JP2003258907A - 上位ノードおよびネットワークおよびプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

上位ノードおよびネットワークおよびプログラムおよび記録媒体

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JP2003258907A
JP2003258907A JP2002060513A JP2002060513A JP2003258907A JP 2003258907 A JP2003258907 A JP 2003258907A JP 2002060513 A JP2002060513 A JP 2002060513A JP 2002060513 A JP2002060513 A JP 2002060513A JP 2003258907 A JP2003258907 A JP 2003258907A
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英司 大木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マルチレイヤネットワークに適する障害復旧
制御技術を提供し、網資源の有効利用を図る。具体的に
は、ルート計算に要する負荷は大きく、ルート計算を行
っている間は、他の処理の処理速度が低下する等の悪影
響が懸念される。 【解決手段】 下位ネットワークの障害を検出した上位
ノードが自己のトポロジ情報の更新を所定時間保留す
る。すなはち、上位ノードでは、下位ネットワークの障
害発生時に直ちにトポロジ情報の更新を行うのではな
く、下位ネットワークの速やかな復旧を期待してトポロ
ジ情報の更新を一定時間保留することにより、無効とな
るルート計算を回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光クロスコネク
ト、ルータ、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)
装置等を一元的に制御できるマルチレイヤネットワーク
に利用する。特に、GMPLS(Generalized Multi Pro
tocol Label Switching)に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチレイヤネットワークでは、光クロ
スコネクト、ルータ、SDH装置等を一元的に制御する
ことができる。このようなマルチレイヤネットワークの
例を図27に示す。図27の例では、各ルータ間に、複
数の光クロスコネクトからなる下位ネットワークが接続
されている。各ルータには、ネットワークのトポロジ情
報が保持されている。ただし、このトポロジ情報には、
下位ネットワークに関するトポロジ情報までは含まれて
おらず、下位ネットワークは単に一つの伝送路として扱
われる。すなわち、図28に示すように、ルータが保持
するトポロジ情報は、ルータ同士のトポロジ情報であ
り、下位ネットワークを構成する光クロスコネクトの存
在については、各ルータは認識していない。
【0003】このようなマルチレイヤネットワークにお
ける光クロスコネクト、ルータ、SDH装置等の各ノー
ドは、そのいずれかが障害を検出した際に、等しくLS
A(Link State Advertisement)パケットを周辺ノードに
送出する規約になっており、ルータは、このLSAパケ
ットを受け取ると、自己が保持するトポロジ情報を更新
して障害箇所を迂回するルートを設定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなマルチレイ
ヤネットワークの下位ネットワークでは、障害が発生す
ると、この障害箇所を迂回するルートを設定する等の障
害復旧措置を速やかに実行することができる。しかし、
ルータからは、このような下位ネットワークにおける障
害復旧措置の実行状況を認識できないため、LSAパケ
ットが到着すると速やかに自己が保持するトポロジ情報
の更新を行い、迂回ルートを設定する。
【0005】しかし、下位ネットワークでは、障害復旧
措置を速やかに実行し、障害復旧完了を示すLSAパケ
ットを送出する。ルータは、このLSAパケットを受信
すると、再び自己が保持するトポロジ情報の更新を行
い、ルート設定を行う。
【0006】このように、従来の障害復旧制御技術をそ
のままマルチレイヤネットワークに適用すると、ルータ
は、無効となるトポロジ情報の更新および迂回ルートの
設定を行う機会が増加し、処理負荷の増大を招く結果と
なる。特に、ルート計算に要する負荷は大きく、ルート
計算を行っている間は、他の処理の処理速度が低下する
等の悪影響が懸念され、そのようなルート計算が無効に
終わるような制御形態は改善されることが望ましい。し
たがって、マルチレイヤネットワークにおいては、従来
の障害復旧制御技術とは異なる新たな障害復旧制御技術
を適用することが望ましい。
【0007】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、マルチレイヤネットワークに適する障害復旧
制御技術を提供し、網資源の有効利用を図ることができ
る上位ノードおよびネットワークおよびプログラムおよ
び記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下位ネットワ
ークの障害を検出した上位ノードが自己のトポロジ情報
の更新を所定時間保留することを最も主要な特徴とす
る。本発明は、トポロジ情報の更新を保留する際のプロ
トコルを提案するものである。
【0009】本発明の第一の観点は、障害復旧手段を備
えた複数の下位ノードおよび伝送路からなる下位ネット
ワークに接続され、自己が収容する伝送路の障害発生を
検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情
報として公告する手段と、ネットワークのトポロジ情報
を保持する手段と、公告された障害情報あるいは自己が
検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポ
ロジ情報を更新する手段と、公告された障害情報を他の
上位ノードに公告する公告転送手段とを備えた上位ノー
ドである。
【0010】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記更新する手段は、前記検出する手段により障害発生を
検出した時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する
手段を備えたところにある。
【0011】このように、上位ノードでは、下位ネット
ワークの障害発生時に直ちにトポロジ情報の更新を行う
のではなく、下位ネットワークの速やかな復旧を期待し
てトポロジ情報の更新を一定時間保留することにより、
無効となるルート計算を回避することができる。
【0012】前記下位ネットワークの障害復旧に要する
予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設け
られ、前記公告する手段は、前記検出する手段が前記下
位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一公告を
行う第一公告手段と、この第一公告手段による前記第一
公告が公告された時刻から前記予測時間情報保持手段に
保持された予測時間が経過しても前記伝送路の障害復旧
が実現しないときに第二公告を行う第二公告手段とを備
え、前記保留する手段は、前記第一公告を受け取った時
刻から前記第二公告を受け取る時刻までの時間を前記T
時間とする手段を備えることもできる。
【0013】すなわち、とりあえず障害が発生した時点
で、第一公告が行なわれ、他の上位ノードは、障害発生
を認識する。他の上位ノードは、この時点で、自己が扱
う通信の重要性を考慮して自律的な障害回避措置を行う
ことができる。例えば、自己が扱う通信の重要性が低い
場合には、第一公告を無視し、第二公告が行われた時点
で、はじめて障害回避措置を実行すればよい。あるい
は、自己が扱う通信の重要性が高い場合には、第一公告
の時点で、速やかにトポロジ情報を更新し、障害迂回ル
ートを計算すればよい。これにより、無効となるルート
計算を回避することができる。
【0014】前記下位ネットワークの前記伝送路の障害
復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位
保持手段が設けられ、前記公告する手段は、ほぼ同時に
障害が発生した複数の前記伝送路について、前記第一公
告時刻から前記第二公告時刻までの時間長を前記優先順
位保持手段に保持された復旧優先順位に反比例させてそ
れぞれ設定する手段を備えることもできる。
【0015】すなわち、複数の伝送路にほぼ同時に障害
が発生した場合には、これらの伝送路を同時に復旧させ
ることは困難である。そこで伝送路毎に復旧優先順位を
設定しておき、優先順位の高いものから順に復旧を行
う。この場合には、第一公告を行ってから第二公告を行
うまでの時間長を優先順位に反比例させてそれぞれ設定
することがよい。これにより、速やかな復旧が期待でき
る伝送路については、第一公告から第二公告までの時間
を長く設定しておき、他の上位ノードによるトポロジ情
報の更新を保留させておき、その間に復旧完了するよう
にする。また、速やかな復旧が期待できない伝送路につ
いては、第一公告から第二公告までの時間を短く設定し
ておき、他の上位ノードによるトポロジ情報の更新を促
し、迂回ルートを設定させるようにする。これにより、
無効となるルート計算を回避することができる。
【0016】前記下位ネットワークの障害復旧に要する
予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設け
られ、前記公告する手段は、前記検出する手段の検出結
果と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時
間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を
取得する手段と、この取得する手段により取得した前記
予測時間の情報を含む公告を行う手段とを備え、前記保
留する手段は、前記公告に含まれる前記予測時間を前記
T時間とする手段を備えることもできる。
【0017】すなわち、障害を検出した上位ノードがそ
の障害の復旧に要する予測時間を他の上位ノードに知ら
せるので、他の上位ノードでは、単に、公告に含まれる
予測時間の情報にしたがってトポロジ情報の更新を保留
すればよく、自律的な判断を必要としない。障害を検出
した当事者である上位ノードが最も正確に障害復旧の予
測時間を把握できるので、他の上位ノードでは、適切な
保留時間の設定を行うことができる。
【0018】前記公告転送手段は、前記保留する手段の
保留時間が経過するまで他の前記上位ノードへの公告を
保留する公告保留手段を備えることもできる。
【0019】すなわち、障害が発生した下位ネットワー
クに直接接続された上位ノードは、障害発生の公告をT
時間保留する。これにより、障害が発生した下位ネット
ワークに直接接続されていない他の上位ノードは、障害
が発生した下位ネットワークに直接接続されている上位
ノードからT時間後に公告転送を受け取るので、結果的
に、トポロジ情報の更新を2T時間保留することにな
る。したがって、障害が発生した下位ネットワークに直
接接続された上位ノードとそうでない他の上位ノードと
の間で保留時間に差を持たせることができる。これによ
り、障害が発生した下位ネットワークに直接接続された
上位ノードがT時間後にトポロジ情報を更新して迂回経
路の設定等の障害回避措置を開始した後もそれ以外の他
の上位ノードはさらにT時間トポロジ情報の更新を保留
しており、もし、この間に、下位ネットワークの障害が
復旧した場合には、トポロジ情報を元に戻すのは障害が
発生した下位ネットワークに直接接続された上位ノード
だけで済むため、ネットワーク全体にトポロジ情報更新
の振動が波及するのを二段階で阻止することができる。
【0020】あるいは、ネットワーク内に、トポロジ情
報の更新を保留する手段を備えた上位ノードと備えてい
ない他の上位ノードとが混在する場合に、トポロジ情報
の更新を保留する手段を備えた上位ノードは、トポロジ
情報の更新を保留する手段を備えていない他の上位ノー
ドへの公告を保留する手段を併せて備えることにより、
トポロジ情報の更新を保留する手段を備えていない他の
上位ノードもトポロジ情報の更新を保留する手段を備え
た上位ノードと同様に振る舞うことができるようにな
る。このため、トポロジ情報の更新を保留する手段を備
えた上位ノードと備えていない他の上位ノードとが混在
