JP2003259736A - 多肉植物の栽培法 - Google Patents

多肉植物の栽培法

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JP2003259736A JP2002066351A JP2002066351A JP2003259736A JP 2003259736 A JP2003259736 A JP 2003259736A JP 2002066351 A JP2002066351 A JP 2002066351A JP 2002066351 A JP2002066351 A JP 2002066351A JP 2003259736 A JP2003259736 A JP 2003259736A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手がよく、容易に植物を生育させるこ
とができる多肉植物用植木鉢と、この多肉植物用植木鉢
を使用し、簡単に多肉植物を長期間楽しむことができる
多肉植物の栽培法を提供することを目的とする。 【解決手段】 多肉植物用植木鉢10は、吸水率が7.
5〜8.0%の天然石の容器から成り、底面に排水孔を
有しないことを特徴とする。栽培法は、底部に排水孔を
有する易切開性の材料から成る苗育成容器32に、多肉
植物の種子を播種し、発芽後、苗の健全育成率が所望の
値になるように給水及び/又は日照を管理し、移植時
に、苗育成容器32を切開して苗21を取り出し、健全
に育成した苗を選別して多肉植物用植木鉢10に移植す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多肉植物用植木鉢
と、それを使用した多肉植物の栽培法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
底部に排水孔を設けたプラスチックや焼き物から成る植
木鉢が、一般に使用されている。この植木鉢は、潅水時
には排水孔から水が排出されて周囲を汚すので、室内で
使用する際には受皿等を敷いて使用しなくてはならな
い。そのため、受皿が煩わしく、植木鉢としての外観を
損なう上に、机上等設置場所が限定されていた。これに
比較して、排水孔のないプラスチックや焼き物から成る
植木鉢は、壁に掛けたりして使用できるので設置場所が
限定されず、植物の鑑賞用として便利である。しかし、
与える水の量が多いと根腐れを引き起こしやすく、それ
をおそれて少な過ぎると植物が枯死するので、その潅水
の頻度と量の管理には熟練を要していた。また、プラス
チックや焼き物から成る植木鉢は、廃棄する際に環境を
汚染してしまう。
【0003】一方、最近は住宅事情等もあって室内で盆
栽、特にミニ盆栽を楽しむ人が増えている。中でも多肉
植物、特にサボテンは種類も多く愛好者が多い。しか
し、現在市販されているサボテンの盆栽は、畑に播種さ
れ育てられたサボテンの苗がプラスチックや焼き物の小
さい植木鉢に移植されたものである。これらは市場では
確かに見栄えがよいが、苗自体の根が損傷されていた
り、厳しい環境に対応できる程丈夫ではない。さらに、
サボテンを含む多肉植物は素人には給水管理が難しく、
水を多量に与え過ぎて根腐れをおこしたり、又は少な過
ぎて枯らしてしまうことが多く、長期に楽しむことがで
きないという欠点があった。
【0004】そこで、本発明はこれらの課題を解決すべ
くなされたものであり、その第1の目的は、廃棄する際
に自然を汚染することがない上に、設置場所を選ばない
等、使い勝手がよく、きめ細かい給水管理をしなくても
植物を容易に生育させることができる多肉植物用植木鉢
を提供することにある。そして、第2の目的は、この多
肉植物用植木鉢を使用した多肉植物の栽培法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、自然界では
例えば多くの松の実が結実し、1個の実から多くの発芽
はみるけれど、このうち成木となるのは厳しい自然環境
に耐えて生き残った極僅かなものであることをヒントに
本発明を完成した。すなわち、 (1)きめ細かい管理をしなくても、枯死しない丈夫な
苗を育成すること。 (2)その苗を給水管理のしやすい植木鉢に移植するこ
と。 により、素人が手間をかけず簡単に潅水管理をしても長
期間楽しめる盆栽として、多肉植物の栽培法とそれに使
用する多肉植物用植木鉢を完成した。
【0006】すなわち、本願第1発明は、吸水率が7.
