JP2003262749A - 光導波路基板の製造方法及び光導波路基板、並びに光導波路 - Google Patents

光導波路基板の製造方法及び光導波路基板、並びに光導波路

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JP2003262749A
JP2003262749A JP2002063381A JP2002063381A JP2003262749A JP 2003262749 A JP2003262749 A JP 2003262749A JP 2002063381 A JP2002063381 A JP 2002063381A JP 2002063381 A JP2002063381 A JP 2002063381A JP 2003262749 A JP2003262749 A JP 2003262749A
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optical waveguide
substrate
film
silicon substrate
quartz
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Shinji Makikawa
新二 牧川
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光導波路基板の製造方法において、石英膜形
成の際に生じる基板の反りを抑制し、反りの小さい光導
波路基板を製造する方法及び光導波路基板、並びにこの
光導波路基板を用いて製造された、反りが極めて小さく
高品質の光導波路を提供する。 【解決手段】 シリコン基板上に石英膜を形成して光導
波路基板を製造する方法であって、前記シリコン基板と
して基板の表面及び裏面が鏡面研磨されたシリコン基板
を用い、該シリコン基板を熱酸化法により酸化すること
によって前記シリコン基板全体に石英膜を形成すること
を特徴とする光導波路基板の製造方法。またシリコン基
板と該シリコン基板上に形成された石英膜からなる光導
波路基板であって、前記シリコン基板の表面及び裏面が
鏡面研磨されており、該鏡面研磨されているシリコン基
板の表面及び裏面上に石英膜が形成されているものであ
ることを特徴とする光導波路基板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコン基板上に
石英膜を形成して光導波路基板を製造する方法、及び製
造された光導波路基板、並びにこの光導波路基板を用い
て製造された光導波路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速度、高密度の光通信用のデバイスに
おいては、より低価格で高品質なものが求められてい
る。特に、最近は光導波路と半導体集積回路とが形成さ
れた光導波路型のデバイスが多く用いられている。この
ような光導波路型のデバイスの中でも、ファイバの接続
に容易なシリコン基板の表面に石英膜、すなわち二酸化
シリコンを主成分とした石英ガラス膜を形成した石英系
光導波路が注目されている。
【0003】従来用いられている光導波路デバイスの一
例として、方向性結合器を説明する。これは図3の
(a)、(b)に示すように、シリコン基板21上に形
成された3層構造の石英ガラス膜からなり、シリコン基
板21上に形成されたアンダクラッド膜22とオーバク
ラッド膜25との間に、光導波路を構成する2つ以上の
コア部24が数μmの間隔で近接して埋設されており、
光結合部28を形成している。このような方向性結合器
27は、導波路型光回路の基本回路であり、光分岐部や
光合波部等に広く用いられている。
【0004】一般に、このような光導波路を製造する際
に、シリコン基板の表面に石英ガラス膜を堆積する方法
としては、四塩化シリコンを主体とする原料ガスを酸水
素火炎中で加熱し、加水分解して得られるガラス微粒子
を基板上に吹き付けて石英ガラス膜を堆積する火炎堆積
法(以下、FHD法という)や、ケイ素を含むガスをプ
ラズマ内やオゾンを含む雰囲気で酸素と反応させて石英
ガラス膜を堆積するCVD法等がある。
【0005】以下に、光導波路を製造する従来の方法の
一例を、図4を参照しながら説明する。最初に、四塩化
硅素等を出発原料にして、上記FHD法もしくはCVD
法等により、図4(a)に示すシリコン基板21上に厚
さが5〜30μm程度の石英ガラス膜を堆積し、その後
熱処理を行うことによって、シリコン基板21上にアン
ダクラッド膜として石英ガラス膜22が形成された光導
波路基板26を作製することができる(図4(b))。
【0006】次に、この光導波路基板26に形成したア
ンダクラッド膜(石英ガラス膜)22上に、屈折率を該
アンダクラッド膜よりも大きくしたコア膜23を5〜1
0μm形成する(図4(c))。このコア膜23は、ア
