JP2003259008A - ネットワークシステム及びネットワークシステムにおけるネットワークサービスの提供方法並びにインターフェース装置 - Google Patents

ネットワークシステム及びネットワークシステムにおけるネットワークサービスの提供方法並びにインターフェース装置

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JP2003259008A
JP2003259008A JP2002049710A JP2002049710A JP2003259008A JP 2003259008 A JP2003259008 A JP 2003259008A JP 2002049710 A JP2002049710 A JP 2002049710A JP 2002049710 A JP2002049710 A JP 2002049710A JP 2003259008 A JP2003259008 A JP 2003259008A
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博 斉藤
Ryoichi Yamazaki
良一 山崎
Kazuhiro Masuzawa
一浩 増澤
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Hochiki Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各住戸における消費媒体の使用量情報を収集
して管理することができるとともに、その使用状況を各
住戸の住人等が任意に把握、確認することができるネッ
トワークシステムを提供する。 【解決手段】 ネットワークシステム1Aは、電気、ガ
ス、水道等の消費媒体の使用状況を検出して出力するセ
ンサ装置17s、18s、19s、該検出信号に基づく
消費媒体使用情報をプロトコル変換するインターフェー
ス装置16等が設置された住戸100と、該住戸100
と伝送ケーブル網300を介して接続され、プロトコル
変換された消費媒体使用情報を収集、蓄積、提供するC
ATVセンター局200と、CATVセンター局200
とインターネット500を介して接続された供給事業者
設備400と、を備え、パーソナルコンピュータ15等
により、蓄積された消費媒体使用情報の閲覧が可能なよ
うに構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークシス
テム及びインターフェース装置並びにネットワークシス
テムにおけるネットワークサービスの提供方法に関し、
特に、ケーブルテレビネットワークシステム(以下、
「CATVネットワークシステム」と略記する)を利用
して、各住戸とCATVセンター局間で各種情報の双方
向の伝送を行うことができるネットワークシステム、及
び、該ネットワークシステムに適用されるインターフェ
ース装置、並びに、該ネットワークシステムにおけるネ
ットワークサービスの提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、戸建て住宅が多数軒を並べる大規
模ニュータウンや集合住宅群を含む複合型ニュータウ
ン、あるいは、地方都市等におけるコミュニケーション
手段として、所定のエリア内の複数の住戸とCATVセ
ンター局とがCATV伝送ケーブル網(以下、単に「伝
送ケーブル網」と記す)を介して接続された双方向CA
TVネットワークシステムが知られている。
【0003】近年においては、このような双方向CAT
Vネットワークシステムを利用して、CATVネットワ
ークシステム本来のテレビ放送等の配信サービスに加
え、各住戸に設置されたセキュリティーセンサからの火
災やガス漏れ、不審者の侵入等の異常事態の発生に関す
る各種情報を収集してCATVセンター局側で集中管理
する集中監視型のセキュリティサービスや、各住戸に設
置されたパーソナルコンピュータ等の情報通信端末をC
ATVセンター局を経由して、インターネットや公衆電
話回線網等の電気通信回線網に接続して各種情報の送受
信を行う通信接続サービスも提供されるようになってき
ている。
【0004】上述したようなセキュリティサービスを提
供するCATVネットワークシステムにおいては、近年
の犯罪の多発化や高齢化社会の進展、地域住民相互の関
係希薄化等、社会情勢の変化に対応して、各住戸内で発
生する異常事態等をいち早く検知して、警報等を報知す
ることができるので、高機能の防災、防犯システムを実
現することができる。一方、通信接続サービスを提供す
るCATVネットワークシステムにおいては、近年のブ
ロードバンドインターネットの普及に対応して、高速、
大容量の情報の伝送を比較的安価な定額料金で実現する
ことができ、サービスエリア内におけるデジタルデバイ
ド(情報格差)の解消や抑制を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなCATVネットワークシステムにおいては、各
住戸内で発生する異常事態の検知、報知等の非日常的な
付加機能を実現したり、インターネット等の電気通信回
線網を介して提供される公開可能な情報の送受信を行う
ものにすぎず、テレビ放送等の配信サービス以外に、各
住戸(家庭)固有の日常生活に、より密着したサービス
は提供されていなかった。
【0006】例えば、各住戸には、電気、ガス、水道等
の日常生活に密接に関連する消費媒体が、各消費媒体の
供給事業者から供給されているが、その使用状況等につ
いては、各事業者ごとに、検針員等が定期的に巡回し
て、各住戸における使用量を個別に検針して集計するこ
とにより初めて把握される。また、各消費媒体の供給事
業者は、この使用状況(使用量)に基づいて、各住戸に
その徴収金額を通知するとともに、予め取り決めた金融
機関から当該徴収金額を引き落としたり、各住戸の住人
(居住者)が自発的に払い込むことにより、上記料金を
徴収する料金徴収方法が一般に確立されている。
【0007】このような消費媒体の使用量の検針方法及
び料金徴収方法においては、電気、ガス、水道等の各消
費媒体の供給事業者は、使用量の検針のために、検針員
を個別に派遣して使用量を検針し、かつ、その情報をデ
ータ化して管理する必要があり、検針作業やデータ管理
のための手間が煩雑となって、業務効率の低下やコスト
の増加を招くという問題を有している。なお、従来にお
いては、このような検針作業やデータ管理の効率化を図
る方策として、各住戸の電気、ガス、水道等の検針メー
ターに通信機能を付設して、使用量情報を公衆電話回線
網を介して、もしくは、上記使用量情報を各住戸に設置
されたパーソナルコンピュータにより集約してインター
ネットを介して、各供給事業者に通知するシステムが知
られている。
【0008】しかしながら、このような検針システムに
おいては、各住戸と事業者との間で公衆電話回線網を介
して個別に発呼応答を行う制御(例えば、ポーリング制
御)が必要であったり、常時又は定期的にパーソナルコ
ンピュータを起動させる必要があるため、特に、多数の
住戸に対して使用量情報を収集する場合にあっては、通
信所要時間の増加に伴って通信コストが増大したり、各
住戸(家庭)においてパーソナルコンピュータを所有又
は設置する必要があるという問題を有していた。
【0009】また、このようにして各消費媒体の供給事
業者により収集された使用量情報は、各住戸に対して定
期的(例えば、1か月ごと)に使用量と徴収金額が通知
されるにすぎず、各住戸における各消費媒体の具体的な
使用状況(例えば、使用量の通年変化や一日における時
間変化等)について、住人側から、任意の時間や任意の
情報形式等で確認することができないという問題も有し
ていた。そのため、日常生活に密接に関連する消費媒体
であるにもかかわらず、その使用状況を容易に把握、確
認することができず、生活習慣の確認や消費媒体の浪費
防止、漏電や漏水の早期発見等の各住戸(家庭)におけ
る日常生活により密着した情報として活用することがで
きないという問題も有している。
【0010】さらに、上述したような従来のセキュリテ
ィサービスにおいては、火災やガス漏れ、不審者の進入
等の非日常的に発生する特定の異常状態の検知に有効で
あるが、近年の社会情勢の変化に伴って増加している高
齢者等の一人暮らしの住戸において、離れて暮らす家族
等が当該住人(高齢者等)の安否を日常的に確認する手
段や、例えば、上記セキュリティサービスに不慣れで、
病気やけが等の異常状態の発生により、日常生活に支障
をきたすような状況に至った場合に、自動的に医療機関
や上記家族等に通知する手段が求められている。
【0011】そこで、本発明は、上述した問題点に鑑
み、CATVネットワークシステムの伝送ケーブル網を
利用して、各住戸における消費媒体の使用量情報を収集
して管理することができるとともに、その使用状況を各
住戸の住人等が任意に把握、確認することができるネッ
トワークシステム及びインターフェース装置並びにネッ
トワークシステムにおけるネットワークサービスの提供
方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を実現するため
に、本発明に係るネットワークシステムは、センター局
と複数の住戸との間で、ケーブルテレビシステムの共聴
伝送路を介して各種情報の双方向の伝送を行うネットワ
ークシステムにおいて、前記住戸は、少なくとも、該住
戸における生活に関連する消費媒体の使用状況を検出す
るセンサ装置と、前記消費媒体の使用状況に基づく消費
媒体使用情報を、所定の電気通信回線網における通信方
式に適合するようにプロトコル変換して出力するインタ
ーフェース装置と、前記プロトコル変換された前記消費
媒体使用情報を、前記共聴伝送路を介して、前記センタ
ー局に送信する住戸側モデム装置と、を備え、前記セン
ター局は、少なくとも、前記各住戸から送信される前記
プロトコル変換された前記消費媒体使用情報を受信する
センター側モデム装置と、前記共聴伝送路を介して受信
した前記消費媒体使用情報を蓄積する第1のデータ蓄積
装置と、前記第1のデータ蓄積装置に蓄積された前記消
費媒体使用情報を、特定の提供先にのみ提供する第1の
通信制御装置と、前記センター側モデム装置、前記第1
のデータ蓄積装置及び第1の通信制御装置の動作状態を
制御するとともに、前記第1のデータ蓄積装置に蓄積さ
れた前記消費媒体使用情報に基づいて、所定のサービス
を提供するセンター制御装置と、を備えていることを特
徴としている。
【0013】また、本発明に係るネットワークシステム
は、上記ネットワークシステムにおいて、前記電気通信
回線網は、インターネットであって、前記通信方式は、
TCP/IPからなる通信プロトコルであることを特徴
としている。また、本発明に係るネットワークシステム
は、上記ネットワークシステムにおいて、前記第1の通
信制御装置は、少なくとも、前記第1のデータ蓄積制御
装置に蓄積された前記消費媒体使用情報を、前記共聴伝
送路を介して前記住戸に提供することを特徴としてい
る。
【0014】また、本発明に係るネットワークシステム
は、上記ネットワークシステムにおいて、前記第1の通
信制御装置は、少なくとも、前記第1のデータ蓄積制御
装置に蓄積された前記消費媒体使用情報を、前記電気通
信回線網を介して、少なくとも前記消費媒体の供給事業
者設備に提供することを特徴としている。また、本発明
に係るネットワークシステムは、上記ネットワークシス
テムにおいて、前記消費媒体の供給事業者設備は、少な
くとも、前記センター局から、前記電気通信回線網を介
して提供される前記消費媒体使用情報を蓄積する第2の
データ蓄積装置と、少なくとも、前記第2のデータ蓄積
装置に蓄積された前記消費媒体使用情報を、前記電気通
信回線網を介して前記住戸に提供する第2の通信制御装
置と、を備えていることを特徴としている。
【0015】また、本発明に係るネットワークシステム
は、上記ネットワークシステムにおいて、前記第1又は
第2のデータ蓄積装置に蓄積された前記消費媒体使用情
報は、任意の表示形式に編集されて、前記特定の提供先
に提供されることを特徴としている。また、本発明に係
るネットワークシステムは、上記ネットワークシステム
において、前記消費媒体使用情報は、時間要素と関連付
けた表示形式に編集されることを特徴としている。
【0016】また、本発明に係るネットワークシステム
は、上記ネットワークシステムにおいて、前記消費媒体
使用情報は、前記共聴伝送路及び前記電気通信回線網の
うち、少なくともいずれか一方に接続された任意の情報
閲覧装置により表示可能なデータ形式を有していること
を特徴としている。また、本発明に係るネットワークシ
ステムは、上記ネットワークシステムにおいて、前記情
報閲覧装置は、前記住戸内に設置され、前記共聴伝送路
を介して前記センター局に対してアクセス可能な情報端
末であることを特徴としている。また、本発明に係るネ
ットワークシステムは、上記ネットワークシステムにお
いて、前記情報閲覧装置は、前記電気通信回線網を介し
て、前記センター局又は前記消費媒体の供給事業者設備
に対してアクセス可能な情報端末であることを特徴とし
ている。
