JP2003265665A - 分析システム - Google Patents

分析システム

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JP2003265665A
JP2003265665A JP2003004743A JP2003004743A JP2003265665A JP 2003265665 A JP2003265665 A JP 2003265665A JP 2003004743 A JP2003004743 A JP 2003004743A JP 2003004743 A JP2003004743 A JP 2003004743A JP 2003265665 A JP2003265665 A JP 2003265665A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、放出される球体、打球等の速度、
又は打撃時のバットスイング等の軌道等を算出すること
ができるとともに、算出結果を視覚的に表示できる分析
システムを提供する。 【解決手段】 本発明の分析システムは、球体rを検出
して球体rの情報を分析するシステムであって、球体r
が通過する領域に配置され、球体の通過を検出するとと
もに球体が通過した際の球体の位置画像を撮像してその
検出結果を伝送する第1及び第2の検出手段18、19
と、検出結果に基づいて球体の情報を生成する球体情報
生成手段と、を備えている。また、光源を照射する光源
照射手段51を備えている打撃手段26と、光源照射手
段51により照射された光源の軌道を検出して検出結果
を伝送する検出手段32と、検出結果に基づいて、打撃
手段26の情報を生成するスイング情報生成手段と、ス
イング情報生成手段で生成した情報を表示する画像表示
手段33と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球体を検知し、そ
の検知情報に基づいて物体の軌道を分析する分析システ
ムに関し、例えばバッティングセンタ等における打球の
軌道分析及びバッティングにおけるバッドの軌道分析シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、バッティングセンタ(打撃練習
場)とは、ピッチングマシンから球体が放出され、その
球体を打撃領域(以下、「打席」という。)にて打つ練
習を行う場所である。バッティングセンタは、球体の速
度によって、複数の打席に区分けされており、利用者は
自分の練習したい球体の速度で打撃練習を行うことがで
きる。
【0003】また、練習場の周りは球体が外へ飛び出さ
ないように防護ネットで取り囲まれている。練習場は、
利用者の打球の飛球軌道がある程度まで観察(視察)で
きるような広さに設計されている。したがって、利用者
は、通常、その観察で得た視覚的評価を次のボールに加
味して練習を重ねることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記バッティ
ングセンタにおいては、自己の打球の飛球軌道を完全に
観察することができないという問題点があった。
【0005】また、通常は、自らの打撃結果を分析した
り、理想的な打撃と比較したりすることなく、単に主観
的に評価するだけであるため、なかなか上達しないとい
う問題点があった。
【0006】更に、単に投球された球を打つのみである
ので、ゲーム性に乏しく、飽きやすい。
【0007】そこで、本発明は、放出される球体、打球
の速度、又は打撃時のバットスイングの軌道等を算出す
ることができるとともに、算出結果を視覚的に表示でき
る分析システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0009】本発明は、球体(r)を検出して前記球体
の情報を分析するシステムであって、前記球体が通過す
る領域に配置され、前記球体の通過を検出するととも
に、前記球体が通過した際の球体の位置画像を撮像して
その検出結果を伝送する第1及び第2の検出手段(1
8、19)と、前記検出結果に基づいて前記球体の情報
を生成する球体情報生成手段と、を具備することを特徴
とする。また、前記情報が少なくとも球体の速度情報、
飛距離情報、飛球の方向情報のいずれかを有しているこ
とを特徴とする。
【0010】また、本発明は、球体を検出して前記球体
の情報を分析するシステムであって、前記球体が通過す
る領域に配置され、前記球体の位置画像を連続的に撮像
してその撮像結果を伝送する撮像手段(87、88、9
2)と、前記撮像結果に基づいて前記球体の情報を生成
する球体情報生成手段と、を具備することを特徴とす
る。
【0011】これらの発明によれば、容易に、ピッチン
グマシンから投球される球体の球種、速度、及び利用者
が打撃によって放たれた球体の飛距離、方向等を分析す
ることができる。
【0012】本発明は、前記球体情報生成手段により生
成された情報を表示するための表示手段(11)を具備
することを特徴とする。
【0013】この発明によれば、例えば、打撃練習であ
れば、投球された球体や打球、打球の飛距離、方向等を
視覚で確認することができる。
【0014】本発明は、前記球体情報生成手段により生
成された球体の情報に基づいて、予め与えられた情報と
比較を行い、前記球体に対して判定を行う判定手段を備
えていることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、例えば、打撃練習であ
れば、実際の野球場を表示することにより、実際にどの
くらい飛距離が出るとともに、どの辺に打球が飛んだか
を確認できることは勿論のこと、予め野手等の守備範囲
等に情報を与えておくことにより、打球がヒットなのか
アウトなのかホームランなのかが判定されるので実践の
野球に近い感覚で練習することができる。
【0016】本発明は、光源を照射する光源照射手段
