JP2003262818A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003262818A
JP2003262818A JP2002063672A JP2002063672A JP2003262818A JP 2003262818 A JP2003262818 A JP 2003262818A JP 2002063672 A JP2002063672 A JP 2002063672A JP 2002063672 A JP2002063672 A JP 2002063672A JP 2003262818 A JP2003262818 A JP 2003262818A
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image forming
forming apparatus
opening
longitudinal direction
laser beam
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Hiroyuki Yamaguchi
浩之 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置において、レーザ光を通過させ
るために金属筐体に開けられた細長い開口がスロットア
ンテナとして働き、放射ノイズを悪化させる問題があ
る。スロットアンテナ放射の現象をノイズ規格で定めら
れた周波数帯域内で発生させないようにし、放射ノイズ
の悪化を防止することを目的とする。 【解決手段】 画像形成に問題を起こすようなレーザ光
の遮断を避けた範囲内で、開口の長手方向の両辺間を電
気的に接続することによって、開口の最大の電気長を低
減し、スロットアンテナ放射の発生する周波数をノイズ
規格外へシフトする構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置の不
要輻射ノイズ低減に関する。
【0002】
【従来の技術】図4(a)および(b)は、従来の画像
形成装置の画像形成部の概略図である。以下、図4
(a)および(b)を用いて説明する。
【0003】画像形成部で形成したトナー像を、転写装
置に吸着されて搬送される紙などの転写材に転写し、最
後に定着装置によって、トナー像を転写材に半永久的に
固着させる画像形成装置において、画像形成部でトナー
像を転写ベルトに形成する手段として、一般に、レーザ
光1を用いる。レーザ光を発射するレーザスキャナユニ
ット2は、レーザダイオード3から発するレーザ光1を
回転駆動されるポリゴンミラー4に照射し、その反射光
をレンズ5を介して感光ドラム上に走査しながら照射す
る。
【0004】レーザスキャナユニット2は、レーザ光1
が機外に漏れてユーザに害を与えることを防止する目
的、そして、レーザ光1の光路を安定に保ち画質の安定
化をはかる目的、そして、レーザスキャナユニット2か
らの放射ノイズをシールドするという主に3つの目的
で、剛性に優れ、熱変形にも強い金属筐体6で覆い、そ
の中に固定するのが望ましい。そのとき、レーザ光1は
直線的に走査するため、レーザ光1が通過する部分だけ
は、金属筐体6に細長い開口7が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】金属筐体6に細長い開
口7を設けた場合、レーザ光1の走査のための細長い開
口7が、スロットアンテナとして働き、開口7の長手方
向の長さLの2倍を1波長とする周波数において放射ノ
イズが悪化して問題となる。開口7の長手方向の長さL
は、紙などの転写材のサイズにあわせて設定する必要が
ある。開口7のサイズが小さければ、スロットアンテナ
放射の周波数が大きくなり、ノイズ規格外となって問題
ないが、一般に転写材として用いられることの多い紙サ
イズは例えばA4サイズであり、その短辺方向の長さで
も21cmであり、周波数714MHz付近にスロット
アンテナ放射のピークが現れる。この周波数は、現状の
1GHzまでのノイズ規格内に入るため、常に問題とな
りうる。そこで、特開平8-316679の提案に従っ
て、図5のように、開口に最大長さの0.11倍以上の
帯状の突起8を配することによって、確かに3dB程度
の低減効果が得られる。しかし、スロットアンテナ放射
の現象は弱まるものの、依然として存在し、従って、放
射スペクトラムにピークが残る。よって、ノイズ源のエ
ネルギーが大きくなればその周波数においてノイズ規格
を満たさなくなる可能性があり、根本的な解決策である
とは言い難い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の第1
の目的は、ノイズ規格で定める周波数帯域内において、
スロットアンテナ放射現象を生じさせないことによっ
て、放射ノイズの悪化を避けることを可能とする画像形
