JP2003257212A - 照明付き擬木支柱および擬木柵 - Google Patents

照明付き擬木支柱および擬木柵

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JP2003257212A
JP2003257212A JP2002059242A JP2002059242A JP2003257212A JP 2003257212 A JP2003257212 A JP 2003257212A JP 2002059242 A JP2002059242 A JP 2002059242A JP 2002059242 A JP2002059242 A JP 2002059242A JP 2003257212 A JP2003257212 A JP 2003257212A
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Shinji Inoue
真次 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行者の足元を明るく照らし出して、歩行者
の安全を図る。その照明装置は、設置に場所を取らず、
周囲の景観を損ねないものとする。 【解決手段】 擬木支柱の芯パイプ11および擬木状被
覆層14の側面に開口部16を形成し、この開口部16
の内部に照明器具30を取り付け、前記開口部16を窓
41を有するカバー40によって水密的に覆蓋した照明
付き擬木支柱を用いる。前記芯パイプ11の径は、照明
器具30が収容される部位において太く、横木が嵌入さ
れる高さにおいて細くし、この異径管接続を、接続板1
2の溶接によって行うことが好ましい。また、前記擬木
状被覆層14の開口部17を前記芯パイプ11の開口部
16より広く形成し、前記開口部16の周縁部16aを
取付けしろとして箱体20を取り付け、この箱体20の
中に照明器具30を収容することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公園や遊歩道等で
使用される擬木柵に関し、特に、その擬木支柱に照明を
取り付けた照明付き擬木支柱および擬木柵に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公園や広場、歩道や遊歩道等の夜
間の照明としては、例えば、ポールの上端に照明器具を
付設した街灯(ポール灯)がある。しかし、街灯は高所
から光を照らすものであるので、地表面における照度が
小さくなるとともに、光が樹木の枝によって遮られた
り、歩行者の影を作ったりするため、歩行者の足元が暗
くなることがある。また、近隣の住宅等への光漏れが多
く、住民の安眠を妨げるおそれがある。また、ポールが
突出して目立つ上に、照明器具から電柱に向けて電線を
布設する必要があるので、公園等の景観を損ねるおそれ
がある。
【0003】これに対して、一般成人の腰程度の高さま
たはそれより低い位置に照明灯を設けたフットライト
は、歩行者の足元を明るく照らすことができるので、近
年多く設置されている。しかし、歩道等にフットライト
を設置すると、場所を取るため、該歩道等の幅員を狭め
て通行の障害になることがある。歩道等の路肩、あるい
は、公園などの水場、斜面等の脇に柵が設置されている
場合、その柵を部分的に撤去し、空いた空間にフットラ
イトを設置するようにすると、場所は取らなくなるが、
その柵が途切れた箇所から幼児等が車道等に飛び出した
り、水場や斜面等に転落したりする危険性があり、問題
である。
【0004】例えば、特開2001−143504号公
報には、丸太状の木材や、合成樹脂で加工した合成木材
の一部に切欠き凹部を形成して、その内部に照明器具を
埋設した杭状の照明装置が記載されているが、単なる思
い付き程度のもので到底実用的とはいえない構造物が示
されているに過ぎない。また、特開平9−177028
号公報には、一般道路、公園等の遊歩道に沿って設けら
れる照明灯付き道路柵が示されているが、これは柵の高
欄のトップレールの長手方向に沿って設けられ、下面に
開口した照明で柵自体を照明し、柵の装飾パネル等を目
立たせて柵の存在を明示し、かつ美観を生じさせ、併せ
