JP2003265927A - 排ガス処理方法およびPAHs分解触媒体 - Google Patents

排ガス処理方法およびPAHs分解触媒体

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JP2003265927A JP2002072429A JP2002072429A JP2003265927A JP 2003265927 A JP2003265927 A JP 2003265927A JP 2002072429 A JP2002072429 A JP 2002072429A JP 2002072429 A JP2002072429 A JP 2002072429A JP 2003265927 A JP2003265927 A JP 2003265927A
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Katsuhiro Tokukura
勝浩 徳倉
Shuichi Yoshida
修一 吉田
Yuichi Ikeda
裕一 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】工場や廃棄物処理施設などの燃料排ガス系にお
ける、排ガスに含まれるPAHsを効果的に酸化分解す
る。 【解決手段】廃棄物などを焼却する流動床炉1の排ガス
を、媒体流動空気予熱器11、白煙防止予熱器12を経
て、集塵機2にてダストを除去し、スクラバ3でアルカ
リ薬品によってSOx、HClなど酸性ガス成分を除去
する。次いで、触媒反応に適した温度にまで熱交換器4
1、加熱炉42によって加熱し、触媒反応塔4に導入す
る。この触媒反応塔4では、内部に充填したセラミック
スハニカム部材からなるPAHs分解触媒体によって、
好ましくは200℃〜300℃で1〜15m/hの範囲
のAV値において、接触、酸化反応を行わせ、PAHs
成分を分解、除去する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ン排ガス、汚泥などの焼却炉の排ガスに含まれる多環芳
香族炭化水素(Polycyclic Aromatic Hydrocarbons:以
下、PAHsと略称する)を浄化するための排ガス処理
方法およびPAHs分解触媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】PAHsは、燃料が燃焼するときに発生
する環状構造を複数有する炭化水素系化学物質の総称で
あり、約50種が存在する大気汚染物質である。このP
AHsには、発ガン性を示すもの、あるいは発ガン性を
促進させるものが多く認められ、ベンゾ[a]ピレン、
ベンゾ[a]アントラセンは、ホルムアルデヒド、ポリ
塩化ビフェニール、カドミウムなどと同じグループAに
分類されている。また、その1種であるニトロ多環芳香
族炭化水素は、大気中やディーゼル車の排出物から検出
されている。
【0003】これらPAHsの主要な発生源は、工場や
廃棄物処理施設などの燃料排ガス系や、自動車の排ガス
系であると考えられている。そして、例えば廃棄物焼却
炉の場合、ダイオキシンの排出抑制のため燃焼温度の高
温化が進められているが、そのことが排ガス中のPAH
sの発生量を増加させるとして懸念されているものの、
現在のところ十分な技術的情報は得られていない。
【0004】また、排ガス中のダイオキシン類の分解除
去法に用いられるV−W/Ti系触媒の、これらPAH
sに対する除去効果を調査した研究論文などが見受けら
れるものの、現在のところPAHsに対する確実な除去
方法は確立されていない。従って何ら対策が施されるこ
となく、排ガスに含まれたまま大気に放出されているの
が現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、工場や廃棄物
処理施設などの燃料排ガス系における、排ガスに含まれ
るPAHsを効果的に酸化分解する排ガス処理方法およ
びPAHs分解触媒体を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、第1発明
であるところの、多環芳香族炭化水素(以下、PAHs
