JP2003255282A - 光パルス発生装置 - Google Patents

光パルス発生装置

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JP2003255282A
JP2003255282A JP2002056326A JP2002056326A JP2003255282A JP 2003255282 A JP2003255282 A JP 2003255282A JP 2002056326 A JP2002056326 A JP 2002056326A JP 2002056326 A JP2002056326 A JP 2002056326A JP 2003255282 A JP2003255282 A JP 2003255282A
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signal
optical pulse
generator
dispersion
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Hideaki Takahashi
秀昭 高橋
Akihito Otani
昭仁 大谷
Masaya Shimizu
雅哉 清水
Hiroaki Endo
弘明 遠藤
Keita Kato
敬太 加藤
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Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度変化等による光パルスの出射タイミング
の変動を防止する。 【解決手段】 基準信号出力手段35は、光パルス生成
部21の変調信号発生器24から出力された電気信号に
同期する信号を基準信号Rとして出力する。変動信号出
力手段40は、分散減少ファイバ30と出力端子20a
の間に設けられ、分散減少ファイバ30から出力端子2
0a側へ出射された光P′を分岐する光分岐手段41を
有しており、分散減少ファイバ30を通過した光パルス
Pに同期する信号を変動信号Hとして出力する。位相可
変手段45は、光パルス生成部21内で生成される光パ
ルスPの位相、光パルス生成部21から出射されてから
変動信号出力手段40の光分岐手段41で分岐されるま
での間の光パルスの位相のいずれかを可変する。位相制
御手段50は、基準信号Rと変動信号Hとを受けて、両
信号の位相が同期するように位相可変手段45を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散減少ファイバ
(DDF)を用いて幅の狭い光パルスを生成して出射す
る光パルス発生装置において、温度変化による光パルス
の出射タイミングのずれを防止するための技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、高速な繰り返し信号で強度変調
された光信号の波形を観測するための装置として、図2
8に示す光サンプリング方式の波形観測装置がある。
【0003】この波形観測装置では、図29の(a)の
ように測定光Xの強度を変調している信号Mxの周期T
x(またはその整数倍)より僅かに長い周期T(=Tx
+ΔT)の光パルスP′を図29の(b)のように光パ
ルス発生装置10から発生して光サンプリング部15に
入射し、測定光Xをサンプリングする。
【0004】光サンプリング部15からは、光パルス
P′が入射されたときの測定光Xの強度に対応する強度
を有し、周波数が測定光Xの光周波数と光パルスP′の
光周波数との和となるサンプリング光Psが図29の
(c)のように出射され、このサンプリング光Psが光
電変換器16によって電気信号に変換され、その電気信
号が波形表示手段17に出力される。波形表示手段17
は、光電変換器16から出力されるパルス信号のピーク
値を求め、そのピーク値をつなぐような波形Mx′を、
測定光Xの波形として表示する。
【0005】このように測定光Xを光パルスP′でサン
プリングして波形を測定する場合の測定分解能は、光パ
ルスP′の幅に依存し、光パルスP′の幅が狭いほど、
測定分解能を高くすることができる。
【0006】光パルスは、一般的に、レーザ光源から出
射される単一波長の連続光を電気信号で振幅変調して得
ているが、このような方法で得られる光パルスの幅には
限界(数10ピコ秒)があり、より狭い幅の光パルスが
必要な場合には、図30に示す光パルス発生装置10の
ように、光パルス生成部11から所定周期で出射される
光パルスPを分散減少ファイバ12に入射して、その他
端側からより幅の狭い光パルスP′を出射させる。
【0007】ここで、分散減少ファイバ12は、光パル
スが伝搬していく過程で分散が徐々に減少して、入射端
の光パルスより狭い幅の光パルスが得られるように形成
されたものであり、パルス幅の圧縮率は、例えば波長
1.55μm用でファイバ長4.4kmのもので1/1
0〜1/20程度となる。
【0008】したがって、この分散減少ファイバ12を
通過させることで、光パルス生成部11から出射された
光パルスP′の幅を1/10〜1/20に圧縮すること
ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように分散減少ファイバ12で1/10〜1/20程度
の圧縮率を得るためには数kmの長さが必要であり、温
度変化によるファイバ長の変動が無視できない。
【0010】例えば、前記した1.55μm用の分散減
少ファイバ12の1m当たりの線膨張率は、およそ10
−5m/°Cであり、上記のようにファイバ長が4.4
kmであれば、温度1°Cの変化に対してファイバ長は
4.4cm変化し、これを伝搬時間に換算すれば約22
0pS(ピコ秒)となる。
【0011】したがって、上記のような分散減少ファイ
バ12を用いて生成した光パルスP′で測定光Xのサン
プリングを行なう場合、温度変化によってそのサンプリ
ングタイミングが変動してしまい、測定光Xの波形を正
しく測定できない。
【0012】また、この温度変化による影響をなくすた
めに、分散減少ファイバ12を恒温槽に入れることも考
えられるが、従来の恒温槽では±0.1°C程度までし
か温度を安定化できず、出射される光パルスの幅に対し
て無視できない数10pSのタイミング変動が発生して
しまう。
【0013】本発明は、この問題を解決して、温度変化
等による光パルスの出射タイミングの変動を防止するこ
とができる光パルス発生装置を提供することを目的とし
ている。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の光パルス発生装置は、電気信号
を出力する変調信号発生器(24)と該電気信号で振幅
変調された光パルスを出射する光変調器(23)とを含
む光パルス生成部(21)と、該光パルス生成部から出
射された光パルスを受けて光パルスの幅を狭めて出射す
る分散減少ファイバ(30)と、該分散減少ファイバを
通過した光パルスを出力するための出力端子(20a)
とを有する光パルス発生装置において、前記変調信号発
生器から出力された電気信号に同期する信号を基準信号
として出力する基準信号出力手段(35)と、前記分散
減少ファイバと前記出力端子の間に設けられ、前記分散
減少ファイバから前記出力端子側へ出射された光を分岐
する光分岐手段(41)を有し、前記分散減少ファイバ
を通過した光パルスに同期する信号を変動信号として出
力する変動信号出力手段(40)と、前記光パルスの位
相を可変するための位相可変手段(45)と、前記基準
信号と前記変動信号とを受けて、該両信号の位相が同期
するように前記位相可変手段を制御する位相制御手段
(50)とを備えている。
【0015】また、本発明の請求項2の光パルス発生装
置は、請求項1記載の光パルス発生装置において、前記
位相可変手段は、前記光パルス生成部の前記変調信号発
生器と前記光変調器との間に設けられ、前記変調信号発
生器から出力された電気信号が前記光変調器に入力され
るまでの遅延時間を可変して前記光パルス生成部が出射
する光パルスの位相を可変する遅延器(25)によって
構成されている。
【0016】また、本発明の請求項3の光パルス発生装
置は、請求項1記載の光パルス発生装置において、前記
位相可変手段は、前記光パルス生成部から前記変動信号
出力手段の前記光分岐手段の間に設けられ、光パルスの
伝搬時間を光学的に遅延する光遅延器(46)によって
