JP2003265425A - 心電計による心電波形データの変換・記憶・再生システムと、そのための心電波形データの変換・記憶・再生装置。 - Google Patents

心電計による心電波形データの変換・記憶・再生システムと、そのための心電波形データの変換・記憶・再生装置。

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JP2003265425A
JP2003265425A JP2002076435A JP2002076435A JP2003265425A JP 2003265425 A JP2003265425 A JP 2003265425A JP 2002076435 A JP2002076435 A JP 2002076435A JP 2002076435 A JP2002076435 A JP 2002076435A JP 2003265425 A JP2003265425 A JP 2003265425A
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Phillips Barney
フィリップス バーニー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、心音を感知して電気信号にて心電図
にする心電計の改良技術である。当該心電計は、心臓疾
患患者が日常生活において常時携帯でき、何時でも何処
でも簡単に自分で計測するのに適した小型・軽量な器具
となし、この心電計で心電図を録音記録し、電話回線に
より記録された心電図データーを医療センターまたはそ
の内容を分析できる施設等に送信できるようにしとボイ
ス-レコーディングメモリーた心電波形データの変換・
記憶・再生システムとそのための装置に関する。 【構成】心電計電極コネクションにより感知した電気信
号の心電波形データを可聴周波数内に調整されたアナロ
グ音響データに変換し、この心電波形音響変換データを
イー・イー・ピー・ロム(EEPROM)を用いてボイス
レコーディングメモリーを備えるようにしたレコーダ内
に蓄積・記憶するようにしたことを特徴とする心電波形
データの変換・記憶・再生システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心音を感知して電気信
号にて心電図にする心電計の改良技術である。当該心電
計は、心臓疾患患者が日常生活において常時携帯でき、
何時でも何処でも簡単に自分で計測するのに適した小型
・軽量な器具となし、この心電計で心電図を録音記録
し、電話回線により記録された心電波形データーを医療
センターまたはその内容を分析できる施設等に送信でき
るようにした心電波形データの変換・記憶・再生システ
ムとそのための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、在宅医療が重要な課題として注目
され、この領域での電気通信を利用した医療技術の進歩
が望まれる時代になった。特に、増加している心臓疾患
の日常生活での管理に、通信技術を導入した管理システ
ムの開発が強く望まれ、これに適した小型・軽量な心電
計の開発とそれによる心電図の電話伝送システムについ
て多方面で研究開発がおこなわれている。
【0003】心電図データの記録と送信を、電話回線の
利用方法で行う技術について初めて紹介されたのは、1
906年で、ウィルヘルム アインソベム氏によってで
あった。しかし、この発明は、当時の電池性能では、短
時間しか作動させることができず、実用性に欠けてい
た。そのため、この発明は、電池による長時間継続使用
の機能が可能になるまで、実用器の開発や普及が行われ
なかった。従って、当時は患者が在宅の場合や、発作が
出て緊急に心音データを記録する必要がある時に、即時
対応することが出来ず、実際の医療現場では活用できな
いものであった。
【0004】その後1975年には、ブラックバーン氏
により、米国誌上にさらに詳しくその技術内容が発表さ
れた。その後、多くの関連器具が開発され、患者が心電
図データを自分の家、病院、医療事務所等より送信出来
るようになった。しかし、当時これらの器具には未だデ
ータの蓄積・記録が出来る機能は無く、一回限り現状デ
ータのみの送信に限られていた。従って、これらの器具
の用途は、ペースメーカー患者の様態を、家と病院の間
で把握する為にのみ利用されていた。
【0005】その後、改良を加えて、1980年代に
は、RAMシステムが開発され、心電計の心電図データ
のデジタル記録とデジタル蓄積が可能になった。例え
ば、心疾患患者が症状を感じた場合、直ぐにその場でそ
の症状をデータ記録・蓄積し、後であらためてその記録
・蓄積されたデータを診療所等に情報送信を行うことが