と略称する)を含む排ガスを集塵機でダストを除去した
後、PAHs分解触媒を担持したセラミックス部材から
なるPAHs分解触媒体を充填した反応塔に導入して、
前記PAHsを分解することを特徴とする本発明の排ガ
ス処理方法によって、解決することができる。
【0007】また、上記の問題は、第2発明であるとこ
ろのPAHs分解触媒体によっても解決される。このP
AHs分解触媒体は、第1発明の排ガス処理方法に用い
られるPAHs分解触媒体であって、Pt、Pdの金属
または酸化物の1種またはそれらの組み合わせた触媒成
分からなるPAHs分解触媒、または同触媒成分をSi
2 、TiO2 の1種または2種からなる担体に担持さ
せたPAHs分解触媒を、貫通ガス流路の相当直径が2
mm〜10mm、開口率が50%〜95%のセラミック
ハニカム部材の貫通ガス流路内壁に担持させたことを特
徴とするものである。
【0008】この第2発明のPAHs分解触媒体は、以
下の形態、またはそれらを組み合わせたものとして具体
化される。 1)前記TiO2 がアナターゼ型結晶構造を有し、その
比表面積が50〜300m2 /gである形態。 2)前記SiO2 、TiO2 がSiO2−TiO2型複合
酸化物であり、その比表面積が50〜300m2 /gで
ある形態。 3)触媒成分Pt、Pdの合量が金属換算で前記セラミ
ックハニカム部材の単位体積当たり0.5〜2kg/m
3 である形態。 4)セラミックハニカム部材がムライト質またはコージ
ライト質である形態。
【0009】また、第1発明の排ガス処理方法は、以下
の形態、またはそれらを組み合わせたものとして具体化
される。 1)150〜500℃の温度下で排ガスを、前記したP
AHs分解触媒体に通過させ、排ガス中のPAHsを分
解する形態。 2)AV値が1〜15m/hの範囲で排ガス中のPAH
sを分解する形態。 3)アルカリを用いて排ガス中のHCl、SOxを除去
した後、PAHsを分解する形態。 4)排ガスが汚泥焼却炉またはディーゼルエンジンから
発生する排ガスである形態。 5)集塵機で排ガス中のダストを除去し、アルカリを用
いた排煙処理塔でHCl、SOxを除去した後、加熱、
昇温した後、PAHs分解触媒体を充填した反応塔に導
入して、PAHsを分解する形態。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の排ガス処理方法お
よびPAHs分解触媒体に係る実施形態について、図1
〜4を参照しながら説明する。 (第1発明)本願第1発明の排ガス処理方法の特徴は、
例えば、汚泥焼却炉またはディーゼルエンジンから発生
するPAHsを含む排ガスを、集塵機でダストを除去し
た後、後述するようなPAHs分解触媒を担持したセラ
ミックス部材からなるPAHs分解触媒体を充填した反
応塔に導入して、触媒反応させて、排ガス中のPAHs
の分解・除去を行う点にある。
【0011】この排ガス処理方法が適用される排ガス処
理施設のフローを示す図1を参照して詳述すると、廃棄
物などを焼却する流動床炉1の排ガスは、媒体流動空気
予熱器11、白煙防止予熱器12を経て、集塵機2にて
ダストが除去され、次いでスクラバ3でアルカリ薬品に
よってSOx、HClなど有害な酸性ガス成分を除去す
る薬品処理が行われる。酸性ガス成分を除去したガス
は、かなり温度が下がっているので後段の触媒反応に適
した下記温度にまで熱交換器41、加熱炉42によって
加熱、昇温され、触媒反応塔4に導入される。
【0012】この触媒反応塔4では、内部には、好まし
くは後記するようなPAHs分解触媒とセラミックスハ
ニカム部材とからなるPAHs分解触媒体が充填されて
いて、被処理ガスを150〜500℃の温度域で、好ま
しくは、200℃〜300℃で1〜15m/hの範囲の
AV値において、接触、酸化反応を行わせる。
【0013】この結果、本発明によれば、被処理ガス中
のPAHs成分濃度(16種類)は、入口では2350
〜5450(ng/m3 N)であったものが、出口では1
03〜531(ng/m3 N)まで減少した排ガスとし
て、煙突5から大気に排出されるようになるのである。
以上の説明は廃棄物などを焼却する流動床炉のみなら
ず、ディーゼルエンジンの排ガスに適用されるのは言う
