JP2003258971A - 携帯情報端末機 - Google Patents

携帯情報端末機

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JP2003258971A JP2002055662A JP2002055662A JP2003258971A JP 2003258971 A JP2003258971 A JP 2003258971A JP 2002055662 A JP2002055662 A JP 2002055662A JP 2002055662 A JP2002055662 A JP 2002055662A JP 2003258971 A JP2003258971 A JP 2003258971A
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江 晴 樹 大
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯電話機等のカメラユニットを衝撃力から保
護する。 【解決手段】情報を表示し得る表示部11、被写体を撮
影するためのCCD25及び光学系30を含むカメラユ
ニット20、表示部11及びカメラユニット20を保持
しかつ輪郭を画定する本体ケース10を備えた携帯電話
機等において、本体ケース10を通してカメラユニット
20へ加わる衝撃力を緩和するために、ユニットケース
21と本体ケース10との間に緩衝部材40を設けた。
これにより、操作者が誤って携帯電話機等を落下させた
場合でも、カメラユニット20の破損が防止され、所期
の機能が保証される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機あるい
は携帯型パーソナルコンピュータ等の携帯情報端末機
(以下、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ等
を総称して携帯情報端末機と称する)に関し、特に、操
作者あるいは周辺の風景等を撮影可能なカメラを備えた
携帯情報端末機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、広帯域符号分割多重アク
セス(W−CDMA)等の無線通信システムが開発さ
れ、この通信環境によりデータの転送速度が向上するの
に伴ない、画像信号を送受信できる携帯電話機あるいは
携帯型パーソナルコンピュータ等の携帯情報端末機(P
DA)が開発されている。そして、画像信号を送信する
ために用いられるカメラとしては、本体に対して固定さ
れたレンズをもつ単一焦点の光学系が採用されていた。
したがって、上記光学系においては、可動部が無く、比
較的強固な構造を採用できるため、外部からの衝撃等に
耐えるようにするために、特別な対応策を講じる必要性
は低かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
光学系は単一焦点であるため、被写体の撮影範囲を変え
たい場合には、一々、撮影距離を変える必要があり、取
り扱い上不便であった。そこで、光学系として可動に支
持された複数のレンズをもつ変倍光学系を採用すると、
幅広い範囲での撮影が可能になる一方で、可動部分があ
る故に、外部からの衝撃等に対して耐衝撃強度が低くな
る。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、構造の簡略化を図り
つつ、衝撃等を受けても破損することなく所期の機能を
保証でき、又、幅広い撮影が可能で、さらに、組み付け
等を容易に行なえる携帯情報端末機を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯情報端末機
は、情報を表示し得る表示部と、被写体を撮影するため
の撮像素子及び光学系を含むカメラユニットと、表示部
及びカメラユニットを保持しかつ輪郭を画定する本体ケ
ースとを備えた携帯情報端末機であって、上記本体ケー
スを通してカメラユニットへ加わる衝撃を緩和するため
の衝撃緩和手段を設けた、ことを特徴としている。この
構成によれば、操作者が、例えば携帯情報端末機を手元
から落下させた場合に、その落下による衝撃力は本体ケ
ースからカメラユニットに伝わる前に、衝撃緩和手段に
より緩和される。これにより、カメラユニットの破損が
防止され、所期の機能が保証される。
【0006】上記構成において、カメラユニットは、光
学系を収容するユニットケースを有し、衝撃緩和手段
は、本体ケースとユニットケースとの間に配置された緩
衝部材である、構成を採用できる。この構成によれば、
落下等による衝撃力は、本体ケースからカメラユニット
