JP2003267191A - 乗物用盗難防止装置 - Google Patents

乗物用盗難防止装置

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JP2003267191A
JP2003267191A JP2002070785A JP2002070785A JP2003267191A JP 2003267191 A JP2003267191 A JP 2003267191A JP 2002070785 A JP2002070785 A JP 2002070785A JP 2002070785 A JP2002070785 A JP 2002070785A JP 2003267191 A JP2003267191 A JP 2003267191A
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communication
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terminal
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JP2002070785A
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Eiji Shigeyoshi
英二 重吉
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信端末機12と基地局68との間で定
期的に通信を行って移動通信端末機12の現在位置を特
定しるようにしているので、通信妨害された場合には、
通信不能になり、盗難された自動車の移動通信端末とは
通信することが出来ず、自動車の盗難の発見が困難とな
る。 【解決手段】 管理局と乗物に設備される通信装置との
間で通信を行い、前記通信装置の位置を前記管理局によ
って検出し、前記乗物の盗難を防止する乗物用盗難防止
装置において、前記通信装置は、前記乗物が停車してい
るときの受信レベルが変化したとき、又は前記受信のビ
ット誤り率が高まったとき、盗難発生と判断して、盗難
発生を知らせる信号を前記管理局に対して送信する緊急
通信回路を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PHS,携帯電
話等(電話機機能)を用いて自動車等の乗物の盗難防止
を図る乗物用盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のものとして、従来は特開200
1−18757号公報に示されるようなものがある。す
なわち、図7、図8に示すように、自動車11に装着さ
れた盗難防止装置10は、移動通信電話端末機12、振
動、衝撃等を感知するセンサ14及び前記移動通信端末
機12により制御される被制御装置16にて構成され、
移動通信端末機12は、図9に示しているように基地局
68、回線制御局66、移動通信交換局64を介して既
設の公衆電話回線網に接続され、他の移動通信端末機或
いは通常の有線の電話機と通信を行っている。ここで、
自動車11の移動に伴って移動する移動通信端末機12
は、多数のエリア内にそれぞれ設置されている基地局6
8と定期的に通信を行って、基地局68は、常にその移
動通信端末機12に最も近い基地局68と通信できるよ
うにしており、基地局68を通じて電話局62、移動通
信交換局64は、公知の位置情報検索システムを用いる
ことによって移動通信端末機12の現在位置を特定でき
るようにしている。
【0003】その結果、自動車11が盗難される恐れが
発生した場合には、自動車11及び盗難防止装置10の
所有者が、図8に示しているように先ず手元の移動通信
端末機であるPHS端末機70で盗難防止装置10の移
動通信端末機12に電話をかけて通話状態にした上で手
元の移動通信端末機70のキーマトリックス22を所定
操作すると、自動車11に搭載された盗難防止装置10
の移動通信端末機12は、その操作信号を受信し、更に
その操作信号を移動通信端末機12の内部において、C
PU48を通じて外部装置制御部50に送信する。そし
て、外部装置制御部50は、その受信した操作信号に基
づく被制御装置16の所定動作、例えば盗難警報装置1
6aの作動設定動作を外部装置制御インターフェイス部
52及び信号線54を通じて行うことによって、被制御
装置16の動作状態を手元の移動通信端末機70にて確
認することができ、盗難にあったと判断した場合には、
