JP2003256671A - ディジタル・コンテンツ利用システム、サーバ、ユーザ端末、販売店側サーバ、ディジタル・コンテンツ利用方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

ディジタル・コンテンツ利用システム、サーバ、ユーザ端末、販売店側サーバ、ディジタル・コンテンツ利用方法、プログラムおよび記録媒体

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JP2003256671A
JP2003256671A JP2002054415A JP2002054415A JP2003256671A JP 2003256671 A JP2003256671 A JP 2003256671A JP 2002054415 A JP2002054415 A JP 2002054415A JP 2002054415 A JP2002054415 A JP 2002054415A JP 2003256671 A JP2003256671 A JP 2003256671A
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雄介 鈴木
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新一郎 吉丸
Yasuhiro Tsuda
康弘 津田
Shinichiro Araki
慎一郎 荒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複製された電子書籍等のDCを一部閲覧また
は利用した他のユーザが当該DCを購入した場合であっ
ても複製元のDCを販売した販売店へ紹介に見合った報
酬を支払うことができ、複数の販売店全体に対する販売
促進を行うことができるDC利用システム等を提供す
る。 【解決手段】 暗号化部によるDC320の暗号化に先
立ちまたは暗号化の後に、識別子埋め込み部がDC32
0またはDC320encへ販売店識別子、利用部識別
子およびDC識別子の埋め込みを行う。他のユーザがD
C320の購入を希望する場合、申込み情報送信部はD
C320に対する購入申込み情報とDC320enc及
び/又は販売店の識別名等とをサーバへ送信する。サー
バはDC320encに埋め込まれた販売店識別子を取
出すか又は販売店の識別名に基づいて販売店識別子記録
部から販売店識別子を取得し、販売店情報記録部の当該
販売店識別子に対応するDC320の販売数を更新す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル・コン
テンツ利用システムおよび方法等に関し、特に、ディジ
タル・コンテンツを配信するサーバと該サーバとネット
ワークを介して接続されたユーザ端末とを用いたディジ
タル・コンテンツ利用システムおよび方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】ユーザがディジタル・コンテンツを所有
者側からネットワークを介して購入する場合、所有者側
から直接購入せずに所定の販売店側のサーバから間接的
に購入することが多い。所有者側はディジタル・コンテ
ンツの販売を行った販売店側に対して所定の報酬額を支
払い、当該販売店側へのいわゆるキャッシュ・バック等
を行うことにより、販売店全体に対する販売促進を図っ
ている。ユーザがディジタル・コンテンツを購入した場
合は、ユーザの購入履歴を記録しておき、この購入履歴
に基づいて別のディジタル・コンテンツの宣伝活動を行
っている。
【0003】ユーザが販売店から購入したディジタル・
コンテンツをユーザ端末等で利用する場合、一般に、ユ
ーザは当該販売店側のサーバからディジタル・コンテン
ツをダウンロードした後、1つのファイルとして保存し
ている。例えば、ディジタル・コンテンツとして電子化
された書籍(以下、「電子書籍」という)を例にした場
合、ユーザはある販売店から電子書籍を購入した後、当
該販売店側のサーバから電子書籍をユーザ端末へダウン
ロードし、1つのファイルとして保存している。このフ
ァイルは一般に複製が可能であるが、通常、正規に購入
したユーザのユーザ端末以外では閲覧することができな
いか、または一部しか閲覧することができないようにな
っている。このため、複製された電子書籍を一部閲覧し
た他のユーザが当該電子書籍の購入を望む場合、新たに
販売店から購入することになる。しかし、他のユーザが
購入を行う販売店と電子書籍の複製元のユーザが購入を
行った元の販売店とは必ずしも同一ではないため、所有
者側は当該元の販売店がいずれの販売店かについて知る
ことができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】複製された電子書籍を
一部閲覧した他のユーザの購入行動は、元の販売店にお
ける販売に基づくものであり、元の販売店からの紹介に
基づく購入行動と考えることもできる。したがって、所
有者側は当該元の販売店へ紹介に見合った報酬を支払う
ことにより、複数の販売店全体に対するさらなる販売促
進を望むことが可能となる。しかし、上述のように所有
者側は当該元の販売店がいずれの販売店かについて知る
ことができないため、紹介に見合った報酬を支払うこと
による複数の販売店全体に対する販売促進を行うことが
できないという問題があった。
【0005】上述のように、従来からユーザの購入履歴
に基づく宣伝活動を行っていたが、ユーザの数は極めて
多いため、電子書籍の販売店側または所有者側は当該電
子書籍に対する詳細なユーザ情報を得ることができなか
った。この結果、電子書籍の販売店側または所有者側が
同一の電子書籍を閲覧したユーザ相互のコミュニケーシ
ョンを支援することは極めて困難であるという問題があ
った。さらに、ユーザの当該電子書籍に対する愛着感を
刺激するような細やかで効果的な宣伝活動を行うことが
できないという問題があった。
【0006】電子書籍は正規に購入したユーザのユーザ
端末以外では閲覧することができないか、または一部し
か閲覧することができなかった。このため、電子書籍を
正規に購入したユーザが、当該電子書籍を正規に購入し
ていない他のユーザに対して当該電子書籍のすべての内
容を閲覧させることを希望する場合であっても、他のユ
ーザは当該電子書籍のすべての内容を閲覧することがで
きないという問題があった。
【0007】電子書籍のインターネット等のネットワー
クを介した販売を行う場合、電子書籍の記憶、管理、ダ
ウンロードおよび代金の決済等を行うディジタル・コン
テンツ販売のための複雑なシステムが必要である。しか
し、このようなシステムは維持および管理が複雑であり
運営コストも相当程度要するため、例えば個人Webサ
イト等で電子書籍の販売を行うことは困難であるという
問題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記問題を解決
するためになされたものであり、複製された電子書籍等
のディジタル・コンテンツを一部閲覧または利用した他
のユーザが当該ディジタル・コンテンツを購入した場合
であっても、複製元のディジタル・コンテンツを販売し
た販売店へ紹介に見合った報酬を支払うことができ、複
数の販売店全体に対する販売促進を行うことができるデ
ィジタル・コンテンツ利用システムおよび方法等を提供
することにある。
【0009】本発明の第2の目的は、ディジタル・コン
テンツの販売店側または所有者側が同一のディジタル・
コンテンツを利用したユーザ相互のコミュニケーション
を容易に支援することができ、さらに、ユーザの当該デ
ィジタル・コンテンツに対する愛着感を刺激するような
細やかで効果的な宣伝活動を行うことができるディジタ
ル・コンテンツ利用システムおよび方法等を提供するこ
とにある。
【0010】本発明の第3の目的は、正規にディジタル
・コンテンツを購入したユーザが、当該電子ディジタル
・コンテンツを正規に購入していない他のユーザに対し
て当該ディジタル・コンテンツをすべて閲覧させること
を希望する場合に、他のユーザに当該ディジタル・コン
テンツをすべて閲覧させることができるディジタル・コ
ンテンツ利用システムおよび方法等を提供することにあ
る。
【0011】本発明の第4の目的は、電子書籍のインタ
ーネット等のネットワークを介した販売を行う場合、個
人のWebサイト等でもディジタル・コンテンツの販売
を簡易に行うことができるディジタル・コンテンツ利用
システムおよび方法等を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明のディジタル・
コンテンツ利用システムは、ディジタル・コンテンツを
配信するサーバと、該サーバとネットワークを介して接
続されたユーザ端末とを有するディジタル・コンテンツ
利用システムであって、前記サーバは、ディジタル・コ
ンテンツを記録したディジタル・コンテンツ記録部と接
続され、前記ユーザ端末は配信されたディジタル・コン
テンツの利用を行う利用部を有するものであり、前記サ
ーバは、ディジタル・コンテンツを識別するディジタル
・コンテンツ識別子を生成し、ディジタル・コンテンツ
の識別名毎に該ディジタル・コンテンツ識別子をディジ
タル・コンテンツ識別子記録部に記録するディジタル・
コンテンツ識別子生成手段と、ディジタル・コンテンツ
の販売店を識別する販売店識別子を生成し、該販売店の
識別名毎に該販売店識別子を販売店識別子記録部に記録
し、該販売店識別子毎に該ディジタル・コンテンツのデ
ィジタル・コンテンツ識別子と初期設定された販売数と
を販売店情報記録部に記録する手段と、前記利用部から
送信されたディジタル・コンテンツの識別名に基づい
て、ディジタル・コンテンツ識別子を前記ディジタル・
コンテンツ識別子記録部から取得し、前記利用部から送
信された該ディジタル・コンテンツの販売店の識別名に
基づいて、販売店識別子を前記販売店識別子記録部から
取得する識別子取得手段と、前記利用部から送信された
該利用部を識別する利用部識別子および前記識別子取得
手段により取得されたディジタル・コンテンツ識別子に
基づいて該ディジタル・コンテンツの所定の部分を除い
て暗号を生成する暗号化手段と、前記暗号化手段による
暗号化に先立ちまたは暗号化の後に、前記利用部から送
信された該利用部を識別する利用部識別子、前記識別子
取得手段により取得されたディジタル・コンテンツ識別
子および販売店識別子のディジタル・コンテンツへの埋
込みを行う識別子埋め込み手段と、前記暗号化手段によ
る暗号化と前記識別子埋め込み手段による識別子の埋め
込みとが行われたディジタル・コンテンツを前記利用部
へ配信する配信手段と、前記利用部からディジタル・コ
ンテンツの購入申込み情報と該ディジタル・コンテンツ
とを少なくとも含む情報を受信した場合、該ディジタル
・コンテンツに埋め込まれた販売店識別子を取出し、前
記利用部からディジタル・コンテンツの購入申込み情報
とディジタル・コンテンツの識別名と販売店の識別名と
を少なくとも含む情報を受信した場合、該販売店の識別
名に基づいて販売店識別子を前記販売店識別子記録部か
ら取得し、販売店情報記録部に記録された該販売店識別
子毎の該ディジタル・コンテンツの販売数を更新し、前
記暗号化手段による暗号化の復号化に用いる鍵を含む鍵
情報を該利用部へ送信する購入処理手段とを備え、前記
利用部は、ユーザ端末の識別子に基づいて利用部識別子
を生成する利用部識別子生成手段と、ディジタル・コン
テンツの識別名、該ディジタル・コンテンツの販売店の
識別名および前記利用部識別子生成手段により生成され
た利用部識別子を含む要求情報を前記サーバへ送信する
ディジタル・コンテンツ要求手段と、前記サーバとネッ
トワークを介して接続され、利用部を有する他のユーザ
端末側から得たディジタル・コンテンツまたは前記サー
バの配信手段により配信されたディジタル・コンテンツ
の中で暗号化が除かれた所定の部分を該ディジタル・コ
ンテンツの形態に応じて利用する試行利用手段と、前記
試行利用手段で利用されたディジタル・コンテンツの購
入申込み情報と該ディジタル・コンテンツとを少なくと
も含む情報、または該ディジタル・コンテンツの購入申
込み情報と該ディジタル・コンテンツの識別名と販売店
の識別名とを少なくとも含む情報を前記サーバへ送信す
る手段と、前記サーバの配信手段により配信されたディ
ジタル・コンテンツ中で暗号化された部分の復号化を、
前記購入処理手段により送信された鍵情報に基づいて行
う復号化手段と、前記復号化手段による復号化に先立ち
または復号化の後に、ディジタル・コンテンツに埋め込
まれたディジタル・コンテンツ識別子および利用部識別
子の取出しを行う識別子取出し手段と、前記識別子取出
し手段により取り出された利用部識別子と前記利用部識
別子生成手段により生成された利用部識別子とが同一で
ある場合、ディジタル・コンテンツの利用を認証する認
証手段と、前記認証手段により利用が認証されたディジ
タル・コンテンツを該ディジタル・コンテンツの形態に
応じて利用する形態利用手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】ここで、この発明のディジタル・コンテン
ツ利用システムにおいて、前記利用部は、前記サーバの
前記購入処理手段により送信された鍵情報の内容を含む
所定のメッセージ入力フォームを表示する入力フォーム
表示手段と、前記入力フォーム表示手段により表示され
た所定のメッセージ入力フォームからメッセージを入力
するメッセージ入力手段と、前記形態利用手段により利
用されたディジタル・コンテンツに埋め込まれた利用部
識別子、ディジタル・コンテンツ識別子および販売店識
別子と、前記メッセージ入力手段により入力されたメッ
セージとを含む利用情報を前記サーバへ送信する利用情
報送信手段と、前記サーバに記録された所定の情報を閲
覧および/または編集する手段とをさらに備え、前記サ
ーバは、前記利用情報送信手段により送信された利用情
報に基づいて、メッセージを分類した集計情報を作成す
る集計情報作成手段と、前記集計情報作成手段により作
成された集計情報を利用部から閲覧可能に記録する手段
とを備えることができる。
【0014】ここで、この発明のディジタル・コンテン
ツ利用システムにおいて、前記サーバのディジタル・コ
ンテンツ識別子生成手段は、ディジタル・コンテンツを
識別するディジタル・コンテンツ識別子の生成と共に、
該ディジタル・コンテンツの購入順位の初期設定を行っ
て、ディジタル・コンテンツの識別名毎に該ディジタル
・コンテンツ識別子と該購入順位とをディジタル・コン
テンツ識別子記録部に記録するものであり、前記サーバ
の購入処理手段は、前記利用部からディジタル・コンテ
ンツとその購入申込み情報とを受信した場合、販売店情
報記録部に記録された販売店識別子毎の該ディジタル・
コンテンツの販売数の更新と共に、ディジタル・コンテ
ンツ識別子記録部に記録された購入順位を更新し、前記
暗号化手段による暗号化の復号化に用いる鍵と共に、前
記ディジタル・コンテンツ識別子記録部の更新された購
入順位および購入申込みが行われた日付を含む鍵情報を
該利用部へ送信するものであり、前記利用部は、前記購
入処理手段により送信された鍵情報に含まれるディジタ
ル・コンテンツの購入順位および購入申込みが行われた
日付と、前記形態利用手段により利用されたディジタル
・コンテンツの利用終了日付とを含む履歴情報を該ディ
ジタル・コンテンツに埋め込む履歴情報埋め込み手段を
さらに備え、前記利用情報送信部がサーバへ送信する利
用情報は、前記履歴情報をさらに含むことができる。
【0015】ここで、この発明のディジタル・コンテン
ツ利用システムにおいて、前記認証手段は、前記識別子
取出し手段により取り出された利用部識別子と前記利用
部識別子生成手段により生成された利用部識別子とが同
一である場合、ディジタル・コンテンツの利用を認証
し、該ディジタル・コンテンツを他のユーザ端末で利用
する許可を示す許可情報を該ディジタル・コンテンツに
埋め込むものであり、前記形態利用手段は、前記認証手
段により利用が認証されなかったディジタル・コンテン
ツに、他のユーザ端末の利用部により許可情報が埋め込
まれていた場合、所定の期間、該ディジタル・コンテン
ツを該ディジタル・コンテンツの形態に応じて利用する
ことができる。
【0016】ここで、この発明のディジタル・コンテン
ツ利用システムにおいて、ネットワークを介して前記ユ
ーザ端末および前記サーバに接続された販売店側サーバ
をさらに備え、前記販売店側サーバは、ディジタル・コ
ンテンツの識別名を表示する識別名表示手段と、前記ユ
ーザ端末の利用部からディジタル・コンテンツの識別名
および利用部識別子を含む情報を受信し、該情報に該販
売店の識別名を付加した情報を該利用部からの要求情報
として切り替えて前記サーバへ送信する切替送信手段と
を備え、前記利用部のディジタル・コンテンツ要求手段
は、前記販売店側サーバの識別名表示手段により表示さ
れたディジタル・コンテンツの識別名を選択し、該選択
したディジタル・コンテンツの識別名および前記利用部
識別子生成手段により生成された利用部識別子を含む情
報を前記販売店側サーバへ送信するものであり、前記サ
ーバの識別子取得手段は、前記販売店側サーバの切替送
信手段により送信された要求情報に含まれるディジタル
・コンテンツの識別名に基づいて、ディジタル・コンテ
ンツ識別子を前記ディジタル・コンテンツ識別子記録部
から取得し、該要求情報に含まれる該ディジタル・コン
テンツの販売店の識別名に基づいて、販売店識別子を前
記販売店識別子記録部から取得し、前記サーバの暗号化
手段は、前記販売店側サーバの切替送信手段により送信
された要求情報に含まれる利用部識別子および前記識別
子取得手段により取得されたディジタル・コンテンツ識
別子に基づく該ディジタル・コンテンツの所定の部分を
除く暗号化を行い、前記サーバの識別子埋め込み手段
は、前記暗号化手段による暗号化に先立ちまたは暗号化
の後に、前記販売店側サーバの切替送信手段により送信
された要求情報に含まれる利用部識別子、前記識別子取
得手段により取得されたディジタル・コンテンツ識別子
および販売店識別子のディジタル・コンテンツへの埋込
みを行うことができる。
【0017】ここで、この発明のディジタル・コンテン
ツ利用システムにおいて、前記サーバは、前記利用部か
ら前記利用情報および/または前記履歴情報を受信した
場合、該利用情報および/または該履歴情報を含む読了
者情報を前記販売店側サーバへ送信する手段と、前記販
売店側サーバから所定の読了者向け情報を受信した場
合、該所定の読了者向け情報を前記利用部へ転送する手
段とをさらに備え、前記販売店側サーバは、前記サーバ
から送信された読了者情報に基づき、所定の読了者向け
情報を該サーバへ送信する手段をさらに備えることがで
きる。
【0018】ここで、この発明のディジタル・コンテン
ツ利用システムにおいて、前記サーバは、前記利用部お
よび/または該利用部をユーザ端末にインストールする
インストーラを、ユーザ端末から取得可能な状態に置く
ことができる。
【0019】この発明のサーバは、配信されたディジタ
ル・コンテンツの利用を行う利用部を有するユーザ端末
とネットワークを介して接続され、該ユーザ端末へディ
ジタル・コンテンツを配信するサーバであって、該サー
バは、ディジタル・コンテンツを記録したディジタル・
コンテンツ記録部と接続されており、ディジタル・コン
テンツを識別するディジタル・コンテンツ識別子を生成
し、ディジタル・コンテンツの識別名毎に該ディジタル
・コンテンツ識別子をディジタル・コンテンツ識別子記
録部に記録するディジタル・コンテンツ識別子生成手段
と、ディジタル・コンテンツの販売店を識別する販売店
識別子を生成し、該販売店の識別名毎に該販売店識別子
を販売店識別子記録部に記録し、該販売店識別子毎に該
ディジタル・コンテンツのディジタル・コンテンツ識別
子と初期設定された販売数とを販売店情報記録部に記録
する手段と、前記利用部から送信されたディジタル・コ
ンテンツの識別名に基づいて、ディジタル・コンテンツ
識別子を前記ディジタル・コンテンツ識別子記録部から
取得し、前記利用部から送信された該ディジタル・コン
テンツの販売店の識別名に基づいて、販売店識別子を前
記販売店識別子記録部から取得する識別子取得手段と、
前記利用部から送信された該利用部を識別する利用部識
別子および前記識別子取得手段により取得されたディジ
タル・コンテンツ識別子に基づいて該ディジタル・コン
テンツの所定の部分を除いて暗号を生成する暗号化手段
と、前記暗号化手段による暗号化に先立ちまたは暗号化
の後に、前記利用部から送信された該利用部を識別する
利用部識別子、前記識別子取得手段により取得されたデ
ィジタル・コンテンツ識別子および販売店識別子のディ
ジタル・コンテンツへの埋込みを行う識別子埋め込み手
段と、前記暗号化手段による暗号化と前記識別子埋め込
み手段による識別子の埋め込みとが行われたディジタル
・コンテンツを前記利用部へ配信する配信手段と、前記
利用部からディジタル・コンテンツの購入申込み情報と
該ディジタル・コンテンツとを少なくとも含む情報を受
信した場合、該ディジタル・コンテンツに埋め込まれた
販売店識別子を取出し、前記利用部からディジタル・コ
ンテンツの購入申込み情報とディジタル・コンテンツの
識別名と販売店の識別名とを少なくとも含む情報を受信
した場合、該販売店の識別名に基づいて販売店識別子を
前記販売店識別子記録部から取得し、販売店情報記録部
に記録された該販売店識別子毎の該ディジタル・コンテ
ンツの販売数を更新し、前記暗号化手段による暗号化の
復号化に用いる鍵を含む鍵情報を該利用部へ送信する購
入処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】ここで、この発明のサーバにおいて、前記
利用部から送信された利用部識別子、ディジタル・コン
テンツ識別子、販売店識別子および所定のメッセージを
含む利用情報に基づいて、メッセージを分類した集計情
報を作成する集計情報作成手段と、前記集計情報作成手
段により作成された集計情報を利用部から閲覧可能に記
録する手段とを備えることができる。
【0021】ここで、この発明のサーバにおいて、前記
ディジタル・コンテンツ識別子生成手段は、ディジタル
・コンテンツを識別するディジタル・コンテンツ識別子
の生成と共に、該ディジタル・コンテンツの購入順位の
初期設定を行って、ディジタル・コンテンツの識別名毎
に該ディジタル・コンテンツ識別子と該購入順位とをデ
ィジタル・コンテンツ識別子記録部に記録するものであ
り、前記購入処理手段は、前記利用部からディジタル・
コンテンツとその購入申込み情報とを受信した場合、販
売店情報記録部に記録された販売店識別子毎の該ディジ
タル・コンテンツの販売数の更新と共に、ディジタル・
コンテンツ識別子記録部に記録された購入順位を更新
し、前記暗号化手段による暗号化の復号化に用いる鍵と
共に、前記ディジタル・コンテンツ識別子記録部の更新
された購入順位および購入申込みが行われた日付を含む
鍵情報を該利用部へ送信することができる。
【0022】ここで、この発明のサーバにおいて、前記
識別子取得手段は、ディジタル・コンテンツの販売店側
サーバを介して前記ユーザ端末の利用部から切り替えて
送信されたディジタル・コンテンツの識別名、販売店の
識別名および利用部識別子とを含む要求情報に含まれる
ディジタル・コンテンツの識別名に基づいて、ディジタ
ル・コンテンツ識別子を前記ディジタル・コンテンツ識
別子記録部から取得し、該要求情報に含まれる該ディジ
タル・コンテンツの販売店の識別名に基づいて、販売店
識別子を前記販売店識別子記録部から取得し、前記暗号
化手段は、前記販売店側サーバを介して前記ユーザ端末
の利用部から切り替えて送信された前記要求情報に含ま
れる利用部識別子および前記識別子取得手段により取得
されたディジタル・コンテンツ識別子に基づく該ディジ
タル・コンテンツの所定の部分を除く暗号化を行い、前
記識別子埋め込み手段は、前記暗号化手段による暗号化
に先立ちまたは暗号化の後に、前記販売店側サーバを介
して前記ユーザ端末の利用部から切り替えて送信された
前記要求情報に含まれる利用部識別子、前記識別子取得
手段により取得されたディジタル・コンテンツ識別子お
よび販売店識別子のディジタル・コンテンツへの埋込み
を行うことができる。
【0023】ここで、この発明のサーバにおいて、前記
利用部から前記利用情報および/または前記履歴情報を
受信した場合、該利用情報および/または該履歴情報を
含む読了者情報を前記販売店側サーバへ送信する手段
と、前記販売店側サーバから所定の読了者向け情報を受
信した場合、該所定の読了者向け情報を前記利用部へ転
送する手段とをさらに備えることができる。
【0024】ここで、この発明のサーバにおいて、前記
利用部および/または該利用部をユーザ端末にインスト
ールするインストーラを、ユーザ端末から取得可能な状
態に置くことができる。
【0025】この発明のユーザ端末は、ディジタル・コ
ンテンツを配信するサーバとネットワークを介して接続
されたユーザ端末であって、該ユーザ端末は配信された
ディジタル・コンテンツの利用を行う利用部を有するも
のであり、該利用部は、ユーザ端末の識別子に基づいて
利用部識別子を生成する利用部識別子生成手段と、ディ
ジタル・コンテンツの識別名、該ディジタル・コンテン
ツの販売店の識別名および前記利用部識別子生成手段に
より生成された利用部識別子を含む要求情報を前記サー
バへ送信するディジタル・コンテンツ要求手段と、前記
サーバとネットワークを介して接続され、利用部を有す
る他のユーザ端末側から得たディジタル・コンテンツま
たは前記サーバの配信手段により配信されたディジタル
・コンテンツの中で暗号化が除かれた所定の部分を該デ
ィジタル・コンテンツの形態に応じて利用する試行利用
手段と、前記試行利用手段で利用されたディジタル・コ
ンテンツの購入申込み情報と該ディジタル・コンテンツ
とを少なくとも含む情報、または該ディジタル・コンテ
ンツの購入申込み情報と該ディジタル・コンテンツの識
別名と販売店の識別名とを少なくとも含む情報を前記サ
