JP2003266316A - ダイヤモンドロータリードレッサ及びその製造方法 - Google Patents

ダイヤモンドロータリードレッサ及びその製造方法

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JP2003266316A
JP2003266316A JP2002071854A JP2002071854A JP2003266316A JP 2003266316 A JP2003266316 A JP 2003266316A JP 2002071854 A JP2002071854 A JP 2002071854A JP 2002071854 A JP2002071854 A JP 2002071854A JP 2003266316 A JP2003266316 A JP 2003266316A
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particles
adhesive
rotary dresser
abrasive grains
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Sadao Sakakibara
貞雄 榊原
Shinji Yanagisawa
真司 柳沢
Tatsuo Fujii
辰雄 藤井
Masato Kitajima
正人 北島
Akimitsu Kamiya
昭充 神谷
Shinji Soma
伸司 相馬
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Toyoda Van Moppes Ltd
Toyoda Koki KK
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Toyoda Van Moppes Ltd
Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、剛性が大きく、変形しにく
く、かつ高速回転に耐える高精度のダイヤモンドロータ
リードレッサ及びその製造方法を提供する。 【解決手段】真空作業台11の上面に、ダイヤモンドロ
ータリードレッサの芯金1を構成するフランジ付き芯金
ブランク1aを、そのフランジ部1bを下にしてOリン
グ13を介して載置し、その芯金部分を中心に、前工程
で形成されたダイヤモンド層付き母型10を嵌め、その
フランジ1b上面に載置する。その芯金部分と母型10
の内周のダイヤモンド層3との間に粒子5を密に充填
し、その上面に接着剤6を充填し、真空作業台11の内
部を真空ポンプにより真空吸引すると、上面に充填され
ている接着剤6は、真空作業台11の吸引孔12、芯金
ブランクのフランジ部1bに開孔された孔1cを介して
吸引され、接着剤6は粒子5の間に万遍なく均一に含浸
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研削砥石、あるい
はCBN(立方晶窒化ホウ素)などの超砥粒砥石のドレ
ッシングに用いられるダイヤモンドロータリードレッサ
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイヤモンドロータリードレッサは、ロ
ール外周面にダイヤモンド砥粒を埋め込み固定した回転
式のドレッサで、ドレッサを回転させながら研削砥石に
押し当てることにより、研削砥石にドレッサの形状を転
写するものである。ダイヤモンドロータリードレッサと
しては、電鋳方式で製造された電鋳ロータリードレッサ
が一般的に用いられている。電鋳ロータリードレッサ
は、ダイヤモンド砥粒を電気メッキ法により金属で固着
したものであり、製造工程における電鋳の温度が焼結方
式に比べ低いため、精密に仕上げた母型の形状をそのま
ま表面に反転することができるので、精細な形状のもの
を比較的容易に製作することができるものである。電鋳
ダイヤモンドロータリードレッサは、通常、ダイヤモン
ド砥粒をカーボン等の導電性の母型の内周面に充填し、
電気メッキによりダイヤモンド砥粒の一層分を母型内周
面に仮固定したのち余剰のダイヤモンド砥粒を除去し、
さらに電気メッキにより電鋳してダイヤモンド砥粒を固
着してダイヤモンド層を形成し、その後該ダイヤモンド
層と芯金との間に錫−ビスマス合金、錫−鉛合金等の低
溶融合金の溶融物を流し込み、固化することで接合して
製造している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電鋳式
ダイヤモンドロータリードレッサでは、ダイヤモンド層
と芯金とをその間に低溶融合金の溶融物を流し込み、固
