JP2003263112A - 感覚感圧接着ラベル - Google Patents
感覚感圧接着ラベルInfo
- Publication number
- JP2003263112A JP2003263112A JP2002369337A JP2002369337A JP2003263112A JP 2003263112 A JP2003263112 A JP 2003263112A JP 2002369337 A JP2002369337 A JP 2002369337A JP 2002369337 A JP2002369337 A JP 2002369337A JP 2003263112 A JP2003263112 A JP 2003263112A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- layer
- label
- silver halide
- photographic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F3/00—Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps
- G09F3/02—Forms or constructions
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F3/00—Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps
- G09F3/08—Fastening or securing by means not forming part of the material of the label itself
- G09F3/10—Fastening or securing by means not forming part of the material of the label itself by an adhesive layer
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10S428/905—Odor releasing material
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/14—Layer or component removable to expose adhesive
- Y10T428/1471—Protective layer
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/24—Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
- Y10T428/24355—Continuous and nonuniform or irregular surface on layer or component [e.g., roofing, etc.]
- Y10T428/24372—Particulate matter
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/24—Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
- Y10T428/24628—Nonplanar uniform thickness material
- Y10T428/24736—Ornamental design or indicia
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/24—Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
- Y10T428/24802—Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/249921—Web or sheet containing structurally defined element or component
- Y10T428/249994—Composite having a component wherein a constituent is liquid or is contained within preformed walls [e.g., impregnant-filled, previously void containing component, etc.]
- Y10T428/249995—Constituent is in liquid form
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/249921—Web or sheet containing structurally defined element or component
- Y10T428/249994—Composite having a component wherein a constituent is liquid or is contained within preformed walls [e.g., impregnant-filled, previously void containing component, etc.]
- Y10T428/249995—Constituent is in liquid form
- Y10T428/249997—Encapsulated liquid
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は、画像の上に少なくとも1層のオーバーコート
層を有する、画像を含んでなる感覚感圧接着ラベルであ
って、前記オーバーコート層が少なくとも1つの触感特
徴または嗅覚特徴を含んでいるラベルに関する。
層を有する、画像を含んでなる感覚感圧接着ラベルであ
って、前記オーバーコート層が少なくとも1つの触感特
徴または嗅覚特徴を含んでいるラベルに関する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包装材料に関する。
好ましい形態において、本発明は、においがする包装材
料に適用される、テキスト、グラフィックスおよび画像
のプリントのためのハロゲン化銀プリントおよびインク
プリントの両方を用いることに関する。
好ましい形態において、本発明は、においがする包装材
料に適用される、テキスト、グラフィックスおよび画像
のプリントのためのハロゲン化銀プリントおよびインク
プリントの両方を用いることに関する。
【0002】
【従来の技術】貼付けられる感圧ラベルは、ブランド認
識を築くために包装に貼付けられ、包装の内容物を示
し、包装の内容物に関する品質メッセージを伝え、製品
の使用に関する指示、または内容物の原料リストなどの
情報を消費者に提供する。感圧ラベル上の印刷は典型的
には包装に直接貼付けられるか、あるいは典型的にはグ
ラビア印刷またはフレキソ印刷を用いて印刷された印刷
媒体が包装に貼付けられる。感圧ラベルに貼付けられる
情報の三つの形式は、テキスト、グラフィックスおよび
画像である。情報の一形式しか必要としない包装もあり
一方で、情報の二形式以上を必要とする包装もある。
識を築くために包装に貼付けられ、包装の内容物を示
し、包装の内容物に関する品質メッセージを伝え、製品
の使用に関する指示、または内容物の原料リストなどの
情報を消費者に提供する。感圧ラベル上の印刷は典型的
には包装に直接貼付けられるか、あるいは典型的にはグ
ラビア印刷またはフレキソ印刷を用いて印刷された印刷
媒体が包装に貼付けられる。感圧ラベルに貼付けられる
情報の三つの形式は、テキスト、グラフィックスおよび
画像である。情報の一形式しか必要としない包装もあり
一方で、情報の二形式以上を必要とする包装もある。
【0003】包装に貼付けられる先行技術のラベルは、
ベース素材、感圧接着剤およびライナーから成る。ベー
ス素材、感圧接着剤およびライナーから成るラベル基体
は、典型的には貼合わされ、その後、多様な非写真印刷
方法を利用して印刷される。印刷後に、ラベルは、一般
に上部貼合わせ材料または保護被膜によって保護され
る。保護層、印刷された情報、ベース素材、感圧接着剤
およびライナー材料から成る完成ラベルは、高速ラベリ
ング装置を利用して包装に貼付けられる。
ベース素材、感圧接着剤およびライナーから成る。ベー
ス素材、感圧接着剤およびライナーから成るラベル基体
は、典型的には貼合わされ、その後、多様な非写真印刷
方法を利用して印刷される。印刷後に、ラベルは、一般
に上部貼合わせ材料または保護被膜によって保護され
る。保護層、印刷された情報、ベース素材、感圧接着剤
およびライナー材料から成る完成ラベルは、高速ラベリ
ング装置を利用して包装に貼付けられる。
【0004】先行技術のラベルは典型的に、グラフィッ
クス、テキストおよび画像等の視覚的内容を含んでな
る。最近の製品ラベルは、人目を引き付ける表面素材も
有する。それらの例には、微細エンボスされたポリマー
フィルム、透明ラベルおよび真珠光沢顔料インクが含ま
れる。画質をさらに改善する継続したニーズがあり、ラ
ベルの広告力を改善する継続したニーズもある。
クス、テキストおよび画像等の視覚的内容を含んでな
る。最近の製品ラベルは、人目を引き付ける表面素材も
有する。それらの例には、微細エンボスされたポリマー
フィルム、透明ラベルおよび真珠光沢顔料インクが含ま
れる。画質をさらに改善する継続したニーズがあり、ラ
ベルの広告力を改善する継続したニーズもある。
【0005】フレキソ印刷は、印刷版がゴムまたは感光
性ポリマーから製造されているオフセット凸版印刷技術
である。感圧ラベル上の印刷は、印刷版の突出面から印
刷される材料の表面へのインキの転写によって実行され
る。輪転グラビア印刷方法は、印刷シリンダの表面下に
ある数千の小さいセルを有するプリントシリンダを用い
る。インキは、プリントシリンダをインプレッションロ
ールで感圧ラベルに接触させる時にセルから転写され
る。フレキソ印刷または輪転グラビア印刷のための印刷
インキには、溶媒系インキ、水性インキおよび輻射線硬
化インキが挙げられる。輪転グラビア印刷およびフレキ
ソ印刷は受入れ可能な画質を確かに提供する一方で、こ
れらの二種の印刷方法はプリントシリンダまたは印刷版
の高価且つ時間がかかる作製を必要とし、それは10
0,000未満の単位の印刷作業をセットアップコスト
として高価にし、シリンダまたは印刷版のコストは、典
型的には印刷作業単位の規模とともに下がる。
性ポリマーから製造されているオフセット凸版印刷技術
である。感圧ラベル上の印刷は、印刷版の突出面から印
刷される材料の表面へのインキの転写によって実行され
る。輪転グラビア印刷方法は、印刷シリンダの表面下に
ある数千の小さいセルを有するプリントシリンダを用い
る。インキは、プリントシリンダをインプレッションロ
ールで感圧ラベルに接触させる時にセルから転写され
る。フレキソ印刷または輪転グラビア印刷のための印刷
インキには、溶媒系インキ、水性インキおよび輻射線硬
化インキが挙げられる。輪転グラビア印刷およびフレキ
ソ印刷は受入れ可能な画質を確かに提供する一方で、こ
れらの二種の印刷方法はプリントシリンダまたは印刷版
の高価且つ時間がかかる作製を必要とし、それは10
0,000未満の単位の印刷作業をセットアップコスト
として高価にし、シリンダまたは印刷版のコストは、典
型的には印刷作業単位の規模とともに下がる。
【0006】最近、ディジタル印刷が包装上に情報を印
刷する実行可能な方法になってきた。ディジタル印刷と
いう用語は、ディジタル情報を解することが可能な電子
出力装置によって印刷されうる電子ディジタル文字また
は電子ディジタル画像を意味する。二つの主要ディジタ
ル印刷技術はインクジェットおよび電子写真である。
刷する実行可能な方法になってきた。ディジタル印刷と
いう用語は、ディジタル情報を解することが可能な電子
出力装置によって印刷されうる電子ディジタル文字また
は電子ディジタル画像を意味する。二つの主要ディジタ
ル印刷技術はインクジェットおよび電子写真である。
【0007】1980年代初期の圧電インパルスドロッ
プオンディマンド(DOD)プリンターおよび熱DOD
インクジェットプリンタの導入は、インクジェット印刷
システムをもたらした。これらの初期のプリンターは非
常に遅く、インクジェットノズルがしばしば目詰まりし
た。1990年代に、ヒューレットパッッカード(He
wlett Packard)は最初の単色インクジェ
ットプリンタを導入し、その後直ぐに、カラーワイドフ
ォーマットインクジェットプリンタを導入は、グラフィ
ックアート市場への参入を可能にした。現在、多くの異
なるインクジェット技術が包装用途、デスクトップ用
途、工業用途、商業用途、写真用途および織物用途向け
に用いられている。
プオンディマンド(DOD)プリンターおよび熱DOD
インクジェットプリンタの導入は、インクジェット印刷
システムをもたらした。これらの初期のプリンターは非
常に遅く、インクジェットノズルがしばしば目詰まりし
た。1990年代に、ヒューレットパッッカード(He
wlett Packard)は最初の単色インクジェ
ットプリンタを導入し、その後直ぐに、カラーワイドフ
ォーマットインクジェットプリンタを導入は、グラフィ
ックアート市場への参入を可能にした。現在、多くの異
なるインクジェット技術が包装用途、デスクトップ用
途、工業用途、商業用途、写真用途および織物用途向け
に用いられている。
【0008】圧電技術において、圧電結晶は、インキチ
ャンバからインキを噴出させる圧力波を作るために電気
的にシミュレートされる。インキを電位場で電気的に帯
電させるるとともに偏向させることができ、よって様々
な文字を作ることが可能になる。より最近の開発は、帯
電した時にチャンネル内の圧力を高め、インキ滴をノズ
ルの端から押し出す導電性圧電セラミック材料を利用す
るDOD多ジェットを導入してきた。これは、非常に小
さいインキ小滴が生じ、インキ滴を高速で非常に高い解
像度、約1,000dpi印刷で送出することを可能に
する。
ャンバからインキを噴出させる圧力波を作るために電気
的にシミュレートされる。インキを電位場で電気的に帯
電させるるとともに偏向させることができ、よって様々
な文字を作ることが可能になる。より最近の開発は、帯
電した時にチャンネル内の圧力を高め、インキ滴をノズ
ルの端から押し出す導電性圧電セラミック材料を利用す
るDOD多ジェットを導入してきた。これは、非常に小
さいインキ小滴が生じ、インキ滴を高速で非常に高い解
像度、約1,000dpi印刷で送出することを可能に
する。
【0009】最近まで、インクジェットにおけるカラー
顔料の使用は一般的ではなかった。しかし、これは急速
に変化しつつある。サブミクロン顔料がインクジェット
用途向けに日本で開発された。顔料の使用は、熱インク
ジェットプリンタおよび等見ネーションために必要とさ
れる、より温度に耐えるインキを可能にする。顔料入り
水性ジェットインキは市販されており、UV硬化性ジェ
ットインキは開発中である。顔料入りインキは、より高
い耐光性および耐水性を有する。
顔料の使用は一般的ではなかった。しかし、これは急速
に変化しつつある。サブミクロン顔料がインクジェット
用途向けに日本で開発された。顔料の使用は、熱インク
ジェットプリンタおよび等見ネーションために必要とさ
れる、より温度に耐えるインキを可能にする。顔料入り
水性ジェットインキは市販されており、UV硬化性ジェ
ットインキは開発中である。顔料入りインキは、より高
い耐光性および耐水性を有する。
【0010】ディジタルインクジェット印刷は、短時間
運転カラー印刷作業をより経済的にすることにより印刷
産業に大変革を起こす将来性を有する。しかし、次の商
業段階は、インクジェット技術の大幅な改善を必要とす
るであろう。残された主要な障害は印刷速度を改善する
ことである。この問題の一部は、プリンターが迅速に処
理できるデータの量の限界である。設計が複雑であれば
複雑なほど、印刷プロセスは遅い。今現在、プリンター
は、同等のディジタル静電プリンターより約10倍遅
い。
運転カラー印刷作業をより経済的にすることにより印刷
産業に大変革を起こす将来性を有する。しかし、次の商
業段階は、インクジェット技術の大幅な改善を必要とす
るであろう。残された主要な障害は印刷速度を改善する
ことである。この問題の一部は、プリンターが迅速に処
理できるデータの量の限界である。設計が複雑であれば
複雑なほど、印刷プロセスは遅い。今現在、プリンター
は、同等のディジタル静電プリンターより約10倍遅
い。
【0011】電子写真は、Chester Carls
onによって1930年代に発明された。1970年代
初頭までは、電子写真カラー複写機の開発は、多くの企
業によって研究されていた。カラー複写機を製造する技
術は既にしかるべく存在していたが、市場はなかった。
カラー複写機に関する顧客の需要が好適な静電カラー複
写機を開発する必要な動機をもたらすまで、より多くの
年月を要したであろう。1970年代後半までは、文書
を走査し、画像を電子信号に変え、電話線を通して電子
信号を送出し、そして別のファックスマシンを用いて電
子信号を引き出し、感熱紙を用いて元の画像を印刷して
印刷コピーを作製することができるファックスマシンを
いくつかの企業は用いていた。
onによって1930年代に発明された。1970年代
初頭までは、電子写真カラー複写機の開発は、多くの企
業によって研究されていた。カラー複写機を製造する技
術は既にしかるべく存在していたが、市場はなかった。
カラー複写機に関する顧客の需要が好適な静電カラー複
写機を開発する必要な動機をもたらすまで、より多くの
年月を要したであろう。1970年代後半までは、文書
を走査し、画像を電子信号に変え、電話線を通して電子
信号を送出し、そして別のファックスマシンを用いて電
子信号を引き出し、感熱紙を用いて元の画像を印刷して
印刷コピーを作製することができるファックスマシンを
いくつかの企業は用いていた。
【0012】1993年において、インジゴ(Indi
go)およびゼイコン(Xeikon)は、シート供給
リソグラフプリンタが主流であった短時間運転市場にタ
ーゲットを置いた商用ディジタル印刷機を導入した。オ
フセット印刷で用いられたネガおよび版に付随した中間
工程の排除は、より速いターンアラウンドおよびより良
好な顧客サービスをもたらした。これらのディジタルプ
ロセスは、伝統的なゼログラフィの特徴の一部を共有す
るが、非常に特殊なインキを用いる。従来の写真複写機
のためのインキとは異なり、これらのインキは、1μm
の範囲内の極めて小さい粒子サイズの成分で製造され
る。ゼログラフィで用いられる乾燥トナーは、典型的に
は8〜10μmのサイズである。
go)およびゼイコン(Xeikon)は、シート供給
リソグラフプリンタが主流であった短時間運転市場にタ
ーゲットを置いた商用ディジタル印刷機を導入した。オ
フセット印刷で用いられたネガおよび版に付随した中間
工程の排除は、より速いターンアラウンドおよびより良
好な顧客サービスをもたらした。これらのディジタルプ
ロセスは、伝統的なゼログラフィの特徴の一部を共有す
るが、非常に特殊なインキを用いる。従来の写真複写機
のためのインキとは異なり、これらのインキは、1μm
の範囲内の極めて小さい粒子サイズの成分で製造され
る。ゼログラフィで用いられる乾燥トナーは、典型的に
は8〜10μmのサイズである。
【0013】1995年において、インジゴ(Indi
go)は、可撓性包装製品を印刷するために設計された
Omniusプレスを導入した。Omniusは、6色
を有するOne Shot Colorと呼ばれたディ
ジタルオフセットカラープロセスを用いる。主たる改善
は、透明基体のための特殊白色Electroインキの
使用であった。Omniusウェブ供給ディジタル印刷
システムは、カラー画像を基体に転写するオフセットシ
リンダを用いる種々の基体の印刷を可能にする。原則と
して、これは、印刷される基体とは関係なく完全な見当
合わせを可能にする。紙、フィルムおよび金属はこのプ
ロセスによって印刷することができる。このディジタル
印刷システムは、最初に光導電体を帯電コロナによって
帯電させ、光導電性表面を画像状に光源に露光させるこ
とにより光導電体の表面上に静電画像を形成する電子写
真プロセスに基づいている。
go)は、可撓性包装製品を印刷するために設計された
Omniusプレスを導入した。Omniusは、6色
を有するOne Shot Colorと呼ばれたディ
ジタルオフセットカラープロセスを用いる。主たる改善
は、透明基体のための特殊白色Electroインキの
使用であった。Omniusウェブ供給ディジタル印刷
システムは、カラー画像を基体に転写するオフセットシ
リンダを用いる種々の基体の印刷を可能にする。原則と
して、これは、印刷される基体とは関係なく完全な見当
合わせを可能にする。紙、フィルムおよび金属はこのプ
ロセスによって印刷することができる。このディジタル
印刷システムは、最初に光導電体を帯電コロナによって
帯電させ、光導電性表面を画像状に光源に露光させるこ
とにより光導電体の表面上に静電画像を形成する電子写
真プロセスに基づいている。
【0014】その後、帯電した静電潜像は、画像上の電
荷と反対の電荷を含むインキを用いて現像される。プロ
セスのこの部分は、写真複写機に関連した静電トナーの
部分と似ている。光導電体表面上に形成された帯電した
静電潜像は、液体トナーの電気泳動転写によって現像さ
れる。その後、この静電トナー画像は、インキを冷却す
るとともに不粘着性プリントを作製する基体にトナー画
像が転写されるまでトナーを融合し、トナーを粘着状態
に維持するホットブランケットに移送される。
荷と反対の電荷を含むインキを用いて現像される。プロ
セスのこの部分は、写真複写機に関連した静電トナーの
部分と似ている。光導電体表面上に形成された帯電した
静電潜像は、液体トナーの電気泳動転写によって現像さ
れる。その後、この静電トナー画像は、インキを冷却す
るとともに不粘着性プリントを作製する基体にトナー画
像が転写されるまでトナーを融合し、トナーを粘着状態
に維持するホットブランケットに移送される。
【0015】Electroインキは、典型的には、従
来のオフセット印刷インキのそれより少ない鉱油および
揮発性有機化合物を含む。こうしたインキは、熱可塑性
樹脂が高温で溶融するように設計される。実際の印刷プ
ロセスにおいて、融合した樹脂であるインキは基体に転
写され、乾燥させるためにインキを加熱する必要はな
い。インキは本質的に乾いている基体上に沈着する。但
し、インキが冷え室温に達するにつれてインキは不粘着
性になる。
来のオフセット印刷インキのそれより少ない鉱油および
揮発性有機化合物を含む。こうしたインキは、熱可塑性
樹脂が高温で溶融するように設計される。実際の印刷プ
ロセスにおいて、融合した樹脂であるインキは基体に転
写され、乾燥させるためにインキを加熱する必要はな
い。インキは本質的に乾いている基体上に沈着する。但
し、インキが冷え室温に達するにつれてインキは不粘着
性になる。
【0016】数十年にわたって、「磁気写真」と呼ばれ
た磁気ディジタル技術は開発中であった。このプロセス
は、磁性シリンダ上に電気画像を作り、そして画像を作
るためのインキとして磁性トナーを用いることを伴う。
この技術の潜在的な利点は、その高いプレス速度にあ
る。試験によると、200メートル/分の速度が示され
た。これらの磁気ディジタルプリンタは白黒コピーに限
定されるけれども、カラー磁性インキの開発は、この高
速ディジタル技術を経済的に実現可能にするであろう。
その成長の鍵は、VHSM(超高速の磁気)ドラムおよ
びカラー磁性インキの一層の開発であろう。
た磁気ディジタル技術は開発中であった。このプロセス
は、磁性シリンダ上に電気画像を作り、そして画像を作
るためのインキとして磁性トナーを用いることを伴う。
この技術の潜在的な利点は、その高いプレス速度にあ
る。試験によると、200メートル/分の速度が示され
た。これらの磁気ディジタルプリンタは白黒コピーに限
定されるけれども、カラー磁性インキの開発は、この高
速ディジタル技術を経済的に実現可能にするであろう。
その成長の鍵は、VHSM(超高速の磁気)ドラムおよ
びカラー磁性インキの一層の開発であろう。
【0017】磁気ディジタル分野内で、マグネトリソグ
ラフと呼ばれるハイブリッドシステムがフランスのベル
フォートのニプソンプリンティングシステムズ(Nip
son Printing Systems)によって
開発された狭いウェブ且つ短時間運転用途で構築され試
験された。この技術は、高い解像度をもたらすようであ
り、試験はシリコン系高密度マグネトグラフヘッドを用
いて行われた。インクジェットまたは電子写真を基準と
して、このシステムを競争力のある地位に高めるため
に、インキ開発において遙かにより多くの研究が必要で
ある。しかし、高速印刷の可能性を有するという事実に
よって、この技術は、現在のインクジェット技術および
電子写真技術が立ち遅れている包装用途の魅力的な代替
技術になる。
ラフと呼ばれるハイブリッドシステムがフランスのベル
フォートのニプソンプリンティングシステムズ(Nip
son Printing Systems)によって
開発された狭いウェブ且つ短時間運転用途で構築され試
験された。この技術は、高い解像度をもたらすようであ
り、試験はシリコン系高密度マグネトグラフヘッドを用
いて行われた。インクジェットまたは電子写真を基準と
して、このシステムを競争力のある地位に高めるため
に、インキ開発において遙かにより多くの研究が必要で
ある。しかし、高速印刷の可能性を有するという事実に
よって、この技術は、現在のインクジェット技術および
電子写真技術が立ち遅れている包装用途の魅力的な代替
技術になる。
【0018】写真材料は、誕生日および休暇などの特別
なイベントに関する記憶を保存するためのプリントとし
て用いるために知られてきた。写真材料は、広告で利用
される大きなディスプレイ材料のために利用されてき
た。これらの材料は、高価であるとともに、摩耗、水ま
たは曲げによって容易に損なわれるので幾分壊れやすい
高品質製品として知られてきた。写真は、脆くて壊れや
すい性質と写真の価値を考慮して伝統的に、枠、フォト
アルバム内に、そして保護材料の背後に置かれる。写真
は、消費者が消費者の生涯における重要なイベントの記
録を保存するための高級品と考えられている。写真は、
広告のための高価なディスプレイ材料とも考えられてき
た。高級品としての写真の地位を考慮して、写真は、他
の商業分野で利用されてこなかった。
なイベントに関する記憶を保存するためのプリントとし
て用いるために知られてきた。写真材料は、広告で利用
される大きなディスプレイ材料のために利用されてき
た。これらの材料は、高価であるとともに、摩耗、水ま
たは曲げによって容易に損なわれるので幾分壊れやすい
高品質製品として知られてきた。写真は、脆くて壊れや
すい性質と写真の価値を考慮して伝統的に、枠、フォト
アルバム内に、そして保護材料の背後に置かれる。写真
は、消費者が消費者の生涯における重要なイベントの記
録を保存するための高級品と考えられている。写真は、
広告のための高価なディスプレイ材料とも考えられてき
た。高級品としての写真の地位を考慮して、写真は、他
の商業分野で利用されてこなかった。
【0019】媒体(画像およびテキスト)に香りを使用
することは、非常によく知られているマーケッティング
ツールである。雑誌は、試すことを可能にすることによ
って、あるいは製品と香りを組合せることによって何年
も消費者を誘引するために香りを用いてきた。触覚等の
他の感覚刺激も製品を販売するために用いられる。例え
ば、スキンケア製品およびセッケン等のアイテムの無料
サンプルは、感覚的特徴を含めた特定の属性を宣伝する
ために消費者に渡される。「無脂」ローションの無料サ
ンプルは、ユーザーが感覚刺激を直接経験することを可
能にする。感覚刺激は、製品の差別化戦略をサポート
し、ブランド認識を強化し構築するビジネスに使用され
る製品上の特徴である。
することは、非常によく知られているマーケッティング
ツールである。雑誌は、試すことを可能にすることによ
って、あるいは製品と香りを組合せることによって何年
も消費者を誘引するために香りを用いてきた。触覚等の
他の感覚刺激も製品を販売するために用いられる。例え
ば、スキンケア製品およびセッケン等のアイテムの無料
サンプルは、感覚的特徴を含めた特定の属性を宣伝する
ために消費者に渡される。「無脂」ローションの無料サ
ンプルは、ユーザーが感覚刺激を直接経験することを可
能にする。感覚刺激は、製品の差別化戦略をサポート
し、ブランド認識を強化し構築するビジネスに使用され
る製品上の特徴である。
【0020】香りと画像を使用することに関する知的財
産が、ビジネス戦略をサポートするために新たに作りだ
された。米国特許第5,318,327号は、香り受取
りゾーンおよび挨拶メッセージ受取りゾーンを有するカ
ードを提供する。WO93/08676号およびWO9
4/26375号はそれぞれ、視覚および/または音響
表現、例えば劇場の官能的感覚を強化または増加するた
めの装置を開示する。これらの2つの明細書に開示され
た装置では、香り(特定の視覚または音響的イベントに
関連する)が、観者または聴取者に拡散する。米国特許
第5,398,070号は、シーン芳香を伴う画像の捕
捉、その後の画像表示および芳香放出装置を教示する。
香りと他の媒体、例えば写真媒体(米国特許第5,99
