JP2003259169A - 電子機器、撮像モジュール、および実装方法 - Google Patents

電子機器、撮像モジュール、および実装方法

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JP2003259169A
JP2003259169A JP2002058528A JP2002058528A JP2003259169A JP 2003259169 A JP2003259169 A JP 2003259169A JP 2002058528 A JP2002058528 A JP 2002058528A JP 2002058528 A JP2002058528 A JP 2002058528A JP 2003259169 A JP2003259169 A JP 2003259169A
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frame body
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chip
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JP2002058528A
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Naomoto Kubo
直基 久保
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装密度を向上させると共に、実装コストを
低減し得る撮像モジュールを提供する。 【解決手段】 撮像モジュールは、基板10上に固定さ
れた撮像用チップ12、チップ12を覆うように基板1
0上に接着される鏡枠体14、チップ12上に被写体像
を結像するように鏡枠体14に配置されたレンズ18,
19、鏡枠体14近傍の基板10上に配置されるベアチ
ップ20を有する。鏡枠体14近傍の基板10上に配置
されるベアチップ20を、鏡枠体14と共に同一のポッ
ティング部材24を用いて基板10上に固定する。その
ため、実装密度を向上させることができるので、撮像モ
ジュールの小型化が図られる。また、ベアチップ20を
鏡枠体14と共に同一のポッティング部材24を用いて
基板10上に固定したので、別途の鏡枠体用の接着剤な
どの締結部材が不要となり、実装コストが低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外装部材または撮
像モジュールの一部を構成する鏡枠体を、基板に実装す
る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラ,ビデオカメラ,撮影装
置を備える情報端末としての携帯電話およびノート型パ
ーソナルコンピュータなどには、撮像素子,レンズ,お
よび撮像素子駆動用ドライバであるICのベアチップな
どの部品をパッケージとして一体化した撮像モジュール
が、配置されている。この撮像モジュールとしては、図
9に示すように、平板状に形成された非金属製の基板8
0と、この基板80上に配置されるCCDやCMOSな
どで構成された撮像用チップ82と、この撮像用チップ
82を覆うように基板80上に配置される鏡枠体84
と、この鏡枠体84の鏡筒部85に取付けられる絞り8
6,レンズ88,赤外光遮光用フィルタ90を備えるも
のがある(特開2001−245217号公報参照)。
【0003】基板80に対する鏡枠体84の取付構造と
しては、図示しない位置決め用の凸部および凹部を組合
わせることにより、鏡枠体84が基板80に位置決めさ
れた状態で固定されていた(特開2001−24521
7号公報の図3参照)。また、基板80上の鏡枠体84
から離れた部分には、各種ICのベアチップ92が、チ
ップ・オン・ボード(COB)実装に使用される接着剤
としてのベアチップ用のポッティング部材94によって
実装されている。
【0004】そして、上記撮像モジュールは、絞り8
6,レンズ88,赤外光遮光用フィルタ90を介して、
撮像用チップ82の図示しないセンサー部に被写体像を
結像させると共に、光電変換することによってイメージ
信号を出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開2
001−245217号公報に記載される発明では、図
9に示すように、ベアチップ92を基板80上に実装し
た場合、ベアチップ92全体をポッティング部材94で
封止するため、ポッティング部材94が基板上に広が
