JP2003265474A - 超音波用探触子及びそれを用いた超音波撮像装置 - Google Patents
超音波用探触子及びそれを用いた超音波撮像装置Info
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- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
画像観測を行える超音波用探触子等を提供する。 【解決手段】 この超音波用探触子は、超音波の送受信
機能を有する超音波振動子11と、超音波振動子11を
駆動して超音波を送信させ、超音波振動子11が超音波
を受信して発生した検出信号を増幅する超音波送受信部
10と、超音波送受信部10から出力された検出信号を
処理して音声データ及び画像データを生成する超音波動
画生成部20と、超音波動画生成部20において生成さ
れた音声データ及び画像データをリアルタイムデータ形
式に変換する動画通信プロトコル生成部33と、動画通
信プロトコル生成部33とPC等との間でデータの送受
信を行う外部インターフェース部40とを具備する。
Description
能を有する超音波用探触子に関し、さらに、そのような
超音波用探触子を用いて超音波画像を撮像する超音波撮
像装置に関する。
探傷器、漁業分野では魚群探知器、軍事分野ではアクテ
ィブ・ソナー、医療分野では超音波診断装置というよう
に、広範囲な分野において実用化技術として普及してい
る。例えば、超音波診断装置によれば、体表面に超音波
用探触子を密着させるだけで、非浸襲、無観血的に体内
の形態情報を得られるため、心臓のような動いている臓
器や、胎児の診断等に用いられている。
及び超音波画像観測装置によって構成される。しかしな
がら、超音波画像観測装置は非常に高価であり、また、
メーカーそれぞれの超音波用探触子に対して専用である
ため、メーカーの異なる超音波用探触子を使用する場合
には、それぞれ専用の超音波画像観測装置を用意する必
要があった。
超音波用探触子により超音波の送信及び受信を行い、超
音波の受信により得られたアナログ信号を超音波観測装
置内でディジタル信号に変換して、様々な方式により画
像表示を行っている。一方で、近年はパソコン(PC)
の機能向上が凄まじく、IEEE1394等の汎用イン
ターフェースを介して入力されたビデオ信号をキャプチ
ャーし、画面表示することがOSの標準機能として実装
されている。
用探触子により得られた超音波信号は特有の処理を施す
必要があるため、超音波動画を表示させるためには専用
の超音波観測装置を用意するか、またはPCに専用の超
音波処理ボード等を搭載する必要があり、高コストを招
いたり、システムの小型化の障壁となっていた。
等に接続して簡単かつ低コストに超音波画像観測を行え
る超音波用探触子、及び、それを用いた超音波撮像装置
を提供することを目的とする。
め、本発明に係る超音波用探触子は、超音波の送受信機
能を有する超音波振動子と、超音波振動子を駆動して超
音波を送信させ、超音波振動子が超音波を受信して発生
した検出信号を増幅する超音波送受信部と、超音波送受
信部から出力された検出信号を処理して画像データを生
成する超音波動画生成部と、超音波動画生成部において
生成された画像データをリアルタイムデータ形式に変換
する動画通信プロトコル生成部と、動画通信プロトコル
生成部とPC等との間でデータの送受信を行う外部イン
ターフェース部とを具備する。また、本発明に係る超音
波撮像装置は、少なくとも動画通信プロトコル生成部を
備える超音波用探触子と、座標変換処理及び画像補間処
理を行う超音波画像表示ソフトウェアを備える汎用PC
とを具備する。
波観測装置を超音波探触子に一体化することにより、汎
用PC等に接続して簡単かつ低コストに超音波画像観測
を行うことができる。
て、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の構
成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る超音波用探触子
の構成を示すブロック図である。図1に示すように、超
音波用探触子1は、超音波を送受信するための送受信部
10と、送受信部10において超音波を受信することに
よって得られる検出信号を処理して画像データ及び音声
データを得る信号処理部20と、送受信部10及び信号
処理部20を制御し、インターフェース部40を介して
PC等との間でデータの入出力を行う制御部30とを含
んでいる。以下においては、超音波用探触子が、汎用P
Cと接続されて超音波撮像装置を構成し、PCのディス
プレイに超音波画像を表示させる例について説明する。
する第1〜第Nの振動子11と、超音波を送信するよう
に振動子11を駆動する送信回路13と、振動子11が
超音波を受信することによって得られる微弱な検出信号
を増幅する受信回路14と、複数の振動子11のいずれ
か1つと送信回路13及び受信回路14とを選択して接
続するセレクタ12とを含んでいる。
減衰特性を補正するSTC(Sensitivity Time gain Co
ntrol:感度時間利得制御)回路21と、STC回路2
1から出力される信号の可聴帯域成分(音声信号)を抽
出するLPF(Low Pass Filter:ローパス・フィル
タ)22と、LPF22によって抽出された音声信号を
ディジタル信号(音声データ)に変換する音声用ADC
(Analog to Digital Converter:アナログ/ディジタ
ル変換器)23と、音声用ADC23から出力された音
声データを格納する音声用メモリ24と、STC回路2
1から出力される信号をディジタル信号(画像データ)
に変換する画像用ADC25と、画像用ADC25から
出力された画像データを格納する画像用メモリ26とを
含んでいる。
を読み出して画像データの座標変換及び補間処理を行
い、インターフェース部40を介して接続されているP
