JP2003256978A - 交通車両データの収集システム及び方法 - Google Patents
交通車両データの収集システム及び方法Info
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- G06Q40/04—Trading; Exchange, e.g. stocks, commodities, derivatives or currency exchange
Abstract
ートするシステムを得る。 【解決手段】 通行ルートに沿って走行して、テレマテ
ィックデータを収集している少なくとも一台の車両から
のテレマティックデータの収集をネゴシエートするシス
テム。システムノードは、第1の購入提示を含む第1の
ポーリング信号を提供する。プローブ検出器は、第1の
購入提示を販売価格と比較することで、第1のポーリン
グ信号に応答する。第1の購入提示が、販売価格を少な
くとも満たす場合には、プローブ検出器は、第1のポー
リング信号に応答して、この販売に応じる同意パラメー
タを含む入手可能信号を、システムノードに送る。この
システムノードが、入手可能信号を受理する場合には、
システムノードは、売出し信号を送り、またテレマティ
ックデータが、車両上のプローブ検出器からシステムノ
ードに送られる。
Description
の決定に関し、特に、現在の交通パターンを測定して、
将来の交通パターンを予測するために、走行車両と、少
なくとも1つのシステムノードとの間のテレマティック
データのやり取りをネゴシエート(negotiate、商議、
交渉、取り決め、流通)するシステムおよび方法に関す
る。
が世界中に存在している。代表的な道路網には、地方の
道路、都市の道路、高速道路、幹線道路などがある。商
業地区や大都市圏を横断する道路のように、道路網の主
要な幹線道路、または好まれる幹線道路は、混雑するこ
とが多い。利用の激しい時期の間、荒れ模様の天候の
間、および、建設工事や事故障害の期間中は、おそらく
交通渋滞を招くことになる。このような混雑を緩和しよ
うと努力しつつ、様々な交通情報収集制御技術が開発さ
れている。
る情報収集・配信技術は、道路情報を伝えることであ
る。特に、勤務時間の直前、または直後の時間のように
道路利用度の高い時間中に、既知の混雑した道路網エリ
ア内を走行する通勤者は、起こりそうな走行遅延を評価
しようとして、あるいは、走行遅延を避けることができ
るルートを決めようとして、道路情報にアクセスする。
道路情報は、道路電光掲示板または可変メッセージ標識
(VMS)、ラジオ放送を介して、あるいは、自動車管
理サービス(automotive concierge service)を通じ
て、個々の通勤者に提供される場合がある。道路情報
は、一般に、道路エリアの航空観測(すなわち、ヘリコ
プタ)を介して、あるいは、道路網に沿って配備された
カメラのビデオ画像を通じて、視覚観測に基づいて発生
して、道路情報センタに提供される。
なって開発された交通管理技術を使用することがますま
す多くなっている。例えば、多くの新規道路は、多数の
大都市圏内でカープールを奨励して、道路上の車両の数
を減らすために、高占有率車両(HOV)レーンを含
む。もう1つの最近の交通管理技術は、道路センサ、す
なわち「地点検出器」である。この地点検出器は、一般
に、既知の地点を通過する車両の交通量を検出するため
に、路面に埋設されたループ検出器である。ループ検出
器は、一連の地点検出器に沿って走行する車両の車速、
車両台数、交通量を検出することができる。次に、この
データは、道路情報を提供するか、あるいは、交通信号
などの信号装置を制御して、幹線道路間の交通の流れ
を、さらに効率的に管理するために、道路交通情報サー
ビスによって利用される場合がある。しかしながら、こ
のような技術は、路面の改修工事を必要とする点で、費
用がひどく高くつく。さらに、このような受動的な技術
は、交通パターンを動的に予測する際には、あまり役立
たない。それゆえ、代替技術を求めることがますます多
くなっている。
なく、交通予測にも利用するために、「テレマティッ
ク」データの収集に対する関心が高まってきた。テレマ
ティックデータとは、電気通信と自動車の情報処理機能
との組み合わせによって生成されるデータとして定義さ
れる。
トあるいはイントラネットを介して、リアルタイムの道
路交通情報を提供するためのシステムがある(例えば、
特許文献1参照)。
クデータは、自動車の所期の目的地、自動車を所期の目
的地に導くための所期のルート、および、直面する交通
状況に応じて通勤者が決定した任意のルート変更を含む
場合がある。この目的を念頭に置いた上で、ローカル・
セルラー電話受信局(すなわち、セルタワー)で受信さ
れた信号を三角測量することで、セルラー電話通信を特
定の地理的位置に変換できることが知られている。実
際、無線通信・公安法令(Wireless Communication and
Public Safety Act)により勧告された新規基準は、セ
ルラー電話に、その地理的位置(すなわち、自動位置識
別ALI)を中継するように求めている。同様に、車内
の全地球測位システム(GPS)の受信機は、車両の位
置を識別するために使用される場合がある。しかしなが
ら、特定の車両を識別する際に、このようなデータを利
用することは、必然的にプライバシを傷つけるため、ド
ライバの間では重大な関心事である。
ように、通勤者からのテレマティックデータのやり取り
をネゴシエートできるようにするテレマティックシステ
ムが必要であり、また、ネゴシエートされる条件での
み、テレマティックデータ交換システムにおいて利用さ
れるためにテレマティックデータが提供される。
沿って走行している車両から発生したテレマティックデ
ータの収集をネゴシエートするシステムを提供する。ノ
ードは、第1の提示を含む第1のポーリング信号を提供
する。車両上の少なくとも1つのプローブ検出器は、第
1の提示に応じるべきかどうか判定するために、所望の
販売価格を比較する。このプローブ検出器は、第1の提
示が、所望の販売価格に少なくとも等しい場合には、前
述のポーリング信号に応答して、同意を含む入手可能信
号をシステムノードに送る。
