JP2003270682A - 光デバイス - Google Patents

光デバイス

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JP2003270682A
JP2003270682A JP2002071716A JP2002071716A JP2003270682A JP 2003270682 A JP2003270682 A JP 2003270682A JP 2002071716 A JP2002071716 A JP 2002071716A JP 2002071716 A JP2002071716 A JP 2002071716A JP 2003270682 A JP2003270682 A JP 2003270682A
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clad layer
electrode
refractive index
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JP2002071716A
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English (en)
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Osamu Mitomi
修 三冨
Takenori Ichiki
武典 一木
Atsushi Okumura
淳 奥村
Masataka Yamashita
正孝 山下
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動時における特性が作動回数に関係なく安
定化した光デバイスを提供する。 【解決手段】 クラッド層12の熱光学定数、コア層1
1、クラッド層12及び電極14の相対的位置関係並び
にエッチバック量を、電極14によりコア層11とクラ
ッド層12のうちの少なくとも一方に熱負荷をかけたと
きに生じる歪み量に基づいて適切に定めることによっ
て、残留応力に伴う悪影響を大幅に軽減し、光デバイス
の作動時における特性を安定にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば波長多重
(WDM)方式を利用したフォトニックネットワークに
含まれる光デバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォトニックネットワークや、光交換技
術の発展に伴って、光デバイス、例えば、光導波路を用
いた光スイッチ、光変調器のような光導波路デバイス等
が使用される頻度が高くなる傾向にある。
【0003】例えば、光スイッチについては、方向性結
合器又はマッハツェンダ形干渉導波路を用いた第1のタ
イプや、分岐/交差導波路を用いた第2のタイプがあ
る。
【0004】第1のタイプの光スイッチは、アナログ的
に動作し、例えば、スイッチング動作のための印加電圧
を増大させるに従って、出力光の強度は、ほぼ零になる
まで次第に低減し、その後、印加電圧を更に増大させる
に従って、出力光の強度が再び増大する。それに対し
て、第2のタイプの光スイッチは、一般にデジタル的に
動作し、所定の値以上の電圧が印加されることによって
オンオフ動作を行う。
【0005】第1のタイプの光スイッチは、導波路内の
光波の位相を変化させることによってオンオフ動作を行
っている。したがって、例えば、電気光学効果を利用し
て導波路の屈折率を僅かに変化させるだけでスイッチン
グ動作を行うことができるので、動作電圧を小さくする
ことができ、動作効率が比較的高いという利点を有す
る。
【0006】しかしながら、第1のタイプの光スイッチ
を構成するに当たり、サイズを比較的大きくする必要が
あるという不都合がある。また、オンオフ動作を行うた
めに、動作電圧を、スイッチング特性に応じて適切な値
に設定する必要がある。その結果、光スイッチ制御用の
電子回路の構成が複雑になり、特に、マトリックススイ
ッチのような複数のスイッチ要素を有するデバイスの場
