JP2003258661A - 衛星コンバーター - Google Patents

衛星コンバーター

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JP2003258661A
JP2003258661A JP2002374854A JP2002374854A JP2003258661A JP 2003258661 A JP2003258661 A JP 2003258661A JP 2002374854 A JP2002374854 A JP 2002374854A JP 2002374854 A JP2002374854 A JP 2002374854A JP 2003258661 A JP2003258661 A JP 2003258661A
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JP
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frequency
signal
frequency conversion
conversion unit
local oscillator
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JP2002374854A
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Tetsuya Kobayashi
徹也 小林
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Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】それぞれ異なる局部発振器6b,16bを有す
る衛星コンバーターにおいて,局部発振器6b,16b
からの漏洩による妨害の低減を可能にする。 【解決手段】2つの信号経路のRF増幅部2,12とバ
ンドパスフィルター4,14の相互接続点及び前記バン
ドパスフィルター4,14と周波数変換部6,16の相
互接続点に,第1の信号経路には第1の周波数変換部6
を構成する局部発振器6bからの漏洩を阻止するトラッ
プ回路3,5を,第2の信号経路には第2の周波数変換
部16を構成する局部発振器16bからの漏洩を阻止す
るトラップ回路13,15を具備するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,主に衛星放送受信
に利用される2つの異なる局部発振器を有する衛星コン
バーターに関し,詳しくはその衛星コンバーターの回路
構成に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星からの右・左旋円偏波信号もしくは
水平・垂直偏波信号を受信可能な第1及び第2の信号経
路を備え,それぞれの信号経路には第1及び第2のプロ
ーブと第1及び第2のRF増幅器と第1及び第2のバン
ドパスフィルターと第1及び第2の周波数変換部と第1
及び第2の中間周波増幅部と出力端子を有した衛星コン
バーターにおいて,前記第1の周波数変換部と第2の周
波数変換部が共通の1つの局部発振器で周波数変換を行
い,希望の受信信号を選択的に切換を行うようにした,
例えば右旋円偏波信号が11.7〜12.75GHz
で,左旋円偏波信号が12.25〜12.73GHzで
あるとき,局部発信器の局部発振周波数が10.678
GHzとすると,右旋円偏波信号を選択すると出力され
る中間周波数帯の信号は1022〜2072MHzとな
り,左旋円偏波信号を選択すると出力される中間周波数
帯の信号は1572〜2052MHzとなる。この場合
希望信号の切換えは衛星チューナーからの信号によりお
こなうため,衛星コンバーターと衛星チューナーは1対
1で接続する必要がある。(例えば特許文献1参照) ところが1台の衛星コンバーターで複数の衛星チューナ
ーを接続するような共同受信に使う場合は,前記第1の
周波数変換部の局部発振器と,前記第2の周波数変換部
の局部発振器を設けた2ローカルで構成する方法が考え
られる。例えば右旋円偏波信号を受信する前記第1の信
号経路の周波数変換部を構成する局部発信器の局部発振
周波数が10.678GHz,左旋円偏波信号を受信す
る前記第2の信号経路の周波数変換部を構成する局部発
信器の局部発振周波数が9.978GHzというような
場合,右旋円偏波信号の中間周波数帯の信号は1022
〜2072MHzとなり,左旋円偏波信号の中間周波数
帯の信号は2272〜2752MHzとなり,これらの
出力信号を混合して出力することで中間周波数帯の信号