【0017】また、本発明に係るネットワークシステム
は、上記ネットワークシステムにおいて、前記消費媒体
は、前記住戸で使用する電気であって、前記センサ装置
は、電気メータにより計測された前記電気の使用量を検
出することを特徴としている。また、本発明に係るネッ
トワークシステムは、上記ネットワークシステムにおい
て、前記消費媒体は、前記住戸で使用するガスであっ
て、前記センサ装置は、ガスメータにより計測された前
記ガスの使用量を検出することを特徴としている。ま
た、本発明に係るネットワークシステムは、上記ネット
ワークシステムにおいて、前記消費媒体は、前記住戸で
使用する水道であって、前記センサ装置は、水道メータ
により計測された前記水道の使用量を検出することを特
徴としている。
【0018】また、本発明に係るネットワークシステム
は、上記ネットワークシステムにおいて、前記センター
制御装置は、前記第1のデータ蓄積装置に蓄積された前
記消費媒体使用情報の時間変化に基づいて、前記各住戸
における前記消費媒体の使用に係る異常状態の発生を判
断することを特徴としている。また、本発明に係るネッ
トワークシステムは、上記ネットワークシステムにおい
て、前記センター制御装置は、前記各住戸における前記
消費媒体の使用に係る異常状態の発生を判断した場合
に、前記電気通信回線網を介して、該異常状態の発生を
所定の連絡先に通知することを特徴としている。
【0019】また、本発明に係るネットワークシステム
は、上記ネットワークシステムにおいて、前記センター
制御装置は、前記第1のデータ蓄積装置に蓄積された前
記消費媒体使用情報に基づいて、所定の期間ごとの各住
戸における前記消費媒体の使用状況に応じた料金に関す
る情報を、前記電気通信回線網を介して、前記消費媒体
の供給事業者及び前記各住戸の居住者の少なくともいず
れか一方に提供することを特徴としている。また、本発
明に係るネットワークシステムは、上記ネットワークシ
ステムにおいて、前記消費媒体の供給事業者は、前記第
2のデータ蓄積装置に蓄積された前記消費媒体使用情報
に基づいて、所定の期間ごとの各住戸における前記消費
媒体の使用状況に応じた料金に関する情報を、前記電気
通信回線網を介して、前記各住戸の居住者に提供するこ
とを特徴としている。
【0020】また、本発明に係るネットワークシステム
は、上記ネットワークシステムにおいて、前記センター
制御装置は、前記各住戸における前記消費媒体の使用状
況に応じた料金の徴収を、所定の金融機関に対する電子
商取引による決済により行うことを特徴としている。ま
た、本発明に係るネットワークシステムは、上記ネット
ワークシステムにおいて、前記センター制御装置は、前
記各住戸における前記ケーブルテレビシステムの利用料
の徴収とともに、前記消費媒体の使用状況に応じた料金
の徴収を、所定の金融機関に対する電子商取引による決
済により行うことを特徴としている。
【0021】また、本発明に係るネットワークシステム
は、上記ネットワークシステムにおいて、前記インター
フェース装置は、少なくとも、前記センサ装置から出力
される前記消費媒体の使用状況に関する検出信号を受信
する受信部と、前記受信部により受信された前記検出信
号から前記消費媒体の種別を判別するとともに、前記検
出信号に前記各住戸の識別情報を関連付けて、前記各住
戸に固有の前記消費媒体使用情報を生成する情報処理部
と、前記情報処理部により生成された前記消費媒体使用
情報を、前記所定の通信方式に適合するようにプロトコ
ル変換して、前記共聴伝送路を介して出力するネットワ
ーク処理部と、を備えていることを特徴としている。
【0022】また、本発明に係るネットワークシステム
は、上記ネットワークシステムにおいて、前記インター
フェース装置は、表示部をさらに備え、少なくとも、前
記共聴伝送路を介して提供され、前記任意の表示形式に
編集された前記消費媒体使用情報を、前記表示部に表示
することを特徴としている。また、本発明に係るネット
ワークシステムは、上記ネットワークシステムにおい
て、前記住戸は、該住戸における特定の異常状態の発生
を検出するセキュリティセンサをさらに備え、前記イン
ターフェース装置は、前記セキュリティセンサからのセ
キュリティ検出信号に基づいて生成される前記特定の異
常状態に関するセキュリティ情報を、前記所定の通信方
式に適合するようにプロトコル変換して、前記共聴伝送
路を介して前記センター局に送信し、前記センター制御
装置は、前記共聴伝送路を介して受信した前記セキュリ
ティ情報に基づいて、前記住戸における前記特定の異常
状態の発生を、前記電気通信回線網を介して、所定の連
絡先に通報することを特徴としている。
【0023】また、本発明に係るネットワークシステム
は、上記ネットワークシステムにおいて、前記特定の異
常状態は、前記各住戸において発生する火災であって、
前記セキュリティセンサは、前記火災の発生を検知する
火災感知器であることを特徴としている。また、本発明
に係るネットワークシステムは、上記ネットワークシス
テムにおいて、前記特定の異常状態は、前記各住戸にお
いて発生するガス漏れであって、前記セキュリティセン
サは、前記ガス漏れの発生を検知するガス漏れ検知器で
あることを特徴としている。また、本発明に係るネット
ワークシステムは、上記ネットワークシステムにおい
て、前記特定の異常状態は、前記各住戸への不審者の侵
入であって、前記セキュリティセンサは、前記侵入の発
生を検知する防犯センサであることを特徴としている。
【0024】そして、本発明に係るインターフェース装
置は、センター局と複数の住戸との間で、ケーブルテレ
ビシステムの共聴伝送路を介して各種情報の双方向の伝
送を行うネットワークシステムに適用されるインターフ
ェース装置において、前記各住戸における生活に関連す
る消費媒体の使用状況を検出するセンサ装置から出力さ
れる検出信号を受信する受信部と、前記受信部により受
信された前記検出信号から前記消費媒体の種別を判別す
るとともに、前記検出信号に前記各住戸の識別情報を関
連付けて、前記各住戸に固有の消費媒体使用情報を生成
する情報処理部と、前記情報処理部により生成された前
記消費媒体使用情報を、所定の通信方式に適合するよう
にプロトコル変換して、前記共聴伝送路を介して出力す
るネットワーク処理部と、を備えていることを特徴とし
ている。
【0025】また、本発明に係るインターフェース装置
は、上記インターフェース装置において、前記受信部に
より、前記各住戸における特定の異常状態の発生を検出
するセキュリティセンサからのセキュリティ検出信号を
受信し、前記情報処理部により、前記受信された前記セ
キュリティ検出信号から前記異常状態の種別を判別し
て、前記セキュリティ検出信号に前記各住戸の識別情報
を関連付けてセキュリティ情報を生成し、前記ネットワ
ーク処理部により、前記セキュリティ情報を、前記所定
の通信方式に適合するようにプロトコル変換して、前記
共聴伝送路を介して前記センター局に送信することを特
徴としている。
【0026】また、本発明に係るインターフェース装置
は、上記インターフェース装置において、前記通信方式
は、TCP/IPからなる通信プロトコルであることを
特徴とする。また、本発明に係るインターフェース装置
は、上記インターフェース装置において、表示部をさら
に備え、少なくとも、前記共聴伝送路を介して提供さ
れ、前記任意の表示形式に編集された前記消費媒体使用
情報を、前記表示部に表示することを特徴としている。
【0027】さらに、本発明に係るネットワークシステ
ムにおけるネットワークサービスの提供方法は、センタ
ー局と複数の住戸との間で、ケーブルテレビシステムの
共聴伝送路を介して各種情報の双方向の伝送を行うネッ
トワークシステムにおけるネットワークサービスの提供
方法であって、前記各住戸における生活に関連する消費
媒体の使用状況を検出するステップと、前記消費媒体の
使用状況に基づく消費媒体使用情報を、所定の電気通信
回線網における通信方式に適合するようにプロトコル変
換するステップと、前記プロトコル変換された前記消費
媒体使用情報を、前記共聴伝送路を介して、前記センタ
ー局に送信して蓄積するステップと、前記センター局へ
の前記蓄積された消費媒体使用情報の閲覧要求に対し
て、前記消費媒体使用情報を前記プロトコル変換された
状態で、前記電気通信回線網を介して提供するステップ
と、を含むことを特徴としている。
【0028】また、本発明に係るネットワークシステム
におけるネットワークサービスの提供方法は、上記ネッ
トワークサービスの提供方法において、前記蓄積された
消費媒体使用情報の閲覧要求に対して、前記消費媒体使
用情報を任意の表示形式に編集し、前記電気通信回線網
を介して提供するステップと、前記提供された前記消費
媒体使用情報を、前記所定の表示形式で情報閲覧装置に
表示するステップと、を含むことを特徴としている。ま
た、本発明に係るネットワークシステムにおけるネット
ワークサービスの提供方法は、上記ネットワークサービ
スの提供方法において、前記蓄積された消費媒体使用情
報は、時間要素とを関連付けた表示形式に編集されて提
供されることを特徴としている。
【0029】また、本発明に係るネットワークシステム
におけるネットワークサービスの提供方法は、上記ネッ
トワークサービスの提供方法において、前記消費媒体
は、前記住戸で使用する電気であって、前記消費媒体使
用情報は、少なくとも前記電気の使用量に関する情報を
含んでいることを特徴としている。また、本発明に係る
ネットワークシステムにおけるネットワークサービスの
提供方法は、上記ネットワークサービスの提供方法にお
いて、前記消費媒体は、前記住戸で使用するガスであっ
て、前記消費媒体使用情報は、少なくとも前記ガスの使
用量に関する情報を含んでいることを特徴としている。
【0030】また、本発明に係るネットワークシステム
におけるネットワークサービスの提供方法は、上記ネッ
トワークサービスの提供方法において、前記消費媒体
は、前記住戸で使用する水道であって、前記消費媒体使
用情報は、少なくとも前記水道の使用量に関する情報を
含んでいることを特徴としている。また、本発明に係る
ネットワークシステムにおけるネットワークサービスの
提供方法は、上記ネットワークサービスの提供方法にお
いて、前記蓄積された消費媒体使用情報の時間変化に基
づいて、前記各住戸における前記消費媒体の使用に係る
異常状態の発生を判断するステップと、前記異常状態の
発生を判断した場合に、前記電気通信回線網を介して、
該異常状態の発生を所定の連絡先に通知するステップ
と、を含むことを特徴としている。
【0031】また、本発明に係るネットワークシステム
におけるネットワークサービスの提供方法は、上記ネッ
トワークサービスの提供方法において、前記蓄積された
消費媒体使用情報に基づいて、所定の期間ごとの前記各
住戸における前記消費媒体の使用状況に応じた料金に関
する情報を、前記電気通信回線網を介して、前記消費媒
体の供給事業者及び前記各住戸の居住者の少なくともい
ずれか一方に提供するステップを含むことを特徴してい
る。また、本発明に係るネットワークシステムにおける
ネットワークサービスの提供方法は、上記ネットワーク
サービスの提供方法において、少なくとも、前記各住戸
における前記消費媒体の使用状況に応じた料金の徴収
を、所定の金融機関に対する電子商取引による決済によ
り行うステップを含むことを特徴としている。
【0032】すなわち、本発明に係るネットワークシス
テムは、少なくとも、各住戸に設置されたセンサ装置に
より、各住戸における電気、ガス、水道等の生活に密接
に関連する消費媒体の使用状況を検出し、これに基づく
消費媒体使用情報をインターフェース装置により所定の
通信プロトコルに基づいて変換して、CATV伝送ケー
ブル網(共聴伝送路)を介してCATVセンター局に設
置されたデータ蓄積装置に伝送、蓄積される構成を有し
ている。
【0033】これにより、データ蓄積装置に蓄積された
消費媒体使用情報を、上記通信プロトコルに適合した通
信方式を採用した回線網を介して、各住戸の住人(居住
者)に対して、時間要素と関連付けて図表やグラフ等の
表示形式に編集して提供することができるので、各住戸
側で消費媒体の使用状況を簡易に閲覧、把握することが
できるとともに、上記消費媒体使用情報を各消費媒体の
供給事業者に対して定期的に通知することができるの
で、供給事業者の検針作業や検針データの管理業務を大
幅に削減して、業務効率の向上を図ることができる。
【0034】ここで、インターフェース装置により、各
住戸において検出される消費媒体使用情報を、インター
ネットにおける通信方式の国際的な標準規格であるTC
P/IPに適合するようにプロトコル変換することによ
り、当該消費媒体使用情報をCATV伝送ケーブル網や
インターネットを介して伝送することができ、近年、普
及が著しいパーソナルコンピュータや携帯電話等の情報
閲覧装置(情報端末)において消費媒体使用情報を良好
に表示させることができる。換言すれば、CATVセン
ター局又は消費媒体の供給事業者設備に設置されたデー
タ蓄積制御装置に蓄積された消費媒体使用情報を、イン
ターネットに接続可能なあらゆる情報端末により閲覧す
ることができる。