警察等に通報を行う。なお、詳細は上記公報に記載され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き、従来の乗物用盗難防止装置にあっては、移動通信
端末機12と基地局68との間で定期的に通信を行って
移動通信端末機12の現在位置を特定するようにしてい
るので、盗もうとする自動車をトランクのコンテナに入
れられた場合には、通信不能になり、盗難された自動車
の移動通信端末とは通信することが出来ず、発見するこ
とが困難となる恐れがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による乗物用盗
難防止装置は、管理局と乗物に設備される通信装置との
間で通信を行い、前記通信装置の位置を前記管理局によ
って検出し、前記乗物の盗難を防止する乗物用盗難防止
装置において、前記通信装置は、前記乗物が停車してい
るときの受信レベルが変化したとき、又は前記受信のビ
ット誤り率が高まったとき、盗難発生と判断して、盗難
発生を知らせる信号を前記管理局に対して送信する緊急
通信回路を備えてなることを特徴とするものである。
【0006】なお、前記通信装置が、電話機機能を含
み、該電話機機能に緊急通信回路を設けることによっ
て、車両側に設ける回路構成を小さくでき、小さなスペ
ースに収納できるので取付に便利である。
【0007】また、前記通信装置が、電話機機能を含
み、該電話機機能以外の回路部に緊急通信回路を設ける
ことによって一般に市販されている携帯電話を使用でき
て、新規に開発する部分が少なくて済み、コストアップ
を極力抑えることが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図に基づいて実施の形態を
説明する。 実施の形態1.図1は本発明による乗物用盗難防止装置
の一番目の実施の形態を示す回路ブロック説明図であ
る。図において、100は外出しデータ通信端子付き拡
張コネクタ100Dを有する携帯電話等の車載通信端末
(電話機機能)で、電話機能部100Aと、緊急通信デ
ータ作成部100Bと、緊急送信先電話番号メモリ10
0Cとから構成され、前記外出しデータ通信端子付き拡
張コネクタ100Dのうちの上下シリアル通信端子10
0dには後述の通信制御部106の出力端子が、また充
電端子100ddには通信制御部106の電源端子が、
また受信データ分岐端子100dddには後述の受信感
度検出部102の入力端子が接続されている。
【0009】また、前記車載通信端末100の拡張コネ
クタ100Dのうちの上下シリアル通信端子100dに
通信制御部106の出力端子が接続されると、前記車載
通信端末100は、前記電話機能部100Aの受信機能
が抑制されて、送信機能のみに設定される。これによっ
て、この車載通信端末100が通報用の盗難防止装置に
設定される。
【0010】また、前記緊急通信データ作成部100B
は、後述の通信制御部106の出力端子から盗難検出信
号及び位置データが供給されると、前記緊急送信先電話
番号メモリ100Cから盗難車両の絶対位置を示す位置
データを読み取ると共に、それに基づいて通信文を作成
して前記電話機能部100Aに供給して、車載通信端末
100の送受信アンテナ101から車両の所有者、管理
会社等に盗難発生を通報する。なお、前記車両の絶対位
置は、前記公知の位置情報検索システムによって前記拡
張コネクタ100Dの上下シリアル通信端子100dが
通信制御部106の出力端子に接続される直前の位置デ
ータが前記緊急送信先電話番号メモリ100Cに記憶さ
れているものである。
【0011】102は前記車載通信端末100の受信デ
ータ分岐端子100dddに入力端子が接続された受信
感度低下率検出部で、前記車載通信端末100の送受信
に使用される周波数帯の電波(特に、最寄りの携帯地上
局(不図示)から一定周期で送信されてくる携帯電話位
置確認用電波)と同一周波数帯の電波を抽出して入力す
るように設定され、前記送受信アンテナ101で受信さ
れる電波を、前記車載通信端末100の拡張コネクタ1
00Dの受信データ分岐端子100dddから周期的
に、例えば1sec毎にサンプリング入力すると共に、
その入力された受信電波に含まれる前記周波数帯の電波
の成分の大きさを監視して、所定時間の間に所定レベル
以上、例えば20デシベル以上低下した場合、後述の盗
難判断検出部105に盗難検出信号を供給する。
【0012】103は車両停止検出部で、車両が停止し
ていることを、例えばイグニッションスイッチがオフ位
置であるとき、パーキングブレーキが引かれていると
き、フットブレーキが踏み込まれているとき等を検出し
て後述の盗難判断検出部105及び車両停止時位置変化