ンダクラッド膜22よりも屈折率を高くできる添加物、
例えばGe、Tiを含む化合物を硅素化合物とともに反
応させることで、上記FHD法、もしくはCVD法等で
作製することができる。その後、所望の光回路のパター
ンが得られるように不要なコア膜23をエッチング法等
により除去して、光を伝搬するコア部24を形成する
(図4(d))。続いて、オーバクラッド膜25をFH
D法もしくはCVD法等によりコア部24を覆うように
5〜30μm堆積し、熱処理を行うことにより、方向性
結合器27が作製される(図4(e))。
【0007】しかしながら、このとき、シリコン基板と
基板表面に形成する二酸化シリコンを主成分とした石英
ガラス膜とでは熱膨張率が10倍近く異なるため、上記
のように石英ガラス膜を形成する際に熱処理を数百℃以
上で行うことによって、基板がガラス膜を上にして凸状
に大きく反ってしまう問題がある。例えば、直径100
mm、厚さ1mmのシリコン基板上に、厚さ20μmの
石英ガラス膜をFHD法により堆積し、1200℃の熱
処理を行って光導波路基板を作製した場合、得られた光
導波路基板には約200μmの反りが生じてしまう。
【0008】このように大きな反りが生じている光導波
路基板に光回路を形成して光導波路を製造した場合、こ
の光導波路に多芯のファイバテープ線を接続する際、フ
ァイバコアと光導波路に形成されたコア面がサブミクロ
ン乃至数ミクロン程度ずれてしまうため、ファイバコア
とコア面との接合面で光が漏れて接続損失が大きくな
り、デバイス特性の低下を引き起こしてしまう問題があ
った。
【0009】また、導波路デバイスチップに接続する多
芯ファイバアレイは、通常127μmもしくは254μ
mピッチのV溝ガラス基板の上にファイバが高精度に平
面状に整列固定されている。仮にその多芯ファイバが3
2芯ならば、1芯目のファイバコア中心から32芯目の
コア中心までの長さが4mmもしくは8mmとなる。
【0010】一方、直径100mmのシリコン基板上に
形成された導波路デバイスのコアピッチをファイバアレ
イと同じピッチで形成したとしても、例えば直径100
mmのシリコン基板に400μmの反りが生じている場
合は、基板端面のコアの位置ずれがコア間で16μmも
しくは32μm生じてしまう。一般にファイバコアの直
径が8μmであるため、このように大きな反りが生じて
しまうとファイバコアと基板端面のコアの位置が合わな
いこともありうる。そのため、ファイバコアに光を入れ
て、ファイバを調芯しながらファイバ位置を調製する必
要があり、非常に高精度な調芯装置と調芯工程が必要と
なり、結果として生産性の低下とコストアップを招いて
いた。さらに、今後ファイバアレイの芯数が増加してい
くことが予想され、上記のような調芯工程を行っても、
基板の反りによる位置ずれを修正しきれなくなる可能性
も考えられる。
【0011】最近では、上記のような光導波路基板の反
りを低減する方法として、リンやボロンを多量にガラス
膜に添加する方法(1997年電子情報通信学会エレク
トロニクスソサイエティ大会C−3−116)が提案さ
れているが、この場合、添加した元素のガラス膜内の均
一性を制御することが非常に困難であり、品質の良好な
光導波路基板を安定に製造することが難しかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は上記問
題点を解決するためになされたものであって、本発明の
目的は、光導波路基板の製造方法において、石英膜形成
の際に生じる基板の反りを抑制し、反りの小さい光導波
路基板を製造する方法及び光導波路基板、並びにこの光
導波路基板を用いて製造された、反りが極めて小さく高
品質の光導波路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、シリコン基板上に石英膜を形成し
て光導波路基板を製造する方法であって、前記シリコン
基板として基板の表面及び裏面が鏡面研磨されたシリコ
ン基板を用い、該シリコン基板を熱酸化法により酸化す
ることによって前記シリコン基板全体に石英膜を形成す
ることを特徴とする光導波路基板の製造方法が提供され
る(請求項1)。
【0014】このように、シリコン基板として基板の表
面及び裏面が鏡面研磨されたシリコン基板を用い、該シ
リコン基板を熱酸化法により酸化してシリコン基板全体
に石英膜を形成することによって、シリコン基板の表面
と裏面に膜厚の等しい石英膜を同じように形成できるた
め、基本的に熱酸化工程中に基板が反ることはなく、反
りが極めて低減された基板両面に石英膜を有する光導波
路基板を製造することができる。
【0015】このとき、前記シリコン基板の表面粗さ
が、表面及び裏面ともに10nm以下であるものを用い
ることが好ましい(請求項2)。このように、シリコン
基板として基板の表面及び裏面の表面粗さがともにRa