ムノードは、売出し信号を提供して、その同意にアクセ
スし、かつ、車両からのテレマティックデータ、あるい
は、その入手可能信号に応答して第1の提示を変更する
第2のポーリング信号を受け取る。したがって、本発明
の重要な態様において、システムノードは、テレマティ
ックデータの購入を、最も安い価格でネゴシエート(取
り決め)する。
クデータは、現在の交通状態を判定し、また将来の交通
状態を予測するのに利用される交通情報である。
テムは、テレマティックデータを、ネゴシエートされた
価格で購入および販売し、そのテレマティックデータ
を、プローブ検出器を有する車両、および他の車両に再
配信して、交通渋滞を減らすために、複数のシステムノ
ードとプローブ検出器を含む。
ステムノードの売出し信号は、本システムから交通デー
タを購入するために、プローブ検出器によって使用され
る、プローブ検出器に対するクレジットを含む。すなわ
ち、売り出し信号は、プローブ検出器のユーザが指定し
た補助口座へのクレジットの送出の確認を提供すること
を含む。
び利点は、以下の説明、併記の特許請求の範囲、および
添付図面から、さらに完全に明らかになろう。
の用語は、便宜上のものにすぎず、かつ限定されていな
い。本明細書中に用いられる「地点検出器」という用語
は、一般に、電磁ループ検出器のように、路面または路
面付近に用いられる電子交通検出センサを指すものとし
て定義される。しかしながら、本発明は、光、超音波、
熱、および圧力トランジューサなどのタイプのセンサだ
けでなく、位置を検出する他の地点検出器も含む。本明
細書中に用いられる「プローブ検出器」という用語は、
一般に、トランスポンダ装置として定義される。トラン
スポンダの機能は、セルラー電話、全地球測位システム
(GPS)のトランシーバなどの動作と一体化される
か、あるいは、車両の専用装置により実施される場合が
ある。同様に、プローブ検出器のデータは、プローブ検
出器がセルラー電話である「移動電話交換局(MTS
O)」から直接得られる場合がある。本明細書中に用い
られる「従来の交通データ」という用語は、一般に、地
点検出器の装置から本システムに供給される交通デー
タ、あるいは、交通を予測する上で有用な、同様に入手
できるデータとして定義される。これらの装置は、通
常、公共機関(すなわち、運輸省、幹線管理機関、また
は警察)により運用される。本明細書中に用いられる
「サービスプロバイダ」という用語は、一般に、本シス
テムと協働して、本システムのユーザが得たクレジット
と引換えにサービスを提供するエンティティ(実体)と
して定義される。
しくは、以前に特定された通行ルートを用いる通勤者
と、テレマティック基地との間で、テレマティックデー
タをやり取りするための価格をネゴシエートするシステ
ムを提供する。上述のように、テレマティックデータ
は、自動車などの車両の電気通信機能と情報処理機能と
を組み合わせて生成されたデータとして定義される。本
発明によるシステムは、このシステムにより決定される
「市場価値」すなわち価格により、テレマティックデー
タをやり取りするために、適正な装備のある協働する車
両とネゴシエートする。この価格は、関係する時刻およ
びルートに基づく需要のように、提供される情報の質に
関してネゴシエートされる場合がある。この価格はま
た、供給、すなわちテレマティックデータの供給を申し
出る車両の数に基づいて、ネゴシエートされる場合もあ
る。テレマティックデータが、テレマティック基地に集
められることにより、テレマティックシステムは、現在
の交通状態を評価して、将来の交通状態を予測すること
ができる。テレマティックシステムは、随意選択で、地
点検出器の従来の交通データを取り入れて、交通状態を
判定および予測するテレマティックデータを補う場合も
ある。このような判定および予測結果は、テレマティッ
クデータを供給しない車両に対して、また、テレマティ
ックデータを供給し、かつ供給されたデータから購入の
ためのクレジットが与えられる車両に対して、本システ
ムにより販売される場合がある。
転の癖、運転歴、車両の製造元、モデル、およびコンポ
ーネントの状態などのさらなる人口統計情報(人口統計
のために集計されるような情報)を含む場合がある。本
システムは、要求すべきテレマティックデータを決定し
て、通行中に応答する装備のある基地局の範囲内で、少
なくとも1つのシステムノードまたはテレマティック基
地から、車両のプローブ検出器(あるいは、セルラー電
話がプローブ検出器として機能するMTSO)に送られ
るポーリング信号に提示価格を含めている。このプロー
ブ検出器は、テレマティックデータを販売する「販売価
格」が含まれるユーザプロフィールを使用する。販売価
格が、第1の「提示価格」以上である場合には、プロー
ブ検出器は、同意パラメータを含む入手可能信号を送
る。それに応答して、テレマティック基地は、入手可能
信号に応答して、売出し信号をプローブ検出器に送るこ
とで、テレマティックデータを、プローブ検出器からテ
レマティック基地に売り出させることに決めることがで
きるか、あるいは、第2の提示価格を含む第2のポーリ
ング信号を、プローブ検出器に送ることを介して、第2
の提示を行う場合がある。プローブ検出器がセルラー電
話である場合には、セルラー電話のホーム・ローケーシ
ョン・レジスタ(HLR)からのテレマティックデータ
にアクセスするために、この売出し信号をMTSOに提
供する場合がある。第2の「提示価格」が、なお、販売
価格以上である場合には、再度、入手可能信号を送る。
入手可能信号が、基地局により、しきい値の数よりも多
くのプローブ検出器から受け取られ、それにより、交通
状態を判定するのに充分なテレマティックデータが提供
される場合には、第2の提示価格は、第1の提示価格よ
りも安い場合がある。第1の提示価格に応答して、しき
い値の数よりも少ない入手可能信号が、基地局により受
け取られる場合には、第2の提示価格は、第1の提示価
格よりも高い場合がある。しきい値の数の入手可能信号
が受け取られるか、あるいは、最高の提示価格に達する
まで、このようなネゴシエーションが続けられる場合が
ある。しきい値の数と最高の提示価格は、時間や場所に
よって異なる場合がある。