するネットワークでも本発明のネットワークとして動作
することができる。
【0021】前記下位ネットワークの障害復旧に要する
予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設け
られ、前記保留する手段は、前記障害情報と前記予測時
間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して
当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段
と、この取得する手段により取得した前記予測時間を前
記T時間とする手段とを備えることもできる。
【0022】すなわち、全ての上位ノードは、障害復旧
の予測時間を把握してトポロジ情報の更新の保留時間を
設定する。
【0023】前記公告する手段は、前記検出する手段に
よる障害の検出中は一定周期で公告を行う手段を備え、
前記保留する手段は、あらかじめ定められた回数の公告
を受け取るまでの時間を前記T時間とする手段を備える
こともできる。
【0024】すなわち、上位ノードは、単に、障害発生
を他の上位ノードに一定周期で公告するだけでよく、ま
た、他の上位ノードは、あらかじめ定められた回数の公
告を受け取るまでの時間トポロジ情報の更新を保留する
だけでよく、上位ノードおよび他の上位ノードに複雑な
処理を必要とせず、処理負荷を軽減させることができ
る。上位ノードおよび他の上位ノードを単純化したいと
いう要望に適する。この際、他の上位ノードでは、自己
が扱う通信の重要性その他の諸要因を考慮して前記公告
を受け取る回数を適宜変更してもよい。
【0025】前記検出する手段の検出結果にしたがって
障害状況を分析する手段と、この分析する手段の分析結
果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性
が低い重度の障害を表すとしてランク付けする手段とが
設けられ、前記公告する手段は、前記ランク付けする手
段のランク付け結果を参照して所定ランク以上の障害に
ついて公告を行う条件付公告手段を備えることもでき
る。
【0026】すなわち、短時間に復旧が期待できる低い
ランクの障害については、初めから公告を行わない。こ
れにより、他の上位ノードでは、障害発生さえも知るこ
とがなく、上位ノードにおける処理負荷を軽減させるこ
とができる。
【0027】前記検出する手段の検出結果にしたがって
障害状況を分析する手段と、この分析する手段の分析結
果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性
が低い重度の障害を表すとしてランク付けする手段と、
前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情
報を保持する予測時間情報保持手段とが設けられ、前記
公告する手段は、前記ランク付けする手段のランク付け
結果を参照して所定ランク以下の障害については、当該
障害下位ネットワークに直接関わる前記上位ノードに限
定して公告を行う旨の限定情報を含む限定公告を発出す
る手段と、この限定公告の発出から前記予測時間情報保
持手段に保持された前記予測時間経過後も当該障害下位
ネットワークが復旧しないときには前記限定を解禁する
旨の解禁公告を発出する手段とを備え、前記限定公告を
受け取るとその限定情報にしたがって他の前記上位ノー
ドへの公告を前記解禁公告を受け取るまで禁止する手段
を備えることもできる。
【0028】すなわち、短時間に復旧が期待できる障害
であってもその障害に直接関わる他の上位ノードには公
告を行う。しかし、その障害に直接関わらない他の上位
ノードには公告を転送しないようにする。これにより、
短時間に復旧が期待できる障害発生の公告により、ネッ
トワーク全体にトポロジ情報更新の振動が波及すること
を回避できる。さらに、公告を受け取った他の上位ノー
ドでは、期待に反して障害復旧が短時間に実現しない場
合に備えて障害回避措置をとっておくことも可能であ
り、例えば、重要性の高い通信を扱っている他の上位ノ
ードに対しては有用である。
【0029】前記障害状況を分析する手段は、ほぼ同時
に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する手段を備
え、前記ランク付けする手段は、この本数に基づきラン
クを割当てる手段を備えることもできる。前記本数を検
出する手段は、障害要因をグループ分けし、各グループ
に属する障害要因の障害発生に対応して不通となる伝送
路が記録されたテーブルと、このテーブルを参照してほ
ぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する手
段とを備えることもできる。
【0030】すなわち、障害の程度をランク付けする際
に、ほぼ同時に障害が発生した伝送路の本数でランク付
けすることができる。これによれば、多数の伝送路に障
害がほぼ同時に発生して復旧が期待できない程高いラン
クとなり、他の上位ノードにおける迂回経路の設定等の
他の上位ノードに依存した障害回避措置を必要とするこ
とを表す。
【0031】前記下位ネットワークの前記伝送路の障害
復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位
保持手段が設けられ、前記障害状況を分析する手段は、
障害が発生した前記伝送路の前記優先順位保持手段に保
持された前記復旧優先順位の情報を取得する手段を備
え、前記ランク付けする手段は、ランクが高い程復旧可
能性が低い重度の障害を表すとして前記優先順位に反比
例して高いランク付けをする手段を備えることもでき
る。
【0032】すなわち、障害の程度をランク付けする際
に、優先的に復旧が期待できない程高いランクとなり、
他の上位ノードにおける迂回経路の設定等の他の上位ノ
ードに依存した障害回避措置を必要とすることを表す。
【0033】前記障害状況を分析する手段は、障害が発
生した前記下位ネットワークのトポロジ情報を参照して
網資源の密集度合いを検出する手段を備え、前記ランク
付けする手段は、ランクが高い程復旧可能性が低い重度
の障害を表すとして前記密集度合いに反比例して高いラ
ンク付けをする手段を備えることもできる。
【0034】すなわち、障害の程度をランク付けする際
に、網資源の密集度合いが低い箇所程迂回経路を設定す
ることが難しく、短時間の復旧を期待できない箇所であ
るので、高いランクとなり、上位ノードにおける迂回経
路の設定等の上位ノードに依存した障害回避措置を必要
とすることを表す。
【0035】前記予測時間情報保持手段は、前記下位ネ
ットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を
保持する手段と、この保持する手段に保持された前記リ
ンクステート情報から推定される個々の前記伝送路が有
する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路につ
いて前記予測時間を計算する手段とを備えることもでき
る。
【0036】例えば、前記予測時間を計算する手段は、
前記迂回経路の設定能力として、二重化運転中の伝送路
については、前記予測時間をほぼ零として計算するとと
もに障害中は当該伝送路を一重化運転中の伝送路として
再認識する手段を備えたり、あるいは、前記予測時間を
計算する手段は、前記迂回経路の設定能力として、障害
伝送路の両端に対する迂回経路の存在の有無および当該
迂回経路の空塞の状況に基づき前記予測時間を計算する
手段を備える。
【0037】あるいは、前記予測時間情報保持手段は、
現用および予備の経路が設定されている二つの前記ノー
ド間における前記予測時間を、当該現用および予備の経
路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現
用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対し
て模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用
経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために
要する時間を前記予測時間として計算する手段を備える
こともできる。
【0038】すなわち、平常時に、仮想的な現用および
予備の経路を設定し、この仮想的な現用経路に模擬的に
障害を発生させ、仮想的な現用経路から仮想的な予備経
路に経路が切替わるために要する時間を調べることによ
って、障害復旧に要する予測時間を計算することができ
る。仮想的な現用および予備の経路は、実際の現用およ
び予備の経路の近傍に設定され、障害検出→障害公告→
予備経路切替といった実際のプロセスに則し、実際のネ
ットワークの実情を反映した精度の高い障害復旧予測時
間を得ることができる。
【0039】あるいは、前記予測時間情報保持手段は、
既に経路が設定されている二つの前記ノード間における
前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経
路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬
的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対す
る迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回
経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間
として計算する手段を備えることもできる。
【0040】すなわち、平常時に、仮想的な経路を設定
し、この仮想的な経路に模擬的に障害を発生させ、障害
検出→障害公告→迂回経路探索→迂回経路設定→迂回経
路切替というプロセスを模擬的に実行させ、実際のネッ
トワークの実情を反映した精度の高い障害復旧予測時間
を得ることができる。
【0041】本発明の第二の観点は、本発明の上位ノー
ドを備えたことを特徴とするネットワークである。
【0042】本発明の第三の観点は、情報処理装置にイ
ンストールすることにより、その情報処理装置に、障害
復旧機能を備えた複数の下位ノードおよび伝送路からな
る下位ネットワークに接続され、自己が収容する伝送路
の障害発生を検出する機能と、この検出する機能の検出
結果を障害情報として公告する機能と、ネットワークの
トポロジ情報を保持する機能と、公告された障害情報あ
るいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持
する前記トポロジ情報を更新する機能と、公告された障
害情報を他の上位ノードに公告する公告転送機能とを備
えた上位ノードを制御する装置に相応する機能を実現さ
せるプログラムである。
【0043】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記更新する機能として、前記検出する機能により障害発
生を検出した時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留
する機能を実現させるところにある。
【0044】前記下位ネットワークの障害復旧に要する
予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現
させ、前記公告する機能として、前記検出する機能が前
記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一公
告を行う第一公告機能と、この第一公告機能による前記
第一公告が公告された時刻から前記予測時間情報保持機
能に保持された予測時間が経過しても前記伝送路の障害
復旧が実現しないときに第二公告を行う第二公告機能と
を実現させ、前記保留する機能として、前記第一公告を
受け取った時刻から前記第二公告を受け取る時刻までの
時間を前記T時間とする機能を実現させることもでき
る。
【0045】前記下位ネットワークの前記伝送路の障害
復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位
保持機能を実現させ、前記公告する機能として、ほぼ同
時に障害が発生した複数の前記伝送路について、前記第
一公告時刻から前記第二公告時刻までの時間長を前記優
先順位保持機能に保持された復旧優先順位に反比例させ
てそれぞれ設定する機能を実現させることもできる。
【0046】前記下位ネットワークの障害復旧に要する
予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現
させ、前記公告する機能として、前記検出する機能の検
出結果と前記予測時間情報保持機能に保持された前記予
