JP2003258697A - マルチホップ接続用の無線通信システム、これに用いる送信元局、中継局、送信先局、およびパイロット信号 - Google Patents

マルチホップ接続用の無線通信システム、これに用いる送信元局、中継局、送信先局、およびパイロット信号

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JP2003258697A
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    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中継局が信号伝送を中継することによる干渉
雑音の増大を抑制する。 【解決手段】 送信先局3において、送信元局1から送
信先局3への伝送経路の候補の中から伝送経路上の各局
の所要送信電力値の総和が最小となる伝送経路を選択
し、この伝送経路上の各局についての識別情報および所
要送信電力値を含むパイロット信号を送信元局1および
中継局2へ送信する。これによって、このパイロット信
号を受信した送信先局1および中継局2が、以後の信号
伝送において、受信したパイロット信号に含まれる識別
情報を用いて所要送信電力値の総和が最小の伝送経路を
決定できるようにするとともに、受信したパイロットに
含まれる所要送信電力値により規定される送信電力で信
号を伝送できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信元局と複数の
中継局と送信先局との間で信号の伝送を行うようにした
マルチホップ接続用の無線通信システム、これに用いる
送信元局、中継局、送信先局、およびパイロット信号に
関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムとしては、信号を送信
する元となる局(以下「送信元局」という)が送信先の
局(以下「送信先局」という)と直接的に無線リンクを
確立して信号の伝送を行うシングルホップ接続方式を用
いたシステムが知られている。このシングルホップ接続
方式では、送信元局における最大送信電力が規定されて
いる場合、伝搬損失や干渉雑音電力が大きいと、送信元
局と送信先局との間の無線リンクの確立ができなくな
り、エリアカバレッジが低下する要因となる。
【0003】これに対して、送信元局と送信先局との間
に複数の中継局を設置し、この中継局によって信号伝送
の中継を行うようにしたマルチホップ接続方式がある。
マルチホップ接続方式は、エリアカバレッジの低下を防
ぎ、送信電力を低減する上で有効な方式であることか
ら、TDMA(Time Division Multiple Access)やC
SMA(Carrier Sense Multiple Access)に適用され
てきた。
【0004】TDMAやCSMAでは、送信元局と送信
先局との間における複数の伝送経路の中から適切な伝送
経路を選択する際に、主な基準としてパケット衝突の回
避や送信電力の低減に関する基準が用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マルチ
ホップ接続方式をCDMA(Code Division Multiple A
ccess)に適用する場合には、TDMAやCSMAに比
べて中継局が信号を中継することによって生じる新たな
干渉雑音が増大することが考えられ、干渉雑音の増大が
システム容量を低下させる要因となることが懸念され
る。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、中継局が信号伝送を中継
することによる干渉雑音の増大を抑制し得るマルチホッ
プ接続用の無線通信システムを提供することにある。
【0007】本発明の別の目的は、上記マルチホップ接
続用の無線通信システムに用いられる送信元局、中継
局、送信先局、およびパイロット信号を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の本発明に係るマル
チホップ接続用の無線通信システムは、送信元局と複数
の中継局と送信先局との間で信号伝送を行うマルチホッ
プ接続用の無線通信システムにおいて、前記送信元局
は、当該送信元局の識別情報を含むパイロット信号を送
信する送信手段を有し、前記中継局は、パイロット信号
を受信する受信手段と、受信されたパイロット信号に含
まれる情報を用いて前記送信元局から当該中継局までの
伝送経路を特定し、当該伝送経路上の各局の所要送信電
力値の総和を算出する所要送信電力総和算出手段と、こ
の特定された伝送経路の候補の中から前記所要送信電力
値の総和が最小の伝送経路を選択する選択手段と、この
選択された伝送経路上の各局についての識別情報および
所要送信電力値を含むパイロット信号を送信する送信手
段と、を有し、前記送信先局は、パイロット信号を受信
する受信手段と、受信されたパイロット信号に含まれる
情報を用いて前記送信元局から当該送信先局までの伝送
経路を特定し、当該伝送経路上の各局の所要送信電力値
の総和を算出する所要送信電力総和算出手段と、この特
定された伝送経路の候補の中から前記所要送信電力値の
総和が最小の伝送経路を選択する選択手段と、この選択
された伝送経路上の各局についての識別情報および所要
送信電力値を含むパイロット信号を送信する送信手段
と、を有することを特徴とする。
【0009】本発明にあっては、送信元局から送信先局
への信号の伝送経路の候補の中から伝送経路上の各局の
所要送信電力値の総和が最小となる伝送経路を選択し、
この伝送経路上の各局についての識別情報および所要送
信電力値を送信元局および中継局へ送信するようにした
ことで、このパイロット信号を受信した送信先局および
中継局は、以後の信号伝送において、受信したパイロッ
ト信号に含まれる識別情報を用いて所要送信電力値の総
和が最小の伝送経路を決定でき、また、受信したパイロ
ットに含まれる所要送信電力値を用いてそれぞれの所要
送信電力で信号を伝送することができる。これによっ
て、送信元局から送信先局へ信号を伝送するときの所要
送信電力値の総和を最小とすることができ、中継局によ
り信号伝送を中継することによる干渉雑音の増大を抑制
することができる。
【0010】送信元局から送信先局までの伝送経路につ
いて、伝送経路上の各局の所要送信電力値の総和が最小
となる伝送経路を選択するためには、まず、送信局は、
当該送信先局の識別情報を含むパイロット信号を送信す
る。
【0011】中継局では、受信したパイロット信号に含
まれる識別情報を用いて送信元局から当該中継局までの
伝送経路を特定し、伝送経路の候補の中から所要送信電
力値の総和が最小の伝送経路を選択して、この伝送経路
上の各局についての識別情報および所要送信電力値を送
信する。なお、送信元局から当該中継局への伝送経路と
しては、中継局を1つも経由しない直接的な伝送経路
と、1つ以上の中継局を経由する伝送経路があり得る。
【0012】送信先局では、受信したパイロット信号に
含まれる識別情報を用いて送信元局から送信先局までの
伝送経路を特定し、伝送経路の候補の中から所要送信電
力値の総和が最小となる伝送経路を選択する。このよう
に、伝送経路の選択に必要な処理の一部を中継局でも行
うことによって、送信先局における処理負担の軽減を図
るようにしている。なお、送信元局から送信先局までの
伝送経路についても、中継局を1つも経由しない直接的
な伝送経路と、1つ以上の中継局を経由する伝送経路が
あり得る。