5〜8.0%の天然石の容器から成り、底面に排水孔を
有しないことを特徴とする多肉植物の植木鉢である。こ
こで吸水率が上限値以上であると、培養土中の水分が多
すぎて根腐れをおこしやすく、下限値以下であると水分
が不足して、枯死するおそれが多くなる。しかし、吸水
率が7.5〜8.0%であることで、簡単に多肉植物に
適度な水分を与えることができ、潅水管理が容易な多肉
植物用植木鉢を提供することができる。また、この条件
を満足する天然石は例えば後述するように、宍道湖付近
に豊富に産出し比較的安価に入手できる。また、天然石
の外観は、植物とともに自然の美しさを演出することが
でき、さらに、天然物であるので廃棄の際、環境を悪化
させるおそれもない。尚、吸水率は、次の式で表され
る。 吸水率(%)=(吸水後の重量−絶乾重量)÷絶乾重量
×100
【0007】また、本願第2発明は、前記容器の周壁
に、上方にのみ開口する小孔が穿設されており、容器の
全体形状が直方体であることを特徴とする多肉植物の植
木鉢である。これにより水分あるいは液肥を、小孔から
注入することによって簡単に植物に与えることができ
る。さらにピンセット等を小孔に差し込むことにより、
容易に多肉植物用植木鉢を移動することができ、運搬に
も便利である。また、容器の全体形状が直方体であるこ
とで、加工性が容易となる上に、複数の多肉植物用植木
鉢を隙間なく積み重ねることができ、作業性や流通面に
おいて有利となる。さらに、多種の多肉植物のミニ盆栽
を並べて楽しむ場合も場所をとらずに好適である。
【0008】また、本願第3発明は、底部に排水孔を有
する易切開性の材料から成る苗育成容器に、多肉植物の
種子を播種し、発芽後、苗の健全育成率が所望の値にな
るように給水及び/又は日照を管理し、移植時に、前記
苗育成容器を切開して苗を取り出し、健全に育成した苗
を選別して前記多肉植物用植木鉢に移植することを特徴
とする多肉植物の栽培法である。育苗の環境を管理する
ことにより生命力の弱い苗を枯死、衰弱させ、生命力の
強い苗だけを選別して多肉植物用植木鉢に移植すること
ができる。この際、断水、節水など給水制限を厳しくし
たり、直射日光に長時間さらしたり、厳しい環境下で育
てると、当然健全育成率は低下する。そして、厳しい環
境下にあっても簡単に枯死することがない苗を、潅水管
理が容易な多肉植物用植木鉢に植えることによって、熟
練した栽培技術が無くても簡単に多肉植物を長期間楽し
むことができる。
【0009】易切開性の材料としては、例えば合成樹脂
が挙げられ、特に薄肉の合成樹脂が好適である。苗育成
容器が簡単に切開できることで、多肉植物用植木鉢に苗
を移植する際には、その根を損傷することなく苗育成容
器から苗を容易に取り出すことができる。尚、ここで健
全育成率とは、苗育成容器1つあたりに所定の密度で種
子を播種した際に、この播種された種子のうち健全に育
成される苗の割合を意味する。所定の密度は任意に選択
できるが、通常はおおよそその種子の大きさ分の間隔を
あけて播かれるのが適当であり、植物の種類によっても
異なる。
【0010】所望の健全育成率は、苗育成容器の口径、
期待する苗の健全性(非常に丈夫な苗を育てたいか、あ
る程度丈夫な苗で良いか等)、播種密度(高密度に播く
か、普通の密度か等)、経済性(1つの苗育成容器で多
数の苗を育てるか、ほどほどか等)、などを考慮して予
め、適宜定められる。例えば、マミラリヤ属、和名風流
丸、通常単幹性のサボテンを、口径が3cmの苗育成容
器を用い、播種する種子の個数は60個で、そのうち健
全な苗30本を育てたとき、3〜6ヶ月間潅水しなくて
も枯死しない苗を得ることができた。この場合、所望の
健全育成率は、30/60である。
【0011】また、ストロンボカクタス属、和名菊水の
サボテンを、前記と同様、口径3cmの苗育成容器を用
い、播種する種子の個数は200個で、そのうち健全な
苗30本を育てたとき、3〜6ヶ月間潅水しなくても枯
死しない苗を得ることができた。この場合の所望の健全
育成率は、30/200である。また、同様に口径3c
mの苗育成容器を用い、エキノカクタス属、和名金鯱の
サボテンの種子30個を播種し、そのうち健全な苗20
本を育てたとき、3〜6ヶ月間潅水しなくても枯死しな
い苗を得ることができた。この場合の所望の健全育成率
は、20/30である。
