JP2003269387A - ポンプ - Google Patents
ポンプInfo
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- JP2003269387A JP2003269387A JP2002067453A JP2002067453A JP2003269387A JP 2003269387 A JP2003269387 A JP 2003269387A JP 2002067453 A JP2002067453 A JP 2002067453A JP 2002067453 A JP2002067453 A JP 2002067453A JP 2003269387 A JP2003269387 A JP 2003269387A
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Mechanical Sealing (AREA)
Abstract
ングカバーを交換することなしに、メカニカルシールの
取付け取り外しが行えるポンプを提供する。 【解決手段】本発明のポンプは、ケーシングカバー4の
背面側に形成されているフランジ部材4のねじ止め用の
ねじ孔23を、フランジ部材21に形成されているねじ
止め用通孔25の整数倍、同一円周上に沿いに配設し
て、フランジ部材21を複数の固定姿勢でそれぞれねじ
止め可能として、当初、使用しているねじ止めの用ねじ
孔23が破損したような場合、それからずれた地点に有
るねじ止め用のねじ孔23を用いて、フランジ部材21
をねじ止めして固定環11aを固定すれば、ケーシング
カバー4の交換を必要とせずに、メカニカルシール6の
取付けや取り外しの作業を行えるようにした。
Description
るシャフトが貫通するケーシングカバーの貫通孔周りを
メカニカルシールでシールするポンプに関する。
水の排水には、外部から水が浸入する心配がない高い密
閉性をもつ排水水中ポンプが用いられている。
ャフトの先端部を、ケーシングカバーを貫通して、該ケ
ーシングカバーおよびケーシングで囲まれるインペラ室
に収めてあるインペラと接続する構造が採用され、モー
タ部の駆動力によってインペラを回転させることによ
り、ケーシングに形成されている吸込口から水を吸込
み、これを同じくケーシングに形成された吐出口から吐
出させるようにしてある。
た条件下で、シャフトとケーシングカバーとの間をシー
ルさせることが求められる。
ータ部1のシャフト2が貫通するケーシングカバー4の
貫通孔5のシールには、貫通孔5の背面側にメカニカル
シール6設け、そのメカニカルシール6の周りに軸封室
7を形成して、軸封室7に収容される潤滑油でメカニカ
ルシール6のシールを助ける構造が採用されている。
シールに用いられるメカニカルシール6には、図3
(b)および図4に示されるように両側に回転環8a,
8bを有し、両回転環8a,8b間にスプリング部材9
を掛け渡してなる中間モジュール10と、両回転環8
a,8bと軸方向から向き合う固定環11a,11bと
を組み合わせた円筒状構造が用いられる。具体的には、
固定環11aは、ケーシングカバー1の背面の貫通孔5
の周りに形成された円形の凹部12に嵌め込まれる。固
定環11bは、ケーシングカバー4の背面側(モータ部
1側)の壁部、例えばモータ部1の端面部とケーシング
カバー1とを仕切る隔壁13の貫通孔13aの周りに形
成された凹部14に嵌め込まれる。残る中間モジュール
10は、モータ部1のシャフト2に巻装させて、回転環
8bを隔壁13側の固定環11bに軸方向から向き合わ
せ、回転環8aをケーシングカバー1側の固定環11a
に軸方向から向き合わせて、ケーシングカバー4と隔壁
13との間に挟み込ませてある。このときのスプリング
部材9の弾性力に抗して行われる挟み込みにより、中間
モジュール10の各回転環8a,8bをシャフト2に軸
方向に変位可能に固定し、また各固定環11a,11b
をケーシングカバー4,隔壁13に固定して、各回転環
8a,8bの内周部をなす摺動材16から突き出ている
環状突起16aを、固定環11aの内周部を形成してい
る環状の摺動材17の環状突起17aや固定環11bの
内周部を形成している環状の摺動材17の端面に押付け
てある。これにより、シャフト2の回転に伴い、ケーシ
ングカバー4側に固定された固定環11a,11bとシ
ャフト2側に固定された回転環8a,8bとの合わせ目
が摺り合うようにしてある。そして、この合わせ面をシ
ール面として、インペラ18側、すなわちケーシング3
とケーシングカバー4とで形成されるインペラ室15の
圧力流体が、貫通孔5とシャフト2との間の隙間から漏
れないようにしている。
く固定環11aは、据付座部分19をゴムなどの弾性部
材から形成し、この据付座部分19の弾性変形を利用し
てケーシングカバー1の凹部12内に固定させている。
バー4側の固定環11aには、シャフト2と貫通孔5と
の間の隙間を通じて、インペラ18が収まっているイン
ペラ室19の圧力が加わる。
て固定環11aをケーシングカバー4に固定させる構造