に伝わる前に、緩衝部材により直接吸収あるいは減衰さ
れて緩和される。また、緩衝部材を介在させる構造故
に、全体の構造を簡略化できる。
【0007】上記構成において、緩衝部材は、カメラユ
ニットを本体ケースに対して位置決めする形状に形成さ
れている、構成を採用できる。この構成によれば、緩衝
部材に、緩衝作用の他に位置決め作用をも兼ねさせるた
め、カメラユニットを本体ケースに対して位置決めする
ための専用の位置決め部材を必要とせず、それ故に、構
造の簡略化、低コスト化を行なえる。
【0008】上記構成において、緩衝部材は、本体ケー
スに対して、複数の異なる方向からユニットケースを支
持するように設けられている、構成を採用できる。この
構成によれば、カメラユニットが、本体ケースに対して
一方向からだけではなく他方向からも支持されているた
め、携帯情報端末機が落下する際の向きに拘わらず、衝
撃力が効率良く緩和される。
【0009】上記構成において、光学系は、光軸方向に
配列された複数のレンズ及び複数のレンズを相対的に移
動させて変倍駆動する駆動機構を含み、駆動機構は、ユ
ニットケースから突出しない範囲で複数のレンズを変倍
駆動するように形成され、緩衝部材は、少なくともレン
ズの光軸方向における衝撃力を緩和するように配置され
ている、構成を採用できる。この構成によれば、変倍駆
動によるレンズの移動範囲がユニットケースの範囲内で
行なわれるため、レンズが変倍駆動される方向における
ユニットケースと本体ケースとの対向面、すなわち、最
も緩衝作用を必要とするレンズの光軸方向(変倍駆動方
向)において、衝撃緩和手段(緩衝部材)の設置を容易
に行なうことができ、又、この方向に設置することで効
率良く衝撃力を減衰ないし吸収して緩和できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しつつ説明する。図1ないし図7
は、本発明に係る携帯情報端末機(ここでは、携帯電話
機)の一実施形態を示すものであり、図1は正面図、図
2及び図3は光学系を示す断面図、図4はカメラユニッ
トを光軸方向から見た断面図、図5は円筒カムの展開
図、図6はカメラユニットの斜視図、図7は緩衝部材の
取り付け方法を示す斜視図である。
【0011】この携帯電話機は、外輪郭を画定する本体
ケース10、本体ケース10の表面に設けられ種々の送
受信に関する情報を表示し得る表示部(液晶モニタ)1
1、アンテナ12、種々の操作釦13、本体ケース10
に内蔵されたカメラユニット20、カメラユニット20
への衝撃力等を緩和する衝撃緩和手段としての緩衝部材
40、送受信に関する種々の信号処理を行なう処理回
路、制御回路等を備えている。
【0012】本体ケース10は、表示部11よりも上方
の領域に、円形の透明な撮影窓14を有し、又、側面領
域に、後述する円筒カム36の一部を露出させる開口部
15を有する。そして、本体ケース10は、撮影窓14
の背後の空間において、緩衝部材40を介してカメラユ
ニット20を保持している。
【0013】カメラユニット20は、図2ないし図6に
示すように、略直方体の外輪郭をなすユニットケース2
1、ユニットケース21に支持された光学系30、ユニ
ットケース21に連結される枠部材22、枠部材22に
保持された赤外線フィルタ、ローパスフィルタ等の水晶
フィルタ23、フェースプレート24、撮像素子として
のCCD25等により構成されている。
【0014】光学系30は、図2ないし図6に示すよう
に、ユニットケース21内にて固定され光軸X方向に伸
長する3本のガイド軸31a,31b,31c、ガイド
軸31a,31cにより案内されると共に凹状のレンズ
32を保持するレンズ枠33、ガイド軸31b,31c
により案内されると共に凸状のレンズ34を保持するレ
ンズ枠35、レンズ枠33,35を光軸X方向に駆動す
る円筒カム36等により構成されている。そして、レン
ズ枠33(凹レンズ32)とレンズ枠35(凸レンズ3
4)とが、光軸X方向において相対的に移動することに
より、CCD25に対して、被写体の倍率を可変にする
変倍動作と共に合焦動作を行なう。
【0015】レンズ枠33は、図2及び図4に示すよう
に、レンズ32を保持する保持部33a、第1連結部3
3b、及び第2連結部33cを有し、第1連結部33b
がガイド軸31aに摺動自在に連結され、第2連結部3
3cがガイド軸31cに摺動自在に連結されている。ま
た、第1連結部33bには、フォロワピン33dが一体
的に形成され、フォロワピン33dはカム溝36aに対
して摺動自在に連結されている。
【0016】レンズ枠35は、図3及び図4に示すよう
に、レンズ34を保持する保持部35a、第1連結部3
