JP2003255896A - 表示装置、発光装置及び電子機器 - Google Patents

表示装置、発光装置及び電子機器

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JP2003255896A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OLED素子駆動電流のバラつきが十分に抑
制されたAM型OLED表示装置を提供することを課題
とする。 【解決手段】 本発明は、画素にデータ電流を読込むと
きには該複数のトランジスタを並列接続状態にし、自発
光素子を発光させるときには該複数のトランジスタを直
列接続状態にする。その結果、同一画素内の駆動用素子
を構成する複数のトランジスタ間にバラつきが存在して
も、その影響は小さく抑制されるため、実用上問題とな
るほど画素間で発光輝度がバラついてしまうことは防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光装置及び表示
装置の技術に関する。さらには、前記発光装置または表
示装置を搭載した電子機器に関する。本明細書における
発光装置とは、自発光素子から放出される光を利用した
装置を指す。自発光素子の例としては、有機発光ダイオ
ード(OLED)素子、無機材料系の発光ダイオード素
子、電界放出発光素子(FED素子)などがある。本明
細書における表示装置とは、複数の画素をマトリクス状
に配置し画像情報を視覚的に伝達する装置、いわゆるデ
ィスプレイを指す。
【0002】
【従来の技術】近年、画像の表示を行う表示装置の重要
性が増している。表示装置としては、液晶素子を用いて
画像の表示を行う液晶表示装置が、高画質、薄型、軽量
などの利点を活かして、携帯電話やパソコンをはじめと
する種々の用途の表示装置として幅広く用いられてい
る。
【0003】他方で、自発光素子を用いた表示装置、発
光装置の開発も進められている。この自発光素子には、
有機材料、無機材料、薄膜材料、バルク材料、分散材
料、広汎にわたり様々な種類の素子が存在する。
【0004】なかでも表示装置向けに将来有望視されて
いる代表的な自発光素子は、有機発光ダイオード(OL
ED)素子である。OLED素子を自発光素子として用
いたOLED表示装置は、既存の液晶表示装置以上に薄
型、軽量である特長に加え、動画表示に適した高応答速
度、高視野角、低電圧駆動などの特長を有しているた
め、携帯電話や携帯情報端末(PDA)をはじめテレ
ビ、モニターなど、幅広い用途が見込まれ、次世代ディ
スプレイとして注目されている。
【0005】特にアクティブマトリクス(AM)型のO
LED表示装置は、パッシブマトリクス(PM)型では
困難な、高精細、大画面の表示も可能であるうえ、PM
型を上回る低消費電力動作で高信頼性を有し、実用化へ
の期待は大変強い。
【0006】OLED素子は、陽極と、陰極と、該陽極
と該陰極との間に挟まれた有機化合物の層とを有する構
造をしている。OLED素子に流れる電流量と、OLE
D素子の発光輝度は概ね比例する関係にある。AM型O
LED表示装置の画素では、該画素のOLED素子の発
光輝度を制御する駆動用トランジスタを、OLED素子
に直列に接続している。
【0007】AM型OLED表示装置において画像を表
示する駆動方式には、電圧入力方式と電流入力方式があ
る。前者の電圧入力方式は、画素に入力するビデオ信号
として、電圧値形式データのビデオ信号を入力する。他
方、後者の電流入力方式は、画素に入力するビデオ信号
として、電流値形式データのビデオ信号を入力する。
【0008】電圧入力方式では通常、画素の駆動用トラ
ンジスタのゲート電極にビデオ信号の電圧が直接印加さ
れる。そのためOLED素子を定電流発光させる場合、
駆動用トランジスタの電気的特性が各々の画素間で均一
でなくバラつきを有していると、各画素のOLED素子
駆動電流にバラつきが生じる。OLED素子駆動電流の
バラつきは、OLED素子の発光輝度のバラつきとな
る。OLED素子の発光輝度のバラつきは、画面全体で
みると砂嵐状あるいは絨毯模様のムラとして、表示画像
の品位を低下させる。
【0009】特に、駆動用トランジスタとして非晶質
(アモルファス)シリコン薄膜トランジスタ(TFT)
を用いると、高輝度の発光に十分な電流が得られない。
そこで、駆動用トランジスタとして、多結晶(ポリ)シ
リコンTFTが用いられる。しかし、ポリシリコンでは
結晶粒界における欠陥等に起因して、TFTの電気的特
性にバラつきが生じやすい問題がある。
【0010】このような電圧入力方式における、OLE
D素子駆動電流のバラつきを防ぐための有効な手段の一
つとして、電流入力方式がある。電流入力方式では通
常、ビデオ信号のデータ電流値を記憶し、記憶した電流
値と同一もしくは数倍(1未満を含む正の実数倍)の電
流を、OLED素子駆動電流として供給する。
【0011】電流入力方式のAM型OLED表示装置の
画素回路で、代表的な一例を図10(A)に示す(A. Y
umoto et al., Proc. Asia Display / IDW '01 p.p.139
5-1398 (2001) 等を参照)。516がOLED素子であ
る。この画素回路は、カレントミラー回路を用いてい
る。そこでカレントミラーを構成する二つのトランジス
タが同一の電気的特性さえ備えていれば、ビデオ信号の
データ電流値を正確に記憶することができる。相異なる
画素の駆動用トランジスタの電気的特性間にバラつきが
あっても、同一画素内の前記二つのトランジスタが各々
同一の電気的特性を備えてさえいれば、OLED素子の
発光輝度のバラつきは防がれることになる。
【0012】電流入力方式のAM型OLED表示装置の
画素回路で、代表的な他の一例を図10(B)に示す
(I. M. Hunter et al., Proc. AM-LCD 2000 p.p.249-2
52 (2000) 等を参照)。611がOLED素子である。
この画素回路は、駆動用トランジスタのゲート電極にビ
デオ信号に対応する電圧を書込むときに、駆動用トラン
ジスタ自身のドレイン電極とゲート電極を短絡する。そ
の状態でビデオ信号のデータ電流を流し、その後ゲート
電極を電気的に絶縁させる。するとOLED素子を発光
させるときに、駆動用トランジスタを飽和領域にて動作
させるようにすれば、書込み時のデータ電流と同一値の
電流を、駆動用トランジスタはOLED素子に供給す
る。従って、各画素の駆動用トランジスタに電気的特性
のバラつきが存在しても、OLED素子の発光輝度のバ
ラつきは防がれることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図10(A)(B)
は、上記のように正確にデータ電流値を記憶できるはず
であるが、以下の深刻な問題がある。
【0014】まず、図10(A)の画素回路における問
題点は、カレントミラーを構成する二つのトランジスタ
が同一の電気的特性もつことが、前提条件とされている
ことである。設計時に工夫すれば、両トランジスタを基
板上に隣り合わせに作製することも可能であるので、あ
る程度はバラつきを減少させることができる。とはいえ
現在のポリシリコンでは、結晶粒界における欠陥等に起
因して、TFTのしきい値電圧、電界効果移動度等の電
気的特性に、なお許容限度を超えるバラつきが残存して
しまうのが普通である。
【0015】具体的には、例えば64階調の画像を表示
する場合には、輝度バラつきは1%以内程度に抑える必
要が生じる。しかし図10(A)の画素回路では、デー
タ電流値を1%の精度で記憶することは、現在普通に使
用されるポリシリコンでは困難である。すなわち、図1
0(A)の画素回路を使うのみでは、画面全体でムラが
ない十分に均一の、高品位表示画像を得ることはできな
い。
【0016】次に、図10(B)の画素回路における問
題点は、画素に書込むビデオ信号データ電流と、OLE
D素子を発光させるときのOLED素子駆動電流とが、
同一値になってしまう点である。AM型OLED表示装
置を作製する場合、両電流を同一値としなくてはならな
いという点は、事実上はかなり厳しい制約となる。
【0017】具体的には、実際のAM型OLED表示装
置においては、信号線等に多量の寄生容量、寄生抵抗が
ついてしまう。その結果、ビデオ信号データ電流はOL
ED素子駆動電流よりも大きくする措置をとることが必
要な場合が、少なからず生じる。特に、ビデオ信号デー
タ電流をアナログ値にして階調表現する場合には、暗部
のビデオ信号データ電流の書込みが非常に困難となる。
【0018】本発明は上記問題点の存在に鑑みてなされ
たものである。まず本発明は、図10(B)の画素回路
とは異なり、画素に書込むビデオ信号データ電流と、O
LED素子を発光させるときのOLED素子駆動電流と
の比が「1」に固定されない、AM型OLED表示装置
を提供することを課題とする。次に本発明は、図10
(A)の画素回路とは異なり、同一画素内の隣接設置さ
れたトランジスタ間においても、なお電気的特性のバラ
つきがある程度残存することを前提とする。その上で本
発明は、図10(A)のようなカレントミラーを用いた
画素回路の場合と比較して、OLED素子駆動電流のバ
ラつきが十分に抑制されたAM型OLED表示装置を提