合、各スイッチに合わせて電圧の微調整を行う必要があ
る。
【0007】一方、第2のタイプの光スイッチは、サイ
ズを比較的小さくすることができるという利点を有す
る。また、スイッチング動作を行うためには、所定の値
以上の電圧を印加すればよいので、制御用の電気回路を
省略することができ、第1のタイプの光スイッチに比べ
て制御が容易になるという利点がある。
【0008】図1Aは、このような第2のタイプの上面
図であり、図1Bは、図1AのI−I断面を示す図であ
り、図1Cは、図1Aにおいて破線で囲んだ部分を示す
図である。この光デバイスは、分岐導波路を有するコア
層1と、クラッド層2と、交差導波路の上に配置した電
極3と、クラッド層2を堆積した、ヒートシンク機能を
有する基板4とを具える。
【0009】この光デバイスは、スイッチング動作の際
に光の全反射現象を利用している。すなわち、電極3に
所定の電圧を印加し又は所定の電流を流すと、導波路材
料の電気光学(EO)効果又は熱光学(TO)効果によ
って電極3の真下の導波路の屈折率を変化させる。
【0010】このような動作によって、導波路への入力
光P0は、導波路を直進して出力光P1となり、又は電
極3の真下の面での全反射によって出力光P2となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光デバイスの場合、所望の特性を得るように光デバイス
を構成したとしても、1回目の作動時の特性が2回目以
降の作動時の特性と異なるようになり、その結果、光デ
バイスの作動時における特性が安定化しなくなり、光デ
バイスの動作に悪影響が及ぼされるおそれがある。
【0012】光デバイスの作動時の特性を、図1に示す
従来の光スイッチについて説明すると、図2に示すよう
に、入力光P0に対する出力光P2の損失と電極3の電
力との関係は、オフセット量Δが0μm,5μm及び2
0μmのいずれの場合にも、1回目の作動時の特性が2
回目以降の作動時の特性と異なる。なお、オフセット量
Δが5μm及び20μmの場合において示すように、2
回目以降の作動時の特性はほぼ一定となり、1回目の作
動時の特性に戻らなくなっている。本実施の形態におい
て、オフセット量とは、コア層1の対称軸lからの電極
3のシフト量を意味し、対称軸lから離間する方向への
シフト量は正の値をとり、対称軸lを交差する方向への
シフト量は負の値をとる。
【0013】本発明の目的は、作動時における特性が作
動回数に関係なく安定化した光デバイスを提供すること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による光デバイス
は、コア層と、そのコア層を包囲するクラッド層と、所
定の電圧を印加し又は所定の電流を供給することによっ
て、前記コア層と前記クラッド層のうちの少なくとも一
方の屈折率を変化させる電極とを具える光デバイスにお
いて、前記光デバイスの作動に関連する特性を安定化さ
せるために、前記コア層、前記クラッド層及び前記電極
の相対的位置関係を、前記電極により所定の電圧を印加
し又は所定の電流を供給したときに前記コア層及び/又
は前記クラッド層の熱光学又は電気光学定数に応じて生
じる歪み量に基づいて定めることを特徴とする。
【0015】本発明者は、1回目の作動時の特性が2回
目以降の作動時の特性と異なるようになる原因を見出し
た。
【0016】高分子材料のようなクラッド層を構成する
材料に所定の応力が加わった場合、材料内では、大きい
分子量に起因して複雑な分子運動が起こり、また、この
分子量の影響に加えて、高分子濃度、結晶性等の影響に
よって、応力は、瞬間的に解放されず、応力の解放のた
めに非常に長い時間を必要とする、すなわち、粘弾性を
生じることが、本発明者によって解明された。
【0017】石英やニオブ酸リチウムのような結晶材料
は、高分子材料に比べてヤング率が高く、かつ、変形が
生じにくい。したがって、高分子材料のような粘弾性は
生じない。しかしながら、ミクロ的に見た場合、応力が
加わることによって原子配置の位置が変位して、歪みが
残り、この場合も、瞬間的に解放される応力成分と徐々
に解放される応力成分とに分かれ、粘弾性に類似する現