【0012】さらに本願第4発明は、前記苗育成容器及
び/又は前記多肉植物用植木鉢の口径が3〜6cmであ
ることを特徴とする。ここで、口径とは、容器等の内径
を言う。円の場合は直径、正方形の場合は一辺の長さ、
その他楕円、矩形などの場合は、前記に準ずる長さを言
う。苗育成容器が前記範囲の口径であると、生命力のあ
る苗を、矮化苗として盆栽でも楽しむことができる適度
な大きさに育成させることができる。さらに、多肉植物
用植木鉢の口径が前記範囲であると、矮化させた状態の
多肉植物を長期間楽しむことができる。尚、本明細書に
おいて矮化とは、植物を通常の大きさより小型化するこ
とを言う。その結果、例えば室内など比較的狭い場所
で、盆栽等として楽しむことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる好適な実施
の形態を添付図面にそって詳細に説明する。(しかし、
本発明の技術的範囲は、これに限定されるものではな
い。) 図1(a)は、本発明による多肉植物用植木鉢10の実
施の形態を示す斜視図である。多肉植物用植木鉢10
は、適度な吸水率を有する天然石からなる。例えば、凝
灰岩と砂岩とが混合された性質の凝灰質砂岩等が加工し
やすい点でも好適である。例えば、宍道湖付近の140
0万年前に浅海に堆積したと言われる来待石は豊富にあ
り、安価で多量に入手できる。さらに具体的な天然石の
性質としては、吸水率は7.5〜8.0%程度であるこ
とが必要である。また、見掛比重は1.8〜2.2程度
が好適であり、圧縮強度は1800〜2300N/cm
2程度がよい。
【0014】そして、このような天然石を直方体形状に
機械的に加工して形成される本体13に、1つの植木穴
11と、4つの小孔12とを穿孔して多肉植物用植木鉢
10を形成する。植木穴11は、本体13に凹型に形成
されている。つまり、本体13の一面側10aの略中央
に開口し、本体13を貫通しない程度の深さで円柱状に
穿孔されて形成される。また、本体13に凹型に形成さ
れる4つの小孔12は、一面側10aの4隅の近傍に、
それぞれ開口するよう、円柱状に穿孔して設けられる。
そして、その深さは、植木穴11と同一か、やや浅めに
設定するとよい。
【0015】使用する際は、図1(b)に示すように通
常の植木鉢と同様、植物20が培養土等の充填された植
木穴11に植栽されて使用される。このとき、本体13
を形成する天然石の圧縮強度が1800〜2300N/
cm2程度であるので、植木鉢として長期にわたって使
用可能な、充分な強度を有している。また加工性もよ
い。
【0016】植物に潅水する場合は、多肉植物用植木鉢
10自体を水に浸漬させて行い、水の吸水に伴い発生す
る泡が出なくなった時点で水から引き上げるとよい。こ
の際、本体13を形成する天然石の見掛比重は1.8〜
2.2程度であるので水中に沈み、簡単に浸漬させるこ
とができる。また、天然石の吸水率が、7.5〜8.0
%程度であるので良好に含水でき、植木穴11内の培養
土へと適度な量の水を浸透させることができる。すなわ
ち、吸水率が上限値以上であると、培養土の水分が多す
ぎて植物が根腐れを起こしやすく、下限値以下であると
水分が不足し、植物が枯死してしまう。また、多肉植物
用植木鉢10自体が吸水し、水分を含有していること
で、乾燥した屋内に設置されている場合であっても、潅
水頻度を減らすことができる。
【0017】そして、潅水の時期は多肉植物用植木鉢1
0が完全に乾燥した時点とする。多肉植物用植木鉢10
が乾燥したことは、その表面の状態から容易に推測でき
る。多肉植物用植木鉢10の材料として、含水時と乾燥
時の色が違う天然石を用いれば、さらに簡単に潅水時期
を推測できる。また、小孔12に水を注入しても、多肉
植物用植木鉢10に良好に水分が浸透するので多肉植物
用植木鉢10を移動させることなく簡単に植物に水を与
えることができる。また、水に溶かした肥料や液肥を小
孔12に注入することにより、多肉植物用植木鉢、さら
には培養土へと浸透させて植物に養分を与えることもで
き便利である。こうして、液肥や水を与える際に小孔1
2を用いると、水に弱い葉や花に水が懸ることがなく、
便利である。
【0018】従来の植木鉢では、潅水時に底部に設けら
れた排水孔から水が流れ出て、植木鉢の設置場所周辺を
汚すので受皿が必要であった。しかし、本発明による多
