JP2003257555A - 電気コネクタ - Google Patents
電気コネクタInfo
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- electrical connector
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/648—Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding
- H01R13/6485—Electrostatic discharge protection
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/44—Means for preventing access to live contacts
- H01R13/447—Shutter or cover plate
- H01R13/453—Shutter or cover plate opened by engagement of counterpart
- H01R13/4538—Covers sliding or withdrawing in the direction of engagement
Abstract
(57)【要約】
【課題】 静電気をグランド側に安全に放電できるよう
にした電気コネクタを提供する。 【解決手段】 電気コネクタは、相手方のコネクタと嵌
合するリセプタクル部２４が形成されている絶縁ハウジ
ング２０と、リセプタクル部２４を囲むように設けられ
たメタルシェルと、コンタクト部分５１をリセプタクル
部２４に臨ませて絶縁ハウジング２０に装着された複数
の端子５０と、リセプタクル部２４の嵌合端２３を塞ぐ
ように設けられたシャッタ板６０とを有している。シャ
ッタ板６０がリセプタクル部２４内で、相手方のコネク
タの嵌合方向で移動可能に設けられ、コイルばね７０で
嵌合端２３の方向に付勢されていると共に、シャッタ板
６０の、少なくとも相手方のコネクタと対向する面が導
電性部分で構成され、この導電性部分がメタルシェル４
０にコイルばね７０を介して電気的に導通している。
にした電気コネクタを提供する。 【解決手段】 電気コネクタは、相手方のコネクタと嵌
合するリセプタクル部２４が形成されている絶縁ハウジ
ング２０と、リセプタクル部２４を囲むように設けられ
たメタルシェルと、コンタクト部分５１をリセプタクル
部２４に臨ませて絶縁ハウジング２０に装着された複数
の端子５０と、リセプタクル部２４の嵌合端２３を塞ぐ
ように設けられたシャッタ板６０とを有している。シャ
ッタ板６０がリセプタクル部２４内で、相手方のコネク
タの嵌合方向で移動可能に設けられ、コイルばね７０で
嵌合端２３の方向に付勢されていると共に、シャッタ板
６０の、少なくとも相手方のコネクタと対向する面が導
電性部分で構成され、この導電性部分がメタルシェル４
０にコイルばね７０を介して電気的に導通している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は電気コネクタに係
り、特に、ＰＤＡ(personal digital assistant)などの
携帯情報端末のＩ／Ｏコネクタとして好適な電気コネク
タに関する。
り、特に、ＰＤＡ(personal digital assistant)などの
携帯情報端末のＩ／Ｏコネクタとして好適な電気コネク
タに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、携帯情報端末（以下、単に「セッ
ト」とも言う。）に使用される電気コネクタは、その嵌
合端をセット外に露出させて設置され、携帯情報端末が
何時でもコンピュータなどの親機と接続ができるように
される。このため、嵌合端に臨んでいる端子のコンタク
ト部分に指などで簡単に触れることができ、コンタクト
部分が変形するなどの損傷を受けやすくなっている。
ト」とも言う。）に使用される電気コネクタは、その嵌
合端をセット外に露出させて設置され、携帯情報端末が
何時でもコンピュータなどの親機と接続ができるように
される。このため、嵌合端に臨んでいる端子のコンタク
ト部分に指などで簡単に触れることができ、コンタクト
部分が変形するなどの損傷を受けやすくなっている。