象が生じることも、本発明者によって解明された。
【0018】その結果、高分子材料や結晶材料のように
応力を加えることによって粘弾性や歪みが生じる材料を
光スイッチのような光デバイスに用いた場合、光デバイ
スの作動時における特性が安定化しなくなり、光デバイ
スの動作に悪影響が及ぼされるおそれがある。
【0019】本発明によれば、これまで解明されていな
かった光デバイスの動作に悪影響が及ぼされる原因を解
明し、解明された原因によって光デバイスにほとんど悪
影響が及ぼされなくしたものである。すなわち、光デバ
イスの作動に関連する特性を安定化させるために、コア
層、クラッド層及び電極の相対的位置関係を、電極によ
りコア層又はクラッド層に所定の電圧を印加し又は所定
の電流を供給したときにコア層又はクラッド層の熱光学
又は電気光学定数に応じて生じる歪み量に基づいて定め
ることによって、残留応力に伴う悪影響を大幅に軽減
し、光デバイスの作動に関連する特性を安定にしてい
る。なお、光デバイスの作動に関連する特性とは、例え
ば、材料に応力をかけたときに初期状態に戻りにくい特
性、すなわち、数ピコ秒 から数時間に亘る短時間で見
た場合に材料の状態が不可逆である特性をいう。
【0020】前記コア層とクラッド層のうちの少なくと
も一方を負の熱光学又は電気光学定数の材料で構成した
場合、前記電極とクラッド層との間に介在し、前記クラ
ッド層の屈折率以上の屈折率を有する介在部を更に具え
る。これにより、残留応力を解放させるのではなく、残
留応力が存在する状態でも擬似的に初期状態に戻すこと
ができ、好適な光デバイスを得ることができる。なお、
介在部を、クラッド層の屈折率以上の屈折率を有する1
種類の材料から構成された単一の層又はクラッド層の屈
折率以上の互いに相違する屈折率を有する複数の種類の
材料からそれぞれ構成された複数の層を有し、例えば、
エッチバックによって、クラッド層の凸部として形成す
ることができる。これにより、構造的に容易に残留応力
が存在する状態でも擬似的に初期状態に戻すことができ
るが、該凸部の形成方法はこれに限定されるものではな
い。また、該凸部及び/又はクラッド層に接触する箇所
は雰囲気(雰囲気が真空である場合も含む)と同様であ
るため、容易に低屈折率を実現でき、効果が顕著であ
る。
【0021】好適には、前記介在部及び/又は前記クラ
ッド層に接触し、前記介在部の屈折率より低い屈折率の
材料で構成した他のクラッド層を更に具えてもよい。こ
れにより、強度が向上し、特に、残留応力を考慮した場
合、凸部の構造が不安定にならざるを得ない場合に好適
である。また、前記クラッド層が、前記他のクラッド層
の屈折率以上の屈折率を有してもよく、容易に初期状態
に戻すことが可能となる。また、例えば、前記介在部又
は他のクラッド層を、前記クラッド層と同一材料で構成
することで、容易に光デバイスを作成することができ
る。
【0022】前記コア層とクラッド層のうちの少なくと
も一方を正の熱光学又は電気光学定数の材料で構成した
場合、前記クラッド層が凹部を有し、その凹部に前記電
極を配置する。
【0023】前記コア層とクラッド層のうちの少なくと
も一方を正の熱光学又は電気光学定数の材料で構成した
場合、前記クラッド層の屈折率以下の屈折率を有する介
在部と、前記介在部及び/又は前記クラッド層に接触
し、前記介在部の屈折率より高い屈折率の他のクラッド
層とを更に具えてもよい。これにより、残留応力を解放
させるのではなく、残留応力が存在する状態でも擬似的
に初期状態に戻すことができ、好適な光デバイスを得る
ことができる。この場合、前記クラッド層が、前記他の
クラッド層の屈折率以上の屈折率を有してもよく、例え
ば、前記介在部又は他のクラッド層を、前記クラッド層
と同一材料で構成する。なお、介在部を、クラッド層の
屈折率以下の屈折率を有する1種類の材料から構成され
た単一の層又はクラッド層の屈折率以下の互いに相違す
る屈折率を有する複数の種類の材料からそれぞれ構成さ
れた複数の層によって形成することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明による光デバイスの実施の
