JP2003271079A - 表示ユニット、および大型表示装置 - Google Patents

表示ユニット、および大型表示装置

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JP2003271079A
JP2003271079A JP2002070335A JP2002070335A JP2003271079A JP 2003271079 A JP2003271079 A JP 2003271079A JP 2002070335 A JP2002070335 A JP 2002070335A JP 2002070335 A JP2002070335 A JP 2002070335A JP 2003271079 A JP2003271079 A JP 2003271079A
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JP2002070335A
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English (en)
Inventor
Zenichiro Hara
善一郎 原
Noritaka Egami
憲位 江上
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の大形表示装置において、反射型表示装
置は外光を反射して表示するので夜間など暗い環境のも
とでは表示部の前面に照明装置を設ける必要があった。
また、自発光のLEDによる表示は、高輝度を必要と
し、大電力を消費するものであり、しかもコストが高か
った。 【解決手段】 反射型表示素子と自発光表示素子を組み
合わせて表示素子を構成すると、昼は反射型の大形表示
装置として使用できる。また、夜は自発光の表示装置と
して使用できるので照明が不要となり薄型化できる.し
かも夜の表示は昼間に比べて輝度を抑制できるので低消
費電力化できる.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビルの壁面、屋
上あるいは道路わきなどに看板のように設置され、文字
や画像情報を表示できる大型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にビルの壁面や屋上、あるいは道路
わきなどに設置される看板類は、大型のポスターやネオ
ンサインなどであった。こららの看板は、いずれも表示
内容が固定で、表示内容を自動的に更新したり、必要に
応じて更新したりすることが難しかった。また、ネオン
サインは、発している光が弱く、日中の太陽光のもとで
は表示内容を示すことはできなかった。ネオンサインに
よる発光を視認できるのは、もっぱら夕暮れ時や夜間な
どの外光が弱いときであった。一方、これらの表示内容
固定の看板などに対して、表示されている内容を制御可
能な装置として、磁気反転表示装置やLED表示装置な
どが実用化されている。
【0003】図7は磁気反転素子を示す図である。図に
おいて、40は磁気反転素子、41は球体で、2色に着
色されている。まず、磁気反転表示装置の表示素子とし
て用いられている磁気反転素子は、2色〜4色に着色さ
れた反射面と磁性体を有する球体、あるいは多面体を表
示部に有しており、この表示部に磁界を印加して反転あ
るいは回転させて,表示部に所定の色の面を向けて表示
するものである。磁気反転素子は、表示を変更するとき
のみ電力を消費し、表示を維持するときは,全く電力を
消費しない。
【0004】図7は磁気反転素子と、その原理を示す図
である。図において、40は磁気反転素子、41は球体
で2色に着色されている。ここでは2色の球あるいは円
筒系の回転体が磁界を印加することにより反転表示する
もので、表示面の前面に面した側の色が表示色となる。
磁界を印加した状態が図7にONと示した状態で、着色
された面が表示面側になっている。磁界を印加していな
い状態は、図7にOFFと示した状態のものであり、球
体は反転することはない。磁気反転素子を用いた大型表
