JP2003265619A - 自己拡張式ステントデリバリ装置 - Google Patents

自己拡張式ステントデリバリ装置

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JP2003265619A
JP2003265619A JP2003044154A JP2003044154A JP2003265619A JP 2003265619 A JP2003265619 A JP 2003265619A JP 2003044154 A JP2003044154 A JP 2003044154A JP 2003044154 A JP2003044154 A JP 2003044154A JP 2003265619 A JP2003265619 A JP 2003265619A
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/95Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts
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    • A61F2/962Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts having an outer sleeve
    • A61F2/966Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts having an outer sleeve with relative longitudinal movement between outer sleeve and prosthesis, e.g. using a push rod

Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲がりくねった経路を案内できると共にステ
ントが埋まり込んでしまうのを防止でき、更に標的領域
にステントを正確かつ容易に留置できる自己拡張式ステ
ントデリバリ装置を提供する。 【解決手段】 基端部、先端部、前記基端部と前記先端
部との間に延在するガイドワイヤ内腔、並びに前記自己
拡張式ステントが配置される前記先端部近傍のステント
ベッドを有する実質的にチューブ状の軸と、内部容積を
画定し、前記チューブ状の軸及びステントと同軸上に配
置される、ポリマー外層及び実質的に不浸透性の平滑な
内層を有する実質的にチューブ状のシースとを含む自己
拡張式ステントデリバリ装置。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、疾患により狭くな
った或いは閉塞した血管の修復に特に有用な人体の内腔
や管の中で用いるステントに関し、特にそのようなステ
ントを目的の部位に送るための装置に関する。 【0002】 【従来の技術】拡張可能なステントを含む様々な内部人
工器官組立体が、血管形成術及び他の医療行為に関連し
て使用するために提案され開発されてきた。内部人工器
官組立体を経皮的に治療部位に送り、ステントを拡張し
て血管や胆管等の体腔の開存性を維持及び回復する。ス
テントは通常、円柱状であって拡張可能なオープンフレ
ームを含む。ステントは通常、自己拡張式(自己拡張式
ステント)であるか、或いはバルーンカテーテル等によ
りステントフレームの内面に半径方向外側の力が加えら
れて拡張する方式の何れかである。 【0003】冠状動脈バイパスの際に、治療部位の外科
的曝露に関連した侵襲性を最小にするべく、体腔の開存
性の維持や回復用の血管内移植用ステントが経皮的に留
置される。経皮的留置は、通常は患者の大腿動脈である
血管系の切開により始められる。次に、挿入器のチュー
ブ部分或いはシース部分が切開した部分に挿入され、動
脈内に送られる。挿入器は、患者の皮膚から動脈壁部を
経て動脈内に至る経路となる中心内腔を有する。外向き
にテーパ状の挿入器のハブ部分は、シースの外側に沿っ
て動脈から血液が漏れないように患者の血管の外側に配
置される。挿入器の内腔は、挿入器の経路からの血液の
流出を遮断する弁を含む。ガイドワイヤの先端部は、挿
入器の経路を介して患者の血管内に送られる。ガイドワ
イヤは、その挿入された先端部が治療部位をやや越える
まで血管内を送られる。ガイドワイヤの基端部は挿入器
の外側まで延びている。 【0004】拡張していない即ち圧縮された構造のステ
ントを血管内に留置する場合、ステントはバルーンカテ
ーテルの収縮したバルーン部分に取り付けられる。バル
ーン部分は、通常、バルーンカテーテルの先端部近傍に
配設される。カテーテルは、その全長に亘って延在する
中心内腔を有する。バルーンカテーテルの先端部はガイ
ドワイヤの基端部に取り付けられる。カテーテルの先端
部が挿入器の内腔内に挿入され、ステントが治療部位に
達するまでカテーテルがガイドワイヤに沿って送られ
る。治療部位でバルーンが膨張されて、ステントが径方
向に拡張し、拡張した構造になる。ステントが血管壁部
を補強するために用いられる場合、ステントの外径は治
療部位の血管の内径よりも約10%〜20%大きくなる
ように拡張され、ステントと血管とが効果的に係合して
ステントの移動が防止される。次に、バルーンが収縮さ
れてバルーンカテーテルが患者の体から引き出される。
ガイドワイヤも同様に取り出される。最後に、挿入器が
動脈から取り出される。 【0005】一般的なステントの例が特許文献1に記載
されている。このステントは、バルーン拡張式ステント
と呼ばれることが多い。このステントは通常、ステンレ
ス鋼の中実の管から形成される。次に、ステントの壁部
に一連の切れ込みが入れられる。このステントは第1の
小さい直径を有する。この第1の直径の状態のステント
をバルーンカテーテルにクリンプしてヒトの血管内を通
すことができる。ステントはまた、第2の拡張した直径
を有する。チューブ状部材の内部に配置されたバルーン
カテーテルにより半径方向外向きの力を加えて、ステン
トを拡張した直径にすることができる。 【0006】しかしながら、このような「バルーン拡張
式」ステントは、頚動脈のような浅い部位の動脈などの
或る種の血管に対しては実用的ではない場合が多い。頚
動脈には人体の外部から容易に到達することができる。
ステンレス鋼等から成るバルーン拡張式ステントが頚動
脈に移植された患者は、日常生活により重度の外傷を受
け易い。倒れるなどして患者の首に強い力がかかると、
ステントが潰れて患者が傷害を受け得る。これを防止す
るために、そのような血管に対して使用できる自己拡張
式ステントが提案された。自己拡張式ステントは、ばね