で10nm以下であるものを用いることによって、上記
の熱酸化工程の際に、シリコン基板の表面と裏面との酸
化速度の違いをなくすことができる。それによって、基
板の表面及び裏面ともに膜厚の等しい酸化膜を形成する
ことが可能となり、基板の反りを確実に低減することが
できる。
【0016】また、前記表面及び裏面が鏡面研磨された
シリコン基板を、シリコン基板の表面及び裏面を同時に
研磨することによって作製することが好ましい(請求項
3)。通常、光導波路基板に使用されるシリコン基板
は、表面を鏡面研磨する場合、片面のみが研磨される。
また、基板の両面を鏡面研磨する場合は、先に片方の面
を研磨した後にもう一方の面を研磨する方法が考えられ
る。しかしながら、このように片面ずつ順番に研磨を行
う場合では、2回の研磨工程を必要とするため煩雑とな
り、また最初に片面を研磨した際にシリコン基板に反り
が生じてしまうと、他方の面を研磨する際に、基板の鏡
面を一旦定盤のフラットな基準面に矯正してから研磨を
行うため、表裏両面を研磨した後も基板の反りが残って
しまい、反りの小さなシリコン基板を得ることが困難と
なる。しかしながら、上記のように表面及び裏面が鏡面
研磨されたシリコン基板を、シリコン基板の表面及び裏
面を同時に研磨すること(両面研磨法)により作製する
ことによって、研磨加工の際に基板に反りが生じること
がないため、反りの小さい鏡面研磨されたシリコン基板
を容易に得ることができる。
【0017】またこのとき、前記光導波路基板の反りを
20μm以下とすることができる(請求項4)。このよ
うに、本発明によれば、シリコン基板全体に石英膜を形
成した光導波路基板の反りを20μm以下とすることが
できるため、反りが極めて小さい光導波路基板を得るこ
とができる。
【0018】そして、本発明によれば、本発明の光導波
路基板の製造方法により光導波路基板を製造し、該光導
波路基板の一面に形成された石英膜をアンダクラッド膜
として、該アンダクラッド膜上に、屈折率が前記アンダ
クラッド膜より大きいコア部、及び前記コア部を埋め込
むオーバクラッド膜を順次形成することによって光導波
路を製造することができる(請求項5)。
【0019】本発明の光導波路基板の製造方法により製
造された光導波路基板は、上述のように、反りが極めて
小さく、表面及び裏面に石英膜を有する光導波路基板と
することができ、この光導波路基板の一面に形成された
石英膜をアンダクラッド膜として、このアンダクラッド
膜上にコア部及びオーバクラッド膜を順次形成すること
によって、コア部及びオーバクラッド膜を高精度に形成
できるとともに、膜形成時に行われる熱処理の際に生じ
る反りを抑制することができる。それによって、反りが
小さく高品質の光導波路を製造することができる。
【0020】さらに、本発明によれば、シリコン基板と
該シリコン基板上に形成された石英膜からなる光導波路
基板であって、前記シリコン基板の表面及び裏面が鏡面
研磨されており、該鏡面研磨されているシリコン基板の
表面及び裏面上に石英膜が形成されているものであるこ
とを特徴とする光導波路基板を提供することができる
(請求項6)。
【0021】このようなシリコン基板の表面及び裏面が
鏡面研磨されおり、この鏡面研磨されているシリコン基
板の表面及び裏面上に石英膜が形成されている光導波路
基板は、シリコン基板の表面及び裏面に石英膜があると
ともに、形成されたそれぞれの石英膜の膜厚に差がない
ため、反りが極めて小さい光導波路基板である。
【0022】このとき、前記シリコン基板上に形成され
た石英膜の厚さが5μm以上であることが好ましい(請
求項7)。通常、光導波路のアンダクラッド膜としては
5〜30μmの厚さを有していれば良い。したがって、
このようにシリコン基板上に形成された石英膜の厚さが
5μm以上であれば、光導波路基板を用いて光導波路を
製造する際、光導波路基板に形成された石英膜をアンダ
クラッド膜として用いることができるため、容易に光導
波路の製造を行うことができる。
【0023】さらに、このとき、前記シリコン基板の表
面及び裏面上に形成されている石英膜が、シリコン基板
を熱酸化させて形成した熱酸化膜からなることが好まし
い(請求項8)。このように、シリコン基板の表面及び
裏面上に形成されている石英膜が、シリコン基板を熱酸
化させて形成した熱酸化膜からなるものであれば、添加
物等を含まない純石英膜とすることができる。また、シ
リコン基板表面及び裏面上の石英膜は熱酸化により同時
に形成されたものであるため、石英膜形成の際に反りは
ほとんど生じることがなく、反りが極めて小さい高品質
の光導波路基板とすることができる。
【0024】このように、本発明によれば、基板の反り
が20μm以下である光導波路基板を提供することがで
き、反りが極めて小さい高品質の光導波路基板とするこ
とができる(請求項9)。
【0025】さらに、本発明は、上記本発明の光導波路