が比較的に安定している場合には、テレマティック基地
は、プローブ検出器から、テレマティックデータをまっ
たく収集しないこともある。したがって、交通が安定し
ている時には、テレマティックデータの提示価格は比較
的に安い。逆に、ラッシュアワーもしくは同様な通勤時
間の場合のように、交通パターンが動的に変化している
場合には、テレマティック基地は、現在の交通状態を判
定して、交通パターンを予測するのに充分なテレマティ
ックデータを収集しなければならない。よって、プロー
ブ検出器から購入されるテレマティックデータの価格
は、テレマティックデータを供給するために使えるプロ
ーブ検出器の数が多すぎないならば、激しい道路使用の
期間中は、比較的に高くなるはずである。
により、テレマティック基地に売り出されるときには、
テレマティック基地は、クレジットを含むクレジット信
号を、対応するプローブ検出器に提供して、テレマティ
ックデータの購入を完了するか、あるいは、別法とし
て、ユーザプロフィールの中で指定された第2のユーザ
口座にクレジットを記帳する。次に、プローブ検出器に
送られたクレジットパラメータは、後で使用するために
格納されるか、あるいは直ちにプローブ検出器で利用さ
れて、ユーザプロフィールの設定により、このシステム
から、交通予測または同様な補助サービスを購入するこ
とができる。プローブ検出器のユーザが、交通予測を要
求するときには、ユーザは、プローブ検出器の装置のメ
モリに格納されたクレジットをテレマティック基地に送
る。それに応答して、テレマティック基地は、交通の判
定および/または予測をプローブ検出器に送って、クレ
ジットを用いるか(ある場合)、あるいは、その口座か
ら引き落とす。同様に、このシステムのうち、プローブ
検出器ではない他のユーザが、交通の判定および予測を
要求する場合がある。これらのユーザは、テレマティッ
クデータを供給するためのクレジットを欠いているた
め、交通情報を供給するために、それらのユーザの口
座、例えばこのシステムまたはクレジットカードととも
に開設された口座から引き落とされる。
伝送を要求しないか、あるいは、コンテントをユーザに
適切に提供できるプローブ検出器を使用しないときに
は、ユーザは、補助口座のクレジットを選択する場合が
ある。例えば、自動料金口座のように、協働サービスプ
ロバイダのサービスを購入するときに利用するために、
ユーザの第2の口座に、コンテントクレジットを記帳す
ることができる。次に、第2の口座を利用できるサービ
スプロバイダにユーザがコンタクトを取って、クレジッ
トを使うこともある。この実施形態では、サービスプロ
バイダは、デビット(debit)信号をテレマティックシス
テムに送って、ユーザの利用可能なクレジットの収支勘
定を調整する。次に、この対応するデビットは、テレマ
ティック・サービスプロバイダを通じて、プローブ検出
器に提供されることになる。
されたクレジットを、セルラー電話番号などの個人識別
番号(PIN)を介して、自動販売機などの電子装置に
提供する場合がある。
めに、同じ参照数字を使用する。ここで、さらに詳細に
図1を参照すると、テレマティックデータのやり取りを
ネゴシエートする例示的なシステム10のブロック図が
示されている。システム10は、車両1、テレマティッ
ク基地12、プローブ検出器22、オプションの動作可
能にする装置19、システムノード17、および地点検
出器15を含む。
地12は、信号をシステムノード17とやり取りして、
交通予測データおよび/またはコンテントクレジットデ
ータを、参加しているプローブ検出器22に提供し、提
示パラメータを決定し、一般に、テレマティックデータ
交換のネゴシエーション(例えば、ポーリング信号と応
答)を開始および管理する。テレマティック基地12
は、本明細書では、システムノード17とは無関係なも
のとして述べられているが、テレマティック基地12の
機能を各システムノード17と一体化して、各システム
ノード17に対して、別々の交通予測セクタ(すなわ
ち、領域)を提供するか、あるいは、マスタ・システム
ノードを示す場合がある。テレマティック基地12は、
システムの伝送および動作の管理だけでなく、交通の判
定および予測のためにも、メモリ、データ処理装置、お
よび入出力回路などのハードウェア構成要素を使用して
いる。例示的な実施形態では、従来の交通データおよび
テレマティックデータに関して、交通パターンを「学習
する」ために、人工知能モジュールを利用する場合があ
る。例示的な人工知能モジュールは、この交通の予測を
システム挙動に合わせるために、ニューラル・ネットワ
ーク回路および/またはファジー論理設計を用いる場合
がある。
用いる実施形態では、テレマティック基地12は、無線
技術を介して、システムノード17から、信号を送受信
する場合がある。例えば、プローブ検出器22がセルラ
ー電話である場合には、セルラー通信技術が利用される
ことがある。無線周波数(RF)やパーソナル通信シス
テム(PCS)技術などの様々なアナログおよびデジタ
ル無線伝送方式が同等に適用可能である。さらに、テレ
マティック基地の通信は、テレマティックデータを確実
に伝送できるように、既知の暗号化技術により暗号化さ
れる場合もある。一般に、各テレマティック基地12
は、いくつかのシステムノード17を制御する。しかし
ながら、各システムノード17は、半自律動作につい
て、以下に取り上げられるように、データベースと処理
装置とを含む場合がある。
とも通信して、プローブ検出器22に加えて、あるい
は、別法としてプローブ検出器22に関して、HLRの
テレマティックデータにアクセスする場合もある。この
ような配置構成は、MTSOで格納されたテレマティッ
クデータ、例えば「無線通信・公安法令」に従って与え
られたものを提供することになる。
地12にテレマティックデータを売り出すときに、テレ
マティック基地12は、クレジットパラメータを含む対
応するクレジット信号を、対応するプローブ検出器22
に送って、テレマティックデータの購入を完了するか、
あるいは、別法として、対応するプローブ検出器22の
ユーザプロフィールの中に指定された補助ユーザ口座に
記帳する。テレマティック基地12の終端OUTは、地
上ベースの手段および/または無線手段を介して、クレ
