JP2003271415A - 実行履歴記録装置、ブレーク命令設定装置、及びプログラム - Google Patents
実行履歴記録装置、ブレーク命令設定装置、及びプログラムInfo
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Abstract
動的に判断できる実行履歴記録装置を提供し、検査スク
リプトに基づく結合検査の自動化を実現する。 【解決手段】 検査開始関数の名称及び当該検査開始関
数をコールする親関数の名称が記述された検査スクリプ
トを取得し(S100)、検査スクリプトに記述された
関数名を取得する(S110)。そして、ソースプログ
ラムの記述ファイルをオープンし(S120)、実行部
分より対象関数を検索し(S130,S140)、検査
開始関数をコールする親関数の行番号を抽出して(S1
60)、検査開始位置を示すブレーク命令を検査スクリ
プトに追加する(S170)。実行履歴記録装置は、検
査スクリプトに追加されたブレーク命令に基づき、検査
開始位置を判断して、処理実行の履歴を記録する。
Description
基づく結合テストの自動化技術に関する。
ュータシステムが採用されており、車両の随所にソフト
ウェアを搭載した電子制御装置が配置されるようになっ
た。そのため、今日では、ソフトウェア開発工数の削減
が重要な課題となっている。特に、車載用のコンピュー
タシステムに搭載される制御ソフトウェアでは、車両側
の部品変更や仕様変更などでソフトウェアの変更を余儀
なくされる。
ェクト指向設計が主流となってきた。その一つの現れ
が、車両部品やその機能に着目し、その単位でプログラ
ムを作成するという手法である。このようにすれば、プ
ログラムの再利用性が高くなるからである。なお、部品
単位や機能単位のプログラムを以下では「部品プログラ
ム」という。
部品プログラム個々の単体検査を行い、次に、部品プロ
グラムを結合させた結合検査を行うのが一般的である。
部品検査では部品プログラムの個々の動作を検査するの
に対し、結合検査においては、部品プログラムが検査仕
様書にある通りの順序でコールされているかや、入力デ
ータを与えて得られる演算結果が予め用意される出力デ
ータと同一であるかといった検査が主となる。
に示すように、部品プログラムを結合したソースプログ
ラム中の検査対象120に対応させてドライバ110を
用意して行うことが考えられる。これによって、ドライ
バ110により、検査対象120を、いわゆるシミュレ
ータと呼ばれる実行履歴記録装置が実行し、検査するこ
とができる。
て個々にドライバ110を用意する必要があり、また、
ドライバ110と検査対象120という単位でコンパイ
ル・リンクする必要がある。特に、車両制御用の大規模
なプログラムであれば、検査対象120が数千といった
オーダーで存在するため、検査対象120に対応するド
ライバ110の準備や、検査対象120とドライバ11
0をセットにしてコンパイル・リンクするのに多大な時
間を要してしまう。
(b)に示すように、ソースプログラム81全体を実行
履歴記録装置で実行し、検査対象81aを、検査情報の
記述される検査スクリプト82で特定することが考えら
れる。この場合、検査対象81a毎に検査スクリプト8
2を用意する必要はあるが、ドライバ41をソースプロ
グラム81と共にコンパイル・リンクすれば、後は、検
査スクリプト82を変えるだけで、実行履歴記録装置に
よる複数の検査対象81aに対する検査が可能となる。
つまり、検査対象81aが多くなっても、コンパイル・
リンクが発生しないため、検査工数が削減できるのであ
る。
提とする技術である。
ように、関数Aからコールされる関数Bを検査開始関数
とする場合、すなわち、関数Aからコールされる関数B
以下が検査対象81aとなる場合を考える。
では、次のような問題があった。それは、関数Aから関
数Bがコールされる時点を特定できず、関数Bに制御が
移ってからしか関数Bの実行を判断できないことであ
る。つまり、図7中の記号bの時点を判断することはで
きても、記号aの時点を判断することができなかった。
記号bの時点で関数Bの実行が判断できても、関数Aが
コール元であるのか否かを判断できないため、検査開始
位置を特定できない。
装置を操作して検査開始位置を特定したり、あるいは、
関数Bがコールされる関数A中の行番号を検査スクリプ
トに予め書き込んだりする必要があり、この意味で完全
な自動化がなされていなかった。
開始位置を自動的に判断できる実行履歴記録装置を提供
し、検査スクリプトに基づく結合検査の自動化を実現す
ることを目的とする。
実行履歴記録装置は、単位機能毎に細分化された部品プ
ログラムにて構成される処理プログラムを実行し、検査