基板に形成されている石英膜の一面に、光を伝播するコ
ア部と、該コア部を埋め込むオーバクラッド膜が形成さ
れていることを特徴とする光導波路を提供することがで
きる(請求項10)。このような光導波路は、反りが極
めて小さい光導波路基板に形成されている石英膜の一面
に、高精度にコア部とオーバクラッド膜が形成されたも
のであり、また光導波路基板の両面に石英膜が形成され
ているため、コア部及びオーバクラッド膜の形成の際に
生じる反りを抑制できるので、反りが小さく高品質の光
導波路とすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。本発
明者等は、反りがない高品質の光導波路基板を製造でき
る方法として、シリコン基板の表面及び裏面に膜厚の等
しい石英膜を同時に形成することによって、反りが著し
く低減された光導波路基板を製造することができること
を見出し、また、このように反りが小さく、両面に石英
膜を有する光導波路基板を用いて、該光導波路基板上に
光を伝播するコア部とコア部を埋め込むオーバクラッド
膜を形成することによって、反りが小さく高品質の光導
波路を製造できることを見出し、鋭意検討を重ねること
により本発明を完成させるに至った。
【0027】すなわち、本発明の光導波路基板の製造方
法は、シリコン基板上に石英膜を形成して光導波路基板
を製造する方法であって、前記シリコン基板として基板
の表面及び裏面が鏡面研磨されたシリコン基板を用い、
該シリコン基板を熱酸化法により酸化することによって
前記シリコン基板全体に石英膜を形成することを特徴と
する光導波路基板の製造方法であり、それによって、反
りが極めて小さい光導波路基板を製造することができ
る。
【0028】さらに、本発明は、上記本発明の方法によ
り光導波路基板を製造し、この光導波路基板の一面に形
成された石英膜をアンダクラッド膜として、該アンダク
ラッド膜上に屈折率が前記アンダクラッド膜より大きい
コア部、及び前記コア部を埋め込むオーバクラッド膜を
順次形成することによって、反りが小さく高品質の光導
波路を製造することができるものである。
【0029】以下、本発明の光導波路基板の製造方法及
び光導波路の製造方法について図面を参照しながら詳細
に説明する。しかしながら、本発明はこれらに限定され
るものではない。ここで、図1は、本発明の光導波路基
板及び光導波路を製造する方法の一例を示すフロー図を
示しており、また図2は本発明で使用される熱酸化装置
の一例を示す概要図である。(なお、図1はその概念を
説明するために用いているものであり、断面における各
膜の厚さ等の大きさは実際と必ずしも一致しするもので
はない)。
【0030】まず、図1(a)は、出発材料となるシリ
コン基板1を示している。このとき、シリコン基板1
は、例えばFZ(Floating Zone)法やC
Z(Czochralski)法により育成した単結晶
から作製した直径100mmで厚さ1mmのシリコン基
板を用いることができ、本発明では特に基板の表面及び
裏面が鏡面研磨されたシリコン基板を用いる。
【0031】通常、半導体デバイスに使用されるシリコ
ン基板では、基板表面の表面粗さが10nm以下のいわ
ゆる鏡面状態であるが、一方基板の裏面はエッチング面
もしくはラッピング面であることが多く、鏡面状態では
ない。そのため、裏面に存在する加工歪層は基板表面に
比べて厚く、その表面粗さは数μmとなる。光導波路も
シリコン基板の片面に形成されるため、片面が鏡面研磨
されたものが用いられていた。このような基板表面と裏
面との表面粗さが異なるシリコン基板に対して熱酸化を
行う場合、酸化の際に表面及び裏面の酸化速度が異なる
ため、それぞれの面に形成される酸化膜の膜厚に差が生
じてしまう。例えば、表面が鏡面状態であり裏面がエッ
チング面であるシリコン基板に対して、厚さ5μmの酸
化膜を熱酸化法により形成する場合、表面と裏面に形成
された酸化膜の厚さに約0.1μmの差が生じ、この酸
化膜厚の違いからシリコン基板に反りが生じてしまう。
【0032】したがって、上記のように、出発材料とな
るシリコン基板として、基板の表面だけではなく裏面も
鏡面研磨されたシリコン基板を用いることによって、そ
の後熱酸化を行う際に酸化膜厚の違いから生じるシリコ
ン基板の反りを抑制することができる。またこのとき、
表面及び裏面が鏡面研磨されたシリコン基板の表面粗さ
が、表面及び裏面ともにRaで10nm以下であるもの
を用いることによって、表面状態による酸化速度の違い
をなくすことができ、熱酸化を行う際のシリコン基板の
反りを確実に抑制することができる。
【0033】しかしながら、熱酸化を行う前に出発材料
であるシリコン基板に既に反りが生じている場合、その
後熱酸化工程においてシリコン基板の両面に酸化膜を形
成しても、熱酸化前の基板の反りがそのまま保持されて
しまい問題となる。そのため、表面及び裏面が鏡面研磨