【0013】第2の本発明は、第1のマルチホップ接続
用の無線通信システムにおいて、前記送信元局の送信手
段および前記中継局の送信手段は、それぞれの設定送信
電力値に規定される送信電力でパイロット信号を送信
し、前記中継局は、パイロット信号を受信したときの受
信SIRを測定する測定手段を有し、前記中継局の所要
送信電力総和算出手段は、パイロット信号を送信してき
た直前の局における設定送信電力値と測定された受信S
IRと所望受信SIRとを用いて、当該直前の局におけ
る所要送信電力値を算出する電力値算出手段と、受信さ
れたパイロット信号に含まれる所要送信電力値と当該パ
イロット信号について前記電力値算出手段により算出さ
れた所要送信電力値とを用いて当該伝送経路上の各局の
所要送信電力値の総和を算出する総和算出手段と、を有
することを特徴とする。
【0014】本発明にあっては、中継局において、パイ
ロット信号を送信してきた直前の局における設定送信電
力値と当該パイロット信号の受信の際に測定した受信S
IRと所望受信SIRとを用いて、当該直前の局におけ
る所望受信SIRを満たす所要送信電力値を算出し、受
信されたパイロット信号に含まれる全ての所要送信電力
値と当該パイロット信号について算出された所要送信電
力値とを加算することによって、送信元局から当該中継
局までの伝送経路上の各局の所要送信電力値の総和を算
出できるようにしている。
【0015】第3の本発明は、第1又は第2のマルチホ
ップ接続用の無線通信システムにおいて、前記送信元局
の送信手段および前記中継局の送信手段は、それぞれの
設定送信電力値に規定される送信電力でパイロット信号
を送信し、前記送信先局は、パイロット信号を受信した
ときの受信SIRを測定する測定手段を有し、前記送信
先局の所要送信電力総和算出手段は、パイロット信号を
送信してきた直前の局における設定送信電力値と測定さ
れた受信SIRと所望受信SIRとを用いて、当該直前
の局における所要送信電力値を算出する電力値算出手段
と、受信されたパイロット信号に含まれる所要送信電力
値と当該パイロット信号について前記電力値算出手段に
より算出された所要送信電力値とを用いて当該伝送経路
上の各局の所要送信電力値の総和を算出する総和算出手
段と、を有することを特徴とする。
【0016】本発明にあっては、送信先局において、パ
イロット信号を送信してきた直前の局における設定送信
電力値と当該パイロット信号の受信の際に測定した受信
SIRと所望受信SIRとを用いて、当該直前の局にお
ける所望受信SIRを満たす所要送信電力値を算出し、
受信されたパイロット信号に含まれる全ての所要送信電
力値と当該パイロット信号について算出された所要送信
電力値とを加算することによって、送信元局から送信先
局までの伝送経路上の各局の所要送信電力値の総和を算
出できるようにしている。
【0017】第4の本発明は、第2又は第3のマルチホ
ップ接続用の無線通信システムにおいて、前記送信元局
の送信手段および前記中継局の送信手段は、パイロット
信号にそれぞれの局の設定送信電力値を含めて送信し、
前記中継局の電力値算出手段および前記送信先局の電力
値算出手段は、受信されたパイロット信号に含まれる設
定送信電力値を用いることを特徴とする。
【0018】本発明にあっては、送信元局および中継局
で、当該局における設定送信電力値を含めてパイロット
信号を送信するようにしたことで、パイロット信号を受
信した中継局および送信先局において、パイロット信号
を送信してきた直前の局における所要送信電力値を算出
する際に、そのパイロット信号に含まれる設定送信電力
値を用いることができるようにしている。
【0019】第5の本発明は、第2又は第3のマルチホ
ップ接続用の無線通信システムにおいて、前記中継局お
よび前記送信先局は、他局における設定送信電力値を予
め格納しておく格納手段をそれぞれ有し、前記中継局の
電力値算出手段および前記送信先局の電力値算出手段
は、各々の格納手段に格納されている設定送信電力値を
用いることを特徴とする。
【0020】本発明にあっては、中継局および送信先局
で、他局における設定送信電力値を予め格納しておくよ
うにしたことで、パイロット信号を受信した中継局およ
び送信先局において、パイロット信号を送信してきた直
前の局における所要送信電力値を算出する際に、格納さ
れている設定送信電力値を読み出して用いることができ
るようにしている。
【0021】第6の本発明は、第1乃至第5のいずれか
のマルチホップ接続用の無線通信システムにおいて、前
記中継局の選択手段は、識別情報および所要送信電力値
を記憶しておく記憶手段と、受信したパイロット信号に
ついて当該中継局の所要送信電力総和算出手段により算
出された所要送信電力値の総和と前記記憶手段に記憶さ
れている所要送信電力値の総和とを比較し、当該パイロ
ット信号について算出された所要送信電力値の総和の方
が小さい場合には、当該パイロット信号の伝送経路上の
各局についての識別情報および所要送信電力値をもって
前記記憶手段に記憶されている識別情報および所要送信
電力値を更新させる比較手段と、を有することを特徴と
する。
【0022】本発明にあっては、中継局において、受信
したパイロット信号について算出された所要送信電力値
の総和と記憶されている所要送信電力値の総和とを比較
し、算出された所要送信電力値の総和の方が小さい場合
には、当該パイロット信号の伝送経路上の各局について
の識別情報および所要送信電力値をもって記憶されてい
る識別情報および所要送信電力値を更新するようにした
ことで、送信元局から当該中継局までの伝送経路の候補
の中から所要送信電力値の総和が最小の伝送経路を選択
できるようにしている。
【0023】第7の本発明は、第1乃至第6のいずれか
のマルチホップ接続用の無線通信システムにおいて、前
記送信先局の選択手段は、識別情報および所要送信電力
値を記憶しておく記憶手段と、受信したパイロット信号
について当該送信先局の所要送信電力総和算出手段によ
り算出された所要送信電力値の総和と前記記憶手段に記
憶されている所要送信電力値の総和とを比較し、当該パ
イロット信号について算出された所要送信電力値の総和
の方が小さい場合には、当該パイロット信号の伝送経路
上の各局についての識別情報および所要送信電力値をも
って前記記憶手段に記憶されている識別情報および所要
送信電力値を更新させる比較手段と、を有することを特
徴とする。
【0024】本発明にあっては、送信先局において、受
信したパイロット信号が受信される度に、当該パイロッ
ト信号について算出された所要送信電力値の総和と記憶
されている所要送信電力値の総和とを比較し、当該パイ
ロット信号について算出された所要送信電力値の総和の
方が小さい場合には、当該パイロット信号の伝送経路上
の各局についての識別情報および所要送信電力値をもっ
て記憶されている識別情報および所要送信電力値を更新
するようにしたことで、送信元局から送信先局までの伝
送経路の候補の中から所要送信電力値の総和が最小の伝
送経路を選択できるようにしている。
【0025】第8の本発明は、第1乃至第7のいずれか
のマルチホップ接続用の無線通信システムにおいて、前
記中継局の受信手段は、パイロット信号を一定期間受信
するものであって、前記中継局の選択手段は、この一定
期間に受信されたパイロット信号についての伝送経路の
候補の中から所要送信電力値の総和が最小の伝送経路を
選択することを特徴とする。
【0026】本発明にあっては、中継局において、一定
期間内に受信されたパイロット信号について所要送信電
力値の総和が最小の伝送経路を選択するようにしたこと