る。
【0006】また、上記位置決め用の凸部および凹部を
連結することによって鏡枠体84を基板80に取り付け
ていたので、鏡枠体84と基板80との連結部分からベ
アチップ92を離す構成となっていた。即ち、図9に示
される従来技術では、実装面積が拡大し、小型化の妨げ
になるという問題が生じる。
【0007】さらに、鏡枠体84を基板80上にマウン
トする手段として、図示しない鏡枠体用の接着剤または
ネジなどの締結部材を用いる場合には、別途の鏡枠体用
の接着剤またはネジなどの締結部材が必要であり、その
ためのコストが別途必要になるという問題が生じる。
【0008】本発明の目的は、上記事実を考慮して、実
装密度を向上させると共に、実装コストを低減し得る電
子機器、撮像モジュール、および実装方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の撮像モジ
ュールでは、基板と、前記基板上に固定された撮像素子
と、前記撮像素子を覆うように、前記基板上に接着され
る鏡枠体と、前記撮像素子上に被写体像を結像するよう
に、前記鏡枠体に配置されたレンズと、前記鏡枠体の近
傍の前記基板上に配置されるICのベアチップとを有す
る撮像モジュールであって、前記ベアチップを前記鏡枠
体と共に同一のポッティング部材を用いて、前記基板上
に固定したことを特徴とする。
【0010】請求項1記載の撮像モジュールによれば、
鏡枠体の近傍の基板上に配置されるベアチップを、鏡枠
体と共に同一のポッティング部材を用いて基板上に固定
したので、実装密度を向上させることができ、撮像モジ
ュールの小型化が図られる。また、請求項1記載の撮像
モジュールによれば、ベアチップを鏡枠体と共に同一の
ポッティング部材を用いて基板上に固定したので、別途
の鏡枠体用の接着剤またはネジなどの締結部材が不要と
なり、実装コストが低減する。
【0011】請求項2記載の実装方法では、基板上の接
着部位にポッティング部材を塗布すると共に、鏡枠体を
前記接着部位に配置し、前記ポッティング部材を硬化さ
せる前に、前記基板上に接着させる前記鏡枠体を回転さ
せながら、前記ポッティング部材を前記鏡枠体にからみ
つかせると共に、前記鏡枠体の位置補正を行った後、前
記ポッティング部材を硬化させて実装することを特徴と
する。
【0012】請求項2記載の実装方法においては、ポッ
ティング部材を基板上の接着部位に塗布すると共に、鏡
枠体を接着部位に配置させる。そして、ポッティング部
材を硬化させる前に、基板上に接着させる鏡枠体を回転
させながら、ポッティング部材を鏡枠体にからみつかせ
ると共に、鏡枠体の位置補正を行う。この位置補正を行
った後に、ポッティング部材を硬化させ、鏡枠体を実装
する。
【0013】請求項2記載の実装方法によれば、ポッテ
ィング部材を硬化させる前に、鏡枠体を回転させると、
ポッティング部材が鏡枠体の周壁に引き寄せられ絡み付
くので、鏡枠体をポッティング部材に単に押し付けて基
板上に載置させた場合よりも、ポッティング部材が鏡枠
体の周壁に対して大量に付着し、鏡枠体を基板上に接着
する接着力が向上する。
【0014】なお、請求項2記載の実装方法において、
上記ポッティング部材がベアチップを基板上に接着させ
るベアチップ用のポッティング部材であり、かつ鏡枠体
およびこの鏡枠体の近傍に配置するベアチップを同一の
ポッティング部材を用いて基板上に固定する場合には、
実装密度が向上する。また、上記の場合によれば、ベア
チップ用のポッティング部材を用いて、鏡枠体をも基板
上に実装する構成とするので、別途の鏡枠体用の接着剤
などが不要となり、実装コストが低減する。
【0015】請求項3記載の電子機器では、基板上に接
着される外装部材と、前記外装部材の近傍の前記基板上
に配置されるICのベアチップとを、同一のポッティン
グ部材を用いて前記基板上に実装させていることを特徴
とする。
【0016】請求項3記載の電子機器によれば、外装部
材の近傍の基板上に配置されるベアチップを、外装部材
と共に同一のポッティング部材を用いて基板上に固定し
たので、実装密度を向上させることができ、小型化が図
られる。また、請求項3記載の電子機器によれば、ベア
チップを外装部材と共に同一のポッティング部材を用い
て基板上に固定したので、別途の外装部材用の接着剤ま
たはネジなどの締結部材が不要となり、実装コストが低
減する。なお、上記ベアチップは、撮像素子駆動用のド
ライバであるのが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図1に基
づいて、本発明の第1実施形態である撮像モジュールの
