JP2003255395A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003255395A
JP2003255395A JP2002053880A JP2002053880A JP2003255395A JP 2003255395 A JP2003255395 A JP 2003255395A JP 2002053880 A JP2002053880 A JP 2002053880A JP 2002053880 A JP2002053880 A JP 2002053880A JP 2003255395 A JP2003255395 A JP 2003255395A
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crystal display
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Takashi Sasabayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視野角特性が優れ、且つ、白表示時の輝度が
高くてコントラストが良好な液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 一対の基板51,61の間に、カイラル
剤が添加された負の誘電率異方性を有する液晶を封入す
る。一方の基板51には画素電極52を設け、他方の基
板61にはコモン電極62とドーム状の突起63を設け
る。また、一対の基板51,61を挟んで、2枚の偏光
板53,64を吸収軸を直交させて配置する。更に、液
晶の屈折率異方性をΔn、セルギャップをd(nm)、
カイラル剤のヘリカルピッチをp(nm)としたとき
に、450×d/p+290≦Δnd≦459×d/p
+590を満足するように、液晶、セルギャップ及びカ
イラル剤を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視野角特性が優
れ、明るくコントラストが高い表示が可能な液晶表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、薄くて軽量であるとと
もに低電圧で駆動できて消費電力が少ないという長所が
あり、各種電子機器に広く使用されている。
【0003】特に、TFT(Thin Film Transistor:薄
膜トランジスタ)等のスイッチング素子が画素毎に設け
られたアクティブマトリクス方式の液晶表示装置は、表
示品質の点でもCRT(Cathode-Ray Tube)に匹敵する
ほど優れたものが得られるようになり、近年、携帯テレ
ビやパーソナルコンピュータ等のディスプレイにも使用
されるようになった。
【0004】一般的なTN(Twisted Nematic )型液晶
表示装置は、2枚の透明基板の間に液晶を封入した構造
を有している。それらの透明基板の相互に対向する2つ
の面(対向面)のうち、一方の面側にはコモン電極、カ
ラーフィルタ及び配向膜等が形成され、他方の面側には
TFT、画素電極及び配向膜等が形成されている。更
に、各透明基板の対向面と反対側の面には、それぞれ偏
光板が貼り付けられている。これらの2枚の偏光板は、
例えば偏光板の吸収軸が互いに直交するように配置さ
れ、これによれば、電界をかけない状態では光を透過
し、電界を印加した状態では遮光するモード、すなわち
ノーマリーホワイトモードとなる。また、2枚の偏光板
の吸収軸が平行な場合には、ノーマリーブラックモード
となる。以下、TFT及び画素電極等が形成された基板
をTFT基板と呼び、コモン電極及びカラーフィルタ等
が形成された基板をCF基板と呼ぶ。
【0005】一般的なTN型液晶表示装置では、視野角
特性が悪く、画面を斜めから見たときにコントラストが
著しく低下するという欠点がある。
【0006】このような欠点を解消した液晶表示装置の
一つにMVA(Multi-domain Vartical Alignment )型
液晶表示装置がある。MVA型液晶表示装置では、配向
膜の表面に対し液晶分子がほぼ垂直方向に配向する負の
誘電率異方性を有する液晶を使用する。また、MVA型
液晶表示装置では、ドメイン規制部として、TFT基板
及びCF基板の少なくとも一方の基板の液晶側の面に突
起(土手)又は窪みを設けたり、画素電極又はコモン電
極にスリットを設けている。
【0007】図1は、従来のMVA型液晶表示装置の一
例を示す模式断面図である。
【0008】一方のガラス基板(TFT基板)11の上
には画素電極12及びTFT(図示せず)が形成されて
おり、この画素電極12にはドメイン規制部としてスリ
ット12aが設けられている。また、画素電極12の上
には、ポリイミド等からなる垂直配向膜13が形成され
ている。画素電極12はTFTに接続されており、駆動