測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情
報を取得する機能と、この取得する機能により取得した
前記予測時間の情報を含む公告を行う機能とを実現さ
せ、前記保留する機能として、前記公告に含まれる前記
予測時間を前記T時間とする機能を実現させることもで
きる。
【0047】前記公告転送機能として、前記保留する機
能の保留時間が経過するまで他の前記上位ノードへの公
告を保留する公告保留機能を実現させることもできる。
【0048】前記下位ネットワークの障害復旧に要する
予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現
させ、前記保留する機能として、前記障害情報と前記予
測時間情報保持機能に保持された前記予測時間とを参照
して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する機
能と、この取得する機能により取得した前記予測時間を
前記T時間とする機能とを実現させることもできる。
【0049】前記公告する機能として、前記検出する機
能による障害の検出中は一定周期で公告を行う機能を実
現させ、前記保留する機能として、あらかじめ定められ
た回数の公告を受け取るまでの時間を前記T時間とする
機能を実現させることもできる。
【0050】前記検出する機能の検出結果にしたがって
障害状況を分析する機能と、この分析する機能の分析結
果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性
が低い重度の障害を表すとしてランク付けする機能とを
実現させ、前記公告する機能として、前記ランク付けす
る機能のランク付け結果を参照して所定ランク以上の障
害について公告を行う条件付公告機能を実現させること
もできる。
【0051】前記検出する機能の検出結果にしたがって
障害状況を分析する機能と、この分析する機能の分析結
果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性
が低い重度の障害を表すとしてランク付けする機能と、
前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情
報を保持する予測時間情報保持機能とを実現させ、前記
公告する機能として、前記ランク付けする機能のランク
付け結果を参照して所定ランク以下の障害については、
当該障害下位ネットワークに直接関わる前記上位ノード
に限定して公告を行う旨の限定情報を含む限定公告を発
出する機能と、この限定公告の発出から前記予測時間情
報保持機能に保持された前記予測時間経過後も当該障害
下位ネットワークが復旧しないときには前記限定を解禁
する旨の解禁公告を発出する機能とを実現させ、前記限
定公告を受け取るとその限定情報にしたがって他の前記
上位ノードへの公告を前記解禁公告を受け取るまで禁止
する機能を実現させることもできる。
【0052】前記障害状況を分析する機能として、ほぼ
同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する機能
を実現させ、前記ランク付けする機能として、この本数
に基づきランクを割当てる機能を実現させることもでき
る。
【0053】前記本数を検出する機能として、障害要因
をグループ分けし、各グループに属する障害要因の障害
発生に対応して不通となる伝送路が記録されたテーブル
に相応する機能と、このテーブルに相応する機能を参照
してほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出
する機能とを実現させることもできる。
【0054】前記下位ネットワークの前記伝送路の障害
復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位
保持機能を実現させ、前記障害状況を分析する機能とし
て、障害が発生した前記伝送路の前記優先順位保持手段
に保持された前記復旧優先順位の情報を取得する機能を
実現させ、前記ランク付けする機能として、ランクが高
い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして前記優先
順位に反比例して高いランク付けをする機能を実現させ
ることもできる。
【0055】前記障害状況を分析する機能として、障害
が発生した前記下位ネットワークのトポロジ情報を参照
して網資源の密集度合いを検出する機能を実現させ、前
記ランク付けする機能として、ランクが高い程復旧可能
性が低い重度の障害を表すとして前記密集度合いに反比
例して高いランク付けをする機能を実現させることもで
きる。
【0056】前記予測時間情報保持機能として、前記下
位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情
報を保持する機能と、この保持する機能に保持された前
記リンクステート情報から推定される個々の前記伝送路
が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路
について前記予測時間を計算する機能とを実現させるこ
ともできる。
【0057】前記予測時間を計算する機能として、前記
迂回経路の設定能力として、二重化運転中の伝送路につ
いては、前記予測時間をほぼ零として計算するとともに
障害中は当該伝送路を一重化運転中の伝送路として再認
識する機能を実現させることもできる。
【0058】前記予測時間を計算する機能として、前記
迂回経路の設定能力として、障害伝送路の両端に対する
迂回経路の存在の有無および当該迂回経路の空塞の状況
に基づき前記予測時間を計算する機能を実現させること
もできる。
【0059】前記予測時間情報保持機能として、現用お
よび予備の経路が設定されている二つの前記ノード間に
おける前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近
傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用およ
び予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬
的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路か
ら前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する
時間を前記予測時間として計算する機能を実現させるこ
ともできる。
【0060】前記予測時間情報保持機能として、既に経
路が設定されている二つの前記ノード間における前記予
測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮
想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障
害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回
経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に
経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として
計算する機能を実現させることもできる。
【0061】本発明の第三の観点は、本発明のプログラ
ムが記録された前記情報処理装置読取可能な記録媒体で
ある。本発明のプログラムは本発明の記録媒体に記録さ
れることにより、前記情報処理装置は、この記録媒体を
用いて本発明のプログラムをインストールすることがで
きる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバ
からネットワークを介して直接前記情報処理装置に本発
明のプログラムをインストールすることもできる。
【0062】これにより、コンピュータ装置等の情報処
理装置を用いて、マルチレイヤネットワークに適する障
害復旧制御技術を提供し、網資源の有効利用を図ること
ができる上位ノードおよびネットワークを実現すること
ができる。
【0063】
【発明の実施の形態】(第一実施例)本発明第一実施例
のネットワークを図1ないし図4を参照して説明する。
図1は本実施例のネットワークの概念図である。図2は
本実施例の光クロスコネクトの構成図である。図3は第
一実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図である。
図4は第一実施例のルータのブロック構成図である。
【0064】第一実施例は、複数のノードと、この複数
のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノ
ードは、上位ノードであるルータ1〜8と下位ノードで
ある光クロスコネクト10〜26とを含み、少なくとも
二つのルータ間は、複数の光クロスコネクトおよび伝送
路からなる下位ネットワークによって接続され、この下
位ネットワークには複数の光クロスコネクトが連携して
障害復旧を行うための障害復旧制御装置30が各光クロ
スコネクト10〜26にそれぞれ設けられ、ルータ1〜
8および光クロスコネクト10〜26の障害復旧制御装
置30は、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する
障害発生検出部31、41と、この障害発生検出部3
1、41の検出結果を障害情報として公告する公告発出
部32、42とを備え、ルータ1〜8は、ネットワーク
のトポロジ情報を保持するトポロジ情報保持部43と、
公告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報に
したがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する
トポロジ情報更新部46と、公告された障害情報を他の
ルータ1〜8に公告する公告転送部47とを備えたネッ
トワークである。
【0065】ここで、本発明の特徴とするところは、ト
ポロジ情報更新部46は、障害発生を検出した時刻から
トポロジ情報の更新をT時間保留する警報保護部48を
備えたところにある。
【0066】ルータ1〜8では、自己が障害発生検出部
41により障害発生を検出する場合と、下位ネットワー
クからの公告により障害発生を検出する場合とがある
が、障害発生検出部41により検出される障害は、図2
8に示したルータ1〜8からなる上位ネットワークレベ
ルの障害である。これに対し、下位ネットワークからの
公告により検出される障害は、図27に示した光クロス
コネクト10〜26からなる下位ネットワークレベルの
障害である。
【0067】すなわち、障害発生検出部41により検出
される障害は、ルータ間の下位ネットワークがほぼ完全
に不通となっているような重度の障害であり、早急な復
旧がほとんど期待できない障害である。これに対し、下
位ネットワークからの公告により検出される障害は、下
位ネットワークの一部が不通となっているような軽微な
障害であり、迂回経路を設定するなどの早急な復旧が期
待できる障害である。
【0068】本実施例では、早急な復旧が期待できる下
位ネットワークレベルの障害発生を対象として説明を行
う。
【0069】なお、本実施例では、下位ネットワークか
らの公告により障害発生を検出するとして説明するが、
その他にもルータ1〜8自身から送出するリンクのキー
プ・アライブ信号のエラー監視やSDHのK1/K2バ
イトなどによっても下位ネットワークの障害発生を検出
することができ、本実施例で説明するLSAパケットに
よる公告の代わりに、そのような障害発生検出方法を用
いても本実施例を同様に説明することができる。
【0070】障害復旧制御装置30には、前記下位ネッ
トワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する
予測時間情報保持部34が設けられ、障害復旧制御装置
30の公告発出部32は、障害発生検出部31の検出結
果と予測時間情報保持部34に保持された前記予測時間
とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取
得し、この取得した前記予測時間の情報を含む公告を行
う。ルータ1〜8の警報保護部48は、前記公告に含ま
れる前記予測時間を前記T時間とする。なお、ネットワ
ークの構成図では障害復旧制御装置30の図示は省略す
る。
【0071】(第二実施例)本発明第二実施例を図5を
参照して説明する。図5は第二実施例の公告転送部のブ
ロック構成図である。
【0072】第二実施例では、ルータ1〜8の公告転送
部47は、警報保護部48の保留時間が経過するまで他