【０００３】電気コネクタの嵌合端で露出している端子
のコンタクト部分を保護する手段としては、特開平８−
２０３５９４号公報や、実開平５−１１７５号公報に開
示されているように、電気コネクタの嵌合端にシャッタ
や保護カバーなどの遮蔽部材を設置して、相手方のコネ
クタと嵌合していない時には嵌合端を遮蔽部材で閉鎖す
ることが行われている。
のコンタクト部分を保護する手段としては、特開平８−
２０３５９４号公報や、実開平５−１１７５号公報に開
示されているように、電気コネクタの嵌合端にシャッタ
や保護カバーなどの遮蔽部材を設置して、相手方のコネ
クタと嵌合していない時には嵌合端を遮蔽部材で閉鎖す
ることが行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記携帯情
報端末では、内部に集積回路などの電子部品が内蔵され
ており、これら電子部品が静電気の放電によって簡単に
ダメージを受けることが知られている。携帯情報端末を
コンピュータなどの親機と接続するべく相手方のコネク
タと嵌合する際にもこのようなダメージを受けるおそれ
がある。前記の電気コネクタの嵌合端に遮蔽部材を設置
した構造は、静電気の放電が考慮されていないものであ
ったので、静電気の放電対策を施した電気コネクタの開
発が待たれていた。
報端末では、内部に集積回路などの電子部品が内蔵され
ており、これら電子部品が静電気の放電によって簡単に
ダメージを受けることが知られている。携帯情報端末を
コンピュータなどの親機と接続するべく相手方のコネク
タと嵌合する際にもこのようなダメージを受けるおそれ
がある。前記の電気コネクタの嵌合端に遮蔽部材を設置
した構造は、静電気の放電が考慮されていないものであ
ったので、静電気の放電対策を施した電気コネクタの開
発が待たれていた。
【０００５】この発明は斯かる問題点に鑑みてなされた
もので、静電気をグランド側に安全に放電できるように
した電気コネクタを提供することを目的としている。
もので、静電気をグランド側に安全に放電できるように
した電気コネクタを提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の目的のもとになさ
れたこの発明のうち請求項１の発明は、相手方のコネク
タと嵌合するリセプタクル部が形成されている絶縁ハウ
ジングと、前記リセプタクル部を囲むように設けられた
メタルシェルと、コンタクト部分を前記リセプタクル部
に臨ませて絶縁ハウジングに装着された複数の端子と、
前記リセプタクル部の嵌合端を塞ぐように設けられたシ
ャッタ板とを有している電気コネクタにおいて、前記シ
ャッタ板がリセプタクル部内で、相手方のコネクタの嵌
合方向で移動可能に設けられ、弾性部材で嵌合端の方向
に付勢されていると共に、前記シャッタ板の、少なくと
も相手方のコネクタと対向する面が導電性部分で構成さ
れ、この導電性部分が前記メタルシェルに前記弾性部材
を介して電気的に導通していることを特徴とする電気コ
ネクタである。
れたこの発明のうち請求項１の発明は、相手方のコネク
タと嵌合するリセプタクル部が形成されている絶縁ハウ
ジングと、前記リセプタクル部を囲むように設けられた
メタルシェルと、コンタクト部分を前記リセプタクル部
に臨ませて絶縁ハウジングに装着された複数の端子と、
前記リセプタクル部の嵌合端を塞ぐように設けられたシ
ャッタ板とを有している電気コネクタにおいて、前記シ
ャッタ板がリセプタクル部内で、相手方のコネクタの嵌
合方向で移動可能に設けられ、弾性部材で嵌合端の方向
に付勢されていると共に、前記シャッタ板の、少なくと
も相手方のコネクタと対向する面が導電性部分で構成さ
れ、この導電性部分が前記メタルシェルに前記弾性部材
を介して電気的に導通していることを特徴とする電気コ
ネクタである。
【０００７】請求項２の発明は、前記複数の端子のコン
タクト部分は、前記リセプタクル部に横並びで並列して
おり、少なくとも一つのコンタクト部分と前記シャッタ
板の導電性部分が、更に電気的に導通している請求項１
に記載の電気コネクタである。
タクト部分は、前記リセプタクル部に横並びで並列して
おり、少なくとも一つのコンタクト部分と前記シャッタ
板の導電性部分が、更に電気的に導通している請求項１
に記載の電気コネクタである。
【０００８】また、請求項３の発明は、前記シャッタ板