時にはTFTを介して画素電極12に表示電圧が印加さ
れる。
【0009】他方のガラス基板(CF基板)21の下方
にはカラーフィルタ22が形成されており、カラーフィ
ルタ22の下には各画素共通のコモン電極24が形成さ
れている。駆動時には、コモン電極24は一定の電位に
保持される。コモン電極24の下には、ドメイン規制部
として突起23が樹脂等の誘電体材料により所定のパタ
ーンで形成されている。コモン電極24及び突起23の
下には、ポリイミド等からなる垂直配向膜25が形成さ
れている。
【0010】基板11,21は、配向膜13,25が形
成された面を対向させて配置され、これらの基板11,
21間には負の誘電率異方性を有するネマティック液晶
29が封入されている。
【0011】また、TFT基板11の下には偏光板14
が配置され、CF基板21の上には偏光板26が配置さ
れている。これらの偏光板14,26は吸収軸が相互に
直交するように配置されている。
【0012】このように構成された液晶表示装置におい
て、画素電極12とコモン電極24との間に電圧を印加
しない状態では、液晶分子29aは配向膜13,25の
表面に垂直に配向する。従って、突起23の両側では、
液晶分子29aの配向方向が相互に異なっている。
【0013】画素電極12とコモン電極24との間に電
圧を印加すると、液晶分子29aは電界に垂直な方向に
配向しようとする。このとき、突起部23の両側では、
電圧印加前における液晶分子の配向方向が異なっている
ので、液晶分子29aの傾斜方向が異なり、マルチドメ
イン(配向分割)が達成される。
【0014】図2は、他のMVA型液晶表示装置の画素
電極の例を示す平面図である。この図2に示す画素電極
では、1つの画素が4つの領域に分かれている。すなわ
ち、第1の領域(右上の領域)ではスリット30aがX
軸方向(水平方向)に対し45°の角度で設けられてお
り、第2の領域(左上の領域)ではスリット30aがX
軸方向方向に対し135°の角度で設けられており、第
3の領域(左下の領域)ではスリット30aがX軸方向
に対し225°の角度で設けられており、第4の領域
(右下の領域)ではスリット30aがX軸方向に対し3
15°の角度で設けられている。
【0015】スリット30aのピッチは例えば6μm
(ライン/スペース:3μm/3μm)である。また、
2枚の偏光板は、吸収軸が相互に直交し、且つ、スリッ
ト30aに対し45°の角度となるように配置される。
なお、コモン電極側には、スリットや突起等は設けられ
ていない。
【0016】このような画素電極を使用した場合は、画
素電極とコモン電極との間に電圧を印加すると、液晶分
子29aはスリット30aと平行な方向に傾斜する。こ
のとき、4つの領域の境界部分の電極のエッジの影響に
より、第1の領域と第3の領域とでは液晶分子29aの
倒れる方向が逆になり、第2の領域と第4の領域とでは
液晶分子29aの倒れる方向が逆になる。従って、液晶
分子29aの傾斜方向は4つの領域でそれぞれ異なり、
4ドメイン配向が実現される。
【0017】図3は、MVA型液晶表示装置の画素電極
の他の例を示す平面図である。この画素電極では、1つ
の画素が上下2つの領域に分かれており、各領域にはそ
れぞれ上下方向に延びる複数のスリット30bが設けら
れている。2枚の偏光板は、吸収軸が相互に直交し、且
つ、スリット30bに対し45°の角度となるように配
置される。
【0018】このような画素電極を使用した場合は、画
素電極とコモン電極との間に電圧を印加すると、液晶分
子29aの傾斜方向は2つの領域でそれぞれ異なり、2
ドメイン配向が実現される。
【0019】次に、MVA型液晶表示装置における液晶
分子の傾斜方向と偏光板の吸収軸方向との関係につい
て、図4(a)〜(d)を参照して説明する。図4
(a)〜(d)は基板面に対し垂直な方向から見たとき
の液晶分子の向きを示している。
【0020】画素電極とコモン電極との間に電圧を印加
していないときには、図4(a)に示すように、液晶分
子29aは基板面に対して垂直に配向している。このよ
うに液晶分子29aが基板面に対し垂直に配向している
ときには、一方の偏光板を通過した光(直線偏光)は、
液晶分子29aの複屈折の影響を受けることなく液晶層
を通過するので、他方の偏光板を通過することができな
い。従って、このときは黒表示となる。
【0021】画素電極とコモン電極との間に電圧を印加
すると液晶分子29aは基板面に対し傾斜し、十分に大
きな電圧を印加すると液晶分子29aは基板面に対しほ
ぼ平行になる。このとき、図4(b)に示すように、液
晶分子29aの傾斜方向が一方の偏光板の吸収軸に対し
平行(他の偏光板の吸収軸に対し直交)する方向に傾斜
した場合は、電極間に電圧が印加されていない場合と同
様に、一方の偏光板を通過した光(直線偏光)は液晶分