できるようになったのである。この技術は、テレホニッ
ク心電計モニタリング又は心電図異常遠隔記録方式と呼
ばれ、このシステムを利用した心電図データの分析方法
が現在の標準となっている。
【0006】図2は、従来の心電計データ変換と記憶と
再生システムの構成を示すブロック説明図である。それ
によると、心電計電極コネクションAにより感知した電
気信号の心電波形データを心電計アンプBにより増幅
し、これをフィルターCで雑音を除去したうえ、これを
デジタルレコーダDにてアナログ信号をデジタル信号に
変換し、デジタル信号として記憶し、デジタル信号をア
ナログ信号に変換して再生するように構成する。即ち、
デジタルレコーダDは、アナログ/デジタル交換機Eと
RAMメモリーFとデジタル/アナログ交換機Gが構成
要素として含まれており、増幅し雑音の除去されたアナ
ログ信号の心電波形データを8ビットのデジタル信号に
変換後、RAMメモリーFに一旦記憶され、『情報検
索』されることにより当該検索された特定記憶情報をデ
ジタル/アナログ交換機Gによりデジタル信号からアナ
ログ信号に再生変換する。続いて、アナログ信号に再生
された心電波形データを電圧制御型オシレーターHで可
聴周波数内に調整されたアナログ音響データに変換し、
これを増幅器Iで増幅されたうえ、スピーカーJで心電
波形音響変換データを音声に変換して心電図を再現出来
るようにした心電計による心電図データの変換・記憶・
再生システムである。
【0007】そのような心電図電話伝送システムが開発
された結果、患者は何処にいても、何時でも、症状を感
じた時に、その場で、手のひらに収まる小型の心電計に
より、心電図の波形データを記録・蓄積し、後からデー
タを分析・診断をするために送信できることとなった。
【0008】然るに、近年の当該心電図電話伝送システ
ムに関連する器具の開発は、大きさ等やデザインに注目
した器具開発が主流になっている。例えば、腕時計の画
面を利用した機器(特許番号:US PAT.5191
891)や、ごく最近では、手のひらに収まる小型コン
ピュータ型(特許番号:US PAT.573525
8)も紹介されている。これらの関連機器に共通する改
良技術の特徴は、第1に、アナログの心電図データをデ
ジタル化している。第2に、デジタル化した情報蓄積シ
ステムは、RAM,EPROM,フラッシュメモリーを
利用して蓄積、記録している。第3には、デジタルデー
タをアナログデータに変換再生する際には、FM周波数
に変調する方式を採用している。現在のところ心電図デ
ータの蓄積と記録をFM周波数で行っている器具はな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の関連機器
は、アナログデータをデジタルデータに変換して記録、
記憶し、後でデジタルデータをアナログデータに変換再
生するという作業が必要である。特に心電図データ(ア
ナログデータ)をデジタル化するには大容量が必要とな
るため、高価になりすぎる。そこで、その容量を小さく
すると情報の高密度化が不足して、心電図の図形が不明
瞭となって小さな変化が解らなくなり、正確な分析診断
できなくなるという欠点がある。
【0010】本発明者は、インテグレート・ストレージ
・デバイス社(現社名:ウィンボンド社)の開発した音
声の録音と電話応答システムを含む特許US PAT.
4890259、US PAT.5241494技術
(デジタル−アナログレコーダと呼ぶ技術)は、高密度
のイー・イー・ピー・ロム(ElectricallyE
rasable Programmable Read
Only Memory)を用いることによって、高
密度なアナログデータを心電波形音響変換データに変換
して高密度に蓄積、再生が可能であることに着目した。
イー・イー・ピー・ロム(EEPROM)はセル密度が2
56で、典型的なON/OFFの2つのみの情報システムと
は異なる。
【0011】本発明は、記録した心電波形データをイー
・イー・ピー・ロム(EEPROM)を用いてレコーダ内
に心電波形音響変換データに変換して高密度に蓄積・記
憶し、それを後で再生し、高密度な音声として出力でき
るようにしたことが特徴である。即ち、このようにイー
・イー・ピー・ロム(EEPROM)を利用することによ
り、小型・軽量な心電計で、何処でも、何時でも高密度
な心電波形データとして記録し、これを可聴周波数内に
調整されたアナログ音響データに変換し、こうして出来
た心電波形音響変換データを蓄積・記憶し、後でこの心
電波形データを送信して離れた場所で、高度な心疾患の
分析と診断のできるようにした実用性の高い心電波形デ
ータの変換・記憶・再生システムを提供せんとするもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】特許を受けようとする第