示装置(磁気反転表示装置)は、外光を反射することに
よって表示を行なうため、明るい太陽光のもとで使用さ
れ、しかも低消費電力である。特に電力は,表示を更新
するときに消費されるが、表示を維持している期間は外
光を反射して電力を消費せず、消費電力はきわめて小さ
いという優れた特徴を持つ。特に常時表示を行なう看板
などの用途に適している。
【0005】次に、LEDを表示素子とする大型表示装
置の場合は、自発光なので明るい屋外でも高輝度の表示
を得ることができる。しかも表示できる内容は、磁気反
転表示素子を用いた大型表示装置の表示内容が静止画に
制約されるのに対し、フルカラーで高精細の動画を表示
できるなどの優れた表示品質を誇る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】磁気反転表示装置は、
外光を反射して表示する(反射型表示装置)ので、夜間
など暗い環境のもとでは表示部の前面に照明装置を設け
る必要がある。したがって、夜間は照明を用いるので、
その分だけ電力を消費し、さらに照明装置を設置するた
めの適切な空間を必要とする。
【0007】一方、LEDを表示素子とする大型表示装
置は、太陽光のもとで適切なコントラストの表示を得る
ためには高輝度を必要とし、大電力を消費することにな
る。しかも高精細の画像を表示するためには、LEDを
高密度に配置する必要があり、コストが高くなるなどの
問題があった。
【0008】本発明は、これらの課題を解決するために
なされたもので、昼間の明るい環境でも、夜間の暗い環
境でも、表示内容を任意に制御することが可能で、照明
設備を必要とせず、低消費電力で高画質の表示を得るこ
とのできる大型表示装置を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る表示ユ
ニットは、表示面の状態を変化させることにより表示色
を変えて面表示を行なう反射型表示素子と、この反射型
表示素子の近傍に設けられ、上記反射型表示素子の表示
面よりも小さい点状の発光面を有する自発光表示素子と
を備えたものである。
【0010】第2の発明に係る表示ユニットにおいて、
自発光表示素子は、反射型表示素子の表示面周辺の映像
表示部分以外に設けられている。
【0011】第3の発明に係る表示ユニットにおいて、
自発光表示素子は、反射型表示素子の中央部分に設けら
れている。
【0012】第4の発明に係る大型表示装置は、表示面
の状態を変化させることにより表示色を変えて面表示を
行なう反射型表示素子、この反射型表示素子の近傍に設
けられ、上記反射型表示素子の表示面よりも小さい点状
の発光面を有する自発光表示素子からなる表示ユニット
と、この表示ユニットを縦横のマトリクス状に配置し、
それぞれの表示ユニットを接続することによりなる画像
表示手段と、上記表示ユニットの反射型表示素子を駆動
する反射型表示素子駆動手段と、上記表示ユニットの自
発光表示素子を駆動する自発光表示素子駆動手段と、映
像信号に基づいて、反射型表示素子駆動手段、あるいは
自発光表示素子のどちらか一方を制御する制御手段とを
備えたものである。
【0013】第5の発明に係る大型表示装置において、
照度を検知する照度検知手段を備え、制御手段は、上記
照度検知手段の出力に応じて、反射型表示素子、あるい
は自発光表示素子のいずれか一方を制御するものであ
る。
【0014】第6の発明に係る大型表示装置において、
照度を検知する照度検知手段を備え、制御手段は、反転
型表示素子を制御しているときに、照度検知手段の出力
が低下したときは、自発光表示素子に対しても制御を行
ない、照度検知手段の出力低下に応じて、自発光表示素
子の輝度調整を行なうものである。
【0015】第7の発明に係る表示ユニットにおいて、
複数個の反射型表示素子が、1つの表示ユニット内に縦
横に配列され、それぞれの反射型表示素子の間隔は、各
反射型表示素子の 非発光部の幅の約2倍の幅であり、
自発光表示素子は、上記各反射型表示素子 間の非発光
部に設けられたものである。