子29aの複屈折の影響を受けることなく液晶層を通過
して、他方の偏光板で遮断される。従って、この場合は
黒表示となる。
【0022】白表示とするためには、図4(c)に示す
ように、液晶分子29aの傾斜方向が偏光板の吸収軸に
対し45°の角度となるようにする必要がある。この場
合、一方の偏光板を通過した光(直線偏光)は液晶分子
29aの複屈折の影響を受けて楕円偏光となるので、他
方の偏光板を通過する。
【0023】つまり、通常のMVA型液晶表示装置で
は、電圧印加時に液晶分子29aが傾斜すべき方向は、
図4(d)に示される4方向に限定される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、通常
のMVA型液晶表示装置では、液晶分子29aの傾斜す
る方向は、偏光板の吸収軸に対して図4(d)に示され
る4方向のみであることが望ましい。しかし、実際には
図4(d)に示される4方向以外の方向に傾斜する液晶
分子が存在する。
【0025】図5に示される4ドメイン電極構造を有す
るMVA型液晶表示装置を例にとり、4方向以外の方向
に傾斜する液晶分子が存在する理由について説明する。
【0026】偏光板の吸収軸に対して45°をなすよう
に微細なスリット30aが形成された電極により、液晶
分子29aはそれぞれ異なる4つの方向に傾斜する。し
かし、液晶分子29aの傾斜方向は、その近傍に存在す
る他の液晶分子29aの傾斜方向の影響を受けるので、
各領域の境界部分では、液晶分子29aは偏光板の吸収
軸に対して平行(又は直交)する方向に傾斜する。
【0027】液晶分子29aが偏光板の吸収軸に対して
平行(又は直交)する方向に傾斜した部分では、光は2
枚の偏光板で遮断される。従って、図5に示される電極
構造の場合、白表示時には画素に十字状の黒領域が生
じ、目視では黒領域を認識することができないものの、
透過率低下(すなわち、輝度の低下)の大きな要因とな
る。
【0028】以上から、本発明の目的は、視野角特性が
優れ、且つ、白表示時の輝度が高くてコントラストが良
好な液晶表示装置を提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、相互に対向して配置された第1の基板及び第2の基
板と、前記第1の基板及び第2の基板の間に封入された
負の誘電率異方性を有する液晶と、前記第1の基板の前
記液晶側の面に形成された第1の電極と、前記第2の基
板の前記液晶側の面に形成された第2の電極と、前記第
1の基板の前記液晶側の面と反対側の面に配置された第
1の偏光板と、前記第2の基板の前記液晶側の面と反対
側の面に配置された第2の偏光板と、前記第1の電極に
表示電圧を供給する配線と、前記配線と前記第1の電極
との間に設けられた能動素子とを有し、前記液晶にはカ
イラル剤が添加されており、前記第1の基板及び前記第
2の基板の少なくとも一方には液晶分子を複数の方向に
配向させるドメイン規制部が設けられ、前記液晶の屈折
率異方性をΔn、セルギャップをd(nm)、前記カイ
ラル剤のヘリカルピッチをp(nm)としたときに、下
記(1)式を満足することを特徴とする。 459×d/p+290≦Δnd≦459×d/p+590 …(1) 本発明においては、負の誘電率異方性を有する液晶にカ
イラル剤を添加し、第1の基板及び第2の基板間に封入
する。また、第1の基板及び第2の基板の少なくとも一
方に、ドメイン規制部として例えば突起又は窪みを設け
ておく。
【0030】第1の電極と第2の電極との間に電圧を印
加すると、ドメイン規制部の周囲の液晶は複数の方向に
配向し、且つカイラル剤のために一方の基板側から他方
の基板側に配向方向がねじれながら配列する。このよう
な配向状態では、液晶の屈折率異方性をΔn、セルギャ
ップをd(nm)、カイラル剤のヘリカルピッチをp
(nm)が前記(1)式を満足するときに、白表示時に
十分に高い透過率が得られ、明るくコントラストが良好
な画像を表示することができる。
【0031】なお、特開2001−215516号公報
には、一対の基板の一方に突起を設け、基板間にカイラ
ル剤を添加した負の誘電率異方性を有する液晶を封入し
た液晶表示装置が提案されている。しかし、液晶の屈折
率異方性Δn、カイラル剤のヘリカルピッチp及びセル
ギャップdの値を上記(1)式を満足するように設定し
なければ、白表示時の透過率を高くすることができな
い。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液晶表示装置につ
いて更に詳細に説明する。
【0033】図6(a)は本発明に係る液晶表示装置の
基本構造を示す平面図,図6(b)は同じくその断面図
である。この液晶表示装置では、一方の基板51の上
に、ほぼ正方形の画素電極52が形成されている。この
画素電極52の表面は、垂直配向膜54により覆われて
いる。