て路面の照明を行おうとするものであって、歩行者の足
元を効果的に照明するには不十分である。また更に、擬
木状の合成樹脂材を用いた柵も実用化されており、例え
ば、特開平9−60352号公報には、補強用パイプを
内蔵した合成樹脂製支柱を有する柵が示されているが、
これは夜間の歩行者の安全を考慮するものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであって、歩行者の足元を明るく
照らし出し、歩行者の安全を図ることができるととも
に、設置に場所を取らず、周囲の景観を損ねない照明付
き擬木支柱および擬木柵を提供すると共に、すでに実用
化されている合成樹脂製擬木柵をさらに発展させた、工
業生産を可能とする現実的で巧妙な構造物を提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、擬木支柱の
芯パイプおよび擬木状被覆層の地上部の側面に開口部を
形成し、この開口部の内部に照明器具を取り付け、前記
開口部を窓を有するカバーによって水密的に覆蓋した照
明付き擬木支柱を用いることによって解決される。これ
により、歩行者の足元を明るく照らし出し、歩行者の安
全を図ることができるとともに、設置に場所を取らず、
歩行の障害とならない。さらに、いわゆる擬木柵の内部
空間が有効利用され、外見的にはほぼそのままの擬木柵
の形態をとるので、外観が美しく公園等の景観と調和す
る。
【0007】この照明付き擬木支柱においては、前記芯
パイプの径は、照明器具が収容される部位において太
く、横木が嵌入される高さにおいて細くし、この異径管
接続を、接続板の溶接によって行うことが好ましい。こ
れにより、照明器具を収容するために芯パイプ全体の径
を特別に太くする必要がなくなり、横木を取り付けるた
めの擬木支柱構造として、一般的な形態を採用すること
ができる。もちろん芯パイプが十分に太い径を有する支
柱である場合には、異径管接続を要さず、芯パイプの適
宜位置に開口部を設けることができる。また、前記芯パ
イプの開口部の周縁の管壁が外部に露出されるように、
前記擬木状被覆層の開口部を前記芯パイプの開口部より
広く形成し、前記芯パイプの開口部の周縁の管壁を取付
けしろとして箱体を開口部内に嵌入するように取り付
け、この箱体の中に照明器具を収容することが好まし
い。これにより、照明器具が前記芯パイプ内部に確実に
固定でき、組立てが容易になる。
【0008】前記照明器具の配線は、前記芯パイプ内を
通じて地中を経由して電源に接続することが好ましい。
これにより、配線が地上に露出しなくなり、美観が保た
れる上に、配線の屈曲や破断等による故障や事故が抑制
される。前記擬木状被覆層は、木粉を10〜30質量%
含有する熱可塑性樹脂からなるものとすることが好まし
い。さらに、この熱可塑性樹脂を金型に取り囲まれた芯
パイプの外周に押出成形し、その際前記金型内面の擬似
木肌形状を転写して表面に擬似木肌形状を形成すること
が好ましい。これにより、擬木支柱の外観および質感が
樹木に一層よく類似し、美観が向上するとともに、人が
誤って衝突しても怪我をしにくくなり安全性が増す。
【0009】少なくとも2本の擬木支柱の間に横木を架
設した擬木柵において、前記擬木支柱の少なくとも1本
として、上述の照明付き擬木支柱を用いることにより、
照明付きの擬木柵を作製することができる。
【0010】上述の照明付き擬木支柱は、芯パイプの側
面に照明器具を収容するための開口部を半円筒状に形成
し、前記開口部にアダプターを当接して覆ったのち、前
記芯パイプを金型で取り囲み、次いで、前記芯パイプと
金型との間隙に熱可塑性樹脂を圧入して擬木状被覆層を
押出成形し、さらに、前記金型およびアダプターを取り
外したのち、前記開口部内に照明器具を取り付けること
によって製造することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の擬木柵の一例を
示す概略図である。この擬木柵においては、図1に示す
ように、照明付き擬木支柱1、1、…と、照明灯を内蔵
しない通常の擬木支柱2、2、…とが、任意の割合およ
び順序にて、例えば交互等に配置されて、それぞれ、地