のように作用し、潰されても再び移植された拡張した構
造に戻り得る。 【0007】別の自己拡張式ステントが特許文献2に開
示されている。開示されているステントは、径方向及び
軸方向に柔軟な弾性のチューブ本体を含む。このチュー
ブ本体は、その両端の相互の軸方向への動きにより変化
する所定の直径を有し、径方向の拡張を決定する、硬質
であるが可撓性かつ弾性の独立した複数のスレッド要素
から構成される。このタイプのステントは「ブレードス
テント(braided stent)」として当分野で周知であ
り、本明細書でもそう呼ぶことにする。このようなステ
ントの体内の血管への留置は、先端部でステントを保持
するための外側カテーテルと所定の位置に到達したらス
テントを前方に押し出す内側ピストンとを含む装置によ
って達成できる。 【0008】他のタイプの自己拡張式ステントは、人体
に挿入されるように設計された医療器具の形状記憶特性
及び/または超弾性特性を有するNitinol(ニッケルと
チタンの合金)等の合金を用いる。形状記憶特性によ
り、装置を人体の内腔や腔に挿入し易いように変形させ
て人体に挿入し、挿入後に熱により装置を元の形状に戻
すことができる。また、もう一方の超弾性特性により、
金属を変形すると相の変態が起こって変形した状態に維
持でき、金属を含む医療器具を人体に挿入し易くなる。
体腔内に留置されると超弾性部材の拘束力がなくなり、
これにより超弾性部材に加わる応力が減少して相が元に
戻り、元の変形前の形状に戻ることができる。 【0009】形状記憶/超弾性特性を有する合金は、通
常は少なくとも2つの相を有する。これらの2つの相
は、比較的引張り強度が低く比較的低温で安定するマル
テンサイト相と、比較的引張り強度が高くマルテンサイ
ト相よりも高温で安定するオーステナイト相である。 【0010】ある温度(その温度より高い温度でオース
テナイトが安定する、即ちマルテンサイト相からオース
テナイト相に完全に変態する温度)で超弾性特性を有す
るNitinol等の金属標本に応力が加えられると、金属標
本は、応力によりオーステナイト相からマルテンサイト
相に変態する所定の応力レベルに達するまで弾性変形す
る。相の変態が進むにつれて合金が受ける歪みが増大す
るが、それに伴う応力の増大は殆ど生じない。オーステ
ナイト相がマルテンサイト相に完全に変態するまで、歪
みは増大するが応力は事実上変化しない。その後、更に
変形させるためには更なる応力の増大が必要である。マ
ルテンサイト金属は、更なる応力が加えられると先ず弾
性変形し、次に永久的に残留変形する。 【0011】永久変形が起こる前に標本に対する荷重が
除去されると、マルテンサイト標本は弾性回復し、オー
ステナイト相に変態する。応力が減少すると、先ず歪み
が減少する。マルテンサイト相がオーステナイト相に変
態するレベルまで応力が減少すると、標本の応力レベル
は、オーステナイト相に完全に戻るまで事実上一定に維
持され(しかしながら、オーステナイトがマルテンサイ
トに変態する一定な応力レベルよりも実質的に低い)、
歪みが著しく回復するがそれに伴う応力の減少が殆ど起
こらない。オーステナイトに完全に戻った後、更に応力
が減少すると弾性歪みが減少する。荷重が加えられると
応力が比較的一定で相当な歪みを生じ、除荷すると変形
が戻るこの能力は、一般に超弾性または擬弾性(pseudo
elasticity)と呼ばれている。金属のこの特性が、チュ
ーブ切断自己拡張式ステントの製造に有用である。従来
技術は、患者の体内に挿入する或いは別の方法で用いら
れることを目的とした医療器具への超弾性特性を有する
金属合金の使用について言及している。例えば、特許文
献3及び特許文献4を参照されたい。 【0012】自己拡張式ステントを目的部位に送るため
のデリバリ装置の設計が容易でないことは周知である。
従来技術の自己拡張式ステントデリバリ装置の例が特許
文献5に示されている。この特許文献5には、カテーテ
ルのような中空のシースを用いるデリバリ装置が開示さ
れている。このシースは人体の血管に挿入され、その先
端部が目的部位に近接するように送られる。次に、ステ
ントが小さな直径になるように圧縮してシースの基端部
に導入される。シースの内径とほぼ同一の直径を有する
円柱状の端部が平坦なプッシャーが、ステントの後側に
位置するようにシースに挿入される。次にプッシャーが
押され、ステントがシースの基端部から先端部に移動さ
せられる。ステントがシースの先端部にきたら、プッシ
ャーが固定したままシースが引き戻され、ステントが露
出して血管内で拡張できるようにする。 【0013】しかしながら、カテーテルの全長に亘って
ステントを送ることには、ステントが送られる時に血管
やステントに損傷を与える等の多くの問題がある。加え
て、カテーテル内を送るための十分な可撓性を有し且つ
カテーテルからステントを押し出すための十分な剛性を
有するようなプッシャーを設計するのが容易ではない。
従って、ステントをカテーテルの先端部に予備装着して
から、カテーテルを血管内を移動させて目的部位に送る
のが良い方法であろうことが判明した。カテーテル内に
ステントを適切に配置するためには、製造現場でステン
トを予備装着するのが好ましい場合が多い。この問題以
外にも幾つかの問題がある。カテーテルは自己拡張式カ
テーテルにカテーテルが拡張しないように相当な力を加
えているため、ステントがカテーテルの壁部に埋まり込
む傾向にある。このような傾向が現れると、ステントに
対してカテーテルを移動させるのが困難になる。このよ
うな状態では、ステントがカテーテル内に固着したり、
目的部位に送る際にステントが損傷を受けることがあ
る。 【0014】従来技術の自己拡張式ステントデリバリ装
置の別の例が特許文献6に開示されている。この特許文
献6は、先端部に予備装着された自己拡張式ステントを
有するプローブ或いはカテーテルが開示されている。ス
テントを先ず可撓性ホース内に配置し、カテーテル内に
装着する前にステントを圧縮する。ステントが目的の部
位に送られたら、ステントに対してカテーテル及びホー
スを引き戻し、ステントが血管内で拡張できるようにす
る。しかしながら、ステントの拡張時に可撓性ホースを
ステントに対して引き戻すと、ステントが損傷を受ける
恐れがある。 【0015】 【特許文献1】米国特許第4,733,665号明細書 【特許文献2】米国特許第4,665,771号明細書 【特許文献3】米国特許第4,665,905号明細書 【特許文献4】米国特許第4,925,445号明細書 【特許文献5】米国特許第4,580,568号明細書 【特許文献6】米国特許第4,732,152号明細書 【0016】 【発明が解決しようとする課題】従って、曲がりくねっ
