットワークから家電機器のコントロールメ
ッセージを受けた場合は、相当する家電機器のコマンド
を家電通信部へ渡し、家電機器からの応答を家電通信部
を通じて受け取りネットワークへ送ることができる。
【0079】請求項6記載のネットワーク接続装置によ
れば、家電機能部は家電機器の機能単位で構成すること
ができるため、ネットワークから機能の追加や削除を行
う際の機能情報の管理が容易になる。またネーミングサ
ービス登録部で、家電機器部を一括して管理を行うこと
によって、ネーミングサービスでは、家電機器の機能情
報が分散されて登録されることなく一括管理されるた
め、家電機器単位で扱うことが可能となる。
【0080】請求項7に記載のネットワーク接続装置に
よると、家電情報媒体をセットするか否かにより、家電
機器のネットワークへの接続のオン/オフができる。家
電情報媒体のセットにより家電機器をネットワークへ参
加させ、家電情報媒体のセットを解除することにより家
電機器のネットワークへの参加を停止し、家電機器はス
タンドアローンになる。このように、家電機器のネット
ワークへの接続とスタンドアローンとしての切り替えと
を簡単に行うことができ、家電機器の状態を簡単に知る
ことができる。
【0081】請求項8に記載のネットワーク接続装置に
よると、家電機器の電源状態は、ネーミングサービスへ
の登録状態だけに影響するので、家電機器の電源のオン
とオフとの切り替えがあっても、モジュールの生成や削
除は行わずに家電接続アダプタの負荷を軽くすることが
できる。
【0082】請求項9に記載の家電情報媒体によると、
家電情報媒体に、ネーミングサービスへ登録するための
家電機器の機器説明情報を設定しておくことにより、従
来は家電機器自身が提供しなければならなかった家電機
器の名前や、メーカ名、家電品種名、製品番号などの家
電機器に関する情報を家電情報媒体によって提供するこ
とが可能となる。
【0083】また、家電情報媒体内に機器通信情報とし
て家電機器との通信方法を規定することで、家電接続ア
ダプタの内部に通信規定を用意しておく必要がなくなる
ので、家電機器メーカが新規製品を開発した際など新し
い通信プロトコルを規定する必要がある場合でも、カー
ドを提供することでこの新しい通信プロトコルへの対応
が容易に可能となる。また、家電情報媒体内に、アダプ
タへ家電機器の持つ機能の代理を果たす機能代理情報を
持たせることにより、家電機器が持っている機能を組み
合わせて新たに様々な機能を追加することが可能とな
る。
【0084】請求項10に記載のネットワーク接続装置
によると、家電情報媒体内に認証情報領域を持つことに
よって、家電接続アダプタが家電情報媒体から機能情報
を取得する際に証明書情報などの認証に関する情報も同
時に取得することができる。例えばネーミングサービス
を提供するネームサーバが証明書情報の発行を行うこと
も可能であり、この家電情報媒体をネームサーバに差し
込んで証明書情報を取得してから家電接続アダプタにセ
ットすることで自動的にネットワークへの接続認証が行
えるようになる。従って、例えば、公開鍵方式などの従
来からある複雑な認証手続きをとらなくても、簡単にネ
ットワークから認証を受けて接続することが可能とな
る。
【0085】請求項11に記載のネットワーク接続装置
によると、家電機器の動作結果やエラーのログを記録し
ておく領域を家電情報媒体内に保有することによって、
機器の動作状況や故障原因をカード内に保持しておくこ
とができるため、家電機器に動作不良があった場合、従
来は家電機器の本体をメーカのサービスに持ち込まなけ
れば原因がわからないような場合でも、家電情報媒体又
はその中に格納された情報を渡すことによって、メーカ
(修理業者)は機器の動作状況や故障原因を知ることが
可能となる。
【0086】請求項12に記載の発明によれば、既存の
通信手段を有するが、ネーミングサービスに登録するた
めの機能を有していない家電機器を、ネーミングサービ
スに参加させることができる。従って、家電機器を、オ
ペレーション機器を用いて遠隔制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるネットワーク接
続装置を含む家電制御システムの全体を示す機能ブロッ
ク図である。
【図2】 本発明の一実施の形態によるネットワーク接
続装置のうち家電接続アダプタを中心としたシステムの
構成を示す機能ブロック図である。
【図3】 本発明の一実施の形態によるネットワーク接
続装置のうち家電プロキシ機能管理モジュールを中心と