5b、及び第2連結部35cを有し、第1連結部35b
がガイド軸31bに摺動自在に連結され、第2連結部3
5cがガイド軸31cに摺動自在に連結されている。ま
た、第1連結部35bには、フォロワピン35dが一体
的に形成され、フォロワピン35dはカム溝36bに対
して摺動自在に連結されている。
【0017】尚、第1連結部33b,35bは、ガイド
軸31a,31bに対して密接して外嵌される貫通孔に
より支持され、又、第2連結部33c,35cは、図4
に示すように、ガイド軸31cに対してU字溝により支
持されている。したがって、レンズ枠33,35は、ガ
イド軸31a,31b,31cに沿って(光軸X方向
に)、ガタツキなく円滑に案内される。
【0018】円筒カム36は、図4及び図5に示すよう
に、外周面において傾斜した直線状のカム溝36a及び
僅かに湾曲したカム溝36bをもつ円柱状をなし、外周
面の一部がユニットケース21から露出した状態で、ユ
ニットケース21に対して回動自在に支持されている。
したがって、操作者が外周面に触れて円筒カム36を回
動させることで、カム溝36a,36bが、レンズ枠3
3,35に対してカム作用を及ぼす。上記レンズ枠3
3,35(第1連結部33b,35b、第2連結部33
c,35c、フォロワピン33d,35d)、ガイド軸
31a,31b,31c、円筒カム36等により、光軸
X方向に配列されたレンズ32,34を相対的に移動さ
せて変倍駆動する駆動機構が構成されている。
【0019】衝撃緩和手段としての緩衝部材40は、弾
性的に変形可能でかつ衝撃力を吸収ないしは減衰させる
材料、例えば、緩衝ゴム、その他の樹脂材料等により形
成されており、図1ないし図3に示すように、ユニット
ケース21(カメラユニット20)の外壁面と本体ケー
ス10の内壁面との間に介在して、カメラユニット20
を支持するように設けられている。
【0020】また、緩衝部材40は、図6に示すよう
に、ユニットケース21の外壁面21a〜21eのう
ち、レンズ32,34の光軸X方向において本体ケース
10の内壁面と対向する外壁面21a、円筒カム36が
露出する側の外壁面21b、さらには、上側に位置する
外壁面21c等に対して設置される。このように、光軸
X方向に面する外壁面21aに緩衝部材40を設けるこ
とで、衝撃力を効率良く緩和できる。
【0021】すなわち、レンズ32,34は、駆動機構
により光軸X方向に移動させられるが故に、この方向に
おいて衝撃力を受けると、許容範囲を超えて移動して破
損あるいは連結部分の脱落等を招き易い構造となってい
る。したがって、外壁面21aに緩衝部材40を設け
て、光軸X方向における衝撃力を直接的に減衰ないし吸
収して緩和できるようにすることで、カメラユニット2
0の破損等を防止でき、所期の機能を保証することがで
きる。
【0022】また、円筒カム36が露出する側の外壁面
21bに緩衝部材40を設けることで、この方向からの
衝撃力を減衰ないし吸収して緩和すると共に、光軸X方
向からの衝撃力をも緩和するのは勿論のこと、操作者が
円筒カム36に触れて駆動力を及ぼす場合に、カメラユ
ニット20が押されて位置ずれあるいはガタツキを生じ
るのを防止して、所定の位置に保持することができる。
【0023】このように、緩衝部材40が、外壁面21
a,21bさらには外壁面21c、21d等にも設けら
れることにより、カメラユニット20は、本体ケース1
0に対して、複数の異なる方向から支持された状態とな
っている。これにより、落下等により衝撃力を受ける際
に、その落下の向きに拘わらず、衝撃力が効率良く緩和
されて、カメラユニット20が保護される。
【0024】緩衝部材40は、図7に示すように、円板
状で厚みH、外径Dをなす拡径部41、拡径部41を挟
んだ両側において長さh、外径dをなす縮径部42によ
り形成されている。ここで、各々の寸法H,D,h,d
は、衝撃力を効率良く緩和すると共に、カメラユニット
20を所定の保持力にて保持し得るように、カメラユニ
ット20の質量、形状等に応じて適宜選定される。
【0025】緩衝部材40の組み付けにおいては、一方
の縮径部42が本体ケース10の内壁面に形成された嵌
合穴10aに嵌合されて接着剤等により固着され、他方
の縮径部42がユニットケース21の外壁面21a,2
1b等に形成された嵌合穴21a´,21b´等に嵌合
されて接着剤等により固着される。
【0026】このように、縮径部42が嵌合穴10a,
21a´,21b´等に嵌合されるだけで、カメラユニ
ット20は本体ケース10の所定位置に位置決めされ
る。すなわち、緩衝部材40は、衝撃力を緩和するだけ
でなく、カメラユニット20を位置決めする機能も兼ね
備えている。