肉植物用植木鉢は、適度な吸水率を有すると共に、排水
孔がないので水が滲み出て周囲を汚すことがない。その
ため受皿が不要となり設置場所が限定されず、壁に掛け
たり天井から吊るしたり等、屋内の装飾品として植物と
共に楽しむことができる。また、多肉植物用植木鉢は、
天然石を切削加工して形成しているので成形が簡単であ
り、廃棄する場合もプラスチックや焼き物の植木鉢と違
い、自然を汚染する虞がない。さらに、小孔12にピン
セット等を挿入することで、多肉植物用植木鉢10を簡
単に持ち上げることができるので運搬にも便利に利用で
きる。
【0019】このような構成からなり、植物の育成が容
易に行なえる多肉植物用植木鉢10に植える植物として
は、サボテン科を含む多肉植物が特に適している。具体
的にはカランコエ、はなきりん、ネコのツメ、ウチワサ
ボテン、柱サボテン、玉サボテン等が挙げられる。これ
らは主に乾燥地帯に分布し、潅水の量や潅水の間隔等の
判断が難しく、生育には熟練を要していた。しかし、本
発明による多肉植物用植木鉢を用いれば、潅水の量は多
肉植物用植木鉢が含水できる量で調節でき、さらに潅水
の間隔は多肉植物用植木鉢の表面状態で推測できるので
容易に生育させることができる。つまり、この多肉植物
用植木鉢によれば、多肉植物を初心者であっても枯らす
ことなく容易に管理し、生育させることができる。ま
た、多肉植物の独特な雰囲気と天然石からなる多肉植物
用植木鉢の外観が合い、見た目にも自然で美しい。
【0020】そして、多肉植物は比較的少ない培養土で
も育成できるので、多肉植物用植木鉢の大きさを小さめ
に形成し、矮化して鑑賞する多肉植物に特に好適に使用
できる。その具体的なサイズの1例を図1(a)を用い
て説明する。本体13の、13Bと13Cの辺の長さは
4cm、高さ13Hは5cmである。植木穴11の口径
11Dは3cm、その深さ11Hは4.5cmである。
また、4つの小孔12は同一形状に形成され、その口径
12Dは0.5cmで、深さ12Hは2cmである。
【0021】次に、この多肉植物用植木鉢を使用した多
肉植物の栽培法、特に矮化栽培法について説明する。矮
化苗の育成にあたっては、図2(b)に示されるような
育成器30が使用される。育成器30は、図2(a)に
示されるように比較的厚さの薄い合成樹脂から形成され
る、カバー部31と苗育成容器32の2つから成る。苗
育成容器32は、植物の種を播いて育成させる容器であ
り、側面32cが略筒状に形成されて上部に開口部32
aを形成すると共に、円形の底面32bを有している。
側面32cは、苗育成容器32の内部が遮光されるよう
黒色にするとよい。底面32bには複数の排水孔33を
設ける。図2(a)においては、排水孔33は、底面3
2bの外周部分に沿って5つ設けたが、配設位置や数に
ついては、適宜選択される。
【0022】カバー部31は、上端開口部31cと下端
開口部31bを有して略筒状に形成され、苗育成容器3
2の上部に被せて使用する。従って、苗育成容器32に
嵌め合わされる下端開口部31bは、苗育成容器32の
開口部32aよりも大きく開口するよう形成される。そ
して、カバー部31の下端開口部31bから上端開口部
31cまではその直径が徐々に狭められているので、カ
バー部31は、苗育成容器32の上部で係止されて被せ
ることができる。さらに、苗育成容器32に被せて使用
する際には、苗育成容器32に植えられた植物に適度な
光が照射されるよう、カバー部31は、半透明に設けら
れるとよい。特に、半透明乳白色であると太陽光の照射
が調節され好適である。
【0023】このような構成からなる育成器30の具体
的なサイズの1例を、図2(a)、(b)を用いて説明
する。カバー部31の上端開口部31cの直径31Aは
2cm、下端開口部31bの直径31Bは3.7cm、
カバー部31の高さ31Hは4cmである。また、苗育
成容器32の開口部32aの口径32Aは3cm、底面
32bの直径32Bは4cm、高さ32Hは4cmであ
る。そして、図2(b)に示すように、苗育成容器32
にカバー部31を被せた際の育成器30の高さ30Hは
6cmとなる。育成器30の苗育成容器32の大きさを
これよりずっと大きくすると、培養土の量が少なくても
多肉植物は矮化されず成長してしまう。逆に小さくし過
ぎてしまうと苗が生育できずに枯死してしまうので、苗