(51)を備えている打撃手段(25a)と、前記光源
照射手段により照射された光源の軌道を検出して検出結
果を伝送する検出手段(32)と、前記結果に基づい
て、前記打撃手段の情報を生成するスイング情報生成手
段と、前記スイング情報生成手段で生成した情報を表示
する画像表示手段(33)と、を具備することを特徴と
する。また、前記情報が、スイングスピード、スイング
角度、インパクト位置、及びスイング軌道から構成され
ることを特徴とする。
【0017】これらの発明によれば、自分のスイングス
ピード、スイング角度、インパクト位置、及びスイング
軌道がわかるとともに、自分の認識している球体と実際
の球体とのずれを理解することができる。また、自分が
ずれを認識することにより、そのずれを修正することが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】―第1の実施形態― 以下、本発明である分析システムに係る第1の実施形態
について詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の分析システムを備えている
練習場である。
【0020】図示のように、練習場1は所定領域の広さ
を有するフィールド5を備えている。フィールド5の外
周の一部には、その外周に沿って、複数の打席7、7・・
・7を備えている。各打席7は打席7の両側方を保護網
8、8・・・8によって仕切っている。また、各打席7は
独立している。また、各打席7に対応するように、フィ
ールドの中央近傍の所定位置には、ピッチングマシン1
0、10・・・10と、表示部を有する第1の表示装置1
1、11・・・11と、を備えている。ピッチングマシン
10は各打席7に向かって球体rを放出する。第1の表
示装置11は、打席7と対向するように設け、利用者の
打撃内容等を表示する。
【0021】各打席7は、バッターボックス7aと、そ
のバッターボックス7aに隣接するように本塁(以下、
「ホームベース7b」という。)と、を備えている。ホ
ームベース7bは、ピッチングマシン10から放出され
る球体rに対して幅方向のストライクの範囲を表すもの
である。またバッターボックス7aは、球体rに対して
ホームベース7bの左右に備えている。バッターボック
ス7aは、打者(利用者)が球体rを打つための領域
(定位置)である。このようにバッターボックス7aは
左右両方に備えていた方が便利であるが、そのための領
域を広くとる必要があるので、各打席7には、左右どち
らか一方のバッターボックス7aのみを備えることが好
ましい。
【0022】また、打席7の外部にはピッチングマシン
10を起動するための、例えば、ICカードを販売する
ための販売装置12を備えている。
【0023】また、打席7に対してフィールド5の側方
及び遠方には防護ネット13を備えている。また、フィ
ールド5の上部にも図示はしていないが防護ネットを備
え、フィールド5全体を覆っている。この防護ネット1
3は、各打席7から打ち放たれた球体rがフィールド5
の外へ飛び出さないようにするためのものである。
【0024】図2は分析システムが備えられている具体
的な実施例を示し、図1のAの拡大図である。
【0025】図示のように、打席7の後方には、ピッチ
ングマシン10から放出する球体rを受けるためのネッ
ト15を備えている。また、このネット裏には、ピッチ
ングマシン10等を起動させるためのICカード読み取
り装置16を備えている。例えば、このICカード読み
取り装置16に使用されるICカードは、初回は所定の
金額が課金されており、残数が0になるまで使用でき
る。また、残数が0になっても課金することができ、何
度でも再使用可能である。また、使用回数や使用金額に
応じてポイントを付加し、サービスを提供することもで
きる。
【0026】また、本実施形態においては、ピッチング
マシン10を起動させるための装置としてICカード読
み取り装置16を使用しているが、通常、バッティング
センタで使用されているようなコイン投入型の装置を使
用してもよい。また、磁気カード読み取り装置等を使用
してもよい。なお、磁気カード(プリペイドカード)と
は、所定の金額を使い切ったら課金することはできな
い、使い捨てカードである。
【0027】ピッチングマシン10は、放出する球体r
を支持するための支持台20と、この支持台20から球
体rを供給し、その供給した球体rを放出するためのア
ーム21aを有するマシン本体21と、そのマシン本体
21を支持するための支持台22と、その支持台22を
上下移動可能に連結している軸23と、その軸23を支
持するための機台24と、を備えている。
【0028】また、ピッチングマシン10と打席7との
間には第1の分析システム17を備えている。また、利
用者25とホームベース7bを介して対向するように、
第2の分析システム31を備えている。
【0029】図3は第1及び第2の分析システムの具体
的な構成を示し、図3(a)は平面図、図3(b)は正
面図を示す。
【0030】第1の分析システム17は、球体rの速度
や打球の軌道や方向等を検出するために備えている。第
1の分析システム17は、第1の検出装置18と第2の
検出装置19と制御装置30とを備えている。
【0031】第1の検出装置18は、ピッチングマシン
10と打席7間の打席近傍に備えている。第1の検出装
置18は、利用者25がスイングをした際にバット25
aの先端が届かない程度の間隔をおいて設けている。ま
た、第2の検出装置19は、ピッチングマシン側に第1
の検出装置18と一定の間隔をおいて備えている。
【0032】また、第1及び第2の検出装置18、19
の間隔は、ボールの横切る時間等を考慮して決定する。
また、第1及び第2の検出装置18、19は、ピッチン
グマシン10と打席7との間に、球体rと対向するよう
に地面から垂直に備えている。
【0033】第1の検出装置18及び第2の検出装置1
9は、球体rの通過を検知するためのエリアセンサ2
