JP2003257634A - エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法 - Google Patents

エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法

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JP2003257634A
JP2003257634A JP2002054299A JP2002054299A JP2003257634A JP 2003257634 A JP2003257634 A JP 2003257634A JP 2002054299 A JP2002054299 A JP 2002054299A JP 2002054299 A JP2002054299 A JP 2002054299A JP 2003257634 A JP2003257634 A JP 2003257634A
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Mitsuki Hishida
光起 菱田
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
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    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/12Active-matrix OLED [AMOLED] displays
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K71/00Manufacture or treatment specially adapted for the organic devices covered by this subclass
    • H10K71/861Repairing

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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウムの陰極は欠陥が発生しやすく、
欠陥部から有機層に水分が進入することで画面が表示で
きなくなる問題があるため、陰極欠陥の装置はすべて不
良扱いとなっていた。 【解決手段】 陰極欠陥部にレーザを照射し、選択的に
アルミニウムを溶融して欠陥部を修復する。有機層を高
温下にさらすことなく欠陥の修復ができるので、陰極欠
陥で不良となっていた製品を良品にできる。これにより
コストの無駄を省き、歩留まりが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロルミネ
ッセンス(Electro Luminescence:以下、「EL」と
称する。)表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、EL素子を用いたEL表示装置
が、CRTやLCDに代わる表示装置として注目されて
いる。
【0003】また、そのEL素子を駆動させるスイッチ
ング素子としてTFTを備えたEL表示装置も研究開発
されている。
【0004】図3に有機EL表示装置の1表示画素を示
す平面図を示し、図4に有機EL表示装置の1表示画素
の等価回路図を示し、図5(a)に図3中のA−A線に
沿った断面図を示し、図5(b)に図3中のB−B線に
沿った断面図を示す。
【0005】図3及び図4に示すように、ゲート信号線
51とドレイン信号線52とに囲まれた領域に表示画素
が形成されている。両信号線の交点付近にはスイッチン
グ素子である第1のTFT30が備えられており、その
TFT30のソース13sは後述の保持容量電極54と
の間で容量をなす容量電極55を兼ねるとともに、有機
EL素子を駆動する第2のTFT40のゲート41に接
続されている。第2のTFT40のソース43sは有機
EL素子の陽極61に接続され、他方のドレイン43d
は有機EL素子を駆動する駆動電源線53に接続されて
いる。
【0006】また、TFTの付近には、ゲート信号線5
1と並行に保持容量電極54が配置されている。この保
持容量電極54はクロム等から成っており、ゲート絶縁
膜12を介して第1のTFT30のソース13sと接続
された容量電極55との間で電荷を蓄積して容量を成し
ている。この保持容量70は、第2のTFT40のゲー
ト41に印加される電圧を保持するために設けられてい
る。
【0007】まず、スイッチング用のTFTである第1
のTFT30について説明する。
【0008】図5(a)に示すように、石英ガラス、無
アルカリガラス等からなる絶縁性基板10上に、クロム
