JP2003267864A - 養毛・育毛剤 - Google Patents

養毛・育毛剤

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JP2003267864A
JP2003267864A JP2002070332A JP2002070332A JP2003267864A JP 2003267864 A JP2003267864 A JP 2003267864A JP 2002070332 A JP2002070332 A JP 2002070332A JP 2002070332 A JP2002070332 A JP 2002070332A JP 2003267864 A JP2003267864 A JP 2003267864A
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JP
Japan
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hair
growing agent
weight
ubiquinone
restoring
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JP2002070332A
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English (en)
Inventor
Shigetane Shibata
恵種 柴田
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NIPPON BARUKU YAKUHIN KK
Original Assignee
NIPPON BARUKU YAKUHIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間使用しても効き目が低下せず、うぶ毛
の発生から硬毛まで育毛できる、安全な養毛・育毛剤を
提供する。 【解決手段】 活性成分としてユビキノン10を含有す
る養毛・育毛剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、細胞を賦活化する
ことにより、毛髪の健全化および発毛の促進を促す新規
養毛・育毛剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られている養毛・育毛剤には、
1)血行促進剤を用い、毛乳頭部に充分な血液を送り込
むことで、毛母細胞の活性化を図ろうとするもの、2)
男性ホルモン抑制剤を用い、発毛を抑える働きのある男
性ホルモンをその作用過程で抑制するというもの、3)
細胞の活性化促進剤を用い、毛母細胞に直接働きかけ、
細胞の生活力を高めようとするもの、4)脂肪分泌抑制
剤を用い、過剰な皮脂の分泌を抑制することで、男性型
脱毛症の原因の1つである、過剰なフケの発生や皮脂に
よる毛穴の詰まりを抑制するものなどがある。
【0003】前記1)の主な成分としては、ビタミン
E、センブリエキス、ニンニクエキス、トウキエキス、
塩化カルプロニウムなどが知られており、さらに最近で
はミノキシジルなどを用いたものも報告されている。前
記2)としては、5α−リダクターゼ阻害剤などが知ら
れている。また、前記3)の主な成分としては、ヒノキ
チオール、感光素、グルコン酸クロルヘキシジン、さら
にはペンタデカン酸グリセリドの効果が知られている。
前記4)としては、カシュウという植物の成分が注目さ
れている。
【0004】しかしながら、前記1)〜4)の現在汎用
されている養毛・育毛剤には、次のような欠点がある。 a)長期の使用により馴れが出て効き目が低下するこ
と、 b)発毛はするが、うぶ毛の状態から硬毛まで成長しな
いこと、 c)副作用の可能性があり、高齢者、血圧異常者、心臓
・腎臓に異常のある者、アレルギー体質者への塗布が制
限されていること。
【0005】一方、ユビキノン10は、コエンザイムQ
10とも呼ばれ、ミトコンドリアの細胞膜に存在し、細胞
が生命維持に必要とするエネルギー分子ATPの産生に
預かる補酵素である。ユビキノン10は免疫系で非常に
重要であり、ユビキノン10のレベルが低下すると免疫
機能が低下し、様々な疾患に対する抵抗力が低下すると
いう報告もされている(Emile G. Bliznakov, N.D. and
Gerald L. Hunt, "The Miracle Nutrient: Coenzyme Q
10" Bantam Books, NY. USA, Chapter 1, 8-17, 198
9)。
【0006】また、ユビキノン10は、組織障害、疾病
状態、とくに老化に関係するフリーラジカルに対して抗
酸化作用を有することも報告されている(Emile G. Bli
znakov, N.D. and Gerald L. Hunt, "The Miracle Nutr
ient: Coenzyme Q10" BantamBooks, NY. USA, Chapter
1, 12, 1989)。
【0007】しかしながら、ユビキノン10の毛髪に対
する作用はこれまで全く知られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑み、長期間使用しても効き目が低下せず、うぶ毛
の発生から硬毛まで育毛できる、安全な新規養毛・育毛
剤を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題に鑑み、鋭意研
究を重ねた結果、ユビキノン10が、細胞にバイオエネ
ルギーを与え、弱って異常をきたした頭皮を回復させ、
毛球を活性化させ、毛乳頭を刺激し、毛細胞の分裂を促
進し、毛幹として成長させることにより、うぶ毛の発生
から硬毛まで育毛できる、安全な養毛・育毛効果を有す
ることを見いだし本発明を完成した。
【0010】すなわち、本発明は、ユビキノン10を含
有する養毛・育毛剤に関する。
【0011】前記養毛・育毛剤において、剤形がローシ
ョンまたはエアゾールであることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明の養毛・育毛剤は、ユビキノン10
を活性成分として含有するものである。また、本発明の
養毛・育毛剤には、そのほか公知の活性成分を含有させ
てもよい。
【0014】本発明の養毛・育毛剤におけるユビキノン
Q10の含有量は、0.1〜10重量%が好ましく、1
〜5重量%がより好ましい。含有量が0.1重量%より
少ないと、硬毛化に時間を要する傾向にあり、10重量
%より多いと、多い分効果を発現するものではなく、可
溶性低下する傾向がある。