6、28と球体rがエリアセンサ26、28を通過した
時の画像を撮像するためのカメラ27、27aとを備え
ている。エリアセンサ26、28は、光源26a、28
aを放出するためのLED発光素子26b、28bと、
その光源26a、28aを受光するための受光素子26
c、28cと、を備えている。LED発光素子26b、
28bと受光素子26c、28cとは、例えば上下、左
右の支持体から形成される矩形状の支持枠29、29a
の内側上下に備えている。例えば、上側の支持体にはL
ED発光素子26b、下側の支持体には受光素子26c
を備えている。このLED発光素子26bと受光素子2
6cとは上下反対に備えてもよい。上側又は下側の支持
体に備えている各素子26b、26cは、それぞれ一定
の間隔で複数設けられている。この間隔は、球体rの少
なくとも直径以下である。また、この支持枠29、29
aは、少なくとも打席7において利用者25が球体rを
打撃した際に飛球する球体rがこの支持枠内を通過する
範囲の大きさに設定される。
【0034】また、このエリアセンサ26は地面と水平
方向に複数備えても構わない。その場合は、LED発光
素子26b、28bと受光素子26c、28cは、例え
ば上下、左右の支持体から形成される矩形状の支持枠2
9、29aの内側左右に備えられる。
【0035】また、各エリアセンサ26、28の受光素
子26c、28cには制御装置30を介してカメラ2
7、27aが連動して備えられている。例えば、エリア
センサ26、28を球体rが通過すると、受光素子26
c、28cはLED発光素子26b、28bから放出さ
れた光源26a、28aを受光できなくなるため、受光
素子26c、28cからパルス信号が発信される。この
パルス信号は制御装置30に伝送される。また、その信
号により制御装置30によりカメラ27、27aが駆動
して球体r通過時の位置画像が撮像される。
【0036】また、制御装置30は、上記第1の検出装
置18と第2の検出装置19と連動しているカメラ2
7、27aにより撮像された球体の位置画像から球体r
の軌道等を検出し、その検出結果に基づいて球体rの情
報を生成する球体情報生成手段を備えている。球体情報
生成手段は、具体的には、第1の検出装置18と第2の
検出装置19とにおいて、球体rが通過した際に発信さ
れたパルス信号の時間差分から球体rの速度を算出す
る。また、第1の検出装置18と第2の検出装置19と
において、球体rが通過した際に発信されたパルス信号
により駆動されたカメラ27、27aによって撮像され
た球体rの位置画像に基づいて、打球の飛距離や方向を
算出する。
【0037】また、第2の分析システム31は、センサ
51と、第3の検出装置32と、制御装置30とを備え
ている。センサ51は光源等の信号を発信(照射)する
光源照射手段としての素子であり、打撃手段としてのバ
ット25aの先端部に備える。
【0038】第3の検出装置32は、バットスイングの
軌道を検出するために備える。この第3の検出装置32
は、利用者25とホームベース7bを介して対向する位
置に備える。また、第3の検出装置32は、バット25
aの先端部に備えているセンサ51から発信される信号
(光源等)を検知する機能を有するカメラ52を備えて
いる。カメラ52は利用者25のスイング映像を撮像す
るとともに、バット25aの先端部に設けられているセ
ンサ51から発信される信号を検出する。また、この第
3の検出装置32(カメラ52)は制御装置30に接続
されている。
【0039】制御装置30は、上記第3の検出装置32
としてのカメラ52により撮像された映像及び検出され
た信号からバットスイングの軌道を解析し、その情報を
生成する。具体的には、検出された信号からバットスイ
ングの軌道を算出するとともに、理想的なバットスイン
グの軌道を算出する。また、生成される情報はスイング
軌道に限られず、例えば、スイングスピード、スイング
角度、球体rとのインパクト位置、等も算出され情報デ
ータとして生成される。
【0040】更に、第1〜第3の検出装置18、19、
32により算出された打撃時のバットスイングの軌道や
球体の軌道(打撃時の飛球の飛距離、方向、その際の球
速等)を表示するための表示装置11、33を備える。
表示装置は、ピッチングマシン近傍に打席7と対向する
ように備えている第1の表示装置11と、第3の検出装
置32と隣接し利用者25とホームベース7bを介して
備えられている第2の表示装置33と、を備えている。
【0041】図4は第1の表示装置に表示される具体例
を示し、図5は第2の表示装置に表示される具体例を示
す。
【0042】第1の表示装置11は、表示部40を備え
る。表示部40は、第1及び第2の検出装置18、19
により通過する球体rを検出し、その検出した球体rの
もつ情報を分析(算出)し、算出した球体rの速度や打
球の飛距離や方向等の情報データを表示する。また、図
4に示すように、第1の表示装置11は、野球の球場3
9a及び野手の守備範囲Xを示す画像39を表示すると
ともに、上記算出した情報データに基づいて、予め守備
範囲の情報データが与えられ、算出した情報データと守
備範囲情報データとを比較し、球体rの打球の方向や落
下位置等を制御装置30により算出し、算出したデータ
を第1の表示装置11に伝送し、表示部40により表示
する。また、その位置等に応じてシングルヒット、二塁
打、三塁打、本塁打等の判定を行い、表示する。この判
定を行うための判定手段は、制御装置30により行われ
る。判定手段により判定された結果の情報が第1の表示
装置11に伝送され、表示部40により表示される。ま
た、投手の投球フォームなども表示できる。また、各々
の表示をおこなうための切換手段としての切換機能を備
えている。表示の切換は制御部により制御する。具体的
には、ピッチングマシン10から球体rを放出するまで
は、投手の投球フォームと同期させ表示部11にその投
球フォームを表示する。ピッチングマシン10から球体
