JP2003251286A - 空調機用フィルター洗浄装置 - Google Patents
空調機用フィルター洗浄装置Info
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Abstract
よる劣化の少ない効果的な洗浄工程と、短時間で簡単に
廃水処理ができる工程とを含む空調機用フィルター洗浄
装置を提供することにある。 【解決手段】 空調設備等の汚れたフィルター22を洗
浄するための装置において、前記フィルター22を直接
挿入するフィルター挿入枠24と、該フィルター挿入枠
24を上下に搬送する駆動装置26と、洗浄液を貯める
洗浄槽28と、前記フィルター22を洗浄するために前
記フィルター挿入枠24に振動を起こすバイブレータ3
4と、前記フィルター22をすすぐためのすすぎ装置3
0とを設け、さらに前記フィルター挿入枠24の上下面
の格子穴を略垂直に貫通し、かつ前記フィルター挿入枠
24の移動時にフィルターを押して変形させるための屈
曲を有する棒状体44を付加した。
Description
ビルディングに使用されている空調機の汚れたフィルタ
ーを洗浄する洗浄装置に関する。
は、吸入外気に含まれている自動車から排出される煤
塵、浮遊煤塵等を除去し、清浄な空気を室内に供給する
ため、5〜6枚のフィルターを重ねて使用している。こ
れらのフィルターは交通量にもよるが、経時的に汚れが
酷くなり、ついには清浄な空気を室内に供給できなくな
る。
0日あるいは1ヶ月毎に洗浄され、清浄なフィルターと
取り替えられる。ビルディング用空調機のフィルターも
浮遊煤塵等の除去で汚染されるため、数か月毎に洗浄さ
れている。
には炭化物、砂塵等微細粒子が含まれており、そのま
ま、下水、河川等へ放水することが水質汚濁防止の観点
から問題になることが多い。従って、微細粒子を規制値
以下のレベルまで除去する廃水処理を行なった後、放水
しているのが現状である。
ては、次のような方法が一般に知られている。(A)水
道水または高圧水をかけながら、手揉みまたは足踏みで
洗う方法と、(B)多数の孔を有する内筒回転式洗浄機
にフィルターを数枚入れ、内筒を回転しながら、その中
心部から高圧水を噴出して洗浄する方法と、(C)超音
波振動子を設置した洗浄槽の中にフィルターを入れ、超
音波振動子を作動しながら洗浄する方法とである。
のような解決すべき課題がある。
め、洗浄効果が悪く、長時間の作業が必要であるばかり
でなく、フィルター内部に凝集した微細粒子の除去が充
分にできない。また、フィルターを揉んだり、踏んだり
するため、洗浄時に変形頻度が多く、フィルターの傷み
などによる劣化が酷く、使用寿命が短くなる欠点があ
る。
なり合うように入れると、前のフィルターから落ちた塵
埃が再付着して凝集し、洗浄効率が足踏みや手揉みより
も劣る。そのため、内壁面に個々のフィルターが重なり
合わない様に一度に数枚しか入れられない。従って、多
量のフィルターを洗浄処理するためには長時間を要す
る。また、内筒の内壁面に沿わせて回転洗浄するため、
(A)の方法と同様、変形による劣化(傷み)も酷く、使
用寿命が短くなる欠点がある。
洗浄槽、すすぎ槽、廃水処理槽からなるものが提案され
ている。この方法はまず、汚れたフィルターを、超音波
を流している水中に浸漬し、超音波で発生する微細な気
泡が消滅するエネルギーを利用して洗浄する。その後、
すすぎ槽ですすいだフィルターを乾燥させる。
法である。しかし、超音波振動子からの縦方向、横方向
からの距離や、フィルターの内部、フィルターとフィル
ターとの間隔などが大きく、これによって超音波のエネ
ルギーの減衰が大きい。このため、他の方法に比べ、洗
浄効果は非常に悪く、小さな槽で多数のフィルターを洗
浄したり、短時間で洗浄することができない。短時間に
多数のフィルターを洗浄しようとすれば、高エネルギー