ーバへ送信する手段と、前記サーバから配信されたディ
ジタル・コンテンツ中で暗号化された部分の復号化を、
前記サーバから送信された復号化に用いる鍵を含む鍵情
報に基づいて行う復号化手段と、前記復号化手段による
復号化に先立ちまたは復号化の後に、ディジタル・コン
テンツに埋め込まれたディジタル・コンテンツ識別子お
よび利用部識別子の取出しを行う識別子取出し手段と、
前記識別子取出し手段により取り出された利用部識別子
と前記利用部識別子生成手段により生成された利用部識
別子とが同一である場合、ディジタル・コンテンツの利
用を認証する認証手段と、前記認証手段により利用が認
証されたディジタル・コンテンツを該ディジタル・コン
テンツの形態に応じて利用する形態利用手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0026】ここで、この発明のユーザ端末において、
前記利用部は、前記サーバから送信された復号化に用い
る鍵を有する鍵情報の内容を含む所定のメッセージ入力
フォームを表示する入力フォーム表示手段と、前記入力
フォーム表示手段により表示された所定のメッセージ入
力フォームからメッセージを入力するメッセージ入力手
段と、前記形態利用手段により利用されたディジタル・
コンテンツに埋め込まれた利用部識別子、ディジタル・
コンテンツ識別子および販売店識別子と、前記メッセー
ジ入力手段により入力されたメッセージとを含む利用情
報を前記サーバへ送信する利用情報送信手段と、前記サ
ーバに記録された所定の情報を閲覧および/または編集
する手段とをさらに備えることができる。
【0027】ここで、この発明のユーザ端末において、
前記利用部から前記サーバへディジタル・コンテンツの
購入申込み情報を送信した場合、該サーバから送信され
た、該ディジタル・コンテンツの購入順位および購入申
込みが行われた日付と、前記形態利用手段により利用さ
れたディジタル・コンテンツの利用終了日付とを含む履
歴情報を該ディジタル・コンテンツに埋め込む履歴情報
埋め込み手段をさらに備えることができる。
【0028】ここで、この発明のユーザ端末において、
前記認証手段は、前記識別子取出し手段により取り出さ
れた利用部識別子と前記利用部識別子生成手段により生
成された利用部識別子とが同一である場合、ディジタル
・コンテンツの利用を認証し、該ディジタル・コンテン
ツを他のユーザ端末で利用する許可を示す許可情報を該
ディジタル・コンテンツに埋め込むものであり、前記形
態利用手段は、前記認証手段により利用が認証されなか
ったディジタル・コンテンツに、他のユーザ端末の利用
部により許可情報が埋め込まれていた場合、所定の期
間、該ディジタル・コンテンツを該ディジタル・コンテ
ンツの形態に応じて利用することができる。
【0029】ここで、この発明のユーザ端末において、
前記ディジタル・コンテンツ要求手段は、ディジタル・
コンテンツの販売店側サーバに閲覧可能に表示されたデ
ィジタル・コンテンツの識別名を選択し、該選択したデ
ィジタル・コンテンツの識別名および前記利用部識別子
生成手段により生成された利用部識別子を含む情報を前
記販売店側サーバへ送信することができる。
【0030】この発明の販売店側サーバは、ディジタル
・コンテンツを配信するサーバと、配信されたディジタ
ル・コンテンツの利用を行う利用部を有するユーザ端末
とネットワークを介して接続されたディジタル・コンテ
ンツの販売店側サーバであって、前記サーバ側から販売
の認定を受けたディジタル・コンテンツの識別名を表示
する識別名表示手段と、前記識別名表示手段により表示
されたディジタル・コンテンツの識別名であって、かつ
前記利用部により選択されたディジタル・コンテンツの
識別名と、該利用部により生成された該利用部を識別す
る利用部識別子とを含む情報を該利用部から受信し、該
情報に該販売店の識別名を付加した情報を該利用部から
の要求情報として切り替えて前記サーバへ送信する切替
送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0031】この発明のディジタル・コンテンツ利用方
法は、ディジタル・コンテンツを配信するサーバと、該
サーバとネットワークを介して接続されたユーザ端末と
を用いるディジタル・コンテンツ利用方法であって、前
記サーバは、ディジタル・コンテンツを記録したディジ
タル・コンテンツ記録部と接続され、前記ユーザ端末は
配信されたディジタル・コンテンツの利用を行う利用部
を有するものであり、ディジタル・コンテンツ利用方法
は、ディジタル・コンテンツを識別するディジタル・コ
ンテンツ識別子を生成し、ディジタル・コンテンツの識
別名毎に該ディジタル・コンテンツ識別子を前記サーバ
側のディジタル・コンテンツ識別子記録部に記録するデ
ィジタル・コンテンツ識別子生成ステップと、ディジタ
ル・コンテンツの販売店を識別する販売店識別子を生成
し、該販売店の識別名毎に該販売店識別子を前記サーバ
側の販売店識別子記録部に記録し、該販売店識別子毎に
該ディジタル・コンテンツのディジタル・コンテンツ識
別子と初期設定された販売数とを販売店情報記録部に記
録するステップと、ユーザ端末の識別子に基づいて前記
利用部を識別する利用部識別子を生成する利用部識別子
生成ステップと、ディジタル・コンテンツの識別名、該
ディジタル・コンテンツの販売店の識別名および前記利
用部識別子生成ステップで生成された利用部識別子を含
む要求情報を前記利用部から前記サーバへ送信するディ
ジタル・コンテンツ要求ステップと、前記ディジタル・
コンテンツ要求ステップで前記サーバへ送信されたディ
ジタル・コンテンツの識別名に基づいて、ディジタル・
コンテンツ識別子を前記ディジタル・コンテンツ識別子
記録部から取得し、前記ディジタル・コンテンツ要求ス
テップで前記サーバへ送信された該ディジタル・コンテ
ンツの販売店の識別名に基づいて、販売店識別子を前記
販売店識別子記録部から取得する識別子取得ステップ
と、前記ディジタル・コンテンツ要求ステップで前記サ
ーバへ送信された利用部識別子と前記識別子取得ステッ
プで取得されたディジタル・コンテンツ識別子とに基づ
いて、ディジタル・コンテンツの所定の部分を除いて暗
号を生成する暗号化ステップと、前記暗号化ステップに
よる暗号化に先立ちまたは暗号化の後に、前記利用部か
ら送信された該利用部を識別する利用部識別子、前記識
別子取得ステップで取得されたディジタル・コンテンツ
識別子および販売店識別子のディジタル・コンテンツへ
の埋込みを行う識別子埋め込みステップと、前記暗号化
ステップによる暗号化と前記識別子埋め込みステップに
よる識別子の埋め込みとが行われたディジタル・コンテ
ンツを前記サーバから前記利用部へ配信する配信ステッ
プと、前記配信ステップで前記利用部へ配信されたディ
ジタル・コンテンツの中で暗号化が除かれた所定の部分
を該ディジタル・コンテンツの形態に応じて利用する試
行利用ステップと、前記試行利用ステップで利用された
ディジタル・コンテンツの購入申込み情報と該ディジタ
ル・コンテンツとを少なくとも含む情報、または該ディ
ジタル・コンテンツの購入申込み情報と該ディジタル・
コンテンツの識別名と販売店の識別名とを少なくとも含
む情報を前記サーバへ送信するステップと、前記サーバ
が前記利用部からディジタル・コンテンツの購入申込み
情報と該ディジタル・コンテンツとを少なくとも含む情
報を受信した場合、該ディジタル・コンテンツに埋め込
まれた販売店識別子を取出し、前記サーバが前記利用部
からディジタル・コンテンツの購入申込み情報とディジ
タル・コンテンツの識別名と販売店の識別名とを少なく
とも含む情報を受信した場合、該販売店の識別名に基づ
いて販売店識別子を前記販売店識別子記録部から取得
し、販売店情報記録部に記録された該販売店識別子毎の
該ディジタル・コンテンツの販売数を更新し、前記暗号
化ステップによる暗号化の復号化に用いる鍵を含む鍵情
報を該利用部へ送信する購入処理ステップと、前記配信
ステップで前記利用部へ配信されたディジタル・コンテ
ンツ中で暗号化された部分の復号化を、前記購入処理ス
テップで送信された鍵情報に基づいて行う復号化ステッ
プと、前記復号化ステップによる復号化に先立ちまたは
復号化の後に、ディジタル・コンテンツに埋め込まれた
ディジタル・コンテンツ識別子および利用部識別子の取
出しを行う識別子取出しステップと、前記識別子取出し
ステップで取り出された利用部識別子と前記利用部識別
子生成ステップで生成された利用部識別子とが同一であ
る場合、ディジタル・コンテンツの利用を認証する認証
ステップと、前記認証ステップで利用が認証されたディ
ジタル・コンテンツを該ディジタル・コンテンツの形態
に応じて利用する形態利用ステップとを備えたことを特
徴とする。
【0032】ここで、この発明のディジタル・コンテン
ツ利用方法において、利用部を有する他のユーザ端末が
ネットワークを介して前記サーバと接続されており、前
記他のユーザ端末の識別子に基づいて該他のユーザ端末
の利用部を識別する利用部識別子を生成する他のユーザ
端末における利用部識別子生成ステップと、前記他のユ
ーザ端末の利用部が、前記ユーザ端末側から得たディジ
タル・コンテンツの中で暗号化が除かれた所定の部分を
該ディジタル・コンテンツの形態に応じて利用する他の
ユーザ端末における試行利用ステップと、前記他のユー
ザ端末における試行利用ステップで利用されたディジタ
ル・コンテンツの購入申込み情報と該ディジタル・コン
テンツとを少なくとも含む情報、または該ディジタル・
コンテンツの購入申込み情報と該ディジタル・コンテン
ツの識別名と販売店の識別名とを少なくとも含む情報を
該他のユーザ端末の利用部から前記サーバへ送信するス
テップと、前記サーバが前記他のユーザ端末の利用部か
らディジタル・コンテンツの購入申込み情報と該ディジ
タル・コンテンツとを少なくとも含む情報を受信した場
合、該ディジタル・コンテンツに埋め込まれた販売店識
別子を取出し、前記サーバが前記利用部からディジタル
・コンテンツの購入申込み情報とディジタル・コンテン
ツの識別名と販売店の識別名とを少なくとも含む情報を
受信した場合、該販売店の識別名に基づいて販売店識別
子を前記販売店識別子記録部から取得し、販売店情報記
録部に記録された該販売店識別子毎の該ディジタル・コ
ンテンツの販売数を更新し、前記暗号化ステップによる
暗号化の復号化に用いる鍵を含む鍵情報を前記サーバか
ら該他のユーザ端末の利用部へ送信する該他のユーザ端
末に対する購入処理ステップと、前記他のユーザ端末に
おける試行利用ステップで利用されたディジタル・コン
テンツ中で暗号化された部分の復号化を、前記他のユー
ザ端末に対する購入処理ステップで送信された鍵情報に
基づいて行う他のユーザ端末における復号化ステップ
と、前記他のユーザ端末における復号化ステップによる
復号化に先立ちまたは復号化の後に、ディジタル・コン
テンツに埋め込まれたディジタル・コンテンツ識別子お
よび利用部識別子の取出しを行う他のユーザ端末におけ
る識別子取出しステップと、前記他のユーザ端末におけ
る識別子取出しステップで取り出された利用部識別子と
前記他のユーザ端末における利用部識別子生成ステップ
で生成された利用部識別子とが同一である場合、ディジ
タル・コンテンツの利用を認証する他のユーザ端末にお
ける認証ステップと、前記他のユーザ端末における認証
ステップで利用が認証されたディジタル・コンテンツを
該ディジタル・コンテンツの形態に応じて利用する他の
ユーザ端末における形態利用ステップとを備えたことを
特徴とする。
【0033】ここで、この発明のディジタル・コンテン
ツ利用方法において、前記利用部が、前記購入処理ステ
ップで前記サーバから送信された鍵情報の内容を含む所
定のメッセージ入力フォームを表示する入力フォーム表
示ステップと、前記入力フォーム表示ステップで表示さ
れた所定のメッセージ入力フォームからメッセージを入
力するメッセージ入力ステップと、前記形態利用ステッ
プで利用されたディジタル・コンテンツに埋め込まれた
利用部識別子、ディジタル・コンテンツ識別子および販
売店識別子と、前記メッセージ入力ステップで入力され
たメッセージとを含む利用情報を前記利用部から前記サ
ーバへ送信する利用情報送信ステップと、前記利用情報
送信ステップで前記サーバへ送信された利用情報に基づ
いて、メッセージを分類した集計情報を作成する集計情
報作成ステップと、前記集計情報作成ステップで作成さ
れた集計情報を利用部から閲覧可能に記録するステップ
と、前記サーバに記録された所定の情報を前記利用部が
閲覧および/または編集するステップとを備えることが
できる。
【0034】ここで、この発明のディジタル・コンテン
ツ利用方法において、前記ディジタル・コンテンツ識別
子生成ステップは、ディジタル・コンテンツを識別する
ディジタル・コンテンツ識別子の生成と共に、該ディジ
タル・コンテンツの購入順位の初期設定を行って、ディ
ジタル・コンテンツの識別名毎に該ディジタル・コンテ
ンツ識別子と該購入順位とをディジタル・コンテンツ識
別子記録部に記録するものであり、前記購入処理ステッ
プは、前記利用部からディジタル・コンテンツとその購
入申込み情報とを受信した場合、販売店情報記録部に記
録された販売店識別子毎の該ディジタル・コンテンツの
販売数の更新と共に、ディジタル・コンテンツ識別子記
録部に記録された購入順位を更新し、前記暗号化ステッ
プによる暗号化の復号化に用いる鍵と共に、前記ディジ
タル・コンテンツ識別子記録部の更新された購入順位お
よび購入申込みが行われた日付を含む鍵情報を該利用部
へ送信するものであり、前記購入処理ステップで前記サ
ーバから送信された鍵情報に含まれるディジタル・コン
テンツの購入順位および購入申込みが行われた日付と、
前記形態利用ステップで利用されたディジタル・コンテ
ンツの利用終了日付とを含む履歴情報を該ディジタル・
コンテンツに埋め込む履歴情報埋め込みステップをさら
に備え、前記利用情報送信ステップでサーバへ送信する
利用情報は、前記履歴情報埋め込みステップにおける履
歴情報をさらに含むことができる。
【0035】ここで、この発明のディジタル・コンテン
ツ利用方法において、前記認証ステップは、前記識別子
取出しステップで取り出された利用部識別子と前記利用
部識別子生成ステップで生成された利用部識別子とが同
一である場合、ディジタル・コンテンツの利用を認証
し、該ディジタル・コンテンツを他のユーザ端末で利用
する許可を示す許可情報を該ディジタル・コンテンツに
埋め込むものであり、前記形態利用ステップは、前記認
証ステップで利用が認証されなかったディジタル・コン
テンツに、他のユーザ端末の利用部により許可情報が埋
め込まれていた場合、所定の期間、該ディジタル・コン
テンツを該ディジタル・コンテンツの形態に応じて利用
することができる。
【0036】ここで、この発明のディジタル・コンテン
ツ利用方法において、ネットワークを介して前記ユーザ
端末および前記サーバに接続された販売店側サーバでデ
ィジタル・コンテンツの識別名を表示する識別名表示ス
テップと、前記ユーザ端末の利用部からディジタル・コ
ンテンツの識別名および利用部識別子を含む情報を前記
販売店側サーバで受信し、該情報に該販売店の識別名を
付加した情報を該利用部からの要求情報として切り替え
て前記販売店側サーバから前記サーバへ送信する切替送
信ステップとをさらに備え、前記ディジタル・コンテン
ツ要求ステップは、前記識別名表示ステップで表示され
たディジタル・コンテンツの識別名を選択し、該選択し
たディジタル・コンテンツの識別名および前記利用部識
別子生成ステップで生成された利用部識別子を含む情報
を前記利用部から前記販売店側サーバへ送信するもので
あり、前記識別子取得ステップは、前記切替送信ステッ
プで前記サーバへ送信された要求情報に含まれるディジ
タル・コンテンツの識別名に基づいて、ディジタル・コ
ンテンツ識別子を前記ディジタル・コンテンツ識別子記
録部から取得し、該要求情報に含まれる該ディジタル・
コンテンツの販売店の識別名に基づいて、販売店識別子
を前記販売店識別子記録部から取得し、前記暗号化ステ
ップは、前記切替送信ステップで前記サーバへ送信され
た要求情報に含まれる利用部識別子および前記識別子取
得ステップで取得されたディジタル・コンテンツ識別子
に基づく該ディジタル・コンテンツの所定の部分を除く
暗号化を行い、前記識別子埋め込みステップは、前記暗
号化ステップによる暗号化に先立ちまたは暗号化の後
に、前記切替送信ステップで送信された要求情報に含ま
れる利用部識別子、前記識別子取得ステップで取得され
たディジタル・コンテンツ識別子および販売店識別子の
ディジタル・コンテンツへの埋込みを行うことができ
る。
【0037】ここで、この発明のディジタル・コンテン
ツ利用方法において、前記サーバが前記利用部から受信
した前記利用情報および/または前記履歴情報を含む読
了者情報を前記販売店側サーバへ送信するステップと、
前記販売店側サーバが前記サーバから送信された読了者
情報に基づき、所定の読了者向け情報を該サーバへ送信
するステップと、前記販売店側サーバから受信した所定
の読了者向け情報を前記利用部へ転送するステップとを
さらに備えることができる。
【0038】この発明のプログラムは、サーバ・コンピ
ュータからネットワークを介して接続されたユーザ端末
へディジタル・コンテンツを配信するプログラムであっ
て、該サーバはディジタル・コンテンツを記録したディ
ジタル・コンテンツ記録部と接続され、該ユーザ端末は
配信されたディジタル・コンテンツの利用を行う利用部
を有するものであり、該サーバ・コンピュータを、ディ
ジタル・コンテンツを識別するディジタル・コンテンツ
識別子を生成し、ディジタル・コンテンツの識別名毎に
該ディジタル・コンテンツ識別子をディジタル・コンテ
ンツ識別子記録部に記録するディジタル・コンテンツ識
別子生成手段、ディジタル・コンテンツの販売店を識別
する販売店識別子を生成し、該販売店の識別名毎に該販
売店識別子を販売店識別子記録部に記録し、該販売店識
別子毎に該ディジタル・コンテンツのディジタル・コン
テンツ識別子と初期設定された販売数とを販売店情報記
録部に記録する手段、前記利用部から送信されたディジ
タル・コンテンツの識別名に基づいて、ディジタル・コ
ンテンツ識別子を前記ディジタル・コンテンツ識別子記
録部から取得し、前記利用部から送信された該ディジタ
ル・コンテンツの販売店の識別名に基づいて、販売店識
別子を前記販売店識別子記録部から取得する識別子取得
手段、前記利用部から送信された該利用部を識別する利
用部識別子および前記識別子取得手段により取得された
ディジタル・コンテンツ識別子に基づく該ディジタル・
コンテンツの所定の部分を除いて暗号を生成する暗号化
手段、前記暗号化手段による暗号化に先立ちまたは暗号
化の後に、前記利用部から送信された該利用部を識別す
る利用部識別子、前記識別子取得手段により取得された
ディジタル・コンテンツ識別子および販売店識別子のデ
ィジタル・コンテンツへの埋込みを行う識別子埋め込み
手段、前記暗号化手段による暗号化と前記識別子埋め込
み手段による識別子の埋め込みとが行われたディジタル
・コンテンツを前記利用部へ配信する配信手段、前記利
用部からディジタル・コンテンツの購入申込み情報と該
ディジタル・コンテンツとを少なくとも含む情報を受信
した場合、該ディジタル・コンテンツに埋め込まれた販
売店識別子を取出し、前記利用部からディジタル・コン
テンツの購入申込み情報とディジタル・コンテンツの識
別名と販売店の識別名とを少なくとも含む情報を受信し
た場合、該販売店の識別名に基づいて販売店識別子を前
記販売店識別子記録部から取得し、販売店情報記録部に
記録された該販売店識別子毎の該ディジタル・コンテン
ツの販売数を更新し、前記暗号化手段による暗号化の復
号化に用いる鍵を含む鍵情報を該利用部へ送信する購入
処理手段として機能させるためのプログラムである。
【0039】ここで、この発明のプログラムにおいて、
前記利用部から送信された利用部識別子、ディジタル・
コンテンツ識別子、販売店識別子および所定のメッセー
ジを含む利用情報に基づいて、メッセージを分類した集
計情報を作成する集計情報作成手段と、前記集計情報作
成手段により作成された集計情報を利用部から閲覧可能
に記録する手段とを備えることができる。
【0040】ここで、この発明のプログラムにおいて、
前記ディジタル・コンテンツ識別子生成手段は、ディジ
タル・コンテンツを識別するディジタル・コンテンツ識
別子の生成と共に、該ディジタル・コンテンツの購入順
位の初期設定を行って、ディジタル・コンテンツの識別
名毎に該ディジタル・コンテンツ識別子と該購入順位と
をディジタル・コンテンツ識別子記録部に記録するもの
であり、前記購入処理手段は、前記利用部からディジタ
ル・コンテンツとその購入申込み情報とを受信した場
合、販売店情報記録部に記録された販売店識別子毎の該
ディジタル・コンテンツの販売数の更新と共に、ディジ
タル・コンテンツ識別子記録部に記録された購入順位を
更新し、前記暗号化手段による暗号化の復号化に用いる
鍵と共に、前記ディジタル・コンテンツ識別子記録部の
更新された購入順位および購入申込みが行われた日付を
含む鍵情報を該利用部へ送信することができる。
【0041】ここで、この発明のプログラムにおいて、
前記識別子取得手段は、ディジタル・コンテンツの販売
店側サーバを介して前記ユーザ端末の利用部から切り替
えて送信されたディジタル・コンテンツの識別名、販売
店の識別名および利用部識別子とを含む要求情報に含ま
れるディジタル・コンテンツの識別名に基づいて、ディ
ジタル・コンテンツ識別子を前記ディジタル・コンテン
ツ識別子記録部から取得し、該要求情報に含まれる該デ
ィジタル・コンテンツの販売店の識別名に基づいて、販
売店識別子を前記販売店識別子記録部から取得し、前記
暗号化手段は、前記販売店側サーバを介して前記ユーザ
端末の利用部から切り替えて送信された前記要求情報に
含まれる利用部識別子および前記識別子取得手段により
取得されたディジタル・コンテンツ識別子に基づく該デ
ィジタル・コンテンツの所定の部分を除く暗号化を行
い、前記識別子埋め込み手段は、前記暗号化手段による
暗号化に先立ちまたは暗号化の後に、前記販売店側サー
バを介して前記ユーザ端末の利用部から切り替えて送信
された前記要求情報に含まれる利用部識別子、前記識別
子取得手段により取得されたディジタル・コンテンツ識
別子および販売店識別子のディジタル・コンテンツへの
埋込みを行うことができる。
【0042】ここで、この発明のプログラムにおいて、
記利用部から前記利用情報および/または前記履歴情報
を受信した場合、該利用情報および/または該履歴情報
を含む読了者情報を前記販売店側サーバへ送信する手段
と、前記販売店側サーバから所定の読了者向け情報を受
信した場合、該所定の読了者向け情報を前記利用部へ転
送する手段とをさらに備えることができる。
【0043】ここで、この発明のプログラムにおいて、
前記利用部および/または該利用部をユーザ端末にイン
ストールするインストーラを、ユーザ端末から取得可能
な状態に置くことができる。
【0044】この発明のプログラムは、ネットワークを
介して接続されたサーバ・コンピュータからユーザ端末
コンピュータへ配信されたディジタル・コンテンツを該
ユーザ端末コンピュータで利用する利用部のプログラム
であって、該ユーザ端末コンピュータを、ユーザ端末コ
ンピュータの識別子に基づいて利用部識別子を生成する
利用部識別子生成手段、ディジタル・コンテンツの識別
名、該ディジタル・コンテンツの販売店の識別名および
前記利用部識別子生成手段により生成された利用部識別
子を含む要求情報を前記サーバへ送信するディジタル・
コンテンツ要求手段、前記サーバの配信手段により配信
されたディジタル・コンテンツ、または前記サーバとネ
ットワークを介して接続され同一の利用部を有する他の
ユーザ端末側から得たディジタル・コンテンツの中で暗
号化が除かれた所定の部分を該ディジタル・コンテンツ
の形態に応じて利用する試行利用手段、前記試行利用手
段で利用されたディジタル・コンテンツの購入申込み情
報と該ディジタル・コンテンツとを少なくとも含む情
報、または該ディジタル・コンテンツの購入申込み情報
と該ディジタル・コンテンツの識別名と販売店の識別名
とを少なくとも含む情報を前記サーバへ送信する手段、
前記サーバから配信されたディジタル・コンテンツ中で
暗号化された部分の復号化を、前記サーバから送信され
た復号化に用いる鍵を含む鍵情報に基づいて行う復号化
手段、前記復号化手段による復号化に先立ちまたは復号
化の後に、ディジタル・コンテンツに埋め込まれたディ
ジタル・コンテンツ識別子および利用部識別子の取出し
を行う識別子取出し手段、前記取出し手段により取り出
された利用部識別子と前記利用部識別子生成手段により
生成された利用部識別子とが同一である場合、ディジタ
ル・コンテンツの利用を認証する認証手段、前記認証手
段により利用が認証されたディジタル・コンテンツを該
ディジタル・コンテンツの形態に応じて利用する形態利
用手段として機能させるためのプログラムである。
【0045】ここで、この発明のプログラムにおいて、
前記サーバから送信された復号化に用いる鍵を有する鍵
情報の内容を含む所定のメッセージ入力フォームを表示
する入力フォーム表示手段と、前記入力フォーム表示手
段により表示された所定のメッセージ入力フォームから
メッセージを入力するメッセージ入力手段と、前記形態
利用手段により利用されたディジタル・コンテンツに埋
め込まれた利用部識別子、ディジタル・コンテンツ識別
子および販売店識別子と、前記メッセージ入力手段によ
り入力されたメッセージとを含む利用情報を前記サーバ
へ送信する利用情報送信手段と、前記サーバに記録され
た所定の情報を閲覧および/または編集する手段とをさ
らに備えることができる。
【0046】ここで、この発明のプログラムにおいて、
前記利用部から前記サーバへディジタル・コンテンツの
購入申込み情報を送信した場合、該サーバから送信され
た、該ディジタル・コンテンツの購入順位および購入申
込みが行われた日付と、前記形態利用手段により利用さ