盤G中の基礎3の上に立設されている。各照明付き擬木
支柱1および通常の擬木支柱2は、上下に架設された横
木4、4、…を介して連結されている。これらの横木
4、4、…は、各照明付き擬木支柱1および通常の擬木
支柱2の側面に設けれた横木嵌入凹部5、5、…に嵌入
されて、ボルトやナット等を用いて固定されている。各
照明付き擬木支柱1の地上部の前面には照明部6が備え
付けられており、これによって、地面を明るく照らし出
すことができるようになっている。
【0012】図2は、本実施の形態の照明付き擬木支柱
1の主要部を示す分解斜視図である。また、図3は、該
照明付き擬木支柱1から照明部6のカバー40を外した
状態を示す正面図である。また、図4は、図3のX−
X’線に沿う横断面図である。この照明付き擬木支柱1
は、その内部にステンレス、アルミニウム、スチール等
の金属パイプからなる芯パイプ11を有しており、その
外周に、合成樹脂からなる擬木状被覆層14を有してい
る。
【0013】芯パイプ11は、頭部11a、胴部11
b、脚部11cの3部分からなっており、胴部11bに
は、頭部11aおよび脚部11cに比して径の大きい管
が用いられている。そして、頭部11aと胴部11bな
らびに胴部11bと脚部11cとの間は、それぞれ円環
状の接続板12、12を介して溶接などの手法により異
径管接続されている。また、頭部11aの上端は、中栓
13によって封止されている。
【0014】擬木状被覆層14は、芯パイプ11は頭部
11aおよび脚部11cの周囲で肉厚が厚くなってお
り、その所定の位置に、横木嵌入凹部5が設けられてい
る。さらに、横木嵌入凹部5と連通してボルト挿通孔1
5が設けられている。これにより、横木嵌入凹部5に横
木4を嵌入し、ボルト挿通孔15に挿通されたボルトに
よって横木4を固定させることができるようになってい
る。
【0015】擬木状被覆層14を形成するための素材と
しては、種々の合成樹脂やコンクリートなどを用いるこ
とができるが、重量が軽く、加工性が高いことから、熱
可塑性樹脂を用いることが好ましい。特に、耐水性や耐
候性等が良好であることから、ポリエチレンやポリプロ
ピレン等のポリオレフィン系樹脂が好ましい。さらに、
熱可塑性樹脂に木粉を10〜30質量%添加したものを
用いることにより、木材様の質感が一層改善される上、
廃棄の際焼却することも可能になることから好ましい。
さらに、顔料や充填剤等を適宜添加して、色合いや質感
などを調整してもよい。擬木状被覆層14は、例えば、
熱可塑性樹脂を芯パイプ11の外周に押出成形すること
によって形成することができる。
【0016】さらに、表面に擬似木肌形状の模様を形成
することが好ましい。このためには、例えば、押出成形
の金型の内面に、所定の模様が得られるように予め凹凸
を形成しておく方法、あるいは、機械加工によって擬木
状被覆層14の表面を削り、擬似木肌形状の模様を形成
する方法などを用いることができるが、作業効率および
生産性を高めるため、押出成形の金型の内面に擬似木肌
形状となる凹凸を予め形成しておく方法をとることが好
ましい。
【0017】芯パイプ11の胴部11bの側面には、開
口部16が形成されており、この開口部16に呼応して
擬木状被覆層14にも開口部17が設けられている。こ
の擬木状被覆層14の開口部17は、胴部11bの開口
部16よりも広く取られており、胴部11bの開口部1
6の周縁部16aは外部に露出されている。そして、こ
の周縁部16aには、箱体20を取り付けるためのネジ
穴18が設けられている。
【0018】箱体20は、照明器具30を収容するため
に設けられている。箱体20は、ポリエチレンなどの合
成樹脂またはステンレスなどの金属などから作られてい
る。箱体20の周縁には、前記芯パイプ11のネジ穴1
8の位置に合わせて、ネジ穴21が設けられている。そ
して、箱体20は、前記ネジ穴18、21に挿通される
ネジ22を介して、芯パイプ11の胴部11bに取り付
けられる。箱体20の前面上部には切欠部23が形成さ
れており、照明灯31の光が前面に照射されるようにな
っている。照明灯31の照明効率を高めるため、箱体2
0の内側を白色に塗装したり、照明灯31の後方に反射