【0034】また、他方の基板61の下にはコモン電極
62が形成されており、このコモン電極62の下にはド
ーム状の突起63が形成されている。この突起63は、
例えば感光性樹脂を用いて形成されており、画素電極5
2の中心に対応する位置に配置されている。コモン電極
62及び突起63の表面は垂直配向膜65に覆われてい
る。
【0035】なお、突起63の形状は、円錐、四角錐、
円柱又は八角柱など、ドーム状以外の形状であってもよ
い。また、画素電極52の形状は正方形に限定されるも
のではなく、例えば長方形、六角形又は八角形に形成さ
れていてもよい。
【0036】基板51と基板61との間には、カイラル
剤が添加された負の誘電率異方性を有するネマティック
液晶69が封入されている。また、基板51の下には偏
光板53が配置され、基板61の上には偏光板64が配
置されている。これらの偏光板53,64は、吸収軸が
相互に直交するように配置されている。
【0037】本発明の液晶表示装置では、液晶セルの屈
折率異方性をΔn、セルギャップをd(nm)、カイラ
ル剤のヘリカルピッチをp(nm)としたときに、Δn
d及びd/pの値を最適化する必要がある。つまり、本
発明においては、液晶にカイラル剤を添加しているの
で、電極52,62間に電圧を印加したときに、液晶分
子は一方の基板から他方の基板へ配向方向がねじれなが
ら傾斜して配列する。液晶分子の配向方向のねじれやセ
ルギャップ等を適切に調整すれば、一方の偏光板を通過
した光(直線偏光)が他方の偏光板を通過するようにな
る。これは、液晶分子が突起63を中心として全方向
(放射状)に傾斜していることを除けば、一般的なTN
モードと呼ばれる水平配向型液晶表示装置の動作原理と
同様である。
【0038】図7に、電極52,62間に電圧を印加し
たときの液晶分子の配向状態を示す。この図7には、突
起63側の基板の表面近傍における液晶分子の配向状態
と、セル厚中央部における液晶分子の配向状態と、画素
電極側の基板表面近傍における液晶分子の配向状態とを
示している。図中の矢印は、液晶分子の傾斜方向を示し
ている。なお、図7では、図8に破線で示す領域におけ
る液晶分子の配向状態を示している。
【0039】図9に、突起側の基板の表面近傍における
液晶分子の配向状態と、セル厚中央部における液晶分子
の配向状態と、画素電極側の基板表面近傍における液晶
分子の配向状態とを重ね合わせて示す。この図9から、
液晶分子が突起63を中心として全方向に傾斜し、且
つ、一方の基板から他方の基板へと配向方向がねじれな
がら配列していることがわかる。
【0040】前述したように、本発明の液晶表示装置で
は、高輝度白表示を実現するためには、Δnd及びd/
pの値を最適化する必要がある。図6に示す構造の液晶
表示装置において、d/pの値を0.286とし、Δn
dの値を400、480、460及び640nmとした
ときの白表示のシミュレーション結果を図10に示す。
【0041】この図10から、d/pの値が0.286
と一定にしたときに、Δndの値により透過率が大きく
変化することがわかる。Δndの値が適切なとき(Δn
d=640nm)には、突起の近傍及び画素電極の縁部
に透過率が低い部分が若干存在するものの、白表示時の
輝度を十分に高くできることがわかる。
【0042】図11は、横軸にΔndの値をとり、縦軸
に透過率をとって、Δndの値を400〜800nm、
d/pの値を0.2、0.25、0.286、0.33
3、0.364及び0.4として、白表示時の平均透過
率を調べた結果を示す図である。この図11から、d/
pの値が異なると、十分な透過率を得るために必要なΔ
ndの値も変化することがわかる。
【0043】図12は、横軸にd/pの値をとり、縦軸
にそれぞれのd/p値で最大の透過率が得られるΔnd
の値をとって、両者の関係を示した図である。この図か
ら、最適なΔndの値をΔndopt (nm)とすると、
Δndopt とd/pとの間には、ほぼ下記(2)式の関
係が成り立つ。
【0044】 Δndopt =459×d/p+487 …(2) 本願発明者らは、上記(2)式を基に、d、Δn及びp
の値を変化させて透過率を調べた結果、高輝度の白表示
を実現するためには、Δndを、おおよそΔndopt
200nm以上且つΔndopt +100nm以下とすれ
ばよいとの結論に達した。そこで、本発明においては、
下記(3)式の関係を満たすように、液晶の種類、カイ
ラル剤の種類及びセルギャップを決定する。
【0045】 459×d/p+290≦Δnd≦459×d/p+590 …(3) これにより、視野角特性が優れ、且つ白表示時の輝度が
高くてコントラストが良好な液晶表示装置を実現するこ
とができる。
【0046】(液晶表示装置)以下、本発明の実施の形
態の液晶表示装置について、添付の図面を参照して説明
する。
【0047】図13は本発明の実施の形態の液晶表示装