構成されている。
【0017】また、本発明の請求項4の光パルス発生装
置は、請求項1〜3のいずれかの光パルス発生装置にお
いて、前記基準信号出力手段は前記光パルス生成部の変
調信号発生器からなり、該変調信号発生器から出力され
る電気信号を前記基準信号として前記位相制御手段に出
力し、前記変動信号出力手段は、前記分散減少ファイバ
と前記出力端子の間の前記光分岐手段によって分岐され
た光パルスを受けて電気信号に変換し、該電気信号を前
記変動信号として前記位相制御手段に出力する光電変換
器(42)を有している。
【0018】また、本発明の請求項5の光パルス発生装
置は、請求項1または3記載の光パルス発生装置におい
て、前記基準信号出力手段は、前記光パルス生成部と前
記分散減少ファイバとの間に設けられ、前記光パルス生
成部から前記分散減少ファイバ側へ出射される光パルス
を分岐する光分岐手段(36)と、該光分岐手段によっ
て分岐された光パルスを受けて電気信号に変換し、該電
気信号を前記基準信号として前記位相制御手段に出力す
る光電変換器(37)とを有し、前記変動信号出力手段
は、前記分散減少ファイバと前記出力端子の間の前記光
分岐手段によって分岐された光パルスを受けて電気信号
に変換し、該電気信号を前記変動信号として前記位相制
御手段に出力する光電変換器(42)を有している。
【0019】また、本発明の請求項6の光パルス発生装
置は、請求項1または3記載の光パルス発生装置におい
て、前記基準信号出力手段は、前記光パルス生成部から
前記分散減少ファイバ側へ出射される光パルスを分岐
し、該分岐した光パルスを前記基準信号として前記位相
制御手段に出力する光分岐手段(36)を有し、前記変
動信号出力手段は、前記分散減少ファイバと前記出力端
子の間の前記分岐手段によって分岐した光パルスを前記
変動信号として前記位相制御手段に出力することを特徴
としている。
【0020】また、本発明の請求項7の光パルス発生装
置は、電気信号を出力する変調信号発生器(24)と、
該変調信号発生器から出力された電気信号を受け該電気
信号で振幅変調された光パルスを生成する光変調器(2
3)とを含む光パルス生成部(21)と、該光パルス生
成部から出射された光パルスを受けて光パルスの幅を受
領時より狭い幅にして出射する分散減少ファイバ(3
0)と、該分散減少ファイバを通過した光パルスを出力
するための出力端子(60a)とを有する光パルス発生
装置において、電気信号を出力する変調信号発生器(6
4)と、該電気信号で振幅変調された光信号を出射する
光変調器(63)とを含み、前記光パルス生成部が出射
する光パルスと異なる光信号を出射する光信号生成部
(61)と、前記光信号生成部から出射された光信号を
前記分散減少ファイバに入射する光信号入射手段(6
5)と、前記光信号生成部の変調信号発生器から出力さ
れた電気信号に同期する信号を基準信号として出力する
基準信号出力手段(67)と、前記分散減少ファイバを
通過した光から光信号のみを分離抽出する光信号抽出手
段(71)を含み、該抽出した光信号に同期する信号を
変動信号として出力する変動信号出力する変動信号出力
手段(70)と、前記光パルスと光信号の位相を共通に
可変するための位相可変手段(80)と、前記基準信号
と前記変動信号とを受けて、該両信号の位相が同期する
ように前記位相可変手段を制御する位相制御手段(5
0)とを備えている。
【0021】また、本発明の請求項8の光パルス発生装
置は、請求項7記載の光パルス発生装置において、前記
位相可変手段は、前記光パルス生成部から出射された光
パルスおよび前記光信号生成部から出射された光信号の
伝搬時間を光学的に遅延する可変する光遅延器(81、
81a、81b)によって構成されている。
【0022】また、本発明の請求項9の光パルス発生装
置は、請求項7記載の光パルス発生装置において、前記
位相可変手段は、前記光信号生成部の前記変調信号発生
器と前記光変調器との間に設けられ、前記変調信号発生
器から出力された電気信号が前記光変調器に入力される
までの遅延時間を可変して前記光信号生成部が出射する
光信号の位相を可変する第1の遅延器(82)と、前記
光パルス生成部の前記変調信号発生器と前記光変調器と
の間に設けられ、前記変調信号発生器から出力された電
気信号が前記光変調器に入力されるまでの遅延時間を可
変して前記光パルス生成部が出射する光パルスの位相を
可変する第2の遅延器(83)とによって構成されてい
る。
【0023】また、本発明の請求項10の光パルス発生
装置は、請求項7〜9のいずれかの光パルス発生装置に
おいて、前記基準信号出力手段は前記光信号生成部の変
調信号発生器からなり、該変調信号発生器から出力され
る電気信号を前記基準信号として前記位相制御手段に出
力し、前記変動信号出力手段は、前記光信号抽出手段に
よって抽出された光信号を受けて電気信号に変換し、該
電気信号を前記変動信号として前記位相制御手段に出力
する光電変換器(79)を有している。
【0024】また、本発明の請求項11の光パルス発生
装置は、請求項8記載の光パルス発生装置において、前
記基準信号出力手段は、前記光信号生成部から前記光信
号入射手段側へ出射される光パルスを分岐する光分岐手
段(68)と、該光分岐手段によって分岐された光パル
スを受けて電気信号に変換し、該電気信号を前記基準信
号として前記位相制御手段に出力する第1の光電変換器
(69)とを有し、前記変動信号出力手段は、前記光信
号抽出手段によって抽出された光信号を受けて電気信号
に変換し、該電気信号を前記変動信号として前記位相制
御手段に出力する第2の光電変換器(79)を有してい
る。
【0025】また、本発明の請求項12の光パルス発生
装置は、請求項8記載の光パルス発生装置において、前
記基準信号出力手段は、前記光信号生成部から前記光信
号入射手段側へ出射される光信号を分岐し、該分岐した
光信号を前記基準信号として前記位相制御手段に出力す
る光分岐手段(68)を有し、前記変動信号出力手段
は、前記光信号抽出手段によって抽出された光信号を前
記変動信号として前記位相制御手段に出力することを特
徴としている。
【0026】また、本発明の請求項13の光パルス発生
装置は、請求項7〜12のいずれかの光パルス発生装置
において、前記光信号生成部は、前記光パルス生成部が
出射する光パルスと異なる波長の光信号を出射するよう
に構成され、前記光信号抽出手段は、入射光をその波長
の違いによって異なる光路に出射する波長分離手段(7
2)によって、前記分散減少ファイバを通過した光から
光信号のみを分離抽出するように構成されている。
【0027】また、本発明の請求項14の光パルス発生
装置は、請求項7〜12のいずれかの光パルス発生装置
において、前記光信号生成部は、前記光パルス生成部が
出射する光パルスと異なる波長の光信号を出射するよう
に構成され、前記光信号入射手段は、前記光パルス生成
部と前記分散減少ファイバの間に設けられており、前記
光信号抽出手段は、前記分散減少ファイバと前記出力端
子の間に設けられ、前記分散減少ファイバを通過した光
のうち、その波長の違いによって光パルスを前記出力端
子へ通過させ、光信号を前記分散減少ファイバ側へ反射
する光信号反射手段(73)と、前記光信号反射手段に
よって反射されて前記分散減少ファイバを通過して前記
光信号生成部側に出射される反射光信号を、その進行方
向の違いにより、前記光信号生成部側から分散減少ファ
イバ側に向かう光信号から分離する方向分離手段(7
4)とを有している。
【0028】また、本発明の請求項15の光パルス発生
装置は、請求項7〜12のいずれかの光パルス発生装置
において、前記光信号生成部は、前記光パルス生成部に
よる光パルスの出射タイミングと異なるタイミングにパ
ルス状の光信号を出射するように構成されており、前記
光信号抽出手段は、前記分散減少ファイバと前記出力端
子との間に設けられた光スイッチ(76、77)と、該
光スイッチを開閉するための信号発生器(78)とを有
し、前記分散減少ファイバから前記光信号が出射される
タイミングに分散減少ファイバを前記出力端子と異なる
光路に接続して該光路から光信号を出力させ、前記分散
減少ファイバから前記光パルスが出射されるタイミング
に前記分散減少ファイバと前記光路との間を切り離すよ
うに構成されている。
【0029】また、本発明の請求項13の光パルス発生
装置は、請求項1〜15のいずれかの光パルス発生装置