rが放出され、顧客がその球体rを打つと表示部11に
よる表示を野球の球場39a及び野手の守備範囲Xを示
す画像39(図4参照)に切換て表示する。
【0043】また、表示部40は、図4に示すように、
項目40a、40a・・・40aと、カウンタ40b、4
0b・・・40bと、チェック欄40c、40c・・・40c
とを備えている。項目は、例えば、ヒット率(打率)
と、得点と、シングルヒットと、二塁打と、三塁打と、
本塁打と、ファウルと、アウト等に分けられる。また、
利用者の打撃によって該当する項目のチェック欄40c
がフラッシュする。更に、カウンタ40bは、利用者の
打撃によって該当する項目の数値をカウント又は算出し
て、表示する。また、ピッチングマシン10から放出さ
れた球体rの速度やコース等を表示部40に表示すると
なおよい。
【0044】第2の表示装置33は、通常、野球の球場
39a及び野手の守備範囲Xを示す画像39を表示す
る。また、第3の検出装置32により検出され、算出さ
れたバットスイングの軌道Y等の情報データを表示する
こともできる。第2の表示装置33は画面の表示の切換
機能を備えており、顧客の要求に応じて表示できる。
【0045】例えばバッティングフォームを見たい場合
は、図5に示すように、第2の表示装置33に、算出さ
れた利用者25のスイングの軌道Yを、利用者25のバ
ットスイングの映像とともに表示する。その際、理想の
スイング軌道Zを一緒に表示したり、理想のスイングか
ら分析したアドバイスを表示したりするようにしてもよ
い。
【0046】また、分析システムの制御回路は図6に示
されており、分析システムの動作形態は図7に示されて
いる。図7に示す動作形態にしたがって、本システムの
制御について説明する。なお、分かり易いように処理に
使用される装置等の符号を付することにするが、この形
態に限定されるものではない。
【0047】まず、ICカードをICカード読み取り装
置16に挿入すると、(ステップS101)、ICカー
ドに記録された課金情報を読み取るとともに、所定の料
金が課金情報から読み取られ、残数がICカードに記録
されるとともに、検出信号を制御装置30に送信する。
この送信によりピッチングマシン10が起動する(ステ
ップS102)。また、動作形態に関するプログラム等
のデータ51はROM52に記録されている。
【0048】ピッチングマシン10が起動すると、一定
の間隔で球体rが放出される。放出された球体rは、第
2の検出装置19、第1の検出装置18の順に通過して
利用者25へ投球される。第1及び第2の検出装置1
8、19を球体rが通過するとエリアセンサ26、28
を横切るため、各受光素子28c、26cから1回目の
パルス信号(1stパルス信号)が発信される(ステッ
プS103)。このパルス信号は、ピッチングマシン1
0から球体rが放出されたことを示す。制御装置30
は、各受光素子28c、26cから発信されたパルス信
号により、球体rが第1及び第2の検出装置間を通過し
た時間差分のみを検出し、その検出結果に基づいて速度
を算出する(ステップS104)。算出された速度デー
タは、処理用のRAM56に送られ、バッファ回路57
を介して表示装置11に送られ、速度(球速)が表示さ
れる(ステップS105)。その際、球体rのコース
(方向)も速度と同様に表示するようにしてもよい。
【0049】また、ピッチングマシン10から放出され
た球体rが、最初の検出装置(第2の検出装置19)を
通過した時に受光素子28cから発生するパルス信号に
より制御装置30を介して、第3の検出装置32が駆動
状態となる。
【0050】また、球体rが利用者25により打撃され
ると、打撃した球体rは第1の検出装置18、第2の検
出装置19の順に通過して飛球する。その場合は、第1
の検出装置18を通過した時に、受光素子26cから2
回目のパルス信号(2ndパルス信号)が発信される
(ステップS106)。このパルス信号は、放出された
球体rを利用者25が打撃したことを示す。即ち、1回
目のパルス信号は発信された後、一定時間経過しても2
回目のパルス信号が発信されない場合は、その後の処理
は行われず、ステップS102の次の処理に戻る。2回
目のパルス信号が発信すると、制御装置30は、受光素
子26cから発信されたパルス信号により第1カメラ2
7が駆動する。更に、第2の検出装置19を通過した時
に、受光素子28cからパルス信号が発信される。制御
装置30は、受光素子28cから発信されたパルス信号
により第2カメラ27aが駆動する。第1及び第2カメ
ラ27、27aにより球体rの位置画像が撮像される。
撮像された位置画像データに基づいて、制御装置30に
より、球体rの軌道等を解析する(ステップS10
7)。具体的には、まず、第1の検出装置18と第2の
検出装置19とを通過した時間差分から打球の速度を算
出する。また、第1の検出装置18と第2の検出装置1
9により撮像された球体rの位置画像データと、上記打
球の速度とに基づいて、打球の飛距離や方向を算出す
る。
【0051】また、第2の検出装置19を球体rが通過
することにより発信されるパルス信号により、第3の検
出装置32としてのカメラ52が駆動する。カメラ52
により利用者25のスイングが撮像される。また、バッ
ト25aの先端部に有するセンサ51から発信される信
号をカメラ52が検知する。検知された情報データは、
制御装置30によりスイング軌道を算出するとともに、
球体に対する理想のスイング軌道を算出する(ステップ
S108)。
【0052】算出された情報データ(打球の飛距離デー
タや方向データ、又はスイング起動データ等)は、処理
用のRAM56に送られ、バッファ回路57を介して、
表示装置11、33に送られ、表示される(ステップS
109)。
【0053】また、上記過程において、ゲーム性をもた
せるために予め対戦投手や球場等のデータをデータベー
ス等に格納しておき、利用者が選択することにより、選