置の構造を示す平面図、図14は図13のI−I線によ
る断面図である。
【0048】本実施の形態の液晶表示装置は、直径が5
×103 nmのスペーサ(図示せず)を挟んで配置され
たガラス基板71,81と、これらのガラス基板71,
81間に封入された液晶90と、ガラス基板71の下に
配置された偏光板91と、ガラス基板81の上に配置さ
れた偏光板92とにより構成されている。
【0049】液晶90は負の誘電率異方性を有する液晶
である。この液晶90には、ヘリカルピッチpが18×
103 nmのカイラル剤が添加されている。液晶セルの
誘電率異方性Δnは0.12である。
【0050】ガラス基板71の上には、図13に示すよ
うに、水平方向に延びる複数本のゲートバスライン72
aと、垂直方向に延びる複数本のデータバスライン76
aとが形成されている。これらのゲートバスライン72
a及びデータバスライン76aにより区画される領域が
それぞれ画素領域である。また、ガラス基板71上に
は、各画素領域を横断するように、蓄積容量バスライン
72bが形成されている。
【0051】各画素領域には、それぞれTFT(スイッ
チング素子)70と、ITO(Indium-Tin Oxide)等の
透明導電体材料からなる画素電極78とが形成されてい
る。TFT70は、ゲートバスライン72aの一部をゲ
ート電極とし、ドレイン電極76bがデータバスライン
76aに接続され、ソース電極76cが画素電極78と
接続されている。
【0052】また、画素電極78は、ほぼ正方形の小電
極78aを水平方向に2個、垂直方向に6個並べた形状
を有している。1画素領域内の12個の小電極78aは
相互に電気的に接続している。なお、本実施の形態にお
いては、1つの画素領域のサイズは約300μm×10
0μmであり、小電極78aの一辺の長さは約40μm
である。また、小電極78a間の間隔は約6〜8μmで
ある。
【0053】図14の断面図を参照して、ガラス基板7
1側の構成を更に詳細に説明する。ガラス基板71の上
には、Cr等の金属によりゲートバスライン72a及び
蓄積容量バスライン72bが形成されている。また、ガ
ラス基板71の上にはシリコン酸化物(SiO2 )等か
らなる絶縁膜73が形成されており、ゲートバスライン
72a及び蓄積容量バスライン72bはこの絶縁膜73
に覆われている。
【0054】絶縁膜73上には、TFT70の動作層と
なるシリコン膜(アモルファスシリコン膜又はポリシリ
コン膜)74が形成されており、シリコン膜74の上に
は、シリコン窒化物等の絶縁材料からなるチャネル保護
膜75と、高濃度に不純物が導入されたシリコン膜と金
属膜とが積層されてなるドレイン電極76b及びソース
電極76cとが形成されている。ドレイン電極76b及
びソース電極76cは、いずれもシリコン膜74上から
チャネル保護膜75上に延出して形成されている。ま
た、ドレイン電極76b及びソース電極76cと同じ配
線層に、データバスライン76aが形成されている。
【0055】絶縁膜73の上には絶縁膜77が形成され
ており、データバスライン76a、ドレイン電極76b
及びソース電極76cはこの絶縁膜77に覆われてい
る。絶縁膜77上には画素電極78が形成されている。
この画素電極78は、絶縁膜77に形成されたコンタク
トホールを介してTFT70のソース電極76cと電気
的に接続されている。この画素電極78の表面は、ポリ
イミド等からなる垂直配向膜79により覆われている。
【0056】一方、ガラス基板81の下には、各画素領
域の間及びTFT形成領域を覆うようにブラックマトリ
クス82が形成されている。また、ガラス基板81の下
には、各画素毎に、赤色(R)、緑色(G)及び青色
(B)のいずれか1色のカラーフィルタ83が形成され
ている。
【0057】カラーフィルタ83の下には、ITO等の
透明導電体材料からなるコモン電極84が形成されてお
り、コモン電極84の下には樹脂等の誘電体材料からな
るからなるドーム状の突起85が形成されている。突起
85は、基板71側の小電極78aの中央に対応する位
置にそれぞれ配置されている。コモン電極84及び突起
85の表面は、ポリイミド等からなる垂直配向膜86に
覆われている。
【0058】本実施の形態の液晶表示装置では、前述し
たように、カイラル剤のヘリカルピッチpが18×10
3 nm、セルギャップdが5×103 nm、液晶セルの
屈折率異方性Δnが0.12に設定されている。従っ
て、前記式(3)の459×d/p+290の値は41
7.5となり、Δndの値は600となり、459×d
/p+590の値は717.5となる。すなわち、前記
式(3)の関係を満足している。
【0059】従って、本実施の形態の液晶表示装置は、
白表示時の輝度が高く、コントラストが良好な画像を表
示することができる。また、本実施の形態の液晶表示装
置は,1画素領域内で液晶分子が複数の方向に配向する