【0035】なお、上述した消費媒体使用情報は、各住
戸(家庭)の日常生活における固有の情報であるので、
第三者への情報流出や悪用を防止するために、周知の暗
号化技術や個人認証技術等を適宜利用して情報漏洩を高
度に防止する方策を講じておく必要があることはいうま
でもない。また、本発明において、生活に関連する消費
媒体とは、一般の日常生活において必然的に消費すると
考えられる、いわゆる、ライフラインの概念に含まれる
各種の媒体であって、具体的には、各住戸で使用される
電気、ガス、水道等を言うが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば、電話回線や下水、浄化槽等で
あって、その使用状況(使用量等)を検出できるもので
あればよい。
【0036】また、本発明に係るネットワークシステム
においては、各住戸から収集、蓄積された消費媒体使用
情報の時間変化をCATVセンター局において監視する
ことにより、各住戸における生活サイクルの急激な変
化、すなわち、電気や水道、ガス等が全く使われていな
い、もしくは、長時間継続して使用されている、といっ
た異常な状態を検出することができるので、各住戸にお
ける事故や疾病の発生、あるいは、漏電や漏水、電気や
ガスコンロ等の消し忘れ等の発生を判断し、インターネ
ットを介して各住戸の住人が予め登録した連絡先、例え
ば、住人本人や離れて暮らす家族、もしくは、福祉サー
ビス提供事業者等に通知することができ、該異常状態が
重大かつ深刻な事態に至る前に状況や安否の確認を行う
ことができる。特に、上記異常状態の発生を、近年普及
が著しいインターネット接続が可能な情報端末等に、イ
ンターネットを介して送信することにより、受信者の居
場所や時間帯に関わらず、迅速かつ的確に報知すること
ができる。
【0037】また、本発明に係るネットワークシステム
においては、CATVセンター局もしくは消費媒体の供
給事業者設備により、各住戸から収集、蓄積された消費
媒体使用情報に基づいて、所定の期間ごとの各住戸にお
ける消費媒体の使用状況に応じた料金に関する情報を生
成して、電気通信回線網を介して、少なくとも各住戸の
居住者に提供することができるので、消費媒体の供給事
業者は、料金徴収に係る処理やコストを削減して、大幅
な業務効率の向上を図ることができる。そして、このよ
うな各住戸における消費媒体の使用状況に応じた料金
を、例えば、本来のCATVネットワークシステムの利
用料金とともに、CATVセンター局によるインターネ
ットを利用した電子商取引により決済(電子決済)する
ことにより、各住戸の住人は、消費媒体ごとに個別に料
金を決済することなく、一括して管理、決済することが
できるので、住人の利便性を大幅に向上させることがで
きる。
【0038】さらに、本発明に係るネットワークシステ
ムにおいては、上述した構成に加え、各住戸に各種のセ
キュリティーセンサを備え、特定の異常状態、例えば、
火災、ガス漏れ、不審者の進入、その他緊急事態を常時
検出し、この異常状態の発生状況に関する情報を、CA
TV伝送ケーブル網を介して送信することにより、CA
TVセンター局により各種異常状態の発生状況が集中的
に監視され、加えて、該異常状態の発生を、インターネ
ットを介して所定の連絡先に通報することができるの
で、各住戸における異常状態の発生を迅速に把握して、
適切な対処を講じることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るネットワーク
システムについて、実施の形態を示して具体的に説明す
る。 <第1の実施形態>図1は、本発明に係るネットワーク
システムの第1の実施形態を示す概略構成図である。こ
こで、一般に双方向CATVネットワークシステムにお
いては、例えば、大規模ニュータウンの場合、数百乃至
数千戸の住戸を対象にするように構築されるものである
が、図1では、便宜的に1住戸のみを示して説明する。
また、各住戸とCATVセンター局とは、一般に伝送ケ
ーブル網(共聴伝送路)に設けられた多数のアンプ及び
タップオフを介して接続されるものであるが、ここでは
省略して示す。
【0040】図1に示すように、本実施形態に係るネッ
トワークシステム1Aは、大別して、日常生活に密接に
関連する各種の消費媒体の使用状況を計測する計器類
や、CATVセンター局200と所定の情報の送受信を
行う通信関連機器等からなる端末装置群が設置された住
戸100と、CATVネットワークシステム本来のテレ
ビ放送等の配信サービスを行うための放送設備や、各住
戸100から伝送される上記消費媒体の使用情報を管
理、蓄積するためのデータ管理蓄積設備等が設置された
CATVセンター局200と、各住戸100とCATV
センター局200とを結ぶ同軸ケーブルや光ファイバケ
ーブル等からなり、CATVネットワークシステム本来
のテレビ放送信号を伝送するとともに、後述する所定の
通信プロトコルにより任意の情報の伝送が可能な伝送ケ
ーブル網300と、CATVセンター局200から伝送
される各住戸100の消費媒体の使用情報を管理、蓄積
するためのデータ管理蓄積設備等が設置された消費媒体
の供給事業者設備400と、少なくともCATVセンタ
ー局200と供給事業者設備400間で、所定の通信プ
ロトコルにより任意の情報の送受信が可能なインターネ
ット等の電気通信回線網(以下、便宜的に「インターネ
ット」と記す)500と、を備えて構成されている。
【0041】以下、各構成について説明する。図2は、
本実施形態に係るネットワークシステムに適用される信
号周波数の利用状態を示す図であり、図3は、本実施形
態に係るネットワークシステムに適用されるインターフ
ェース装置を示す概略構成図である。
【0042】(住戸側端末装置群)各住戸100に設け
られた端末装置群は、具体的には、少なくとも、伝送ケ
ーブル網300に接続された保安器11と、パーソナル
コンピュータ15及びインターネットプロトコルインタ
ーフェース(以下、「インターフェース装置」と記す)
16と、インターフェース装置16に接続され、電気メ
ータ17、ガスメータ18、水道メータ19等における
電気、ガス、水道等の消費媒体の使用状況(主に、使用
量)に関するデータを検出して出力するセンサ装置17
s、18s、19sから配信されるテレビ放送等を受信
するためのセットトップボックス(STB;「ホームタ
ーミナル」ともいう)12及びテレビジョン受像機13
と、CATVセンター局200との間で、例えば、TC
P/IP等の所定の通信プロトコルに変換された情報を
送受信するためのケーブルモデム(住戸側モデム装置)
14と、ケーブルモデム14に付設されたハブ(図示を
省略)を介して分岐、接続されたパーソナルコンピュー
タ15及びインターネットプロトコルインターフェース
(以下、「インターフェース装置」と記す)16と、イ
ンターフェース装置16に接続され、電気メータ17、
ガスメータ18、水道メータ19等における電気、ガ
ス、水道等の消費媒体の使用状況(主に、使用量)に関
するデータを検出して出力するセンサ装置17s、18
s、19sと、を有している。
【0043】ここで、保安器11は、落雷や誘導雷等に
よるサージ電圧や、伝送ケーブルと電力線との接触等に
よる強電流が、住戸100内に設置された端末装置群に
侵入することを阻止する安全装置である。この保安器1
1には、伝送ケーブル網300を構成する同軸ケーブル
が接続されるとともに、住戸100側において同軸ケー
ブルからなる分岐線が引き出され、セットトップボック
ス12を介してテレビジョン受像機13が接続されてい
る。
【0044】セットトップボックス12は、後述するC
ATVセンター局200から伝送ケーブル網300を介
して伝送される多チャンネルのテレビ放送信号から1波
(1チャンネル)を選局し、周波数変換もしくは復調処
理してテレビジョン受像機13において受信可能な信号
に変換して出力するものである。テレビジョン受像機1
3は、セットトップボックス12により選局され、信号
変換されたテレビ放送信号に基づいて、映像情報及び音
声情報を出力する。
【0045】ここで、セットトップボックス12(又
は、テレビジョン受像機13)に付属するリモコンを操
作することにより、放送番組のリクエスト情報等を、住
戸100側から伝送ケーブル網300を介して、CAT
Vセンター局200に送信する双方向のCATVネット
ワークシステムにおいては、後述するような各住戸10
0における所定の消費媒体の使用状況に関する情報(消
費媒体使用情報)の閲覧を要求する信号をCATVセン
ター局200に送信する操作を行うことにより、テレビ
ジョン受像機13に当該消費媒体使用情報が図表等の視
覚的に編集、加工された形式で表示される。すなわち、
テレビジョン受像機13は、後述するパーソナルコンピ
ュータ15と同様に、本発明に係る情報閲覧装置又は情
報端末の一つとして機能させることができる。この場
合、例えば、上記セットトップボックス12に、少なく
ともTCP/IP(Transmission Control Protocol/I
nternet Protocol)等の通信方式(いわゆる、「インタ
ーネットプロトコル」)に基づいて、プロトコル変換さ
れた情報の送受信及び表示出力を可能とする信号処理機
能が具備されていることを必要とする。ここで、TCP
/IPは、インターネット(WWW;World Wide Web)
における通信方式の国際的な標準規格である。
【0046】ケーブルモデム14は、上述した保安器1
1から引き出された信号線に接続され、CATVセンタ
ー局200との間で所定の情報、具体的には、後述する
消費媒体使用情報やインターネット500を介して提供
される情報を、CATVネットワークシステムの上りチ
ャンネルと下りチャンネルの特定の周波数帯を使用して
双方向通信(送受信)を行うために、当該情報に関する
信号を変調又は復調する通信機器である。本実施形態に
おいて、ケーブルモデム14は、ハブ(HUB)機能を
備え、イーサネット(登録商標)ケーブルを介して、後
述するパーソナルコンピュータ15やインターフェース
装置16に接続されている。
【0047】ここで、伝送ケーブル網300を介して伝
送され、上述したセットトップボックス12及びケーブ
ルモデム14により処理される信号は、具体的には、現
在我が国において同軸ケーブルと光ファイバーケーブル
とを併用したハイブリッド型(光同軸ハイブリッドネッ
トワーク;HFC)の伝送ケーブル網を介して提供され
ているCATVネットワークシステムの場合、図2に示
すように、概ね55MHz以下の上り回線用の帯域を利
用して、各住戸100からCATVセンター局200へ
のリクエスト信号の送信や、インターネット等を介して
提供される情報の送受信が行われ、一方、概ね70〜7
70MHzの下り回線用の帯域を利用して、約100チ
ャンネル分のテレビ放送信号(例えば、VHF放送信
号、UHF放送信号等)の伝送が行われるように構成さ
れている。なお、伝送ケーブル網を介して送受信される
信号は、1チャンネル分に割り当てられる周波数幅6M
Hzを基準にして、上記リクエスト信号やインターネッ
ト情報、テレビ放送信号が伝送される。
【0048】パーソナルコンピュータ15は、少なくと
も、上記TCP/IP等の通信方式に基づいてプロトコ
ル変換された情報の送受信を行う通信機能と、送受信す
る情報を所定の形式で表示するための情報閲覧機能を備
えた情報閲覧装置(又は、情報端末)である。具体的に
は、パーソナルコンピュータ15は、情報の送受信を行
うネットワークボードが内蔵(又は、装着)され、イー
サネット(登録商標)ケーブルを介して上記ケーブルモ
デム14に接続され、また、所定の情報の表示出力を可
能とする閲覧ソフトウェア(ブラウザ)がインストール
された構成を有している。また、パーソナルコンピュー
タ15は、文書入力ソフト(ワードプロセッサ)や表計
算ソフト、画像処理ソフト等がインストールされている
ものであってもよく、これらのソフトウェアを起動する
ことにより、上記機能に加え、上記送受信する情報を任
意に編集、加工することができる。なお、パーソナルコ
ンピュータ15における各種情報の表示形式及び表示内
容については、詳しく後述する。
【0049】インターフェース装置16は、少なくと
も、各種消費媒体の使用状況(使用量)を検出するセン
サ装置17s、18s、19sから出力される検出信号
に基づく消費媒体使用情報を上述したTCP/IP等の
通信方式に基づいてプロトコル変換し、上記ケーブルモ
デム14及び伝送ケーブル網300を介して、CATV
センター局200に送信するものである。具体的には、
インターフェース装置16は、図3に示すように、各セ
ンサ装置17s、18s、19sから出力される検出信
号を受信する検出信号受信部(受信部)16aと、IP
(インターネットプロトコル)アドレスの設定が行わ
れ、上記検出信号に基づく消費媒体使用情報をプロトコ
ル変換し、ケーブルモデム14及び伝送ケーブル網30
0を介して、CATVセンター局200に送信するとと
もに、CATVセンター局200側からの各種信号を受
信するネットワークIC(ネットワーク処理部)16b
と、インターフェース装置16の各種機能を操作するた