で、高精度な選択を可能としている。
【0027】第9の本発明は、第1乃至第8のいずれか
の無線通信システムにおいて、前記送信先局の受信手段
は、パイロット信号を一定期間受信するものであって、
前記送信先局の選択手段は、この一定期間に受信された
パイロット信号についての伝送経路の候補の中から所要
送信電力値の総和が最小の伝送経路を選択することを特
徴とする。
【0028】本発明にあっては、送信先局において、一
定期間内に受信されたパイロット信号について所要送信
電力値の総和が最小の伝送経路を選択するようにしたこ
とで、高精度な選択を可能としている。
【0029】第10の本発明に係る送信元局は、中継局
又は送信先局のうちの少なくとも一方と信号伝送を行う
送信元局において、当該送信元局の識別情報および設定
送信電力値を含むパイロット信号を生成する生成手段
と、前記パイロット信号を前記設定送信電力値に規定さ
れる電力で送信する送信手段と、を有することを特徴と
する。
【0030】第11の本発明に係る中継局は、送信元局
と送信先局との間で信号伝送を中継する中継局におい
て、パイロット信号を受信する受信手段と、受信された
パイロット信号に含まれる情報を用いて前記送信元局か
ら当該中継局までの伝送経路を特定し、当該伝送経路上
の各局の所要送信電力値の総和を算出する所要送信電力
総和算出手段と、特定された伝送経路の候補の中から前
記所要送信電力値の総和が最小の伝送経路を選択する選
択手段と、選択された伝送経路上の各局の識別情報およ
び所要送信電力値を含むパイロット信号を送信する送信
手段と、を有することを特徴とする。
【0031】ここで、パイロット信号の送信元局から当
該中継局への伝送経路としては、中継局を1つも経由し
ない直接的な伝送経路と、1つ以上の中継局を経由する
伝送経路があり得る。
【0032】第12の本発明は、第11の中継局におい
て、パイロット信号を受信したときの受信SIRを測定
する測定手段を有し、前記送信手段は、設定送信電力値
に規定される送信電力でパイロット信号を送信するもの
であって、前記所要送信電力総和算出手段は、パイロッ
ト信号を送信してきた直前の局における設定送信電力値
と測定された受信SIRと所望受信SIRとを用いて、
当該直前の局における所要送信電力値を算出する電力値
算出手段と、受信されたパイロット信号に含まれる所要
送信電力値と当該パイロット信号について前記電力値算
出手段により算出された所要送信電力値とを用いて当該
伝送経路上の各局の所要送信電力値の総和を算出する総
和算出手段と、を有することを特徴とする。
【0033】第13の本発明は、第12の中継局におい
て、前記送信手段は、当該中継局の設定送信電力値を含
めてパイロット信号を送信し、前記電力値算出手段は、
受信されたパイロット信号に含まれる設定送信電力値を
用いることを特徴とする。
【0034】第14の本発明は、第12の中継局におい
て、他局における設定送信電力値を予め格納しておく格
納手段を有し、前記電力値算出手段は、前記格納手段に
格納されている設定送信電力値を用いることを特徴とす
る。
【0035】第15の本発明は、第11乃至第14のい
ずれかの中継局において、前記選択手段は、識別情報お
よび所要送信電力値を記憶しておく記憶手段と、受信し
たパイロット信号について前記所要送信電力総和算出手
段により算出された所要送信電力値の総和と前記記憶手
段に記憶されている所要送信電力値の総和とを比較し、
当該パイロット信号について算出された所要送信電力値
の総和の方が小さい場合には、当該パイロット信号の伝
送経路上の各局についての識別情報および所要送信電力
値をもって前記記憶手段に記憶されている識別情報およ
び所要送信電力値を更新させる比較手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0036】第16の本発明は、第11乃至第15のい
ずれかの中継局において、前記受信手段は、パイロット
信号を一定期間受信するものであって、前記選択手段
は、この一定期間に受信されたパイロット信号について
の伝送経路の候補の中から所要送信電力値の総和が最小
の伝送経路を選択することを特徴とする。
【0037】第17の本発明に係る送信先局は、送信元
局又は中継局のうちの少なくとも一方と信号伝送を行う
送信先局において、パイロット信号を受信する受信手段
と、受信されたパイロット信号に含まれる情報を用いて
前記送信元局から当該送信先局までの伝送経路を特定
し、当該伝送経路上の各局の所要送信電力値の総和を算
出する所要送信電力総和算出手段と、特定された伝送経
路の候補の中から前記所要送信電力値の総和が最小の伝
送経路を選択する選択手段と、選択された伝送経路上の
各局についての識別情報および所要送信電力値を含むパ
イロット信号を送信する送信手段と、を有することを特
徴とする。
【0038】ここで、パイロット信号の送信元局から送
信先局への伝送経路としては、中継局を1つも経由しな
い直接的な伝送経路と、1つ以上の中継局を経由する伝
送経路があり得る。
【0039】第18の本発明は、第17の送信先局にお
いて、パイロット信号を受信したときの受信SIRを測
定する測定手段を有し、前記所要送信電力総和算出手段
は、パイロット信号を送信してきた直前の局における設
定送信電力値と測定された受信SIRと所望受信SIR
とを用いて、当該直前の局における所要送信電力値を算
出する電力値算出手段と、受信されたパイロット信号に
含まれる所要送信電力値と当該パイロット信号について
前記電力値算出手段により算出された所要送信電力値と
を用いて当該伝送経路上の各局の所要送信電力値の総和
を算出する総和算出手段と、を有することを特徴とす
る。
【0040】第19の本発明は、第18の送信先局にお
いて、前記電力値算出手段は、受信されたパイロット信
号に含まれる設定送信電力値を用いることを特徴とす
る。
【0041】第20の本発明は、第18の送信先局にお
いて、他局における設定送信電力値を予め格納しておく
格納手段を有し、前記電力値算出手段は、前記格納手段
に格納されている設定送信電力値を用いることを特徴と
する。
【0042】第21の本発明は、第17乃至第20のい
ずれかの送信先局において、前記選択手段は、識別情報
および所要送信電力値を記憶しておく記憶手段と、受信
したパイロット信号について前記所要送信電力総和算出
手段により算出された所要送信電力値の総和と前記記憶
手段に記憶されている所要送信電力値の総和とを比較
し、当該パイロット信号について算出された所要送信電
力値の総和の方が小さい場合には、当該パイロット信号
の伝送経路上の各局についての識別情報および所要送信
電力値をもって前記記憶手段に記憶されている識別情報
および所要送信電力値を更新させる比較手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0043】第22の本発明は、第17乃至第21のい
ずれかの送信先局において、前記受信手段は、前記パイ
ロット信号を一定期間受信するものであって、前記選択
手段は、この一定期間に受信されたパイロット信号につ
いて所要送信電力値の総和が最小の伝送経路を選択する
ことを特徴とする。
【0044】第23の本発明に係るパイロット信号は、
送信元局と複数の中継局と送信先局との間で信号伝送を
行うマルチホップ接続用の無線通信システムにおいて各
局の所要送信電力値の総和が最小の伝送経路を選択する
ために用いられるパイロット信号であって、当該パイロ
ット信号の伝送経路上の各局についての識別情報および