形態を、図面を参照して詳細に説明するに当たり、先
ず、コア層と、そのコア層を包囲するクラッド層と、所
定の電圧を印加し又は所定の電流を供給することによっ
て、コア層とクラッド層のうちの少なくとも一方の屈折
率を変化させる電極とを具える光デバイスにおいて、コ
ア層とクラッド層のうちの少なくとも一方を負の熱光学
又は電気光学定数の材料で構成し、電極とクラッド層と
の間に介在し、クラッド層の屈折率以上の屈折率を有す
る介在部を更に具えることを特徴とする光デバイスにつ
いて説明する。図3Aは、本発明による光デバイスの第
1の実施の形態の上面図であり、図3Bは、そのII−II
断面図であり、図3Cは、図3Aの一部拡大図である。
【0025】光スイッチとして構成した本実施の形態に
よる光デバイスは、単一モード光導波路を有するコア層
11と、負の熱光学定数の材料で構成したクラッド層1
2と、ヒートシンク機能を有するSiで構成した基板1
3と、クラッド層12と基板13との間に介在するサブ
クラッド層14と、クラッド層12の凸部に配置され、
所定の電圧を印加し又は所定の電流を供給することによ
って、ヒータとして機能し、少なくともコア層11 の
屈折率を変化させる電極15とを具える。本実施の形態
では、介在部を、エッチバック量dの凸部として構成
し、すなわち、介在部は、クラッド層12と同一材料の
層を有する。
【0026】図4は、図3の光デバイスの電極温度、損
失及びエッチバック量との関係を示す図である。図4に
おいて、コア層11と電極15との距離Dを10μmと
し、電極15のオフセット量Δを8μmとし、クラッド
層12とコア層11との屈折率差を0.2パーセントと
し、コア層11の分岐角度θを4°とした場合のエッチ
バック量dをそれぞれ0,1,2,3μmとしたときに
ついて、入力光P10に対する出力光P11及びP12
の電極温度及び損失の関係をプロットした。なお、th
roughは、入力光P10に対する出力光がP11で
あることを意味し、crossは、入力光P10に対す
る出力光がP12であることを意味する。
【0027】図4によれば、コア層11、クラッド層1
2及び電極15の相対的位置関係並びにエッチバック量
dを、電極15によりクラッド層12に熱負荷をかけた
ときに生じるクラッド層12の熱光学定数に応じた歪み
量に基づいて適切に定めることによって、残留応力に伴
う悪影響を大幅に軽減し、光デバイスの作動に関連する
特性を安定にしていることを示す。
【0028】図5Aは、本発明による光デバイスの第2
の実施の形態の上面図であり、図5Bは、そのIII−III
断面図である。
【0029】光スイッチとして構成した本実施の形態に
よる光デバイスは、単一モード光導波路を有するコア層
21と、クラッド層22と、かつ、該コア層21又はク
ラッド層22が負の熱光学定数の材料で構成され、ヒー
トシンク機能を有するSiで構成した基板23と、クラ
ッド層22と基板23との間に介在するサブクラッド層
24と、所定の電圧を印加し又は所定の電流を供給する
ことによって、ヒータとして機能し、少なくともコア層
21の屈折率を変化させる電極25と、エッチバック量
がdとなるようにクラッド層22と電極25との間に介
在した介在部26とを具える。本実施の形態では、介在
部26は、クラッド層22の屈折率より高い屈折率の材
料の層を有する。
【0030】図6は、図5の光デバイスの電極温度、損
失及びエッチバック量との関係を示す図である。図6に
おいて、コア層21と電極25との距離Dを10μmと
し、クラッド層26の厚さを2μmとし、クラッド層2
6の屈折率をコア層21の屈折率と同一とし、電極25
のオフセット量Δを8μmとし、クラッド層22とコア
層21との屈折率差を0.2パーセントとし、コア層2
1の分岐角度θを4°とした場合のエッチバック量dを
それぞれ2,3,4,5μmとしたときについて、入力
光P20に対する出力光P21及びP22の電極温度及
び損失の関係をプロットした。なお、through
は、入力光P20に対する出力光がP21であることを
意味し、crossは、入力光P20に対する出力光が
P22であることを意味する。