化することで接合しているが、低溶融合金といえどもそ
の温度は約200℃に達し、構成する材料の熱膨張係数
の差と合金の凝固時における収縮が、ダイヤモンド層の
面に歪みを与え変形を起こすという問題がある。また、
低溶融合金は、ダイヤモンド層との間、及び芯金との間
の結合力が弱く、ロータリードレッサの高速回転に耐え
られないという問題もあり、さらに、低溶融合金は弾性
限度が小さく、大きな力が加わった場合には変形が起こ
るという問題もある。
【0004】また、最近になって、低溶融合金による接
合に代えて、ダイヤモンド層の内周に樹脂層を設け、該
樹脂層を接着剤により芯金に接着固定したダイヤモンド
ロータリードレッサが提案されている(例えば、特開平
8−114212号公報)が、樹脂層中の添加粒子が少
ないため弾性係数が低く変形しやすいという問題があ
り、添加粒子を大量に混入させるとダイヤモンド層との
接着強度が低下してしまうという問題がある。また、前
記樹脂層とダイヤモンド層との間に接着剤層が介在する
ため、大きな力が加わるとその接着剤層が変形するとい
う問題がある。
【0005】そこで本発明の目的は、前記問題点を解決
し、剛性が大きく、変形しにくく、かつ高速回転に耐え
る高精度のダイヤモンドロータリードレッサ及びその製
造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のダイヤモンドロータリードレッサは、その
外表面にダイヤモンド砥粒を固定したダイヤモンド層
と、芯金と、該芯金と前記ダイヤモンド層との間の結合
層からなるダイヤモンドロータリードレッサであり、該
結合層が、密に充填された粒子と、該粒子間に含浸さ
せ、硬化された接着剤とにより形成されていることを特
徴とするものである。また、前記結合層に充填される粒
子は、縦弾性係数が接着剤より大きいことを特徴とする
ものであり、さらに、前記結合層に充填される粒子は、
体積%で、40%〜85%であることを特徴とするもの
である。
【0007】さらに、本発明の、ダイヤモンドロータリ
ードレッサの製造方法は、母型内周壁に充填法によりダ
イヤモンド砥粒を配置する工程と、電気メッキにより母
型内周壁にダイヤモンド砥粒を仮固定する工程と、仮固
定されていない余剰ダイヤモンド砥粒を除去する工程
と、電気メッキによりダイヤモンド砥粒が全て覆われる
まで電鋳層で覆いダイヤモンド砥粒を固着する工程と、
前記ダイヤモンド砥粒が固着された母型の中心に芯金を
挿入する工程と、前記母型の中心に挿入した芯金との間
に粒子を密に充填する工程と、前記粒子が充填された一
側方から接着剤を供給し、負圧を利用して接着剤を粒子
間に含浸させる工程と、前記接着剤を硬化させる工程
と、前記接着剤が硬化した後母型を取り除く工程と、よ
りなることを特徴とするものである。さらにまた、前記
粒子が充填された一側方から接着剤を供給し、負圧を利
用して接着剤を粒子間に含浸させる工程は、前記粒子が
充填された一側方から接着剤を供給し、他の側方から真
空吸引することにより接着剤を粒子間に含浸させること
を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のダイヤモンドロータリー
ドレッサは、その外表面にダイヤモンド砥粒を固定した
ダイヤモンド層と、芯金と、該芯金と前記ダイヤモンド
層との間の結合層からなるダイヤモンドロータリードレ
ッサであり、該結合層が、密に充填された粒子と、該粒
子間に含浸させ、硬化された接着剤とにより形成されて
いるので、ダイヤモンド層と芯金との結合力が強く、高
速回転に対応できるとともに、結合層が密に充填された
粒子で構成されているので、弾性変形が少なく、高負荷
に対するロータリードレッサの変形が防止でき、高精度
のドレッシング作業が可能となる。また、本発明のダイ
ヤモンドロータリードレッサは、前記結合層に充填され
る粒子は、縦弾性係数が接着剤より大きいことを特徴と
するものであり、さらに、前記結合層に充填される粒子
は、体積%で、40%〜85%であることを特徴とする
ものであるので、いっそう高負荷に対するロータリード
レッサの変形が防止でき、高精度のドレッシング作業が
可能となる。
【0009】さらに、本発明の、ダイヤモンドロータリ
ードレッサの製造方法は、母型内周壁に充填法によりダ
イヤモンド砥粒を配置する工程と、電気メッキにより母
型内周壁にダイヤモンド砥粒を仮固定する工程と、仮固
定されていない余剰ダイヤモンド砥粒を除去する工程
と、電気メッキによりダイヤモンド砥粒が全て覆われる
まで電鋳層で覆いダイヤモンド砥粒を固着する工程と、
前記ダイヤモンド砥粒が固着された母型の中心に芯金を
挿入する工程と、前記母型の中心に挿入した芯金との間