構成について説明する。なお、図1は、本実施形態の撮
像モジュールの概略的な構成を示す断面図である。
【0018】図1に示すように、撮像モジュールは、非
金属製のセラミックなどで成形された平板状の基板10
と,この基板10上に配置される撮像素子としてのCC
DイメージセンサーまたはCMOSイメージセンサーな
どで構成された撮像用チップ12と,この撮像用チップ
12上に配置される赤外光(IR)遮光用フィルタ13
と,この赤外光遮光用フィルタ13および撮像用チップ
12を覆うように基板10上に配置される鏡枠体14
と、撮像用チップ12上に被写体像を結像するように前
記鏡枠体14の鏡筒部15に取付けられる絞り16,少
なくとも2枚のレンズ18,19を備える。
【0019】また、基板10上には、各種ICとしての
ベアチップ20が、鏡枠体14と共に、チップ・オン・
ボード(COB)実装に使用される接着剤としてのベア
チップ用のポッティング部材24によって実装されてい
る。即ち、本実施形態においては、図1に示すように、
鏡枠体14およびベアチップ20の両者を、近接させる
と共に、ベアチップ用のポッティング部材24を用いて
基板10上に実装させる。
【0020】本実施形態のベアチップ20は、撮像素子
駆動ドライバー用のICである。なお、ベアチップ20
上部の4辺には図示しない複数個のチップ電極パッドが
配置されており、これらのチップ電極パッドに対応する
基板上には図示しない導体パターンがそれぞれ設けられ
ている。また、チップ電極パッドおよびこれらのチップ
電極パッドに対応する導体パターンの間には、ワイヤ2
2がそれぞれ接続(ワイヤボンディング)される。
【0021】そして、ワイヤ22がチップ電極パッドと
導体パターンとの間に接続された状態において、ポッテ
ィング部材24をベアチップ20全体に塗布すると共
に、鏡枠体14を基板10上にマウントする接着部位に
塗布する。その後、鏡枠体14を基板10上の接着部位
にマウントすると共に、レンズ18,19および撮像用
チップ12,赤外光遮光用フィルタ13の位置がそれぞ
れ対応するように、位置合わせを行う。
【0022】即ち、本実施形態においては、レンズ1
8,19および撮像用チップ12,赤外光遮光用フィル
タ13の中心を合わせる円心調整と,基板10に対する
鏡枠体14の傾きを合わせるあおり調整などを行う。ま
た、本実施形態においては、図示しないポッティング装
置により、液状樹脂(半流動体)であるポッティング部
材24を塗布し、上記調整終了後に液状樹脂のポッティ
ング部材24を加熱して硬化させる。そのため、鏡枠体
14およびベアチップ20は、基板10上にマウントさ
れる。
【0023】本実施形態によれば、本実施形態によれ
ば、鏡枠体14の近傍の基板10上に配置されるベアチ
ップ20を鏡枠体14と共に同一のポッティング部材2
4で基板10上に固定したので、実装密度を向上させる
ことができ、撮像モジュールの小型化が図られる。
【0024】また、本実施形態によれば、ベアチップ用
のポッティング部材24を用いて、鏡枠体14をも基板
10上に実装する構成としたので、別途の鏡枠体用の接
着剤またはネジなどの締結部材が不要となり、実装コス
トが低減すると共に、鏡枠体14を基板10上に接着す
る接着力も向上する。
【0025】さらに、本実施形態では、基板10上の鏡
枠体14およびベアチップ20から離れた部分には、チ
ップ抵抗体やチップコンデンサなどのチップ部品(I
C)26が面実装されている。なお、本発明では、上記
チップ部品26を実装しない撮像モジュールとしても良
い。
【0026】そして、上記撮像モジュールは、赤外光遮
光用フィルタ13,絞り16,レンズ18,19,によ
り、撮像用チップ12の図示しないセンサー部に被写体
像を結像させると共に、光電変換することによってイメ
ージ信号を出力する。
【0027】(第2実施形態)以下、図2および図3に
基づき、本発明の第2実施形態について説明する。本実
施形態は、ベアチップを基板と鏡枠体との間に介在させ
た例である。図2は本実施形態の撮像モジュールの概略
的な構成を示す断面図、図3は図2の3−3線の拡大し
た断面図である。なお、図3には、図2に示すワイヤ2
2の図示が省略されている。また、図2および図3にお
いて、図1と対応する部分には同一符号を付し、その詳
細説明は省略する。
【0028】図2に示すように、複数個のベアチップ3
0は、基板10と鏡枠体14との間に介在するように、
実装される。なお、図2では、2個のベアチップ30が
図示される。
【0029】また、図3に示すように、ベアチップ30