検出部104に車両停止信号を出力する。
【0013】車両停止時位置変化検出部104は、前記
車両停止検出部103から車両停止信号の供給を受けて
いる間、すなわち車両が停止している間に、衛星を使用
したGPS信号の示す自分の車両の位置データ(不図示
のGPSから供給される絶対位置データ、すなわち緯度
・経度データ)に変化があったら、盗難によって車両が
移動させられたと判断して後述の盗難判断検出部105
に盗難検出信号を供給する。
【0014】盗難判断検出部105は、前記不図示のG
PSからの車両の位置データの供給を受けると共に、前
記受信感度検出部102から盗難検出信号の供給を受け
たり、また前記車両停止時位置変化検出部104から盗
難検出信号の供給を受けたり、また図示されない各種盗
難検出用センサ、例えば振動センサ等の何れかの信号に
基づいて車両が盗難されたと判断した場合には、供給さ
れた他の信号を参照して総合的な判断を行った上で、車
両の盗難が発生していると判断し、前記不図示のGPS
からの位置データ(緯度及び経緯データ)と共に、盗難
検出信号を通信制御部106に供給し、かつエンジン駆
動制御装置107に対して燃料噴射等を抑制する信号を
供給する。
【0015】通信制御部106は、出力インターフェイ
スを形成し、前記盗難判断検出部105から盗難検出信
号及び位置データの供給を受けると、それを前記車載通
信端末100の拡張コネクタ100Dを構成する複数の
端子のうちの上下シリアル通信端子100dに供給す
る。また、前記通信制御部106の電源端子は前記車載
通信端末100の拡張コネクタ100Dを構成する充電
端子100ddに接続されることによって、前記車載通
信端末100を充電する。
【0016】(本願盗難警報装置の非設定時)この状態
は、車載通信端末100の拡張コネクタ100Dから通
信制御部106の出力端子が引き抜かれている状態であ
るので、車載通信端末100は、通信感度低下検出部1
02及び通信制御部106から切り離され、運転者等は
通常の携帯電話として使用可能になり、アンテナ101
を介して図示されない他の携帯電話等と通信を行うこと
が出来る。
【0017】(本願盗難警報装置のセット)車載通信端
末100の拡張コネクタ100Dに、通信感度低下検出
部102の入力端子及び通信制御部106の出力端子を
差込むことによって車載通信端末100は、受信機能が
抑制されて送信機能のみに設定される。
【0018】(本願盗難警報装置のセット後) (1)駐車中にドア、ウインドガラス等を破って車室内
に侵入された場合 この車室内への侵入が、前記各種センサから盗難判断検
出部105に供給される検出信号に基づいて盗難発生か
否かが判断され、車両停止検出部103から車両停止信
号が供給されているとして、「盗難発生」と判断された
場合には、エンジン駆動制御装置107に対して燃料カ
ット等を指示して車両の走行を規制する。また一方で、
盗難判断検出部105は、GPS位置データを盗難検出
信号と共に、通信制御部106を介して車載通信端末1
00の緊急通信データ作成部100Bに供給し、「車両
盗難発生!車両位置は、緯度○○、経度○○です。」と
いう通信データを作成して送信先電話番号メモリ100
Cに記憶された電話番号に電話するように電話機能部1
00Aに指示することによって、緊急通報が行われる。
【0019】(2)駐車中の車両がトラックの荷台に剥
き出し状態で乗せられて盗難された場合 車両停止時位置変化検出部104が外部から供給される
GPS位置データに基づいて車両駐車時の緯度・経度が
変化していることから車両の盗難発生を検出して、盗難
判断検知部105に供給する。盗難判断検出部105
は、車両停止検出部103から車両停止信号が供給され
ていることを確認した後に、通信制御部106を介して
GPS位置データを盗難検出信号と共に車載通信端末1
00の緊急通信データ作成部100Bに供給し、「車両
盗難発生!車両位置は、緯度○○、経度○○です。」と
いう通信データを作成して送信先電話番号メモリ100
Cに記憶された電話番号に電話するように電話機能部1
00Aに指示することによって、緊急通報が行われる。
【0020】(3)駐車中の車両がコンテナ付きトラッ
クの荷台に載せられ、電磁遮蔽された状態で盗難された
場合 まず、通常は車載アンテナ101によって受信される周
波数帯の受信電波(例えば、携帯電話位置確認用電波)
の受信強度(受信レベル)は、多少の変動はしながらも
受信レベルが高い状態を維持している(図2の「受信レ
ベルが良好な状態」区間参照)。ここで、盗難しようと
した車両を、トラックのコンテナに入れようとした場合