5,770号)との結合、電子写真媒体(米国特許第
5,970,300号)との結合が最近開発されてい
る。米国特許第5,995,770号は、マイクロカプ
セル封入(スクラッチしてにおいを嗅ぐ)、ポリトラッ
プ、マイクロスポンジならびにアエロゾル芳香の写真プ
リントの裏面への直接スプレー等の種々の放出サブシス
テムを用いた、写真画像に適用する場合の写真家の香り
選択を教示する。しかし、この方法は芳香放出システム
を写真画像上に直接適用することができない。米国特許
第5,970,300号は、典型的な電子写真プロセス
において液体芳香を適用する方法を教示する。しかし、
この方法は芳香放出サブシステムの適用も触覚供給サブ
システムの適用も提供しない。米国特許第5,995,
770号も米国特許第5,970,300号も環境保護
バリアを提供しない。
産が、ビジネス戦略をサポートするために新たに作りだ
された。米国特許第5,318,327号は、香り受取
りゾーンおよび挨拶メッセージ受取りゾーンを有するカ
ードを提供する。WO93/08676号およびWO9
4/26375号はそれぞれ、視覚および/または音響
表現、例えば劇場の官能的感覚を強化または増加するた
めの装置を開示する。これらの2つの明細書に開示され
た装置では、香り(特定の視覚または音響的イベントに
関連する)が、観者または聴取者に拡散する。米国特許
第5,398,070号は、シーン芳香を伴う画像の捕
捉、その後の画像表示および芳香放出装置を教示する。
香りと他の媒体、例えば写真媒体(米国特許第5,99
5,770号)との結合、電子写真媒体(米国特許第
5,970,300号)との結合が最近開発されてい
る。米国特許第5,995,770号は、マイクロカプ
セル封入(スクラッチしてにおいを嗅ぐ)、ポリトラッ
プ、マイクロスポンジならびにアエロゾル芳香の写真プ
リントの裏面への直接スプレー等の種々の放出サブシス
テムを用いた、写真画像に適用する場合の写真家の香り
選択を教示する。しかし、この方法は芳香放出システム
を写真画像上に直接適用することができない。米国特許
第5,970,300号は、典型的な電子写真プロセス
において液体芳香を適用する方法を教示する。しかし、
この方法は芳香放出サブシステムの適用も触覚供給サブ
システムの適用も提供しない。米国特許第5,995,
770号も米国特許第5,970,300号も環境保護
バリアを提供しない。
【0021】
【特許文献1】米国特許第5,318,327号
【特許文献2】米国特許第5,398,070号
【特許文献3】米国特許第5,888,683号
【特許文献4】米国特許第5,891,825号
【特許文献5】米国特許第5,970,300号
【特許文献6】米国特許第5,985,075号
【特許文献7】米国特許第5,995,770号
【特許文献8】米国特許第6,022,679号
【特許文献9】米国特許第6,110,552号
【特許文献10】米国特許第6,130,024号
【特許文献11】米国特許第6,146,744号
【特許文献12】米国特許第6,277,547号
【特許文献13】WO94/26375号
【特許文献14】WO93/08676号
【0022】
【発明が解決しようとする課題】高品質であるとともに
低ラベル注文量のために同時に経済的である、包装向け
用途のための感圧ラベルが必要とされている。さらに、
嗅覚および触感を含むラベルの魅力を拡張することが必
要である。
低ラベル注文量のために同時に経済的である、包装向け
用途のための感圧ラベルが必要とされている。さらに、
嗅覚および触感を含むラベルの魅力を拡張することが必
要である。
【0023】本発明の目的は、より高品質の画像を包装
材料に提供することである。さらに本発明の目的は、芳
香を有する包装ラベルを提供することである。別の目的
は、触感およびテクスチャを有する印刷ラベルを提供す
ることである。
材料に提供することである。さらに本発明の目的は、芳
香を有する包装ラベルを提供することである。別の目的
は、触感およびテクスチャを有する印刷ラベルを提供す
ることである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらの目的お
よび他の目的は、少なくとも1つの触感特徴または嗅覚
特徴を含んでいる、画像の上にある少なくとも1層のオ
ーバーコート層を有する画像を含んでなる画像要素によ
って達成される。
よび他の目的は、少なくとも1つの触感特徴または嗅覚
特徴を含んでいる、画像の上にある少なくとも1層のオ
ーバーコート層を有する画像を含んでなる画像要素によ
って達成される。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明は、先行の実施技術と比べ
て技術上多くの利点を有する。最近、より小さいグルー
プに個別にアプローチするためにマーケティングをロー
カライズしようと試みる大量消費者製品のマーケティン
グにおける傾向がある。これらのグループは、地域、民
族、性別、年齢または特殊な関心で区別されうる。これ
らの異なるグループにアプローチするために、特にこれ
らのグループを狙った包装を提供することが必要とされ
る。上述したように、伝統的包装材料は、一般に、材料
の非常に長時間の運転のために適合し、より短時間運転
を形成するか、または包装の急速な変化を提供すること
は不可能であるか、または非常に高価である。本発明者
らは、包装用途のために好適なハロゲン化銀系写真材料
を見出した。さらに、最近、材料の短時間の運転のため
に好適な迅速写真処理装置が入手可能になってきた。材
料の高速で比較的長時間の連続運転が可能であるハロゲ
ン化銀処理装置も入手可能である。低コスト包装適合写
真材料と材料の迅速短時間運転および長時間運転のため
に利用可能な処理装置との組合せは、ハロゲン化銀材料
を包装材料中で利用する機会をもたらしてきた。可撓
性、低コストおよび収縮させたり曲げたりする能力など
の特性を有するハロゲン化銀材料は、包装のために満足
で好適な材料という結果になってきた。
て技術上多くの利点を有する。最近、より小さいグルー
プに個別にアプローチするためにマーケティングをロー
カライズしようと試みる大量消費者製品のマーケティン
グにおける傾向がある。これらのグループは、地域、民
族、性別、年齢または特殊な関心で区別されうる。これ
らの異なるグループにアプローチするために、特にこれ
らのグループを狙った包装を提供することが必要とされ
る。上述したように、伝統的包装材料は、一般に、材料
の非常に長時間の運転のために適合し、より短時間運転
を形成するか、または包装の急速な変化を提供すること
は不可能であるか、または非常に高価である。本発明者
らは、包装用途のために好適なハロゲン化銀系写真材料
を見出した。さらに、最近、材料の短時間の運転のため
に好適な迅速写真処理装置が入手可能になってきた。材
料の高速で比較的長時間の連続運転が可能であるハロゲ
ン化銀処理装置も入手可能である。低コスト包装適合写
真材料と材料の迅速短時間運転および長時間運転のため
に利用可能な処理装置との組合せは、ハロゲン化銀材料
を包装材料中で利用する機会をもたらしてきた。可撓
性、低コストおよび収縮させたり曲げたりする能力など
の特性を有するハロゲン化銀材料は、包装のために満足
で好適な材料という結果になってきた。
【0026】主に、優れた画質、デジタルファイルから
プリントする経済的低量印刷であるハロゲン化銀プリン
トの利点を芳香と組み合わせることによって、視覚と嗅
覚の両方を消費者にアピールする芳香高品質ラベルは消
費者を引き付ける広告能力を著しく改善する。さらに、
視覚メッセージを含んだ視覚内容と芳香とを組合せるこ
とによって、画像と芳香との大きな相乗効果を実現する
ことができる。例えば、熱いカップのコーヒーからなる
ハロゲン化銀ラベルは、そのラベルにコーヒーの香りを
提供する芳香材料を有しており、またカルベネソーヴィ
ニョンワインラベルは、カルベネソーヴィニョンワイン
ラベルブドウに共通の赤果実の香りがする。画像全体に
所望の香りを提供することができ、画像の特定領域に所
望の香りを限定して「香りの窓」を創出することもでき
る。
プリントする経済的低量印刷であるハロゲン化銀プリン
トの利点を芳香と組み合わせることによって、視覚と嗅
覚の両方を消費者にアピールする芳香高品質ラベルは消
費者を引き付ける広告能力を著しく改善する。さらに、
視覚メッセージを含んだ視覚内容と芳香とを組合せるこ
とによって、画像と芳香との大きな相乗効果を実現する
ことができる。例えば、熱いカップのコーヒーからなる
ハロゲン化銀ラベルは、そのラベルにコーヒーの香りを
提供する芳香材料を有しており、またカルベネソーヴィ
ニョンワインラベルは、カルベネソーヴィニョンワイン
ラベルブドウに共通の赤果実の香りがする。画像全体に
所望の香りを提供することができ、画像の特定領域に所
望の香りを限定して「香りの窓」を創出することもでき
る。
【0027】感覚ラベルは少なくとも2つの人間の感覚
に訴える。例えば、視覚ラベルをラベルの表面にテクス
チャを付加することによってさらに増強することができ
る。ハロゲン化銀ラベルの優れた画質、香りおよびテク
スチャを組合せることによって、本発明のラベル材料
は、広範な感覚アピールを有し、人間の五感のうちの3
つに訴える。感覚ラベルは棚の上にある製品を経験させ
るために複数の感覚を用いることによって、広告に消費
者とよりよい関係を作る機会を提供する。
に訴える。例えば、視覚ラベルをラベルの表面にテクス
チャを付加することによってさらに増強することができ
る。ハロゲン化銀ラベルの優れた画質、香りおよびテク
スチャを組合せることによって、本発明のラベル材料
は、広範な感覚アピールを有し、人間の五感のうちの3
つに訴える。感覚ラベルは棚の上にある製品を経験させ
るために複数の感覚を用いることによって、広告に消費
者とよりよい関係を作る機会を提供する。
【0028】薄くて可撓性で強靱なハロゲン化銀材料を
利用すると、多くの優れた特性を有する包装材料をもた
らす。これらの材料は、包装において現在利用できるい
かなる画像より明るく、鮮明で鮮やかなカラー画像を有
することができる。本発明の包装材料は、既存の包装材
料では勝ることがないハロゲン化銀の画像奥行きを有す
る。シャンプーボトル、香水瓶およびフィルムボックス
などの包装品に好適な感圧ラベリングである様々な包装
材料を用いて本発明の包装材料をさらに提供してよい。
一方で優れた画像の利点を有する本発明の包装材料は、
優れた不透明度および強度を提供しつつコストが低い薄
いベース上で利用できる。本発明の包装材料は、フラッ
シュ光学露光またはディジタル印刷によって画像形成さ
れうるので、短時間運転で形成されうる能力および遅延
なしに一画像から次画像に迅速に切り替えられうる能力
を有する。
利用すると、多くの優れた特性を有する包装材料をもた
らす。これらの材料は、包装において現在利用できるい
かなる画像より明るく、鮮明で鮮やかなカラー画像を有
することができる。本発明の包装材料は、既存の包装材
料では勝ることがないハロゲン化銀の画像奥行きを有す
る。シャンプーボトル、香水瓶およびフィルムボックス
などの包装品に好適な感圧ラベリングである様々な包装
材料を用いて本発明の包装材料をさらに提供してよい。
一方で優れた画像の利点を有する本発明の包装材料は、
優れた不透明度および強度を提供しつつコストが低い薄
いベース上で利用できる。本発明の包装材料は、フラッ
シュ光学露光またはディジタル印刷によって画像形成さ
れうるので、短時間運転で形成されうる能力および遅延
なしに一画像から次画像に迅速に切り替えられうる能力
を有する。
【0029】本発明のハロゲン化銀ラベル材料は、包装
を迅速に設計し、市場に出すことを可能にする。例え
ば、スポーツまたは娯楽の大きなイベントは、ディジタ
ル画像をハロゲン化銀感圧ラベル上に直ちにフラッシュ
露光させ、イベントの時点から短時間内に利用できるの
で、実際的に瞬間的に市場に持ち込むことができる。こ
れは、感圧ラベルの場合のリードタイムが典型的には数
週間である典型的な写真グラビア印刷画像形成またはフ
レキソ印刷画像形成とは対照的である。さらに、ハロゲ
ン化銀形成画像は、より低い画質であり補正があまり好
ましくない従前の画像よりも非常によく、包装の一部と
して形成されたそれ自体補正可能な画像にする。これは
製品の品質が販売促進を保証する組織の質を反映する少
量印刷販促アイテムの場合に重要な検討事項である。最
後に画像の地域カスタマイズが迅速に可能である。
を迅速に設計し、市場に出すことを可能にする。例え
ば、スポーツまたは娯楽の大きなイベントは、ディジタ
ル画像をハロゲン化銀感圧ラベル上に直ちにフラッシュ
露光させ、イベントの時点から短時間内に利用できるの
で、実際的に瞬間的に市場に持ち込むことができる。こ
れは、感圧ラベルの場合のリードタイムが典型的には数
週間である典型的な写真グラビア印刷画像形成またはフ
レキソ印刷画像形成とは対照的である。さらに、ハロゲ
ン化銀形成画像は、より低い画質であり補正があまり好
ましくない従前の画像よりも非常によく、包装の一部と
して形成されたそれ自体補正可能な画像にする。これは
製品の品質が販売促進を保証する組織の質を反映する少
量印刷販促アイテムの場合に重要な検討事項である。最
後に画像の地域カスタマイズが迅速に可能である。
【0030】包装を迅速に変更する能力も、異なる国々
で異なる言語とマーケティングテーマ用いて地域ラベリ
ングを提供することが必要である場合に用途を見つける
であろう。さらに、国が異なれば、内容に関する法的ラ
ベル要件は異なる。例えば、ワインおよびビールなどの
アルコール飲料は、ラベリング要件において多様な地域
的国家的な差を受ける。フランスで製造されたワイン
は、他国における国定ラベリングのための待機のために
フランスからの出荷が長期的に遅れることがある。ま
た、写真画像は、極上ワイン、香水およびチョコレート
などのプレミアム製品のために特に望ましいであろう。
写真画像が高品質画像であり、包装中の製品の高い品質
を映し出すからである。
で異なる言語とマーケティングテーマ用いて地域ラベリ
ングを提供することが必要である場合に用途を見つける
であろう。さらに、国が異なれば、内容に関する法的ラ
ベル要件は異なる。例えば、ワインおよびビールなどの
アルコール飲料は、ラベリング要件において多様な地域
的国家的な差を受ける。フランスで製造されたワイン
は、他国における国定ラベリングのための待機のために
フランスからの出荷が長期的に遅れることがある。ま
た、写真画像は、極上ワイン、香水およびチョコレート
などのプレミアム製品のために特に望ましいであろう。
写真画像が高品質画像であり、包装中の製品の高い品質
を映し出すからである。
【0031】例えばコダックレッドおよびイエローまた
はクラフトフードイエロー等のブランドカラーによって
まさに製品のブランドが容易に見分けられるので、ブラ
ンドの特定を、感覚ラベルによって消費者に運ばれるブ
ランドの香りおよびブランドのテクスチャにまで拡大す
ることができる。これらのおよび他の利点は以下の説明
から明らかとなるであろう。
はクラフトフードイエロー等のブランドカラーによって
まさに製品のブランドが容易に見分けられるので、ブラ
ンドの特定を、感覚ラベルによって消費者に運ばれるブ
ランドの香りおよびブランドのテクスチャにまで拡大す
ることができる。これらのおよび他の利点は以下の説明
から明らかとなるであろう。
【0032】本明細書において用いられる「最上」、
「上方」、「乳剤側」および「面」という用語は、画像
形成用層を有する写真包装ラベルの側または側に向かう
ことを意味する。環境保護層という用語は、画像形成用
層に適用される層を意味する。「ベース素材」および
「基体」という用語は、ハロゲン化銀層が適用される材
料を意味する。「底部」、「下方側」、「ライナー」お
よび「裏」という用語は、ラベルまたは包装材料の感光
性画像形成用層または現像された画像を有する側とは反
対の側または側に向かうことを意味する。
「上方」、「乳剤側」および「面」という用語は、画像
形成用層を有する写真包装ラベルの側または側に向かう
ことを意味する。環境保護層という用語は、画像形成用
層に適用される層を意味する。「ベース素材」および
「基体」という用語は、ハロゲン化銀層が適用される材
料を意味する。「底部」、「下方側」、「ライナー」お
よび「裏」という用語は、ラベルまたは包装材料の感光
性画像形成用層または現像された画像を有する側とは反
対の側または側に向かうことを意味する。
【0033】広告する製品、特にラベルを付ける製品
は、棚の上にある製品を差別化し、そして消費者にメッ
セージを伝達するのに重要である。従来技術のラベルは
典型的に、印刷されたテキスト、グラフィクスおよび画
像からなる視覚的ラベルを用いている。製品をより差別
化し、そして消費者とより情報交換するために、画像、
少なくとも1層のオーバーコート層および触感又は嗅覚
特徴の少なくとも1つを含んでなる画像要素が好まし
い。触感特徴または嗅覚特徴を提供することによって、
本発明の感覚的ラベルは、人間の複数の感覚によって判
断されるので、典型的な視覚ラベルよりも効果的とな
る。感覚特徴と嗅覚特徴を組合せると、さらに消費者と
の情報を交換することができる。好ましい感覚的ラベル
の例は、松の木のハロゲン化銀画像であり、新鮮な松片
のにおいがし、そして松の葉に似た表面テクスチャを有
する。この感覚的松の木ラベルを松の香りがするクリー
ニング製品を入れたボトルに取り付けたとすると、この
ラベルは視覚、触感および嗅覚特徴を使って消費者と情
報交換するであろう。
は、棚の上にある製品を差別化し、そして消費者にメッ
セージを伝達するのに重要である。従来技術のラベルは
典型的に、印刷されたテキスト、グラフィクスおよび画
像からなる視覚的ラベルを用いている。製品をより差別
化し、そして消費者とより情報交換するために、画像、
少なくとも1層のオーバーコート層および触感又は嗅覚
特徴の少なくとも1つを含んでなる画像要素が好まし
い。触感特徴または嗅覚特徴を提供することによって、
本発明の感覚的ラベルは、人間の複数の感覚によって判
断されるので、典型的な視覚ラベルよりも効果的とな
る。感覚特徴と嗅覚特徴を組合せると、さらに消費者と
の情報を交換することができる。好ましい感覚的ラベル
の例は、松の木のハロゲン化銀画像であり、新鮮な松片
のにおいがし、そして松の葉に似た表面テクスチャを有
する。この感覚的松の木ラベルを松の香りがするクリー
ニング製品を入れたボトルに取り付けたとすると、この
ラベルは視覚、触感および嗅覚特徴を使って消費者と情
報交換するであろう。
【0034】芳香特徴を供給する好ましい態様は、圧力
放出可能な芳香を含む。圧力放出可能な芳香はその芳香
を小売店の店員と接触させることによって、あるいは製
品を取り扱う消費者によって放出可能とする。圧力放出
可能な芳香は、画像領域に対して相補的であるのが好ま
しい。視覚データと芳香データとの相関によって、画像
と芳香が相互作用であるメッセージを提供する。例え
ば、バラの画像は、バラの香りがするだろうし、残りの
画像は中立的な香りである。触感特徴のを供給する好ま
しい態様は、液体の圧力放出である。圧力放出可能な液
体は、画像から放出される芳香を含み、画像の触感を部
分的に変える(従って、感覚ラベル)ことができる触感
液体を考慮に入れる。好ましい感圧放出性液体は、オイ
ルベースの液体である。小量の材料(一般的に、20m
g/m2未満)で触感を劇的に変えることができるの
で、オイルベースの液体が好ましい。また、オイルベー
スの液体は、非常に効率のよい芳香のキャリアである。
芳香を放出する場合の好ましい態様は、カプセル封入さ
れた芳香性オイルの粒子からである。カプセル封入され
たオイルは、それが容易に画像形成層に塗布されるので
好ましく、カプセル化粒子は放出されるまで芳香または
オイルベース材料を保持し、圧力によって放出すること
ができる。
放出可能な芳香を含む。圧力放出可能な芳香はその芳香
を小売店の店員と接触させることによって、あるいは製
品を取り扱う消費者によって放出可能とする。圧力放出
可能な芳香は、画像領域に対して相補的であるのが好ま
しい。視覚データと芳香データとの相関によって、画像
と芳香が相互作用であるメッセージを提供する。例え
ば、バラの画像は、バラの香りがするだろうし、残りの
画像は中立的な香りである。触感特徴のを供給する好ま
しい態様は、液体の圧力放出である。圧力放出可能な液
体は、画像から放出される芳香を含み、画像の触感を部
分的に変える(従って、感覚ラベル)ことができる触感
液体を考慮に入れる。好ましい感圧放出性液体は、オイ
ルベースの液体である。小量の材料(一般的に、20m
g/m2未満)で触感を劇的に変えることができるの
で、オイルベースの液体が好ましい。また、オイルベー
スの液体は、非常に効率のよい芳香のキャリアである。
芳香を放出する場合の好ましい態様は、カプセル封入さ
れた芳香性オイルの粒子からである。カプセル封入され
たオイルは、それが容易に画像形成層に塗布されるので
好ましく、カプセル化粒子は放出されるまで芳香または
オイルベース材料を保持し、圧力によって放出すること
ができる。
【0035】画像形成要素に触感特徴を提供する好まし
い態様は、テクスチャを有する、画像層の最上部にコー
トされる層である。このオーバーコートが繊細な画像形
成層を保護しするので、テクスチャを有するオーバーコ
ート層が好ましく、それは最外層であるので、このオー
バーコート層はテクチャを提供するには最も有効な手段
を提供する(表面粗さを小さくすることによってオーバ
ーコート層はテクスチャを弱めるので、画像形成層では
提供されるテクスチャは弱まるであろう)。別の好まし
い態様では、表面テクスチャは、画像の一部に提供され
る。これにより、視覚内容物をテクスチャ内容物と関連
づけることができる。この例は、砂を含んだ砂浜の画像
であろう。砂を含んだ画像の一部が好ましくは粗く作成
され、残りの画像は滑らかなままである。
い態様は、テクスチャを有する、画像層の最上部にコー
トされる層である。このオーバーコートが繊細な画像形
成層を保護しするので、テクスチャを有するオーバーコ
ート層が好ましく、それは最外層であるので、このオー
バーコート層はテクチャを提供するには最も有効な手段
を提供する(表面粗さを小さくすることによってオーバ
ーコート層はテクスチャを弱めるので、画像形成層では
提供されるテクスチャは弱まるであろう)。別の好まし
い態様では、表面テクスチャは、画像の一部に提供され
る。これにより、視覚内容物をテクスチャ内容物と関連
づけることができる。この例は、砂を含んだ砂浜の画像
であろう。砂を含んだ画像の一部が好ましくは粗く作成
され、残りの画像は滑らかなままである。
【0036】テクスチャを有するオーバーコート層の好
ましい態様は、オーバーコート層への粒子の混入であ
る。オーバーコート層に粒子を提供することによって、
画像の表面テクスチャを知覚できるように変えて、差別
化した触感を提供することができる。オーバーコート層
への粒子添加の場合の、好ましい平均粒径は、2〜50
0μmである。1μm未満の粒径は小さすぎて所望の触
感を提供しないことが判った。さらに、オーバーコート
層は典型的に1μmより厚いので、粒子はオーバーコー
ト層内に完全に封入されるであろう。600μmを超え
る粒径は、大きすぎてオーバーコート層に接着できない
ことが判った。最も好ましい平均粒径は、2〜100μ
mである。2〜100μmの粒径は知覚できる触感を提
供する。
ましい態様は、オーバーコート層への粒子の混入であ
る。オーバーコート層に粒子を提供することによって、
画像の表面テクスチャを知覚できるように変えて、差別
化した触感を提供することができる。オーバーコート層
への粒子添加の場合の、好ましい平均粒径は、2〜50
0μmである。1μm未満の粒径は小さすぎて所望の触
感を提供しないことが判った。さらに、オーバーコート
層は典型的に1μmより厚いので、粒子はオーバーコー
ト層内に完全に封入されるであろう。600μmを超え
る粒径は、大きすぎてオーバーコート層に接着できない
ことが判った。最も好ましい平均粒径は、2〜100μ
mである。2〜100μmの粒径は知覚できる触感を提
供する。
【0037】好適な粒子には、コロイド状シリカ、コロ
イド状アルミナ、および金属酸化物(例えば、スズ酸化
物およびアルミニウム酸化物)が含まれる。好ましい、
粒子はコロイド状シリカおよびアルミナであり、最も好
ましいのはシリカである。薬剤の被膜を有する架橋ポリ
マーは、当該技術分野で周知の手順で調製することがで
きる。例えば、薬剤を懸濁物に添加する通常の懸濁重合
プロセスが好ましい。薬剤としては、コロイド状シリカ
が好ましい。粒子は、また、中実または中空ガラス球、
金属またはセラミックビーズを含めた無機の球、または
クレー、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の無
機粒子となることができる。
イド状アルミナ、および金属酸化物(例えば、スズ酸化
物およびアルミニウム酸化物)が含まれる。好ましい、
粒子はコロイド状シリカおよびアルミナであり、最も好
ましいのはシリカである。薬剤の被膜を有する架橋ポリ
マーは、当該技術分野で周知の手順で調製することがで
きる。例えば、薬剤を懸濁物に添加する通常の懸濁重合
プロセスが好ましい。薬剤としては、コロイド状シリカ
が好ましい。粒子は、また、中実または中空ガラス球、
金属またはセラミックビーズを含めた無機の球、または
クレー、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の無
機粒子となることができる。
【0038】テクスチャを有する別の好ましい態様で
は、テクスチャを有する表面と周りの画像との深度の差
である。深度の違いは、奥行きが消費者と画像面との間
の接触領域の量を小さくするという触感を提供する。好
ましい深度差は5〜100μmである。3μm未満の深
度は、深度特徴と画像との間に十分な差を提供しない。
120μmを超える深度は、触感が大きく改善されない
のでコストに見合わない。好ましいテクスチャ面表示は
点字を含む。点字表示は視覚を害している消費者が、製
品を購買し使用時にその製品を特定する手段を提供す
る。点字表示は当該技術分野で周知の点字方法によって
表面に付与される。典型的な方法は、点字メッセージを
画像層にエンボス加工するかレーザーで刻みを付けるか
である。
は、テクスチャを有する表面と周りの画像との深度の差
である。深度の違いは、奥行きが消費者と画像面との間
の接触領域の量を小さくするという触感を提供する。好
ましい深度差は5〜100μmである。3μm未満の深
度は、深度特徴と画像との間に十分な差を提供しない。
120μmを超える深度は、触感が大きく改善されない
のでコストに見合わない。好ましいテクスチャ面表示は
点字を含む。点字表示は視覚を害している消費者が、製
品を購買し使用時にその製品を特定する手段を提供す
る。点字表示は当該技術分野で周知の点字方法によって
表面に付与される。典型的な方法は、点字メッセージを
画像層にエンボス加工するかレーザーで刻みを付けるか
である。
【0039】滑らかな画像形成層の表面粗さを高める好
ましい方法は、市販のエンボス装置を使って画像形成層
に粗さをエンボス加工することである。ウェブ材料を適
用された画像形成層は、ニップロールおよびインプレッ
ションロールを有するニップを通って搬送される。加圧
および加熱時のインプレッションロールがロールパター
ンを画像形成層上にエンボス加工する。エンボス加工時
に得られた表面粗さおよびパターンは、エンボスロール
上の表面粗さおよびパターンの成果である。
ましい方法は、市販のエンボス装置を使って画像形成層
に粗さをエンボス加工することである。ウェブ材料を適
用された画像形成層は、ニップロールおよびインプレッ
ションロールを有するニップを通って搬送される。加圧
および加熱時のインプレッションロールがロールパター
ンを画像形成層上にエンボス加工する。エンボス加工時
に得られた表面粗さおよびパターンは、エンボスロール
上の表面粗さおよびパターンの成果である。
【0040】好ましいテクスチャ面はパターンである。
好ましいテクスチャは、ノンスリップ面を、例えばシャ
ワー時に用いるソープボトルに創出できるので好まし
い。また、テクスチャ面は、画像形成された層の外観に
加わる拡散およびスペキュラ光反射の組合わせも可能に
する。テクスチャを関心のある芳香特徴または画像特徴
と関連づけることができるという点で不連続領域の表面
テクスチャが好ましい。
好ましいテクスチャは、ノンスリップ面を、例えばシャ
ワー時に用いるソープボトルに創出できるので好まし
い。また、テクスチャ面は、画像形成された層の外観に
加わる拡散およびスペキュラ光反射の組合わせも可能に
する。テクスチャを関心のある芳香特徴または画像特徴
と関連づけることができるという点で不連続領域の表面
テクスチャが好ましい。
【0041】本発明の別の好ましい態様では、画像要素
に嗅覚特徴および嗅覚層を有する画像要素をマスクを被
覆する手段で部分的にオーバーレイする嗅覚バリア層を
提供する。画像形成層の嗅覚特徴を提供しそして嗅覚バ
リアをオーバーレイすることによって、関心のある領域
に芳香を局在化させた芳香パターンを創出することがで
きる。例えば、森にある松の木の画像が松の芳香を有す
るとすると、嗅覚バリアを、松の木とは関係しない画像
にあるアイテム全部をカバーするように、画像に嗅覚バ
リアを、アクリルコートポリマー上のマスク被覆のよう
に適用することができる。正味の結果は松の香りのする
松の木と画像の残りは中立の香りとなるであろう。
に嗅覚特徴および嗅覚層を有する画像要素をマスクを被
覆する手段で部分的にオーバーレイする嗅覚バリア層を