を発信する高価な大型の超音波発信機や、大型の洗浄槽
が必要となる。従って、前述の装置大型化によって装置
価格が高くなるばかりでなく、装置設置に広い面積が必
要となり、しかも消費電力費などが高くなるなどの欠点
がある。
ものであって、その目的は、短時間に多数のフィルター
を洗浄し、洗浄によるフィルターの傷みや劣化もほとん
どない効果的な洗浄工程と、短時間に簡単に廃水処理が
できる工程とを含む空調用フィルターの洗浄方法及び洗
浄、すすぎ、廃水処理が共用槽として使えるコンパクト
で安価な装置を提供するものである。
成するために、空調設備等の汚れたフィルターを洗浄す
るための洗浄装置において、前記フィルターを直接挿入
するフィルター挿入枠と、該フィルター挿入枠を上下に
搬送する駆動装置と、洗浄液を貯める洗浄槽と、前記フ
ィルターを洗浄するために前記フィルター挿入枠に振動
を起こすバイブレータと、前記フィルターをすすぐため
のすすぎ装置とを備えている。また、本発明において、
前記フィルター挿入枠の外形全面を格子状の枠体で構成
し、かつ本装置の正面方向の格子面に前記フィルターを
出し入れするための開閉扉を設ける。また、装置本体に
固定され、前記フィルター挿入枠の上下面の格子穴を略
垂直に貫通しており、かつ前記フィルター挿入枠の移動
時にフィルターを押圧して変形させるための屈曲を有す
る棒状体を設ける。さらに、前記フィルター挿入枠を搬
送するためのモータと、回転軸上に配設されたスプロケ
ットと、該スプロケットに巻装され前記フィルター挿入
枠に固定されたチェーンとを備えた前記駆動装置におい
て、前記フィルター挿入枠を振動なく上下に案内するガ
イドローラを洗浄装置固定部に配設する。また、水道水
または温水を供給するための配管と、すすぎ水の量を調
整するための配管と、排水配管とに接続され、内部に液
面計を設置したすすぎ水供給タンクを設ける。また、前
記洗浄槽の底板に勾配を設け、該勾配の最低部に洗浄水
を排出する配管を設ける。また、前記洗浄槽上部の天井
および側面部に、すすぎ水の飛散を防ぐための防滴カバ
ーを設ける。
る空調機用フィルター洗浄装置について、図面を用いて
詳細に説明する。図1に本発明の洗浄装置の実施の形態
に係る正面図を、図2に図1に係る左側面図を、図3に
図1に係る平面図を示す。
本体内部にフィルター22が直接挿入されるフィルター
挿入枠24と、該フィルター挿入枠24を上下に搬送す
るための駆動装置26と、前記フィルター挿入枠24内
のフィルター22を浸漬して洗浄するための洗浄槽28
と、該洗浄槽28の上方ですすぎを行なうすすぎ装置3
0と、排水処理を行なう排水装置と、各装置を制御する
制御盤64から構成されている。
全面を格子状の枠体31で構成されていて、洗浄装置2
0の正面方向の格子状の枠体には、フィルター22を挿
入するのに十分な大きさの開閉扉32が設けられてい
る。さらに、前記フィルター挿入枠24には、洗浄時に
フィルターに微細な振動を与えるためのバイブレータ3
4が設けられている。フィルター22の挿入作業時に
は、前記フィルター挿入枠24は洗浄槽28の上部に配
置されている。フィルター22は、その厚み方向の面を
上方にして配置され、挿入するためのケース等の介在物
を一切使用せずに開閉扉32を開けて直接フィルター挿
入枠24内へ挿入するようになっている。フィルター2
2の挿入完了後、洗浄装置は運転を開始し、フィルター
挿入枠24は下方の洗浄槽28へと搬送される。また、
洗浄装置20の本体部には、前記フィルター挿入枠24
の上下面を上下方向に貫通していて、かつ屈曲を有する
棒状体44が設けられており、前記フィルター挿入枠2
4は、前記格子状の枠体31と該棒状体44とが干渉す
ることなく上下動することができる。この棒状体44
は、棒を長手方向に鈍角に2〜3回曲げたものを使用し
ている。材質は鋼を用いているが、錆に強いステンレス