のルータへの公告を保留する公告保留部49を備える。
【0073】第二実施例によれば、障害が発生した下位
ネットワークに直接接続された上位ノード7および8
は、障害発生直後に公告を受け取り、トポロジ情報の更
新をT時間保留する。これに対し、障害が発生した下位
ネットワークに直接接続されていない上位ノード1〜6
は、上位ノード7および8からT時間後に公告転送を受
け取るので、結果的に、トポロジ情報の更新を2T時間
保留することになる。したがって、障害が発生した下位
ネットワークに直接接続された上位ノード7および8と
そうでない上位ノード1〜6との間で保留時間に差を持
たせることができる。これにより、障害が発生した下位
ネットワークに直接接続された上位ノード7および8が
T時間後にトポロジ情報を更新して迂回経路の設定等の
障害回避措置を開始した後もそれ以外の上位ノード1〜
6はさらにT時間トポロジ情報の更新を保留しており、
もし、この間に、下位ネットワークの障害が復旧した場
合には、トポロジ情報を元に戻すのは障害が発生した下
位ネットワークに直接接続された上位ノード7および8
だけで済むため、ネットワーク全体にトポロジ情報更新
の振動が波及するのを二段階で阻止することができる。
【0074】あるいは、第二実施例によれば、ネットワ
ーク内に、警報保護部48を備えたルータと備えていな
いルータとが混在する場合に、警報保護部48を備えた
ルータは、警報保護部48を備えていない他のルータへ
の公告を保留する公告保留部49を併せて備えることに
より、警報保護部48を備えていないルータも警報保護
部48を備えたルータと同様に振る舞うことができるよ
うになる。このため、警報保護部48を備えたルータと
備えていないルータとが混在するネットワークでも本発
明のネットワークとして動作することができる。
【0075】(第三実施例)本発明第三実施例を図6お
よび図7を参照して説明する。図6は第三実施例のルー
タのブロック構成図である。図7は第三実施例の障害復
旧制御装置のブロック構成図である。
【0076】第三実施例では、ルータ1〜8に、前記下
位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保
持する予測時間情報保持部50を備える。警報保護部4
8は、 前記障害情報と前記予測時間情報保持部50に
保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する
前記予測時間の情報を取得し、この取得した前記予測時
間を前記T時間とする。したがって、図7に示すよう
に、光クロスコネクト1−〜25に設けられた障害復旧
制御装置30には、予測時間情報保持部を設ける必要は
ない。
【0077】(第四実施例)本発明第四実施例を図8を
参照して説明する。図8は第四実施例の保留時間決定方
法を説明するための図である。
【0078】第四実施例では、光クロスコネクト10〜
26の障害復旧制御装置30における公告発出部32
は、障害発生検出部31による障害の検出中は一定周期
で公告を行う。ルータ1〜8の警報保護部48は、あら
かじめ定められた回数の公告を受け取るまでの時間を前
記T時間とする。
【0079】第四実施例によれば、障害復旧制御装置3
0の公告発出部32が発出する公告の内容自身には、複
雑な内容を必要とせず、単に、障害が発生した旨の情報
を含んだ公告を一定周期で行えばよいので、公告発出部
32の処理負荷を軽減させることができる。
【0080】ルータ1〜8の構成としては、図6に示し
た構成とし、予測時間情報保持部50により前記T時間
を設定し、このT時間を受け取る公告の回数に置き換え
る。
【0081】(第五実施例)本発明第五実施例のネット
ワークを図9を参照して説明する。図9は第五実施例の
保留時間決定方法を説明するための図である。
【0082】第五実施例では、図3に示すように、光ク
ロスコネクト10〜26に設けられた障害復旧制御装置
30に、予測時間情報保持部34を備える。公告発出部
32は、障害発生検出部31が前記下位ネットワークの
障害発生を検出した直後に第一公告を行い、この第一公
告が公告された時刻から予測時間情報保持部34に保持
された予測時間が経過しても下位ネットワークの障害復
旧が実現しないときに第二公告を行う。
【0083】ルータ1〜8の警報保護部48は、第一公
告を受け取った時刻から第二公告を受け取る時刻までの
時間を前記T時間とする。
【0084】(第六実施例)本発明第六実施例のネット
ワークを図10および図11を参照して説明する。図1
0は第六実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図で
ある。図11は第六実施例の保留時間決定方法を説明す
るための図である。
【0085】第六実施例では、図10に示すように、光
クロスコネクト10〜26の障害復旧制御装置30に下
位ネットワークの伝送路の障害復旧時における復旧優先
順位の情報を保持する優先順位保持部35を備える。
【0086】復旧優先順位とは、例えば、図11に示す
ように、伝送路が波長多重伝送路である場合に、当該伝
送路の障害発生により多くの波長パスが同時に不通とな
る。このような場合には、全ての波長パスを同時に復旧
することは現実には困難であり、優先順位を設定して順
番に復旧させることになる。一般的には、扱う通信内容
が重要であればある程優先順位も高くなる。優先順位保
持部35は、障害復旧に際した復旧優先順位情報をあら
かじめ保持している。
【0087】このような状況下で、第六実施例では、障
害復旧制御装置30の公告発出部32は、ほぼ同時に障
害が発生した複数の波長パスについて、第一公告時刻か
ら第二公告時刻までの時間長を優先順位保持部35に保
持された復旧優先順位に反比例させてそれぞれ設定す
る。
【0088】すなわち、図11に示すように、優先順位
が最も高く、速やかな復旧が期待できる波長パスλ1に
ついては、おそらくルータ1〜8が迂回経路を設定する
までもなく、早急に下位ネットワークの復旧が完了する
であろうという予想に基づき、第一公告から第二公告ま
での時間を長く設定する。図11の例では、第二公告の
発出予定時刻以前に復旧が完了しており、第二公告は実
際には発出されることはない。
【0089】一方、優先順位が最も低く、速やかな復旧
が期待できない波長パスλnについては、おそらくルー
タ1〜8による障害回避措置が必要であろうという予想
に基づき、第一公告から第二公告までの時間を短く設定
する。これにより、早急にルータ1〜8による迂回経路
設定等の障害回避措置がとられる。
【0090】(第七実施例)本発明第七実施例を図12
を参照して説明する。図12は第七実施例の障害復旧制
御装置のブロック構成図である。
【0091】第七実施例では、障害発生検出部31の検
出結果にしたがって障害状況を分析する障害状況分析部
36と、この障害状況分析部36の分析結果にしたがっ
て障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の
障害を表すとしてランク付けする障害ランキング部37
とを備え、公告発出部32は、障害ランキング部37の
ランク付け結果を参照して所定ランク以上の障害につい
て公告を行う。
【0092】すなわち、第七実施例では、ごく短時間に
復旧が期待できる低いランクの障害については初めから
公告を行わない。これにより、ルータ1〜8における処
理負荷を軽減させることができる。
【0093】(第八実施例)本発明第八実施例を図13
および図14を参照して説明する。図13は第八実施例
の障害復旧制御装置のブロック構成図である。図14は
第八実施例のネットワークで用いるLSAパケットの内
容を示す図である。
【0094】第八実施例では、図12に示すように、障
害復旧制御装置30に、障害発生検出部31の検出結果
にしたがって障害状況を分析する障害状況分析部36
と、この障害情報分析部36の分析結果にしたがって障
害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害
を表すとしてランク付けする障害ランキング部37と、
前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情
報を保持する予測時間情報保持部34とが設けられ、公
告発出部32は、障害ランキング部37のランク付け結
果を参照して所定ランク以下の障害については、当該障
害下位ネットワークに直接関わるルータ7および8に限
定して公告を行う旨の限定情報を含む限定公告を発出す
る。さらに、この限定公告の発出から予測時間情報保持
部34に保持された前記予測時間経過後も当該障害伝送
路が復旧しないときには前記限定を解禁する旨の解禁公
告を発出する。
【0095】ルータ7および8の公告転送部47は、前
記限定公告を受け取るとその限定情報にしたがって他の
ルータ1〜6への公告を前記解禁公告を受け取るまで禁
止する。
【0096】すなわち、限定公告は、図14(a)に示
すように、パケット種別として“LSA”が書込まれ、
障害情報として障害箇所である“24―22”が書込ま
れ、附帯事項として“公告禁止”が書込まれる。公告待
ち受け状態であるルータ7および8の公告転送部47
は、このLSAパケットを受け取ると、附帯事項に書込
まれた“公告禁止”にしたがって、他ルータ1〜6への
公告を禁止する公告転送待機状態に遷移する。
【0097】障害復旧制御装置30の公告発出部32で
は、図14(a)に示した限定公告を発出してから予測
時間情報保持部34を参照して得られた障害復旧予測時
間が経過してもなお復旧が完了していない場合には、図
14(b)示すように、附帯事項に“公告解禁”が書込
まれたLSAパケットを送出する。ルータ7および8の
公告転送部47は、このLSAパケットを受け取ると、
附帯事項に書込まれた“公告解禁”にしたがって、他ル
ータ1〜6へ公告を転送する公告転送状態に遷移する。
【0098】あるいは、障害復旧制御装置30の公告発
出部32では、図14(a)に示した限定公告を発出し
てから予測時間情報保持部34を参照して得られた障害
復旧予測時間が経過する以前に復旧が完了した場合に
は、図14(c)に示すように、障害情報に“復旧”が
書込まれたLSAパケットを送出する。ルータ7および
8の公告転送部47は、このLSAパケットを受け取る
と、公告転送待機状態を解除して公告待ち受け状態に復
帰する。
【0099】(第九実施例)本発明第九実施例を図15
および図16を参照して説明する。図15は第九実施例
を説明するためのネットワークの一部を示す図である。
図16はSRLG(Shared Risk Link Group)を示す図で
ある。
【0100】第九実施例では、障害復旧制御装置30の
障害状況分析部36は、ほぼ同時に障害が発生した伝送
路の本数を検出し、障害ランクキング部37は、この本
数に基づきランクを割当てる。
【0101】ほぼ同時に障害が発生した伝送路の本数を
検出する際は、図16に示すように、障害要因をグルー
プ分けし、各グループに属する障害要因の障害発生に対
応して不通となる伝送路が記録されたテーブルを備え、
このテーブルを参照してほぼ同時に障害が発生した伝送
路の本数を検出する。
【0102】すなわち、SRLGとは、一つの障害要因
に障害が発生した際に、同時にその影響を受けるものの
集合であり、第九実施例では、障害要因として光クロス
コネクト22〜26およびリンク80〜85があり、こ
れらに障害が発生した際にその影響を受けるものとし
て、波長λ1〜λ6の六本の光パスがある。
【0103】光クロスコネクト22、24、25および
リンク82、83のいずれかに障害が発生すると、波長
λ1〜λ3の三本の光パスがその影響を受けるので、こ
れをグループ#1とする。また、光クロスコネクト2
2、26、25およびリンク84、85のいずれかに障
害が発生すると、波長λ4、λ5の二本の光パスがその
影響を受けるので、これをグループ#2とする。また、
光クロスコネクト22、23、25およびリンク80、
81のいずれかに障害が発生すると、波長λ6の一本の
光パスがその影響を受けるので、これをグループ#3と
する。この対応関係をテーブルにしたものが図16
(a)および(b)に示すテーブルである。
【0104】障害状況分析部36には、図16に示すテ
ーブルが備えられており、LSAパケットに書込まれた
障害情報から障害要因を特定し、このテーブルを参照す
ることにより、その障害要因の障害発生に対応して影響
を受ける光パスの本数を調べることができる。この本数
に応じて障害ランキング部37では、障害の程度をラン
ク付けする。第九実施例では、三つのグループ#1、#
2、#3があるので、グループ#1に属する障害要因の
障害発生に対してはランク“H”を割当て、グループ#
2に属する障害要因の障害発生に対してはランク“M”
を割当て、グループ#3に属する障害要因の障害発生に
