JP2003269020A - 区画集合建物の防犯システム - Google Patents

区画集合建物の防犯システム

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JP2003269020A
JP2003269020A JP2002119942A JP2002119942A JP2003269020A JP 2003269020 A JP2003269020 A JP 2003269020A JP 2002119942 A JP2002119942 A JP 2002119942A JP 2002119942 A JP2002119942 A JP 2002119942A JP 2003269020 A JP2003269020 A JP 2003269020A
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Shinichi Hashimoto
眞一 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 専用扉に配設される電子錠のリモートコント
ローラーで共用扉の開閉をなし不法無用外部者の建物内
への立入りを抑止して、専有部分及び共用部分の安全住
と防犯性を高める区画集合建物の防犯システムを提供す
る。 【構成】 専用扉の内側適宜位置に配設される専用利用
者のID識別信号電波を受信して施錠・解錠のなしえる
電子錠本体と、該電子錠本体の施錠・解錠をなす専用利
用者ID識別信号電波を発信できるリモートコントロー
ラーとによる専用扉施錠・解錠機構と、且共用扉には電
動により扉開閉をなす電動開閉装置と、該共用扉の内側
に配設され専用利用者ID識別信号電波を受信する受信
部、専用利用者の全てのID識別信号が記憶された記憶
部、受信した専用利用者ID識別信号と照合する照合
部、及び照合された場合に電動開閉装置に電力を提供す
る電力制御部とによる共用扉開閉機構とからなる区画集
合建物の防犯システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一棟の建物に多数の区分
所有若しくは区画使用部分を有する建物の専用扉及び共
用扉を包括して防犯対処しえる区画集合建物の防犯シス
テムに関する。
【0002】
【従来技術】我が国では高度成長期より都市部への集中
が極度に進み、土地の高騰とともに土地の有効利用が求
められ、これがため事務所や店舗建物はもとより居住用
建物に至るまで重構造高層化が図られ、更に近年におい
ては環境面での緑地や空間の造成をなす必要上とも相俟
って建物は更なる高層化が図られている。一方現在では
国際化に伴う多国籍に及ぶ外国人の往来とともに不法入
国者も膨大数に昇っており、加えて経済不況の長期化と
により窃盗や空巣による被害が莫大な金額に及んでい
る。
【0003】ところで一棟の建物内に多数の区分所有若
しくは区画使用部分を擁する建物では、重構造と金属扉
とにより相互が隔離独立した密閉空間となり、一旦窃盗
犯や空巣犯に侵入されると極めて危険が高まることか
ら、これら区分所有や区画使用に係る専用扉には精密な
鍵と錠前が装備されている。他方窃盗や空巣の手口も飛
躍的に向上し精密高度の鍵と錠前を装備していても鍵穴
を有する錠前では小道具と僅かな時間で解錠となす所謂
ピッキングがなされ、現状においては鍵と錠前による施
錠は窃盗や空巣への対処には何等の効果も保持せぬもの
とされ、加えて一棟建物内に事務所や店舗が混在する雑
居ビルでは不特定多数の出入りとも相俟って一段とピッ
キング被害が増加している。そして住居専用建物におい
ては近年の高齢化や核家族化とも相俟って昼間は老人や
婦女子のみの在宅が多く、従って一旦侵入されると財産
被害はもとより生命や身体への重大な危害が及ぶ結果と
もなる。
【0004】これがため最近においては扉に鍵穴と錠前
に代えて特定電波の受信により施錠・解錠のなしえる電
子錠本体を扉内側の適宜位置に配設し、且この電子錠本
体の施錠・解錠をなす電波を発信するリモートコントロ
ーラーとからなる所謂リモコン錠が急速に普及しつつあ
り、区画集合建物における区分所有や区画使用に係る専
用扉においては該リモコン錠の装備によりピッキング防
止が実現されつつあるも、玄関扉や通用口は開放された
ままのものが極めて多く、特に外部者の出入りが自在で
あって仮令リモコン錠が装備されていても、老人や婦女
子等の開扉入室時に侵入されるケースも多発しており且