の上面には、複数のチップ電極パッド31が、対向する
2辺に、直線状に配置されている。本実施形態におい
て、ベアチップ30上面の対向する2辺にチップ電極パ
ッド31を設け、残るの2辺にチップ電極パッドを設け
ていないのは、鏡枠体14をベアチップ30上面に配置
させるため、チップ電極パッド31にボンディングされ
たワイヤ22が、鏡枠体14の底部によって潰されるの
を防止するためである。
【0030】そのため、図2および図3に示すように、
本実施形態の撮像モジュールは、ベアチップ30を、チ
ップ電極パッド31が設けられた2辺が、鏡枠体14の
底部に交差しないように配置する構成となっている。即
ち、図3に示すように、ベアチップ30は、チップ電極
パッド31が設けられた2辺が、鏡枠体14の底部と平
行して配置される。
【0031】そして、図2に示すワイヤ22が図3に示
すベアチップ30のチップ電極パッド31と図示しない
導体パターンとの間に接続された状態において、ベアチ
ップ用のポッティング部材24をベアチップ30全体に
塗布する。この場合、ポッティング部材24をベアチッ
プ30の上部に対し、第1実施形態の場合よりも、大目
に付着させる。なお、本実施形態では、ポッティング部
材24を鏡枠体14内のベアチップ30部分に、付着さ
せないようにしても良い。
【0032】その後、鏡枠体14をベアチップ30上に
配置させると共に、レンズ18,19および撮像用チッ
プ12,赤外光遮光用フィルタ13の位置がそれぞれ対
応するように、位置合わせを行う。
【0033】本実施形態によれば、鏡枠体14がベアチ
ップ30上に配置されているので、第1実施形態より
も、実装密度が更に向上するので、撮像モジュールの小
型化が更に図られる。なお、本実施形態において、基板
10上の鏡枠体14から離れた部分には、図1に示すチ
ップ部品(IC)が実装していない。また、その他の構
成および作用効果は、第1実施形態と同様であるので、
説明は省略する。
【0034】(第3実施形態)以下、図4または図5に
基づき、本発明の第3実施形態についてそれぞれ説明す
る。本実施形態は、鏡枠体などの外装部材およびベアチ
ップの両者を、近接させると共に、ベアチップ用のポッ
ティング部材を用いて基板上に実装させる例である。
【0035】図4または図5は、電子機器(撮像モジュ
ールを含む)の要部を示す概略的な断面図である。な
お、図4において、図1と対応する部分には同一符号を
付し、その詳細説明は省略する。
【0036】図4に示す実施形態は、デジタルカメラな
どの電子機器に内蔵されている撮像モジュールに関する
例である。そして、外装部材である鏡枠体34の内壁近
傍にはベアチップ20が配置され、鏡枠体34およびベ
アチップ20の両者をベアチップ用のポッティング部材
24を用いて基板10上に実装させる。
【0037】本実施形態によれば、外装部材である鏡枠
体34の近傍の基板10上に配置されるベアチップ20
を、鏡枠体34と共に同一のポッティング部材24を用
いて基板10上に固定したので、実装密度を向上させる
ことができ、電子機器の小型化が図られる。
【0038】また、本実施形態によれば、ベアチップ用
のポッティング部材24を用いて、外装部材である鏡枠
体34をも基板10上に実装する構成としたので、別途
の鏡枠体用のポッティング部材が不要となり、実装コス
トが低減する。
【0039】なお、鏡枠体34の内部には、赤外光遮光
用フィルタ13および撮像用チップ12と,ベアチップ
20との間に、チップ抵抗体やチップコンデンサなどの
チップ部品(IC)36が面実装されている。また、本
発明では、上記チップ部品36を実装しない電子機器と
しても良い。さらに、その他の構成および作用効果は、
第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
【0040】図5に示す例は、図4に示す第3実施形態
の変形例であり、本発明に係る外装部材を図5に示すよ
うな鏡枠体34以外の筐体38としたものである。な
お、図5において、図4と対応する部分には同一符号を
付し、その詳細説明は省略する。また、その他の構成お
よび作用効果は、図4に示す第3実施形態と同様である
ので、説明は省略する。
【0041】(第4実施形態)以下、図6〜図8に基づ
き、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形
態は、ベアチップ用のポッティング部材を用いて、鏡枠
体を基板上に接着させる実装方法に関するものである。
図6は、本実施形態の鏡枠体を基板上のポッティング部