れたディジタル・コンテンツの利用終了日付とを含む履
歴情報を該ディジタル・コンテンツに埋め込む手段をさ
らに備えることができる。
【0047】ここで、この発明のプログラムにおいて、
前記認証手段は、前記識別子取出し手段により取り出さ
れた利用部識別子と前記利用部識別子生成手段により生
成された利用部識別子とが同一である場合、ディジタル
・コンテンツの利用を認証し、該ディジタル・コンテン
ツを他のユーザ端末で利用する許可を示す許可情報を該
ディジタル・コンテンツに埋め込むものであり、前記形
態利用手段は、前記認証手段により利用が認証されなか
ったディジタル・コンテンツに、他のユーザ端末コンピ
ュータの利用部により許可情報が埋め込まれていた場
合、所定の期間、該ディジタル・コンテンツを該ディジ
タル・コンテンツの形態に応じて利用することができ
る。
【0048】ここで、この発明のプログラムにおいて、
前記ディジタル・コンテンツ要求手段は、ディジタル・
コンテンツの販売店側サーバに閲覧可能に表示されたデ
ィジタル・コンテンツの識別名を選択し、該選択したデ
ィジタル・コンテンツの識別名および前記利用部識別子
生成手段により生成された利用部識別子を含む情報を前
記販売店側サーバへ送信することができる。
【0049】この発明のプログラムは、ディジタル・コ
ンテンツの利用を行う利用部を有するユーザ端末へ、ネ
ットワークを介して該ディジタル・コンテンツの販売を
行う販売店側サーバ・コンピュータのプログラムであっ
て、該販売店側サーバ・コンピュータを、ディジタル・
コンテンツの配信を行うサーバ側から販売の認定を受け
たディジタル・コンテンツの識別名を表示する識別名表
示手段、前記識別名表示手段により表示されたディジタ
ル・コンテンツの識別名であって、かつ前記利用部によ
り選択されたディジタル・コンテンツの識別名と、該利
用部により生成された該利用部を識別する利用部識別子
とを含む情報を該利用部から受信し、該情報に該販売店
の識別名を付加した情報を該利用部からの要求情報とし
て切り替えて前記販売店側サーバ・コンピュータから前
記サーバへ送信する切替送信手段として機能させるため
のプログラムである。
【0050】この発明の記録媒体は、上述の本発明(請
求項27ないし38のいずれかに記載)のプログラムを
記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、まず本発明の各実施の形態
に共通する全体のディジタル・コンテンツ利用システム
および方法等の説明を行う。以下ではディジタル・コン
テンツとして電子書籍(文字、ディジタル化された静止
画像および動画像等を含む)を例に取り上げて説明する
が、本発明のディジタル・コンテンツ利用システムおよ
び方法等が対象とするディジタル・コンテンツは電子書
籍等の画像に限定されるものではなく、インターネット
等のネットワークを通じてディジタル情報として提供さ
れる、例えば電子化された音楽またはソフトウェア等の
マルティメディア情報について適用できることはもちろ
んである。以下では、説明の都合上特に明示する場合を
除いて、ディジタル・コンテンツには上述の電子書籍、
電子化された音楽またはソフトウェア等のマルティメデ
ィア情報を含むものとし、ディジタル・コンテンツ(Di
gital Content)を「DC」と省略して記載する。DC
の「利用」とは例えば電子書籍の閲覧等のことを示す。
【0052】図1は、本発明の各実施の形態に共通する
ディジタル・コンテンツ利用システムおよび方法等の概
要を示す。図1中に示されるステップ番号Sは後述する
各実施の形態におけるフローチャート中の番号である。
図1中の各ステップの処理に関しては各実施の形態中で
説明する。図1において、符号105aはDCの購入お
よび利用を行うユーザAのシステムであり、100aは
ユーザAのユーザ端末、120aはユーザ端末100a
内に設けられたDCを利用するための利用部(例えば専
用のビューア)、107aはユーザ端末100a内に設
けられたWWW(World-Wide Web)ブラウザ、150a
はハードディスク(HDD)等の記憶装置である。符号
105bはユーザAのシステム105aと同様な他のユ
ーザBのシステムであり、100bはユーザBのユーザ
端末、120bはユーザ端末100b内に設けられた利
用部(例えば専用のビューア)、107bはユーザ端末
100b内に設けられたWWWブラウザ、150bはH
DD等の記憶装置である。
【0053】図1において、符号300はDCを管理す
るデータセンタであり、ユーザ端末100aおよび10
0b等とインターネット等のネットワークを介して接続
されている。データセンタ300は、DCおよび利用部
120a等の専用ビューアを記録した電子書籍データベ
ース(Database : DB)310a、ユーザA等の顧客
情報を記録した顧客情報DB310b、ユーザがダウン
ロードしたDCに関する情報および課金に関する情報を
記録したダウンロード・課金情報DB310c、DCの
販売店に関する情報であって、ディジタル・コンテンツ
毎に販売数等を記録した販売店情報DB310dを有し
ている。これらのデータベース310a、310b、3
10cおよび310dは図1に示されるようにデータセ
ンタ300内に設置されていてもよいし、あるいはデー
タセンタ300外に設置されインターネットを介してデ
ータセンタ300と接続されていてもよい。データベー
ス310a、310b、310cおよび310d等は図
1に示されるように別個の記憶装置上に設けられていて
もよいし、あるいは1個の記憶装置上に設けられていて
もよい。以下、データベース310a、310b、31
0cおよび310d等を総称的にDC記録部310と呼
ぶ。データセンタ300は、DCの暗号化および所定の
メッセージの集計等を行うアプリケーション・サーバ3
50a、DCのダウンロード、暗号化されたDCの復号
化に用いる鍵の配信およびユーザ端末100a等から所
定のメッセージ等のアップロードを行うウェブ・サーバ
350b、データベース310a等の管理を行うデータ
ベース・サーバ350c等を有している。以下、サーバ
350a、350bおよび350c等を総称的にサーバ
350と呼ぶ。利用部120a等の専用ビューアはDC
記録部310内に管理されており、後述するようにユー
ザ端末100a等からインターネットを介してダウンロ
ードすることができる。利用部120a等はCD−RO
M等の記録媒体に記録された形態でユーザ端末100a
等に供給できることはもちろんである。
【0054】図1において、符号705はDCの販売を
行う販売店のシステムであり、ユーザ端末100a等お
よびデータセンタ300とインターネット等のネットワ
ークを介して接続されている。販売店のシステム705
は、ユーザ端末100b等から受けたDCの注文を処理
する販売店側サーバ700を有している。販売店側サー
バ700は、データセンタ300側から販売の認可を受
けたDCを閲覧可能に表示するウェブ・サイト780、
ユーザ端末100b等から受けたDCの注文をデータセ
ンタ300側へリダイレクトする処理を行うウェブ・ア
プリケーション715等を有している。図1では図面の
都合上、販売店のシステム705は1つしか示していな
いが、販売店のシステム705(販売店側サーバ70
0)は複数個存在し、各々データセンタ300側から所
定のDCについて販売の認可を受けている。
【0055】販売店側サーバ700はウェブ・サイト7
80に販売の認定を受けたDCの識別名をユーザ端末1
00b等側からアクセス可能に掲載している。図1では
図面の都合上、ユーザ端末100bと販売店側サーバ7
00との間のアクセスのみ示しているが、ユーザ端末1
00aと販売店側サーバ700との間でアクセスができ
ることはもちろんである。上述のDCの識別名は電子書
籍DB310aにおける当該DCのパス名等とすること
ができる。ユーザが利用部120bからウェブ・サイト
780上の購入を望むDCへアクセスした際に(ステッ
プS21)、販売店側サーバ700はデータセンタ30
0の電子書籍DB310aの対応するDCへ接続を切り
替えるリダイレクション(redirection)を行う(ステ
ップS310)。この後、サーバ350からユーザ端末
100b等の利用部120bへDCをダウンロードさせ
る。サーバ350は、例えばHTTP(Hyper Text Tra
nsfer Protocol)リクエストにおけるGETメッセージ
に続くリクエストヘッダに含まれるリンク元(referer
等)を利用して、販売店側サーバ700の販売店の識別
名を得ることができる。販売店の識別名は販売店側サー
バ700のアドレスをネットワーク上で識別可能なUR
L(Uniform Resource Locator)等とすることができ
る。以上のようにして、販売店側サーバ700を介して
DCの販売およびダウンロードを行うことができる。デ
ータセンタ300は販売店側サーバ700へユーザに関
する所定の情報を送信することができ(ステップS32
0)、販売店側サーバ700はユーザ端末100b等へ
種々の情報を送信することができる(ステップS33
0)。
【0056】ユーザ端末100aの利用部120aから
直接サーバ350側へDCの識別名、販売店の識別名お
よび利用部識別子を送信して、DCのダウンロードを要
求することもできる。DCの識別名、販売店の識別名等
は、例えばデータセンタ300のウェブ・サイト(不図
示)に掲載しておくことができる。ウェブ・サイトはデ
ータセンタ300ではなく他のウェブ・サーバが管理す
るサイトであってもよい。あるいは、データセンタ30
0からユーザ端末105a等へ予め電子メールによりD
Cの識別名、販売店の識別名等を送信しておくこともで
きる。DCの識別名、販売店の識別名等は通常の雑誌に
掲載しておいてもよい。以上のように、販売店側サーバ
700を介さずにDCの販売およびダウンロードを行う
こともできる。いずれの方法であっても、DCの管理、
ダウンロードおよび販売料金の決済はデータセンタ30
0側で行うため、個人のウェブ・サイトでも簡単にDC
の宣伝および販売を行うことができる。
【0057】実施の形態1.図2は、本発明の実施の形
態1におけるディジタル・コンテンツ利用システムを示
す。図2において、符号300はDCを配信するサーバ
350、DC記録部310およびI/F(インタフェー
ス)部305を有するデータセンタ、100はサーバ3
50とインターネット等のネットワーク200を介して
接続されたユーザ端末である。ユーザ端末100は利用
部120、記憶装置HDD150およびI/F部103
を有している。符号210はユーザ端末100とネット
ワーク200とを接続するノード、205はサーバ35
0とネットワーク200とを接続するノードである。I
/F部305はノード205とサーバ350等との間の
インタフェース機能を有しており、I/F部103はノ
ード210と利用部120との間のインタフェース機能
を有している。図2では図面の都合上、ユーザ端末10
0のみを示しているが、各実施の形態に共通する図1に
示されているように、ユーザ端末100a、100b等
と複数のユーザ端末が存在している。以下では、ユーザ
端末100aをユーザ端末100と代表させて説明す
る。
【0058】まず、データセンタ300側の各機能につ
いて説明する。図2に示されるように、DC記録部31
0は、DC320、後述する暗号化されたDC320
(以下、「DC320enc」と表す)、DC320の
暗号化の復号化に用いる鍵を含む鍵情報340、DCの
識別名332毎に対応するDC識別子330を記録した
DC識別子記録部370、販売店の識別名337毎に販
売店識別子335を記録した販売店識別子記録部37
2、販売店識別子335毎にDC識別子330とその販
売数338とを記録した販売店情報記録部374等を有
している。サーバ350のDC識別子生成部(ディジタ
ル・コンテンツ識別子生成手段)353は、DC320
を識別するDC識別子330を生成し、DC320の識
別名毎にDC識別子330をDC識別子記録部370に
記録する。DC識別子330は後述するDC320の暗
号化およびDC320の販売数の記録等、DC320自
体を識別する場合に用いられる。サーバ350の販売店
識別子生成部354は、DC320の販売店を識別する
販売店識別子335を生成し、販売店の識別名337毎
に販売店識別子335を販売店識別子記録部372に記
録する。さらに販売店識別子生成部354は、販売店識
別子335毎にDC識別子330と初期設定された販売
数338とを販売店情報記録部374に記録する。販売
数338は値「0」に初期設定される。販売店の識別名
337毎に販売店識別子記録部372に記録する。販売
店識別子335はDC320またはDC320encに
埋め込まれることにより、当該DC320がどの販売店
を介して購入されたかを示すことができる。DC識別子
記録部370および販売店識別子記録部372は、図2
に一部が示されるような表形式で記録しておくことがで
きる。サーバ350の識別子取得部(識別子取得手段)
355は、利用部120(詳細は後述)から送信された
DCの識別名332に基づいて、DC識別子330をD
C識別子記録部370から取得し、利用部120から送
信されたDC320の販売店の識別名337に基づい
て、販売店識別子335を販売店識別子記録部372か
ら取得する。
【0059】サーバ350の暗号化部(暗号化手段)3
56は、利用部120から送信された利用部識別子11
0と識別子取得部355により取得されたDC識別子3
30とに基づいて、DC320の暗号化を所定の部分
(「非暗号化DC115」と表す)を除いて暗号を生成
する暗号化を行う。つまり暗号化されたDC320en
cは非暗号化DC115を含んでいる。非暗号化DC1
15は、例えば購入しなくても利用可能なDC320中
の試読または試聴部分等とすることができる。暗号化部
356は、例えば所定の秘密鍵によりDC320を暗号
化することができる。後述するように、サーバ350が
暗号化されたDC320encを利用部120へ送信
し、続いて利用部120から購入申込み情報153等を
受信した場合に、サーバ350は当該秘密鍵を利用部1
20へ送信する。利用部120は送信された当該秘密鍵
を用いてDC320encの復号化を行うことができ
る。
【0060】サーバ350の識別子埋め込み部(識別子
埋め込み手段)357は、暗号化部356によるDC3
20の暗号化に先立ちまたは暗号化の後に、DC320
またはDC320encへ利用部識別子110、DC識
別子330および識別子取得部355により取得された
販売店識別子335の埋め込みを行う。各種の識別子の
埋め込みは、各種の識別子に必要なデータ・ビットをD
C320またはDC320encへ追加することにより
行うことができる。埋め込みは上述のようなデータ・ビ
ットの追加ではなく、各種の識別子をユーザの視覚で検
知できないように加工してDC320と一体化するデー
タ・ハイディング等の技術により行うことが好適であ
る。DC320に、そのデータの有する冗長性を利用し
て各種の識別子を埋め込む電子透かしの技術を用いるこ
ともできる。例えばDC320が電子書籍等の画像情報
である場合、画像上の1点が有する赤、緑および青毎の
濃淡情報の冗長性を利用して各種の識別子を埋め込むこ
とができる。電子透かしとしては、その他、JPEGフ
ァイルの離散コサイン変換(Discrete Cosine Transfor
m : DCT)圧縮を利用する方法を用いることもでき
る。DC320が音声情報である場合、標本化を行って
得られた情報の下位ビットを走査して各種の識別子を埋
め込むことができる。その他、フーリエ変換等を利用す
る方法を用いることもできる。
【0061】以下で、DC320またはDC320en
cに埋め込まれた状態のDC識別子330を埋め込まれ
ていない状態のDC識別子330と区別する場合、DC
識別子330embと表す。同様に、利用部識別子11
0および販売店識別子335についても、埋め込まれた
状態を各々利用部識別子110embおよび販売店識別
子335embと表す。
【0062】サーバ350の配信部(配信手段)358
は、暗号化部356により暗号化が行われ、識別子埋め
込み部357により各種の識別子の埋め込みが行われた
DC320encを利用部120へ配信する。サーバ3
50の購入処理部(購入処理手段)362は、利用部1
20からDC320の購入申込み情報153とDC32
0encとを少なくとも含む情報を受信した場合、DC
320encに埋め込まれた販売店識別子335を取出
し、販売店情報記録部374の当該販売店識別子335
に対応するDC320の販売数を更新する。一方、購入
処理部362が、利用部120からDC320の購入申
込み情報153とDCの識別名332と販売店の識別名
337とを少なくとも含む情報を受信した場合、販売店
の識別名337に基づいて、販売店識別子335を販売
店識別子記録部372から取得し、販売店情報記録部3
74の当該販売店識別子335に対応するDC320の
販売数を更新する。購入処理部362が、利用部120
からDC320の購入申込み情報153と、DC320
encとDCの識別名332と販売店の識別名337と
を含む情報を受信した場合、販売店識別子335の取得
に関しては、DC320encに埋め込まれた販売店識
別子335を取出してもよく、販売店の識別名337に
基づいて、販売店識別子335を販売店識別子記録部3
72から取得してもよい。さらに購入処理部362は暗
号化部356による暗号化の復号化に用いる鍵を含む鍵
情報を利用部120へ送信する。この際、サーバ350
は利用部120のユーザに対応するダウンロード・課金
情報DB310c中の課金情報を更新する。すなわち、
当該ユーザのDC320の購入に対する課金を行う。
【0063】次に、ユーザ端末100側の各機能につい
て説明する。図2に示されるように、記憶装置HDD1
50は、サーバ350から配信された暗号化DC320
enc、後述する復号化されたDC320、サーバ35
0から配信された鍵情報340、利用部識別子110等
を含む後述する要求情報155および後述する申込み情
報153等を有している。利用部120の利用部識別子
生成部(利用部識別子生成手段)122は、ユーザ端末
100の識別子に基づいて利用部識別子110を生成す
る。利用部識別子110は、ユーザ端末100固有の識
別子であり、例えばユーザ端末100の製造番号等と紐
付けて生成することができ、HDD150に記録され
る。利用部120のDC要求部(DC要求手段)123
は、DCの識別名332、DCを販売する販売店の識別
名337および利用部識別子生成部122により生成さ
れた利用部識別子110を含む要求情報155をサーバ
350へ送信する。DCの識別名332およびDCの販
売店の識別名337は、上述のように図1に示される販
売店サーバ700またはデータセンタ300のウェブ・
サイト(不図示)等から得ることができる。この要求情
報155をサーバ350へ送信して所望のDCのダウン
ロードを要求する。
【0064】利用部120の試行利用部(試行利用手
段)124は、サーバ350の配信部358により配信
されたDC320encの中で暗号化が除かれた所定の
部分(非暗号化DC115部分)をそのDC320の形
態に応じて試行的に利用(試読等)することができる。
ユーザ端末100のユーザがDC115部分の試読等を
行った結果、DC320の購入を希望する場合、利用部
120の申込み情報送信部125はDC320に対する
購入申込み情報153とDC320encと少なくとも
含む情報をサーバ350へ送信する。利用部120の申
込み情報送信部125はDC320に対する購入申込み
情報153とDCの識別名332と販売店の識別名33
7とを少なくとも含む情報をサーバ350へ送信するこ
ともできる。あるいは利用部120の申込み情報送信部
125は、DC320に対する購入申込み情報153
と、DC320encとDCの識別名332と販売店の
識別名337とを含む情報をサーバ350へ送信しても
よい。以上の送信は、例えば、利用部120によりユー
ザ端末100のディスプレイ(不図示)上に購入の際の
操作を示す購入画面が表示され、ユーザは当該購入画面
上のDC320に対応するボタンと購入ボタンとをクリ
ックすることにより購入申込み情報153を送信するこ
とができる。この際、ユーザはDC320の価格の支払
のための決済方法を選択することもできる。サーバ35
0の購入処理部362からDC320encの復号化に
用いる鍵情報340が送信されると、利用部120の復
号化部(復号化手段)126は、先に試行利用部124
により試行利用されたDC320enc中で暗号化され
た部分の復号化を購入処理部362により送信された鍵
情報340に基づいて行う。利用部120の識別子取出
し部(識別子取出し手段)127は復号化部126によ
る復号化に先立ちまたは復号化の後に、DC320また
はDC320encに埋め込まれたDC識別子330e
mbおよび利用部識別子110embの取出しを行う。
DC320に各種の識別子の埋め込みが行われた後に、
そのDC320の暗号化が行われた場合、復号化部12
6によるDC320encの復号化の後に、識別子取出
し部127が各種の識別子の取出しを行う。これとは逆
に、DC320の暗号化が行われた後に、DC320e
ncに各種の識別子の埋め込みが行われた場合、復号化
部126によるDC320encの復号化に先立ち、識
別子取出し部127が各種の識別子の取出しを行う。
【0065】利用部120の認証部128は、識別子取
出し部127により取り出された利用部識別子110
(元の110emb)と利用部識別子生成部122によ
り生成された利用部識別子110とが同一である場合、
DC320の利用を認証する。利用部120の形態利用
部(形態利用手段)130は、認証部128により利用
が認証されたDC320をそのDC320の形態に応じ
て利用することができる。DC320の形態は、上述の
ように電子書籍(文字、ディジタル化された静止画像お
よび動画像等を含む)の形態の場合だけではなく、例え
ば電子化された音楽等の形態であってもよい。形態利用
部130はDC320の形態が電子書籍の形態である場
合は、静止画像および動画像等の高精細な閲覧によりD
C320の利用を行うことができる。一方、DC320
の形態が電子化された音楽等の形態である場合は、電子
化された音楽等の聴取によりDC320の利用を行うこ
とができる。ユーザ端末100のI/F部103はノー
ド210と利用部120等との間のインタフェース機能
を有している。
【0066】図3は、本発明の実施の形態1のディジタ
ル・コンテンツ利用システムにおけるデータの流れを例
示する。図3で図2と同じ符号を付した箇所は同じ要素
を示すため説明は省略する。図3中に示されるステップ
番号Sは図4または図5に示されるフローチャート中の
番号である。図4および図5の説明は後述する。
【0067】図3において、ユーザ端末100の記憶装
置HDD150とデータセンタ300のDC記録部31
0とが示されている。HDD150に記録された要求情
報155は、ユーザ端末100に固有の利用部識別子1
10(例えば「AAA−PPP−XX」)、DCの識別
名332(例えば「DC−123」)および当該DCの
識別名332のDCを販売している販売店の識別名33
7(例えば「SHOP−123」)を有している。上述
のように要求情報155はサーバ350へ送信される
(ステップS30)。
【0068】サーバ350のDC記録部310は、DC
識別子記録部370と販売店識別子記録部372とを有
している。DC識別子記録部370はDCの識別名33
2(例えば「DC−123」)と対応するDC識別子3
30(例えば「00AA11」)とを記録している。販
売店識別子記録部372は販売店の識別名337(例え
ば「SHOP−123」)と対応する販売店識別子33
5(例えば「F3218」)とを記録している。サーバ
350の識別子取得部355は、利用部120から送信
された要求情報155のDCの識別名332(例えば
「DC−123」)に基づいて、対応するDC識別子3
30(例えば「00AA11」)をDC識別子記録部3
70から取得する。識別子取得部355は、同様にして
要求情報155の販売店の識別名337(例えば「SH
OP−123」)に基づいて、対応する販売店識別子3
35(例えば「F3218」)を販売店識別子記録部3
72から取得する。
【0069】サーバ350のDC記録部310はDC3
20を有している。このDC320は、暗号化部356
により暗号化される対象となる部分119、例えば「右
の写真は、...です。」という文字データ部119a
と写真を示す画像データ部119bとを有している。暗
号化部356により暗号化される対象とならない非暗号
化DC115は、例えば「本電子書籍は、...で
す。」という文字データの部分を有している。上述のデ
ータの例は説明の都合上のものであり、暗号化される対
象となる部分119は文字データ部119aまたは画像
データ部119bのみであってもよく、非暗号化DC1
15は画像データを含むものであってもよい。
【0070】サーバ350の識別子埋め込み部357
は、暗号化部356によるDC320の暗号化に先立ち
または暗号化の後に、DC320またはDC320en
cへ利用部識別子110(例えば「AAA−PPP−X
X」)、DC識別子330(例えば「00AA11」)
および販売店識別子335(例えば「F3218」)の
埋め込みを行う(ステップS45)。暗号化部356は
非暗号化DC115を除いて暗号を生成する暗号化を行
う(ステップS40)。図3では、暗号化される対象と
なる部分119は暗号化されたDC320enc中で符
号119encとして示されている。DC320enc
は配信部358により利用部120へ配信される(ステ
ップS50)。
【0071】図3に示されるように、HDD150はサ
ーバ350から配信されたDC320encを記録して
いるが、利用部120により利用(試読等)可能な部分
は非暗号化DC115(例えば「本電子書籍は、...