では、経年変化などにより弾性部材19が劣化すると、
固定環11aを拘束する力の低下により、インペラ室1
9から加わる圧力水の圧力により固定環11が変位(押
し上げ)して、シールが損なわれるおそれがある。
は、図3〜図6に示されるように例えば円板で形成され
るフランジ部材21を用いて、ケーシングカバー4から
固定環11aが浮き上がらないようねじ止めで固定する
ことが行われている。
ば固定環11aの弾性部材19には、摺動材16の外周
部から大きく張り出すフランジ状を用い、凹部12には
その固定環11aの略全体が収まる外形とし、凹部12
の周りには、複数、例えば3つのねじ止め用のねじ孔2
3を所定の間隔で同一円周上に配置した平坦な環状の取
付座24を形成した構造を用いる。フランジ部材21に
は、凹部12に嵌めた固定環11aの環状突起17aか
ら取付座24までを連続して覆う外形をなし、ねじ孔2
3に対応した板面部分に3つのねじ止め用の通孔25が
形成された円板部材を用いる。そして、図5に示される
ようにケーシングカバー4の背面側の凹部12に固定環
11aを収めてから、該固定環11aの摺動材17の環
状突起17aの周りに、フランジ部材21を嵌め、ねじ
孔23と通孔25とを合致させて、固定環11aの環状
突起17aの外側部分から取付座24までの領域にフラ
ンジ部材21の全体を重ねる。そして、各通孔25から
ねじ孔23へねじ部材26をねじ込んでフランジ部材2
1をケーシングカバー4に締結することによって、固定
環11aを凹部12の開口側から押さえ付けて、固定環
11が開口方向に変位しないようにしている。
は、良好なポンプの性能が確保されるよう、定期的な点
検時、ポンプを分解して、メカニカルシール6を点検す
ることが行われている。この点検の際には、メカニカル
シール6を分解して点検する。この点検の結果、メカニ
カルシール6に問題がなければ、再びメカニカルシール
6を元の場所に組付け直し、問題があれば新規なメカニ
カルシールと交換する。
ニカルシール6の交換のときなどは、ねじ部材26の抜
取作業により、フランジ部材21をケーシングカバー4
から取り外して、固定環11aをケーシングカバー4か
ら取り出したり、反対に固定環11aをケーシングカバ
ー4の凹部14に嵌めてからフランジ部材21をねじ止
めにより固定したりする。
り、ケーシングカバー4のねじ孔23のねじ部分が破損
する場合がある。特に図3に示されるようなケーシング
3、ケーシングカバー4、隔壁13など主要部品が合成
樹脂部材で構成される樹脂製のポンプの場合、軟らかな
合成樹脂層にねじ孔23が形成されるために、メカニカ
ルシール6の数回の交換作業で破損することがある。
メカニカルシール6に問題がなくとも、別途、ケーシン
グカバー1の交換が余儀なくされ、無用なコスト的な負
担が強いられる。
ても、ケーシングカバーを交換することなしに、メカニ
カルシールの取付け取り外しが行えるポンプを提供す
る。
に請求項1の発明は、ケーシングカバーの背面に形成さ
れているフランジ部材のねじ止め用のねじ孔を、フラン
ジ部材に形成されているねじ止め用通孔の整数倍、同一
円周上に沿いに配設して、フランジ部材を複数の固定姿
勢でそれぞれねじ止め可能とし、当初、使用しているケ
ーシングカバーのねじ止めの用ねじ孔が破損したような
場合、それからずれた地点に有るねじ止め用のねじ孔を
用い、それにフランジ部材のねじ止め用通孔が合せてフ
ランジ部材をねじ止めして固定環を固定すれば、ケーシ
ングカバーの交換を必要とせずに、メカニカルシールの
取付けや取り外しの作業ができる。
損が合成樹脂製のケーシングカバーを用いたポンプに発
生しやすいので、当該ポンプでその作用が発揮されるよ
う、ケーシングカバーが合成樹脂部材で構成されるポン
プに適用した。
示す一実施形態にもとづいて説明する。
以外の構造は、先の図3〜図6を挙げて説明した排水水
中ポンプと同じなので、同一部分には同一符号を附して
説明を省略し、この項では発明の要部となる部分につい
て説明することにする。
るケーシングカバー4とフランジ部材21とねじ部材2
6とを分解した分解図を示し、図2はケーシングカバー
4の背面を示す平面図(固定環11aは無)をそれぞれ
示す。
にケーシングカバー4の背面、すなわち取付座24に形
成されているねじ孔23を、フランジ部材21に形成さ
れている通孔25の整数倍とし、これらをケーシングカ
バー4の中央を中心とした同一円周上同心円に沿って配
設したことに特徴がある。
量(3つ)の2倍の数量(6つ)を同一円周上に設けた
例を示している。
4の背面に当初から形成してあるねじ組を形成するねじ
孔、すなわちフランジ部材21の3つ通孔25と対応し
た120°間隔で、貫通孔5や凹部14の中央を中心と
した同一円周上に形成した3つのねじ孔を示す(当初の
ねじ組)。
孔、すなわち当初のねじ孔23a配列に対し、周方向に
例えば60°(ねじ孔23a,23aの中央)ずれて、
120°間隔で、ねじ孔23aの同一円周上に増やした
3つのねじ孔を示す(増加したねじ組)。
ねじ孔23aの組がなす固定姿勢、それから周方向に6