板24を設置したりすることが好ましい。
【0019】さらに、擬木状被覆層14の開口部17を
塞ぐように、合成樹脂や金属などからなるカバー40が
設けられている。このカバー40には、窓41が取りつ
けられている。カバー40と擬木状被覆層14の開口部
17の周縁部との間は、パッキング42を介して水密に
固設される。
【0020】窓41としては、アクリルガラス、強化ガ
ラスなど、照明灯31の光を透過する素材からなるプレ
ートが用いられる。窓41としては、無色透明のもので
も、着色したものでもよいが、適宜顔料等を添加したり
表面加工したりすることにより、乳白色など半透明に
し、透過光が散乱されるようにすると、該窓41をまっ
すぐ見つめても眩しくなくなる上に、地表面をより広く
照らすことができるので、好ましい。パッキング42
は、照明灯31を交換するため、カバー40を取り外す
ことができるように、破壊せずに外れるものが好まし
く、例えば、ゴムなどからなるものを用いることが好ま
しい。
【0021】照明器具30は、照明灯31や安定器な
ど、必要な部品を含む器具である。照明灯31として
は、白熱灯、蛍光灯などを用いることができるが、低電
力で、発熱が少なく安全性が高いことから、蛍光灯を用
いることが好ましい。
【0022】照明器具30の配線32は、芯パイプ11
の脚部11cを通じて地中を経由して電源に接続するこ
とが好ましい。配線32を照明付き擬木支柱の外に出す
時、芯パイプ11の下端の穴から出してもよく、また
は、芯パイプ11の脚部11cの地中部に側穴(図示せ
ず)を穿設し、そこから横向きに出してもよい。これに
より、この配線32は、照明付き擬木支柱1の背部など
から地上に露出されることがないので、保安上、人や動
物等が触れたりすることがなくなり、屈曲や破断による
故障や事故が抑制され安全性が向上するとともに、外観
上も優れたものとなる。この際、複数の照明付き擬木支
柱1の各照明器具30の配線32を連結して接続しても
よい。これにより、配線32の取扱い性が向上し、作業
効率が向上する。
【0023】次に、この照明付き擬木支柱1を製造する
手順の一例について説明する。まず、所定の材料から切
削や溶接などの手法を用いて、開口部16を有する芯パ
イプ11を作製する。次いで、この芯パイプ11の周囲
に合成樹脂を押出成型することにより、擬木状被覆層1
4を形成する。この際、開口部16への合成樹脂の侵入
を防止するため、該開口部16にアダプター50を嵌合
することが好ましい。アダプター50の形状は特に限定
するものではないが、例えば、図5に示すものを用いる
ことができる。また、図6に、このアダプター50を芯
パイプ11の開口部16に装着した状態を示す。さら
に、図6には、金型60の位置を鎖線にて示す。
【0024】図5に示すアダプター50は、概略半円筒
状であり、一対の底部51、51と、一対の側縁部5
2、52と、補強棒53と、3枚の半月板54とから構
成されている。そして、前記一対の底部51、51は、
側縁部52、52および補強棒53によって連結されて
いる。底部51、51と側縁部52、52とは、合成樹
脂が開口部16に侵入することを防止するためのもので
ある。補強棒53は、アダプター50の形状を保持する
ための補強材の役割とともに、アダプター50の取っ手
としても機能する。底部51、51に接する2枚の半月
板54は、その半月面を開口部16の端縁に突き当てる
ことによってアダプター50の位置を保つためのもので
ある。
【0025】底部51は、その内周面が芯パイプ11の
胴部11bに接するような内径を有しており、かつ、外
周面が金型60の内壁に接するような外径を有してい
る。また、両底部51、51の間隔は、開口部16の高
さに一致している。また、側縁部52、52の間隔は、
開口部16の高さに一致している。このような形状のア
ダプター50を用いることによって、金型60の形状が
より単純になり、金型60の製造コストを低減すること
ができる。
【0026】また、金型60は、必ずしもこの開口部1
6、17を有する支柱を成形するための専用金型である
ことを要さず、照明灯を内蔵しない通常の支柱を成形す
るための金型が利用可能である。上記アダプター50は