所要送信電力値が含まれることを特徴とする。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0046】図1は、一実施の形態におけるマルチホッ
プ接続用の無線通信システムの全体的な概略構成を示す
ブロック図である。同図の無線通信システムは、送信元
局1と、複数の中継局2(各中継局については適宜「中
継局2A,2B,2C‥」と示す)と、送信先局3と、
を有する構成である。各中継局2A,2B,2Cは基本
的には同様の構成である。送信元局1から送信先局3へ
の信号の伝送経路については、送信元局1から送信先局
3へ直接的に信号が伝送される伝送経路と、送信元局1
から送信先局3までの間に1つ以上の中継局2を中継し
て信号が伝送される伝送経路がある。
【0047】本無線通信システムでは、送信元局1や各
中継局2について所要の送信電力値(以下「所要送信電
力値」という)を算出するとともに、上記伝送経路の候
補の中から所要送信電力値の総和が最小となる伝送経路
を選択する処理を行う。この処理を行うために、本来の
信号を伝送する前に、後述するようなパイロット信号の
伝送を行う。以下、本無線通信システムにおける処理に
ついて詳細に説明する。
【0048】図2は、送信元局1の構成の一例を示すブ
ロック図である。送信元局1は、少なくともフレーム化
部11と送信部12を有する構成である。
【0049】図3は、送信元局1における処理の一例を
示すフローチャートである。ステップ1で、下りの無線
リンクの確立処理の開始が指示されると、ステップ2
で、フレーム化部11は、送信元局1の識別情報(以
下、信号を送信する局の識別情報のことを適宜「送信局
ID」という)、およびパイロット信号を送信する電力
として予め定められた設定送信電力値をそれぞれフレー
ム化してパイロット信号を生成する。ステップ3で、送
信部12は、生成されたパイロット信号を設定送信電力
値により規定される送信電力で送信する。送信元局1か
ら送信されたパイロット信号は、いずれかの中継局2に
より受信される場合と、送信先局3により直接的に受信
される場合がある。
【0050】図4は、このときのパイロット信号の構造
の一例を示す図である。パイロット信号には、送信元局
1の送信局ID(識別情報)および設定送信電力値が含
まれる。
【0051】図5は、中継局2がパイロット信号を伝送
するときの伝送経路を示す図である。同図に示すよう
に、例えば、中継局2Aがパイロット信号を受信した場
合には、中継局2aから送信先局3へ直接的にパイロッ
ト信号が伝送される伝送経路と、中継局2Aから他の中
継局2B又は2Cを経由して送信先局3へ伝送される伝
送経路がある。送信元局1からのパイロット信号を中継
局2B,2Cが受信した場合も同様である。
【0052】図6は、中継局2の構成の一例を示すブロ
ック図である。同図の中継局2は、受信部21と、受信
SIR測定部22と、復号部23と、所要送信電力総和
算出部24と、選択部27と、フレーム化部28と、送
信部29を有する構成である。
【0053】選択部27は、記憶部25および比較部2
6を有し、所要送信電力総和算出部24は、図示してい
ない電力値算出部および総和算出部を有する。以下、各
部の機能について説明する。
【0054】図7は、送信元局1からのパイロット信号
を直接的に受信した場合(2ホップ目)の中継局2にお
ける処理の一例を示すフローチャートである。
【0055】ステップ11で、受信部21は、送信元局
1から送信されてきたパイロット信号を受信する。
【0056】ステップ12で、受信SIR測定部22
は、パイロット信号を受信したときの受信SIR(信号
電力対干渉雑音電力比)を測定する。復号部23は、受
信されたパイロット信号に含まれる送信元局1の識別情
報および設定送信電力値を復号する。記憶部25は、こ
れらの識別情報および設定送信電力値を記憶する。所要
送信電力総和算出部24の電力値算出部は、測定された
受信SIR、所望受信SIR、送信元局1の設定送信電
力値を用いて、送信元局1における所望SIRを満たす
所要送信電力値を算出する。この算出は、例えば、測定
された受信SIRと所望受信SIRとの差分が、設定送
信電力値と所要送信電力値との差分に対応するように算
出する。記憶部25では、この所要送信電力値を、先に
記憶した送信元局1の識別情報に対応付けて記憶する。
【0057】ステップ13で、フレーム化部28は、記
憶部25から送信元局1の識別情報と所要送信電力値を
読み出し、これらの情報と、当該中継局の識別情報と、
当該中継局がパイロット信号を送信するときの設定送信
電力値をフレーム化してパイロット信号を生成する。
【0058】ステップ14で、送信部29は、生成され
たパイロット信号を当該中継局の設定送信電力値で規定
される送信電力で送信する。
【0059】図8(a)は、ステップ11で中継局2が
受信するパイロット信号の構造の一例を示す図であり、
図8(b)は、ステップ14で中継局2が送信するパイ
ロット信号の構造の一例を示す図である。同図(b)に
示すように、送信するパイロット信号には、送信元局1
の送信局ID、送信元局1の所要送信電力値、当該中継
局2の送信局ID、当該中継局2の設定送信電力値が含
まれる。
【0060】図9は、他の中継局2からのパイロット信
号を受信した場合(3ホップ目以降)の当該中継局2に
おける処理の一例を示すフローチャートである。
【0061】ステップ21で、受信部21は、他の中継
局2から送信されてきたパイロット信号を受信する。
【0062】ステップ22で、受信SIR測定部22
は、パイロット信号を受信したときの受信SIRを測定
する。復号部23は、受信されたパイロット信号に含ま
れる情報を全て復号する。この情報には、3ホップ目に
おいては、送信元局1の識別情報および所要送信電力
値、パイロット信号を送信してきた直前の中継局2の識
別情報および設定送信電力値が含まれる。所要送信電力
総和算出部24の電力値算出部は、測定された受信SI
R、所望受信SIR、直前の中継局2の設定送信電力値
を用いて、直前の中継局2における所望SIRを満たす
所要送信電力値を算出する。
【0063】ステップ23で、所要送信電力総和算出部
24の総和算出部は、受信されたパイロット信号に含ま
れる全ての所要送信電力値と、当該パイロット信号につ
いて電力算出部により算出された所要送信電力値とを加
算することにより、当該パイロット信号の伝送経路上の
各局についての所要送信電力値の総和を算出する。
【0064】ステップ24で、比較部26は、当該パイ
ロット信号について所要送信電力総和算出部24により
算出された所要送信電力値の総和と、記憶部25に記憶
されている所要送信電力値の総和とを比較し、算出され
た所要送信電力値の総和の方が小さい場合にはステップ
25へ進み、そうでない場合にはステップ21へ戻る。
【0065】ステップ25で、比較部25は、当該パイ
ロット信号の伝送経路が所要送信電力値の総和が最小の
伝送経路であるとして、当該パイロット信号に含まれて
いた全ての識別情報および所要送信電力値と、当該パイ
ロット信号を送信してきた直前の中継局2について電力
値算出部により算出された所要送信電力値とをもって記
憶部25に記憶されている識別情報および所要送信電力
値を更新する。すなわち、当該パイロット信号の伝送経
路上の各局についての識別情報および所要送信電力値で
記憶部25に記憶されている情報を更新する。この処理
の後、ステップ21へ戻り、上記処理を繰り返す。
【0066】一方、ステップ21直後のステップ26