(Cr)、モリブデン(Mo)などの高融点金属からな
るゲート電極11を兼ねたゲート信号線51及び保持容
量電極線54を形成する。
【0009】続いて、ゲート絶縁膜12、及び多結晶シ
リコン(Poly-Silicon、以下、「p−Si」と称す
る。)膜からなる能動層13を順に形成し、その能動層
13には、いわゆるLDD(Lightly Doped Drain)構
造が設けられている。即ち、ゲート11の両側に低濃度
領域13LDとその外側に高濃度領域のソース13s及
びドレイン13dが設けられている。
【0010】そして、ゲート絶縁膜12及び能動層13
上の全面には、SiO2膜、SiN膜及びSiO2膜の順
に積層された層間絶縁膜15を設け、ドレイン13dに
対応して設けたコンタクトホールにAl等の金属を充填
してドレイン信号線52を兼ねたドレイン電極16を設
ける。更に全面に例えば有機樹脂から成り表面を平坦に
する平坦化絶縁膜17を設ける。その上には、有機EL
素子60の各有機材料62,64及び陰極66が積層さ
れている。
【0011】次に、図5(b)を用いて、有機EL素子
に電流を供給する駆動用のTFTである第2のTFT4
0について説明する。
【0012】第2のTFT40は、石英ガラス、無アル
カリガラス等からなる絶縁性基板10上に、Cr、Mo
などの高融点金属からなるゲート電極41を設け、ゲー
ト絶縁膜12、及びp−Si膜からなる能動層43を順
に形成し、その能動層43には、ゲート電極41上方に
真性又は実質的に真性であるチャネル41cと、このチ
ャネル41cの両側に、その両側にイオンドーピングを
施してソース43s及びドレイン43dが設けられてい
る。
【0013】そして、ゲート絶縁膜12及び能動層43
上の全面には、SiO2膜、SiN膜及びSiO2膜の順
に積層された層間絶縁膜15を形成し、ドレイン43d
に対応して設けたコンタクトホールにAl等の金属を充
填して駆動電源に接続された駆動電源線53を配置す
る。更に全面に例えば有機樹脂から成り表面を平坦にす
る平坦化絶縁膜17を形成して、その平坦化絶縁膜17
及び層間絶縁膜15のソース43sに対応した位置にコ
ンタクトホールを形成し、このコンタクトホールを介し
てソース43sとコンタクトしたITO(Indium Tin O
xide)から成る透明電極、即ち有機EL素子の陽極6
1を平坦化絶縁膜17上に設ける。
【0014】有機EL素子60は、ITO等の透明電極
から成る陽極61、MTDATA(4,4 ‘,4 “- tris
(3-methylphenylphenylamino)triphenylamineから成る
第1ホール輸送層とTPD(N,N ’-diphenyl-N,N‘-di
(3-methylphenyl)-1,1’-biphenyl-4,4‘-diamine)か
らなる第2ホール輸送層とから成るホール輸送層62、
キナクリドン(Quinacrid one)誘導体を含むBebq2
(bis(10-hydroxybenzo[h]quinolinato)beryllium)か
ら成る発光層63及びBebq2から成る電子輸送層6
4からなる発光素子層65、マグネシウム・インジウム
合金から成る陰極66がこの順番で積層形成された構造
である。この陰極66は、図3に示した有機EL表示装
置を形成する基板10の全面、即ち紙面の全面に設けら
れている。
【0015】また有機EL素子は、陽極から注入された
ホールと、陰極から注入された電子とが発光層の内部で
再結合し、発光層を形成する有機分子を励起して励起子
が生じる。この励起子が放射失活する過程で発光層から
光が放たれ、この光が透明な陽極から透明絶縁基板を介
して外部へ放出されて発光する。
【0016】ここで、有機EL素子の発光層63の形成
について説明する。
【0017】発光層63は各色を発光するが、その各色
ごとに材料が異なっている。その各材料を蒸着法を用い
て第2ホール輸送層上に形成する。その際、各色、例え
ば赤(R)、緑(G)、青(B)の発光材料を順に対応
する陽極61上に島状に設ける。
【0018】各表示画素の発光層63は、陽極61に対
応して順にR,G,Bの各色が繰り返し形成され、マト
リクス状に配列されている。各色の発光層の材料を蒸着
する際には、金属マスクを、マトリクス状に配列された
各色ごとに行または列方向に移動させ、蒸着する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6の如
く、陰極材料であるアルミニウム層は蒸着で形成するた
め、成膜されたAl層の密度が薄く、欠陥が発生しやす
い。例えば、上述の発光層63を蒸着する工程では金属
マスクを各色毎にマトリクス状に移動させるが、これに
より、ホール輸送層62又は電子輸送層64に傷が付く
場合があり、その状態で、アルミニウムを蒸着すると、