0°ずれたねじ孔23bの組がなす固定姿勢で、それぞ
れねじ止めされるようにしている。
排水水中ポンプのメカニカルシール6の交換を数回行
い、その度、固定環11aの取り外しや取付けのために
行うフランジ部材21の取り外し作業やねじ止め作業に
より、ケーシングカバー4の背面のねじ孔23aのねじ
部分が破損したとする。
する組のねじ孔23aは、当初のねじ孔23aの整数倍
(一実施形態では2倍)の数量、用意してある。
は、フランジ部材21は、当初の組のねじ孔23aを使
わず、例えば図1中の矢印Aに示されるように当初の固
定位置から60°周方向へずらして、凹部14内に収ま
っている固定環11aに嵌めて、フランジ部材21の通
孔25をケーシングカバー4の別なねじ組のねじ孔23
bとを合致させてから、ねじ部材26を各通孔25から
ケーシングカバー21のねじ孔23bへねじ込んでフラ
ンジ部材21を締め付けることにより、困難とされてい
た固定環11aの固定が行える。
23aが破損により使用できなくなっても、ケーシング
カバー4を交換する必要なく、メカニカルシール6の交
換作業ができる。
る費用が抑えられうえ、ケーシングカバー4の長寿命化
が図れ、使用者に対するコストの増加を抑えることがで
きる。特に、少なくともケーシングカバー4が合成樹脂
部材で形成された樹脂製のポンプは好適である。
されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施しても構わない。例えば上述した一実施
形態では、ねじ孔の数量は、当初のねじ孔に対して2倍
の数量とした例を挙げたが、これに限らず、整数倍であ
ればよい。また一実施形態では、元のねじ孔で形成され
るねじ組に、増加したねじ孔のねじ組を等間隔の配列で
組合わせてあるが、不等間隔でも構わない。また一実施
形態では、本発明を排水水中ポンプに適用したが、これ
に限らず、他の水中ポンプ、他の構造のポンプに本発明
を適用してもよい。
とえ、当初、使用しているケーシングカバーのねじ孔が
破損したような場合、それからずれた地点に有るねじ孔
を用い、それにフランジ部材の通孔を合せてフランジ部
材をねじ止めすれば、固定環の固定や取り外しが行える
ので、ケーシングカバーの交換を必要とせずに、メカニ
カルシールの取付けや取り外しの作業ができる。
費用が抑えられうえ、ケーシングカバーの長寿命化が図
れ、使用者に対するコストの増加を抑えることができ
る。特に、少なくともケーシングカバーが合成樹脂部材
で形成された樹脂製のポンプには好適である。
シールの固定環の固定構造を示す分解斜視図。
数量のねじ孔を示す平面図。
は、同ポンプのメカニカルシールを一部拡大して示す断
面図。
造を示す分解斜視図。
数量のねじ孔を示す平面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 シャフトが貫通するケーシングカバーの
貫通孔の背面側に、フランジ部材を複数のねじ部材でね
じ止めすることによって前記貫通孔の周りに固定される
固定環と前記シャフトに固定されシャフトの軸心方向か
ら前記固定環に押付けられる回転環とを有して構成され
るメカニカルシールを設けて、前記貫通孔と前記シャフ
トとの隙間をシールしてなるポンプであって、 前記ケーシングカバーの背面に形成される前記フランジ
部材のねじ止め用ねじ孔を、前記フランジ部材に形成さ
れているねじ止め用通孔の整数倍とし、これらねじ孔を
当該ケーシングカバーの同一円周上に沿って設け、前記
フランジ部材を複数の固定姿勢でそれぞれねじ止め可能
としてなるポンプ。 - 【請求項2】 前記ケーシングカバーが合成樹脂部材で
構成されている請求項1に記載のポンプ。
Priority Applications (1)
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JP2002067453A JP4227343B2 (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | ポンプ |
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Publications (2)
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JP2003269387A true JP2003269387A (ja) | 2003-09-25 |
JP4227343B2 JP4227343B2 (ja) | 2009-02-18 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP4227343B2 (ja) |
-
2002
- 2002-03-12 JP JP2002067453A patent/JP4227343B2/ja not_active Expired - Fee Related
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