で、比較部26は、既に他のパイロット信号を受信して
いるか否かを判定し、受信していない場合にステップ2
7へ進み、内蔵タイマをスタートさせる。すなわち、最
初にパイロット信号を受信したときをトリガーとして内
蔵タイマがスタートする。
【0067】ステップ28で、比較部26は、内蔵タイ
マにより一定期間が経過したか否かを判断する。一定期
間が経過するまでの間、先に説明したステップ21から
ステップ25までの処理が繰り返され、一定期間が経過
したところでステップ29へ進む。これにより、送信元
局1から当該中継局2までの伝送経路の候補のうち、一
定期間経過時における所要送信電力値の総和が最小とな
る伝送経路が選択されることとなり、当該伝送経路上の
全ての局についての識別情報および所要送信電力値が記
憶部25に記憶された状態となる。
【0068】ステップ29で、フレーム化部28は、記
憶部25に記憶されている情報、すなわち、所要送信電
力値の総和が最小の伝送経路上の全ての局についての識
別情報および所要送信電力値を読み出し、これらの情報
と、当該中継局2の識別情報および当該中継局2がパイ
ロット信号を送信するときの設定送信電力値とをフレー
ム化してパイロット信号を生成する。このとき、受信し
たパイロット信号に含まれていた直前の中継局2につい
ての設定送信電力値については、当該直前の中継局2に
ついて算出された所要送信電力値で入れ替えるものとす
る。
【0069】ステップ30で、送信部29は、生成され
たパイロット信号を当該中継局2における設定送信電力
値で規定される送信電力で送信する。
【0070】図10(a)は、ステップ21で中継局2
が受信するパイロット信号の構造の一例を示す図であ
り、図10(b)は、ステップ28で中継局2が3ホッ
プ目に送信するときのパイロット信号の構造の一例を示
す図である。図10(c)は、ステップ28で中継局2
が4ホップ目以降に送信するパイロット信号の構造の一
例を示す図である。同図(c)に示すように、送信する
パイロット信号には、送信元局1の送信局ID(識別情
報)および所要送信電力値、パイロット信号が伝送され
てきた伝送経路上の全ての中継局2についての送信局I
Dおよび所要送信電力値、当該中継局2の送信局IDお
よび設定送信電力値が含まれる。
【0071】図11は、送信先局3がパイロット信号を
伝送するときの伝送経路を示す図である。送信先局3か
らいずれかの中継局2へ信号が伝送される伝送経路と、
送信先局3から送信元局1へ直接的に信号が伝送される
伝送経路がある。
【0072】図12は、送信先局3の構成の一例を示す
ブロック図である。同図の送信先局3は、受信部31
と、受信SIR測定部32と、復号部33と、所要送信
電力総和算出部34と、選択部37と、フレーム化部3
8と、送信部39を有する構成である。選択部37は、
記憶部35および比較部36を有し、所要送信電力総和
算出部34は、図示しない電力値算出部と総和算出部を
有する。以下、各部の機能について説明する。
【0073】図13は、パイロット信号を受信したとき
の送信先局3における処理の一例を示すフローチャート
である。
【0074】ステップ31で、受信部31は、送信元局
1あるいは中継局2から送信されてきたパイロット信号
を受信する。
【0075】ステップ32で、受信SIR測定部32
は、パイロット信号を受信したときの受信SIRを測定
する。復号部33は、受信されたパイロット信号に含ま
れる情報を全て復号する。この情報には、一例として、
送信元局1の識別情報および所要送信電力値、当該パイ
ロット信号が伝送されてきた伝送経路上の各中継局2に
ついての識別情報および所要送信電力値が含まれる。た
だし、送信元となった直前の中継局2については、所要
送信電力値の代わりに設定送信電力値が含まれる。所要
送信電力総和算出部34の電力値算出部は、測定された
受信SIR、所望受信SIR、直前の中継局2の設定送
信電力値を用いて、直前の中継局2における所望SIR
を満たす所要送信電力値を算出する。
【0076】ステップ33で、所要送信電力総和算出部
34の総和算出部は、受信されたパイロットに含まれる
全ての所要送信電力値と、当該パイロット信号について
電力値算出部により算出された所要送信電力値とを加算
することにより、当該パイロット信号の伝送経路上の各
局についての所要送信電力値の総和を算出する。
【0077】ステップ34で、比較部36は、所要送信
電力総和算出部24により当該パイロット信号について
算出された所要送信電力値の総和と、記憶部25に記憶
されている所要送信電力値の総和とを比較し、算出され
た所要送信電力値の総和の方が小さい場合にはステップ
35へ進み、そうでない場合にはステップ31へ戻る。
【0078】ステップ35で、比較部36は、当該パイ
ロット信号の伝送経路が所要送信電力値の総和が最小の
伝送経路であるとして、当該パイロット信号に含まれて
いた全ての識別情報および所要送信電力値と、当該パイ
ロット信号を送信してきた直前の局について電力値算出
部により算出された所要送信電力値とをもって記憶部3
5に記憶されている識別情報および所要送信電力値を更
新する。すなわち、当該パイロット信号の伝送経路上の
各局についての識別情報および所要送信電力値で記憶部
25に記憶されている情報を更新する。この処理の後、
ステップ31へ戻り、上記処理を繰り返す。
【0079】一方、ステップ31直後のステップ36
で、比較部36は、既に他のパイロット信号を受信して
いるか否かを判定し、受信していない場合にステップ3
7へ進み、内蔵タイマをスタートさせる。すなわち、最
初にパイロット信号を受信したときをトリガーとして内
蔵タイマがスタートする。
【0080】ステップ38で、比較部26は、内蔵タイ
マにより一定期間が経過したか否かを判断する。一定期
間が経過するまでの間、先に説明したステップ31から
ステップ35までの処理が繰り返され、一定期間が経過
したところでステップ39へ進む。これにより、送信元
局1から送信先局3までの伝送経路の候補のうち、一定
期間における所要送信電力値の総和が最小となる伝送経
路が選択されることとなり、当該伝送経路上の全ての局
についての識別情報および所要送信電力値が記憶部35
に記憶された状態となる。
【0081】ステップ39で、フレーム化部38は、記
憶部25に記憶されている情報、すなわち所要送信電力
値の総和が最小の伝送経路上の全ての局についての識別
情報および所要送信電力値を読み出し、これらの情報を
フレーム化してパイロット信号を生成する。
【0082】ステップ40で、送信部39は、生成され
たパイロット信号を送信する。
【0083】このようにして送信されたパイロット信号
は、送信元局1および各中継局2により受信される。送
信元局1は、このパイロット信号をいずれかの中継局2
を経由して受信することもあるし、送信先局3から直接
的に受信することもある。以後、送信元局1および各中
継局2は、受信したパイロット信号に含まれる識別情報
を用いて所要送信電力値の総和が最小の伝送経路を決定
するとともに、受信したパイロットに含まれる所要送信
電力値により規定される送信電力で信号を伝送する。
【0084】したがって、本実施の形態によれば、送信
先局3において、送信元局1から送信先局3への伝送経
路の候補の中から伝送経路上の各局の所要送信電力値の
総和が最小となる伝送経路を選択し、この伝送経路上の
各局についての識別情報および所要送信電力値を含むパ
イロット信号を送信元局1および中継局2へ送信するよ
うにしたことで、このパイロット信号を受信した送信先