までもない。
【0014】(第2発明)ここで、上記第1発明の排ガ
ス処理方法に用いられる第2発明のPAHs分解触媒体
について説明する。先ず、この第2発明の特徴は、PA
Hs分解触媒として、(1)Pt、Pdの金属または酸
化物の1種またはそれらを組み合わせた触媒成分からな
るPAHs分解触媒、(2)同触媒成分をSiO2 、T
iO2 の1種または2種からなる担体に担持させたPA
Hs分解触媒、のいずれかのPAHs分解触媒を貫通ガ
ス流路の相当直径が2mm〜10mm、開口率が50%
〜95%のセラミックハニカム部材のその貫通ガス流路
内壁に担持させた点にある。
【0015】ここで、触媒性能を発揮するPAHs分解
触媒について説明すると、触媒成分としてPtとPdの
金属およびPtとPdの酸化物から選択される1種また
はそれら2種以上の組合せを選択する。そして、(1)
これら触媒成分だけでPAHs分解触媒を構成してもよ
いが、(2)SiO2 、TiO2 の1種または2種から
なるセラミックス材料からなる担体に担持させた状態の
PAHs分解触媒を構成するのがより好ましい。
【0016】このような、触媒成分Pt、Pdと、セラ
ミックス材料からなる担体との組合せになるPAHs分
解触媒を構成する最も一般的方法は、SiO2 、TiO2
などセラミックス材料の粉末あるいは多孔質焼結体に、
Pt塩、Pd塩から選択した組合せの水溶液を含浸させ
た後、加熱分解してPt、Pdを前記セラミックス材料
の表面に析出させる方法である。
【0017】さらに、触媒成分をより微粒としセラミッ
クス材料により均質に分散させる方法としては、Pt、
Pdの塩化白金酸、塩化パラジウムなどの塩と、Si、
Tiなどの有機化合物、有機結合剤、例えばアルコキシ
ド誘導体をLグリシンとともに、メタノールのような溶
媒中で反応させることにより、Pt、Pd、Si、Ti
などを分子内に含む有機金属化合物を合成して、これを
加熱分解すればPt、Pd、Si、Tiそれぞれの成分
の微粒子が均一に混合して組み合わされた、高活性化さ
れた触媒組成物を得る方法も採用される。
【0018】本発明においては、Pt、Pd、Si、T
i各成分の組合せにおいて、Pt、Pd成分は、その金
属として換算した合計重量で、Si、Ti成分合量の
0.1%〜1%とするのが好ましく、より好ましくは
0.2%〜0.7%である。また、Si、Ti各成分
は、酸化物形態で、SiO2/TiO2=0.15以下
(モル比)に設定するのが好ましい。
【0019】この場合、前記TiO2 としてアナターゼ
型結晶構造を有し、その比表面積が50〜300m2
g、好ましくは50〜150m2/gである微粒子を採
用したり、さらには前記担体がSiO2−TiO2型複合
酸化物であり、その比表面積が50〜300m2 /g、
好ましくは50〜150m2/gである微粒子を採用す
ると、PAHsの分解効率が向上するうえ、500℃以
下の低温域での触媒活性が高く、高温時に生じ易い排ガ
ス中のダイオキシンの再合成が避けられるなどの利点が
ある。
【0020】次に、上記PAHs分解触媒を担持するハ
ニカムセラミックス部材の実施形態を、図2によって説
明する。本発明で推奨されるハニカムセラミックス部材
6は、図2に例示するように、対向する両面に多数の開
口を設けて(裏面は隠れて表示されない)、内部に多数
の貫通ガス流路61を並行、貫通させた耐熱性、耐食性
に優れた燒結コージライト質や同ムライト質のセラミッ
クスで構成され、この貫通ガス流路61内壁に上記PA
Hs分解触媒が担持されて、本発明のPAHs分解触媒
体が得られる。
【0021】そして、この場合、被処理ガスを通過させ
る際の通気抵抗を低くするとともに、前記担持したPA
Hs分解触媒との十分な接触を可能とするために、その
貫通ガス流路の相当直径は2mm〜10mm、開口率は
50%〜95%に設定しておくのが重要である。また、
この場合、触媒成分Pt、Pdの合量が金属換算で前記
ハニカムセラミック部材6の単位体積当たり0.5〜2
kg/m3 になるよう担持させるのが好ましい。
【0022】また、先に説明したPAHs分解触媒を前
記貫通ガス流路61の内壁に担持させるには、図3に概
念的に表示するように、前記貫通ガス流路61の内壁面