物置や駐車場等は居住区画と離れていることから外部者
の侵入による窃盗被害は莫大なものに至っている。
【0005】かかる問題に鑑み発明者は鋭意研究を重ね
た結果、専用扉への外部者の接近には少なくとも玄関や
通用口等の共用扉を経由する必要があること、及び専用
扉内への侵入防止には専用扉内側に配設され且専用利用
者のID識別信号を受信して施錠・解錠がなしえる電子
錠本体と、専用利用者のID識別信号を発信しえるリモ
ートコントローラーからなる電子錠の採用でなしえるこ
と、並びに共用扉を電動開閉となすとともに該電動開閉
を専用利用者全てのID識別信号を受信し且照合させた
うえ開閉させることにより防犯性が著しく高められるこ
とに想到し本発明に至った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は専用扉に配設
される電子錠のリモートコントローラーで共用扉の開閉
をなさしめることにより不法無用な外部者の建物内への
立入りを抑止し、専用部分及び共用部分の安全性と防犯
性を著しく高める、区画集合建物の防犯システムを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明が採用した技術的手段は、一棟の建物に多数
の区分所有若しくは区画使用されるそれぞれの専用扉に
は、該専用扉の内側に配設され且該専用扉の専用利用者
のID識別信号電波を受信し、予め記憶されてなる専用
利用者のID識別信号と照合のうえ施錠・解錠がなしえ
る電子錠本体と、該電子錠本体の施錠・解錠をなすため
専用利用者ID識別信号電波を発信しえるリモートコン
トローラーからなる専用扉施錠・解錠機構と、共用扉を
電動により開閉しえる電動開閉装置と、該共用扉の近傍
に設置されてそれぞれの専用扉の専用利用者全体のID
識別信号を受信しえる受信部と、専用利用者全体のID
識別信号を記憶させてなる記憶部並びに受信した専用利
用者のID識別信号電波とこの記憶部に記憶されてなる
専用利用者全体のID識別信号とを照合させるための照
合部、及び照合された場合には電動開閉装置の開閉のた
めの電力制御部からなる共用扉開閉機構とにより、不法
無用な外部者の立入りを抑止して専用部分及び共用部分
の安全性と防犯性を著しく高める区画集合建物の防犯シ
ステムに存するものである。
【0008】更には共用部分に立入った外部者の容易退
出をなすために、共用扉の内側に適宜の感知センサーを
設けて該感知センサーで通行が感知された場合には、そ
の感知シグナルを共用扉開閉機構の電力制御部と電動開
閉装置との間に設けた遮断回路に入力し、この遮断回路
で遮断される所定時間は補助電力回路より電動開閉装置
に通電させて共用扉の開閉がなされるようにした構成、
並びに専用扉の電子錠本体の施錠・解錠リモートコント
ローラーに、専用扉のID識別信号発信回路と共用扉開
閉機構のID識別信号発信回路とが設けてなる構成の区
画集合建物の防犯システムに存する。
【0009】
【作用】本発明はかかる構成からなるため以下の如き作
用を有する。即ち専用扉にはその内側に専用利用者のI
D識別信号電波を受信して予めその記憶部に記憶されて
なる専用利用者のID識別信号とを照合し、照合された
場合に扉と扉枠体との施錠・解錠がなされる電子錠本体
が配設され、且付帯するリモートコントローラーにより
専用利用者のID識別信号電波を発信させる専用扉施錠
・解錠機構が設けられてなるから、専用扉施錠・解錠リ
モートコントローラーでしか施錠・解錠がなされず且鍵
穴が存在せぬためピッキングによる解錠が不可能とな
る。そして共用扉が電動により開閉されるよう電動開閉
装置が設けられてなるとともに、該共用扉の近傍にはそ
れぞれの専用扉の専用利用者ID識別信号電波を受信で
きる受信部と、その記憶部には全ての専用利用者のID
識別信号が記憶されてなり、且受信部で専用利用者のI
D識別信号電波を受信した場合に記憶部に記憶された専
用利用者のID識別番号と照合する照合部を有し、而も
照合されたとき共用扉開閉のための電動開閉装置に電力
を供給し共用扉を所定時間開扉させる電力制御回路とか
らなる共用扉開閉機構が形成されてなるから、区分所有
若しくは区画使用に係る専用利用者との行動により共用
部分への出入り並びに退去が可能となる。
【0010】加えて共用側の内側の適宜位置には適宜の
感知センサーが設けられ、且該感知センサーで通行者を
感知したる場合に共用扉開閉機構の電源制御回路を遮断
し、且所定時間補助電源回路より電動開閉装置に開閉の
ための電力を供給できるよう構成されてなるから、一旦