た経路内を案内できると共にステントが埋まり込んでし
まうのを防止でき、更に標的領域にステントを正確かつ
容易に留置できる自己拡張式ステントデリバリ装置が要
望されている。 【0017】 【課題を解決するための手段】本発明は、以上のように
簡潔に述べた自己拡張式ステントデリバリ装置に関する
不都合を解消する。 【0018】一態様に従えば、本発明は自己拡張式ステ
ントデリバリ装置に関する。この自己拡張式ステントデ
リバリ装置は、実質的にチューブ状の軸と、その軸及び
ステントに同軸的に配置される実質的にチューブ状のシ
ースを含む。この実質的にチューブ状の軸は、基端部、
先端部、その基端部と先端部との間に延在するガイドワ
イヤ内腔、並びに自己拡張式ステントが配置される先端
部近傍のステントベッドを含む。実施的にチューブ状の
シースは、ポリマー外層、及び実質的に不浸透性の平滑
な内層を含む。 【0019】本発明の自己拡張式ステントデリバリ装置
は、熱分解炭素或いは類似物質からなる層がコーティン
グされたシースを含む。熱分解炭素層は、ステントの領
域のシースの内腔に取着してもよいし、またシースの全
長に亘ってシースの内腔に取着してもよい。熱分解炭素
層は、自己拡張ステントが軟質のポリマーシースに埋ま
り込んでしまうのを防止するべく十分に硬い。加えて、
熱分解炭素は平滑な材料である。これらの2つの特性に
より、ステント配置の際のステントの損傷の可能性が低
くなり、ステント留置に必要な力が減る。従って、医師
がステントを留置するのが容易になり、またより正確に
ステントを留置できる。 【0020】熱分解炭素は、シースの内腔に直接取着し
てもよいし、また基材に取着してからシースの内腔に取
着してもよい。製造工程に様々な既知の技術を用いるこ
とができる。熱分解炭素は生体適合性であって、現在、
様々な移植用医療装置に用いられている。熱分解炭素層
は、上記した特性を得るには十分な厚さをもち、デリバ
リ装置の全体のプロフィール及び可撓性を得るには十分
な薄さをもつ。 【0021】熱分解炭素の平滑な特性は、薬物がコーテ
ィングされたステントに特に有用である。薬物コーティ
ングや、薬物、作用物質、及び化合物を含むポリマー
は、最大の効果が得られるようにステントに保持される
のが好ましい。シース上の平滑なコーティングは、ステ
ントを標的部位に送る薬物やポリマーが擦れてステント
から落ちるリスクを実質的に低減する。 【0022】 【発明の実施の形態】本発明の上記した及び他の特徴及
び利点は、後述する添付の図面を用いた本発明の好適な
実施形態のより詳細な説明から明らかになるであろう。 【0023】図1及び図2は、本発明に従った典型的な
自己拡張式ステントデリバリ装置10を例示する。装置
10は、同軸上の内側チューブ及び外側チューブを含
む。内側チューブは軸12と呼び、外側チューブはシー
ス14と呼ぶ。自己拡張式ステント100はシース14
内に配置され、ステント100とシース14とは係合し
ており、軸12がステント100の内腔内に同軸的に配
設される。 【0024】軸12は基端部16及び先端部18を有す
る。軸12の基端部16には、ルアガイドワイヤハブ2
0が取り付けられている。図10に最もよく示されてい
るように、軸12の基端部16は、研削されたステンレ
ス鋼のハイポチューブが好ましい。或る典型的な実施形
態では、ハイポチューブはステンレス鋼からなり、基端
部の外径が約1.067mm(0.042インチ)で先
端部の外径が約0.914mm(0.036インチ)の
テーパ状である。ハイポチューブの内径は全長に亘って
約0.813mm(0.032インチ)である。テーパ
状の外径を利用して、ハイポチューブの長さに沿って剛
性を徐々に変化させている。このハイポチューブの剛性
の変化により、ステントを送る際に必要な基端部或いは
ハンドルの剛性を高めることができる。基端部の剛性が
十分でない場合、ステントを送るために力が加えられる
と、後述するTuohy Borst弁の先のハイポチューブ部分
が曲がってしまう。また、ハイポチューブの先端部の柔
軟性が高くなっているため、曲がりくねった血管内を送
り易い。ハイポチューブの先端部はまた、ハイポチュー
ブと後述するコイル部分との移行を最小にするべく柔軟
性が必要である。 【0025】詳細は後述するが、軸12は、少なくとも
一部がフレキシブルなコイル部材24からなる本体部分
22を有する。このコイル部材24は、圧縮された即ち
閉じたコイルばねのように見える。軸12はまた、本体
部分22の先端側に先端側部分26を有する。この先端
側部分26は、共有押出し成形された高密度のポリエチ
レン及びNylon(登録商標)から形成されるのが好まし
い。これら2つの部分22及び26は、熱融合、接着結
合、化学結合、または機械的接着を含む当業者には周知
の様々な方法で接合することができる。 【0026】図3に最もよく示されているように、軸1
2の先端側部分26には先端部分28が取り付けられて
いる。先端部分28は、多層構造或いは一層構造のポリ
アミド、ポリウレタン、ポリテトラフルオロエチレン、
及びポリエチレンを含む当分野で周知の好適な様々な材
料から形成できる。先端部分28は基端部30を有し、
その直径は近接するシース14の外径と実質的に同一で
ある。先端部分28は、基端部30から先端部32にか
けてテーパ状になっており、先端部32の直径はシース
14の内径よりも小さい。 【0027】ステントデリバリ装置10は、ステントを
目的の部位に配置する際にガイドワイヤ200(図1)
上をスライドする。ここで用いるガイドワイヤは、先端
部保護装置を備えたガイド装置に類似したものも含み得
る。或る好適な先端部保護装置が公開PCT出願番号9
8/33443(国際出願日:1998年2月3日)に
開示されている。上記したように、先端部分28が硬す
ぎると、ガイドワイヤよりも力が勝ってガイドワイヤ2
00を内腔壁に対して押圧し、ガイドワイヤ経路が極端
に曲がりくねっている場合にはステントデリバリ装置1
0がワイヤを経路から逸脱させてしまう可能性がある。
装置がガイドワイヤの力に打ち勝ってガイドワイヤが内
腔壁に押圧されると、ガイドワイヤが装置を案内できな
くなり、装置を目的の部位に到達させることができな
い。また、装置が内腔壁を押圧して前進すると、病変か
ら組織が剥がれてその組織片が上流に送られて末梢の血
管内で合併症が起こり得る。先端部分28は、極端に軟
質の先端部と徐々に硬くなっていく移行部分とを有する
ように設計されている。先端部分28を中空にして、40
D Nylon(登録商標)を含む任意の好適な材料から形成
してもよい。先端部分28の可撓性は、前端部の直径を
最小にして基端部の直系を最大にして、直径の断面を徐
々に厚くなるように変えることができる。つまり、先端