において、前記光パルス生成部は、前記光変調器から出
射される光パルスを受けて複数個おきに前記分散減少フ
ァイバ側へ出射する周期変更手段(26、27)を備え
ている。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。なお、本発明の光パルス発生装置
としては、光パルス自体を位相制御のための光信号とし
て用いる1光源型のものと、光パルスと異なる光信号を
位相制御に用いる2光源型のものとがあるが、始めに1
光源型のものについて説明する。
【0031】図1は、本発明の1光源型の光パルス発生
装置20の基本構成を示している。図1に示しているよ
うに、この光パルス発生装置20の光パルス生成部21
は、電気信号を出力する変調信号発生器24とその電気
信号で振幅変調された光パルスを生成する光変調器23
とを含んでおり、生成した光パルスまたはこれを間引き
して得られる光パルス(いずれも符号Pとする)を分散
減少ファイバ30側へ出射する。分散減少ファイバ30
は、光パルス生成部21から出射された光パルスPを受
けて光パルスの幅を狭めて出力端子20a側へ出射す
る。
【0032】上記の光パルス生成部21、分散減少ファ
イバ30および出力端子20aは従来装置と同様である
が、この光パルス発生装置20は、基準信号出力手段3
5、変動信号出力手段40、位相可変手段45および位
相制御手段50を有している。
【0033】基準信号出力手段35は、光パルス生成部
21の変調信号発生器24から出力された電気信号に同
期する信号を基準信号Rとして出力する。この基準信号
Rは、変調信号発生器24が出力する電気信号(変調信
号)、光パルス生成部21が出射する光パルス、あるい
は、その光パルスを光電変換して得られる電気信号のい
ずれかである。
【0034】また、変動信号出力手段40は、分散減少
ファイバ30と出力端子20aの間に設けられ、分散減
少ファイバ30から出力端子20a側へ出射された光
P′を分岐する光分岐手段41を有しており、分散減少
ファイバ30を通過した光パルスPに同期する信号を変
動信号Hとして出力する。この変動信号Hは、光分岐手
段41によって分岐された光パルスP′あるいはこの光
パルスP′を光電変換して得られる電気信号のいずれか
である。
【0035】位相可変手段45は、光パルス生成部21
内で生成される光パルスPの位相、光パルス生成部21
から出射されてから変動信号出力手段40の光分岐手段
41で分岐されるまでの間の光パルスの位相のいずれか
を可変するためのものであり、光パルス生成部21内で
生成される光パルスPの位相の位相を可変する場合に
は、変調信号発生器24から光変調器24へ出力される
変調信号の位相を電気的に可変し、光パルス生成部21
から光分岐手段41の間で位相を可変する場合には、光
パルスが通過する光路上で光パルスの位相を光学的に可
変する。
【0036】位相制御手段50は、基準信号Rと変動信
号Hとを受けて、両信号の位相が同期するように位相可
変手段45を制御する。
【0037】なお、ここで2信号の位相が同期した状態
とは、一方の信号の位相に対して他方の信号の位相が変
化しない状態を示し、両信号の周期が等しい場合だけで
なく、一方の信号の周期が他方の信号の周期の整数倍の
場合も含むものとする。
【0038】このように構成された光パルス発生装置2
0では、例えば、周囲温度が上昇して分散減少ファイバ
30の長さが増すと、光分岐手段41に入射される光パ
ルスP′に位相の遅れが生じようとするが、位相制御手
段50によって光パルス生成部21の光パルス出射タイ
ミングが早まる方向、あるいは光パルス生成部21と光
分岐手段41の間の光路で光パルスの位相が進む方向に
位相可変手段45が制御されるので、基準信号Rの位相
に対して変動信号Hの位相が同期した状態が保持され
る。
【0039】また、変調信号発生器24は、水晶発振器
等の安定した信号源を用いて変調信号を発生しているの
で、その変調信号に同期した基準信号Rの位相は十分安
定している。
【0040】したがって、変動信号Hの位相、即ち、光
分岐手段41に入射される光パルスの位相は温度変動に
よって分散減少ファイバ30の長さが変動しても、常に
安定な基準信号Rに同期しているので、出力端子20a
からは出射される光パルスPの出射タイミングは変動せ
ず、前記した光サンプリングを行う場合でも、被測定光
に対して正確なタイミングでサンプリングが行える。
【0041】次に、この光パルス発生装置20のより具
体的な構成例を説明する。図2は、実施形態の光パルス
発生装置20Aの構成を示している。
【0042】この光パルス発生装置20Aは、前記した
光サンプリングに用いるためのものであり、光パルス生
成部21は、所定波長λ(例えば1.55μm)で、所
定周期T(例えば0.1μS、周波数10MHz)の光
パルスPを出射する。
【0043】この光パルス生成部21は、単一波長光源
22、光変調器23、変調信号発生器24、遅延器2
5、光スイッチ26、ゲート信号発生器27によって構
成されている。
【0044】単一波長光源22は、レーザダイオードか
らなり、波長λで強度が一定の連続光を光変調器23に
出力する。
【0045】光変調器23は、例えば図3に示すよう
に、入力光に対する減衰量が、印加される電圧に対して
非線形に変化する特性Aを有する電気吸収型光変調器で
あり、この特性Aの立ち上がり部に対応する電圧V0を
基準にして電圧が周期Ta(例えば100ps、周波数
10GHz)で正弦的に変化する電気信号(以下、変調
信号という)M′を受けて、単一波長光源22からの連
続光を光パルスPaに変調して出射する。
【0046】変調信号発生器24は、前記した基準信号
出力手段45を兼ねるものであり、図3に示した周期T
aで正弦波の電気信号(以下、変調信号という)Mを発
生して遅延器25および後述する分周器31に出力す
る。この変調信号発生器24は、水晶発振器やそれを基
準とするPLL回路等で構成されているので、発生する
変調信号Mの周波数および位相は温度変化に対して十分
安定している。
【0047】遅延器25は、前記した位相可変手段45
を構成するものであり、後述する位相制御手段50の制
御により、変調信号Mの位相をTd±ΔTの時間範囲で
遅延して光変調器23に入力する。この遅延器25とし
ては、図示しないが、遅延時間がそれぞれ固定の複数の
遅延素子をスイッチの切換で選択的に直列に接続して遅
延時間を可変する構成のものや、モータの駆動により伝
送路長が可変できる同軸ケーブル型伸縮器(ストレッチ
ャ)等を用いることができる。
【0048】光スイッチ26は、このゲート信号発生器
27とともに、光変調器23からの光パルスを所定タイ
ミングで抜き取り、周期が異なる光パルスにして出射す
る周期変更手段を構成するものであり、光変調器23か
ら出射される光パルスPaを、ゲートパルスGを受けて
いる間だけ通過させる。この光スイッチ26は、光変調
器23と同様に電気吸収型の光変調器を用いたものであ
り、前記電圧V0をハイレベルとし、電圧V0より低い
ローレベルのパルスを受けている間、入力光を少ない一
定の減衰量で通過させる。
【0049】ゲート信号発生器27は、遅延器25から
出力される変調信号M′をN分周(例えばN=100
0)して、図4の(a)のように周期Taで出射される
光パルスPaに対し、図4の(b)のように、繰り返し
周期がT(=Ta・N、例えば0.1μs)で、幅がT
aのローレベルのゲートパルスGを発生して、光スイッ
チ26に入力される光パルスPaを、図4の(c)のよ
うに、N個に1個の割合で間引きして通過させる。
【0050】なお、ここでは、前記した光サンプリング
を行なうために、上記のように光スイッチ26とゲート
信号発生器27からなる周期変更手段を用いて、光パル
スの周期を広げていたが、光サンプリング以外に用いる
場合には、周期変更手段を省いて、短い間隔(Ta)の
光パルスPaをそのまま出射してもよい。
【0051】光パルス生成部21から出射された光パル
スPは、分散減少ファイバ30の一端側に入射されて通
過するため、分散減少ファイバ30の他端側からは、元
の光パルスPの幅より狭い幅の光パルスP′が出射さ
れ、この光パルスP′が変動信号出力手段40の光分岐
手段41を介して出力端子20aから出射される。
【0052】なお、分散減少ファイバ30は、前記した
ように、入射される光パルスの幅を圧縮して出射するも
のであり、例えば、ファイバ長4.4kmで、波長1.