めのスイッチ類を備えた操作部16cと、インターフェ
ース装置16の動作状態やCATVセンター局200か
らの各種情報やメッセージを表示するための表示部16
dと、少なくとも、検出信号受信部16aを介して受信
された検出信号から消費媒体の種別を判別し、該検出信
号に各住戸100の識別情報を関連付けて、当該住戸1
00に固有の消費媒体使用情報を生成するとともに、上
記検出信号受信部16a、ネットワークIC16b、操
作部16c及び表示部16dにおける各動作を統括的に
制御する制御部(情報処理部)16eと、を備えて構成
されている。
【0050】ここで、インターフェース装置16は、伝
送ケーブル網300(又は、伝送ケーブル網300及び
インターネット500)を介して送信される情報を所定
の形式で表示部16dに表示出力することにより、上述
したパーソナルコンピュータ15やテレビジョン受像機
13と同様に、本発明に係る情報閲覧装置又は情報端末
の一つとして機能させることもできる。また、本実施形
態においては、インターフェース装置16を他の構成と
は別個独立して設けた場合について説明するが、本発明
はこれに限定されるものではなく、上述したケーブルモ
デム14やパーソナルコンピュータ15、後述するセン
サ装置17s、18s、19s、さらには、第2の実施
形態で示すホームターミナル101等と一体的に構成さ
れたものであってもよい。
【0051】センサ装置17s、18s、19sは、各
住戸100における日常生活に密接に関連する消費媒
体、例えば、電気、ガス、水道等の使用状況(使用量)
を検出するセンサであって、電気メータ17、ガスメー
タ18、水道メータ19等の各計器に付設され、当該使
用状況に関するデータ(使用量データ)を検出信号とし
てインターフェース装置16に出力する。ここで、セン
サ装置17s、18s、19sによる消費媒体の使用状
況の検出動作は、例えば、各センサ装置17s、18
s、19sが自立的に検出動作を実行して、随時インタ
ーフェース装置16に検出信号を出力するものであって
もよいし、インターフェース装置16から定期的に、あ
るいは、インターフェース装置16の操作部16cを操
作等することにより任意のタイミングで、センサ装置1
7s、18s、19sに制御信号を送信して上記検出動
作を実行させ、インターフェース装置16に検出信号を
出力するようにしたものであってもよい。さらに、CA
TVセンター局200等からの検出要求に基づいて、上
記検出動作を実行させるものであってもよい。
【0052】なお、本実施形態(図1)においては、セ
ンサ装置17s、18s、19sとして、電気メータ1
7、ガスメータ18及び水道メータ19等の計器とは別
個に付設した場合を示したが、これに限定されるもので
はなく、各計器に内蔵されているものであってもよい。
また、消費媒体として、電気、ガス、水道を示したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、一般の日常生
活において必然的に消費すると考えられる、いわゆる、
ライフラインの概念に含まれる媒体であればよく、例え
ば、電話回線や下水・浄化槽設備等の使用状況を、特定
のセンサ装置を用いて検出するものであってもよい。
【0053】また、本実施形態においては、電気メータ
17、ガスメータ18、水道メータ19に付設されたセ
ンサ装置17s、18s、19sと、インターフェース
装置16との間を各々信号線を配線して接続した場合に
ついて示したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、センサ装置17s、18s、19sとイン
ターフェース装置16間を無線通信技術を利用して、各
センサ装置17s、18s、19sにより検出された検
出信号を電波に変換してインターフェース装置16に送
信するようにしたものであってもよい。この場合、セン
サ装置17s、18s、19sとインターフェース装置
16の双方に、無線通信機能部が各々設けられた構成を
適用する。これによれば、センサ装置17s、18s、
19sとインターフェース装置16との間に信号線を配
線する必要がなく、センサ装置及びインターフェース装
置を何らの制約を受けることなく、任意の場所に設置す
ることができる。
【0054】(CATVセンター局設備)次いで、CA
TVセンター局200に設置される設備は、具体的に
は、少なくとも、CATVネットワークシステム本来の
テレビ放送等の配信サービスを行うための放送設備(図
示を省略)と、各住戸100から伝送され、TCP/I
P等の通信方式に基づいてプロトコル変換された情報を
送受信するためのセンターモデム(センター側モデム装
置)21と、各住戸100から伝送ケーブル網30を介
して伝送された上記消費媒体の使用情報を蓄積するデー
タ蓄積サーバ(第1のデータ蓄積装置)22と、CAT
Vセンター局200及び各住戸100側とインターネッ
ト500とを接続し、インターネット500を介して提
供される各種の情報を送受信するルーター23と、該ル
ーター23を介して、データ蓄積サーバ22に蓄積され
た消費媒体使用情報を、インターネット500を介して
提供し、例えば、当該消費媒体の供給事業者設備400
に送信する制御を行うインターネットサーバ(第1の通
信制御装置)24と、センターモデム21、データ蓄積
サーバ22、インターネットサーバ24、ルーター23
の各動作を統括的に制御するとともに、データ蓄積サー
バ22に蓄積された消費媒体使用情報に基づいて、各住
戸100に対して各種サービスを提供する制御を行うセ
ンター装置(センター制御装置)25と、を有してい
る。
【0055】ここで、センターモデム21は、伝送ケー
ブル網300に接続され、上述した各住戸100に設置
されたケーブルモデム14との間で、図示を省略した放
送設備からのテレビ放送信号やインターネットを介して
提供される情報、上記消費媒体使用情報に関する信号を
変調又は復調して、CATVネットワークシステムの上
りチャンネルと下りチャンネルの特定の周波数帯を使用
して双方向通信を行う通信機器である。ここで、ケーブ
ルモデム14との間で送受信される各信号は、上述した
図2に示したような周波数帯域の割り当てに応じて変調
されて伝送ケーブル網300を介して伝送される。
【0056】データ蓄積サーバ22は、各住戸100に
おいて検出され、プロトコル変換されて、伝送ケーブル
網30を介して伝送された消費媒体使用情報を、例え
ば、各住戸100の識別情報及び日時等の時間情報と関
連付けて蓄積する。なお、伝送された消費媒体使用情報
が予め各住戸100の識別情報や時間情報と関連付けて
いる場合には、当該データ形式のまま蓄積する。また、
データ蓄積サーバ22は、上記消費媒体使用情報の蓄積
制御機能のほかに、蓄積された消費媒体使用情報を編
集、加工するデータ編集機能を備え、後述するような各
住戸100の住人(居住者)等からの閲覧要求に対し
て、蓄積された消費媒体使用情報を所定の形式に編集、
加工する制御を行う。
【0057】ルーター23は、CATVセンター局20
0及び各住戸100からのインターネット500への接
続(情報の送受信)を可能とし、例えば、各住戸100
に設置されたパーソナルコンピュータ15やテレビジョ
ン受像機13等により、伝送ケーブル網300及びCA
TVセンター局200を介して、インターネット500
上に提供されている各種情報の送受信(インターネット
接続)を可能とするとともに、データ蓄積サーバ22に
蓄積された消費媒体使用情報を、インターネット500
を介して消費媒体の供給事業者設備400や外出中の各
住戸100の住人に提供する。
【0058】インターネットサーバ24は、各住戸10
0の住人等からデータ蓄積サーバ22へのアクセス(閲
覧要求)や後述するセンター装置25からの制御信号等
に応じて、データ蓄積サーバ22から抽出された各住戸
100固有の消費媒体使用情報を伝送ケーブル網300
又はインターネット500を介して各住戸100や消費
媒体の供給事業者に提供する。ここで、データ蓄積サー
バ22へのアクセスに対して、当該信号の送信者(すな
わち、閲覧希望者)についての認証処理を実行して、デ
ータ蓄積サーバ22へのアクセスの可否を判定する処理
も行う。
【0059】センター装置25は、CATVセンター局
200内の各構成の動作を統括的に制御する機能に加
え、データ蓄積サーバ22に蓄積された消費媒体使用情
報に基づいて、各住戸100及び消費媒体の供給事業者
に対して、各種サービスを提供する機能を備えた管理制
御装置である。例えば、所定の日時ごとに、データ蓄積
サーバ22に蓄積された各住戸100の消費媒体使用情
報を集計して、インターネット500を介して消費媒体
の供給事業者設備400に当該集計データを送信する動
作や、データ蓄積サーバ22に蓄積された消費媒体使用
情報の変化を監視することにより、各住戸100内で発
生した異常状態を判断し、予め登録された連絡先に通報
する動作等を実行する制御を行う。
【0060】(供給事業者設備)次いで、各消費媒体の
供給事業者設備400は、概略、上述したCATVセン
ター局設備におけるデータ蓄積サーバ22、インターネ
ットサーバ24及びセンター装置25と略同等の機能を
有するデータ蓄積サーバ(第2のデータ蓄積装置)41
と、インターネットサーバ(第2の通信制御蔵置)42
と、管理制御装置43と、を有している。なお、図1に
おいては、便宜的に、供給事業者設備400として唯一
の構成のみを示したが、上述したように、電気、ガス、
水道等の複数の消費媒体の使用状況をセンサ装置により
検出する場合にあっては、各消費媒体に対応する複数の
供給事業者設備がインターネット500に接続されてい
る。
【0061】データ蓄積サーバ41は、上述したCAT
Vセンター局200からインターネット500を介して
伝送される消費媒体使用情報を受信して、各住戸100
ごとの認証情報及び時間情報を関連付けて蓄積し、イン
ターネットサーバ42は、各住戸100の住人等から消
費媒体使用情報の閲覧を要求された場合に、当該閲覧希
望者についての認証処理を実行した後、データ蓄積サー
バ41により抽出された当該住戸100の消費媒体使用
情報をインターネット500を介して、もしくは、イン
ターネット500及び伝送ケーブル網300を介して各
住戸100等に提供する。
【0062】また、管理制御装置43は、少なくとも、
インターネットサーバ42及びデータ蓄積サーバ41の
各動作を統括的に制御するとともに、CATVセンター
局200から伝送され、データ蓄積サーバ41に各住戸
100ごとに時間情報に関連付けられて蓄積された消費
媒体使用情報に基づいて、例えば、料金徴収月の各住戸
100ごとの消費媒体の使用量を抽出、集計して、当該
月の徴収金額を算出する処理を実行する。
【0063】次に、上述したような構成を有するネット
ワークシステムの動作、すなわち、CATVネットワー
クシステムを適用した各種のネットワークサービスの実
施例について、図面を参照して説明する。 (第1の実施例)図4は、本実施形態に係るネットワー
クシステムを適用したネットワークサービスの提供方法
(処理手順)の第1の実施例を示すフローチャートであ
る。また、図5は、本実施例に係るネットワークサービ
スにおいて、各住戸において検出された消費媒体使用情
報を収集、蓄積する際の各種信号の伝送状態を示す概略
図であり、図6は、本実施例に係るネットワークサービ
スにおいて、CATVセンター局に蓄積された消費媒体
使用情報を閲覧する際の各種信号の伝送状態を示す概略
図である。
【0064】本実施形態に係るネットワークサービスの
第1の実施例は、上述した構成を有するネットワークシ
ステムを利用して、概略、各住戸100における消費媒
体の使用量を自動的に検出(検針)して、CATVネッ
トワークの伝送ケーブル網300を介して、該消費媒体
使用情報を収集、蓄積し、各住戸100ごとの該消費媒
体使用情報を編集、加工して、各住戸100の住人に対
して、伝送ケーブル網300を介して提供する処理手順
を有している。
【0065】図4のフローチャートに示すように、本実
施例に係るネットワークサービスは、まず、各住戸10
0に設置された電気、ガス、水道等の日常生活に密接に
関連する消費媒体の使用量を測定する計器(電気メー
タ、水道メータ、ガスメータ等)に付設されたセンサ装
置17により、各消費媒体の使用状況(使用量)が、定
期的に、もしくは、インターフェース装置16等により
制御される任意のタイミングで検出されて(S10
1)、図5に示すように、検出信号としてインターフェ
ース装置16に出力される。
【0066】次いで、インターフェース装置16は、制
御部において、センサ信号受信部を介してセンサ装置1
7から受信した検出信号と、当該住戸100の識別情
報、さらには、検出日時等の時間情報を関連付けた消費
媒体使用情報を生成し、さらに、ネットワークICによ
りTCP/IP等の通信方式に基づいてプロトコル変換
して(S102)、図5に示すように、ケーブルモデム
14及び伝送ケーブル網300を介してCATVセンタ
ー局200に伝送する(S103)。伝送ケーブル網3
00を介してCATVセンター局200に伝送された上