62の表面に分解触媒層7を形成するよう、塗布あるい
は浸漬することによってコーティングすれば製作され
る。かくして得られる分解触媒層7は、前記SiO2
TiO2などセラミックス粒子71(白抜きで表示)間
の気孔内に、Pt、Pdなどの前記触媒微粒子72(塗
りつぶしで表示)が分散して含有しているので、触媒反
応に寄与する比表面積が大きく、高活性なPAHs分解
触媒体となるのである。
【0023】また、図4に示すように、前記貫通ガス流
路の内壁面62の表面に、先ずSiO2 、TiO2などセ
ラミックス粒子71(白抜きで表示)のセラミック層を
形成し、さらにその表面にPt、Pdなどの前記触媒微
粒子72(塗りつぶしで表示)をコートして分解触媒層
7を形成すれば、触媒反応に寄与する比表面積がより大
きくなり好ましいものとなる。
【0024】かくして、被処理ガスは、ハニカムセラミ
ックス部材6の貫通ガス流路61を通過する際に分解触
媒層7と接触して、PAHs成分を分解除去できるので
あるが、適度なサイズの貫通ガス流路61を通過するの
で、ペレット法に比較してガスの流れは通気抵抗を受け
ることが少ないから、時間当たり処理ガス量を大きく設
定でき、設備のコンパクト化が図れるなどの利点があ
る。また、排ガス中のダストや酸性ガス成分は、あらか
じめ除去しておくことができるので、PAHs分解触媒
が劣化することなく長期間使用できるなどの利点が得ら
れる。
【0025】
【実施例】図5に示す焼却処理設備による実施例につい
て説明する。この実施例では、流動炉で焼却した汚泥の
排ガスをガス冷却塔を通じた後、バグフィルタによるダ
スト除去、および排煙処理塔による酸性ガス除去を行
い、最終的に触媒反応塔でPAHs成分を除去するよう
構成した焼却処理設備を用いて本発明の効果を確認し
た。
【0026】使用したPAHs分解触媒体は、Pt成分
量がTiO2成分量の0.2%であるPt/TiO2
し、この触媒体を担持させた、目開きが4mmピッチの
150角×500長のコージライト製ハニカムセラミッ
クス部材を12本、触媒反応塔に充填した。そして、こ
の触媒入口温度を250℃になるようにコントロールし
て、下記16種類のPAHs成分の分解率を測定した。
その結果、分解率として90〜96%の測定結果が得ら
れ、その効果が確認できた。
【0027】試験対象のPHAsとしては、次ぎの16
種類について測定した。16種類とは、ナフタレン、ア
セナフチレン、アセナフテン、フルオレン、フェナント
レン、アントラセン、フルオランテン、ピレン、ベンゾ
[a]アントラセン、クリセン、ベンゾ[b]フルオラ
ンテン、ベンゾ[k]フルオランテン、ベンゾ[a]ピ
レン、インデノ[1、2,3―cd]ピレン、ベンゾ
[g,h,i]ペリレン、ジベンゾ[a,h]アントラ
センである。
【0028】
【発明の効果】本発明の排ガス処理方法およびPAHs
分解触媒体は、以上説明したように構成されているの
で、工場や廃棄物処理施設などの焼却炉あるいはディー
ゼルエンジンのような燃料排ガス系における、排ガスに
含まれるPAHsを効果的に酸化分解することができる
ので、PAHsによる大気汚染を抑制する実用的な手段
を初めて提供できるという点で、その技術的価値が大で
あるうえ、本発明では、触媒体の通気抵抗が低いので処
理能力が大きく設定でき、また処理排ガス中のダストや
酸性ガスをあらかじめ除去するので、PAHs分解触媒
が長期間使用でき、設備の運転効率が高くなるという優
れた効果がある。よって本発明は、従来の問題点を解消
した排ガス処理方法およびPAHs分解触媒体として、
実用的価値がきわめて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1発明の実施形態を説明するための処理
施設のフロー略図。
【図2】第2発明のセラミックスハニカム部材を示す斜
視図。
【図3】第2発明における分解触媒層の1態様を示す断
面概念図。
【図4】第2発明における分解触媒層の他の態様を示す
断面概念図。
【図5】本発明の実施例を説明するための処理施設のフ
ロー略図。
【符号の説明】
1 流動床炉、11 媒体流動空気予熱器、12 白煙
防止予熱器、2 集塵機、3 スクラバ、4 触媒反応