供することを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明はAM型表示装置または発光装置において、
各画素に設置される駆動用素子を複数のトランジスタに
より構成し、画素にデータ電流を読込むときには該複数
のトランジスタを並列接続状態にし、自発光素子を発光
させるときには該複数のトランジスタを直列接続状態に
することを特徴としている。
【0020】なおOLED素子以外の素子を用いた表示
装置、発光装置であっても、電流駆動型の素子を用いる
場合には、本発明の構成が利用できる。
【0021】このような、本発明の表示装置または発光
装置の画素構成の概略について、図1(A)(B)を用
いて説明する。図1(A)には、複数の画素を有する画
素部において、j行i列目に配置された画素11を示す。
画素11は、信号線(Si)、電源線(Vi)、第1走査線(Ga
j)、スイッチング機能を有する第1スイッチ12〜第3
スイッチ14、駆動用素子15、容量素子16、自発光
素子17を有する。なお、図1(A)(B)で容量素子
16が設置されているノードの寄生容量が大きい場合な
どには、容量素子16は必ずしも設けなくてよい。
【0022】自発光素子としては、典型的にはOLED
素子が該当するため、本明細書では、自発光素子を表す
記号としてダイオードの記号を用いる。しかし自発光素
子にダイオード特性は必須ではなく、本発明はダイオー
ド特性をもつ自発光素子の場合に限定されない。さらに
断ると、本明細書での自発光素子は、電流駆動型の表示
用素子であればよく、自発光により表示機能を担う必要
もない。例えば、液晶のような光シャッターだが、電圧
値でなく電流値により制御されるものも、本明細書での
自発光素子に含まれる。
【0023】第1スイッチ12〜第3スイッチ14に
は、トランジスタなどのスイッチング機能を有する半導
体素子を1個又は複数個用いることができる。同様に駆
動用素子15にも、トランジスタなどの半導体素子を複
数個用いることができる。第1スイッチ12及び第2ス
イッチ13は、第1走査線(Gaj)から与えられる信号に
より、オン又はオフが決定される。第1スイッチ12及
び第2スイッチ13はスイッチとして機能すればよいの
で、用いられる半導体素子の導電型に特に限定はない。
【0024】なお第1スイッチ12は、信号線(Si)と駆
動用素子15の間に設置されており、画素11に対する
信号の書込みを制御する役割を果たす。また第2スイッ
チ13は、電源線(Vi)と駆動用素子15の間に設置され
ており、電源線から画素11への電流の供給を制御す
る。
【0025】図1(B)には、図1(A)に示した画素
11に、第4スイッチ18と第2走査線(Gbj)を追加し
て配置した場合を示す。第4スイッチ18には、トラン
ジスタなどのスイッチング機能を有する半導体素子を1
個又は複数個用いることができる。第4スイッチ18
は、第2走査線(Gbj)から与えられる信号により、オン
又はオフが決定される。第1スイッチ12及び第2スイ
ッチ13はスイッチとして機能すればよいので、用いら
れる半導体素子の導電型に特に限定はない。
【0026】なお第4スイッチ18は画素11の初期化
用素子としての役割を担う。第4スイッチ18がオンに
なると、容量素子16に保持されている電荷が放出され
て、駆動用素子15はオフになり、さらに自発光素子1
7の発光は終了する。
【0027】本発明では、駆動用素子15を複数のトラ
ンジスタで構成し、画素11にビデオ信号のデータ電流
を書込む場合と、自発光素子17に電流を流し発光させ
る場合とにおいて、該複数のトランジスタの接続を並列
と直列とに切替えて用いる点に特徴がある。図1(A)
(B)では、第1スイッチ12及び第2スイッチ13
を、走査線(Gaj)からの信号によりオン・オフ制御をす
ることが、駆動用素子15の複数のトランジスタを、並
列接続状態と直列接続状態とを切替える手段となってい
る。
【0028】ここで、一例として駆動用素子15が4つ
のトランジスタ20a〜20dで構成された場合の画素
11を図1(C)(D)に示し、画素11における電流
の経路について以下に説明する。
【0029】図1(C)は画素11にデータ電流を書込
む場合を示し、図1(D)は自発光素子を発光させる場
合を示している。なお図1(C)(D)において、第1
スイッチ12、第2スイッチ13、駆動用素子15、自
発光素子17、信号線(Si)及び電源線(Vi)以外の素子、
配線は図示を省略する。
【0030】最初に、画素11にデータ電流を書込む場
合について説明する。図1(C)において、第1スイッ
チ12及び第2スイッチ13は、第1走査線(Gaj)から
与えられる信号によりオンになる。すると駆動用素子1
5は、各トランジスタがダイオード接続状態となり、か
つ相互に並列接続状態になる。電流経路は、電源線(Vi)
から第2スイッチ13、駆動用素子15、第1スイッチ
12を通って、信号線(Si)である。このときの電流値I
Wは、ビデオ信号のデータ電流値であり、信号線駆動回
路が信号線(Si)に出力する所定の電流値である。
【0031】次いで、自発光素子17を発光させる場合
について説明する。図1(D)において、第1スイッチ
12及び第2スイッチ13は、第1走査線(Gaj)から与
えられる信号によりオフになる。すると駆動用素子15
は、各トランジスタが相互に直列接続状態になる。電流
経路は、電源線(Vi)からトランジスタ20a、20b、
20c、20dを通って自発光素子17である。このと
きの電流値IEにより、自発光素子17の発光輝度が決
まる。
【0032】上述したように本発明では、画素にデータ
電流を書込むときには、駆動用素子15を構成するトラ
ンジスタ20a〜20dを並列に使用する(図1
(C))。他方、画素11が有する自発光素子17に電
流を流すとき、すなわち自発光素子駆動時には、駆動用
素子15を構成するトランジスタ20a〜20dを直列
に使用する(図1(D))。従って、もしトランジスタ
20a〜20dの電気的特性が同一であると仮定すれ
ば、書込み時の電流値IWは、自発光素子駆動時の電流
値IEの16倍(42倍)となる。より一般的に、駆動用
素子15を構成するトランジスタの数がn個の場合を考
えると、該トランジスタの全てが同一の電気的特性をも
つとの条件の下では、ビデオ信号書込み時の電流値IW
と自発光素子駆動時の電流値IEとの間に次式(1)の
関係が成立する。
【0033】
【数1】IW=n2×IE・・・(1)
【0034】なお式(1)が厳密に成立するためには、
駆動用素子15を構成するトランジスタの全てが同一の
電気的特性をもつことが条件となる。しかし該トランジ
スタの電気的特性が、相互に若干のバラつきを伴ってい
る場合であっても、近似的に式(1)が成立するとして
扱うことが現実的には可能である。
【0035】よって本発明では、駆動用素子15を複数
のトランジスタで構成し、画素11にビデオ信号電流を
書込む場合と、自発光素子を発光させる場合とにおい
て、該複数のトランジスタの接続を並列と直列とに切替
えて用いることで、書込み時の電流値IWと自発光素子
駆動時の電流値IEとを任意に設定することができる特
長を有する。
【0036】また本発明の別の特長として、駆動用素子
15を構成する各トランジスタの電気的特性が、相互に
若干のバラつきを伴っていたとしても、その影響が自発
光素子駆動電流IEに反映されてしまうのを大きく軽減
できる点がある。これに関しては具体的な例をとりあ
げ、実施の形態5において説明する。
【0037】図10(A)のようなカレントミラーを用
いる画素回路においても、画素内の二つのトランジスタ
に関する限り、同一の電気的特性もつことが要求されて
しまう問題があった。しかし本発明では同一画素内にお
けるトランジスタでさえ、相互に電気的特性が若干異な
ることを既に前提としている。すなわち本発明は、トラ
ンジスタの特性バラつきに対する耐性の点において、電
流入力方式のカレントミラーを用いる画素回路と比較し
て、優れている。その結果本発明では、結晶粒界におけ
る欠陥等に起因するポリシリコンTFTの電気的特性バ
ラつきが存在しても、自発光素子駆動電流IEを実用レ
ベルにまで均一化することが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以上、本発明の
表示装置、発光装置の画素の概略を図1を用いて述べ
た。実施の形態1では、本発明の表示装置、発光装置の
画素の具体的例について、図2〜4を用いて説明する。
簡単にするため、駆動用素子15を構成するトランジス
タ数nが、2〜4の場合の例を挙げる。
【0039】まず最初の例を、図2(A)を用いて説明
する。
【0040】図2(A)には、j行i列目に配置された画
素11を示す。そして画素11は、信号線(Si)、電源線
(Vi)、走査線(Gaj)、トランジスタ21〜26、容量素
子27、自発光素子28を有する。図2(A)に示す画
素11は、図1(A)に示す画素11を具体的にトラン
ジスタで図示したものであり、pチャネル型のトランジ
スタ21、22は第1スイッチ12に相当する。pチャ
ネル型のトランジスタ23は第2スイッチ13に相当
し、nチャネル型のトランジスタ24は第3スイッチ1
4に相当する。pチャネル型のトランジスタ25、26
は駆動用素子15に相当する。