育成容器32の口径32Aは3〜6cmが矮化苗を育て
るのに適している。
【0024】次に、図2に示されるような育成器30を
使用した際の、多肉植物の育成方法について述べる。ま
ず、培養土を苗育成容器32に充填する。その際には、
開口部32aの上縁より5mm程度下方位置まで培養土
が充填されるとよい。その後、苗育成容器32の下部を
水に漬け、内部の培養土の表面まで吸水した時点で引き
上げる。苗育成容器32の底面32bには排水孔33が
設けられているので、水が培養土に適度に浸透し、排水
される。
【0025】次に多肉植物の種をこの培養土に播く。複
数の種を、おおよそその種の大きさ分の間隔をあけて播
くとよい。種が小さいほど生育させることが難しいが、
この方法によると種が小さいほど播かれる間隔も狭くな
り、同一面積に多くの種を播くことができるので、その
分、良好に成長できる種の数も増える。また、苗育成容
器32は黒色で、遮光されているので、バクテリアやカ
ビの繁殖を防ぎ、根の成長を促進することができる。
【0026】播種後、苗育成容器32にはカバー部31
を被せる。半透明乳白色のカバー部31によって苗育成
容器32内に、直射光ではない適度に調節された光が照
射されると共に、バクテリアやカビ等が苗育成容器32
内に侵入するのを防ぐことができる。空気は上端開口部
31cを介して流入し、さらに、育成器30は合成樹脂
で形成されているので、湿度を保持しやすい。また、多
数の育成器30を密接させても、側面が略筒状に形成さ
れているので隣接する育成器30との間に隙間ができ、
空気を良好に流通させることができる。そのため、植物
の成長にとって良好な温度、湿度を保つことができる。
こうして、苗が充分に成長するまで苗育成容器32及び
カバー部31により多肉植物にとって良好な環境を作る
ことが出来る。
【0027】発芽するまでは苗育成容器32内が乾燥し
ないよう適宜、水を与える。水遣りは、前述した方法と
同様、苗育成容器32の下部を水に漬け、培養土に水を
浸透させて行う。その後、芽が出てから成長し、その芽
が3mm程度に成長した時点で乾燥状態が所定時間継続
されるように、給水の量や間隔を管理する。さらに適
宜、カバー部31を外して直射光を照射させてもよい。
このとき潅水量やその間隔、直射光照射の頻度や程度に
ついては、植物の種類に応じて行なわれる。
【0028】このように発芽からある程度成長した時点
で、苗育成容器32内の狭い空間で、乾燥状態や直射光
照射等を繰り返し、多肉植物の育成にとって厳しい環境
を作ることで、生命力の弱いものは枯死し、生命力の強
い個体だけを選別して生育させることができる。また、
本発明の矮化苗は、自然淘汰という自然現象の原理を活
用して育成されるので、苗の育成に手間がかからず、安
価に得ることができる。この方法によって枯死せず育成
された多肉植物は、3〜6ヶ月間、水を与えない期間を
設けても枯死することがなかった。これにより、生命力
の強いものだけが成長し、その生命力を維持しているこ
とがわかる。
【0029】こうして2〜3年程度育苗することによ
り、図2(c)に示すように、結果的に数株の生命力の
強い苗21が選別されて、苗育成容器32の開口部32
aから突出して成長する。さらに成長すると、カバー部
31が苗21によって持ち上げられる場合があり、この
ような状態が植え替えの時期となる。植え替える際には
これら苗を植えた培養土を乾燥状態にし、苗育成容器3
2の開口部32aからカッターあるいはハサミを差し込
んで、苗育成容器32を切断するとよい。苗育成容器3
2は、厚さが0.5mm程度の薄めの合成樹脂からなる
ので容易にハサミやカッターで切断することができ、苗
育成容器32内の苗が簡単に取り出せる。
【0030】ところで、従来の矮化用の多肉植物は、広
い面積の畑に種が播かれ、適度に成長した時点で小さい
植木鉢に植え替えられて、商品として流通されているも
のである。従って、生育には広い面積の畑が必要となる
上に、通常の苗であって、矮化用の苗ではないので、小
さい植木鉢に植え替えることで弱ってしまうこともあ
り、給水管理等が難しいものとなっている。さらに、植
え替えの際に根が損傷されて寿命を縮め、購入した際に
は生き生きして見た目が良くても、短期間のうちに枯れ
てしまい、商品価値の低いものとなっていた。この従来