【0016】第8の発明に係る大型表示装置において、
表示ユニットは、複数個の反射型表示素子を有し、これ
らの複数個の反射型表示素子が、1つの表示ユニット内
に縦横に配列され、それぞれの反射型表示素子の間隔
は、各反射型表示素子の非発光部の幅の約2倍の幅であ
るとともに、上記各反射型表示素子 間の非発光部に設
けられた自発光表示素子とを備えたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
係る第1の実施の形態を示す図である。図において、1
は表示ユニット、2は反射型表示素子、3はLEDなど
の点状の自発光表示素子である。表示ユニット1は、1
枚の反射型表示素子で1画素を構成し、その近傍にLE
D3を配置した1画素ユニットの一例である。LED3
は、反射型表示素子の非発光部(映像無表示部分)に設
けられる。また、反射型表示素子2の中央部分に設ける
ことも可能である。LEDを反射型表示素子の近傍に設
ける場合は、非発光部、あるいは、映像無表示部や映像
表示部以外に設けることができる。ここで反射型表示デ
バイスの種類は、表示部にある球体4aを磁気で反転あ
るいは回転させて表示する磁気反転表示素子、微粒子を
電気的、あるいは磁気的に移動させる電気泳動素子、磁
気泳動素子、さらにLCD(液晶)などのデバイスを使
用することができる。
【0018】まず、磁気反転表示素子4を用いた反射型
表示素子(反転型表示素子4)について説明する。図2
は、磁気反転表示素子4にLEDを組み込んだときの説
明図である。磁気反転表示素子4の近傍にLED3を配
置して1画素表示ユニットを構成する。ここでは、LE
D3は磁気反転表示素子4の右下部分に設けられてい
る。この1画素ユニットを2次元的に多数配列して(た
とえば、縦横にマトリクス状に設ける)大型ディスプレ
イを構成すると、昼間は磁気反転表示素子4を用いて、
外光の反射を利用して表示を行なうことで消費電力を削
減できる。磁気反転表示素子4は、磁気により球体4a
を反転、あるいは回転させることにより表示色を決めて
いる。表示面側に球面4bが位置しているときは、球面
4bの色が表示される。また、表示面側に球面4cが位
置しているときは、球面4cの色が表示されることにな
る。また、夜は自発光表示素子であるLED3によって
表示を行なうので、反射型の表示素子に必要な照明が不
要となる。すなわち、低消費電力で薄型の表示装置を実
現することができる。このように、1つの表示ユニット
に反射型表示素子(反転型表示素子4)と自発光表示素
子3を備え、反射型表示素子、あるいは自発光表示素子
3を切り換えて表示を行なうことができるので、1つの
表示ユニットで反射型表示素子として、あるいは自発光
表示素子の両方に使用することができる。
【0019】一方、磁気反転表示素子を用いた大型表示
装置には,磁気反転表示素子の球体4aを反転させるた
めの機械的な稼動部がある。このため設置環境によって
は、稼動部の磨耗や腐食などによる故障が心配される。
図3は電気泳動素子を用いた反射型表示素子である。図
において、5は電気泳動素子、5aは白の荷電粒子、5
bは液体である。図3に示した表示ユニット1は、電気
泳動素子5の中央部に自発光表示素子であるLED3を
組み込んだ例である。
【0020】電気泳動素子5は、電界により荷電粒子5
aが表示ユニット1の表示面である前面に移動したとき
は荷電粒子5aの色が見える。荷電粒子4aが表示ユニ
ット1の裏面側に移動したときは着色された液体5bの
色を表示することになる。荷電粒子5aの移動は、表示
面側と裏面側の制御電極5c,5dによって制御され
る。ここで、表示面側の電極5cとしては透明電極が使
用される。電気泳動素子4の中央部にはLED3が配置
されており、昼は電気泳動素子4による反射型ディスプ
レイとして、夜はLED3による自発光ディスプレイと
して動作させることができる。このように反射型表示部
に電気泳動素子2を使用すると、磁気反転表示素子2に
見られるような稼動部の磨耗などによる故障が軽減され
る。なお、電気泳動素子4は荷電粒子4aの移動によっ