提供する。画像形成層の嗅覚特徴を提供しそして嗅覚バ
リアをオーバーレイすることによって、関心のある領域
に芳香を局在化させた芳香パターンを創出することがで
きる。例えば、森にある松の木の画像が松の芳香を有す
るとすると、嗅覚バリアを、松の木とは関係しない画像
にあるアイテム全部をカバーするように、画像に嗅覚バ
リアを、アクリルコートポリマー上のマスク被覆のよう
に適用することができる。正味の結果は松の香りのする
松の木と画像の残りは中立の香りとなるであろう。
【0042】本発明の好ましい態様では、オーバーレイ
層はゼラチンを含む。ゼラチンが、芳香特徴を供給する
優れた媒体であることがわかった。ゼラチンは写真画像
形成層、インクジェット色素受容層に共通して用いられ
ているので、ゼラチンを含んだオーバーレイ層は、ゼラ
チン系画像形成層によく接着する。
層はゼラチンを含む。ゼラチンが、芳香特徴を供給する
優れた媒体であることがわかった。ゼラチンは写真画像
形成層、インクジェット色素受容層に共通して用いられ
ているので、ゼラチンを含んだオーバーレイ層は、ゼラ
チン系画像形成層によく接着する。
【0043】形成画像への基準マークの添加は、基準マ
ークがラベルを作るために画像を打ち抜くための手段を
提供するので好ましい。基準マークの添加は、画像の見
当合わせを読みとるために光学センサーを用いて写真物
品を打ち抜くことを可能にする。基準マークはベース材
料上で印刷してよく、ハロゲン化銀形成画像、インクジ
ェット受容層、感熱色素転写受容層を用いて印刷してよ
く、または印刷されたインキを用いて後処理印刷してよ
い。もう一つの実施形態において、基準マークは、ハロ
ゲン化銀形成画像の構成的相違を設けるために、穿孔
穴、機械的エンボスまたは部分穿孔穴などの機械的手段
を用いて作られる。機械的基準マークは、自動ラベリン
グ中に、打ち抜きのため、スポット印刷カラーの利用の
ため、または包装上にラベルを位置づけるために、機械
的センサーを用いることを見込んでいる。
ークがラベルを作るために画像を打ち抜くための手段を
提供するので好ましい。基準マークの添加は、画像の見
当合わせを読みとるために光学センサーを用いて写真物
品を打ち抜くことを可能にする。基準マークはベース材
料上で印刷してよく、ハロゲン化銀形成画像、インクジ
ェット受容層、感熱色素転写受容層を用いて印刷してよ
く、または印刷されたインキを用いて後処理印刷してよ
い。もう一つの実施形態において、基準マークは、ハロ
ゲン化銀形成画像の構成的相違を設けるために、穿孔
穴、機械的エンボスまたは部分穿孔穴などの機械的手段
を用いて作られる。機械的基準マークは、自動ラベリン
グ中に、打ち抜きのため、スポット印刷カラーの利用の
ため、または包装上にラベルを位置づけるために、機械
的センサーを用いることを見込んでいる。
【0044】本発明のもう一つの実施形態において、ハ
ロゲン化銀形成画像は、好ましくは、前もって印刷され
たシートが上に貼合わされる。上貼合わせシートを画
像、テキストまたは非中性色によって前もって印刷する
ことにより、ハロゲン化銀形成画像の色空間は拡大され
る。さらに、上貼合わせは、壊れやすいハロゲン化銀形
成画像を包装ラベルに関してしばしば起きる摩耗、水損
傷および取扱い損傷からも保護する。
ロゲン化銀形成画像は、好ましくは、前もって印刷され
たシートが上に貼合わされる。上貼合わせシートを画
像、テキストまたは非中性色によって前もって印刷する
ことにより、ハロゲン化銀形成画像の色空間は拡大され
る。さらに、上貼合わせは、壊れやすいハロゲン化銀形
成画像を包装ラベルに関してしばしば起きる摩耗、水損
傷および取扱い損傷からも保護する。
【0045】本発明の別の実施形態において、写真画像
は、好ましくは磁気記録材料で着色される。磁気記録材
料で画像を着色することにより、写真物品は、ビジュア
ル情報と磁気情報の両方を含むことが可能である。磁気
情報は、製品識別のため、小売業者または消費者が機械
可読である製品情報の貯蔵のため、あるいはセキュリテ
ィ機能を提供する手段として利用することが可能であ
る。磁気記録層は、処理の日付および時間などの写真処
理情報、キャプチャーデバイスからの声またはデータを
記録するために用いることができ、あるいは印刷された
画像のデジタルファイルを貯蔵するために用いることが
できる。より詳しくは、本発明の着色磁気記録層は、4
00nm〜700nmのスペクトルの可視部分にわたっ
て0.2光学濃度単位未満だけ裏側二軸配向シートの光
学濃度を高める。
は、好ましくは磁気記録材料で着色される。磁気記録材
料で画像を着色することにより、写真物品は、ビジュア
ル情報と磁気情報の両方を含むことが可能である。磁気
情報は、製品識別のため、小売業者または消費者が機械
可読である製品情報の貯蔵のため、あるいはセキュリテ
ィ機能を提供する手段として利用することが可能であ
る。磁気記録層は、処理の日付および時間などの写真処
理情報、キャプチャーデバイスからの声またはデータを
記録するために用いることができ、あるいは印刷された
画像のデジタルファイルを貯蔵するために用いることが
できる。より詳しくは、本発明の着色磁気記録層は、4
00nm〜700nmのスペクトルの可視部分にわたっ
て0.2光学濃度単位未満だけ裏側二軸配向シートの光
学濃度を高める。
【0046】透明磁気記録層の形成において、30m2
/gの表面積を有する磁性粒子は、1.5μm未満の乾
燥厚さを有する被覆層中で利用される。磁性粒子は、透
明結合剤および結合剤用の溶媒に均質に分散される。磁
性結合剤の例はセルロース有機酸エステルである。好適
な溶媒には、塩化メチレン、メチルアルコール、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、
酢酸ブチル、シクロヘキサノン、ブチルアルコールおよ
びそれらの混合物が挙げられる。分散媒体は、可塑剤お
よび分散剤などの透明付加物を含有することも可能であ
る。
/gの表面積を有する磁性粒子は、1.5μm未満の乾
燥厚さを有する被覆層中で利用される。磁性粒子は、透
明結合剤および結合剤用の溶媒に均質に分散される。磁
性結合剤の例はセルロース有機酸エステルである。好適
な溶媒には、塩化メチレン、メチルアルコール、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、
酢酸ブチル、シクロヘキサノン、ブチルアルコールおよ
びそれらの混合物が挙げられる。分散媒体は、可塑剤お
よび分散剤などの透明付加物を含有することも可能であ
る。
【0047】感圧写真感覚ラベルを製造するために、感
圧接着剤、面生地およびハロゲン化銀画像形成済み層を
保持するライナー材料は、製造装置、画像印刷装置、画
像現像装置、ラベル二次加工装置およびラベル貼付装置
内での効率的な移送を見込まなければならない。ハロゲ
ン化銀画像形成用層、ベースおよび前記ベースに接着剤
によって接着連結された可剥性ライナーを含むラベルで
あって、前記ベースが15〜60ミリニュートンの間の
剛性を有し、L*が92.0より大きく、前記ライナー
が40〜120ミリニュートンの間の剛性を有するラベ
ルが好ましい。本発明の色域が拡大された写真ラベル
は、白くて剛直なライナーが写真印刷装置および処理装
置を通した効率的な移送を見込んでおり、褐色またはク
リアであるとともに二次露光に殆ど寄与しない典型的な
ライナー材料と比べて印刷速度を改善するので好まし
い。
圧接着剤、面生地およびハロゲン化銀画像形成済み層を
保持するライナー材料は、製造装置、画像印刷装置、画
像現像装置、ラベル二次加工装置およびラベル貼付装置
内での効率的な移送を見込まなければならない。ハロゲ
ン化銀画像形成用層、ベースおよび前記ベースに接着剤
によって接着連結された可剥性ライナーを含むラベルで
あって、前記ベースが15〜60ミリニュートンの間の
剛性を有し、L*が92.0より大きく、前記ライナー
が40〜120ミリニュートンの間の剛性を有するラベ
ルが好ましい。本発明の色域が拡大された写真ラベル
は、白くて剛直なライナーが写真印刷装置および処理装
置を通した効率的な移送を見込んでおり、褐色またはク
リアであるとともに二次露光に殆ど寄与しない典型的な
ライナー材料と比べて印刷速度を改善するので好まし
い。
【0048】包装へのラベルの粘着力のために必要とさ
れる感圧接着剤はライナーなしでラベリング装置を通し
て移送されえないので、剥離可能なライナーまたは裏地
が好ましい。ライナーは搬送のための強度を提供し、包
装に塗布する前に感圧接着剤を保護する。好ましいライ
ナー材料はセルロース紙である。セルロース紙ライナー
は、ポリマー基体と比べて可撓性で、強く且つ低コスト
である。さらに、セルロース紙基体は、一部の包装用途
で望ましい可能性がある表面模様付きラベル面を見込ん
でいる。本発明の写真要素が画像を現像するために水性
化学薬品中で処理されなければならないので紙に防水性
を提供する被膜を紙に設けてもよい。紙に適用するのに
適した防水性被膜の例は、紙に貼合されたアクリルポリ
マーまたは溶融押出ポリエチレンおよび配向ポリオレフ
ィンシートである。紙は、また、ハロゲン化銀画像層の
静電気感受性を防止する帯電防止特性を提供する水分お
よび塩を含有できるので好ましい。
れる感圧接着剤はライナーなしでラベリング装置を通し
て移送されえないので、剥離可能なライナーまたは裏地
が好ましい。ライナーは搬送のための強度を提供し、包
装に塗布する前に感圧接着剤を保護する。好ましいライ
ナー材料はセルロース紙である。セルロース紙ライナー
は、ポリマー基体と比べて可撓性で、強く且つ低コスト
である。さらに、セルロース紙基体は、一部の包装用途
で望ましい可能性がある表面模様付きラベル面を見込ん
でいる。本発明の写真要素が画像を現像するために水性
化学薬品中で処理されなければならないので紙に防水性
を提供する被膜を紙に設けてもよい。紙に適用するのに
適した防水性被膜の例は、紙に貼合されたアクリルポリ
マーまたは溶融押出ポリエチレンおよび配向ポリオレフ
ィンシートである。紙は、また、ハロゲン化銀画像層の
静電気感受性を防止する帯電防止特性を提供する水分お
よび塩を含有できるので好ましい。
【0049】さらに、印画紙技術において知られ、米国
特許6,093,521号において開示されたサイジン
グ剤を含有する紙は、ハロゲン化銀画像処理処理化学薬
品の端浸透に対する耐性を提供する。12μmより大き
い紙に浸透した処理化学薬品が膨潤することが証明され
ており、よって面生地マトリックスが打ち抜かれ、ライ
ナーから剥ぎ取られた時に打ち抜き問題を引き起こすの
で、8μm未満の端浸透は好ましい。12μmより大き
い処理化学薬品の浸透は処理における化学薬品の使用量
も増やし、より高い処理コストの原因になる。
特許6,093,521号において開示されたサイジン
グ剤を含有する紙は、ハロゲン化銀画像処理処理化学薬
品の端浸透に対する耐性を提供する。12μmより大き
い紙に浸透した処理化学薬品が膨潤することが証明され
ており、よって面生地マトリックスが打ち抜かれ、ライ
ナーから剥ぎ取られた時に打ち抜き問題を引き起こすの
で、8μm未満の端浸透は好ましい。12μmより大き
い処理化学薬品の浸透は処理における化学薬品の使用量
も増やし、より高い処理コストの原因になる。
【0050】もう一つの好ましいライナー材料または剥
離可能裏地はポリマーの配向シートである。ライナー
は、配向プロセスにおいて発現する強度と靱性のゆえに
好ましくは配向ポリマーである。ライナー基体のために
好ましいポリマーには、ポリオレフィン、ポリエステル
およびナイロン(商標)が挙げられる。好ましいポリオ
レフィンポリマーには、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリメチルペンテン、ポリスチレン、ポリブチレン
およびそれらの混合物が挙げられる。ヘキセン、ブテン
およびオクテンなどの、プロピレンとエチレンのコポリ
マーを含むポリオレフィンコポリマーも有用である。ポ
リエステルは高速ラベリング装置内でのハロゲン化銀感
圧ラベルライナーの効率的な移送のために必要な望まし
い強度と靱性の特性を有するので、ポリエステルは最も
好ましい。
離可能裏地はポリマーの配向シートである。ライナー
は、配向プロセスにおいて発現する強度と靱性のゆえに
好ましくは配向ポリマーである。ライナー基体のために
好ましいポリマーには、ポリオレフィン、ポリエステル
およびナイロン(商標)が挙げられる。好ましいポリオ
レフィンポリマーには、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリメチルペンテン、ポリスチレン、ポリブチレン
およびそれらの混合物が挙げられる。ヘキセン、ブテン
およびオクテンなどの、プロピレンとエチレンのコポリ
マーを含むポリオレフィンコポリマーも有用である。ポ
リエステルは高速ラベリング装置内でのハロゲン化銀感
圧ラベルライナーの効率的な移送のために必要な望まし
い強度と靱性の特性を有するので、ポリエステルは最も
好ましい。
【0051】もう一つの好ましい実施形態において、ラ
イナーは、配向ポリマーのシートが貼合わせされている
紙コアから成る。貼合わされた紙ライナーは、ポリマー
の配向シートが被覆紙と比べてライナーの厚さを減らす
ことを可能にする引張強度を提供するとともに、配向ポ
リマーシートがハロゲン化銀プロセスにおける製造およ
び乾燥中に耐カール性を提供するので好ましい。
イナーは、配向ポリマーのシートが貼合わせされている
紙コアから成る。貼合わされた紙ライナーは、ポリマー
の配向シートが被覆紙と比べてライナーの厚さを減らす
ことを可能にする引張強度を提供するとともに、配向ポ
リマーシートがハロゲン化銀プロセスにおける製造およ
び乾燥中に耐カール性を提供するので好ましい。
【0052】ライナーの引張強度または基体が破壊する
時点の引張応力は、搬送と成形の重要なパラメータであ
る。引張強度はASTM D882の手順によって測定
される。110MPa未満のライナーは包装への搬送、
成形および貼付け中に自動包装装置内で破壊し始めるの
で、120MPaより大きい引張強度が好ましい。
時点の引張応力は、搬送と成形の重要なパラメータであ
る。引張強度はASTM D882の手順によって測定
される。110MPa未満のライナーは包装への搬送、
成形および貼付け中に自動包装装置内で破壊し始めるの
で、120MPaより大きい引張強度が好ましい。
【0053】ハロゲン化銀画像形成用層を含むライナー
の摩擦係数、すなわち、COFは、COFが自動ラベリ
ング装置内での搬送と成形の効率に関連するので重要な
特性である。COFは、表面上で移動する物品の質量
対、表面と物品との間の接触を維持する力の比である。
COFに関する数学的表現は次の通りである。 COF=μ=(摩擦力/垂直力)
の摩擦係数、すなわち、COFは、COFが自動ラベリ
ング装置内での搬送と成形の効率に関連するので重要な
特性である。COFは、表面上で移動する物品の質量
対、表面と物品との間の接触を維持する力の比である。
COFに関する数学的表現は次の通りである。 COF=μ=(摩擦力/垂直力)
【0054】ライナーのCOFは、ライナーの静的CO
Fと動的COFの両方を測定するためにステンレススチ
ールスレッドを利用するASTM D−1894を用い
て測定される。本発明のライナーのために好ましいCO
Fは0.2〜0.6の間である。例として、ピックアン
ドプレース用途で用いられるラベル上での被覆のために
0.2のCOFが必要である。ラベルをピックし、ラベ
ルを別の点に移動させるために機械的器具を用いる運転
は低COFを必要とし、従ってラベルは、このCOFよ
り低いラベルの表面にわたって容易にスライドする。他
方の極値において、ブックカバーなどの大きなシート
は、貯蔵に際して互いの上に積み重ねられる時にブック
カバーがスリップしスライドしないようにするために
0.6のCOFを必要とする。時には、特定の材料は、
一方側で高COFおよび他方側で低COFを必要とする
ことがある。通常は、プラスチックフィルム、フォイル
または紙基体などのベース材料自体は、片側のために必
要なCOFを提供する。適切な被膜の塗布は、より高い
値またはより低い値を与えるために画像側を改良する。
想像では、二つの異なる被膜をいずれかの側で一つの被
膜と合わせて用いることができよう。COFは静的また
は動的であることが可能である。静的摩擦係数は、二表
面間で移動が始まる用意ができているが、実際の移動は
起きていない時点の値である。動的摩擦係数は、二表面
が一定の速度比率で互いに対して実際にスライドしてい
る場合を意味する。COFは、通常、表面上に置かれた
スレッドを用いることにより測定される。スライドの開
始時に必要な力は、静的COFの指標を提供する。所定
の長さにわたって一定速度でスレッドを引っぱると動的
摩擦力の指標を提供する。
Fと動的COFの両方を測定するためにステンレススチ
ールスレッドを利用するASTM D−1894を用い
て測定される。本発明のライナーのために好ましいCO
Fは0.2〜0.6の間である。例として、ピックアン
ドプレース用途で用いられるラベル上での被覆のために
0.2のCOFが必要である。ラベルをピックし、ラベ
ルを別の点に移動させるために機械的器具を用いる運転
は低COFを必要とし、従ってラベルは、このCOFよ
り低いラベルの表面にわたって容易にスライドする。他
方の極値において、ブックカバーなどの大きなシート
は、貯蔵に際して互いの上に積み重ねられる時にブック
カバーがスリップしスライドしないようにするために
0.6のCOFを必要とする。時には、特定の材料は、
一方側で高COFおよび他方側で低COFを必要とする
ことがある。通常は、プラスチックフィルム、フォイル
または紙基体などのベース材料自体は、片側のために必
要なCOFを提供する。適切な被膜の塗布は、より高い
値またはより低い値を与えるために画像側を改良する。
想像では、二つの異なる被膜をいずれかの側で一つの被
膜と合わせて用いることができよう。COFは静的また
は動的であることが可能である。静的摩擦係数は、二表
面間で移動が始まる用意ができているが、実際の移動は
起きていない時点の値である。動的摩擦係数は、二表面
が一定の速度比率で互いに対して実際にスライドしてい
る場合を意味する。COFは、通常、表面上に置かれた
スレッドを用いることにより測定される。スライドの開
始時に必要な力は、静的COFの指標を提供する。所定
の長さにわたって一定速度でスレッドを引っぱると動的
摩擦力の指標を提供する。
【0055】本発明のライナーの好ましい厚さは、75
〜225μmの間である。ライナーの厚さは、引張強度
または機械的弾性率に関して表現されたライナーの強度
が費用効果に優れた設計を達成するためにライナーの厚
さとバランスされなければならない点で重要である。例
えば、強度が高い厚いライナーはコスト効率的でない。
厚いライナーが所定のロール径で薄いライナーと比べて
短いロール長さしかもたらさないからである。60μm
未満のライナー厚さは、エッジガイドハロゲン化銀プリ
ンター内で搬送障害を引き起こすことが示されてきた。
250μmより厚いライナー厚さは、費用効果に優れな
いとともに既存のハロゲン化銀プリンター内で移送する
のが難しい設計を生じさせる。
〜225μmの間である。ライナーの厚さは、引張強度
または機械的弾性率に関して表現されたライナーの強度
が費用効果に優れた設計を達成するためにライナーの厚
さとバランスされなければならない点で重要である。例
えば、強度が高い厚いライナーはコスト効率的でない。
厚いライナーが所定のロール径で薄いライナーと比べて
短いロール長さしかもたらさないからである。60μm
未満のライナー厚さは、エッジガイドハロゲン化銀プリ
ンター内で搬送障害を引き起こすことが示されてきた。
250μmより厚いライナー厚さは、費用効果に優れな
いとともに既存のハロゲン化銀プリンター内で移送する
のが難しい設計を生じさせる。
【0056】本発明のライナーは、好ましくは、20%
未満の光学的透過率を有する。ハロゲン化銀ラベルの印
刷中、露光エネルギーは、二次露光をもたらすために面
生地/ライナーの組合せから反射されることが必要とさ
れる。この二次露光は、高レベルの印刷生産性を維持す
るために重要である。25%より高い光学的透過率を有
するライナーがハロゲン化銀ラベルの印刷速度を大幅に
低下させることが示されてきた。さらに、「無ラベル外
観」を提供するクリアな面生地は、印刷速度を維持する
だけでなく、現行ハロゲン化銀プリンター内の印刷版か
らの好ましくない反射を防止するために光沢のないライ
ナーを必要とする。
未満の光学的透過率を有する。ハロゲン化銀ラベルの印
刷中、露光エネルギーは、二次露光をもたらすために面
生地/ライナーの組合せから反射されることが必要とさ
れる。この二次露光は、高レベルの印刷生産性を維持す
るために重要である。25%より高い光学的透過率を有
するライナーがハロゲン化銀ラベルの印刷速度を大幅に
低下させることが示されてきた。さらに、「無ラベル外
観」を提供するクリアな面生地は、印刷速度を維持する
だけでなく、現行ハロゲン化銀プリンター内の印刷版か
らの好ましくない反射を防止するために光沢のないライ
ナーを必要とする。
【0057】色域が拡大された感光性ハロゲン化銀層
は、製造中、印刷中および処理中に静電気放電からの好
ましくない露光を被りうるので、ライナーは、好ましく
は、1011Ω/□未満の固有抵抗を有する。広範な導電
率をもたらすために、様々な導電性材料を帯電防止層に
組み込むことが可能である。導電性材料は、(i)イオ
ン導電体および(ii)電子導電体という二つの広い群
に分類することが可能である。イオン導電体において、
電荷は、電解質を通した帯電物質の大量拡散によって移
送される。ここで、帯電防止層の固有抵抗は、温度と湿
度に応じて決まる。特許文献におい以前に記載された単
純無機塩、界面活性剤のアルカリ金属塩、イオン導電性
ポリマー、アルカリ金属塩を含有する高分子電解質、お
よびコロイド金属酸化物ゾル(金属塩によって安定化さ
れたもの)を含有する帯電防止層はこの分類に入る。し
かし、用いられる無機塩、高分子電解質および低分子量
界面活性剤の多くは水溶性であり、処理中に帯電防止層
から滲出し、よって帯電防止機能の損失の原因になる。
電子導電体を用いる帯電防止層の導電率は、イオン移動
度でなく電子移動度に応じて決まり、湿度には無関係で
ある。共役ポリマー、半導電性金属ハロゲン化物塩、半
導電性金属酸化物粒子などを含有する帯電防止層は以前
に記載されてきた。しかし、典型的には、これらの帯電
防止層は、高価であることが多く、臭気、増加した脆性
および劣った接着性などの好ましくない物理的特性を帯
電防止層に付与する高体積%の電子導電性材料を含有す
る。
は、製造中、印刷中および処理中に静電気放電からの好
ましくない露光を被りうるので、ライナーは、好ましく
は、1011Ω/□未満の固有抵抗を有する。広範な導電
率をもたらすために、様々な導電性材料を帯電防止層に
組み込むことが可能である。導電性材料は、(i)イオ
ン導電体および(ii)電子導電体という二つの広い群
に分類することが可能である。イオン導電体において、
電荷は、電解質を通した帯電物質の大量拡散によって移
送される。ここで、帯電防止層の固有抵抗は、温度と湿
度に応じて決まる。特許文献におい以前に記載された単
純無機塩、界面活性剤のアルカリ金属塩、イオン導電性
ポリマー、アルカリ金属塩を含有する高分子電解質、お
よびコロイド金属酸化物ゾル(金属塩によって安定化さ
れたもの)を含有する帯電防止層はこの分類に入る。し
かし、用いられる無機塩、高分子電解質および低分子量
界面活性剤の多くは水溶性であり、処理中に帯電防止層
から滲出し、よって帯電防止機能の損失の原因になる。
電子導電体を用いる帯電防止層の導電率は、イオン移動
度でなく電子移動度に応じて決まり、湿度には無関係で
ある。共役ポリマー、半導電性金属ハロゲン化物塩、半
導電性金属酸化物粒子などを含有する帯電防止層は以前
に記載されてきた。しかし、典型的には、これらの帯電
防止層は、高価であることが多く、臭気、増加した脆性
および劣った接着性などの好ましくない物理的特性を帯
電防止層に付与する高体積%の電子導電性材料を含有す
る。
【0058】本発明の好ましい実施形態において、感覚
ラベルは、帯電防止材料をライナーに組み込ませている
か、あるいはライナーに被覆させている。少なくとも1
011log Ω/□の表面抵抗を有する帯電防止剤を有
することが望ましい。最も好ましい実施形態において、
帯電防止材料は、酸化錫および五酸化バナジウムから成
る群から選択された少なくとも一種の材料を含む。
ラベルは、帯電防止材料をライナーに組み込ませている
か、あるいはライナーに被覆させている。少なくとも1
011log Ω/□の表面抵抗を有する帯電防止剤を有
することが望ましい。最も好ましい実施形態において、
帯電防止材料は、酸化錫および五酸化バナジウムから成
る群から選択された少なくとも一種の材料を含む。
【0059】本発明のもう一つの好ましい実施形態にお
いて、帯電防止材料は感圧接着剤層に組み込まれる。感
圧接着剤層に組み込まれた帯電防止材料はハロゲン化銀
層に静電気保護を提供し、この感覚ラベル上の静電気を
減少させ、それは、高速ラベリングにおいて容器のラベ
リングを助けることが示されている。感圧接着剤も、単
独としてまたは帯電防止層を含むライナーの補足とし
て、導電性金属酸化物、炭素粒子および合成スメクタイ
トクレーまたは固有導電性ポリマーによる多層から成る
群から選択された帯電防止剤をさらに含んでよい。好ま
しい一つの実施形態において、帯電防止材料は金属酸化
物である。金属酸化物は、熱可塑性接着剤に容易に分散
され、技術上知られているいかなる手段によってもポリ
マーシートに塗布されうるので好ましい。本発明におい
て有用な可能性がある導電性金属酸化物は、ドープ金属
酸化物、酸素不足の金属酸化物、金属アンチモン酸塩、
導電性窒化物、炭化物、または硼化物、例えば、TiO
2、SnO2、Al2O3、ZrO3、In2O3、MgO、
ZnSb2O6、InSbO4、TiB2、ZrB2、Nb
B2、TaB2、CrB2、MoB、WB、LaB6、Zr
N、TiN、TiCおよびWCを含む導電性粒子から成
る群から選択される。最も好ましい材料は酸化錫および
五酸化バナジウムである。それらが優れた導電性を与え
るとともに透明であるからである。
いて、帯電防止材料は感圧接着剤層に組み込まれる。感
圧接着剤層に組み込まれた帯電防止材料はハロゲン化銀
層に静電気保護を提供し、この感覚ラベル上の静電気を
減少させ、それは、高速ラベリングにおいて容器のラベ
リングを助けることが示されている。感圧接着剤も、単
独としてまたは帯電防止層を含むライナーの補足とし
て、導電性金属酸化物、炭素粒子および合成スメクタイ
トクレーまたは固有導電性ポリマーによる多層から成る
群から選択された帯電防止剤をさらに含んでよい。好ま
しい一つの実施形態において、帯電防止材料は金属酸化
物である。金属酸化物は、熱可塑性接着剤に容易に分散
され、技術上知られているいかなる手段によってもポリ
マーシートに塗布されうるので好ましい。本発明におい
て有用な可能性がある導電性金属酸化物は、ドープ金属
酸化物、酸素不足の金属酸化物、金属アンチモン酸塩、
導電性窒化物、炭化物、または硼化物、例えば、TiO
2、SnO2、Al2O3、ZrO3、In2O3、MgO、
ZnSb2O6、InSbO4、TiB2、ZrB2、Nb
B2、TaB2、CrB2、MoB、WB、LaB6、Zr
N、TiN、TiCおよびWCを含む導電性粒子から成
る群から選択される。最も好ましい材料は酸化錫および
五酸化バナジウムである。それらが優れた導電性を与え
るとともに透明であるからである。
【0060】高品質であり、テキスト、グラフィックス
および画像を処理でき、短時間運転印刷作業のために経
済的であるとともにともに新たな色調を正確に複製する
包装に適用できるディジタル印刷技術を提供するため
に、ハロゲン化銀画像形成は好ましい。ハロゲン化銀技
術は、白黒またはカラーのいずれでも可能である。ハロ
ゲン化銀画像形成用層は、好ましくは、包装に適用する
前に露光され現像される。本発明の可撓性基体は、高速
ラベリング装置内での画像の効率的な移送と塗布を見込
むために必要な引張強度特性および摩擦係数特性を含
む。本発明の基体は、感圧接着剤を含有する可撓性感覚
ラベル素材の感光性ハロゲン化銀画像形成用層を適用す
ることにより形成される。画像形成用層、表面素材およ
び感圧接着剤は、強靱なライナー材料を用いてラベリン
グ装置を通して支持され、移送される。感光性ハロゲン
化銀画像形成用層は、水、コーヒーおよびハンド油など
の環境溶媒に弱いので、好ましくは、画像現像後に感光
性ハロゲン化銀画像形成用層に環境保護層を適用する。
および画像を処理でき、短時間運転印刷作業のために経
済的であるとともにともに新たな色調を正確に複製する
包装に適用できるディジタル印刷技術を提供するため
に、ハロゲン化銀画像形成は好ましい。ハロゲン化銀技
術は、白黒またはカラーのいずれでも可能である。ハロ
ゲン化銀画像形成用層は、好ましくは、包装に適用する
前に露光され現像される。本発明の可撓性基体は、高速
ラベリング装置内での画像の効率的な移送と塗布を見込
むために必要な引張強度特性および摩擦係数特性を含
む。本発明の基体は、感圧接着剤を含有する可撓性感覚
ラベル素材の感光性ハロゲン化銀画像形成用層を適用す
ることにより形成される。画像形成用層、表面素材およ
び感圧接着剤は、強靱なライナー材料を用いてラベリン
グ装置を通して支持され、移送される。感光性ハロゲン
化銀画像形成用層は、水、コーヒーおよびハンド油など