は、前記複数の端子のコンタクト部分と対向する面が絶
縁性部分で構成されている請求項１または２に記載の電
気コネクタである。
は、前記複数の端子のコンタクト部分と対向する面が絶
縁性部分で構成されている請求項１または２に記載の電
気コネクタである。
【０００９】更に、請求項４の発明は、前記弾性部材
は、コイルばねで構成され、シャッタ板の両端部外側に
それぞれ配置されている請求項１〜３の何れか１項に記
載の電気コネクタである。
は、コイルばねで構成され、シャッタ板の両端部外側に
それぞれ配置されている請求項１〜３の何れか１項に記
載の電気コネクタである。
【００１０】
【作用】このように構成されるこの発明の電気コネクタ
においては、相手方のコネクタと嵌合する際には、先
ず、相手方のコネクタがシャッタ板の導電性部分と接触
する。したがって、相手方のコネクタに帯電している静
電気は、シャッタ板の導電性部分から弾性部材を通して
メタルシェルへと放電させることができる。この結果、
この電気コネクタを設置した携帯情報端末などの機器内
部に設置される集積回路などの電子部品を静電気の放電
から保護することができる。
においては、相手方のコネクタと嵌合する際には、先
ず、相手方のコネクタがシャッタ板の導電性部分と接触
する。したがって、相手方のコネクタに帯電している静
電気は、シャッタ板の導電性部分から弾性部材を通して
メタルシェルへと放電させることができる。この結果、
この電気コネクタを設置した携帯情報端末などの機器内
部に設置される集積回路などの電子部品を静電気の放電
から保護することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
の図を参照して説明する。
の図を参照して説明する。
【００１２】図１〜図４に示されているように、この実
施形態の電気コネクタ１０は、絶縁ハウジング２０と、
メタルシェル４０と、複数の端子５０と、シャッタ板６
０とを備えている。
施形態の電気コネクタ１０は、絶縁ハウジング２０と、
メタルシェル４０と、複数の端子５０と、シャッタ板６
０とを備えている。
【００１３】絶縁ハウジング２０は、絶縁性の樹脂が成
形されたもので、左右に細長い形状とされ、両端部に側
柱部２１が形成されていると共に、側柱部２１間に端子
ステージ２２が前面の嵌合端２３に向って延びており、
端子ステージ２２の上側を相手方のコネクタ８０（図５
参照）を受け入れるリセプタクル部２４としている。端
子ステージ２２の上面には左右方向で所定のピッチで溝
２５が形成されており、端子５０のコンタクト部分５１
を収容できるようにされている。各溝２５は、後壁２６
に溝２５に対応させて形成された端子装着孔２７と連通
しており、端子５０が後壁２６を通して装着できるよう
にされている。
形されたもので、左右に細長い形状とされ、両端部に側
柱部２１が形成されていると共に、側柱部２１間に端子
ステージ２２が前面の嵌合端２３に向って延びており、
端子ステージ２２の上側を相手方のコネクタ８０（図５
参照）を受け入れるリセプタクル部２４としている。端
子ステージ２２の上面には左右方向で所定のピッチで溝
２５が形成されており、端子５０のコンタクト部分５１
を収容できるようにされている。各溝２５は、後壁２６
に溝２５に対応させて形成された端子装着孔２７と連通
しており、端子５０が後壁２６を通して装着できるよう
にされている。
【００１４】側柱部２１は、前記リセプタクル部２４を
画成する内壁面２８を有していると共に、ばね収容部２
９が形成されている。ばね収容部２９は、中央に円筒３
０が立設されていると共に、上部、側部および後部が外
部に開放された筒状の空洞でなり、コイルばね７０を円
筒３０に沿って装着できるようにされている。
画成する内壁面２８を有していると共に、ばね収容部２
９が形成されている。ばね収容部２９は、中央に円筒３
０が立設されていると共に、上部、側部および後部が外
部に開放された筒状の空洞でなり、コイルばね７０を円
筒３０に沿って装着できるようにされている。
【００１５】メタルシェル４０は金属板を角筒状に成形
してなるもので、絶縁ハウジング２０の外側に嵌められ
るようにされている。対向する側壁４１にはそれぞれラ
ッチ片４２が内側に向って打ち抜かれており、絶縁ハウ
ジング２０に後壁２６側から嵌めると前記側柱部２１の