されたシリコン基板を、基板の表面及び裏面を同時に研
磨すること、いわゆる両面研磨法によって作製すること
が好ましい。このように両面研磨法によってシリコン基
板を作製することによって、鏡面研磨の際にシリコン基
板に反りが発生することを防止できるため、反りがなく
両面が鏡面研磨されたシリコン基板を容易に得ることが
できる。今回用いたシリコン基板1は、両面研磨法によ
って作製したものであり、この両面が鏡面研磨されたシ
リコン基板1の反りをニデック社製測定装置FT−9で
測定したところ5μmであり、またシリコン基板の表面
粗さは、表面及び裏面ともに1nmであった。
【0034】この基板の表面及び裏面が鏡面研磨された
シリコン基板1を、図2に示した熱酸化装置10を用い
て熱酸化法により酸化することによって、シリコン基板
1の全体に石英膜を形成する。ここで熱酸化装置10
は、炭化ケイ素製の炉心管18の外周に加熱炉17と耐
熱容器13とが配置されている。シリコン基板15は炭
化ケイ素製の試料台16に設けられた切り込み溝に保持
され、炉心管18に投入された。炉心管18の一端を排
気管20が取り付けられた蓋19で被う。炉心管18の
封鎖されている他の一端を水蒸気等の酸化性のガスの導
入管11に接続する。
【0035】ガス導入管11の経路途中に配置されたガ
スの導入を制御する開閉弁12を開き、ガスを導入す
る。熱電対からなる温度センサ14で検知される炉心管
18内の温度が1100〜1300℃となるまで加熱炉
17により炉心管18をゆっくり加熱する。この温度を
維持しながら酸化性のガスの導入を継続する。シリコン
基板15の表面シリコンは、酸化性のガス、例えば水蒸
気が熱分解して生じた活性な酸素により、下記化学式 Si + O → SiO のように酸化され、シリコン基板15の表裏面全体に純
粋の石英膜を形成する。シリコン基板の酸化を2000
0min行った後、酸化性のガスの導入を停止し、炉心
管18をゆっくり冷却する。
【0036】このようにシリコン基板を上記熱酸下法に
よって酸化することによって、図1(b)に示すよう
な、鏡面研磨されているシリコン基板1の表面及び裏面
上に、不純物を含まない純粋な石英膜2が全く同じ厚さ
で形成された光導波路基板6を作製することができる。
【0037】このような光導波路基板6は、熱酸化によ
りシリコン基板1の表面及び裏面に膜厚の等しい石英膜
2が形成された光導波路基板であるため、熱酸化工程中
に生じる基板の反りが確実に抑制されており、反りが2
0μm以下と極めて小さい光導波路基板とすることがで
きる。今回作製した光導波路基板の反りをニデック社製
測定装置FT−9で測定したところ、石英膜を形成する
前のシリコン基板(図1(a))と同じ向きで8μmで
あった。
【0038】このような光導波路基板であれば、その後
この光導波路基板を用いて光導波路を製造する際に、基
板の反りが20μm以下と小さいことから、コア部及び
オーバクラッド膜を高精度に形成することができ、また
光導波路基板の表面及び裏面に石英膜が形成されている
ことから、コア部及びオーバクラッド膜形成の際に熱処
理を行っても基板の反りを抑制することができる。
【0039】このとき、光導波路基板に形成する石英膜
の厚さは5μm以上であることが好ましい。一般に光導
波路を形成する際のアンダクラッド膜としては、5〜3
0μmの厚さを有する石英膜が用いられる。したがっ
て、このように光導波路基板に形成する石英膜の厚さが
5μm以上であれば、光導波路基板に形成した石英膜の
うちの一面をそのままアンダクラッド膜として用いるこ
とができ、それによって強度に問題のない良好な光導波
路を容易に製造することができる。今回作製した光導波
路基板の石英膜厚を測定しところ15μmであった。
【0040】次に、この作製した光導波路基板6を用い
て、該光導波路基板の一面(表面側)に形成された膜厚
5μm以上の石英膜2をアンダクラッド膜とし、このア
ンダクラッド膜上にFHD法によりSiO、Ge
、P、B等からなり、屈折率がアンダ
クラッド膜より大きいコア膜を堆積し、その後1150
℃の熱処理を行って透明ガラス化することによって、図
1(c)に示すような、アンダクラッド膜上にコア膜3
を形成したものを作製した。このとき、コア膜3を堆積
する方法としては、上記FHD法の他にCVD法やスパ
ッタリング法を用いても良い。
【0041】次いで、エッチング法等を用いて、所望の
光回路のパターンが得られるように不要なコア膜3を除
去して、光を伝搬するコア部4を形成する(図1
(d))。その後、形成したコア部4を埋め込むように
して、FHD法等によりSiO、P、B
等からなるオーバクラッド膜5を堆積し、熱処理を行う
ことによって、図1(e)に示すような、光導波路7を
製造した。
【0042】このようにして、本発明によれば、反りが
小さく、表面及び裏面に石英膜が形成された光導波路基