ので、視野角特性が優れている。
【0060】更に、本実施の形態においては画素電極7
8を複数のほぼ正方形の小電極78aにより構成してい
る。画素のサイズが本実施の形態と異なる場合であって
も、小電極78aのサイズ及び配列を変更することによ
り対応することができる。
【0061】以下、本実施の形態の液晶表示装置の製造
方法について、図13,14を参照して説明する。
【0062】まず、TFT基板となるガラス基板71を
用意し、このガラス基板71の上に下地絶縁膜(図示せ
ず)としてシリコン酸化膜又はシリコン窒化膜を、例え
ば15〜300nmの厚さに形成する。その後、スパッ
タ法により、下地絶縁膜の上にCr膜を約150nmの
厚さに形成し、フォトリソグラフィ法によりCr膜をパ
ターニングしてゲートバスライン72a及び蓄積容量バ
スライン72bを形成する。
【0063】次に、ガラス基板71の上側全面に、CV
D法によりシリコン酸化膜又はシリコン窒化膜を約30
0nmの厚さに形成して、絶縁膜73とする。その後、
絶縁膜73上にシリコン膜74を約50nmの厚さに形
成する。シリコン膜74はアモルファスシリコンにより
形成されていてもよく、ポリシリコンにより形成されて
いてもよい。
【0064】次に、シリコン膜74上にチャネル保護膜
75となるシリコン窒化膜を約50〜200nmの厚さ
に形成する。そして、フォトリソグラフィ法によりシリ
コン窒化膜をパターニングして、チャネル保護膜75を
形成する。
【0065】次に、ガラス基板71の上側全面に、n+
型シリコン膜を約30nmの厚さに形成し、更にその上
にTi(チタン)/Al(アルミニウム)/Ti(チタ
ン)を順次積層する。そして、これらのn+ 型シリコン
膜及び金属膜(Ti/Al/Ti膜)をパターニングし
て、データバスライン76a、ドレイン電極76b及び
ソース電極76cを形成する。また、このとき同時にシ
リコン膜74を所定の形状にパターニングする。
【0066】次に、ガラス基板71の上側全面に、例え
ばシリコン酸化膜又はシリコン窒化膜を約100〜60
0nmの厚さに形成し、絶縁膜77とする。そして、フ
ォトリソグラフィ法により絶縁膜77に、ソース電極7
6cに到達するコンタクトホールを形成する。
【0067】次に、ガラス基板71の上側全面にITO
膜を約70nmの厚さに形成し、このITO膜をフォト
リソグラフィ法によりパターニングして、画素電極78
を形成する。この場合、図13に示すように、画素電極
78はほぼ正方形の複数の小電極78aをつなぎ合わせ
た形状とする。この画素電極78は、絶縁膜77に設け
られたコンタクトホールを介してTFT70のソース電
極76cに電気的に接続される。
【0068】その後、画素電極78の表面を、ポリイミ
ド等からなる垂直配向膜79で被覆する。このようにし
て、TFT基板が形成される。
【0069】一方、CF基板となるガラス基板81の上
に、Cr膜を形成し、このCr膜をパターニングして、
ブラックマトリクス82を形成する。その後、赤色、緑
色及び青色の感光性樹脂を使用して、基板81の上に赤
色、緑色及び青色のカラーフィルタ83を形成する。
【0070】その後、ガラス基板81の上に、ITO膜
を約70nmの厚さに形成し、コモン電極84とする。
そして、このコモン電極84の上にフォトレジスト膜を
形成し、露光及び現像処理を施して、TFT基板側の小
電極78aの中心に整合する位置に突起85を形成す
る。その後、コモン電極84及び突起85の表面を、ポ
リイミド等からなる垂直配向膜86で被覆する。このよ
うにして、CF基板が形成される。
【0071】次に、ガラス基板71及びガラス基板81
を、配向膜79,86が形成された面を対向させて配置
し、両者の間に直径が5×103 nmのスペーサを配置
する。そして、ガラス基板71とガラス基板81との間
に、カイラル剤が添加された負の誘電率異方性を有する
液晶を封入する。この場合に、セルギャップpが既に5
×1018nmに設定されているので、カイラル剤のヘリ
カルピッチp及び液晶セルの屈折率異方性Δnが、前記
(3)式を満足するように、カイラル剤の種類及び液晶
の種類を選択することが必要である。
【0072】次いで、ガラス基板71の下に偏光板91
を配置し、ガラス基板81の上に偏光板92を配置す
る。これらの偏光板91,92は、吸収軸が直交するよ
うに配置することが必要である。このようにして、本実
施の形態の液晶表示装置が完成する。
【0073】図15,16に、本実施の形態の変形例を
示す。なお、図15,16において、図6と同一物には
同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0074】図15に示す液晶表示装置では、ドメイン
規制部として、基板61に窪み61aが設けられてい
る。また、図16に示す液晶表示装置では、ドメイン規