ジットパラメータをサービスプロバイダの補助口座とや
り取りすることを示している。クレジットパラメータ
が、直接、プローブ検出器22に送られるときには、プ
ローブ検出器22は、そのコンテントクレジットを利用
して、テレマティック基地12を通じて交通の予測また
は決定を購入する場合がある。別法として、ユーザは、
この補助口座を利用できるサービスプロバイダの条件で
決定されるように、補助口座の条件により、補助サービ
スを購入する場合がある。例えば、このコンテントクレ
ジットは、自動料金口座、衛星ラジオ放送加入、インタ
ーネット・アクセスサービス、株式取引、または報道サ
ービスのように、第2の協働サービスプロバイダのサー
ビスを購入する際に使用するために、ユーザの第2の口
座に記帳される場合がある。
の費用を支払い、郵便切手を購入するように、他の電子
取引に使用されるプローブ検出器に格納されたクレジッ
トを参照するか、あるいは、格納されたクレジットを慈
善団体に寄付するために、プローブ検出器22のユーザ
に、個人識別番号(PIN)を割り当てる場合がある。
例示的な実施形態では、プローブ検出器22のセルラー
電話番号は、ユーザで特定のセキュリティ番号に加え
て、PINとしても働く。このような場合、第2の共同
サービスプロバイダは、ユーザに提供されたサービスの
ために、テレマティック基地12にデビット信号を送っ
て、ユーザの利用可能なクレジットの収支勘定を調整す
ることになる。次に、対応するデビットが、テレマティ
ック基地12を介して、プローブ検出器22に与えられ
ることになる。さらに、ユーザは、プローブ検出器22
に格納されたコンテントクレジットを、さらに望ましい
フィードバック機能を有する車両の電子装置に与えて、
PINを介して、交通の予測および判定のデータ(すな
わち、音声および/または映像)を提供する場合があ
る。次に、この電子装置は、クレジットパラメータをテ
レマティック基地(あるいは、最も近いシステムノード
17)に送って、交通データにアクセスすることにな
る。
検出器22とテレマティック基地12との信号用の中間
送信先を提供する。例示的なシステムノード17は、セ
ルラータワー送信範囲と、この送信範囲内のセルラー電
話信号装置へのアクセスを利用して、セルラー電話タワ
ーと同じ場所に配置される場合がある。例示的な実施形
態では、システムノード17はそれぞれ、データベース
27と処理装置25とを含む。データベース27は、シ
ステムノード17のカバー領域(例えば、セルラー電話
タワーの送信範囲)に関するテレマティックデータおよ
び地点検出器データ(利用される場合)用のリポジトリ
として機能する。処理装置25は、プローブ検出器22
に信号を送る送信タワーの利用を総合調整するためだけ
でなく、プローブ検出器22とテレマティック基地12
との間の信号の中継を制御するためにも、備えられる。
テレマティック基地12をシステムノード17と一体化
した実施形態では、処理装置25は、テレマティック基
地12の処理能力のために、省略される場合がある。
2は、車両ルートに関するテレマティックデータを収集
し、車両走行の履歴データを格納し、またユーザの人口
統計データを格納する場合がある。このデータの一部
は、例示的なプローブ検出器22がセルラー電話である
ときに、上述の通り、MTSOのHLRと共用される
か、あるいは、そのHLRに格納される場合がある。プ
ローブ検出器22はまた、英数キーパッドなどのインタ
ーフェースを介して、ユーザにより入力されたユーザプ
ロフィールも格納する。このユーザプロフィールは、所
望のパラメータ、人口統計データを含み、テレマティッ
クデータ交換のためにユーザ・オプションを設定する。
例示的な人口統計データは、名前、年齢、性別、車両の
製造元、モデル、製造年、走行距離、走行履歴(すなわ
ち、正規の通勤者、量販車など)のような情報を含む。
所望のパラメータは、ユーザが快くテレマティックデー
タをテレマティック基地12に販売する価格、入手可能
なデータのどの部分を、ユーザが快く販売するのか、さ
らに、クレジット送出オプション(すなわち、直接の送
出、または補助口座)を示す。例えば、ユーザは、自分
の運転履歴(すなわち、ユーザがこの数週間にどこに行
ったか)を販売したくない場合があるが、ただし、快く
自分の人口統計データ、または現在の走行ルートを販売
したい場合もある。さらに、ユーザは、入手可能信号の
同意パラメータを介して、プローブ検出器から、許可ま
たは「確認」を受ける際、MTSOと共用されるデータ
だけが、MTSOにより売り出されることを選択する場
合がある。ユーザは、プロフィールの中で、これらのオ
プションを指定して、それらのオプションを、プローブ
検出器22のメモリに格納する場合がある。次に、この
情報は、プローブ検出器22の入手可能信号とともに中
継される。プローブ検出器22は、携帯用のセルラー電
話に関して述べられているが、車両に固定された専用テ
レマティック装置である場合もある。これらの上述の機
能は、GPS受信機と一体化される場合もある。GPS
受信機は、位置を追跡することができ、また、位置情報
を時間と組み合わせると、ルートと速度の記録を提供で
き、これらの記録を、プローブ検出器の他のデータとと
もに使用して、テレマティックデータを生成する。さら
なる例示として、レンタカー、パトカー、タクシー、公
用車は、専用プローブ検出装置22を、さらに効率的に
使用する場合がある。これらの車両は、テレマティック
基地12からの交通データと引換えに、いつでもテレマ
ティックデータをやり取りできるプローブ検出器として
働く場合がある。車両がレンタカーである場合には、プ
ライバシを保証するために、カスタマは、テレマティッ
クデータのやり取りを自由に無効にすることができよ
う。
される規則正しい間隔で、テレマティックデータを記録
して、格納する。このデータは、プローブ検出器22内
で記録され、かつ/または、MTSOにより格納される
場合がある。
の位置(緯度、経度、および方向)、目的地、速度、走
行距離、および、ワイパの状態(すなわち、天候状態の
指示)などの現時点の車両の状態を含む。さらに、この
データセットは、特定の通行ルート区間を通しての走行