それを可能とするもので、アダプター50の金型内面と
接する僅かな表面を金型内面の木肌面に一致させれば良
い。これによっても金型60の製造コストを大幅に低減
することができる。金型60の内面には、擬似木肌形状
となる凹凸を予め形成しておくことが好ましい。これに
より、擬木の表面に擬似木肌形状を付与することが容易
になり、また、作業効率および生産性が向上する。
【0027】金型60内に合成樹脂を圧入して押出成形
して冷却後、金型60とアダプター50とを順次取り外
し、擬木を取り出す。押出成形後、粗熱が除去されたら
金型60を取り外して、該金型60を他の擬木の成形に
用いるようにすることができる。一般に、開口部17の
寸法精度を向上させるため、アダプター50を取り外す
までに冷却時間を充分に取ることが好ましい。従って、
アダプター50は擬木が充分に冷却されるまで、擬木に
取り付けたままとする必要があるので、アダプター50
の個数を金型60の個数より多く用意することが好まし
い。
【0028】次いで、照明器具30を箱体20に収納
し、さらに箱体20を芯パイプ11の開口部16に収納
する。箱体20をネジ22により芯パイプ11上に固定
する。さらに、カバー40を、パッキング42を介して
擬木状被覆層14の開口部17に当接して覆蓋する。
【0029】擬木柵を設置するためには、従来行われて
いる方法によって実施することができる。例えば、まず
設置箇所に溝を掘り、その溝の底面に砕石などを敷き詰
めその上に枠型の基礎ブロックを置き、この基礎ブロッ
クの中心に支持用パイプを立設して基礎3を形成する。
次いで、前記支持用パイプが芯パイプ11下端の穴に嵌
入するように照明付き擬木支柱1を立てたのち、前記基
礎ブロック中にコンクリートを流し込んで照明付き擬木
支柱1を固定する。横木4を横木嵌入凹部5に嵌入させ
て架設した後、配線32を照明器具30から芯パイプ1
1および前記支持用パイプを通し、溝に沿って電源装置
まで布設する。最後に溝を土で埋め立てることによって
擬木柵の設置が完了する。
【0030】以上、本発明を好適な実施の形態を参照し
て説明してきたが、本発明はこの実施の形態のみに限定
されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々の改変が可能である。例えば、照明付き擬木支柱1
と、照明のない擬木支柱2との本数の割合および配置
は、必要な照明の明るさに応じて、適宜調節することが
できる。また、横木4を取り付ける本数や角度、横木の
取り付け構造等には特に制限は設けられず、場合に応じ
て適宜変更することが可能である。例えば、照明付き擬
木支柱1を擬木柵の末端に配置する場合、横木4は該照
明付き擬木支柱1の一方の側にのみ取り付ければ足り、
他方の側には擬木支柱2が隣接しないのであるから、そ
の他方の側の横木嵌入凹部5の形成を省略することがで
きる。傾斜地に設置する場合は、照明付き擬木支柱1に
対する横木4の取り付け角度を斜めにすることができ
る。また、擬木柵に屈曲部を設ける必要がある場合、該
屈曲部の隅に配置される照明付き擬木支柱1の左右の横
木4の開き角度を屈曲部の角度に応じて変化させること
ができる。また、擬木柵の高さが低い場合は、下部の横
木嵌入凹部5を省略して、横木4を上部にのみ架設して
もよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の照明付き
擬木支柱および擬木柵によれば、歩行者の足元を明るく
照らし出し、歩行の安全性を高めることができる。しか
も、照明と擬木柵を一体化したので、周囲の景観を損ね
ずに設置することができ、設置に場所を取らない。ま
た、本発明によれば、従来利用されている擬木柵の基本
構成を踏襲することができ、従来の擬木柵用支柱と同様
に工業生産が可能にされると共に、現実的で実用性のあ
る製品を低コストで提供できる。なお、本発明の照明灯
付き擬木支柱は、それ自体のみを単独で、フットライト
用照明ポストとして応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の擬木柵の一部切欠側面図である。
【図2】 本発明の照明付き擬木支柱の一例を示す分解
斜視図である。
