JP2003260513A - 熱間押出用工具 - Google Patents

熱間押出用工具

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Publication number
JP2003260513A
JP2003260513A JP2002065035A JP2002065035A JP2003260513A JP 2003260513 A JP2003260513 A JP 2003260513A JP 2002065035 A JP2002065035 A JP 2002065035A JP 2002065035 A JP2002065035 A JP 2002065035A JP 2003260513 A JP2003260513 A JP 2003260513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
tool
hot extrusion
backup ring
expansion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2002065035A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Takahashi
宏光 高橋
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Sanyo Special Steel Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Special Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Special Steel Co Ltd filed Critical Sanyo Special Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ダイスの膨張を小さくし、成品の先端、後端
部の外径差を小さくする鋼の熱間押出法に用いる熱間押
出用工具を提供する。 【解決手段】 熱間押出法に用いる工具において、ダイ
スが膨張するのを緩和するため、膨張代である工具間の
隙間を減少するために下記公差を満足するように工具の
寸法交差を変更することを特徴とする熱間押出用工具。 【式14】

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、鋼の熱間押出法に
用いる工具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般の熱間押出部の横断面図を図3に示
す。この図に示すように、所定温度に加熱されたビレッ
ト1は、ダミーブロック2を介してステム3によりコン
テナ4内に装入される。その時、マンドレル5も図のよ
うな状態にあり、ステム3と同時に前進する。この時ス
テム3後部のメインシリンダー(図示せず)は低圧の状
態にある。その後、ビレット先端がダイホルダー6に接
触しビレットが低圧で加圧される。その後、メインシリ
ンダーは高圧に掛りビレットはダイホルダー6内ダイス
7の内径寸法に押出されるような構成からなる。なお、
符号8はバックアップリングであり、9はボルスターで
あり、10はマンドレルアダプターであり、11はライ
ナーホルダーを示す。 【0003】上述した熱間押出構成において、図4は、
熱間押出の状態を示す図である。図4(a)は押出前で
の工具の配置状態を示し、図4(b)は押出中での工具
の配置状態を示す。この図に示すように、ダイス7は後
面にバックアップリング8を配置し、ダイホルダー6内
に収納されており、ダイホルダー6後面にはボルスター
9があり、熱間押出時ダイス7は、バックアップリング
8を介してボルスター9にて保持されている。また、ダ
イス7はダイホルダー6内にテーパーにて装着されてい
るため、押出時の圧力によりダイス7、バックアップリ
ング8のガタ分だけ後方へと広がるため、押出成品には
先後端の外径寸法差が生まれる。 【0004】一方、従来使用している工具は、(ダイホ
ルダーの厚さ)=(ダイスの厚さ+バックアップリング
厚さ)であったが、工具のヘタリ、その他設備の誤差に
より、ダイス、バックアップリングおよびダイホルダー
間に隙間12が生じており、膨張代が存在していた。こ
のようなことから、熱間押出法に用いる工具の中で外径
寸法を決定する工具はダイスにあり、それを保持する補
助工具としてバックアップリング、ダイホルダーがあ
る。この3つの熱間押出設備にセットするバックアップ
リング、ダイス、ダイホルダーを順にセットされる。図
5は従来工具の寸法公差を示す図である。この図に示す
ように、それぞれの工具の公差はダイス( 【式2】 )、バックアップリング( 【式3】 )、ダイホルダー( 【式4】 )である。従来は、1本の成品の先端部と後端部の寸法
差が約0.5%ほど後端部の方が大きくなっているのが
実状である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、1本の成品の先端部と後端部の寸法差が約0.5%
ほど後端部の方が大きく成品寸法が変化するのは、ダイ
スの寸法が変化するためであり、その原因の一つは、ビ
レットからの熱移動により熱膨張しダイスが大きくなる
ことであり、もう一つは、押出し後半ビレットが短くな
り押出力が増加しダイスへの負担が大きくなり弾性変形
によりダイスが大きくなることにある。上述のように押
出成品の先端部と後端部の外径寸法差が発生するのは、
1プッシュ中にダイスの内径寸法が大きくなるためであ
り、この外径寸法差を小さくするためには、1プッシュ