の環境溶媒に弱いので、好ましくは、画像現像後に感光
性ハロゲン化銀画像形成用層に環境保護層を適用する。
【0061】環境保護層は、環境溶媒から画像を保護す
る好適な材料から成ってよく、スクラッチに耐え、画質
を妨げない。環境保護層は、好ましくは、画像現像後に
写真画像に適用される。画像現像のために必要とされる
液体処理化学薬品が典型的なハロゲン化銀画像形成プロ
セスを利用して画像形成用層の表面に効率的に浸透し、
ハロゲン化銀およびカプラーに接触できなければならな
いからである。環境保護層は、一般に、現像剤化学薬品
に対して不浸透性である。透明ポリマー粒子を電場の存
在下で画像形成用層の最上面に適用し、最上層に融着さ
せ、透明ポリマー粒子に連続高分子層を形成させる環境
保護層が好ましい。環境溶媒および取扱いに起因する損
傷に耐えることが証明された薄い保護環境層を写真ラベ
ルに提供することが効率的なやり方であるので、電子写
真トナー応用ポリマーが好ましい。
る好適な材料から成ってよく、スクラッチに耐え、画質
を妨げない。環境保護層は、好ましくは、画像現像後に
写真画像に適用される。画像現像のために必要とされる
液体処理化学薬品が典型的なハロゲン化銀画像形成プロ
セスを利用して画像形成用層の表面に効率的に浸透し、
ハロゲン化銀およびカプラーに接触できなければならな
いからである。環境保護層は、一般に、現像剤化学薬品
に対して不浸透性である。透明ポリマー粒子を電場の存
在下で画像形成用層の最上面に適用し、最上層に融着さ
せ、透明ポリマー粒子に連続高分子層を形成させる環境
保護層が好ましい。環境溶媒および取扱いに起因する損
傷に耐えることが証明された薄い保護環境層を写真ラベ
ルに提供することが効率的なやり方であるので、電子写
真トナー応用ポリマーが好ましい。
【0062】もう一つの実施形態においては、環境保護
層は、露光および処理に耐え抜くとともにポストプロセ
ス融合工程で連続水不透過性保護層を形成する水溶液か
ら被覆可能である。環境保護層は、好ましくは、増感さ
れた写真製品の乳剤側でポリマーラテックス結合剤と合
わせて平均サイズ0.1〜50μmのポリマービーズま
たはポリマー粒子を被覆することにより形成される。処
理中に被膜から浸出する限り、任意に、少量の水溶性塗
布助剤(増粘剤、界面活性剤)を層中に含めることがで
きる。露光および処理後に、画像を伴った製品は、熱お
よび/または圧力(融着)、溶媒処理、または所望の連
続水不透過性保護層を形成するような他の手段によっ
て、被覆されたポリマービーズの融着または融合を引き
起こすようなやり方で処理される。
層は、露光および処理に耐え抜くとともにポストプロセ
ス融合工程で連続水不透過性保護層を形成する水溶液か
ら被覆可能である。環境保護層は、好ましくは、増感さ
れた写真製品の乳剤側でポリマーラテックス結合剤と合
わせて平均サイズ0.1〜50μmのポリマービーズま
たはポリマー粒子を被覆することにより形成される。処
理中に被膜から浸出する限り、任意に、少量の水溶性塗
布助剤(増粘剤、界面活性剤)を層中に含めることがで
きる。露光および処理後に、画像を伴った製品は、熱お
よび/または圧力(融着)、溶媒処理、または所望の連
続水不透過性保護層を形成するような他の手段によっ
て、被覆されたポリマービーズの融着または融合を引き
起こすようなやり方で処理される。
【0063】環境保護層中で用いられるポリマー粒子を
選択できる好適なポリマーの例には、ポリ(塩化ビニ
ル)、ポリ(塩化ビニリデン)、ポリ(塩化ビニル−コ
−塩化ビニリデン)、塩素化ポリプロピレン、ポリ(塩
化ビニル−コ−酢酸ビニル)、ポリ(塩化ビニル−コ−
酢酸ビニル−コ−無水マレイン酸)、エチルセルロー
ス、ニトロセルロース、ポリ(アクリル酸)エステル、
アマニ油変性アルキッド樹脂、ロジン変性アルキッド樹
脂、フェノール変性アルキッド樹脂、フェノール樹脂、
ポリエステル、ポリ(ビニルブチラール)、ポリイソシ
アネート樹脂、ポリウレタン、ポリ(酢酸ビニル)、ポ
リアミド、クロマン樹脂、ダンマル樹脂、ケトン樹脂、
マレイン酸樹脂、ビニルポリマー、例えば、ポリスチレ
ンおよびポリビニルトルエンまたはビニルポリマーとメ
タクリレートまたはアクリレートとのコポリマー、ポリ
(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレ
ン)、低分子量ポリエチレン、フェノール変性ペンタエ
リトリトールエステル、ポリ(スチレン−コ−インデン
−コ−アクリロニトリル)、ポリ(スチレン−コ−イン
デン)、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポ
リ(スチレン−コ−ブタジエン)、ポリ(メチルメタク
リレート)とブレンドされたポリ(ステアリルメタクリ
レート)、シロキサンとポリアルキレンとのコポリマー
が挙げられる。これらのポリマーは、単独で、または組
合せのいずれかで使用できる。
選択できる好適なポリマーの例には、ポリ(塩化ビニ
ル)、ポリ(塩化ビニリデン)、ポリ(塩化ビニル−コ
−塩化ビニリデン)、塩素化ポリプロピレン、ポリ(塩
化ビニル−コ−酢酸ビニル)、ポリ(塩化ビニル−コ−
酢酸ビニル−コ−無水マレイン酸)、エチルセルロー
ス、ニトロセルロース、ポリ(アクリル酸)エステル、
アマニ油変性アルキッド樹脂、ロジン変性アルキッド樹
脂、フェノール変性アルキッド樹脂、フェノール樹脂、
ポリエステル、ポリ(ビニルブチラール)、ポリイソシ
アネート樹脂、ポリウレタン、ポリ(酢酸ビニル)、ポ
リアミド、クロマン樹脂、ダンマル樹脂、ケトン樹脂、
マレイン酸樹脂、ビニルポリマー、例えば、ポリスチレ
ンおよびポリビニルトルエンまたはビニルポリマーとメ
タクリレートまたはアクリレートとのコポリマー、ポリ
(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレ
ン)、低分子量ポリエチレン、フェノール変性ペンタエ
リトリトールエステル、ポリ(スチレン−コ−インデン
−コ−アクリロニトリル)、ポリ(スチレン−コ−イン
デン)、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポ
リ(スチレン−コ−ブタジエン)、ポリ(メチルメタク
リレート)とブレンドされたポリ(ステアリルメタクリ
レート)、シロキサンとポリアルキレンとのコポリマー
が挙げられる。これらのポリマーは、単独で、または組
合せのいずれかで使用できる。
【0064】環境保護層の耐摩耗性を高めるために、架
橋または分岐されるポリマーを用いることができる。例
えば、ポリ(スチレン−コ−インデン−コ−ジビニルベ
ンゼン)、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル−コ
−ジビニルベンゼン)またはポリ(スチレン−コ−ブタ
ジエン−コ−ジビニルベンゼン)を用いることができ
る。
橋または分岐されるポリマーを用いることができる。例
えば、ポリ(スチレン−コ−インデン−コ−ジビニルベ
ンゼン)、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル−コ
−ジビニルベンゼン)またはポリ(スチレン−コ−ブタ
ジエン−コ−ジビニルベンゼン)を用いることができ
る。
【0065】環境保護層を作製するために融合されるポ
リマー粒子は透明であるのがよく、好ましくは無色であ
る。しかし、画像が上塗を通して見ることができる限
り、ポリマー粒子が色補正の目的で、または特殊効果の
ために多少の色を有することができることは特に考慮さ
れている。従って、色を付与する色素をポリマー粒子に
組み込むことができる。さらに、上塗に所望の特性を付
与する添加剤をポリマー粒子に組み込むことができる。
例えば、上塗をUV吸収性にし、よってUV誘導褪色か
ら画像を保護するUV吸収剤をポリマー粒子に組み込む
ことができるか、あるいはハロゲン化銀画像形成用層中
で用いられるゼラチンの自然黄変を相殺するためにブル
ーティントをポリマー粒子に組み込むことができる。
リマー粒子は透明であるのがよく、好ましくは無色であ
る。しかし、画像が上塗を通して見ることができる限
り、ポリマー粒子が色補正の目的で、または特殊効果の
ために多少の色を有することができることは特に考慮さ
れている。従って、色を付与する色素をポリマー粒子に
組み込むことができる。さらに、上塗に所望の特性を付
与する添加剤をポリマー粒子に組み込むことができる。
例えば、上塗をUV吸収性にし、よってUV誘導褪色か
ら画像を保護するUV吸収剤をポリマー粒子に組み込む
ことができるか、あるいはハロゲン化銀画像形成用層中
で用いられるゼラチンの自然黄変を相殺するためにブル
ーティントをポリマー粒子に組み込むことができる。
【0066】環境保護層を形成させる融合可能ポリマー
粒子に加えて、要素の表面特性を改質する他の粒子をポ
リマー組成物と組合せることができる。こうした粒子
は、ポリマー粒子が融着する条件で固体であるとともに
非融着性であり、こうした粒子には、融着工程中に溶融
せず、そして上塗に表面粗さを付与するシリカのような
無機粒子およびメチルメタクリレートビーズのような有
機粒子が挙げられる。
粒子に加えて、要素の表面特性を改質する他の粒子をポ
リマー組成物と組合せることができる。こうした粒子
は、ポリマー粒子が融着する条件で固体であるとともに
非融着性であり、こうした粒子には、融着工程中に溶融
せず、そして上塗に表面粗さを付与するシリカのような
無機粒子およびメチルメタクリレートビーズのような有
機粒子が挙げられる。
【0067】環境保護層の表面特性は、トナーを形成さ
せるポリマーの物理的特性および固体非融着性粒子の存
否に応じて大部分決まる。しかし、上塗の表面特性は表
面を融着させる条件によって改質することもできる。要
素の表面に平滑性、テクスチャまたはパターンの所望の
度合を付与するために、例えば、トナーを融着して連続
上塗層を形成させるために用いられる融着部材の表面特
性を選択することができる。従って、高度に平滑な融着
部材は、画像形成された要素に光沢表面を付与し、表面
模様付き融着部材は、要素に艶消面または別な表面模様
付き面を付与し、パターン化融着部材は、要素の表面に
パターンを付ける。
せるポリマーの物理的特性および固体非融着性粒子の存
否に応じて大部分決まる。しかし、上塗の表面特性は表
面を融着させる条件によって改質することもできる。要
素の表面に平滑性、テクスチャまたはパターンの所望の
度合を付与するために、例えば、トナーを融着して連続
上塗層を形成させるために用いられる融着部材の表面特
性を選択することができる。従って、高度に平滑な融着
部材は、画像形成された要素に光沢表面を付与し、表面
模様付き融着部材は、要素に艶消面または別な表面模様
付き面を付与し、パターン化融着部材は、要素の表面に
パターンを付ける。
【0068】ポリマーラテックス結合剤の好適な例に
は、ブチルアクリレート、2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホネートおよびアセトアセトキシエチ
ルメタクリレートのラテックスコポリマーが挙げられ
る。有用な他のラテックスポリマーには、コロイド懸濁
液として水に懸濁された20〜10,000nmの直径
および60℃未満のTgを有するポリマーが挙げられ
る。
は、ブチルアクリレート、2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホネートおよびアセトアセトキシエチ
ルメタクリレートのラテックスコポリマーが挙げられ
る。有用な他のラテックスポリマーには、コロイド懸濁
液として水に懸濁された20〜10,000nmの直径
および60℃未満のTgを有するポリマーが挙げられ
る。
【0069】環境保護層のために好適な塗布助剤の例に
は、あらゆる水溶性ポリマー、または高MW多糖誘導体
(例えば、キサンタンガム、ガーゴム、アカシアゴム、
Keltrol(Merck and Co.,In
c.によって供給されるアニオン多糖)、高MWポリビ
ニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ポリアクリル酸およびその塩、
ポリアクリルアミド)などの被覆用懸濁液にかなりの粘
度を付与する他の材料が挙げられる。界面活性剤には、
端離脱、剥離および他の被覆欠陥を防ぐために十分に被
覆用配合物の表面張力を低下させる一切の表面活性材料
が挙げられる。これらには、オーリンマテソン(Oli
n Matheson Corporation)から
入手できるノニルフェノキシポリ(グリシドール)など
のアルキルオキシ−またはアルキルフェノキシポリエー
テルまたはポリグリシドール誘導体およびそれらの硫酸
塩、あるいはオクチルフェノキシポリ(エチレンオキシ
ド)硫酸ナトリウム、;ドデシル硫酸ナトリウム、ドデ
シルスルホン酸ナトリウム、ビス(2−エチルヘキシ
ル)スルホコハク酸ナトリウム(Aerosol O
T)などの有機硫酸塩または有機スルホン酸塩、および
デカン酸ナトリウムなどのアルキルカルボキシレート塩
が挙げられる。
は、あらゆる水溶性ポリマー、または高MW多糖誘導体
(例えば、キサンタンガム、ガーゴム、アカシアゴム、
Keltrol(Merck and Co.,In
c.によって供給されるアニオン多糖)、高MWポリビ
ニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ポリアクリル酸およびその塩、
ポリアクリルアミド)などの被覆用懸濁液にかなりの粘
度を付与する他の材料が挙げられる。界面活性剤には、
端離脱、剥離および他の被覆欠陥を防ぐために十分に被
覆用配合物の表面張力を低下させる一切の表面活性材料
が挙げられる。これらには、オーリンマテソン(Oli
n Matheson Corporation)から
入手できるノニルフェノキシポリ(グリシドール)など
のアルキルオキシ−またはアルキルフェノキシポリエー
テルまたはポリグリシドール誘導体およびそれらの硫酸
塩、あるいはオクチルフェノキシポリ(エチレンオキシ
ド)硫酸ナトリウム、;ドデシル硫酸ナトリウム、ドデ
シルスルホン酸ナトリウム、ビス(2−エチルヘキシ
ル)スルホコハク酸ナトリウム(Aerosol O
T)などの有機硫酸塩または有機スルホン酸塩、および
デカン酸ナトリウムなどのアルキルカルボキシレート塩
が挙げられる。
【0070】薄い架橋保護層を形成するために、現像さ
れたハロゲン化銀画像形成用層の最外層に紫外線重合性
モノマーおよびオリゴマーを適用することと、その後に
輻射線露光を行うことは好ましい。UV硬化ポリマーは
ハロゲン化銀画像形成用層の最外層に容易に適用でき、
ハロゲン化銀感覚ラベル材料のための許容できる保護層
を提供することが証明されてきたので好ましい。好まし
いUV硬化ポリマーには、脂肪族ウレタン、アリルメタ
クリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ポ
リイソシアネートおよびヒドロキシエチルメタクリレー
トが挙げられる。好ましい光開始剤はベンジルジメチル
ケタールである。輻射線の好ましい強度は、0.1〜
1.5ミリワット/cm2の間である。0.05ミリワ
ット/cm2未満では、不十分な架橋しか起きず、包装
のラベリングのために十分な保護をもたらさない保護層
を生じさせる。
れたハロゲン化銀画像形成用層の最外層に紫外線重合性
モノマーおよびオリゴマーを適用することと、その後に
輻射線露光を行うことは好ましい。UV硬化ポリマーは
ハロゲン化銀画像形成用層の最外層に容易に適用でき、
ハロゲン化銀感覚ラベル材料のための許容できる保護層
を提供することが証明されてきたので好ましい。好まし
いUV硬化ポリマーには、脂肪族ウレタン、アリルメタ
クリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ポ
リイソシアネートおよびヒドロキシエチルメタクリレー
トが挙げられる。好ましい光開始剤はベンジルジメチル
ケタールである。輻射線の好ましい強度は、0.1〜
1.5ミリワット/cm2の間である。0.05ミリワ
ット/cm2未満では、不十分な架橋しか起きず、包装
のラベリングのために十分な保護をもたらさない保護層
を生じさせる。
【0071】環境保護層を形成させるために、現像され
た感覚ラベルハロゲン化銀画像の最外表面に前もって形
成されたポリマー層を貼付けることは最も好ましい。前
もって形成されたシートが、強靱であるとともに環境溶
媒およびハロゲン化銀画像形成済み感覚ラベルに加えら
れる取り扱い力に容易に耐える耐久性があるので、前も
って形成されたシートを貼付けることは好ましい。前も
って形成されたポリマーシートを貼付けることは、好ま
しくは画像現像後に貼合わせを通して行われる。二表面
を接着させるとともに画像の品質を劣化させる一切の閉
じ込め空気を排除する圧力ニップに先だって、写真感覚
ラベルまたは前もって形成されたポリマーシートのいず
れかに接着剤が塗布される。
た感覚ラベルハロゲン化銀画像の最外表面に前もって形
成されたポリマー層を貼付けることは最も好ましい。前
もって形成されたシートが、強靱であるとともに環境溶
媒およびハロゲン化銀画像形成済み感覚ラベルに加えら
れる取り扱い力に容易に耐える耐久性があるので、前も
って形成されたシートを貼付けることは好ましい。前も
って形成されたポリマーシートを貼付けることは、好ま
しくは画像現像後に貼合わせを通して行われる。二表面
を接着させるとともに画像の品質を劣化させる一切の閉
じ込め空気を排除する圧力ニップに先だって、写真感覚
ラベルまたは前もって形成されたポリマーシートのいず
れかに接着剤が塗布される。
【0072】前もって形成されたシートは、延伸プロセ
スで発現する強度と靱性の理由で好ましくは延伸ポリマ
ーである。可撓性基体のために好ましいポリマーには、
ポリオレフィン、ポリエステルおよびポリアミド系樹脂
(ナイロン)が挙げられる。好ましいポリオレフィンに
は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチルペンテ
ン、ポリスチレン、ポリブチレンおよびそれらの混合物
が挙げられる。ヘキサン、ブテンおよびオクテンなど
の、プロピレンとエチレンのコポリマーを含むポリオレ
フィンコポリマーも有用である。ポリプロピレンは低コ
ストであり、感圧感覚ラベルのために必要な望ましい強
度および靱性の特性を有するので最も好ましい。
スで発現する強度と靱性の理由で好ましくは延伸ポリマ
ーである。可撓性基体のために好ましいポリマーには、
ポリオレフィン、ポリエステルおよびポリアミド系樹脂
(ナイロン)が挙げられる。好ましいポリオレフィンに
は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチルペンテ
ン、ポリスチレン、ポリブチレンおよびそれらの混合物
が挙げられる。ヘキサン、ブテンおよびオクテンなど
の、プロピレンとエチレンのコポリマーを含むポリオレ
フィンコポリマーも有用である。ポリプロピレンは低コ
ストであり、感圧感覚ラベルのために必要な望ましい強
度および靱性の特性を有するので最も好ましい。
【0073】現像されたハロゲン化銀感覚感覚ラベル画
像に合成ラテックスを適用するのは、もう一つの好まし
い環境保護層である。合成ラテックスの被膜は、許容で
きる環境保護層を提供することが証明されており、水溶
液で被覆することが可能であり、よって溶媒への曝露を
なくす。ラテックスの被膜は、ハロゲン化銀包装用感覚
ラベルのための許容できる環境保護層を提供することが
証明されてきた。環境保護層のために好ましい合成ラテ
ックスは、スチレンブタジエンコポリマー、アクリレー
ト樹脂およびポリ酢酸ビニルから乳化重合技術によって
製造される。合成ラテックスのために好ましい粒子サイ
ズは0.05〜0.15μmの範囲である。合成ラテッ
クスは、ロッド被覆、ロール被覆およびホッパー被覆を
含む既知の被覆方法によってハロゲン化銀画像形成用層
の最外層に適用される。合成ラテックスは適用後に乾燥
されることが必要であり、ハロゲン化銀画像の品質を妨
げないように透明に乾燥しなければならない。
像に合成ラテックスを適用するのは、もう一つの好まし
い環境保護層である。合成ラテックスの被膜は、許容で
きる環境保護層を提供することが証明されており、水溶
液で被覆することが可能であり、よって溶媒への曝露を
なくす。ラテックスの被膜は、ハロゲン化銀包装用感覚
ラベルのための許容できる環境保護層を提供することが
証明されてきた。環境保護層のために好ましい合成ラテ
ックスは、スチレンブタジエンコポリマー、アクリレー
ト樹脂およびポリ酢酸ビニルから乳化重合技術によって
製造される。合成ラテックスのために好ましい粒子サイ
ズは0.05〜0.15μmの範囲である。合成ラテッ
クスは、ロッド被覆、ロール被覆およびホッパー被覆を
含む既知の被覆方法によってハロゲン化銀画像形成用層
の最外層に適用される。合成ラテックスは適用後に乾燥
されることが必要であり、ハロゲン化銀画像の品質を妨
げないように透明に乾燥しなければならない。
【0074】感光性ハロゲン化銀画像形成用層が上に適
用される本発明で利用されるベース材料または可撓性基
体は、ハロゲン化銀画像形成用層を妨害してはならな
い。さらに、本発明の表面素材は、ハロゲン化銀画像形
成用システムの性能を最適化する必要がある。また、好
適な可撓性基体は、種々の容器に感覚ラベルを貼付ける
ための自動包装装置内で効率的に機能しなければならな
い。好ましい可撓性基体はセルロース紙である。セルロ
ース紙基体は、ポリマー基体と比べて可撓性で強く且つ
低コストである。さらに、セルロース紙基体は、一部の
包装用途で望ましい可能性がある表面模様付き感覚ラベ
ル面を見込んでいる。本発明の写真要素はハロゲン化銀
画像を現像するために水性化学薬品中で処理されなけれ
ばならないので紙に防水性を提供する被膜を紙に設けて
もよい。好適な被膜の例はアクリルポリマーまたはポリ
エチレンポリマーである。
用される本発明で利用されるベース材料または可撓性基
体は、ハロゲン化銀画像形成用層を妨害してはならな
い。さらに、本発明の表面素材は、ハロゲン化銀画像形
成用システムの性能を最適化する必要がある。また、好
適な可撓性基体は、種々の容器に感覚ラベルを貼付ける
ための自動包装装置内で効率的に機能しなければならな
い。好ましい可撓性基体はセルロース紙である。セルロ
ース紙基体は、ポリマー基体と比べて可撓性で強く且つ
低コストである。さらに、セルロース紙基体は、一部の
包装用途で望ましい可能性がある表面模様付き感覚ラベ
ル面を見込んでいる。本発明の写真要素はハロゲン化銀
画像を現像するために水性化学薬品中で処理されなけれ
ばならないので紙に防水性を提供する被膜を紙に設けて
もよい。好適な被膜の例はアクリルポリマーまたはポリ
エチレンポリマーである。
【0075】ポリマー基体は、それが耐引裂性であり、
優れた順応性、良好な耐薬品性および高い強度を有する
ので、もう一種の好ましいベース材料である。好ましい
ポリマー基体には、ポリエステル、延伸ポリオレフィ
ン、例えば、ポリエチレンおよびポリプロピレン、キャ
ストポリオレフィン、例えば、ポリプロピレンおよびポ
リエチレン、ポリスチレン、アセテートおよびビニルが
挙げられる。ポリマーは、強くて可撓性であるとともに
ハロゲン化銀画像形成用層の被覆のために優れた表面を
提供するので好ましい。
優れた順応性、良好な耐薬品性および高い強度を有する
ので、もう一種の好ましいベース材料である。好ましい
ポリマー基体には、ポリエステル、延伸ポリオレフィ
ン、例えば、ポリエチレンおよびポリプロピレン、キャ
ストポリオレフィン、例えば、ポリプロピレンおよびポ
リエチレン、ポリスチレン、アセテートおよびビニルが
挙げられる。ポリマーは、強くて可撓性であるとともに
ハロゲン化銀画像形成用層の被覆のために優れた表面を
提供するので好ましい。
【0076】二軸延伸ポリオレフィンシートは、低コス
トであり、ハロゲン化銀系を最適化するとともに、高速
ラベリング装置内で包装に貼付けることができるので好
ましい。微小空隙入り複合二軸延伸シートは、空隙入り
層が不透明度(二酸化チタンを必要としない)と軽量性
をもたらすので最も好ましい。微小空隙入り二軸延伸シ
ートの空隙入り層は、ハロゲン化銀画像形成用層の圧力
感受性を大幅に減少させることも証明されてきた。微小
空隙入り二軸延伸シートは、コア層と表面層の共押出、
その後の二軸延伸によって便利に製造され、空隙はコア
層中に含まれた空隙開始材料周囲で形成される。こうし
た複合シートは、米国特許4,377,616号、4,
758,462号、4,632,869号および5,8
66,282号において開示されている。二軸延伸ポリ
オレフィンシートを、紙シートの一方側または両側に貼
合わせてより大きな剛性(必要な場合)を有する感覚ラ
ベルを形成させてもよい。
トであり、ハロゲン化銀系を最適化するとともに、高速
ラベリング装置内で包装に貼付けることができるので好
ましい。微小空隙入り複合二軸延伸シートは、空隙入り
層が不透明度(二酸化チタンを必要としない)と軽量性
をもたらすので最も好ましい。微小空隙入り二軸延伸シ
ートの空隙入り層は、ハロゲン化銀画像形成用層の圧力
感受性を大幅に減少させることも証明されてきた。微小
空隙入り二軸延伸シートは、コア層と表面層の共押出、
その後の二軸延伸によって便利に製造され、空隙はコア
層中に含まれた空隙開始材料周囲で形成される。こうし
た複合シートは、米国特許4,377,616号、4,
758,462号、4,632,869号および5,8
66,282号において開示されている。二軸延伸ポリ
オレフィンシートを、紙シートの一方側または両側に貼
合わせてより大きな剛性(必要な場合)を有する感覚ラ
ベルを形成させてもよい。
【0077】可撓性ポリマーベース基体は二層以上の層
を含んでよい。可撓性基体の表皮層は、コアマトリック
スに関して上述したのと同じ高分子材料から製造するこ
とができる。複合シートは、コアマトリックスと同じ高
分子材料の表皮を用いて製造できるか、あるいはコアマ
トリックスとは異なる高分子組成物の表皮を用いて製造
できる。適合性に関しては、表皮層のコアへの粘着力を
促進するために、補助層を用いることができる。
を含んでよい。可撓性基体の表皮層は、コアマトリック
スに関して上述したのと同じ高分子材料から製造するこ
とができる。複合シートは、コアマトリックスと同じ高
分子材料の表皮を用いて製造できるか、あるいはコアマ
トリックスとは異なる高分子組成物の表皮を用いて製造
できる。適合性に関しては、表皮層のコアへの粘着力を
促進するために、補助層を用いることができる。
【0078】空隙入り二軸延伸ポリオレフィンシート
は、感光性ハロゲン化銀画像形成用層の被覆のために好
ましい可撓性ベース基体である。空隙入りフィルムは、
画像に不透明度、白色度および画像鮮明度をもたらすの
で好ましい。「空隙」は、「空隙」が気体を含むことは
あるかもしれないが、付加された固体物質と液体物質の
ないことを意味するために本明細書において用いられ
る。最終包装シートコア中に残る空隙開始粒子は、所望
の形状およびサイズの空隙をもたらすために直径0.1
〜10μmであるのがよく、好ましくは、円形状である
のがよい。空隙のサイズは、機械方向および横方向の延
伸度にも依存する。理想的には、空隙は、向かい合って
端部接触する二個の凹ディスクによって形成される形状
を取るであろう。換言すると、空隙はレンズ様形状また
は両凸形状を有する傾向がある。空隙は、二つの主次元
がシートの機械方向および横方向に整列するように延伸
される。Z方向軸は副次元であり、大ざっぱに言って、
空隙粒子の断面直径のサイズである。空隙は、一般に、
独立気泡である傾向があり、従って、気体または液体が
横切ることができる空隙入りコアの一方側から他方側に
開いた通路は実質的にない。
は、感光性ハロゲン化銀画像形成用層の被覆のために好
ましい可撓性ベース基体である。空隙入りフィルムは、
画像に不透明度、白色度および画像鮮明度をもたらすの
で好ましい。「空隙」は、「空隙」が気体を含むことは
あるかもしれないが、付加された固体物質と液体物質の
ないことを意味するために本明細書において用いられ
る。最終包装シートコア中に残る空隙開始粒子は、所望
の形状およびサイズの空隙をもたらすために直径0.1
〜10μmであるのがよく、好ましくは、円形状である
のがよい。空隙のサイズは、機械方向および横方向の延
伸度にも依存する。理想的には、空隙は、向かい合って
端部接触する二個の凹ディスクによって形成される形状
を取るであろう。換言すると、空隙はレンズ様形状また
は両凸形状を有する傾向がある。空隙は、二つの主次元
がシートの機械方向および横方向に整列するように延伸
される。Z方向軸は副次元であり、大ざっぱに言って、
空隙粒子の断面直径のサイズである。空隙は、一般に、
独立気泡である傾向があり、従って、気体または液体が
横切ることができる空隙入りコアの一方側から他方側に
開いた通路は実質的にない。
【0079】本発明の写真要素は、一般に光沢面、すな
わち、優れた反射特性をもたらすのに十分に平滑である
表面を有する。乳光面は、消費者が知覚的に好むユニー
クな写真外観を感覚ラベルに提供するので好ましい場合
がある。乳光面は、垂直方向の微小空隙が1〜3μmの
間である時に達成される。垂直方向とは、画像形成用部
材の平面に垂直である方向を意味する。微小空隙の厚さ
は、最良の物理的性能および乳光特性のために好ましく
は0.7〜1.5μmの間である。垂直方向の微小空隙
の好ましい数は8〜30個の間である。垂直方向の6個
未満の微小空隙は所望の乳光面を形成させない。垂直方
向の36個以上の微小空隙は乳光面の光学的外観を大幅