ホール輸送層62又は電子輸送層64の欠陥(段差)に
より、アルミニウム層にも欠陥が生じる。また、成膜中
のダストによってもアルミニウムにピンホールや段差が
できる欠陥部71が多く発生していた。
【0020】陰極のAl層に欠陥部分があると、その下
の発光素子層65が外気にふれ、水分が進入してしま
う。1つの画素に水分が入ると、その画素が不良となる
滅点欠陥となるだけでなく、画素に進入した水分が隣接
する画素に次々と影響して、非発光領域となるダークス
ポットが増え、最終的に1画面すべてが表示できなくな
るため、発光素子層65と外気の遮断は必須である。
【0021】また、このAl層の欠陥は、例えば0.3
μm前後の大きさのものでも、発光素子層65にとって
は上述のごとき問題となるため、LCD等の表示装置と
比較すると10〜20倍の精度で管理が必要となる。
【0022】Al層自体を考えれば、Alリフロー等で
溶融して孔をふさいでリペアする方法が考えられる。し
かし、Al層の前に形成される発光素子層65は熱に弱
いため、Al層全体を加熱することはできない。つま
り、従来では修復方法がなく、発光素子層65まで正常
であっても、陰極形成後に不良扱いとなり、歩留まりが
低下する問題があった。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題に鑑
みてなされ、表示画素をなす陽極と陰極との間に積層さ
れた各色を発光する発光層を備えたエレクトロルミネッ
センス表示装置の製造方法であって、前記陰極形成後に
該陰極の欠陥部に選択的にレーザを照射して修復するこ
とにより解決するものである。
【0024】また、前記欠陥部は、正常画素とのパター
ン認識の比較により自動的に検知されることを特徴とす
るものである。
【0025】また、前記レーザの焦点半径が、検知した
前記欠陥部の1.5倍から2倍となるように前記レーザ
を照射することを特徴とするものである。
【0026】また、前記レーザは、前記陰極表面が溶融
するパワー密度で照射されることを特徴とするものであ
る。
【0027】また、前記陰極は、アルミニウムを蒸着し
て形成されることを特徴とするものである。
【0028】また、前記レーザは、150nmから12
000nmの波長であることを特徴とするものである。
【0029】更に、前記レーザは、固体レーザまたは液
体レーザまたは気体レーザのいずれかであることを特徴
とするものである。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明のEL表示装置の製造方法
について説明する。
【0031】図1に本発明のEL表示装置の有機EL素
子層および陰極形成工程の断面図を示し、図2に本発明
のレーザ照射工程の断面図を示す。
【0032】なお、EL表示装置の各表示画素、等価回
路図、第1のTFT及び第2のTFTの構造については
既に示した図3、図4及び図5に示した構造と同じであ
るので説明は省略する。
【0033】図1(a)では、絶縁性基板10上にTF
Tを形成し、平坦化絶縁膜17上に形成した陽極61上
に青色(B)を発光する発光素子層65を形成する工程
断面図を示している。既に赤色(R)及び緑色(G)を
発光する発光素子層65は形成済みの状態である。
【0034】発光素子層65上に、タングステン(W)
あるいはシリコン(Si)等から成り、蒸着する発光素
子層の領域に開口部を有するマスクを載置する。
【0035】そこで、各表示画素に対応した箇所に開口
部151を備えた金属マスク150を発光素子層65上
に載置する。そして、蒸着源200に、Bの発光層材料
を載置して金属マスクの開口部151であるBの表示画
素に対応した位置にBの発光層の材料を蒸着して堆積す
る。こうして、各色を順に堆積していく。その際金属マ
スクを一方向に移動させて各色の発光層材料を堆積させ
る。
【0036】その後、図1(b)の如く電子輸送層64
を形成して発光素子層65を形成し、全面にアルミニウ
ムを蒸着して陰極66を形成する。このようにして、有
機EL表示素子60が形成できる。なお、有機EL表示
装置の各材料は従来の技術で説明した材料と同様であ
る。陰極66は、図3に示した有機EL表示装置を形成
する基板10の全面、即ち紙面の全面に設けられてい
る。
【0037】図2には、上述の工程のより形成された陰
極の拡大図を示す。
【0038】図2(a)の如く、陰極66材料であるA
l層は、蒸着で形成されるため膜の密度が薄い上、成膜
中のダストや、金属マスク150を移動することによる
電子輸送層64又はホール輸送層62の傷などによりピ
ンホール等の欠陥部71が生じやすい。本発明において
は、この欠陥を修復するため、欠陥部71に選択的にレ
ーザ72を照射する。
【0039】このレーザ照射の工程が本発明の特徴とな
る工程である。まず、画像欠陥検査装置(KLA社製)