外面に形成した係合肩３１に係合するようにしてある。
また、このようにしてメタルシェル４０を絶縁ハウジン
グ２０に嵌めると、対向する側壁４１と、これら側壁４
１に連続している上側壁４３および下側壁４４が前記リ
セプタクル部２４の周りを囲むようになっている。
してなるもので、絶縁ハウジング２０の外側に嵌められ
るようにされている。対向する側壁４１にはそれぞれラ
ッチ片４２が内側に向って打ち抜かれており、絶縁ハウ
ジング２０に後壁２６側から嵌めると前記側柱部２１の
外面に形成した係合肩３１に係合するようにしてある。
また、このようにしてメタルシェル４０を絶縁ハウジン
グ２０に嵌めると、対向する側壁４１と、これら側壁４
１に連続している上側壁４３および下側壁４４が前記リ
セプタクル部２４の周りを囲むようになっている。
【００１６】次に、端子５０は、薄金属板を打ち抜いて
成形したもので、前記端子ステージ２２の溝２５に沿っ
て延びるコンタクト部分５１に端子装着孔２７と係合す
る装着部分５２が連続していると共に、装着部分５２か
ら更に略Ｕ字状の連続部分５３を介して第２のコンタク
ト部分５４がコンタクト部分５１の下側に斜めに延びて
いる。この第２のコンタクト部分５４は、携帯情報端末
などの機器内部と接続するためのもので、絶縁ハウジン
グ２０には、この第２のコンタクト部分５４を収容する
ために、前記端子ステージ２２に後壁２６側から端子空
洞３２が形成されている。端子５０を絶縁ハウジング２
０に後壁２６側から装着すると、第２のコンタクト部分
５４は、端子空洞３２に片持ち梁状となって延びるよう
にしてある。したがって、携帯情報端末などの機器内部
に収容される回路基板（図示せず）やＦＰＣなどの平形
柔軟ケーブル（図示せず）を端子空洞３２に直接挿入す
るだけで各端子５０と機器内部の電子部品の接続が半田
付けなどを要することなく簡単にできるようにされてい
る。
成形したもので、前記端子ステージ２２の溝２５に沿っ
て延びるコンタクト部分５１に端子装着孔２７と係合す
る装着部分５２が連続していると共に、装着部分５２か
ら更に略Ｕ字状の連続部分５３を介して第２のコンタク
ト部分５４がコンタクト部分５１の下側に斜めに延びて
いる。この第２のコンタクト部分５４は、携帯情報端末
などの機器内部と接続するためのもので、絶縁ハウジン
グ２０には、この第２のコンタクト部分５４を収容する
ために、前記端子ステージ２２に後壁２６側から端子空
洞３２が形成されている。端子５０を絶縁ハウジング２
０に後壁２６側から装着すると、第２のコンタクト部分
５４は、端子空洞３２に片持ち梁状となって延びるよう
にしてある。したがって、携帯情報端末などの機器内部
に収容される回路基板（図示せず）やＦＰＣなどの平形
柔軟ケーブル（図示せず）を端子空洞３２に直接挿入す
るだけで各端子５０と機器内部の電子部品の接続が半田
付けなどを要することなく簡単にできるようにされてい
る。
【００１７】シャッタ板６０は、断面を逆Ｕ字状に成形
された金属板６１に絶縁性の樹脂６２がオーバーモール
ドされて略角棒状の形状をしているもので、前記絶縁ハ
ウジング２０のリセプタクル部２４内に丁度納まる大き
さとされている。前記金属板６１は前面部分６３から上
面部分６４を経て後面部分６５にわたって全ての部分が
シャッタ板６０の外面に露出している。したがって、リ
セプタクル部２４に収容された状態では、嵌合端２３に
向って金属板６１の前面部分６３で形成される導電性部
分が露出し、一方、端子ステージ２２に延びている端子
５０のコンタクト部分５１に対しては樹脂６２で形成さ
れる下面の絶縁性部分６６が微小の間隙を介して対向す
るようにされている。
された金属板６１に絶縁性の樹脂６２がオーバーモール
ドされて略角棒状の形状をしているもので、前記絶縁ハ
ウジング２０のリセプタクル部２４内に丁度納まる大き
さとされている。前記金属板６１は前面部分６３から上
面部分６４を経て後面部分６５にわたって全ての部分が
シャッタ板６０の外面に露出している。したがって、リ
セプタクル部２４に収容された状態では、嵌合端２３に
向って金属板６１の前面部分６３で形成される導電性部
分が露出し、一方、端子ステージ２２に延びている端子
５０のコンタクト部分５１に対しては樹脂６２で形成さ
れる下面の絶縁性部分６６が微小の間隙を介して対向す
るようにされている。