択した対戦投手や球場等を第1の表示装置11に表示す
るようにしてもよい。その際は、ピッチングマシン10
の駆動と対戦投手の画像の動きとが一致するように表示
するとよい。また、対戦投手の画像は球体rがピッチン
グマシン10から放出されると、球場等の画像に切り替
わるようにするとよい。その際は、図4に示すように、
予め格納されたデータと、利用者25が打撃した球体r
の情報データに基づいて落下点等を算出し、予め定めら
れた野手の守備範囲を考慮して判定が行われ、具体的な
表示(例えば、ヒットやホームラン、アウト等)を行う
ようにすることが好ましい。判定は、制御装置30によ
り算出された情報データに基づいて、予め与えられてい
る野手の守備範囲データと比較を行うことにより、処理
される。
【0054】また、ピッチングマシン10から放出され
た球体を利用者が見逃したり、空振りしたら、第1及び
第2の検出装置18、19によりストライクかボールの
判定を行い、第1の表示装置11等に表示するようにし
てもよい。
【0055】−第2の実施形態− 次に、本発明である分析システムに係る第2の実施形態
について詳細に説明する。
【0056】図8は本発明の分析システムの他の実施形
態としてのサッカーゴールを示し、図9は分析システム
における他の実施形態のシステム図を示し、図9(a)
は平面図、図9(b)は正面図である。
【0057】図示のように、サッカーゴール60は所定
領域の広さを有するフィールド61上に設けられてい
る。
【0058】サッカーゴール60は、門形状の支持体6
2により形成されているゴール領域63と、ゴール領域
63を通過した球体Rを受けるための保護ネット64を
備えている。保護ネット64は球体Rが外部へ飛び出さ
ないように設けられている。
【0059】また、ゴール領域63の後方には、球体R
の速度や方向等を検出するための第1及び第2の検出装
置65、66を備えている。第1及び第2の検出装置6
5、66は所定の間隔を設けて備えられている。また、
球体Rはサッカーゴール60と対向し、所定の間隔を設
けた位置に有する所定のエリア75からサッカーゴール
60に向かって蹴り込む。
【0060】図9に示すように、分析システムは、第1
及び第2の検出装置65、66と、制御装置73と、を
備えている。
【0061】第1及び第2の検出装置65、66は、球
体Rの通過を検知するためのエリアセンサ67、68と
球体Rがエリアセンサ67、68を通過したときの画像
を撮像するためのカメラ69、70とを備えている。エ
リアセンサ67、68は、光源67a、68aを放出す
るためのLED発光素子67b、68bとその光源67
a、68aを受光するための受光素子67c、68cと
を備えている。LED発光素子67b、68bと受光素
子67c、68cは、例えば門形状の支持体71、72
の左右に備える。この支持体71、72は、球体rに対
して直交する方向に備えられる。また、この支持体7
1、72は、少なくともゴール領域63の大きさを有し
ている。また、このエリアセンサ67、68は一定の間
隔をおいて、この支持体71、72の左右に複数備えて
いる。また、この間隔は球体Rの少なくとも半径以下で
ある。このようにエリアセンサ67、68は、球体Rに
対して直交する横方向に複数備えている。
【0062】また、このエリアセンサ67、68は球体
Rに対して直交する縦方向に複数備えるようにしても構
わない。その場合は、LED発光素子67b、68bと
受光素子67c、68cとは、支持体71、72の上下
に備える。
【0063】また、各エリアセンサ67、68の受光素
子67c、68cには制御装置73を介してカメラ6
9、70を連動して備えている。例えば、エリアセンサ
67、68を球体Rが通過すると、受光素子67c、6
8cはLED発光素子67b、68bから放出された光
源67a、68aを受光できなくなるため、受光素子6
7c、68cからパルス信号が発信される。その信号に
より制御装置73によりカメラ69、70が駆動して球
体R通過時の位置画像を撮像する。
【0064】また、制御装置73は、上記第1の検出装
置65と第2の検出装置66と連動しているカメラ6
9、70により撮像された球体Rの位置画像から球体R
の軌道等を解析する。具体的には、第1の検出装置65
と第2の検出装置66とにおいて、球体Rが通過した際
に発信されたパルス信号の時間差分から球体Rの速度を
算出する。また、第1の検出装置65と第2の検出装置
66とにおいて、球体Rが通過した際に発信されたパル
ス信号により駆動されたカメラ69、70によって撮像
された球体Rの位置画像データに基づいて、球体Rの方
向等を算出する。
【0065】更に、第1及び第2の検出装置65、66
により算出された球体Rの軌道(球速、方向等)を表示
するための表示装置75を備える。図示のように、表示
装置75は、サッカーゴール60と隣接して備えられて
いる。
【0066】表示装置75は、第1及び第2の検出装置
65、66により通過する球体Rを検出し、その検出し
た球体Rのもつ情報を分析(算出)し、算出した球体R
の速度や打球の方向等の情報データを表示する。具体的
には、ゲーム性をもたせるために、スピードデータ65
aと得点データ65bと球体の位置データ65cと球体
の残数データ65dとを表示する。
【0067】スピードデータ65aは、球体が第1及び
第2の検出装置65、66を通過した時間差分により算
出されて表示される。
【0068】得点データ65bは予め球体Rの入った場
所の難易度に応じて得点が定められており、その得点の
合計を表示する。
【0069】球体Rの位置データとは、予め、保護ネッ
ト64が、所定の面積に区分けされており、第1及び第
2の検出装置65、66により検出された方向等の情報
データにより、サッカーゴール60のどの位置にボール
が入ったかを算出し、表示する。
【0070】球体Rの残数データ65dは、例えば、ゲ
ーム性をもたせるために一回に蹴る回数を制限し、その