Cにこれらのデータを送信し、また、PCから出力され
た命令に基づいて信号を出力するパケットデータ処理部
33と、パケットデータ処理部33の出力した信号に基
づいてTG(Timing Generator:タイミングジェネレー
タ)回路31を制御し、TG回路31が作成したタイミ
ングに基づいてSTC回路21を制御するCPU(Cent
ral Processing Unit:中央処理装置)32と、セレク
タ12、送信回路13及びパケットデータ処理部33を
制御し、セレクタ12及び送信回路13を制御するタイ
ミングを作成するTG回路31とを含んでいる。
動作について、図1を参照しながら説明する。パケット
データ処理部33は、PCからインターフェース部40
を介して送られてきたコントロール信号パケットを命令
に変換してCPU32に出力する。例えば、パケットデ
ータ処理部33が、PCから送られてきた「ライブ命
令」のコントロール信号パケットを「ライブ命令」に変
換してCPU32に出力すると、CPU32は、TG回
路31等を起動する。CPU32により起動されたTG
回路31は、セレクタ12、送信回路13及びCPU3
2にTsync信号を出力する。送信回路13は、入力
されたTsync信号に同期して、第1〜第Nの振動子
11を駆動する駆動パルスを生成し、送信回路13側の
信号線TXを介してセレクタ12に出力する。セレクタ
12は、Tsync信号に同期して、送信回路側の信号
線TX及び受信回路側の信号線RXを振動子側の信号線
TR1〜TRNに順次接続し、各振動子11から超音波
が送信される。
によって反射されて生じるエコー波を受信する。各振動
子11がエコー波を受信して発生する検出信号は、セレ
クタ12によって切り換えられて、受信回路14に順次
入力される。受信回路14は、各振動子11からの微弱
な検出信号を増幅して、STC回路21に出力する。
おける信号波形を示す図である。図2に示すように、振
動子側の信号線TR1〜TRNにおいては、Tsync
信号に同期して、振動子11に供給される駆動パルス及
び振動子11から出力される検出信号が観測される。こ
れらの検出信号は、セレクタ12及び信号線RXを介し
て、受信回路14に入力される。受信回路14において
は、各振動子から出力される検出信号成分(RA1、R
A2、・・・、RAN)が取り出され、これらの検出信
号成分が微弱な信号であるために増幅され、増幅された
検出信号が信号線RSを介してSTC回路21に出力さ
れる。
出力された検出信号は、STC回路21に入力される。
超音波信号は進達距離に応じて減衰する特性を有するの
で、検出信号は、受信時間に応じて減衰した信号とな
る。そこで、STC回路21において、超音波の進達距
離に応じて検出信号の振幅を補正する。CPU32は、
TG回路31から入力されたTsync信号に同期し
て、内蔵するDAC(Digital to Analog Converter:
ディジタル/アナログ変換回路)からSTC_CON信
号をSTC回路21に出力する。STC回路21は、S
TC_CON信号の電圧値に基づいて、超音波の進達距
離の影響を除去するように検出信号を増幅する。あるい
は、PCから出力される信号をDACを介してSTC_
CON信号とすることによって、STCの制御をPC側
から行うことも可能である。
におけるタイミングチャートである。図3に示すよう
に、信号線RSを介してSTC回路21に入力された検
出信号は、Tsync信号に同期してCPU32から出
力されるのこぎり波のようなSTC_CON信号によっ
て制御される増幅率で増幅され、超音波の進達距離によ
る減衰の影響が除去された検出信号STC_OUTが出
力される。
体動作を示すタイミングチャートである。ここで、Ts
ync信号は1音線期間を示し、Fsync信号は1フ
レーム期間を示す。振動子11の数をN個とすると、1
フレームはN本の音線データで構成される。
24及び画像用メモリ26のそれぞれに蓄積された音声
データS1及び画像データIm1のデータセットは、次
のフレーム期間TF2においてパケットデータ処理部3
3に転送され、パケットデータセットPD1が生成され
る。本実施形態においては、深部視野を広くするため
に、複数の振動子11が扇状に配置され、超音波は空間
に扇状に放出される。したがって、エコー波の受信によ
り得られる検出信号も、メモリ上で扇状に再配置する座
標変換を行う必要がある。また、変換後の座標に対応す
る超音波データが必ずしも存在するわけではないので、
補間処理を行う必要がある。本実施形態においては、こ
の座標変換機能及び補間機能をパケットデータ処理部3
3に組み込み、パケットデータへの変換の前処理として
座標変換、補間処理を行うことで小型化及びコストダウ
ンを実現している。また、今後PCの処理速度がさらに
向上した場合には、PCに座標変換機能及び補間機能を
有するソフトウエアを搭載することも可能である。
ケットデータセットPD1は、フレーム期間TF2にお
いて、インターフェース部40を介してPCに送信さ
れ、PCでは、次のフレーム期間TF3において、入力
されたパケットデータセットPD1に基づいてフレーム
画像データFrame1を生成し、その画像を画面上に
表示する。このようにして、フレーム期間TF1、TF
2、TF3、・・・において蓄積された音声データS
1、S2、S3、・・・及び画像データIm1、Im
2、Im3、・・・が、次々とPCに転送され、フレー
ム画像データFrame1、Frame2、Frame
3、・・・によって表わされる動画像が、PC表示画面
上に再生される。
インターフェース規格としては、IEEE1394又は
USB等が使用可能であり、動画用通信プロトコルとし
ては、AVプロトコル等が使用可能である。また、特に
AVプロトコルにおいては、リアルタイムデータ形式と
してDVCRフォーマットが使用される。パケットデー
タ処理部33においては、AVプロトコルに従うコント