部分28の直径の断面及び壁部の厚みが基端部方向に大
きくなっていく。これにより、先端部分28の直径が大
きく壁部が厚い曲がりにくい部分がガイドワイヤに打ち
勝つ前に、先端部分28の先端部32がガイドワイヤに
よって導かれるようになる。上記したガイドワイヤに打
ち勝つとは、装置がその剛性により、ガイドワイヤに従
うのではなく装置の方向を決定してしまうことである。 【0028】ガイドワイヤ内腔34の直径は、ガイドワ
イヤ200と先端部分28のガイドワイヤ内腔34とが
僅かに摩擦係合するように推奨サイズのガイドワイヤを
受容する大きさである。先端部分28はその先端部32
と基端部30との間に円形状部分36を有する。これに
より、シース14が先端部分28の先端側までスライド
して、シース14の直角な縁部が血管に対して露出さ
れ、血管を傷つけるのを防止できる。更に、装置を押し
易くなっている。先端部分28が抵抗を受けると、その
先端部分28によりシース14が先端部分28を越えて
進むことができないためシース14の直角な縁部が露出
されない。その代わりにシース14が先端部分28の丸
い部分に接触して、先端部分28に力が伝達される。先
端部分28はまた、基端方向にテーパになった部分38
を有する。先端部分28はまた、ステントのストラット
端部或いはその内腔内の他の凹凸に引っ掛かるような鋭
い縁部がなく、配置されたステント100内を通って先
端部分28を引き抜くことが容易になる。 【0029】ストッパー40が軸12の先端側部分26
に取り付けられており、先端部分28及びステント10
0の基端側に位置する。ストッパー40は、ステンレス
鋼を含む当分野で周知の好適なあらゆる材料から形成で
きるが、プラチナ、金タンタル(gold tantalum)、ま
たはX線不透過性材料が満たされたポリマー等の高度に
X線不透過性材料から形成するのが好ましい。ストッパ
ー40は、機械的結合や接着を含む好適な手段、或いは
当分野で周知の他のあらゆる手段により軸12に取り付
けることができる。ストッパー40の直径は、シース1
4と摩擦係合することなく、装着されたステント100
と十分に接触するような大きさが好ましい。詳細は後述
するが、ストッパー40はステント100を送る際に役
立ち、また、ステント100を留置するためにシース1
4を引き戻す時に、ステント100がシース14内を基
端側に戻るのを防止して、ステント留置の際のステント
の相対的な位置を維持する。X線不透過性ストッパー4
0はまた、後述するように血管内に留置する際に標的病
変領域内にステント100を位置決めする際に役立つ。 【0030】ステントベッド42を、先端部分28とス
トッパー40との間の軸12の部分と定義する。ステン
トベッド42及びステント100が同軸的に配置され
て、ステントベッド42を含む軸12の先端側部分26
がステント100の内腔内に位置する。ステントベッド
42は、軸12とシース14との間に空間があるため、
ステント100との接触は最小に保たれる。ステント1
00はオーステナイト相の変態温度に達すると、シース
14内を径方向外向きにプログラムされた形状に戻ろう
とする。詳細は後述するが、シース14がステント10
0を拘束している。X線不透過性マーカー40が、軸1
2に装着されたステント100の先端部の先端側に取り
付けられている。このX線不透過性マーカー40は、プ
ラチナ、プラチナでコーティングされたイリジウム、金
タンタル、ステンレス鋼、X線不透過性材料が満たされ
たポリマー、または当分野で周知の他のあらゆる好適な
材料から形成され得る。 【0031】図2、図3、及び図10に示されているよ
うに、軸12の本体部分22は、閉じたコイル或いは圧
縮されたばねのような可撓性のコイル部材24からな
る。ステント100を留置する際、ストッパー40から
ルアガイドワイヤハブ20への圧縮力の伝達は、正確に
留置するための重要な因子である。軸12の圧縮がX線
透視映像化によりステント100を視覚化する際に考慮
されないため、軸12の圧縮性が高いとステントの留置
が不正確になってしまう。しかしながら、軸12の圧縮
性が低ければ、通常、軸12の可撓性が低いことを意味
し、曲がりくねった血管内を通る装置10の能力が低下
する。コイルアセンブリにより、可撓性と圧縮に対する
抵抗性の両方を実現している。装置10が動脈内を送ら
れるとき、軸12が圧縮されず、コイル部材24が経路
に沿って自由に曲がる。ステント100を留置する際、
シース14を引っ張って、覆われているステント100
に対してシース14を引き戻す。ステント100は自己
拡張式であるため、ステント100がシース14と接触
しており、力がステント100に沿って軸12のストッ
パー40に伝達される。この結果、軸12が圧縮力を受
ける。軸12が圧縮力を受けると、コイル部材間の隙間
がない可撓性コイル部材24は、コイルから次のコイル
に圧縮力を伝達する。 【0032】可撓性コイル部材24は更に、その可撓性
コイル部材24を受容するカバー46を有し、このカバ
ー46により、コイル部材24が曲がり難く、かつ圧縮
され難くなっている。カバー46は押出しポリマーチュ
ーブであって、可撓性コイル部材24の曲がりは許容す
るが、コイル同士が重なり合わない程度に若干伸長し得
る柔軟な材料から形成されるのが好ましい。カバー46
は、Nylon(登録商標)と、高密度ポリエチレン、ポリ
ウレタン、ポリアミド、及びポリテトラフルオロエチレ
ン等との同時押出しを含むあらゆる好適な材料から形成
できる。このカバー46はまた、ストッパー40にも取
り付けられる。可撓性コイル部材24は、ステンレス
鋼、ニチノール(Nitinol)、及び硬質ポリマーを含む
当分野で周知のあらゆる材料から形成することができ
る。或る典型的な実施形態では、可撓性コイル部材24
は、厚みが約0.076mm(0.003インチ)で幅
が0.254mm(0.010インチ)のステンレス鋼
リボンワイヤから形成される。このワイヤの断面形状は
円形でもよいが、可撓性コイル部材24のプロフィール
を小さくするために平坦にするのが好ましい。 【0033】シース14は、好ましくはポリマー製カテ
ーテルであって、シースハブ50まで至る基端部48を
有する(図1)。シース14はまた、図2に示されてい
るようにステント100が目的の部位に留置される前
は、その先端部52が軸12の先端部分28の基端部3
0に位置する。シース14の先端部52は、その外面に
沿って配置されたX線不透過性マーカーバンド54を有
する(図2)。詳細は後述するが、ステント100が完
全に留置されるとマーカーバンド54がX線不透過性ス
トッパー40の基端側にきて、デリバリ装置10を人体