【0027】また、緩衝部材40が組み付けられた状態
において、拡径部41の両端面はそれぞれ本体ケース1
0の内壁面とユニットケース21の外壁面21a,21
b等に密着している。そして、緩衝部材40は、図7に
示すように、L1方向からの衝撃力を受けた場合には、
拡径部41が弾性的に伸縮変形することにより、衝撃力
を緩和し、一方、L2方向からの衝撃力を受けた場合に
は、縮径部42と拡径部41との間において剪断方向に
弾性変形することにより、衝撃力を緩和する。
【0028】次に、この実施形態に係る携帯電話機の動
作について説明する。先ず、非撮影の状態において、カ
メラユニット20の光学系30は、図2に示す望遠側端
部の撮影位置から図3に示す広角側端部の撮影位置まで
の撮影範囲のいずれかの位置に停止している。
【0029】この状態において、CCD25がオンとさ
れて撮影可能な状態になると、操作者が指を押し当てて
円筒カム36を回転させることにより、広角側あるいは
望遠側の所望の撮影位置に合わせることができる。すな
わち、操作者が、円筒カム36を図4中の反時計回りに
回転させると、カム溝36a,36bの作用により、フ
ォロワピン33d,35dが、図5中の望遠側(フォロ
ワピン33d´,35d´)から広角側(フォロワピン
33d´´,35d´´)に移動して、レンズ32,3
4が広角側の撮影位置に位置付けられ、一方、円筒カム
36を図4中の時計回りに回転させると、レンズ32,
34が逆向きに移動して広角側の撮影位置に位置付けら
れる。この一連の変倍動作において、レンズ32及びレ
ンズ枠33は、ユニットケース21から突出しないよう
になっている。
【0030】このように、操作者が円筒カム36を適宜
回転させるだけで、望遠撮影〜広角撮影を連続的に切り
換えることができるため、撮影範囲を変える際に一々撮
影距離を変える必要がなくなる。また、操作者が円筒カ
ム36を回転させる際に、円筒カム36を押し付けるこ
とになるが、緩衝部材40はその押し付け力に拮抗する
ように作用するため、カメラユニット20は所望の位置
に確実に保持される。
【0031】また、撮影時あるいは非撮影時の如何に拘
わらず、操作者が、携帯電話機を誤って落下させたよう
な場合には、本体ケース10から伝わる衝撃力は緩衝部
材40により減衰ないし吸収されて緩和され、又、カメ
ラユニット20の加速度による衝撃力も同様に緩衝部材
40により減衰ないし吸収されて緩和される。したがっ
て、カメラユニット20は、破損することなく所期の機
能が保証される。
【0032】図8は、緩衝部材としての他の実施形態を
示すものである。図8(a)に示す緩衝部材40´は、
前述の緩衝部材40が円柱形状をなすのに対して、角柱
形状に形成されている。したがって、両側の角柱部42
´が矩形の嵌合穴Aに嵌合されると、平面上での位置決
めと同時に回転をも規制することができる。
【0033】図8(b)に示す緩衝部材40´´は、前
述の緩衝部材40における円柱状の縮径部42に替え
て、円錐台形状の縮径部42´´を有する。したがっ
て、両側の縮径部42´´が嵌合穴Bに挿入され続けて
溝B´にスライドさせて嵌合されると、接着剤等を用い
なくても、カメラユニット20がより堅固に連結され
る。
【0034】図8(c)に示す緩衝部材40´´´は、
上記緩衝部材40´と緩衝部材40´´の機能を兼ね備
えた角錐部42´´´をもつ形状に形成されている。し
たがって、両側の角錐部42´´´が矩形の嵌合穴Cに
挿入され続けて溝C´にスライドさせて嵌合されると、
平面上での位置決め及び回転を規制すると共に、接着剤
等を用いなくても、カメラユニット20がより堅固に連
結される。
【0035】上記実施形態においては、衝撃緩和手段
(緩衝部材40)により支持するカメラユニット20と
して2枚のレンズ32,34を含む変倍可能な光学系3
0を用いたものを示したが、単一焦点光学系であっても
直接本体ケース10に支持させるのではなく、同様に衝
撃緩和手段を介して支持させることができ、又、2枚の
レンズに限らずより多くのレンズを含む光学系におい
て、同様に衝撃緩和手段を採用することができる。
【0036】また、上記実施形態においては、変倍駆動
する駆動機構として、機械的なカム作用を用いた機構を
示したが、これに限定されるものではなく、複数のレン
ズを移動させるその他の機構を採用した構成において、
上記衝撃緩和手段を採用することができる。
【0037】また、上記実施形態においては、衝撃緩和
手段として、弾性材料等により形成された緩衝部材4
0,40´,40´´,40´´´を示したが、これに
限定されるものではなく、衝撃力を減衰ないし吸収して
緩和する作用があれば、バネとゴムの組み合わせによる