局1および中継局2は、以後の信号伝送において、受信
したパイロット信号に含まれる識別情報を用いて所要送
信電力値の総和が最小の伝送経路を決定でき、また、受
信したパイロットに含まれる所要送信電力値により規定
される送信電力で信号を伝送することができる。これに
よって、送信元局1から送信先局3へ信号を伝送すると
きの所要送信電力値の総和を最小とすることができ、中
継局2により信号伝送を中継することによる干渉雑音の
増大を抑制することができる。
【0085】なお、本実施の形態においては、中継局2
における所要送信電力総和算出部24の電力値算出部お
よび送信先局3における所要送信電力総和算出部34の
電力値算出部は、それぞれ受信されたパイロット信号に
含まれる設定送信電力値を用いて、当該パイロット信号
を送信してきた直前の局における所要送信電力値を算出
することとしたが、これに限られるものではない。他の
実施形態としては、中継局2および送信先局3に、他局
における設定送信電力値を格納しておく格納部を設ける
こととし、直前の局での所要送信電力値を算出する際に
は、この格納部に格納されている設定送信電力値を用い
るようにすることもできる。
【0086】また、本実施の形態においては、中継局2
は図6に示す構成としたが、図14に示す構成としても
よい。図14に示す中継局2は、図6の選択部27に代
えて、記憶部25と比較部41とスイッチ42を有する
選択部43を用いた構成である。なお、その他、図6と
同一物には同一の符号を付す。
【0087】図14に示す構成においては、フレーム化
部28は、受信されたパイロット信号に含まれる全ての
識別情報および所要送信電力値と、所要送信電力総和算
出部24の電力値算出部によって算出された所要送信電
力値と、当該中継局についての識別情報および設定送信
電力値とをフレーム化してパイロット信号を生成する。
【0088】比較部41は、受信されたパイロット信号
について所要送信電力総和算出部24によって算出され
た所要送信電力値の総和と記憶部25に記憶されている
所要送信電力値の総和とを比較し、算出された所要送信
電力値の総和の方が小さい場合にだけ、当該パイロット
信号に含まれる各局についての識別情報と所要送信電力
値および電力値算出部で算出された所要送信電力値をも
って記憶部25に記憶されている識別情報および所要送
信電力値を更新するとともに、スイッチ42をオンする
ことにより、フレーム化部27で生成されたパイロット
信号を送信部29へ送出する。
【0089】同図の中継局2は、図6の中継局のように
一定期間中にパイロット信号を受信したときの所要送信
電力値の総和が最小となる伝送経路を選択するというも
のではないが、上述したようにしてパイロット信号を送
信することによって、送信先局3が所要送信電力値の総
和が最小となる伝送経路を選択するための情報を提供す
ることができる。また、パイロット信号を受信する度に
逐次的に処理することによって、パイロット信号の伝送
遅延を低減させることができる。
【0090】また、本実施の形態に係る無線通信システ
ムは、TDMAやCSMA、CDMA等のセルラ方式の
上りリンクおよび下りリンクに適用することができる。
例えば、下りリンクに適用した場合には、送信元局1は
基地局、送信先局3は移動局、中継局2は移動局もしく
は中継専用局にそれぞれ相当する。上りリンクに適用し
た場合には、送信元局1は移動局、送信先局3は基地局
にそれぞれ相当する。
【0091】また、本実施の形態においては、パイロッ
ト信号に各局の識別情報や所要送信電力値等を含めて送
信することとしたが、この他に制御情報が含まれている
信号をパイロット信号として利用してもよい。
【0092】
【発明の効果】本発明のマルチホップ接続用の無線通信
システム、送信元局、中継局、送信先局、パイロット信
号によれば、送信元局から送信先局への伝送経路の候補
の中から伝送経路上の各局の所要送信電力値の総和が最
小となる伝送経路を選択するようにしたことで、中継局
により信号伝送を中継することによる干渉雑音の増大を
抑制でき、システム容量の増大、エリアカバレッジの増
大を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるマルチホップ接続用の無
線通信システムの全体的な概略構成を示すブロック図で
ある。
【図2】送信元局の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図3】送信元局における処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図4】送信元局が送信したパイロット信号の構造の一
例を示す図である。
【図5】中継局がパイロット信号を伝送するときの伝送
経路を示す図である。
【図6】中継局の構成の一例を示すブロック図である。
【図7】送信元局からのパイロット信号を直接的に受信
した場合(2ホップ目)の中継局における処理の一例を
示すフローチャートである。
【図8】同図(a)は、2ホップ目において中継局が受
信するパイロット信号の構造の一例を示す図であり、同
図(b)は、当該中継局が送信するパイロット信号の構
造の一例を示す図である。
【図9】他の中継局からのパイロット信号を受信した場
合(3ホップ目以降)の中継局における処理の一例を示
すフローチャートである。
【図10】同図(a)は、3ホップ目において中継局が
受信するパイロット信号の構造の一例を示す図、同図
(b)は、当該中継局が送信するパイロット信号の構造
の一例を示す図、同図(c)は、4ホップ目以降におい
て中継局が送信するパイロット信号の構造の一例を示す
図である。
【図11】送信先局がパイロット信号を伝送するときの
伝送経路を示す図である。
【図12】送信先局の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図13】パイロット信号を受信したときの送信先局に
おける処理の一例を示すフローチャートである。
【図14】中継局の別の構成の一例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 送信元局 2 中継局 3 送信先局 21,31 受信部 22,32 受信SIR測定部 23,33 復号部 24,34 所要送信電力総和算出部 25,35 記憶部 26,36,41 比較部 27,37,43 選択部 11,28,38 フレーム化部 12,29,39 送信部 42 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 仁 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 大津 徹 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K067 AA03 AA22 BB02 BB04 BB12 DD45 EE02 EE06 EE10 EE12 5K072 AA04 AA29 BB13 BB25 BB27 CC02 CC03 CC20 CC25 CC28 CC34 DD16 DD17 EE04 EE13 EE19 FF13 GG12 GG13 GG14

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信元局と複数の中継局と送信先局との
    間で信号伝送を行うマルチホップ接続用の無線通信シス
    テムにおいて、 前記送信元局は、当該送信元局の識別情報を含むパイロ