対してはランク“L”を割当てる。
【0105】(第十実施例)本発明第十実施例を図17
を参照して説明する。図17は第十実施例の障害復旧制
御装置のブロック構成図である。
【0106】第十実施例では、図17に示すように、障
害復旧制御装置30に、下位ネットワークの伝送路の障
害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順
位保持部35が設けられており、障害状況分析部36
は、障害が発生した伝送路の優先順位保持部35に保持
された復旧優先順位の情報を取得し、障害ランキング部
37は、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を
表すとして優先順位に反比例して高いランク付けをす
る。
【0107】すなわち、第六実施例の図11でも説明し
たが、ほぼ同時に障害が発生した複数の伝送路には、そ
の復旧の優先順位が設けられており、障害発生後最も早
期に復旧が図られる伝送路には、最も低いランクを割当
て、障害発生後最後に復旧が図られる伝送路には、最も
高いランクを割当てる。
【0108】(第十一実施例)本発明第十一実施例のネ
ットワークを図18および図19を参照して説明する。
図18は第十一実施例の障害復旧制御装置のブロック構
成図である。図19は第十一実施例のランク割当方法を
説明するための図である。
【0109】第十一実施例では、図18に示すように、
障害復旧制御装置30に、下位ネットワークの詳細な構
成に関するリンクステート情報を保持するリンクステー
ト情報保持部38を設ける。このリンクステート情報保
持部38は、図19に示すように、自己が属する下位ネ
ットワークに限定した小規模なトポロジ情報を保持して
いる。
【0110】障害状況分析部36は、図19に示す障害
が発生した下位ネットワークの詳細な構成に関するリン
クステート情報を参照して網資源の密集度合いを検出す
る。図19の例では、障害箇所AとBとを比較すると、
Aの方がBよりも網資源の密集度合いが高い。障害ラン
キング部37は、ランクが高い程復旧可能性が低い重度
の障害を表すとして前記密集度合いに反比例して高いラ
ンク付けをする。
【0111】すなわち、網資源が密集している箇所であ
れば、迂回経路の設定が容易であり、短時間の復旧が期
待できるが、網資源が疎らな箇所であれば、迂回経路の
設定が困難であり、短時間の復旧が期待できない。した
がって、網資源の密集度合いに反比例して高いランクを
割当てる。
【0112】(第十二実施例)本発明第十二実施例を図
20ないし図22を参照して説明する。第十二実施例
は、予測時間情報保持部34が保持する復旧予測時間の
設定方法の実施例である。図20は本実施例の予測時間
情報保持部のブロック構成図である。図21は二重化運
転中の伝送路を示す図である。図22は迂回経路を有す
る伝送路を示す図である。
【0113】本実施例の予測時間情報保持部34は、下
位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情
報を保持するリンクステート情報保持部38と、このリ
ンクステート情報保持部38に保持されたリンクステー
ト情報から推定される下位ネットワークの個々の伝送路
が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の伝送路につ
いて予測時間を計算する復旧予測時間計算部39とを備
える。さらに、復旧予測時間計算部39の計算結果は復
旧予測時間情報テーブル70に記録される。
【0114】復旧予測時間計算部39は、迂回経路の設
定能力として、図21に示すように、二重化運転中の伝
送路については、復旧予測時間をほぼ零として計算する
とともに障害中は当該伝送路を一重化運転中の伝送路と
して再認識する。すなわち、図21に示すように、現用
および予備の経路を用いて同一データを二重化して伝送
している場合には、そのいずれかの経路に障害が発生し
た場合の復旧予測時間は零とみなしてよい。しかし、い
ずれか一方の経路に障害が発生した場合には、二重化伝
送路ではなくなるので、このような場合には、一本の伝
送路として復旧予測時間を再計算する。
【0115】あるいは、復旧予測時間計算部39は、前
記迂回経路の設定能力として、計算対象となる伝送路の
両端に対する迂回経路の存在の有無および当該迂回経路
の空塞の状況に基づき復旧予測時間を計算する。すなわ
ち、図22に示すように、計算対象となる伝送路が波長
λ1、λ2の光パスが張られた伝送路であるときに、ま
ず、その迂回経路の有無を調べ、さらに、その迂回経路
における波長の空塞状況を調べる。
【0116】図22の例では、迂回経路が存在し、空塞
状況(1)では、波長λ4およびλ5の光パスが空いて
いる。したがって、この場合の復旧予測時間は、光クロ
スコネクトの切替時間分になる。空塞状況(2)では、
二つの空き波長が必要なのに、全ての波長が塞がってい
る。また、空塞状況(3)では、波長λ3だけが空いて
いる。このような場合には、過去からの統計データに基
づく二つの空き波長の発生確率に基づき復旧予測時間を
計算する。なお、図21において、現用または予備経路
のいずれかに障害が発生し、一本の伝送路として復旧予
測時間を再計算する場合にも当該方法を用いることがで
きる。
【0117】(第十三実施例)本発明第十三実施例を図
23および図24を参照して説明する。図23は第十三
実施例の予測時間情報保持部のブロック構成図である。
図24は第十三実施例の復旧予測時間の計算方法を説明
するための図である。第十三実施例は、予測時間情報保
持部34が保持する復旧予測時間の設定方法の実施例で
ある。
【0118】第十三実施例では、予測時間情報保持部3
4は、現用および予備の経路が設定されている二つの光
クロスコネクト22および25間における復旧予測時間
を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有す
る経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、
この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させ
たときに、仮想的な現用経路から仮想的な予備経路に経
路が切替わるために要する時間を復旧予測時間として計
算する障害復旧シミュレート部71を備える。さらに、
障害復旧シミュレート部71の計算結果は復旧予測時間
情報テーブル70に記録される。
【0119】すなわち、図24の例では、光クロスコネ
クト22および25の間に現用経路として波長λ1の光
パスが張られている。また、予備経路として波長λ3の
光パスが張られている。このような状況下で、復旧予測
時間を計算するために、障害復旧シミュレート部71
は、現用経路が張られているリンクと同じリンクの空き
波長λ2を仮想的な現用経路(仮現用)とし、また、予
備経路が張られているリンクと同じリンクの空き波長λ
4を仮想的な予備経路(仮予備)として設定する。
【0120】このようにして仮想的な現用経路と仮想的
な予備経路とをそれぞれ設定しておき、仮想的な現用経
路に模擬的な障害を発生させる。模擬的な障害を発生さ
せる手法としては、例えば、光クロスコネクト22、2
4、25のいずれかから模擬的な障害情報を書込んだL
SAパケットを送出すればよい。これにより、各光クロ
スコネクト22、23、24、25が連携して仮想的な
現用経路から仮想的な予備経路に実際に切替えが行われ
る時間を測定することにより、復旧予測時間を得ること
ができる。
【0121】(第十四実施例)本発明第十四実施例を図
23および図25を参照して説明する。図23は第十四
実施例の予測時間情報保持部のブロック構成図であり、
第十三実施例と共通である。図25は第十四実施例の復
旧予測時間の計算方法を説明するための図である。第十
四実施例は、予測時間情報保持部34が保持する復旧予
測時間の設定方法の実施例である。
【0122】第十四実施例では、予測時間情報保持部3
4は、既に経路が設定されている二つの光クロスコネク
ト22および25間における復旧予測時間を、当該経路
(実経路)の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経
路(仮経路)とし、この仮想的な経路に対して模擬的に
障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂
回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路
に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間とし
て計算する障害復旧シミュレート部71を備える。さら
に、障害復旧シミュレート部71の計算結果は復旧予測
時間情報テーブル70に記録される。
【0123】すなわち、図25の例では、光クロスコネ
クト22および25の間に実経路として波長λ1の光パ
スが張られている。このような状況下で、復旧予測時間
を計算するために、障害復旧シミュレート部71は、実
経路が張られているリンクと同じリンクの空き波長λ2
を仮想的な経路(仮経路)として設定する。
【0124】このようにして仮経路を設定しておき、仮
経路に模擬的な障害を発生させる。模擬的な障害を発生
させる手法としては、例えば、光クロスコネクト22、
24、25のいずれかから模擬的な障害情報を書込んだ
LSAパケットを送出すればよい。これにより、各光ク
ロスコネクト22、23、24、25が連携して仮経路
の模擬的な障害発生に対する迂回経路を設定し、仮経路
から当該迂回経路に実際に切替えが行われる時間を測定
することにより、復旧予測時間を得ることができる。図
25の例では、迂回経路#1として、光クロスコネクト
22←→23←→25の経路が設定され、また、迂回経
路#2として、光クロスコネクト22←→26←→25
の経路が設定される。
【0125】(第十五実施例)本発明実施例のネットワ
ークに適用されるルータ1〜8あるいは障害復旧制御装
置30は、情報処理装置であるコンピュータ装置を用い
て実現することができる。
【0126】ルータ1〜8を制御する装置に相応する機
能として、障害を検出した時刻からトポロジ情報の更新
をT時間保留する警報保護部48に相応する機能を実現
させるプログラムをコンピュータ装置にインストールす
ることにより、そのコンピュータ装置を第一実施例のル
ータ1〜8を制御する装置に相応する装置とすることが
できる。
【0127】すなわち、予測時間情報保持部34に相応
する機能を実現させ、公告発出部32に相応する機能と
して、障害発生検出部31に相応する機能の検出結果と
予測時間情報保持部34に相応する機能に保持された前
記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間
の情報を取得する機能と、この取得する機能により取得
した前記予測時間の情報を含む公告を行う機能とを実現
させるプログラムをコンピュータ装置にインストールす
ることにより、そのコンピュータ装置を第一実施例の障
害復旧制御装置30に相応する装置とすることができ
る。
【0128】この場合には、ルータ1〜8の警報保護部
48に相応する機能として、前記公告に含まれる前記予
測時間を前記T時間とする機能を実現させるプログラム
をコンピュータ装置にインストールすることにより、そ
のコンピュータ装置を第一実施例のルータ1〜8を制御
する装置に相応する装置とすることができる。
【0129】あるいは、ルータ1〜8の公告転送部47
に相応する機能として、警報保護部48に相応する機能
の保留時間が経過するまで他のルータへの公告を保留す
る公告保留機能を実現させるプログラムをコンピュータ
装置にインストールすることにより、そのコンピュータ
装置を第二実施例のルータ1〜8を制御する装置に相応
する装置とすることができる。
【0130】あるいは、ルータ1〜8に予測時間情報保
持部50に相応する機能を実現させ、警報保護部48に
相応する機能として、前記障害情報と前記予測時間情報
保持部50に相応する機能に保持された前記予測時間と
を参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得
する機能と、この取得する機能により取得した前記予測
時間を前記T時間とする機能とを実現させるプログラム
をコンピュータ装置にインストールすることにより、そ
のコンピュータ装置を第三実施例のルータ1〜8を制御
する装置に相応する装置とすることができる。
【0131】あるいは、障害復旧制御装置30の公告発
出部32に相応する機能として、障害発生検出部31に
相応する機能による障害の検出中は一定周期で公告を行