記消費媒体使用情報は、センター側モデム及びインター
ネットサーバ24を介して、データ蓄積サーバ22に上
記通信プロトコルに変換されたデータ形式ままの状態で
蓄積される(S104)。
【0067】次いで、図6に示すように、各住戸100
のパーソナルコンピュータ15やテレビジョン受像機1
3等の情報閲覧装置(以下、「パーソナルコンピュータ
15等」と総称する)から、伝送ケーブル網300を介
して、当該住戸100における消費媒体使用情報の閲覧
が要求されると(S105)、インターネットサーバ2
4は、当該要求に係る送信者(閲覧希望者)の住戸の識
別情報や個人認証情報等に基づいて認証処理を実行した
後(S106)、データ蓄積サーバ22へのアクセスを
許可する。データ蓄積サーバ22は、閲覧要求に対応す
る情報を抽出し(S107)、さらには所定の形式に編
集、加工し(S108)て、伝送ケーブル網300を介
して、当該消費媒体使用情報の閲覧要求が送信された住
戸100に対して送信する(S109)。
【0068】(情報表示形式)次いで、上述したような
ネットワークサービスにより提供される消費媒体使用情
報の表示形式について、図面を参照して説明する。図7
は、本実施例に係るネットワークサービスにより提供さ
れる消費媒体使用情報の一表示例を示す概略図であり、
図8は、本実施例に係るネットワークサービスにより提
供される消費媒体使用情報の他の表示例を示す概略図で
ある。
【0069】上述したような各住戸100の住人からの
閲覧要求に対して、データ蓄積サーバ22から抽出、送
信された消費媒体使用情報は、住人が閲覧要求の送信操
作を行ったパーソナルコンピュータ15等にインストー
ルされた閲覧ソフトウェア(ブラウザ)の表示枠(ウィ
ンドウ)内に所定の形式で表示される。具体的には、住
人が所定の時期(例えば、料金徴収月や過去数ヶ月間、
過去数年間等)の特定の消費媒体(例えば、電気)の使
用状況についての閲覧を要求した場合にあっては、当該
消費媒体使用情報が一覧表形式やグラフ形式等で表示さ
れる。例えば、図7(a)、(b)は、閲覧要求日(例
えば、西暦2001年12月25日)を基準とした過去
1年分(西暦2000年12月〜西暦2001年11
月)の電気使用量の閲覧を要求した場合の表示例であっ
て、パーソナルコンピュータ15のモニタに表示された
表示枠WDに、過去1年間の月ごとの電気使用量が一覧
表形式や棒グラフ形式で表示されている。
【0070】なお、図7においては、月ごとの電気使用
量を表示する場合についてのみ示したが、本実施例に係
るネットワークサービスに適用される消費媒体使用情報
の表示形式は、これに限定されるものではなく、センサ
装置による電気、ガス、水道等の消費媒体の使用状況の
検出頻度(検出時間間隔)に応じて、例えば、日ごとや
時間ごとの使用量や累積使用量等を表示するものであっ
てもよいし、使用料とともに徴収金額を表示するもので
あってもよい。
【0071】また、特定の消費媒体についての表示のみ
ならず、例えば、図8に示すように、センサ装置により
検出される全ての消費媒体について、月ごとや年ごとの
総合的な使用状況(図8では、徴収金額構成比)を表示
するものであってもよい。さらに、表示形式としてグラ
フ等を適用する場合にあっては、図7又は図8に示した
ような棒グラフや円グラフに限定されるものではなく他
の表示形式であってもよく、また、使用状況について
も、単に検出された実際の使用量や徴収金額を表示する
のみではなく、例えば、各住戸における年間平均使用量
に対する偏差等を併せて表示するものであってもよい。
【0072】このように、各住戸において検出された消
費媒体使用情報がTCP/IP等のインターネットの通
信方式に適合するようにプロトコル変換されて、CAT
Vセンター局に蓄積されているので、CATVネットワ
ークシステムにより提供される定額又は安価な料金での
インターネット接続サービスを利用して、アクセス時間
等に制約されることなく、各住戸に設置されたパーソナ
ルコンピュータやテレビジョン受像機等を操作して、所
望の消費媒体使用情報を任意の表示形式で、かつ、簡易
に閲覧することができる。
【0073】また、閲覧要求した特定の消費媒体の使用
状況や各種消費媒体の使用比率等について、時間の経過
と関連付けた表示形式、例えば、表形式やグラフ形式等
により、視覚的に表示することができるので、消費媒体
の使用状況の把握が容易となり、生活習慣の確認や消費
媒体の浪費の抑制等、各住戸(家庭)における日常生活
により密着した情報として活用することができる。
【0074】(第2の実施例)図9は、本実施形態に係
るネットワークシステムを適用したネットワークサービ
スの提供方法(処理手順)の第2の実施例を示すフロー
チャートである。ここで、上述した第1の実施例と同等
の処理手順については、その説明を簡略化して説明す
る。また、図10は、本実施例に係るネットワークサー
ビスにおいて、蓄積された消費媒体使用情報を当該消費
媒体の供給事業者に提供する際の各種信号の伝送状態を
示す概略図である。
【0075】本実施形態に係るネットワークサービスの
第2の実施例は、上述した構成を有するネットワークシ
ステムを利用して、各住戸100における消費媒体の使
用量を自動的に検出(検針)して、CATVネットワー
クの伝送ケーブル網300を介して、該消費媒体使用情
報を収集し、各住戸100ごとの該消費媒体使用情報を
各消費媒体の供給事業者設備に対して、インターネット
500を介して提供する処理手順を有している。
【0076】図9のフローチャートに示すように、本実
施例に係るネットワークサービスは、まず、上述した第
1実施例における処理ステップS101〜S104と同
様に、各住戸100に設置されたセンサ装置17s、1
8s、19sにより検出された電気、ガス、水道等の各
消費媒体の使用状況に基づく消費媒体使用情報が、プロ
トコル変換されて伝送ケーブル網300を介してCAT
Vセンター局200に伝送され、データ蓄積サーバ22
に蓄積される(S201〜S204)。
【0077】次いで、データ蓄積サーバ22に蓄積され
た上記消費媒体使用情報は、例えば、消費媒体の料金徴
収処理日ごとに定期的に、もしくは、消費媒体の供給事
業者からの要求等による任意のタイミングで、図10に
示すように、ルーター23及びインターネット500を
介して、各消費媒体の供給事業者設備400に伝送され
る(S205)。供給事業者設備400に伝送された上
記消費媒体使用情報は、インターネットサーバ42を介
して、データ蓄積サーバ41に蓄積される(S20
6)。
【0078】次いで、消費媒体の供給事業者は、消費媒
体の料金徴収処理日になると(S207)、データ蓄積
サーバ41に蓄積された消費媒体使用情報に基づいて、
管理制御装置43により所定期間ごとの各住戸100に
おける当該消費媒体の使用量を集計して(S208)、
該使用量と当該期間における徴収金額を各住戸100の
住人に対して郵便物や電子メール等の送達が迅速かつ確
実で、保存や確認が容易な通信媒体を用いて通知する
(S209)。その後、消費媒体の供給事業者が指定す
る徴収期日に、予め各住戸100の住人が登録した金融
機関の指定口座等から上記徴収金額を引き落とす決済処
理が行われる。これにより、各消費媒体の供給事業者
は、各住戸100に検針員等を派遣することなく、極め
て短時間かつ低コストで多数の住戸における消費媒体使
用情報を取得することができ、検針作業やデータ管理等
における業務効率の大幅な改善を図ることができる。
【0079】(第3の実施例)図11は、本実施形態に
係るネットワークシステムを適用したネットワークサー
ビスの提供方法(処理手順)の第3の実施例を示すフロ
ーチャートである。ここで、上述した第1又は第2の実
施例と同等の処理手順については、その説明を簡略化し
て説明する。また、図12は、本実施例に係るネットワ
ークサービスにおいて、各消費媒体の供給事業者設備に
蓄積された消費媒体使用情報を閲覧する際の各種信号の
伝送状態を示す概略図であり、図13は、本実施形態に
係るネットワークシステムを適用したネットワークサー
ビスにおいて、CATVセンター局又は各消費媒体の供
給事業者設備に蓄積された消費媒体使用情報をインター
ネットを介して閲覧する際の各種信号の伝送状態を示す
概略図である。
【0080】本実施形態に係るネットワークサービスの
第3の実施例は、上述した第2の実施例に示したよう
に、各消費媒体の供給事業者設備400に蓄積された各
住戸100ごとの消費媒体使用情報を、インターネット
500を介して、各住戸100の住人に提供する処理手
順を有している。
【0081】図11のフローチャートに示すように、本
実施例に係るネットワークサービスは、具体的には、上
述した第2の実施例における処理ステップS201〜S
206と同様に、各住戸100に設置されたセンサ装置
17s、18s、19sにより検出された電気、ガス、
水道等の各消費媒体の使用状況に基づく消費媒体使用情
報が、プロトコル変換されて伝送ケーブル網300を介
してCATVセンター局200に伝送され、さらに、イ
ンターネット500を介して当該消費媒体の供給事業者
設備400に伝送され、データ蓄積サーバ41に蓄積さ
れる(S301〜S306)。
【0082】次いで、図12に示すように、各住戸10
0のパーソナルコンピュータ15等から、伝送ケーブル
網300、CATVセンター局200及びインターネッ
ト500を介して、当該住戸100における消費媒体使
用情報の閲覧が供給事業者設備400に要求されると
(S307)、インターネットサーバ42は、当該要求
に係る送信者(閲覧希望者)の住戸の識別情報等に基づ
いて認証処理を実行した後(S308)、データ蓄積サ
ーバ41へのアクセスを許可する。データ蓄積サーバ4
1は、閲覧要求に対応する情報を抽出し(S309)、
さらには所定の形式に編集、加工して(S310)、イ
ンターネット500及び伝送ケーブル網300を介し
て、当該消費媒体使用情報の閲覧要求が送信された住戸
100に対して送信する(S311)。
【0083】なお、上述した第1及び第3の実施例にお
いては、各住戸100に設置されたパーソナルコンピュ
ータ15等からCATVセンター局200又は各消費媒
体の供給事業者設備400に蓄積された、各住戸の消費
媒体使用情報を閲覧する場合について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではない。すなわち、上述し
た構成を有するネットワークシステムにより収集された
消費媒体使用情報は、各住戸(家庭)に固有の情報であ
るので、閲覧要求の送信者(閲覧希望者)が当該住戸の
住人本人、もしくは、当該住人が当該情報の閲覧を予め
許容する人物であれば、閲覧希望者(住人)の居場所に
関わらず、消費媒体使用情報の閲覧が可能である方が、
利用者の利便性を向上させることができる。
【0084】したがって、例えば、図13に示すよう
に、各住戸100の住人が外出中であって、パーソナル
コンピュータ15等のCATVネットワークシステムに
接続された情報閲覧装置を所持しない場合であっても、
近年普及が著しいノート型パーソナルコンピュータ(ノ
ートパソコン)や携帯電話等の情報端末600(図13
では、携帯電話を示す)を操作して、インターネットプ
ロバイダ700を介してインターネット500に接続す
ることにより、上述した第1及び第3の実施例と同様
に、CATVセンター局200に設置されたデータ蓄積
サーバ22や、特定の消費媒体の供給事業者設備400
に設置されたデータ蓄積サーバ41にアクセス(閲覧要
求)して、所望の消費媒体使用情報の提供を受けること
ができるようにしてもよい。これによれば、CATVネ
ットワークシステムによるインターネット接続サービス
の提供を受けている住戸内のみならず、インターネット
接続が可能な通信環境にあれば、閲覧希望者(住人)の
居場所に制約されることなく、所望の消費媒体使用情報
を簡易に閲覧することができる。
【0085】(第4の実施例)図14は、本実施形態に
係るネットワークシステムを適用したネットワークサー
ビスの提供方法(処理手順)の第4の実施例を示すフロ
ーチャートである。ここで、上述した第1乃至第3の実
施例と同等の処理手順については、その説明を簡略化し
て説明する。
【0086】本実施形態に係るネットワークサービスの
第4の実施例は、上述した第1の実施例に示したよう
に、CATVセンター局200に蓄積された各住戸10
0ごとの消費媒体使用情報に基づいて、その時間変化に
異常が検出された場合に、当該住戸の住人が予め登録し
た連絡先に通知する処理手順を有している。
【0087】図14のフローチャートに示すように、本
実施例に係るネットワークサービスは、まず、上述した
第1の実施例における処理ステップS101〜S104
と同様に、各住戸100に設置されたセンサ装置17
s、18s、19sにより、定期的に検出された電気、
ガス、水道等の各消費媒体の使用状況に基づく消費媒体
使用情報が、プロトコル変換されて伝送ケーブル網30
0を介してCATVセンター局200に伝送され、デー
タ蓄積サーバ22に時間情報と関連付けて蓄積される
(S401〜S405)。
【0088】ここで、センサ装置17s、18s、19