【0031】図6によれば、コア層21、クラッド層2
2、電極25及び介在部26の相対的位置関係並びにエ
ッチバック量dを、電極25によりクラッド層22に熱
負荷をかけたときに生じるクラッド層22及び介在部2
6の熱光学定数に応じた歪み量に基づいて適切に定める
ことによって、残留応力に伴う悪影響を大幅に軽減し、
光デバイスの作動に関連する特性を安定にしていること
を示す。
【0032】図7Aは、本発明による光デバイスの第3
の実施の形態の上面図であり、図7Bは、そのIV−IV断
面図である。
【0033】光スイッチとして構成した本実施の形態に
よる光デバイスは、単一モード光導波路を有するコア層
31と、負の熱光学定数の材料で構成したクラッド層3
2と、ヒートシンク機能を有するSiで構成した基板3
3と、クラッド層32と基板33との間に介在するサブ
クラッド層34と、所定の電圧を印加し又は所定の電流
を供給することによって、ヒータとして機能し、少なく
ともコア層21の屈折率を変化させる電極35と、介在
部36とを具える。本実施の形態では、介在部36は、
クラッド層32の屈折率より高い屈折率の材料で構成し
た層36aと、クラッド層32と同一材料で構成した層
36b,36cとを有する。
【0034】図7の光デバイスによっても、コア層3
1、クラッド層32、電極35及び介在部36の相対的
位置関係を、電極35によりクラッド層42に熱負荷を
かけたときに生じるクラッド層32及び介在部36の熱
光学定数に応じた歪み量に基づいて適切に定めることに
よって、残留応力に伴う悪影響を大幅に軽減し、光デバ
イスの作動に関連する特性が安定する。
【0035】図8Aは、本発明による光デバイスの第4
の実施の形態の上面図であり、図8Bは、そのV−V断
面図である。
【0036】光スイッチとして構成した本実施の形態に
よる光デバイスは、単一モード光導波路を有するコア層
41と、負の熱光学定数の材料で構成したクラッド層4
2と、ヒートシンク機能を有するSiで構成した基板4
3と、クラッド層42と基板43との間に介在するサブ
クラッド層44と、所定の電圧を印加し又は所定の電流
を供給することによって、ヒータとして機能し、少なく
ともコア層41の屈折率を変化させる電極45と、介在
部46と、介在部46の周辺に配置した他のクラッド層
47,48とを具える。本実施の形態では、介在部46
の屈折率を、クラッド層42の屈折率より高くするとと
もに、他のクラッド層47,48をクラッド層42と同
一材料で構成する。
【0037】図8の光デバイスによっても、コア層4
1、クラッド層42、電極45及びクラッド層46、他
のクラッド層47,48の相対的位置関係を、電極35
によりクラッド層42に熱負荷をかけたときに生じるク
ラッド層42,47,48及び介在部46の熱光学定数
に応じた歪み量に基づいて適切に定めることによって、
残留応力に伴う悪影響を大幅に軽減し、光デバイスの作
動に関連する特性が安定する。
【0038】図9Aは、本発明による光デバイスの第5
の実施の形態の上面図であり、図9Bは、そのVI−VI断
面図である。
【0039】光スイッチとして構成した本実施の形態に
よる光デバイスは、単一モード光導波路を有するコア層
51と、負の熱光学定数の材料で構成したクラッド層5
2と、ヒートシンク機能を有するSiで構成した基板5
3と、クラッド層52と基板53との間に介在するサブ
クラッド層54と、所定の電圧を印加し又は所定の電流
を供給することによって、ヒータとして機能し、少なく
ともコア層51の屈折率を変化させる電極55と、介在
部56と、介在部56の周辺に配置された他のクラッド
層57,58とを具える。本実施の形態では、介在部5
6を、クラッド層42と同一材料で構成し、クラッド層
57,58の屈折率を、クラッド層52の屈折率より高
くする。
【0040】図9の光デバイスによっても、コア層5
1、クラッド層52、電極55、介在部56及びクラッ
ド層57,58の相対的位置関係を、電極55によりク
ラッド層52に熱負荷をかけたときに生じるクラッド層
52,57,58及び介在部56の熱光学定数に応じた