板を用いて、この光導波路基板に形成されている石英膜
の一面に、光を伝播するコア部とコア部を埋め込むオー
バクラッド膜が形成されている光導波路を得ることがで
きる。
【0043】このような光導波路であれば、光導波路基
板の反りが小さいため上記コア部を高精度に形成するこ
とができ、また光導波路基板の両面に石英膜が形成され
ているために、コア膜及びオーバクラッド膜を堆積後、
熱処理を行っても大きな反りが生じることがなく、した
がって、反りが小さく、コア部が高精度に形成された高
品質の光導波路とすることができる。それによって、そ
の後、例えばファイバ等を接続する際に優れた調芯精度
で接続することが可能となり、接続損失の小さい高品質
のデバイスを歩留り良く製造することが可能となる。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例を挙げて本
発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定され
るものではない。 (実施例1)FZ法により育成したシリコン単結晶をス
ライスし、面取り、ラッピング、エッチングを施した
後、得られたシリコン基板に片面ずつ順番に鏡面研磨を
行い、直径100mmで厚さ1mmの表面と裏面が鏡面
研磨されたシリコン基板を作製した。この時、鏡面研磨
されたシリコン基板の表面粗さは表面及び裏面ともにR
aで1nmであり、またシリコン基板の反りをニデック
社製測定装置FT−9で測定したところ、10μmであ
った。
【0045】次に、作製した表面及び裏面が鏡面研磨さ
れたシリコン基板3枚に、図2に示した熱酸化装置10
を用いて熱酸化を行った。まず、3枚のシリコン基板1
5を炭化ケイ素製の試料台16の溝に等間隔に保持す
る。加熱炉17としてカンタルヒータ管状炉Kanth
al APM240φ(カンタル社製)が外周に配置さ
れている炭化ケイ素製の炉心管18に試料台16を挿入
し、排気管20を有する蓋19で被った。また、耐熱容
器13は、ガス導入管11を介して、純水を沸騰させる
ことにより水蒸気を発生させる石英容器(不図示)に繋
がっており、ガス導入管11の経路途中に配置された開
閉弁12を開いて、1L/minの流量の水蒸気を炉心
管18に導入した。その後、急激な温度変化で炉心管1
8が破損しないように3℃/minの緩やかな昇温速度
で、炉心管18内の温度が1200℃になるまで加熱し
た。水蒸気の導入を継続しながら、この温度で2000
0min維持してシリコン基板15を酸化し、シリコン
基板全体に熱酸化膜(石英膜)を形成した。
【0046】20000min経過後、水蒸気の導入を
停止し、炉心管18を3℃/minの降温速度で冷却し
た。充分冷却した後、試料台16を炉心管18から引き
出し、シリコン基板の表面及び裏面に厚さ15.1μm
の石英膜が形成された光導波路基板を得た。この作製し
た光導波路基板の反りを、反り測定検査装置FT−9
(ニデック(株)製)により測定したところ、酸化を行
う前のシリコン基板と同じ向きで、平均12μmであ
り、小さかった。
【0047】その後、この光導波路基板に形成した石英
膜の一面をアンダクラッド膜として、このアンダクラッ
ド膜上にFHD法により、SiO、GeO、P
、B等からなるコア膜を8μm堆積し、115
0℃の熱処理を行うことによって、アンダクラッド膜上
にコア膜を形成した。このときの比屈折率差は0.45
%であった。次に、コア膜にエッチングを行って、10
0GHz間隔32波長回折格子のアレイ導波路格子(A
WG)の回路を作製し、その後、回路を埋め込むように
FHD法によりSiO、P、B等からな
るオーバクラッド膜を20μm堆積し、1050℃の熱
処理を行って光導波路を作製した。このとき基板全体の
反りを測定したところ、回路を作成した側に反ってお
り、その平均値は120μmであった。
【0048】その後、30mm×30mmのチップサイ
ズに切断し、切断した端面を研磨した。AWGの回路の
端面に、石英ガラス基板上に直径125μmのファイバ
芯線が254μm間隔でV溝中に平面上に整列固定し接
着したファイバテープを接続した。このとき、ファイバ
に光を入れて、AWGの回路の端面からモニターしなが
ら接続を行ったところ、32芯ともにファイバ端面での
接続損失は0.2dB以下であった。
【0049】(実施例2)上記実施例1と同様にシリコ
ン単結晶を育成し、スライス、面取り、ラッピング、エ
ッチングを施した後、得られたシリコン基板に両面を同
時に鏡面研磨する両面研磨を行って、表面と裏面が鏡面
研磨されたシリコン基板を作製した。この時、鏡面研磨
されたシリコン基板の表面粗さは表面及び裏面ともに
0.8nmであり、またシリコン基板の反りをニデック
社製測定装置FT−9で測定したところ、3μmであっ
た。
【0050】その後、上記実施例1と同様の熱酸化処理