制部として、コモン電極62に円形の開口部62aが設
けられている。これらの図15,16に示す液晶表示装
置においても、図6に示すドメイン規制部として突起を
設けた液晶表示装置と同様の効果を得ることができる。
【0075】(付記1)相互に対向して配置された第1
の基板及び第2の基板と、前記第1の基板及び第2の基
板の間に封入された負の誘電率異方性を有する液晶と、
前記第1の基板の前記液晶側の面に形成された第1の電
極と、前記第2の基板の前記液晶側の面に形成された第
2の電極と、前記第1の基板の前記液晶側の面と反対側
の面に配置された第1の偏光板と、前記第2の基板の前
記液晶側の面と反対側の面に配置された第2の偏光板と
を有し、前記液晶にはカイラル剤が添加されており、前
記第1の基板及び前記第2の基板の少なくとも一方には
液晶分子を複数の方向に配向させるドメイン規制部が設
けられ、前記液晶の屈折率異方性をΔn、セルギャップ
をd(nm)、前記カイラル剤のヘリカルピッチをp
(nm)としたときに、下記式を満足することを特徴と
する液晶表示装置。 459×d/p+290≦Δnd≦459×d/p+5
90 (付記2)前記第1の電極に表示電圧を供給する配線
と、前記配線と前記第1の電極との間に設けられたスイ
ッチング素子とを有することを特徴とする付記1に記載
の液晶表示装置。
【0076】(付記3)前記ドメイン規制部が、突起で
あることを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置。
【0077】(付記4)前記ドメイン規制部が、窪みで
あることを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置。
【0078】(付記5)前記第1の電極及び前記第2の
電極の少なくとも一方に、前記ドメイン規制部として、
開口部が設けられていることを特徴とする付記1に記載
の液晶表示装置。
【0079】(付記6)前記第1の電極は画素毎に形成
され、前記第2の電極は全ての画素に共通して形成され
ていることを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置。
【0080】(付記7)前記第1の電極は、相互に電気
的に接続された複数の矩形の小電極により構成されてい
ることを特徴とする付記2に記載の液晶表示装置。
【0081】(付記8)前記ドメイン規制部は、前記小
電極の中央部に対応する位置にそれぞれ形成されている
ことを特徴とする付記7に記載の液晶表示装置。
【0082】(付記9)第1の基板上に、画素電極と、
該画素電極の表面を覆う第1の配向膜とを形成する工程
と、第2の基板上に、コモン電極と、液晶分子を複数の
方向に配向させるドメイン規制部と、これらのコモン電
極及びドメイン規制部の表面を覆う第2の配向膜とを形
成する工程と、前記第1の基板と前記第2の基板との間
にカイラル剤を添加した負の誘電率異方性を有する液晶
を封入する工程とを有し、前記液晶の屈折率異方性をΔ
n、セルギャップをd(nm)、前記カイラル剤のヘリ
カルピッチをp(nm)としたときに、下記式を満足す
るように、液晶、セルギャップ及びカイラル剤を選択す
ることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。 459×d/p+290≦Δnd≦459×d/p+5
90
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の基板及び第2の基板の少なくとも一方にドメイン
規制部を設け、液晶の屈折率異方性Δn、セルギャップ
d及びカイラル剤のヘリカルピッチpが所定の不等式を
満足するように、液晶の種類、セルギャップ及びカイラ
ル剤の種類を設定するので、視野角特性が優れ、白表示
時の透過率が高くて、明るくコントラストの高い液晶表
示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来のMVA型液晶表示装置の一例を
示す模式断面図である。
【図2】図2は、MVA型液晶表示装置の画素電極の例
を示す平面図である。
【図3】図3は、MVA型液晶表示装置の画素電極の他
の例を示す平面図である。
【図4】図4(a)〜(d)は、MVA型液晶表示装置
における液晶分子の傾斜方向と偏光板の吸収軸方向との
関係を示す図である。
【図5】図5は、ドメイン電極構造を有するMVA型液
晶表示装置の場合に、4方向以外の方向に傾斜する液晶
分子が存在する理由を示す模式図である。。
【図6】図6(a)は本発明に係る液晶表示装置の基本
構造を示す平面図,図6(b)は同じくその断面図であ
る。
【図7】図7は、本発明の液晶表示装置の一対の電極間
に電圧を印加したときの液晶分子の配向状態を示す。
【図8】図8は、図7に液晶分子の配向状態を図示した