【００１８】このシャッタ板６０は、絶縁ハウジング２
０のリセプタクル部２４で、側柱部２１の内壁面２８に
形成された段部３３に案内されて前後の方向、即ち相手
方のコネクタ８０の嵌合方向で移動可能に設置されてい
ると共に、前記ばね収容部２９に設置したコイルばね７
０によって嵌合端２３の方向に付勢されている。即ち、
相手方のコネクタ８０が嵌合される際には、シャッタ板
６０はリセプタクル部２４の後部に退避し（図５参
照）、また、コネクタ８０が嵌合されていない時には、
コイルばね７０で付勢されるシャッタ板６０が嵌合端２
３側に移動して嵌合端２３を塞ぎ、端子５０のコンタク
ト部分５１を保護するようにしてある。
０のリセプタクル部２４で、側柱部２１の内壁面２８に
形成された段部３３に案内されて前後の方向、即ち相手
方のコネクタ８０の嵌合方向で移動可能に設置されてい
ると共に、前記ばね収容部２９に設置したコイルばね７
０によって嵌合端２３の方向に付勢されている。即ち、
相手方のコネクタ８０が嵌合される際には、シャッタ板
６０はリセプタクル部２４の後部に退避し（図５参
照）、また、コネクタ８０が嵌合されていない時には、
コイルばね７０で付勢されるシャッタ板６０が嵌合端２
３側に移動して嵌合端２３を塞ぎ、端子５０のコンタク
ト部分５１を保護するようにしてある。
【００１９】前記コイルばね７０は、図３に最も良く表
れているように、円筒３０の外側に嵌っているコイル部
分７１の上部からＬ字状の第１の係合片７２がリセプタ
クル部２４に延びていると共に、コイル部７１の下部か
ら第２の係合片７３が側柱部２１の外側面に沿って延び
ている。第１の係合片７２の先端部がシャッタ板６０の
端部上側に形成された係合部６７に係合されていると共
に、金属板６１の端縁に接触させてある。一方、第２の
係合片７３は絶縁ハウジング２０の外側に嵌めたメタル
シェル４０の側壁４１の内面に沿って延びて側壁４１に
接触させてある。斯くして、シャッタ板６０を構成した
金属板６１とメタルシェル４０がコイルばね７０を介し
て電気的に導通した状態になっている。
れているように、円筒３０の外側に嵌っているコイル部
分７１の上部からＬ字状の第１の係合片７２がリセプタ
クル部２４に延びていると共に、コイル部７１の下部か
ら第２の係合片７３が側柱部２１の外側面に沿って延び
ている。第１の係合片７２の先端部がシャッタ板６０の
端部上側に形成された係合部６７に係合されていると共
に、金属板６１の端縁に接触させてある。一方、第２の
係合片７３は絶縁ハウジング２０の外側に嵌めたメタル
シェル４０の側壁４１の内面に沿って延びて側壁４１に
接触させてある。斯くして、シャッタ板６０を構成した
金属板６１とメタルシェル４０がコイルばね７０を介し
て電気的に導通した状態になっている。
【００２０】更に、前記シャッタ板６０を構成した金属
板６１は、シャッタ板６０の後面部分６５の両端部下縁
から、図４に表れているように、並列している端子５０
の最外側の端子５０のコンタクト部分５１に達するＪ字
状の摺接片６８が垂下して設けてあり、摺接片６８と最
外側のコンタクト部分５１が常時電気的に導通させてあ
る。したがって、複数の端子５０のうち、最外側の端子
は、この実施形態ではグランド端子５０Ａとされて、機
器内部のグランド電位とメタルシェル４０の電位が同電
位となるようにされている。
板６１は、シャッタ板６０の後面部分６５の両端部下縁
から、図４に表れているように、並列している端子５０
の最外側の端子５０のコンタクト部分５１に達するＪ字
状の摺接片６８が垂下して設けてあり、摺接片６８と最
外側のコンタクト部分５１が常時電気的に導通させてあ
る。したがって、複数の端子５０のうち、最外側の端子
は、この実施形態ではグランド端子５０Ａとされて、機
器内部のグランド電位とメタルシェル４０の電位が同電
位となるようにされている。
【００２１】図５は、実施形態の電気コネクタ１０に相
手方のコネクタ８０を嵌合した状態の図である。相手方
のコネクタ８０は、前記リセプタクル部２４に嵌合する
プラグ部８１を備え、このプラグ部８１に端子８２のコ
ンタクト部分８３が延びている。プラグ部８１をリセプ
タクル部２４に嵌合するべく接近させると、プラグ部８
１は先ずシャッタ板６０に当接し、次いで、シャッタ板
６０をコイルばね７０の付勢力に抗して後退させつつリ
セプタクル部２４に進入していく。プラグ部８１がリセ