【0041】トランジスタ21〜24の各ゲート電極
は、走査線(Gaj)に接続されている。容量素子27は、
トランジスタ25のゲート・ソース間電圧を保持する役
割を担う。なお、トランジスタ25、26のゲート容量
が大きい場合や、該ノードの寄生容量が大きい場合など
では、容量素子27は必ずしも設けなくてもよい。
【0042】図2(A)に示す画素11に、ビデオ信号
データ電流を書込むときには、走査線(Gaj)に低電位信
号を送り、トランジスタ21〜23をオン、トランジス
タ24をオフにする。このとき、トランジスタ25、2
6は電流経路上、互いに並列接続の関係になる。一方、
自発光素子28に電流を流すときには、走査線(Gaj)に
高電位信号を送り、トランジスタ21〜23をオフ、ト
ランジスタ24をオンにする。このとき、トランジスタ
25、26は電流経路上、互いに直列接続の関係にな
る。
【0043】図2(A)の例では、駆動用素子15のト
ランジスタ25、26の接続関係の切替えを、走査線(G
aj)のみで制御する。また、第1スイッチを2個、第2
スイッチを1個のトランジスタのみという、最少個数の
トランジスタで構成する。このように図2(A)の例
は、走査線数及びトランジスタ数を少なく抑えているた
め、開口率確保や製造不良発生率低減を重視する場合
に、適した構成である。
【0044】次いで図2(A)とは別の例を、図2
(B)を用いて説明する。
【0045】図2(B)には、j行i列目に配置された画
素11を示す。そして画素11は、信号線(Si)、電源線
(Vi)、第1走査線(Gaj)、第2走査線(Gbj)、トランジス
タ31〜39、42、容量素子40、自発光素子41を
有する。図2(B)に示す画素11は、図1(B)に示
す画素11を具体的にトランジスタで図示したものであ
り、pチャネル型のトランジスタ31〜34は第1スイ
ッチ12に相当する。pチャネル型のトランジスタ3
5、36は第2スイッチ13に相当し、nチャネル型の
トランジスタ37は第3スイッチ14に相当する。pチ
ャネル型のトランジスタ38、39は駆動用素子15に
相当する。nチャネル型のトランジスタ42は第4スイ
ッチ18に相当する。
【0046】トランジスタ31〜34の各ゲート電極
は、第1走査線(Gaj)に接続されている。トランジスタ
35〜37、42の各ゲート電極は、第2走査線(Gbj)
に接続されている。容量素子40は、トランジスタ38
のゲート・ソース間電圧を保持する役割を担う。なお、
トランジスタ38、39のゲート容量が大きい場合や、
該ノードの寄生容量が大きい場合などでは、容量素子4
0は必ずしも設けなくてもよい。
【0047】図2(B)に示す画素11に、ビデオ信号
データ電流を書込むときには、第1走査線(Gaj)及び第
2走査線(Gbj)に低電位信号を送り、トランジスタ31
〜36をオン、トランジスタ37、42をオフにする。
このとき、トランジスタ38、39は電流経路上、互い
に並列接続の関係になる。一方、自発光素子41に電流
を流すときには、走査線(Gaj)に高電位信号を送り、ト
ランジスタ31〜36をオフ、トランジスタ37、42
をオンにする。このとき、トランジスタ38、39は電
流経路上、互いに直列接続の関係になる。
【0048】図2(B)の例では、駆動用素子15のト
ランジスタ38、39の接続関係の切替えを、第1走査
線(Gaj)及び第2走査線(Gbj)を用いて制御する。しかし
第2走査線(Gbj)により制御されるトランジスタは、い
ずれも信号線(Si)とは接続していない。また自発光素子
41に電流を流し発光させるか否かは、第1走査線(Ga
j)の電位に関わりなく、第2走査線(Gbj)の電位のみに
より制御できる特徴がある。従って、データ電流を書込
むとき以外で、第2走査線(Gbj)に第1走査線(Gaj)とは
独立の信号を送ることで、自発光素子41の発光時間を
任意に制御できる。
【0049】これは、中間階調表現を時間階調方式によ
り表現する場合に、非常に重要な特長である。時間階調
方式をポリシリコンTFT駆動回路を有するAM型OL
ED表示装置に適用する場合、列走査期間中に発光を停
止させる手段なしには、十分な多階調表示が困難なため
である。また、中間階調表現をアナログ的なビデオ信号
データ電流を用いることで表現する場合であっても、ホ
ールド型ディスプレイ特有の動画ボケを防止するため
に、インパルス型の発光を行う等の用途に有用である
(ホールド型ディスプレイ特有の動画ボケについては、
例えばT. Kurita, Proc. AM-LCD 2000 p.p.1-4 (2000)
等を参照)。
【0050】また図2(B)の例の、別の特長として、
ビデオ信号データ電流の記憶がより正確に行える点があ
る。図2(A)の例では、データ電流の書込み時に、ト
ランジスタ25は電源線(Vi)に直接接続するのに対し、
トランジスタ26はトランジスタ23を介して接続す
る。よって、トランジスタ23による電圧降下分だけ、
データ電流の書込み時が不正確となる。他方図2(B)
の例では、トランジスタ38はトランジスタ35を介し
て、トランジスタ39はトランジスタ36を介して、電
源線(Vi)に接続する。トランジスタ35とトランジスタ
36による電圧降下を、同程度となるようにすれは、ビ
デオ信号データ電流の記憶をより正確に行うことができ
る。
【0051】続いて3つ目の例を、図3(A)を用いて
説明する。
【0052】図3(A)には、j行i列目に配置された画
素11を示す。そして画素11は、信号線(Si)、電源線
(Vi)、第1走査線(Gaj)、第2走査線(Gbj)、トランジス
タ51〜57、60、容量素子58、自発光素子59を
有する。図3(A)に示す画素11は、図1(B)に示
す画素11を具体的にトランジスタで図示したものであ
り、nチャネル型のトランジスタ51〜53は第1スイ
ッチ12に相当する。nチャネル型のトランジスタ54
は第2スイッチ13に相当し、pチャネル型のトランジ
スタ55は第3スイッチ14に相当する。pチャネル型
のトランジスタ56、57は駆動用素子15に相当す
る。nチャネル型のトランジスタ60は第4スイッチ1
8に相当する。
【0053】トランジスタ51〜55の各ゲート電極
は、第1走査線(Gaj)に接続されている。トランジスタ
60のゲート電極は、第2走査線(Gbj)に接続されてい
る。容量素子58は、トランジスタ56のゲート・ソー
ス間電圧を保持する役割を担う。なお、トランジスタ5
6、57のゲート容量が大きい場合や、該ノードの寄生
容量が大きい場合などでは、容量素子58は必ずしも設
けなくてもよい。
【0054】図3(A)に示す画素11に、ビデオ信号
データ電流を書込むときには、第1走査線(Gaj)に高電
位信号を送り、トランジスタ51〜54をオン、トラン
ジスタ55をオフにする。このとき、トランジスタ5
6、57は電流経路上、互いに並列接続の関係になる。
一方、自発光素子59に電流を流すときには、走査線(G
aj)に低電位信号を送り、トランジスタ51〜54をオ
フ、トランジスタ55をオンにする。このとき、トラン
ジスタ56、57は電流経路上、互いに直列接続の関係
になる。
【0055】なお上記の間、第2走査線(Gbj)には低電
位信号を送り、トランジスタ60をオフしておく。
【0056】図3(A)に示す画素11においても、図
2(B)の例の場合と同様に、第2走査線(Gbj)に送る
信号により、自発光素子59の発光時間を任意に制御で
きる。すなわち自発光素子59発光中に、第2走査線(G
bj)に高電位信号をおくり、トランジスタ60をオンに
すると、トランジスタ56がオフとなり自発光素子59
は消光する。ただし自発光素子59を一度消光させる
と、再度ビデオ信号データ電流を書込まなくては、自発
光素子59を発光させられない点は、図2(B)の例と
異なる。
【0057】図3(A)に示す画素11において、自発
光素子59の発光時間を任意に制御できることの特長
は、図2(B)の例の場合と同様である。すなわち、ま
ず中間階調表現を時間階調方式により表現することが可
能となる。また中間階調表現をアナログ的なビデオ信号
データ電流を用いることで表現する場合であっても、ホ
ールド型ディスプレイ特有の動画ボケを防止するため
に、インパルス型の発光を行う等の用途に有用である。
【0058】図3(A)に示す画素11においては、第
1、第2スイッチ12のトランジスタ51〜54、第4
スイッチ18のトランジスタ60はnチャネル型であ
り、第3スイッチ14のトランジスタ55はpチャネル
型である。これは、図2(A)(B)の例の場合と異な
っている。しかしこれは、スイッチのトランジスタのチ
ャネル型に関して、特に制限がないことを例示したもの
にすぎない。
【0059】続いて4つ目の例を、図3(B)を用いて
説明する。
【0060】図3(B)には、j行i列目に配置された画
素11を示す。そして画素11は、信号線(Si)、電源線
(Vi)、第1走査線(Gaj)、第2走査線(Gbj)、トランジス
タ71〜82、85、容量素子83、自発光素子84を
有する。図3(B)に示す画素11は、図1(B)に示
す画素11を具体的にトランジスタで図示したものであ
り、pチャネル型のトランジスタ71〜75は第1スイ
ッチ12に相当する。pチャネル型のトランジスタ76
〜78は第2スイッチ13に相当し、nチャネル型のト
ランジスタ79は第3スイッチ14に相当する。pチャ