構造、粘弾性体を用いた構造、その他の構造を採用する
ことができる。さらに、上記実施形態においては、携帯
電話機において本発明を適用したが、携帯型パーソナル
コンピュータにおいても同様に適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の携帯情報端
末機によれば、 被写体を撮影するための撮像素子及び
光学系を含むカメラユニットを、本体ケースに収容させ
るにあたり、本体ケースを通してカメラユニットへ加わ
る衝撃を緩和するための衝撃緩和手段を設けたことによ
り、操作者が、携帯情報端末機を手元から落下させたよ
うな場合に、その落下による衝撃力が衝撃緩和手段によ
り緩和され、カメラユニットの破損が防止され、所期の
機能が保証される。特に、ユニットケースと本体ケース
との間に、緩衝部材を設けることにより、全体の構造を
簡略化できる。また、緩衝部材に位置決め機能を持たせ
ることで、カメラユニットを本体ケースに対して位置決
めするための専用の位置決め部材を必要とせず、それ故
に、構造の簡略化、低コスト化を行なえる。さらに、本
体ケースに対して、複数の異なる方向からユニットケー
スを支持するように緩衝部材を設けることにより、携帯
情報端末機が落下する際の向きに拘わらず、衝撃力を効
率良く緩和できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯情報端末機の一実施形態を示
す正面図である。
【図2】カメラユニット及び本体ケースの内部構造を示
すものであり、光学系が望遠側に位置する状態を示す断
面図である。
【図3】カメラユニット及び本体ケースの内部構造を示
すものであり、光学系が広角側に位置する状態を示す断
面図である。
【図4】カメラユニットの内部構造を示すものであり、
後方から観た断面図である。
【図5】駆動機構の一部をなす円筒カムを示す展開図で
ある。
【図6】カメラユニットを示す斜視図である。
【図7】緩衝部材及びその取り付け方法を示す斜視図で
ある。
【図8】(a),(b),(c)は、緩衝部材の他の実
施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 本体ケース 10a 嵌合穴 11 表示部 14 撮影窓 20 カメラユニット 21 ユニットケース 21a,21b,21c,21d,21e 外壁面 21a´,21b´ 嵌合穴 25 CCD(撮像素子) 30 光学系 31a,31b,31c ガイド軸(駆動機構) 32,34 レンズ 33,35 レンズ枠 33d,35d フォロワピン(駆動機構) 36 円筒カム(駆動機構) 40,40´,40´´,40´´´ 緩衝部材(衝撃
緩和手段) 41 拡径部 42 縮径部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を表示し得る表示部と、被写体を撮
    影するための撮像素子及び光学系を含むカメラユニット
    と、前記表示部及びカメラユニットを保持しかつ輪郭を
    画定する本体ケースと、を備えた携帯情報端末機であっ
    て、 前記本体ケースを通して前記カメラユニットへ加わる衝
    撃を緩和するための衝撃緩和手段を設けた、ことを特徴
    とする携帯情報端末機。
  2. 【請求項2】 前記カメラユニットは、前記光学系を収
    容するユニットケースを有し、 前記衝撃緩和手段は、前記本体ケースと前記ユニットケ
    ースとの間に配置された緩衝部材である、ことを特徴と
    する請求項1記載の携帯情報端末機。
  3. 【請求項3】 前記緩衝部材は、前記カメラユニットを
    前記本体ケースに対して位置決めする形状に形成されて
    いる、ことを特徴とする請求項2記載の携帯情報端末
    機。
  4. 【請求項4】 前記緩衝部材は、前記本体ケースに対し
    て、複数の異なる方向から前記ユニットケースを支持す
    るように設けられている、
  5. 【請求項5】 前記光学系は、光軸方向に配列された複
    数のレンズ及び前記複数のレンズを相対的に移動させて
    変倍駆動する駆動機構を含み、 前記駆動機構は、前記ユニットケースから突出しない範
    囲で、前記複数のレンズを変倍駆動するように形成さ
    れ、 前記緩衝部材は、少なくとも前記レンズの光軸方向にお
    ける衝撃力を緩和するように配置されている、ことを特
    徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の携帯情報端
    末機。
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