プタクル部２４に進入すると、端子８２のコンタクト部
分８３が、端子ステージ２２に延びている端子５０のコ
ンタクト部分５１と係合し、双方の端子５０、８２が電
気的に導通する。
手方のコネクタ８０を嵌合した状態の図である。相手方
のコネクタ８０は、前記リセプタクル部２４に嵌合する
プラグ部８１を備え、このプラグ部８１に端子８２のコ
ンタクト部分８３が延びている。プラグ部８１をリセプ
タクル部２４に嵌合するべく接近させると、プラグ部８
１は先ずシャッタ板６０に当接し、次いで、シャッタ板
６０をコイルばね７０の付勢力に抗して後退させつつリ
セプタクル部２４に進入していく。プラグ部８１がリセ
プタクル部２４に進入すると、端子８２のコンタクト部
分８３が、端子ステージ２２に延びている端子５０のコ
ンタクト部分５１と係合し、双方の端子５０、８２が電
気的に導通する。
【００２２】このように、相手方のコネクタ８０を嵌合
する際には、先ずプラグ部８１がシャッタ板６０の前
面、即ち、嵌合端２３に露出している導電性部分（金属
板６１の前面部分６３）に当接するので、相手方のコネ
クタ８０に帯電している静電気は、この導電性部分から
コイルばね７０を通してメタルシェル４０へと放電させ
ることができ、機器内部の電子部品を静電気から保護す
ることができる。
する際には、先ずプラグ部８１がシャッタ板６０の前
面、即ち、嵌合端２３に露出している導電性部分（金属
板６１の前面部分６３）に当接するので、相手方のコネ
クタ８０に帯電している静電気は、この導電性部分から
コイルばね７０を通してメタルシェル４０へと放電させ
ることができ、機器内部の電子部品を静電気から保護す
ることができる。
【００２３】相手方のコネクタ８０の嵌合に際して移動
するシャッタ板６０は、端子５０のコンタクト部分５１
に微小間隙を介して対向する下面が、樹脂６２で形成さ
れた絶縁性部分６６で形成されている。したがって、基
本的にはコンタクト部分５１に接触することはないが、
万が一接触したとしても、端子５０相互をショートさせ
ることがないばかりでなく、コンタクト部分５１を傷付
けるおそれもなくしている。
するシャッタ板６０は、端子５０のコンタクト部分５１
に微小間隙を介して対向する下面が、樹脂６２で形成さ
れた絶縁性部分６６で形成されている。したがって、基
本的にはコンタクト部分５１に接触することはないが、
万が一接触したとしても、端子５０相互をショートさせ
ることがないばかりでなく、コンタクト部分５１を傷付
けるおそれもなくしている。
【００２４】このように、シャッタ板６０は、金属板６
１と樹脂６２で構成することが、静電気の吸収と端子５
０のコンタクト部分５１の保護の点で有効である。この
ような構造は、絶縁性の樹脂で成形したシャッタ板の、
少なくとも相手方のコネクタ８０と対向する前面など、
必要な面に導電面をめっきにより形成するなどによって
も構成することが可能である。
１と樹脂６２で構成することが、静電気の吸収と端子５
０のコンタクト部分５１の保護の点で有効である。この
ような構造は、絶縁性の樹脂で成形したシャッタ板の、
少なくとも相手方のコネクタ８０と対向する前面など、
必要な面に導電面をめっきにより形成するなどによって
も構成することが可能である。
【００２５】相手方のコネクタ８０の嵌合する方向で移
動可能にシャッタ板６０を設置した構成は、シャッタ板
６０の退避スペースを電気コネクタ１０の前後の方向で
形成できるので、電気コネクタの高さ方向の小型化の点
で設計上の自由度を与えることができる。また、シャッ
タ板６０を付勢するばね部材として、電気コネクタの両
端部にコイルばね７０を設置した構成は、電気コネクタ
１０の前後の奥行き方向の小型化の点で設計上の自由度
を与えることができる。
動可能にシャッタ板６０を設置した構成は、シャッタ板
６０の退避スペースを電気コネクタ１０の前後の方向で
形成できるので、電気コネクタの高さ方向の小型化の点
で設計上の自由度を与えることができる。また、シャッ
タ板６０を付勢するばね部材として、電気コネクタの両
端部にコイルばね７０を設置した構成は、電気コネクタ
１０の前後の奥行き方向の小型化の点で設計上の自由度
を与えることができる。
【００２６】もっとも、シャッタ板６０を嵌合端２３の
方向に付勢する弾性部材は、実施形態のような上下方向
に設置したコイルばね７０に限られるものではない。前
