JP2003259034A - 発呼サーバー装置 - Google Patents

発呼サーバー装置

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JP2003259034A JP2002052758A JP2002052758A JP2003259034A JP 2003259034 A JP2003259034 A JP 2003259034A JP 2002052758 A JP2002052758 A JP 2002052758A JP 2002052758 A JP2002052758 A JP 2002052758A JP 2003259034 A JP2003259034 A JP 2003259034A
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博義 野村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、宅内の端末は常時インターネットに接
続していないため、サーバー側がイニシアチブを取っ
て、情報をタイムリーに宅内端末に送信することができ
なかった。 【解決手段】 情報センターのサーバー側に、発呼サー
バー4を設ける。発呼サーバー4はアナログ電話回線や
ISDN回線など複数の通信回線に接続しており、発呼
における通信手順も自由に設定できる発呼方式データベ
ース3を備える。また、発呼サーバー4はアプリケーシ
ョンサーバー2からの命令で簡単に制御できるようにす
るために命令解釈部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
介したサーバークライアントシステムにおけるサーバー
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットの急速な普及に伴い、サ
ーバークライアント型のシステムが広まっている。特
に、商用システムでは、WWW(World Wide Web)を中
核とした、ASP(Application Service Provider)シ
ステムが普及している。このシステムの従来例を図7に
示す。
【0003】101は家庭内やオフィス内にある端末で
ある。通常は、パソコンや携帯電話などの端末が多い
が、サービスに特化された専用の端末もある。102は
WebサーバーやCGIなどのプログラムからなるアプ
リケーションサーバー。103はユーザ情報などサービ
スに関わるすべての情報を格納するデータベースであ
る。図に示すように、アプリケーションサーバー102
とデータベース103は情報センター内に設置されてい
る。
【0004】従来では、宅内に設置された端末101
は、公衆電話回線を利用してプロバイダへ接続し、さら
にインターネットを介して情報センター内のアプリケー
ションサーバー102に接続する。アプリケーションサ
ーバー102では、データベース103とデータのやり
取りを行いながら情報処理を行い、ユーザが希望する情
報通信サービスを行う。
【0005】なお、この図ではファイヤウォールやルー
タなどのネットワーク機器を省略して記載している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のシステムでは、以下のような課題があった。
【0007】(1)端末と情報センター内のサーバーが
インターネットを介して通信を行うためには、まず端末
側からプロバイダへ発呼する必要があり、サーバー側か
らデータ送信を開始することができない。
【0008】つまり、サーバー側がイニシアチブを取っ
て、情報をタイムリーに宅内端末に送信することができ
なかった。
【0009】(2)端末のインターネットへの接続に
は、さまざまな種類の通信媒体が利用されている。例え
ば、アナログ電話、ISDN回線、携帯電話などの無線
通信など。接続の手順や通信方法はこれらの回線種別に
異なるため、サーバーから端末への発呼はすべてのケー
スを考慮しなければならず、実現が難しかった。
【0010】(3)一般に情報センター内では、サービ
スの種類や内容に応じて、複数のサーバー(サービス)
が存在することが多いが、サーバーと端末との通信の仕
組みを共有することができなかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、情報センター内に発呼サーバー装置を設け
る。発呼サーバー装置は、端末と接続して情報通信サー
ビスを行うアプリケーションサーバーからの発呼命令を
受信し、内容を解析する命令解釈部と、アナログ電話・
ISDN・携帯電話などの無線通信などの少なくとも一
種類以上の通信回線と接続してデータの送受信を行う通
信部と、命令解釈部で得られた命令解析結果にしたがっ
て、通信回線種別・通信相手先・通信手順を設定し、通
信部を制御して端末へ向けて発呼する発呼制御部を備え
る。
【0012】これにより、サーバー側から端末に向けて
発呼を行い、情報通信を開始することがきる。本発明の
発呼サーバーは複数のアプリケーションサーバーからの
命令を受け付けるため、発呼システムを複数のアプリケ
ーションサーバーで共用することが出来る。また、複数
の通信回線と接続している通信部を持つため、端末側の
通信媒体に応じて発呼方式を自動的に切り替えることが
できるという特徴も持つ。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかる発呼サ