て表示を得るもので、磁気泳動などの磁界で磁性粒子を
移動させる方式を用いても同様の効果が得られる。電気
泳動素子5、反転型表示素子4は、表示面、あるいは表
示面側の状態を変化させて、表示色、あるいは表示内容
を変えることにより、面表示を行なう反射型表示素子の
一つである。
【0021】反射型ディスプレイは,磁気反転方式、電
気泳動方式以外にもいくつかの方式が考えられるが、い
ずれも夜間の表示には照明を必要とする。特に照明光の
質(色,スペクトル分布)によって表示品質が決まるた
め、適切な照明光を選択する必要がある。特に磁気反転
表示素子や電気泳動素子などは,表示色が制約されるの
で、フルカラー化が難しかった。これに対し、LCDを
用いると、カラーフィルタを使用することで、あるいは
コレステリック液晶やゲストホスト液晶により入射光か
ら特定波長の光を選択的に反射ことで、フルカラー化す
ることが可能である。ここで、LEDについても3原色
の素子を配置することでフルカラー化が可能であり、L
CDを用いた反射型表示素子と3色のLED(自発光表
示素子)を組み合わせて1画素ユニットを構成すると、
反射型表示素子と自発光表示素子の両者の特徴を生かし
たフルカラーの大型ディスプレイ用の表示素子ユニット
を実現することができる。反射型のLCDも表示面の状
態を変化させて、表示色、あるいは表示内容を変えるこ
とにより、面表示を行なう表示素子である。
【0022】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2である大型ディスプレイ(大型表示装置)を示した
図である。実施の形態1に示した1画素ユニット(表示
ユニット1)を2次元的に多数配列する(たとえば、縦
横に複数個並べる)ことによって、大型ディスプレイを
構成する。
【0023】図4に示すように、1画素ユニットを縦横
に2次元的に配列することで、大型ディスプレイ6(大
型表示装置)は、複数の反射型表示素子からなる反射型
表示パネル(反射型表示部)と複数の反射型表示素子そ
れぞれの近傍に設けられた点状の自発光表示素子(たと
えば、LED)によって構成されることになる。このよ
うに構成される大型ディスプレイ6の反射型表示部は高
開口率で、LED表示部は低開口率となる。昼間は反射
型表示パネルにより表示が行なわれ、昼間の表示では高
開口率ゆえ十分な外光の反射により高コントラストが得
られる。夜は、LEDなどの自発光表示素子による表示
に切り換えるが、夜間の表示輝度は昼間に必要とされる
輝度3000〜5000Cd/mの10分の1以下の1
00〜300cd/m以下の低輝度でよく、開口率が低
くても問題ない。
【0024】自発光表示素子であるLEDは、反射型表
示パネルを構成する複数の反射型表示素子それぞれの近
傍に設けられるが、LEDを設ける位置は反射型表示素
子の中央や反射型表示素子の非発光部とすればよい。ま
た反射型表示パネルの画素の中心位置とLEDの中心位
置がずれていても,この種の大型ディスプレイは十分な
視距離を必要とするため,遠くから見る場合は全く問題
ない。また、LEDを反射型表示部の画素の中心に配置
した場合、LEDが反射型表示部の表示面の妨げになる
が、LEDは点光源に近く、LEDの表示面の大きさに
対して反射型表示部の画素面積が十分に大きければ実害
はない。
【0025】このように本実施の形態の大型表示装置
(大型ディスプレイ6)は、昼間は反射型表示素子から
なる反射型表示パネルで表示を行なうので、省電力によ
る表示が可能である。夜は反射型表示パネルでは表示輝
度が低いので、自発光の表示素子により表示を行なうの
で、ある程度の電力を消費するが、昼間に必要とされる
輝度の10分の1以下の低輝度で表示を行なえば良いの
で、消費電力を削減することができる。また、夜間に反
射型表示パネルと照明を用いて表示を行なう場合に比べ
て、消費電力も大幅に少なくてすむ。しかも従来、反射
型表示パネルを夜間に使用する場合に、必要とされた照
明は不要となるため照明に必要な空間がなくなり、薄型
で低消費電力の大型ディスプレイを実現できる.