後方向にコイルばねを設置した構成や、コイルばねでは
ない構造の弾性部材でも、シャッタ板６０の付勢と、シ
ャッタ板６０とメタルシェル４０の電気的導通を図るこ
とが可能である。
方向に付勢する弾性部材は、実施形態のような上下方向
に設置したコイルばね７０に限られるものではない。前
後方向にコイルばねを設置した構成や、コイルばねでは
ない構造の弾性部材でも、シャッタ板６０の付勢と、シ
ャッタ板６０とメタルシェル４０の電気的導通を図るこ
とが可能である。
【００２７】
【発明の効果】以上に説明の通り、この発明によれば、
嵌合端を塞ぐシャッタ板の相手方のコネクタと対向する
面に導電性部分を設け、この導電性部分とメタルシェル
をシャッタ板を付勢する弾性部材で電気的に導通させた
構成であるので、相手方のコネクタに帯電した静電気を
メタルシェル側に安全に放電させて機器内部の集積回路
などの電子部品を静電気から保護できる電気コネクタを
提供する。
嵌合端を塞ぐシャッタ板の相手方のコネクタと対向する
面に導電性部分を設け、この導電性部分とメタルシェル
をシャッタ板を付勢する弾性部材で電気的に導通させた
構成であるので、相手方のコネクタに帯電した静電気を
メタルシェル側に安全に放電させて機器内部の集積回路
などの電子部品を静電気から保護できる電気コネクタを
提供する。
【図１】この発明の実施形態の電気コネクタの、メタル
シェルを除き、シャッタ板を後退させた状態で示した斜
視図である。
シェルを除き、シャッタ板を後退させた状態で示した斜
視図である。
【図２】同じく実施形態の電気コネクタの斜視図であ
る。
る。
【図３】同じく実施形態の電気コネクタの、シャッタ板
を付勢しているコイルばねの部分の拡大斜視図である。
を付勢しているコイルばねの部分の拡大斜視図である。
【図４】同じく実施形態の電気コネクタの縦断面図であ
る。
る。
【図５】実施形態の電気コネクタに相手方のコネクタを
嵌合した状態の縦断面図である。
嵌合した状態の縦断面図である。
１０ 電気コネクタ
２０ 絶縁ハウジング
２３ 嵌合端
２４ リセプタクル部
４０ メタルシェル
５０ 端子
５１ コンタクト部分
６０ シャッタ板
６６ 絶縁性部分
７０ コイルばね
８０ 相手方のコネクタ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 藤倉 光夫
神奈川県大和市深見東一丁目５番４号 日
本モレックス株式会社 内
Ｆターム(参考） 5E021 FA05 FB05 FB15 FC17 LA09
5E087 EE04 EE11 FF06 LL02 LL17
LL29 LL33 MM08 QQ02 RR13
RR49
Claims (4)
- 【請求項１】 相手方のコネクタ８０と嵌合するリセ
プタクル部２４が形成されている絶縁ハウジング２０
と、 前記リセプタクル部２４を囲むように設けられたメタル
シェル４０と、 コンタクト部分５１を前記リセプタクル部２４に臨ませ
て絶縁ハウジング２０に装着された複数の端子５０と、 前記リセプタクル部２４の嵌合端２３を塞ぐように設け
られたシャッタ板６０とを有している電気コネクタ１０
において、 前記シャッタ板６０がリセプタクル部２４内で、相手方
のコネクタ８０の嵌合方向で移動可能に設けられ、弾性
部材７０で嵌合端２３の方向に付勢されていると共に、 前記シャッタ板６０の、少なくとも相手方のコネクタ８
０と対向する面が導電性部分で構成され、この導電性部
分が前記メタルシェル４０に前記弾性部材７０を介して
電気的に導通していることを特徴とする電気コネクタ。 - 【請求項２】 前記複数の端子５０のコンタクト部分５
１は、前記リセプタクル部２４に横並びで並列してお
り、少なくとも一つのコンタクト部分２４と前記シャッ
タ板６０の導電性部分が、更に電気的に導通している請
求項１に記載の電気コネクタ。 - 【請求項３】 前記シャッタ板６０は、前記複数の端子
５０のコンタクト部分５１と対向する面が絶縁性部分６
６で構成されている請求項１または２に記載の電気コネ
クタ。 - 【請求項４】 前記弾性部材は、コイルばね７０で構成
され、シャッタ板６０の両端部外側にそれぞれ配置され
ている請求項１〜３の何れか１項に記載の電気コネク
タ。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