を用い、CCDでの画像処理により正常画素と比較す
る。正常画素の平坦な部分と、欠陥により穴のあいた場
所ではその反射率が異なる。またコンタクト等は規則的
に並び、欠陥は不規則に生じる。そこで、被検査画素に
光を当てて、その反射をパターン認識し、正常画素と比
較することで、その画素に欠陥があるかどうかを自動的
に判別できる。パターンの違いから欠陥部71が検出さ
れたら、拡大顕微鏡などを用いて欠陥部71を特定す
る。
【0040】ここで、この検査は画素を発光させて非発
光部を特定する映像検査でも良い。この場合、欠陥領域
は発光しないので、特別な検査装置がなくても容易に欠
陥部71を発見できる。ただし各画素に電力を供給する
必要があるため、被検査パネルにFPC(Flexible Pri
nted Circuit)や封止基板等の部品を取り付けるまで検
査ができない。その点では画像欠陥検査の方が直接視認
によって欠陥部71を特定でき、FPCや封止基板等を
つける前に修復不可能な不良品を除くことができるので
効率が良い。
【0041】次に図2(b)の如く、欠陥部71に、所
定のパワー密度のレーザ72を照射することでAl表面
を溶融し、欠陥を修復する。レーザ照射点におけるレー
ザのパワー密度は、レーザ72が集光される焦点の半径
に応じて出力を選択することで所望の値を得られるの
で、欠陥部71の大きさにより、Al表面の溶融に適切
な出力で照射する。例えばレーザが弱すぎるとAl表面
を溶融することができず、逆にレーザが強すぎると照射
点でAlが蒸発してしまう。従って、レーザのパワーは
Alの融点660.4℃前後に達する程度で、パルスエ
ネルギー300mJ、パルス幅2nsec〜6nsec
が良い。
【0042】また、レーザの径は、欠陥部71の径の
1.5倍〜2倍程度とする。広い範囲で照射すると、周
囲から解けたAlが供給されるので、効率的に欠陥を埋
めることができる。
【0043】更に、レーザの照射は発光素子層が熱伝導
によって加熱されないよう、短時間で終了させる必要が
ある。本実施形態では6nsec以下とした。10ns
ec未満1nsec以上でも修復は可能であるが、発光
素子層が熱により劣化しない範囲で長時間とするとよ
い。
【0044】レーザ媒体の一例を挙げると、固体レーザ
のNd:YAGレーザ(基本波長:1064nm、SH
G:532nm、THG:355nm、FHG:266
nm)は、基本波長の金属に対する吸収率が良く、連続
発振、繰り返しパルス発振が可能であり、連続発振にお
いて高いピーク出力が得られることや、光ファイバを使
えることなどから最適である。また、液体レーザのダイ
レーザ(波長:330nm〜1300nm)を用いても
良い。
【0045】更には、固体レーザであるダイオードレー
ザ(波長:680nm〜905nmまたは1000nm
〜1700nm)や、気体レーザであるHe−Neレー
ザ(波長:632.8nm)、ArFエキシマレーザ
(波長:193nm)、CO2レーザ(波長:10.6
μm)、Ar+レーザ(波長:主に488.5nm、5
14.5nm)、N2レーザ(波長:337.1nm)
等も使用できる。
【0046】尚、本発明の特徴は、レーザにより陰極A
l層の欠陥部を溶融して修復するものであり、レーザの
種類は上記したものに限らず、Alを溶融できるパワー
密度を有するもの、特に150nm〜12000nm程
度の波長を有する固体、液体、気体レーザであれば実施
できる。
【0047】この後、封止基板(不図示)を貼り付け
る。この封止基板は、金属でもガラスでも良いが、ガラ
スであれば封止後にレーザ照射をすることができる。上
述したように発光素子層は水分に弱いので、できるだけ
早く封止し、封止後にレーザによる欠陥修復を行うほう
が良い。
【0048】マザーガラス上に複数のパネルを作り、同
時に封止する場合は、封止、欠陥検出、欠陥修復、スク
ライブの順に行うと良い。同時に封止する場合、良品と
修復可能不良品と修復不可能不良品とが1枚のマザーガ
ラスに混在しているので、良品を早く封止するために、
マザーガラスをスクライブする前に封止する。修復不可
能な不良品にも封止が行われるが、特にコストの大幅増
とはならない。
【0049】一方、スクライブ後にパネル個々に封止す
る場合は、欠陥検出、スクライブ、封止、欠陥修復の順
に行うと良い。修復不可能な不良品を封止前に検出する
ことでより効率が高くなる。
【0050】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、陰極の欠陥
により不良品となっていた製品を良品にできる。つま
り、陰極形成後、画像欠陥検査により欠陥位置を検知
し、該当個所に選択的にレーザを照射するもので、これ
により、アルミニウムの欠陥を1個所ずつ溶融して修復
できる。
【0051】陰極の欠陥の大きさはさまざまであるが、
レーザの焦点半径を欠陥の1.5倍から2倍とした上