【0026】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3である表示素子を示した図で、高画素密度の表示素
子を示したものである。図において、7は高画素密度の
表示素子(表示ユニット)、8は反射型表示部、9は自
発光型表示素子、10は列方向の配線、11は行方向の
配線である。実施の形態1では1画素の表示素子を対象
としていたのに対し、実施の形態3には、1素子内に複
数の画素が配列された高画素密度の反射型表示素子が示
されている。1つの表示ユニットに、複数の反射型表示
素子を有する形になっており、それぞれの反射型表示素
子が各画素に対応する。実施の形態1に示した1つの表
示ユニットで1画素に対応する場合に比べて、本実施の
形態による表示ユニットは高画素密度の表示素子とな
る。図5に示す複数の反射型表示部8が各画素に対応す
る。反射型表示部8は反射型表示素子といえる。
【0027】平面状の表示素子7に画素(反射型表示部
8)をマトリクス状に配置した反射型表示デバイスにお
いて、各画素の近傍にチップ状のLED9を配置してい
る。2次元的に配列するための表示素子は、継目がタイ
ル状に目立たないようにする必要があり、各画素間に表
示素子周辺部に必要に応じて非発光部幅(図4に示すGp
/2)の2倍程度の非発光部(図4に示すGp)が設けら
れる。この非発光部をLED9の配置と、その配線1
0,11のためのスペースとして使用することができ
る。このように反射型表示部8とLED9による自発光
の表示部を1枚の表示素子内に共存させることで、高画
素密度の表示素子を実現できる。
【0028】この表示パネル7を、図4に示す表示ユニ
ット1のように縦横に2次元的に多数配列して大型ディ
スプレイを構成し、昼間は反射型表示素子により表示を
行ない、夜は自発光表示素子により表示を行えるように
切り換え可能とすることで、昼は反射型表示装置とし
て、夜は自発光の表示装置として使用可能な、高解像度
の大型表示装置を実現することができる。
【0029】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4である大型表示装置を示した図である。大型表示装
置のスクリーン12は、表示ユニット13を縦横に2次
元的に配列して構成されている。表示ユニット13は、
LED表示部16とLCD(反射型)表示部14からな
る。反射型表示部14は、外光の反射に依存するため、
外光が弱くなるにつれて表示のコントラストが低下す
る。特に夜間は照明が無ければ全く表示できなくなって
しまう。そこで、スクリーン12に照度センサー30
(照度検知手段)を設け、照度センサー30によって外
光の照度を検出して、検出された外光の照度に応じて、
反射型表示部による表示から LEDの表示に切り換え
ることで、昼夜を問わず表示可能な表示装置を実現する
ことができる。
【0030】さらに、照度に応じてLED16による表
示の輝度を制御する手段を設けることによって、反射型
表示部(LCD)14と自発光の表示部(LED)16
を同時に使用することもできる。この場合、外光が低下
することによって、反射型表示部のコントラストも低く
なる。そこで、外光が低下してきたときは、反射型表示
部だけではなく、LEDによる表示も行ない、そのあと
は外光の低下に応じて、LEDによる表示の輝度を上げ
ることにより、反射型表示部のコントラストの低下を
LEDによる表示で補うことができる。制御回路19
に、照度に応じてLED16による表示の輝度を制御す
る手段の機能を持たせるようにしても良い。具体的に
は、反射型表示部による表示を行なっているときに、照
度が低下したが、LEDなどの自発光の表示部だけで表
示を行わなくても問題ないときなどに、反射型表示部に
よる表示とともに、自発光の表示部による表示も行な
う。ただし、この場合、自発光の表示部による表示は、
照度の低下に応じて輝度を調整するようにして、反射型
表示部のコントラスト低下を補うようにする。
【0031】大型ディスプレイの動作について説明す
る。ビデオシステム21からのテレビ信号は、表示コン
トローラ23のA/D変換回路24に入力される。A/
D変換回路24からの信号は、画素変換処理回路25で
画素変換され、バッファメモリ29を介して、それぞれ
の表示ユニット13に入力される。また、コンピュータ
システム22からの信号は通信制御回路26に入力され
る。通信制御回路26からの信号はグラフィック処理回
路27と文字情報処理回路28に入力され、さらにバッ
ファメモリ29を介して、それぞれの表示ユニット13
に入力される。表示ユニット13に入力された信号は、
制御回路19に入力され、LCD駆動部15、LED駆
動部17を制御する。反射型表示素子(LCD)14と
自発光表示素子(LED)16は、LCD駆動部15、
LED駆動部17により制御され表示を行なう。