材に押し付けた状態を示す斜視図である。
【0042】本実施形態の実装方法は、図6に示すよう
に、円筒状の鏡枠体40を、非金属製のセラミックなど
で成形された平板状の基板42にマウントするものであ
る。なお、基板42上には図示しない撮像用チップが実
装されていると共に、この撮像用チップを覆うように配
置される鏡枠体14内には図示しない絞り,レンズなど
が設けられている。
【0043】また、基板42上には、図示しない各種I
Cのベアチップが、チップ・オン・ボード(COB)実
装に使用される接着剤としてのベアチップ用のポッティ
ング部材44によって実装される。
【0044】本実施形態においては、ベアチップ用のポ
ッティング部材44を図示しないベアチップ全体に塗布
すると共に、鏡枠体40を基板42上にマウントする接
着部位に塗布する(図6参照)。そして、鏡枠体40を
基板42上にマウントするには、図6に示すように、鏡
枠体40をポッティング部材44に押し付ける。
【0045】鏡枠体40をポッティング部材44に単に
押し付けたのみでは、図8Aに示すように、液状樹脂
(半流動体状)のポッティング部材44が、鏡枠体40
の押付け時に外方へ押出された状態となり、鏡枠体40
の周壁40Aに対して付着し難い。
【0046】そこで、本実施形態の実装方法では、図7
の矢印CWに示すように、鏡枠体40を、その軸心を中
心にして回転させる。鏡枠体40を回転させると、図8
Bに示すように、ポッティング部材44が鏡枠体40の
周壁40Aに絡み付くので、鏡枠体40をポッティング
部材44に単に押し付けた場合よりも、ポッティング部
材44が鏡枠体40の周壁40Aに対して大量に付着す
る。即ち、鏡枠体40を回転させることにより、ポッテ
ィング部材44は、周壁40Aに引き寄せられる(図8
B参照)。
【0047】また、鏡枠体40を回転させる際には、鏡
枠体40内に配置された図示しないレンズと,基板42
上に配置された図示しない撮像用チップとの位置がそれ
ぞれ対応するように、位置合わせを行う。即ち、レンズ
および撮像用チップの中心を合わせる円心調整,基板4
2に対する鏡枠体40の傾きを合わせるあおり調整,ま
たは基板42に対する鏡枠体40のバック長さ(図7で
は矢印LB方向の長さ)を合わせるバック長調整などを
行う。
【0048】そして、上記調整を行うことによっても、
鏡枠体40の周壁40Aに付着するポッティング部材4
4の付着量は増加する。即ち、本実施形態によれば、鏡
枠体40を回転などさせると、ポッティング部材44が
鏡枠体40の周壁40Aに引き寄せられ絡み付くので、
鏡枠体40をポッティング部材44に単に押し付けて基
板10上に載置させた場合よりも、ポッティング部材4
4が鏡枠体40の周壁40Aに対して大量に付着し、鏡
枠体14を基板10上に接着する接着力が向上する。
【0049】なお、本実施形態においては、図示しない
ポッティング装置により、液状樹脂のポッティング部材
44を基板42上の接着部位に塗布し、上記調整終了後
に液状樹脂のポッティング部材44を加熱して硬化させ
る。そのため、鏡枠体40および図示しないベアチップ
は、基板42上に実装される。
【0050】本実施形態によれば、ベアチップ用のポッ
ティング部材44を、基板42上にマウントする鏡枠体
40の接着剤と共用し、かつ鏡枠体40およびこの鏡枠
体40の近傍に配置する図示しないベアチップを同一の
ポッティング部材44を用いて実装する構成としたの
で、実装密度を向上させることができ、撮像モジュール
の小型化が図られる。
【0051】また、本実施形態によれば、ベアチップ用
のポッティング部材44を用いて、鏡枠体40をも基板
42上に実装する構成としたので、別途の鏡枠体用のポ
ッティング部材が不要となり、実装コストが低減する。
【0052】なお、上記各実施形態のベアチップ,鏡枠
体,撮像用チップなどのタイプ(形状など)は、電子機
器または撮像モジュールなどのタイプに対応して任意に
変更できる。例えば、撮像用チップ12上に配置される
部材は、オプティカル・ローパス・フィルターなどであ
っても良い。また、チップの接続方法も任意に変更で
き、上述したワイヤボンディング方式の他には例えばフ
リップチップ方式などを適用したものであっても良い。
【0053】さらに、上記各実施形態におけるベアチッ
プ用のポッティング部材は熱硬化型のポッティング部材
の例であるが、本発明に係るベアチップ用のポッティン
グ部材は例えばUV(紫外線)硬化樹脂型のポッティン
グ部材などを含む概念である。そして、熱に弱いタイプ
のベアチップを実装する場合、UV硬化樹脂製のポッテ