に粒子を密に充填する工程と、前記粒子が充填された一
側方から接着剤を供給し、負圧を利用して接着剤を粒子
間に含浸させる工程と、前記接着剤を硬化させる工程
と、前記接着剤が硬化した後母型を取り除く工程と、よ
りなるものであるので、結合層が、密に充填された粒子
と、該粒子間に負圧を利用して含浸された接着剤とによ
り形成されているダイヤモンドロータリードレッサを容
易に製造することができる。すなわち、結合層部分に密
に粒子を充填しても、負圧を利用して接着剤を含浸させ
るので、接着剤が粒子間に必要かつ十分に行き渡り、結
合層における粒子による剛性を確保しながら充分な接着
力を維持することができるものである。また、前記粒子
が充填された一側方から接着剤を供給し、負圧を利用し
て接着剤を粒子間に含浸させる工程は、前記粒子が充填
された一側方から接着剤を供給し、他の側方から真空吸
引することにより接着剤を粒子間に含浸させることがで
きるし、接着剤側から圧力を掛けることも可能である。
【0010】なお、使用する粒子としては、金属粒子、
有機、無機材料粒子などが使用できる。また、接着剤と
しては、、例えば、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エ
ポキシ樹脂などが使用でき、2液型エポキシ樹脂系接着
剤を特に好適に使用することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って説明す
る。図1は、本発明の実施例のダイヤモンドロータリー
ドレッサの断面図であり、図2は、本発明の実施例のダ
イヤモンドロータリードレッサの製造工程の1部を示す
断面図である。
【0012】図1には、本発明の実施例のダイヤモンド
ロータリードレッサの断面図が示されており、中心に中
空の芯金1があり、その外周に結合層2を介して、外周
面にダイヤモンド砥粒4を固着したダイヤモンド層3が
結合されている。結合層2は、密に充填された粒子5と
その間に含浸、硬化された接着剤6とにより構成されて
いる。
【0013】次に、本発明の実施例のダイヤモンドロー
タリードレッサの製造方法を説明する。まず、従来の方
法と同様に、カーボン等の導電性材料により形成された
母型内周壁に充填法によりダイヤモンド砥粒を配置し、
電気メッキ(ニッケルメッキ等)により母型内周壁にダ
イヤモンド砥粒を仮固定し、仮固定されていない余剰ダ
イヤモンド砥粒を除去し、さらに、電気メッキ(ニッケ
ルメッキ等)によりダイヤモンド砥粒が全て覆われるま
で電鋳層で覆いダイヤモンド砥粒を前記母型の内周面に
完全に固着する。その状態が図2に示されている母型1
0であり、その内周にダイヤモンド層3が形成されてい
る。
【0014】前記のように、母型10の内周にダイヤモ
ンド層3が形成された状態で、その母型10を、図2に
示すように、真空作業台11の上面に、ダイヤモンドロ
ータリードレッサの芯金1を構成するフランジ付きの芯
金ブランク1aを、そのフランジ部1bを下にしてOリ
ング13を介して載置する。フランジ付き芯金ブランク
1aの芯金部分を中心に、前記工程で形成されたダイヤ
モンド層付き母型10を嵌め、そのフランジ部1bの上
面に載置する。そして、その芯金部分と、前記母型10
の内周のダイヤモンド層3との間に無機材料の粒子5
(ムライトビーズ:3Al23・2SiO2、#10
0、縦弾性係数1×106kg/cm2)を充填率56%
で充填し、その上面に接着剤(2液性エポキシ樹脂接着
剤、スリーボンド社製、粘度1500cps、縦弾性係
数3×104kg/cm2)を充填する。その状態で、真
空作業台11の内部を真空ポンプにより真空吸引する。
真空度300torr程度から接着剤が粒子に含浸し始
め、1torr程度になるまで真空ポンプで吸引を続け
た。上面に充填されている接着剤6は、真空作業台11
の吸引孔12、芯金ブランク1aのフランジ部1bに開
孔された孔1cを介して吸引され、粒子部分は負圧とな
り接着剤6は粒子5の間に万遍なく均一に含浸する。そ
の際、真空吸引するために、芯金ブランク1aの中心孔
はシリコンゴム製のキャップ15により閉鎖し、フラン
ジ部1bの孔1cは粒子5が吸引されないような小孔と
しているが、その上に濾紙を介在して粒子5の吸引を防
いだ。必要に応じて網状物等を使用することもできる。
【0015】なお、本実施例では、粒子5として無機材
料粒子であるムライトビーズ(3Al23・2Si
2、#100、縦弾性係数1×106kg/cm2)を
使用し、充填率56%としたが、使用する粒子として
は、その他の金属粒子、有機、無機材料粒子などが使用
できる。また、充填率は、粒子の粒度にもよるが充填率
40〜85%であれば良好な結果が得られる。
