JP2003263881A - Esd対策が施されたテープドライブ - Google Patents

Esd対策が施されたテープドライブ

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JP2003263881A
JP2003263881A JP2002285234A JP2002285234A JP2003263881A JP 2003263881 A JP2003263881 A JP 2003263881A JP 2002285234 A JP2002285234 A JP 2002285234A JP 2002285234 A JP2002285234 A JP 2002285234A JP 2003263881 A JP2003263881 A JP 2003263881A
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tape drive
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reel
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JP2002285234A
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Kazuya Tamura
和也 田村
Eiichi Yoneyama
栄一 米山
Yoshinori Tangi
芳則 丹木
Philip Turner
ターナー フィリップ
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Mitsumi Electric Co Ltd
Benchmark Storage Innovations Inc
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Benchmark Storage Innovations Inc
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    • G11B33/12Disposition of constructional parts in the apparatus, e.g. of power supply, of modules
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    • G11B15/67Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting end of record carrier from container or spool
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    • G11B33/022Cases

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  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ESD対策を施したテープドライブを提供す
る。 【解決手段】 前面にフロントベゼル(21)を持つ伝
導性のシャーシ(20)と、このフロントベゼルに取り
付けられるイジェクトボタン(251)のスイッチ(2
2)や発光ダイオード(23)等の回路部品とを有する
テープドライブ(10)において、フロントベゼル(2
1)に、スイッチ(22)の近傍で前方へ突出するよう
に形成された突起(211)が設けられている。すなわ
ち、この突起(211)に避雷針としての役目を持たせ
ている。フロントベゼル(21)はフロントパネル(2
5)で覆われている。シャーシ(20)の下面(20
L)は回路基板(90)で覆われており、この回路基板
と上記回路部品とはフレキシブルプリント回路(27)
によって電気的に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDLT(Digital Li
near Tape)やLTO(Linear Tape Open)に代表され
るリニアテープストレージシステムのようなテープドラ
イブに関し、特にテープドライブの静電放電(ESD:
electrostatic discharge)対策に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のテープドライブは、コンピュー
タシステムのハードディスク用の「バックアップ」シス