には改善しない。
わち、優れた反射特性をもたらすのに十分に平滑である
表面を有する。乳光面は、消費者が知覚的に好むユニー
クな写真外観を感覚ラベルに提供するので好ましい場合
がある。乳光面は、垂直方向の微小空隙が1〜3μmの
間である時に達成される。垂直方向とは、画像形成用部
材の平面に垂直である方向を意味する。微小空隙の厚さ
は、最良の物理的性能および乳光特性のために好ましく
は0.7〜1.5μmの間である。垂直方向の微小空隙
の好ましい数は8〜30個の間である。垂直方向の6個
未満の微小空隙は所望の乳光面を形成させない。垂直方
向の36個以上の微小空隙は乳光面の光学的外観を大幅
には改善しない。
【0080】可撓性ベース基体のための空隙開始材料は
多様な材料から選択してよく、コアマトリックスポリマ
ーの質量を基準にして約5〜50質量%の量で存在する
のがよい。好ましくは、空隙開始材料は高分子材料を含
む。高分子材料を用いる時、高分子材料は、コアマトリ
ックスを製造するポリマーと溶融混合されうるととも
に、懸濁液が冷却されるにつれて分散球状粒子を形成す
ることが可能であるポリマーであってよい。この例に
は、ポリプロピレンに分散されたポリアミド系樹脂(ナ
イロン)、ポリプロピレン中のポリブチレンテレフタレ
ート、またはポリエチレンテレフタレートに分散された
ポリプロピレンが挙げられる。ポリマーが前もって造形
され、マトリックスポリマーにブレンドされる場合、重
要な特性は粒子のサイズと形状である。球は好ましく、
球は中空または中実であることができる。これらの球
は、一般式Ar−C(R)=CH2(式中、Arはベン
ゼン系列の芳香族炭化水素基または芳香族ハロ炭化水素
基を表し、Rは水素またはメチル基である)を有するア
ルケニル芳香族化合物、式CH2=C(R')−C(O)
(OR)(式中、Rは、水素および炭素原子数約1〜1
2のアルキル基から成る群から選択され、R'は、水素
およびメチルから成る群から選択される)のモノマーを
含むアクリレート型モノマー、塩化ビニルと塩化ビニリ
デンのコポリマー、アクリロニトリル、塩化ビニル、臭
化ビニル、式CH2=CH(O)C(O)R(式中、R
は、炭素原子数2〜18のアルキル基である)を有する
ビニルエステル、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、シトラコン酸、マレイン酸、フマル酸、オレイン
酸、ビニル安息香酸、テレフタル酸およびジアルキルテ
レフタル酸またはそれらのエステル形成性誘導体とHO
(CH2)nOH(式中、nは2〜10の範囲内の整数で
ある)シリーズのグリコールとの反応によって調製さ
れ、ポリマー分子内に反応性オレフィン系連結を有する
合成ポリエステル樹脂、反応性オレフィン系不飽和を有
する20質量%以下の第2の酸またはそのエステルを中
に共重合されて含む上述したポリエステルおよびそれら
の混合物から成る群から選択された要素である架橋ポリ
マーとジビニルベンゼン、ジエチレングリコールジメタ
クリレート、ジアリルフマレート、ジアリルフタレート
およびそれらの混合物から成る群から選択された架橋剤
から製造してよい。
多様な材料から選択してよく、コアマトリックスポリマ
ーの質量を基準にして約5〜50質量%の量で存在する
のがよい。好ましくは、空隙開始材料は高分子材料を含
む。高分子材料を用いる時、高分子材料は、コアマトリ
ックスを製造するポリマーと溶融混合されうるととも
に、懸濁液が冷却されるにつれて分散球状粒子を形成す
ることが可能であるポリマーであってよい。この例に
は、ポリプロピレンに分散されたポリアミド系樹脂(ナ
イロン)、ポリプロピレン中のポリブチレンテレフタレ
ート、またはポリエチレンテレフタレートに分散された
ポリプロピレンが挙げられる。ポリマーが前もって造形
され、マトリックスポリマーにブレンドされる場合、重
要な特性は粒子のサイズと形状である。球は好ましく、
球は中空または中実であることができる。これらの球
は、一般式Ar−C(R)=CH2(式中、Arはベン
ゼン系列の芳香族炭化水素基または芳香族ハロ炭化水素
基を表し、Rは水素またはメチル基である)を有するア
ルケニル芳香族化合物、式CH2=C(R')−C(O)
(OR)(式中、Rは、水素および炭素原子数約1〜1
2のアルキル基から成る群から選択され、R'は、水素
およびメチルから成る群から選択される)のモノマーを
含むアクリレート型モノマー、塩化ビニルと塩化ビニリ
デンのコポリマー、アクリロニトリル、塩化ビニル、臭
化ビニル、式CH2=CH(O)C(O)R(式中、R
は、炭素原子数2〜18のアルキル基である)を有する
ビニルエステル、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、シトラコン酸、マレイン酸、フマル酸、オレイン
酸、ビニル安息香酸、テレフタル酸およびジアルキルテ
レフタル酸またはそれらのエステル形成性誘導体とHO
(CH2)nOH(式中、nは2〜10の範囲内の整数で
ある)シリーズのグリコールとの反応によって調製さ
れ、ポリマー分子内に反応性オレフィン系連結を有する
合成ポリエステル樹脂、反応性オレフィン系不飽和を有
する20質量%以下の第2の酸またはそのエステルを中
に共重合されて含む上述したポリエステルおよびそれら
の混合物から成る群から選択された要素である架橋ポリ
マーとジビニルベンゼン、ジエチレングリコールジメタ
クリレート、ジアリルフマレート、ジアリルフタレート
およびそれらの混合物から成る群から選択された架橋剤
から製造してよい。
【0081】架橋ポリマー空隙開始粒子を製造するため
に典型的なモノマーの例には、スチレン、ブチルアクリ
レート、アクリルアミド、アクリロニトリル、メチルメ
タクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、
ビニルピリジン、酢酸ビニル、メチルアクリレート、塩
化ビニルベンジル、塩化ビニリデン、アクリル酸、ジビ
ニルベンゼン、アクリルアミドメチル−プロパンスルホ
ン酸、ビニルトルエンなどが挙げられる。好ましくは、
架橋ポリマーは、ポリスチレンまたはポリ(メチルメタ
クリレート)である。最も好ましくは、架橋ポリマーは
ポリスチレンであり、架橋剤はジビニルベンゼンであ
る。
に典型的なモノマーの例には、スチレン、ブチルアクリ
レート、アクリルアミド、アクリロニトリル、メチルメ
タクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、
ビニルピリジン、酢酸ビニル、メチルアクリレート、塩
化ビニルベンジル、塩化ビニリデン、アクリル酸、ジビ
ニルベンゼン、アクリルアミドメチル−プロパンスルホ
ン酸、ビニルトルエンなどが挙げられる。好ましくは、
架橋ポリマーは、ポリスチレンまたはポリ(メチルメタ
クリレート)である。最も好ましくは、架橋ポリマーは
ポリスチレンであり、架橋剤はジビニルベンゼンであ
る。
【0082】従来技術において周知されているプロセス
は、広い粒子サイズ分布によって特徴付けられる不均一
サイズの空隙開始粒子を生じさせる。得られたビーズ
は、元のサイズ分布の範囲にまたがるビーズを篩うこと
により分級することができる。懸濁重合、限定融合など
の他のプロセスは、非常に均一なサイズの粒子を直接生
じさせる。
は、広い粒子サイズ分布によって特徴付けられる不均一
サイズの空隙開始粒子を生じさせる。得られたビーズ
は、元のサイズ分布の範囲にまたがるビーズを篩うこと
により分級することができる。懸濁重合、限定融合など
の他のプロセスは、非常に均一なサイズの粒子を直接生
じさせる。
【0083】空隙開始材料に空隙形成を促進させる薬剤
を被覆してよい。好適な薬剤または滑剤には、コロイド
シリカ、コロイドアルミナ、および酸化錫と酸化アルミ
ニウムなどの金属酸化物が挙げられる。好ましい薬剤は
コロイドシリカおよびアルミナであり、最も好ましくは
シリカである。薬剤の被膜を有する架橋ポリマーを当該
技術分野で周知されている手順によって調製してよい。
例えば、薬剤を懸濁液に添加する従来の懸濁重合プロセ
スは好ましい。コロイドシリカは薬剤として好ましい。
を被覆してよい。好適な薬剤または滑剤には、コロイド
シリカ、コロイドアルミナ、および酸化錫と酸化アルミ
ニウムなどの金属酸化物が挙げられる。好ましい薬剤は
コロイドシリカおよびアルミナであり、最も好ましくは
シリカである。薬剤の被膜を有する架橋ポリマーを当該
技術分野で周知されている手順によって調製してよい。
例えば、薬剤を懸濁液に添加する従来の懸濁重合プロセ
スは好ましい。コロイドシリカは薬剤として好ましい。
【0084】空隙開始粒子は、中実または中空のガラス
球、金属またはセラミックビーズあるいはクレー、タル
ク、硫酸バリウムまたは炭酸カルシウムなどの無機粒子
を含む無機球であることも可能である。重要なことは、
以下の問題の一つ以上を引き起こすように、材料がコア
マトリックスポリマーと化学的に反応しないことであ
る。(a)マトリックスポリマーの結晶化動力学を変更
し、延伸するのを困難にさせる、(b)コアマトリック
スポリマーの破壊、(c)空隙開始粒子の破壊、(d)
空隙開始粒子のマトリックスポリマーへの接着、または
(e)毒性成分またはハイカラー成分などの好ましくな
い反応生成物の生成。空隙開始材料は、写真的に活性で
なく、そして二軸延伸ポリオレフィンシートを利用する
写真要素の性能を劣化させないのがよい。
球、金属またはセラミックビーズあるいはクレー、タル
ク、硫酸バリウムまたは炭酸カルシウムなどの無機粒子
を含む無機球であることも可能である。重要なことは、
以下の問題の一つ以上を引き起こすように、材料がコア
マトリックスポリマーと化学的に反応しないことであ
る。(a)マトリックスポリマーの結晶化動力学を変更
し、延伸するのを困難にさせる、(b)コアマトリック
スポリマーの破壊、(c)空隙開始粒子の破壊、(d)
空隙開始粒子のマトリックスポリマーへの接着、または
(e)毒性成分またはハイカラー成分などの好ましくな
い反応生成物の生成。空隙開始材料は、写真的に活性で
なく、そして二軸延伸ポリオレフィンシートを利用する
写真要素の性能を劣化させないのがよい。
【0085】高分子ベース基体の最上表皮層の全厚さ
は、0.20μm〜1.5μmの間、好ましくは0.5
〜1.0μmの間であってよい。0.5μmより薄い
と、共押出表皮層中の一切の固有非平面性は許容できな
い色ぶれの原因になりうる。1.0μmより厚い表皮厚
さでは、画像解像度などの写真光学的特性の低下があ
る。1.0μmより厚い厚さでは、集塊または劣ったカ
ラー顔料分散などの汚染物のためにフィルターするより
大きな物質体積がある。
は、0.20μm〜1.5μmの間、好ましくは0.5
〜1.0μmの間であってよい。0.5μmより薄い
と、共押出表皮層中の一切の固有非平面性は許容できな
い色ぶれの原因になりうる。1.0μmより厚い表皮厚
さでは、画像解像度などの写真光学的特性の低下があ
る。1.0μmより厚い厚さでは、集塊または劣ったカ
ラー顔料分散などの汚染物のためにフィルターするより
大きな物質体積がある。
【0086】画像形成用要素の色を変えるために可撓性
ベース基体の最上表皮層に付加物を添加してよい。ラベ
リング用途に関しては、若干青い色合いの白色基体は好
ましい。若干青い色合いの付加は、押出前のカラー濃縮
物と、プレブレンドされた青着色剤の溶融押出物の所望
のブレンド比での機械ブレンディングを含む当該技術分
野出公知のいかなるプロセスによっても実行してよい。
320℃より高い押出温度に耐えうる着色顔料が、表皮
層の共押出のために320℃より高い温度が必要なので
好ましい。本発明において用いられる青着色剤は、画像
形成用要素に悪影響を及ぼさないいかなる着色剤であっ
てもよい。好ましい青着色剤には、フタロシアニンブル
ー顔料、クロモフタルブルー顔料、イルガジンブルー顔
料およびイルガライト有機ブルー顔料が挙げられる。U
Vエネルギーを吸収するとともに青領域内で十分に光を
放出させるために、蛍光増白剤も表皮層に添加してよ
い。TiO2も表皮層に添加してよい。本発明の薄い表
皮層にTiO2を添加するとシートの光学性能に大幅に
は寄与しない一方で、押出ダイラインおよび斑点などの
多くの製造問題を引き起こしうる。TiO2を実質的に
含まない表皮層が好ましい。0.20〜1.5μmの間
の層に添加されたTiO2は、支持体の光学特性を実質
的に改善せず、設計にコストを増やし、押出プロセスに
おいて気がかりな顔料ラインを引き起こす。
ベース基体の最上表皮層に付加物を添加してよい。ラベ
リング用途に関しては、若干青い色合いの白色基体は好
ましい。若干青い色合いの付加は、押出前のカラー濃縮
物と、プレブレンドされた青着色剤の溶融押出物の所望
のブレンド比での機械ブレンディングを含む当該技術分
野出公知のいかなるプロセスによっても実行してよい。
320℃より高い押出温度に耐えうる着色顔料が、表皮
層の共押出のために320℃より高い温度が必要なので
好ましい。本発明において用いられる青着色剤は、画像
形成用要素に悪影響を及ぼさないいかなる着色剤であっ
てもよい。好ましい青着色剤には、フタロシアニンブル
ー顔料、クロモフタルブルー顔料、イルガジンブルー顔
料およびイルガライト有機ブルー顔料が挙げられる。U
Vエネルギーを吸収するとともに青領域内で十分に光を
放出させるために、蛍光増白剤も表皮層に添加してよ
い。TiO2も表皮層に添加してよい。本発明の薄い表
皮層にTiO2を添加するとシートの光学性能に大幅に
は寄与しない一方で、押出ダイラインおよび斑点などの
多くの製造問題を引き起こしうる。TiO2を実質的に
含まない表皮層が好ましい。0.20〜1.5μmの間
の層に添加されたTiO2は、支持体の光学特性を実質
的に改善せず、設計にコストを増やし、押出プロセスに
おいて気がかりな顔料ラインを引き起こす。
【0087】可撓性基体の光学特性を改善するために、
付加物をコアマトリックスおよび/または一層以上の表
皮層に添加してよい。二酸化チタンは好ましく、画像鮮
明度またはMTF、不透明度および白色度を改善するた
めに本発明において用いられる。用いられるTiO
2は、アナタース型またはルチル型のいずれであっても
よい。さらに、白色度と鮮明度の両方を改善するため
に、アナタース型TiO2とルチル型TiO2の両方をブ
レンドしてよい。写真系のために許容できるTiO2の
例は、DuPont Chemical Co.R10
1ルチル型TiO2およびDuPont Chemic
al Co.R104ルチル型TiO2である。写真光
学レスポンスを改善することが技術上知られている他の
顔料も本発明において用いてよい。白色度を改善するこ
とが技術上知られている他の顔料の例は、タルク、カオ
リン、CaCO3、BaSO4、ZnO、TiO2、Zn
SおよびMgCO3である。好ましいTiO2型は、アナ
タースTiO2が空隙入り層に関わる画像白色度および
鮮明度を最適化することが判明したのでアナタース型で
ある。
付加物をコアマトリックスおよび/または一層以上の表
皮層に添加してよい。二酸化チタンは好ましく、画像鮮
明度またはMTF、不透明度および白色度を改善するた
めに本発明において用いられる。用いられるTiO
2は、アナタース型またはルチル型のいずれであっても
よい。さらに、白色度と鮮明度の両方を改善するため
に、アナタース型TiO2とルチル型TiO2の両方をブ
レンドしてよい。写真系のために許容できるTiO2の
例は、DuPont Chemical Co.R10
1ルチル型TiO2およびDuPont Chemic
al Co.R104ルチル型TiO2である。写真光
学レスポンスを改善することが技術上知られている他の
顔料も本発明において用いてよい。白色度を改善するこ
とが技術上知られている他の顔料の例は、タルク、カオ
リン、CaCO3、BaSO4、ZnO、TiO2、Zn
SおよびMgCO3である。好ましいTiO2型は、アナ
タースTiO2が空隙入り層に関わる画像白色度および
鮮明度を最適化することが判明したのでアナタース型で
ある。
【0088】空隙は可撓性基体に一層の不透明度をもた
らす。この空隙入り層は、TiO2、CaCO3、クレ
ー、BaSo4、ZnS、MgCO3、タルク、カオリン
または二層以上の層のフィルム中に高度に反射性の白色
層を提供する他の材料から成る群からの少なくとも一種
の顔料を含有する層と合わせて用いることも可能であ
る。顔料入り層と空隙入り層の組合せは、最終画像の光
学性能に利点をもたらす。
らす。この空隙入り層は、TiO2、CaCO3、クレ
ー、BaSo4、ZnS、MgCO3、タルク、カオリン
または二層以上の層のフィルム中に高度に反射性の白色
層を提供する他の材料から成る群からの少なくとも一種
の顔料を含有する層と合わせて用いることも可能であ
る。顔料入り層と空隙入り層の組合せは、最終画像の光
学性能に利点をもたらす。
【0089】微小空隙入りコアを有する本発明の可撓性
二軸ベース基体は好ましい。微小空隙入りコアは、画像
形成用支持体に不透明度および白色度を付加し、画像形
成品質をさらに改善する。微小空隙入りコアの画質利点
と紫外線エネルギーを吸収するとともに可視スペクトル
の光を放出する材料と組合せると、画質の独特の最適化
を可能にする。紫外線エネルギーに露光された時に画像
支持体が色合いを有することが可能であり、室内照明な
どの大量の紫外線エネルギーを含まない照明を用いて画
像を見る時にも優れた白色度をまだ保持するからであ
る。
二軸ベース基体は好ましい。微小空隙入りコアは、画像
形成用支持体に不透明度および白色度を付加し、画像形
成品質をさらに改善する。微小空隙入りコアの画質利点
と紫外線エネルギーを吸収するとともに可視スペクトル
の光を放出する材料と組合せると、画質の独特の最適化
を可能にする。紫外線エネルギーに露光された時に画像
支持体が色合いを有することが可能であり、室内照明な
どの大量の紫外線エネルギーを含まない照明を用いて画
像を見る時にも優れた白色度をまだ保持するからであ
る。
【0090】可撓性二軸延伸基体の空隙入り層中に位置
する微小空隙が、望ましくない圧力カブリの減少をもた
らすことが見出された。平方センチメートル当たりほぼ
数百キログラムの機械的圧力は、完全には理解されてい
ない書く時点でのメカニズムによって望ましくない可逆
的な感度低下を引き起こす。機械的活力の最終的な結果
は、望ましくない濃度低下、主として黄色濃度低下であ
る。二軸延伸可撓性基体中の空隙入り層は、変換工程お
よび写真処理工程で一般的な、空隙入り層の圧縮によっ
て機械的圧力を吸収し、黄濃度変化の量を減少させる。
圧力感受性性は、被覆された感光性ハロゲン化銀乳剤に
206MPaの荷重をかけ、黄色層を現像し、荷重を除
かれた対照サンプルと荷重をかけたサンプルとの間でX
−Riteモデル310(または同等)写真透過デンシ
トメータを用いて濃度差を測定することにより測定され
る。黄色層濃度の好ましい変化は206MPaの圧力で
0.02未満である。黄色濃度の0.04の変化は知覚
的に大きく、従って望ましくない。
する微小空隙が、望ましくない圧力カブリの減少をもた
らすことが見出された。平方センチメートル当たりほぼ
数百キログラムの機械的圧力は、完全には理解されてい
ない書く時点でのメカニズムによって望ましくない可逆
的な感度低下を引き起こす。機械的活力の最終的な結果
は、望ましくない濃度低下、主として黄色濃度低下であ
る。二軸延伸可撓性基体中の空隙入り層は、変換工程お
よび写真処理工程で一般的な、空隙入り層の圧縮によっ
て機械的圧力を吸収し、黄濃度変化の量を減少させる。
圧力感受性性は、被覆された感光性ハロゲン化銀乳剤に
206MPaの荷重をかけ、黄色層を現像し、荷重を除
かれた対照サンプルと荷重をかけたサンプルとの間でX
−Riteモデル310(または同等)写真透過デンシ
トメータを用いて濃度差を測定することにより測定され
る。黄色層濃度の好ましい変化は206MPaの圧力で
0.02未満である。黄色濃度の0.04の変化は知覚
的に大きく、従って望ましくない。
【0091】可撓性ベース基体の共押出、冷却、延伸お
よび熱固定は、平板プロセスまたはバブルプロセスある
いはチューブラープロセスによるなどの延伸シートを製
造するために技術上知られているいかなるプロセスによ
っても行ってよい。平板プロセスは、スリットダイを通
してブレンドを押し出し、押し出されたウェブを冷却キ
ャスティングドラム上で迅速に冷却し、シートのコアマ
トリックスポリマーコンポーネントおよび表皮コンポー
ネント(複数を含む)をガラス凝固温度より下に冷やす
ことを伴う。その後、冷やしたシートは、マトリックス
ポリマーのガラス転移温度より上で溶融温度より下の温
度で相互に垂直方向に延伸することにより二軸延伸され
る。シートを一方向に、次に第2の方向に延伸してよ
く、あるいは両方向に同時に延伸してよい。シートを延
伸した後、両方の延伸方向での収縮に抗してシートをあ
る程度制限しつつ、ポリマーを結晶化させるか、または
アニールするのに十分な温度に加熱することによりシー
トを熱固定する。
よび熱固定は、平板プロセスまたはバブルプロセスある
いはチューブラープロセスによるなどの延伸シートを製
造するために技術上知られているいかなるプロセスによ
っても行ってよい。平板プロセスは、スリットダイを通
してブレンドを押し出し、押し出されたウェブを冷却キ
ャスティングドラム上で迅速に冷却し、シートのコアマ
トリックスポリマーコンポーネントおよび表皮コンポー
ネント(複数を含む)をガラス凝固温度より下に冷やす
ことを伴う。その後、冷やしたシートは、マトリックス
ポリマーのガラス転移温度より上で溶融温度より下の温
度で相互に垂直方向に延伸することにより二軸延伸され
る。シートを一方向に、次に第2の方向に延伸してよ
く、あるいは両方向に同時に延伸してよい。シートを延
伸した後、両方の延伸方向での収縮に抗してシートをあ
る程度制限しつつ、ポリマーを結晶化させるか、または
アニールするのに十分な温度に加熱することによりシー
トを熱固定する。
【0092】微小空隙入りコア上に少なくとも一つの無
空隙表皮を有することにより、可撓性ベース基体の引張
強度は高まり、シートをより製造しやすくする。より高
い引張強度は、すべての層が空隙入りでシートを製造す
る時より広い幅且つ高い延伸比でシートを製造すること
も可能にする。層を共押出すると製造プロセスをさらに
単純化する。
空隙表皮を有することにより、可撓性ベース基体の引張
強度は高まり、シートをより製造しやすくする。より高
い引張強度は、すべての層が空隙入りでシートを製造す
る時より広い幅且つ高い延伸比でシートを製造すること
も可能にする。層を共押出すると製造プロセスをさらに
単純化する。
【0093】透明である可撓性感覚ラベルベースは好ま
しい場合がある。ラベルを通して包装の内容物を見るこ
とを可能にするラベリング用途のために特に有用な透明
感圧感覚ラベルを提供するために、透明可撓性感覚ラベ
ルベースが用いられる。例には、透明ガラスまたは着色
ガラスを用いるワインボトルラベリング、シャンプーボ
トルラベリングおよび飲料ボトルが挙げられる。本発明
に関して、「透明」材料は、90%より高いスペクトル
透過率を有する材料として定義される。画像形成用要素
に関して、スペクトル透過率は透過パワー対入射パワー
の比であり、次の通り百分率として表現される。TRGB
=10-D×100(Dは、X−Riteモデル310
(または同等)写真透過デンシトメータによって測定さ
れた赤、緑および青StatusA透過濃度レスポンス
である)。
しい場合がある。ラベルを通して包装の内容物を見るこ
とを可能にするラベリング用途のために特に有用な透明
感圧感覚ラベルを提供するために、透明可撓性感覚ラベ
ルベースが用いられる。例には、透明ガラスまたは着色
ガラスを用いるワインボトルラベリング、シャンプーボ
トルラベリングおよび飲料ボトルが挙げられる。本発明
に関して、「透明」材料は、90%より高いスペクトル
透過率を有する材料として定義される。画像形成用要素
に関して、スペクトル透過率は透過パワー対入射パワー
の比であり、次の通り百分率として表現される。TRGB
=10-D×100(Dは、X−Riteモデル310
(または同等)写真透過デンシトメータによって測定さ
れた赤、緑および青StatusA透過濃度レスポンス
である)。
【0094】20%未満の光学透過率を有する可撓性感
覚ラベルベースは殆どの用途のために好ましい。20%
未満の光学透過率は高度に反射性である優れた不透明ハ
ロゲン化銀感圧感覚ラベルをもたらす。不透明高度反射
性感覚ラベルは、暗くて画像の品質を妨げるバックグラ
ウンドに対する感圧ラベリングために有用である。例は
黒色包装のラベリングであり、20%より高い光学透過
率を有する感覚ラベルベースは画像を暗くし、顔細部内
容などの低濃度細部の損失を生じさせる。
覚ラベルベースは殆どの用途のために好ましい。20%
未満の光学透過率は高度に反射性である優れた不透明ハ
ロゲン化銀感圧感覚ラベルをもたらす。不透明高度反射
性感覚ラベルは、暗くて画像の品質を妨げるバックグラ
ウンドに対する感圧ラベリングために有用である。例は
黒色包装のラベリングであり、20%より高い光学透過
率を有する感覚ラベルベースは画像を暗くし、顔細部内
容などの低濃度細部の損失を生じさせる。
【0095】感圧写真感覚ラベル接着剤は、典型的には
高速包装装置を用いて、現像されたハロゲン化銀包装感
覚ラベルを包装の表面に接着させることを可能にするた
めに本発明において用いられる。「剥離可能な分離」ま
たは「剥離強度」あるいは「分離力」は、ハロゲン化銀
感覚ラベルを感覚ラベルが貼付けられた包装から分離す
るのに要する力の量の指標である。剥離強度は、原子価
力または絡み合い作用あるいは両方から成る写真感覚ラ
ベル接着剤の内部力によって互いに保持される二表面を
分離するのに要する力の量である。剥離強度は、Ins
tronゲージを用いて、1.0メートル/分のクロス
ヘッド速度により180度でサンプルを剥離して測定さ
れる。サンプル幅は5cmであり、剥離される距離は長
さ10cmである。
高速包装装置を用いて、現像されたハロゲン化銀包装感
覚ラベルを包装の表面に接着させることを可能にするた
めに本発明において用いられる。「剥離可能な分離」ま
たは「剥離強度」あるいは「分離力」は、ハロゲン化銀
感覚ラベルを感覚ラベルが貼付けられた包装から分離す
るのに要する力の量の指標である。剥離強度は、原子価
力または絡み合い作用あるいは両方から成る写真感覚ラ
ベル接着剤の内部力によって互いに保持される二表面を
分離するのに要する力の量である。剥離強度は、Ins
tronゲージを用いて、1.0メートル/分のクロス
ヘッド速度により180度でサンプルを剥離して測定さ
れる。サンプル幅は5cmであり、剥離される距離は長
さ10cmである。
【0096】剥離可能な写真感覚ラベル接着剤は、消費
者が感覚ラベルを包装から分離することを可能にするた
めに用いられる。ラベルの包装からの分離によって、例
えば、消費促進のためにリベートクーポンを包装に取り
付けるか、または用いることが可能になる。剥離可能な
写真ラベル接着剤に関して、ハロゲン化銀感圧感覚ラベ
ルと包装との間の好ましい剥離強度は80g/cm以下
である。100g/cmより大きい剥離強度では、消費
者は画像を包装から分離しにくいと感じ始める。さら
に、110g/cmより大きい剥離強度では、力は紙基
体の内部強度に近づき始め、画像を分離する前に紙基体
の好ましくない破壊を引き起こす。
者が感覚ラベルを包装から分離することを可能にするた
めに用いられる。ラベルの包装からの分離によって、例
えば、消費促進のためにリベートクーポンを包装に取り
付けるか、または用いることが可能になる。剥離可能な
写真ラベル接着剤に関して、ハロゲン化銀感圧感覚ラベ
ルと包装との間の好ましい剥離強度は80g/cm以下
である。100g/cmより大きい剥離強度では、消費
者は画像を包装から分離しにくいと感じ始める。さら
に、110g/cmより大きい剥離強度では、力は紙基
体の内部強度に近づき始め、画像を分離する前に紙基体
の好ましくない破壊を引き起こす。
【0097】基体から画像を分離すると、本発明の剥離
可能な写真感覚ラベル接着剤は、20g/cm〜100
g/cmの間の好ましい再接着剥離強度を有する。再接
着剥離強度は、写真ラベル接着剤を含む分離された画像
を23℃、50RHでステンレススチールブロックから
剥離するのに要する力の量である。15g/cm未満の
再接着剥離強度では、写真ラベル接着剤は、冷蔵庫また
は写真アルバムなどの様々な表面に接着されたままであ
るのに十分な剥離強度を欠いている。120g/cmよ
り大きい剥離強度では、本発明の写真ラベル接着剤は活
動的すぎであり、消費者が後で画像を再接着することを
可能にしない。
可能な写真感覚ラベル接着剤は、20g/cm〜100
g/cmの間の好ましい再接着剥離強度を有する。再接
着剥離強度は、写真ラベル接着剤を含む分離された画像
を23℃、50RHでステンレススチールブロックから
剥離するのに要する力の量である。15g/cm未満の
再接着剥離強度では、写真ラベル接着剤は、冷蔵庫また
は写真アルバムなどの様々な表面に接着されたままであ
るのに十分な剥離強度を欠いている。120g/cmよ
り大きい剥離強度では、本発明の写真ラベル接着剤は活
動的すぎであり、消費者が後で画像を再接着することを
可能にしない。
【0098】本発明の剥離可能な写真感覚ラベル接着剤
は、単層または二層以上の層であってよい。二層以上の
写真ラベル接着剤層に関して、写真ラベル接着剤層の一
層は、ラベルベースに優先的に接着する。画像が基体か
ら分離されている時、これは、再接着のために本発明の