55μmの光パルスPの幅を1/10〜1/20の範囲
で圧縮するように設計されている。
【0053】光分岐手段41で分岐された光パルスP′
は光電変換器42に入射される。光電変換器42は、光
分岐手段41で分岐された光パルスP′を受けて、その
光パルスP′の強度変化に対応して振幅がパルス状に変
化する電気信号を変動信号Hとして位相制御手段50に
出力する。
【0054】位相制御手段50は、光電変換器42から
出力される変動信号Hを受け、光パルス生成部21の変
調信号発生器24が出力する変調信号Mを基準信号Rと
して受けて、両信号が同期するように遅延器25の遅延
量を制御する。
【0055】この位相制御手段50は、例えば、図2に
示しているように、分周器51、位相比較器52および
制御信号発生器53によって構成されている。
【0056】一方、分周器51は、前記した周期変更手
段に対応して設けられたものであり、変調信号発生器2
4から出力された変調信号Mを、ゲート信号発生器27
の分周比N(間引きの割合)と同一の分周比で分周し、
光スイッチ26から出射される光パルスPの周期と同じ
周期で変調信号Mに同期した分周信号Dを発生して位相
比較器52に出力する。なお、この分周信号この分周器
51の代わりに、N逓倍器を光電変換器42と位相比較
器52の間に設け、N逓倍された信号と変調信号Mとを
位相比較器52に入力してもよい。
【0057】位相比較器52は、例えば2重平衡型ミキ
サ(DBM)等を用いたアナログ型の位相比較器やデジ
タル型のもので、入力される信号の位相差に対応する直
流成分を有する脈流あるいは交流の信号を出力する。
【0058】制御信号発生器53は、例えば位相比較器
52の出力から直流成分を抽出して増幅する低域通過フ
ィルタからなり、図5の(a)のように入力される変動
信号Hと図5の(b)のように入力される分周信号Dの
位相差Δφ(時間差)に対応する直流電圧の信号を制御
信号として遅延器25に出力する。なお、制御信号発生
器53は、上記のようなアナログ形式のものだけでな
く、位相比較器52の出力やその直流分をA/D変換器
でディジタル信号に変換して、そのディジタル信号に対
する演算処理を行なって位相可変手段としての遅延器2
5の遅延量を制御するための制御信号を出力するもので
あってもよい。
【0059】前記した遅延器25は、この制御信号の電
圧に応じて、分周信号Dに対して変動信号Hが同期する
方向に光変調器24に入力される変調信号Mの位相を可
変させる。
【0060】つまり、この位相制御手段50は、PLL
(位相同期ループ)を構成しており、分周信号Dに対し
て変動信号Hが同期した状態を保持する。
【0061】このように構成された光パルス発生装置2
0では、例えば温度上昇によって分散減少ファイバ30
の長さが増すと、分散減少ファイバ30から出射される
光パルスP′から得られる変動信号Hの位相が分周信号
Dの位相に対して遅れる方向に変化しようとするが、そ
の位相の僅かに変化を検出した位相制御手段50によっ
て、遅延器25の遅延量が減少する方向に制御されて、
光パルス生成部21から出射される光パルスPの出射タ
イミングが僅かに早まり、分周信号Dの位相に対する変
動信号Hの遅れ方向の変化が規制され、両信号の同期状
態が維持される。
【0062】また、逆に、温度低下によって分散減少フ
ァイバ30の長さが減少すると、分散減少ファイバ30
から出射される光パルスP′から得られる変動信号Hの
位相が分周信号Dの位相に対して進む方向に変化しよう
とするが、その位相の僅かに変化を検出した位相制御手
段50によって、遅延器25の遅延量が増加する方向に
制御されて、光パルス生成部21から出射される光パル
スの出射タイミングが僅かに遅れ、分周信号Dの位相に
対する変動信号Hの進み方向の変化が規制され、両信号
の同期状態が維持される。
【0063】このため、変動信号Hの位相、即ち、分散
減少ファイバ30から出射された光パルスP′の出射タ
イミングは変動しない。なお、分散減少ファイバ30か
ら出力端子20aまでの光路は、分散減少ファイバ30
の長さに比べて無視できる程短いので、その光路の温度
変化による長さ変動も無視できる。
【0064】したがって、この出力端子20aから出射
される光パルスP′で被測定光に対する光サンプリング
を行なえば、その被測定光の波形データを正確に求める
ことができる。
【0065】なお、前記したように、長さ4.4kmの
分散減少ファイバ30の温度1゜C当たりの伝搬時間の
変化は220psであるから、例えば温度変化が±5゜
Cの環境では、遅延器25として、遅延時間の可変範囲
ΔTが±1100ps以上可変できるものを用いればよ
い。
【0066】また、ファイバを通過する光の速度は2×
10m/sで、分散減少ファイバ30に入射された光
が出射されるまでにおよそ22μsが必要となる。この
時間は、光パルスPの周期T(0.1μs)に比べては
るかに長い(220倍)ので、位相制御手段50は、分
散減少ファイバ30に入射される光パルスPの入射タイ
ミングと、それよりもおよそ22μs前に分散減少ファ
イバ30に入射されてその分散減少ファイバ30を通過
した光パルスP′の位相を比較していることになる。
【0067】また、ここでは前記した光サンプリングを
行なうために、光パルス生成部21が光スイッチ26と
ゲート信号発生器27とによって繰り返し周期を大きく
した光パルスPを出射するとともに、位相制御手段50
において、周期を大きくした分だけ変調信号Mを分周
し、この分周信号Dと光パルスP′を光電変換して得ら
れる変動信号Hとの位相を比較していたが、光サンプリ
ング以外に用いる光パルスを発生する場合には、図6に
示す光パルス発生装置20Bのように、光スイッチ2
6、ゲート信号発生器27および分周器51を省略し
て、光変調器23から出射される光パルスPaを分散減
少ファイバ30に直接入射させるとともに、位相制御手
段50において、基準信号R(=M)と変動信号出力手
段40の光電変換器42から出力される変動信号Hとを
位相比較器52に入力して、両信号R、Hが同期するよ
うに遅延器25の遅延量を制御してもよい。
【0068】また、前記した光パルス発生装置20A、
20Bでは、変調信号発生器24から出力される変調信
号Mと光変調器23に入力される変調信号M′の周波数
(周期)が等しい場合について説明したが、変調信号発
生器が出力する変調信号を逓倍して光変調器に与える構
成の光パルス発生装置についても本発明を適用できる。
【0069】例えば、図7、図8に示す光パルス発生装
置20C、20Dのように、変調信号発生器24から周
期Tbで出力される変調信号Mbを遅延器25に入力
し、遅延器25で遅延された変調信号Mb′を逓倍器2
8によってK逓倍(例えばK=8)して周期Taの変調
信号M′を得て、光変調器23に入力する。ここで、周
期Tb、逓倍数Kは、Ta=Tb/Kを満たす値とす
る。
【0070】この場合、変調信号発生器24としては、
前記した実施形態の場合よりも1/Kだけ低い周波数の
変調信号Mbを生成すればよく、また、遅延器25も低
い周波数に対応したもので済む。
【0071】ただし、図7の光パルス発生装置20Cの
ように光パルスPaを光スイッチ26とゲート信号発生
器27で間引きする場合で、且つ、位相比較器52に入
力される信号の周期を等しくするためには、変調信号M
bを、分周比N′がN/Kに等しい分周器51で分周す
る。
【0072】また、図8の光パルス発生装置20Dのよ
うに光パルスPaの間引きを行なわない場合には、変調
信号Mbを逓倍器54でK逓倍して、光パルス生成部2
1から出射される光パルスの周期と一致する信号Uを得
て、両信号U、Hを位相比較器52に入力するか、ある
いは図示しないが、光電変換器42から出力される変動
信号Hを分周器でK分周して、その分周信号と変調信号
Mbとを位相比較器52に入力してもよい。
【0073】また、ここでは、位相比較器52に入力す
る信号の周期を等しくしていたが、位相比較器52の位
相比較動作をサンプリングモード(逓倍動作モード)で
行なう場合には、入力する一方の信号の周期が他方の信
号の周期の整数倍であればよく、この場合には前記した
分周器51や逓倍器54は不要となる。
【0074】また、前記した各光パルス発生装置では、
光パルスの位相を可変するための位相可変手段45とし
て光変調器23に入力される変調信号Mの位相を可変す
る遅延器25を用いていたが、図9に示す光パルス発生
装置20Eのように、光パルスの位相を光学的に可変す
る光遅延器46を位相制御手段50によって制御するこ
とも可能である。
【0075】光遅延器46は、入力光を所定の時間範囲
内で遅延して出射するように構成されたものであり、機
械的に光路長を可変する形式のものや、電気信号によっ
て光路長を可変するもののいずれでもよい。
【0076】機械的に光路長を可変する光遅延器として
は、例えば図10のように、反射面を外側に向けて90
度の角度をなすよう並んだ2つのミラー46a、46b
と、ミラー46a、46bの反射面に一対の反射面を平
行に対向させた直交ミラー46cと、制御信号Vcに基
づいて直交ミラー46cを移動させる移動装置46dと
からなり、一方のミラー46aに入射角45度で入射し
た光を直交ミラー46c側に反射し、直交ミラー46c
で反射して戻ってきた光を他方のミラー46bで反射し
て、入射光の光軸の延長線に沿って出射する。この構造
の光遅延器では、移動装置46dによって直交ミラー4
6cをミラー46a、46b側に近づけると光路長が短
くなって遅延時間が短くなり、直交ミラー46cをミラ
ー46a、46b側から遠ざけると光路長が長くなって
遅延時間が長くなる。
【0077】また、電気的に光路長を可変するものとし