テムとして開発され、従来から種々のリニアストレージ
システムが提案されている。例えば、DLTとして働く
デジタル線形テープドライブは、例えば、特許文献1に
開示されている。
【0003】デジタル線形テープドライブ(以下、単に
「駆動装置」や「テープドライブ」、「ドライブ」とも
呼ぶ)は、単一のリール(サプライリール)を持つテー
プカートリッジ(以下、単に「カートリッジ」とも呼
ぶ)を受けるためのものであり、その内部にテイクアッ
プリールを内蔵している。テープカートリッジが駆動装
置に装着されると、磁気テープがテープカートリッジか
ら引き出され、ヘッドガイドアセンブリ(HGA)を介
してテイクアップリールで巻き取られる。ヘッドガイド
アセンブリは、テープカートリッジから引き出された磁
気テープ(以下、単に「テープ」とも呼ぶ)を磁気ヘッ
ドに案内するためのものである。磁気ヘッドは、当該テ
ープと磁気ヘッドとの間で情報を交換する。ヘッドガイ
ドアセンブリは、一般に、ブーメラン状の形をしたアル
ミニウム製のプレートと、各々ベアリングを使用した6
個の大きなガイドローラとで構成される。
【0004】尚、ヘッドガイドアセンブリは、テープガ
イドアセンブリとも呼ばれ、それは、例えば、特許文献
2に開示されている。また、ガイドローラの一例は、特
許文献3に開示されている。
【0005】一般に、テープドライブは、例えば、特許
文献4に記載されているように、共通のベースを有する
略直方体形状のハウジングを含む。ベースは2つのスピ
ンドルモータ(リールモータ)を有する。第1のスピン
ドルモータは、ベースに永久的に取り付けられたスプー
ル(テイクアップリール)を有し、そのスプールは、比
較的高速で流れる磁気テープを受けるように大きさが定
められている。第2のスピンドルモータ(リールモー
タ)は取外し可能なテープカートリッジを受けるように
適合される。取外し可能なテープカートリッジは、ドラ
イブのハウジングに形成されたスロットを通してドライ
ブの中に手動で、または自動的に挿入される。テープカ
ートリッジをスロットの中に挿入すると、カートリッジ
は第2のスピンドルモータ(リールモータ)と係合す
る。第1および第2のスピンドルモータ(リールモー
タ)を回転する前に、機械的なバックリング機構によっ
てテープカートリッジは永久的に取付けられたスプール
(テイクアップリール)に接続される。テープカートリ
ッジと永久スプールとの間に位置づけられた多くのロー
ラ(ガイドローラ)は、テープカートリッジと永久に取
付けられたスプールとの間を磁気テープが比較的高速で
前後に移動する際にそれを案内する。
【0006】このような構成のデジタル線形テープドラ
イブでは、テイクアップリールがテープをサプライリー
ルから引っ張るための装置が必要である。そのような引
っ張り装置は、例えば、特許文献5に開示されている。
この公報によると、テイクアップリールには巻取りリー
ダ手段(第1のテープリーダ)が連結され、サプライリ
ール上のテープに供給テープリーダ手段(第2のテープ
リーダ)が固定されている。第1のテープリーダはその
一端にキノコ状のタブを有する。第2のテープリーダは
ロッキング孔を有する。タブはロッキング孔に係合され
る。
【0007】さらに、第1のテープリーダを第2のテー
プリーダに接合するための機構も必要となる。そのよう
な接合機構は、例えば、特許文献6に開示されている。
【0008】また、特許文献7は、リーダテープの側方
に突出する耳片を必要とすることなく、リーダテープ
(第2のテープリーダ)の端部をテープカートリッジの
テープエンド引掛け部に係止することのできるリーダテ
ープの係止部構造を開示している。
【0009】特許文献8は、テープカートリッジがドラ
イブに挿入されていない際に、テープドライブのテイク
アップリールが回転するのを防ぐためのロックシステム
を開示している。
【0010】尚、テープドライブは、テープヘッドアク
チュエータアセンブリをさらに含み、それは複数のロー
ラによって規定されたテープ経路上に、テイクアップス
プールとテープカートリッジとの間に位置づけられる。
動作中は、磁気テープがテイクアップスプールとテープ
カートリッジとの間を前後に流れ、規定されたテープ経
路上を流れる間にヘッドアクチュエータアセンブリに密
に接近する。このようなヘッドアクチュエータアセンブ
リの一例は、上記特許文献4に開示されている。
【0011】一方、デジタル線形テープドライブに装着
されるテープカートリッジの一例は特許文献9に開示さ
れている。
【0012】また、特許文献10には、バックリング機
構または巻取りリーダを使用することなくテープリーダ