から安全に取り外せることを医師に示す。 【0034】図2に詳しく示されているように、シース
14の先端部52は拡大部分56を有する。拡大部分5
6は、その基端側のシース14よりも内径及び外径が大
きい。拡大部分56は予備装着されたステント100、
ストッパー40、及びステントベッド42を受容してい
る。シース14は、拡大部分56の基端部から基端方向
に細くなるようにテーパになっている。この構造につい
ては、同時係属出願の米国特許出願第09/243,7
50号に詳しく開示されており、言及することを以って
その開示を本明細書の一部とする。シース14の拡大部
分56の基端側のシース14の直径を小さくする利点
は、デリバリ装置10を受容するガイドカテーテル即ち
シースとそのデリバリ装置10との隙間が拡大部分56
の基端側よりも広くなることである。蛍光透視を用い、
医師はデリバリ装置10を受容しているガイドカテーテ
ル内にX線不透過性溶液を注入して、ステント100を
配置する前及び配置した後の血管内の標的部位のイメー
ジを見ることができる。シース14の拡大部分56の基
端側の直径が小さくなるテーパになっているため、シー
ス14とガイドカテーテルとの隙間が大きくなり、これ
によりX線不透過性溶液をより迅速に注入でき、医師の
見る標的部位のイメージが改善される。シース14がテ
ーパになっていることから、ステントを配置する前及び
配置した後の両方でより迅速にX線不透過性溶液を注入
できる。 【0035】従来の自己拡張式ステントには、ステント
を受容しているシースにそのステントが埋まり込んでし
まうという問題があった。図11を参照すると、ステン
トがシースに埋まり込んでしまうのを実質的に防止する
ために効果的に利用することができ、かつ後述する他の
利点も有するシースの構造が例示されている。例示され
ているように、シース14は、少なくとも2層、好まし
くは3層からなる複合構造を含む。外層60は、任意の
好適な生体適合性材料から形成され得る。外層60は、
シース14の挿入及び引き抜きを容易にする平滑な材料
から形成されるのが好ましい。好適な実施形態では、外
層60はNylon(登録商標)等のポリマー材料を含む。
内層62は、あらゆる好適な生体適合性材料から形成さ
れ得る。例えば、内層62はポリエチレン、ポリアミ
ド、またはポリテトラフルオロエチレンを含むあらゆる
ポリマーから形成され得る。好適な実施形態では、内層
62はポリテトラフルオロエチレンを含む。ポリテトラ
フルオロエチレンはまた、ステントの送りを容易にして
ステント100の損傷を防止する平滑な材料である。内
層62はまた、ステントを配置し易いようにステントの
平滑さを増すように別の材料でコーティングしてもよ
い。あらゆる好適な生体適合性材料を用いることができ
る。典型的な実施形態では、シリコン系コーティングが
用いられ得る。具体的には、シリコン系コーティングの
溶液を装置内に注入して室温で硬化させる。用いるシリ
コン系コーティング溶液の量を最少にしてコーティング
がステント100に移転しないようにする。外層60と
内層62との間には、ワイヤ補強層64が挟まれてい
る。ワイヤ補強層64は、あらゆる構造を取り得る。典
型的な実施形態では、ワイヤ補強層64は、単純なアン
ダーウィーブやオーバーウィーブ、または編みパターン
を含む。ワイヤ補強層64の形成に使用されるワイヤ
は、あらゆる好適な材料を含み、あらゆる好適な断面形
状を取り得る。例示された典型的な実施形態では、ワイ
ヤ補強層64を形成するワイヤはステンレス鋼を含み、
実質的に円形の断面形状を有する。詳細は後述するが、
意図した目的を果たすように、ワイヤの直径は約0.0
51mm(0.002インチ)である。 【0036】シース14を構成する外層60、内層6
2、及びワイヤ補強層64からなる3層が全体としてス
テントの配置を容易にする。外層60が、装置10全体
の挿入及び引き戻しを容易にする。内層62及びワイヤ
補強層64が、ステント100がシース14に埋まり込
むのを防止する。本発明のステント100等の自己拡張
式ステントは、所定の温度でプログラムされた直径に拡
張しようとする。ステントが拡張するべく作用する時、
ステントが径方向外向きに拡張して、ステントの拡張を
制限しているシース14内に埋まり込み得る。従って、
ワイヤ補強層64が内層62に径方向の強度即ちフープ
強度を与え、シース14内のステント100の径方向外
向きの力に対して十分な抵抗となる。また、上記したよ
うに内層62が表面の摩擦係数を小さくし、ステント1
00を留置するのに必要な力が低減されている(通常は
約2.27kg〜3.64kg(5ポンド〜8ポンド)
の範囲)。ワイヤ補強層64はまた、シース14に引っ
張り強さも与えている。換言すれば、ワイヤ補強層64
が、医師がシース14の基端部に加えた力を先端部分2
8に伝達する能力をシース14に与え、これにより血管
内の閉塞した狭窄性病変における装置の進行が助けられ
る。ワイヤ補強層64はまた、ステントを留置するため
にシースを引き戻すときに引張荷重により生じる伸長及
びネッキングに対する高い耐性もシース14に付与して
いる。 【0037】シース14は、その全長に亘って3層全て
を含むようにしていもよいし、また或る部分のみ、例え
ばステント100の長さに沿ってのみ3層を含むように
してもよい。好適な実施形態では、シース14はその全
長に亘って3層全てを含む。 【0038】従来技術の自己拡張式ステントデリバリ装
置はワイヤ補強層を用いていない。一般的な自己拡張式
ステントは、バルーン拡張式冠状ステントと比べて比較
的大きいため、デリバリ装置の直径即ちプロフィールも
大きくなってしまう。しかしながら、デリバリ装置は小
さい方が都合がよい。つまり、装置を細い血管内に送る
ことができ、更に患者に外傷を与える可能性を小さくで
きる。しかしながら、上記したように、ステントデリバ
リ装置に薄い補強層を用いる利点は、プロフィールの僅
かな増大という不利な点に勝る。 【0039】装置10のプロフィールにおけるワイヤ補
強層の影響を最小にするために、ワイヤ補強層64の構
造を改良することができる。これは、例えば、編みのピ
ッチを変えたり、ワイヤの形状を変えたり、ワイヤの直
径を変えたり、或いは使用するワイヤの本数を変えるな
ど様々の方法で達成することができる。好適な実施形態
では、ワイヤ補強層の形成に用いるワイヤは、図12に
例示されているような実質的に矩形の断面形状を有す
る。実質的に矩形の断面形状のワイヤを用いると、補強
層64の強度特性を維持しながらデリバリ装置のプロフ
ィールを著しく減少することができる。この好適な実施
形態では、断面が矩形のワイヤは幅が約0.075mm
(0.003インチ)で高さが0.0254mm(0.