写真ラベル接着剤をラベルベースに接着させることを可
能にする。
は、単層または二層以上の層であってよい。二層以上の
写真ラベル接着剤層に関して、写真ラベル接着剤層の一
層は、ラベルベースに優先的に接着する。画像が基体か
ら分離されている時、これは、再接着のために本発明の
写真ラベル接着剤をラベルベースに接着させることを可
能にする。
【0099】再接着する写真感覚ラベル接着剤のために
剥離層を含む基体が好ましい。剥離層は、写真ラベル接
着剤ベース界面での写真ラベル接着剤の均一分離を見込
んでいる。剥離層は、剥離層を基体に適用するために技
術上知られているいかなる方法によってもライナーに適
用してよい。例には、シリコーン被覆、テトラフルオロ
エチレン弗化炭化水素被覆、弗素化エチレンプロピレン
被覆およびステアリン酸カルシウムが挙げられる。
剥離層を含む基体が好ましい。剥離層は、写真ラベル接
着剤ベース界面での写真ラベル接着剤の均一分離を見込
んでいる。剥離層は、剥離層を基体に適用するために技
術上知られているいかなる方法によってもライナーに適
用してよい。例には、シリコーン被覆、テトラフルオロ
エチレン弗化炭化水素被覆、弗素化エチレンプロピレン
被覆およびステアリン酸カルシウムが挙げられる。
【0100】本発明の好適な剥離可能な写真感覚ラベル
接着剤は、画質を低下させるように感光性ハロゲン化銀
画像形成システムと相互作用してはならない。さらに、
本発明の写真要素が写真処理されなければならないの
で、本発明の写真感覚ラベル接着剤の性能は、写真処理
化学薬品によって低下されてはならない。好適な写真感
覚ラベル接着剤は、表面付着によって所望の表面に画像
を結合することが可能である無機接着剤、有機接着剤、
天然接着剤または合成接着剤であってよい。無機写真感
覚ラベル接着剤の例は、可溶性シリケート、セラミック
および熱硬化性粉末状ガラスである。有機写真感覚ラベ
ル接着剤は天然接着剤または合成接着剤であってよい。
天然有機写真感覚ラベル接着剤の例には、ボーングル
ー、大豆澱粉、セルロース系材料、ゴムラテックス、ガ
ム、テルペン、ガム溶液および炭化水素樹脂が挙げられ
る。合成有機写真感覚ラベル接着剤の例には、エラスト
マー溶媒、ポリスルフィドシーラント、イソブチレンお
よびポリ酢酸ビニルなどの熱可塑性樹脂、エポキシ、フ
ェノホルムアルデヒドなどの熱硬化性樹脂、ポリビニル
ブチラール、シアノアクリレートおよびシリコーンポリ
マーが挙げられる。水性感圧接着剤は、製造プロセスの
ために溶媒放出物のないいくつかの利点をもたらす。写
真ラベル接着剤層中にランダムに分配された非写真ラベ
ル接着剤固体を含有する再接着可能で剥離可能な写真ラ
ベル接着剤は、所望の最終結果を得るためにプリントを
張り付け、その後除去する能力を助ける。最も好ましい
感圧剥離可能写真ラベル接着剤は、イソオクチルアクリ
レート/アクリル酸コポリマーなどの永久写真感覚ラベ
ル接着剤約5質量%〜20質量%および写真ラベル接着
剤層被覆量が約5〜20g/m2のアクリレート微小球
などの粘着性ゴム弾性材料約95質量%〜約80質量%
を含有する再接着可能な写真ラベル接着剤層である。
接着剤は、画質を低下させるように感光性ハロゲン化銀
画像形成システムと相互作用してはならない。さらに、
本発明の写真要素が写真処理されなければならないの
で、本発明の写真感覚ラベル接着剤の性能は、写真処理
化学薬品によって低下されてはならない。好適な写真感
覚ラベル接着剤は、表面付着によって所望の表面に画像
を結合することが可能である無機接着剤、有機接着剤、
天然接着剤または合成接着剤であってよい。無機写真感
覚ラベル接着剤の例は、可溶性シリケート、セラミック
および熱硬化性粉末状ガラスである。有機写真感覚ラベ
ル接着剤は天然接着剤または合成接着剤であってよい。
天然有機写真感覚ラベル接着剤の例には、ボーングル
ー、大豆澱粉、セルロース系材料、ゴムラテックス、ガ
ム、テルペン、ガム溶液および炭化水素樹脂が挙げられ
る。合成有機写真感覚ラベル接着剤の例には、エラスト
マー溶媒、ポリスルフィドシーラント、イソブチレンお
よびポリ酢酸ビニルなどの熱可塑性樹脂、エポキシ、フ
ェノホルムアルデヒドなどの熱硬化性樹脂、ポリビニル
ブチラール、シアノアクリレートおよびシリコーンポリ
マーが挙げられる。水性感圧接着剤は、製造プロセスの
ために溶媒放出物のないいくつかの利点をもたらす。写
真ラベル接着剤層中にランダムに分配された非写真ラベ
ル接着剤固体を含有する再接着可能で剥離可能な写真ラ
ベル接着剤は、所望の最終結果を得るためにプリントを
張り付け、その後除去する能力を助ける。最も好ましい
感圧剥離可能写真ラベル接着剤は、イソオクチルアクリ
レート/アクリル酸コポリマーなどの永久写真感覚ラベ
ル接着剤約5質量%〜20質量%および写真ラベル接着
剤層被覆量が約5〜20g/m2のアクリレート微小球
などの粘着性ゴム弾性材料約95質量%〜約80質量%
を含有する再接着可能な写真ラベル接着剤層である。
【0101】好ましい剥離可能写真感覚ラベル接着剤材
料は、薄い一定した写真ラベル被膜を作るために技術上
知られている様々な方法を用いて適用してよい。例に
は、グラビア被覆、ロッド被覆、リバースロール被覆お
よびホッパー被覆が挙げられる。貼合わせ前に、写真ラ
ベル接着剤をライナーまたはベース上に被覆してよい。
料は、薄い一定した写真ラベル被膜を作るために技術上
知られている様々な方法を用いて適用してよい。例に
は、グラビア被覆、ロッド被覆、リバースロール被覆お
よびホッパー被覆が挙げられる。貼合わせ前に、写真ラ
ベル接着剤をライナーまたはベース上に被覆してよい。
【0102】単層または多層の写真感覚ラベル接着剤系
に関して、好ましい永久写真感覚ラベル接着剤組成物
は、エポキシ、フェノホルムアルデヒド、ポリビニルブ
チラール、シアノアクリレート、ゴム系写真感覚ラベル
接着剤、スチレン/ブタジエン系写真ラベル接着剤、ア
クリル化合物およびビニル誘導体から成る群から選択さ
れる。剥離可能写真ラベル接着剤および永久写真ラベル
接着剤は、写真支持構造体中で同じ層中でまたは異なる
場所で組合せて用いてよい。組合せ写真ラベル接着剤構
造の例は、最上二軸延伸シートとベース材料との間の剥
離可能写真感覚ラベル接着剤および底二軸延伸シートと
ベース材料との間の永久写真ラベル接着剤である。
に関して、好ましい永久写真感覚ラベル接着剤組成物
は、エポキシ、フェノホルムアルデヒド、ポリビニルブ
チラール、シアノアクリレート、ゴム系写真感覚ラベル
接着剤、スチレン/ブタジエン系写真ラベル接着剤、ア
クリル化合物およびビニル誘導体から成る群から選択さ
れる。剥離可能写真ラベル接着剤および永久写真ラベル
接着剤は、写真支持構造体中で同じ層中でまたは異なる
場所で組合せて用いてよい。組合せ写真ラベル接着剤構
造の例は、最上二軸延伸シートとベース材料との間の剥
離可能写真感覚ラベル接着剤および底二軸延伸シートと
ベース材料との間の永久写真ラベル接着剤である。
【0103】感圧基体上のハロゲン化銀画像形成用層
は、好ましくは、自動ラベリング装置内で様々な包装に
適用される。好ましい包装の種類は、ボトル、カン、自
立パウチ、ボックスおよびバッグである。包装は、販売
のために包装を必要とする材料を含んでよい。包装され
る好ましい材料には、液体および粒状材料が挙げられ
る。
は、好ましくは、自動ラベリング装置内で様々な包装に
適用される。好ましい包装の種類は、ボトル、カン、自
立パウチ、ボックスおよびバッグである。包装は、販売
のために包装を必要とする材料を含んでよい。包装され
る好ましい材料には、液体および粒状材料が挙げられ
る。
【0104】本発明のハロゲン化銀包装感覚ラベルは、
好ましくは600μm未満の厚さを有する。650μm
より厚いハロゲン化銀包装ラベルは、画像形成品質また
は包装ラベル性能のいずれにおいても著しい改善をもた
らさない。さらに、高速包装装置を通した移送は、65
0μmより厚い写真ラベル厚さで困難であり、ベルヌー
イ法を利用する写真ラベルのストリッピングは、写真ラ
ベルの厚さが700μmを超える場合に困難である。
好ましくは600μm未満の厚さを有する。650μm
より厚いハロゲン化銀包装ラベルは、画像形成品質また
は包装ラベル性能のいずれにおいても著しい改善をもた
らさない。さらに、高速包装装置を通した移送は、65
0μmより厚い写真ラベル厚さで困難であり、ベルヌー
イ法を利用する写真ラベルのストリッピングは、写真ラ
ベルの厚さが700μmを超える場合に困難である。
【0105】用語「感覚ラベル」は本願で使用する場
合、ハロゲン化銀の画像の支持体のみならず、インクジ
ェット印刷、感熱色素転写または静電写真印刷などの方
法で画像を生成するのに用いる要素を意味する。用語
「写真要素」は、本願で使用する場合、画像を作るのに
感光ハロゲン化銀を利用する材料を意味する。上記画像
形成要素は一般的にラベル作成目的に用いられるインク
印刷画像と比べて高品質の画像を提供する。本発明の受
容要素の感熱色素画像受容層は、例えば、ポリカーボネ
ート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、
ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポリ(カプ
ロラクトン)又はそれらの混合物で構成されている。色
素画像受容層は、目的達成のため有効な量で存在してい
ればよい。一般に、約1〜約10g/m2 の濃度で良好
な結果が得られている。例えば、Harrisonらの米国特許
第4,775,657号に記載されているように、上記
色素受容層の上に、さらにオーバーコート層をコートし
てもよい。
合、ハロゲン化銀の画像の支持体のみならず、インクジ
ェット印刷、感熱色素転写または静電写真印刷などの方
法で画像を生成するのに用いる要素を意味する。用語
「写真要素」は、本願で使用する場合、画像を作るのに
感光ハロゲン化銀を利用する材料を意味する。上記画像
形成要素は一般的にラベル作成目的に用いられるインク
印刷画像と比べて高品質の画像を提供する。本発明の受
容要素の感熱色素画像受容層は、例えば、ポリカーボネ
ート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、
ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポリ(カプ
ロラクトン)又はそれらの混合物で構成されている。色
素画像受容層は、目的達成のため有効な量で存在してい
ればよい。一般に、約1〜約10g/m2 の濃度で良好
な結果が得られている。例えば、Harrisonらの米国特許
第4,775,657号に記載されているように、上記
色素受容層の上に、さらにオーバーコート層をコートし
てもよい。
【0106】本発明の色素受容要素とともに使用される
色素ドナー要素は、色素含有層を有する支持体を、通常
備えている。色素は、熱の作用で色素受容層に転写可能
であるならば、本発明において利用される色素ドナーに
使用できる。昇華可能な色素によって特に良好な結果が
得られた。本発明に使用するのに利用できる色素ドナー
は、例えば米国特許第4,916,112号、同第4,
927,803号及び同第5,023,228号に記載
されている。
色素ドナー要素は、色素含有層を有する支持体を、通常
備えている。色素は、熱の作用で色素受容層に転写可能
であるならば、本発明において利用される色素ドナーに
使用できる。昇華可能な色素によって特に良好な結果が
得られた。本発明に使用するのに利用できる色素ドナー
は、例えば米国特許第4,916,112号、同第4,
927,803号及び同第5,023,228号に記載
されている。
【0107】上記のように、色素ドナー要素は、色素転
写画像を作るために使用される。このような方法は、色
素ドナー要素を画像様加熱し、次いで上記のように、色
素画像を色素受容要素に転写して、色素転写画像を形成
させることを含んでなる方法である。
写画像を作るために使用される。このような方法は、色
素ドナー要素を画像様加熱し、次いで上記のように、色
素画像を色素受容要素に転写して、色素転写画像を形成
させることを含んでなる方法である。
【0108】感熱色素転写プリント法の好ましい態様
で、シアン色、マゼンタ色及びイエローの色素の連続繰
返し領域がコートされたポリ−(エチレンテレフタレー
ト)支持体を含む色素ドナー要素が利用され、そして色
素転写ステップが、各色について順に行われ3色の色素
転写画像が得られる。この工程が単色でのみ行われる場
合は、勿論、モノクローム色素転写画像が得られる。
で、シアン色、マゼンタ色及びイエローの色素の連続繰
返し領域がコートされたポリ−(エチレンテレフタレー
ト)支持体を含む色素ドナー要素が利用され、そして色
素転写ステップが、各色について順に行われ3色の色素
転写画像が得られる。この工程が単色でのみ行われる場
合は、勿論、モノクローム色素転写画像が得られる。
【0109】色素ドナー要素から本発明の受容層に色素
を転写するのに使用できる感熱プリントヘッドは市販さ
れている。例えば、Fujitsu Thermal Head (FTP-040 MC
S 001), TDK Thermal Head F415HH7-1089 又はRohm The
rmal Head KE2008-F3 が利用できる。あるいは、感熱色
素転写を行うための他の公知のエネルギー源、例えば英
国特許第2,083,726A号に記載されているよう
なレーザーなどを使用できる。
を転写するのに使用できる感熱プリントヘッドは市販さ
れている。例えば、Fujitsu Thermal Head (FTP-040 MC
S 001), TDK Thermal Head F415HH7-1089 又はRohm The
rmal Head KE2008-F3 が利用できる。あるいは、感熱色
素転写を行うための他の公知のエネルギー源、例えば英
国特許第2,083,726A号に記載されているよう
なレーザーなどを使用できる。
【0110】本発明の感熱色素転写組立体は、(a)色
素ドナー要素及び(b)上記のような色素受容要素を備
えており、その色素受容要素は色素ドナー要素に重ね合
わされて、ドナー要素の色素層が、受容要素の色素画像
受容層に接触している。
素ドナー要素及び(b)上記のような色素受容要素を備
えており、その色素受容要素は色素ドナー要素に重ね合
わされて、ドナー要素の色素層が、受容要素の色素画像
受容層に接触している。
【0111】3色の画像を得たい場合、上記組立体は、
熱が感熱プリントヘッドによって加えられているとき、
その期間中に3回形成される。第一色素が転写された
後、その要素ははがしとられる。次に、第二色素のドナ
ー要素(又は異なる色素領域を有するドナー要素の他の
領域)をその色素受容要素と位置合わせし、次いでその
工程を繰り返す。第三色は同じ方式で得られる。
熱が感熱プリントヘッドによって加えられているとき、
その期間中に3回形成される。第一色素が転写された
後、その要素ははがしとられる。次に、第二色素のドナ
ー要素(又は異なる色素領域を有するドナー要素の他の
領域)をその色素受容要素と位置合わせし、次いでその
工程を繰り返す。第三色は同じ方式で得られる。
【0112】エレクトログラフィック法と電子写真法及
びこれら方法の個々のステップは、多数の書籍及び刊行
物に詳細に十分記載されている。これらの方法は、静電
画像を作り、その画像を、帯電した着色粒子(トナー)
で現像し、得られた現像画像を、任意に二次基体に転写
し、次いでその画像を基体に固定する基本ステップを含
んでいる。これらの方法と基本ステップには多数の変形
があり乾燥トナーの代わりに液体トナーを使うことは、
これらの変形のうちの一例に過ぎない。
びこれら方法の個々のステップは、多数の書籍及び刊行
物に詳細に十分記載されている。これらの方法は、静電
画像を作り、その画像を、帯電した着色粒子(トナー)
で現像し、得られた現像画像を、任意に二次基体に転写
し、次いでその画像を基体に固定する基本ステップを含
んでいる。これらの方法と基本ステップには多数の変形
があり乾燥トナーの代わりに液体トナーを使うことは、
これらの変形のうちの一例に過ぎない。
【0113】第一基本ステップの静電画像の作製は各種
の方法で達成できる。電子写真複写法は、均一に帯電し
た光導電体のアナログ又はディジタルの露出による像様
光放電を利用する。その光導電体はシングルユースシス
テムであってもよく、又はセレンもしくは有機の光受容
体に基づいたような再帯電可能で再度画像を形成できる
システムでもよい。
の方法で達成できる。電子写真複写法は、均一に帯電し
た光導電体のアナログ又はディジタルの露出による像様
光放電を利用する。その光導電体はシングルユースシス
テムであってもよく、又はセレンもしくは有機の光受容
体に基づいたような再帯電可能で再度画像を形成できる
システムでもよい。
【0114】電子写真複写法の一形態は、均一に帯電し
た光導電体のアナログ又はディジタルの露出による像様
光放電を使用する。その光導電体はシングルユースシス
テムであってもよく、又はセレンもしくは有機の光受容
体に基づいたような再帯電可能で再度画像を形成できる
システムでもよい。
た光導電体のアナログ又はディジタルの露出による像様
光放電を使用する。その光導電体はシングルユースシス
テムであってもよく、又はセレンもしくは有機の光受容
体に基づいたような再帯電可能で再度画像を形成できる
システムでもよい。
【0115】別の電子写真複写法では、静電画像がイオ
ノグラフィーで作られる。潜像が誘電体の(電荷を保持
する)媒体の紙又はフィルム上に生じる。選択された金
属製スタイラス又は前記媒体の幅方向を横切って間隔を
おいて配置されたスタイラスの列からの書込みニブに電
圧を印加して、前記選択されたスタイラスと媒体の間の
空気の絶縁破壊を起こさせる。イオンが生じ、これが媒
体上に潜像を形成する。
ノグラフィーで作られる。潜像が誘電体の(電荷を保持
する)媒体の紙又はフィルム上に生じる。選択された金
属製スタイラス又は前記媒体の幅方向を横切って間隔を
おいて配置されたスタイラスの列からの書込みニブに電
圧を印加して、前記選択されたスタイラスと媒体の間の
空気の絶縁破壊を起こさせる。イオンが生じ、これが媒
体上に潜像を形成する。
【0116】静電画像は、どのようにして生成されて
も、逆の電荷のトナー粒子で現像される。液体トナーで
現像する場合、その液状現像剤を静電画像に直接、接触
させる。十分なトナー粒子を現像に確実に利用できるよ
うに、流動する液体が通常利用される。静電画像によっ
て生じる電界が、不導体の液体中に懸濁している帯電粒
子を電気泳動によって移動させる。静電潜像の電荷は、
逆に帯電している粒子で中和される。液状トナーによる
電気泳動展開の理論と物理学は多数の書籍と刊行物に十
分記載されている。
も、逆の電荷のトナー粒子で現像される。液体トナーで
現像する場合、その液状現像剤を静電画像に直接、接触
させる。十分なトナー粒子を現像に確実に利用できるよ
うに、流動する液体が通常利用される。静電画像によっ
て生じる電界が、不導体の液体中に懸濁している帯電粒
子を電気泳動によって移動させる。静電潜像の電荷は、
逆に帯電している粒子で中和される。液状トナーによる
電気泳動展開の理論と物理学は多数の書籍と刊行物に十
分記載されている。
【0117】再度画像を形成できる光受容体又は静電写
真マスターを使用する場合、調色画像が紙(又は他の基
体)に転写される。紙は、トナー粒子を紙に転写させる
ため選択された極性で、静電気帯電されている。最後
に、調色画像を紙に固定する。自己固定トナーの場合、
残留液体は、風乾又は加熱によって紙から除去される。
溶媒を蒸発させると、これらのトナーは、紙に結合した
被膜を形成する。熱溶融性トナーの場合、熱可塑性重合
体が粒子の一部として使用される。加熱すると、残留液
体が除去されるとともにトナーが紙に固定される。
真マスターを使用する場合、調色画像が紙(又は他の基
体)に転写される。紙は、トナー粒子を紙に転写させる
ため選択された極性で、静電気帯電されている。最後
に、調色画像を紙に固定する。自己固定トナーの場合、
残留液体は、風乾又は加熱によって紙から除去される。
溶媒を蒸発させると、これらのトナーは、紙に結合した
被膜を形成する。熱溶融性トナーの場合、熱可塑性重合
体が粒子の一部として使用される。加熱すると、残留液
体が除去されるとともにトナーが紙に固定される。
【0118】インクジェット画像形成用の色素受容層す
なわちDRLは、溶媒コーティング又は溶融押出しコー
ティングなどの公知の方法で塗布することができる。上
記DRLは、0.1〜10μm好ましくは0.5〜5μ
mの範囲内の厚みでTLの上にコートされる。色素受容
層として有用な多数の公知の配合がある。主な要件は、
DRLが、望ましい色域と色濃度が得られるように画像
を形成するインクと適合性であることである。インクの
液滴がDRLを通過すると、色素がDRL内に保持され
るか又はDRL内で媒染処理され、一方インクの溶媒は
DRLを自由に通過して、TLに迅速に吸収される。さ
らに、DRLの配合物は、好ましくは水からコートさ
れ、TLに対して十分な接着性を示し、そして表面の光
沢を容易に制御できる。
なわちDRLは、溶媒コーティング又は溶融押出しコー
ティングなどの公知の方法で塗布することができる。上
記DRLは、0.1〜10μm好ましくは0.5〜5μ
mの範囲内の厚みでTLの上にコートされる。色素受容
層として有用な多数の公知の配合がある。主な要件は、
DRLが、望ましい色域と色濃度が得られるように画像
を形成するインクと適合性であることである。インクの
液滴がDRLを通過すると、色素がDRL内に保持され
るか又はDRL内で媒染処理され、一方インクの溶媒は
DRLを自由に通過して、TLに迅速に吸収される。さ
らに、DRLの配合物は、好ましくは水からコートさ
れ、TLに対して十分な接着性を示し、そして表面の光
沢を容易に制御できる。
【0119】例えば、Misudaらは、米国特許第4,87
9,166号、同第5,264,275号、同第5,1
04,730号、同第4,879,166号並びに日本
国特許第1,095,091号、同第2,276,67
1号、同第2,276,670号、同第4,267,1
80号、同第5,024,335号及び同第5,01
6,517号各明細書において、擬−ベーマイトと特定
の水溶性樹脂の混合物を含有する水ベースのDRL配合
物を開示している。Light は、米国特許第4,903,
040号、同第4,930,041号、同第5,08
4,338号、同第5,126,194号、同第5,1
26,195号及び同第5,147,717号明細書に
おいて、ビニルピロリドン重合体類及び特定の水分散性
及び/又は水溶性ポリエステル類の混合物を、他の重合
体類と添加物とともに含有する水ベースのDRL配合物
を開示している。Butters らは、米国特許第4,85
7,386号と同第5,102,727号において、ビ
ニルピロリドン重合体類とアクリル又はメタクリル重合
体類の混合物を含有するインク吸収樹脂層を開示してい
る。Satoらは、米国特許第5,194,317号におい
て、及びHigumaらは米国特許第5,059,983号に
おいて、ポリ(ビニルアルコール)ベースの水性のコー
ト可能なDRL配合物を開示している。Igbal は、米国
第5,208,092号において、後で架橋されるビニ
ル共重合体類を含有する水ベースのDRL配合物を開示
している。これらの例に加えて、DRLの上記一次及び
二次の要件を満たす他の公知の又は考えられるDRL配
合物があるが、これらはすべて、本発明の精神と範囲内
にある。
9,166号、同第5,264,275号、同第5,1
04,730号、同第4,879,166号並びに日本
国特許第1,095,091号、同第2,276,67
1号、同第2,276,670号、同第4,267,1
80号、同第5,024,335号及び同第5,01
6,517号各明細書において、擬−ベーマイトと特定
の水溶性樹脂の混合物を含有する水ベースのDRL配合
物を開示している。Light は、米国特許第4,903,
040号、同第4,930,041号、同第5,08
4,338号、同第5,126,194号、同第5,1
26,195号及び同第5,147,717号明細書に
おいて、ビニルピロリドン重合体類及び特定の水分散性
及び/又は水溶性ポリエステル類の混合物を、他の重合
体類と添加物とともに含有する水ベースのDRL配合物
を開示している。Butters らは、米国特許第4,85
7,386号と同第5,102,727号において、ビ
ニルピロリドン重合体類とアクリル又はメタクリル重合
体類の混合物を含有するインク吸収樹脂層を開示してい
る。Satoらは、米国特許第5,194,317号におい
て、及びHigumaらは米国特許第5,059,983号に
おいて、ポリ(ビニルアルコール)ベースの水性のコー
ト可能なDRL配合物を開示している。Igbal は、米国
第5,208,092号において、後で架橋されるビニ
ル共重合体類を含有する水ベースのDRL配合物を開示
している。これらの例に加えて、DRLの上記一次及び
二次の要件を満たす他の公知の又は考えられるDRL配
合物があるが、これらはすべて、本発明の精神と範囲内
にある。
【0120】好ましいDRLは、5量部のアルモキサン
と5量部のポリ(ビニルピロリドン)の水性分散液とし
てコートされる0.1〜10μmのDRLである。ま
た、DRLは、光沢、摩擦及び/又は耐指紋性を制御す
るための艶消し剤;表面の均一性を高め且つ乾燥される
コーティングの表面張力を調節する界面活性剤;媒染
剤;酸化防止剤;UV吸収化合物;光安定剤などを各種
のレベルと量で含有していてもよい。
と5量部のポリ(ビニルピロリドン)の水性分散液とし
てコートされる0.1〜10μmのDRLである。ま
た、DRLは、光沢、摩擦及び/又は耐指紋性を制御す
るための艶消し剤;表面の均一性を高め且つ乾燥される
コーティングの表面張力を調節する界面活性剤;媒染
剤;酸化防止剤;UV吸収化合物;光安定剤などを各種
のレベルと量で含有していてもよい。
【0121】上記インク受容要素は、本発明の目的を達
成するため成功裡に使用できるが、画像が形成された要
素の耐久性を高めるため、DRLにオーバーコートを行
うことが望ましい。このようなオーバーコートは、要素
に画像が形成される前又は形成された後にDRLに塗布
することができる。例えば、DRLは、インクが自由に
通過するインク透過性層でオーパーコートできる。この
種の層は米国特許第4,686,118号、同第5,0
27,131号及び同第5,102,717号に記載さ
れている。あるいは、オーバーコートは、要素に画像が
形成された後に、付加してもよい。公知の積層フィルム
及び積層装置はいずれもこの目的のために使用できる。
上記の画像形成法に使用されるインクは公知であり、そ
のインクの配合は、特定の方法、すなわち連続法、圧電
法又は感熱法と密接に結びついていることが多い。従っ
て、インクは、特定のインク法に応じて、広範囲にわた
って異なる量と組合せの溶媒、着色剤、保存剤、界面活
性剤、湿潤剤などを含有している。本発明の画像記録要
素と組み合わせて使用するのに好ましいインクは水ベー
スのインクであり、例えば、Hewlett−Pack
ard DeskWriter 560Cプリンターで
使用するため現在販売されているインクがある。しか
し、所定のインク記録法又は所定の商業的販売者に特異
的なインクとともに使うように作製されている上記の画
像形成記録要素の別の態様は本発明の範囲内に含まれる
ものである。
成するため成功裡に使用できるが、画像が形成された要
素の耐久性を高めるため、DRLにオーバーコートを行
うことが望ましい。このようなオーバーコートは、要素
に画像が形成される前又は形成された後にDRLに塗布
することができる。例えば、DRLは、インクが自由に
通過するインク透過性層でオーパーコートできる。この
種の層は米国特許第4,686,118号、同第5,0
27,131号及び同第5,102,717号に記載さ
れている。あるいは、オーバーコートは、要素に画像が
形成された後に、付加してもよい。公知の積層フィルム
及び積層装置はいずれもこの目的のために使用できる。
上記の画像形成法に使用されるインクは公知であり、そ
のインクの配合は、特定の方法、すなわち連続法、圧電
法又は感熱法と密接に結びついていることが多い。従っ
て、インクは、特定のインク法に応じて、広範囲にわた
って異なる量と組合せの溶媒、着色剤、保存剤、界面活
性剤、湿潤剤などを含有している。本発明の画像記録要
素と組み合わせて使用するのに好ましいインクは水ベー
スのインクであり、例えば、Hewlett−Pack
ard DeskWriter 560Cプリンターで
使用するため現在販売されているインクがある。しか
し、所定のインク記録法又は所定の商業的販売者に特異
的なインクとともに使うように作製されている上記の画
像形成記録要素の別の態様は本発明の範囲内に含まれる
ものである。
【0122】インクジェット印刷用画像記録層は、ベー
ス層および強力層および熱収縮性シートからなるベース
の上に塗布された画像受容層を含んでなる。ベース層の
場合、60質量%の石灰処理オセイン写真グレードゼラ
チン、30質量%のポリビニルピロリドン(PVP K
−90、ISP)および10質量%の媒染剤1の混合物
を調製する。媒染剤1はMissellらの米国特許第
6,045,917号明細書に記載されているようにビ
ニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライドおよび
ジビニルベンゼンから調製する。この混合物のpHを塩
酸(36〜38%、JT Baker)を添加して3.