には、コンテナによって送受信アンテナ101が、まず
遮蔽に近い状態になるので、前記送受信車載アンテナ1
01によって受信される周波数帯の受信電波の受信強度
は弱くなり(例えば、図2の「急激な落ち込みを検知」
区間)、車両が完全にコンテナ内に入れられてしまい、
格納されてしまった場合、受信レベルが送受信不可能な
状態にまで低下する(図2の「その後レベルが復旧しな
ければ異常と判断」区間)。
【0021】この結果、前記前記車載通信端末100と
最寄りの携帯電話用地上局(不図示)との間で一定周期
tで行われている携帯電話位置確認用電波の送受信が正
常に行われなくなるので、前記車載通信端末100は、
この送受信が正常に行われなくなる直前の前記図2の
「急激な落ち込みを検知」区間に前記最寄りの携帯電話
用地上局(不図示)を介して盗難発生を知らせる。
【0022】すなわち、盗難判断検出部105は、車両
停止検出部103からの車両停止信号に基づいて車両が
停止していると判断している時に、通信感度低下検出部
102、又は車両停止時位置変化検出部104からの信
号に基づいて上記の如く盗難発生と判断した場合には、
それを通信制御部106に供給すると同時に盗難判断検
出部105は、外部から供給されるGPS位置データも
通信制御部106に供給する。
【0023】なお、上記においては受信感度低下検出部
102は、受信感度低下を検出することによって盗難の
判断を行なったが、受信感度低下検出部102に替えて
ビット誤り率検出部102’を用いて盗難の判断を行な
ってもよい。まず、このビット誤り率検出部102’を
図3及び図4を参照しながら説明する。
【0024】前記ビット誤り率検出部102’は、前記
最寄りの携帯電話用の地上局(不図示)から一定周期で
送信されてくる携帯電話位置確認用電波のビット構成
を、前記送受信アンテナ101からの受信電波によって
入力し、設定された基準ビット構成と比較し、同一ビッ
ト構成であれば盗難検出信号の出力を抑止するが、例え
ば電波が弱くなって、基準のものと同一のビット構成を
認識できなくなった場合には、盗難発生と判断して、後
述の盗難判断検出部105に盗難検出信号を供給する。
【0025】このような構成において、アンテナ101
で受信される周波数帯の電波の受信レベルの強度が高い
場合、例えば図2の「受信レベルが良好な状態」におい
ては、受信電波はビット誤り率なく、デジタル信号に復
調されるが、電波レベルの強度が低下してくる、図2の
「その後レベルが復旧しなければ異常と判断」区間にお
いては、復調が正常に行われなくなるので、ビット誤り
率は低下してくる。すなわち、ビット誤り率が低下して
きたとき、図3の「誤り率の急激な悪化を検知」区間を
検出してすぐに最寄の携帯電話用地上局(不図示)を介
して盗難発生を知らせる。
【0026】その結果、通信制御部106は、盗難判断
検出部105から供給されるGPS位置データ及び盗難
発生信号を車載通信端末100の緊急通信データ作成部
100Bに供給し、「車両盗難発生!車両位置は、緯度
○○、経度○○です。」という通信データを作成して送
信先電話番号メモリ100Cに記憶された電話番号に電
話するように電話機能部100Aに指示することによっ
て、前記緊急送信先電話番号メモリ100Cに記憶され
た電話箇所に対して緊急通報が行われる。
【0027】実施の形態2.上記実施の形態1において
は、緊急通信データ作成部100B及び前記緊急送信先
電話番号メモリ100Cを車載通信端末100に内蔵さ
せていたが、図4に示すように通信制御部201に設け
ても良い。
【0028】以下に、これについて詳細に説明する。2
00は携帯通信端末(電話機機能)で、一般に販売さ
れ、使用されている携帯電話に相当するものである。こ
れは、図1に示した車載通信端末100と比較すると、
この車載通信端末100から緊急通信データ作成部10
0B及び前記緊急送信先電話番号メモリ100Cが取り
除かれたものに相当する。
【0029】そして、携帯通信端末200は、前記車載
通信端末100と同一機能の端子構成の外出しデータ通
信端子付き拡張コネクタ100Dに相当する外出しデー
タ通信端子付き拡張コネクタ200Dを有し、そのうち
の上下シリアル通信端子200dには後述の通信制御部
201の送信先電話番号メモリ201Bの出力端子が、
またTCH端子tには後述の通信制御部201の緊急通
信データ作成部201Aの出力端子が、また充電端子2
00ddには通信制御部201の電源端子が接続され
る。なお、受信データ分岐端子200dddは、図1に
おける受信データ分岐端子100dddと同一のもので
ある。