歪み量に基づいて適切に定めることによって、残留応力
に伴う悪影響を大幅に軽減し、光デバイスの作動に関連
する特性が安定する。
【0041】次に、コア層と、そのコア層を包囲するク
ラッド層と、所定の電圧を印加し又は所定の電流を供給
することによって、コア層とクラッド層のうちの少なく
とも一方の屈折率を変化させる電極とを具える光デバイ
スにおいて、コア層とクラッド層のうちの少なくとも一
方を正の熱光学又は電気光学定数の材料で構成し、クラ
ッド層が凹部を有し、その凹部に前記電極を配置したこ
とを特徴とする光デバイスについて説明する。図10A
は、本発明による光デバイスの第6の実施の形態の上面
図であり、図10Bは、そのVII−VII断面図である。
【0042】光スイッチとして構成した本実施の形態に
よる光デバイスは、単一モード光導波路を有するコア層
61と、凹部を有し、少なくとも正の熱光学定数の材料
で構成したクラッド層62と、ヒートシンク機能を有す
るSiで構成した基板63と、クラッド層62と基板6
3との間に介在するサブクラッド層64と、クラッド層
62の凹部に配置され、所定の電圧を印加し又は所定の
電流を供給することによって、ヒータとして機能し、少
なくともコア層61の屈折率を変化させる電極65とを
具える。
【0043】図10の光デバイスによっても、コア層5
1、クラッド層52及び電極55の相対的位置関係を、
電極55によりクラッド層52に熱負荷をかけたときに
生じるクラッド層52の熱光学定数に関連した歪み量に
基づいて適切に定めることによって、残留応力に伴う悪
影響を大幅に軽減し、光デバイスの作動に関連した特性
が安定する。なお、クラッド層62の凹部の幅及び深さ
も、歪み量に基づいて設定される。
【0044】コア層と、そのコア層を包囲するクラッド
層と、所定の電圧を印加し又は所定の電流を供給するこ
とによって、コア層とクラッド層のうちの少なくとも一
方の屈折率を変化させる電極とを具える光デバイスにお
いて、コア層とクラッド層のうちの少なくとも一方を正
の熱光学又は電気光学定数の材料で構成し、電極と前記
クラッド層との間に介在し、前記クラッド層の屈折率以
下の屈折率を有する介在部と、介在部の周囲に配置さ
れ、介在部の屈折率より高い屈折率の他のクラッド層と
を更に具えることを特徴とする光デバイスについて説明
する。図11Aは、本発明による光デバイスの第7の実
施の形態の上面図であり、図11Bは、そのVII−VII断
面図である。
【0045】光スイッチとして構成した本実施の形態に
よる光デバイスは、単一モード光導波路を有するコア層
71と、正の熱光学定数の材料で構成したクラッド層7
2と、ヒートシンク機能を有するSiで構成した基板7
3と、クラッド層72と基板73との間に介在するサブ
クラッド層74と、所定の電圧を印加し又は所定の電流
を供給することによって、ヒータとして機能し、少なく
ともコア層71の屈折率を変化させる電極75と、介在
部76と、介在部の側部にそれぞれ配置される他のクラ
ッド層77,78とを具える。本実施の形態では、介在
部76の屈折率を、クラッド層72の屈折率より低く
し、クラッド層77,78をクラッド層72と同一材料
で構成する。
【0046】図11の光デバイスによっても、コア層7
1、クラッド層72及び電極75の相対的位置関係を、
電極75によりクラッド層72に熱負荷をかけたときに
生じるクラッド層72,77,78及び介在部76の熱
光学定数に応じた歪み量に基づいて適切に定めることに
よって、残留応力に伴う悪影響を大幅に軽減し、光デバ
イスの作動に関連する特性が安定する。
【0047】図12Aは、本発明による光デバイスの第
8の実施の形態の上面図であり、図12Bは、そのIX−
IX断面図である。
【0048】光スイッチとして構成した本実施の形態に
よる光デバイスは、単一モード光導波路を有するコア層
81と、正の熱光学定数の材料で構成したクラッド層8
2と、ヒートシンク機能を有するSiで構成した基板8
3と、クラッド層82と基板83との間に介在するサブ
クラッド層84と、所定の電圧を印加し又は所定の電流
を供給することによって、ヒータとして機能し、少なく
ともクラッド層81の屈折率を変化させる電極85と、