は適切な周波数配列となり,1つの衛星コンバーターで
も各端末に接続された衛星チューナーでチャンネルの選
択が可能になる。(例えば特許文献2参照)
【0003】
【特許文献1】特開2001−186038号公報
【特許文献2】特開2001−16128号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし,前述のように
異なる局部発振器を設けた衛星コンバーターの場合,局
部発振周波数の漏洩信号が,前記第1及び第2のプロー
ブを通してお互いに妨害を与えるといった問題があっ
た。こうした問題点に鑑み,本発明は,2つの異なる局
部発振器を有する衛星コンバーターの,局部発振器の漏
洩による妨害の低減を可能にした衛星コンバーターを提
供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1の発明は,衛星からの円偏波もしくは直線
偏波信号を受信し周波数変換する為の,第1及び第2の
プローブと第1及び第2のRF増幅器と第1及び第2の
バンドパスフィルターと第1及び第2の周波数変換部と
第1及び第2の中間周波増幅部とから構成された第1及
び第2の信号経路を有し,それぞれの信号経路において
中間周波数帯に周波数変換された信号は混合され出力端
子から出力されるよう構成された衛星コンバーターにお
いて,第1の信号経路には第1のRF増幅部と第1のバ
ンドパスフィルターの相互接続点及び第1のバンドパス
フィルターと第1の周波数変換部の相互接続点に第1の
周波数変換部を構成する局部発振器からの漏洩を阻止す
るトラップ回路を具備すると共に,第2の信号経路には
第2のRF増幅部と第2のバンドパスフィルターの相互
接続点及び第2のバンドパスフィルターと第2の周波数
変換部の相互接続点に第2の周波数変換部を構成する局
部発振器からの漏洩を阻止するトラップ回路を具備する
よう構成される。
【0006】請求項2の発明は,2つの前記信号経路
は,1枚のプリント基板に形成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に,本発明を具体化した実施
形態の1例を,図面を基に詳細に説明する。図1は本発
明に係るRF部のプリント配線板への実施形態の1例
(電源回路,バイアス回路,中間周波増幅部等は省
略。)を,図2は本発明に係る衛星コンバーターの回路
ブロックの1例を示している。
【0008】本願の説明にBS放送並びに110°CS
放送受信用の衛星コンバーターを具体例として図1,2
を基に説明する。第1の信号経路は,BS放送並びに1
10°CS放送の右旋円偏波信号である11.7〜1
2.75GHzを第1のプローブ1で受信して,第1の
RF増幅部2に入力され増幅される。増幅された信号は
次に11.7〜12.75GHzを通過帯域とするバン
ドパスフィルター4(以下BPFと呼ぶ)を通して周波
数変換部6に入力される。
【0009】BPF4は11.7〜12.75GHzを
通過帯域とし帯域外の信号を阻止するだけではなく,周
波数変換部6の変換効率を高めるためイメージ帯域であ
る8.606〜9.656GHzや第1の信号経路にお
ける第1の周波数変換部6の局部発振周波数である1
0.678GHzを阻止帯域とするバンドパスフィルタ
ーである。
【0010】一般にストリップ回路を用いたマイクロ波
のバンドパスフィルターの形式には半波長端結合フィル
ター,半波長側面結合フィルター及びインターデジタル
フィルター等があるが,本願のBPF4は小型化が可能
なインターデジタルフィルターで構成されており,衛星
コンバーターの小型化に必要なプリント基板の省スペー
ス化に重要な要因となっている。ところが,バンドパス
フィルターの小型化はフィルターを構成する素子数を減
らすことになり,阻止帯域の十分な減衰が得られなくな
る。特に局部発振周波数である10.678GHzは信
号の通過帯域とも近く阻止量が少ないと信号漏洩の要因
となる。そこで第1のRF増幅部2と第1のバンドパス
フィルター4の相互接続点及び第1のバンドパスフィル
ター4と第1の周波数変換部6の相互接続点に第1の周
波数変換部を構成する局部発振器6bからの漏洩を阻止
するトラップ回路3,5を具備することで局部発振周波
数を阻止するよう構成した。本願ではトラップ回路3,
5は,第1の周波数変換部6を構成する局部発振周波数
の波長をλgとすると,長さがλgの略4分の1からな
る先端開放のマイクロストリップラインで形成されてい
る。
【0011】BPF4を通過した信号は第1の周波数変
換部6に入力される。第1の周波数変換部6は周波数変
換回路6aと局部発振器6bからなり,本願では局部発
振周波数10.678GHzにより受信した信号を中間