ーバー装置は、端末に対して情報通信サービスを行う少
なくともひとつ以上のアプリケーションサーバーからの
発呼命令を受信し内容を解析する命令解釈部と、アナロ
グ電話回線・ISDN電話回線・データ通信回線など少
なくとも一種類以上の通信回線と接続してデータの送受
信を行う通信部と、命令解釈部で得られた命令解析結果
にしたがって、通信回線種別・通信相手先・通信手順の
少なくとも一つを選択し、通信部を制御して端末へ向け
て発呼する発呼制御部を備える。
【0014】この構成により、アプリケーションサーバ
ーから端末への発呼が可能となる。これにより、端末か
らのみしか発呼できない従来の構成と比較して、さらに
様々なサービスが実現できる。
【0015】本発明の請求項2にかかる発呼サーバー装
置は、端末に対して情報通信サービスを行う少なくとも
ひとつ以上のアプリケーションサーバーからの発呼命令
を受信し、ユーザID・端末ID情報の少なくとも一つ
を抽出する命令解釈部と、アナログ電話回線・ISDN
電話回線・データ通信回線など少なくとも一種類以上の
通信回線と接続してデータの送受信を行う通信部と、ユ
ーザID、端末ID、回線種別、電話番号やIPアドレ
ス等の少なくとも一つの通信相手先情報などユーザに関
連する情報を記憶するユーザ情報データベースと、端末
ID、端末種別など少なくとも一つ端末に関する情報を
記憶する端末情報データベースと、端末種別および回線
種別毎に発呼における通信手順やリンギング設定情報の
少なくとも一つを記憶する発呼方式データベースと、命
令解釈部で得られたユーザIDと端末IDの少なくとも
一つから、ユーザ情報データベース、端末情報データベ
ース、発呼方式データベースの少なくとも一つを検索
し、得られた通信相手先情報・回線種別・通信手順情報
・リンギング設定情報の少なくとも一つにしたがって通
信部を制御して宅内の端末へ向けて発呼する発呼制御部
を備える。
【0016】この構成では、ユーザがどの回線を利用し
ているか、端末にどの通信手順を用いるか、などの情報
が、ユーザ情報データベースや端末情報データベース、
発呼方式データベースに格納されている。したがって、
アプリケーションサーバーは発呼に際しての、回線種別
毎の制約や端末な相違を意識することなく、サービスを
実現することができる。また、ユーザ・端末・通信手順
に関する情報が発呼サーバーに一元管理されているの
で、複数のアプリケーションサーバーが1台の発呼サー
バーを共有する場合などは、発呼や回線に関する情報を
それぞれのアプリケーションで管理する必要がないとい
うメリットもある。
【0017】本発明の請求項3にかかる発呼サーバー装
置は、端末に対して情報通信サービスを行う少なくとも
ひとつ以上のアプリケーションサーバーからの発呼命令
を受信し、端末種別、回線種別、電話番号やIPアドレ
スなどの通信相手先情報など発呼の相手先に関する情報
の少なくとも一つを抽出する命令解釈部と、アナログ電
話回線・ISDN電話回線・データ通信回線など少なく
とも一種類以上の通信回線と接続してデータの送受信を
行う通信部と、端末種別および回線種別毎に発呼におけ
る通信手順やリンギング設定情報の少なくとも一つを記
憶する発呼方式データベースと、命令解釈部で得られた
発呼に関する情報と発呼方式データベースに格納された
情報から、通信部を制御して宅内の端末へ向けて発呼す
る発呼制御部を備える。
【0018】この構成によれば、アプリケーションサー
バーは発呼先に関する情報(端末種別、回線種別、通信
相手先など)を発呼サーバーに直接指示することができ
る。アプリケーション毎にユーザが異なる場合や、セキ
ュリティ上の問題で個人情報をひとつのデータベースに
格納出来ない場合などは、このようにアプリケーション
サーバーが通信相手先を直接指示できる方式にメリット
がある。
【0019】本発明の請求項4にかかる発呼サーバー装
置は、端末に対して情報通信サービスを行う少なくとも
ひとつ以上のアプリケーションサーバーからの発呼命令
を受信し内容を解析する命令解釈部と、アナログ電話回
線・ISDN電話回線・データ通信回線など少なくとも
一種類以上の通信回線と接続してデータの送受信を行う
通信部と、端末を電源オフ状態あるいは待機状態から動
作状態へ遷移させるための起動情報を端末種別ごとに記
憶する端末情報データベースと、命令解釈部で得られた
命令解析結果にしたがって、通信回線種別・通信相手先
・通信手順の少なくとも一つを選択し、通信部を制御し
て端末へ向けて発呼し、端末情報データベースから得ら
れる起動情報を端末へ向けて送信する発呼制御部を備え
る。
【0020】この構成によれば、通常、電源オフや待機
状態になっている端末をアプリケーションサーバー側の
指示で起動させることができる。これにより、端末側か
らしかアプリケーションサーバーへ接続できなかった従
来の構成と比較して、さまざまな情報通信サービスが実
現できる。
【0021】本発明の請求項5にかかる発呼サーバー装
置は、請求項1〜4記載の発呼サーバー装置において、
通信部にアナログ電話回線と接続して通信する機能を持
ち、発呼制御部において、通信相手先の回線種別がアナ
ログ電話回線で、端末種別が所定の値の場合に、発呼し
て端末に着信した後、アプリケーションサーバーから指
定されたPB信号を端末に送信する。
【0022】この構成により、PB信号(DTMF信
号)のみしか受信できない端末についても、アプリケー
ションサーバー2から発呼でき、情報通信を行うことが
出来る。
【0023】本発明の請求項6にかかる発呼サーバー装