共用部分に立入った者の退出は特段の開閉操作をせぬま
ま退出がなしえる。更に共用扉開閉機構の共用扉開閉の
ために、該共用扉開閉機構の記憶部に特定のID識別信
号が記憶されてなり、而も専用扉施錠・解錠のためのリ
モートコントローラーにも該特定ID識別信号を発信し
える発信回路が内蔵されてなるから、専用扉に近接して
共用扉が設置されていても独立且区分して専用扉施錠・
解錠と共用扉の開閉をなすことが出来る。
【0011】
【実施例】以下に本発明実施例を図とともに詳細に説明
すれば、図1は専用扉施錠・解錠機構1の使用態様図、
図2は電子錠本体2のブロック図であって一棟の建物1
Aに事務所や店舗或いは住居等多数の区分所有若しくは
区画使用される区画毎に設けられてなる専用扉1B、1
B…の内側にはその専用利用者のID識別信号電波を受
信する受信部2Aと、該受信部2Aで受信した専用利用
者ID識別信号を、予め専用利用者ID識別信号が記憶
されてなる記憶部2BのID識別信号とを照合させるた
め照合部2Cを介して照合し、照合された場合には電動
アクチュエーター2Dにより扉枠体1Cに嵌入係止でき
るように電源回路2Fに電力供給せしむる信号を出力さ
せる制御部2Eを有した電子錠本体2が配設されてい
る。
【0012】更にこの配設された電子錠本体2の施錠・
解錠を該専用扉1Bに配設された電子錠本体2より遠隔
の場所からなせるよう、専用利用者のID識別信号電波
を発信しえるリモートコントローラー20とにより専用
扉施錠・解錠機構1が構成されている。かかる場合にお
いて一区画毎に配設される電子錠本体2に記憶される専
用利用者のID識別信号と付帯するリモートコントロー
ラー20より発信される電子錠本体2の施錠・解錠のた
めの専用利用者ID識別信号は、専用利用者個々のID
識別信号を記憶させておくことも可能であるが、膨大な
記憶容量を要する結果となるため、通常は一区画毎に配
設される電子錠本体2の記憶部2Bに記憶させる施錠・
解錠のためのID識別信号と、付帯するリモートコント
ローラー20から発信される電子錠本体2の施錠・解錠
のための専用利用者ID識別信号は共通のもので使用で
きる。
【0013】そして特に留意すべきは付帯するリモート
コントローラー20はその専用利用者の外出時に携行さ
れるものであるから、紛失や置忘れ盗難等の発生も予想
され且該リモートコントローラー20は居住用区画でも
最大4乃至5個程度、事務所や店舗区画においては更に
多数のリモートコントローラー20が使用されるもので
あり、而も事情を知る者に入手され且悪用された場合に
はピッキング防止を超える危険が発生する恐れがある。
かかる場合には電子錠本体2及びリモートコントローラ
ー20の交換による対処も考えられるが、電子錠本体2
の記憶部2Bに特定ID識別信号所謂予備ID識別信号
を記憶させておき、且リモートコントローラー20に該
予備ID識別信号発信回路を併設させておき、この特定
ID識別信号に変えて使用することで対処が可能とな
る。
【0014】図3は共用扉開閉機構3における電気回路
図であって本発明においては一棟の建物に多数の区分所
有若しくは区画使用に係る多数の専用扉1Bを擁する場
合の専用扉1Bの安全性や防犯性を高めるうえからは、
不法無用者の該建物共用部分所謂玄関扉内や通用口扉内
への立入りを抑止することにあり、これがためには玄関
扉30Aや通用口扉30Bを少なくとも該一棟建物の専
用利用者の操作管理において開閉させることが不可欠と
なる。
【0015】これがため玄関扉30Aや通用口扉30B
等の共用扉3Aには電動開閉装置3Bが装備されてお
り、且この電動開閉装置3Bの開閉操作のため玄関扉3
0Aや通用口扉30Bの内側適宜位置には共用扉開閉機
構3が設けられてなるものであって、該共用扉開閉機構
3には専用利用者のID識別信号電波を受信する受信部
31Aが設けられてなるとともに、この記憶部31Cに
は予め専用利用者の全てのID識別信号が記憶されてい
る。そして該共用扉開閉機構3の受信部31Aで受信し
た専用利用者のID識別信号電波は、予め記憶されてな
る専用利用者のID識別信号と適合するものか否かの照
合のため照合部31Bを介して記憶部31Cと照合がな
される。而して専用利用者のID識別信号と照合された
場合には、電動開閉装置3Bに開閉のための電力を供給
する電力制御部31Dに制御信号が出力される構成とな
っている。
【0016】この場合に電力制御部31Dより共用扉3
Aを開閉させるための電力供給時間は、一般的電力開閉