5に調節した。少量の界面活性剤(Dixie 10
G、Dixie Chemicals)を添加して塗工
性を高めた。この混合物の10%塗工液を調製し、支持
体にスロット塗工して100℃で乾燥すると乾燥被覆量
5.4g/m2を与えた。
ス層および強力層および熱収縮性シートからなるベース
の上に塗布された画像受容層を含んでなる。ベース層の
場合、60質量%の石灰処理オセイン写真グレードゼラ
チン、30質量%のポリビニルピロリドン(PVP K
−90、ISP)および10質量%の媒染剤1の混合物
を調製する。媒染剤1はMissellらの米国特許第
6,045,917号明細書に記載されているようにビ
ニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライドおよび
ジビニルベンゼンから調製する。この混合物のpHを塩
酸(36〜38%、JT Baker)を添加して3.
5に調節した。少量の界面活性剤(Dixie 10
G、Dixie Chemicals)を添加して塗工
性を高めた。この混合物の10%塗工液を調製し、支持
体にスロット塗工して100℃で乾燥すると乾燥被覆量
5.4g/m2を与えた。
【0123】画像受容層の場合、80質量%のヒドロキ
シエチルセルロース(Quatrisoft(商標)L
M200、Amerchol)および20質量%のメチ
ルセルロース(Methocel(商標)、Dow C
hemical)を調製した。界面活性剤(Dixie
10G、Dixie ChemicalsおよびZo
nyl(商標)FSN,DuPont)を添加して塗工
性を高めた。この混合物の2%塗工液を調製し、ベース
層にスロット塗工して100℃で乾燥すると乾燥被覆量
1.1g/m2を与えた。
シエチルセルロース(Quatrisoft(商標)L
M200、Amerchol)および20質量%のメチ
ルセルロース(Methocel(商標)、Dow C
hemical)を調製した。界面活性剤(Dixie
10G、Dixie ChemicalsおよびZo
nyl(商標)FSN,DuPont)を添加して塗工
性を高めた。この混合物の2%塗工液を調製し、ベース
層にスロット塗工して100℃で乾燥すると乾燥被覆量
1.1g/m2を与えた。
【0124】本発明の好ましい写真要素は電子プリント
法又は通常の光学プリント法で露光されたとき優れた性
能を発揮できるハロゲン化銀写真要素に関する。電子プ
リント法は、記録要素の輻射線感受性ハロゲン化銀乳剤
層を、少なくとも10-7J/m2(10-4エルグ/cm2 )
の化学線に、最大100マイクロ秒間まで画素単位モー
ドにて、露光することを含んでなる方法であり、そして
そのハロゲン化銀乳剤層は上記のハロゲン化銀粒子を含
有している。従来の光学プリント法は、記録要素の輻射
線ハロゲン化銀乳剤層と、少なくとも10-7J/m2(1
0-4エルグ/cm 2 )の化学線に、10-3〜300秒間、
像様モードで露出することを含んでなる方法であり、そ
してそのハロゲン化銀乳剤層は上記のハロゲン化銀粒子
を含有している。
法又は通常の光学プリント法で露光されたとき優れた性
能を発揮できるハロゲン化銀写真要素に関する。電子プ
リント法は、記録要素の輻射線感受性ハロゲン化銀乳剤
層を、少なくとも10-7J/m2(10-4エルグ/cm2 )
の化学線に、最大100マイクロ秒間まで画素単位モー
ドにて、露光することを含んでなる方法であり、そして
そのハロゲン化銀乳剤層は上記のハロゲン化銀粒子を含
有している。従来の光学プリント法は、記録要素の輻射
線ハロゲン化銀乳剤層と、少なくとも10-7J/m2(1
0-4エルグ/cm 2 )の化学線に、10-3〜300秒間、
像様モードで露出することを含んでなる方法であり、そ
してそのハロゲン化銀乳剤層は上記のハロゲン化銀粒子
を含有している。
【0125】好ましい実施形態における本発明は、
(a)銀を基準にして50モル%より多い塩化物を含有
し、(b){100}結晶面によって提供される表面積を
50%より多く有し、(c)総銀の95〜99%を占め
る中心部分を有するとともに、(i)式:
(a)銀を基準にして50モル%より多い塩化物を含有
し、(b){100}結晶面によって提供される表面積を
50%より多く有し、(c)総銀の95〜99%を占め
る中心部分を有するとともに、(i)式:
【0126】(I) [ML6]n
【0127】(式中、nは、0、−1、−2、−3また
は−4であり、Mはイリジウム以外の充填フロンティア
軌道多価金属イオンであり、L6は、配位子の少なくと
も四個がアニオン配位子であり、配位子の少なくとも一
個がシアノ配位子またはシアノ配位子より電気陰性の配
位子である限り、独立して選択されうる橋架け配位子を
表す)および(ii)チアゾール配位子または置換チア
ゾール配位子を含むイリジウム配位錯体というクラス要
件の各々を満足させるように選択された二個のドーパン
トを含むハロゲン化銀粒子を含む輻射線感受性乳剤を用
いる。好ましい写真画像形成層構造はEP公報1048
977に記載されている。ここに記載されている感光性
画像形成層は本発明の実用シート上に特に好ましい画像
を提供する。
は−4であり、Mはイリジウム以外の充填フロンティア
軌道多価金属イオンであり、L6は、配位子の少なくと
も四個がアニオン配位子であり、配位子の少なくとも一
個がシアノ配位子またはシアノ配位子より電気陰性の配
位子である限り、独立して選択されうる橋架け配位子を
表す)および(ii)チアゾール配位子または置換チア
ゾール配位子を含むイリジウム配位錯体というクラス要
件の各々を満足させるように選択された二個のドーパン
トを含むハロゲン化銀粒子を含む輻射線感受性乳剤を用
いる。好ましい写真画像形成層構造はEP公報1048
977に記載されている。ここに記載されている感光性
画像形成層は本発明の実用シート上に特に好ましい画像
を提供する。
【0128】いくつかの好ましい実施形態を個々に参照
して本発明を詳しく説明してきたが、本発明の精神およ
び範囲を逸脱せずに変形および修正を行うことができる
ことは言うまでもないであろう。
して本発明を詳しく説明してきたが、本発明の精神およ
び範囲を逸脱せずに変形および修正を行うことができる
ことは言うまでもないであろう。
【0129】
【実施例】この例の環境保護層に用いたポリマーは市販
のものである。アクリルウレタンハイブリッドポリマ
ー、SancureAU4010をBF Goodri
chから入手した。ウレタンポリマーNeoRezR6
00をNeoResins(Aveciaの一部門)か
ら入手した。環境保護ポリマー用の架橋剤CX100
(多官能性アジリデン)をNeoResins(Ave
ciaの一部門)から入手した。滑剤EXP−42-L
S、シリコーンワックスエマルジョンコポリマーをGe
nesee Polymers Corporatio
nから入手した。
のものである。アクリルウレタンハイブリッドポリマ
ー、SancureAU4010をBF Goodri
chから入手した。ウレタンポリマーNeoRezR6
00をNeoResins(Aveciaの一部門)か
ら入手した。環境保護ポリマー用の架橋剤CX100
(多官能性アジリデン)をNeoResins(Ave
ciaの一部門)から入手した。滑剤EXP−42-L
S、シリコーンワックスエマルジョンコポリマーをGe
nesee Polymers Corporatio
nから入手した。
【0130】米国特許出願第09/608,466号明
細書(2000年6月30日出願)に記載するように、
カプセル封入したラベンダーオイルに用いる多孔質ビー
ズを、水性媒体のポロゲンとして35質量%トルエンを
含有したエチレングリコールモノマー小滴の懸濁物また
は分散物を形成し、このモノマーを重合させて中実、多
孔質ポリマー粒子をアニオン性界面活性剤の存在下で生
成させ、そして真空ストリッピングによりトルエンを除
去して調製した。このようにして調製された粒子は公称
粒径0.16μmを有していた。ラベンダーオイルを、
このオイルとビーズを18時間撹拌して、35質量%で
この多孔質粒子に充填した。ジャコウアンブレット(固
体芳香剤)を、このジャコウアンブレットを酢酸エチル
に溶解して(10%溶液)18時間撹拌し、回転蒸留機
を減圧下で用いて溶媒を蒸発させて、別の多孔質粒子に
充填させた。
細書(2000年6月30日出願)に記載するように、
カプセル封入したラベンダーオイルに用いる多孔質ビー
ズを、水性媒体のポロゲンとして35質量%トルエンを
含有したエチレングリコールモノマー小滴の懸濁物また
は分散物を形成し、このモノマーを重合させて中実、多
孔質ポリマー粒子をアニオン性界面活性剤の存在下で生
成させ、そして真空ストリッピングによりトルエンを除
去して調製した。このようにして調製された粒子は公称
粒径0.16μmを有していた。ラベンダーオイルを、
このオイルとビーズを18時間撹拌して、35質量%で
この多孔質粒子に充填した。ジャコウアンブレット(固
体芳香剤)を、このジャコウアンブレットを酢酸エチル
に溶解して(10%溶液)18時間撹拌し、回転蒸留機
を減圧下で用いて溶媒を蒸発させて、別の多孔質粒子に
充填させた。
【0131】例1
カプセル封入した芳香を有する環境保護層を、ハロゲン
化銀画像形成され且つ処理された以下の処方および構成
を用いるラベル上に塗布した。ハロゲン化銀感圧包装ラ
ベルを、感圧ラベル原料に感光性ハロゲン化銀画像形成
層を適用することによって作製した。ラベル原料は高強
度ポリエステルライナーに積層された感圧接着剤で被覆
された可撓性白色二軸配向ポリプロピレン面生地からな
っていた。感光性ハロゲン化銀画像形成層はフレッシュ
トーンを正確に再現できるイエロー、マゼンタ、および
シアンカプラー系であった。このラベル原料を画像形成
し、処理した後、環境保護層でオーバーコートした。
化銀画像形成され且つ処理された以下の処方および構成
を用いるラベル上に塗布した。ハロゲン化銀感圧包装ラ
ベルを、感圧ラベル原料に感光性ハロゲン化銀画像形成
層を適用することによって作製した。ラベル原料は高強
度ポリエステルライナーに積層された感圧接着剤で被覆
された可撓性白色二軸配向ポリプロピレン面生地からな
っていた。感光性ハロゲン化銀画像形成層はフレッシュ
トーンを正確に再現できるイエロー、マゼンタ、および
シアンカプラー系であった。このラベル原料を画像形成
し、処理した後、環境保護層でオーバーコートした。
【0132】二軸配向ポリオレフィン面生地:複合シー
トポリオレフィンシート(厚さ31μm)(d=0.6
8g/cc)は、ミクロ空隙入り配向ポリプロピレンコ
ア(全シート厚さの約60%)から成り、ホモポリマー
非空隙入り配向ポリプロピレン層は空隙入り層の各側に
ある。用いた空隙開始材料はポリ(ブチレンテレフタレ
ート)であった。ポリオレフィンシートはポリエチレン
と青顔料から成る表皮層をもっていた。空隙入り層に隣
接するポリプロピレン層は4%のルチル型TiO2およ
び蛍光増白剤を含有していた。ハロゲン化銀画像形成用
層を青味剤入りポリエチレン表皮層に塗布した。
トポリオレフィンシート(厚さ31μm)(d=0.6
8g/cc)は、ミクロ空隙入り配向ポリプロピレンコ
ア(全シート厚さの約60%)から成り、ホモポリマー
非空隙入り配向ポリプロピレン層は空隙入り層の各側に
ある。用いた空隙開始材料はポリ(ブチレンテレフタレ
ート)であった。ポリオレフィンシートはポリエチレン
と青顔料から成る表皮層をもっていた。空隙入り層に隣
接するポリプロピレン層は4%のルチル型TiO2およ
び蛍光増白剤を含有していた。ハロゲン化銀画像形成用
層を青味剤入りポリエチレン表皮層に塗布した。
【0133】感圧接着剤:厚さ12μmの永久溶媒性ア
クリル接着剤
クリル接着剤
【0134】ポリエステルライナー:透明な37μmの
ポリエチレンテレフタレートライナー。このポリエチレ
ンテレフタレートベースは、機械方向で15ミリニュー
トン、横方向で20ミリニュートンの剛性を有した。
ポリエチレンテレフタレートライナー。このポリエチレ
ンテレフタレートベースは、機械方向で15ミリニュー
トン、横方向で20ミリニュートンの剛性を有した。
【0135】この例の写真包装ラベル材料のベースとラ
イナーの構造は次の通りである。
イナーの構造は次の通りである。
【0136】空隙入りポリプロピレンシート アクリル感圧接着剤 ポリエステルライナー
【0137】ハロゲン化銀乳剤を以下に記載したように
化学的および分光的に増感させた。N−メチル−イソチ
アゾロンとN−メチル−5−クロロ−イソチアゾロンの
混合物を含む殺生剤を増感後に添加した。
化学的および分光的に増感させた。N−メチル−イソチ
アゾロンとN−メチル−5−クロロ−イソチアゾロンの
混合物を含む殺生剤を増感後に添加した。
【0138】青感受性乳剤(Blue EM−1):グ
ルタリルジアミノフェニルジスルフィド、ゼラチンペプ
タイザーおよびチオエーテル熟成剤を含むよく攪拌され
た反応器に、ほぼ等モルの硝酸銀と塩化ナトリウムの溶
液を添加することにより、高塩化物ハロゲン化銀乳剤を
沈殿させる。沈殿の大部分についてハロゲン化銀粒子形
成中にペンタクロロニトロシルオスミウム酸(II)セ
シウムドーパントを添加し、その後、ヘキサシアノルテ
ニウム(II)酸カリウム、(5−メチルチアゾール)
−ペンタクロロイリジン酸カリウム、少量のKI溶液を
添加し、全くドーパントなしでシェルを形成させる。得
られた乳剤は辺長さサイズ0.6μmの立方晶状粒子を
含有する。硫化第一金のコロイド懸濁液の添加によって
乳剤を最適に増感させ、60℃に熱傾斜させ、その間
に、青増感色素BSD−4、ヘキサクロロイリジン酸カ
リウム、リップマン臭化物および1−(3−アセトアミ
ドフェニル)−5−メルカプトテトラゾールを添加し
た。
ルタリルジアミノフェニルジスルフィド、ゼラチンペプ
タイザーおよびチオエーテル熟成剤を含むよく攪拌され
た反応器に、ほぼ等モルの硝酸銀と塩化ナトリウムの溶
液を添加することにより、高塩化物ハロゲン化銀乳剤を
沈殿させる。沈殿の大部分についてハロゲン化銀粒子形
成中にペンタクロロニトロシルオスミウム酸(II)セ
シウムドーパントを添加し、その後、ヘキサシアノルテ
ニウム(II)酸カリウム、(5−メチルチアゾール)
−ペンタクロロイリジン酸カリウム、少量のKI溶液を
添加し、全くドーパントなしでシェルを形成させる。得
られた乳剤は辺長さサイズ0.6μmの立方晶状粒子を
含有する。硫化第一金のコロイド懸濁液の添加によって
乳剤を最適に増感させ、60℃に熱傾斜させ、その間
に、青増感色素BSD−4、ヘキサクロロイリジン酸カ
リウム、リップマン臭化物および1−(3−アセトアミ
ドフェニル)−5−メルカプトテトラゾールを添加し
た。
【0139】緑感受性乳剤(Green EM−1):
ゼラチンペプタイザーおよびチオエーテル熟成剤を含む
よく攪拌された反応器に、ほぼ等モルの硝酸銀と塩化ナ
トリウムの溶液を添加することにより、高塩化物ハロゲ
ン化銀乳剤を沈殿させる。沈殿の大部分についてハロゲ
ン化銀粒子形成中にペンタクロロニトロシルオスミウム
酸(II)セシウムドーパントを添加し、その後、(5
−メチルチアゾール)−ペンタクロロイリジン酸カリウ
ムを添加する。得られた乳剤は辺長さサイズ0.3μm
の立方晶状粒子を含有する。グルタリルジアミノフェニ
ルジスルフィド、硫化第一金のコロイド懸濁液の添加に
よって乳剤を最適に増感させ、55℃に熱傾斜させ、そ
の間に、ヘキサクロロイリジン酸カリウムドープリップ
マン臭化物、緑増感色素GSD−1の液体結晶質懸濁液
および1−(3−アセトアミドフェニル)−5−メルカ
プトテトラゾールを添加した。
ゼラチンペプタイザーおよびチオエーテル熟成剤を含む
よく攪拌された反応器に、ほぼ等モルの硝酸銀と塩化ナ
トリウムの溶液を添加することにより、高塩化物ハロゲ
ン化銀乳剤を沈殿させる。沈殿の大部分についてハロゲ
ン化銀粒子形成中にペンタクロロニトロシルオスミウム
酸(II)セシウムドーパントを添加し、その後、(5
−メチルチアゾール)−ペンタクロロイリジン酸カリウ
ムを添加する。得られた乳剤は辺長さサイズ0.3μm
の立方晶状粒子を含有する。グルタリルジアミノフェニ
ルジスルフィド、硫化第一金のコロイド懸濁液の添加に
よって乳剤を最適に増感させ、55℃に熱傾斜させ、そ
の間に、ヘキサクロロイリジン酸カリウムドープリップ
マン臭化物、緑増感色素GSD−1の液体結晶質懸濁液
および1−(3−アセトアミドフェニル)−5−メルカ
プトテトラゾールを添加した。
【0140】赤感受性乳剤(Red EM−1):ゼラ
チンペプタイザーおよびチオエーテル熟成剤を含むよく
攪拌された反応器に、ほぼ等モルの硝酸銀と塩化ナトリ
ウムの溶液を添加することにより、高塩化物ハロゲン化
銀乳剤を沈殿させる。ハロゲン化銀粒子形成中に、ヘキ
サシアノルテニウム酸(II)カリウムおよび(5−メ
チルチアゾール)−ペンタクロロイリジン酸カリウムを
添加する。得られた乳剤は辺長さサイズ0.4μmの立
方晶状粒子を含有する。グルタリルジアミノフェニルジ
スルフィド、チオ硫酸ナトリウム、三カリウムビス{2
−[3−(2−スルホベンズアミド)フェニル]メルカ
プトテトラゾール}金(I)の添加によって乳剤を最適
に増感させ、64℃に熱傾斜させ、その間に、1−(3
−アセトアミドフェニル)−5−メルカプトテトラゾー
ル、ヘキサクロロイリジン酸カリウムおよび臭化カリウ
ムを添加する。その後、乳剤を40℃に冷却し、6.0
にpH調節し、赤増感色素RSD−1を添加する。
チンペプタイザーおよびチオエーテル熟成剤を含むよく
攪拌された反応器に、ほぼ等モルの硝酸銀と塩化ナトリ
ウムの溶液を添加することにより、高塩化物ハロゲン化
銀乳剤を沈殿させる。ハロゲン化銀粒子形成中に、ヘキ
サシアノルテニウム酸(II)カリウムおよび(5−メ
チルチアゾール)−ペンタクロロイリジン酸カリウムを
添加する。得られた乳剤は辺長さサイズ0.4μmの立
方晶状粒子を含有する。グルタリルジアミノフェニルジ
スルフィド、チオ硫酸ナトリウム、三カリウムビス{2
−[3−(2−スルホベンズアミド)フェニル]メルカ
プトテトラゾール}金(I)の添加によって乳剤を最適
に増感させ、64℃に熱傾斜させ、その間に、1−(3
−アセトアミドフェニル)−5−メルカプトテトラゾー
ル、ヘキサクロロイリジン酸カリウムおよび臭化カリウ
ムを添加する。その後、乳剤を40℃に冷却し、6.0
にpH調節し、赤増感色素RSD−1を添加する。
【0141】技術上周知されている方法によってカプラ
ー分散液を乳化し、以下の層を以下の支持体上に被覆し
た。本発明ラベルベース材料を利用して写真ラベルを作
製するために、以下のフレッシュトーンの最適化された
感光性ハロゲン化銀画像形成用層を用いた。カーテン被
覆を用いて以下の画像形成用層を被覆した。ゼラチン含
有層を総ゼラチン質量の1.95%でビスビニルスルホ
ニルメチルエーテルで硬膜した。
ー分散液を乳化し、以下の層を以下の支持体上に被覆し
た。本発明ラベルベース材料を利用して写真ラベルを作
製するために、以下のフレッシュトーンの最適化された
感光性ハロゲン化銀画像形成用層を用いた。カーテン被
覆を用いて以下の画像形成用層を被覆した。ゼラチン含
有層を総ゼラチン質量の1.95%でビスビニルスルホ
ニルメチルエーテルで硬膜した。
【0142】
【表1】
【0143】
【表2】
【0144】
【表3】
【0145】本発明のラベル支持体上に塗布された感光
性ハロゲン化銀乳剤のロールを、ディジタルCRT写真
プリンターを用いてプリントした。グラフィック、テキ
スト、および画像を含んだいくつかのテスト画像を写真
包装ラベル材料上にプリントした。プリントされた画像
を標準的な反射写真RA−4湿式試薬を使って現像し
た。この時点で、画像は薄いラベル支持体上に形成され
た。本発明に用いる環境保護層を押出ホッパーコーティ
ングを使って13質量%固体の塗布溶液から画像形成層
の最上部ゼラチン層に適用した。画像形成され、保護さ
れたハロゲン化銀感圧包装ラベルは次の通りである。
性ハロゲン化銀乳剤のロールを、ディジタルCRT写真
プリンターを用いてプリントした。グラフィック、テキ
スト、および画像を含んだいくつかのテスト画像を写真
包装ラベル材料上にプリントした。プリントされた画像
を標準的な反射写真RA−4湿式試薬を使って現像し
た。この時点で、画像は薄いラベル支持体上に形成され
た。本発明に用いる環境保護層を押出ホッパーコーティ
ングを使って13質量%固体の塗布溶液から画像形成層
の最上部ゼラチン層に適用した。画像形成され、保護さ
れたハロゲン化銀感圧包装ラベルは次の通りである。
【0146】 環境保護層 現像されたハロゲン化銀画像形成層(イエロー、マゼンタおよびシアン) 空隙入りポリプロピレンシート アクリル感圧接着剤 ポリエステルライナー
【0147】ビニルポリマーSancure AU40
10(アクリル−ウレタンハイブリッドポリマー)を環
境保護層としてウレタンポリマーNeoRezR600
との混合物として塗工した。Sancure AU40
10は、層中で総ポリマーの50質量%で存在した。こ
のポリマー混合物の乾燥被覆量は2.15g/m2であ
った。前に説明したラベンダー充填多孔質ビーズをこの
塗工液に総ポリマー量の4.5質量%ビーズで添加し、
その後塗工した。これにより環境保護層でのラベンダー
オイルの乾燥被覆量は0.03g/m2であった。層内
の総ポリマー量の3質量%のCX100でこのポリマー
を架橋させた。この層は、0.43g/m2の滑剤も含
んでいた。この透明光沢乾燥塗膜は、指でこの塗膜をこ
すると強まるラベンダーの香りを有した。
10(アクリル−ウレタンハイブリッドポリマー)を環
境保護層としてウレタンポリマーNeoRezR600
との混合物として塗工した。Sancure AU40
10は、層中で総ポリマーの50質量%で存在した。こ
のポリマー混合物の乾燥被覆量は2.15g/m2であ
った。前に説明したラベンダー充填多孔質ビーズをこの
塗工液に総ポリマー量の4.5質量%ビーズで添加し、
その後塗工した。これにより環境保護層でのラベンダー
オイルの乾燥被覆量は0.03g/m2であった。層内
の総ポリマー量の3質量%のCX100でこのポリマー
を架橋させた。この層は、0.43g/m2の滑剤も含
んでいた。この透明光沢乾燥塗膜は、指でこの塗膜をこ
すると強まるラベンダーの香りを有した。
【0148】例2
固体芳香剤、ジャコウアンブレットを、ラベンダー充填
多孔質ビーズに代えて上述したように環境保護層に用い
た。この透明光沢塗膜は長く持続力のあるはっきりとし
たジャコウの香りを有した。付録−実施例において用い
られた化合物
多孔質ビーズに代えて上述したように環境保護層に用い
た。この透明光沢塗膜は長く持続力のあるはっきりとし
たジャコウの香りを有した。付録−実施例において用い
られた化合物
【0149】
【化1】
【0150】
【化2】
【0151】
【化3】
【0152】
【化4】
【0153】特定の好ましい実施形態を特に参照して本
発明を詳しく説明してきたが、本発明の精神および範囲
内で変形および修正を遂行できることは言うまでもない
であろう。
発明を詳しく説明してきたが、本発明の精神および範囲
内で変形および修正を遂行できることは言うまでもない
であろう。
【0154】本発明の他の好ましい態様を次に記載す
る。 (態様1) 画像の上に少なくとも1層のオーバーコー
ト層を有する、画像を含んでなる感覚感圧接着ラベルで
あって、前記オーバーコート層が少なくとも1つの触感
特徴または嗅覚特徴を含んでいるラベル。 (態様2) 前記特徴が圧力放出性芳香を含む態様1に
記載のラベル。
る。 (態様1) 画像の上に少なくとも1層のオーバーコー
ト層を有する、画像を含んでなる感覚感圧接着ラベルで
あって、前記オーバーコート層が少なくとも1つの触感
特徴または嗅覚特徴を含んでいるラベル。 (態様2) 前記特徴が圧力放出性芳香を含む態様1に
記載のラベル。
【0155】(態様3)前記圧力放出性芳香がマイクロ
スポンジによって放出される態様2に記載のラベル。 (態様4)前記特徴が液体の圧力放出を含む態様1に記
載のラベル。 (態様5)前記液体がオイルベース材料を含む態様2に
記載のラベル。 (態様6)前記圧力放出性芳香が、それがカプセル封入
されている粒子から放出される態様2に記載のラベル。 (態様7)前記圧力放出性オイルベース材料が芳香剤に
カプセル封入されている態様5に記載のラベル。 (態様8)前記少なくとも1つのオーバーコート層がテ
クスチャ表面を含む態様1に記載のラベル。
スポンジによって放出される態様2に記載のラベル。 (態様4)前記特徴が液体の圧力放出を含む態様1に記
載のラベル。 (態様5)前記液体がオイルベース材料を含む態様2に
記載のラベル。 (態様6)前記圧力放出性芳香が、それがカプセル封入
されている粒子から放出される態様2に記載のラベル。 (態様7)前記圧力放出性オイルベース材料が芳香剤に
カプセル封入されている態様5に記載のラベル。 (態様8)前記少なくとも1つのオーバーコート層がテ
クスチャ表面を含む態様1に記載のラベル。
【0156】(態様9)前記テクスチャ表面が前記オー
バーコート層の部分だけを含む態様8に記載のラベル。 (態様10)前記テクスチャ表面が粒子を含む態様8に
記載のラベル。 (態様11)前記粒子が2μm〜500μmの平均粒径
を有する態様10に記載のラベル。 (態様12)前記粒子が2μm〜100μmの平均粒径
を有する態様11に記載のラベル。
バーコート層の部分だけを含む態様8に記載のラベル。 (態様10)前記テクスチャ表面が粒子を含む態様8に
記載のラベル。 (態様11)前記粒子が2μm〜500μmの平均粒径
を有する態様10に記載のラベル。 (態様12)前記粒子が2μm〜100μmの平均粒径
を有する態様11に記載のラベル。
【0157】(態様13)前記テクスチャを有する表面
が5μm〜100μmの深度を有する態様8に記載のラ
ベル。 (態様14)前記テクスチャを有する表面が点字表示を
含む態様8に記載のラベル。 (態様15)前記画像要素が、嗅覚バリア層を含む、前
記特徴層の上に位置する少なくとも1つの部分層を有
し、前記特徴層が嗅覚特徴を含む態様1に記載の画像要
素。 (態様16)前記テクスチャ表面がパターンにある態様
8に記載の画像要素。 (態様17)前記テクスチャ表面が断続領域にある態様
8に記載の画像要素。
が5μm〜100μmの深度を有する態様8に記載のラ
ベル。 (態様14)前記テクスチャを有する表面が点字表示を
含む態様8に記載のラベル。 (態様15)前記画像要素が、嗅覚バリア層を含む、前
記特徴層の上に位置する少なくとも1つの部分層を有
し、前記特徴層が嗅覚特徴を含む態様1に記載の画像要
素。 (態様16)前記テクスチャ表面がパターンにある態様
8に記載の画像要素。 (態様17)前記テクスチャ表面が断続領域にある態様
8に記載の画像要素。
【0158】(態様18)前記圧力放出性芳香が前記画
像の特定領域の上に位置する態様2に記載の画像要素。 (態様19)前記特徴位置が前記画像の相補領域に対応
する態様18に記載の画像要素。 (態様20)前記少なくとも1つの上に位置する層が嗅
覚特徴および感覚特徴の両方を含む態様1に記載の画像
要素。 (態様21)前記画像層が、より低い感圧接着層を有す
るベース上にある態様1に記載の画像要素。 (態様22)前記画像が感光性ハロゲン化銀によって形
成された画像である態様1に記載の画像要素。
像の特定領域の上に位置する態様2に記載の画像要素。 (態様19)前記特徴位置が前記画像の相補領域に対応
する態様18に記載の画像要素。 (態様20)前記少なくとも1つの上に位置する層が嗅
覚特徴および感覚特徴の両方を含む態様1に記載の画像
要素。 (態様21)前記画像層が、より低い感圧接着層を有す
るベース上にある態様1に記載の画像要素。 (態様22)前記画像が感光性ハロゲン化銀によって形
成された画像である態様1に記載の画像要素。
【0159】(態様23)前記少なくとも1つの上に位
置する層がゼラチン層を含む態様1に記載の画像要素。 (態様24)前記ゼラチン層が芳香剤を含む態様23に
記載の画像要素。 (態様25)画像を用意し、前記画像を感覚特徴または
嗅覚特徴を含む少なくとも1つの層でオーバーコートす
ることを含んでなる方法。 (態様26)前記特徴が圧力放出性芳香を含む態様25
に記載の方法。 (態様27)前記圧力放出性芳香がマイクロスポンジに
よって放出される態様26に記載の方法。
置する層がゼラチン層を含む態様1に記載の画像要素。 (態様24)前記ゼラチン層が芳香剤を含む態様23に
記載の画像要素。 (態様25)画像を用意し、前記画像を感覚特徴または
嗅覚特徴を含む少なくとも1つの層でオーバーコートす
ることを含んでなる方法。 (態様26)前記特徴が圧力放出性芳香を含む態様25
に記載の方法。 (態様27)前記圧力放出性芳香がマイクロスポンジに
よって放出される態様26に記載の方法。
【0160】(態様28)前記特徴が液体の圧力放出を
含む態様25に記載の方法。 (態様29)前記液体がオイルベース材料を含む28に
記載の方法。 (態様30)前記圧力放出性芳香が粒子から放出される
態様26に記載の方法。 (態様31)前記画像層が、より低い感圧接着層を有す
るベース上にある態様25に記載の方法。
含む態様25に記載の方法。 (態様29)前記液体がオイルベース材料を含む28に
記載の方法。 (態様30)前記圧力放出性芳香が粒子から放出される
態様26に記載の方法。 (態様31)前記画像層が、より低い感圧接着層を有す
るベース上にある態様25に記載の方法。
【0161】(態様32)前記画像が感光性ハロゲン化
銀によって形成された画像を含む態様25に記載の方
法。 (態様33)前記オーバーコート層が、ビニルポリマー
とウレタンポリマーの混合物を含み、前記ウレタンポリ
マーが0.6GPa未満の押し込みモジュラスを有し、
前記オーバーコート層が10μm未満の厚みを有する態
様25に記載の方法。 (態様34)前記オーバーコート層がグラビアコーティ
ングを用いて塗布される態様25に記載の方法。 (態様35)前記オーバーコート層が紫外線硬化された
環境保護層およびプライマー層を含む態様25に記載の
方法。 (態様36)前記オーバーコート層が、画像要素の表面
領域の小部分前記オーバーコート層によって被覆されな
いままであるように不連続である態様25に記載の方
法。
銀によって形成された画像を含む態様25に記載の方
法。 (態様33)前記オーバーコート層が、ビニルポリマー
とウレタンポリマーの混合物を含み、前記ウレタンポリ
マーが0.6GPa未満の押し込みモジュラスを有し、
前記オーバーコート層が10μm未満の厚みを有する態
様25に記載の方法。 (態様34)前記オーバーコート層がグラビアコーティ
ングを用いて塗布される態様25に記載の方法。 (態様35)前記オーバーコート層が紫外線硬化された
環境保護層およびプライマー層を含む態様25に記載の
方法。 (態様36)前記オーバーコート層が、画像要素の表面
領域の小部分前記オーバーコート層によって被覆されな
いままであるように不連続である態様25に記載の方
法。
【0162】
【発明の効果】本発明は包装材料のために改善された画
質を提供する。また、本発明は、香りのある包装材料、
ならびに視覚、触感および嗅覚メッセージを用いて消費
者に製品買わせるテクスチャを有する包装材料を提供す
る。少なくとも1つの触感特徴または嗅覚特徴を含んで
いる、前記画像上に少なくとも1つのオーバーコート層
を有する画像を含んだ画像要素。
質を提供する。また、本発明は、香りのある包装材料、
ならびに視覚、触感および嗅覚メッセージを用いて消費
者に製品買わせるテクスチャを有する包装材料を提供す
る。少なくとも1つの触感特徴または嗅覚特徴を含んで
いる、前記画像上に少なくとも1つのオーバーコート層
を有する画像を含んだ画像要素。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ロバート ポール ボードレイス
アメリカ合衆国,ニューヨーク 14534,
ピッツフォード,オークシャー ウェイ
59
(72)発明者 ムリデュラ ネア
アメリカ合衆国,ニューヨーク 14526,
ペンフィールド,ネベル クリーク 9
Claims (2)
- 【請求項1】 画像の上に少なくとも1層のオーバーコ
ート層を有する、画像を含んでなる感覚感圧接着ラベル
であって、前記オーバーコート層が少なくとも1つの触