【0032】照度センサー30は外光の照度を検出し、
検出した値が所定の値以上(昼間)のときは、切換手段
19aをLCD駆動部15側に切り換えることにより、
制御回路19からの出力をLCD駆動部15に入力して
反射型表示素子(LCD)14による表示を行なう。ま
た、照度センサー30が検出した値が所定の値以下のと
きは、切換手段19aをLED駆動部17側に切り換え
ることにより、制御回路19からの出力をLCD駆動部
15に入力して自発光型表示素子(LED)16による
表示を行なう。上記の所定の値以下とは、たとえば、夜
や、昼間であっても反射型表示素子では暗い表示になっ
てしまうような照度をいう。このように昼夜、あるいは
照度に応じて切り換えを行なうことで、大型表示装置で
良好な表示内容を提供することができる。
【0033】
【発明の効果】第1の発明によれば、表示面の状態を変
化させることにより 表示色を変えて面表示を行なう反
射型表示素子と、この反射型表示素子の近傍に設けら
れ、上記反射型表示素子の表示面よりも小さい点状の発
光面を有する自発光表示素子とを備えているので、強い
外光のもとでは反射型表示素子として使用し、外光が弱
いときは自発光表示素子として使用することができる。
【0034】第2の発明によれば、自発光表示素子は、
反射型表示素子の表示面周辺の映像表示部分以外に設け
られているので、反射型表示素子で表示を行なうときの
妨げになることはない。
【0035】第3の発明によれば、自発光表示素子は、
反射型表示素子の中央部分に設けられているので、自発
光表示素子により最適な画像を作ることができる
【0036】第4の発明によれば、表示面の状態を変化
させることにより表示色を変えて面表示を行なう反射型
表示素子、この反射型表示素子の近傍に設けられ、上記
反射型表示素子の表示面よりも小さい点状の発光面を有
する自発光表示素子からなる表示ユニットと、この表示
ユニットを縦横のマトリクス状に配置し、それぞれの表
示ユニットを接続することによりなる画像表示手段と上
記表示ユニットの反射型表示素子を駆動する反射型表示
素子駆動手段と、上記表示ユニットの自発光表示素子を
駆動する自発光表示素子駆動手段と、映像信号に基づい
て、反射型表示素子駆動手段、あるいは自発光表示素子
のどちらか一方を制御する制御手段とを備えているの
で、強い外光のもとでは反射型表示装置として使用し,
外光が弱い場合は自発光表示素子を用いた表示装置とし
て使用することができる。
【0037】第5の発明によれば、照度を検知する照度
検知手段を備え、制御手段は、上記照度検知手段の出力
に応じて、反射型表示素子、あるいは自発光表示素子の
いずれか一方を制御するので、昼間の明るい環境では反
射型表示素子からなる表示装置で表示を行ない、外光が
弱いときは、自発光表示素子からなる表示装置によって
表示を行なうことができる。
【0038】第6の発明によれば、照度を検知する照度
検知手段を備え、制御手段は、反転型表示素子を制御し
ているときに、照度検知手段の出力が低下したときは、
自発光表示素子に対しても制御を行ない、照度検知手段
の出力低下に応じて、自発光表示素子の輝度調整を行な
うので、反射型表示素子により表示を行なっているとき
に、外光が弱くなったとしても、反射型表示素子による
表示とともに、自発光表示素子により表示を行ない、な
おかつ、照度に応じて、自発光表示素子の輝度を調節す
るので、表示されている内容の輝度を適切に保つことが
できる。
【0039】第7の発明によれば、複数個の反射型表示
素子が、1つの表示ユニット内に縦横に配列され、それ
ぞれの反射型表示素子の間隔は、各反射型表示素子の非
発光部の幅の約2倍の幅であり、自発光表示素子は、上
記各反射型表示素子 間の非発光部に設けられているの
で、強い外光のもとでは高画素密度の反射型表示素子と
して使用し、外光が弱いときは高画素密度の自発光表示
素子として使用することができる。
【0040】第8の発明によれば、表示ユニットは、複
数個の反射型表示素子を有し、これらの複数個の反射型
表示素子が、1つの表示ユニット内に縦横に配列され、
それぞれの反射型表示素子の間隔は、各反射型表示素子
の非発光部の幅の約2倍の幅であるとともに、上記各反
射型表示素子 間の非発光部に設けられた自発光表示素
子とを備えているので、強い外光のもとでは高画素密度
の反射型表示装置として使用し,外光が弱い場合は自発
光表示素子を用いた高画素密度の表示装置として使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による表示ユニットを
示す図である。
【図2】 磁気反転表示素子とLEDを組み合わせた表
示ユニットを示す図である。
【図3】 電気泳動素子とLEDを組み合わせた表示ユ
ニットを示す図である。
【図4】 本発明による表示ユニットを配列して構成さ