成装置を提供することである。第1の目的を達成するた
め、本出願に係る第1の画像形成装置は、レーザ光を通
過させるために金属筐体に開けた開口の長手方向の両辺
間に、画質に問題を生じない程度の細い導電部材を接続
して構成される本出願に係る発明の第2の目的は、上記
第1の目的に加えて、画像の品質への影響を低減し、高
画質な画像形成装置にも適用可能とすることである。本
出願に係る第2の画像形成装置は、レーザ光を通過させ
るために金属筐体に開けた開口の長手方向の両辺間に、
レーザ光透過性を有する導電性を接続して構成される。
【0007】本出願に係る発明の第3の目的は、上記第
1の目的、および第2の目的に加えて、より安価な構成
で放射ノイズの悪化を避けることを可能とすることであ
る。上記第3の目的を達成するため、本出願に係る第3
画像形成装置は、レーザ光を通過させるために金属筐体
に開けた開口の長手方向の両辺間に、レーザ光が通過可
能な幅の導電性の平行平板の上面と下面を、それぞれ接
続して構成される。
【0008】
【発明の実施の形態】前記第1の構成において、ノイズ
規格で定める周波数帯域内において、スロットアンテナ
放射現象を生じさせないことによって、放射ノイズの悪
化を避けることを可能とする画像形成装置を提供するこ
とが可能となる。
【0009】前記第2の構成において、上記第1の構成
による作用に加えて、画像の品質への影響を低減し、高
画質な画像形成装置にも適用可能となる。
【0010】前記第3の構成において、前記第1の構
成、および第2の構成による作用に加えて、上記第1、
および第2の目的に加えて、より安価な構成で放射ノイ
ズの悪化を避けることが可能となる。
【0011】(第1の実施の形態)図1(a)、および
図1(b)は、本出願にかかる第1の発明の特徴を最も
良く表す図面である。図1(a)は画像形成装置の斜視
図であり、図1(b)は図1(a)の開口部分を拡大し
た図面である。以下、図1(a)、および図1(b)を
参照して説明する。なお、図4と同じ部分には同一符号
を付加してある。従来例との違いについてのみ説明す
る。
【0012】図1(a)、および図1(b)は、図4に
示す従来の画像形成装置に対して、開口7の長手方向の
両辺を画質に問題を生じない程度の細い導電部材9で接
続して構成する。
【0013】開口7の最大長さLにおいて、発生するス
ロットアンテナ放射のピーク周波数は、(c/2L)で
与えられる。ここで、cは光速度である。例えば、ノイ
ズ規格の周波数上限を1GHzとすると、(L<15c
m)でなければならない。一般に良く用いられるA4サ
イズの紙の短辺長さは21cmであり、スロットアンテ
ナ放射の周波数は714MHz付近になり、このノイズ
規格を満足しない。そこで、導電部材9によって、最大
長さLをL1あるいはL2のどちらか大きい方が(L<
15cm)の条件を満たすように分割する位置に接続点
を設けることによって、ノイズ規格の上限周波数1GH
z以内でスロットアンテナ放射現象を発生させず、放射
ノイズの悪化を防ぐことが可能である。
【0014】以上説明したように、本出願に係る第1の
発明によれば、簡単な構成で、スロットアンテナ放射の
現象がノイズ規格内で発生することを防止することので
きる画像形成装置を提供することが可能となる。
【0015】なお、本実施例で扱ったノイズ規格の上限
周波数がさらに大きい場合、もしくは、開口7の最大長
さがさらに大きい場合については、接続する導電部材9
の数を2つ、3つ、と複数にし、開口7を3つ以上に分
割することによって、同様の効果が得られることはいう
までもない。
【0016】(第2の実施の形態)図2は本出願にかか
る第2の発明の特徴を最も良く表す図面である。以下、
図2を参照して説明する。なお、第1の実施の形態に相
当する図1と同じ部分には同一符号を付加してある。
【0017】第1の実施の形態との違いのみ述べる。図
1に示す画像形成装置に対して、開口7の長手方向の両
辺を画質に問題を生じないレーザ光透過性の導電部材1
0で接続して構成する。
【0018】本実施の形態は、第1の実施の形態と異な
り、レーザ透過性の導電部材10を使用するため、画質
への影響がより少ない。
【0019】以上説明したように、本出願に係る第2の
発明によれば、第1の発明と同様の効果が得られるとと
もに、画像の品質への影響を低減し、高画質な画像形成
装置にも適用可能となる。
【0020】(第3の実施の形態)図3は本出願にかか
る第3の発明の特徴を最も良く表す図面である。以下、
図3を参照して説明する。なお、第1の実施の形態に相
当する図1と同じ部分には同一符号を付加してある。
【0021】第1の実施の形態、および第2の実施の形
態との違いのみ述べる。図1に示す画像形成装置に対し
て、開口7の長手方向の両辺間にレーザ光1が通過可能
な幅の狭い導電性の平行平板11を設け、開口7の長手
方向の両辺からそれぞれ平行平板11の上面と下面に電
