JP2003263764A - 光ディスク再生装置および光ピックアップのラジアルチルト角調整方法 - Google Patents
光ディスク再生装置および光ピックアップのラジアルチルト角調整方法Info
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Abstract
エラーレートが最小となるチルト角調整方法を提供す
る。 【解決手段】 チルト角制御回路7は、メモリ8に保存
されているディスク情報より求められるディスク最内周
記録半径R1とディスク最外周記録半径R2とから、R
=(R1+R2)/2を算出し、そのR位置もしくはそ
の近傍にて駆動回路4によりチルト角制御機構3を制御
しチルト角調整を行う。その際、あらかじめフラッシュ
メモリ9に保存されたチルト角調整値を中心にしてチル
ト角調整を行うことにより、調整時間の短縮と動作の安
定を可能にする。さらに、エラー数カウント回路6より
得られるエラー数が最小となるようにチルト角調整を行
うことにより、確実にエラー数が最小となるチルト角調
整値を得る。
Description
学的に信号を読み取る光ディスク再生装置に関し、特
に、光ディスクに対する光ピックアップのラジアルチル
ト角(以下チルト角という)が調整可能な光ディスク再
生装置および光ピックアップのチルト角調整方法に関す
る。
は、光ピックアップのチルト角の調整を行う場合、例え
ば、特開2001−101672号公報に示されるよう
に、光ピックアップのガイド軸の高さを調整することで
チルト角の調整を行っていた。
0−30275号公報に示されるようなチルト角調整機
能を備えた光ピックアップを使用してチルト角調整を行
っていた。この場合、あらかじめ光ディスク再生装置の
製造時にジッタ値が最小となるチルト角調整値を求め、
そのチルト角調整値をメモリに保存しておき、光ディス
クの再生時には、この保存しておいた調整値をもとにチ
ルト角を調整していた。
た従来の光ディスク再生装置における光ピックアップの
チルト角調整方法には次のような問題点がある。まず、
第1は、チルト角に大きなずれが生じてエラーレートが
悪化してしまう場合があることである。その理由は、光
ディスクの反りによって光ディスクの内周と外周とでは
チルト角に差があり、また、光ディスクによってもチル
ト角に差があるためである。従って、特定の光ディスク
の特定の箇所においてチルト角調整を行っても、特定の
光ディスクの別の箇所や別の光ディスクにおいては、チ
ルト角に大きなずれが生じて、エラーレートが悪化して
しまう。
が最小となるように調整していることにより、このチル
ト角調整値が、エラーレートが最小となるチルト角調整
値と一致しない場合があることである。その理由は、ジ
ッタ値が最小になるチルト角調整値と、RF振幅が最大
になるチルト角調整値が一致しない場合、RFイコライ
ジング回路やRFスライス回路によっては、必ずしもジ
ッタ値が最小となるチルト角調整値と、エラーレートが
最小となるチルト角調整値が一致する保証がないからで
ある。
スク再生装置の課題に鑑みてなされたものであって、光
ディスクの反りの影響を受けにくく、かつエラーレート
が最小となる光ディスク再生装置および光ピックアップ
のチルト角調整方法を提供することにある。
装置は、光ディスクから光学的に信号を読み取る光ピッ
クアップを有する光ディスク再生装置において、光ディ
スクに対する光ピックアップのチルト角を調整するチル
ト角調整機構と、このチルト角調整機構の動作を制御す
る駆動回路と、光ピックアップで読み取ったデータを再
生するデータ再生回路と、再生されたデータのエラー数
情報からエラー数をカウントするエラー数カウント回路
と、ディスク情報を保存する第1のメモリと、あらかじ
めチルト角調整値を保存しておく第2のメモリと、ディ
スク情報およびチルト角調整値をもとに駆動回路に調整
を指示するチルト角制御回路とを備えることを特徴とす
る。
に保存されたディスク情報から求めたディスク最内周記
録半径R1とディスク最外周記録半径R2とから、R=
(R1+R2)/2を算出し、そのR位置もしくはその
近傍にて駆動回路の制御によりチルト角調整機構を作動
させることを特徴とする。さらに、チルト角制御回路
は、エラー数カウント回路により得られるエラー数もし
くはジッタ値が最小となるように、ラジアルチルト角を
調整することを特徴とする。
て、あらかじめ光ディスク再生装置の製造時にジッタ値
もしくはエラー数が最小となるようにラジアルチルト角
を調整し、その調整結果を保存することを特徴とする。
クの再内周の近傍にてチルト角調整し、第2のメモリに
保存しておいたチルト角調整値を中心にしてラジアルチ
ルト角調整を行うことを特徴とする。
アップのチルト角調整方法であって、初期チルト角調整
値をT0とし、1調整ステップをDとするとき、チルト
角調整値をT0−nD,T0−(n−1)D,・・・,
T0−D,T0,T0+D,・・・,T0+(n−1)
D,T0+nDの各ステップにて、光ディスクR位置に
おけるアドレスAから始まる各セクタ分についてエラー
数を比較し、最もエラー数の小さいチルト角調整値を選
択することを特徴とする。