部分の位置を破線で示す本発明の液晶表示装置の平面図
である。
【図9】図9は、突起側の基板の表面近傍における液晶
分子の配向状態と、セル厚中央部における液晶分子の配
向状態と、画素電極側の基板表面近傍における液晶分子
の配向状態とを重ね合わせて示す図である。
【図10】図10は、d/pの値を0.286とし、Δ
ndの値を400、480、460及び640nmとし
たときの白表示のシミュレーション結果を示す図であ
る。
【図11】図11は、横軸にΔndの値をとり、縦軸に
透過率をとって、Δndの値を400〜800nm、d
/pの値を0.2〜0.4として、白表示時の平均透過
率を調べた結果を示す図である。
【図12】図12は、横軸にd/pの値をとり、縦軸に
それぞれのd/p値で最大の透過率が得られるΔndの
値をとって、両者の関係を示した図である。
【図13】図13は本実施発明の実施の形態の液晶表示
装置の構造を示す平面図である。
【図14】図14は図13のI−I線による断面図であ
る。
【図15】図15は、本発明の実施の形態の変形例を示
す模式断面図(その1)である。
【図16】図16は、本発明の実施の形態の変形例を示
す模式断面図(その2)である。
【符号の説明】
11,21,51,61,71,81…基板、 12,52,78…画素電極、 12a,30a,30b…スリット、 13,25,54,6579,86…垂直配向膜、 14,26,53,64,91,92…偏光板、 22,83…カラーフィルタ、 23,63,85…突起、 24,62,84…コモン電極、 29,69,90…液晶、 29a…液晶分子、 61a…窪み、 62…電極の開口部、 70…TFT、 72a…ゲートバスライン、 72b…蓄積容量バスライン、 73,77…絶縁膜、 74…シリコン膜、 75…チャネル保護膜、 76a…データバスライン、 76b…ドレイン電極、 76c…ソース電極、 78a…小電極、 82…ブラックマトリクス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 GA02 GA17 HA02 HA03 HA08 HA12 HA14 HA18 KA07 KA12 KA27 LA02 MA02 MA06 MA07 2H090 HA04 LA01 LA04 LA09 LA15 MA01 MA07 MA15 2H091 FA02Y FA08X FA08Z FA35Y FD09 GA03 GA06 GA13 KA02 KA10 LA16 LA17 LA19 2H092 GA13 JA24 JA46 JB57 KA04 NA01 PA02 PA08 PA09 PA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に対向して配置された第1の基板及
    び第2の基板と、 前記第1の基板及び第2の基板の間に封入された負の誘
    電率異方性を有する液晶と、 前記第1の基板の前記液晶側の面に形成された第1の電
    極と、 前記第2の基板の前記液晶側の面に形成された第2の電
    極と、 前記第1の基板の前記液晶側の面と反対側の面に配置さ
    れた第1の偏光板と、 前記第2の基板の前記液晶側の面と反対側の面に配置さ
    れた第2の偏光板とを有し、 前記液晶にはカイラル剤が添加されており、 前記第1の基板及び前記第2の基板の少なくとも一方に
    は液晶分子を複数の方向に配向させるドメイン規制部が
    設けられ、 前記液晶の屈折率異方性をΔn、セルギャップをd(n
    m)、前記カイラル剤のヘリカルピッチをp(nm)と
    したときに、下記式を満足することを特徴とする液晶表
    示装置。 459×d/p+290≦Δnd≦459×d/p+5
    90
  2. 【請求項2】 前記第1の電極に表示電圧を供給する配
    線と、前記配線と前記第1の電極との間に設けられたス
    イッチング素子とを有することを特徴とする請求項1に
    記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の電極は、相互に電気的に接続
    された複数の矩形の小電極により構成されていることを
    特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記ドメイン規制部が、突起であること
    を特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の電極及び前記第2の電極の少
    なくとも一方に、前記ドメイン規制部として、開口部が
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液晶
    表示装置。
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