残数をカウントして表示する。
【0071】また、予め反応速度や動きの情報データが
格納されているゴールキーパ80を備え、利用者が蹴っ
た球体Rのスピードやコースに基づいて、算出され判定
されるようにしてもよい。判定結果に基づいてそのゴー
ルキーパ80が反応するようにしてもよい。
【0072】―第3の実施形態― 図10は第3の実施形態における第1の分析システムの
具体的な構成を示し、図10(a)は平面図、図10
(b)は正面図を示す。
【0073】第1の分析システム85は、球体rの速度
や打球の軌道や方向等を検出するために備えている。第
1の分析システム85は、検出装置86と制御装置30
とを備えている。また、検出装置86と制御装置30と
はケーブル等を介して電気的に接続されている。
【0074】検出装置86は、地面に対して垂直方向の
球体rの軌道を検出するための第1の検出器87と、地
面に対して水平方向の球体rの軌道を検出するための第
2の検出器88と、を備えている。また、第1、及び第
2の検出器87、88は、ピッチングマシン10と打席
7間の打席近傍に備えている。また、第1、及び第2の
検出器87、88は、所定時間連続して球体rを撮像で
きる、例えば、デジタルビデオカメラ等の機器が使用さ
れる。
【0075】この第1、及び第2の検出器87、88
は、例えば、ピッチングマシン10の起動と同時に駆動
し、所定時間撮像が行われ、球体r通過時の位置画像が
撮像される。
【0076】また、第1、及び第2の検出器87、88
は、好適には、各打席7を仕切る保護網8、8のピッチ
ングマシン方向の端部、又は端部近傍に備えられる。第
1の検出器87は、ピッチングマシン10とホームベー
ス76とを結ぶ線と各打席7を仕切る保護網8、8の両
端部とを結ぶ線とが交差する位置に設けられる。また、
第2の検出器88は、どちらか一方の保護網8端部の所
定位置に設けられる。所定位置とは、打席7の高さ方向
すべてを画面内に撮像できる位置である。
【0077】また、制御装置30は、上記第1、及び第
2の検出器87、88により撮像された映像を画像解析
して、球体rの位置画像から球体rの軌道等を検出し、
その検出結果に基づいて球体rの情報を生成する球体情
報生成手段を備えている。球体情報生成手段により生成
される球体情報は、具体的には、第1、及び第2の検出
器87、88によって得られる画像データ(球体の位置
画像データ)から算出される球体rの軌道と速度情報で
ある。具体的には、ピッチングマシン10から放出され
た球体rの速度と、利用者25によって打ち返された打
球の飛距離や方向(軌道)の情報である。
【0078】図11は、所定時間に連続的に各検出器に
より撮像された球体の位置画像データである。また、図
11(a)〜(d)は、連続して撮像された球体の位置
画像を示すものである。
【0079】第1、及び第2の検出器87、88は、其
々の映像用同期信号が同期している。したがって或る時
刻の第1、及び第2の検出器87,88による映像はそ
の時刻の球体の2方向からの映像を意味する。また、図
に示す各検出器により撮像されたa〜dに示す位置画像
データは、同期が取られている為同一時刻に撮像された
ものである。また、画像解析は、第1、及び第2の検出
器87、88の両方の画面内に球体rが撮像された時の
位置画像データが基準とされる。また、第1及び第2の
検出器87、88は、好適には、撮像範囲がほぼ同一の
範囲となるように設置されるとよい。
【0080】画像解析とは、具体的には、例えば第1及
び第2の検出器87、88より得られた(a)の二つの
画像(第1及び第2の検出器87、88の画像)とdの
二つの画像から(a)と(d)の時間差は予め分かる
し、又(a)と(d)の其々2枚の画像に於ける球体r
の位置変化(角度、移動距離など)より撮像された球体
rの軌道、速度等を算出することである。具体的には、
まず、同期がとれている所定時間における位置画像デー
タを基に、軌道を算出する。例えば、図示のように、第
1の検出器87により撮像された画像データにおける球
体rの軌道は、時間が経過するにつれ下方に下がってい
る。また、第2の検出器88により撮像された画像デー
タにおける球体rの軌道は、時間が経過するにつれ上方
に上がっている(平面から見ると左方向にスライドして
いる)。制御装置30内のメモリ(ROM等)には予め
球種による球体の移動状態により判定される球種判別デ
ータが記憶されており、本実施形態であれば、所定の時
間における球体rの移動状態と、メモリ内に記憶されて
いる球体rの移動状態と、が比較され球種がカーブであ
ることが判定される。また、撮像された球体rの軌道デ
ータ(位置画像データ)から所定の時間における球体r
の移動量が算出され、球体rの速度が算出される。例え
ば、予め定められている所定時間ごとの位置画像データ
を抽出し、その位置画像データに写っている球体rの位
置データからその球体rの移動量を算出する。球体rが
移動量sを移動するために要した時間t(例えば、画像
のコマ数aからdであれば4コマ分でNTSCでは1/
60sec×4になる)と移動量sとから速度を算出す
ればよい。また、所定時間の球体rの移動状態から方向
を特定するとともに、球体rの飛球距離等を算出しても
よい。
【0081】また、分析システムの制御回路は図6に示
されており、分析システムの動作形態は図12に示され
ている。図12に示す動作形態にしたがって、本システ
ムの制御について説明する。なお、分かり易いように処
理に使用される装置等の符号を付することにするが、こ
の形態に限定されるものではない。
【0082】まず、ICカードをICカード読み取り装
置16に挿入すると、(ステップS201)、ICカー
ドに記録された課金情報を読み取るとともに、所定の料
金が課金情報から読み取られ、残数がICカードに記録
されるとともに、検出信号を制御装置30に送信する。
この送信によりピッチングマシン10が起動する(ステ
ップS202)。また、動作形態に関するプログラム等