で、レーザ照射によって、アルミニウム表面のみが融点
に達して溶ける程度のパワー密度となるように、レーザ
の出力を適宜選択し、個々の欠陥に応じた修復が可能と
なる。
【0052】また、欠陥部にレーザあててスポットで修
復できるので、全面を高温下にさらす必要がなく、熱に
弱いEL素子への影響がほとんど出ずに修復できる利点
を有する。
【0053】特に、陰極をアルミニウムのような融点の
低い金属としておくことで、レーザの照射によって溶融
させることができる。
【0054】陰極の欠陥は、そこから水分が進入するこ
とで、1画素の滅点欠陥から画面全体が表示できなくな
るといいう大きな問題となる。つまり、EL素子やTF
Tに異常がない製品でも、最終工程にて不良となること
で、コストもかかり歩留まりも低下してしまう。
【0055】本発明の方法によれば、アルミニウムの欠
陥をスポット的に修復できるので、良品が増え、コスト
も無駄にならずに歩留まりも向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための断面図である。
【図2】本発明を説明するための断面図である。
【図3】従来技術を説明するための平面図である。
【図4】従来技術を説明するための等価回路である。
【図5】従来技術を説明するための断面図である。
【図6】従来技術を説明するための断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B23K 101:40 B23K 101:40 Fターム(参考) 3K007 AB08 AB18 DB03 FA00 4E068 AH01 CA01 CA07 CA11 DA09 5C094 AA42 AA44 BA27 CA19 EA05 EB02 FB02 FB12 GB10 JA01 JA07 5G435 AA17 AA19 BB05 CC09 HH12 KK05 LL06 LL07 LL08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画素をなす陽極と陰極との間に積層
    された各色を発光する発光層を備えたエレクトロルミネ
    ッセンス表示装置の製造方法であって、前記陰極形成後
    に該陰極の欠陥部に選択的にレーザを照射して修復する
    ことを特徴とするエレクトロルミネッセンス表示装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記欠陥部は、正常画素とのパターン認
    識の比較により自動的に検知されることを特徴とする請
    求項1に記載のエレクトロルミネッセンス表示装置の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記レーザの焦点半径が、検知した前記
    欠陥部の1.5倍から2倍となるように前記レーザを照
    射することを特徴とする請求項1に記載のエレクトロル
    ミネッセンス表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記レーザは、前記陰極表面が溶融する
    パワー密度で照射されることを特徴とする請求項1に記
    載のエレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記陰極は、アルミニウムを蒸着して形
    成されることを特徴とする請求項1に記載のエレクトロ
    ルミネッセンス表示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記レーザは、150nmから1200
    0nmの波長であることを特徴とする請求項1に記載の
    エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記レーザは、固体レーザまたは液体レ
    ーザまたは気体レーザのいずれかであることを特徴とす
    る請求項1に記載のエレクトロルミネッセンス表示装置
    の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012133203A1 (ja) * 2011-03-30 2012-10-04 シャープ株式会社 蒸着膜パターンの形成方法および有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法
US10586951B2 (en) 2015-09-30 2020-03-10 Sumitomo Chemical Company, Limited Method of manufacturing organic EL element

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