ネル型のトランジスタ80〜82は駆動用素子15に相
当する。nチャネル型のトランジスタ85は第4スイッ
チ18に相当する。
【0061】トランジスタ71〜75、85の各ゲート
電極は、第1走査線(Gaj)に接続されている。トランジ
スタ76〜79のゲート電極は、第2走査線(Gbj)に接
続されている。容量素子83は、トランジスタ80のゲ
ート・ソース間電圧を保持する役割を担う。なお、トラ
ンジスタ80〜82のゲート容量が大きい場合や、該ノ
ードの寄生容量が大きい場合などでは、容量素子83は
必ずしも設けなくてもよい。
【0062】図3(B)に示す画素11に、ビデオ信号
データ電流を書込むときには、第1走査線(Gaj)及び第
2走査線(Gbj)に低電位信号を送り、トランジスタ71
〜78をオン、トランジスタ79、85をオフにする。
このとき、トランジスタ80〜82は電流経路上、互い
に並列接続の関係になる。一方、自発光素子84に電流
を流すときには、走査線(Gaj)に高電位信号を送り、ト
ランジスタ71〜78をオフ、トランジスタ79、85
をオンにする。このとき、トランジスタ80〜82は電
流経路上、互いに直列接続の関係になる。
【0063】図3(B)の例では、駆動用素子15のト
ランジスタ80〜82の接続関係の切替えを、第1走査
線(Gaj)及び第2走査線(Gbj)を用いて制御する。しかし
第2走査線(Gbj)により制御されるトランジスタは、い
ずれも信号線(Si)とは接続していない。また自発光素子
84に電流を流し発光させるか否かは、第1走査線(Ga
j)の電位に関わりなく、第2走査線(Gbj)の電位のみに
より制御できる特徴がある。従って、データ電流を書込
むとき以外で、第2走査線(Gbj)に第1走査線(Gaj)とは
独立の信号を送ることで、自発光素子84の発光時間を
任意に制御できる。この事情は図2(B)の例と同様で
ある。
【0064】よって、図3(B)に示す画素11におい
ても、自発光素子84の発光時間を任意に制御できるこ
とに起因する、以下の特長がある。すなわち、まず中間
階調表現を時間階調方式により表現することが可能とな
る。また中間階調表現をアナログ的なビデオ信号データ
電流を用いることで表現する場合であっても、ホールド
型ディスプレイ特有の動画ボケを防止するために、イン
パルス型の発光を行う等の用途に有用である。
【0065】5つ目の例を、図4(A)を用いて説明す
る。
【0066】図4(A)には、j行i列目に配置された画
素11を示す。そして画素11は、信号線(Si)、電源線
(Vi)、第1走査線(Gaj)、第2走査線(Gbj)、トランジス
タ91〜103、106、容量素子104、自発光素子
105を有する。図4(A)に示す画素11は、図1
(B)に示す画素11を具体的にトランジスタで図示し
たものであり、pチャネル型のトランジスタ91〜94
は第1スイッチ12に相当する。pチャネル型のトラン
ジスタ95〜98は第2スイッチ13に相当し、nチャ
ネル型のトランジスタ99は第3スイッチ14に相当す
る。pチャネル型のトランジスタ100〜103は駆動
用素子15に相当する。nチャネル型のトランジスタ1
04は第4スイッチ18に相当する。
【0067】トランジスタ91〜94の各ゲート電極
は、第1走査線(Gaj)に接続されている。トランジスタ
95〜99、106のゲート電極は、第2走査線(Gbj)
に接続されている。容量素子104は、トランジスタ1
00のゲート・ソース間電圧を保持する役割を担う。な
お、トランジスタ100〜103のゲート容量が大きい
場合や、該ノードの寄生容量が大きい場合などでは、容
量素子104は必ずしも設けなくてもよい。
【0068】図4(A)に示す画素11に、ビデオ信号
データ電流を書込むときには、第1走査線(Gaj)及び第
2走査線(Gbj)に低電位信号を送り、トランジスタ91
〜98をオン、トランジスタ99、106をオフにす
る。このとき、トランジスタ100〜103は電流経路
上、互いに並列接続の関係になる。一方、自発光素子1
05に電流を流すときには、走査線(Gaj)に高電位信号
を送り、トランジスタ91〜98をオフ、トランジスタ
99、106をオンにする。このとき、トランジスタ1
00〜103は電流経路上、互いに直列接続の関係にな
る。
【0069】図4(A)の例では、駆動用素子15のト
ランジスタ100〜103の接続関係の切替えを、第1
走査線(Gaj)及び第2走査線(Gbj)を用いて制御する。し
かし第2走査線(Gbj)により制御されるトランジスタ
は、いずれも信号線(Si)とは接続していない。また自発
光素子105に電流を流し発光させるか否かは、第1走
査線(Gaj)の電位に関わりなく、第2走査線(Gbj)の電位
のみにより制御できる特徴がある。従って、データ電流
を書込むとき以外で、第2走査線(Gbj)に第1走査線(Ga
j)とは独立の信号を送ることで、自発光素子84の発光
時間を任意に制御できる。この事情は図2(B)の例と
同様である。
【0070】よって、図4(A)に示す画素11におい
ても、自発光素子84の発光時間を任意に制御できるこ
とに起因する、以下の特長がある。すなわち、まず中間
階調表現を時間階調方式により表現することが可能とな
る。また中間階調表現をアナログ的なビデオ信号データ
電流を用いることで表現する場合であっても、ホールド
型ディスプレイ特有の動画ボケを防止するために、イン
パルス型の発光を行う等の用途に有用である。
【0071】6つ目の例を、図4(B)を用いて説明す
る。
【0072】図4(B)には、j行i列目に配置された画
素11を示す。そして画素11は、信号線(Si)、電源線
(Vi)、第1走査線(Gaj)、第2走査線(Gbj)、トランジス
タ111〜120、122、容量素子123、自発光素
子121を有する。図4(B)に示す画素11は、図1
(B)に示す画素11を具体的にトランジスタで図示し
たものであり、pチャネル型のトランジスタ111〜1
13は第1スイッチ12に相当する。pチャネル型のト
ランジスタ114、115は第2スイッチ13に相当
し、nチャネル型のトランジスタ116は第3スイッチ
14に相当する。pチャネル型のトランジスタ117〜
120は駆動用素子15に相当する。pチャネル型のト
ランジスタ122は第4スイッチ18に相当する。
【0073】トランジスタ111〜116の各ゲート電
極は、第1走査線(Gaj)に接続されている。トランジス
タ122のゲート電極は、第2走査線(Gbj)に接続され
ている。容量素子123は、トランジスタ117のゲー
ト・ソース間電圧を保持する役割を担う。なお、トラン
ジスタ117〜120のゲート容量が大きい場合や、該
ノードの寄生容量が大きい場合などでは、容量素子12
3は必ずしも設けなくてもよい。
【0074】図4(B)に示す画素11に、ビデオ信号
データ電流を書込むときには、第1走査線(Gaj)に高電
位信号を送り、トランジスタ111〜115をオン、ト
ランジスタ116をオフにする。このとき、トランジス
タ117〜120は電流経路上、互いに並列接続の関係
になる。一方、自発光素子121に電流を流すときに
は、第1走査線(Gaj)に低電位信号を送り、トランジス
タ111〜115をオフ、トランジスタ116をオンに
する。このとき、トランジスタ117〜120は電流経
路上、互いに直列接続の関係になる。
【0075】なお上記の間、第2走査線(Gbj)には低電
位信号を送り、トランジスタ122をオフしておく。
【0076】図4(B)に示す画素11においても、図
2(B)の例の場合と同様に、第2走査線(Gbj)に送る
信号により、自発光素子121の発光時間を任意に制御
できる。すなわち自発光素子121発光中に、第2走査
線(Gbj)に高電位信号をおくり、トランジスタ122を
オンにすると、トランジスタ117がオフとなり自発光
素子121は消光する。ただし自発光素子121を一度
消光させると、再度ビデオ信号データ電流を書込まなく
ては、自発光素子59を発光させられない点は、図2
(B)の例と異なる。
【0077】図4(B)に示す画素11において、自発
光素子121の発光時間を任意に制御できることの特長
は、図2(B)の例の場合と同様である。すなわち、ま
ず中間階調表現を時間階調方式により表現することが可
能となる。また中間階調表現をアナログ的なビデオ信号
データ電流を用いることで表現する場合であっても、ホ
ールド型ディスプレイ特有の動画ボケを防止するため
に、インパルス型の発光を行う等の用途に有用である。
【0078】以上、本発明の表示装置、発光装置の画素
11の例として、それぞれ異なる構成の6種類の画素1
1を図2〜4を用いて説明した。しかし本発明の表示装
置、発光装置の画素構成は、これら6種に限定されるわ
けではない。
【0079】(実施の形態2)実施の形態2では、画素
11の駆動方法を説明する。例として図4(B)に示し
た画素11の場合を取り上げ、図5を用いて説明する。
【0080】最初に、ビデオ信号書込み動作と発光動作
について説明する。
【0081】まず画素11の周囲に設けられた走査線駆
動回路(図示せず)から出力される信号によって、j行
目の第1走査線(Gaj)が選択される。すなわち、第1走査
線(Gaj)に低電位(Lレベル)信号が出力され、トラン
ジスタ111〜116のゲート電極が低電位(Lレベ