扉に利用されている開閉時間程度の電力供給がなされれ
ば良く、且該電力制御部31Dの電力遮断は共用扉3A
が確実に閉扉された状態を確認したる後なされるよう配
慮されている。加えて留意すべきは該共用扉3Aの閉扉
確認と安全住を保持させるうえから、該共用扉3Aの閉
扉部分に設けられる扉閉安全装置で閉扉が確認されたう
え電力制御部31Dからの電力供給中止の信号が出力さ
れるようになされている。加えて一棟の建物内に事務所
や店舗等の区画が多数存在する場合では、専用利用者数
も膨大となり使用され或いは記憶される専用利用者ID
識別信号も膨大となるため、当然に大容量のROMやR
AMが使用されることとなる。
【0017】更に一棟の建物内に事務所や店舗等の区画
が多数存在すると、専用利用者以外にも多数の出入りが
なされるものであるから、専用利用者のID識別信号に
よる共用扉3Aの開閉全てを依拠すると、外来者の退出
時に共用扉3Aの開閉までを専用利用者が常に操作せね
ばならぬ煩雑さが生ずる。
【0018】かかる問題への対処として、共用扉3Aの
内側には適宜の感知センサー4を設けるとともに、この
感知センサー4で感知された信号が共用扉開閉機構3の
電力制御部31Dと電動開閉装置3Bとの間に設けた遮
断回路4Aに入力されるよう構成されている。即ち図4
に示す如く平時においては共用扉3Aは共用扉開閉機構
3の回路に従って専用利用者の保持するリモートコント
ローラー20からの専用利用者ID識別信号電波を受信
し、その記憶部31Cに記憶されてなる専用利用者ID
識別信号とを照合部31Bを介して照合し、照合された
場合には電力開閉装置3Bに開閉の電力を供給させる電
力制御部31Dと接続された回路を有するものである
が、共有部分への立入りに際しては既に専用利用者が関
与しているものであるから、退出に際しては自由退出が
著しく至便である。
【0019】そこで共用扉3Aの内側に適宜の感知セン
サー4をもうけることにより、共用部分に立入った外部
者の退去状態に合せた感知がなされるとともに、この感
知信号が電力制御部31Dと電力開閉装置3Bとの間に
設けた遮断回路4Aに入力されることにより、専用利用
者ID識別信号に基づき記憶部31Cに記憶された専用
利用者ID識別信号とを照合部31Bにより照合し、及
び照合された場合の電力制御部31Dへの電力供給の出
力信号が遮断され、全て感知センサー4により感知信号
が入力されている間は所定時間補助電源回路32Dによ
り共用扉3Aの開閉のための電力が電力開閉装置に供給
されるようなされるもので、且感知センサー4からの感
知信号が入力されぬ場合には電力制御部31Dとの回路
に復帰されるよう構成されている。
【0020】更に近年の如く一棟の建物が超高層化する
に伴い区分所有若しくは区画使用に係る区画が数百にも
及ぶ場合では、専用利用者ID識別信号数の増大ととも
に予備ID識別信号、及び共有扉3Aの開閉用ID識別
信号とも相俟って専用利用者ID識別信号で専用扉1B
や共用扉3Aの玄関扉30Aや通用扉30B、或いは物
置扉や駐車場扉まで開閉させるためには、大容量ROM
やRAMと且複雑な回路が要請される。
【0021】そこで本発明においては、共用扉開閉機構
3の記憶部31Cに該共用扉3Aの開閉のためのID識
別信号を記憶させておき、専用扉施錠・解錠機構1の電
子錠本体2に付帯するリモートコントローラー20に、
該共用扉3A開閉のID識別信号電波を発信しえる共用
扉開閉発信回路21を内蔵させ、専用扉1Bの施錠・解
錠と共用扉3Aの開閉とを異なるID識別信号により操
作できる構成も考慮されている。更に望ましくは共用扉
3Aの玄関扉、通用口扉或いは物置扉や駐車場扉毎に異
なる開閉のためのID識別信号を用いることが、より安
全住や防犯性を高めるうえから望まれる。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上述べたように、一棟に区分
所有若しくは区画使用に係る多数の区画を有する建物に
おいて、それぞれの専用扉の内側には該専用扉の施錠・
解錠のための専用利用者ID識別信号電波を受信し、且
予め専用利用者のID識別信号が記憶された記憶部と照
合し、照合された場合に施錠・解錠がなされる電子錠本
体が配設され、而も該電子錠本体の施錠・解錠をなすI
D識別信号電波を遠隔場所より発信できるリモートコン
トローラーとからなる専用扉施錠・解錠機構が用いられ
てなるから、該専用扉はその専用利用者が保持するリモ
ートコントローラーによる操作以外施錠や解錠がなされ
ず、且鍵穴も存在せぬため不法者、無用者等によるピッ