です。」という文字データの部分)のみである。試読等
の後に、DC320の購入を申し込む購入申込み情報1
53とDC320encとを少なくとも含む情報が利用
部120からサーバ350へ送信されると(ステップS
70)、サーバ350はDC320encに埋め込まれ
た販売店識別子335を取出し、販売店情報記録部37
4の当該販売店識別子335に対応するDC320の販
売数を更新する(ステップS80)。一方、試読等の後
に、DC320の購入申込み情報153とDCの識別名
332と販売店の識別名337とを少なくとも含む情報
が利用部120からサーバ350へ送信されると(ステ
ップS70)、サーバ350は販売店の識別名337に
基づいて、販売店識別子335を販売店識別子記録部3
72から取得し、販売店情報記録部374の当該販売店
識別子335に対応するDC320の販売数を更新する
(ステップS80)。あるいは試読等の後に、DC32
0の購入申込み情報153と、DC320encとDC
の識別名332と販売店の識別名337とを含む情報が
利用部120からサーバ350へ送信されると(ステッ
プS70)、サーバ350は販売店識別子335の取得
に関しては、DC320encに埋め込まれた販売店識
別子335を取出してもよく、販売店の識別名337に
基づいて、販売店識別子335を販売店識別子記録部3
72から取得してもよい。次にサーバ350から利用部
120へ鍵情報340が送信される(ステップS8
0)。利用部120の識別子取出し部127は復号化部
126による復号化に先立ちまたは復号化の後に、DC
320またはDC320encに埋め込まれたDC識別
子330emb(例えば「00AA11」)および利用
部識別子110emb(例えば「AAA−PPP−X
X」)の取出しを行う(ステップS100)。復号化部
126は、サーバ350から送信された鍵情報340に
基づき暗号化されたDC320encの復号化を行い
(ステップS105)、DC320として記録する。利
用部120の認証部128は、識別子取出し部127に
より取り出された利用部識別子110(元の110em
b)と利用部識別子生成部122により生成された利用
部識別子110とが同一である場合、DC320の利用
を認証する。
【0072】図4および図5は、本発明の実施の形態1
におけるディジタル・コンテンツ利用方法のフローチャ
ートを示す。図4および図5において、左側は利用部1
20の処理を示し、右側はサーバ350の処理を示し、
利用部120とサーバ350との間で送信されるデータ
は中央の矢印で示す。図4および図5は一連の処理を図
面の都合上2分割したものであり、図4に示される処理
はページ外接合子S30EおよびS50Eにより図5に
接合されている。
【0073】図4に示されるように、まずサーバ350
がDC記録部310に記録されたDC320を識別する
DC識別子330を生成し、DCの識別名332毎にD
C識別子330をDC識別子記録部370に記録する
(ステップS10。ディジタル・コンテンツ識別子生成
ステップ)。次に、DC320の販売店を識別する販売
店識別子335を生成し、販売店の識別名337毎に販
売店識別子335を販売店識別子記録部372に記録す
る。さらに、販売店識別子毎にDC320のDC識別子
330と、例えば値「0」に初期設定された販売数33
8とを販売店情報記録部374に記録する(ステップS
15)。
【0074】一方、利用部120は、ユーザ端末100
に固有の識別子に基づいて利用部識別子110を生成す
る(ステップS20。利用部識別子生成ステップ)。次
に、DCの識別名332、DCの販売店の識別名337
およびステップS20(利用部識別子生成ステップ)で
生成された利用部識別子110を含む要求情報155を
サーバ350へ送信する(ステップS30。ディジタル
・コンテンツ要求ステップ)。
【0075】サーバ350は、ステップS30(ディジ
タル・コンテンツ要求ステップ)でサーバ350側へ送
信されたDCの識別名332に基づいて、DC識別子3
30をDC識別子記録部370から取得し、ステップS
30(ディジタル・コンテンツ要求ステップ)でサーバ
350側へ送信されたDCの販売店の識別名337に基
づいて、販売店識別子335を販売店識別子記録部37
2から取得する(ステップS35。識別子取得ステッ
プ)。サーバ350は、ステップS30(ディジタル・
コンテンツ要求ステップ)でサーバ350側へ送信され
た利用部識別子110とステップS35(識別子取得ス
テップ)で取得されたDC識別子330とに基づいて、
DC320の所定の部分(非暗号化DC115)を除い
て暗号を生成する暗号化を行う(ステップS40。暗号
化ステップ)。ステップS40(暗号化ステップ)によ
る暗号化の後に、利用部120から送信された利用部識
別子110、ステップS35(識別子取得ステップ)で
取得されたDC識別子330および販売店識別子335
のDC320への埋込みを行う(ステップS45。識別
子埋め込みステップ)。上述のステップS40とS45
とは処理順序を逆にしてもよい。すなわち、ステップS
45(識別子埋め込みステップ)はステップS40(暗
号化ステップ)による暗号化に先立って処理することも
できる。図4ではステップS35(識別子取得ステッ
プ)から2分岐にすることにより、ステップS40から
S45への処理順序とステップS45からS40への処
理順序とを示している。いずれの処理順序でもステップ
S40(暗号化ステップ)による暗号化とステップS4
5(識別子埋め込みステップ)による識別子の埋め込み
とが行われたDC(暗号化DC320enc)を、サー
バ350から利用部120へ配信する(ステップS5
0。配信ステップ)。
【0076】上述のように、図4に示される処理はペー
ジ外接合子S30EおよびS50Eにより図5に接合さ
れている。図5に示されるように、利用部120は、ス
テップS50(配信ステップ)で配信されたDC320
enc中の非暗号化DC115の試読等の利用を行う
(試行利用ステップ。ステップS60)。試読後、ステ
ップS50(配信ステップ)で利用部120側へ配信さ
れたDC320の購入を行う場合は、DC320に対す
る購入申込み情報153とDC320encとを少なく
とも含む情報をサーバ350側へ送信する(ステップS
70)。DC320に対する購入申込み情報153とD
Cの識別名332と販売店の識別名337とを少なくと
も含む情報をサーバ350側へ送信してもよい(ステッ
プS70)。あるいは、DC320の購入申込み情報1
53と、DC320encとDCの識別名332と販売
店の識別名337とを含む情報をサーバ350側へ送信
してもよい(ステップS70)。
【0077】サーバ350が利用部120からDC32
0の購入申込み情報153とDC320encとを少な
くとも含む情報を受信した場合、サーバ350はDC3
20encに埋め込まれた販売店識別子335を取出
し、販売店情報記録部374に記録された当該販売店識
別子335に対応するDC320の販売数338を更新
する(ステップS80。購入処理ステップ)。一方、サ
ーバ350が利用部120からDC320の購入申込み
情報153とDCの識別名332と販売店の識別名33
7とを少なくとも含む情報を受信した場合、サーバ35
0は販売店の識別名337に基づいて、販売店識別子3
35を販売店識別子記録部372から取得し、販売店情
報記録部374の当該販売店識別子335に対応するD
C320の販売数を更新する(ステップS80)。ある
いはサーバ350が利用部120からDC320の購入
申込み情報153と、DC320encとDCの識別名
332と販売店の識別名337とを含む情報を受信した
場合、サーバ350は販売店識別子335の取得に関し
ては、DC320encに埋め込まれた販売店識別子3
35を取出してもよく、販売店の識別名337に基づい
て、販売店識別子335を販売店識別子記録部372か
ら取得してもよい。この結果、DC320を販売した販
売店毎にその販売数338を管理することができ、販売
店へDC320の紹介に見合った報酬を支払うことが可
能となるため、複数の販売店全体に対する販売促進を行
うことができる。ステップS40(暗号化ステップ)に
よる暗号化の復号化に用いる鍵を含む鍵情報340をサ
ーバ350から利用部120へ送信する(ステップS8
0。購入処理ステップ)。
【0078】上述のステップで、ステップS45(識別
子埋め込みステップ)の後にステップS40(暗号化ス
テップ)が行われた場合、利用部120は、まずステッ
プS50(配信ステップ)で利用部120側へ配信され
たDC320enc中で暗号化された部分の復号化を、
ステップS80(購入処理ステップ)で送信された鍵情
報340に基づいて行う(ステップS105。復号化ス
テップ)。続いて、DC320enc中に埋め込まれた
DC識別子330embおよび利用部識別子110em
bの取出しを行う(ステップS100。識別子取出しス
テップ)。これとは逆に、上述のステップで、ステップ
S40(暗号化ステップ)の後にステップS45(識別
子埋め込みステップ)が行われた場合、利用部120
は、まずステップS50(配信ステップ)で利用部12
0側へ配信されたDC320enc中に埋め込まれたD
C識別子330embおよび利用部識別子110emb
の取出しを行う(ステップS100。識別子取出しステ
ップ)。続いて、DC320enc中で暗号化された部
分の復号化を、ステップS80(購入処理ステップ)で
送信された鍵情報340に基づいて行う(ステップS1
05。復号化ステップ)。図5では、ステップS80
(購入処理ステップ)により鍵情報340が利用部12
0側へ送信された後から2分岐にすることにより、ステ
ップS100からS105への処理順序とステップS1
05からS100への処理順序とを示している。いずれ
の処理順序でも、ステップS100(識別子取出しステ
ップ)で取り出された利用部識別子110embとステ
ップS20(利用部識別子生成ステップ)で生成された
利用部識別子110とが同一であるかどうかを判断し、
同一であると判断された場合、DC320の利用を認証
する(ステップS110。認証ステップ)。ステップS
110(認証ステップ)で利用が認証されたDC320
をDC320の形態に応じて利用する(ステップS12
0。形態利用ステップ)。ステップS110(認証ステ
ップ)で利用が認証されなかった場合、DC320の利
用は行えない。利用は、上述のようにDC320の形
態、例えばDC(文字、ディジタル化された静止画像お
よび動画像等を含む)の形態または電子化された音楽等
の形態に応じて、閲覧または聴取等の形態で行う。以降
の他の実施の形態の説明の便宜のために、利用部120
のステップS120の処理が終了した時をS120Eと
表し、サーバ350のステップS80の処理が終了した
時をS90Eと表す。
【0079】本発明の各実施の形態に共通する図1に示
されるように、サーバ350にはユーザ端末100で代
表させたユーザAのユーザ端末100aだけではなく、
ユーザBのユーザ端末100bもネットワーク200を
介して接続されている。ここで、ユーザAが購入し利用
しているDC320をユーザBが複製した場合を考え
る。ユーザBがユーザ端末100bの利用部120bで
DC320の利用を行おうとした場合、このDC320
に埋め込まれている利用部識別子110embは利用部
120aの識別子であるため、利用部120bの認証部
128b(不図示)はDC320の利用を認証しないこ
とになる(図5のステップS110)。
【0080】上述のような場合におけるユーザ端末10
0bの利用部120bの処理を、図4および図5に示さ
れる利用部120の処理を用いて説明する。ユーザ端末
100bの利用部120bは、ユーザ端末120と同様
に図4のステップS20でユーザ端末100bの識別子
に基づいて利用部識別子を生成する(他のユーザ端末に
おける利用部識別子生成ステップ)。ユーザBもユーザ
Aと同様に、DCの識別名332およびDCの販売店の
識別名337を販売店サーバ700またはデータセンタ
300のウェブ・サイト(不図示)等から得ることがで
きる。次に図5に移り、ユーザBはステップS60で、
利用部120bにおいてDC320encの試読(他の
ユーザ端末における試行利用ステップ)を行う。この
後、DC320の購入を行う場合、利用部120bはス
テップS70でサーバ350へ購入申込み情報153b
(不図示)とDC320encとを少なくとも含む情報
を送信する。このDC320encには、以前にサーバ
350の識別子埋め込み部357により販売店識別子3
35embが埋め込まれている。このため、サーバ35
0は当該DC320の元の販売店がいずれの販売店であ
るかを販売店識別子335embにより容易に知ること
ができる。サーバ350はステップS80でDC320
encに埋め込まれた販売店識別子335を取出し、販
売店情報記録部374の当該販売店識別子335、すな
わちユーザAがDC320を購入した複製元の販売店の
販売店識別子335に対応するDC320の販売数を更
新する。一方、DC320の購入を行う場合、利用部1
20bはステップS70でサーバ350へ購入申込み情
報153b(不図示)とDCの識別名332と販売店の
識別名337とを少なくとも含む情報を送信してもよ
い。サーバ350はステップS80で、受信した販売店
の識別名337に基づいて、販売店識別子335を販売
店識別子記録部372から取得し、販売店情報記録部3
74の当該販売店識別子335、すなわちユーザAがD
C320を購入した複製元の販売店の販売店識別子33
5に対応するDC320の販売数を更新することができ
る。あるいはDC320の購入を行う場合、利用部12
0bはステップS70でサーバ350へ購入申込み情報
153b(不図示)と、DC320encとDCの識別
名332と販売店の識別名337とを含む情報を送信す
ることもできる。サーバ350は販売店識別子335の
取得に関しては、DC320encに埋め込まれた販売
店識別子335を取出してもよく、販売店の識別名33
7に基づいて、販売店識別子335を販売店識別子記録
部372から取得してもよい。この結果、複製元のDC
320を販売した販売店へ紹介に見合った報酬を支払う
ことが可能となるため、複数の販売店全体に対する販売
促進を行うことができる。次にステップS80で、利用
部120bが暗号化の復号化に用いる鍵を含む鍵情報3
40をサーバ350から利用部120bへ送信する(他
のユーザ端末に対する購入処理ステップ)。以下、利用
部120bは上述の利用部120における処理と同様
に、各種の識別子の取出し(他のユーザ端末における識
別子取出しステップ。ステップS100)、DC320
の鍵情報340による復号化(他のユーザ端末における
復号化ステップ。ステップS105)を行う。ステップ
S110で上述の利用部120と同様に認証を行い(他
のユーザ端末における認証ステップ)、この結果、利用
部120bにおいてもDC320の利用を行うことがで
きる(他のユーザ端末における形態利用ステップ、ステ
ップS120)。
【0081】以上より、本発明の実施の形態1によれ
ば、サーバ350の暗号化部356によるDC320の
暗号化に先立ちまたは暗号化の後に、サーバ350の識
別子埋め込み部357がDC320またはDC320e
ncへ販売店識別子335、利用部識別子110および
DC識別子330の埋め込みを行う。サーバ350の配
信部358により利用部120へ配信されたDC320
encの中で暗号化が除かれた所定の部分をそのDC3
20の形態に応じて試行的に利用(試読等)する。ユー
ザ端末100のユーザがDC320の購入を希望する場
合、利用部120の申込み情報送信部125はDC32
0に対する購入申込み情報153とDC320encと
を少なくとも含む情報をサーバ350へ送信する。サー
バ350はDC320encに埋め込まれた販売店識別
子335を取出し、販売店情報記録部374の当該販売
店識別子335に対応するDC320の販売数を更新す
る。ユーザ端末100のユーザがDC320の購入を希
望する場合、DC320に対する購入申込み情報153
とDCの識別名332と販売店の識別名337とを少な
くとも含む情報をサーバ350側へ送信してもよい。サ
ーバ350は販売店の識別名337に基づいて、販売店
識別子335を販売店識別子記録部372から取得し、
販売店情報記録部374の当該販売店識別子335に対
応するDC320の販売数を更新することができる。あ
るいは、DC320に対する購入申込み情報153と、
DC320encとDCの識別名332と販売店の識別
名337とを含む情報をサーバ350側へ送信してもよ
い。サーバ350は販売店識別子335の取得に関して
は、DC320encに埋め込まれた販売店識別子33
5を取出してもよく、販売店の識別名337に基づい
て、販売店識別子335を販売店識別子記録部372か
ら取得してもよい。上述のようにDC320自体が販売
店等の売買に関する情報を有しているため、DC320
を販売した販売店へ紹介に見合った報酬を支払うことが
可能となり、複数の販売店全体に対する販売促進を行う
ことができる。
【0082】複製されたDC320encを一部閲覧ま
たは利用した他のユーザが当該DC320を購入する等
のユーザ間の斡旋による購入の場合、他のユーザのユー
ザ端末100bの利用部120bがサーバ350へ購入
申込み情報153b(不図示)とDC320encとを
少なくとも含む情報を送信する。このDC320enc
には、以前にサーバ350の識別子埋め込み部357に
より販売店識別子335embが埋め込まれている。こ
のため、サーバ350は当該DC320の元の販売店が
いずれの販売店であるかを販売店識別子335embに
より容易に知ることができる。サーバ350はDC32
0encに埋め込まれた販売店識別子335を取出し、
販売店情報記録部374の当該販売店識別子335、す
なわちユーザAがDC320を購入した複製元の販売店
の販売店識別子335に対応するDC320の販売数を
更新する。DC320の購入を行う場合、利用部120
bはサーバ350へ購入申込み情報153b(不図示)
とDCの識別名332と販売店の識別名337とを少な
くとも含む情報を送信してもよい。サーバ350は受信
した販売店の識別名337に基づいて、販売店識別子3
35を販売店識別子記録部372から取得し、販売店情
報記録部374の当該販売店識別子335、すなわちユ
ーザAがDC320を購入した複製元の販売店の販売店
識別子335に対応するDC320の販売数を更新する
ことができる。あるいはDC320の購入を行う場合、
利用部120bはサーバ350へ購入申込み情報153
b(不図示)と、DC320encとDCの識別名33
2と販売店の識別名337とを含む情報を送信すること
もできる。サーバ350は販売店識別子335の取得に
関しては、DC320encに埋め込まれた販売店識別
子335を取出してもよく、販売店の識別名337に基
づいて、販売店識別子335を販売店識別子記録部37
2から取得してもよい。上述のように複製されたDC3
20自体も販売店等の売買に関する情報を有しているた
め、複製元のDC320を販売した販売店へ紹介に見合
った報酬を支払うことができ、複数の販売店全体に対す
る販売促進が可能となる。
【0083】実施の形態2.実施の形態1ではDC32
0へ販売店識別子335等を埋め込むことにより、DC
320を販売した販売店へ紹介に見合った報酬を支払う
ことが可能となり、複数の販売店全体に対する販売促進
を行うことができた。本実施の形態2では、さらにユー
ザ同士のコミュニケーション等の支援機能について説明
する。
【0084】図6は、本発明の実施の形態2におけるデ
ィジタル・コンテンツ利用システムを示す。図6で図2
と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省
略し、実施の形態2で追加または一部変更された箇所に
は網を掛けて示す。
【0085】サーバ350のDC識別子生成部353
は、実施の形態1で説明したDC識別子330の生成と
共に、さらにユーザがDC320を購入した購入順位3
31の初期設定も行う。購入順位331は通常、値
「0」に初期設定される。実施の形態2では、DCの識
別名332毎にDC識別子330と共に、さらに購入順
位331もDC識別子記録部370に記録する。
【0086】サーバ350の購入処理部362は、利用
部20からDC320とその購入申し込み情報153と
を受信した場合、実施の形態1で説明したDC320の
販売数338の更新と共に、さらにDC識別子記録部3
70に記録されたDC320に対応する購入順位331
の更新も行う。
【0087】サーバ350の購入処理部362が利用部
120へ送信する鍵情報340は、利用部120のユー
ザがDC320の購入申込みを行った日付339と、そ
の際にDC識別子記録部370で更新されたDC320
の購入順位331とをさらに含むことができる。以下、
暗号化DC320encの復号化に用いる鍵を含む鍵情
報と、上述の日付339および販売数338をさらに含
む鍵情報とを区別する場合、前者を鍵情報340と表
し、後者を鍵情報340Aと表す。
【0088】一方、利用部120は、所定のメッセージ
入力フォーム(後述する図6の符号140)を表示する
入力フォーム表示部132(入力フォーム表示手段)を
有している。メッセージ入力フォーム140にはサーバ
350から送信された上述の鍵情報340Aに含まれた
内容が自動的に反映される。例えば、上述の鍵情報34
0Aに含まれるDC320の購入順位331を表示する
ことができる。ユーザはメッセージ入力部134によ
り、入力フォーム表示部132により表示された所定の
メッセージ入力フォーム140からメッセージ(後述す
る図6の符号142)を入力することができる。メッセ
ージ142は任意の内容であってよく、例えばユーザが
利用した感想、利用したDC320の履歴または他に所
有しているDC320の情報等であってもよい。履歴情
報埋め込み部(履歴情報埋め込み手段)136は、サー
バ350の購入処理部362により送信された上述の鍵
情報340Aに含まれるDCの購入順位331および購
入申込みが行われた日付339と、形態利用部130に
より利用されたDC320の利用終了日付(不図示)と
を含む履歴情報117をDC320に埋め込むことがで
きる。利用情報送信部(利用情報送信手段)138は、
形態利用部130により利用されたDC320に埋め込
まれている利用部識別子110emb、DC識別子33
0embおよび販売店識別子335embと、メッセー
ジ入力部134により入力されたメッセージ142とを
含む利用情報156をサーバ350へ送信することがで
きる。この利用情報156には上述の履歴情報117を
含めることもできる。
【0089】サーバ350の集計情報作成部(集計情報
作成手段)364は、上述の利用情報送信部138によ
り送信された利用情報156に基づいて、利用部120
等毎、DC320毎、販売店毎にメッセージ142を分
類した集計情報342を作成することができる。集計情
報記録部366は、集計情報作成部364により作成さ
れた集計情報342を利用部120等から閲覧可能に記
録することができる。利用部120の閲覧/編集部13
9は、上述のようにサーバ350に記録された所定の情
報、例えば集計情報342を閲覧および/または編集す
ることができる。
【0090】図7は、本発明の実施の形態2のディジタ
ル・コンテンツ利用システムにおけるデータの流れを例
示する。図7で図6と同じ符号を付した箇所は同じ要素
を示すため説明は省略する。図7中に示されるステップ
番号は後述の図8に示されるフローチャート中の番号で
ある。図8に示されるフローチャートの説明は後述す
る。
【0091】図7に示されるように、鍵情報340Aは
暗号化DC320encの復号化に用いる鍵341(例
えば「XXXXX」)、DC320の購入順位331
(例えば「98」)および購入申込みが行われた日付3
39(例えば「2002年1月10日」)を含んでい
る。この鍵情報340Aは購入処理部362により利用
部120へ送信される(ステップS80A)。
【0092】利用部120の入力フォーム表示部132
が表示する所定のメッセージ入力フォーム140には、