ル)となる。このとき、pチャネル型のトランジスタ1
11〜115がオンとなり、nチャネル型のトランジス
タ116がオフとなる。そして画素11の周囲に設けら
れた信号線駆動回路(図示せず)から、i列目の信号線
(Si)を介して画素11にビデオ信号データ電流IWが入
力される。
【0082】トランジスタ111〜113がオンする
と、トランジスタ117〜120は、ドレインとゲート
が短絡されたダイオード接続状態となる。すなわち画素
11は、並列な4つのダイオードと回路的に等価とな
る。この状態で画素11の電源線(Vi)と信号線(Si)の間
に、電流IWを流す(図5(A)を参照)。
【0083】並列な4つのダイオードを流れる電流IW
が定常状態になった後、第1走査線(Gaj)を高電位(Hレ
ベル)にする。するとトランジスタ111〜113はオ
フとなり、ビデオ信号データ電流IWが画素に記憶され
る。
【0084】続いて第1走査線(Gaj)が高電位(Hレベ
ル)となると、pチャネル型のトランジスタ111〜1
15がオフとなり、nチャネル型のトランジスタ116
がオンとなる。トランジスタ117〜120は直列状態
に接続が組みかえられる。このときトランジスタ120
が飽和領域で動作するように予め電圧条件を設定してお
くと、駆動用素子は自発光素子に定電流IEを供給す
る。
【0085】定電流IEの値は、ビデオ信号データ電流
Wの約16分の1の大きさである。本実施の形態で
は、駆動用素子は4つトランジスタにより構成されてい
るためである。より一般的に、駆動用素子がn個のトラ
ンジスタにより構成されている場合には、電流IEは、
ビデオ信号データ電流IWの約n2分の1の大きさとな
る。
【0086】このように本実施の形態では、書込みデー
タ電流IWを自発光素子駆動電流IEの約16倍と、大き
な値にすることができる。そのため寄生容量等のため
に、自発光素子駆動電流IE程度の微小電流を、直接速
やかに画素に書込むことが難しい場合であっても、ビデ
オ信号データ電流IWを画素に書込むことが可能とな
る。
【0087】なお本実施の形態は、中間階調表現の方法
として、アナログビデオ方式を採っていてもよいし、デ
ィジタルビデオ方式を採っていてもよい。アナログビデ
オ方式の場合、ビデオ信号データ電流として、アナログ
的に変化するデータ電流IWを用いる。ディジタルビデ
オ方式の場合は、一つのデータ電流IWのみを基準のオ
ン電流として単位輝度を用意する。そして、単位輝度を
時間的に足し合わせて階調表現する、時間階調法を用い
るのが便利である(ディジタル時間階調法)。あるい
は、単位輝度を面積的に足し合わせて階調表現する面積
階調法や、時間階調法と面積階調法を組み合わせる方法
で、ディジタルビデオ方式を行うこともできる。
【0088】また本実施の形態において、アナログビデ
オ方式、ディジタルビデオ方式いずれを採用したとして
も、ビデオ信号データ電流IWを0とする場合が必要と
なることがある。しかしビデオ信号データ電流IWを0
とする場合は、自発光素子の発光輝度を0とするという
ことであるから、IWを画素に正確に書込み記憶させる
必要はない。したがって、この場合には駆動用素子のト
ランジスタ117〜120がオフとなるようなゲート電
圧を、直接信号線(Si)に出力してもよい。すなわち例外
的に、ビデオ信号を電流値でなく、電圧値で出力しても
よい。
【0089】次に、発光停止動作について説明する。
【0090】まず画素11の周囲に設けられた別の走査
線駆動回路(図示せず)から出力される信号によって、
j行目の第2走査線(Gbj)が選択される。すなわち、第2
走査線(Gbj)に低電位(Lレベル)信号が出力される。
pチャネル型のトランジスタ122は、ゲート電極が低
電位(Lレベル)となるためにオン状態となる。
【0091】するとトランジスタ117のソースとゲー
トが短絡され、オフとなる。その結果、自発光素子12
1への電流供給は遮断され、発光は停止する。
【0092】このような発光停止動作を利用することに
よって、自発光素子121の発光時間を、1列走査時間
の制約を受けずに、任意に制御できるが可能となる。そ
の大きな利点として、まず中間階調表現を時間階調方式
により表現することが容易となることがある。また中間
階調表現をアナログ的なビデオ信号データ電流を用いる
ことで表現する場合であっても、ホールド型ディスプレ
イ特有の動画ボケを防止するために、インパルス型の発
光を行うこと等に利点がある。
【0093】(実施の形態3)実施の形態3では、本発
明の表示装置、発光装置における画素の平面レイアウト
(上面図)例を提示する。本例の画素回路は、図3
(B)に示した画素回路である。
【0094】図6には、j行i列目の画素11を示す。図
6において、二点破線で囲んだ領域が画素11に相当す
る。点模様の領域は、ポリシリコン膜である。右上り斜
線と右下り二重斜線は、それぞれ別の層の導電体膜(金
属膜等)である。バツ印は層間の接触点を示す。そし
て、チェック模様の領域86は自発光素子54の陽極に
相当する。
【0095】第1走査線(Gaj)下には、トランジスタ71
〜75、85が形成されている。第2走査線(Gbj)下に
は、トランジスタ76〜79が形成されている。電源線
(Vi)の下に容量素子83が形成されている。
【0096】駆動用素子を構成する3つのトランジスタ
80〜82は同サイズに揃えて互いに隣接させて形成さ
れている。これにより最初から、同一画素内におけるト
ランジスタ80〜82間のバラつきが、大きくなりにく
くすることはできる。本発明の構成である「並列書込み
直列駆動」は、駆動用素子を構成する複数のトランジス
タ間に元々存在するバラつきの影響を、さらに小さくす
る手法である。したがって、当初からバラつきが抑えら
れた複数のトランジスタを駆動用素子に用いるのであれ
ば、本発明の効果を非常に大きく生かすことができ好ま
しい。自発光素子の発光輝度のバラつきは、さらに僅少
となる。
【0097】なお本発明の表示装置、発光装置を作製す
る工程については、例えば、特開2001−34393
3等を参照できる。駆動用素子を構成する複数のトラン
ジスタは、ソースとドレインについては対称的である方
が好ましいが、対称的であることが必須というわけでは
ない。
【0098】(実施の形態4)実施の形態4では、本発
明の表示装置、発光装置の構成の例について図7を用い
て説明する。画素内ではなく、装置の全体的な構成の例
を説明する。
【0099】本発明の表示装置、発光装置は、基板18
01上に、複数の画素がマトリクス状に配置された画素
部1802を有する。画素部1802の周辺部には、信
号線駆動回路1803、第1の走査線駆動回路1804
及び第2の走査線駆動回路1805が配置されている。
信号線駆動回路1803と、走査線駆動回路1804及
び1805には、FPC1806を介して、外部より電
源、信号が供給される。
【0100】図7(A)の例においては、信号線駆動回
路1803と、走査線駆動回路1804及び1805が
集積されているが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。例えば、第2の走査線駆動回路1805を欠いて
いてもよい。あるいは、信号線駆動回路1803、走査
線駆動回路1804及び1805を欠いていてもよい。
【0101】第1の走査線駆動回路1804及び第2の
走査線駆動回路1805の例を、図7(B)を用いて説
明する。図7(B)では、走査線駆動回路1804及び
1805はそれぞれ、シフトレジスタ1821、バッフ
ァ回路1822を有している。
【0102】図7(B)の回路の動作を説明する。シフ
トレジスタ1821は、クロック信号(G−CLK)、
クロック反転信号(G−CLKb)、スタートパルス信
号(G−SP)に基づき、順次パルスを出力する。該パ
ルスは、バッファ回路1822で電流増幅された後、走
査線に入力される。こうして走査線は、1行ずつ順次選
択状態となる。
【0103】なお必要に応じ、バッファ回路1822内
にレベルシフタを設置してもよい。レベルシフタによ
り、電圧振幅を変更することができる。
【0104】次いで、信号線駆動回路1803の例を、
図7(C)を用いて説明する。図7(C)に示す信号線
駆動回路1803は、シフトレジスタ1831、第1の
ラッチ回路1832、第2のラッチ回路1833、電流
電圧変換回路1834を有している。
【0105】図7(C)の回路の動作を説明する。図7
(C)の回路は、中間階調表示方式として、ディジタル
時間階調法を採用した場合の回路である。
【0106】シフトレジスタ1831は、クロック信号
(S−CLK)、クロック反転信号(S−CLKb)、
スタートパルス信号(S−SP)に基づき、順次サンプ
リングパルスを第1のラッチ回路1832に出力する。
各列の第1のラッチ回路1832は、該パルスのタイミ
ングに従って、ディジタルビデオ信号を順次読込む。第
1のラッチ回路1832において、最終列までビデオ信
号の読込みが完了すると、第2のラッチ回路1833に
ラッチパルスが入力される。ラッチパルスにより、各列
の第1のラッチ回路1832に読込まれていたビデオ信
号は、一斉に各列の第2のラッチ回路1833に転送さ
れる。第2のラッチ回路1833に転送されたビデオ信
号は、電圧電流変換回路1834において、適宜形式変