やプラスチックなどで構成することもできる。前記フィ
ルター挿入枠24の格子状の枠体31と前記棒状体は、
すすぎ水をかけるときにフィルター22に噴霧するすす
ぎ水を遮らない程度の太さで構成されている。
した駆動用モータ36と、該駆動用モータの軸上に設け
られたスプロケット38と、該スプロケット38に巻き
掛けられ十分な破断強度を有する搬送用チェーン40
と、前記フィルター挿入枠24をスムーズに上下移動さ
せるために、前後および左右方向を支持するガイドロー
ラ42から構成されている。該ガイドローラ42は、洗
浄装置固定部に設けると共に、前記フィルター挿入枠2
4側には前記ガイドローラ42と接する直線状のガイド
レールが設けられている。前記フィルター挿入枠24
は、前記搬送用チェーン40にブラケット等を介して固
定されており、駆動用モータ36の回転運動を前記搬送
用チェーン40の直線運動に変換して上下動を可能にし
ている。また、前記モータ36は、正逆回転可能なモー
タが使用されている。前記スプロケット38はモータ軸
上ではなく、モータ軸からチェーンや歯車装置等を介し
て別の回転軸上に設置することもできる。また、モータ
軸上にブレーキ等を配設したり運転停止スイッチを設け
たりして、非常時に緊急停止させることもできる。前記
モータには、ブレーキを内蔵したギヤードモータを使用
することもできる。
板46と、前記勾配の最低部に洗浄液を排水する洗浄液
排水配管47を有している。さらに、洗浄槽28には、
洗浄後の洗浄液中から懸濁粒子を取り除くために、洗浄
液中で電解浮上用ガスを発生させる電解浮上装置電極5
0と、前記ガスの気泡と懸濁粒子を一緒に浮上させ排出
するためのフロス排出バルブ52が設けられている。洗
浄廃水の処理は、洗浄槽28の中に溜まっているフィル
ター22を洗浄した洗浄廃水の中に、ポリ塩化アルミニ
ウム(PAC)をAl2O3として10〜100mg/
l(市販の8%原液ベースでは500〜1000pp
m)、好ましくは40〜80mg/l、高分子凝集剤を
0.1〜1.0mg/l、好ましくは0.25〜0.5
mg/lを加え、所定時間保持させる。高分子凝集剤と
しては、アニオン系の高分子凝集剤、例えばポリアクリ
ルアミド等を用いることができるが、これに限定されな
い。懸濁粒子を凝集させた後、制御盤64の整流器の電
源(電解用電源)を入れ、洗浄槽28の底部に設置して
いる電解浮上装置電極50に1A/dm2〜10A/d
m2好ましくは2.5A/dm2〜5A/dm2の電流
を流す。電流は直流電流であることが好ましいが、これ
に限定されない。すると、電解浮上装置電極50の表面
から電解浮上用ガスが発生し、その気泡により、懸濁粒
子の凝集物を水面まで浮上させる。これによりフィルタ
ー洗浄廃水中の懸濁粒子の濃度は150mg/l以下に
まで低減され、洗浄廃水は河川等に放水可能な水質まで
簡単に処理される。
入枠24の上部の梁に固定されたすすぎ用シャワーノズ
ル54を用いてすすぎ水を噴出させている。洗浄装置側
部には、すすぎ水を貯蔵しているすすぎ水供給タンク5
6と、すすぎ水を供給するためのすすぎ水供給ポンプ5
8と、上記用品にそれぞれ配水するための水道水および
温水供給配管60、すすぎ水供給ポンプ抜き出し配管6
1、排水配管62、オーバーフロー配管63が設けられ
ている。すすぎ作業エリアの全側面および天井部には、
すすぎ水が装置外部に飛散するのを防止する防滴カバー
66が取り付けられている。さらに飛散した水は防滴カ
バー66によりすべて洗浄槽28へ流れ落ちるように構
成されている。また、洗浄槽28での洗浄作業の終了
後、フィルター挿入枠24は駆動装置26により前記洗
浄槽28から上方へ搬送され、すすぎ装置30のすすぎ
用シャワーノズル54からすすぎ水が噴霧される。噴霧
する際には、すすぎ水は0.1〜0.3 MPaの水圧