情報が記述された検査スクリプトに基づいて処理実行の
履歴を記録する。ここでいう部品プログラムは、オブジ
ェクト指向設計でいうところのオブジェクトに該当す
る。その場合の検査情報は、オブジェクト間メッセージ
通信の順序を示すシナリオ情報であることが一例として
考えられる。
プト中に処理プログラムにおける検査開始位置を示すブ
レーク命令があると、当該検査開始位置を判断して履歴
を記録することが可能となっている。このような基本構
成を下に、本発明は特に、スクリプト取得手段、ソース
取得手段、位置特定手段、及びブレーク命令設定手段を
備える。
リプトを取得する手段であり、この検査スクリプトに
は、少なくとも、処理プログラム中の検査開始関数及び
当該検査開始関数をコールする親関数が記述されてい
る。ソース取得手段は、処理プログラムのソース記述を
取得する。
ス記述に基づき、親関数から検査開始関数がコールされ
る位置を検査開始位置として特定し、ブレーク命令設定
手段によって、その特定された位置を示すブレーク命令
が検査スクリプトに追加される。
自動的にブレーク命令が設定されるため、検査開始位置
を自動的に判断でき、検査スクリプトに基づく結合検査
が自動化される。このような自動化により、複数の検査
スクリプトに基づく連続した実行履歴の記録が可能とな
る。
は、例えば仕向地の違いにより、実行される部分と実行
されない部分とを含む可能性がある。いわゆるコンパイ
ラによる条件コンパイルがなされることがある。そこ
で、さらに、処理プログラムのソース記述の中の実行部
分を特定する実行部分特定手段を備えるようにするとよ
い(請求項2)。この場合、ソース取得手段は、実行部
分特定手段にて実行部分の特定されたソース記述を取得
する。
特定でき、条件コンパイルにも対応できる。ところで、
実行履歴記録装置は、検査開始位置を判断してから、親
関数が再び実行されるまで、履歴を記録する構成とする
ことが考えられる(請求項3)。親関数から検査開始関
数がコールされた後、最終的に検査開始関数の終了で親
関数へ実行が移るため、この期間に履歴を記録すれば、
検査開始関数以下の関数に対し、適切に履歴を記録でき
る。
数に対する入力データを記述しておき、検査開始位置を
判断すると、入力データの設定を行うようにすることが
考えられる(請求項4)。このようにすれば、検査のた
めの入力データの設定までが自動化される。
に対応する解である出力データを記述しておいてもよい
(請求項5)。変数値が正しいか否かを簡単に比較チェ
ックできるからである。この意味では、さらに、検査ス
クリプトに記述された出力データを用いて、検査対象の
変数のチェックを行うようにしてもよい(請求項6)。
このようにすれば、演算結果のチェックまでが自動化さ
れることになり、さらに便利である。
明してきたが、本発明は、検査スクリプトの情報に基づ
いて、ブレーク命令を追加することに特徴がある。した
がって、ブレーク命令設定装置の発明として実現するこ
ともできる(請求項7)。実行履歴記録装置が上述した
ような基本構成を有することを前提として、このような
ブレーク命令設定装置を用いれば、検査スクリプトに基
づいて検査開始位置を自動的に判断でき、検査スクリプ
トに基づく結合検査が自動化されることになる。
おいても、さらに、処理プログラムのソース記述の中の
実行部分を特定する実行部分特定手段を備える構成と
し、ソース取得手段が、実行部分特定手段にて実行部分
の特定されたソース記述を取得するようにしてもよい
(請求項8)。これによって、条件コンパイルに対応で
きる。
レーク命令設定装置の各手段をコンピュータにて実現す
る機能は、例えば、コンピュータ側で起動するプログラ
ムとして備えることができる。したがって、本発明はプ
ログラムの発明として実現することもできる(請求項
9)。
D、MO、CD−ROM、DVD−ROM、HD等のコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応
じてコンピュータにロードして起動することにより用い
ることができる。この他、ROMやバックアップRAM
をコンピュータ読み取り可能な記録媒体として本プログ
ラムを記録しておき、このROMあるいはバックアップ
RAMをコンピュータに組み込んで用いてもよい。
例を図面を参照して説明する。図1は、本実施例の実行
履歴記録システムの概略構成を示す説明図である。実行
履歴記録システムは、実行履歴記録装置10と、サーバ
90とを備えている。ここでは実行履歴記録装置10と
サーバ90とを備えるシステムとして構成したが、一つ
のコンピュータシステムとして実現できることは言うま
でもない。
表示手段としてのモニタ12、及び、入力手段としての
キーボード13を備える、いわゆるコンピュータシステ