換処理され、画素へ転送される。ビデオ信号のうち、オ
ンデータは電流形式に変換され、オフデータは電圧形式
のまま電流増幅される。ラッチパルス後、シフトレジス
タ1831、第1のラッチ回路1832は、次行のビデ
オ信号読込み動作として、上記動作を繰り返す。
【0107】図7(C)の信号線駆動回路1803の構
成は1例であり、アナログ階調法を採用した場合には、
別の構成にする。またディジタル時間階調法を採用した
場合であっても、他の構成にすることはできる。
【0108】(実施の形態5)実施の形態5では、トラ
ンジスタの特性曲線(図8)を用いて、本発明の効果に
ついて説明する。説明を簡単にするため、駆動用素子を
構成するトランジスタに個数が、2個の場合を例に説明
する。画素回路構成としては、図2(B)のとおりであ
るとする。またここで用いるトランジスタの特性曲線
は、簡単にするため理想的なものとしてあり、実際のト
ランジスタとは若干の差異がある。例えば、チャネル長
変調はゼロとしてある。
【0109】トランジスタのソースの電位を基準とし
て、ゲートの電位をVg、ドレインの電位をVd、ソース
ドレイン間に流れる電流をIdとする。ただし、正負の
向きは適宜設定してある(トランジスタがpチャネル型
のときは、正負を入替える等)。図8(A)(B)にお
いて、曲線801〜804は、ある一定のゲート電位V
g下におけるId-Vd特性曲線である。一点鎖太曲線80
5は、駆動用素子を構成する2個のトランジスタの一方
について、ゲートとドレインを短絡することにより、V
gとVdとを等しくした条件下でのId-Vd変化を示した
ものである。すなわち、一点鎖太曲線805には、該ト
ランジスタ固有の電気的特性(電界効果移動度、しきい
電圧値)が反映されている。同様に、二点鎖太曲線80
6は、駆動用素子を構成する他の一方のトランジスタに
ついて、ゲートとドレインを短絡することにより、Vg
とVdとを等しくした条件下でのId-Vd変化を示したも
のである。
【0110】図8(A)(B)は、駆動用素子を構成す
る2個のトランジスタが各々異なった電気的特性をもっ
ている場合に、本発明の構成である「並列書込み直列駆
動」により、自発光素子駆動電流がどうなるかを、図的
に調べたものである。図8(A)は、2個のトランジス
タ間において特に、電界効果移動度の違いが大きい場合
の例である。図8(B)は、2個のトランジスタ間にお
いて特に、しきい電圧値の違いが大きい場合の例であ
る。結論としては、各場合で自発光素子駆動電流は、8
07の三角矢印の長さで示されるとおりとなる。これに
ついて、以下に簡単に説明する。
【0111】まず、トランジスタ38、39の特性曲線
として、いずれも等しく、一点鎖太曲線805が対応す
る場合を考える。
【0112】データ電流書込み時には、図2(B)のト
ランジスタ31〜36がオンとなる。トランジスタ31
〜34がオンとなることから、駆動用素子を構成する2
個のトランジスタ38、39では、ゲートとドレインが
短絡される。よってトランジスタ38、39の動作点
は、一点鎖太曲線805上の点であり、データ電流値I
Wにより決まるある一点である。いま、該動作点が80
5と801の交点としておく。つまり805と801の
交点の縦軸値Idの2倍が、データ電流値IWであるとし
ておく。
【0113】自発光素子発光時には、図2(B)のトラ
ンジスタ31〜36がオフとなり、トランジスタ37、
42がオンとなる。トランジスタ31〜34がオフとな
ることから、トランジスタ38、39のゲート電位は、
データ電流書込み時のままで保持される。そして自発光
素子発光時には、トランジスタ39が飽和領域で動作
し、トランジスタ38が非飽和領域で動作する。自発光
素子発光時における、トランジスタ38のId-Vd曲線
は801で表され、トランジスタ39のId-Vd曲線は
803で表される。
【0114】図8(A)上で、各一点鎖線矢印は、長さ
と縦軸座標は等しい。自発光素子発光時における、トラ
ンジスタ38の動作点は、左側の一点鎖線矢印の右端と
801との接点である。そして求めるべき自発光素子駆
動電流IEは、一点鎖線矢印の縦軸座標、すなわち、8
07の実線三角矢印の長さである。なお図8(B)上で
も同様の事情が成立し、求めるべき自発光素子駆動電流
Eは807の実線三角矢印の長さである。トランジス
タ38の特性曲線とトランジスタ39の特性曲線が、い
ずれも等しい場合には、結果的には求めるべき自発光素
子駆動電流IEは、データ電流値IWの4分の1の大きさ
となる。
【0115】次に、トランジスタ38の特性曲線として
二点鎖太曲線806が対応し、トランジスタ39の特性
曲線として一点鎖太曲線805が対応する場合を考え
る。データ電流値IWは、上で述べたトランジスタ3
8、39の特性曲線としていずれも805が対応する場
合と、同一とする。
【0116】データ電流書込み時には、図2(B)の駆
動用素子を構成する2個のトランジスタ38、39で
は、ゲートとドレインが短絡される。よってトランジス
タ38の動作点は二点鎖太曲線806上の点であり、ト
ランジスタ39の動作点は一点鎖太曲線805上の点で
ある。そして、トランジスタ38の動作点の縦軸座標
と、トランジスタ39の動作点の縦軸座標との和は、デ
ータ電流値IWである。よってトランジスタ38の動作
点は、806と802の交点となる。トランジスタ39
の動作点は、トランジスタ38の動作点と横軸座標が等
しい、曲線805上の点となる。
【0117】自発光素子発光時には、図2(B)のトラ
ンジスタ31〜34がオフとなることから、トランジス
タ38、39のゲート電位は、データ電流書込み時のま
まで保持される。そして自発光素子発光時には、トラン
ジスタ39が飽和領域で動作し、トランジスタ38が非
飽和領域で動作する。自発光素子発光時における、トラ
ンジスタ38のId-Vd曲線は802で表される。
【0118】図8(A)上で、同縦軸座標値にある各二
点鎖線矢印は、長さが等しい。上の二点鎖線矢印の組
が、いま検討している、トランジスタ38の特性曲線と
して二点鎖太曲線806が対応し、トランジスタ39の
特性曲線として一点鎖太曲線805が対応する場合であ
る。自発光素子発光時における、トランジスタ38の動
作点は、左側の該二点鎖線矢印の右端と802との接点
である。そして求めるべき自発光素子駆動電流IEは、
該二点鎖線矢印の縦軸座標、すなわち、807の長点線
三角矢印(左側)の長さである。なお図8(B)上でも
同様の事情が成立し、求めるべき自発光素子駆動電流I
Eは、807の長点線三角矢印(左側)の長さである。
【0119】また別の場合として、トランジスタ38の
特性曲線として一点鎖太曲線805が対応し、トランジ
スタ39の特性曲線として二点鎖太曲線806が対応す
る場合の検討も、同様にして行うことができる。詳しく
述べないが、結果的には図8(A)(B)とも、求める
べき自発光素子駆動電流IEは、807の長点線三角矢
印(右側)の長さとなる。
【0120】さらに別の場合として、トランジスタ3
8、39の特性曲線として、いずれも二点鎖太曲線80
5が対応する場合の検討も、同様に行うことができる。
結果的には図8(A)(B)とも、求めるべき自発光素
子駆動電流IEは、807の短点線三角矢印の長さとな
る。
【0121】図8(A)(B)における、807の三角
矢印の長さから、駆動用素子を構成するトランジスタ3
8、39の特性がバラつきが、自発光素子駆動電流IE
にどのように反映されるかの概略をみることができる。
【0122】比較のために、図8(A)(B)には80
8の狭角矢印、809の広角矢印も掲載してある。80
8の狭角矢印は、電流入力方式でカレントミラー型を用
いる画素回路の場合において、上記と同様の検討を行っ
た結果である。すなわち、カレントミラーの二つのトラ
ンジスタ間に、上記と同様の特性バラつきが存在したと
き、自発光素子駆動電流IEがどうなるかを示してい
る。809の広角矢印は、電圧入力方式の画素回路の場
合において、同様の検討を行った結果である。すなわ
ち、異なる画素の自発光素子駆動トランジスタ間に、上
記と同様の特性バラつきが存在したとき、自発光素子駆
動電流IEがどうなるかを示している。
【0123】図8(A)(B)の807の三角矢印、8
08の狭角矢印、809の広角矢印を比較から、次の点
がわかる。
【0124】まず、807の三角矢印、808の狭角矢
印では、同一画素内の二つのトランジスタ間にさえ特性
バラつきがない限りは、トランジスタの特性曲線が80
5でも806でも、自発光素子駆動電流IEは一定とな
る。すなわち、電流入力方式でカレントミラー型を用い
る画素回路でも、本発明の「並列書込み直列駆動」の画
素回路でも、基板全体でトランジスタの特性を一定に揃
える必要はなく、同一画素内の二つのトランジスタ間の
特性バラつきさえ、抑制すれば十分である。この点は、
電圧入力方式の画素回路に対して非常に優位である。
【0125】しかし、同一画素内の二つのトランジスタ
間の特性バラつきが存在すると、808の狭角矢印で
は、自発光素子駆動電流IEのバラつきが大きくなる。
すなわち、電流入力方式でカレントミラー型を用いる画
素回路では、同一画素内の二つのトランジスタ間の特性
バラつきの影響が激しく現れてしまう。極端な場合で
は、電圧入力方式の画素回路よりも、自発光素子駆動電
流IEのバラつきが大きくなる危険がある。この点、本