置は、請求項1〜4記載の発呼サーバー装置において、
通信部にアナログ電話回線と接続して通信する機能を持
ち、発呼制御部において、通信相手先の回線種別がアナ
ログ電話回線で、端末種別が所定の値の場合に、発呼し
て端末に着信した後、コールバック指示情報を含むPB
信号を端末に送信する。この構成により、簡単な構成で
端末にコールバックをさせることが可能になる。
【0024】本発明の請求項7にかかる発呼サーバー装
置は、請求項1〜4記載の発呼サーバー装置において、
通信部に電話回線と接続して通信する機能を持ち、発呼
制御部において通信相手先の回線種別がアナログ電話回
線もしくはデジタル電話回線で、端末種別が所定の値の
場合に、所定の回数もしくは所定の時間だけリンギング
し、端末に着信した後にPPP接続を開始しデータ通信
を行う。この構成により、サーバーから端末に発呼する
ことができ、着信した後、PPP接続を行うことが出来
る。
【0025】本発明の請求項8にかかる発呼サーバー装
置は、請求項1〜4記載の発呼サーバー装置において、
端末に着信しPPP接続を開始したが、所定時間内で接
続できない場合に、所定の音声信号を端末に送出する。
【0026】これにより、ユーザの操作ミスなどで、宅
内の端末に着信したが、PPP接続が出来ない場合、音
声メッセージで間違いやその対処法を説明することが出
来る。
【0027】本発明の請求項9にかかる発呼サーバー装
置は、請求項1〜4記載の発呼サーバー装置において、
通信部にISDN回線と接続して通信する機能を持ち、
発呼制御部において、通信相手先の回線種別がISDN
回線で、端末種別が所定の値の場合に、通信相手先情報
に含まれる相手先電話番号の値に発番通知番号を付加し
て発呼し、所定の回数もしくは所定の時間だけリンギン
グしたのち回線を切断する。
【0028】この構成により、端末はどこから発呼され
たことを知ることができ、それが情報センターからかか
ってきた物だということを確認できた場合は、所定の通
信相手先にコールバックすることができる。このよう
に、アプリケーションサーバー側から端末にコールバッ
クの指示を出せる。
【0029】本発明の請求項10にかかる発呼サーバー
装置は、請求項1〜4記載の発呼サーバー装置におい
て、通信部にアナログ電話回線と接続して通信可能なC
−NCU機能を持ち、発呼制御部において、通信相手先
の回線種別がアナログ電話回線で、端末種別が所定の値
の場合に、C−NCUを利用して所定の回数もしくは所
定の時間だけリンギングし、回線を切断する。
【0030】この構成により、端末はリンギングの回数
もしくは時間を計測することで、アプリケーションサー
バーからの発呼かどうかを判断することが出来、確認後
は自発的に所定の通信相手先にコールバックすることが
できる。
【0031】本発明の請求項11にかかる発呼サーバー
装置は、請求項1〜4記載の発呼サーバー装置におい
て、通信部にアナログ電話回線と接続してノーリンギン
グ通信可能なC−NCU機能を持ち、発呼制御部におい
て、通信相手先の回線種別がアナログ電話回線で、端末
種別が所定の値の場合に、NCUを利用してノーリンギ
ングによる発呼を行い、端末に着信した後にアプリケー
ションサーバーから指定されたデータ通信を行う。この
構成により、リンギングなしにアプリケーションサーバ
ーから端末へ情報を送信することが出来る。
【0032】本発明の請求項12にかかる発呼サーバー
装置は、請求項1〜11記載の発呼サーバー装置におい
て、発呼制御部および通信部と通信を行い、発呼命令を
発行したアプリケーションサーバー名もしくはそのIP
アドレス、発呼命令を受け付けた時刻、発呼した時刻、
発呼した回線種別、発呼結果、通信結果、通信時間など
をログ情報として記憶するログ記憶部を備える。
【0033】この構成により、発呼の詳細をログ情報と
して記録することができ、ユーザ毎あるいはアプリケー
ションサーバー(サービス)毎に集計することにより課
金に際しての基礎情報にすることができる。また、発呼
プロセスの不具合などが見つけすくなるという効果もあ
る。
【0034】本発明の請求項13にかかるプログラム
は、請求項1〜12のいずれか1項記載の機能の全ても
しくは一部をコンピュータに実現させるためのプログラ
ムである。そして、プログラムであるので汎用コンピュ
ータやサーバーを用いて本発明の機能の一部あるいは全
てを容易に実現することができる。また記録媒体に記録
したり通信回線を用いてプログラムを配信したりするこ
とでプログラムの配布やインストール作業が簡単にでき
る。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0036】(実施例1)図1は本実施例の全体構成を
示した図である。図1において、1は宅内に設置された
端末(サービスに特化した専用端末やパソコン、携帯電
話、インターネットTVなど)。2は情報センター等の
中に設置されたアプリケーションサーバーであり、端末
1とデータの送受信を行い、ユーザに情報通信サービス
を提供する。アプリケーションサーバー2は、一般にW
ebサーバーやメールサーバーなどを中心に構築される
ことが多く、コンテンツ情報であるHTML/XMLフ
ァイルや画像・音声ファイルだけでなく、認証、データ
ベース接続、メール配信、データ処理、HTML/XM
L動的生成などを行うCGI、Java、JavaSc
ript などにより書かれたプログラムも含んでい
る。3はデータベースであり、アプリケーションサーバ