時間などの走行履歴、すなわち時間との「リンク」も含
む。目的地は、ユーザにより直接に入力されるか、ある
いは、テレマティック基地12を用いて、履歴データお
よび時刻(すなわち、業務ルート)により決定される場
合がある。例示的な実施形態では、方向データ(すなわ
ち、緯度、経度、時間など)は、MTSOにより、また
はプローブ検出器22により計算される。この計時デー
タは、地点検出器に対して(このような従来の交通検出
器が利用される場合)決定されるか、あるいは、内部タ
イムクロックにより決定される場合がある。ワイパの状
態やチューニングされるラジオ局などの車両データが要
求される場合には、プローブ検出器22は、これらのデ
ータ項目を車両から受け取るインターフェース(すなわ
ち、ドッキングポート)を有するか、あるいは、別法と
して、いつ車両がプローブ検出器の働きをすることがで
きるようになるのか制御する動作可能にする装置19か
ら、定期的にデータを受け取る。
の全体、例えば、大都市圏全体において、および/また
は、そのような交通網の区間、あるいは特定の道路に対
して、交通状態を推定するのに充分なデータを収集す
る。
ーションの後で、テレマティック基地12が、プローブ
検出器22のテレマティックデータを購入するときに
は、このテレマティックデータを、システムノード17
のメモリ27に、あるいは、テレマティック基地12の
メモリに保存する。
て、プローブ検出器22に動作可能にする装置19を備
えて、仲間のプローブ検出器が、システムノード17か
ら信号を受信できるようにしている。この動作可能にす
る装置は、車両が、動いている状態、あるいは、車両の
移動のように類似する運転状態にあるときにのみ、テレ
マティックデータ交換のために、対応する車両のプロー
ブ検出器22を「ロック解除」する。このようなやり方
で、例示的な動作可能にする装置19は、車両を駐車す
るか、または車両を使用不能にするときのように、車両
が長時間、止まっているときに、プローブ検出器が、無
意味なデータをテレマティック基地12に提供できない
ようにする場合がある。動作可能にする装置19は、車
両上に設置される。動作可能にする装置19は、特定の
プローブ検出器22(すなわち、車両の所有者)または
任意のプローブ検出器22をロック解除するために、セ
キュリティ・コードを含む場合がある。例示的な実施形
態では、動作可能にする装置19は、無線信号をプロー
ブ検出器22に送る。しかしながら、プローブ検出器2
2が、ラップトップ・コンピュータへの接続のために警
察が利用するような車両のドッキングポートに据えるよ
うに設計されている場合には、そのプローブ検出器22
に、この動作可能にする装置を配線接続することがあ
る。例示的な実施形態の「ロック解除信号」は、ワイパ
の状態、ラジオのチューニング、および車速などの車両
構成要素のデータ信号とともに、定期的に送られる。
ションの地点検出器15は、従来の交通データをテレマ
ティック基地12に提供する。地点検出器15の交通デ
ータは、それぞれの地点検出器15付近の(すなわち、
地理的にもっとも近い)ローカル・システムノード17
に接続される。従来のやり方で得られた交通データを含
めることは、本発明には必要でないが、ただし、そのこ
とは、テレマティック基地12による交通の判定および
予測に使う付加パラメータを提供する。
で、図1の実施形態を参照して説明する。プローブ検出
器22は、テレマティックデータが、提示価格(ポーリ
ング信号の提示パラメータ)で、テレマティック基地1
2に売り出される(すなわち、「販売される」)かどう
か判定する。例えば、プローブ検出器22の所望のパラ
メータ、すなわち「MIN−PRICE」が、提示価格
よりも安い場合には、プローブ検出器22は、クレジッ
ト、すなわち補助口座へのクレジット、あるいは、交通
情報を受け取る権利と引換えに、そのテレマティックデ
ータを販売しようとする。プローブ検出器22が、テレ
マティック基地12と特別な契約(例えば、団体契約)
を結んでいる場合には、このような取引は、月額または
年額の料金で行うことができる。例示的な実施形態で
は、入手可能信号および売出し信号がやり取りされた後
で、テレマティックデータは、売出し時に、プローブ検
出器22からテレマティック基地12に送られるか、あ
るいは、MTSOから、テレマティック基地12により
アクセスされる。テレマティック基地12は、プローブ
検出器22により提供される情報に基いて、関係するル
ートにおける交通状態を判定する。このテレマティック
データは、地点検出器15のデータで補われる場合があ
る。
ザの複数の所望のパラメータに一致する複数の提示価格
を、プローブ検出器22に提供する場合がある。例え
ば、ユーザは、現在のデータまたは人口統計データでは
なく、走行履歴用の別の販売価格を要求する場合があ
る。別法として、テレマティック基地12は、混雑した
ルートを避けて、あまり混雑していないルートの方を選
んで時間を節約できることに基づいて、テレマティック
データの提示価格を決める場合がある。例えば、ユーザ
が、あまり混雑していないルートを経由すれば1時間半
かかるのに対し、混雑したルートを経て、2時間走行し
なければならない場合には、ユーザにとって節約される
30分の時間でも、その情報に対する支払がさらに多く
なる民間の通信事業者にとっては、特に価値があること
もある。それゆえ、判定または予測されたいくつかの交
通状態のもとでは、その提示価格が高くなる場合があ
る。
テレマティックデータに係わるものとして、通行速度の
評価を示す速度対位置のグラフが示されている。したが
って、プローブ検出器22のテレマティックデータに基
づいて、所定のルートでの推定通行速度が求められる。
図2は、テレマティックデータにより提供されたプロー
ブ検出器22の位置と速度との例示的な関係を示してい
る。それぞれのアスタリスクは、速度対位置のグラフに
おいて、プローブ検出器22(すなわち、車両)の速度
を表わしている。このラインの彎曲部は、速度の変化
(例えば、幹線道路の直線部分に沿って)による交通状
態の変化を示している。テレマティック基地12は、変
則的な車速データの計算のために、回帰解析などの統計
的方法を利用する場合があるか、あるいは、推定速度と