001インチ)である。従って、図11と同様の方式で
ワイヤを編むと、直系が0.0508mm(0.002
インチ)の丸ワイヤと同様の好適な特性を維持しなが
ら、ワイヤ補強層64の厚みが半分になる。平ワイヤは
あらゆる好適な材料を含み得るが、ステンレス鋼が好ま
しい。 【0040】別の典型的な実施形態では、デリバリ装置
のシースは、その内面に内層即ちコーティングを含み得
る。このコーティングにより、シース内面が平滑にな
り、ステントがシース内に埋まり込むのが防止される。
またコーティングは、図11及び図12に例示されてい
るシースまたは代替手段に用いて、ステント留置の際の
力を減少させることができる。コーティングの厚みを後
に詳述するような厚みにすれば、デリバリ装置の全体の
プロフィールに対する影響を全くではないにしても最小
に抑えることができる。シースの強度を高くすることや
平滑にすることに加えて、コーティングを生体適合性に
する。これは、コーティングが一時的ではあるが血液に
接触するため重要である。 【0041】この典型的な実施形態では、自己拡張式ス
テントデリバリ装置のシースの内面に硬質で平滑なコー
ティングを施す或いは接合する必要がある。このコーテ
ィングにより、現在使用されている自己拡張式ステント
デリバリ装置に比べて幾つかの利点が得られる。例え
ば、このコーティングにより、ステントが径方向外向き
の力を加える内面を硬質にできる。上記したように、自
己拡張式ステントは、デリバリ装置に装着されると常に
径方向外向きに拡張しようとする。この常に働く比較的
大きな径方向外向きの力により、デリバリ装置のシース
を構成するポリマー材料がクリープし、ステントがポリ
マー材料の表面に埋まり込むようになる。ステントの直
径が大きなステント構造にすると、径方向外向きの力が
大きくなり、この現象が顕著になる。従って、この埋ま
り込みにより、デリバリ装置内をステントを送る際に機
械的抵抗が生じ、ステントを留置するために必要な力が
大きくなって、正確なステントの留置が困難になり、更
にステントに損傷を与える可能性も生じる。加えて、コ
ーティングは平滑即ち摩擦係数が低い。上記したような
平滑なコーティングにより、ステントの留置に必要な力
が小さくなり、医師がステントを目的の部位に送って留
置するのが容易になる。これは、径方向外向きの力が増
大した、或いはプロフィールが増大した、または全体と
して直径が大きくなった、特に新規の直径の大きなステ
ントのデザイン及び/または薬剤/ポリマーがコーティ
ングされたステントのデザインに対して有用である。平
滑なコーティングは、特に薬剤/ポリマーがコーティン
グされたステントに利点を与える。つまり、コーティン
グが、ステントが留置される前にデリバリ装置のシース
にステントが埋まり込むのを防止し、シースとステント
との間の摩擦を減少させるため、ステントの留置に必要
な力が減少する。 【0042】様々な薬物、作用物質、または化合物をス
テント等の医療装置により局所的に送達することができ
る。例えば、ラパマイシン及び/またはヘパリンをステ
ントを用いて送達し、再狭窄、炎症、及び凝固を抑制す
ることができる。ステントに薬物、作用物質、または化
合物を固定する方法は周知である。しかしながら、ステ
ントを目的の部位に送って留置する際に、薬物、作用物
質、または化合物をステントが維持することが、処置即
ち治療を成功させるために極めて重要である。例えば、
ステントを送っているときの薬物、作用物質、または化
合物の脱落は、装置を故障させる可能性がある。自己拡
張式ステントの場合、制限しているシースを引き戻す際
に薬物、作用物質、または化合物が擦れてステントから
脱落し得る。従って、この問題を防止することが、ステ
ント等の治療用医療装置の成功にとって重要である。 【0043】図13は、本発明の一実施形態に従ったス
テントデリバリ装置の軸及び改良されたシースの一部を
示す断面図である。図示されているように、コーティン
グ材料即ち内層70が、シース14の内周面に貼り付け
る或いは別の方法で固定されている。上記したように、
コーティング材料即ち内層70は、硬質で平滑な物質を
含む。好適な実施形態では、コーティング70は熱分解
炭素を含む。熱分解炭素は、移植用医療プロテーゼに用
いられる周知の物質であり、高い強度と組織及び血液に
対する高い適合性とを併せ持つことから心臓弁に最も一
般的に用いられている。 【0044】移植用医療装置の分野における熱分解炭素
の有用性は、化学的に不活性であること、等方性、低重
量、コンパクトさ、及び弾性を含む物理的特性と化学的
特性とのユニークな組合せによるものである。熱分解炭
素は、グラファイトの構造に類似した乱層構造炭素(tu
rbostratic carbon)の特定のファミリーに属する。グ
ラファイトでは、炭素原子は、比較的弱い中間層の結合
により積層された平面の六角アレイにおいて共有結合し
ている。乱層構造炭素では、積層の整列が不秩序であっ
て各層に歪みが存在し得る。各層におけるこれらの構造
的な歪みが、熱分解炭素に優れた延性及び耐久性をもた
らしている。熱分解炭素の微細構造により、材料の耐久
性、強度、及び耐磨耗性が得られる。加えて、熱分解炭
素は耐熱性が高く、血液及び軟組織に対して特有の細胞
生体適合性を有している。 【0045】熱分解炭素層70は、図2及び図3に示さ
れているように、シース14の全長に沿って或いはステ
ントベッド42の基端側にのみに堆積される。好適な実
施形態では、熱分解炭素層70はステントベッド42の
領域におけるシース14に設けられる。熱分解炭素層7
0はまた、シース14を構成するポリマー材料と適合性
である或いはそのポリマー材料と共に使用できるあらゆ
る技術を用いて内周面に堆積或いは取着することができ
る。熱分解炭素層70の厚みは、シース14の可撓性を
損なうことなく、かつ自己拡張式ステントデリバリ装置
のプロフィールを増大させることなくシース14にステ
ントが埋まり込むのを防止する、或いは埋まり込みの可
能性が実質的に減少するように選択される。上記したよ
うに、人体の曲がりくねった経路を送るためには、シー
スが可撓性を有し、プッシュ可能であることが大切であ
る。加えて、経皮的に送られる装置は、プロフィールを
小さくすることが常に求められている。 【0046】上記したように、熱分解炭素の表面は、特
に血液に接触するように用いられる場合は生体適合性と
される。しかしながら、これは、ステントデリバリ装置
に用いられる場合、その利点は小さなものである。つま
り、シース14内の熱分解炭素層70の部分は、極僅か
に血液に曝されるのみであり、また人体に挿入されてい
る時間はステントを目的の部位に送るまでの僅かな時間