    ット信号を送信する送信手段を有し、 前記中継局は、パイロット信号を受信する受信手段と、 受信されたパイロット信号に含まれる情報を用いて前記
    送信元局から当該中継局までの伝送経路を特定し、当該
    伝送経路上の各局の所要送信電力値の総和を算出する所
    要送信電力総和算出手段と、 この特定された伝送経路の候補の中から前記所要送信電
    力値の総和が最小の伝送経路を選択する選択手段と、 この選択された伝送経路上の各局についての識別情報お
    よび所要送信電力値を含むパイロット信号を送信する送
    信手段と、を有し、 前記送信先局は、パイロット信号を受信する受信手段
    と、 受信されたパイロット信号に含まれる情報を用いて前記
    送信元局から当該送信先局までの伝送経路を特定し、当
    該伝送経路上の各局の所要送信電力値の総和を算出する
    所要送信電力総和算出手段と、 この特定された伝送経路の候補の中から前記所要送信電
    力値の総和が最小の伝送経路を選択する選択手段と、 この選択された伝送経路上の各局についての識別情報お
    よび所要送信電力値を含むパイロット信号を送信する送
    信手段と、を有することを特徴とするマルチホップ接続
    用の無線通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマルチホップ接続用の無
    線通信システムにおいて、 前記送信元局の送信手段および前記中継局の送信手段
    は、それぞれの設定送信電力値に規定される送信電力で
    パイロット信号を送信し、 前記中継局は、パイロット信号を受信したときの受信S
    IRを測定する測定手段を有し、 前記中継局の所要送信電力総和算出手段は、パイロット
    信号を送信してきた直前の局における設定送信電力値と
    測定された受信SIRと所望受信SIRとを用いて、当
    該直前の局における所要送信電力値を算出する電力値算
    出手段と、 受信されたパイロット信号に含まれる所要送信電力値と
    当該パイロット信号について前記電力値算出手段により
    算出された所要送信電力値とを用いて当該伝送経路上の
    各局の所要送信電力値の総和を算出する総和算出手段
    と、を有することを特徴とするマルチホップ接続用の無
    線通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のマルチホップ接続
    用の無線通信システムにおいて、 前記送信元局の送信手段および前記中継局の送信手段
    は、それぞれの設定送信電力値に規定される送信電力で
    パイロット信号を送信し、 前記送信先局は、パイロット信号を受信したときの受信
    SIRを測定する測定手段を有し、 前記送信先局の所要送信電力総和算出手段は、パイロッ
    ト信号を送信してきた直前の局における設定送信電力値
    と測定された受信SIRと所望受信SIRとを用いて、
    当該直前の局における所要送信電力値を算出する電力値
    算出手段と、 受信されたパイロット信号に含まれる所要送信電力値と
    当該パイロット信号について前記電力値算出手段により
    算出された所要送信電力値とを用いて当該伝送経路上の
    各局の所要送信電力値の総和を算出する総和算出手段
    と、を有することを特徴とするマルチホップ接続用の無
    線通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載のマルチホップ接続
    用の無線通信システムにおいて、 前記送信元局の送信手段および前記中継局の送信手段
    は、パイロット信号にそれぞれの局の設定送信電力値を
    含めて送信し、 前記中継局の電力値算出手段および前記送信先局の電力
    値算出手段は、受信されたパイロット信号に含まれる設
    定送信電力値を用いることを特徴とするマルチホップ接
    続用の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3記載のマルチホップ接続
    用の無線通信システムにおいて、 前記中継局および前記送信先局は、他局における設定送
    信電力値を予め格納しておく格納手段をそれぞれ有し、 前記中継局の電力値算出手段および前記送信先局の電力
    値算出手段は、各々の格納手段に格納されている設定送
    信電力値を用いることを特徴とするマルチホップ接続用
    の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のマル
    チホップ接続用の無線通信システムにおいて、 前記中継局の選択手段は、識別情報および所要送信電力
    値を記憶しておく記憶手段と、 受信したパイロット信号について当該中継局の所要送信
    電力総和算出手段により算出された所要送信電力値の総
    和と前記記憶手段に記憶されている所要送信電力値の総
    和とを比較し、当該パイロット信号について算出された
    所要送信電力値の総和の方が小さい場合には、当該パイ
    ロット信号の伝送経路上の各局についての識別情報およ
    び所要送信電力値をもって前記記憶手段に記憶されてい
    る識別情報および所要送信電力値を更新させる比較手段
    と、 を有することを特徴とするマルチホップ接続用の無線通
    信システム。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載のマル
    チホップ接続用の無線通信システムにおいて、 前記送信先局の選択手段は、識別情報および所要送信電
    力値を記憶しておく記憶手段と、 受信したパイロット信号について当該送信先局の所要送
    信電力総和算出手段により算出された所要送信電力値の
    総和と前記記憶手段に記憶されている所要送信電力値の
    総和とを比較し、当該パイロット信号について算出され
    た所要送信電力値の総和の方が小さい場合には、当該パ
    イロット信号の伝送経路上の各局についての識別情報お
    よび所要送信電力値をもって前記記憶手段に記憶されて
    いる識別情報および所要送信電力値を更新させる比較手
    段と、 を有することを特徴とするマルチホップ接続用の無線通
    信システム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載のマル
    チホップ接続用の無線通信システムにおいて、 前記中継局の受信手段は、パイロット信号を一定期間受
    信するものであって、 前記中継局の選択手段は、この一定期間に受信されたパ
    イロット信号についての伝送経路の候補の中から所要送
    信電力値の総和が最小の伝送経路を選択することを特徴
    とするマルチホップ接続用の無線通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の無線
    通信システムにおいて、 前記送信先局の受信手段は、パイロット信号を一定期間
    受信するものであって、 前記送信先局の選択手段は、この一定期間に受信された
    パイロット信号についての伝送経路の候補の中から所要
    送信電力値の総和が最小の伝送経路を選択することを特
    徴とするマルチホップ接続用の無線通信システム。
  10. 【請求項10】 中継局又は送信先局のうちの少なくと
    も一方と信号伝送を行う送信元局において、 当該送信元局の識別情報および設定送信電力値を含むパ