の方法に比較して、育成器30を用いて上記方法で育て
た多肉植物の苗は、植え替えの際に苗育成容器32自体
を切断して取り出すことができるので、根を損傷するこ
とがない。また、多肉植物自体の生命力が強いので、多
肉植物の育成について熟練した人でない素人でも育てる
ことができる。
【0031】こうして育てた矮化苗を、前述した小さめ
のサイズの多肉植物用植木鉢10に植える。まず、苗育
成容器32から乾燥状態の苗を1株、多肉植物用植木鉢
10の植木穴11へと、培養土と共に植え替える。この
とき、1つの多肉植物用植木鉢10に植える苗の株数
は、1株でも複数株でもよく、多肉植物の品種によって
考慮される。また、この際に入れる培養土は乾燥したも
のがよく、さらに植え替えてから2〜3日程度は潅水を
控えるとよい。これは、苗に対して、植え替えによる環
境変化の影響を少なくするためである。
【0032】多肉植物用植木鉢10に植えられた矮化苗
への水遣りの方法とその間隔については、前述した方法
と同様に行なわれる。つまり、多肉植物用植木鉢10を
水に浸漬することで植物に水を与え、多肉植物用植木鉢
10が完全に乾燥したときを潅水時期とする。勿論、休
眠期については、潅水は不要である。このとき、多肉植
物用植木鉢10は小さく、比較的軽量なので水に漬ける
作業が簡単にできる。また、多肉植物用植木鉢の良好な
吸水率によって、多肉植物にその生育に適した水分を充
分与えることができると共に、前記育成器30によって
生育させた苗は、生命力が強いので、乾燥にも強く、潅
水の間隔を長くしても容易に枯れることがない。具体的
には半月に1回か月に1回程度の潅水でも、枯れること
がなかった。
【0033】従って、育成器を用いて上記方法によって
育てた矮化用の多肉植物を請求項1または2による多肉
植物用植木鉢に植えれば、植物を育てる技術を持ってい
ない初心者でも、簡単に管理でき生育させることができ
る。
【0034】また、従来の植木鉢のように排水孔が設け
られていないので、受皿等がなくても周囲を汚すことが
ない。そのため、小さい多肉植物用植木鉢に植えられた
多肉植物を多数、室内で壁等に吊るして掛けることもで
き、設置面積を取らず、従来にない変化に富んだ植物の
鑑賞方法を実現することができる。小さい面積で多くの
多肉植物用植木鉢を並べて多種類の植物を楽しむことが
できることは、最近の住宅事情にも合っている。
【0035】以上、本発明につき好適な実施例を挙げて
種々説明してきたが、本発明はこの実施例に限定される
ものではない。例えば、多肉植物用植木鉢の前述のサイ
ズをかえて、13B、13Cの長さを4cmから8cm
とし、11Hは5cm、11Dを3cmから6cmとす
る等、前述の多肉植物用植木鉢10よりも若干大きくし
てもよい。このように、サイズを前述のものより大きく
すると、1つの多肉植物用植木鉢10に矮化用の多数の
多肉植物を植栽することができ、より変化に富んだ自然
の風景を楽しむことができる。また、小孔の開口形状、
配設位置や数等についても適宜選択される。
【0036】さらに、本体13は、加工の容易性や、複
数の多肉植物用植木鉢を隙間なく積み上げることが可能
であり作業性や流通面で有利なことから直方体形状に形
成したが、これに限定されるものではなく、三角柱、円
柱等様々に変更できる。また、多肉植物用植木鉢1つに
対して植木穴を複数設け、植物を別々に植えてもよいの
は勿論である。尚、この多肉植物用植木鉢は、多肉植物
について広く用いることができることは勿論、他の植物
についても使用できる。
【0037】
【発明の効果】本発明による多肉植物用植木鉢によれ
ば、簡単な構造でありながら、多肉植物を枯らすことな
く容易に育成することができる。さらに、設置場所が限
定されない等、使い勝手がよい。また、天然石からなる
ので、見た目にも自然で美しく、装飾品として植物と共
に楽しむことができ、そのうえ廃棄する際に環境を汚染
することがない。また、本発明の多肉植物の栽培法によ
れば、簡単な管理によって、多肉植物を長期間楽しむこ
とができる。特に、小口径の苗育成容器、多肉植物用植
木鉢を使用すれば、矮化された多肉植物の栽培を楽しめ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多肉植物用植木鉢の実施の形態を示す
斜視図である。