であるためである。 【0047】熱分解炭素層70は、上記したような様々
な方法でシースの内腔に取着することができる。或る典
型的な実施形態では、熱分解炭素層70は、シース14
の内腔に直接取着される。別の典型的な実施形態では、
熱分解炭素層70は、先ず様々な既知の技術を用いて様
々な物質に取着してから、次にシース14の内腔に間接
的に取着される。熱分解炭素層70をシース14に直接
堆積させる、或いは初めに別の物質に取着するに拘ら
ず、例えば化学蒸着法などの様々な技術を用いることが
できる。化学蒸着法の場合、炭素材料は、約538℃〜
約1371℃(約1000K〜約2500K)の範囲の
温度で、気体の炭化水素化合物から下側の好適な基材に
蒸着される。基材は、例えば炭素材料、金属、セラミッ
ク、または他の材料である。このような温度において、
場合によって基材を利用する必要があることを理解でき
よう。生体適合性で耐久性があり、かつ弾性である任意
の好適な基材を用いて、接着等の周知の技術を用いてシ
ース14の内腔に取着することができる。上記したよう
に、プロフィール及び可撓性は重要なデザイン特性であ
るため、選択される基材の材料の種類及び/またはその
厚みを考慮すべきである。原料となる気体の温度、種
類、濃度、及びフロー速度、並びに下側の基材の表面積
を含む蒸着条件によって、多種多様なミクロ組織、例え
ば等方性、層状、有核基質、及び残存水素量のばらつき
を有する等のミクロ組織が熱分解炭素に生じ得る。 【0048】熱分解炭素層70をシース14に直接或い
は基材に取着するために利用する他の技術には、パルス
レーザ・アブレーション被着、高周波プラズマ処理、物
理的蒸着、及び既知の他の技術が含まれる。熱分解炭素
に加えて、同様の特性を付与するのに有利な他の材料に
は、ダイヤモンド様炭素コーティング、シラン/珪素ガ
ラス様表面や、アルミナ、ヒドロキシアパタイト、及び
チタニア等の薄いセラミックコーティングがある。 【0049】別の実例的な実施形態では、熱分解炭素
に、簡潔に上記したような制御された有限多孔率が取着
され得る。この制御有限多孔率により2つの利点が得ら
れる。第1に、ステントが熱分解炭素コーティング70
を備えているのであれば、この多孔性により接触表面積
が減少して、ステントとシース14の内腔との間の摩擦
が減少する。第2に、生体適合性のオイル、ワックス、
及びパウダー等の潤滑剤をコーティングの有孔面に注入
即ち浸透させることで、潤滑剤溜まりができて摩擦係数
が更に小さくなる。 【0050】図1及び図2は、留置する前のステント1
00を示す図である。このステント100の状態は、装
置10が血管内に挿入され、その先端部が標的部位に導
かれる時のものである。ステント100は、ステントベ
ッド42の周り及びシース14の先端部52に配設され
ている。軸12の先端部分28は、シース14の先端部
52の先端側にある。ステント100は圧縮された状態
であって、シース14の内面と摩擦係合している。 【0051】患者に挿入されている時は、シース14及
び軸12は、Tuohy Borst弁58によりそれらの基端部
が一緒に固定されている。こうすることにより、ステン
ト100の早過ぎる留置や不完全な留置につながり得
る、シース14に対する軸12の如何なるスライドも防
止できる。ステント100が標的部位に到達して留置す
る準備ができたら、Tuohy Borst弁58を開けて、シー
ス14と軸12の固定を解除する。 【0052】デリバリ装置10でステント100を留置
する方法が、図5〜図9に最も良く示されている。図5
において、デリバリ装置10が血管300内に挿入さ
れ、ステントベッド42が標的病変部位に位置してい
る。軸12上のX線不透過性マーカーバンド54及びス
トッパー40が、ステント100の両端部が標的病変部
位の周りに十分に配置されたことを示していると判断し
たら、医師がTuohy Borst弁58を開ける。次に医師
は、軸12を固定位置に保持するように軸12のルアガ
イドワイヤハブ20を把持する。次に医師は、シース1
4の基端側に取付けられているTuohy Borst弁58を把
持し、図6及び図7に示されているように、軸12に対
してTuohy Borst弁58を基端側にスライドさせる。ス
テント100がシース14と共に引き戻されるのをスト
ッパー40が防止するため、シース14が引き戻される
と、ステント100がシース14の先端部52から露出
して、標的部位に対して固定される。ステント100は
先端から基端方向に留置して、ステント100が病変血
管300と塞栓を形成する可能性を小さくするべきであ
る。図8に示されているように、シース14のX線不透
過性バンド54がX線不透過性ストッパー40の基端側
にくるとステントの留置が完了する。ステント100を
介して装置10を引き戻し、患者から取り出す。 【0053】図2及び図9は、本発明と共に使用できる
ステント100の好適な実施形態を示す図である。図2
のステント100は、留置される前の拡張していない圧
縮された状態である。ステント100は、Nitinolなど
の超弾性合金から形成されるのが好ましい。ステント1
00は、より好ましくは約50.5%(ここで用いる%
は原子量%である)から約60%のニッケルで残りの合
金成分はチタンからなり、最も好ましくは約55%のニ
ッケルで残りはチタンからなる。ステント100は、体
温で超弾性となるのが好ましく、約21℃〜約37℃の
範囲においてAfを有するのが好ましい。ステントを超
弾性にすると、上記したように、潰れても回復可能であ
り、様々な適用例の様々な血管装置のステントまたはフ
レームとして用いることができる。 【0054】ステント100はチューブ状部材であっ
て、前部開口端及び後部開口端を有し、それらの両端間
に長手方向の軸線が延在する。図2に示されているよう
に、チューブ状部材は、患者に挿入して血管内を送るた
めの第1の小さい直径と、血管の標的領域に留置するた
めの第2の大きな直径とを有する。チューブ状部材は、
前端と後端との間に延在する複数の近接フープ102か
らなる。フープ102は、複数の長手ストラット104
と近接するストラット同士を連結する複数のループ10
6とを含み、近接するストラット同士が対向するそれぞ
れの端部で連結され実質的にS字若しくはZ形パターン
を形成している。ステント100は更に、近接するフー
プ102同士を連結する複数の曲線ブリッジ108を含
む。ブリッジ108は、近接するストラット同士をルー
プの中心からオフセットされたブリッジとループの連結
点で連結している。 【0055】上記した結合構造により、ステント全体に
亘って歪みが良好に分散され、ステントが曲がった時の