して説明する。図1は、本発明の一実施の形態を示すブ
ロック図である。
生装置は、光ディスクに対する光ピックアップのチルト
角が調整可能な光ディスク再生装置であって、具体的に
は、光ディスク1を回転駆動するスピンドルモータ10
と、光ディスク1から光学的に信号を読み取る光ピック
アップ2とを有する光ディスク再生装置において、光デ
ィスク1に対する光ピックアップ2のチルト角を調整す
るチルト角調整機構3と、このチルト角調整機構3を制
御する駆動回路4と、光ピックアップ2で読み取ったデ
ータを再生するデータ再生回路5と、データ再生回路5
で再生されたデータのエラー数情報からエラー数をカウ
ントするエラー数カウント回路6と、ディスク情報を保
存するメモリ8と、あらかじめ光ピックアップ2のチル
ト角調整値を保存しておくフラッシュメモリ9と、ディ
スク情報およびチルト角調整値をもとに駆動回路4に対
して調整値を指示するチルト角制御回路7とを備えてい
る。
ックアップ2に搭載されており、エラー数が最小となる
ようにチルト角を調整するようになっている。データ再
生回路5は、RFアンプ、RFイコライジング回路、R
Fスライス回路、PLL回路、同期検出回路、データ復
調回路およびエラー訂正回路等から構成されている。
再生装置の電源を切ってもデータ保持できるので、あら
かじめ光ディスク再生装置の製造時に、ジッタ値もしく
はエラー数カウント回路6より得られるエラー数が最小
となるように、反りの小さい光ディスクもしくは光ディ
スクの再内周の近傍にて、チルト角制御回路7のDAC
出力より駆動回路4を介してチルト角調整機構3の動作
を制御し、光ピックアップ2のチルト角を調整するとと
もに、その調整結果を保存してある。
動作について説明する。まず、チルト角制御回路7は、
ディスク情報により算出したチルト角調整半径位置に
て、フラッシュメモリ9に保存しておいたチルト角調整
値を中心にして光ピックアップ2のチルト角を調整す
る。そして、チルト角制御回路7は、光ディスク1の再
生開始時に、メモリ8に保存しておいたディスク情報に
より求められるディスク最内周記録半径R1とディスク
最外周記録半径R2とからR=(R1+R2)/2を算
出し、そのR位置もしくはその近傍にてチルト角制御回
路7のDAC出力により、駆動回路4によってチルト角
調整機構3を制御することによりチルト角調整を行う。
た場合、光ディスク1のR位置における反り角は、光デ
ィスク1のR1とR2における反り角の平均値となる。
従って、R位置にてチルト角調整することにより、光デ
ィスクの記録領域全体のチルト角に対して良好なチルト
角調整値を得られる。
チルト角調整値を中心にしてチルト角調整を行うことに
より、調整時間の短縮と動作の安定を可能にする。さら
に、エラー数カウント回路6より得られるエラー数が最
小となるようにチルト角調整を行うことにより、確実に
エラー数が最小となるチルト角調整値を得られる。
作の流れを示すフローチャートである。図2を参照する
と、まず、チルト調整値Xをフラッシュメモリ9に保存
されていたチルト角調整値、すなわち初期チルト角調整
値T0とする(ステップ1)。
2を介して光ディスク1からデータを読み出し(ステッ
プ2)、チルト角制御回路7はメモリ8に保存しておい
たディスク情報により求められるディスク最内周記録半
径R1とディスク最外周記録半径R2とからR=(R1
+R2)/2を算出する(ステップ3)。
例の場合は7段階の調整ステップとすると、チルト調整
値X=T0−3Dとする(ステップ4)。そして、光ピ
ックアップ2をR位置に移動させ(ステップ5)、光デ
ィスク1のR位置におけるアドレスAから始まる各セク
タ分についてエラー数をカウントし、それをメモリ8に
保存する(ステップ6)。
を加え(ステップ7)、チルト調整値Xが(T0−2
D),(T0−D),T0,(T0+D),(T0+2
D),(T0+3D)と調整ステップが7つになるま
で、ステップ5からステップ7の処理フローを繰り返す
(ステップ8)。そして、最後にチルト角制御回路7は
各調整ステップにおけるエラー数を比較し、チルト調整
値Xを最もエラー数の小さいチルト角調整値Tとして選
択する(ステップ9)。
ク再生装置に装着される光ディスクごとに調整を行うこ
とで、光ディスクの反りによるチルト角のずれの影響を
小さくできるため、チルト角に大きなずれが生じること
がなく、エラーレートの悪化を大幅に改善することがで
きる。
ト角と最外周記録位置のチルト角との平均値をチルト角
調整値とするため、ディスク記録領域全体のチルト角に
対して良好なチルト角調整値を得られる。さらに、エラ
ー数が最小となるようにチルト角調整を行うため、エラ
ーレートが最小となるチルト角調整値を得られる。
る。
すフローチャートである。
Claims (8)
- 【請求項1】 光ディスクから光学的に信号を読み取る
光ピックアップを有する光ディスク再生装置において、
前記光ディスクに対する光ピックアップのラジアルチル
ト角を調整するチルト角調整機構と、このチルト角調整
機構の動作を制御する駆動回路と、前記光ピックアップ
で読み取ったデータを再生するデータ再生回路と、再生
されたデータのエラー数情報からエラー数をカウントす