ては、図11のように円筒状のピエゾ素子46eの外周
にファイバ46fを強く巻き付けたものがあり、このピ
エゾ素子46eに印加する電圧Vcを変えてピエゾ素子
46eの径を変化させ、ファイバ46fの曲率半径を変
化させて、ファイバ46f内を通過する光に対する屈折
率を変えて、光路長を可変する。
【0078】また、図12のように液晶46gと直交ミ
ラー46hを用い、液晶46gに印加する電圧Vcを変
えて、液晶46g内を通過する光の光路長を可変するも
のがある。
【0079】このように位相可変手段45として光遅延
器46を用いた場合、例えば温度上昇によって分散減少
ファイバ30の長さが増すと、分散減少ファイバ30か
ら出射される光パルスPa(間引きした光パルスPでも
よい)を光電変換して得られる変動信号Hの位相が基準
信号R(変調信号M)の位相に対して遅れる方向に変化
しようとするが、その位相の僅かに変化を検出した位相
制御手段50によって、光遅延器46の遅延量が減少す
る方向に制御されて、この光遅延器46から分散減少フ
ァイバ30に入射される光パルスPの位相が僅かに進
み、分散減少ファイバ30から出射される光パルスP
a′から得られる変動信号Hの変調信号Mに対する遅れ
方向の変化が規制され、両信号の同期状態が維持され
る。
【0080】また、逆に、温度低下によって分散減少フ
ァイバ30の長さが減少すると、変動信号Hの位相が基
準信号R(変調信号M)の位相に対して進む方向に変化
しようとするが、その位相の僅かに変化を検出した位相
制御手段50によって、光遅延器46の遅延量が増加す
る方向に制御されて、この光遅延器46から分散減少フ
ァイバ30に入射される光パルスPの位相が僅かに遅
れ、変動信号Hの基準信号Rに対する進み方向の変化が
規制され、両信号の同期状態が維持される。
【0081】つまり、前記した遅延器25を用いた場合
には、分散減少ファイバ30の長さ変動に対し、光パル
ス生成部21の光パルスの出射タイミングを制御して、
出力端子20aから出射される光パルスの出射タイミン
グが変動しないようにしていたが、この光遅延器46を
用いた場合には、分散減少ファイバ30の長さ変動を相
殺するように光遅延器46の遅延量を制御して、光パル
ス生成部21から出射された光パルスが分散減少ファイ
バ30を通過して出力端子20aに達するまでの時間を
一定に保っことで、出力端子20aから出射される光パ
ルスの出射タイミングが変動しないようにしている。
【0082】なお、ここでは光遅延器46を光パルス生
成部21と分散減少ファイバ30の間の光路に設けてい
るが、後述する2光源型の実施形態を含めて、光遅延器
を分散減少ファイバ30と出力端子20aの間に設けた
り、分散減少ファイバ30の中間の光路に設けてもよ
い。
【0083】また、前記した各光パルス発生装置では、
光パルス生成部21の変調信号発生器24を基準信号出
力手段として用いていたが、図13に示す光パルス発生
装置20Fのように、光パルス生成部21から分散減少
ファイバ30へ向かう光パルスPa(光パルスPでもよ
い)を分岐する光分岐手段36と、この光分岐手段36
で分岐された光パルスを電気信号に変換し、この電気信
号を変調信号Mに同期した基準信号Rとして出力する光
電変換器37とによって基準信号出力手段を構成しても
よい。この場合、位相制御手段50は、光電変換器42
からの変動信号Hと、光電変換器36からの基準信号R
の位相が同期するように光遅延器46を制御する。
【0084】また、前記した各光パルス発生装置では、
基準信号Rと変動信号Hを電気信号で受けて、両信号の
位相を同期させていたが、図14に示す光パルス発生装
置20Gのように、位相制御手段50に、2つの入射光
の相関をとる光相関器55を用いて、光分岐手段41で
分岐された光パルスPa″を変動信号Hとし、光分岐手
段36で分岐された光パルスPaを基準信号Rとして光
相関器55に入射して、その相関結果が最大となるよう
に光遅延器46の遅延量を制御して、両信号R、Hの位
相を同期させる。
【0085】なお、前記した各光パルス発生装置20
A、20Cでは、光パルス生成部21内に光スイッチ2
6とゲート信号発生器27からなる周期変更手段を設け
て、光変調器23から出射される光パルスPaを間引き
して分散減少ファイバ30側へ出射していたが、図15
のように、光スイッチ26とゲート信号発生器27から
なる周期変更手段29を変動信号出力手段40と出力端
子20aの間に設けることも可能である。
【0086】以上説明した各光パルス発生装置は、位相
制御用の光信号として光パルスそのものを用いた1光源
型の例を示していたが、光パルスと異なる光信号を位相
制御のために用いて、光パルスの出射タイミングを安定
化することも可能である。以下、この光パルスと異なる
光信号を用いる2光源型の光パルス発生装置の実施形態
を説明する。
【0087】図16は、本発明の2光源型の光パルス発
生装置60の基本構成を示している。この光パルス発生
装置60は、前記した光パルス生成部21、分散減少フ
ァイバ30および出力端子60aのほかに、光信号生成
部61、光信号入射手段65、基準信号出力手段67、
変動信号出力手段70、位相可変手段80および位相制
御手段50とを有している。
【0088】光信号生成部61は、正弦波、矩形波、パ
ルス波等の電気信号を変調信号Mqとして出力する変調
信号発生器64と、その変調信号Mqで振幅変調された
光信号を出射する光変調器63とを含み、光パルス生成
部21が出射する光パルスP(前記した光パルスPaで
もよい)と異なる光信号Qを出射する。
【0089】なお、光変調器63としては、光パルス生
成部21のように単一波長光源から出射される連続光を
受けて振幅変調する場合と、光変調器63自体が光源で
あって変調信号Mqで励振されて振幅変調された光信号
を出射する場合とがあり、そのいずれでもよい。
【0090】光信号入射手段65は、光信号生成部61
から出射された光信号Qを分散減少ファイバ30に入射
させる。
【0091】基準信号出力手段67は、光信号生成部6
1の変調信号発生器62から出力された変調信号Mqに
同期する信号を基準信号Rqとして出力するためのもの
であり、この基準信号Rは変調信号Mq、光信号Q自
体、あるいは光信号Qを光電変換して得られる電気信号
のいずれでもよい。
【0092】変動信号出力手段70は、分散減少ファイ
バ30を通過した光から光信号のみを分離抽出する光信
号抽出手段71を含み、その抽出した光信号に同期する
信号を変動信号Hqとして出力する。
【0093】この変動信号Hqは、光信号抽出手段71
で抽出された光信号自体、あるいはその光信号を光電変
換して得られる電気信号のいずれでもよい。
【0094】位相可変手段80は、光パルスと光信号の
位相を共通に可変するためのものであり、1光源型の場
合と同様に、電気の変調信号の位相を可変する場合と、
光学的に位相を可変する場合とがある。
【0095】位相制御手段50は、前記した1光源型の
光パルス発生装置と同様に、基準信号Rqと変動信号H
qとを受けて、両信号の位相が同期するように位相可変
手段80を制御する。
【0096】上記構成の光パルス発生装置60は、前記
した1光源型の光パルス発生装置20の位相制御対象が
光パルスと別の光信号に代わったものであり、光信号に
ついての基準信号Rqと変動信号Hqの位相が同期する
ように位相可変手段80が制御されるが、この位相可変
手段80は光信号の位相だけでなく、光パルスの位相も
共通に可変されるので、光信号についての位相同期が維
持されれば、光パルスの位相の変動も間接的に規制され
る。
【0097】以下、この2光源型の光パルス発生装置6
0の実施形態について説明する。図17は、実施形態の
光パルス発生装置60Aの構成を示している。
【0098】図17において、光信号発生部61は、変
調信号発生器62から出力される所定周期Tc(例えば
10ns、周波数100MHz)の正弦波(矩形波、パ
ルス波でもよい)の変調信号Mqで、レーザダイオード
からなる単一波長光源63を励振して、変調信号Mqで
振幅変調された波長λr(例えば1.3nm)の光信号
Q(変調信号が正弦波の場合、光信号Qは連続光とな
る)を生成して出射する。即ち、この単一波長光源63
は光変調器を兼ねている。
【0099】なお、光信号生成部61は、上記したよう
に変調信号Mqで単一波長光源63を励振して振幅変調
するもののほかに、単一波長光源から出射された強度一
定の連続光と変調信号Mqを光変調器に入力して間接的
に強度変調するように構成したものであってもよい。
【0100】光信号生成部61から出射された光信号Q
は、この実施形態の光信号入射手段65のカプラ66を
介して分散減少ファイバ30に入射される。カプラ66
は、例えば波長多重型(WDM)のカプラであり、波長
λの光パルスPと、その光パルスPと異なる波長λrの
基準光Qを合波し、位相可変手段としての光遅延器81
を介して分散減少ファイバ30に入射する。なお、光信
号入射手段65として2本の光ファイバの外周部を溶着
して結合したファイバカプラを用いることもできる。
【0101】カプラ66で光パルスPと合波された光信
号Qは、光遅延器81で共通の遅延を受け、その遅延を
受けた光パルスP′と光信号Q′は分散減少ファイバ3
0に入射され、分散減少ファイバ30を通過する。
【0102】したがって、分散減少ファイバ30から出
射される光パルスP″と光信号Q″の位相は、温度変化
による分散減少ファイバ30の長さの変動によって変動
する。
【0103】分散減少ファイバ30を通過した光信号
Q″と光パルスP″は、変動信号出力手段70の光信号
抽出手段71を構成するカプラ72に入射される。
【0104】このカプラ72は、カプラ66と同様に、