sによる各消費媒体の使用状況の検出動作は、例えば、
1乃至数時間程度の比較的短い時間間隔で定期的に実行
され、また、この検出動作に基づいてデータ蓄積サーバ
22に蓄積された消費媒体使用情報は、例えば、センタ
ー装置25により数時間程度の時間間隔で定期的に、時
間変化が監視され(S406)、該時間変化に異常がな
いか否かが判断される。ここで、異常発生の判断処理
は、具体的には、長時間にわたって電気、ガス、水道等
の消費媒体が使用されていない場合や使用され続けてい
る場合、あるいは、その使用量が極端に減少した場合や
極端に増加した場合等に、当該住戸100やその住人、
消費媒体の供給設備等に異常が発生したものと判断す
る。
【0089】そして、センター装置25により消費媒体
使用情報の時間変化に異常があると判断された場合には
(S407)、当該住戸100の住人が予め登録した連
絡先、例えば、住人本人、もしくは、離れて暮らす家族
や知人、福祉サービス提供事業者等に通知する(S40
8)。ここで、CATVセンター局200から登録連絡
先への通知は、電話回線や専用線を介した音声や報知信
号によるものであってもよいし、インターネット500
を介してメールを送信するものであってもよく、望まし
くは、通知の速報性及び的確性に優れた手段であること
が好ましい。例えば、近年普及が著しいインターネット
接続が可能な携帯電話の所持者を連絡先に登録すること
により、送信されたメールをプッシュ型(着信通知型)の
メールシステムにより受信者(被通知者)の居場所や時
間帯に関わらず、異常発生情報を迅速かつ的確に報知す
ることができる。さらに、インターネット技術を利用し
た音声通話(インターネット500を利用するインター
ネット電話や、図示を省略した専用ネットワークを利用
するIP電話)技術により通知するものであってもよ
い。
【0090】このように、センサ装置により各住戸にお
ける消費媒体の使用状況が自動的に検出され、該使用状
況(消費媒体使用情報)に基づいて日常生活における異
常状態が監視されるので、例えば、近年急速に増加して
いる高齢者等の一人暮らしの住戸において、けがや病
気、供給設備の故障等の異常状態の発生に伴う生活サイ
クルの急激な変化をいち早く検出して適切に報知するこ
とができ、当該異常状態が重大かつ深刻な事態に至る前
に住人の安否や住戸の状況等を確認することができる。
【0091】なお、本実施例においては、CATVセン
ター局200に設置されたデータ蓄積サーバ22に蓄積
された消費媒体使用情報に基づいて、センター装置25
により各住戸100における異常状態を判断して、CA
TVセンター局200から登録連絡先に通知する場合に
ついて説明したが、上述した第2の実施例に示したよう
に、消費媒体使用情報がCATVセンター局200から
インターネット500を介して、各消費媒体の供給事業
者設備400に伝送されている場合には、各消費媒体の
供給事業者設備400に設置されたデータ蓄積サーバ4
1に蓄積された消費媒体使用情報に基づいて、管理制御
装置43により各住戸100における当該消費媒体に関
連する異常状態を判断して、各消費媒体の供給事業者設
備400から登録連絡先に通知するようにしてもよい。
【0092】(第5の実施例)図15は、本実施形態に
係るネットワークシステムを適用したネットワークサー
ビスの提供方法(処理手順)の第5の実施例を示すフロ
ーチャートである。ここで、上述した第1又は第2の実
施例と同等の処理手順については、その説明を簡略化し
て説明する。また、図16は、本実施例に係るネットワ
ークサービスにおいて、消費媒体の徴収金額を電子決済
する際の各種信号の伝送状態を示す概略図である。
【0093】本実施形態に係るネットワークサービスの
第5の実施例は、上述した第1の実施例に示したよう
に、CATVセンター局200に蓄積された各住戸10
0ごとの消費媒体使用情報に基づいて、各消費媒体の使
用量を集計して、その使用量に基づく徴収金額を、イン
ターネットを利用した電子商取引により決済(電子決
済)する処理手順を有している。
【0094】図15のフローチャートに示すように、本
実施例に係るネットワークサービスは、まず、上述した
第1の実施例における処理ステップS101〜S104
と同様に、各住戸100に設置されたセンサ装置17
s、18s、19sにより、定期的に検出された電気、
ガス、水道等の各消費媒体の使用状況に基づく消費媒体
使用情報が、プロトコル変換されて伝送ケーブル網30
0を介してCATVセンター局200に伝送され、デー
タ蓄積サーバ22に蓄積される(S501〜S50
5)。
【0095】次いで、CATVネットワークシステムの
サービス提供者は、消費媒体の料金徴収処理日になると
(S506)、データ蓄積サーバ22に蓄積された消費
媒体使用情報に基づいて、センター装置25により所定
期間ごとの各住戸100における各消費媒体の使用量を
集計して(S507)、図16に示すように、該使用量
と当該期間における徴収金額を各住戸100の住人及び
各消費媒体の供給事業者に対して通知する(S50
8)。その後、CATVネットワークシステムのサービ
ス提供者は、消費媒体の供給事業者が指定する徴収期日
に、予め各住戸100の住人が登録した金融機関800
等に対して、当該住人の指定口座番号と上記徴収金額
を、インターネット500を介して通知することにより
(S509)、指定口座から上記徴収金額を引き落とす
電子決済処理が行われる(S510)。
【0096】このように、センサ装置により各住戸にお
ける消費媒体の使用状況が自動的に検出され、該使用状
況に関する情報(消費媒体使用情報)をCATVセンタ
ー局において一括管理するとともに、金融機関等への料
金徴収に関する業務を代行することができるので、各消
費媒体の供給事業者は、各住戸に対する検針作業やデー
タ管理等を行う必要がなく、業務効率の大幅な向上を図
ることができる。なお、本実施例においては、CATV
センター局200により各消費媒体についての料金徴収
を行う場合についてのみ説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば、各住戸におけるCAT
Vネットワークサービスの利用料金とともに、上記各消
費媒体の徴収料金を金融機関等に通知して、一括して電
子決済するようにしてもよい。
【0097】<第2の実施形態>次に、本発明に係るネ
ットワークシステムの第2の実施形態について、図面を
参照して説明する。図17は、本発明に係るネットワー
クシステムの第2の実施形態を示す概略構成図である。
ここで、上述した第1の実施形態と同等の構成について
は、同一の符号を付して、その説明を簡略化又は省略す
る。
【0098】図17に示すように、本実施形態に係るネ
ットワークシステム1Bは、上述した第1の実施形態に
示した構成(図1)に加え、各住戸100において、イ
ンターフェース装置16に接続され、告知放送受信機や
住宅情報盤等がユニット化されたホームターミナル(住
宅用受信機)101と、ホームターミナル101に接続
され、各住戸100において発生する特定の異常状態
(例えば、火災やガス漏れ、不審者の侵入等)を検出す
る火災感知器102、ガス漏れ警報器103、防犯ボタ
ン104等の各種セキュリティセンサと、を備え、ま
た、CATVセンター局200において、各住戸100
において検出される上記消費媒体使用情報、及び、上記
各種セキュリティセンサにより検出されるセキュリティ
情報を蓄積するデータ蓄積サーバ26を備えて構成され
ている。また、CATVセンター局200は、インター
ネット500を介して、各消費媒体の供給事業者設備4
00に接続されているとともに、上記特定の異常状態に
対処する各種外部機関900、例えば、消防署や警察、
セキュリティサービス提供事業者等に接続可能なように
構成されている。
【0099】ここで、各住戸100に設置されるホーム
ターミナル101は、上記各種セキュリティセンサが接
続され、火災やガス漏れ、不審者の侵入等の特定の異常
状態が検出されると、当該住戸の住人に対して警報等を
発報して注意を換起する。また、ホームターミナル10
1は、上述したインターフェース装置16に接続され、
上記各種セキュリティセンサにより検出されたセキュリ
ティ検出信号を出力するとともに、CATVセンター局
200との間で各種情報の送受信や通話を行う。
【0100】インターフェース装置16は、上述したセ
ンサ装置17s、18s、19sからの各種消費媒体の
使用状況に関する検出信号を受信して、TCP/IP等
の通信方式に基づいてプロトコル変換してCATVセン
ター局200に送信する機能に加え、少なくとも、上記
ホームターミナル101を介して受信される各種セキュ
リティ検出信号から異常状態の種別を判別し、該セキュ
リティ検出信号に各住戸100の識別情報を関連付けて
セキュリティ情報を生成し、上記と同様の通信方式に基
づいてプロトコル変換してCATVセンター局200に
送信する機能、さらに、CATVセンター局200との
間で伝送ケーブル網300を介して送受信される各種情
報や通話信号をホームターミナル101に出力する機能
を備えている。
【0101】また、CATVセンター局200に設置さ
れるインターネットサーバ24は、各住戸100におい
て検出される消費媒体使用情報及びセキュリティ情報を
蓄積するデータ蓄積サーバ26をインターネット500
に接続する際の各種の制御を行う機能を備え、センター
装置25は、データ蓄積サーバ26に蓄積された消費媒
体使用情報の時間変化を監視するとともに、データ蓄積
サーバ26に蓄積されたセキュリティ情報、もしくは、
各住戸100から送信されるセキュリティ情報を直接、
常時監視して、異常状態が発生したと判断した場合には
予め登録された連絡先や指定の外部機関等に通知、通報
する機能を備えている。
【0102】次に、上述したような構成を有するネット
ワークシステムの動作(ネットワークサービスの提供方
法)の実施例について、図面を参照して説明する。図1
8は、本実施形態に係るネットワークシステムを適用し
たネットワークサービスの提供方法(処理手順)の一実
施例を示すフローチャートである。
【0103】本実施形態に係るネットワークシステムに
おけるネットワークサービスの提供方法は、上述した各
実施例に係るネットワークサービスの処理手順に加え
て、各住戸100において検出された特定の異常状態に
ついてのセキュリティ情報をCATVセンター局200
において監視して、当該異常状態の発生時に、インター
ネット500を介して予め指定した外部機関等の連絡先
に通報する処理手順を有している。なお、ここでは、特
定の異常状態についての監視、通報等に関する処理手順
のみ説明し、上述した消費媒体使用情報についての収
集、提供等に関する処理手順は省略する。
【0104】図18のフローチャートに示すように、本
実施例に係るネットワークサービスは、まず、各住戸1
00に設置されたセキュリティセンサ(火災感知器10
2、ガス漏れ警報器103、防犯ボタン104)によ
り、火災やガス漏れ、不審者の侵入等の特定の異常状態
が常時監視される(S601)。セキュリティセンサに
より上記特定の異常状態が検出されてセキュリティ検出
信号が出力されると(S602)、ホームターミナル1
01によりアラームや警報等が発報されて、各住戸10
0の住人に当該異常状態の発生が報知されるとともに、
当該セキュリティ検出信号がインターフェース装置16
に出力される。
【0105】インターフェース装置16に入力されたセ
キュリティ検出信号は、当該住戸100の識別情報や異
常状態検出日時等の時間情報と関連付けられ、さらに、
インターネットにおける情報の送受信に適用されるTC
P/IP等の通信方式に基づいてプロトコル変換されて
(S603)、伝送ケーブル網300を介してCATV
センター局200にセキュリティ情報として伝送される
(S604)。
【0106】CATVセンター局200に伝送された上
記セキュリティ情報は、データ蓄積サーバ26に上記通
信プロトコルに変換されたデータ形式ままの状態で蓄積
されるとともに(S605)、センター装置25により
上記セキュリティ情報の受信状態が常時監視される(S
606)。センター装置25は、データ蓄積サーバ26
に新たに蓄積されたセキュリティ情報、もしくは、受信
したセキュリティ情報を直接検出することにより、特定
の住戸100において上記異常状態が発生したと判断し
た場合には(S607)、各住戸100の住人が予め登
録した連絡先や、消防署や警察、セキュリティサービス
提供事業者等の外部機関900に対して、該異常発生情
報を通報する制御を行う(S608)。具体的には、各
住戸100から送信され、データ蓄積サーバ26に蓄積
されたセキュリティ情報に基づいて、異常状態が発生し
た住戸を特定するとともに、異常状態(火事やガス漏れ
等)の種類を判別し、予め登録された通報先(消防署や
ガス供給事業者等)に対して、上記セキュリティ情報か
ら少なくとも住戸を特定する情報を抽出して、インター
ネットメールやインターネット電話等のインターネット
500を介した通信方法により通知する。もしくは、イ
ンターネット500を利用せず、専用ネットワークを利