気的に接続して構成する。
【0022】高周波領域では、平行平板11の容量性に
よって、開口7の長手方向の両辺の接続部間のインピー
ダンスが小さくなり、見かけ上、短絡した状態に近くな
り、実施例1、および実施例2と同様の効果が得られ
る。平行平板11の面積が大きいほど、あるいは、平行
平板間の距離が小さいほど、容量性が大きくなり、効果
が増す。また、平行平板間にレーザ光透過性の誘電体を
充填することによっても、容量性が大きくなり、効果を
増すことが出来る。
【0023】本実施例は、第1の実施の形態、および第
2の実施の形態と異なり、レーザ光1の光路を一切妨げ
ないために、画質への影響がさらに少ない事に加え、導
電性の部材としてごく一般的な金属部材を用いて実現す
ることが可能なため、より安価な構成で同様の効果を得
ることが可能である。
【0024】以上説明したように、本出願に係る第3の
実施の形態によれば、第1の実施の形態、および第2の
実施の形態と同様の効果が、より安価な構成で得られる
とともに、画像の品質への影響をさらに低減し、より高
画質な画像形成装置に適用可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、簡単な構成で、スロットアンテナ放射
の現象がノイズ規格内で発生することを防止することの
できる画像形成装置を提供することが可能となる。
【0026】以上説明したように、本出願に係る第2の
発明によれば、第1の発明と同様の効果が得られるとと
もに、画像の品質への影響を低減し、高画質な画像形成
装置にも適用可能となる。
【0027】以上説明したように、本出願に係る第3の
発明によれば、第1の発明、および第2の発明と同様の
効果が、より安価な構成で得られるとともに、画像品質
への影響をさらに低減し、より高画質な画像形成装置に
適用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置
を示す図である。
【図4】従来例に係る画像形成装置を示す図である。
【図5】従来例に係る画像形成装置を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザ光 2 レーザスキャナユニット 3 レーザダイオード 4 ポリゴンミラー 5 レンズ 6 金属筐体 7 開口 8 帯状の導電性の突起 9 導電性部材 10 レーザ光透過性の導電性部材 11 導電性の平行平板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を走査しながら感光ドラムに照
    射して画像形成を行う画像形成装置において、 該レーザ光を通過させるために開けた該開口の長手方向
    の両辺間に、画質に影響しない範囲で仕切りを設け、該
    開口の長手方向の最大電気長がノイズ規格で定められた
    上限周波数の波長の半分以下になるように構成したこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 該開口の仕切りは、画質に問題を生じない程度の細い導
    電性部材であり、該導電性部材によって該開口の長手方
    向の両辺間を接続したことを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、 該開口の仕切りは、レーザ光透過性を持つ導電性部材で
    あり、該導電性部材によって該開口の長手方向の両辺間
    を接続したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置において、 該開口の仕切りは、該レーザ光が通過可能な幅の導電性
    の平行平板であり、該開口の長手方向の両辺からそれぞ
    れ該平行平板の上面と下面に電気的に接続したことを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像形成装置において、 該レーザ光が通過可能な幅の該平行平板の間に、レーザ
    光透過性を持つ誘電体を装荷したことを特徴とする請求
    項4記載の画像形成装置
JP2002063672A 2002-03-08 2002-03-08 画像形成装置 Withdrawn JP2003262818A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006344933A (ja) * 2005-05-11 2006-12-21 Canon Inc シールド筐体
US7966629B2 (en) 2005-04-28 2011-06-21 Toshiba Samsung Storage Technology Corporation Optical disc device

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Effective date: 20050510