| JP2002049030A JP2003257555A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 電気コネクタ |
| US10/505,181 US6942503B2 (en) | 2002-02-26 | 2003-02-26 | Electrical connector with grounded shutter member |
| AU2003213590A AU2003213590A1 (en) | 2002-02-26 | 2003-02-26 | Electrical connector with grounded shutter member |
| PCT/US2003/005915 WO2003073559A1 (en) | 2002-02-26 | 2003-02-26 | Electrical connector with grounded shutter member |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002049030A JP2003257555A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 電気コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003257555A true JP2003257555A (ja) | 2003-09-12 |
Family
ID=27764256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002049030A Pending JP2003257555A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 電気コネクタ |
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP2003257555A (ja) |
| AU (1) | AU2003213590A1 (ja) |
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| US9419362B2 (en) * | 2014-08-06 | 2016-08-16 | Foxconn Interconnect Technology Limited | Electrical receptacle connector |
| CN110011089B (zh) * | 2014-11-03 | 2022-05-24 | 3M创新有限公司 | 连接器 |
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|---|---|---|---|---|
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| JP3173438B2 (ja) * | 1997-06-04 | 2001-06-04 | ソニー株式会社 | メモリカード及び装着装置 |
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-
2002
- 2002-02-26 JP JP2002049030A patent/JP2003257555A/ja active Pending
-
2003
- 2003-02-26 US US10/505,181 patent/US6942503B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2003-02-26 WO PCT/US2003/005915 patent/WO2003073559A1/en active Application Filing
- 2003-02-26 AU AU2003213590A patent/AU2003213590A1/en not_active Abandoned
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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