介在部86と、介在部86の側部に配置した他のクラッ
ド層87,88とを具える。本実施の形態では、介在部
86の屈折率を、クラッド層82の屈折率より高くし、
クラッド層77,78を、クラッド層72と同一材料で
構成する。
【0049】図12の光デバイスによっても、コア層8
1、クラッド層82及び電極85の相対的位置関係を、
電極85によりクラッド層82に熱負荷をかけたときに
生じるクラッド層82,86の熱光学定数に応じた歪み
量に基づいて適切に定めることによって、残留応力に伴
う悪影響を大幅に軽減し、光デバイスの作動に関連した
特性が安定する。
【0050】上記実施の形態は、半導体中のキャリアに
よるプラズマ効果、多重量子井戸構造の効果等を利用し
た半導体光導波路デバイスや、EO効果を利用したニオ
ブ酸リチウム等の強誘電体光導波路デバイスのような全
ての光デバイスに適用することもでき、最適には、これ
まで説明したように、TO効果を利用したガラス、ポリ
マー等の光デバイスによって構成する。
【0051】本発明は上記実施の形態に限定されるもの
ではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例えば、
本発明を、1本の入力導波路、3本以上の出力導波路及
びこれらを接続する分岐導波路を有する光デバイスや、
3本以上の入力導波路、1本の出力導波路及びこれらを
接続する分岐導波路を有する光デバイスや、2本以上の
入力導波路、3本以上の出力導波路及びこれらを接続す
る交差導波路を有する光デバイスや、3本以上の入力導
波路、2本以上の出力導波路及びこれらを接続する交差
導波路を有する光デバイスに適用することもできる。
【0052】上記実施の形態では、導波路を単一モード
導波路で構成した場合について説明したが、導波路を多
モード導波路で構成した場合についても、本発明の原理
によって同様の効果を得ることができる。この場合、構
成される導波路の材料・寸法に応じて適切なクラッド層
の厚さ及び屈折率差の規格値を設定する。
【0053】また、上記実施の形態では、交差導波路に
ついて説明したが、分岐導波路及びマッハツェンダ形導
波路を有する場合や、光波の位相変化制御又は全反射現
象を利用した任意のタイプの光デバイスに対しても、本
発明を適用することができる。このような光デバイスと
しては、例えば、図13に示すような光アッテネータや
変調器等を挙げることができ、光アッテネータや変調器
等として機能する光デバイスは、単一モード光導波路を
有するコア層101と、コア層101を包囲するクラッ
ド層102と、ヒートシンク機能を有するSiで構成し
た基板103と、所定の電圧を印加し又は所定の電流を
供給することによって、ヒータとして機能し、少なくと
もコア層101の屈折率を変化させる電極103,10
4と、クラッド層102と電極103,104との間の
介在部105,106とを具える。
【0054】さらに、上記実施の形態では、熱光学効果
を利用した場合について説明したが、電気光学効果を利
用する場合には、電極に印加すべき電圧によって、中心
電極−接地電極間で形成される電界強度分布を考慮し、
半導体の電流注入効果(プラズマ効果)を利用する場合
には、電流密度分布を考慮して、クラッド層の屈折率及
び厚さを設定すればよく、任意の光学材料に対しても同
様にして本発明の原理を利用することができる。
【0055】上記実施の形態において、電極幅を介在部
の幅以上にしてもよく、電極幅を介在部の幅未満として
もよい。また、介在部を、エッチバック以外の任意の方
法によって形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光デバイスを示す図である。
【図2】図1の光デバイスの特性を示す図である。
【図3】本発明による光デバイスの第1の実施の形態を
示す図である。
【図4】図3の光デバイスの特性を示す図である。
【図5】本発明による光デバイスの第2の実施の形態を
示す図である。
【図6】図5の光デバイスの特性を示す図である。
【図7】本発明による光デバイスの第3の実施の形態を
示す図である。