がテープカートリッジからテイクアップリールに押し進
められるようにしたテープドライブを開示している。
【0013】前述したように、テープドライブは、第1
および第2のリールモータを具備しており、それらは伝
導性のシャーシ上に搭載される。また、第1および第2
のリールモータの各々は、一般に、インナーロータ型の
モータから成る。
【0014】詳述すると、第1のリールモータは、磁性
体からなるモータ基板と、このモータ基板上に回転可能
に取り付けられたロータと、モータ基板に固定設置され
たステータとを有する。第1のリールモータは、ロータ
がステータの内側に配置されたインナーロータ型のモー
タである。第1のリールモータは、モータ基板に、その
ほぼ中心から垂直に立設して固定された円筒状回転支持
部材を有する。この円筒状回転支持部材に、ボールベア
リングを介してロータが回転可能に支持されている。す
なわち、ロータは、回転シャフトと、皿状回転体と、リ
ング状マグネットとを有する。回転シャフトは、ボール
ベアリングを介して円筒状回転支持部材に回転可能に取
り付けられている。皿状回転体は、回転シャフトの下端
から回転シャフトの延在方向とは直交する方向に延在し
ており、その外周端部が直角に上方を折り曲げられてい
る。リング状マグネットは、この皿状回転体の外周端部
の外周面に固定して取り付けられている。
【0015】一方、ステータは、リング状マグネットの
外周側に近接してモータ基板上に配置されている。ステ
ータは、放射状に延びる複数の固定子コアと、これら複
数の固定子コアにそれぞれ巻回した固定子コイルとを有
する。
【0016】この第1のリールモータが搭載される部分
の、伝導性のシャーシの裏面には、当該テープドライブ
を駆動するための集積回路(IC)等の多数の回路部品
が搭載される回路基板が取り付けられる。
【0017】一方、伝導性のシャーシはその前面にフロ
ントベゼルを持つ。このフロントベゼルには回路部品が
取付けられている。回路部品は、例えば、イジェクトボ
タンのスイッチや発光ダイオード(LED)等である。
フロントベゼルはイジェクトボタンを備えたフロントパ
ネルで覆われている。そして、上記回路基板と回路部品
とはフレキシブルプリント回路(FPC)を介して電気
的に接続されている。尚、シャーシはアースされてい
る。
【0018】
【特許文献1】特開平9−198639号公報
【0019】
【特許文献2】特表平9−500753号公報
【0020】
【特許文献3】特開2000−100025号公報
【0021】
【特許文献4】特表2000−501547号公報
【0022】
【特許文献5】特公平3−7595号公報
【0023】
【特許文献6】特公平6−39027号公報
【0024】
【特許文献7】特開2000−100116号公報
【0025】
【特許文献8】特開平11−86381号公報
【0026】
【特許文献9】特開2000−149491号公報
【0027】
【特許文献10】特開平11−316991号公報
【0028】
【発明が解決しようとする課題】テープドライブの性能
試験の一つに静電放電(ESD:electrostatic discha
rge)試験がある。このESD試験とは、所定の電圧の
静電気をテープドライブに印加することによって、テー
プドライブの性能を試験するものである。このとき、通
常、イジェクトボタンの近傍からインパルス電圧がテー
プドライブの前面に印加される。何故なら、通常の使用
状態においては、周知のように、イジェクトボタンを操
作しようとするときに、人体に帯電していた静電気が、
人体の指とイジェクトボタンとの間で放電されるからで
ある。
【0029】しかしながら、上記静電気として高いイン
パルス電圧がテープドライブに与えられてしまうと、ス
イッチやLED等の回路部品が破壊する虞がある。ま
た、この高いインパルス電圧が、FPCを介して回路基
板に伝わり、それに搭載されている高価なICを破壊し
てしまう虞がある。
【0030】しかしながら、従来のテープドライブで
は、ESD試験でのESD対策が何ら施されておらず、
上述したように、回路部品やICが破壊されるのを防止
することは困難である。したがって、何らかのESD対
策が望まれている。
【0031】したがって、本発明の目的は、ESD対策
を施したテープドライブを提供することにある。
【0032】本発明の他の目的は、説明が進むにつれて
明らかになるだろう。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様の要
点について述べると、テープドライブ(10)は磁気テ