ー2で実行される情報サービスに必要なデータを記憶す
る。一般的には顧客情報データベースやHTML/XM
Lなどコンテンツ、端末情報、処理履歴などであり、こ
の内容は提供するサービスに応じて変化する。4は発呼
サーバーであり、アプリケーションサーバー2から発行
される命令に応じて、宅内の端末1へ向けて発呼する装
置である。
【0037】図1に示すように、端末とサーバーへの接
続方法には2つの経路がある。ひとつは、端末1から発
呼して、アナログ電話回線やISDN回線などの公衆電
話網を経由してプロバイダ(インターネットサービスプ
ロバイダ)へ接続し、その後インターネットを経由して
アプリケーションサーバー2へ接続する経路である(図
中の(A))。もうひとつは、発呼サーバー4から発呼
して、インターネットを利用せず、公衆電話網を介して
端末へ直接接続する経路(図中の(B))である。
【0038】なお、発呼サーバー4へ発呼命令を発行す
るのは、ひとつのアプリケーションサーバー2だけでな
く、図に示すように同一情報センター内の複数のアプリ
ケーションサーバー(a,b,c)であってもよいし、
また、さらに通信回線で結ばれた他の情報センターのア
プリケーションサーバー(図中2’)であっても良い。
発呼サーバー4は、複数のアプリケーションで共有可能
であり、それによりサービスあたりの運用コストが安く
なるというメリットが出てくる。また、図1では端末は
宅内にあるとしたが、宅外に存在するモバイル端末の様
な物でも良い。
【0039】図2は、発呼サーバー4の構成の詳細を示
したものである。10はアプリケーションサーバー2か
らの命令を解釈して、通信相手先情報や端末IDを抽出
する命令解釈部。11は命令解釈部10で得られた情報
から発呼に必要な情報を検索し、通信を制御する発呼制
御部。12は端末の種別や利用する回線種別毎もしく
は、サービス内容毎に発呼手順や発呼方式を記憶する発
呼方式データベース。13は端末に関する情報(端末I
D、メーカ名、品番、製造番号、機能コードなど)と、
端末を電源オフあるいは待機状態から動作状態へ遷移さ
せるための起動信号や起動コードを、端末毎に記憶して
いる端末情報データベース。14はユーザに関する個人
情報およびユーザID,利用している端末種別、端末I
D,使用回線種別などユーザと端末に関する情報を記憶
しているユーザ情報データベース。15は複数の種類種
類の回線と繋がっており発呼制御部14の命令にしたが
って端末と通信回線を介して接続する通信部。16は発
呼制御部14からの命令に応じて通信デバイスを選択
し、指定された通信手順に応じて発呼処理を行うデバイ
ス制御部。17はPB信号(DTMF信号)や音声信号
を出力するPBモデム。18はアナログ電話回線を介し
たPPP接続やTCP/IPによるデータ通信や音声信
号出力を行うモデム。19はISDN回線に接続して発
呼および通信を行うTA/DSU。20はアナログおよ
びデジタルの電話回線に接続して発呼し、シリアル通信
を行うリンギング用C−NCU。21はアナログ電話回
線に接続してノーリンギング発呼を行い端末に着信して
データ通信を行うノーリンギング用C−NCUである。
【0040】なお、図2に示すように16〜21は通信
部15の構成要素である。22は発呼制御部11および
デバイス制御部14の制御内容をログとして記録し、ユ
ーザ毎、サービス毎、アプリケーションサーバー毎など
について、発呼時刻、通信時間、通信結果などを記録す
るログ記憶部である。
【0041】以上のように構成された発呼サーバー装置
について、図3のフローチャートを用いて各部の動作を
説明する。
【0042】アプリケーションサーバー2は、端末とイ
ンターネットなどを介して通信を行い情報サービスを行
うサーバーである。これは、前述したように、Webサ
ーバーを中心に構成されており、CGIやJavaなど
のプログラムと、HTML/XMLや画像・音声などの
コンテンツファイルなどが格納されている。プログラム
やコンテンツの内容は、ユーザに提供するサービスの種
類に応じて異なる。図3は、アプリケーションサーバー
2が提供する情報サービスの一部として、アプリケーシ
ョンサーバー2から、ユーザの端末に向けて発呼命令が
出された場合を示している。
【0043】(ステップA1)アプリケーションサーバ
ー2内のプログラムは、発呼サーバー4に向けて発呼命
令(コマンド)を出力する。ここでは。以下のような命
令が出力された例を説明する。
【0044】命令:Send("1001","M01234
56789","test.dat");"1001"はユーザI
D、"M0123456789"は端末ID、"test.dat"
は転送する情報ファイルの例である。この命令は、「ユ
ーザ(ユーザID"1001")の利用する端末(端末I
D"M0123456789")へ発呼し、"test.dat"と
いうファイルを転送せよ。」という命令である。ユーザ
IDとは、各ユーザ毎に一意に割り振られている番号で
あり、通常はデータベース3およびユーザ情報データベ
ース14にユーザの氏名・住所などの個人情報とともに
記録されている。端末IDは、端末毎に一意に割り振ら
れている番号であり、これもデータベース3および端末
情報データベース13に記録されている。
【0045】"test.dat"は、転送するファイルの一例で
ある。ファイルはサービスに応じて様々な場合があり、
さらにコールバックをさせる場合などは、転送する必要
がない。ファイル送信が必要出ない場合は、Send("1