ィング部材を使用すれば、UV照射によって上記ポッテ
ィング部材が紫外線硬化するので、ほぼ常温でベアチッ
プを実装することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の撮
像モジュールによれば、鏡枠体の近傍の基板上に配置さ
れるベアチップを、鏡枠体と共に同一のポッティング部
材を用いて基板上に固定したので、実装密度を向上させ
ることができ、撮像モジュールの小型化が図られる。ま
た、請求項1記載の撮像モジュールによれば、ベアチッ
プを鏡枠体と共に同一のポッティング部材を用いて基板
上に固定したので、別途の鏡枠体用の接着剤またはネジ
などの締結部材が不要となり、実装コストが低減する。
【0055】請求項2記載の実装方法によれば、ポッテ
ィング部材を硬化させる前に、鏡枠体を回転させると、
ポッティング部材が鏡枠体の周壁に引き寄せられ絡み付
くので、鏡枠体をポッティング部材に単に押し付けて基
板上に載置させた場合よりも、ポッティング部材が鏡枠
体の周壁に対して大量に付着し、鏡枠体を基板上に接着
する接着力が向上する。
【0056】請求項3記載の電子機器によれば、外装部
材の近傍の基板上に配置されるベアチップを、外装部材
と共に同一のポッティング部材を用いて基板上に固定し
たので、実装密度を向上させることができ、小型化が図
られる。また、請求項3記載の電子機器によれば、ベア
チップを外装部材と共に同一のポッティング部材を用い
て基板上に固定したので、別途の外装部材用の接着剤ま
たはネジなどの締結部材が不要となり、実装コストが低
減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る撮像モジュール
の概略的な構成を示す断面図である。
【図2】 本発明の第2実施形態に係る撮像モジュール
の概略的な構成を示す断面図である。
【図3】 図2の3−3線の拡大した断面図である。
【図4】 本発明の第3実施形態に係る電子機器の概略
的な構成を示す断面図である。
【図5】 図4に示す変形例の要部を示す概略的な断面
図である。
【図6】 本発明の第4実施形態に係る鏡枠体を基板上
のポッティング部材に押し付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図7】 図6に示す鏡枠体を回転させながら位置調整
を行う状態を示す斜視図である。
【図8】 図6および図7に示すポッティング部材が鏡
枠体に接着する接着状態を示す端面図である。
【図9】 従来例に係る撮像モジュールの概略的な構成
を示す断面図である。
【符号の説明】
10,42 基板 12 撮像用チップ(撮像素子) 14,34,40 鏡枠体(外装部材) 18,19 レンズ 20,30, ベアチップ 24,44 ポッティング部材 38 筐体(外装部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板上に固定された撮像素子と、 前記撮像素子を覆うように、前記基板上に接着される鏡
    枠体と、 前記撮像素子上に被写体像を結像するように、前記鏡枠
    体に配置されたレンズと、 前記鏡枠体の近傍の前記基板上に配置されるICのベア
    チップとを有する撮像モジュールであって、 前記ベアチップを前記鏡枠体と共に同一のポッティング
    部材を用いて、前記基板上に固定したことを特徴とする
    撮像モジュール。
  2. 【請求項2】 基板上の接着部位にポッティング部材を
    塗布すると共に、鏡枠体を前記接着部位に配置し、 前記ポッティング部材を硬化させる前に、前記基板上に
    接着させる前記鏡枠体を回転させながら、前記ポッティ
    ング部材を前記鏡枠体にからみつかせると共に、前記鏡
    枠体の位置補正を行った後、前記ポッティング部材を硬
    化させて実装することを特徴とする実装方法。
  3. 【請求項3】 基板上に接着される外装部材と、前記外
    装部材の近傍の前記基板上に配置されるICのベアチッ
    プとを、同一のポッティング部材を用いて前記基板上に
    実装させていることを特徴とする電子機器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009130220A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Sharp Corp 固体撮像装置およびその製造方法
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