で噴霧することが好ましいが、これに限定されず、洗浄
するフィルターによって適切な値に設定することができ
る。
れの工程で制御すると共に、すすぎ水や排水の制御をす
るための制御盤64が設けられている。該制御盤64
は、マイコンやプログラマブルコントローラーなどを用
いて専用プログラムにより工程を制御することもでき、
またリレーシーケンス等により入力信号を接点で切り替
えて制御することもできる。さらに、各工程での異常の
有無等を人間の視覚または聴覚により確認できる表示機
を付加することもできる。
は、フィルター挿入枠24に設けられた正面の開閉扉3
2が、フィルター22を直接挿入するのに十分な大きさ
を有しており、かつフィルター挿入枠24内部には、前
記棒状体44が上下に貫通して設けられている。これに
より従来から使用していた倒れ防止用の金網ケースなど
の介在物を使用しなくても、フィルター22を前記棒状
体44に立て掛けて置くことでフィルター挿入枠24内
部でのフィルター22の転倒を防止することができる。
0では、フィルター挿入枠24に設けられたフィルター
22を挿入するための開閉扉32を装置正面に設けるこ
とにより、従来の横からフィルター22を挿入していた
構造に比べ、すべての作業を正面で行なうことができ、
作業スペースや設置スペースを大幅に削減することがで
きる。
0では、洗浄工程におけるフィルター22の洗浄は、前
記フィルター挿入枠24をバイブレータ34によって振
動させ、連続的に、または浸漬時のみ間欠的に行なう。
フィルター挿入枠24を振動した状態で引き上げると、
フィルター内部の集合粒子は振動により分解し、微粒子
となって、フィルター内洗浄水の落下流出と共に、短時
間に排出される。洗浄工程の洗浄水に、必要に応じ、
0.01〜0.1wt%の洗剤を添加することで、洗浄
効率を更に高くすることができる。洗剤は市販のアルカ
リ性洗剤、または中性洗剤を用いることができる。
て設けた屈曲を有する棒状体44は、前記フィルター挿
入枠24の上下動の際にフィルター22を屈曲の形状に
合わせて歪ませるため、上記振動では取れなかった懸濁
粒子に比べ大きな粒子などを強制的に取り除くことがで
きる。好ましくはフィルター挿入枠24を振動した状態
で、数分〜数十分間予備浸漬した後、5〜10秒間浸漬
するステップと、5〜10秒間引き上げるステップとを
繰り返す。この工程によって、短時間に多量のフィルタ
ー22を劣化させることなく、効率よく洗浄することが
できる。洗浄工程の洗浄水に、必要に応じ、0.01〜
0.1wt%の洗剤を添加することで、洗浄効率を更に
高くすることができる。洗剤は市販のアルカリ性洗剤、
または中性洗剤を用いることができる。
0では、ガイドローラ42を洗浄装置20の固定部に設
けてフィルター挿入枠24を案内するため、フィルター
挿入枠24が上下に移動するときに前記棒状体44から
受ける反作用の力に対抗して振動を抑えると共に、静粛
な運転を実現する。
0では、水道水および温水供給配管、すすぎ水供給ポン
プ抜き出し配管、排水配管、オーバーフロー配管に接続
し、内部に液面計を設置したすすぎ水供給タンクを設け
ている。これにより、本装置側部に設けた制御盤からの
制御信号により、すすぎ水の量や排水量を自動制御する
ことができ、短時間でかつ経済的に工程を進めることが
できる。
0では、前記洗浄槽28の底部に勾配を設け、さらにそ
の最低部に洗浄水を排出する排出口を設けたことによ
り、確実にかつすみやかに排水を行なうことができるた
め、次の洗浄工程に短時間で取りかかることができ、か
つ洗浄槽28をクリーンに保つことができる。
0では、洗浄槽28の上部の全側面および天井部に飛散
防止用の防滴カバー66を設けたことにより、噴霧した
すすぎ水が洗浄槽28の上方のすすぎ作業エリアから装
置外部へ飛散しないようにすると共に、すすぎ後の水を
全て洗浄槽28に流し落すことができる。これにより、