001","M0123456789");といった形
で、ファイル名を指定する必要はない。
【0046】なお、上述した命令は一例にすぎず、発呼
に必要な様々な他のパラメータをこの命令と同時に発呼
サーバー4へ送ることができる。また、端末IDが一意
に付与されていない場合は、メーカ名や製造番号などの
他のパラメータを指定しても良い。
【0047】(ステップA2)アプリケーションサーバ
ー2から出力された発呼命令を命令解釈部10で解析
し、命令で指定されたユーザID、端末IDや、その他
の発呼に必要な通信パラメータを取り出す。取り出した
情報は発呼制御部11へ出力する。
【0048】(ステップA3)発呼制御部11は、命令
で指定されたユーザIDからユーザ情報データベース1
4を検索し、ユーザの利用している回線に関する情報
(回線種別や相手先情報など)を取得する。
【0049】ユーザ情報データベース14には、各ユー
ザの情報が記憶されている。具体的な例を挙げると、以
下のような項目が記憶されている。
【0050】個人情報:ユーザID、氏名、性別、年
齢、住所、電話番号、電子メールアドレス、職業などの
個人情報など。
【0051】端末情報:ユーザが利用している端末のI
D(ユーザID毎に)回線情報:回線種別、相手先情報
(回線番号)、認証情報、設置形態、ルータの有無(端
末ID毎に)。
【0052】ここでの回線種別とは、アナログ電話回
線、ISDN回線、PHS、ADSLなど、通信媒体の
種類を意味している。相手先情報(回線番号)とは、電
話番号やIPアドレスなど通信において通信先を特定す
るために必要な情報を意味する。また、認証情報とは回
線を接続する際に、認証が必要な場合(ログインID、
パスワードなどが求められる場合)に設定する情報であ
る。ユーザID、端末IDは、全体に渡ってユニークに
なるように設定する。
【0053】この検索により、ユーザ毎に固有な通信情
報(回線種別、電話番号などの通信相手先情報など)が
取得できる。
【0054】(ステップA4)発呼制御部11は、命令
で指定された端末IDから、端末情報データベース13
を検索し、端末種別や起動コードなどの情報を取得す
る。端末情報データベース13には、各端末に固有の情
報が記憶されている。例えば以下のような項目の情報で
ある。
【0055】端末情報:端末ID、メーカ名、端末分
類、端末種別、品番、製造番号、出荷日、端末起動コー
ド。
【0056】ここでの端末分類とは、端末種類の大分類
であり、例えば、携帯電話、PC、健康機器、セキュリ
ティ機器などといった内容の項目である。端末種別と
は、端末種類毎にユニークに付与された番号である。端
末起動コードとは、端末が電源オフあるいは待機状態か
ら動作状態へ移行させるための命令である。端末起動コ
ードが必要でない端末や、常時電源が入って動作状態に
ある端末については、記憶させる必要はない。
【0057】この検索により、端末毎に固有な情報(端
末種別、起動コード)などが取得できる。
【0058】(ステップA5)発呼制御部11は、ステ
ップA3およびA4で得られた端末種別と回線種別か
ら、発呼方式データベース12を検索、ユーザが利用し
ている回線と端末に適した通信手順や通信方法を取得す
る。
【0059】通信手順や方法は、データの送受信動作を
記述するスクリプトで記載する。ただし、通信手順につ
いてはプログラムのような形で記述しても良い。また、
発呼時のリンギングの回数や、リンギング時間のような
内容や、通信先が話中などの場合にエラーと判断するま
でのタイムアウト時間なども、発呼方法として発呼方式
データベース12に端末種別・回線種別毎に記憶されて
いる。
【0060】なお、本実施例では、端末種別と回線種別
から通信手順を検索したが、サービス種類やアプリケー
ションサーバー種別などで、検索できるようにしても良
い。
【0061】(ステップA6)発呼制御部11は、上記
のステップで得られた情報(1)回線種別、(2)電話
番号やIPアドレス等の通信相手先情報、(3)通信手
順、(4)必要であれば端末起動コード、(5)必要で
あればデータファイル名(ここでは、"test.dat")を基
に、通信部15を制御して発呼を行う。なお、アプリケ
ーションサーバー2から発行された命令に他の通信パラ
メータ情報が加えられていれば、その情報も加えて発呼
を行う。
【0062】ここでの発呼の手順は、ステップA5で得
た通信手順に従って行う。通信手順は上述したように端
末種別や回線種別によって異なる。
【0063】典型的な通信手順の例を図4および図5の
フローチャートに示す。図では、端末種別を仮に機種A
〜Eとし、アナログ電話回線、ISDN回線などの通信
媒体を利用した時の通信手順の事例を示している。
【0064】図4(a)は、端末が機種Aという端末種
別で、アナログ電話回線で接続する場合の通信手順を示
している。この端末ではPB信号(DTMF信号)で通
信を行う。
【0065】デバイス制御部16は発呼制御部11の検
索により得られた回線種別や機種種別にしたがって、モ
デムなどの通信デバイスを制御する。図4(a)の場合
は回線種別はアナログ電話回線で、端末種別は機種Aと
いうことになる。この場合、デバイス制御部16は、P
Bモデム17を選択し、発呼制御部11から得られた通
信相手先情報(電話番号)にダイアルする(ステップa
1)。宅内の端末に着信後、PB信号でコールバック用
の電話番号情報を送信して(ステップa2−a3)、回
線を切断する(ステップa4)。この時の通信経路は図
