JP2003265355A - 有機廃棄物を微生物分解させる装置、主としてポータブルバイオトイレ - Google Patents

有機廃棄物を微生物分解させる装置、主としてポータブルバイオトイレ

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JP2003265355A
JP2003265355A JP2002073442A JP2002073442A JP2003265355A JP 2003265355 A JP2003265355 A JP 2003265355A JP 2002073442 A JP2002073442 A JP 2002073442A JP 2002073442 A JP2002073442 A JP 2002073442A JP 2003265355 A JP2003265355 A JP 2003265355A
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JP
Japan
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organic waste
sawdust
wood chips
decomposition tank
waste
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JP2002073442A
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English (en)
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Kunifumi Sukehara
國文 祐原
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KURIO CORP KK
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KURIO CORP KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Non-Flushing Toilets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 解決しようとする第1の課題は、オガ屑や木
片チップに屎尿など有機廃棄物を攪拌混入させるとき
に、回転する攪拌羽根の機構を使用したり、回転する分
解槽と固定式の攪拌板との相対運動によって攪拌するの
ではなく、ゴミや残留物などで汚れたオガ屑や木片チッ
プを交換する際は簡単に交換できるようにし、また、複
雑な回転機構を使わず、装置を重量の軽いものにするこ
とである。解決しようとする第2の課題は、屎尿などの
有機廃棄物から発する臭気を装置内で抑制或いは消滅さ
せることである。 【解決手段】本発明では、柔軟な素材で形成した分解槽
に振動器(バイブレータ)で振動を加えて、内部を振動
させることにより、オガ屑や木片チップなどの人工土壌
マトリックスに屎尿などの有機廃棄物を攪拌混入させる
ことで第1の課題を解決する。また、装置を二重構造に
し、空隙部分にオゾンガスを充填させてオゾンの作用に
よって消臭殺菌することで第2の課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 有機廃棄物を微生物で分解
処理する装置、主にバイオトイレに関する。
【0002】
【従来の技術】有機廃棄物の微生物分解装置として生ゴ
ミ処理機が知られているが、オガ屑(粉体化木質材料)
を使用した屎尿の処理方式が1999年日本木材学会で
発表された。これにより、従来生ゴミ処理に使用されて
きた人工土壌マトリックスとしてのオガ屑を使用する機
構によって屎尿も分解できることが明らかとなった。そ
の後、オガ屑や木片チップなどを使用するバイオトイレ
が数社の企業により製品化されているが、オガ屑や木片
チップなどと屎尿を攪拌する装置はいずれも分解槽の内
部で回転する攪拌羽根を使用しており、構造の複雑化と
装置の重量過大化及びメンテナンスの煩雑さが避けられ
なかった。
【0003】オガ屑や木片チップなどと屎尿などの有機
廃棄物は分解槽の中で十分攪拌されることにより空気が
混入し微生物が活性化されて生分解が促進される。しか
し、長期間(数週間〜1ヶ月以上)使用されるオガ屑や
木片チップはゴミや分解残留物などで汚れるため定期的
に廃棄交換しなければならない。ところが、分解槽の内
部で回転する攪拌羽根を使用している構造の場合は、通
常、羽根や回転装置が邪魔になり、オガ屑や木片チップ
を取り出し難いという問題点があった。また、攪拌羽根
そのものと回転装置が複雑で大きく、重量が嵩みポータ
ブルとしては重過ぎる欠点があった。
【0004】この対策として、ターンテーブルに乗せた
汚物分解槽と固定式攪拌板で攪拌効果が得られる装置