【図2】育成器の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 多肉植物用植木鉢 11 植木穴 12 小孔 13 本体 30 育成器 31 カバー部 32 苗育成容器 33 排水孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月25日(2002.7.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 多肉植物の栽培法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多肉植物の栽培法
関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】そこで、本発明はこれらの課題を解決すべ
くなされたものであり、廃棄する際に自然を汚染するこ
とがない上に、設置場所を選ばない等、使い勝手がよ
く、きめ細かい給水管理をしなくても植物を容易に生育
させることができる多肉植物用植木鉢を実現するための
多肉植物の栽培法を提供することにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、自然界では
例えば多くの松の実が結実し、1個の実から多くの発芽
はみるけれど、このうち成木となるのは厳しい自然環境
に耐えて生き残った極僅かなものであることをヒントに
本発明を完成した。すなわち、 (1)きめ細かい管理をしなくても、枯死しない丈夫な
苗を育成すること。 (2)その苗を給水管理のしやすい植木鉢に移植するこ
と。 により、素人が手間をかけず簡単に潅水管理をしても長
期間楽しめる盆栽として、多肉植物の栽培法を完成し
た。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】すなわち、本願発明は、底部に排水孔を有
する易切開性の合成樹脂から成る苗育成容器に培養土を
充填し、該培養土に多肉植物の種子を播種した後、上端
開口部と下端開口部を有して略筒状の合成樹脂から成る
カバー部を前記苗育成容器に被せ、該苗育成容器内が乾
燥しないよう水遣りを行って良好な温度、湿度に保って
生育を行い、発芽後は、前記カバー部を外して直射光を
照射すると共に給水を制限して、多肉植物にとって厳し
い生育環境で生育して、枯死しなかった生命力の強い個
体を選別し、移植時に、前記苗育成容器を切開して苗を
取り出し、吸水率が7.5〜8.0%の天然石の容器か
ら成り、底面に排水孔を有しない多肉植物用植木鉢に移
植することを特徴とする多肉植物の栽培法である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】育苗の環境を管理することにより生命力の
弱い苗を枯死、衰弱させ、生命力の強い苗だけを選別し
て多肉植物用植木鉢に移植することができる。この際、
断水、節水など給水制限を厳しくしたり、直射日光に長
時間さらしたり、厳しい環境下で育てる。そして、厳し
い環境下にあっても簡単に枯死することがない苗を、潅
水管理が容易な多肉植物用植木鉢に植えることによっ
て、熟練した栽培技術が無くても簡単に多肉植物を長期
間楽しむことができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】易切開性の材料としては、合成樹脂が挙げ
られ、特に薄肉の合成樹脂が好適である。苗育成容器が
簡単に切開できることで、多肉植物用植木鉢に苗を移植
する際には、その根を損傷することなく苗育成容器から
苗を容易に取り出すことができる。また、苗育成容器の
側面が黒色であると、内部が遮光され、バクテリアやカ
ビの繁殖を防ぎ、根の成長を促進することができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また多肉植物の植木鉢は、吸水率が7.5
〜8.0%の天然石の容器から成り、底面に排水孔を有
しないことを特徴とする。ここで吸水率が上限値以上で
あると、培養土中の水分が多すぎて根腐れをおこしやす
く、下限値以下であると水分が不足して、枯死するおそ
れが多くなる。しかし、吸水率が7.5〜8.0%であ
ることで、簡単に多肉植物に適度な水分を与えることが
でき、潅水管理が容易な多肉植物用植木鉢を提供するこ