サーバ350から送信された鍵情報340Aに含まれる
内容が自動的に反映される。例えば、図7に示されるよ
うに、顧客の識別情報(「お客様のID」)として利用
部識別子110emb(例えば「AAA−PPP−X
X」)を表示し、DCの識別情報(「電子書籍のI
D」)としてDC識別子330emb(例えば「00A
A11」)を表示し、販売店の識別情報(「販売店のI
D」)として販売店識別子335emb(「F321
8」)を表示することができる。ユーザは、メッセージ
入力部134により、メッセージ入力フォーム140の
所定の欄にメッセージ142(例えば「読了しました。
面白かった」等)を入力することができる。
【0093】利用部120の利用情報送信部138は、
形態利用部130により利用されたDC320の中に埋
め込まれた利用部識別子110emb(例えば「AAA
−PPP−XX」)、DC識別子330emb(例えば
「00AA11」)、販売店識別子335emb(例え
ば「F3218」)およびメッセージ142(例えば
「読了しました。面白かった」)を含む利用情報156
をサーバ350へ送信する(ステップS136)。
【0094】サーバ350の集計情報作成部364は、
利用情報送信部138により送信された利用情報156
に基づいて、メッセージ142を分類した集計情報34
2を作成することができる。集計情報342は、例えば
図7に示されるように利用部120等毎にメッセージ1
42を分類した利用部毎の分類表343、DC320等
毎にメッセージ142を分類したDC毎の分類表345
および販売店毎にメッセージ142を分類した販売店毎
の分類表347を含むことができる。利用部毎の分類表
343は、利用部識別子110等(例えば「AAA−P
PP−XX」)に対応する利用部120等毎に、送信さ
れたメッセージ142(例えば「読了しました。面白か
った」)を記録している。DC毎の分類表345は、D
C識別子330等(例えば「00BB22」)に対応す
るDC320等毎に、送信されたメッセージ142(例
えば「やや刺激が不足した」)を記録している。販売店
毎の分類表347は、販売店識別子335等(例えば
「F8123」)に対応する販売店毎に、送信されたメ
ッセージ142(例えば「この著者の他の本も読んでみ
たい」)を記録している。集計情報342に示されるよ
うに、例えば、あるユーザ(利用部識別子110が「A
AA−PPP−XX」に対応する利用部120のユー
ザ)、そのユーザが購入したDC(DC識別子330が
「00AA11」に対応するDC)、そのユーザがその
DCを購入した販売店(販売店識別子が「F3218」
に対応する販売店)に対するメッセージ142「読了し
ました。面白かった」は、各分類表343、345およ
び347に分類されて現れている。利用情報156に他
の情報を含ませることにより、集計情報作成部364は
上述の各分類表343、345および347以外にも他
の分類表を作成することができる。
【0095】集計情報記録部366は、上述の集計情報
342を利用部120等から閲覧可能に記録することが
できる。利用部120の閲覧/編集部139は、所定の
情報、例えば上述の集計情報342を閲覧および/また
は編集することができる(ステップS150)。
【0096】利用部120の履歴情報埋め込み部136
は、図7のDC320に示されるように、上述の鍵情報
340Aに含まれるDC320の購入順位331および
購入申込みが行われた日付339と、形態利用部130
により利用されたDC320の利用終了日付334とを
含む履歴情報117をDC320に埋め込むことができ
る。利用情報送信部138はサーバ350へ送信する利
用情報156に上述の履歴情報117をさらに含ませる
こともできる。この結果、サーバ350の集計情報作成
部364は、当該利用情報156を用いることにより、
例えば利用終了日付334毎の分類表を作成することも
できる。
【0097】図8は、本発明の実施の形態2におけるデ
ィジタル・コンテンツ利用方法のフローチャートを示
す。図8は実施の形態1の図4および図5に示されるフ
ローチャートの一部変更および追加を行ったものであ
り、図4および図5と同じステップ番号を付した箇所は
同じ機能を有するため説明は省略する。図8中の点線部
Aで囲まれた範囲が実施の形態2で説明される機能であ
る。図8において、左側は利用部120におけるステッ
プS30(図4参照)の処理が終了した時(S30E)
以降の処理を示し、右側はサーバ350における処理を
示し、利用部120とサーバ350との間で送信される
データは中央の矢印で示す。
【0098】図8に示されるように、まずサーバ350
は、DC320を識別するDC識別子330の生成と共
に、DC320の購入順位331の初期設定を行って、
DC320の識別名毎にDC識別子330と購入順位3
31とをDC識別子記録部370に記録する(ステップ
S10A、DC識別子生成ステップであり実施の形態1
における図4のステップS10の一部変更および追加で
ある)。次に、波線で示されるように図4のステップS
50までは同様の処理を行う。その後(ステップS50
Eの後)、利用部120からDC320とその購入申込
み情報153とを少なくとも含む情報を受信した場合、
販売店情報記録部374に記録された販売店識別子33
5毎のDC320の販売数338の更新と共に、DC識
別子記録部370に記録された購入順位331を更新す
る。ステップS50Eの後、利用部120からDC32
0に対する購入申込み情報153とDCの識別名332
と販売店の識別名337とを少なくとも含む情報を受信
した場合については、上述の実施の形態1と同様に、サ
ーバ350は販売店の識別名337に基づいて、販売店
識別子335を販売店識別子記録部372から取得し、
販売店情報記録部374の当該販売店識別子335に対
応するDC320の販売数を更新することができる。こ
の更新と共に、DC識別子記録部370に記録された購
入順位331を更新することができる。ステップS50
Eの後、利用部120からDC320に対する購入申込
み情報153と、DC320encとDCの識別名33
2と販売店の識別名337とを含む情報を受信した場合
については、上述の実施の形態1と同様に、サーバ35
0は販売店識別子335の取得に関しては、DC320
encに埋め込まれた販売店識別子335を取出しても
よく、販売店の識別名337に基づいて、販売店識別子
335を販売店識別子記録部372から取得してもよ
い。さらに、暗号化ステップ(図4のステップS40)
による暗号化の復号化に用いる鍵341と共に、上述の
DC識別子記録部370の更新された購入順位331お
よび購入申込みが行われた日付339を含む鍵情報34
0Aを利用部120へ送信する(ステップS80A。購
入処理ステップであり実施の形態1における図5のステ
ップS80の一部変更および追加である)。
【0099】利用部120は、形態利用ステップ(ステ
ップS120)の後、購入処理ステップ(ステップS8
0A)でサーバ350から送信された鍵情報340Aの
内容を含む所定のメッセージ入力フォーム140を表示
する(ステップS130。入力フォーム表示ステッ
プ)。次に、入力フォーム表示ステップ(ステップS1
30)で表示された所定のメッセージ入力フォーム14
0からメッセージ142を入力する(ステップS13
2。メッセージ入力ステップ)。
【0100】利用部120は、サーバ350の購入処理
ステップ(ステップS80A)でサーバ350から送信
された鍵情報340Aに含まれるDC320の購入順位
331および購入申込みが行われた日付339と、形態
利用ステップ(ステップS120)で利用されたDC3
20の利用終了日付334とを含む履歴情報117をD
C320に埋め込むことができる(ステップS134。
履歴情報埋め込みステップ)。
【0101】上述の形態利用ステップ(ステップS12
0)で利用されたDC320に埋め込まれた利用部識別
子110emb、DC識別子330embおよび販売店
識別子335embと、メッセージ入力ステップ(ステ
ップS132)で入力されたメッセージ142とを含む
利用情報156を利用部120からサーバ350へ送信
する(ステップS136。利用情報送信ステップ)。こ
こで、利用情報156は履歴情報埋め込みステップ(ス
テップS134)における履歴情報117をさらに含む
こともできる。
【0102】サーバ350は、利用情報送信ステップ
(ステップS136)で利用部120から送信された利
用情報156に基づいて、メッセージ142を分類した
集計情報342を作成する(ステップS140。集計情
報作成ステップ)。ここで作成される集計情報342は
上述の分類表343等を含むものである。次に、集計情
報作成ステップ(ステップS142)で作成された集計
情報342を利用部120から閲覧可能に記録する(ス
テップS142)。
【0103】利用部120は、サーバ350に記録され
た所定の情報、例えば上述の集計情報342の閲覧およ
び/または編集を行う(ステップS150)。
【0104】以上より、本発明の実施の形態2によれ
ば、利用部120はサーバ350から送信された鍵情報
340Aの内容を自動的に反映したメッセージ入力フォ
ーム140を表示することができ、ユーザはこのメッセ
ージ入力フォーム140に所望のメッセージ142を入
力することができる。このメッセージ142は他の情報
と共に利用情報156としてサーバ350へ送信され
る。サーバ350は利用情報156に基づき集計情報3
42を作成し、利用部120から閲覧/編集が可能なよ
うに記録しておくことができる。集計情報342は利用
部毎、DC毎および販売店毎にメッセージ142を分類
した分類表を有しているため、ユーザは例えば同じDC
320に関する他のユーザのメッセージ142を閲覧す
ることができ、当該メッセージ142に対して所定の掲
示板へ所望のメッセージを書き込む等の意見投稿や編集
を行うこともできる。このため、実施の形態1に加え
て、サーバ350(DCの所有者側等)が同一のDCを
利用したユーザ相互のコミュニケーションを容易に支援
することができる。
【0105】上述の鍵情報340AはユーザがDC32
0を購入した購入順位331等のユーザの個人的記録も
含んでおり、メッセージ入力フォーム140にはこの購
入順位331も表示される。このため、ユーザは購入順
位331が若いほど他のユーザよりも早く購入したこと
を証明することができる。さらに鍵情報340Aはユー
ザがDC320を購入した購入日付339も含んでお
り、メッセージ入力フォーム140にはこの購入日付3
39も表示される。したがって、仮にそのDC320が
ベストセラーになった場合、当該DC320がベストセ
ラーになる前にそのユーザが当該DC320を購入して
いたことを証明することができる。このため、ユーザの
当該DCに対する、例えば他のユーザよりも早く購入し
た等の優越感も含む愛着感を刺激することができる。
【0106】上述の購入順位331または購入日付33
9の証明は、上述のように愛着感を刺激されたユーザか
らの申請に基づく証明書等の発行により行うこともでき
る。サーバ350は利用情報156を受信した際に、当
該利用情報156中の各種の情報相互を繋げるリンク情
報を作成し保存しておくこともできる。例えばある利用
情報156中の利用部識別子110と販売店識別子33
5との繋がりを保存しておくことができる。このため、
ユーザ(利用部識別子110の利用部120)から購入
順位の申請がされたDC(DC識別子330)につい
て、当該DCが販売された販売店(販売店識別子33
5)を得ることができる。そのような販売店に対して所
定の報酬を与えることにより、ユーザの愛着感や嗜好に
沿った細やかで効果的な宣伝活動を行うことができる。
【0107】実施の形態3.本実施の形態3では、実施
の形態1および2に加えてDCの貸し借りを実現する機
能について説明する。図9は、本発明の実施の形態3に
おけるディジタル・コンテンツ利用システムにおける2
つのユーザ端末の関係を示す。図9で実施の形態1およ
び2の図1、2および6と同じ符号を付した箇所は同じ
要素を示すため説明は省略する。図9において、実施の
形態3で追加または一部変更された箇所には網を掛けて
示す。
【0108】図9に示されるように、ユーザ端末100
aと100bとは各々ノード210、207を介してネ
ットワーク200に接続している。図9では図面の都合
上データセンタ300の細部は省略されている。以下の
説明の都合上、ユーザ端末100aのユーザAは正規に
DC320を購入し、当該DC320のすべての利用を
他のユーザ端末100bのユーザBに利用させたいと考
えたものとする。一方、他のユーザ端末100bのユー
ザBは当該DC320を未だ正規に購入していないが、
当該DC320をユーザAのユーザ端末100aからネ
ットワーク200を介して入手したか、またはユーザA
から記録媒体に記録された形態で直接的に入手し、当該
DC320をユーザ端末100b側の記憶装置150に
コピーしたものとする。この場合、上述の実施の形態で
も説明したように、ユーザBのユーザ端末100bでは
非暗号化DC115を試行利用部124により試行的に
利用することは可能であるが、鍵情報340または34
0Aをデータセンタ300から得ていないため、認証部
128によりDC320の非暗号化DC115でない部
分を利用することはできないと判断されることになる。
【0109】上述の実施の形態1または2と同様に、ユ
ーザ端末100aの認証部128は、識別子取出し部1
27により取り出された利用部識別子110embと利
用部識別子生成部122により生成された利用部識別子
110とが同一である場合、DC320の利用を認証す
る。本実施の形態3では、認証部128は、さらにDC
320を他のユーザ端末100bで利用する許可を示す
許可情報118をDC320encに埋め込むことがで
きる。
【0110】他のユーザ端末100bの形態利用部13
0は、認証部128により利用が認証されなかったDC
320に、ユーザ端末100aの利用部120aにより
許可情報118が埋め込まれていた場合、所定の期間、
当該DC320をその形態に応じて利用することができ
る。所定の期間はユーザ端末100a側で設定すること
ができ、10日間程度が好適であるが、10日間に限定
されるものではない。この結果、正規にDC320を購
入したユーザAが、当該DC320を未だ正規に購入し
ていない他のユーザBに対してすべて利用させることを
希望する場合、当該DC320に許可情報118を埋め
込むことにより、他のユーザBに当該DC320をすべ
て閲覧させることができる。
【0111】図10は、本発明の実施の形態3における
ディジタル・コンテンツ利用方法のフローチャートを示
す。図10は実施の形態1の図4および図5に示される
フローチャートの一部変更および追加を行ったものであ
り、図4および図5と同じステップ番号を付した箇所は
同じ機能を有するため説明は省略する。図10に示され
るように、上述の利用部120a(ユーザ端末100
a)および利用部120b(ユーザ端末100b)の機
能は1つにまとめられている。図10中の点線で囲まれ
た範囲が上述の利用部120aで用いられる機能を示
し、一点鎖線で囲まれた範囲が上述の利用部120b
(他のユーザ端末100b)で用いられる機能を示す。
【0112】図10に示されるように、識別子取出しス
テップで取り出された利用部識別子110embと利用
部識別子生成ステップで生成された利用部識別子110
とが同一である場合、認証部128はDC320の利用
を認証する(ステップS110)。認証部128は、さ
らにDC320を他のユーザ端末100bで利用する許
可を示す許可情報118をDC320encに埋め込む
(ステップS110A)。その後、実施の形態1等と同
様にDC320の形態に応じた利用を行う(ステップS
120。形態利用ステップ)。
【0113】一方、他のユーザ端末120bの利用部1
20bにおいて、識別子取出しステップで取り出された
利用部識別子110embと利用部識別子生成ステップ
で生成された利用部識別子110とが同一でない場合で
あっても、当該DC320にユーザ端末100aの利用
部120aによる許可情報118が埋め込まれていた場
合、所定の期間、当該DC320をその形態に応じて利
用することができる(ステップS210。形態利用ステ
ップ)。許可情報118が埋め込まれていない場合、利
用はできず終了する。
【0114】他のユーザ端末100bがユーザ端末10
0aからDC320を入手した後、当該DC320を正
規に購入する場合も、上述された手順と同様にしてデー
タセンタ300のサーバ350へ購入申込み等を行えば
よい。具体的には、まず他のユーザ端末100bの識別
子に基づいて他のユーザ端末100bの利用部120b
を識別する利用部識別子110を生成する(他のユーザ
端末における利用部識別子生成ステップ)。次に、利用
部120bが、ユーザ端末100a側から得たDC32
0の中で暗号化が除かれた所定の部分をDC320の形
態に応じて利用する(他のユーザ端末における試行利用
ステップ)。他のユーザ端末100bにおける試行利用
ステップで利用されたDC320とその購入申込み情報
153とを少なくとも含む情報を利用部120bからサ
ーバ350へ送信する。
【0115】サーバ350が利用部120bからDC3
20とその購入申込み情報153とを少なくとも含む情
報を受信した場合、そのDC320に埋め込まれた販売
店識別子335embを取出し、この販売店識別子33
5emb毎にDC320の販売数338を販売店情報記
録部374に記録し、暗号化ステップによる暗号化の復
号化に用いる鍵341を含む鍵情報340をサーバ35
0から利用部120bへ送信する(他のユーザ端末に対
する購入処理ステップ)。DC320の購入を行う場
合、利用部120bはサーバ350へ購入申込み情報1
53b(不図示)とDCの識別名332と販売店の識別
名337とを少なくとも含む情報を送信してもよい。サ
ーバ350は受信した販売店の識別名337に基づい
て、販売店識別子335を販売店識別子記録部372か
ら取得し、販売店情報記録部374の当該販売店識別子
335、すなわちユーザAがDC320を購入した複製
元の販売店の販売店識別子335に対応するDC320
の販売数を更新することができる。あるいはDC320
の購入を行う場合、利用部120bはサーバ350へ購
入申込み情報153b(不図示)と、DC320enc
とDCの識別名332と販売店の識別名337とを含む
情報を送信することもできる。サーバ350は販売店識
別子335の取得に関しては、DC320encに埋め
込まれた販売店識別子335を取出してもよく、販売店
の識別名337に基づいて、販売店識別子335を販売
店識別子記録部372から取得してもよい。
【0116】他のユーザ端末100bにおける試行利用
ステップで利用されたDC320中で暗号化された部分
の復号化を、他のユーザ端末100bに対する購入処理
ステップで送信された鍵情報340に基づいて行う(他
のユーザ端末における復号化ステップ)。他のユーザ端
末100bにおける復号化ステップによる復号化に先立
ちまたは復号化の後に、DC320に埋め込まれたDC
識別子330embおよび利用部識別子110embの
取出しを行う(他のユーザ端末における識別子取出しス
テップ)。他のユーザ端末100bにおける識別子取出
しステップで取り出された利用部識別子110embと
他のユーザ端末における利用部識別子生成ステップで生
成された利用部識別子110とが同一である場合、DC
320の利用を認証する(他のユーザ端末における認証
ステップ)。他のユーザ端末における認証ステップで利
用が認証されたDC320をそのDC320の形態に応
じて利用する(他のユーザ端末における形態利用ステッ
プ)。上述のようにして、他のユーザ端末100bがユ
ーザ端末100aからDC320を入手した後、当該D
C320を正規に購入することができる。
【0117】以上より、本発明の実施の形態3によれ
ば、正規にDC320を購入したユーザAが、当該DC
320を未だ正規に購入していない他のユーザBに対し
てすべて利用させることを希望する場合、当該DC32
0に許可情報118を埋め込むことにより、他のユーザ
Bに当該DC320をすべて閲覧させることができる。
言い換えればDC320の貸し借りを可能とすることに
より、より多くのユーザにDC320を利用できる機会
を与え、DC320を借りたユーザの購買意欲を促進す
ることができる。
【0118】実施の形態4.図11は、本発明の実施の
形態4におけるディジタル・コンテンツ利用システムを
示す。図11で実施の形態1の図2、実施の形態2の図
6または実施の形態3の図9と同じ符号を付した箇所は
同じ要素を示すため説明は省略する。図11中、他の実
施の形態と同様である箇所は、図面の都合上一部省略し
て図示されている。
【0119】本実施の形態4では、DC320の宣伝お
よび販売を販売店側サーバ700により行う場合につい
て説明する。販売店側サーバ700は複数存在し、特定
のDC320についてデータセンタ300側から販売の
認定を受けているものとする。図11において、ネット
ワーク200とノード215を介して接続された販売店
側サーバ700は、販売の認定を受けた販売可能なDC
320の識別名を表示する識別名表示部(識別名表示手
段)730を有している。識別名表示部(識別名表示手
段)730は販売店側サーバ700の記憶装置780上
に、販売可能なDC320の名称および/またはDC3
20の識別名等の販売表示情報750をユーザ端末10
0の利用部120からアクセス可能に表示することがで
きる。販売店側サーバ700の切替送信部(切替送信手
段)720は、ユーザ端末100の利用部120からD
Cの識別名332および利用部識別子110を含む情報
を受信し、この情報に販売店側サーバ700に対応する
販売店の識別名337を付加した情報を利用部100か
らの要求情報155Aとして切り替えてサーバ350へ
送信する。DCの識別名332、利用部識別子および販
売店の識別名337は要求情報155Aとして記憶装置
780上に記録されている。読了者向け情報送信部72
5は、サーバ350から送信された読了者情報に基づ
き、所定の読了者向け情報をサーバ350へ送信する。
インタフェース(I/F)部710は販売店側サーバ7
00とネットワーク200のノード215との間のイン
タフェース機能を有している。
【0120】ユーザ端末100の利用部120のDC要
求部123は、販売店側サーバ700の識別名表示部7
30により表示された販売表示情報750から所望のD
Cの識別名332等を選択し、選択されたDCの識別名
332および利用部識別子生成部122により生成され
た利用部識別子110を含む情報を販売店側サーバ70
0へ送信する。
【0121】データセンタ300側のサーバ350の識
別子取得部355は、販売店側サーバ700の切替送信
部720により送信された要求情報155Aに含まれる
DCの識別名332に基づいて、DC識別子330をD
C識別子記録部370から取得し、要求情報155Aに
含まれるDC320の販売店の識別名337に基づい
て、販売店識別子335を販売店識別子記録部372か
ら取得する。暗号化部356は、販売店側サーバ700
の切替送信部720により送信された要求情報155A
に含まれる利用部識別子110および識別子取得部35
5により取得されたDC識別子330に基づいてDC3
20の所定の部分を除く暗号化を行う。識別子埋め込み
部357は、暗号化部356による暗号化に先立ちまた
は暗号化の後に、販売店側サーバ700の切替送信部7
20により送信された要求情報155Aに含まれる利用
部識別子110、識別子取得部355により取得された
DC識別子330および販売店識別子335のDC32
0への埋込みを行う。読了者情報送信部367は、利用
部120から受信した利用情報156および/または履
歴情報117を含む読了者情報を販売店側サーバ700
へ送信する。この読了者情報により販売店側サーバ70
0はユーザがDC320を読了したことを知ることがで
きる。読了者向け情報転送部368は、販売店側サーバ
700から所定の読了者向け情報(例えば、新刊または