ムである。一方、サーバ90も、コンピュータシステム
であり、装置本体91、表示手段としてのモニタ92を
備えている。
装置80が接続されており、このハードディスク装置8
0には、ソースプログラム81、検査スクリプト82、
及びスタブ83が記録されている。ソースプログラム2
1及び検査スクリプト82は、利用者によって作成され
て記憶される。スタブ83は、検査に先だってサーバ9
0によって作成される。
情報をサーバ90から読み込み、これら3つの情報に基
づいて実行履歴を記録する。そこでまずソースプログラ
ム81、検査スクリプト82、スタブ83について説明
を加える。
は機能単位に作成される部品プログラムによって構成さ
れ、複数のファイルからなっている。検査スクリプト8
2は、検査情報を記述したものであり、テキストファイ
ルとして作成されている。この検査スクリプト82は、
検査対象毎に作成される。
始関数の名称、当該検査開始関数をコールする親関数の
名称がセットになって記述される。これにより、特定の
親関数からコールされた場合の検査開始関数以下の関数
が検査対象として指定する。また、検査スクリプト82
には、検査対象とする変数の名称、変数への入力データ
及び、入力データに対応する解である出力データが予め
記録されている。
らコールされるダミーの関数群である。このスタブ83
は、上述したようにサーバ90により作成される。次
に、本実施例の実行履歴記録装置10の動作を説明す
る。図2は、実行履歴記録装置10の装置本体11の機
能ブロック図である。すなわち、装置本体11の機能
は、プローブ埋め込みブロック31、実行部分特定ブロ
ック32、ブレーク命令設定ブロック33、ラベル定義
抽出ブロック34、ラベル置換ブロック35、コンパイ
ルブロック36、実行履歴記録ブロック37、及び、出
力ブロック38に分けることができる。
かに説明する。プローブ埋め込みブロック31は、ソー
スプログラム81に対して、プローブと呼ばれる履歴記
録のための出力関数を埋め込む。例えば、関数の入口や
出口にこのようなプローブを埋め込むことにより、関数
が実行されることにより、その関数の開始や終了、ある
いは演算結果が実行履歴として記録される。
グラム81の実行行を特定する。例えば、車両制御用の
プログラムを例に挙げると、仕向地の違いなどにより、
ソースプログラム81を部分的にコンパイルすることが
ある。これが条件コンパイルであり、ソースプログラム
81中のプリプロセッサ命令によってコンパイルする部
分が指定される。従って、このようなプリプロセッサ命
令を解析して実行部分を特定するのが、実行部分特定ブ
ロック32である。なお、実行部分の特定機能は、従来
よりコンパイラのプリプロセッサ機能として存在するた
め、このようなコンパイラを利用することにより容易に
実現できる。
分特定ブロック32にて実行行が特定されたソースプロ
グラム81に基づき、検査スクリプト82を参照して、
検査開始位置を示すブレーク命令を、検査スクリプト8
2に追加する。これによって、ソースプログラム81の
中の検査開始位置が実行履歴記録装置10で判断できる
ことになる。
ログラム81中のマクロラベル定義を抽出する。検査ス
クリプト82に検査対象の変数名が記述されることは既
に述べたが、この変数名がソースプログラム81で用い
られるマクロラベルで記述されることがある。そのた
め、ラベル置換ブロック35が、検査スクリプト82中
に記述されたマクロラベルを実体情報に置換する。これ
らラベル定義抽出ブロック34及びラベル置換ブロック
35により、検査スクリプト82においても、ソースプ
ログラム81と同様のマクロラベルを用いることが可能
となる。
込みブロック31にてプローブが埋め込まれたソースプ
ログラム81及びスタブ83をコンパイル・リンクし、
実行履歴記録ブロック37へ出力する。実行履歴記録ブ
ロック37は、検査スクリプト82中に追加された検査
開始位置を示すブレーク命令により、検査開始位置を判
断すると、検査対象となっている変数に入力データを設
定して、実行履歴の記録を開始する。実行履歴には、関
数コールの順序情報や変数値が含まれる。そして、検査
開始関数が終了し、親関数に実行が移ると、履歴の記録
を終了する。さらに、検査スクリプト82に記述された
出力データと変数値とを比較することにより、検査対象
の変数をチェックし、実行履歴と共にチェック結果を出
力する。
結果を、モニタ12や図示しない記憶装置へ出力する。
ここで特に、本実施例の実行履歴記録装置10では、上
述した実行部分特定ブロック32からの出力に基づく、
ブレーク命令設定ブロック33の動作に特徴を有する。
32及びブレーク命令設定ブロック33の動作を以下詳
細に説明する。実行部分特定ブロック32は、上述した