とができる。また、この条件を満足する天然石は例えば
後述するように、宍道湖付近に豊富に産出し比較的安価
に入手できる。また、天然石の外観は、植物とともに自
然の美しさを演出することができ、さらに、天然物であ
るので廃棄の際、環境を悪化させるおそれもない。尚、
吸水率は、次の式で表される。 吸水率(%)=(吸水後の重量−絶乾重量)÷絶乾重量
×100
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、前記多肉植物用植木鉢は、見掛比重
が1.8〜2.2で、圧縮強度が1800〜2300N
/cm2の天然石から成ることを特徴とする。植物に潅
水する場合は、多肉植物用植木鉢自体を水に浸漬させて
行い、水の吸水に伴い発生する泡が出なくなった時点で
水から引き上げるとよい。この際、本体を形成する天然
石の見掛比重が1.8〜2.2程度であると、水中に沈
み、簡単に浸漬させることができる。さらに天然石の圧
縮強度が1800〜2300N/cm2であると、植木
鉢として長期にわたって使用可能な、充分な強度を有
し、加工性もよい。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、前記多肉植物用植木鉢は、容器の周
壁に、上方にのみ開口する小孔が穿設されており、容器
の全体形状が直方体であることを特徴とする。これによ
り水分あるいは液肥を、小孔から注入することによって
簡単に植物に与えることができる。さらにピンセット等
を小孔に差し込むことにより、容易に多肉植物用植木鉢
を移動することができ、運搬にも便利である。また、容
器の全体形状が直方体であることで、加工性が容易とな
る上に、複数の多肉植物用植木鉢を隙間なく積み重ねる
ことができ、作業性や流通面において有利となる。さら
に、多種の多肉植物のミニ盆栽を並べて楽しむ場合も場
所をとらずに好適である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、多肉植物が、カランコエ、はなきり
ん、ネコのツメ、ウチワサボテン、柱サボテン、玉サボ
テンのうちのいずれか1種以上であることを特徴とす
る。これらは主に乾燥地帯に分布し、潅水の量や潅水の
間隔等の判断が難しく、生育には熟練を要していた。し
かし、本発明による多肉植物の栽培法を用いれば、初心
者であっても枯らすことなく容易に管理し、生育させる
ことができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】
【発明の効果】本発明による多肉植物の栽培法によれ
ば、多肉植物を簡単な管理によって、長期間楽しむこと
ができる。また、多肉植物が移植された多肉植物用植木
鉢は、設置場所が限定されない等、使い勝手がよい。さ
らに天然石からなるので、見た目にも自然で美しく、装
飾品として矮化多肉植物と共に楽しむことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01G 9/00 A01G 9/00 K 27/00 27/00 502D 27/06 502E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸水率が7.5〜8.0%の天然石の容
    器から成り、底面に排水孔を有しないことを特徴とする
    多肉植物用植木鉢。
  2. 【請求項2】 前記容器の周壁に、上方にのみ開口する
    小孔が穿設されており、容器の全体形状が直方体である
    ことを特徴とする請求項1記載の多肉植物用植木鉢。
  3. 【請求項3】 底部に排水孔を有する易切開性の材料か
    ら成る苗育成容器に、多肉植物の種子を播種し、 発芽後、苗の健全育成率が所望の値になるように給水及
    び/又は日照を管理し、移植時に、前記苗育成容器を切
    開して苗を取り出し、健全に育成した苗を選別して請求
    項1または2記載の多肉植物用植木鉢に移植することを
    特徴とする多肉植物の栽培法。
  4. 【請求項4】 前記苗育成容器及び/又は前記多肉植物
    用植木鉢の口径が3〜6cmであることを特徴とする請
    求項3記載の多肉植物の栽培法。
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