    イロット信号を生成する生成手段と、 前記パイロット信号を前記設定送信電力値に規定される
    電力で送信する送信手段と、 を有することを特徴とする送信元局。
  11. 【請求項11】 送信元局と送信先局との間で信号伝送
    を中継する中継局において、 パイロット信号を受信する受信手段と、 受信されたパイロット信号に含まれる情報を用いて前記
    送信元局から当該中継局までの伝送経路を特定し、当該
    伝送経路上の各局の所要送信電力値の総和を算出する所
    要送信電力総和算出手段と、 特定された伝送経路の候補の中から前記所要送信電力値
    の総和が最小の伝送経路を選択する選択手段と、 選択された伝送経路上の各局の識別情報および所要送信
    電力値を含むパイロット信号を送信する送信手段と、 を有することを特徴とする中継局。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の中継局において、 パイロット信号を受信したときの受信SIRを測定する
    測定手段を有し、 前記送信手段は、設定送信電力値に規定される送信電力
    でパイロット信号を送信するものであって、 前記所要送信電力総和算出手段は、パイロット信号を送
    信してきた直前の局における設定送信電力値と測定され
    た受信SIRと所望受信SIRとを用いて、当該直前の
    局における所要送信電力値を算出する電力値算出手段
    と、 受信されたパイロット信号に含まれる所要送信電力値と
    当該パイロット信号について前記電力値算出手段により
    算出された所要送信電力値とを用いて当該伝送経路上の
    各局の所要送信電力値の総和を算出する総和算出手段
    と、を有することを特徴とする中継局。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の中継局において、 前記送信手段は、当該中継局の設定送信電力値を含めて
    パイロット信号を送信し、 前記電力値算出手段は、受信されたパイロット信号に含
    まれる設定送信電力値を用いることを特徴とする中継
    局。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の中継局において、 他局における設定送信電力値を予め格納しておく格納手
    段を有し、 前記電力値算出手段は、前記格納手段に格納されている
    設定送信電力値を用いることを特徴とする中継局。
  15. 【請求項15】 請求項11乃至14のいずれかに記載
    の中継局において、 前記選択手段は、識別情報および所要送信電力値を記憶
    しておく記憶手段と、 受信したパイロット信号について前記所要送信電力総和
    算出手段により算出された所要送信電力値の総和と前記
    記憶手段に記憶されている所要送信電力値の総和とを比
    較し、当該パイロット信号について算出された所要送信
    電力値の総和の方が小さい場合には、当該パイロット信
    号の伝送経路上の各局についての識別情報および所要送
    信電力値をもって前記記憶手段に記憶されている識別情
    報および所要送信電力値を更新させる比較手段と、を有
    することを特徴とする中継局。
  16. 【請求項16】 請求項11乃至15のいずれかに記載
    の中継局において、 前記受信手段は、パイロット信号を一定期間受信するも
    のであって、 前記選択手段は、この一定期間に受信されたパイロット
    信号についての伝送経路の候補の中から所要送信電力値
    の総和が最小の伝送経路を選択することを特徴とする中
    継局。
  17. 【請求項17】 送信元局又は中継局のうちの少なくと
    も一方と信号伝送を行う送信先局において、 パイロット信号を受信する受信手段と、 受信されたパイロット信号に含まれる情報を用いて前記
    送信元局から当該送信先局までの伝送経路を特定し、当
    該伝送経路上の各局の所要送信電力値の総和を算出する
    所要送信電力総和算出手段と、 特定された伝送経路の候補の中から前記所要送信電力値
    の総和が最小の伝送経路を選択する選択手段と、 選択された伝送経路上の各局についての識別情報および
    所要送信電力値を含むパイロット信号を送信する送信手
    段と、 を有することを特徴とする送信先局。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の送信先局において、 パイロット信号を受信したときの受信SIRを測定する
    測定手段を有し、 前記所要送信電力総和算出手段は、パイロット信号を送
    信してきた直前の局における設定送信電力値と測定され
    た受信SIRと所望受信SIRとを用いて、当該直前の
    局における所要送信電力値を算出する電力値算出手段
    と、 受信されたパイロット信号に含まれる所要送信電力値と
    当該パイロット信号について前記電力値算出手段により
    算出された所要送信電力値とを用いて当該伝送経路上の
    各局の所要送信電力値の総和を算出する総和算出手段
    と、を有することを特徴とする送信先局。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の送信先局において、 前記電力値算出手段は、受信されたパイロット信号に含
    まれる設定送信電力値を用いることを特徴とする送信先
    局。
  20. 【請求項20】 請求項18記載の送信先局において、 他局における設定送信電力値を予め格納しておく格納手
    段を有し、 前記電力値算出手段は、前記格納手段に格納されている
    設定送信電力値を用いることを特徴とする送信先局。
  21. 【請求項21】 請求項17乃至20のいずれかに記載
    の送信先局において、 前記選択手段は、識別情報および所要送信電力値を記憶
    しておく記憶手段と、 受信したパイロット信号について前記所要送信電力総和
    算出手段により算出された所要送信電力値の総和と前記
    記憶手段に記憶されている所要送信電力値の総和とを比
    較し、当該パイロット信号について算出された所要送信
    電力値の総和の方が小さい場合には、当該パイロット信
    号の伝送経路上の各局についての識別情報および所要送
    信電力値をもって前記記憶手段に記憶されている識別情
    報および所要送信電力値を更新させる比較手段と、を有
    することを特徴とする送信先局。
  22. 【請求項22】 請求項17乃至21のいずれかに記載
    の送信先局において、 前記受信手段は、前記パイロット信号を一定期間受信す
    るものであって、 前記選択手段は、この一定期間に受信されたパイロット
    信号について所要送信電力値の総和が最小の伝送経路を
    選択することを特徴とする送信先局。
  23. 【請求項23】 送信元局と複数の中継局と送信先局と
    の間で信号伝送を行うマルチホップ接続用の無線通信シ
    ステムにおいて各局の所要送信電力値の総和が最小の伝
    送経路を選択するために用いられるパイロット信号であ
    って、 当該パイロット信号の伝送経路上の各局についての識別
    情報および所要送信電力値が含まれることを特徴とする
    パイロット信号。
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