1の(B)である。コールバック用の電話番号情報は、
アプリケーションサーバー2より、引数のひとつとして
渡される。端末は、この通信の後に、通信により指定さ
れた電話番号へコールバックして通信を行う。このコー
ルバックの通信経路は、図1の(A)になる。
【0066】図4(b)は、端末種別が機種Bで、回線
種別がアナログ電話回線の場合に、発呼制御部11で行
われる通信手順を示している。この端末ではPPP(Po
intto Point Protocol)で接続を確立し、TCP/IP
を用いてサーバーと通信を行う。
【0067】この場合、デバイス制御部16はモデム1
8を選択し、発呼制御部11から指定された通信相手先
(電話番号)へ発呼する(ステップb1)。端末へ着信
後、端末側モデムとのネゴシエーションを行い、接続が
確立された後、発呼制御部11から指定された認証情報
(ログインID、パスワード)で認証を行いPPP接続
を確立させる(ステップb2−b6)。その後、TCP
/IPを用いてサーバーと端末の間でデータの送受信
(例えば、"test.dat")を行う(ステップb7)。デー
タ通信終了後は回線を切断する(ステップb8)。
【0068】なお、(a)の例と同様にデータ通信の時
点で電話番号情報を送信し、端末側からコールバックさ
せるようにしても良い。
【0069】また、図4(b)に示すように、端末側に
着信したにも関わらず、モデムとの接続に失敗した場合
は、何らかの形でユーザが宅内の電話機を操作している
可能性が高い。このような場合は、デバイス制御部16
から音声メッセージを出力させて、ユーザに使用法を教
えたり、注意を促したりしても良い(ステップb5)。
この音声メッセージは、アプリケーションサーバー2か
らも指定可能であるし、また発呼制御部11で固定にし
ても良い。
【0070】図5(c)は、端末種別が機種Cで、回線
種別がISDN回線の場合に発呼制御部11で行われる
通信手順を示している。この場合、デバイス制御部16
はTA/DSU19を選択し、発呼制御部11から指定
された通信相手先(電話番号)へ、発番通知情報"18
6"を付加して発呼する(ステップc1)。そして端末
側回線が使用中(話中)でなければ、発呼制御部11か
ら指定された回数(時間)だけリンギングして回線を切
断する(ステップc2−c4)。
【0071】この情報により、端末側はサーバーから着
信を受けたことがわかるので、端末は所定の電話番号へ
コールバックできる。
【0072】図5(d)は、端末種別が機種Dで、回線
種別がアナログ電話回線の場合に発呼制御部11で行わ
れる通信手順を示している。この場合、デバイス制御部
16はリンギング用C−NCU(central network cont
rol unit)20を制御して、発呼制御部11から指定さ
れた通信相手先(電話番号)へ発呼し(ステップd
1)、指定された時間(回数)だけリンギングして回線
を切断する(ステップd2−d4)。端末側は、この所
定時間もしくは所定回数のリンギングを検出したとき
に、コールバックする。
【0073】図5(e)は、端末種別が機種Eで、回線
種別がアナログ電話回線の場合に発呼制御部11で行わ
れる通信手順を示している。この場合は、デバイス制御
部16はノーリンギング用C−NCU21を制御して発
呼し(ステップe1)、データ通信を行う(ステップe
2−e4)。ノーリンギングとは、NTTの電話サービ
スのひとつであり、電話などの端末機器のベルを鳴らす
(リンギング)こと無しに着信させることができる。デ
ータ通信終了後は回線を切断する(ステップe4)。な
お、データ通信時に電話番号情報を通信させて、切断後
に端末側からコールバックさせるようにしても良い。
【0074】ここでは、5つの例を示したが、端末種別
と回線種別の組み合わせ毎に、通信手順を発呼方式デー
タベースに12に記憶させているため、どのようなサー
ビスに対しても対応できる。したがって、PHS、Do
paなどの無線通信回線や、ADSLやCATVなど他
の回線へも容易に適用可能である。
【0075】また、端末によっては通常は電源オフある
いは待機状態になっている装置がある。この場合は、端
末情報データベース13に記憶されている端末を起動さ
せる信号(端末起動コード)を発呼サーバーから送信さ
せる通信手順を用いても良い。これにより、必要に応じ
て、宅内の端末をサーバーから起動させることができ
る。
【0076】(ステップA7)発呼制御部11および通
信部15の動作は、その通信手順毎に詳細に成否や内容
がログ情報としてログ記憶部22に格納される。
【0077】ログには、通信や操作を行った日時や通信
時間だけでなく、ユーザID、端末ID、発呼命令を発
効したアプリケーションサーバー2を特定できる情報
(サーバー名、IPアドレス)なども付加する。これに
より、アプリケーションサーバー2毎や、ユーザ毎に課
金が可能になる。
【0078】以上のような手順にしたがい、発呼サーバ
ー4はアプリケーションサーバー2の指示にしたがって
端末に発呼し、通信が可能となる。
【0079】なお、本実施例では、図2に示すようにア
プリケーションサーバー2で指定する内容は、ユーザI
D、端末IDを基本としたが、具体的に電話番号など通
信相手先を指定する方式でも良い。この場合、端末情報
データベース13とユーザ情報データベース14が必要
なくなり、構成は図6のようになる。
【0080】図6では、アプリケーションサーバー2
が、以下の命令を発呼サーバー4に発行している。