1発明は、心電計電極コネクションにより感知した電気
信号の心電波形データを可聴周波数内に調整されたアナ
ログ音響データに変換し、この心電波形音響変換データ
をイー・イー・ピー・ロム(EEPROM)を用いてボイ
スレコーディングメモリーを備えるようにしたレコーダ
内に蓄積・記憶するようにしたことを特徴とする心電波
形データの変換・記憶・再生システムである。
【0013】特許を受けようとする第2発明は、心電計
電極コネクションにより感知した電気信号の心電波形デ
ータを増幅し、雑音を除去したうえ、可聴周波数内に調
整されたアナログ音響データに変換し、この心電波形音
響変換データを不揮発性半導体メモリーであるイー・イ
ー・ピー・ロム(EEPROM)を用いてボイスレコー
ディングメモリーを備えるようにしたレコーダ内に蓄積
・記憶し、当該レコーダが作動停止した場合でも、当該
心電波形音響変換データをボイスレコーディングメモリ
ー内に記憶したままで、消えないようにしたことを特徴
とする心電波形データの変換・記憶・再生システムであ
る。
【0014】特許を受けようとする第3発明は、心電計
電極コネクションにより感知した電気信号の心電波形デ
ータを可聴周波数内に調整されたアナログ音響データに
変換し、これを心電波形音響変換データとしてイー・イ
ー・ピー・ロム(EEPROM)を用いてボイスレコー
ディングメモリーを備えるようにしたレコーダ内に蓄積
・記憶しておき、その後蓄積・記憶した心電波形音響変
換データを再生し、スピーカーから音波として出力し、
これを電話機を用いて電話回線により送信し、受信側で
これを心電波形データに変換・再現し得るようにしたこ
とを特徴とする心電波形データの変換・記憶・再生シス
テムである。
【0015】特許を受けようとする第4発明は、心電計
電極コネクションにより感知した電気信号の心電波形デ
ータを心電計アンプで増幅し、フィルターで雑音を除去
したうえ、電圧制御型オシレーターで可聴周波数内に調
整されたアナログ音響データに変換して心電波形音響変
換データとなし、これをイー・イー・ピー・ロム(EEP
ROM)を用いてボイスレコーディングメモリーを備え
るようにしたレコーダにより当該心電波形音響変換デー
タとして蓄積・記憶し、その後蓄積・記憶した当該心電
波形音響変換データを検索して再生し得るようになし、
当該再生した心電波形音響変換データを心電計アンプに
より増幅し、これをスピーカーで音波として出力したう
え、これを電話機から電話回線を通じて送信し、受信側
では、当該音波化した心電波形音響変換データを心電波
形データに変換・再現して心電図表示出来るようにした
ことを特徴とする心電波形データの変換・記憶・再生シ
ステムである。
【0016】特許を受けようとする第5発明は、レコー
ダが、不揮発性半導体メモリーで電気的に書き換え可能
な小型のイー・イー・ピー・ロム(EEPROM)を用い
てボイスレコーディングメモリーを備えるようにしたレ
コーダであることを特徴とする第1発明、第2発明、第
3発明又は第4発明に記載する心電波形データの変換・
記憶・再生システムである。
【0017】特許を受けようとする第6発明は、可聴周
波数内に調整されたアナログ音響データが、FM周波数
の音響データであることを特徴とする第1発明、第2発
明、第3発明又は第4発明に記載する心電波形データの
変換・記憶システムである。
【0018】特許を受けようとする第7発明は、心音を
感知して電気信号にする心電計電極コネクション部と、
入力感知した電気信号の心電波形データを増幅する心電
計アンプと、感知した心電波形データから雑音を除去す
るフィルターと、取得した心電波形データを可聴周波数
内に調整されたアナログ音響データに変換して心電波形
音響変換データとする電圧制御型オシレーターと、イー
・イー・ピー・ロム(EEPROM)を用いて当該心電波
形音響変換データを高密度数値蓄積信号形式に変換した
り高密度数値蓄積信号形式を元の心電波形音響変換デー
タに戻したりする解読変換デコーダーと、数値読み書き
回路と、ボイス-レコーディングメモリーとから構成さ
れたレコーダ内に蓄積・記憶し、後で蓄積・記憶したデ
ータから検索して心電波形音響変換データに再生し得る
ようにしたレコーダと、再生した心電波形音響変換デー
タを増幅する心電計アンプと、心電波形音響変換データ
を音波として出力するスピーカーとからなり、前記心電
計電極コネクションにより感知した電気信号の心電波形
データを可聴周波数内に調整されたアナログ音響データ
に変換して心電波形音響変換データとし、この心電波形
音響変換データをイー・イー・ピー・ロム(EEPRO
M)を用いたボイス-レコーディングメモリーを備えて