発明の「並列書込み直列駆動」の画素回路では、同一画
素内の二つのトランジスタ間の特性バラつきの影響が、
かなり抑制されている。現実の表示装置、発光装置で
は、トランジスタの特性バラつきは、同一画素内よりも
基板全体にわたるものの方が深刻である。したがって同
一画素内の二つのトランジスタ間の特性バラつきは、本
発明の「並列書込み直列駆動」の画素回路なみに抑制さ
れれば、実用上はほとんど問題がなくなる。
【0126】この実施の形態5では、駆動用素子を構成
するトランジスタに個数が、2個の場合を例に、本発明
の効果について説明した。しかし、駆動用素子を構成す
るトランジスタに個数が、3個以上の場合においても同
様の事情が成立する。
【0127】(実施の形態6)実施の形態6では、本発
明の表示装置、発光装置を搭載した電子機器等を、いく
つか例示する。
【0128】本発明の表示装置、発光装置を搭載した電
子機器として、モニター、ビデオカメラ、ディジタルカ
メラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディス
プレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(オ
ーディオコンポ、カーオーディオ等)、ノート型パーソ
ナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイ
ルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子
書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的には
Digital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、
その画像を表示しうるディスプレイを備えた装置)など
が挙げられる。特に、斜め方向から画面を見る機会が多
い電子機器については、視野角の広さが重要視されるた
め、発光装置を用いることが望ましい。それら電子機器
の具体例を図9に示す。
【0129】図9(A)はモニターである。この例は筐
体2001、支持台2002、表示部2003、スピー
カー部2004、ビデオ入力端子2005等を含んでい
る。本発明の表示装置、発光装置は表示部2003に用
いることができる。発光装置は自発光型であるためバッ
クライトが不要であり、液晶ディスプレイよりも表示部
を薄くすることができる。なおモニターには、パソコン
用、TV放送受信用、広告表示用などのすべての情報表
示装置が含まれる。
【0130】図9(B)はディジタルスチルカメラであ
る。この例は本体2101、表示部2102、受像部2
103、操作キー2104、外部接続ポート2105、
シャッター2106等を含んでいる。本発明の表示装
置、発光装置は表示部2102に用いることができる。
【0131】図9(C)はノート型パーソナルコンピュ
ータである。この例は本体2201、筐体2202、表
示部2203、キーボード2204、外部接続ポート2
205、ポインティングマウス2206等を含んでい
る。本発明の表示装置、発光装置は表示部2203に用
いることができる。
【0132】図9(D)はモバイルコンピュータであ
る。この例は本体2301、表示部2302、スイッチ
2303、操作キー2304、赤外線ポート2305等
を含んでいる。本発明の表示装置、発光装置は表示部2
302に用いることができる。
【0133】図9(E)は記録媒体を備えた携帯型の画
像再生装置(具体的にはDVD再生装置)である。この
例は本体2401、筐体2402、表示部A2403、
表示部B2404、記録媒体(DVD等)読込み部24
05、操作キー2406、スピーカー部2407等を含
んでいる。本発明の表示装置、発光装置は、表示部A2
403、表示部B2404に用いることができる。な
お、記録媒体を備えた画像再生装置には家庭用ゲーム機
器なども含まれる。
【0134】図9(F)はゴーグル型ディスプレイ(ヘ
ッドマウントディスプレイ)である。この例は本体25
01、表示部2502、アーム部2503等を含んでい
る。本発明の表示装置、発光装置は表示部2502に用
いることができる。
【0135】図9(G)はビデオカメラである。この例
は本体2601、表示部2602、筐体2603、外部
接続ポート2604、リモコン受信部2605、受像部
2606、バッテリー2607、音声入力部2608、
操作キー2609等を含んでいる。本発明の表示装置、
発光装置は表示部2602に用いることができる。
【0136】図9(H)は携帯電話である。この例は本
体2701、筐体2702、表示部2703、音声入力
部2704、音声出力部2705、操作キー2706、
外部接続ポート2707、アンテナ2708等を含んで
いる。本発明の表示装置、発光装置は表示部2703に
用いることができる。なお、表示部2703は黒色背景
に白色文字を表示することで、携帯電話の消費電力を抑
制することができる。
【0137】将来に自発光素子の発光輝度を安定的に高
くすることが可能となれば、本発明の表示装置、発光装
置から出力した画像情報を含む光をレンズ等で拡大投影
して、フロント型又はリア型のプロジェクターに用いる
こともできる。
【0138】このように、本発明の適用範囲は極めて広
く、あらゆる分野の電子機器等に使用することが可能で
ある。
【0139】
【発明の効果】本発明はAM型表示装置、発光装置にお
いて、各画素に設置される駆動用素子を複数のトランジ
スタにより構成する。その上で、画素にデータ電流を読
込むときには該複数のトランジスタを並列接続状態に
し、自発光素子を発光させるときには該複数のトランジ
スタを直列接続状態にする。このように、駆動用素子を
構成する複数のトランジスタの接続状態を、並列または
直列と適宜切替えることを特徴とする。その結果、次の
ような効果が生じる。
【0140】まず、同一画素内の駆動用素子を構成する
複数のトランジスタさえ、バラつきがなければ、表示画
面全体で発光輝度のムラが現れてしまうという、表示品
位上の重大な欠陥を回避することができる。すなわち、
各画素に設置されるトランジスタの電気的特性は、基板
全体にわたって観察すると、かなりのバラつきをもつ。
このバラつきが自発光素子駆動電流IEに反映されて、
表示画面全体で発光輝度のムラとなってしまうのを防止
することができる。ただし、図10(A)のようなカレ
ントミラーを用いた画素回路の場合においても、同一画
素内のカレントミラーの二つのトランジスタさえバラつ
きがなければ、表示画面全体で発光輝度のムラとなるの
を防止することができる。この点で本発明は、図10
(A)のようなカレントミラーを用いた画素回路の場合
と同様の効果を有する。
【0141】しかし、図10(A)のようなカレントミ
ラーを用いた画素回路の場合、同一画素内のカレントミ
ラーの二つのトランジスタ間にバラつきが存在してしま
うと、結局発光輝度が画素間で異なってしまうのを防止
することができなくなる。その点、本発明の場合では、
同一画素内の駆動用素子を構成する複数のトランジスタ
間にバラつきが存在しても、その影響は小さく抑制され
るため、実用上問題となるほど画素間で発光輝度がバラ
ついてしまうことは防止することができる。
【0142】また、図10(B)の画素回路の場合、画
素間で発光輝度がバラついてしまうのは防止することが
できる。しかし、図10(B)の画素回路の場合には、
画素に書込むデータ電流IWと、自発光素子を発光させ
るときの自発光素子駆動電流IEとの比が、同一値でな
くてはならない。これは実用上、非常に厳しい制限であ
る。本発明の場合では、駆動用素子を構成するトランジ
スタを複数に分割するため、画素に書込むデータ電流I
Wを自発光素子駆動電流IEよりも大きくすることが可能
である。
【0143】本発明は以上のような利点を有することか
ら、実用的なAM型表示装置、発光装置を製造する上
で、重要な技術である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の表示装置、発光装置の画素を示す
図。
【図2】 本発明の表示装置、発光装置の画素を示す
図。
【図3】 本発明の表示装置、発光装置の画素を示す
図。
【図4】 本発明の表示装置、発光装置の画素を示す
図。
【図5】 本発明の表示装置、発光装置の画素におけ
る電流の経路を示す図。
【図6】 本発明の表示装置、発光装置の画素の平面
レイアウトを示す図。
【図7】 本発明の表示装置、発光装置を示す図。
【図8】 駆動用素子を構成するトランジスタの特性
を示す図。
【図9】 本発明の表示装置、発光装置を適用した電
子機器を示す図。
【図10】 公知の表示装置、発光装置の画素を示す
図。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のトランジスタと、該複数のトランジ
    スタのそれぞれを直列又は並列に接続状態を切替える手
    段と、を有する画素が備えられていることを特徴とする
    表示装置。
  2. 【請求項2】少なくとも一つの画素を備えた表示装置で
    あって、 該画素は、複数のトランジスタを備えた駆動用素子を有
    し、 前記画素で表示を行うときには、前記駆動用素子に備え