は異なる車速を省いて、テレマティックデータの品質を
調整する場合がある。
度対位置のグラフである。このラインは、プローブ検出
器22のテレマティックデータから評価された通行速度
を表わしている。十字記号は、実際の通行速度を表わし
ている。図3では、示されている通行状態、すなわちエ
リア2において決定される速度は、プローブ検出器すな
わち「センサ2」が位置づけられる地点での速度であ
る。同様に、エリア1およびエリア3における通行状
態、すなわち速度は、これらのエリア内のセンサ(すな
わち、プローブ)のそれぞれのセンサデータと同一であ
る。
に収集されたテレマティックデータと、本来周期的な道
路交通パターンとして図1のシステム10のメモリに格
納された従来の交通データとを統合することで、将来の
交通状態を予測する場合がある。例えば、日々のパター
ンは、平日では、朝と夕方のラッシュアワーである。さ
らに、毎週のパターン、毎月のパターン、および毎年の
パターンがある場合もある。現時点がtである場合に
は、テレマティック基地12は、交通状態Y(t)(t
≦T)として、時間、日付、および曜日に基いて、交通
パターンX(t)を検出し、将来の交通状態Y(t)、
(t>T)を、次式として予測する:
基地12で用いられる予測交通モデルは、テレマティッ
クデータと、従来のやり方で収集された交通データとを
用いて、交通の流れと交通パターンを予測する。このよ
うな予測の1つの結果が、図4に示されている。図4の
交通の流れの等高線は、通行ルートA、通行ルートB、
および通行ルートCの決定された混雑に基いて、ドライ
バが走行することのできる距離を表わしている。このよ
うな予測から、ユーザは、走行の遅延を最小限にするル
ートを選択することができる。交通の予測は、様々な技
術を通じて配信することができる。以下に、例示的な技
術が述べられる。
ェース23を用いて、本発明によるテレマティック基地
12から交通情報を受け取るブロック図である。
レマティック基地12から支払いを受けるユーザの好み
を指定する場合がある。ユーザは、プローブ検出器22
に受け渡されるクレジット、補助口座に送出されるクレ
ジット、および/または、後で、プローブ検出器内のカ
スタマ・インターフェース23に交通情報を配信するた
めのクレジットを要求する場合がある。ユーザが、テレ
マティック基地12から交通データを購入するのに充分
なクレジットをため、かつ、支払いオプションとして、
交通データの受取りを選択したことを前提として、テレ
マティック基地12は、交通情報をカスタマ・インター
フェース23に送る。それぞれのプローブ検出器は、テ
レマティックデータを、テレマティック基地12で支払
われるさらに高い料金で、ただし、データの収集および
予測に支払われるさらに安い料金で、やり取りする場合
がある。1つの例示的なカスタマ・インターフェース
は、セルラー電話の表示部分である。別法として、ユー
ザは、車両1のGPS表示装置などの車載ナビゲーショ
ンシステム上の映像ディスプレイへの配信を指定する場
合がある。交通情報を、車両1の代替ディスプレイに配
信するには、プローブ検出器22が、無線プロトコルを
介して、交通情報を中継することが必要である場合があ
る。別法として、ユーザプロフィールは、所望のディス
プレイを有する装置に直接コンテントを配信する命令を
出す場合もある。上述のように、テレマティック基地1
2からプローブ検出器22にデータを送る作業は、仲立
ちとして、システムノード17とやり取りされる場合が
ある。セルラー電話のチャネルを介して、交通情報を配
信する場合には、システムノード17の利用が特に役に
立つ。
「10分遅れ米国幹線道路1、本通りと近郊通りとの間
で激しい交通量...米国幹線道路2、本通りと近郊通
りとの間で3分遅れ...迂回するつもりであれば、1
を押すかまたは「yes」と言ってください」といった
コンピュータ生成の音声メッセージの形式で、セルラー
伝送として、ユーザに提供される場合がある。プローブ
検出器22を介して、キーパッド上の「1」を押すかま
たは「yes」と言うと、ユーザは、米国幹線道路1
(減少)および(増加)米国幹線道路2に対して、交通
量の訂正をテレマティック基地に通知している。別法と
して、その音声は、衛星ラジオの特定周波数で放送され
る。その加入は、ユーザシステムクレジットに基いて行
われる。同様に、同一報告を、視覚的な形式で車両の映
像ディスプレイに提供して、ユーザに所期の迂回を行う
よう指示した後で、その映像ディスプレイを、前の状態
に戻せる場合がある。このようなプレゼンテーションに
おいて、ユーザには、遅延位置を示すマップを与え、か
つ、所期の経路、次に、該当する場合には迂回路を入力
するよう指示する。この実施形態では、迂回路は、予測
データを提供するために、元のネゴシエーションの一部
として、テレマティック基地12に送り戻される。
報掲示板は、ユーザに対して、またはプローブ検出器間
では、無料で提供される場合がある。ユーザが、現在の
交通情報、および/または予測された交通情報を入手し
たい場合には、この掲示板を介して、自分の所望のパラ
メータ設定を変更するように、ユーザに勧める場合があ
る。一般の掲示板は、テレマティックデータの現在の市
場価値を地域別に示す場合がある。それぞれのプローブ
検出器は、無料で、あるいは、テレマティック基地に支
払われるものよりも安い料金で、テレマティックデータ
をやり取りする場合がある。なぜなら、収集および予測
されるデータは、別のプローブ検出器からは入手できな
いからである。
に示されており、また例示的なネゴシエーション法は図
7に示されている。当業者であれば、本発明の範囲また
は精神から逸脱することなく、付加的なステップ、また
は省かれたステップを用いて、この方法を実施できるこ
とがわかるであろう。
る例示的な方法を示している。ステップ60において、
ユーザに登録メニューを与える。この登録メニューは、
初めて装置の電源を入れたときに表示されるデフォルト
・メニューである場合もある。例えば、セルラー電話を
購入すると、ユーザは、パーソナルコンピューティング
・ソフトウェア設定ウイザードで要求されるもののよう
に、装置を動作させる前に、登録メニュー内で、これら