周波数帯である1022〜2072MHzに変換し中間
周波増幅部7に入力する。
【0012】中間周波増幅部7は高周波増幅器7aとロ
ーパスフィルター7b(以下LPFと呼ぶ)からなり,
第1の周波数変換部6で変換された信号を必要量増幅し
LPF7bを介して第2の信号経路の信号と混合され
る。
【0013】第2の信号経路は,110°CS放送の左
旋円偏波信号である12.25〜12.73GHzを第
2のプローブ11で受信して,第2のRF増幅部12に
入力され増幅される。増幅された信号は次に12.25
〜12.73GHzを通過帯域とするBPF14を通し
て周波数変換部16に入力される。
【0014】BPF14は12.25〜12.73GH
zを通過帯域とし帯域外の信号を阻止するだけではな
く,周波数変換部の変換効率を高めるためイメージ帯域
である7.226〜7.706GHzや第2の信号経路
における第2の周波数変換部の局部発振周波数である
9.978GHzを阻止帯域とするバンドパスフィルタ
ーである。
【0015】BPF14には前記BPF4と同様に,第
2のRF増幅部12と第2のバンドパスフィルター14
の相互接続点及び第2のバンドパスフィルター14と第
2の周波数変換部16の相互接続点に第2の周波数変換
部を構成する局部発振器からの漏洩を阻止するトラップ
回路13,15を具備した。当該トラップ回路13,1
5は,第2の周波数変換部16を構成する局部発振周波
数の波長をλgとすると,長さがλgの略4分の1から
なる先端開放のマイクロストリップラインで形成されて
いる。
【0016】BPF14を通過した信号は第2の周波数
変換部16に入力される。第2の周波数変換部16は周
波数変換回路16aと局部発振器16bからなり,本願
では局部発振周波数9.978GHzにより受信した信
号を中間周波数帯である2272〜2752MHzに変
換し第2の中間周波増幅部17に入力する。
【0017】第2の中間周波増幅部17は高周波増幅器
17aとハイパスフィルター17b(以下HPFと呼
ぶ)からなり,第2の周波数変換部16で変換された信
号を必要量増幅しHPF17bを介して第1の信号経路
の信号と混合され,それぞれの信号経路からの信号10
22〜2072MHz,2272〜2752MHzが周
波数配列されて出力端子31から出力される。このとき
の周波数配列を図3に示す。なお,32は電源分離フィ
ルター,33は定電圧電源回路,51はプリント基板取
付孔,52はスルーホール,53はチップ抵抗,54は
第1の局部発振器出力端子,55は局部発振器電源入力
端子,56はチップコンデンサー,57は第1の中間周
波出力部,58は第2の局部発振器出力端子,59はチ
ップコンデンサー,60は第2の中間周波出力部,61
はプリント基板である。以上のように,衛星からの右・
左旋円偏波信号もしくは水平・垂直偏波信号を受信可能
な第1及び第2の信号経路を備え,それぞれの信号経路
には第1及び第2のプローブと第1及び第2のRF増幅
器と第1及び第2のバンドパスフィルターと第1及び第
2の周波数変換部と第1及び第2の中間周波増幅部と出
力端子を備えた2つの異なる局部発振器を有する衛星コ
ンバーターにおいて,2つの信号経路のRF増幅部2,
12とバンドパスフィルター4,14の相互接続点及び
前記バンドパスフィルター4,14と周波数変換部6,
16の相互接続点に,第1の信号経路には第1の周波数
変換部6を構成する局部発振器6bからの漏洩を阻止す
るトラップ回路3,5を,第2の信号経路には第2の周
波数変換部16を構成する局部発振器16bからの漏洩
を阻止するトラップ回路13,15を具備するよう構成
したので,局部発振器からの漏洩による各局部発振信号
が前記第1及び第2のプローブを通してお互いに妨害を
与えるといった問題の低減ができる。尚,本発明は上記
実施の形態に限定されるものではなく,例えば,局部発
振周波数やフィルターの構成等,本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で各部を適宜に変更して実施することも可能で
ある。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように,請求項1,2の発
明によれば,衛星からの円偏波もしくは直線偏波信号を
受信し周波数変換する為の,第1及び第2のプローブ
1,11と第1及び第2のRF増幅器2,12と第1及
び第2のバンドパスフィルター4,14と第1及び第2
の周波数変換部6,16と第1及び第2の中間周波増幅
部7,17とから構成された第1及び第2の信号経路を
有し,それぞれの信号経路において中間周波数帯に周波
数変換された信号は混合され出力端子31から出力され