キングを確実に防止しえる。そしてかかる多数の区画を
有する建物には不特定多数の出入りがなされるものであ
るが、該建物内に出入りする場合には区分所有若しくは
区画使用する専用利用者の承諾なしには共用扉内に出入
り不能のために出入者が特定されるとともに、不法無用
者の共有部分への侵入若しくは立入りが阻止され建物内
の安全性と且防犯性が著しく高められ、更には物置や駐
車場においても専用利用者からの特定ID識別信号電波
の発信以外に開閉がなされぬため防犯性が極めて向上す
る。加えて専用利用者に承諾され共用部分に立入った外
来者も共用扉内側に感知センサーを設けることによりそ
の感知に伴って自在に退出がなしえるため、専用利用者
の開閉操作も省略される等、優れた特長を具備した区画
集合建物の防犯システムと言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】専用扉施錠・解錠機構の使用態様図である。
【図2】電子錠本体のブロック図である。
【図3】共用扉開閉機構の電気回路図である。
【図4】感知センサーを設けた共用扉開閉機構の説明図
である。
【符号の説明】
1 専用扉施錠・解錠機構 1A 建物 1B 専用扉 1C 扉枠体 2 電子錠本体 2A 電子錠本体の受信部 2B 電子錠本体の記憶部 2C 電子錠本体の照合部 2D 電子錠本体の電動アクチュエーター 2E 電子錠本体の制御部 2F 電子錠本体の電源回路 20 リモートコントローラー 21 共用扉開閉発信回路 3 共用扉開閉機構 3A 共用扉 30A 玄関扉 30B 通用口扉 3B 電動開閉装置 31A 共用扉開閉機構の受信部 31B 共用扉開閉機構の照合部 31C 共用扉開閉機構の記憶部 31D 共用扉開閉機構の電力制御部 4 感知センサー 4A 遮断回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一棟の建物内に多数の区分所有若しくは
    区画使用部分を有する建物の専用扉及び玄関、通用口、
    物置或いは駐車場等の共用扉との防犯システムにおい
    て、専用扉にはその扉内側の適宜位置に設置され専用利
    用者ID識別信号電波を受信してアクチュエーターを作
    動させ扉枠体と施錠・解錠しえる電子錠本体、及びこの
    電子錠本体に専用利用者ID識別信号電波を送信するリ
    モートコントローラーとからなる専用扉施錠・解錠機構
    と、共用扉には電動により扉開閉をなす電動開閉装置
    と、該共用扉の内側近傍に配設され専用利用者ID識別
    信号電波を受信する受信部、専用利用者ID識別信号の
    全てを記憶させてなる記憶部、受信した専用利用者ID
    識別信号電波と記憶部に記憶された専用利用者ID識別
    信号とを照合する照合部、及び照合された場合に電動開
    閉装置に開閉のための電力を供給させる電力制御部とに
    よる共用扉開閉機構とからなる区画集合建物の防犯シス
    テム。
  2. 【請求項2】 共用扉の内側には適宜の感知センサーが
    設けられ、該感知センサーで通行が感知された場合に
    は、共用扉開閉機構の電力制御部と電動開閉装置との回
    路が遮断される遮断回路と、この遮断回路で遮断される
    所定時間補助電源回路により共用扉の電動開閉装置に通
    電され開閉されるよう構成されてなる請求項1記載の区
    画集合建物の防犯システム。
  3. 【請求項3】 専用扉の電子錠本体の施錠・解錠リモー
    トコントローラーに共用扉開閉機構の記憶回路に記憶さ
    れてなる共用扉開閉ID識別信号を送信しえる送信回路
    が内蔵されてなる請求項1若しくは請求項2記載の区画
    集合建物の防犯システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005171615A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Animekkusu:Kk 施錠装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005171615A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Animekkusu:Kk 施錠装置

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