【0081】 これは、「V90 modem1を利用し、アナログ電話回線
で、電話番号03−321−1234に発呼し、PPP
で接続してtest.datという名前のファイルのデータ転送
を行う。基本的な通信手順は1番を用いる」という内容
を意味している。基本的な通信手順とは、端末側が話中
時のタイムアウトや、リンギングの最大時間(回数)な
どの指定がされている基本的な通信手順であり、この内
容は発呼方式データベース12に登録されることにな
る。
【0082】この方式では、Sendという関数の引数とし
て、リンギング時間(回数)、PB信号で送る情報、発
番通知オプション、ノーリンギングオプションなど、さ
まざまな内容が用意されており、すべての通信に対応可
能である。なお、この構成ではユーザ情報や端末に関す
る情報を、アプリケーションサーバー2や、それに接続
しているデータベース3が管理することになる。
【0083】なお、本実施例をプログラムによって汎用
コンピュータやサーバーを用いて実現してもよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、発呼サーバー装置
をセンター側のサーバー構成のひとつとして設けること
により、以下のような効果を発揮できる。
【0085】(1)端末が事前にインターネットに接続
して無くとも、アプリケーションサーバーの指示で、発
呼サーバーから宅内の端末に向けて発呼でき、端末を起
動したり、通信を接続させたりすることができる。つま
り、サーバー側がイニシアチブを取って、情報をタイム
リーに宅内端末に送信することができる。
【0086】(2)デバイス制御部は複数の回線種別に
対応する機器に接続しているため、宅内の端末がどのよ
うな通信媒体に接続していても、サーバーからの発呼が
着信できる。また、発呼における通信手順は、回線種別
および端末種別毎に発呼方式データベースに記憶されて
いるため、通信媒体の特性にあった特別な通信手順が必
要なものでも、手順を登録することにより柔軟に対応で
きる。
【0087】(3)発呼サーバーは、命令解釈部を備え
ており、通常のCGI,Javaなどから制御でき、さ
らに、発呼制御部は複数の回線と接続できる。したがっ
て、複数のアプリケーションサーバーからのアクセス
や、他の情報センターからのアクセスをも受け付けるこ
とができ、発呼のサーバーを複数のサーバーで共有でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における発呼サーバー装置を含む全体
構成図
【図2】実施例1における発呼サーバー装置の構成図
【図3】実施例1における発呼サーバーの動作を示すフ
ローチャート
【図4】実施例1におけるデバイス制御部の動作を示す
フローチャート
【図5】実施例1におけるデバイス制御部の動作を示す
フローチャート
【図6】実施例2における発呼サーバー装置の構成図
【図7】従来のクライアントサーバーシステムの構成図
【符号の説明】
1 端末 2 アプリケーションサーバー 3 データベース 4 発呼サーバー 10 命令解釈部 11 発呼制御部 12 発呼方式データベース 13 端末情報データベース 14 ユーザ情報データベース 15 通信部 16 デバイス制御部 17 PBモデム 18 モデム 19 TA/DSU 20 リンギング用C−NCU 21 ノーリンギング用C−NCU 22 ログ記憶部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末に対して情報通信サービスを行う少
    なくともひとつ以上のアプリケーションサーバーからの
    発呼命令を受信し内容を解析する命令解釈部と、少なく
    とも一種類以上の通信回線と接続してデータの送受信を
    行う通信部と、前記命令解釈部で得られた命令解析結果
    にしたがって、通信回線種別・通信相手先・通信手順を
    選択し、前記通信部を制御して端末へ向けて発呼する発
    呼制御部を備えたことを特徴とする発呼サーバー装置。
  2. 【請求項2】 端末に対して情報通信サービスを行う少
    なくともひとつ以上のアプリケーションサーバーからの
    発呼命令を受信し、ユーザID・端末ID情報を抽出す
    る命令解釈部と、少なくとも一種類以上の通信回線と接
    続してデータの送受信を行う通信部と、ユーザID、ユ
    ーザの所有する端末の端末ID、回線種別、電話番号や
    IPアドレス等の通信相手先情報などユーザに関連する
    情報を記憶するユーザ情報データベースと、端末ID、
    端末種別など端末に関する情報を記憶する端末情報デー
    タベースと、端末種別および回線種別毎に発呼における
    通信手順やリンギング設定情報を記憶する発呼方式デー
    タベースと、前記命令解釈部で得られたユーザIDと端
    末IDから、前記ユーザ情報データベース、前記端末情
    報データベース、前記発呼方式データベースを検索し、
    得られた通信相手先情報・回線種別・通信手順情報・リ
    ンギング設定情報にしたがって前記通信部を制御し、端
    末へ向けて発呼する発呼制御部を備えたことを特徴とす
    る発呼サーバー装置。
  3. 【請求項3】 端末に対して情報通信サービスを行う少
    なくともひとつ以上のアプリケーションサーバーからの
    発呼命令を受信し、端末種別、回線種別、電話番号やI
    Pアドレスなどの通信相手先情報など発呼の相手先に関