を行って、シリコン基板の表面及び裏面に厚さ15.1
μmの石英膜が形成された光導波路基板を作製した。こ
の作製した光導波路基板の反りを、反り測定検査装置F
T−9(ニデック(株)製)により測定したところ、酸
化を行う前のシリコン基板と同じ向きで、平均4μmで
あり、熱酸化によりほとんど反りは変わらず非常に小さ
かった。
【0051】その後、この光導波路基板に形成した石英
膜の一面をアンダクラッド膜として、実施例1と同様
に、100GHz間隔32波長回折格子のアレイ導波路
格子(AWG)の回路を作成し、オーバクラッド膜を形
成して光導波路を作製した。このとき基板全体の反りを
測定したところ、回路を作製した側に反っており、その
平均値は80μmであった。その後、30mm×30m
mのチップサイズに切断し、切断した端面を研磨し、A
WGの回路の端面に、実施例1と同様のファイバテープ
を接続したところ、32芯ともにファイバ端面での接続
損失は0.15dB以下であった。
【0052】(比較例)上記実施例1と同様にシリコン
単結晶を育成し、スライス、面取り、ラッピング、エッ
チングを施した後、得られたシリコン基板の片面のみを
鏡面研磨し、他方の面はエッチング面のままにしたシリ
コン基板を作製した。この時、得られたシリコン基板の
表面粗さは、鏡面側で1nm、エッチング面側で1μm
であった。このときのシリコン基板の反りをニデック社
製測定装置FT−9で測定したところ、10μmであっ
た。
【0053】その後、上記実施例1と同様の熱酸化処理
を行って、シリコン基板に石英膜を形成して光導波路基
板を作製した。その際、形成された石英膜の膜厚を測定
したところ、基板の鏡面側には膜厚15.1μmの石英
膜が形成されており、またエッチング面側には膜厚1
5.3μmの石英膜が形成されていた。この作製した光
導波路基板の反りを、反り測定検査装置FT−9(ニデ
ック(株)製)により測定したところ、酸化を行う前の
シリコン基板と同じ向きで、平均40μmであり、大き
な値を示した。
【0054】その後、上記実施例と同様に、AWG及び
オーバクラッド膜を形成して光導波路を作製し、基板全
体の反りを測定したところ、回路を作製した側に反って
おり、その平均値は250μmと大きかった。その後、
上記と同様に30mm×30mmのチップサイズに切断
し、ファイバテープを接続したところ、あるファイバ端
面での接続損失は0.8dBと非常に大きな値を示し、
全ファイバの平均値は0.5dBであった。
【0055】以上のように、本発明により作製された光
導波路基板(実施例1及び2)は、反りが20μm以下
と極めて小さい光導波路基板とすることができ、またこ
の反りが小さく、両面に石英膜が形成された光導波路基
板を用いて光導波路を製造することによって、反りが小
さく高品質の光導波路を製造することができた。このよ
うに本発明によって製造された光導波路であれば、上記
のようにファイバテープを接続しても接続損失を小さく
抑えることができ、高品質のデバイスを提供することが
できる。
【0056】それに対して、シリコン基板として両面が
鏡面研磨されていないものを用いて光導波路基板を作製
した場合(比較例)、得られた光導波路基板の反りは、
実施例1及び2に比べて大きかった。また、その後この
光導波路基板を用いて光導波路を製造し、得られた光導
波路にファイバテープを接続しても、光導波路の反りが
大きい為にファイバ端面での接続損失も大きくなってし
まい、デバイス特性の低下を招いてしまった。
【0057】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は単なる例示であり、本
発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的
に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、
いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含され
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シリコン基板として基板の表面及び裏面が鏡面研磨され
たシリコン基板を用い、該シリコン基板を熱酸化法によ
り酸化することによってシリコン基板全体に石英膜を形
成して光導波路基板を製造することによって、反りが2
0μmと小さい光導波路基板を得ることができる。ま
た、この本発明により得られた表面及び裏面に石英膜を
有する光導波路基板を用いて光導波路を製造することに
よって、反りが小さく高品質の光導波路を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、本発明の光導波路基板及び
光導波路を製造する方法の一例を示すフロー図である。
【図2】本発明においてシリコン基板を熱酸化する際に