の設定を指定しなければならない。テレマティックデー
タ交換を望まない場合、ユーザは、登録をまったく無効
にするように決めることがある。ステップ62におい
て、ユーザは、人口統計データを入力して、ネゴシエー
ション・パラメータと所望の設定を指定する。ステップ
64において、ユーザは、テレマティックデータ交換許
可を選択する。言い換えれば、ユーザは、所望の価格設
定パラメータと、どのような情報をユーザが快く販売す
るのかを設定する。ステップ66において、ユーザは、
ユーザIDを確定する。例示的な実施形態では、ユーザ
IDは、特定的にユーザに割り当てられたPIN、すな
わちセルラー番号、電子セキュリティ番号(ESN)、
または番号割当てモジュール(NAM)である。このP
INデータはユーザを識別し、その伝送は、同意パラメ
ータとして表わされる。PINはまた、テレマティック
データおよびユーザプロフィールが、「無線通信・公安
法令」により共用される場合に、MTSOからのデータ
にアクセスするために使用されることもある。ステップ
68において、ユーザプロフィールの生成が完了する。
データをやり取りするネゴシエーション・プロセスの例
示的な流れ図が示されている。ステップ70において、
システム10は、地点検出器15のもののように、従来
のやり方で得られた交通データを収集する。ステップ7
0は、随意選択でテレマティックデータを収集するが、
ただし、予期しない交通渋滞状況を検出するために、有
利であることもある。ステップ72において、ポイント
検出データを、テレマティック基地12に提供して、こ
のデータを、パラメータJAMと比較する。ポイント検
出データが交通渋滞を示す場合には、このプロセスはス
テップ76へ進み、そうでなければ、このプロセスはス
テップ74へ進む。ステップ74において、テレマティ
ック基地12は、現時点が、一般的に関心があるか、特
別に関心がある(すなわち、ラッシュアワー)かどうか
判定する。現時点が特別に関心がある時間ではない場合
には、このプロセスは、ステップ70へループする。ま
た、テレマティック基地12により、現時点が特別に関
心がある時間であると判定される場合には、このプロセ
スは、ステップ76へ進む。
ータのやり取りのネゴシエーションは、第1の提示パラ
メータ、すなわち購入提示を含む第1のポーリング信号
を、テレマティック基地12から直接、あるいは、シス
テムノード17を介して、プローブ検出器22に送るこ
とで、開始される。ステップ78において、ポーリング
されたプローブ検出器は、第1の提示が、ポーリングさ
れたデータ用の対応するパラメータ以上である場合に、
同意パラメータを含む入手可能信号を提供する。利用で
きるプローブ検出器22の数が、システムの計算に充分
でない場合には、このプロセスはステップ80へ進ん
で、USTEPだけ提示パラメータの値を大きくし、次
に、このプロセスは、ステップ76へループして、ポー
リング信号および提示パラメータをさらに繰り返す。利
用できるプローブ検出器22の数が、システムの動作に
充分である場合には、このプロセスはステップ82へ進
む。ステップ82において、このシステムは、利用でき
るプローブ検出器22の数が、信頼できる交通情報を生
成するのに必要なプローブ検出器の最小数を表わすMA
RGINパラメータ以上であるかどうか判定する。この
数がMARGINよりも大きい場合には、このプロセス
はステップ84へ進んで、DSTEPだけ提示パラメー
タの値を小さくする。次に、このプロセスは、ステップ
76にループして、ポーリング信号および提示パラメー
タ、すなわち購入提示をさらに繰り返す。利用できるプ
ローブ検出器22の数が、MARGIN以下である場合
には、このプロセスは、ステップ92へ進む。ステップ
92において、このシステムは、売出し信号を、対応す
るプローブ検出器22および/またはMTSOに送っ
て、購入されたテレマティックデータを受け取り、この
送られたテレマティックデータと、オプションの地点検
出器のデータとから、交通モデルを構築する。ステップ
90において、クレジットではなくて、交通データを受
け取るプローブ検出器22から迂回データを待ち受ける
ために、遅延が与えられる。遅延90の後で、ステップ
88において、充分な迂回データを収集する。この迂回
情報がCHANGEパラメータよりも大きい場合には、
このプロセスはステップ94の別の遅延へ進んで、交通
状態を調整し直す。次に、このプロセスはステップ76
へループして、さらなるテレマティックデータを収集す
る。この迂回データがCHANGEパラメータ以上では
ない場合には、このプロセスは、ステップ70へ戻って
ループする。
ェア実施の点から述べられてきたが、このハードウェア
の機能の一部または全部を、車両またはシステムノード
のデータ処理装置のソフトウェアで、完全に実施できる
ものと考えられる。このソフトウェアは、磁気ディスク
または光ディスクなどのキャリア、あるいは、RF可聴
周波搬送波で実施される場合がある。
れ、図示されてきた部分の詳細、材料、および配置構成
の様々な変更は、併記の特許請求の範囲に列挙される通
りの本発明の原理および範囲から逸脱することなく、当
業者により実施できるものと理解されよう。
交換システムの平面図である。
るものとして、走行速度の評価を示す速度対位置のグラ
フを示した説明図である。
離のグラフを示した説明図である。
いた予測交通情報を示すグラフを示した説明図である。
ェースにコンテントを送ることを示すブロック図であ
る。
図である。
の流れ図である。
ノード、22 プローブ検出器。
Claims (20)
- 【請求項1】 通行ルートに沿って走行している少なく
とも一台の車両から発生した交通車両データ(telemati
c data)の収集を交渉(negotiate)する交通車両デー
タの収集システムであって、 第1の提示を含む第1のポーリング信号を提供するシス
テムノードと、 交通車両データを収集し、かつ、前記第1のポーリング
信号に応答する、前記少なくとも一台の車両上のプロー
ブ検出器であって、前記第1の提示と前記プローブ検出
器の販売価格とを比較して、前記第1の提示が前記販売
価格に少なくとも等しい場合にのみ、前記交通車両デー