    する情報を抽出する命令解釈部と、少なくとも一種類以
    上の通信回線と接続してデータの送受信を行う通信部
    と、端末種別および回線種別毎に発呼における通信手順
    やリンギング設定情報を記憶する発呼方式データベース
    と、前記命令解釈部で得られた発呼に関する情報と前記
    発呼方式データベースに格納された情報から、前記通信
    部を制御して宅内の端末へ向けて発呼する発呼制御部を
    備えたことを特徴とする発呼サーバー装置。
  4. 【請求項4】 端末に対して情報通信サービスを行う少
    なくともひとつ以上のアプリケーションサーバーからの
    発呼命令を受信し内容を解析する命令解釈部と、少なく
    とも一種類以上の通信回線と接続してデータの送受信を
    行う通信部と、端末を電源オフ状態あるいは待機状態か
    ら動作状態へ遷移させるための起動情報を端末種別ごと
    に記憶する端末情報データベースと、前記命令解釈部で
    得られた命令解析結果にしたがって、通信回線種別・通
    信相手先・通信手順を選択し、前記通信部を制御して端
    末へ向けて発呼し、前記端末情報データベースから得ら
    れる起動情報を端末へ向けて送信する発呼制御部を備え
    たことを特徴とする発呼サーバー装置。
  5. 【請求項5】 通信部にアナログ電話回線と接続して通
    信する機能を持ち、発呼制御部において、通信相手先の
    回線種別がアナログ電話回線で、端末種別が所定の値の
    場合に、発呼して端末に着信した後、アプリケーション
    サーバーから指定されたPB信号を端末に送信すること
    を特徴とする請求項1〜4記載の発呼サーバー装置。
  6. 【請求項6】 通信部にアナログ電話回線と接続して通
    信する機能を持ち、発呼制御部において、通信相手先の
    回線種別がアナログ電話回線で、端末種別が所定の値の
    場合に、発呼して端末に着信した後、コールバック指示
    情報を含むPB信号を端末に送信することを特徴とする
    請求項1〜4記載の発呼サーバー装置。
  7. 【請求項7】 通信部に電話回線と接続して通信する機
    能を持ち、発呼制御部において、通信相手先の回線種別
    がアナログ電話回線もしくはデジタル電話回線で、端末
    種別が所定の値の場合に、所定の回数もしくは所定の時
    間だけリンギングし、端末に着信した後にPPP接続を
    開始しデータ通信を行うことを特徴とする請求項1〜4
    記載の発呼サーバー装置。
  8. 【請求項8】 発呼制御部において、端末に着信しPP
    P接続を開始したが、所定時間内で接続できない場合
    に、アプリケーションサーバーで指定された音声信号も
    しくは所定の音声信号を端末に送出することを特徴とす
    る請求項7記載の発呼サーバー装置。
  9. 【請求項9】 通信部にISDN回線と接続して通信す
    る機能を持ち、発呼制御部において、通信相手先の回線
    種別がISDN回線で、端末種別が所定の値の場合に、
    通信相手先情報に含まれる相手先電話番号の値に発番通
    知番号を付加して発呼し、所定の回数もしくは所定の時
    間だけリンギングしたのち回線を切断することを特徴と
    する請求項1〜4記載の発呼サーバー装置。
  10. 【請求項10】 通信部にアナログ電話回線と接続して
    リンギング通信可能なC−NCU機能を持ち、発呼制御
    部において、通信相手先の回線種別がアナログ電話回線
    で、端末種別が所定の値の場合に、前記C−NCU機能
    を利用して所定の回数もしくは所定の時間だけリンギン
    グし、回線を切断することを特徴とする請求項1〜4記
    載の発呼サーバーシステム。
  11. 【請求項11】 通信部にアナログ電話回線と接続して
    ノーリンギング通信可能なC−NCU機能を持ち、発呼
    制御部において、通信相手先の回線種別がアナログ電話
    回線で、端末種別が所定の値の場合に、前記C−NCU
    を利用してノーリンギングによる発呼を行い、端末に着
    信した後にアプリケーションサーバーから指定されたデ
    ータ通信を行うことを特徴とする請求項1〜4記載の発
    呼サーバーシステム。
  12. 【請求項12】 発呼制御部および通信部と通信を行
    い、発呼命令を発行したアプリケーションサーバー名も
    しくはそのIPアドレス、発呼命令を受け付けた時刻、
    発呼した時刻、発呼した回線種別、発呼結果、通信結
    果、通信時間などをログ情報として記憶するログ記憶部
    を備えたことを特徴とする請求項1〜11記載の発呼サ
    ーバーシステム。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項記載の
    機能の全てもしくは一部をコンピュータに実現させるた
    めのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007142616A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Nakayo Telecommun Inc 呼返し機能を有する通信装置
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