波長分離特性を有する波長多重型(WDM)のカプラや
ファイバカプラからなり、入射される光信号Q″と光パ
ルスP″を、その波長の違いに応じて異なる光路に分離
し、光パルスP″を出力端子20aへ出射し、光信号
Q″を光電変換器79に出射する。
【0105】光電変換器79は、カプラ72とともにこ
の実施形態の変動信号出力手段を構成するものであり、
カプラ72によって抽出された光信号Q″を電気信号に
変換し、この電気信号を変動信号Hqとして位相制御手
段50に出力する。
【0106】位相制御手段50は、前記した1光源型の
光パルス発生装置20と同様に、位相比較器52、制御
信号発生器53を有し、基準信号Rq(=Mq)と変動
信号Hが同期するように光遅延器81を制御する。
【0107】このように構成された光パルス発生装置6
0Aでは、温度変化によって分散減少ファイバ30の長
さが変動して、分散減少ファイバ30から出射される光
パルスP″と光信号Q″の位相が変動しようとすると、
位相制御手段50によって光信号Q″の位相変動をなく
す方向に光遅延器81の遅延量が制御される。
【0108】このため、分散減少ファイバ30の長さ変
動による光信号の位相変動が抑圧される。
【0109】この光信号に対する位相制御は、分散減少
ファイバ30の長さの変動を光遅延器81の遅延量の増
減によって相殺するものであるから、分散減少ファイバ
30の長さ変動による光パルスP″の位相変動も間接的
に抑圧されることになり、光パルスP″の出射タイミン
グは変動しない。
【0110】したがって、この光パルスP″で被測定光
に対する光サンプリングを行なえば、その被測定光の波
形データを正確に求めることができる。
【0111】また、上記のように光パルスと異なる波長
の光信号を位相制御用に用いた場合には、サンプリング
用の光パルスPより短い周期の信号で位相比較を行なう
ことができ、高速で且つ精度の高い制御が可能となる。
【0112】また、前記した光パルス発生装置60Aで
は、光パルス生成部21と分散減少ファイバ30の間に
設けられたカプラ66を光信号入射手段として用い、分
散減少ファイバ30と出力端子60aの間に設けられた
カプラ72を光信号抽出手段として用いていたが、図1
8の光パルス発生装置60Bのように、カプラ66、7
2の可逆性を利用して、光信号入射手段としてのカプラ
66を分散減少ファイバ30と出力端子60aの間に設
け、光信号抽出手段としてのカプラ72を光パルス生成
部21と光遅延器81の間に設け、光パルスに対して光
信号を逆方向に進行させることもできる。
【0113】前記した光パルス発生装置60A、60B
では、基準信号として光信号発生部61の変調信号Mq
を用いていたが、図19に示す光パルス発生装置60C
のように、光信号生成部61からカプラ66に出射され
る光信号Qを分岐する光分岐手段68と、光分岐手段6
8で分岐された光信号Qを受けて電気信号に変換し、そ
の電気信号を基準信号Rqとして出力する光電変換器6
9とで基準信号出力手段67を構成してもよい。
【0114】また、図20に示す光パルス発生装置60
Dのように、光分岐手段68によって基準信号出力手段
67を構成し、カプラ72によって変動信号出力手段7
0を構成し、光相関器55を有する位相制御手段50に
よって、光分岐手段68からの基準信号Rq(光信号
Q)とカプラ72からの変動信号Hq(光信号Q″)の
相関を求め、その相関結果が最大となるように、光遅延
器81の遅延量を制御して、両信号Rq、Hqを同期さ
せることも可能である。
【0115】また、前記した2光源型の各光パルス発生
装置では、分散減少ファイバ30を通過した光信号Q″
を抽出するための光信号抽出手段として、波長分離特性
を有するカプラ72を用いていたが、図21に示す光パ
ルス発生装置60Eのように、カプラ72を用いずに、
分散減少ファイバ30と出力端子60aの間に設けら
れ、光パルスP″を出力端子60aに通過させ、光信号
Q″のみを全反射する光信号反射手段73と、この光信
号反射手段73で反射されて再度分散減少ファイバ30
および光遅延器81を通過してカプラ66から光信号生
成部61側へ戻る光信号Qr″を、光信号生成部61か
らカプラ66側へ向かう光信号Qと分離する光アイソレ
ータ等からなる方向分離手段74とによって光信号抽出
手段を構成し、この方向分離手段74からの光信号Q″
を光電変換器79によって電気信号に変換し、この電気
信号を変動信号Hqとして位相制御手段50へ出力し
て、光遅延器81の遅延量を制御してもよい。
【0116】なお、この光信号反射手段73としては、
ファイバ内に回折格子(グレーティング)を設けたファ
イバグレーティング(FBG)や、前記したカプラ72
の出力端子20a側に反射体を設けたものが使用でき
る。
【0117】このように、光信号が分散減少ファイバ3
0と光遅延器81を往復するように構成した場合、分散
減少ファイバ30の一端(入射側)のみで位相制御処理
が行え、光学系と制御系をそれぞれ集約的に配置するこ
とができ、装置全体を小型化できる。
【0118】なお、このように光信号反射手段73と方
向分離手段74とを用いて分散減少ファイバ30を通過
した光信号を抽出する方法は、前記した光パルス発生装
置60Dのように光信号の直接位相比較を行うものにつ
いても全く同様に適用できる。
【0119】また、前記した2光源型の各光パルス発生
装置では、光パルスPに対して波長が異なる光信号Qを
用い、その波長の違いを利用して光信号を分離抽出して
いたが、光パルス生成部21の光パルスの出射タイミン
グと異なるタイミングで発生するパルス状の光信号を用
いることも可能である。この場合、光パルスと光信号の
波長は同一でもよい。
【0120】この場合、例えば図22に示す光パルス発
生装置60Fのように、光信号生成部61の変調信号発
生器62が、光パルス生成部21(遅延器25は含まな
い)からの変調信号Mとゲート信号Gとを受けて、図2
3の(a)のように光パルス生成部21から周期Tで出
射される光パルスPに対して、図23の(b)のように
所定時間ΔTだけ出射タイミングがずれた周期Tqのパ
ルス状の光信号Qを出射させる。
【0121】この光パルスPと光信号Qは、前記同様に
カプラ66で図23の(c)のように合波されて光遅延
器81に入射され、光遅延器81で遅延を受けて、分散
減少ファイバ30を通過し、分散減少ファイバ30から
は、図23の(d)のように、光遅延器81の遅延時間
Tdと分散減少ファイバ30による遅延時間Tfの和だ
け遅れて光パルスP″と光信号Q″が出射されることに
なる。
【0122】この光パルスP″と光信号Q″は、光信号
抽出手段70の光分岐手段75に入射され、その一方の
分岐光は光スイッチ76に入射され、他方の分岐光は光
スイッチ77に入射される。
【0123】一方の光スイッチ76は、入射される光パ
ルスP″と光信号Q″のうち、光パルスP″だけを出力
端子20aに通過させるためのものであり、他方の光ス
イッチ77は、入射される光パルスP″と光信号Q″の
うち、光信号Q″だけを光電変換器79に入射させるた
めのものであり、これらの光スイッチ76、77は、ゲ
ート信号発生器78によって制御される。
【0124】ゲート信号発生器78は光パルス生成部2
1からのゲート信号Gと、光信号生成部61の変調信号
発生器62からの基準信号Rq(変調信号Mq)ととを
受けて、図23の(e)のように、ゲート信号Gと等し
い周期Tのゲート信号Gpを光スイッチ76に出力し、
このゲート信号Gpに対して前記所定時間ΔTだけずれ
た周期Tqのゲート信号Gqを光スイッチ77に出力す
る。
【0125】ここで、光遅延器81と分散減少ファイバ
30の遅延時間の和(Td+Tf)が、図23に示して
いるように光パルスPの周期T(あるいはその整数倍)
と一致していれば、光スイッチ76は、分散減少ファイ
バ30から光パルスP″が出射されるタイミングにオン
するため、出力端子20aには、図23の(g)に示す
ように、光パルスP″だけが出射され、また、光スイッ
チ77は、分散減少ファイバ30から光信号Q″が出射
されるタイミングにオンするため、光電変換器79に
は、図23の(h)に示すように光信号Q″だけが出射
され、その光信号Q″を光電変換して得られた変動信号
Hqと基準信号Rqとが同期した状態が維持される。
【0126】ただし、装置起動等のように、光遅延器8
1と分散減少ファイバ30の遅延時間の和(Td+T
f)が、光パルスPの周期Tまたはその整数倍から大き
くずれている場合には、光スイッチ77から光信号Q″
が正しく出力されなくなる(抽出同期外れ状態)。
【0127】位相制御手段50の制御信号発生器53
は、位相比較器52の比較結果からこの抽出同期外れ状
態を検知し、光遅延器81の遅延量を可変して、光スイ
ッチ77から光信号Q″が毎回出力されるように制御
し、この状態(抽出同期状態)から、基準信号Rqと変
動信号Hqの同期制御を行なう。
【0128】なお、このように分散減少ファイバ30を
通過した光信号を、光パルスとの発生タイミングの違い
に基づいて抽出する方法は、前記した光パルス発生装置
60Cのように光電変換信号同士の位相を比較するもの
や、光パルス発生装置60Dのように光同士の位相比較
を行なうものについても全く同様に適用できる。
【0129】また、前記した2光源型の各光パルス発生
装置では、光パルスと光信号が通過する共通の光路に位
相可変手段としての光遅延器81を設けていたが、図2
4に示す光パルス発生装置60Gのように、光遅延器8
1a、81bを、光パルス生成部21とカプラ66の間
および光信号生成部61とカプラ66の間にそれぞれ設
けて、位相制御手段50によって両光遅延器81a、8
1bの遅延量を共通に制御してもよい。