なるレコーダ内に蓄積・記憶し、再生し、音波として出
力したり送信するようにしたことを特徴とする心電波形
データの変換・記憶・再生装置である。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図示実施例にもとづいて詳細
に説明する。図1は、本発明に係る心電波形データの変
換・記憶・再生システムの構成を示すブロック図であ
り、図2は従来例の心電波形データの変換・記憶・再生
システムである。図3は本発明に係る心電波形データの
変換・記憶・再生装置の構成を示すブロック図であり、
図4は、本発明に係る心電波形データの変換・記憶・再
生装置の一実施例を示す底面方向から観た斜視図であ
り、図5は、同心電波形データの変換・記憶・再生装置
の一実施例を示す平面図である。
【0020】本発明に係る心電波形データの変換・記憶
・再生装置の構成は、図1に示すように、心音を感知し
て電気信号にする心電計電極コネクション1と、入力感
知した電気信号の心電波形データを増幅する心電計アン
プ2と、感知した心電波形データから雑音を除去するフ
ィルター3と、取得した心電波形データを可聴周波数内
に調整された心電波形音響変換データに変換する電圧制
御型オシレーター4と、心電波形音響変換データを高密
度数値蓄積信号形式の可聴周波数(PM方式)に変換し
て、これをイー・イー・ピー・ロム(EEPROM)13
を用いたボイス-レコーディングメモリー14に蓄積・
記憶し、後でこれを検索したうえ心電波形音響変換デー
タに再生し得るようにしたレコーダ5と、再生した心電
波形音響変換データを増幅する心電計アンプ6と、これ
を更に音声に再生するスピーカー7とからなる。
【0021】図4、図5は、本発明に係る心電波形デー
タの変換・記憶・再生装置8を小型機器の実施例として
具現化したものである。当該心電波形データの変換・記
憶・再生装置8の器体9は、片手で容易に持てる大きさ
であり、その図中1は心電計電極コネクションであり、
7はスピーカーである。
【0022】その中の内部構成は、図3に示すように、
心音を感知して電気信号の心電波形データにする心電計
電極コネクション1と、入力感知した電気信号の心電波
形データを増幅する心電計アンプ2と、感知した心電波
形データから雑音を除去するフィルター3と、取得した
心電波形データを可聴周波数内に調整されたアナログ音
響データに変換する電圧制御型オシレーター4と、不揮
発性半導体メモリーで電気的に書き換え可能な小型のイ
ー・イー・ピー・ロム(EEPROM)を用いてボイスレ
コーディングメモリーを備えるようにしたレコーダ5で
あって、心電波形音響変換データを蓄積・記憶してお
き、その後心電波形音響変換データを検索して再生し得
るようにしたレコーダ5と、再生した心電波形データか
ら雑音を除去し再生した心電波形データを増幅する心電
計アンプ6と、心電波形データを音声として出力するス
ピーカー7とからなる。
【0023】特に、レコーダ5は、不揮発性半導体メモ
リーで電気的に書き換え可能な小型のイー・イー・ピー・
ロム(EEPROM)を用いて心電波形音響変換データ
を高密度数値蓄積信号形式に変換したり、その高密度数
値蓄積信号形式信号を心電波形音響変換データに戻した
りする解読変換デコーダー11と、数値読み書き回路1
2と、ボイス-レコーディングメモリー14とから主要
部が構成されており、その他、外部とのデータのやりと
りには、操作作スイッチ群15や制御とタイミングロジ
ック16や図示しないが電源やクロックやコマンドスト
ローブなどが組み合わさってユニットを備えている。
【0024】このため、心電計電極コネクション1によ
り感知した電気信号の心電波形データを可聴周波数内に
調整されたアナログ音響データに変換して心電波形音響
変換データとなし、この心電波形音響変換データを、イ
ー・イー・ピー・ロム(EEPROM)13を用いてボイ
ス-レコーディングメモリー14を備えるようにしたレ
コーダ5内に蓄積し、記憶し、これを後に再生して心電
波形音響変換データとなしたものをスピーカ7で音波と
して出力したりするようにしたことを特徴とする心電波
形データの変換・記憶・再生装置8である。
【0025】本発明は、前記のような心電波形データの
変換・記憶・再生装置8を用いて行うことのできる心電
計による心電図データの変換・記憶・再生システムであ
る。それは、心電計電極コネクション1により感知した
電気信号の心電波形データを心電計アンプ2で増幅し、
感知した心電波形データからフィルター3で雑音を除去
したうえ、電圧制御型オシレーター4で可聴周波数内に
調整されたアナログ音響データに変換し、これを心電波
形音響変換データとしてイー・イー・ピー・ロム(EEP