タの少なくとも一部を販売することへの同意を含む入手
可能信号を前記システムノードに送るプローブ検出器と
を備える交通車両データの収集システム。 - 【請求項2】 前記システムノードは、前記プローブ検
出器の前記入手可能信号を受け取ると、それに応答し
て、売出し信号(release)を前記プローブ検出器に送
り、また前記プローブ検出器は、前記売出し信号に応答
して、前記交通車両データの少なくとも一部を前記シス
テムノードに送る請求項1記載のシステム。 - 【請求項3】 前記システムノードは、前記交通車両デ
ータが、前記プローブ検出器から前記システムノードに
送られるのと引換えに、コンテントクレジット(conten
t credit)を前記プローブ検出器に提供する請求項2記
載のシステム。 - 【請求項4】 前記システムノードは、コンテントクレ
ジットと引換えに、交通情報を前記少なくとも一台の車
両に送る請求項3記載のシステム。 - 【請求項5】 前記システムノードは、予測交通モデル
を含み、交通を予測し、交通情報としての交通予測を前
記少なくとも一台の車両のユーザ・インターフェースに
提供する請求項3記載のシステム。 - 【請求項6】 交通車両データを、前記システムノード
とやり取りするテレマティック基地を含み、かつ、前記
交通車両データに基づいて交通を予測するモデルを含む
請求項1記載のシステム。 - 【請求項7】 前記テレマティック基地は、予測交通モ
デルを含み、交通を予測して、交通情報としての交通予
測を、前記少なくとも一台の車両のユーザ・インターフ
ェースに提供する請求項6記載のシステム。 - 【請求項8】 前記通行ルートに沿った位置に固定され
た地点検出器(point detector: 定点検出器)を含み、
かつ交通データを収集して、前記交通データを前記シス
テムノードに供給する請求項1記載のシステム。 - 【請求項9】 前記少なくとも一台の車両が動作してい
るときのみ、前記プローブ検出器による前記ポーリング
信号の受取りを可能にする、前記少なくとも一台の車両
上の、動作可能にする装置(enabling device)を備え
る請求項1記載のシステム。 - 【請求項10】 前記第1の提示が、前記販売価格に少
なくとも等しくない場合に、前記プローブ検出器は、前
記入手可能信号を送らず、また前記システムノードは、
前記第1の提示よりも大きい第2の提示を有する第2の
ポーリング信号を送る請求項1記載のシステム。 - 【請求項11】 通行ルートに沿って走行している複数
の車両から発生した交通車両データの収集を交渉する交
通車両データの収集システムであって、 それぞれの第1の提示を含むそれぞれの第1のポーリン
グ信号を提供する複数のシステムノードと、 前記システムノードのそれぞれの受信領域内で、前記シ
ステムノードの前記第1のポーリング信号に応答する、
前記複数の車両のそれぞれに搭載されたそれぞれのプロ
ーブ検出器であって、前記第1の提示と前記プローブ検
出器のそれぞれの販売価格を比較して、前記第1の提示
が前記販売価格に少なくとも等しいプローブ検出器だけ
が、前記交通車両データの少なくとも一部の販売への同
意を含む入手可能信号を、前記対応する第1のポーリン
グ信号を送る前記システムノードに送るようなそれぞれ
のプローブ検出器とを備える交通車両データの収集シス
テム。 - 【請求項12】 前記システムノードは、それぞれのプ
ローブ検出器から任意の入手可能信号を受け取ると、そ
れに応答して、売出し信号を前記プローブ検出器の少な
くとも一部に送り、また、売出し信号を送るのを見合わ
せる場合がある請求項11記載のシステム。 - 【請求項13】 前記システムノードは、もしあれば前
記入手可能信号を受け取ると、前記第1の提示とは異な
る第2の提示を含む第2のポーリング信号を送り、ま
た、前記第2のポーリング信号を受け取った前記プロー
ブ検出器は、前記第2の提示と前記それぞれの販売価格
を比較して、前記第2の提示が前記販売価格に少なくと
も等しいプローブ検出器だけが入手可能信号を送る請求
項12記載のシステム。 - 【請求項14】 前記第2の提示は、前記第1の提示よ
りも大きい値である請求項13記載のシステム。 - 【請求項15】 前記第2の提示は、前記第1の提示よ
りも小さい値である請求項13記載のシステム。 - 【請求項16】 交通車両データを前記システムノード
とやり取りするテレマティック基地を含み、かつ、前記
交通車両データに基づいて交通を予測するモデルを含む
請求項12記載のシステム。 - 【請求項17】 交通車両データのやり取りを交渉する
交通車両データの収集方法であって、 第1の提示を含む第1のポーリング信号を、プローブ検
出器を含み、かつ通行ルート上を走行している車両に、
システムノードから提供することと、 前記プローブ検出器の販売価格と、前記第1の提示を比
較することと、 前記第1の提示が、前記販売価格に少なくとも等しい場
合にのみ、前記ポーリング信号に応答して、前記交通車
両データの少なくとも一部の販売への同意を含む、前記
プローブ検出器からの入手可能信号を、前記システムノ
ードに送ることを含む交通車両データの収集方法。 - 【請求項18】 前記入手可能信号を、前記システムノ
ードで受け取ることと、 前記受け取られた入手可能信号に応答して、前記システ
ムノードから、前記交通車両データの少なくとも一部の
販売の受理を示す売出し信号と、前記第1の提示とは異
なる第2の提示を含む第2のポーリング信号のいずれか
を選択的に送ることを含む請求項17記載の方法。 - 【請求項19】 前記システムノードの売出し信号を、
前記プローブ検出器で受け取ることと、 前記売出し信号に応答して、前記交通車両データの少な
くとも一部を、前記プローブ検出器から前記システムノ
ードに送って、前記システムノードが、送られた前記交
通車両データと引換えにコンテントクレジットを提供す
ることを含む請求項18記載の方法。 - 【請求項20】 前記システムノードは、予測交通モデ
ルを含み、交通を予測し、かつ、コンテントクレジット
と引換えに、交通予測を前記車両のユーザ・インターフ
ェースに送ることを含む請求項19記載の方法。
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