ープとの間で情報交換を行うためのものであると理解さ
れることができる。テープドライブ(10)は、前面に
フロントベゼル(21)を持つ伝導性のシャーシ(2
0)と、このフロントベゼルに取り付けられる回路部品
(22,23)とを有する。本発明の第1の態様によれ
ば、フロントベゼル(21)に前方へ突出するように形
成された突起(211)が設けられている。
【0034】上記本発明の第1の態様において、上記回
路部品は、例えば、イジェクトボタン(251)のスイ
ッチ(22)を含んで良い。その場合、上記突起(21
1)はフロントベゼルのスイッチの近傍に設けられるこ
とが好ましい。また、フロントベゼル(21)はフロン
トパネル(25)で覆われていて良い。さらに、シャー
シ(20)は上面(20U)と下面(20L)とを持
ち、その下面は回路基板(90)で覆われていて良い。
その場合、この回路基板と上記回路部品とはフレキシブ
ルプリント回路(27)によって電気的に接続されてい
ることが好ましい。
【0035】本発明の第2の態様の要点について述べる
と、ドライブ(10)は、前面にフロントベゼル(2
1)を持つ伝導性のシャーシ(20)と、このフロント
ベゼルに取り付けられる回路部品(22,23)とを有
するものであると理解されることができる。本発明の第
2の態様によれば、フロントベゼル(21)に前方へ突
出するように形成された突起(211)が設けられてい
る。
【0036】上記本発明の第2の態様において、上記回
路部品はイジェクトボタン(251)のスイッチ(2
2)を含んで良い。その場合、上記突起(211)はフ
ロントベゼルのスイッチの近傍に設けられることが好ま
しい。また、フロントベゼル(21)はフロントパネル
(25)で覆われていて良い。
【0037】尚、上記括弧内の参照符号は、理解を容易
にするために付したものであり、一例に過ぎず、これら
に限定されないのは勿論である。
【0038】
【発明の実施の形態】図1,2,3を参照して、本発明
の一実施形態に係るテープドライブについて説明する。
図1はテープドライブ10の斜視図であり、上蓋を取り
外した状態で図示したものである。図2は図1のテープ
ドライブ10を背面側から見た斜視図である。図3は図
1のテープドライブ10の断面図である。
【0039】テープドライブ10は、上面20Uおよび
下面20Lを持つ伝導性のシャーシ20を有する。上面
20Uは、第1の上領域20U1および第2の上領域2
0U2に区分されている。同様に、下面20Lは、第1
の上領域20U1および第2の上領域20U2にそれぞ
れ対向する第1の下領域20L1および第2の下領域2
0L2に区分されている。
【0040】また、テープドライブ10は、テイクアッ
プリール30と、第1のリールモータ40と、スロット
部50と、第2のリールモータ60とを更に有する。第
1のリールモータ40はテイクアップリールモータと呼
ばれ、第2のリールモータ60はサプライリールモータ
と呼ばれる。
【0041】テイクアップリール30は、シャーシ20
の第1の上領域20U1上に回転自在に取り付けられて
いる。第1のリールモータ(テイクアップリールモー
タ)40は、シャーシ20の第1の下領域20L1側に
取り付けられており、テイクアップリール30を回転駆
動するためのモータである。図3に示されるように、第
1のリールモータ40は、磁性体からなる第1のモータ
基板41と、この第1のモータ基板41上に回転可能に
取り付けられた第1のロータ42と、第1のモータ基板
41に固定設置された第1のステータ43とを有する。
第1のリールモータ40は、第1のロータ42が第1の
ステータ43の内側に配置されたインナーロータ型のモ
ータである。第1のロータ42は第1のリング状マグネ
ット421を有する。
【0042】一方、スロット部50は、シャーシ20の
第2の上領域20U2上に設けられている。このスロッ
ト部50には、テープカートリッジ(図示せず)が図1
の矢印Aに示す挿入方向に沿って挿入される。テープカ
ートリッジは、回転自在なサプライリールと、このサプ
ライリールに巻回された磁気テープとを備えている。第
2のリールモータ(サプライリールモータ)60は、シ
ャーシ20の第2の下領域20L2に取り付けられてお
り、スロット部50に上記テープカートリッジが挿入さ
れたときに上記サプライリールを回転駆動するためのモ
ータである。第2のリールモータ60は、磁性体からな
る第2のモータ基板61と、この第2のモータ基板61
上に回転可能に取り付けられた第2のロータ62と、第
2のモータ基板61に固定設置された第2のステータ6
3とを有する。第2のリールモータ60も、第1のリー