使用する熱酸化装置の一例を示す説明図である。
【図3】従来の方向性結合器の一例を示す概要図であ
る。(a)方向性結合器の平面図、 (b)(a)のA
−A線断面図。
【図4】(a)〜(e)は、従来の光導波路基板及び光
導波路を製造する方法の一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1…シリコン基板、 2…石英膜、3…コア膜、 4…
コア部、 5…オーバクラッド膜、6…光導波路基板、
7…光導波路、10…熱酸化装置、 11…ガス導入
管、 12…開閉弁、13…耐熱容器、 14…温度セ
ンサ、 15…シリコン基板、16…試料台、 17…
加熱炉、 18…炉心管、19…蓋、 20…排気管、
21…シリコン基板、 22…石英ガラス膜(アンダク
ラッド膜)、23…コア膜、 24…コア部、 25…
オーバクラッド膜、26…光導波路基板、 27…光導
波路(方向性結合器)、28…光結合部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に石英膜を形成して光導
    波路基板を製造する方法であって、前記シリコン基板と
    して基板の表面及び裏面が鏡面研磨されたシリコン基板
    を用い、該シリコン基板を熱酸化法により酸化すること
    によって前記シリコン基板全体に石英膜を形成すること
    を特徴とする光導波路基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記シリコン基板の表面粗さが、表面及
    び裏面ともに10nm以下であるものを用いることを特
    徴とする請求項1に記載の光導波路基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記表面及び裏面が鏡面研磨されたシリ
    コン基板を、シリコン基板の表面及び裏面を同時に研磨
    することによって作製することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の光導波路基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記光導波路基板の反りを20μm以下
    とすることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいず
    れか一項に記載の光導波路基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか一項
    に記載の製造方法により光導波路基板を製造し、該光導
    波路基板の一面に形成された石英膜をアンダクラッド膜
    として、該アンダクラッド膜上に屈折率が前記アンダク
    ラッド膜より大きいコア部、及び前記コア部を埋め込む
    オーバクラッド膜を順次形成することによって光導波路
    を製造することを特徴とする光導波路の製造方法。
  6. 【請求項6】 シリコン基板と該シリコン基板上に形成
    された石英膜からなる光導波路基板であって、前記シリ
    コン基板の表面及び裏面が鏡面研磨されており、該鏡面
    研磨されているシリコン基板の表面及び裏面上に石英膜
    が形成されているものであることを特徴とする光導波路
    基板。
  7. 【請求項7】 前記シリコン基板上に形成された石英膜
    の厚さが5μm以上であることを特徴とする請求項6に
    記載の光導波路基板。
  8. 【請求項8】 前記シリコン基板の表面及び裏面上に形
    成されている石英膜が、シリコン基板を熱酸化させて形
    成した熱酸化膜からなることを特徴とする請求項6また
    は請求項7に記載の光導波路基板。
  9. 【請求項9】 前記光導波路基板の反りが20μm以下
    であることを特徴とする請求項6ないし請求項8のいず
    れか一項に記載の光導波路基板。
  10. 【請求項10】 請求項6ないし請求項9のいずれか一
    項に記載の光導波路基板に形成されている石英膜の一面
    に、光を伝播するコア部と、該コア部を埋め込むオーバ
    クラッド膜が形成されていることを特徴とする光導波
    路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011248361A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 National Central Univ 光導波路構造を有する信号伝送モジュール
WO2016152771A1 (ja) * 2015-03-20 2016-09-29 日本碍子株式会社 グレーティング素子

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