ように、ソースプログラム81中の実行行を特定する。
ース記述の一部を示した。このソースプログラム81
は、ファイル名「file2.c」というファイルとし
て存在する。このとき、実行部分特定ブロック32は、
8,10行のプリプロセッサ命令を解析し、1〜7,1
2〜15行を実行行として特定する。
ブレーク命令設定処理を、図4のフローチャートに基づ
いて説明する。まず最初のステップ(以下、ステップを
単に記号Sで示す。)100において、検査スクリプト
82を取得する。続くS110では、関数名を取得す
る。この処理は、検査スクリプト82中に記載される検
査開始関数の名称、及び、その検査開始関数をコールす
る親関数の名称を取得するものである。検査開始関数名
「child1」、親関数名「parent1」が取得
されたものとして以下の説明を続ける。
行う。このファイルは、実行部分特定ブロック32から
出力されるソースプログラム81のソース記述ファイル
である。続くS130では、実行部分の解析を行い、次
のS140にて、S110で取得した関数を検索する。
に基づき、対象関数を発見したか否かを判断する。検査
開始関数が検索されても、その検査開始関数をコールす
る親関数が検査スクリプト82に指定されたものでなけ
れば、ここで否定判断される。例えば、図5(a)で
は、検査開始関数「child1」が存在するが(記号
b)、コール元の親関数が検査スクリプト82とは異な
る「parent0」であるため(記号a)否定判断さ
れる。一方、図5(b)では、検査スクリプト82に記
載された親関数「parent1」が存在し(記号
c)、その中に検査開始関数「child1」が存在す
るため(記号d)肯定判断される。対象関数を発見した
場合(S150:YES)、S160へ移行する。これ
に対し対象関数が発見されない場合は(S150:N
O)、S120からの処理を繰り返す。
図5(b)では、親関数「parent1」から検査開
始関数「child1」がコールされる行番号「6」が
抽出される。続くS170では、検査スクリプト82
に、検査開始位置を示すブレーク命令を追加する。ここ
では、ファイル名と行番号とが検査開始位置を示す。図
5(b)の例では、ファイル名「file2.c」と行
番号「6」が検査開始位置となる。ただし、ファイル名
と行番号とを直接的に検査スクリプト82に記述する必
要はない。例えば、ファイル名と行番号とをブレーク情
報として別途記憶しておき、検査スクリプト82中のブ
レーク命令と対応させるようにしてもよい。
トがあるか否かを判断する。ここで未処理の検査スクリ
プトがあると判断された場合(S180:YES)、S
100からの処理を繰り返す。一方、未処理の検査スク
リプトがない場合には(S180:NO)、本ブレーク
命令設定処理を終了する。
発揮する効果を説明する。本実施例では、検査開始関数
の名称及び当該検査開始関数をコールする親関数の名称
が記述された検査スクリプト82を取得し(図4中のS
100)、検査スクリプト82に記述された関数名を取
得する(S110)。そして、ソースプログラム81の
記述ファイルをオープンし(S120)、実行部分より
対象関数を検索し(S130,S140)、検査開始関
数をコールする親関数の行番号を抽出して(S16
0)、検査開始位置を示すブレーク命令を検査スクリプ
ト82に追加する(S170)。実行履歴記録装置10
は、検査スクリプト82に追加されたブレーク命令に基
づき、検査開始位置を判断して、処理実行の履歴を記録
する。
いて自動的にブレーク命令が設定されるため、検査開始
位置を自動的に判断でき、検査スクリプト82に基づく
結合検査が自動化される。複数の検査スクリプト82が
ある場合、未処理の検査スクリプト82があるうちは
(図4中のS180:YES)、一連のブレーク命令設
定処理を繰り返す。したがってここでは、複数の検査ス
クリプト82に基づく連続した実行履歴の記録が可能と
なる。
ク32がソースプログラム81中の実行部分を特定する
ことにより、実行部分を解析して(図4中のS13
0)、対象関数を検索する(S140)。これによっ
て、ソースプログラム81の実行部分に検査開始位置を
特定でき、条件コンパイルにも対応できる。
ト82に、検査対象の変数に対する入力データ及び、当
該入力データの解である出力データが記述されている。
そして、実行履歴記録装置10は、ブレーク命令により
検査開始位置を判断すると、入力データの設定を行う。
これによって、検査のための入力データの設定までが自
動化される。また、実行履歴記録装置10は、出力デー
タを用いて、検査対象の変数値をチェックする。その結
果、演算結果のチェックまでが自動化される。
ック32が「実行部分特定手段」に相当し、ブレーク命
令設定ブロック33が「スクリプト取得手段」、「ソー