(特開2000−107076)があるが、槽の内部に
攪拌装置があることは同様であるため、汚れが攪拌装置
に付着したり、回転装置そのものの機構や重量の問題は
解決されていなかった。
【0005】また、有機廃棄物、特に屎尿はそれ自体の
臭気(アンモニア、スカトールなど)、及び屎尿が生分
解する際の臭気が装置の外に漏れ、トイレを室内で使用
する際に問題があった。この対策としてオゾンガスで消
臭する方法もあるが、オゾンが装置外に漏れて異臭がし
たり、有機物を分解する菌に影響を及ぼす問題点があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする第
1の課題は、オガ屑や木片チップに屎尿などの有機廃棄
物を攪拌混入させるときに、回転する攪拌羽根の機構を
使用したり、回転する分解槽と固定式の攪拌板との相対
運動によって攪拌するのではなく、ゴミや残留物などで
汚れたオガ屑や木片チップを交換する際は簡単に交換で
きるようにし、また、複雑な回転機構を使わず、装置を
重量の軽いものにすることである。
【0007】解決しようとする第2の課題は、屎尿など
の有機廃棄物から発する臭気を装置内において抑制或い
は消滅させると同時に分解菌には影響を及ぼさないよう
にすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、布や軟質プ
ラスチックなどの柔軟な素材で形成した分解槽に振動器
で振動を加えて、その分解槽を振動媒体として内部に振
動を伝えることにより、オガ屑や木片チップなどに屎尿
などの有機廃棄物を混入させることで第1の課題を解決
する。また、本発明による装置(以下、本装置という)
を二重構造にし、空隙部分にオゾンガスを充填させてオ
ゾンの作用によって消臭殺菌することで第2の課題を解
決することを主要な特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態例を図1、
図2、図3及び図4によって説明する。ケーシング10
に、ヒンジ13を支点として開閉できる便座11と外蓋
12を接続している。ケーシングの内部には柔軟で強靭
な素材(例えばテント生地や軟質プラスチックなど)で
形成された分解槽24を、振動器(バイブレータ)21
に連結したトレイ20上に配置している。トレイはバネ
構造などで振動を吸収する振動アブソーバ22でケーシ
ングに固定している。また、ケーシング内部にはオゾン
発生器15、及びオゾン発生器と振動器(バイブレー
タ)21をコントロールするシーケンス回路ボックス1
6、そして排気口14を備えている。図3及び図4で、
分解槽24の内部にオガ屑や木片チップなどの人工土壌
マトリックス30と屎尿(有機廃棄物)31を入れるた
めの着脱袋25を取り付けている状態を示す。また、図
4に示す内蓋26は分解槽を密閉しオゾンが内部に入る
ことを防ぐ目的のもので、有機廃棄物投入時(排便時)
には取り外しておく。図2、図3では内蓋26を取り外
した状態を示している。以上が本装置の構成である。
【0010】
【実施例】 図3は本装置の内部を示す断面図である。
本装置の使用者は人体の位置40で便座11に腰掛けて
排便する。このとき内蓋26は外しておく。屎尿(有機
廃棄物)31は、オガ屑や木片チップ或いはピートモス
などの人工土壌マトリックス30の上に落下する。その
後、使用者が図4に示すように内蓋26で分解槽を覆
い、外蓋12で便座11を覆えばケーシングは二重構造
となって密閉される。
【0011】本装置の電源をオンにすると振動器(バイ
ブレータ)21が振動し、トレイ20と分解槽24が振
動媒体となって着脱袋25の内部の人工土壌マトリック
ス30と屎尿(有機廃棄物)31を振動させる。図4に
示すように、人工土壌マトリックスよりも比重の大きい
屎尿は空気と共に人工土壌マトリックスの内部に分散し
ながら混入して攪拌の効果を得ることができる。実験で
は振動数が毎分数百回から数千回と変化させるシーケン
ス回路にすると固有振動数が異なる被攪拌物に対しても
攪拌の効率が上がることが確認された。
【0012】トレイ20の振動を分解槽に伝えるために
ストッパー23を備えている。一方、振動アブソーバ2
2の働きでケーシングに伝わるべき振動は吸収される。
【0013】屎尿に含まれる水分は一部蒸発するが、量
が多い場合は、着脱袋を透水性の濾過素材で形成するこ
とにより、分解槽の底部の小孔からトレイのドレン口2
7を経由して、過剰な水分を別容器に取り出し廃棄する
ことができる。(図面では別容器は省略している)
【0014】一方、図4に示すように分解槽は内蓋26
で覆われ、ケーシングは外蓋12で覆われているので、
ケーシングと分解槽の間に密閉された空隙ができる。こ
の空隙にオゾン発生器15から0.1ppm程度の濃度
のオゾンガスを短時間(数分)満たすと分解槽から漏れ
出る臭気は酸化され消臭・殺菌される。使用済みのオゾ
ンは数秒で酸素に変化するので、安全な空気として排気