【0030】通信制御部201は、上記の如く、緊急通
信データ作成部201A及び前記緊急送信先電話番号メ
モリ201Bが追加された他は、図1における通信制御
部106と同一機能を有するものである。
【0031】このように構成することによって、携帯通
信端末200のTCH端子tには通信制御部201の緊
急通信データ作成部201Aの出力端子から、例えば
「車両盗難発生!車両位置は、緯度○○、経度○○で
す。」という通信データが供給され、また上下シリアル
通信端子200dには通信制御部201の緊急送信先電
話番号メモリ201Bから送信先の電話番号が供給され
る。その結果、所定の電話番号を有する電話機に車両の
盗難が発生したことが緊急通報される。
【0032】実施の形態3.この実施の形態は、上記の
図1における受信感度低下率検出部102における受信
感度低下を検出する方法をプログラムで行った場合を示
すものである。以下、詳細に説明するが、ステップとし
て、まず受信レベル基準値設定モードを実行し、それが
終了したら受信レベル異常監視モードを実行するので、
その順に説明する。
【0033】(受信レベル基準値設定モード)このモー
ドは初期設定モードで、次のように行われる。すなわ
ち、車載通信端末100の拡張コネクタ100Dに、通
信感度低下検出部102の入力端子及び通信制御部10
6の出力端子を差込むことによって車載通信端末100
は、受信機能が抑制されて送信機能のみに設定され、本
願盗難警報装置がセットされ、図5、図6に示される様
に、ステップST90で車両停止検出部103から車両
停止信号が供給されたか否かによって車両が駐車状態に
移行したか否かを判断し、駐車状態に移行したと判断す
ると、ステップST100に進み、前記受信機能を抑制
し、送信機能のみを活性化させる。
【0034】ステップST100では初期設定として受
信レベル検出回数mをリセットし、0にする。次のステ
ップST110〜150で車載通信端末100の受信電
波の受信レベルのサンプリングをステップST110で
開始し、ステップST120で終了する。サンプリング
を終了した後、サンプリングデータを一時記憶し(ステ
ップST130)、受信レベル検出回数mを求めるため
に、回数の加算を行い(ステップST140)、その加
算値mが所定値に達し、所定のサンプリングが行われた
と判断したら(ステップST150)、ステップST1
60で受信レベルの平均値を求め、その平均値に、例え
ば80%を掛け合わせた値を、「コンテナ付きトラック
を使用した盗難発生」と判断するときの受信レベルの判
断基準として設定され(ステップST170)、以後、
次の受信レベル異常監視モードに入る。
【0035】(受信レベル異常監視モード)ステップS
T200で車両停止検出部103から車両が停止してい
ることを示す車両停止信号が車両停止検出部103から
出力されていると、次のステップST210で車両停止
検出部103からイグニッションスイッチがONされた
か否かが判断され、ONされたと判断すると、この受信
レベル基準値設定モードは終了する。
【0036】OFF状態であると判断されると、ステッ
プST220で異常値検出回数nがリセットされ、0に
セットされる。次に、ステップST230で車載通信端
末100の受信電波の受信レベルのサンプリングを開始
し、次のステップST240で終了する。ここでサンプ
リングされたサンプリング値が前記ステップST170
で設定された基準値と比較され、基準値を超えていない
と判断された場合には、車両の盗難は発生していないと
判断されてステップST210に戻り、基準値を超えた
と判断された場合には、車両の盗難が発生した可能性が
大きいとして、次のステップST260で、ステップS
T250で基準値を超えたと判断された回数を積算し、
その積算値nが所定回数に達していないとステップST
270で判断された場合にはステップST230に戻
る。
【0037】一方、ステップST270で基準値を超え
た回数の積算値nが所定値に達した場合には、ステップ
ST280で盗難検出信号を盗難判断検出部105に供
給し、次のステップST290で車両停止検出部103
からイグニッションスイッチがON状態に切り替えられ
るまで続けられる。
【0038】なお、上記においては、受信レベルに基づ
いて盗難発生の有無の判断を行なったが、受信レベルに
替えて上記ビット誤り率に基づいても良い。また、上記
においては、電話機機能を携帯電話としたが必ずしも携
帯電話である必要性はなく、電話機の機能が、本願にお
ける通信装置の回路の一部を構成するものであっても良
い。また、上記における通信装置とは、図1において