るエラー数カウント回路と、ディスク情報を保存する第
1のメモリと、あらかじめチルト角調整値を保存してお
く第2のメモリと、前記ディスク情報および前記チルト
角調整値をもとに前記駆動回路に調整を指示するチルト
角制御回路とを備えることを特徴とする光ディスク再生
装置。 - 【請求項2】 チルト角制御回路は、第1のメモリに保
存されたディスク情報から求めたディスク最内周記録半
径R1とディスク最外周記録半径R2とからR=(R1
+R2)/2を算出し、そのR位置もしくはその近傍に
て駆動回路の制御によりチルト角調整機構を作動させる
ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装
置。 - 【請求項3】 第2のメモリは、あらかじめ光ディスク
再生装置の製造時にジッタ値もしくはエラー数が最小と
なるようにラジアルチルト角を調整し、その調整結果を
保存することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク
再生装置。 - 【請求項4】 第2のメモリが、フラッシュメモリであ
ることを特徴とする請求項3に記載の光ディスク再生装
置。 - 【請求項5】 チルト角制御回路は、エラー数カウント
回路により得られるエラー数が最小となるように、ラジ
アルチルト角を調整することを特徴とする請求項1から
3のいずれか1項に記載の光ディスク再生装置。 - 【請求項6】 チルト角制御回路は、ジッタ値が最小と
なるように、ラジアルチルト角を調整することを特徴と
する請求項1から3のいずれか1項に記載の光ディスク
再生装置。 - 【請求項7】 光ディスクの再内周の近傍にてチルト角
調整し、第2のメモリに保存しておいたチルト角調整値
を中心にしてラジアルチルト角調整を行うことを特徴と
する請求項5または6に記載の光ディスク再生装置。 - 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項に記載の
光ディスク再生装置における光ピックアップのラジアル
チルト角調整方法であって、初期チルト角調整値をT0
とし、1調整ステップをDとするとき、チルト角調整値
をT0−nD,T0−(n−1)D,・・・,T0−
D,T0,T0+D,・・・,T0+(n−1)D,T
0+nDの各ステップにて、光ディスクR位置における
アドレスAから始まる各セクタ分についてエラー数を比
較し、最もエラー数の小さいチルト角調整値を選択する
ことを特徴とする光ピックアップのラジアルチルト角調
整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002067171A JP2003263764A (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | 光ディスク再生装置および光ピックアップのラジアルチルト角調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002067171A JP2003263764A (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | 光ディスク再生装置および光ピックアップのラジアルチルト角調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003263764A true JP2003263764A (ja) | 2003-09-19 |
Family
ID=29198645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002067171A Pending JP2003263764A (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | 光ディスク再生装置および光ピックアップのラジアルチルト角調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003263764A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8547806B2 (en) | 2008-04-23 | 2013-10-01 | Mitsubishi Electric Corporation | Optical disc apparatus and recording method |
-
2002
- 2002-03-12 JP JP2002067171A patent/JP2003263764A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8547806B2 (en) | 2008-04-23 | 2013-10-01 | Mitsubishi Electric Corporation | Optical disc apparatus and recording method |
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