したシステムの構成を示す機能ブロック図である。
【図4】 本発明の一実施の形態によるネットワーク接
続装置のうち家電プロキシ機能管理モジュールを中心と
したシステムの構成を示す機能ブロック図であり、新た
に認証処理部を加えた構成を示す図である。
【図5】 本発明の一実施の形態によるネットワーク接
続装置のうち家電プロキシモジュールを中心としたシス
テムの構成を示す機能ブロック図である。
【図6】 本発明の一実施の形態によるシステム中の家
電情報媒体の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の一実施の形態によるネットワーク接
続装置における処理のうち家電機器の登録の動作を示す
フローチャート図である。
【図8】 本発明の一実施の形態によるネットワーク接
続装置における処理のうち家電機器の制御の動作を示す
フローチート図である。
【図9】 本発明の一実施の形態によるネットワーク接
続装置における処理のうち家電情報カードが抜かれた際
の処理を示すフローチャート図である。
【図10】 本発明の一実施の形態によるネットワーク
接続装置における処理のうち家電機器の電源がオフされ
た時の処理を示すフローチャート図である。
【図11】 本発明の一実施の形態によるネットワーク
接続装置における処理のうち家電機器の電源がオンされ
た時の処理を示すフローチャート図である。
【図12】 本発明の一実施の形態によるネットワーク
接続装置のうち家電接続アダプタの構造例を示す図であ
る。
【図13】 家電機器(被制御装置)情報オブジェクト
構造例と各オブジェクトに含まれる情報例とを示す図で
ある。
【符号の説明】
A…家電機器制御システム、B…ネットワーク接続装
置、11…家電接続アダプタ、12…家電情報カード
(家電情報媒体)、13、15、54…家電機器、14
…ネームサーバ、20−a…カード接続部、20−b…
ネットワーク接続部、20−c…家電機器接続部、21
…家電プロキシ機能管理モジュール、24、38、46
…家電情報カード、25…家電機器、31、42…家電
プロキシ管理部、32…家電プロキシ管理マネージャ
部、33…家電プロキシ生成部、34…家電プロキシ削
除部、35…カード接続部、36、44…家電通信状態
管理部、37、45…家電プロキシモジュール、40…
カード接続部、41…認証処理部、43…カード状態管
理部、50…家電機器接続部、51…家電プロキシ部、
53…家電通信部、55…ネーミングサービス登録部、
56…家電機能部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B058 CA01 KA02 KA08 YA13 5B085 AA01 AA03 AC03 BE01 BG02 BG07 5B089 JA35 KB06 5K033 AA09 BA01 CB02 DB16 EC01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家電機器に関する家電機器情報を記憶する
    家電情報媒体と、 該家電情報媒体とネットワークとにそれぞれ関連付けさ
    れ、前記家電機器情報に基づき前記家電機器を前記ネッ
    トワーク内のネーミングサービスに参加させるための代
    理機能を発揮する家電接続アダプタとを備えたネットワ
    ーク接続装置。
  2. 【請求項2】前記家電接続アダプタは、 前記家電情報媒体から前記家電機器に関する情報を取得
    して、前記代理機能を提供する家電プロキシモジュール
    を生成し管理する家電プロキシ管理モジュールとを有す
    る請求項1に記載のネットワーク接続装置。
  3. 【請求項3】前記家電プロキシ管理モジュールは、 前記家電情報媒体と前記家電接続アダプタとの接続状態
    を監視し前記家電プロキシ管理モジュールに通知する家
    電情報媒体状態管理部と、 前記家電接続アダプタと前記家電機器との接続状態を監
    視して該接続状態を前記家電プロキシ管理モジュールに
    通知する家電通信状態管理部と、 前記家電情報媒体状態管理部及び前記家電通信状態管理
    部と関連付けされ、通知される状態に応じて前記家電プ
    ロキシモジュールの生成又は削除の管理を行う家電プロ
    キシ管理マネージャ部を有する家電プロキシ管理部とを
    備えた請求項1又は2に記載のネットワーク接続装置。
  4. 【請求項4】前記家電プロキシ管理モジュールは、さら