【0016】その後、接着剤を80℃で、3時間かけて
硬化させ、前記真空作業台から芯金ブランクと一体化さ
れた母型10を外し、カーボン製の母型を削除し、その
後の芯金ブランク1aを機械加工機にセットして、芯金
及び充填材部分の両側面を機械加工することにより、図
1に示されるようなダイヤモンドロータリードレッサに
整形する。
【0017】上記の方法により、直径80mmφ、厚さ
15mmのダイヤモンドロータリードレッサを作成し、
回転破壊試験を行ったところ、本実施例のダイヤモンド
ロータリードレッサの遠心破壊周速度は290m/sで
あった。また、同形状の従来の電鋳式ダイヤモンドロー
タリードレッサについて同じ回転破壊試験を行ったとこ
ろ、遠心破壊周速度は190m/sの結果を得た。
【0018】次に、本発明の前記実施例のダイヤモンド
ロータリードレッサの製造方法における充填された粒子
5の間に接着剤6を含浸させるための他の実施例を説明
する。図3(a)の例は、負圧を利用した例である。ま
ず、図3(a1)に示すように、真空にされた容器内で
フランジ付き芯金ブランク1aの芯金部分を中心に、前
工程で形成されたダイヤモンド層付き母型10を嵌め、
そのフランジ上面に載置した状態において、粒子を芯金
1と母型10のダイヤモンド層3との間に充填し、その
上部に接着剤6を流し込む。その状態では、接着剤6は
直ぐには粒子5間には含浸しないが、その状態で、図3
(a2)のように大気圧中に晒すと、粒子5間は負圧と
なっているので、その圧力差を利用して接着剤6はスム
ーズに粒子5間に含浸される。
【0019】また、図3(b)の例も、負圧を利用した
例である。大気圧中でフランジ付き芯金ブランク1aの
芯金部分を中心に、前工程で形成されたダイヤモンド層
付き母型10を嵌め、そのフランジ1b上面に載置した
状態において、粒子5を芯金1と母型10のダイヤモン
ド層3との間に充填し、その上部に接着剤6を流し込
む。その状態で接着剤側から圧力を加えることにより、
粒子5間と、接着剤6の上部との圧力差を利用して接着
剤6を粒子5間に含浸させるものである。
【0020】図3(c)(d)の例は、負圧を利用しな
い例であり、比較的粘度の低い接着剤を使用する場合に
適した方法である。図3(c)の例では、大気圧中でフ
ランジ付き芯金ブランク1aの芯金部分を中心に、前工
程で形成されたダイヤモンド層付き母型10を嵌め、そ
のフランジ1b上面に載置した状態において、粒子5を
芯金1と母型10のダイヤモンド層3との間に充填し、
その上部に接着剤6を流し込む。その状態で一定時間放
置することにより、接着剤を重力の利用によりその下方
の粒子5間に含浸させるものである。
【0021】図3(d)の例では、予め別容器に粒子5
を混合した状態の接着剤7を用意しておき、フランジ付
き芯金ブランク1aの芯金部分を中心に、前工程で形成
されたダイヤモンド層付き母型10を嵌め、そのフラン
ジ1b上面に載置した状態において、別容器の粒子5を
混合した状態の接着剤7を芯金1と母型10のダイヤモ
ンド層3との間に流し込むものである。
【0022】
【発明の効果】本発明のダイヤモンドロータリードレッ
サは、その外表面にダイヤモンド砥粒を固定したダイヤ
モンド層と、芯金と、該芯金と前記ダイヤモンド層との
間の結合層からなるダイヤモンドロータリードレッサで
あって、該結合層が、密に充填された粒子と、該粒子間
に含浸され、固化された接着剤とにより形成されている
ので、ダイヤモンド層と芯金との結合力が強く、高速回
転に対応できるとともに、結合層が密に充填された粒子
で構成されているので、弾性変形することが少なく、高
負荷に対するロータリードレッサの変形が防止でき、高
精度のドレッシング作業が可能となる。
【0023】さらに、本発明のダイヤモンドロータリー
ドレッサの製造方法によれば、母型内周壁に充填法によ
りダイヤモンド砥粒を配置する工程と、電気メッキによ
り母型内周壁にダイヤモンド砥粒を仮固着する工程と、
仮固定されていない余剰ダイヤモンド砥粒を除去する工
程と、電気メッキによりダイヤモンド砥粒が全て覆われ
るまで電鋳層で覆いダイヤモンド砥粒を固着する工程
と、前記母型の中心に挿入した芯金との間に粒子を密に
充填する工程と、粒子が充填された一側方から接着剤を
供給し、負圧を利用して接着剤を粒子間に含浸させる工
程と、前記接着剤を固化させる工程と、接着剤が固化し
た後母型を取り除く工程とよりなるダイヤモンドロータ
リードレッサの製造方法であるので、結合層が、密に充
填された粒子と、該粒子間に負圧を利用して含浸された
接着剤とにより形成されているダイヤモンドロータリー
ドレッサを容易に製造することができる。すなわち、結
合層部分に密に粒子を充填しても、負圧を利用して接着