う機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にイ
ンストールすることにより、そのコンピュータ装置を第
四実施例の障害復旧制御装置30に相応する装置とする
ことができる。
【0132】この場合には、ルータ1〜8の警報保護部
48に相応する機能として、あらかじめ定められた回数
の公告を受け取るまでの時間を前記T時間とする機能を
実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストー
ルすることにより、そのコンピュータ装置を第四実施例
のルータ1〜8を制御する装置に相応する装置とするこ
とができる。
【0133】あるいは、予測時間情報保持部34に相応
する機能を実現させ、公告発出部32に相応する機能と
して、障害発生検出部31に相応する機能が下位ネット
ワークの障害発生を検出した直後に第一公告を行う第一
公告機能と、この第一公告機能による前記第一公告が公
告された時刻から前記予測時間情報保持部34に相応す
る機能に保持された予測時間が経過しても前記下位ネッ
トワークの障害復旧が実現しないときに第二公告を行う
第二公告機能とを実現させるプログラムをコンピュータ
装置にインストールすることにより、そのコンピュータ
装置を第五実施例の障害復旧制御装置30に相応する装
置とすることができる。
【0134】この場合には、警報保護部48に相応する
機能として、前記第一公告を受け取った時刻から前記第
二公告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする機
能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインス
トールすることにより、そのコンピュータ装置を本実施
例のルータ1〜8を制御する装置に相応する装置とする
ことができる。
【0135】あるいは、復旧優先順位保持部35に相応
する機能を実現させ、公告発出部32に相応する機能と
して、ほぼ同時に障害が発生した複数の伝送路につい
て、第一公告時刻から第二公告時刻までの時間長を復旧
優先順位保持部35に相応する機能に保持された復旧優
先順位に反比例させてそれぞれ設定する機能を実現させ
るプログラムをコンピュータ装置にインストールするこ
とにより、そのコンピュータ装置を第六実施例の障害復
旧制御装置30に相応する装置とすることができる。
【0136】あるいは、障害発生検出部31に相応する
機能の検出結果にしたがって障害状況を分析する障害状
況分析部36に相応する機能と、障害状況分析部36に
相応する機能の分析結果にしたがって障害の程度をラン
クが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてラ
ンク付けする障害ランキング部37に相応する機能とを
実現させ、公告発出部32に相応する機能として、障害
ランキング部37に相応する機能のランク付け結果を参
照して所定ランク以上の障害について公告を行う条件付
公告機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置に
インストールすることにより、そのコンピュータ装置を
第七実施例の障害復旧制御装置30に相応する装置とす
ることができる。
【0137】あるいは、障害発生検出部31に相応する
機能の検出結果にしたがって障害状況を分析する障害状
況分析部36に相応する機能と、この障害状況分析部3
6に相応する機能の分析結果にしたがって障害の程度を
ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとし
てランク付けする障害ランキング部37に相応する機能
と、前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間
の情報を保持する予測時間情報保持部34に相応する機
能とを実現させ、公告発出部32に相応する機能とし
て、障害ランキング部37に相応する機能のランク付け
結果を参照して所定ランク以下の障害については、当該
障害下位ネットワークに直接関わるルータに限定して公
告を行う旨の限定情報を含む限定公告を発出する機能
と、この限定公告の発出から予測時間情報保持部34に
相応する機能に保持された前記予測時間経過後も当該障
害伝送路が復旧しないときには前記限定を解禁する旨の
解禁公告を発出する機能とを実現させるプログラムをコ
ンピュータ装置にインストールすることにより、そのコ
ンピュータ装置を第八実施例の障害復旧制御装置30に
相応する装置とすることができる。
【0138】この場合には、ルータ1〜8に相応する機
能として、前記限定公告を受け取るとその限定情報にし
たがって他のルータへの公告を前記解禁公告を受け取る
まで禁止する公告保留部49に相応する機能を実現させ
るプログラムをコンピュータ装置にインストールするこ
とにより、そのコンピュータ装置を第八実施例のルータ
1〜8を制御する装置に相応する装置とすることができ
る。
【0139】あるいは、障害状況分析部36に相応する
機能として、ほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本
数を検出する機能を実現させ、障害ランキング部37に
相応する機能として、この本数に基づきランクを割当て
る機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にイ
ンストールすることにより、そのコンピュータ装置を第
九実施例の障害復旧制御装置に相応する装置とすること
ができる。
【0140】この場合には、本実施例のプログラムは、
前記本数を検出する機能として、障害要因をグループ分
けし、各グループに属する障害要因の障害発生に対応し
て不通となる伝送路が記録されたテーブルと、このテー
ブルを参照してほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の
本数を検出する機能とを実現させる。
【0141】あるいは、復旧優先順位保持部35に相応
する機能を実現させ、障害状況分析部36に相応する機
能として、障害が発生した前記伝送路の復旧優先順位保
持部35に相応する機能に保持された前記復旧優先順位
の情報を取得する機能を実現させ、障害ランキング部3
7に相応する機能として、ランクが高い程復旧可能性が
低い重度の障害を表すとして前記優先順位に反比例して
高いランク付けをする機能を実現させるプログラムをコ
ンピュータ装置にインストールすることにより、そのコ
ンピュータ装置を第十実施例の障害復旧制御装置30に
相応する装置とすることができる。
【0142】あるいは、障害状況分析部36に相応する
機能として、障害が発生した下位ネットワークの詳細な
構成に関するリンクステート情報を参照して網資源の密
集度合いを検出する機能を実現させ、障害ランキング部
37に相応する機能として、ランクが高い程復旧可能性
が低い重度の障害を表すとして前記密集度合いに反比例
して高いランク付けをする機能を実現させるプログラム
をコンピュータ装置にインストールすることにより、そ
のコンピュータ装置を第十一実施例の障害復旧制御装置
30に相応する装置とすることができる。
【0143】あるいは、予測時間情報保持部34に相応
する機能として、前記下位ネットワークの詳細な構成に
関するリンクステート情報を保持するリンクステート情
報保持部38に相応する機能と、このリンクステート情
報保持部38に相応する機能に保持されたリンクステー
ト情報から推定される下位ネットワークの個々の伝送路
が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の伝送路につ
いて復旧予測時間を計算する機能とを実現させるプログ
ラムをコンピュータ装置にインストールすることによ
り、そのコンピュータ装置に第十二実施例の復旧予測時
間の設定方法を実行させることができる。
【0144】さらに詳細には、復旧予測時間を計算する
機能として、迂回経路の設定能力として、二重化運転中
の伝送路については、復旧予測時間をほぼ零として計算
するとともに障害中は当該伝送路を一重化運転中の伝送
路として再認識する機能を実現させる。あるいは、復旧
予測時間を計算する機能として、迂回経路の設定能力と
して、計算対象となる伝送路の両端に対する迂回経路の
存在の有無および当該迂回経路の空塞の状況に基づき復
旧予測時間を計算する機能を実現させる。
【0145】あるいは、予測時間情報保持部34に相応
する機能として、現用および予備の経路が設定されてい
る二つの光クロスコネクト間における復旧予測時間を、
当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経
路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この
仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたと
きに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路
に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間とし
て計算する機能を実現させるプログラムをコンピュータ
装置にインストールすることにより、そのコンピュータ
装置に第十三実施例の復旧予測時間の設定方法を実行さ
せることができる。
【0146】あるいは、予測時間情報保持部34に相応
する機能として、既に経路が設定されている二つの光ク
ロスコネクト間における復旧予測時間を、当該経路の近
傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮
想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、
前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮
想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要
する時間を前記予測時間として計算する機能を実現させ
るプログラムをコンピュータ装置にインストールするこ
とにより、そのコンピュータ装置に第十四実施例の復旧
予測時間の設定方法を実行させることができる。
【0147】本実施例のプログラムは、本実施例の記録
媒体に記録されることにより、コンピュータ装置は、こ
の記録媒体を用いて本実施例のプログラムをインストー
ルすることができる。あるいは、本実施例のプログラム
を保持するサーバからネットワークを介して直接コンピ
ュータ装置に本実施例のプログラムをインストールする
こともできる。
【0148】これにより、コンピュータ装置を用いて、
マルチレイヤネットワークに適する障害復旧制御技術を
提供し、網資源の有効利用を図ることができるルータ1
〜8およびネットワークを実現することができる。
【0149】(第十六実施例)本発明第十六実施例を図
26を参照して説明する。図26は第十六実施例の予測
時間情報データベースおよび復旧優先順位データベース
を示す図である。
【0150】第一〜第十四実施例では、予測時間情報保
持部34および復旧優先順位保持部35を障害復旧制御
装置30に設け、予測時間情報保持部50をルータ1〜
8に設けるとして説明したが、第十六実施例では、図2
6に示すように、これらをネットワーク内の独立した別
ノードにそれぞれ予測時間情報データベース90および
復旧優先順位データベース91として設置し、障害復旧
制御装置30およびルータ1〜8は、これらデータベー
スにアクセスすることにより、その内部に格納されてい
る各情報を取り出す構成とする。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マルチレイヤネットワークに適する障害復旧制御技術を
提供し、網資源の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のネットワークの概念図。
【図2】本実施例の光クロスコネクトの構成図。
【図3】第一実施例の障害復旧制御装置のブロック構成
図。
【図4】第一実施例のルータのブロック構成図。
【図5】第二実施例の公告転送部のブロック構成図。
【図6】第三実施例のルータのブロック構成図。
【図7】第三実施例の障害復旧制御装置のブロック構成
図。
【図8】第四実施例の保留時間決定方法を説明するため
の図。
【図9】第五実施例の保留時間決定方法を説明するため
の図。
【図10】第六実施例の障害復旧制御装置のブロック構
成図。
【図11】第六実施例の保留時間決定方法を説明するた
めの図。
【図12】第七実施例の障害復旧制御装置のブロック構
成図。
【図13】第八実施例の障害復旧制御装置のブロック構
成図。