口14から装置外に排出しても問題はない。なお、空隙
は密閉されているのでオゾンは分解槽の内部の分解菌に
影響を与えない。
【0015】本装置を数十回または1〜2週間使用した
後、屎尿(有機廃棄物)を分解して分解残留物などで汚
れた人工土壌マトリックスは着脱袋ごと分解槽から取り
出し、間単に廃棄、交換することができる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明によれば、
オガ屑や木片チップに屎尿などの有機廃棄物を攪拌混入
させるときに、分解槽の内部に回転する攪拌羽根などが
なく複雑な回転機構を使用しないので、ゴミや残留物な
どで汚れたオガ屑や木片チップを交換する際は簡単に交
換できる。汚れたオガ屑や木片チップを入れる着脱袋と
して、焼却できる素材を用いれば可燃ゴミとして廃棄で
きる他、農業や園芸用の堆肥としても使用できる。つま
り、本装置はポータブルトイレとして長期間使用でき、
排泄物で下水を汚染しない資源循環型トイレとなるので
環境改善に貢献する。また、装置の重量を軽量にするこ
とができるのでポータブル化が容易である。
【0017】また、二重構造の空隙の中にオゾンガスを
満たすことで消臭と殺菌の効果があるため、室内や病院
内での使用がより安全で快適になる。
【0018】この装置は生ゴミ処理機にも応用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置の外観斜視図である。
【図2】 本発明装置の内部を説明する、ケーシングの
一部を切り欠いた斜視図である。
【図3】 図1においてA矢視からの内部を示す断面図
(外蓋と内蓋を開けた状態)である。
【図4】 図1においてA矢視からの内部を示す断面図
(外蓋と内蓋を閉じた状態)である。
【符号の説明】
10 ケーシング 11 便座 12 外蓋 13 ヒンジ 14 排気口 15 オゾン発生器 16 シーケンス回路ボックス 17 電源プラグ 20 トレイ 21 振動器(バイブレータ) 22 振動アブソーバ 23 ストッパー 24 分解槽 25 着脱袋 26 内蓋 27 ドレン口 30 人工土壌マトリックス 31 屎尿(有機廃棄物) 40 人体の位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D036 CB05 HA02 HA12 HA22 HA27 HA32 HA46 4C080 AA07 BB02 CC13 HH02 JJ10 KK02 LL02 MM08 4D059 AA01 BA01 BA41 BJ20 BK01 CB24 DA43 4G036 AB12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機廃棄物を微生物分解させる装置におい
    て、振動器(バイブレータ)で布や軟質プラスチックな
    どの柔軟な素材で形成した分解槽を振動させることによ
    り、オガ屑や木片チップなどの人工土壌マトリックスに
    屎尿などの有機廃棄物を混入させる装置及びその方法。
  2. 【請求項2】有機廃棄物を微生物分解させる装置におい
    て、分解槽とケーシングに各々蓋をして二重構造にし、
    空隙部分にオゾンガスを充填させる装置及びその方法。
  3. 【請求項3】有機廃棄物を微生物分解させる装置におい
    て、分解槽の中に着脱袋を入れて構成した装置およびそ
    の方法。
JP2002073442A 2002-03-18 2002-03-18 有機廃棄物を微生物分解させる装置、主としてポータブルバイオトイレ Pending JP2003265355A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010012077A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Akiyama:Kk 排泄物処理機能付きポータブルトイレ
US20170354300A1 (en) * 2015-07-31 2017-12-14 Hibbs Marketing Services LLC Toilet apparatus and method of use
US11857122B2 (en) 2020-07-07 2024-01-02 Coversan, Llc Modular portable toilet with rotary agitator

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US11857122B2 (en) 2020-07-07 2024-01-02 Coversan, Llc Modular portable toilet with rotary agitator

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