用するIP電話等により通知するものであってもよい。
【0107】このように、セキュリティセンサにより各
住戸における火災やガス漏れ、不審者の侵入等の特定の
異常状態が検出され、CATVセンター局において該異
常状態の発生状況が集中的に監視され、インターネット
を介して所定の通知先に即座に通報されるので、当該異
常状態に対して迅速かつ適切に対処することができ、当
該異常状態に伴う重大かつ深刻な事態の発生を早期に防
止することができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくとも、各住戸に設置されたセンサ装置により、各
住戸における電気、ガス、水道等の生活に密接に関連す
る消費媒体の使用状況を検出し、これに基づく消費媒体
使用情報をインターフェース装置により所定の通信プロ
トコルに基づいて変換して、CATV伝送ケーブル網
(共聴伝送路)を介してCATVセンター局に設置され
たデータ蓄積装置に伝送して蓄積し、該蓄積された消費
媒体使用情報を、上記通信プロトコルに適合した通信方
式を採用した回線網を介して、各住戸の住人(居住者)
に対して、時間要素と関連付けて図表やグラフ等の表示
形式に編集して提供することができるので、各住戸側で
消費媒体の使用状況を簡易に閲覧、把握することができ
るとともに、上記消費媒体使用情報を各消費媒体の供給
事業者に対して定期的に通知することができるので、供
給事業者の検針作業や検針データの管理業務を大幅に削
減して、業務効率の向上を図ることができる。
【0109】ここで、インターフェース装置により、各
住戸において検出される消費媒体使用情報を、インター
ネットにおける通信方式の国際的な標準規格であるTC
P/IPに適合するようにプロトコル変換することによ
り、当該消費媒体使用情報をCATV伝送ケーブル網や
インターネットを介して伝送することができ、近年、普
及が著しいパーソナルコンピュータや携帯電話等の情報
閲覧装置(情報端末)において消費媒体使用情報を良好
に表示させることができる。換言すれば、CATVセン
ター局又は消費媒体の供給事業者設備に設置されたデー
タ蓄積制御装置に蓄積された消費媒体使用情報を、イン
ターネットに接続可能なあらゆる情報端末により閲覧す
ることができる。
【0110】また、本発明によれば、各住戸から収集、
蓄積された消費媒体使用情報の時間変化をCATVセン
ター局において監視することにより、各住戸における生
活サイクルの急激な変化、すなわち、電気や水道、ガス
等が全く使われていない、もしくは、長時間継続して使
用されている、といった異常な状態を検出することがで
きるので、各住戸における事故や疾病の発生、あるい
は、漏電や漏水、電気やガスコンロ等の消し忘れ等の発
生を判断し、インターネットを介して各住戸の住人が予
め登録した連絡先、例えば、住人本人や離れて暮らす家
族、もしくは、福祉サービス提供事業者等に通知するこ
とができ、該異常状態が重大かつ深刻な事態に至る前に
状況や安否の確認を行うことができる。特に、上記異常
状態の発生を、近年普及が著しいインターネット接続が
可能な情報端末等に、インターネットを介して送信する
ことにより、受信者の居場所や時間帯に関わらず、迅速
かつ的確に報知することができる。
【0111】また、本発明によれば、CATVセンター
局もしくは消費媒体の供給事業者設備により、各住戸か
ら収集、蓄積された消費媒体使用情報に基づいて、所定
の期間ごとの各住戸における消費媒体の使用状況に応じ
た料金に関する情報を生成して、電気通信回線網を介し
て、少なくとも各住戸の居住者に提供することができる
ので、消費媒体の供給事業者は、料金徴収に係る処理や
コストを削減して、大幅な業務効率の向上を図ることが
できる。
【0112】そして、このような各住戸における消費媒
体の使用状況に応じた料金を、例えば、本来のCATV
ネットワークシステムの利用料金とともに、CATVセ
ンター局によるインターネットを利用した電子商取引に
より決済(電子決済)することにより、各住戸の住人
は、消費媒体ごとに個別に料金を決済することなく、一
括して管理、決済することができるので、住人の利便性
を大幅に向上させることができる。
【0113】さらに、上述した構成に加え、各住戸に各
種のセキュリティーセンサを備え、特定の異常状態、例
えば、火災、ガス漏れ、不審者の進入、その他緊急事態
を常時検出し、この異常状態の発生状況に関する情報
を、CATV伝送ケーブル網を介して送信することによ
り、CATVセンター局により各種異常状態の発生状況
が集中的に監視され、加えて、該異常状態の発生を、イ
ンターネットを介して所定の連絡先に通報することがで
きるので、各住戸における異常状態の発生を迅速に把握
して、適切な対処を講じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネットワークシステムの第1の実
施形態を示す概略構成図である。
【図2】第1の実施形態に係るネットワークシステムに
適用される信号周波数の利用状態を示す図である。
【図3】第1の実施形態に係るネットワークシステムに
適用されるインターフェース装置を示す概略構成図であ
る。
【図4】第1の実施形態に係るネットワークシステムを
適用したネットワークサービスの提供方法(処理手順)
の第1の実施例を示すフローチャートである。
【図5】本実施例に係るネットワークサービスにおい
て、各住戸において検出された消費媒体使用情報を収
集、蓄積する際の各種信号の伝送状態を示す概略図であ
る。
【図6】本実施例に係るネットワークサービスにおい
て、CATVセンター局に蓄積された消費媒体使用情報
を閲覧する際の各種信号の伝送状態を示す概略図であ
る。
【図7】本実施例に係るネットワークサービスにより提
供される消費媒体使用情報の一表示例を示す概略図であ
る。
【図8】本実施例に係るネットワークサービスにより提
供される消費媒体使用情報の他の表示例を示す概略図で
ある。
【図9】第1の実施形態に係るネットワークシステムを
適用したネットワークサービスの提供方法(処理手順)
の第2の実施例を示すフローチャートである。
【図10】本実施例に係るネットワークサービスにおい
て、蓄積された消費媒体使用情報を当該消費媒体の供給
事業者に提供する際の各種信号の伝送状態を示す概略図
である。
【図11】第1の実施形態に係るネットワークシステム
を適用したネットワークサービスの提供方法(処理手
順)の第3の実施例を示すフローチャートである。
【図12】本実施例に係るネットワークサービスにおい
て、各消費媒体の供給事業者設備に蓄積された消費媒体
使用情報を閲覧する際の各種信号の伝送状態を示す概略
図である。
【図13】第1の実施形態に係るネットワークシステム
を適用したネットワークサービスにおいて、CATVセ
ンター局又は各消費媒体の供給事業者設備に蓄積された
消費媒体使用情報をインターネットを介して閲覧する際
の各種信号の伝送状態を示す概略図である。
【図14】第1の実施形態に係るネットワークシステム
を適用したネットワークサービスの提供方法(処理手
順)の第4の実施例を示すフローチャートである。
【図15】第1の実施形態に係るネットワークシステム
を適用したネットワークサービスの提供方法(処理手
順)の第5の実施例を示すフローチャートである。
【図16】本実施例に係るネットワークサービスにおい
て、消費媒体の徴収金額を電子決済する際の各種信号の
伝送状態を示す概略図である。
【図17】本発明に係るネットワークシステムの第2の
実施形態を示す概略構成図である。
【図18】第2の実施形態に係るネットワークシステム
を適用したネットワークサービスの提供方法(処理手
順)の一実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 住戸 14 ケーブルモデム 15 パーソナルコンピュータ 16 インターフェース装置 17s、18s、19s センサ装置 200 CATVセンター局 300 伝送ケーブル網 400 供給事業者設備 500 インターネット 21 センターモデム 22、26 データ蓄積サーバ 23 ルーター 24 インターネットサーバ 25 センター装置 600 情報端末 700 インターネットプロバイダ 800 金融機関 900 外部機関
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/08 H04N 7/16 Z 7/081 7/08 Z 7/16 (72)発明者 増澤 一浩 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA21 GB02 HA01 HA11 HA20 JA40 JB22 KA16 5C063 AB06 AB09 AC01 AC05 CA23 DA07 DA13 5C064 BA02 BA05 BA07 BB01 BB04 BC04 BC18 BC23 BC24 BD02 BD05 BD08 BD10 BD11 5K024 AA79 CC07 DD01 5K038 AA06 CC00 DD18 DD22 GG05

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センター局と複数の住戸との間で、ケーブ
    ルテレビシステムの共聴伝送路を介して各種情報の双方
    向の伝送を行うネットワークシステムにおいて、 前記住戸は、少なくとも、該住戸における生活に関連す
    る消費媒体の使用状況を検出するセンサ装置と、前記消
    費媒体の使用状況に基づく消費媒体使用情報を、所定の
    電気通信回線網における通信方式に適合するようにプロ
    トコル変換して出力するインターフェース装置と、前記
    プロトコル変換された前記消費媒体使用情報を、前記共
    聴伝送路を介して、前記センター局に送信する住戸側モ
    デム装置と、を備え、 前記センター局は、少なくとも、前記各住戸から送信さ
    れる前記プロトコル変換された前記消費媒体使用情報を
    受信するセンター側モデム装置と、前記共聴伝送路を介
    して受信した前記消費媒体使用情報を蓄積する第1のデ
    ータ蓄積装置と、前記第1のデータ蓄積装置に蓄積され
    た前記消費媒体使用情報を、特定の提供先にのみ提供す
    る第1の通信制御装置と、前記センター側モデム装置、
    前記第1のデータ蓄積装置及び第1の通信制御装置の動
    作状態を制御するとともに、前記第1のデータ蓄積装置
    に蓄積された前記消費媒体使用情報に基づいて、所定の
    サービスを提供するセンター制御装置と、を備えている
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】前記電気通信回線網は、インターネットで
    あって、前記通信方式は、TCP/IPからなる通信プ
    ロトコルであることを特徴とする請求項1記載のネット
    ワークシステム。
  3. 【請求項3】前記第1の通信制御装置は、少なくとも、
    前記第1のデータ蓄積制御装置に蓄積された前記消費媒
    体使用情報を、前記共聴伝送路を介して前記住戸に提供
    することを特徴とする請求項1又は2記載のネットワー
    クシステム。
  4. 【請求項4】前記第1の通信制御装置は、少なくとも、
    前記第1のデータ蓄積制御装置に蓄積された前記消費媒
    体使用情報を、前記電気通信回線網を介して、少なくと
    も前記消費媒体の供給事業者設備に提供することを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載のネットワーク
    システム。
  5. 【請求項5】前記消費媒体の供給事業者設備は、少なく
    とも、 前記センター局から、前記電気通信回線網を介して提供
    される前記消費媒体使用情報を蓄積する第2のデータ蓄
    積装置と、 少なくとも、前記第2のデータ蓄積装置に蓄積された前
    記消費媒体使用情報を、前記電気通信回線網を介して前
    記住戸に提供する第2の通信制御装置と、を備えている
    ことを特徴とする請求項4記載のネットワークシステ
    ム。
  6. 【請求項6】前記第1又は第2のデータ蓄積装置に蓄積
    された前記消費媒体使用情報は、任意の表示形式に編集
    されて、前記特定の提供先に提供されることを特徴とす
    る請求項1又は5記載のネットワークシステム。
  7. 【請求項7】前記消費媒体使用情報は、時間要素と関連
    付けた表示形式に編集されることを特徴とする請求項6
    記載のネットワークシステム。
  8. 【請求項8】前記消費媒体使用情報は、前記共聴伝送路
    及び前記電気通信回線網のうち、少なくともいずれか一
    方に接続された任意の情報閲覧装置により表示可能なデ
    ータ形式を有していることを特徴とする請求項1乃至7
    のいずれかに記載のネットワークシステム。
  9. 【請求項9】前記情報閲覧装置は、前記住戸内に設置さ
    れ、前記共聴伝送路を介して前記センター局に対してア
    クセス可能な情報端末であることを特徴とする請求項8