【0130】また、光遅延器81を用いる代わりに、図
25に示す光パルス発生装置60HGのように、光信号
生成部61の変調信号Mqと、光パルス生成部21の変
調信号Mをそれぞれ共通に可変する遅延器82、83を
位相可変手段として設けて、位相制御手段50によっ
て、両遅延器82、83の遅延量を共通に制御して、光
パルスの出射タイミングを安定化することもできる。
【0131】また、上記した各光パルス発生装置では、
光パルスや光信号の位相制御によって、温度が変化した
ときの分散減少ファイバ30の長さ変動による位相変動
を抑制していたが、前記した全ての実施形態において、
図26のように、分散減少ファイバ30を恒温槽100
に入れて、外部の温度変化に対する分散減少ファイバ3
0の温度変化を所定範囲(例えば±0.1°C以内)に
抑えた状態で、前記同様に位相制御を行なうようにして
もよい。このように恒温槽100を併用すれば、位相可
変手段の位相可変範囲を狭くすることができ、小型に形
成することができる。
【0132】また、上記したように、分散減少ファイバ
30を恒温槽100に入れる方法は、温度変化をなくし
て分散減少ファイバ30の長さ変動を抑圧する方法であ
るが、温度変化を積極的に利用して分散減少ファイバ3
0の長さ変動を抑圧する方法も考えられる。
【0133】図27は、この温度変化を積極的に利用し
て分散減少ファイバ30全体の長さ変動を抑圧するため
の構成例を示したものである。
【0134】ここでは、分散減少ファイバ30を、長さ
が等しい2つの半部30a、30bに分け、その一方の
半部30aを断熱槽101に入れ、他方の半部30bを
断熱槽102に入れ、両断熱槽101、102内に温度
センサ103、104をそれぞれ設ける。そして、一方
の断熱槽102には加熱冷却器105(例えばペルチェ
素子)を入れ、温度制御手段106が、温度センサ10
3、104から各断熱槽内の温度を表す値Da、Dbを
受けて加熱冷却器105を駆動する。
【0135】ここで、温度制御手段106は、各断熱槽
101、102の温度の平均値が所定の基準温度Drと
等しくなる、即ち、 (Da+Db)/2=Dr Db−Dr=Dr−Da が成立するように、断熱槽102の温度Dbを加熱冷却
器105の駆動によって制御する。
【0136】このように温度制御がなされた状態では、
分散減少ファイバ30の半部30aが基準温度Drと温
度Daとの差(Dr−Da)によって伸縮している長さ
と、半部30bが基準温度Drと温度Dbとの差(Db
−Dr)で伸縮している長さが等しくなり、分散減少フ
ァイバ30全体の長さはほぼ一定となる。
【0137】また、上記のように、分散減少ファイバ3
0を分けて、そのぞれ断熱槽101、102に入れた場
合、一つの恒温槽に分散減少ファイバ30を入れる場合
よりも、熱がファイバに均一に伝わりやすく、精度が高
くなる。
【0138】このように温度変化を積極的に利用し、分
散減少ファイバ30全体の長さの変動を抑圧する構成
を、上記した各実施形態に加えることで、位相可変手段
の位相可変範囲を狭くすることができる。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の1光源型
の光パルス発生装置では、光パルス生成部の変調信号発
生器から出力される変調信号に同期した基準信号と、分
散減少ファイバを通過した光パルスに同期した変動信号
とが同期するように位相可変手段を制御している。
【0140】また、本発明の2光源型の光パルス発生装
置では、光信号生成部の変調信号発生器から出力される
変調信号に同期した基準信号と、分散減少ファイバを通
過した光信号に同期した変動信号とが同期するように位
相可変手段を制御して、間接的に光パルスの位相の変動
を規制している。
【0141】このため、温度変動があっても光パルスの
出射タイミングが変動せず、この光パルスで例えば被測
定光に対する光サンプリングを行なえば、その被測定光
の波形データを正確に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1光源型の光パルス発生装置の基本構
成を示す図
【図2】1光源型の実施形態の構成を示す図
【図3】実施形態の要部の動作を説明するための図
【図4】実施形態の要部の動作を説明するための図
【図5】実施形態の要部の動作を説明するための図
【図6】1光源型の実施形態の変形例を示す図
【図7】1光源型の実施形態の変形例を示す図
【図8】1光源型の実施形態の変形例を示す図
【図9】1光源型の実施形態の変形例を示す図
【図10】実施形態の要部の構成例を示す図
【図11】実施形態の要部の構成例を示す図
【図12】実施形態の要部の構成例を示す図
【図13】1光源型の実施形態の変形例を示す図
【図14】1光源型の実施形態の変形例を示す図
【図15】実施形態の変形例を示す図
【図16】本発明の2光源型の光パルス発生装置の基本
構成を示す図
【図17】2光源型の実施形態の構成を示す図
【図18】2光源型の実施形態の変形例を示す図
【図19】2光源型の実施形態の変形例を示す図
【図20】2光源型の実施形態の変形例を示す図
【図21】2光源型の実施形態の変形例を示す図
【図22】2光源型の実施形態の変形例を示す図
【図23】図22の変形例の動作を説明するための図
【図24】2光源型の実施形態の変形例を示す図
【図25】2光源型の実施形態の変形例を示す図
【図26】温度制御を併用する場合の例を示す図
【図27】温度制御を併用する場合の例を示す図
【図28】光サンプリング波形観測装置の構成例を示す
【図29】光サンプリング波形観測装置の動作を説明す
るための図
【図30】従来装置の構成を示す図
【符号の説明】
20、20A〜20G、60、60A〜60H……光パ
ルス発生装置、20a、60a……出力端子、21……
光パルス生成部、22……単一波長光源、23……光変
調器、24……変調信号発生器、25、82、83……
遅延器、26、76、77……光スイッチ、27、78
……ゲート信号発生器、28、54……逓倍器、29…
…周期変更手段、30……分散減少ファイバ、35、6
7……基準信号出力手段、36、41、68、75……
光分岐手段、37、42、69、79……光電変換器、
40、70……変動信号出力手段、45、80……位相
可変手段、46、81、81a、81b……光遅延器、
50……位相制御手段、51……分周器、52……位相
比較器、53……制御信号発生器、55……光相関器、
61……光信号生成部、62……変調信号発生器、63
……単一波長光源、65……光信号入射手段、66、7
2……カプラ、71……光信号抽出手段、73……光信
号反射手段、74……方向分離手段、100……恒温
槽、101、102……断熱槽、103、104……温
度センサ、105……加熱冷却器、106……温度制御
手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/14 10/26 10/28 (72)発明者 清水 雅哉 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 (72)発明者 遠藤 弘明 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 (72)発明者 加藤 敬太 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 Fターム(参考) 2H079 AA02 AA13 BA03 CA11 DA16 5F072 HH02 HH07 JJ20 KK15 KK30 MM03 MM04 MM07 SS06 YY11 5K102 AA68 MC29 PH49 RB01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気信号を出力する変調信号発生器(2
    4)と該電気信号で振幅変調された光パルスを出射する
    光変調器(23)とを含む光パルス生成部(21)と、
    該光パルス生成部から出射された光パルスを受けて光パ
    ルスの幅を狭めて出射する分散減少ファイバ(30)
    と、該分散減少ファイバを通過した光パルスを出力する
    ための出力端子(20a)とを有する光パルス発生装置
    において、 前記変調信号発生器から出力された電気信号に同期する
    信号を基準信号として出力する基準信号出力手段(3
    5)と、 前記分散減少ファイバと前記出力端子の間に設けられ、
    前記分散減少ファイバから前記出力端子側へ出射された
    光を分岐する光分岐手段(41)を有し、前記分散減少
    ファイバを通過した光パルスに同期する信号を変動信号
    として出力する変動信号出力手段(40)と、 前記光パルスの位相を可変するための位相可変手段(4
    5)と、 前記基準信号と前記変動信号とを受けて、該両信号の位
    相が同期するように前記位相可変手段を制御する位相制
    御手段(50)とを備えたことを特徴とする光パルス発
    生装置。
  2. 【請求項2】前記位相可変手段は、前記光パルス生成部
    の前記変調信号発生器と前記光変調器との間に設けら
    れ、前記変調信号発生器から出力された電気信号が前記
    光変調器に入力されるまでの遅延時間を可変して前記光
    パルス生成部が出射する光パルスの位相を可変する遅延
    器(25)によって構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の光パルス発生装置。
  3. 【請求項3】前記位相可変手段は、前記光パルス生成部
    から前記変動信号出力手段の前記光分岐手段の間に設け