剤を含浸させるので、接着剤が粒子間に必要かつ十分に
行き渡り、結合層における粒子による剛性を確保しなが
ら充分な接着力を維持することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のダイヤモンドロータリードレ
ッサの断面図。
【図2】本発明の実施例のダイヤモンドロータリードレ
ッサの製造工程の1部を示す断面図。
【図3】本発明のダイヤモンドロータリードレッサの製
造工程の1部の他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1:芯金 1a:芯金ブランク 1b:芯金ブランクのフランジ 1c:芯金ブランクの孔 2:結合層 3:ダイヤモンド層 4:ダイヤモンド 5:粒子 6:接着剤 10:母型 11:真空作業台 12:真空吸引孔 13:Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B24D 3/06 B24D 3/06 B (72)発明者 柳沢 真司 愛知県岡崎市舞木町字城山1−54 豊田バ ンモップス株式会社内 (72)発明者 藤井 辰雄 愛知県岡崎市舞木町字城山1−54 豊田バ ンモップス株式会社内 (72)発明者 北島 正人 愛知県岡崎市舞木町字城山1−54 豊田バ ンモップス株式会社内 (72)発明者 神谷 昭充 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 相馬 伸司 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 3C047 EE18 EE19 3C063 AB03 BA02 BB02 BC02 BH03 BH07 BH32 CC13 CC17 CC22 EE26 FF09 FF11 FF23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その外表面にダイヤモンド砥粒を固定した
    ダイヤモンド層と、芯金と、該芯金と前記ダイヤモンド
    層との間の結合層とからなるダイヤモンドロータリード
    レッサであって、前記結合層が、密に充填された粒子
    と、該粒子間に含浸させ、硬化された接着剤とにより形
    成されていることを特徴とするダイヤモンドロータリー
    ドレッサ。
  2. 【請求項2】前記結合層に充填される粒子は、縦弾性係
    数が接着剤より大きいことを特徴とする請求項1記載の
    ダイヤモンドロータリードレッサ。
  3. 【請求項3】前記結合層に充填される粒子は、体積%
    で、40%〜85%であることを特徴とする請求項1記
    載のダイヤモンドロータリードレッサ。
  4. 【請求項4】母型内周壁に充填法によりダイヤモンド砥
    粒を配置する工程と、 電気メッキにより母型内周壁にダイヤモンド砥粒を仮固
    定する工程と、 仮固定されていない余剰ダイヤモンド砥粒を除去する工
    程と、 電気メッキによりダイヤモンド砥粒が全て覆われるまで
    電鋳層で覆いダイヤモンド砥粒を固着する工程と、 前記ダイヤモンド砥粒が固着された母型の中心に芯金を
    挿入する工程と、 前記母型の中心に挿入した芯金との間に粒子を密に充填
    する工程と、前記粒子が充填された一側方から接着剤を
    供給し、負圧を利用して接着剤を粒子間に含浸させる工
    程と、 前記接着剤を硬化させる工程と、 前記接着剤が硬化した後母型を取り除く工程と、よりな
    ることを特徴とするダイヤモンドロータリドレッサの製
    造方法。
  5. 【請求項5】前記粒子が充填された一側方から接着剤を
    供給し、負圧を利用して接着剤を粒子間に含浸させる工
    程は、前記粒子が充填された一側方から接着剤を供給
    し、他の側方から真空吸引することにより接着剤を粒子
    間に含浸させることを特徴とする請求項4記載のダイヤ
    モンドロータリードレッサの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112757178A (zh) * 2021-01-14 2021-05-07 沈阳恒鹏商务服务有限公司 一种金刚石滚轮的上砂方法及金刚石滚轮

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112757178A (zh) * 2021-01-14 2021-05-07 沈阳恒鹏商务服务有限公司 一种金刚石滚轮的上砂方法及金刚石滚轮

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