JP2003253825A - 瓦止め桟 - Google Patents

瓦止め桟

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JP2003253825A
JP2003253825A JP2002051553A JP2002051553A JP2003253825A JP 2003253825 A JP2003253825 A JP 2003253825A JP 2002051553 A JP2002051553 A JP 2002051553A JP 2002051553 A JP2002051553 A JP 2002051553A JP 2003253825 A JP2003253825 A JP 2003253825A
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JP
Japan
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roof
synthetic resin
roof tile
tiles
batten
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Pending
Application number
JP2002051553A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Ishikura
和正 石倉
Teruichi Masuda
照一 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Sekisui Co Ltd
Original Assignee
Toto Sekisui Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、滑りにくく、プラスチックバンド
等で締結すれば輸送中に抜け落ちることがなく、屋根上
に置いた際も滑り落ちることがなく作業性の良い瓦止め
桟を提供する。 【解決手段】 断面が略矩形で長尺の瓦止め桟であっ
て、発泡倍率が1.5〜2倍の硬質合成樹脂発泡体より
なる瓦止め桟本体の、少なくとも下面の長さ方向に、軟
質樹脂よりなる防滑材の凸条が2本以上形成されてなる
瓦止め桟。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根に取り付け
て、その上に瓦を固定する瓦止め桟に関する。
【0002】
【従来の技術】屋根は傾斜しているから、屋根の上に瓦
を単に置くだけではずり落ちるので、屋根に瓦を取り付
けるには、瓦止め桟を屋根に釘で固定し、その上に瓦を
置き釘で固定する方法が従来より採用されている。
【0003】瓦止め桟としては、古くは木材が使用され
ていたが、木材は腐り易い、精度がだしにくい等の欠点
があるので代替え品として合成樹脂製の瓦桟木が種々提
案されている。例えば、実開昭48−74529号に
は、発泡倍率が2〜10倍の合成樹脂発泡体からなる瓦
桟が記載されている。
【0004】実開平3−29623号には、底板の長手
側部に側壁を立設した細長い、硬質合成樹脂製桟基体の
底板上に、硬質発泡性合成樹脂製のクッション材を、そ
の頂部が側壁の上端面より上方へ突出するように着装し
て一体化した瓦桟が記載されている。
【0005】更に、実用新案第3025238号には、
プラスチックからなる桟木本体の屋根と接する裏面に、
桟木本体の正面から背面を貫通する複数の水通過用溝が
設けられた瓦桟木が記載されている。
【0006】しかし、合成樹脂製の瓦止め桟では滑りや
すく、屋根の上に置いた際に滑り落ちたり、輸送の際に
プラスチックバンド等できつく締結していても中心部の
瓦止め桟が抜け落ちてしまう等の欠点があった。
【0007】又、木材に比較し重く作業しにくい上、屋
根に釘で打ちつけにくいし、打ちつけ易くするには瓦桟
木の厚みを薄くする必要があるが、そうすると強度が不
足するという欠点があった。
【0008】低発泡倍率の発泡体よりなる瓦桟木は、合
成樹脂製瓦桟木に比較すると軽量で作業し易く、釘で固
定し易いが、耐圧縮性が充分でなく、特に夏場の高温下
でも圧縮変形しにくい瓦桟木が要望されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
欠点に鑑み、滑りにくく、プラスチックバンド等で締結
すれば輸送中に抜け落ちることがなく、屋根上に置いた
際も滑り落ちることがなく作業性の良い瓦止め桟を提供
することにある。
【0010】又、本発明の異なる目的は、軽量で作業性
よく、屋根に釘で固定でき夏場の使用条件下でも圧縮変
形しにくい瓦止め桟を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の瓦止め桟は、断
面が略矩形で長尺の瓦止め桟であって、発泡倍率が1.
5〜2倍の硬質合成樹脂発泡体よりなる瓦止め桟本体
の、少なくとも下面の長さ方向に、軟質樹脂よりなる防
滑材の凸条が2本以上形成されてなることを特徴とす
る。
【0012】本発明の瓦止め桟の形状は、瓦止め桟とし
て使用するのであり、後述の通り、滑り難くするのであ
るから長尺の断面が矩形の角柱状のものが使用される。
【0013】本発明で使用される瓦止め桟本体は、長尺
で発泡倍率が1.5〜2倍の硬質合成樹脂発泡体よりな
るが、軽量で釘打ち性の優れているものが好ましく、熱
可塑性樹脂100重量部と廃木粉30〜50重量部より
なり、発泡倍率が1.5〜2倍である合成樹脂発泡体が
好ましい。
【0014】上記熱可塑性樹脂としては、従来から発泡
体に使用されている任意の熱可塑性樹脂が使用可能であ
り、例えば、ABS樹脂、ポリエチレン樹脂、プロピレ
ン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ゴム等が
あげられ、鋸切断性及び釘打ち性の優れたABS樹脂が
好ましい。
【0015】上記廃木粉としては、松、杉、檜等の廃木
材を粉砕した木粉が使用可能であるが、木材に熱硬化性