【図14】第八実施例のネットワークで用いるLSAパ
ケットの内容を示す図。
【図15】第九実施例を説明するためのネットワークの
一部を示す図。
【図16】SRLG(Shared Risk Link Group)を示す
図。
【図17】第十実施例の障害復旧制御装置のブロック構
成図。
【図18】第十一実施例の障害復旧制御装置のブロック
構成図。
【図19】第十一実施例のランク割当方法を説明するた
めの図。
【図20】本実施例の予測時間情報保持部のブロック構
成図。
【図21】二重化運転中の伝送路を示す図。
【図22】迂回経路を有する伝送路を示す図。
【図23】第十三実施例の予測時間情報保持部のブロッ
ク構成図。
【図24】第十三および十四実施例の復旧予測時間の計
算方法を説明するための図。
【図25】第十四実施例の復旧予測時間の計算方法を説
明するための図。
【図26】第十六実施例の予測時間情報データベースお
よび復旧優先順位データベースを示す図。
【図27】マルチレイヤネットワークの例を示す図。
【図28】ルータが保持するトポロジ情報を示す図。
【符号の説明】
1〜8、51〜58 ルータ 10〜26、60〜76 光クロスコネクト 30 障害復旧制御装置 31、41 障害発生検出部 32、42 公告発出部 33 復旧制御部 34、50 予測時間情報保持部 35 復旧優先順位保持部 36 障害状況分析部 37 障害ランキング部 38 リンクステート情報保持部 39 復旧予測時間計算部 43 トポロジ情報保持部 44 ルーティング・テーブル計算部 45 経路設定部 46 トポロジ情報更新部 47 公告転送部 48 警報保護部 49 公告保留部 70 復旧予測時間情報テーブル 71 障害復旧シミュレート部 80〜85 リンク 90 予測時間情報データベース 91 復旧優先順位データベース A、B 障害箇所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩本 公平 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA12 JA07 KA01 KX30 LB08 MB01 MD02 5K051 AA01 CC13 EE01 EE02 EE06 FF01 FF17 FF19 GG06

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障害復旧手段を備えた複数の下位ノード
    および伝送路からなる下位ネットワークに接続され、 自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、こ
    の検出する手段の検出結果を障害情報として公告する手
    段と、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、
    公告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報に
    したがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する
    手段と、公告された障害情報を他の上位ノードに公告す
    る公告転送手段とを備えた上位ノードにおいて、 前記更新する手段は、前記検出する手段により障害発生
    を検出した時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留す
    る手段を備えたことを特徴とする上位ノード。
  2. 【請求項2】 前記下位ネットワークの障害復旧に要す
    る予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設
    けられ、 前記公告する手段は、 前記検出する手段が前記下位ネットワークの障害発生を
    検出した直後に第一公告を行う第一公告手段と、 この第一公告手段による前記第一公告が公告された時刻
    から前記予測時間情報保持手段に保持された予測時間が
    経過しても前記伝送路の障害復旧が実現しないときに第
    二公告を行う第二公告手段とを備え、 前記保留する手段は、前記第一公告を受け取った時刻か
    ら前記第二公告を受け取る時刻までの時間を前記T時間
    とする手段を備えた請求項1記載の上位ノード。
  3. 【請求項3】 前記下位ネットワークの前記伝送路の障
    害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順
    位保持手段が設けられ、 前記公告する手段は、 ほぼ同時に障害が発生した複数の前記伝送路について、
    前記第一公告時刻から前記第二公告時刻までの時間長を
    前記優先順位保持手段に保持された復旧優先順位に反比
    例させてそれぞれ設定する手段を備えた請求項1記載の
    上位ノード。
  4. 【請求項4】 前記下位ネットワークの障害復旧に要す
    る予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設
    けられ、 前記公告する手段は、 前記検出する手段の検出結果と前記予測時間情報保持手
    段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要
    する前記予測時間の情報を取得する手段と、 この取得する手段により取得した前記予測時間の情報を
    含む公告を行う手段とを備え、 前記保留する手段は、前記公告に含まれる前記予測時間
    を前記T時間とする手段を備えた請求項1記載の上位ノ
    ード。
  5. 【請求項5】 前記公告転送手段は、前記保留する手段
    の保留時間が経過するまで他の前記上位ノードへの公告
    を保留する公告保留手段を備えた請求項1記載の上位ノ
    ード。
  6. 【請求項6】 前記下位ネットワークの障害復旧に要す
    る予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設
    けられ、 前記保留する手段は、 前記障害情報と前記予測時間情報保持手段に保持された
    前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時
    間の情報を取得する手段と、 この取得する手段により取得した前記予測時間を前記T
    時間とする手段とを備えた請求項1記載の上位ノード。
  7. 【請求項7】 前記公告する手段は、前記検出する手段
    による障害の検出中は一定周期で公告を行う手段を備
    え、 前記保留する手段は、あらかじめ定められた回数の公告
    を受け取るまでの時間を前記T時間とする手段を備えた
    請求項1記載の上位ノード。
  8. 【請求項8】 前記検出する手段の検出結果にしたがっ
    て障害状況を分析する手段と、 この分析する手段の分析結果にしたがって障害の程度を
    ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとし
    てランク付けする手段とが設けられ、 前記公告する手段は、前記ランク付けする手段のランク
    付け結果を参照して所定ランク以上の障害について公告
    を行う条件付公告手段を備えた請求項1記載の上位ノー
    ド。
  9. 【請求項9】 前記検出する手段の検出結果にしたがっ
    て障害状況を分析する手段と、 この分析する手段の分析結果にしたがって障害の程度を
    ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとし
    てランク付けする手段と、 前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情
    報を保持する予測時間情報保持手段とが設けられ、 前記公告する手段は、 前記ランク付けする手段のランク付け結果を参照して所
    定ランク以下の障害については、当該障害下位ネットワ
    ークに直接関わる前記上位ノードに限定して公告を行う
    旨の限定情報を含む限定公告を発出する手段と、 この限定公告の発出から前記予測時間情報保持手段に保
    持された前記予測時間経過後も当該障害下位ネットワー
    クが復旧しないときには前記限定を解禁する旨の解禁公
    告を発出する手段とを備え、 前記限定公告を受け取るとその限定情報にしたがって他
    の前記上位ノードへの公告を前記解禁公告を受け取るま
    で禁止する手段を備えた請求項1記載の上位ノード。
  10. 【請求項10】 前記障害状況を分析する手段は、ほぼ
    同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する手段
    を備え、 前記ランク付けする手段は、この本数に基づきランクを
    割当てる手段を備えた請求項8または9記載の上位ノー
    ド。
  11. 【請求項11】 前記本数を検出する手段は、 障害要因をグループ分けし、各グループに属する障害要
    因の障害発生に対応して不通となる伝送路が記録された
    テーブルと、 このテーブルを参照してほぼ同時に障害が発生した前記
    伝送路の本数を検出する手段とを備えた請求項10記載
    の上位ノード。
  12. 【請求項12】 前記下位ネットワークの前記伝送路の
    障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先
    順位保持手段が設けられ、 前記障害状況を分析する手段は、障害が発生した前記伝
    送路の前記優先順位保持手段に保持された前記復旧優先
    順位の情報を取得する手段を備え、 前記ランク付けする手段は、ランクが高い程復旧可能性
    が低い重度の障害を表すとして前記優先順位に反比例し
    て高いランク付けをする手段を備えた請求項8または9
    記載の上位ノード。
  13. 【請求項13】 前記障害状況を分析する手段は、障害
    が発生した前記下位ネットワークのトポロジ情報を参照
    して網資源の密集度合いを検出する手段を備え、 前記ランク付けする手段は、ランクが高い程復旧可能性
    が低い重度の障害を表すとして前記密集度合いに反比例
    して高いランク付けをする手段を備えた請求項8または
    9記載の上位ノード。
  14. 【請求項14】 前記予測時間情報保持手段は、 前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステ
    ート情報を保持する手段と、 この保持する手段に保持された前記リンクステート情報
    から推定される個々の前記伝送路が有する迂回経路の設
    定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間
    を計算する手段とを備えた請求項2、4、6、9のいず
    れかに記載の上位ノード。
  15. 【請求項15】 前記予測時間を計算する手段は、 前記迂回経路の設定能力として、二重化運転中の伝送路
    については、前記予測時間をほぼ零として計算するとと
    もに障害中は当該伝送路を一重化運転中の伝送路として
    再認識する手段を備えた請求項13記載の上位ノード。
  16. 【請求項16】 前記予測時間を計算する手段は、前記
    迂回経路の設定能力として、障害伝送路の両端に対する
    迂回経路の存在の有無および当該迂回経路の空塞の状況
    に基づき前記予測時間を計算する手段を備えた請求項1
    3記載の上位ノード。
  17. 【請求項17】 前記予測時間情報保持手段は、現用お
    よび予備の経路が設定されている二つの前記ノード間に
    おける前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近
    傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用およ
    び予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬
    的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路か
    ら前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する
    時間を前記予測時間として計算する手段を備えた請求項
    2、4、6、9のいずれかに記載の上位ノード。
  18. 【請求項18】 前記予測時間情報保持手段は、既に経
    路が設定されている二つの前記ノード間における前記予