    記載のネットワークシステム。
  10. 【請求項10】前記情報閲覧装置は、前記電気通信回線
    網を介して、前記センター局又は前記消費媒体の供給事
    業者設備に対してアクセス可能な情報端末であることを
    特徴とする請求項8記載のネットワークシステム。
  11. 【請求項11】前記消費媒体は、前記住戸で使用する電
    気であって、前記センサ装置は、電気メータにより計測
    された前記電気の使用量を検出することを特徴とする請
    求項1乃至10のいずれかに記載のネットワークシステ
    ム。
  12. 【請求項12】前記消費媒体は、前記住戸で使用するガ
    スであって、前記センサ装置は、ガスメータにより計測
    された前記ガスの使用量を検出することを特徴とする請
    求項1乃至10のいずれかに記載のネットワークシステ
    ム。
  13. 【請求項13】前記消費媒体は、前記住戸で使用する水
    道であって、前記センサ装置は、水道メータにより計測
    された前記水道の使用量を検出することを特徴とする請
    求項1乃至10のいずれかに記載のネットワークシステ
    ム。
  14. 【請求項14】前記センター制御装置は、前記第1のデ
    ータ蓄積装置に蓄積された前記消費媒体使用情報の時間
    変化に基づいて、前記各住戸における前記消費媒体の使
    用に係る異常状態の発生を判断することを特徴とする請
    求項1乃至13のいずれかに記載のネットワークシステ
    ム。
  15. 【請求項15】前記センター制御装置は、前記各住戸に
    おける前記消費媒体の使用に係る異常状態の発生を判断
    した場合に、前記電気通信回線網を介して、該異常状態
    の発生を所定の連絡先に通知することを特徴とする請求
    項1乃至14のいずれかに記載のネットワークシステ
    ム。
  16. 【請求項16】前記センター制御装置は、前記第1のデ
    ータ蓄積装置に蓄積された前記消費媒体使用情報に基づ
    いて、所定の期間ごとの各住戸における前記消費媒体の
    使用状況に応じた料金に関する情報を、前記電気通信回
    線網を介して、前記消費媒体の供給事業者及び前記各住
    戸の居住者の少なくともいずれか一方に提供することを
    特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載のネット
    ワークシステム。
  17. 【請求項17】前記消費媒体の供給事業者は、前記第2
    のデータ蓄積装置に蓄積された前記消費媒体使用情報に
    基づいて、所定の期間ごとの各住戸における前記消費媒
    体の使用状況に応じた料金に関する情報を、前記電気通
    信回線網を介して、前記各住戸の居住者に提供すること
    を特徴とする請求項5乃至15のいずれかに記載のネッ
    トワークシステム。
  18. 【請求項18】前記センター制御装置は、前記各住戸に
    おける前記消費媒体の使用状況に応じた料金の徴収を、
    所定の金融機関に対する電子商取引による決済により行
    うことを特徴とする請求項16記載のネットワークシス
    テム。
  19. 【請求項19】前記センター制御装置は、前記各住戸に
    おける前記ケーブルテレビシステムの利用料の徴収とと
    もに、前記消費媒体の使用状況に応じた料金の徴収を、
    所定の金融機関に対する電子商取引による決済により行
    うことを特徴とする請求項16記載のネットワークシス
    テム。
  20. 【請求項20】前記インターフェース装置は、少なくと
    も、 前記センサ装置から出力される前記消費媒体の使用状況
    に関する検出信号を受信する受信部と、 前記受信部により受信された前記検出信号から前記消費
    媒体の種別を判別するとともに、前記検出信号に前記各
    住戸の識別情報を関連付けて、前記各住戸に固有の前記
    消費媒体使用情報を生成する情報処理部と、 前記情報処理部により生成された前記消費媒体使用情報
    を、前記所定の通信方式に適合するようにプロトコル変
    換して、前記共聴伝送路を介して出力するネットワーク
    処理部と、 を備えていることを特徴とする請求項1乃至19のいず
    れかに記載のネットワークシステム。
  21. 【請求項21】前記インターフェース装置は、表示部を
    さらに備え、 少なくとも、前記共聴伝送路を介して提供され、前記任
    意の表示形式に編集された前記消費媒体使用情報を、前
    記表示部に表示することを特徴とする請求項20記載の
    ネットワークシステム。
  22. 【請求項22】前記住戸は、該住戸における特定の異常
    状態の発生を検出するセキュリティセンサをさらに備
    え、 前記インターフェース装置は、前記セキュリティセンサ
    からのセキュリティ検出信号に基づいて生成される前記
    特定の異常状態に関するセキュリティ情報を、前記所定
    の通信方式に適合するようにプロトコル変換して、前記
    共聴伝送路を介して前記センター局に送信し、 前記センター制御装置は、前記共聴伝送路を介して受信
    した前記セキュリティ情報に基づいて、前記住戸におけ
    る前記特定の異常状態の発生を、前記電気通信回線網を
    介して、所定の連絡先に通報することを特徴とする請求
    項1乃至21のいずれかに記載のネットワークシステ
    ム。
  23. 【請求項23】前記特定の異常状態は、前記各住戸にお
    いて発生する火災であって、前記セキュリティセンサ
    は、前記火災の発生を検知する火災感知器であることを
    特徴とする請求項22記載のネットワークシステム。
  24. 【請求項24】前記特定の異常状態は、前記各住戸にお
    いて発生するガス漏れであって、前記セキュリティセン
    サは、前記ガス漏れの発生を検知するガス漏れ検知器で
    あることを特徴とする請求項22記載のネットワークシ
    ステム。
  25. 【請求項25】前記特定の異常状態は、前記各住戸への
    不審者の侵入であって、前記セキュリティセンサは、前
    記侵入の発生を検知する防犯センサであることを特徴と
    する請求項22記載のネットワークシステム。
  26. 【請求項26】センター局と複数の住戸との間で、ケー
    ブルテレビシステムの共聴伝送路を介して各種情報の双
    方向の伝送を行うネットワークシステムに適用されるイ
    ンターフェース装置において、 前記各住戸における生活に関連する消費媒体の使用状況
    を検出するセンサ装置から出力される検出信号を受信す
    る受信部と、 前記受信部により受信された前記検出信号から前記消費
    媒体の種別を判別するとともに、前記検出信号に前記各
    住戸の識別情報を関連付けて、前記各住戸に固有の消費
    媒体使用情報を生成する情報処理部と、 前記情報処理部により生成された前記消費媒体使用情報
    を、所定の通信方式に適合するようにプロトコル変換し
    て、前記共聴伝送路を介して出力するネットワーク処理
    部と、を備えていることを特徴とするインターフェース
    装置。
  27. 【請求項27】前記インターフェース装置は、 前記受信部により、前記各住戸における特定の異常状態
    の発生を検出するセキュリティセンサからのセキュリテ
    ィ検出信号を受信し、 前記情報処理部により、前記受信された前記セキュリテ
    ィ検出信号から前記異常状態の種別を判別して、前記セ
    キュリティ検出信号に前記各住戸の識別情報を関連付け
    てセキュリティ情報を生成し、 前記ネットワーク処理部により、前記セキュリティ情報
    を、前記所定の通信方式に適合するようにプロトコル変
    換して、前記共聴伝送路を介して前記センター局に送信
    することを特徴とする請求項26記載のインターフェー
    ス装置。
  28. 【請求項28】前記通信方式は、TCP/IPからなる
    通信プロトコルであることを特徴とする請求項26又は
    27記載のインターフェース装置。
  29. 【請求項29】前記インターフェース装置は、表示部を
    さらに備え、 少なくとも、前記共聴伝送路を介して提供され、前記任
    意の表示形式に編集された前記消費媒体使用情報を、前
    記表示部に表示することを特徴とする請求項26乃至2
    8のいずれかに記載のインターフェース装置。
  30. 【請求項30】センター局と複数の住戸との間で、ケー
    ブルテレビシステムの共聴伝送路を介して各種情報の双
    方向の伝送を行うネットワークシステムにおけるネット
    ワークサービスの提供方法であって、 前記各住戸における生活に関連する消費媒体の使用状況
    を検出するステップと、 前記消費媒体の使用状況に基づく消費媒体使用情報を、
    所定の電気通信回線網における通信方式に適合するよう
    にプロトコル変換するステップと、 前記プロトコル変換された前記消費媒体使用情報を、前
    記共聴伝送路を介して、前記センター局に送信して蓄積
    するステップと、 前記センター局への前記蓄積された消費媒体使用情報の
    閲覧要求に対して、前記消費媒体使用情報を前記プロト
    コル変換された状態で、前記電気通信回線網を介して提
    供するステップと、を含むことを特徴とするネットワー
    クシステムにおけるネットワークサービスの提供方法。
  31. 【請求項31】前記ネットワークサービスの提供方法
    は、 前記蓄積された消費媒体使用情報の閲覧要求に対して、
    前記消費媒体使用情報を任意の表示形式に編集し、前記
    電気通信回線網を介して提供するステップと、前記提供
    された前記消費媒体使用情報を、前記所定の表示形式で
    情報閲覧装置に表示するステップと、を含むことを特徴
    とする請求項30記載のネットワークシステムにおける
    ネットワークサービスの提供方法。
  32. 【請求項32】前記蓄積された消費媒体使用情報は、時
    間要素とを関連付けた表示形式に編集されて提供される
    ことを特徴とする請求項31記載のネットワークシステ
    ムにおけるネットワークサービスの提供方法。
  33. 【請求項33】前記消費媒体は、前記住戸で使用する電
    気であって、前記消費媒体使用情報は、少なくとも前記
    電気の使用量に関する情報を含んでいることを特徴とす
    る請求項30乃至32のいずれかに記載のネットワーク
    システムにおけるネットワークサービスの提供方法。
  34. 【請求項34】前記消費媒体は、前記住戸で使用するガ
    スであって、前記消費媒体使用情報は、少なくとも前記
    ガスの使用量に関する情報を含んでいることを特徴とす
    る請求項30乃至32のいずれかに記載のネットワーク
    システムにおけるネットワークサービスの提供方法。
  35. 【請求項35】前記消費媒体は、前記住戸で使用する水
    道であって、前記消費媒体使用情報は、少なくとも前記
    水道の使用量に関する情報を含んでいることを特徴とす
    る請求項30乃至32のいずれかに記載のネットワーク
    システムにおけるネットワークサービスの提供方法。
  36. 【請求項36】前記ネットワークサービスの提供方法
    は、 前記蓄積された消費媒体使用情報の時間変化に基づい
    て、前記各住戸における前記消費媒体の使用に係る異常
    状態の発生を判断するステップと、 前記異常状態の発生を判断した場合に、前記電気通信回
    線網を介して、該異常状態の発生を所定の連絡先に通知
    するステップと、を含むことを特徴とする請求項30乃
    至35のいずれかに記載のネットワークシステムにおけ
    るネットワークサービスの提供方法。
  37. 【請求項37】前記ネットワークサービスの提供方法
    は、 前記蓄積された消費媒体使用情報に基づいて、所定の期
    間ごとの前記各住戸における前記消費媒体の使用状況に
    応じた料金に関する情報を、前記電気通信回線網を介し
    て、前記消費媒体の供給事業者及び前記各住戸の居住者
    の少なくともいずれか一方に提供するステップを含むこ
    とを特徴とする請求項30乃至36のいずれかに記載の
    ネットワークシステムにおけるネットワークサービスの
    提供方法。
  38. 【請求項38】前記ネットワークサービスの提供方法
    は、 少なくとも、前記各住戸における前記消費媒体の使用状
    況に応じた料金の徴収を、所定の金融機関に対する電子
    商取引による決済により行うステップを含むことを特徴
    とする請求項30乃至37のいずれかに記載のネットワ
    ークシステムにおけるネットワークサービスの提供方
    法。
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