続刊のDCに関する情報)を受信した場合、この所定の
読了者向け情報を利用部120へ転送する。
【0122】図12は、本発明の実施の形態4のディジ
タル・コンテンツ利用システムにおけるデータの流れを
例示する図である。図12で図11と同じ符号を付した
箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図12中に
示されるステップ番号は後述の図13に示されるフロー
チャート中の番号である。図13に示されるフローチャ
ートの説明は後述する。
【0123】図12に示されるように、販売店側サーバ
700側においてユーザ端末100からアクセス可能に
表示された販売表示情報750は、DCの名称およびD
Cの識別名を表示している。例えば、DCの名称755
は「小説A」、DCの名称755のDCの識別名332
は「DC−123」である。以下同様に、DCの名称7
58は「ABC辞典」、DCの名称758のDCの識別
名332は「DC−456」であり、DCの名称760
は「琵琶湖の四季写真集」、DCの名称760のDCの
識別名332は「DC−789」である。ユーザ端末1
00側からこの販売表示情報750にアクセスして、所
望のDCの名称755「小説A」またはDCの識別名
「DC−123」を選択し、そのDCの名称755また
はDCの識別名332を販売店側サーバ700へ送信す
る(ステップS22)。その際、利用部識別子110
(例えば「AAA−PPP−XX」)も販売店側サーバ
700へ送信する(ステップS23)。
【0124】販売店側サーバ700は、受信したDCの
名称755またはDCの識別名332と利用部識別子1
10とに販売店の識別名337を付加した情報を、利用
部120からの要求情報155Aとして切替えてサーバ
350へ送信する(ステップS310)。
【0125】サーバ350は、受信した要求情報155
Aに含まれるDCの識別名332(「DC−123」
等)に基づいて、DC識別子330(「00AA11」
等)をDC識別子記録部370から取得し、要求情報1
55Aに含まれるDC320の販売店の識別名337
「(SHOP−123)等」に基づいて、販売店識別子
335(「F3218」等)を販売店識別子記録部37
2から取得する。以下、上述のように暗号化部356が
DC320の所定の部分を除く暗号化を行う。識別子埋
め込み部357は、暗号化部356による暗号化に先立
ちまたは暗号化の後に、要求情報155Aに含まれる利
用部識別子110等のDC320への埋込みを行う。
【0126】図13および図14は、本発明の実施の形
態4におけるディジタル・コンテンツ利用方法のフロー
チャートを示す。図13および図14のフローチャート
は、実施の形態1のフローチャート(図4および図
5)、実施の形態2のフローチャート(図8)および実
施の形態3のフローチャート(図10)に一部追加また
は修正を行ったものであり、基本的な流れは同様なもの
となっているため、重複する機能の説明は省略する。図
13および図14は一連のフローチャートであり、図面
の都合上、2図に分割したものである。図13および図
14において、左側は利用部120における処理を示
し、中央は販売店側サーバ700における処理を示し、
右側はサーバ350における処理を示す。利用部12
0、販売店側サーバ700およびサーバ350との間で
送信されるデータは各々の間の矢印で示す。
【0127】図13に示されるように、販売店側サーバ
700が、販売可能なDCの名称755またはDCの識
別名332を販売表示情報750としてユーザ端末10
0等からアクセス可能に表示する(ステップS300。
識別名表示ステップ)。
【0128】利用部120は、ステップS20(利用部
識別子生成ステップ)の後に、ステップS300(識別
名表示ステップ)で表示されたDCの名称755等を閲
覧し(ステップS21)、選択したDCの識別名322
等を販売店側サーバ700へ送信する(ステップS2
2)。さらにステップS20(利用部識別子生成ステッ
プ)で生成された利用部識別子110を販売店側サーバ
700へ送信する(ステップS23。DC要求ステッ
プ)。この後、S23Eから図14に示されるステップ
S136までは上述の実施の形態と同様であるため説明
は省略する。
【0129】販売店側サーバ700は、受信したDCの
名称755またはDCの識別名332と利用部識別子1
10とに販売店の識別名337を付加した情報を、利用
部120からの要求情報155Aとして切替えてサーバ
350へ送信する(ステップS310。切替送信ステッ
プ)。この後、S310Eから図14に示されるステッ
プ330へと進む。
【0130】サーバ350は、ステップS10(DC識
別子生成ステップ)およびステップ15の後に、ステッ
プS310(切替送信ステップ)で送信された要求情報
155Aに含まれるDCの識別名332等に対応するD
C識別子330等をDC識別子記録部370から取得
し、要求情報155Aに含まれる販売店の識別名337
に対応する販売店識別子335を販売店識別子記録部3
72から取得する(ステップS35A。識別子取得ステ
ップ)。この後、S35AEから図14に示されるステ
ップS40A、S45Aへ進む。取得されたDC識別子
330と要求情報155Aに含まれる利用部識別子11
0とに基づいて、利用部識別子110の埋め込みを含む
DC320の暗号化を行う(ステップS40A、S45
A。暗号化ステップ)。暗号化されたDC320enc
を利用部120へ送信する(ステップS50)。この
後、ステップS142までは上述の実施の形態と同様で
あるため説明は省略する。
【0131】サーバ350は、利用部120から受信し
た利用情報156および/または履歴情報117を含む
読了者情報を販売店側サーバ700へ送信する(ステッ
プ320)。販売店側サーバ700は、サーバ350か
ら送信された読了者情報に基づき、所定の読了者向け情
報をサーバ350へ送信する(ステップ330)。サー
バ350は、販売店側サーバ700から受信した所定の
読了者向け情報を利用部120へ転送する(ステップS
340)。
【0132】以上より、本発明の実施の形態4によれ
ば、DC320の宣伝および販売を行う販売店側サーバ
700を別に設けることができる。ユーザ端末100側
から販売店側サーバ700の販売表示情報750にアク
セスして、所望のDC名称755またはDCの識別名3
32を選択し、販売店側サーバ700が利用部120か
らの要求情報として切替えてデータセンタ300側のサ
ーバ350へ送ることができる。この後、データセンタ
300側からユーザ端末100側へ所望のDC320を
ダウンロードさせることにより販売を行うことができ
る。DCの管理、ダウンロードおよび販売料金の決済は
データセンタ300側で行うため、個人のウェブ・サイ
トでもインターネット等のネットワークを介したDCの
宣伝および販売を簡易に行うことができる。
【0133】上述の説明では、利用部120は予めユー
ザ端末100に設けられていた。この利用部120はユ
ーザがCD−ROM等の記録媒体の形態で入手して、ユ
ーザ端末100上にインストールすることができる。し
かし、サーバ350側に、利用部120および/または
利用部120をユーザ端末100にインストールするイ
ンストーラ(不図示)をユーザ端末100から取得(ダ
ウンロード)可能な状態に置くこともできる。この結
果、ユーザは、利用部120および/またはインストー
ラをサーバ350からダウンロードし、ユーザ端末10
0上に利用部120をインストールすることができる。
利用部120のインストールの際に、利用部識別子生成
部122が利用部識別子110を生成することもでき
る。
【0134】上述した各実施の形態の機能を実現する本
発明のコンピュータ・プログラムを、各々ユーザ端末1
00またはサーバ350側に供給し、当該ユーザ端末1
00またはサーバ350等のCPUが当該コンピュータ
・プログラムを実行することによっても、本発明の目的
が達成されることは言うまでもない。当該コンピュータ
・プログラムの供給はネットワーク200を介して供給
することができる。あるいは記録媒体の形態で当該ユー
ザ端末100またはサーバ350等の記録媒体読取り部
(不図示)に供給することもできる。上述の場合、当該
コンピュータ・プログラム自体が本発明のユーザ端末ま
たはサーバ等の新規な機能を実現することになる。さら
に、当該コンピュータ・プログラムを記録した記録媒体
も同様に本発明を構成することになる。当該コンピュー
タ・プログラムを記録した記録媒体としては、例えば、
CD−ROM、メモリ・カード、DVD、光ディスク、
FD、ハードディスク、ROM等を用いることができ
る。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディジタ
ル・コンテンツ利用システムおよび方法等によれば、サ
ーバ350の暗号化部356によるDC320の暗号化
に先立ちまたは暗号化の後に、サーバ350の識別子埋
め込み部357がDC320またはDC320encへ
販売店識別子335、利用部識別子110およびDC識
別子330の埋め込みを行う。サーバ350の配信部3
58により利用部120へ配信されたDC320enc
の中で暗号化が除かれた所定の部分をそのDC320の
形態に応じて試行的に利用(試読等)する。ユーザ端末
100のユーザがDC320の購入を希望する場合、利
用部120の申込み情報送信部125はDC320に対
する購入申込み情報153とDC320encとをサー
バ350へ送信する。サーバ350はDC320enc
に埋め込まれた販売店識別子335を取出し、販売店情
報記録部374の当該販売店識別子335に対応するD
C320の販売数を更新する。この結果、DC320を
販売した販売店へ紹介に見合った報酬を支払うことが可
能となるため、複数の販売店全体に対する販売促進を行
うことができるディジタル・コンテンツ利用方法および
方法等を提供することができる。
【0136】本発明のディジタル・コンテンツ利用シス
テムおよび方法等によれば、利用部120はサーバ35
0から送信された鍵情報340Aの内容を自動的に反映
したメッセージ入力フォーム140を表示することがで
き、ユーザはこのメッセージ入力フォーム140に所望
のメッセージ142を入力することができる。このメッ
セージ142は他の情報と共に利用情報156としてサ
ーバ350へ送信される。サーバ350は利用情報15
6に基づき集計情報342を作成し、利用部120から
閲覧/編集が可能なように記録しておくことができる。
集計情報342は利用部毎、DC毎および販売店毎にメ
ッセージ142を分類した分類表を有しているため、ユ
ーザは例えば同じDC320に関する他のユーザのメッ
セージ142を閲覧することができし、当該メッセージ
142に対して所望のメッセージを書き込む等の編集を
行うこともできる。このため、実施の形態1に加えて、
サーバ350(DCの所有者側等)が同一のDCを利用
したユーザ相互のコミュニケーションを容易に支援する
ことができるディジタル・コンテンツ利用方法および方
法等を提供することができる。
【0137】本発明のディジタル・コンテンツ利用シス
テムおよび方法等によれば、正規にDC320を購入し
たユーザAが、当該DC320を未だ正規に購入してい
ない他のユーザBに対してすべて利用させることを希望
する場合、当該DC320に許可情報118を埋め込む
ことにより、他のユーザBに当該DC320をすべて閲
覧させることができる。言い換えればDC320の貸し
借りを可能とすることにより、より多くのユーザにDC
320を利用できる機会を与え、DC320を借りたユ
ーザの購買意欲を促進することができるディジタル・コ
ンテンツ利用方法および方法等を提供することができ
る。
【0138】さらに、本発明のディジタル・コンテンツ
利用システムおよび方法等によれば、DC320の宣伝
および販売を行う販売店側サーバ700を別に設けるこ
とができる。ユーザ端末100側から販売店側サーバ7
00の販売表示情報750にアクセスして、所望のDC
名称755またはDCの識別名332を選択し、販売店
側サーバ700が利用部120からの要求情報として切
替えてデータセンタ300側のサーバ350へ送ること
ができる。この後、データセンタ300側からユーザ端
末100側へ所望のDC320をダウンロードさせるこ
とにより販売を行うことができる。DCの管理、ダウン
ロードおよび販売料金の決済はデータセンタ300側で
行うため、個人のウェブ・サイトでもインターネット等
のネットワークを介したDCの宣伝および販売を簡易に
行うことができるディジタル・コンテンツ利用方法およ
び方法等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の各実施の形態に共通するディジタル
・コンテンツ利用システムおよび方法等の概要を示す図
である。
【図2】 本発明の実施の形態1におけるディジタル・
コンテンツ利用システムを示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1のディジタル・コンテ
ンツ利用システムにおけるデータの流れを例示する図で
ある。
【図4】 本発明の実施の形態1におけるディジタル・
コンテンツ利用方法を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態1におけるディジタル・
コンテンツ利用方法を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態2におけるディジタル・
コンテンツ利用システムを示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態2のディジタル・コンテ
ンツ利用システムにおけるデータの流れを例示する図で
ある。
【図8】 本発明の実施の形態2におけるディジタル・
コンテンツ利用方法を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の実施の形態3におけるディジタル・
コンテンツ利用システムにおける2つのユーザ端末の関
係を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態3におけるディジタル
・コンテンツ利用方法を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の実施の形態4におけるディジタル
・コンテンツ利用システムを示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態4のディジタル・コン
テンツ利用システムにおけるデータの流れを例示する図
である。
【図13】 本発明の実施の形態4におけるディジタル
・コンテンツ利用方法を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の実施の形態4におけるディジタル
・コンテンツ利用方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100a,100b ユーザ端末、 103,305,
710 インタフェース(I/F)部、 105a,1
05b ユーザのシステム、 107a,107b W
WWブラウザ、 110,110emb 利用部識別
子、 115 非暗号化DC、 117 履歴情報、
118 許可情報、 119,119a,119b,1
19enc 暗号化の対象部分、 120,120a,
120b利用部、 122 利用部識別子生成部、 1
23 DC要求部、 124 試行利用部、 125
申込み情報送信部、 126 復号化部、 127 識
別子取出し部、 128 認証部、 130 形態利用
部、 132 入力フォーム表示部、 134 メッセ
ージ入力部、 136履歴情報埋め込み部、 138
利用情報送信部、 139 閲覧/編集部、 140
メッセージ入力フォーム、 142 メッセージ、 1
50,150a,150b,780 記憶装置HDD、
153 購入申込み情報、 155,155A 要求
情報、 156 利用情報、 200 ネットワーク、
205,207,210,215ノード、 300
データセンタ、 310 DC記録部、 310a 電
子書籍DB、 310b 顧客情報DB、 310c
ダウンロード・課金情報DB、 310d 販売店D
B、 320,320enc DC、 330,330
emb DC識別子、 331 購入順位、 332
DCの識別名、 334利用終了日付、 335,33
5emb 販売店識別子、 337 販売店の識別名、
338 販売数、 339 購入日付、 340,3
40A 鍵情報、 341 鍵、 342 集計情報、
343,345,347 分類表、 350,350
a,350b サーバ、 353 DC識別子生成部、
354販売店識別子生成部、 355 識別子取得
部、 356 暗号化部、 357識別子埋め込み部、
358 配信部、 362 購入処理部、 364
集計情報作成部、 366 集計情報記録部、 367
読了者情報送信部、 368 読了者向け情報転送
部、 370 DC識別子記録部、 372 販売店識
別子記録部、 374販売店情報記録部、 700 販
売店側サーバ、 705 販売店のシステム、 715
ウェブ・アプリケーション、 720 切替送信部、
725 読了者向け情報送信部、 730 識別名表
示部、 750販売表示情報、 755,758,76
0 DCの名称、 770 注文情報、 780 ウェ
ブ・サイト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 雄介 東京都千代田区神田駿河台2丁目9番18号 株式会社イーブックイニシアティブジャ パン内 (72)発明者 吉丸 新一郎 京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地 京セラコミュニケーションシステム株式会 社内 (72)発明者 津田 康弘 東京都港区高輪2丁目18番10号 京セラコ ミュニケーションシステム株式会社東京支 社内 (72)発明者 荒木 慎一郎 大阪府大阪市淀川区宮原3丁目5番24号 京セラコミュニケーションシステム株式会 社大阪支社内

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル・コンテンツを配信するサー
    バと、該サーバとネットワークを介して接続されたユー
    ザ端末とを有するディジタル・コンテンツ利用システム
    であって、前記サーバは、ディジタル・コンテンツを記
    録したディジタル・コンテンツ記録部と接続され、前記
    ユーザ端末は配信されたディジタル・コンテンツの利用
    を行う利用部を有するものであり、 前記サーバは、 ディジタル・コンテンツを識別するディジタル・コンテ
    ンツ識別子を生成し、ディジタル・コンテンツの識別名
    毎に該ディジタル・コンテンツ識別子をディジタル・コ
    ンテンツ識別子記録部に記録するディジタル・コンテン
    ツ識別子生成手段と、 ディジタル・コンテンツの販売店を識別する販売店識別
    子を生成し、該販売店の識別名毎に該販売店識別子を販
    売店識別子記録部に記録し、該販売店識別子毎に該ディ
    ジタル・コンテンツのディジタル・コンテンツ識別子と
    初期設定された販売数とを販売店情報記録部に記録する
    手段と、 前記利用部から送信されたディジタル・コンテンツの識
    別名に基づいて、ディジタル・コンテンツ識別子を前記
    ディジタル・コンテンツ識別子記録部から取得し、前記
    利用部から送信された該ディジタル・コンテンツの販売
    店の識別名に基づいて、販売店識別子を前記販売店識別
    子記録部から取得する識別子取得手段と、 前記利用部から送信された該利用部を識別する利用部識
    別子および前記識別子取得手段により取得されたディジ
    タル・コンテンツ識別子に基づいて該ディジタル・コン
    テンツの所定の部分を除いて暗号を生成する暗号化手段
    と、 前記暗号化手段による暗号化に先立ちまたは暗号化の後
    に、前記利用部から送信された該利用部を識別する利用
    部識別子、前記識別子取得手段により取得されたディジ
    タル・コンテンツ識別子および販売店識別子のディジタ
    ル・コンテンツへの埋込みを行う識別子埋め込み手段
    と、 前記暗号化手段による暗号化と前記識別子埋め込み手段
    による識別子の埋め込みとが行われたディジタル・コン
    テンツを前記利用部へ配信する配信手段と、 前記利用部からディジタル・コンテンツの購入申込み情
    報と該ディジタル・コンテンツとを少なくとも含む情報
    を受信した場合、該ディジタル・コンテンツに埋め込ま
    れた販売店識別子を取出し、前記利用部からディジタル
    ・コンテンツの購入申込み情報とディジタル・コンテン
    ツの識別名と販売店の識別名とを少なくとも含む情報を
    受信した場合、該販売店の識別名に基づいて販売店識別
    子を前記販売店識別子記録部から取得し、販売店情報記
    録部に記録された該販売店識別子毎の該ディジタル・コ
    ンテンツの販売数を更新し、前記暗号化手段による暗号
    化の復号化に用いる鍵を含む鍵情報を該利用部へ送信す
    る購入処理手段とを備え、 前記利用部は、 ユーザ端末の識別子に基づいて利用部識別子を生成する
    利用部識別子生成手段と、 ディジタル・コンテンツの識別名、該ディジタル・コン
    テンツの販売店の識別名および前記利用部識別子生成手
    段により生成された利用部識別子を含む要求情報を前記
    サーバへ送信するディジタル・コンテンツ要求手段と、 前記サーバとネットワークを介して接続され、利用部を
    有する他のユーザ端末側から得たディジタル・コンテン
    ツまたは前記サーバの配信手段により配信されたディジ
    タル・コンテンツの中で暗号化が除かれた所定の部分を
    該ディジタル・コンテンツの形態に応じて利用する試行
    利用手段と、 前記試行利用手段で利用されたディジタル・コンテンツ
    の購入申込み情報と該ディジタル・コンテンツとを少な
    くとも含む情報、または該ディジタル・コンテンツの購
    入申込み情報と該ディジタル・コンテンツの識別名と販
    売店の識別名とを少なくとも含む情報を前記サーバへ送
    信する手段と、 前記サーバの配信手段により配信されたディジタル・コ
    ンテンツ中で暗号化された部分の復号化を、前記購入処
    理手段により送信された鍵情報に基づいて行う復号化手
    段と、 前記復号化手段による復号化に先立ちまたは復号化の後
    に、ディジタル・コンテンツに埋め込まれたディジタル
    ・コンテンツ識別子および利用部識別子の取出しを行う
    識別子取出し手段と、 前記識別子取出し手段により取り出された利用部識別子
    と前記利用部識別子生成手段により生成された利用部識
    別子とが同一である場合、ディジタル・コンテンツの利
    用を認証する認証手段と、 前記認証手段により利用が認証されたディジタル・コン
    テンツを該ディジタル・コンテンツの形態に応じて利用
    する形態利用手段とを備えたことを特徴とするディジタ
    ル・コンテンツ利用システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディジタル・コンテンツ
    利用システムにおいて、前記利用部は、 前記サーバの前記購入処理手段により送信された鍵情報
    の内容を含む所定のメッセージ入力フォームを表示する
    入力フォーム表示手段と、 前記入力フォーム表示手段により表示された所定のメッ
    セージ入力フォームからメッセージを入力するメッセー
    ジ入力手段と、 前記形態利用手段により利用されたディジタル・コンテ
    ンツに埋め込まれた利用部識別子、ディジタル・コンテ
    ンツ識別子および販売店識別子と、前記メッセージ入力
    手段により入力されたメッセージとを含む利用情報を前
    記サーバへ送信する利用情報送信手段と、 前記サーバに記録された所定の情報を閲覧および/また