【図3】 照明付き擬木支柱からカバーを取り外した状
態の一例を示す正面図である。
【図4】 図3のX−X’線に沿う横断面図である。
【図5】 芯パイプの開口部に擬木状被覆層となる合成
樹脂が侵入しないようにするため、該開口部に装着する
アダプターを示す斜視図である。
【図6】 芯パイプの開口部にアダプターを当接させた
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…照明付き擬木支柱、2…擬木支柱、4…横木、5…
横木嵌入凹部、11…芯パイプ、12…接続板、14…
擬木状被覆層、16…芯パイプの開口部、16a…芯パ
イプの開口部の周縁部、17…擬木状被覆層の開口部、
20…箱体、30…照明器具、31…照明灯、32…配
線、40…カバー、41…窓、50…アダプター、60
…金型。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯パイプの外周に擬木状被覆層が設けら
    れた擬木支柱であって、 前記芯パイプおよび擬木状被覆層の地上部の側面に開口
    部が形成され、この開口部の内部に照明器具が取り付け
    られ、前記開口部は窓を有するカバーによって水密的に
    覆蓋されていることを特徴とする照明付き擬木支柱。
  2. 【請求項2】 前記芯パイプの径は、照明器具が収容さ
    れる部位において太く、横木が嵌入される高さにおいて
    細くなっており、この異径管接続が、接続板を介して行
    われていることを特徴とする請求項1に記載の照明付き
    擬木支柱。
  3. 【請求項3】 前記芯パイプの開口部の周縁部の管壁が
    外部に露出されるように、前記擬木状被覆層の開口部が
    前記芯パイプの開口部より広く形成されており、前記芯
    パイプの開口部の周縁部の管壁を取付けしろとして、箱
    体が開口部内に嵌入するように取り付けられており、 前記照明器具は前記箱体の中に収容されていることを特
    徴とする請求項1または2に記載の照明付き擬木支柱。
  4. 【請求項4】 前記照明器具の配線は、前記芯パイプ内
    を通じて地中を経由して電源に接続されていることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の照明付き
    擬木支柱。
  5. 【請求項5】 前記擬木状被覆層は、木粉を10〜30
    質量%含有する熱可塑性樹脂からなることを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれかに記載の照明付き擬木支
    柱。
  6. 【請求項6】 前記擬木状被覆層は、金型に取り囲まれ
    た芯パイプの外周に、木粉を10〜30質量%含有する
    熱可塑性樹脂を押出成形し、その際前記金型内面の擬似
    木肌形状を転写して表面に擬似木肌形状を形成したもの
    であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに
    記載の照明付き擬木支柱。
  7. 【請求項7】 少なくとも2本の擬木支柱の間に横木を
    架設した擬木柵において、 前記擬木支柱の少なくとも1本は、請求項1ないし6の
    いずれかに記載の照明付き擬木支柱であることを特徴と
    する擬木柵。
  8. 【請求項8】 芯パイプの側面に照明器具を収容するた
    めの開口部を半円筒状に形成し、前記開口部にアダプタ
    ーを当接して覆ったのち、前記芯パイプを金型で取り囲
    み、次いで、前記芯パイプと金型との間隙に熱可塑性樹
    脂を圧入して擬木状被覆層を押出成形し、さらに、前記
    金型およびアダプターを取り外したのち、前記開口部内
    に照明器具を取り付けることを特徴とする照明付き擬木
    支柱の製造方法。
JP2002059242A 2002-03-05 2002-03-05 照明付き擬木支柱および擬木柵 Withdrawn JP2003257212A (ja)

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