は、車載通信端末100、受信感度低下検出部102、
盗難判断検出部105、通信制御部106で構成され、
また図4においては、携帯通信端末200、ビット誤り
率検出部102’、盗難判断検出部105、通信制御部
201で構成されている。また、上記の各実施の形態で
は電話機機能を使用しての通報のみであったが、盗難判
断検出部105が盗難発生と判断した時点で、警報音を
発生させてもよい。
【0039】
【発明の効果】この発明によれば、管理局と乗物に設備
される通信装置との間で通信を行い、前記通信装置の位
置を前記管理局によって検出し、前記乗物の盗難を防止
する乗物用盗難防止装置において、前記通信装置は、前
記乗物が停車しているときの受信レベルが変化したと
き、又は前記受信のビット誤り率が高まったとき、盗難
発生と判断して、盗難発生を知らせる信号を前記管理局
に対して送信する緊急通信回路を備えてなるので、通報
されないように通信妨害して乗物を盗み出そうとしても
直ぐに検知されてしまうので容易には盗み出すことは出
来ないという効果が発揮される。
【0040】また、通信装置が電話機機能を含むように
構成することによって電話機機能に緊急通信回路を設け
られ、車両側に設ける回路構成を小さくでき、小さなス
ペースに収納できるので取付に便利である。
【0041】また、通信装置が電話機機能を含むように
構成することによって電話機機能以外の回路部に緊急通
信回路を設けられるので、一般に市販されている携帯電
話を使用できて、新規に開発する部分が少なくて済み、
コストアップを極力抑えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乗物用盗難防止装置の一番目の実
施の形態を示す回路ブロック説明図である。
【図2】図1において、車両をトラックのコンテナに入
れる前から入れ終わるまでの受信レベルの変化を説明す
る説明図である。
【図3】図1において、車両をトラックのコンテナに入
れる前から入れ終わるまでのビット誤り率を説明する説
明図である。
【図4】本発明による乗物用盗難防止装置の二番目の実
施の形態を示す回路ブロック説明図である。
【図5】図1の受信感度低下検出部102をプログラム
で構成したときのフローチャート説明図である。
【図6】図1の受信感度低下検出部102をプログラム
で構成したときのフローチャート説明図である。
【図7】従来の盗難防止装置の回路ブロック説明図であ
る。
【図8】図7の作動を説明するための説明図である。
【図9】図7の作動を説明するための説明図である
【符号の説明】
10 盗難防止装置 11 自動車 12、70 移動通信端末 14 センサ 16 被制御装置 16a 盗難警報装置 22 キーマトリックス 48 CPU 50 外部装置制御部 52 外部装置制御インターフェイス部 54 信号線 64 移動通信交換局 66 回線制御局 68 基地局 100 車載通信端末 100A 電話機能部 100B、201A 緊急通信データ作成部 100C、201B 緊急送信先電話番号メモリ 100D、200D 拡張コネクタ 101 送受信アンテナ 102 受信感度検出部 102’ ビット誤り率検出部 103 車両停止検出部 104 車両停止時位置変化検出部 105 盗難判断検出部 106、201 通信制御部 107 エンジン駆動制御装置 200 携帯通信端末

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理局と乗物に設備される通信装置との
    間で通信を行い、前記通信装置の位置を前記管理局によ
    って検出し、前記乗物の盗難を防止する乗物用盗難防止
    装置において、前記通信装置は、前記乗物が停車してい
    るときの受信レベルが変化したとき、又は前記受信のビ
    ット誤り率が高まったとき、盗難発生と判断して、盗難
    発生を知らせる信号を前記管理局に対して送信する緊急
    通信回路を備えてなることを特徴とする乗物用盗難防止
    装置。
  2. 【請求項2】 前記通信装置は、電話機機能を含み、該
    電話機機能に前記緊急通信回路が備えられてなることを
    特徴とする請求項1記載の乗物用盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 前記通信装置は、電話機機能を含み、該
    電話機機能以外の回路部に前記緊急通信回路が備えられ
    てなることを特徴とする請求項1記載の乗物用盗難防止
    装置。
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