るよう構成された衛星コンバーターにおいて,第1の信
号経路には第1のRF増幅部2と第1のバンドパスフィ
ルター4の相互接続点及び第1のバンドパスフィルター
4と第1の周波数変換部6の相互接続点に第1の周波数
変換部6を構成する局部発振器6bからの漏洩を阻止す
るトラップ回路3,5を具備すると共に,第2の信号経
路には第2のRF増幅部12と第2のバンドパスフィル
ター14の相互接続点及び第2のバンドパスフィルター
14と第2の周波数変換部16の相互接続点に第2の周
波数変換部16を構成する局部発振器16bからの漏洩
を阻止するトラップ回路13,15を具備するよう構成
したので,局部発振器からの漏洩を低減してプローブを
通してお互いに妨害を与えるといった問題がなくなる。
また,2つの信号経路を1枚の基板で形成することで,
ハウジング等の構造が単純化されコストダウンとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るRF部のプリント配線板への実
施形態の1例を示す。(電源回路,バイアス回路,中間
周波増幅部等は省略。)
【図2】 本発明に係る衛星コンバーターの回路ブロッ
クの1例を示す。
【図3】 本発明の衛星コンバーターの入出力信号の周
波数配列を示す。
【符号の説明】
1…第1のプローブ,2…第1のRF増幅部,3…トラ
ップ回路,4…第1のBPF,5…トラップ回路,6…
第1の周波数変換部,6a…第1の周波数変換回路,6
b…第1の局部発振器,7…第1の中間周波増幅部,7
a…第1の中間周波増幅器,7b…LPF,11…第2
のプローブ,12…第2のRF増幅部,13…トラップ
回路,14…第2のBPF,15…トラップ回路,16
…第2の周波数変換部,16a…第2の周波数変換回
路,16b…第2の局部発振器,17…第2の中間周波
増幅部,17a…第2の中間周波増幅器,17b…HP
F,31…出力端子,32…電源分離フィルター,33
…定電圧電源回路,51…プリント基板取付孔,52…
スルーホール,53…チップ抵抗,54…第1の局部発
振器出力端子,55…局部発振器電源入力端子,56…
チップコンデンサー,57…第1の中間周波出力部,5
8…第2の局部発振器出力端子,59…チップコンデン
サー,60…第2の中間周波出力部,61…プリント基

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衛星からの円偏波もしくは直線偏波信号を
    受信し周波数変換する為の,第1及び第2のプローブと
    第1及び第2のRF増幅器と第1及び第2のバンドパス
    フィルターと第1及び第2の周波数変換部と第1及び第
    2の中間周波増幅部とから構成された第1及び第2の信
    号経路を有し,それぞれの信号経路において中間周波数
    帯に周波数変換された信号は混合され出力端子から出力
    されるよう構成された衛星コンバーターにおいて,第1
    の信号経路には第1のRF増幅部と第1のバンドパスフ
    ィルターの相互接続点及び第1のバンドパスフィルター
    と第1の周波数変換部の相互接続点に第1の周波数変換
    部を構成する局部発振器からの漏洩を阻止するトラップ
    回路を具備すると共に,第2の信号経路には第2のRF
    増幅部と第2のバンドパスフィルターの相互接続点及び
    第2のバンドパスフィルターと第2の周波数変換部の相
    互接続点に第2の周波数変換部を構成する局部発振器か
    らの漏洩を阻止するトラップ回路を具備したことを特徴
    とする衛星コンバーター。
  2. 【請求項2】2つの前記信号経路は,1枚のプリント基
    板に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の衛星
    コンバーター。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006157860A (ja) * 2004-10-27 2006-06-15 Sharp Corp 無線受信装置
JP2007124290A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Alps Electric Co Ltd デュアル型デジタルテレビジョンチューナ
JP2017034589A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 マスプロ電工株式会社 周波数変換装置及びアンテナ装置

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