    られた複数のトランジスタを、直列接続状態にして電流
    を流し、 前記画素にデータを書込むときには、前記駆動用素子に
    備えられた複数のトランジスタを、並列接続状態にして
    電流を流すことを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】少なくとも一つの画素を備えた表示装置で
    あって、 該画素は、複数のトランジスタを備えた駆動用素子を有
    し、 該駆動用素子に備えられた複数のトランジスタの第一の
    トランジスタのドレインと第二のトランジスタのソース
    とが接続され、と、該複数のトランジスタは直列に一つ
    に接続されており、 前記画素で表示を行うときには、前記駆動用素子に備え
    られた複数のトランジスタの第一のトランジスタのソー
    スから最後のトランジスタのドレインまで、直列に電流
    を流し、 前記画素にデータを書込むときには、前記駆動用素子に
    備えられた複数のトランジスタに、並列に電流を流すこ
    とを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】少なくとも一つの画素を備えた表示装置で
    あって、 前記画素は、自発光素子と、複数のトランジスタを備え
    た自発光素子駆動用素子とを有し、 前記自発光素子駆動用素子に備えられた複数のトランジ
    スタの各ゲートは、共通ノードに接続されており、 前記自発光素子駆動用素子に備えられた複数のトランジ
    スタの第一のトランジスタのドレインと第二のトランジ
    スタのソースとが接続され、と、該複数のトランジスタ
    は直列に一つに接続されており、 前記自発光素子駆動用素子に備えられた複数のトランジ
    スタの最後のトランジスタのドレインは、前記自発光素
    子に接続されており、 前記画素の前記自発光素子を発光させるときには、前記
    自発光素子駆動用素子に備えられた複数のトランジスタ
    の第一のトランジスタのソースから、該複数のトランジ
    スタの最後のトランジスタのドレインまで、直列に電流
    を流し、 前記画素にデータを書込むときには、前記自発光素子駆
    動用素子に備えられた複数のトランジスタの第一のトラ
    ンジスタにはソースからドレインへ電流を流し、該複数
    のトランジスタの第二のトランジスタにはドレインから
    ソースへ電流を流し、と、並列に電流を流すことを特徴
    とする表示装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記画素にデータを書込むときには、 前記自発光素子駆動用素子に備えられた複数のトランジ
    スタの各ゲートと、該複数のトランジスタの奇数番目の
    トランジスタの各ドレインと、該複数のトランジスタの
    偶数番目のトランジスタの各ソースとを全て接続し、 前記自発光素子駆動用素子に備えられた複数のトランジ
    スタに、所定のビデオ信号データ電流を流し、電流記憶
    を行うことを特徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】信号線と、走査線と、電源線と、自発光素
    子と、 各ゲート電極が共通に接続され、直列に接続されたn個
    (nは2以上の自然数)のトランジスタを有する駆動手
    段と、 前記駆動手段と前記信号線との間に配置された第1スイ
    ッチ手段と、 前記駆動手段と前記電源線との間に配置された第2スイ
    ッチ手段と、 前記駆動手段と前記自発光素子との間に配置された第3
    スイッチ手段とを有する画素が設けられた発光装置であ
    って、 前記画素に信号が入力されるときには前記n個のトラン
    ジスタが並列に接続されて電流が流れ、前記自発光素子
    に電流が流れるときには前記n個のトランジスタが直列
    に接続されて電流が流れることを特徴とする発光装置。
  7. 【請求項7】信号線と、走査線と、電源線と、自発光素
    子と、 各ゲート電極が共通に接続され、直列に接続されたn個
    (nは2以上の自然数)のトランジスタを有する駆動手
    段と、 前記n個のトランジスタのゲート電位を保持する容量
    と、 前記駆動手段と前記信号線との間に配置された第1スイ
    ッチ手段と、 前記駆動手段と前記電源線との間に配置された第2スイ
    ッチ手段と、 前記駆動手段と前記自発光素子との間に配置された第3
    スイッチ手段とを有する画素が設けられた発光装置であ
    って、 前記画素に信号が入力されるときには前記n個のトラン
    ジスタが並列に接続されて電流IWが流れ、前記自発光
    素子に電流が流れるときには前記n個のトランジスタが
    直列に接続されて電流IEが流れ、電流IWと電流I
    Eは、IW=n2×IEを満たすことを特徴とする発光装
    置。
  8. 【請求項8】信号線と、第1及び第2走査線と、走査線
    と、電源線と、自発光素子と、 各ゲート電極が共通に接続され、直列に接続されたn個
    (nは2以上の自然数)のトランジスタを有する駆動手
    段と、 前記駆動手段と前記信号線との間に配置された第1スイ
    ッチ手段と、 前記駆動手段と前記電源線との間に配置された第2スイ
    ッチ手段と、 前記駆動手段と前記自発光素子との間に配置された第3
    スイッチ手段と、 前記駆動手段と前記電源線との間に配置された第4スイ
    ッチ手段とを有する画素が設けられた発光装置であっ
    て、 前記画素に信号が入力されるときには前記n個のトラン
    ジスタが並列に接続されて電流が流れ、前記自発光素子
    に電流が流れるときには前記n個のトランジスタが直列
    に接続されて電流が流れることを特徴とする発光装置。
  9. 【請求項9】信号線と、第1及び第2走査線と、走査線
    と、電源線と、自発光素子と、 各ゲート電極が共通に接続され、直列に接続されたn個
    (nは2以上の自然数)のトランジスタを有する駆動手
    段と、 前記n個のトランジスタのゲート電位を保持する容量
    と、 前記駆動手段と前記信号線との間に配置された第1スイ
    ッチ手段と、 前記駆動手段と前記電源線との間に配置された第2スイ
    ッチ手段と、 前記駆動手段と前記自発光素子との間に配置された第3
    スイッチ手段と、 前記駆動手段と前記電源線との間に配置された第4スイ
    ッチ手段とを有する画素が設けられた発光装置であっ
    て、 前記画素に信号が入力されるときには前記n個のトラン
    ジスタが並列に接続されて電流IWが流れ、前記自発光
    素子に電流が流れるときには前記n個のトランジスタが
    直列に接続されて電流IEが流れ、電流IWと電流I
    Eは、IW=n2×IEを満たすことを特徴とする発光装
    置。
  10. 【請求項10】請求項6乃至請求項9のいずれか一項に
    おいて、 前記画素には前記信号線を介して電流値形式のビデオデ
    ータが入力されることを特徴とする発光装置。
  11. 【請求項11】請求項6乃至請求項9のいずれか一項に
    おいて、 前記画素には前記信号線を介してデータ電流が入力され
    ることを特徴とする発光装置。
  12. 【請求項12】請求項6乃至請求項9のいずれか一項に
    おいて、 前記容量に保持された電荷により前記自発光素子に流れ
    る電流量が決定されることを特徴とする発光装置。
  13. 【請求項13】請求項6乃至請求項9のいずれか一項に
    おいて、 前記第1及び第2スイッチ手段のみがオンのとき前記画
    素にデータ電流が入力されることを特徴とする発光装
    置。
  14. 【請求項14】請求項6乃至請求項9のいずれか一項に
    おいて、 前記第3スイッチ手段がオンのときのみ前記自発光素子
    に電流が供給されることを特徴とする発光装置。
  15. 【請求項15】請求項6又は請求項7において、 前記第1乃至第3スイッチ手段は、前記走査線からの信
    号によりオン又はオフが決定されることを特徴とする発
    光装置。
  16. 【請求項16】請求項6又は請求項7において、 前記第1乃至第3スイッチ手段は、少なくとも1個のト
    ランジスタを有することを特徴とする発光装置。
  17. 【請求項17】請求項8又は請求項9において、 前記第1乃至第4スイッチ手段は、前記第1又は第2走
    査線からの信号によりオン又はオフが決定されることを
    特徴とする発光装置。
  18. 【請求項18】請求項8又は請求項9において、 前記第1乃至第4スイッチ手段は、少なくとも1個のト
    ランジスタを有することを特徴とする発光装置。
  19. 【請求項19】請求項1乃至請求項5のいずれか一項に
    記載の、前記表示装置を備えていることを特徴とする電
    子機器。
  20. 【請求項20】請求項6乃至請求項18のいずれか一項
    に記載の、前記発光装置を備えていることを特徴とする
    電子機器。
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