金属同士の接触が防止されると共に、構造間、即ちスト
ラット、ループ、及びブリッジ間の隙間が最小にされて
いる。ストラット、ループ、及びブリッジの数、並びに
それらのデザイン特性は、ステントの動作特性及び疲れ
寿命特性を決定する際の重要なファクターである。各ル
ープが、24本〜36本の範囲のストラット、或いはそ
れ以上のストラットを有するのが好ましい。ステント
は、ストラットの長さ(インチ)に対するフープのスト
ラット数の比率を有し、その比率が200を超えるのが
好ましい。そのストラットの長さは、ステントの長手軸
に平行に圧縮した状態で測定したもとする。 【0056】構造により生じる最大歪みを最小にするべ
く、ステントは、他のものよりも失敗しにくい、ステン
トの領域に歪みを分散させる構造的ジオメトリを有す
る。例えば、影響を受け易いステントの1つ領域が連結
ループの半径の内側である。連結ループが、ステントの
構造の内で最も変形を受け易い。ループの半径の内側は
通常、ステントの内で最も歪みの大きい領域である。こ
の領域はまた、ステントの内で直径が最も小さいという
点でクリティカルである。応力集中は、直径をできるだ
け大きくして制御即ち最小化するのが普通である。同様
に、ブリッジ及びブリッジとループとの連結点における
局所的な歪みの集中を最小化したい。これを達成する1
つの方法は、特徴とする幅を維持しつつ加えられる力に
一致する可能な限り大きな直径にすることである。別の
方法は、ステントの最大開口領域を最小化することであ
る。ステントを切り出す元のチューブを効果的に利用す
ることで、ステントの強度及びその塞栓材料を保持する
能力を高めることができる。 【0057】図示及び上記した説明は最も実際的で好適
な実施形態であると思われるが、図示及び記載した特定
のデザイン及び方法から発展したものは当業者への提案
となり、本発明の概念及び範囲から逸脱することなく使
用可能であることを理解されたい。本発明は、記載及び
例示した特定の構造に制限されるものではなく、本発明
の請求の範囲内の改良は本発明の一環であることを理解
されたい。 【0058】本発明の実施態様は以下の通りである。 (1)前記ポリマー外層がNylon(登録商標)を含むこ
とを特徴とする請求項1に記載の自己拡張式ステントデ
リバリ装置。 (2)前記実質的に不浸透性の平滑な内層が、熱分解炭
素コーティングを含むことを特徴とする請求項1に記載
の自己拡張式ステントデリバリ装置。 (3)前記熱分解炭素コーティングが、前記ポリマー外
層に直接取着されることを特徴とする実施態様(2)に
記載の自己拡張式ステントデリバリ装置。 (4)前記熱分解炭素コーティングが、基材に取着され
てから前記ポリマー外層に取着されることを特徴とする
実施態様(2)に記載の自己拡張式ステントデリバリ装
置。 (5)前記実質的に不浸透性の平滑な内層が、前記チュ
ーブ状シースの全長に亘って前記ポリマー外層に取着さ
れることを特徴とする請求項1に記載の自己拡張式ステ
ントデリバリ装置。 (6)前記実質的に不浸透性の平滑な内層が、前記ステ
ントベッドに近接した前記チューブ状シースの前記ポリ
マー外層に取着されることを特徴とする請求項1に記載
の自己拡張式ステントデリバリ装置。 (7)前記実質的に不浸透性の平滑な内層が、セラミッ
クコーティングを含むことを特徴とする請求項1に記載
の自己拡張式ステントデリバリ装置。 【0059】 【発明の効果】曲がりくねった経路を案内できると共に
ステントが埋まり込んでしまうのを防止でき、更に標的
領域にステントを正確かつ容易に留置できる自己拡張式
ステントデリバリ装置が提供される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に従って製造されたステントデリバリ装
置の単純化された立面図である。 【図2】本発明のデリバリ装置に装着されたステントを
示す分部的な破断図を含む本装置の拡大した先端部を示
す図1に類似の図である。 【図3】本発明に従って製造された軸の先端部の単純化
された立面図である。 【図4】図3の線4−4に沿って見た断面図である。 【図5】血管内への自己拡張式ステントの留置手順を示
す、本発明の装置の部分断面図である。 【図6】血管内への自己拡張式ステントの留置手順を示
す、本発明の装置の部分断面図である。 【図7】血管内への自己拡張式ステントの留置手順を示
す、本発明の装置の部分断面図である。 【図8】血管内への自己拡張式ステントの留置手順を示
す、本発明の装置の部分断面図である。 【図9】血管内への自己拡張式ステントの留置手順を示
す、本発明の装置の部分断面図である。 【図10】本発明に従って製造されたステントデリバリ
装置の軸の単純化された立面図である。 【図11】本発明に従ったステントデリバリ装置の軸及
びシースの部分断面図である。 【図12】本発明に従ったステントデリバリ装置の軸及
び改良されたシースの部分断面図である。 【図13】本発明に従ったステントデリバリ装置の軸及
び改良されたシースの部分的な断面図である。 【符号の説明】 10 自己拡張式ステントデリバリ装置 12 軸 14 シース 16 軸基端部 18 軸先端部 20 ルアガイドワイヤハブ 22 軸本体部分 24 コイル部材 28 先端部分 40 ストッパー 42 ステントベッド 50 シースハブ 54 マーカーバンド 58 Tuohy Borst弁 60 シース外層 62 シース内層 64 ワイヤ補強層 100 ステント
フロントページの続き (72)発明者 クリストファー・ウィリアム・ワイデンハ ウス アメリカ合衆国、33027 フロリダ州、ペ ンブローク・パインズ、エスダブリュ・ワ ンハンドレッド・アンド・シックスティー フォース・アベニュー 610 Fターム(参考) 4C167 AA56 BB02 BB12 BB13 BB26 CC09 DD01

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 自己拡張式ステントデリバリ装置であっ
    て、 基端部、先端部、前記基端部と前記先端部との間に延在
    するガイドワイヤ内腔、並びに自己拡張式ステントが配
    置される前記先端部近傍のステントベッドを有する実質
    的にチューブ状の軸と、 内部容積を画定し、前記チューブ状の軸及び前記ステン
    トと同軸的に配置される、ポリマー外層及び実質的に不
    浸透性の平滑な内層を有する実質的にチューブ状のシー
    スとを含むことを特徴とする自己拡張式ステントデリバ
    リ装置。
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