    は編集する手段とをさらに備え、前記サーバは、 前記利用情報送信手段により送信された利用情報に基づ
    いて、メッセージを分類した集計情報を作成する集計情
    報作成手段と、 前記集計情報作成手段により作成された集計情報を利用
    部から閲覧可能に記録する手段とを備えたことを特徴と
    するディジタル・コンテンツ利用システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のディジタル・コ
    ンテンツ利用システムにおいて、 前記サーバのディジタル・コンテンツ識別子生成手段
    は、ディジタル・コンテンツを識別するディジタル・コ
    ンテンツ識別子の生成と共に、該ディジタル・コンテン
    ツの購入順位の初期設定を行って、ディジタル・コンテ
    ンツの識別名毎に該ディジタル・コンテンツ識別子と該
    購入順位とをディジタル・コンテンツ識別子記録部に記
    録するものであり、 前記サーバの購入処理手段は、前記利用部からディジタ
    ル・コンテンツとその購入申込み情報とを受信した場
    合、販売店情報記録部に記録された販売店識別子毎の該
    ディジタル・コンテンツの販売数の更新と共に、ディジ
    タル・コンテンツ識別子記録部に記録された購入順位を
    更新し、前記暗号化手段による暗号化の復号化に用いる
    鍵と共に、前記ディジタル・コンテンツ識別子記録部の
    更新された購入順位および購入申込みが行われた日付を
    含む鍵情報を該利用部へ送信するものであり、 前記利用部は、前記購入処理手段により送信された鍵情
    報に含まれるディジタル・コンテンツの購入順位および
    購入申込みが行われた日付と、前記形態利用手段により
    利用されたディジタル・コンテンツの利用終了日付とを
    含む履歴情報を該ディジタル・コンテンツに埋め込む履
    歴情報埋め込み手段をさらに備え、 前記利用情報送信部がサーバへ送信する利用情報は、前
    記履歴情報をさらに含むことを特徴とするディジタル・
    コンテンツ利用システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のデ
    ィジタル・コンテンツ利用システムにおいて、 前記認証手段は、前記識別子取出し手段により取り出さ
    れた利用部識別子と前記利用部識別子生成手段により生
    成された利用部識別子とが同一である場合、ディジタル
    ・コンテンツの利用を認証し、該ディジタル・コンテン
    ツを他のユーザ端末で利用する許可を示す許可情報を該
    ディジタル・コンテンツに埋め込むものであり、 前記形態利用手段は、前記認証手段により利用が認証さ
    れなかったディジタル・コンテンツに、他のユーザ端末
    の利用部により許可情報が埋め込まれていた場合、所定
    の期間、該ディジタル・コンテンツを該ディジタル・コ
    ンテンツの形態に応じて利用することを特徴とするディ
    ジタル・コンテンツ利用システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のデ
    ィジタル・コンテンツ利用システムにおいて、ネットワ
    ークを介して前記ユーザ端末および前記サーバに接続さ
    れた販売店側サーバをさらに備え、 前記販売店側サーバは、 ディジタル・コンテンツの識別名を表示する識別名表示
    手段と、 前記ユーザ端末の利用部からディジタル・コンテンツの
    識別名および利用部識別子を含む情報を受信し、該情報
    に該販売店の識別名を付加した情報を該利用部からの要
    求情報として切り替えて前記サーバへ送信する切替送信
    手段とを備え、 前記利用部のディジタル・コンテンツ要求手段は、前記
    販売店側サーバの識別名表示手段により表示されたディ
    ジタル・コンテンツの識別名を選択し、該選択したディ
    ジタル・コンテンツの識別名および前記利用部識別子生
    成手段により生成された利用部識別子を含む情報を前記
    販売店側サーバへ送信するものであり、 前記サーバの識別子取得手段は、前記販売店側サーバの
    切替送信手段により送信された要求情報に含まれるディ
    ジタル・コンテンツの識別名に基づいて、ディジタル・
    コンテンツ識別子を前記ディジタル・コンテンツ識別子
    記録部から取得し、該要求情報に含まれる該ディジタル
    ・コンテンツの販売店の識別名に基づいて、販売店識別
    子を前記販売店識別子記録部から取得し、 前記サーバの暗号化手段は、前記販売店側サーバの切替
    送信手段により送信された要求情報に含まれる利用部識
    別子および前記識別子取得手段により取得されたディジ
    タル・コンテンツ識別子に基づく該ディジタル・コンテ
    ンツの所定の部分を除く暗号化を行い、 前記サーバの識別子埋め込み手段は、前記暗号化手段に
    よる暗号化に先立ちまたは暗号化の後に、前記販売店側
    サーバの切替送信手段により送信された要求情報に含ま
    れる利用部識別子、前記識別子取得手段により取得され
    たディジタル・コンテンツ識別子および販売店識別子の
    ディジタル・コンテンツへの埋込みを行うことを特徴と
    するディジタル・コンテンツ利用システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のディジタル・コンテンツ
    利用システムにおいて、 前記サーバは、 前記利用部から前記利用情報および/または前記履歴情
    報を受信した場合、該利用情報および/または該履歴情
    報を含む読了者情報を前記販売店側サーバへ送信する手
    段と、 前記販売店側サーバから所定の読了者向け情報を受信し
    た場合、該所定の読了者向け情報を前記利用部へ転送す
    る手段とをさらに備え、 前記販売店側サーバは、前記サーバから送信された読了
    者情報に基づき、所定の読了者向け情報を該サーバへ送
    信する手段をさらに備えたことを特徴とするディジタル
    ・コンテンツ利用システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のデ
    ィジタル・コンテンツ利用システムにおいて、前記サー
    バは、前記利用部および/または該利用部をユーザ端末
    にインストールするインストーラを、ユーザ端末から取
    得可能な状態に置くことを特徴とするディジタル・コン
    テンツ利用システム。
  8. 【請求項8】 配信されたディジタル・コンテンツの利
    用を行う利用部を有するユーザ端末とネットワークを介
    して接続され、該ユーザ端末へディジタル・コンテンツ
    を配信するサーバであって、該サーバは、ディジタル・
    コンテンツを記録したディジタル・コンテンツ記録部と
    接続されており、 ディジタル・コンテンツを識別するディジタル・コンテ
    ンツ識別子を生成し、ディジタル・コンテンツの識別名
    毎に該ディジタル・コンテンツ識別子をディジタル・コ
    ンテンツ識別子記録部に記録するディジタル・コンテン
    ツ識別子生成手段と、 ディジタル・コンテンツの販売店を識別する販売店識別
    子を生成し、該販売店の識別名毎に該販売店識別子を販
    売店識別子記録部に記録し、該販売店識別子毎に該ディ
    ジタル・コンテンツのディジタル・コンテンツ識別子と
    初期設定された販売数とを販売店情報記録部に記録する
    手段と、 前記利用部から送信されたディジタル・コンテンツの識
    別名に基づいて、ディジタル・コンテンツ識別子を前記
    ディジタル・コンテンツ識別子記録部から取得し、前記
    利用部から送信された該ディジタル・コンテンツの販売
    店の識別名に基づいて、販売店識別子を前記販売店識別
    子記録部から取得する識別子取得手段と、 前記利用部から送信された該利用部を識別する利用部識
    別子および前記識別子取得手段により取得されたディジ
    タル・コンテンツ識別子に基づいて該ディジタル・コン
    テンツの所定の部分を除いて暗号を生成する暗号化手段
    と、 前記暗号化手段による暗号化に先立ちまたは暗号化の後
    に、前記利用部から送信された該利用部を識別する利用
    部識別子、前記識別子取得手段により取得されたディジ
    タル・コンテンツ識別子および販売店識別子のディジタ
    ル・コンテンツへの埋込みを行う識別子埋め込み手段
    と、 前記暗号化手段による暗号化と前記識別子埋め込み手段
    による識別子の埋め込みとが行われたディジタル・コン
    テンツを前記利用部へ配信する配信手段と、前記利用部
    からディジタル・コンテンツの購入申込み情報と該ディ
    ジタル・コンテンツとを少なくとも含む情報を受信した
    場合、該ディジタル・コンテンツに埋め込まれた販売店
    識別子を取出し、前記利用部からディジタル・コンテン
    ツの購入申込み情報とディジタル・コンテンツの識別名
    と販売店の識別名とを少なくとも含む情報を受信した場
    合、該販売店の識別名に基づいて販売店識別子を前記販
    売店識別子記録部から取得し、販売店情報記録部に記録
    された該販売店識別子毎の該ディジタル・コンテンツの
    販売数を更新し、前記暗号化手段による暗号化の復号化
    に用いる鍵を含む鍵情報を該利用部へ送信する購入処理
    手段とを備えたことを特徴とするサーバ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のサーバにおいて、 前記利用部から送信された利用部識別子、ディジタル・
    コンテンツ識別子、販売店識別子および所定のメッセー
    ジを含む利用情報に基づいて、メッセージを分類した集
    計情報を作成する集計情報作成手段と、 前記集計情報作成手段により作成された集計情報を利用
    部から閲覧可能に記録する手段とを備えたことを特徴と
    するサーバ。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載のサーバにおい
    て、 前記ディジタル・コンテンツ識別子生成手段は、ディジ
    タル・コンテンツを識別するディジタル・コンテンツ識
    別子の生成と共に、該ディジタル・コンテンツの購入順
    位の初期設定を行って、ディジタル・コンテンツの識別
    名毎に該ディジタル・コンテンツ識別子と該購入順位と
    をディジタル・コンテンツ識別子記録部に記録するもの
    であり、 前記購入処理手段は、前記利用部からディジタル・コン
    テンツとその購入申込み情報とを受信した場合、販売店
    情報記録部に記録された販売店識別子毎の該ディジタル
    ・コンテンツの販売数の更新と共に、ディジタル・コン
    テンツ識別子記録部に記録された購入順位を更新し、前
    記暗号化手段による暗号化の復号化に用いる鍵と共に、
    前記ディジタル・コンテンツ識別子記録部の更新された
    購入順位および購入申込みが行われた日付を含む鍵情報
    を該利用部へ送信することを特徴とするサーバ。
  11. 【請求項11】 請求項8ないし10のいずれかに記載
    のサーバにおいて、 前記識別子取得手段は、ディジタル・コンテンツの販売
    店側サーバを介して前記ユーザ端末の利用部から切り替
    えて送信されたディジタル・コンテンツの識別名、販売
    店の識別名および利用部識別子とを含む要求情報に含ま
    れるディジタル・コンテンツの識別名に基づいて、ディ
    ジタル・コンテンツ識別子を前記ディジタル・コンテン
    ツ識別子記録部から取得し、該要求情報に含まれる該デ
    ィジタル・コンテンツの販売店の識別名に基づいて、販
    売店識別子を前記販売店識別子記録部から取得し、 前記暗号化手段は、前記販売店側サーバを介して前記ユ
    ーザ端末の利用部から切り替えて送信された前記要求情
    報に含まれる利用部識別子および前記識別子取得手段に
    より取得されたディジタル・コンテンツ識別子に基づく
    該ディジタル・コンテンツの所定の部分を除く暗号化を
    行い、 前記識別子埋め込み手段は、前記暗号化手段による暗号
    化に先立ちまたは暗号化の後に、前記販売店側サーバを
    介して前記ユーザ端末の利用部から切り替えて送信され
    た前記要求情報に含まれる利用部識別子、前記識別子取
    得手段により取得されたディジタル・コンテンツ識別子
    および販売店識別子のディジタル・コンテンツへの埋込
    みを行うことを特徴とするサーバ。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のサーバにおいて、 前記利用部から前記利用情報および/または前記履歴情
    報を受信した場合、該利用情報および/または該履歴情
    報を含む読了者情報を前記販売店側サーバへ送信する手
    段と、 前記販売店側サーバから所定の読了者向け情報を受信し
    た場合、該所定の読了者向け情報を前記利用部へ転送す
    る手段とをさらに備えたことを特徴とするサーバ。
  13. 【請求項13】 請求項8ないし12のいずれかに記載
    のサーバにおいて、前記利用部および/または該利用部
    をユーザ端末にインストールするインストーラを、ユー
    ザ端末から取得可能な状態に置くことを特徴とするサー
    バ。
  14. 【請求項14】 ディジタル・コンテンツを配信するサ
    ーバとネットワークを介して接続されたユーザ端末であ
    って、該ユーザ端末は配信されたディジタル・コンテン
    ツの利用を行う利用部を有するものであり、該利用部
    は、 ユーザ端末の識別子に基づいて利用部識別子を生成する
    利用部識別子生成手段と、 ディジタル・コンテンツの識別名、該ディジタル・コン
    テンツの販売店の識別名および前記利用部識別子生成手
    段により生成された利用部識別子を含む要求情報を前記
    サーバへ送信するディジタル・コンテンツ要求手段と、 前記サーバとネットワークを介して接続され、利用部を
    有する他のユーザ端末側から得たディジタル・コンテン
    ツまたは前記サーバの配信手段により配信されたディジ
    タル・コンテンツの中で暗号化が除かれた所定の部分を
    該ディジタル・コンテンツの形態に応じて利用する試行
    利用手段と、 前記試行利用手段で利用されたディジタル・コンテンツ
    の購入申込み情報と該ディジタル・コンテンツとを少な
    くとも含む情報、または該ディジタル・コンテンツの購
    入申込み情報と該ディジタル・コンテンツの識別名と販
    売店の識別名とを少なくとも含む情報を前記サーバへ送
    信する手段と、 前記サーバから配信されたディジタル・コンテンツ中で
    暗号化された部分の復号化を、前記サーバから送信され
    た復号化に用いる鍵を含む鍵情報に基づいて行う復号化
    手段と、 前記復号化手段による復号化に先立ちまたは復号化の後
    に、ディジタル・コンテンツに埋め込まれたディジタル
    ・コンテンツ識別子および利用部識別子の取出しを行う
    識別子取出し手段と、 前記識別子取出し手段により取り出された利用部識別子
    と前記利用部識別子生成手段により生成された利用部識
    別子とが同一である場合、ディジタル・コンテンツの利
    用を認証する認証手段と、 前記認証手段により利用が認証されたディジタル・コン
    テンツを該ディジタル・コンテンツの形態に応じて利用
    する形態利用手段とを備えたことを特徴とするユーザ端
    末。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のユーザ端末におい
    て、前記利用部は、 前記サーバから送信された復号化に用いる鍵を有する鍵
    情報の内容を含む所定のメッセージ入力フォームを表示
    する入力フォーム表示手段と、 前記入力フォーム表示手段により表示された所定のメッ
    セージ入力フォームからメッセージを入力するメッセー
    ジ入力手段と、 前記形態利用手段により利用されたディジタル・コンテ
    ンツに埋め込まれた利用部識別子、ディジタル・コンテ
    ンツ識別子および販売店識別子と、前記メッセージ入力
    手段により入力されたメッセージとを含む利用情報を前
    記サーバへ送信する利用情報送信手段と、 前記サーバに記録された所定の情報を閲覧および/また
    は編集する手段とをさらに備えたことを特徴とするユー
    ザ端末。
  16. 【請求項16】 請求項14または15記載のユーザ端
    末において、 前記利用部から前記サーバへディジタル・コンテンツの
    購入申込み情報を送信した場合、該サーバから送信され
    た、該ディジタル・コンテンツの購入順位および購入申
    込みが行われた日付と、前記形態利用手段により利用さ
    れたディジタル・コンテンツの利用終了日付とを含む履
    歴情報を該ディジタル・コンテンツに埋め込む履歴情報
    埋め込み手段をさらに備えたことを特徴とするユーザ端
    末。
  17. 【請求項17】 請求項14ないし16のいずれかに記
    載のユーザ端末において、 前記認証手段は、前記識別子取出し手段により取り出さ
    れた利用部識別子と前記利用部識別子生成手段により生
    成された利用部識別子とが同一である場合、ディジタル
    ・コンテンツの利用を認証し、該ディジタル・コンテン
    ツを他のユーザ端末で利用する許可を示す許可情報を該
    ディジタル・コンテンツに埋め込むものであり、 前記形態利用手段は、前記認証手段により利用が認証さ
    れなかったディジタル・コンテンツに、他のユーザ端末
    の利用部により許可情報が埋め込まれていた場合、所定
    の期間、該ディジタル・コンテンツを該ディジタル・コ
    ンテンツの形態に応じて利用することを特徴とするユー
    ザ端末。
  18. 【請求項18】 請求項14ないし17のいずれかに記
    載のユーザ端末において、 前記ディジタル・コンテンツ要求手段は、ディジタル・
    コンテンツの販売店側サーバに閲覧可能に表示されたデ
    ィジタル・コンテンツの識別名を選択し、該選択したデ
    ィジタル・コンテンツの識別名および前記利用部識別子
    生成手段により生成された利用部識別子を含む情報を前
    記販売店側サーバへ送信することを特徴とするユーザ端
    末。
  19. 【請求項19】 ディジタル・コンテンツを配信するサ
    ーバと、配信されたディジタル・コンテンツの利用を行
    う利用部を有するユーザ端末とネットワークを介して接
    続されたディジタル・コンテンツの販売店側サーバであ
    って、 前記サーバ側から販売の認定を受けたディジタル・コン
    テンツの識別名を表示する識別名表示手段と、 前記識別名表示手段により表示されたディジタル・コン
    テンツの識別名であって、かつ前記利用部により選択さ
    れたディジタル・コンテンツの識別名と、該利用部によ
    り生成された該利用部を識別する利用部識別子とを含む
    情報を該利用部から受信し、該情報に該販売店の識別名
    を付加した情報を該利用部からの要求情報として切り替
    えて前記サーバへ送信する切替送信手段とを備えたこと
    を特徴とする販売店側サーバ。
  20. 【請求項20】 ディジタル・コンテンツを配信するサ
    ーバと、該サーバとネットワークを介して接続されたユ
    ーザ端末とを用いるディジタル・コンテンツ利用方法で
    あって、前記サーバは、ディジタル・コンテンツを記録
    したディジタル・コンテンツ記録部と接続され、前記ユ
    ーザ端末は配信されたディジタル・コンテンツの利用を
    行う利用部を有するものであり、ディジタル・コンテン
    ツ利用方法は、 ディジタル・コンテンツを識別するディジタル・コンテ
    ンツ識別子を生成し、ディジタル・コンテンツの識別名
    毎に該ディジタル・コンテンツ識別子を前記サーバ側の
    ディジタル・コンテンツ識別子記録部に記録するディジ
    タル・コンテンツ識別子生成ステップと、 ディジタル・コンテンツの販売店を識別する販売店識別
    子を生成し、該販売店の識別名毎に該販売店識別子を前
    記サーバ側の販売店識別子記録部に記録し、該販売店識
    別子毎に該ディジタル・コンテンツのディジタル・コン
    テンツ識別子と初期設定された販売数とを販売店情報記
    録部に記録するステップと、 ユーザ端末の識別子に基づいて前記利用部を識別する利
    用部識別子を生成する利用部識別子生成ステップと、 ディジタル・コンテンツの識別名、該ディジタル・コン
    テンツの販売店の識別名および前記利用部識別子生成ス
    テップで生成された利用部識別子を含む要求情報を前記
    利用部から前記サーバへ送信するディジタル・コンテン
    ツ要求ステップと、 前記ディジタル・コンテンツ要求ステップで前記サーバ
    へ送信されたディジタル・コンテンツの識別名に基づい
    て、ディジタル・コンテンツ識別子を前記ディジタル・
    コンテンツ識別子記録部から取得し、前記ディジタル・
    コンテンツ要求ステップで前記サーバへ送信された該デ
    ィジタル・コンテンツの販売店の識別名に基づいて、販
    売店識別子を前記販売店識別子記録部から取得する識別
    子取得ステップと、 前記ディジタル・コンテンツ要求ステップで前記サーバ
    へ送信された利用部識別子と前記識別子取得ステップで
    取得されたディジタル・コンテンツ識別子とに基づい
    て、ディジタル・コンテンツの所定の部分を除いて暗号
    を生成する暗号化ステップと、 前記暗号化ステップによる暗号化に先立ちまたは暗号化
    の後に、前記利用部から送信された該利用部を識別する
    利用部識別子、前記識別子取得ステップで取得されたデ
    ィジタル・コンテンツ識別子および販売店識別子のディ
    ジタル・コンテンツへの埋込みを行う識別子埋め込みス
    テップと、 前記暗号化ステップによる暗号化と前記識別子埋め込み
    ステップによる識別子の埋め込みとが行われたディジタ
    ル・コンテンツを前記サーバから前記利用部へ配信する
    配信ステップと、 前記配信ステップで前記利用部へ配信されたディジタル
    ・コンテンツの中で暗号化が除かれた所定の部分を該デ
    ィジタル・コンテンツの形態に応じて利用する試行利用
    ステップと、 前記試行利用ステップで利用されたディジタル・コンテ
    ンツの購入申込み情報と該ディジタル・コンテンツとを
    少なくとも含む情報、または該ディジタル・コンテンツ
    の購入申込み情報と該ディジタル・コンテンツの識別名
    と販売店の識別名とを少なくとも含む情報を前記サーバ
    へ送信するステップと、 前記サーバが前記利用部からディジタル・コンテンツの
    購入申込み情報と該ディジタル・コンテンツとを少なく
    とも含む情報を受信した場合、該ディジタル・コンテン
    ツに埋め込まれた販売店識別子を取出し、前記サーバが
    前記利用部からディジタル・コンテンツの購入申込み情
    報とディジタル・コンテンツの識別名と販売店の識別名
    とを少なくとも含む情報を受信した場合、該販売店の識
    別名に基づいて販売店識別子を前記販売店識別子記録部
    から取得し、販売店情報記録部に記録された該販売店識
    別子毎の該ディジタル・コンテンツの販売数を更新し、
    前記暗号化ステップによる暗号化の復号化に用いる鍵を
    含む鍵情報を該利用部へ送信する購入処理ステップと、 前記配信ステップで前記利用部へ配信されたディジタル