感特徴または嗅覚特徴を含んでいるラベル。 - 【請求項2】 画像を用意し、前記画像を感覚的特徴ま
たは嗅覚特徴を含む少なくとも1つの層でオーバーコー
トする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10/027,975 US6755350B2 (en) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | Sensual label |
US10/027975 | 2001-12-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003263112A true JP2003263112A (ja) | 2003-09-19 |
Family
ID=21840849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002369337A Pending JP2003263112A (ja) | 2001-12-21 | 2002-12-20 | 感覚感圧接着ラベル |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6755350B2 (ja) |
EP (1) | EP1321918A2 (ja) |
JP (1) | JP2003263112A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200456442Y1 (ko) | 2009-06-01 | 2011-10-31 | 지킹 리 | 접착라벨 |
Families Citing this family (63)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6541052B1 (en) * | 1999-07-01 | 2003-04-01 | Peter J. Rohleder | Methods and apparatus for sampling product aromas |
US6755350B2 (en) * | 2001-12-21 | 2004-06-29 | Eastman Kodak Company | Sensual label |
US20030203132A1 (en) * | 2002-04-24 | 2003-10-30 | Cornelius Lester E. | Protection of ink prints |
US7383208B2 (en) * | 2002-06-05 | 2008-06-03 | Leo Artil A | Method for labeling, packaging and selling gift item |
EP1545897A1 (en) * | 2002-10-02 | 2005-06-29 | General Data Company, Inc. | Durable laminate and method of making and using same |
US7938635B2 (en) | 2002-12-20 | 2011-05-10 | The Procter & Gamble Company | Apparatus for producing a web substrate having indicia disposed thereon and elastic-like behavior imparted thereto |
US20060127151A1 (en) * | 2003-08-13 | 2006-06-15 | Eastman Kodak Company | Process, a printing machine, and a toner for improving one characteristic of a printing medium and/or a printed format |
US7172073B2 (en) | 2003-12-05 | 2007-02-06 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | System and method to communicate absorbent product features to consumers |
RU2422281C2 (ru) | 2004-03-10 | 2011-06-27 | Эвери Деннисон Копэрейшн, | Этикетка (варианты) и способ этикетирования (варианты) |
US8287189B1 (en) * | 2004-03-15 | 2012-10-16 | Javier E Ulloa-Parra | Scented disposable trash bags |
JP2006082481A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフボール用箱又はゴルフボール用包装材への印刷方法及びゴルフボール用箱又はゴルフボール用包装材 |
US20060252327A1 (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Uitenbroek David R | Scented product and method for manufacturing |
US7694843B2 (en) | 2005-05-27 | 2010-04-13 | Prairie Packaging, Inc. | Reinforced plastic foam cup, method of and apparatus for manufacturing same |
US7814647B2 (en) | 2005-05-27 | 2010-10-19 | Prairie Packaging, Inc. | Reinforced plastic foam cup, method of and apparatus for manufacturing same |
US7818866B2 (en) | 2005-05-27 | 2010-10-26 | Prairie Packaging, Inc. | Method of reinforcing a plastic foam cup |
US7704347B2 (en) | 2005-05-27 | 2010-04-27 | Prairie Packaging, Inc. | Reinforced plastic foam cup, method of and apparatus for manufacturing same |
US7829163B2 (en) * | 2005-10-18 | 2010-11-09 | Multi-Color Corporation | Shrink sleeve for an article closure |
US8932706B2 (en) | 2005-10-27 | 2015-01-13 | Multi-Color Corporation | Laminate with a heat-activatable expandable layer |
WO2007059231A2 (en) * | 2005-11-15 | 2007-05-24 | Belmay, Inc. | Air freshening apparatus and method for increasing fragrance in headspace |
US20070142795A1 (en) * | 2005-12-15 | 2007-06-21 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Food scented personal hygiene products |
US10052904B2 (en) * | 2006-10-04 | 2018-08-21 | Note Printing Australia Limited | Security document containing an authentication device |
US8048363B2 (en) * | 2006-11-20 | 2011-11-01 | Kimberly Clark Worldwide, Inc. | Container with an in-mold label |
US7879747B2 (en) * | 2007-03-30 | 2011-02-01 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Elastic laminates having fragrance releasing properties and methods of making the same |
US20080250681A1 (en) * | 2007-04-10 | 2008-10-16 | The Procter & Gamble Company | Indicia usable with consumer products and the use thereof |
US8623467B2 (en) * | 2007-12-17 | 2014-01-07 | Ricoh Co., Ltd. | Tactile printing |
TW200932082A (en) * | 2008-01-04 | 2009-07-16 | Asustek Comp Inc | Case with fragrance, electronic device, and method for forming coating layer on the case |
GB2457949B (en) * | 2008-02-29 | 2010-05-12 | Rue De Int Ltd | Security documents |
US8105212B2 (en) * | 2008-04-02 | 2012-01-31 | Manuel Eduardo Tellez | Inner circle mouse pad |
ITMI20081146A1 (it) * | 2008-06-25 | 2009-12-26 | Viappiani Printing S R L | Struttura stampata, per la realizzazione di prodotti vari, contenitori di prodotti, cartellini, etichette e simili |
US9752022B2 (en) | 2008-07-10 | 2017-09-05 | Avery Dennison Corporation | Composition, film and related methods |
US20110003076A1 (en) * | 2009-07-01 | 2011-01-06 | Paul Benton Tarnopol | Scenting Process |
US20110027513A1 (en) * | 2009-07-29 | 2011-02-03 | Chaujin Tan | Self-Over-Laminating, THT- and Laser Printable Wire Markers Comprising Polyolefin Material |
US20110054062A1 (en) * | 2009-08-26 | 2011-03-03 | Desanto Jr Ronald F | UV Pressure-Sensitive Adhesive for Stickers and Labels |
CA2782678A1 (en) * | 2009-12-02 | 2011-06-09 | Sancoa International Company, L.P. | Scented label |
GB2477951B (en) * | 2010-02-19 | 2013-04-10 | Innovia Films Sarl | Article tracking method |
JP2013521162A (ja) | 2010-03-04 | 2013-06-10 | エイブリィ デニソン コーポレーション | 非pvcフィルム及び非pvcフィルムラミネート |
US8828170B2 (en) | 2010-03-04 | 2014-09-09 | Pactiv LLC | Apparatus and method for manufacturing reinforced containers |
GB201020947D0 (en) * | 2010-12-10 | 2011-01-26 | Maxgear Europ Ltd | Security sticker |
WO2012081295A1 (ja) | 2010-12-14 | 2012-06-21 | 株式会社カネカ | 新規な感光性樹脂組成物及びその利用 |
TWI519892B (zh) * | 2011-04-25 | 2016-02-01 | 鐘化股份有限公司 | 新穎感光性樹脂組合物及其利用 |
US9855360B2 (en) | 2011-07-13 | 2018-01-02 | Beekley Corporation | Aromatic adhesive-backed tab and method of using same |
IN2014CN00656A (ja) | 2011-08-02 | 2015-04-03 | 3M Innovative Properties Co | |
CA2843737C (en) * | 2011-08-02 | 2018-10-16 | 3M Innovative Properties Company | A multilayer film comprising a layer comprising thermoplastic polyurethane and cellulose ether |
KR101611318B1 (ko) | 2012-01-25 | 2016-04-11 | 가부시키가이샤 가네카 | 신규한 안료 함유 절연막용 수지 조성물 및 그 이용 |
WO2013111478A1 (ja) | 2012-01-25 | 2013-08-01 | 株式会社カネカ | 新規な絶縁膜用樹脂組成物及びその利用 |
US8870367B2 (en) | 2012-05-02 | 2014-10-28 | Eastman Kodak Company | Printed image for visually-impaired person |
US8849159B2 (en) | 2012-08-22 | 2014-09-30 | Eastman Kodak Company | Electrographic printing of tactile images |
US8774679B2 (en) | 2012-08-22 | 2014-07-08 | Eastman Kodak Company | Electrographic tactile image printing system |
US20140170605A1 (en) * | 2012-10-04 | 2014-06-19 | Goodbrella, LLC | Reusable Adherent Labels and Related Methods |
US20140326628A1 (en) * | 2013-05-03 | 2014-11-06 | The Procter & Gamble Company | Package for a liquid laundry detergent |
JP6262945B2 (ja) * | 2013-06-11 | 2018-01-17 | 株式会社フジシール | 熱収縮性筒状ラベル長尺体 |
US20150000682A1 (en) * | 2013-06-28 | 2015-01-01 | Qiuming Liu | Electronic cigarette |
TW201405504A (zh) * | 2013-09-14 | 2014-02-01 | Sense Digital Co Ltd | 隨機浮凸防偽標籤及其製造方法 |
US9259953B2 (en) | 2013-09-27 | 2016-02-16 | Eastman Kodak Company | Tactile images having coefficient of friction differences |
MX2016007964A (es) | 2013-12-30 | 2016-09-09 | Avery Dennison Corp | Pelicula protectora de poliuretano. |
USD757880S1 (en) | 2014-12-15 | 2016-05-31 | Arachnigrip LLC | Gun slide grip |
USD757882S1 (en) | 2014-12-15 | 2016-05-31 | Arachnigrip LLC | Gun slide grip |
USD757881S1 (en) | 2014-12-15 | 2016-05-31 | Arachnigrip LLC | Gun slide grip |
US9587905B1 (en) | 2015-01-15 | 2017-03-07 | Arachnigrip LLC | Gun slide grip |
ITUA20162410A1 (it) | 2016-04-08 | 2017-10-08 | Gd Spa | Metodo ed unità di ispezione di un organo riscaldante per sigaretta elettronica. |
TWI690908B (zh) * | 2017-06-09 | 2020-04-11 | 信實數碼股份有限公司 | 隨機浮凸與間隙的防偽標籤結構與製造方法 |
EP3767934A1 (en) | 2019-07-19 | 2021-01-20 | Tintometer GmbH | Colorimeter colour standards |
US20220257447A1 (en) * | 2021-02-12 | 2022-08-18 | Tracy M. Sallah | Funeral products and procedures |
Family Cites Families (37)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3685734A (en) * | 1971-02-19 | 1972-08-22 | Minnesota Mining & Mfg | Controlled fragrance release device |
US4528226A (en) * | 1983-10-11 | 1985-07-09 | Minnesota Mining And Manufacturing Co. | Stretchable microfragrance delivery article |
US4493869A (en) * | 1983-10-11 | 1985-01-15 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Fragrance-releasing microcapsules on a see-through substrate |
US4606956A (en) * | 1984-12-21 | 1986-08-19 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | On page fragrance sampling device |
US5372669A (en) | 1985-02-05 | 1994-12-13 | Avery Dennison Corporation | Composite facestocks and liners |
US5566693A (en) * | 1986-06-17 | 1996-10-22 | Color Prelude, Inc. | Fragrance sampler |
US4769264A (en) * | 1987-07-15 | 1988-09-06 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | On page fragrance sampling device |
JPH0255119A (ja) * | 1988-08-19 | 1990-02-23 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ラベル付プラスチック容器の製造方法 |
US5114735A (en) * | 1989-12-12 | 1992-05-19 | Webcraft Technologies, Inc. | Fragrance enhanced scratch-off layer for game cards |
JP2704457B2 (ja) * | 1990-09-20 | 1998-01-26 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀写真用感光材料 |
US5318327A (en) | 1991-07-26 | 1994-06-07 | Yousef Daneshvar | Romantic card |
US5512122A (en) * | 1991-10-17 | 1996-04-30 | Luminart Inc. | Printing method |
DE4135796A1 (de) | 1991-10-30 | 1993-05-06 | Goetz-Ulrich London Gb Wittek | Verfahren und vorrichtung fuer die ereignisbezogene oder szenengenaue duftdarbietung bei cinematographischen auffuehrungen und dergleichen |
US5439172A (en) * | 1992-07-29 | 1995-08-08 | The Beautiful Bouquet Company Limited | Planar sampler for a liquid volatile material and method |
KR960004813B1 (ko) | 1992-10-06 | 1996-04-13 | 엘지전자주식회사 | 향기 발생용 티브이(tv) 방송 송수신 장치 |
DE4314886C2 (de) | 1993-05-05 | 1996-02-22 | Wittek | Verfahren und Vorrichtung zur synchronen Darbietung von Düften zu visuellen und/oder akustischen Reizen |
JPH0825785A (ja) * | 1994-07-21 | 1996-01-30 | Brother Ind Ltd | 立体画像形成用シート |
JP3565356B2 (ja) | 1994-08-29 | 2004-09-15 | 富士写真フイルム株式会社 | 写真用支持体の製造方法 |
US5640931A (en) * | 1995-05-24 | 1997-06-24 | Bounce, Inc. | Pet toy product with activatable scent and method |
JP3871373B2 (ja) | 1996-05-10 | 2007-01-24 | 株式会社きもと | 表示物の作製方法 |
US5804341A (en) * | 1996-08-16 | 1998-09-08 | Eastman Kodak Company | Protective overcoats for silver halide photographic elements |
US6110552A (en) | 1997-01-31 | 2000-08-29 | Flexcon Company, Inc. | Release liners for pressure sensitive adhesive labels |
US5888683A (en) | 1997-05-23 | 1999-03-30 | Eastman Kodak Company | Roughness elimination by control of strength of polymer sheet in relation to base paper |
GB2318203B (en) * | 1997-09-06 | 2001-01-24 | George Jeha | Three dimensional signage |
US5995770A (en) | 1998-03-24 | 1999-11-30 | Eastman Kodak Company | System and method of delivering a scent to a photographic print |
US5970300A (en) | 1998-06-01 | 1999-10-19 | Xerox Corporation | Apparatus for applying scents to paper in a printer/copier |
CA2349530A1 (en) * | 1998-11-03 | 2000-05-11 | Michael L. Levine | Food selection system and method for animals |
US6130024A (en) | 1998-11-20 | 2000-10-10 | Eastman Kodak Company | Strippable repositionable back sheet for photographic element |
US6277547B1 (en) | 1999-09-30 | 2001-08-21 | Eastman Kodak Company | Flexible silver halide packaging material |
US6573011B1 (en) | 2001-12-21 | 2003-06-03 | Eastman Kodak Company | Label with curl and moisture resistant protective layer |
US6755350B2 (en) * | 2001-12-21 | 2004-06-29 | Eastman Kodak Company | Sensual label |
US6593042B1 (en) | 2001-12-21 | 2003-07-15 | Eastman Kodak Company | Expansion of color gamut for silver halide media |
US6566024B1 (en) | 2001-12-21 | 2003-05-20 | Eastman Kodak Company | Quintessential pictorial label and its distribution |
US6645690B2 (en) | 2001-12-21 | 2003-11-11 | Eastman Kodak Company | Photographic member with flexibilizer material |
US6531258B1 (en) | 2001-12-21 | 2003-03-11 | Eastman Kodak Company | Transparent label with enhanced sharpness |
US6514646B1 (en) | 2001-12-21 | 2003-02-04 | Eastman Kodak Company | Balanced architecture for adhesive image media |
US6653061B2 (en) | 2001-12-21 | 2003-11-25 | Eastman Kodak Company | Photographic label for reproduction of fine print |
-
2001
- 2001-12-21 US US10/027,975 patent/US6755350B2/en not_active Expired - Lifetime
-
2002
- 2002-12-11 EP EP02080257A patent/EP1321918A2/en not_active Withdrawn
- 2002-12-20 JP JP2002369337A patent/JP2003263112A/ja active Pending
-
2004
- 2004-04-15 US US10/824,676 patent/US7014910B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200456442Y1 (ko) | 2009-06-01 | 2011-10-31 | 지킹 리 | 접착라벨 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1321918A2 (en) | 2003-06-25 |
US20040197524A1 (en) | 2004-10-07 |
US6755350B2 (en) | 2004-06-29 |
US20030122371A1 (en) | 2003-07-03 |
US7014910B2 (en) | 2006-03-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003263112A (ja) | 感覚感圧接着ラベル | |
US6566024B1 (en) | Quintessential pictorial label and its distribution | |
US20030124452A1 (en) | Protective layer for hydrophilic packaging material | |
JP2000155401A (ja) | 可剥性で、かつ再配置可能な接着剤層を有する写真要素 | |
JP2003129014A (ja) | 不粘着性焼灼端部を有する感圧接着剤ウェブ | |
US7063925B2 (en) | Expansion of color gamut for silver halide media | |
EP1291716A2 (en) | Combination of imaging member and functional base for new utility | |
US6835693B2 (en) | Composite positioning imaging element | |
US6514646B1 (en) | Balanced architecture for adhesive image media | |
US6764804B2 (en) | Adhesive imaging member with composite carrier sheet | |
JP2003098638A (ja) | 包装材料、ラベル材料、ラベル貼付法及び両面画像部材の形成方法 | |
JP2003039588A (ja) | 不粘着性端部を有する像形成ウェブ材料 | |
US6645690B2 (en) | Photographic member with flexibilizer material | |
WO1990002660A1 (en) | Image-receiving medium | |
US7135258B2 (en) | Imaging member adhered to vacuous core base | |
US7264855B2 (en) | Imaging member with vacuous core base |