【0015】そのほか、本発明の養毛・育毛剤には、血
行促進剤、保湿剤、界面活性剤、安定化剤、清涼剤、香
料、色素などを添加することができる。
【0016】血行促進剤としては、ビタミンE、センブ
リエキス、ニコチン酸アミド、ニンニクエキス、トウキ
エキス、塩化カルプロウム、ミノキシジルなどがあげら
れるが、生体内で抗酸化力のある点からビタミンEが好
ましい。
【0017】保湿剤としては、グリセリン、ソルビトー
ル、ポリプロピレングリコール、ピロリドンカルボン酸
ナトリウム、コラーゲン、ヒアルロン酸、植物エキスな
どがあげられ、均一溶液の点からポリプロピレングリコ
ールが好ましい。
【0018】界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエ
ート(ポリソルベート80、E433)、グリセリンモ
ノイソステアレート、ポリオキシエチレン(20)ポリ
オキシプロピレン(6)デシルテトラデシルエーテルな
どがあげられ、可溶化の点からポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレエート(ポリソルベート80、E43
3)、グリセリンモノイソステアレート、ポリオキシエ
チレン(20)ポリオキシプロピレン(6)デシルテト
ラデシルエーテルが好ましい。
【0019】安定化剤としては、金属イオン封鎖剤(エ
デト酸塩など)、酸化防止剤(ブチルヒドロキシトルエ
ンなど)、紫外線吸収剤(オキシベンゾン)、pH調整
剤(クエン酸など)があげられ、ユビキノン10安定性
維持の点から紫外線吸収剤を添加することが好ましい。
【0020】本発明の養毛・育毛剤の剤形としては、ロ
ーションタイプ、エアゾールタイプ、ゲルタイプ、クリ
ームタイプなどがあげられる。このなかでも、1回の投
与量の精度および整髪という点から、ローションタイ
プ、エアゾールタイプが好ましい。
【0021】本発明の養毛・育毛剤は、年齢、症状など
個々の症例によって異なるが、1回につき、1〜5ml
程度を1日1〜数回、好ましくは1日1〜3回、必要部
位に塗布することが好ましい。
【0022】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を説明するが、
本発明はこの実施例に制限されるものではない。
【0023】実施例1 ユビキノン10を5.0重量部、酢酸dl−α−トコフ
ェロール 0.1重量部、オキシベンゾン 0.1重量
部、エチルアルコール 70重量部、ポリエチレングリ
コール400を5重量部、グリセリンモノイソステアレ
ート 1重量部を混合し撹拌溶解した。ついで、別途ポ
リオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(6)
デシルテトラデシルエーテル 4重量部と精製水 1
4.8重量部とを撹拌溶解した溶液中に、前記溶解液を
撹拌しながら添加、混合し、ローションタイプの養毛・
育毛剤を調製した。
【0024】実施例2 ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート 3重量
部、プロピレングリコール 5重量部、エチルアルコー
ル 15重量部、ユビキノン10を5重量部、酢酸dl
−α−トコフェロール 0.1重量部、オキシベンゾン
0.1重量部および精製水 71.8重量部を加えて
撹拌溶解した。得られた溶液30mlをエアゾール缶に
入れ、これにメチルエーテル70mlを加えてエアゾー
ルタイプの養毛・育毛剤を得た。
【0025】比較例1 ユビキノン10を用いない以外は、実施例1と同様にし
てローションを製造した。
【0026】比較例2 ユビキノン10を用いない以外は、実施例2と同様にし
てエアゾールを製造した。
【0027】試験例1 前記実施例1および2とこれらの対照液である比較例1
および2を用いて、育毛効果を比較した。パネラーには
男性型脱毛症の被験者各20名を採用し、毎日1日3回
塗布し、約1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月使用後の育毛効果を
肉眼により以下の4段階の評価により採点した。20名
の平均スコアを表1に示す。 <評価> 0点:育毛が全く認められない 1点:うぶ毛が生え揃っている 2点:硬毛が生え揃っている 3点:硬毛が正常に生え揃った
【0028】
【表1】
【0029】実施例1および2の養毛・育毛剤を使用し
た場合、塗布後1ヵ月でうぶ毛が生え揃い、人によって
は硬毛も生え揃っており、塗布後3ヵ月では全員が硬毛
が正常に生え揃った状態になった。一方、比較例1およ
び2では塗布後2ヵ月まで全く育毛が認められず、塗布
後3ヵ月で僅かにうぶ毛が生え揃った程度であった。
【0030】
【発明の効果】本発明のユビキノン10を主成分とする
養毛・育毛剤を、前述のようにおおよそ3ヵ月間使用す
ることによって、細胞にバイオエネルギーを与え、弱っ
て異常を起した頭皮を回復させて、毛球を活性化し、毛
乳頭を刺激して、毛細胞の分裂を促進し、毛幹として成
長させることにより、うぶ毛の発生から硬毛まで育毛さ
せるなどの優れた効果が得られる。しかも、本発明のユ
ビキノン10を主成分とする養毛・育毛剤は、副作用の
ない安全な育毛剤である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユビキノン10を含有する養毛・育毛
    剤。
  2. 【請求項2】 剤形がローションまたはエアゾールであ
    る請求項1記載の養毛・育毛剤。
JP2002070332A 2002-03-14 2002-03-14 養毛・育毛剤 Pending JP2003267864A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008231077A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Univ Fukuoka 皮膚外用剤
WO2009099167A1 (ja) * 2008-02-06 2009-08-13 Showa Denko K.K. 養毛化粧料
WO2010021034A1 (ja) * 2008-08-20 2010-02-25 昭和電工株式会社 皮膚外用剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008231077A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Univ Fukuoka 皮膚外用剤
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