    ・コンテンツ中で暗号化された部分の復号化を、前記購
    入処理ステップで送信された鍵情報に基づいて行う復号
    化ステップと、 前記復号化ステップによる復号化に先立ちまたは復号化
    の後に、ディジタル・コンテンツに埋め込まれたディジ
    タル・コンテンツ識別子および利用部識別子の取出しを
    行う識別子取出しステップと、 前記識別子取出しステップで取り出された利用部識別子
    と前記利用部識別子生成ステップで生成された利用部識
    別子とが同一である場合、ディジタル・コンテンツの利
    用を認証する認証ステップと、 前記認証ステップで利用が認証されたディジタル・コン
    テンツを該ディジタル・コンテンツの形態に応じて利用
    する形態利用ステップとを備えたことを特徴とするディ
    ジタル・コンテンツ利用方法。
  21. 【請求項21】 請求項20記載のディジタル・コンテ
    ンツ利用方法において、利用部を有する他のユーザ端末
    がネットワークを介して前記サーバと接続されており、 前記他のユーザ端末の識別子に基づいて該他のユーザ端
    末の利用部を識別する利用部識別子を生成する他のユー
    ザ端末における利用部識別子生成ステップと、 前記他のユーザ端末の利用部が、前記ユーザ端末側から
    得たディジタル・コンテンツの中で暗号化が除かれた所
    定の部分を該ディジタル・コンテンツの形態に応じて利
    用する他のユーザ端末における試行利用ステップと、 前記他のユーザ端末における試行利用ステップで利用さ
    れたディジタル・コンテンツの購入申込み情報と該ディ
    ジタル・コンテンツとを少なくとも含む情報、または該
    ディジタル・コンテンツの購入申込み情報と該ディジタ
    ル・コンテンツの識別名と販売店の識別名とを少なくと
    も含む情報を該他のユーザ端末の利用部から前記サーバ
    へ送信するステップと、 前記サーバが前記他のユーザ端末の利用部からディジタ
    ル・コンテンツの購入申込み情報と該ディジタル・コン
    テンツとを少なくとも含む情報を受信した場合、該ディ
    ジタル・コンテンツに埋め込まれた販売店識別子を取出
    し、前記サーバが前記利用部からディジタル・コンテン
    ツの購入申込み情報とディジタル・コンテンツの識別名
    と販売店の識別名とを少なくとも含む情報を受信した場
    合、該販売店の識別名に基づいて販売店識別子を前記販
    売店識別子記録部から取得し、販売店情報記録部に記録
    された該販売店識別子毎の該ディジタル・コンテンツの
    販売数を更新し、前記暗号化ステップによる暗号化の復
    号化に用いる鍵を含む鍵情報を前記サーバから該他のユ
    ーザ端末の利用部へ送信する該他のユーザ端末に対する
    購入処理ステップと、 前記他のユーザ端末における試行利用ステップで利用さ
    れたディジタル・コンテンツ中で暗号化された部分の復
    号化を、前記他のユーザ端末に対する購入処理ステップ
    で送信された鍵情報に基づいて行う他のユーザ端末にお
    ける復号化ステップと、 前記他のユーザ端末における復号化ステップによる復号
    化に先立ちまたは復号化の後に、ディジタル・コンテン
    ツに埋め込まれたディジタル・コンテンツ識別子および
    利用部識別子の取出しを行う他のユーザ端末における識
    別子取出しステップと、 前記他のユーザ端末における識別子取出しステップで取
    り出された利用部識別子と前記他のユーザ端末における
    利用部識別子生成ステップで生成された利用部識別子と
    が同一である場合、ディジタル・コンテンツの利用を認
    証する他のユーザ端末における認証ステップと、 前記他のユーザ端末における認証ステップで利用が認証
    されたディジタル・コンテンツを該ディジタル・コンテ
    ンツの形態に応じて利用する他のユーザ端末における形
    態利用ステップとを備えたことを特徴とするディジタル
    ・コンテンツ利用方法。
  22. 【請求項22】 請求項20または21記載のディジタ
    ル・コンテンツ利用方法において、 前記利用部が、前記購入処理ステップで前記サーバから
    送信された鍵情報の内容を含む所定のメッセージ入力フ
    ォームを表示する入力フォーム表示ステップと、 前記入力フォーム表示ステップで表示された所定のメッ
    セージ入力フォームからメッセージを入力するメッセー
    ジ入力ステップと、 前記形態利用ステップで利用されたディジタル・コンテ
    ンツに埋め込まれた利用部識別子、ディジタル・コンテ
    ンツ識別子および販売店識別子と、前記メッセージ入力
    ステップで入力されたメッセージとを含む利用情報を前
    記利用部から前記サーバへ送信する利用情報送信ステッ
    プと、 前記利用情報送信ステップで前記サーバへ送信された利
    用情報に基づいて、メッセージを分類した集計情報を作
    成する集計情報作成ステップと、 前記集計情報作成ステップで作成された集計情報を利用
    部から閲覧可能に記録するステップと、 前記サーバに記録された所定の情報を前記利用部が閲覧
    および/または編集するステップとを備えたことを特徴
    とするディジタル・コンテンツ利用方法。
  23. 【請求項23】 請求項20ないし22記載のディジタ
    ル・コンテンツ利用方法において、 前記ディジタル・コンテンツ識別子生成ステップは、デ
    ィジタル・コンテンツを識別するディジタル・コンテン
    ツ識別子の生成と共に、該ディジタル・コンテンツの購
    入順位の初期設定を行って、ディジタル・コンテンツの
    識別名毎に該ディジタル・コンテンツ識別子と該購入順
    位とをディジタル・コンテンツ識別子記録部に記録する
    ものであり、 前記購入処理ステップは、前記利用部からディジタル・
    コンテンツとその購入申込み情報とを受信した場合、販
    売店情報記録部に記録された販売店識別子毎の該ディジ
    タル・コンテンツの販売数の更新と共に、ディジタル・
    コンテンツ識別子記録部に記録された購入順位を更新
    し、前記暗号化ステップによる暗号化の復号化に用いる
    鍵と共に、前記ディジタル・コンテンツ識別子記録部の
    更新された購入順位および購入申込みが行われた日付を
    含む鍵情報を該利用部へ送信するものであり、 前記購入処理ステップで前記サーバから送信された鍵情
    報に含まれるディジタル・コンテンツの購入順位および
    購入申込みが行われた日付と、前記形態利用ステップで
    利用されたディジタル・コンテンツの利用終了日付とを
    含む履歴情報を該ディジタル・コンテンツに埋め込む履
    歴情報埋め込みステップをさらに備え、 前記利用情報送信ステップでサーバへ送信する利用情報
    は、前記履歴情報埋め込みステップにおける履歴情報を
    さらに含むことを特徴とするディジタル・コンテンツ利
    用方法。
  24. 【請求項24】 請求項20ないし23のいずれかに記
    載のディジタル・コンテンツ利用方法において、 前記認証ステップは、前記識別子取出しステップで取り
    出された利用部識別子と前記利用部識別子生成ステップ
    で生成された利用部識別子とが同一である場合、ディジ
    タル・コンテンツの利用を認証し、該ディジタル・コン
    テンツを他のユーザ端末で利用する許可を示す許可情報
    を該ディジタル・コンテンツに埋め込むものであり、 前記形態利用ステップは、前記認証ステップで利用が認
    証されなかったディジタル・コンテンツに、他のユーザ
    端末の利用部により許可情報が埋め込まれていた場合、
    所定の期間、該ディジタル・コンテンツを該ディジタル
    ・コンテンツの形態に応じて利用することを特徴とする
    ディジタル・コンテンツ利用方法。
  25. 【請求項25】 請求項20ないし24のいずれかに記
    載のディジタル・コンテンツ利用方法において、 ネットワークを介して前記ユーザ端末および前記サーバ
    に接続された販売店側サーバでディジタル・コンテンツ
    の識別名を表示する識別名表示ステップと、 前記ユーザ端末の利用部からディジタル・コンテンツの
    識別名および利用部識別子を含む情報を前記販売店側サ
    ーバで受信し、該情報に該販売店の識別名を付加した情
    報を該利用部からの要求情報として切り替えて前記販売
    店側サーバから前記サーバへ送信する切替送信ステップ
    とをさらに備え、 前記ディジタル・コンテンツ要求ステップは、前記識別
    名表示ステップで表示されたディジタル・コンテンツの
    識別名を選択し、該選択したディジタル・コンテンツの
    識別名および前記利用部識別子生成ステップで生成され
    た利用部識別子を含む情報を前記利用部から前記販売店
    側サーバへ送信するものであり、 前記識別子取得ステップは、前記切替送信ステップで前
    記サーバへ送信された要求情報に含まれるディジタル・
    コンテンツの識別名に基づいて、ディジタル・コンテン
    ツ識別子を前記ディジタル・コンテンツ識別子記録部か
    ら取得し、該要求情報に含まれる該ディジタル・コンテ
    ンツの販売店の識別名に基づいて、販売店識別子を前記
    販売店識別子記録部から取得し、 前記暗号化ステップは、前記切替送信ステップで前記サ
    ーバへ送信された要求情報に含まれる利用部識別子およ
    び前記識別子取得ステップで取得されたディジタル・コ
    ンテンツ識別子に基づく該ディジタル・コンテンツの所
    定の部分を除く暗号化を行い、 前記識別子埋め込みステップは、前記暗号化ステップに
    よる暗号化に先立ちまたは暗号化の後に、前記切替送信
    ステップで送信された要求情報に含まれる利用部識別
    子、前記識別子取得ステップで取得されたディジタル・
    コンテンツ識別子および販売店識別子のディジタル・コ
    ンテンツへの埋込みを行うことを特徴とするディジタル
    ・コンテンツ利用方法。
  26. 【請求項26】 請求項25記載のディジタル・コンテ
    ンツ利用方法において、 前記サーバが前記利用部から受信した前記利用情報およ
    び/または前記履歴情報を含む読了者情報を前記販売店
    側サーバへ送信するステップと、 前記販売店側サーバが前記サーバから送信された読了者
    情報に基づき、所定の読了者向け情報を該サーバへ送信
    するステップと、 前記販売店側サーバから受信した所定の読了者向け情報
    を前記利用部へ転送するステップとをさらに備えたこと
    を特徴とするディジタル・コンテンツ利用方法。
  27. 【請求項27】 サーバ・コンピュータからネットワー
    クを介して接続されたユーザ端末へディジタル・コンテ
    ンツを配信するプログラムであって、該サーバはディジ
    タル・コンテンツを記録したディジタル・コンテンツ記
    録部と接続され、該ユーザ端末は配信されたディジタル
    ・コンテンツの利用を行う利用部を有するものであり、
    該サーバ・コンピュータを、 ディジタル・コンテンツを識別するディジタル・コンテ
    ンツ識別子を生成し、ディジタル・コンテンツの識別名
    毎に該ディジタル・コンテンツ識別子をディジタル・コ
    ンテンツ識別子記録部に記録するディジタル・コンテン
    ツ識別子生成手段、 ディジタル・コンテンツの販売店を識別する販売店識別
    子を生成し、該販売店の識別名毎に該販売店識別子を販
    売店識別子記録部に記録し、該販売店識別子毎に該ディ
    ジタル・コンテンツのディジタル・コンテンツ識別子と
    初期設定された販売数とを販売店情報記録部に記録する
    手段、 前記利用部から送信されたディジタル・コンテンツの識
    別名に基づいて、ディジタル・コンテンツ識別子を前記
    ディジタル・コンテンツ識別子記録部から取得し、前記
    利用部から送信された該ディジタル・コンテンツの販売
    店の識別名に基づいて、販売店識別子を前記販売店識別
    子記録部から取得する識別子取得手段、 前記利用部から送信された該利用部を識別する利用部識
    別子および前記識別子取得手段により取得されたディジ
    タル・コンテンツ識別子に基づく該ディジタル・コンテ
    ンツの所定の部分を除いて暗号を生成する暗号化手段、 前記暗号化手段による暗号化に先立ちまたは暗号化の後
    に、前記利用部から送信された該利用部を識別する利用
    部識別子、前記識別子取得手段により取得されたディジ
    タル・コンテンツ識別子および販売店識別子のディジタ
    ル・コンテンツへの埋込みを行う識別子埋め込み手段、 前記暗号化手段による暗号化と前記識別子埋め込み手段
    による識別子の埋め込みとが行われたディジタル・コン
    テンツを前記利用部へ配信する配信手段、 前記利用部からディジタル・コンテンツの購入申込み情
    報と該ディジタル・コンテンツとを少なくとも含む情報
    を受信した場合、該ディジタル・コンテンツに埋め込ま
    れた販売店識別子を取出し、前記利用部からディジタル
    ・コンテンツの購入申込み情報とディジタル・コンテン
    ツの識別名と販売店の識別名とを少なくとも含む情報を
    受信した場合、該販売店の識別名に基づいて販売店識別
    子を前記販売店識別子記録部から取得し、販売店情報記
    録部に記録された該販売店識別子毎の該ディジタル・コ
    ンテンツの販売数を更新し、前記暗号化手段による暗号
    化の復号化に用いる鍵を含む鍵情報を該利用部へ送信す
    る購入処理手段として機能させるためのプログラム。
  28. 【請求項28】 請求項27記載のプログラムにおい
    て、 前記利用部から送信された利用部識別子、ディジタル・
    コンテンツ識別子、販売店識別子および所定のメッセー
    ジを含む利用情報に基づいて、メッセージを分類した集
    計情報を作成する集計情報作成手段と、 前記集計情報作成手段により作成された集計情報を利用
    部から閲覧可能に記録する手段とを備えたことを特徴と
    するプログラム。
  29. 【請求項29】 請求項27または28記載のプログラ
    ムにおいて、 前記ディジタル・コンテンツ識別子生成手段は、ディジ
    タル・コンテンツを識別するディジタル・コンテンツ識
    別子の生成と共に、該ディジタル・コンテンツの購入順
    位の初期設定を行って、ディジタル・コンテンツの識別
    名毎に該ディジタル・コンテンツ識別子と該購入順位と
    をディジタル・コンテンツ識別子記録部に記録するもの
    であり、 前記購入処理手段は、前記利用部からディジタル・コン
    テンツとその購入申込み情報とを受信した場合、販売店
    情報記録部に記録された販売店識別子毎の該ディジタル
    ・コンテンツの販売数の更新と共に、ディジタル・コン
    テンツ識別子記録部に記録された購入順位を更新し、前
    記暗号化手段による暗号化の復号化に用いる鍵と共に、
    前記ディジタル・コンテンツ識別子記録部の更新された
    購入順位および購入申込みが行われた日付を含む鍵情報
    を該利用部へ送信することを特徴とするプログラム。
  30. 【請求項30】 請求項27ないし29のいずれかに記
    載のプログラムにおいて、 前記識別子取得手段は、ディジタル・コンテンツの販売
    店側サーバを介して前記ユーザ端末の利用部から切り替
    えて送信されたディジタル・コンテンツの識別名、販売
    店の識別名および利用部識別子とを含む要求情報に含ま
    れるディジタル・コンテンツの識別名に基づいて、ディ
    ジタル・コンテンツ識別子を前記ディジタル・コンテン
    ツ識別子記録部から取得し、該要求情報に含まれる該デ
    ィジタル・コンテンツの販売店の識別名に基づいて、販
    売店識別子を前記販売店識別子記録部から取得し、 前記暗号化手段は、前記販売店側サーバを介して前記ユ
    ーザ端末の利用部から切り替えて送信された前記要求情
    報に含まれる利用部識別子および前記識別子取得手段に
    より取得されたディジタル・コンテンツ識別子に基づく
    該ディジタル・コンテンツの所定の部分を除く暗号化を
    行い、 前記識別子埋め込み手段は、前記暗号化手段による暗号
    化に先立ちまたは暗号化の後に、前記販売店側サーバを
    介して前記ユーザ端末の利用部から切り替えて送信され
    た前記要求情報に含まれる利用部識別子、前記識別子取
    得手段により取得されたディジタル・コンテンツ識別子
    および販売店識別子のディジタル・コンテンツへの埋込
    みを行うことを特徴とするプログラム。
  31. 【請求項31】 請求項30記載のプログラムにおい
    て、 前記利用部から前記利用情報および/または前記履歴情
    報を受信した場合、該利用情報および/または該履歴情
    報を含む読了者情報を前記販売店側サーバへ送信する手
    段と、 前記販売店側サーバから所定の読了者向け情報を受信し
    た場合、該所定の読了者向け情報を前記利用部へ転送す
    る手段とをさらに備えたことを特徴とするプログラム。
  32. 【請求項32】 請求項27ないし31のいずれかに記
    載のプログラムにおいて、前記利用部および/または該
    利用部をユーザ端末にインストールするインストーラ
    を、ユーザ端末から取得可能な状態に置くことを特徴と
    するプログラム。
  33. 【請求項33】 ネットワークを介して接続されたサー
    バ・コンピュータからユーザ端末コンピュータへ配信さ
    れたディジタル・コンテンツを該ユーザ端末コンピュー
    タで利用する利用部のプログラムであって、該ユーザ端
    末コンピュータを、 ユーザ端末コンピュータの識別子に基づいて利用部識別
    子を生成する利用部識別子生成手段、 ディジタル・コンテンツの識別名、該ディジタル・コン
    テンツの販売店の識別名および前記利用部識別子生成手
    段により生成された利用部識別子を含む要求情報を前記
    サーバへ送信するディジタル・コンテンツ要求手段、 前記サーバの配信手段により配信されたディジタル・コ
    ンテンツ、または前記サーバとネットワークを介して接
    続され同一の利用部を有する他のユーザ端末側から得た
    ディジタル・コンテンツの中で暗号化が除かれた所定の
    部分を該ディジタル・コンテンツの形態に応じて利用す
    る試行利用手段、 前記試行利用手段で利用されたディジタル・コンテンツ
    の購入申込み情報と該ディジタル・コンテンツとを少な
    くとも含む情報、または該ディジタル・コンテンツの購
    入申込み情報と該ディジタル・コンテンツの識別名と販
    売店の識別名とを少なくとも含む情報を前記サーバへ送
    信する手段、 前記サーバから配信されたディジタル・コンテンツ中で
    暗号化された部分の復号化を、前記サーバから送信され
    た復号化に用いる鍵を含む鍵情報に基づいて行う復号化
    手段、 前記復号化手段による復号化に先立ちまたは復号化の後
    に、ディジタル・コンテンツに埋め込まれたディジタル
    ・コンテンツ識別子および利用部識別子の取出しを行う
    識別子取出し手段、 前記取出し手段により取り出された利用部識別子と前記
    利用部識別子生成手段により生成された利用部識別子と
    が同一である場合、ディジタル・コンテンツの利用を認
    証する認証手段、 前記認証手段により利用が認証されたディジタル・コン
    テンツを該ディジタル・コンテンツの形態に応じて利用
    する形態利用手段として機能させるためのプログラム。
  34. 【請求項34】 請求項33記載のプログラムにおい
    て、 前記サーバから送信された復号化に用いる鍵を有する鍵
    情報の内容を含む所定のメッセージ入力フォームを表示
    する入力フォーム表示手段と、 前記入力フォーム表示手段により表示された所定のメッ
    セージ入力フォームからメッセージを入力するメッセー
    ジ入力手段と、 前記形態利用手段により利用されたディジタル・コンテ
    ンツに埋め込まれた利用部識別子、ディジタル・コンテ
    ンツ識別子および販売店識別子と、前記メッセージ入力
    手段により入力されたメッセージとを含む利用情報を前
    記サーバへ送信する利用情報送信手段と、 前記サーバに記録された所定の情報を閲覧および/また
    は編集する手段とをさらに備えたことを特徴とするプロ
    グラム。
  35. 【請求項35】 請求項33または34記載のプログラ
    ムにおいて、 前記利用部から前記サーバへディジタル・コンテンツの
    購入申込み情報を送信した場合、該サーバから送信され
    た、該ディジタル・コンテンツの購入順位および購入申
    込みが行われた日付と、前記形態利用手段により利用さ
    れたディジタル・コンテンツの利用終了日付とを含む履
    歴情報を該ディジタル・コンテンツに埋め込む手段をさ
    らに備えたことを特徴とするプログラム。
  36. 【請求項36】 請求項33ないし35のいずれかに記
    載のプログラムにおいて、 前記認証手段は、前記識別子取出し手段により取り出さ
    れた利用部識別子と前記利用部識別子生成手段により生
    成された利用部識別子とが同一である場合、ディジタル
    ・コンテンツの利用を認証し、該ディジタル・コンテン
    ツを他のユーザ端末で利用する許可を示す許可情報を該
    ディジタル・コンテンツに埋め込むものであり、 前記形態利用手段は、前記認証手段により利用が認証さ
    れなかったディジタル・コンテンツに、他のユーザ端末
    コンピュータの利用部により許可情報が埋め込まれてい
    た場合、所定の期間、該ディジタル・コンテンツを該デ
    ィジタル・コンテンツの形態に応じて利用することを特
    徴とするプログラム。
  37. 【請求項37】 請求項33ないし36のいずれかに記
    載のプログラムにおいて、 前記ディジタル・コンテンツ要求手段は、ディジタル・
    コンテンツの販売店側サーバに閲覧可能に表示されたデ
    ィジタル・コンテンツの識別名を選択し、該選択したデ
    ィジタル・コンテンツの識別名および前記利用部識別子
    生成手段により生成された利用部識別子を含む情報を前
    記販売店側サーバへ送信することを特徴とするプログラ
    ム。
  38. 【請求項38】 ディジタル・コンテンツの利用を行う
    利用部を有するユーザ端末へ、ネットワークを介して該
    ディジタル・コンテンツの販売を行う販売店側サーバ・
    コンピュータのプログラムであって、該販売店側サーバ
    ・コンピュータを、 ディジタル・コンテンツの配信を行うサーバ側から販売
    の認定を受けたディジタル・コンテンツの識別名を表示
    する識別名表示手段、 前記識別名表示手段により表示されたディジタル・コン
    テンツの識別名であって、かつ前記利用部により選択さ
    れたディジタル・コンテンツの識別名と、該利用部によ
    り生成された該利用部を識別する利用部識別子とを含む
    情報を該利用部から受信し、該情報に該販売店の識別名
    を付加した情報を該利用部からの要求情報として切り替
    えて前記販売店側サーバ・コンピュータから前記サーバ
    へ送信する切替送信手段として機能させるためのプログ
    ラム。
  39. 【請求項39】 請求項27ないし38のいずれかに記
    載のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記
    録媒体。
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