中にダイスの寸法変動を小さくする必要がある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上述したような問題を解
消するために鋭意開発を進めた結果、ダイスの膨張を小
さくし、成品の先端、後端部の外径差を小さくする鋼の
熱間押出法に用いる工具を提供するものである。その発
明の要旨とするところは、熱間押出法に用いる工具にお
いて、ダイスが膨張するのを緩和するため、膨張代であ
る工具間の隙間を減少するために下記式を満足するよう
に工具の寸法交差を変更することを特徴とする熱間押出
用工具である。 【式5】 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明について図面に従っ
て詳細に説明する。図1は、本発明に係る熱間押出工具
の配置状態を示す図である。この図1に示すように、ダ
イス7は後面にバックアップリング8を配置し、ダイホ
ルダー6内に収納されており、ダイホルダー6後面には
ボルスター9があり、熱間押出時ダイス7は、バックア
ップリング8を介してボルスター9にて保持されている
点は従来の図4と同じである。本発明においては、ダイ
ホルダー6よりバックアップリング8を少しはみ出すよ
うに配置させることによりダイス7が押出時の圧力によ
り膨張しにくく構成されている。 【0008】すなわち、従来使用していた工具の(ダイ
ホルダーの厚さ)=(ダイスの厚さ+バックアップリン
グの厚さ)であったものを、工具のヘタリ、その他設備
の誤差により、ダイス、バックアップリングおよびダイ
ホルダー間に隙間が生じており、膨張代が存在してい
た。これをこの膨張代を解消するために、((ダイホル
ダーの厚さ)<(ダイスの厚さ+バックアップリングの
厚さ)とし、隙間なくダイスがセットされるようにダイ
ス、バックアップリングの厚さを変更したものである。
このバックアップリングの公差については、ダイホルダ
ーからバックアップリングが水平ないしは、それぞれの
工具の接触面にヘタリが発生し厚みが薄くなる故に、少
しはみ出す程度が最適である。 【0009】図2は、熱間押出工程の配置が極端にバッ
クアップリングがダイホルダーからはみ出した状態を示
す図である。この図に示すように、極端にバックアップ
リング8がダイホルダー6からはみ出した状態となり、
ダイホルダー6とダイス7およびバックアップリング8
の芯ズレが生じ、ビレットと工具の芯が大きくズレるこ
とになり、偏肉、形状不良、疵等の不良の発生に繋がる
ので好ましくない。 【0010】 【実施例】以下、本発明について実施例によって具体的
に説明する。熱間押出において、ステンレス鋼、φ20
8×110IDを1200℃で熱間押出してφ110×
4.5WTのものを得るに当たり、表1に示すように、
公差、 【式6】 【式7】 【式8】 【式9】 のときの寸法差の値を示す。この結果、本発明例No.
1〜4は、公差 【式10】 および公差 【式11】 による場合であり、この場合の寸法差は、0.2〜0.
3と小さな値を示している。これに対し、No.5〜8
は従来例での公差 【式12】 、および公差 【式13】 、による場合であり、この場合の寸法差は、0.5〜
0.6%と大きいことが判る。 【0011】 【表1】 【0012】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によるダイス
の膨張を小さくすることにより、成品の先端、後端部の
外径差を小さくすることができ、品質向上に極めて役立
つ熱間押出工具を提供するものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る熱間押出工具の配置状態を示す図
である。 【図2】熱間押出工程の配置が極端にバックアップリン
グがダイホルダーからはみ出した状態を示す図である。 【図3】一般の熱間押出部の横断面図である。 【図4】熱間押出の状態を示す図である。 【図5】従来工具の寸法公差を示す図である。 【符号の説明】 1 ビレット 2 ダミーブロック 3 ステム 4 コンテナ 5 マンドレル 6 ダイホルダー 7 ダイス 8 バックアップリング 9 ボルスター 10 マンドレルアダプター 11 ライナーホルダー 12 隙間

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 熱間押出法に用いる工具において、ダイ
    スが膨張するのを緩和するため、膨張代である工具間の
    隙間を減少するために下記公差を満足するように工具の
    寸法公差を変更することを特徴とする熱間押出用工具。 【式1】
JP2002065035A 2002-03-11 2002-03-11 熱間押出用工具 Withdrawn JP2003260513A (ja)

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JP2002065035A JP2003260513A (ja) 2002-03-11 2002-03-11 熱間押出用工具

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ID=28671164

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110576549A (zh) * 2019-09-25 2019-12-17 南京肯特复合材料股份有限公司 工字型零件压制成型模具
CN110576549B (zh) * 2019-09-25 2024-06-07 南京肯特复合材料股份有限公司 工字型零件压制成型模具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607