    られ、光パルスの伝搬時間を光学的に遅延する光遅延器
    (46)によって構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の光パルス発生装置。
  4. 【請求項4】前記基準信号出力手段は前記光パルス生成
    部の変調信号発生器からなり、該変調信号発生器から出
    力される電気信号を前記基準信号として前記位相制御手
    段に出力し、 前記変動信号出力手段は、前記分散減少ファイバと前記
    出力端子の間の前記光分岐手段によって分岐された光パ
    ルスを受けて電気信号に変換し、該電気信号を前記変動
    信号として前記位相制御手段に出力する光電変換器(4
    2)を有していることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の光パルス発生装置。
  5. 【請求項5】前記基準信号出力手段は、前記光パルス生
    成部と前記分散減少ファイバとの間に設けられ、前記光
    パルス生成部から前記分散減少ファイバ側へ出射される
    光パルスを分岐する光分岐手段(36)と、該光分岐手
    段によって分岐された光パルスを受けて電気信号に変換
    し、該電気信号を前記基準信号として前記位相制御手段
    に出力する光電変換器(37)とを有し、 前記変動信号出力手段は、前記分散減少ファイバと前記
    出力端子の間の前記光分岐手段によって分岐された光パ
    ルスを受けて電気信号に変換し、該電気信号を前記変動
    信号として前記位相制御手段に出力する光電変換器(4
    2)を有していることを特徴とする請求項1または請求
    項3の光パルス発生装置。
  6. 【請求項6】前記基準信号出力手段は、前記光パルス生
    成部から前記分散減少ファイバ側へ出射される光パルス
    を分岐し、該分岐した光パルスを前記基準信号として前
    記位相制御手段に出力する光分岐手段(36)を有し、 前記変動信号出力手段は、前記分散減少ファイバと前記
    出力端子の間の前記分岐手段によって分岐した光パルス
    を前記変動信号として前記位相制御手段に出力すること
    を特徴とする請求項1または請求項3の光パルス発生装
    置。
  7. 【請求項7】電気信号を出力する変調信号発生器(2
    4)と、該変調信号発生器から出力された電気信号を受
    け該電気信号で振幅変調された光パルスを生成する光変
    調器(23)とを含む光パルス生成部(21)と、該光
    パルス生成部から出射された光パルスを受けて光パルス
    の幅を狭めて出射する分散減少ファイバ(30)と、該
    分散減少ファイバを通過した光パルスを出力するための
    出力端子(60a)とを有する光パルス発生装置におい
    て、 電気信号を出力する変調信号発生器(64)と、該電気
    信号で振幅変調された光信号を出射する光変調器(6
    3)とを含み、前記光パルス生成部が出射する光パルス
    と異なる光信号を出射する光信号生成部(61)と、 前記光信号生成部から出射された光信号を前記分散減少
    ファイバに入射する光信号入射手段(65)と、 前記光信号生成部の変調信号発生器から出力された電気
    信号に同期する信号を基準信号として出力する基準信号
    出力手段(67)と、 前記分散減少ファイバを通過した光から光信号のみを分
    離抽出する光信号抽出手段(71)を含み、該抽出した
    光信号に同期する信号を変動信号として出力する変動信
    号出力する変動信号出力手段(70)と、 前記光パルスと光信号の位相を共通に可変するための位
    相可変手段(80)と、 前記基準信号と前記変動信号とを受けて、該両信号の位
    相が同期するように前記位相可変手段を制御する位相制
    御手段(50)とを備えたことを特徴とする光パルス発
    生装置。
  8. 【請求項8】前記位相可変手段は、前記光パルス生成部
    から出射された光パルスおよび前記光信号生成部から出
    射された光信号の伝搬時間を光学的に遅延する可変する
    光遅延器(81、81a、81b)によって構成されて
    いることを特徴とする請求項7記載の光パルス発生装
    置。
  9. 【請求項9】前記位相可変手段は、 前記光信号生成部の前記変調信号発生器と前記光変調器
    との間に設けられ、前記変調信号発生器から出力された
    電気信号が前記光変調器に入力されるまでの遅延時間を
    可変して前記光信号生成部が出射する光信号の位相を可
    変する第1の遅延器(82)と、 前記光パルス生成部の前記変調信号発生器と前記光変調
    器との間に設けられ、前記変調信号発生器から出力され
    た電気信号が前記光変調器に入力されるまでの遅延時間
    を可変して前記光パルス生成部が出射する光パルスの位
    相を可変する第2の遅延器(83)とによって構成され
    ていることを特徴とする請求項7記載の光パルス発生装
    置。
  10. 【請求項10】前記基準信号出力手段は前記光信号生成
    部の変調信号発生器からなり、該変調信号発生器から出
    力される電気信号を前記基準信号として前記位相制御手
    段に出力し、 前記変動信号出力手段は、前記光信号抽出手段によって
    抽出された光信号を受けて電気信号に変換し、該電気信
    号を前記変動信号として前記位相制御手段に出力する光
    電変換器(79)を有していることを特徴とする請求項
    7〜9のいずれかに記載の光パルス発生装置。
  11. 【請求項11】前記基準信号出力手段は、前記光信号生
    成部から前記光信号入射手段側へ出射される光パルスを
    分岐する光分岐手段(68)と、該光分岐手段によって
    分岐された光パルスを受けて電気信号に変換し、該電気
    信号を前記基準信号として前記位相制御手段に出力する
    第1の光電変換器(69)とを有し、 前記変動信号出力手段は、前記光信号抽出手段によって
    抽出された光信号を受けて電気信号に変換し、該電気信
    号を前記変動信号として前記位相制御手段に出力する第
    2の光電変換器(79)を有していることを特徴とする
    請求項8記載の光パルス発生装置。
  12. 【請求項12】前記基準信号出力手段は、前記光信号生
    成部から前記光信号入射手段側へ出射される光信号を分
    岐し、該分岐した光信号を前記基準信号として前記位相
    制御手段に出力する光分岐手段(68)を有し、 前記変動信号出力手段は、前記光信号抽出手段によって
    抽出された光信号を前記変動信号として前記位相制御手
    段に出力することを特徴とする請求項8記載の光パルス
    発生装置。
  13. 【請求項13】前記光信号生成部は、前記光パルス生成
    部が出射する光パルスと異なる波長の光信号を出射する
    ように構成され、 前記光信号抽出手段は、入射光をその波長の違いによっ
    て異なる光路に出射する波長分離手段(72)によっ
    て、前記分散減少ファイバを通過した光から光信号のみ
    を分離抽出するように構成されていることを特徴とする
    請求項7〜12のいずれかに記載の光パルス発生装置。
  14. 【請求項14】前記光信号生成部は、前記光パルス生成
    部が出射する光パルスと異なる波長の光信号を出射する
    ように構成され、 前記光信号入射手段は、前記光パルス生成部と前記分散
    減少ファイバの間に設けられており、 前記光信号抽出手段は、 前記分散減少ファイバと前記出力端子の間に設けられ、
    前記分散減少ファイバを通過した光のうち、その波長の
    違いによって光パルスを前記出力端子へ通過させ、光信
    号を前記分散減少ファイバ側へ反射する光信号反射手段
    (73)と、 前記光信号反射手段によって反射されて前記分散減少フ
    ァイバを通過して前記光信号生成部側に出射される反射
    光信号を、その進行方向の違いにより、前記光信号生成
    部側から分散減少ファイバ側に向かう光信号から分離す
    る方向分離手段(74)とを有していることを特徴とす
    る請求項7〜12のいずれかに記載の光パルス発生装
    置。
  15. 【請求項15】前記光信号生成部は、前記光パルス生成
    部による光パルスの出射タイミングと異なるタイミング
    にパルス状の光信号を出射するように構成されており、 前記光信号抽出手段は、前記分散減少ファイバと前記出
    力端子との間に設けられた光スイッチ(76、77)
    と、該光スイッチを開閉するための信号発生器(78)
    とを有し、前記分散減少ファイバから前記光信号が出射
    されるタイミングに分散減少ファイバを前記出力端子と
    異なる光路に接続して該光路から光信号を出力させ、前
    記分散減少ファイバから前記光パルスが出射されるタイ
    ミングに前記分散減少ファイバと前記光路との間を切り
    離すように構成されていることを特徴とする請求項7〜
    12のいずれかの光パルス発生装置。
  16. 【請求項16】前記光パルス生成部は、前記光変調器か
    ら出射される光パルスを受けて複数個おきに前記分散減
    少ファイバ側へ出射する周期変更手段(26、27)を
    備えていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか
    の光パルス発生装置。
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