樹脂を添加し、加熱圧着、硬化して得られた、いわゆる
合板の廃材を粉砕した廃木粉が、熱可塑性樹脂との混合
性が優れているので好ましい。
【0016】又、廃木粉の大きさは500μm以下が好
ましく、添加量は少なくなると高温下での圧縮変形強度
が低下し、多くなると衝撃強度や曲げ強度が低下するの
で、熱可塑性樹脂100重量部に対し30〜50重量部
が好ましい。
【0017】上記合成樹脂発泡体は、その発泡倍率は小
さいと重量が重く釘打ち性が悪くなり、大きくなると強
度が低下するので1.5〜2倍である。
【0018】上記合成樹脂発泡体の製造方法は、従来公
知の任意の製造方法が採用されてよいが、押出発泡成形
方法で成形されるのが好ましい。
【0019】即ち、上記熱可塑性樹脂、廃木粉、発泡
剤、及び、必要に応じて、従来公知の熱安定剤、光安定
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、顔料、充填剤、可塑
剤、滑剤、加工助剤等を添加混合し、押出成形機に供給
し、押出発泡成形するのが好ましい。
【0020】上記発泡剤としては、従来より合成樹脂の
発泡成形の際に使用されている任意の発泡剤が使用可能
であり、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビ
スホルムアミド、アゾジカルボンアミド、ニトロソ化合
物、スルホニルヒドラジル化合物、重炭酸ソーダ等があ
げられる。
【0021】本発明の瓦止め桟は、瓦止め桟本体の少な
くとも下面の長さ方向に、軟質樹脂よりなる防滑材の凸
条が2本以上形成されている。凸条の断面形状は、必要
に応じ任意の形状が採用されてよく、例えば、半円状、
三角状、四角状等があげられる。
【0022】上記軟質樹脂としては防滑性を有する任意
の樹脂が使用でき、例えば、ゴム、エラストマー、高発
泡倍率の合成樹脂発泡体等があげられ、ウレタンエラス
トマーが好ましい。
【0023】上記瓦止め桟本体と防滑材を一体的に成形
する方法は任意の方法が採用されてよく、例えば、瓦止
め桟本体と同時に防滑材を押出して一体成形する方法、
瓦止め桟本体と防滑材を別々に成形した後接着剤で接着
する方法等があげられる。
【0024】又、瓦止め桟本体には、雨水が瓦止め桟の
部分にたまって屋根が腐るのを防ぐために、瓦止め桟の
屋根と接する面に、瓦止め桟の正面から背面を貫通する
複数の水通過用溝が設けられてもよいが、軟質樹脂より
なる防滑材の凸条を適当なところで切断除去することに
より、水通過用溝を容易に形成することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図1は本発明の瓦止め桟の1例を示す
断面図である。
【0026】図中1は角柱状のABS樹脂発泡体よりな
る瓦止め桟本体であり、ABS樹脂100重量部、廃合
板を粉砕した粒子径500μm以下の廃木粉50重量
部、アゾジカルボンアミド1重量部、ステアリン酸カル
シウム3重量部及びアクリル樹脂系加工助剤3重量部を
ヘンシェルミキサーで混合した後、押出機に供給し、押
出発泡成形した。発泡倍率は1.8倍であった。
【0027】図中2、2はウレタンエラストマーからな
る防滑材の凸条であり、瓦止め桟本体1の下面に2本形
成されている。
【0028】図2は本発明の瓦止め桟の異なる例を示す
断面図である。図中1は図1と同じ、角柱状のABS樹
脂発泡体よりなる瓦止め桟本体であり、ウレタンエラス
トマーからなる防滑材の凸条2、2・・が瓦止め桟本体
1の下面及び上面にそれぞれ3本形成されている。
【0029】図2に示したように瓦止め桟本体1の上下
面に防滑材の凸条が形成されていると輸送の際に瓦止め
桟がより抜け落ちにくくなり、施工の際には瓦が防滑材
のクッション性によって保護されるので好ましい。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載の瓦止め桟の構成は、上
述の通りであるから、滑りにくく、プラスチックバンド
等で締結すれば輸送中に抜け落ちることがなく、屋根上
に置いた際も滑り落ちることがなく作業性が良い。又、
雨水で腐敗することがなく、軽量で取り扱い易く作業性
がよく、屋根に釘で容易に固定できる。
【0031】更に、雨水が瓦止め桟の部分にたまって屋
根が腐るのを防ぐためには、軟質樹脂よりなる防滑材の
凸条を適当なところで切断除去することにより、水通過
用溝を容易に形成することができる。
【0032】請求項2に記載の瓦止め桟は、木質感が優
れており、廃木粉が混合されているので線膨張率が小さ
く温度変化により変形応力を内部に発生しにくく、高温
高圧下でも変形しにくい。更に、廃木粉は回収廃材から
製造されるのであるから、環境に優しく、安価で経済的
である。
【0033】請求項3に記載の瓦止め桟は、更に滑り止
め効果が優れており、輸送が容易であり、屋根の上で施
工するさいも作業性が優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の瓦止め桟の1例を示す断面図である。
【図2】本発明の瓦止め桟の異なる例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 瓦止め桟本体 2 滑止材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が略矩形で長尺の瓦止め桟であっ
    て、発泡倍率が1.5〜2倍の硬質合成樹脂発泡体より
    なる瓦止め桟本体の、少なくとも下面の長さ方向に、軟
    質樹脂よりなる防滑材の凸条が2本以上形成されてなる
    瓦止め桟。
  2. 【請求項2】 合成樹脂発泡体が、熱可塑性樹脂100
    重量部と廃木粉30〜50重量部よりなる合成樹脂発泡
    体である請求項1記載の瓦止め桟。
  3. 【請求項3】 防滑材が、ウレタンエラストマーである
    請求項1又は2記載の瓦止め桟。
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