ルモータ40と同様に、第2のロータ62が第2のステ
ータ63の内側に配置されたインナーロータ型のモータ
である。第2のロータ62は第2のリング状マグネット
621を有する。
【0043】図3から明らかなように、第1のリールモ
ータ(テイクアップリールモータ)40は、第2のリー
ルモータ(サプライリールモータ)60に対して裏返っ
た状態で配置されている。換言すれば、第1のリールモ
ータ40では、第1のロータ42および第1のステータ
43が第1のモータ基板41の下面に配置されている。
第2のリールモータ60では、第2のロータ62および
第2のステータ63が第2のモータ基板61の上面に配
置されている。したがって、第2のリールモータ60
は、第2のロータ62の第2の環状マグネット621が
外側に露出した状態にある。この第2のリング状マグネ
ット621は強い磁気を持つので、磁気漏れを遮断する
ために、第2のリールモータ60は鉄系の磁性体からな
るプレート70で覆われている。
【0044】このような構造のテープドライブ10によ
れば、磁気ヘッド80と、サプライリールから引き出さ
れてテイクアップリール30に巻き取られる磁気テープ
(図示せず)との間で情報交換を行うことができる。
【0045】図2に加えて図4をも参照すると、伝導性
のシャーシ20はその前面にフロントベゼル21を持
つ。このフロントベゼル21には、イジェクトボタン
(後述する)のスイッチ22や発光ダイオード(LE
D)22等の回路部品が取り付けられている。このフロ
ントベゼル21は、上記イジェクトボタン251を備え
たフロントパネル25で覆われている。
【0046】図3に加えて図5をも参照すると、第1の
リールモータ40が搭載される部分の、シャーシ20の
裏面20L1には、当該テープドライブ10を駆動する
ための集積回路(IC)921等の多数の回路部品92
が搭載される回路基板90が取り付けられる。この回路
基板90と上記フロントベゼル21に取り付けられた回
路部品22,23とはフレキシブルプリント回路(FP
C)27を介して電気的に接続されている。尚、シャー
シ20はアースされている。
【0047】前述したように、テープドライブ10の性
能試験の一つに静電放電(ESD)試験がある。このE
SD試験とは、所定の電圧の静電気をテープドライブ1
0に印加することによって、テープドライブ10の性能
を試験するものである。このとき、通常、イジェクトボ
タン251の近傍からインパルス電圧がテープドライブ
10の前面に印加される。何故なら、通常の使用状態に
おいては、周知のように、イジェクトボタン251を操
作しようとするときに、人体に帯電していた静電気が、
人体の指とイジェクトボタン251との間で放電される
からである。
【0048】しかしながら、上記静電気として高いイン
パルス電圧がテープドライブ10に与えられてしまう
と、スイッチ22やLED23等の回路部品が破壊する
虞がある。また、この高いインパルス電圧が、FPC2
7を介して回路基板90に伝わり、それに搭載されてい
る高価なIC921を破壊してしまう虞がある。
【0049】前述したように、従来のテープドライブで
は、ESD試験でのESD対策が何ら施されていないの
で、回路部品22、23やIC921を破壊するのを防
止することは困難である。したがって、何らかのESD
対策が望まれていた。
【0050】そこで、本発明では、図2および図4に示
されるように、フロントベゼル21に、スイッチ22の
近傍で前方へ突出するように形成された突起211を設
けている。すなわち、この突起211にいわゆる避雷針
としての役目を持たせている。
【0051】例えば、静電気を帯電している人が、イジ
ェクトボタン251を操作しようとして、その指をイジ
ェクトボタン251に近付けたとしよう。その場合、人
体に帯電している静電気に起因する放電は、その人の指
と突起211との間で行われる。その結果、その放電に
よる電気は、アースされているシャーシ20へ流れるこ
とになる。従って、スイッチ22やLED23が破壊さ
れるのを防止することができる。また、放電による電流
は全てシャーシ20へ流れるので、高いインパルス電圧
がFPC27を介して回路基板90へ印加されるのを防
止することができる。これにより、回路基板90上に搭
載されている高価なIC921が破壊されるのを防止す
ることもできる。
【0052】本発明についてその好ましい実施の形態に
よって説明してきたが、本発明の精神を逸脱しない範囲
内で、種々の変形が当業者によって可能であるのは明ら
かである。例えば、上述した実施の形態では、ドライブ
がテープドライブである場合を例に挙げて説明したが、