のデータ51はROM52に記録されている。
【0083】ピッチングマシン10が起動すると、一定
の間隔で球体rが放出されるとともに、検出装置が起動
する(ステップS203)。放出された球体rは、検出
装置86(第1及び第2の検出器87、88)を通過し
て利用者25へ投球される。制御装置30は、第1及び
第2の検出器87、88により撮像された画像データに
基づいて、制御装置30により、球体rの軌道等を解析
する(ステップS204)。具体的には、第1、及び第
2の両方の検出器87、88の画像内に最初に球体rが
認識されたら、その画像から所定の時間(t)分の画像
位置データを抽出し、球体rの移動データ(位置デー
タ、移動量等)に基づいて速度を算出する。算出された
速度データは、処理用のRAM56に送られ、バッファ
回路57を介して表示装置11に送られ、速度(球速)
が表示される(ステップS205)。その際、球体rの
コース(方向)も速度と同様に表示するようにしてもよ
い。
【0084】また、球体rが利用者25により打撃され
ると、打撃した球体rは検出装置86を通過して飛球す
る。その場合も同様に、第1及び第2の検出器87、8
8により撮像された画像データに基づいて、制御装置3
0により、球体rの軌道等を解析する(ステップS20
6)。具体的には、第1、及び第2の両方の検出器の画
像内に最初に球体rが認識されたら所定の時間(t)分
の画像位置データを抽出し、球体rの移動データ(位置
データや移動量等)に基づいて速度と方向(飛球軌道)
から飛球データを算出する。算出された飛球データは、
処理用のRAM56に送られ、バッファ回路57を介し
て表示装置11に送られ、飛球データ(距離や方向等)
が表示され(ステップS207)、処理を終了する(ス
テップS208)。また、ピッチングマシンから放出さ
れた球体rが検出されてから、再度検出装置86により
一定時間球体が検出されない場合(球体rが利用者25
により打撃されない場合)は、処理を終了する。この処
理が順次繰り返される。
【0085】―第4の実施形態― 図13は第4の実施形態における第1の分析システムの
具体的な構成を示し、図13(a)は平面図、図13
(b)は正面図を示す。
【0086】第1の分析システム90は、球体rの速度
や打球の軌道や方向等を検出するために備えている。第
1の分析システム90は、検出装置91と制御装置30
とを備えている。また、検出装置91と制御装置30と
はケーブル等を介して電気的に接続されている。
【0087】検出装置91は第1、及び第2の検出器9
2、92とを備え、この第1、及び第2の検出器92
は、利用者25に対向するようにピッチングマシン10
から放出される軌道に対して所定の角度θ設けられた左
右両方向に所定の間隔をおいて備えられている。この第
1、及び第2の検出器92は、地面に対して水平方向の
球体rの軌道を検出する。具体的には、第1、及び第2
の検出器92は、ピッチングマシン10と打席7間の打
席近傍に備えられている。また、第1、及び第2の検出
器92は、所定時間連続して球体rを撮像できる例え
ば、デジタルビデオカメラ等の機器が使用される。
【0088】この第1、及び第2の検出器92は、例え
ば、ピッチングマシン10の起動と同時に起動し、所定
時間撮像が行われ、球体r通過時の位置画像が撮像され
る。
【0089】また、第1、及び第2の検出器92は、好
適には、各打席7を仕切る保護網8、8のピッチングマ
シン方向の端部近傍に備えられる。第1、及び第2の検
出器92は、左右両方向の保護網端部の所定位置に設け
られる。所定位置とは、打席における高さ方向すべてを
画面内に撮像できる位置である。
【0090】また、制御装置30は、上記第1、及び第
2の検出器92により撮像された映像を画像解析して、
球体rの位置画像から球体rの軌道等を検出し、その検
出結果に基づいて球体rの情報を生成する球体情報生成
手段を備えている。球体情報生成手段により生成される
球体情報は、具体的には、第1、及び第2の検出器92
によって得られる画像データから算出される球体rの軌
道と速度情報である。具体的には、ピッチングマシン1
0から放出された球体rの速度と、利用者25によって
打ち返された打球の飛距離や方向(軌道)の情報であ
る。
【0091】以上に説明したように、本発明は、球体r
を検出してその球体rの情報を分析するシステムであっ
て、球体rが通過する領域に配置されるとともに、球体
rの位置画像を連続的に撮像し、その撮像された球体r
の位置データ(撮像結果)を制御装置30に伝送するた
めの第1、及び第2の検出器87、88、又は92と、
その撮像結果に基づいて球体の移動状態(球体情報)を
算出(生成)するための球体情報生成手段としての制御
装置30と、を備えている。
【0092】これにより、第1、及び第2の検出器8
7、88、又は92により撮像された画像データから所
定時間における球体rの移動状態(移動量、移動方向)
を検出し、その球体rの速度、飛球距離(球体の飛球方
向等も含む。)等を算出し、表示等することができる。
【0093】以上、分析システムの具体的形態に係る実
施形態を示したが、本発明の分析システムは、この実施
形態に限定されず、種々の形態により実施できる。例え
ば、この分析システムを応用して、ピッチングマシンと
して自分が投げた球体rの球速を測定することもでき
る。その場合、例えば、高校、大学、ノンプロ、プロ等
が使用する室内投球練習場において、上記実施の形態と
同様に、球体rを放出する投手と捕手間に、第1及び第
2の検出装置18、19を設ける。これにより、投手は
第1及び第2の検出装置18、19の支持枠内を通過す
るように球体rを放出する。球体rがこの支持枠内を通
過することにより、球体rの球速及びコースを測定する
とともに、データとして記録(出力)することができ
る。このデータにより、ピッチングの分析システムとし
て活用することもできる。