塔、41 熱交換器、42 加熱炉、5 煙突。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23J 15/00 F23J 15/00 H (72)発明者 池田 裕一 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 Fターム(参考) 3G091 AA18 AB01 BA01 GA06 GB06W GB07W GB10X GB17X 3K070 DA01 DA26 4D048 AA18 AB01 AB03 BA06Y BA07X BA10X BA30X BA31Y BA41X BA42Y BB02 BB17 CC38 CD02 CD03 CD05 CD08 DA03 DA06 4G069 AA03 BA02A BA04A BA04B BA13A BA13B BA20A BB02A BB02B BC72A BC75A BC75B CA02 CA03 CA04 CA07 CA10 CA15 EA19 EB12X EB12Y EC02X EC02Y EC03X EC03Y FC08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多環芳香族炭化水素(以下、PAHsと
    略称する)を含む排ガスを集塵機でダストを除去した
    後、PAHs分解触媒を担持したセラミックス部材から
    なるPAHs分解触媒体を充填した反応塔に導入して、
    前記PAHsを分解することを特徴とする排ガス処理方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の排ガス処理方法に用いら
    れるPAHs分解触媒体であって、Pt、Pdの金属ま
    たは酸化物の1種またはそれらの組み合わせた触媒成分
    からなるPAHs分解触媒、または同触媒成分をSiO
    2 、TiO2 の1種または2種からなる担体に担持させ
    たPAHs分解触媒を、貫通ガス流路の相当直径が2m
    m〜10mm、開口率が50%〜95%のセラミックハ
    ニカム部材の貫通ガス流路内壁に担持させたことを特徴
    とするPAHs分解触媒体。
  3. 【請求項3】前記TiO2 がアナターゼ型結晶構造を有
    し、その比表面積が50〜300m2 /gである請求項
    2に記載のPAHs分解触媒体。
  4. 【請求項4】前記SiO2 、TiO2 がSiO2−TiO
    2型複合酸化物であり、その比表面積が50〜300m2
    /gである請求項2に記載のPAHs分解触媒体。
  5. 【請求項5】触媒成分Pt、Pdの合量が金属換算で前
    記セラミックハニカム部材の単位体積当たり0.5〜2
    kg/m3 である請求項2〜4のいずれかに記載のPA
    Hs分解触媒体。
  6. 【請求項6】セラミックハニカム部材がムライト質また
    はコージライト質である請求項2または5に記載のPA
    Hs分解触媒体。
  7. 【請求項7】150〜500℃の温度下で排ガスを、請
    求項2〜6のいずれかに記載のPAHs分解触媒体に通
    過させ、排ガス中のPAHsを分解する請求項1に記載
    の排ガス処理方法。
  8. 【請求項8】AV値が1〜15m/hの範囲で排ガス中
    のPAHsを分解する請求項7に記載の排ガス処理方
    法。
  9. 【請求項9】アルカリを用いて排ガス中のHCl、SO
    xを除去した後、PAHsを分解する請求項7または8
    に記載の排ガス処理方法。
  10. 【請求項10】排ガスが汚泥焼却炉またはディーゼルエ
    ンジンから発生する排ガスである請求項7または8また
    は9に記載の排ガス処理方法。
  11. 【請求項11】集塵機で排ガス中のダストを除去し、ア
    ルカリを用いた排煙処理塔でHCl、SOxを除去した
    後、加熱、昇温した後、PAHs分解触媒体を充填した
    反応塔に導入して、PAHsを分解する請求項10に記
    載の排ガス処理方法。
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