ロール信号パケット、信号伝送手段パケット、DVCR
パケットが生成され、インターフェース部40を介して
PCに送信される。
すフローチャートである。CPU32は、通常インター
フェース部40及びパケットデータ処理部33を介して
PCから出力される命令を常に監視しているため、ステ
ップS1及びS2を含むループを常に実行している。
れる命令が「ライブ命令」であるか否かを監視してい
る。PCから出力される命令が「ライブ命令」である場
合には、CPU32は、ステップS3においてTG回路
の動作を開始させ、ステップS4においてSTC回路用
DACの動作を開始させ、ステップS5においてパケッ
トデータ処理部の動作を開始させる。
れる命令が「ストップ命令」であるか否かを監視してい
る。PCから出力される命令が「ストップ命令」である
場合には、CPU32は、ステップS6においてTG回
路の動作を終了させ、ステップS7においてSTC回路
用DACの動作を終了させ、ステップS8においてパケ
ットデータ処理部の動作を終了させる。
音波用探触子の構成を示すブロック図である。図6に示
す超音波探触子2において、送受信部50は、複数の受
信回路54と、アナログ加算回路55とを含み、セレク
タ52が複数の振動子11と複数の受信回路54とをそ
れぞれ接続することにより受信ビームフォーマを形成す
ることも可能である。同様に、複数の送信回路を配置す
れば、送信ビームフォーマを形成することも可能であ
る。
信信号処理部及び制御部を超音波用探触子に一体化し、
制御部のパケットデータ処理部に座標変換機能及び補間
機能を組み込んだので、PCに接続して簡単に超音波画
像を観測することができる。また、超音波受信信号の可
聴領域の信号を取り出し、これに基づいて音声データを
生成することにより、拍動音のある臨場感のある超音波
動画像が得ることが可能となる。
の構成を示すブロック図である。
形を示す図である。
ミングチャートである。
るタイミングチャートである。
ャートである。
の構成を示すブロック図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 超音波の送受信機能を有する超音波振動
子と、 前記超音波振動子を駆動して超音波を送信させ、前記超
音波振動子が超音波を受信して発生した検出信号を増幅
する超音波送受信部と、 前記超音波送受信部から出力された検出信号を処理して
画像データを生成する超音波動画生成部と、 前記超音波動画生成部において生成された画像データを
リアルタイムデータ形式に変換する動画通信プロトコル
生成部と、 前記動画通信プロトコル生成部とPC等との間でデータ
の送受信を行う外部インターフェース部と、を具備する
超音波用探触子。 - 【請求項2】 前記動画通信プロトコル生成部が、座標
変換機能及び画像補間機能を有することを特徴とする請
求項1記載の超音波用探触子。 - 【請求項3】 前記超音波送受信部から出力された検出
信号を処理して音声データを生成する音声データ生成手
段をさらに具備する請求項1又は2記載の超音波用探触
子。 - 【請求項4】 前記超音波動画生成部における感度時間
利得制御動作をPCからの命令に基づいて行うことを特
徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の超音波用探
触子。 - 【請求項5】 少なくとも動画通信プロトコル生成部を
備える超音波用探触子と、 座標変換処理及び画像補間処理を行う超音波画像表示ソ
フトウェアを備える汎用PCと、を具備する超音波撮像
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002075513A JP2003265474A (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | 超音波用探触子及びそれを用いた超音波撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002075513A JP2003265474A (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | 超音波用探触子及びそれを用いた超音波撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003265474A true JP2003265474A (ja) | 2003-09-24 |
Family
ID=29204566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002075513A Pending JP2003265474A (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | 超音波用探触子及びそれを用いた超音波撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003265474A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008510582A (ja) * | 2004-08-24 | 2008-04-10 | ソノサイト、インク | 細線インタフェースを有する超音波トランスデューサ |
-
2002
- 2002-03-19 JP JP2002075513A patent/JP2003265474A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008510582A (ja) * | 2004-08-24 | 2008-04-10 | ソノサイト、インク | 細線インタフェースを有する超音波トランスデューサ |
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