ROM)13とボイス-レコーディングメモリー14を
備えたレコーダ5の内に蓄積・記憶しておき、その後、
その蓄積・記憶した心電波形音響変換データを再生し、
心電計アンプ6で増幅し、スピーカー7で音波として出
力する機能を持っている。そこで、携帯電話若しくはP
HS又は公衆電話のいずれかの電話機10で病院又は分
析センター18に電話をかける。そしてスピーカー7を
その送話口にあて電話回線17を通じて送信し、受信側
の病院や分析センター18でこれを受信し、心電波形音
響変換データを心電図表示装置19で心電波形データに
変換して心電図を再現出来るようにしたことを特徴とす
る心電計による心電図データの変換・記憶・再生システ
ムである。
【0026】
【効果】本発明に係る心電波形データの変換・記憶・再
生装置は、心音を感知して電気信号にて心電図にする心
電計の改良技術である。当該心電計は、心臓疾患患者が
日常生活において常時携帯でき、何時でも何処でも簡単
に自分で計測するのに適した小型・軽量な器具である。
【0027】しかも当該心電波形データの変換・記憶・
再生装置を用いた心電図データの変換・記憶・再生シス
テムは、心電計電極コネクションにより感知した電気信
号の心電波形データを可聴周波数内に調整されたアナロ
グ音響データに変換し、これを心電波形音響変換データ
としてイー・イー・ピー・ロム(EEPROM)を用いて
ボイスレコーディングメモリーを備えるようにしたレコ
ーダ内に蓄積・記憶しておき、蓄積・記憶した心電波形
音響変換データをスピーカで音波に再生できるものであ
る。
【0028】特に、本発明に係るレコーダは、イー・イ
ー・ピー・ロム(EEPROM)とボイス-レコーディン
グメモリーにより蓄積・記憶するようにしたので、高密
度な音声データの記録と蓄積と再生が可能である。ま
た、この技術は、従来のアナログとデジタル相互の変換
作業の必要が無く、データの高密度化が可能となり、録
音技術が高度なものになった。その結果、本発明に係る
心電波形データの変換・記憶・再生装置は、確度の高い
診断支援機能を有するものである。
【0029】更に、心電図データの変換・記憶・再生シ
ステムは、高密度な心電波形音響変換データとして記録
と蓄積されたものをスピーカー7で音波として再生し、
電話回線を通じて送受信し、受信側の病院や分析センタ
ーで心電波形音響変換データを電波形データに変換して
心電図を再現出来るようにしたものである。そのため、
在宅で日常的な健康管理が出来るだけでなく、発作時に
も即時に対応できるようになった。即ち本発明に係る心
電図データの変換・記憶・再生システムは、心電図を測
定できる環境を飛躍的に拡大することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る心電波形データの変換・記憶・再
生システムの構成を示すブロック図である。
【図2】従来例の心電波形データの変換・記憶・再生シ
ステムである。
【図3】本発明に係る心電波形データの変換・記憶・再
生装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る心電波形データの変換・記憶・再
生装置の構成を示すブロック図である。
【図5】同心電波形データの変換・記憶・再生装置の一
実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1…心電計電極コネクション 2…心電計アンプ 3…フィルター 4…電圧制御型オシレーター 5…レコーダ 6…心電計アンプ 7…スピーカー 8…心電波形データの変換・記憶・再生装置 9…器体 10…電話機 11…解読変換デコーダー 12…数値読み書き回路 13…イー・イー・ピー・ロム(EEPROM) 14…ボイス-レコーディングメモリー 15…操作スイッチ群 16…タイミングロジック 17…電話回線 18…病院や分析センター 19…心電図表示装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】心電計電極コネクションにより感知した電
    気信号の心電波形データを可聴周波数内に調整されたア
    ナログ音響データに変換し、この心電波形音響変換デー
    タをイー・イー・ピー・ロム(EEPROM)を用いてボ
    イスレコーディングメモリーを備えるようにしたレコー
    ダ内に蓄積・記憶するようにしたことを特徴とする心電
    波形データの変換・記憶・再生システム。
  2. 【請求項2】心電計電極コネクションにより感知した電
    気信号の心電波形データを増幅し、雑音を除去したう
    え、可聴周波数内に調整されたアナログ音響データに変
    換し、この心電波形音響変換データを不揮発性半導体メ