テープドライブ以外の、例えば、フレキシブルディスク
ドライブ等の他のドライブにも同様に適用できるのは勿
論である。また、上述した実施の形態では、突起211
がイジェクトボタン251のスイッチ22の近傍に設け
られているが、突起の設置場所はこれに限定されず、フ
ロントベゼル21であれば何処でも良い。また、突起2
11の個数も一個に限定されないのは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、フロントベゼルに前方へ突出するように形成
された突起を設けたので、ESD対策を施したテープド
ライブを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るテープドライブ
を、上蓋を取り外した状態で示す斜視図である。
【図2】図1のテープドライブを背面側から見た斜視図
である。
【図3】図1のテープドライブの断面図である。
【図4】図2に示されたテープドライブのフロント部分
を拡大して示す部分拡大斜視図である。
【図5】図2に示されたテープドライブのシャーシのフ
ロントベゼルに設けられる回路部品とシャーシの裏面を
覆う回路基板との接続関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 テープドライブ 20 シャーシ 20L シャーシの下面 21 フロントベゼル 22 スイッチ 23 発光ダイオード 25 フロントパネル 27 フレキシブルプリント回路 211 突起 251 イジェクトボタン 90 回路基板
フロントページの続き (71)出願人 502064483 ベンチマーク ストーリッジ イノベーシ ョンズ, インコーポレイテッド Benchmark Storage I nnovations,Inc. アメリカ合衆国 コロラド 80301, ボ ールダー, スターリング サークル 3122 3122 Sterling Circle Boulder, Colorado 80301 United States o f America (72)発明者 田村 和也 東京都調布市国領町8丁目8番地2 ミツ ミ電機株式会社内 (72)発明者 米山 栄一 東京都調布市国領町8丁目8番地2 ミツ ミ電機株式会社内 (72)発明者 丹木 芳則 東京都調布市国領町8丁目8番地2 ミツ ミ電機株式会社内 (72)発明者 フィリップ ターナー アメリカ合衆国,コロラド 80301,ボー ルダー,スターリング サークル 3122 ベンチマーク ストーリッジ イノベーシ ョンズ,インコーポレイテッド内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープとの間で情報交換を行うため
    のテープドライブ(10)であって、 前面にフロントベゼル(21)を持つ伝導性のシャーシ
    (20)と、 該フロントベゼルに取り付けられる回路部品(22,2
    3)と、 前記フロントベゼルに前方へ突出するように設けられた
    突起(211)とを有するテープドライブ。
  2. 【請求項2】 前記回路部品はイジェクトボタン(25
    1)のスイッチ(22)を含み、前記突起は前記フロン
    トベゼルの前記スイッチの近傍に設けられている、請求
    項1に記載のテープドライブ。
  3. 【請求項3】 前記フロントベゼル(21)はフロント
    パネル(25)で覆われている、請求項1に記載のテー
    プドライブ。
  4. 【請求項4】 前記シャーシ(20)は上面(20U)
    と下面(20L)とを持ち、該下面は回路基板(90)
    で覆われており、該回路基板と前記回路部品とはフレキ
    シブルプリント回路(27)によって電気的に接続され
    ている、請求項1に記載のテープドライブ。
  5. 【請求項5】 前面にフロントベゼル(21)を持つ伝
    導性のシャーシ(20)と、 該フロントベゼルに取り付けられる回路部品(22,2
    3)と、 前記フロントベゼルに前方へ突出するように設けられた
    突起(211)とを有するドライブ。
  6. 【請求項6】 前記回路部品はイジェクトボタン(25
    1)のスイッチ(22)を含み、前記突起は前記フロン
    ドベゼルの前記スイッチの近傍に設けられている、請求
    項5に記載のドライブ。
  7. 【請求項7】 前記フロントベゼルはフロントパネル
    (25)で覆われている、請求項5に記載のドライブ。
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