【図8】本発明による光デバイスの第4の実施の形態を
示す図である。
【図9】本発明による光デバイスの第5の実施の形態を
示す図である。
【図10】本発明による光デバイスの第6の実施の形態
を示す図である。
【図11】本発明による光デバイスの第7の実施の形態
を示す図である。
【図12】本発明による光デバイスの第8の実施の形態
を示す図である。
【図13】本発明による光デバイスの第9の実施の形態
を示す図である。
フロントページの続き (72)発明者 奥村 淳 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 山下 正孝 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 Fターム(参考) 2H079 AA02 AA06 AA12 BA01 CA04 DA03 DA17 EA04 EA05 EA08 EB04 EB05 EB27 2K002 AA02 AB04 BA06 BA13 CA02 CA06 CA15 DA07 EA04 EB02 EB09 HA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア層と、 そのコア層を包囲するクラッド層と、 所定の電圧を印加し又は所定の電流を供給することによ
    って、前記コア層と前記クラッド層のうちの少なくとも
    一方の屈折率を変化させる電極とを具える光デバイスに
    おいて、 前記光デバイスの作動に関連する特性を安定化させるた
    めに、前記コア層、前記クラッド層及び前記電極の相対
    的位置関係を、前記電極に所定の電圧を印加し又は所定
    の電流を供給したときに前記コア層及び/又は前記クラ
    ッド層の熱光学又は電気光学定数に応じて生じる歪み量
    に基づいて定めることを特徴とする光デバイス。
  2. 【請求項2】 前記コア層とクラッド層のうちの少なく
    とも一方を負の熱光学又は電気光学定数の材料で構成
    し、 前記電極とクラッド層との間に介在し、前記クラッド層
    の屈折率以上の屈折率を有する介在部を更に具えること
    を特徴とする請求項1記載の光デバイス。
  3. 【請求項3】 前記介在部及び/又は前記クラッド層に
    接触し、前記介在部の屈折率より低い屈折率の他のクラ
    ッド層を更に具えることを特徴とする請求項2記載の光
    デバイス。
  4. 【請求項4】 前記クラッド層が、前記他のクラッド層
    の屈折率以上の屈折率を有することを特徴とする請求項
    3記載の光デバイス。
  5. 【請求項5】 前記介在部又は他のクラッド層を、前記
    クラッド層と同一材料で構成したことを特徴とする請求
    項4記載の光デバイス。
  6. 【請求項6】 前記コア層とクラッド層のうちの少なく
    とも一方を正の熱光学又は電気光学定数の材料で構成
    し、 前記クラッド層が凹部を有し、その凹部に前記電極を配
    置したことを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
  7. 【請求項7】 前記コア層とクラッド層のうちの少なく
    とも一方を正の熱光学又は電気光学定数の材料で構成
    し、 前記電極と前記クラッド層との間に介在し、前記クラッ
    ド層の屈折率以下の屈折率を有する介在部と、 前記介在部及び/又は前記クラッド層に接触し、前記介
    在部の屈折率より高い屈折率の他のクラッド層とを更に
    具えることを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
  8. 【請求項8】 前記クラッド層が、前記他のクラッド層
    の屈折率以下の屈折率を有することを特徴とする請求項
    7記載の光デバイス。
  9. 【請求項9】 前記介在部又は他のクラッド層を、前記
    クラッド層と同一材料で構成したことを特徴とする請求
    項8記載の光デバイス。
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