【0094】また、他の実施形態としてピッチングマシ
ン10とネット15との間において、ネット近傍に第1
の検出装置18と第2の検出装置19とを設け(エリア
センサ26、28を設け)、ピッチングマシン10から
放出される球体rのコースを明確に測定できるようにし
てもよい。また、上記他の実施形態により、例えば、投
球練習場等において、投手が投げる球体の速度、コース
等のデータを測定するとともに出力することもできる。
【0095】また、第1及び第2の検出器(例えば、8
7、88)は球体rの通過する領域を撮像でき、且つ、
其々の検出器87、88、又は92の光軸の角度
(θ)、高さが決まるとともに、第1の検出器の光軸と
垂直になる面に形成される画像面と第2の検出器の光軸
と垂直になる面に形成される画像面とが平行でなけれ
ば、どのような場所に設置されても構わない。また、好
適には、第1の検出器の光軸と垂直面に形成される画像
面と第2の検出器の光軸と垂直面に形成される画像面と
が垂直(直角)になるように設けられるとよい。
【0096】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、バッティング練習場等において打撃した打球の飛距
離や方向、及び自分のスイング等を分析することができ
る。また、分析した結果を表示することができるので、
フォームチェック等を行うことによりどこが悪いのかを
理解できるため上達が早い。また、投球を色々変えたと
き打者がどのように対応できるかも分析できる。この場
合、投球は実際の投手の場合もあり得る。更に、ゲーム
性(例えば、実際の野球ゲームの様に得点やホームラ
ン、打率等の表示や、他の打席との結合による本番さな
がらのゲーム性をもたせる等)を持たせることも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分析システムが備えられている練習場
である。
【図2】分析システムが備えられている具体的な実施例
を示し、図1のAの拡大図である。
【図3】第1及び第2の分析システムの具体的な構成を
示し、図3(a)は平面図、図3(b)は正面図であ
る。
【図4】第1の表示装置に表示される具体例である。
【図5】第2の表示装置に表示される具体例である。
【図6】分析システムの制御回路である。
【図7】分析システムの動作形態を示すフローチャート
である。
【図8】本発明の分析システムの他の実施形態としての
サッカーゴールである。
【図9】分析システムにおける他の実施形態のシステム
図を示し、図9(a)は平面図、図9(b)は正面図で
ある。
【図10】他の実施形態における第1の分析システムの
具体的な構成を示し、図10(a)は平面図、図10
(b)は正面図である。
【図11】所定時間に連続的に各検出器により撮像され
た球体の位置画像データである。
【図12】分析システムの動作形態を示すフローチャー
トである。
【図13】他の実施形態における第1の分析システムの
具体的な構成を示し、図13(a)は平面図、図13
(b)は正面図である。
【符号の説明】
r 球体 11 第1の表示装置 18 第1の検出装置 19 第2の検出装置 25a バット 32 第3の検出装置 33 第2の表示装置 51 センサ 87、88、92 検出器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球体を検出して前記球体の情報を分析す
    るシステムであって、 前記球体が通過する領域に配置され、前記球体の通過を
    検出するとともに前記球体が通過した際の球体の位置画
    像を撮像してその検出結果を伝送する第1及び第2の検
    出手段と、 前記検出結果に基づいて前記球体の情報を生成する球体
    情報生成手段と、 を具備することを特徴とする分析システム。
  2. 【請求項2】 球体を検出して前記球体の情報を分析す
    るシステムであって、 前記球体が通過する領域に配置され、前記球体の位置画
    像を連続的に撮像してその撮像結果を伝送する撮像手段
    と、 前記撮像結果に基づいて前記球体の情報を生成する球体
    情報生成手段と、 を具備することを特徴とする分析システム。
  3. 【請求項3】 前記球体情報生成手段により生成された
    情報を表示するための表示手段を具備することを特徴と
    する請求項1、又は2に記載の分析システム。
  4. 【請求項4】 前記球体情報生成手段により生成された
    球体の情報に基づいて、予め与えられた情報と比較を行
    い、前記球体に対して判定を行う判定手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1、又は2に記載の分析システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記情報が少なくとも球体の速度情報、
    飛距離情報、飛球の方向情報のいずれかを有しているこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の分析シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 光源を照射する光源照射手段を備えてい
    る打撃手段と、 前記光源照射手段により照射された光源の軌道を検出し
    て検出結果を伝送する検出手段と、 前記検出結果に基づいて、前記打撃手段の情報を生成す
    るスイング情報生成手段と、 前記スイング情報生成手段で生成した情報を表示する画
    像表示手段と、 を具備することを特徴とする分析システム。
  7. 【請求項7】 前記情報が、スイングスピード、スイン
    グ角度、インパクト位置、及びスイング軌道から構成さ
    れることを特徴とする請求項6に記載の分析システム。
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