    モリーであるイー・イー・ピー・ロム(EEPROM)を
    用いてボイスレコーディングメモリーを備えるようにし
    たレコーダ内に蓄積・記憶し、当該レコーダが作動停止
    した場合でも、当該心電波形音響変換データをボイスレ
    コーディングメモリー内に記憶したままで、消えないよ
    うにしたことを特徴とする心電波形データの変換・記憶
    ・再生システム。
  3. 【請求項3】心電計電極コネクションにより感知した電
    気信号の心電波形データを可聴周波数内に調整されたア
    ナログ音響データに変換し、これを心電波形音響変換デ
    ータとしてイー・イー・ピー・ロム(EEPROM)を用
    いてボイスレコーディングメモリーを備えるようにした
    レコーダ内に蓄積・記憶しておき、その後蓄積・記憶し
    た心電波形音響変換データを再生し、スピーカーから音
    波として出力し、これを電話機を用いて電話回線により
    送信し、受信側でこれを心電波形データに変換・再現し
    得るようにしたことを特徴とする心電波形データの変換
    ・記憶・再生システム。
  4. 【請求項4】心電計電極コネクションにより感知した電
    気信号の心電波形データを心電計アンプで増幅し、フィ
    ルターで雑音を除去したうえ、電圧制御型オシレーター
    で可聴周波数内に調整されたアナログ音響データに変換
    して心電波形音響変換データとなし、これをイー・イー・
    ピー・ロム(EEPROM)を用いてボイスレコーディ
    ングメモリーを備えるようにしたレコーダにより当該心
    電波形音響変換データとして蓄積・記憶し、その後蓄積
    ・記憶した当該心電波形音響変換データを検索して再生
    し得るようになし、当該再生した心電波形音響変換デー
    タを心電計アンプにより増幅し、これをスピーカーで音
    波として出力したうえ、これを電話機から電話回線を通
    じて送信し、受信側では、当該音波化した心電波形音響
    変換データを心電波形データに変換・再現して心電図表
    示出来るようにしたことを特徴とする心電波形データの
    変換・記憶・再生システム。
  5. 【請求項5】レコーダが、不揮発性半導体メモリーで電
    気的に書き換え可能な小型のイー・イー・ピー・ロム(E
    EPROM)を用いてボイスレコーディングメモリーを
    備えるようにしたレコーダであることを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載する心電
    波形データの変換・記憶・再生システム。
  6. 【請求項6】可聴周波数内に調整されたアナログ音響デ
    ータが、FM周波数の音響データであることを特徴とす
    る請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載す
    る心電波形データの変換・記憶システム。
  7. 【請求項7】心音を感知して電気信号にする心電計電極
    コネクション部と、入力感知した電気信号の心電波形デ
    ータを増幅する心電計アンプと、感知した心電波形デー
    タから雑音を除去するフィルターと、取得した心電波形
    データを可聴周波数内に調整されたアナログ音響データ
    に変換して心電波形音響変換データとする電圧制御型オ
    シレーターと、イー・イー・ピー・ロム(EEPROM)
    を用いて当該心電波形音響変換データを高密度数値蓄積
    信号形式に変換したり高密度数値蓄積信号形式を元の心
    電波形音響変換データに戻したりする解読変換デコーダ
    ーと、数値読み書き回路と、ボイス-レコーディングメ
    モリーとから構成されたレコーダ内に蓄積・記憶し、後
    で蓄積・記憶したデータから検索して心電波形音響変換
    データに再生し得るようにしたレコーダと、再生した心
    電波形音響変換データを増幅する心電計アンプと、心電
    波形音響変換データを音波として出力するスピーカーと
    からなり、前記心電計電極コネクションにより感知した
    電気信号の心電波形データを可聴周波数内に調整された
    アナログ音響データに変換して心電波形音響変換データ
    とし、この心電波形音響変換データをイー・イー・ピー・
    ロム(EEPROM)を用いたボイス-レコーディング
    メモリーを備えてなるレコーダ内に蓄積・記憶し、再生
    し、音波として出力したり送信するようにしたことを特
    徴とする心電波形データの変換・記憶・再生装置。
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