ス取得手段」、「位置特定手段」及び「ブレーク命令設
定手段」に相当する。そして、図4中のS100が「ス
クリプト取得手段」としての処理に相当し、S120の
処理が「ソース取得手段」としての処理に相当し、S1
30〜S160が「位置特定手段」としての処理に相当
し、S170が「ブレーク命令設定手段」としての処理
に相当する。
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
において種々なる形態で実施し得ることは言うまでもな
い。
明図である。
である。
である。
Claims (9)
- 【請求項1】単位機能毎に細分化された部品プログラム
にて構成される処理プログラムを実行し、検査情報が記
述された検査スクリプトに基づいて処理実行の履歴を記
録する実行履歴記録装置であって、 前記検査スクリプト中に前記処理プログラムにおける検
査開始位置を示すブレーク命令があると、当該検査開始
位置を判断して前記履歴を記録することが可能であり、 前記処理プログラム中の検査開始関数及び当該検査開始
関数をコールする親関数が少なくとも記述された検査ス
クリプトを取得するスクリプト取得手段と、 前記処理プログラムのソース記述を取得するソース取得
手段と、 前記取得されたソース記述に基づき、前記親関数から前
記検査開始関数がコールされる位置を前記検査開始位置
として特定する位置特定手段と、 前記位置特定手段にて特定された位置を示すブレーク命
令を前記検査スクリプトに追加するブレーク命令設定手
段とを備えていることを特徴とする実行履歴記録装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の実行履歴記録装置におい
て、 さらに、前記処理プログラムのソース記述の中の実行部
分を特定する実行部分特定手段を備え、 前記ソース取得手段は、前記実行部分特定手段にて実行
部分の特定されたソース記述を取得することを特徴とす
る実行履歴記録装置。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の実行履歴記録装置
において、 前記検査開始位置を判断してから、前記親関数が再び実
行されるまで、前記履歴を記録することを特徴とする実
行履歴記録装置。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の実行履歴
記録装置において、 前記検査スクリプトには、前記検査対象の変数に対する
入力データが記述されており、 前記検査開始位置を判断すると、前記入力データの設定
を行うことを特徴とする実行履歴記録装置。 - 【請求項5】請求項4に記載の実行履歴記録装置におい
て、 前記検査スクリプトには、前記入力データに対応する解
である出力データが記述されていることを特徴とする実
行履歴記録装置。 - 【請求項6】請求項5に記載の実行履歴記録装置におい
て、 前記出力データを用いて、前記検査対象の変数をチェッ
クすることを特徴とする実行履歴記録装置。 - 【請求項7】単位機能毎に細分化された部品プログラム
にて構成される処理プログラムを実行し、検査情報が記
述された検査スクリプトに基づいて処理実行の履歴を記
録する実行履歴記録装置に対して用いられるブレーク命
令設定装置であって、 前記実行履歴記録装置は、前記検査スクリプト中に前記
処理プログラムにおける検査開始位置を示すブレーク命
令があると、当該検査開始位置を判断して前記履歴を記
録することが可能であり、 前記処理プログラム中の検査開始関数及び当該検査開始
関数をコールする親関数が少なくとも記述された検査ス
クリプトを取得するスクリプト取得手段と、 前記処理プログラムのソース記述を取得するソース取得
手段と、 前記取得されたソース記述に基づき、前記親関数から前
記検査開始関数がコールされる位置を前記検査開始位置
として特定する位置特定手段と、 前記位置特定手段にて特定された位置を示すブレーク命
令を前記検査スクリプトに追加するブレーク命令設定手
段とを備えていることを特徴とするブレーク命令設定装
置。 - 【請求項8】請求項7に記載のブレーク命令設定装置に
おいて、 さらに、前記処理プログラムのソース記述の中の実行部
分を特定する実行部分特定手段を備え、 前記ソース取得手段は、前記実行部分特定手段にて実行
部分の特定されたソース記述を取得することを特徴とす
るブレーク命令設定装置。 - 【請求項9】請求項1〜6のいずれかに記載の実行履歴
記録装置、又は、請求項7若しくは8に記載のブレーク
命令設定装置の各手段としてコンピュータを機能させる
プログラム。
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