れた大形表示装置を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態3による高画素密度の表
示ユニットを示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態4による大型表示装置を
示す図である。
【図7】 従来の表示素子の磁気反転表示素子を示す図
である。
【符号の説明】
1 表示ユニット、 2 反射型表示素子、 3 自発
光表示素子、4 磁気反転表示素子、 5 電気泳動素
子、 6 大型ディスプレイ、7 高画素密度の表示素
子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 642 G09G 3/20 642P 680 680D 3/32 3/32 A 3/34 3/34 C Fターム(参考) 2H088 EA22 GA02 GA03 HA12 HA21 JA06 JA15 MA01 MA20 2H093 NC24 NC28 NC41 NC50 NC55 ND02 ND39 ND42 NE06 NE10 NF04 NF06 NG01 5C080 AA07 AA10 AA13 BB05 CC06 CC08 DD03 DD22 DD26 EE28 JJ01 JJ02 5C094 AA14 AA22 AA48 AA52 AA56 BA08 BA12 BA21 BA23 BA41 BA43 BA63 BA74 CA19 CA24 DA02 DA04 DB02 DB04 DB05 FA01 GA10 HA01 JA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示面の状態を変化させることにより表
    示色を変えて面表示を行なう反射型表示素子と、 この反射型表示素子の近傍に設けられ、上記反射型表示
    素子の表示面よりも小さい点状の発光面を有する自発光
    表示素子とを備えたことを特徴とする表示ユニット。
  2. 【請求項2】 自発光表示素子は、反射型表示素子の表
    示面周辺の映像表示部分以外に設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の表示ユニット。
  3. 【請求項3】 自発光表示素子は、反射型表示素子の中
    央部分に設けられたことを特徴とする請求項1記載の表
    示ユニット。
  4. 【請求項4】 表示面の状態を変化させることにより表
    示色を変えて面表示を行なう反射型表示素子、 この反射型表示素子の近傍に設けられ、上記反射型表示
    素子の表示面よりも小さい点状の発光面を有する自発光
    表示素子からなる表示ユニットと、 この表示ユニットを縦横のマトリクス状に配置し、それ
    ぞれの表示ユニットを接続することによりなる画像表示
    手段と上記表示ユニットの反射型表示素子を駆動する反
    射型表示素子駆動手段と、 上記表示ユニットの自発光表示素子を駆動する自発光表
    示素子駆動手段と、映像信号に基づいて、反射型表示素
    子駆動手段、あるいは自発光表示素子のどちらか一方を
    制御する制御手段とを備えたことを特徴とする大型表示
    装置。
  5. 【請求項5】 照度を検知する照度検知手段を備え、 制御手段は、上記照度検知手段の出力に応じて、反射型
    表示素子、あるいは自発光表示素子のいずれか一方を制
    御することを特徴とする請求項4記載の大型表示装置。
  6. 【請求項6】 照度を検知する照度検知手段を備え、 制御手段は、反転型表示素子を制御しているときに、照
    度検知手段の出力が低下したときは、自発光表示素子に
    対しても制御を行ない、照度検知手段の出力低下に応じ
    て、自発光表示素子の輝度調整を行なうことを特徴とす
    る請求項4記載の大型表示装置。
  7. 【請求項7】 複数個の反射型表示素子が、1つの表示
    ユニット内に縦横に配列され、 それぞれの反射型表示素子の間隔は、各反射型表示素子
    の非発光部の幅の約2倍の幅であり、 自発光表示素子は、上記各反射型表示素子 間の非発光
    部に設けられたことを特徴とする請求項1記載の表示ユ
    ニット。
  8. 【請求項8】 表示ユニットは、複数個の反射型表示素
    子を有し、これらの複数個の反射型表示素子が、1つの
    表示ユニット内に縦横に配列され、 それぞれの反射型表示素子の間隔は、各反射型表示素子
    の非発光部の幅の約2倍の幅であるとともに、 上記各反射型表示素子 間の非発光部に設けられた自発
    光表示素子とを備えたことを特徴とする請求項4ないし
    6のいずれか一つに記載の大型表示装置。
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