    測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮
    想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障
    害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回
    経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に
    経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として
    計算する手段を備えた請求項2、4、6、9のいずれか
    に記載の上位ノード。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし18のいずれかに記載
    の上位ノードを備えたことを特徴とするネットワーク。
  20. 【請求項20】 情報処理装置にインストールすること
    により、その情報処理装置に、 障害復旧機能を備えた複数の下位ノードおよび伝送路か
    らなる下位ネットワークに接続され、 自己が収容する伝送路の障害発生を検出する機能と、こ
    の検出する機能の検出結果を障害情報として公告する機
    能と、ネットワークのトポロジ情報を保持する機能と、
    公告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報に
    したがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する
    機能と、公告された障害情報を他の上位ノードに公告す
    る公告転送機能とを備えた上位ノードを制御する装置に
    相応する機能を実現させるプログラムにおいて、 前記更新する機能として、前記検出する機能により障害
    発生を検出した時刻からトポロジ情報の更新をT時間保
    留する機能を実現させることを特徴とするプログラム。
  21. 【請求項21】 前記下位ネットワークの障害復旧に要
    する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を
    実現させ、 前記公告する機能として、 前記検出する機能が前記下位ネットワークの障害発生を
    検出した直後に第一公告を行う第一公告機能と、 この第一公告機能による前記第一公告が公告された時刻
    から前記予測時間情報保持機能に保持された予測時間が
    経過しても前記伝送路の障害復旧が実現しないときに第
    二公告を行う第二公告機能とを実現させ、 前記保留する機能として、前記第一公告を受け取った時
    刻から前記第二公告を受け取る時刻までの時間を前記T
    時間とする機能を実現させる請求項20記載のプログラ
    ム。
  22. 【請求項22】 前記下位ネットワークの前記伝送路の
    障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先
    順位保持機能を実現させ、 前記公告する機能として、 ほぼ同時に障害が発生した複数の前記伝送路について、
    前記第一公告時刻から前記第二公告時刻までの時間長を
    前記優先順位保持機能に保持された復旧優先順位に反比
    例させてそれぞれ設定する機能を実現させる請求項20
    記載のプログラム。
  23. 【請求項23】 前記下位ネットワークの障害復旧に要
    する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を
    実現させ、 前記公告する機能として、 前記検出する機能の検出結果と前記予測時間情報保持機
    能に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要
    する前記予測時間の情報を取得する機能と、 この取得する機能により取得した前記予測時間の情報を
    含む公告を行う機能とを実現させ、 前記保留する機能として、前記公告に含まれる前記予測
    時間を前記T時間とする機能を実現させる請求項20記
    載のプログラム。
  24. 【請求項24】 前記公告転送機能として、前記保留す
    る機能の保留時間が経過するまで他の前記上位ノードへ
    の公告を保留する公告保留機能を実現させる請求項20
    記載のプログラム。
  25. 【請求項25】 前記下位ネットワークの障害復旧に要
    する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を
    実現させ、 前記保留する機能として、 前記障害情報と前記予測時間情報保持機能に保持された
    前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時
    間の情報を取得する機能と、 この取得する機能により取得した前記予測時間を前記T
    時間とする機能とを実現させる請求項20記載のプログ
    ラム。
  26. 【請求項26】 前記公告する機能として、前記検出す
    る機能による障害の検出中は一定周期で公告を行う機能
    を実現させ、 前記保留する機能として、あらかじめ定められた回数の
    公告を受け取るまでの時間を前記T時間とする機能を実
    現させる請求項20記載のプログラム。
  27. 【請求項27】 前記検出する機能の検出結果にしたが
    って障害状況を分析する機能と、 この分析する機能の分析結果にしたがって障害の程度を
    ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとし
    てランク付けする機能とを実現させ、 前記公告する機能として、前記ランク付けする機能のラ
    ンク付け結果を参照して所定ランク以上の障害について
    公告を行う条件付公告機能を実現させる請求項20記載
    のプログラム。
  28. 【請求項28】 前記検出する機能の検出結果にしたが
    って障害状況を分析する機能と、 この分析する機能の分析結果にしたがって障害の程度を
    ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとし
    てランク付けする機能と、 前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情
    報を保持する予測時間情報保持機能とを実現させ、 前記公告する機能として、 前記ランク付けする機能のランク付け結果を参照して所
    定ランク以下の障害については、当該障害下位ネットワ
    ークに直接関わる前記上位ノードに限定して公告を行う
    旨の限定情報を含む限定公告を発出する機能と、 この限定公告の発出から前記予測時間情報保持機能に保
    持された前記予測時間経過後も当該障害下位ネットワー
    クが復旧しないときには前記限定を解禁する旨の解禁公
    告を発出する機能とを実現させ、 前記限定公告を受け取るとその限定情報にしたがって他
    の前記上位ノードへの公告を前記解禁公告を受け取るま
    で禁止する機能を実現させる請求項20記載のプログラ
    ム。
  29. 【請求項29】 前記障害状況を分析する機能として、
    ほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する
    機能を実現させ、 前記ランク付けする機能として、この本数に基づきラン
    クを割当てる機能を実現させる請求項27または28記
    載のプログラム。
  30. 【請求項30】 前記本数を検出する機能として、 障害要因をグループ分けし、各グループに属する障害要
    因の障害発生に対応して不通となる伝送路が記録された
    テーブルに相応する機能と、 このテーブルに相応する機能を参照してほぼ同時に障害
    が発生した前記伝送路の本数を検出する機能とを実現さ
    せる請求項29記載のプログラム。
  31. 【請求項31】 前記下位ネットワークの前記伝送路の
    障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先
    順位保持機能を実現させ、 前記障害状況を分析する機能として、障害が発生した前
    記伝送路の前記優先順位保持手段に保持された前記復旧
    優先順位の情報を取得する機能を実現させ、 前記ランク付けする機能として、ランクが高い程復旧可
    能性が低い重度の障害を表すとして前記優先順位に反比
    例して高いランク付けをする機能を実現させる請求項2
    7または28記載のプログラム。
  32. 【請求項32】 前記障害状況を分析する機能として、
    障害が発生した前記下位ネットワークのトポロジ情報を
    参照して網資源の密集度合いを検出する機能を実現さ
    せ、 前記ランク付けする機能として、ランクが高い程復旧可
    能性が低い重度の障害を表すとして前記密集度合いに反
    比例して高いランク付けをする機能を実現させる請求項
    27または28記載のプログラム。
  33. 【請求項33】 前記予測時間情報保持機能として、 前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステ
    ート情報を保持する機能と、 この保持する機能に保持された前記リンクステート情報
    から推定される個々の前記伝送路が有する迂回経路の設
    定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間
    を計算する機能とを実現させる請求項21、23、2
    5、28のいずれかに記載のプログラム。
  34. 【請求項34】 前記予測時間を計算する機能として、 前記迂回経路の設定能力として、二重化運転中の伝送路
    については、前記予測時間をほぼ零として計算するとと
    もに障害中は当該伝送路を一重化運転中の伝送路として
    再認識する機能を実現させる請求項32記載のプログラ
    ム。
  35. 【請求項35】 前記予測時間を計算する機能として、
    前記迂回経路の設定能力として、障害伝送路の両端に対
    する迂回経路の存在の有無および当該迂回経路の空塞の
    状況に基づき前記予測時間を計算する機能を実現させる
    請求項32記載のプログラム。
  36. 【請求項36】 前記予測時間情報保持機能として、現
    用および予備の経路が設定されている二つの前記ノード
    間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路
    の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用
    および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して
    模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経
    路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要
    する時間を前記予測時間として計算する機能を実現させ
    る請求項21、23、25、28のいずれかに記載のプ
    ログラム。
  37. 【請求項37】 前記予測時間情報保持機能として、既
    に経路が設定されている二つの前記ノード間における前
    記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路
    を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的
    に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する
    迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経
    路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間と
    して計算する機能を実現させる請求項21、23、2
    5、28のいずれかに記載のプログラム。
  38. 【請求項38】 請求項20ないし37のいずれかに記
    載のプログラムが記録された前記情報処理装置読取可能
    な記録媒体。
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