    に、前記家電情報媒体が前記ネーミングサービスから認
    証を受けているか否かを判定する認証処理部を有する請
    求項3に記載のネットワーク接続装置。
  5. 【請求項5】前記家電プロキシモジュールは、前記家電
    プロキシ管理モジュールが前記家電情報媒体内の家電情
    報に基づいて生成し前記ネーミングサービス内において
    前記家電機器の機能の代理を果たす家電プロキシ部と、 前記ネーミングサービス内に前記家電機器の家電説明情
    報を提供する家電情報管理部と、 前記家電機器との通信に必要な通信プロトコル変換を行
    う家電通信部とを有する請求項2から4までのいずれか
    1項に記載のネットワーク接続装置。
  6. 【請求項6】前記家電プロキシ部は、 前記ネーミングサービスへ前記家電機器の機能および家
    電説明情報を登録又は削除するネーミングサービス登録
    部と、 前記ネットワークを介する前記家電機器への要求を前記
    家電機器通信部へ発する家電機能部とを有する請求項5
    に記載のネットワーク接続装置。
  7. 【請求項7】前記家電情報媒体を前記家電接続アダプタ
    に対してセットすることにより、前記家電機器のネーミ
    ングサービスの代理機能を果たす家電プロキシモジュー
    ルを生成し、前記家電情報媒体の前記家電接続アダプタ
    に対するセットを解除することにより、前記家電プロキ
    シモジュールを削除する機能を有する請求項1に記載の
    ネットワーク接続装置。
  8. 【請求項8】前記家電機器の電源がオフされたときに、
    前記家電機器の前記ネーミングサービスの代理機能を果
    たすオブジェクトは削除せずにネットワーク上のネーミ
    ングサービスへの登録のみを削除し、 前記家電機器の電源がオンされると再び自動的にネット
    ワーク上のネーミングサービスへの登録を行うことを特
    徴とする請求項1に記載のネットワーク接続装置。
  9. 【請求項9】ネットワーク内におけるネーミングサービ
    スに家電機器を登録するための家電説明情報を格納する
    家電説明情報記憶領域と、 前記家電機器との通信を行うために必要な家電通信情報
    を格納する家電通信情報記憶領域と、 前記家電機器が有する機能の代理を行うために必要な機
    能代理情報を格納する機能代理情報記憶領域とを記憶す
    る家電情報媒体。
  10. 【請求項10】前記家電情報媒体は、さらに、前記家電
    機器を前記ネットワークに接続する際に前記ネットワー
    クから接続許可を受けるための認証情報データを記憶す
    るための認証情報領域を有する請求項9記載の家電情報
    媒体。
  11. 【請求項11】前記機器情報媒体は、さらに、前記機器
    の動作状態に関する情報を記憶するログ情報領域を有す
    る請求項9又は10に記載の機器情報媒体。
  12. 【請求項12】ネットワークと、 該ネットワークに関連付けされる機器群であって、家電
    機器と、該家電機器のネーミングサービスを提供するネ
    ームサーバと、前記家電機器と前記ネームサーバとに関
    連付けされ前記家電機器を遠隔操作するオペレーション
    機器と、家電情報媒体に記憶された家電機器情報に基づ
    き前記家電機器を前記ネットワーク内のネーミングサー
    ビスに参加させるための代理機能を発揮する家電接続ア
    ダプタとを有する家電制御システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005215906A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Sanyo Electric Co Ltd アダプタ装置
JP2007087026A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置
JP2007150614A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Matsushita Electric Works Ltd ネットワーク装置
JP2008172462A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Hitachi Ltd 機器管理装置

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