上記すすぎ工程で飛散するすすぎ水で洗浄装置外部を濡
らしたりすることがなく、作業環境を良好な状態に維持
することができる。
フィルター挿入枠24から取外し、乾燥される。引続き
汚れたフィルター22をフィルター挿入枠24に挿入
し、洗浄する工程を数回繰り返した後、洗浄水中の懸濁
粒子が所定濃度を超えた時点で洗浄操作をやめ、洗浄廃
水の処理を行なう。所定濃度は400〜600mg/l
である。
説明する。ただし、以下の説明は本発明を限定するもの
ではない。
から実施例10を示す。
述の方法に従って洗浄した。1100mm×990mm
×690mmの洗浄槽28に0.5m3の水を入れ、市
販アルカリ洗剤0.0〜0.1wt%を溶かし、浸漬時
間が一回あたり5〜10秒、引き上げ時間が一回あたり
5〜10秒の繰り返し数30回で洗浄した。全洗浄時間
を通して、フィルター挿入枠24に取付けた20Wのバ
イブレータ34を連続的にまたは間欠的に振動させた。
本実施例では、300mm×250mm×20mm厚の
フィルター22を洗浄用のサンプルとして用いて、フィ
ルター挿入枠24に取付けた20Wのバイブレータ34
を連続的に振動させながら、浸漬時間を一回あたり10
秒、引き上げ時間を一回あたり10秒の繰り返し数10
0回で洗浄した後、乾燥し、乾燥後の重量減を求め、そ
の値を洗浄前重量のwt%として求めたものが、表1に
示すフィルターの付着物量である。
剤または市販の中性洗剤を用いることができる。実施例
ではアルカリ洗剤としてライオン(株)のトップ(商品
名)を、中性洗剤としてライオン(株)のママレモン(商
品名)を使用した。また、適正洗剤量は0.01〜0.
1wt%である。
5秒〜10秒であるが、それに限定されず適当な範囲に
設定することができる。浸漬、引き上げの繰り返し数は
洗浄率の目標によって、適当に変えることができるが、
好ましくは20〜40回が適正である。また、バイブレ
ータ34による連続的振動と浸漬時のみ振動する間欠振
動の洗浄率を比較すると、連続的振動を行った時の洗浄
率が若干高い。これらの適正条件で洗浄することによ
り、89〜99%の洗浄効果を得ることができた。これ
らの値は従来の方法に比べて大きく上昇している。
例11から実施例15の結果を示す。
示す洗浄装置を用いて、高速道路料金所の空調機のフィ
ルターを洗浄し、廃水処理前のSS濃度が520mg/
lの廃水を作り、試験に供した。
理することができる容器底部に、電解浮上用ガスを発生
させる電解浮上装置電極を設置した電解浮上廃水処理試
験装置を用いて試験した。表2の実施例11に示すよう
に、ポリ塩化アルミニウムを無添加の場合には懸濁粒子
の凝集が不十分となり、処理水のSS濃度は充分に下が
らない。ポリ塩化アルミニウムの添加量が10〜100
mg/l、高分子凝集剤の添加量が0.1〜1.0mg
/l、電解浮上電流密度が1〜10A/dm2の条件範
囲では懸濁粒子を河川への放水規制値以下まで、短時間
に電解浮上分離することができる。
上記の条件で操作することによって、処理水のSS濃度
を10〜100mg/lにまで低減することができた。
ルター洗浄装置は、フィルターを直接挿入するフィルタ
ー挿入枠と、該フィルター挿入枠を上下に搬送する駆動
装置と、洗浄液を貯める洗浄槽と、前記フィルターを洗
浄するために前記フィルター挿入枠に振動を起こすバイ
ブレータと、前記フィルターをすすぐためのすすぎ装置
とを設けたことにより、高速道路料金所やビルの空調用
のフィルターを劣化させずに短時間に洗浄すると共に、
その排水も容易にかつ短時間に処理することができる。
ある。
係る左側面図である。
係る平面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 空調設備等の汚れたフィルターを洗浄す
るための洗浄装置において、前記フィルターを直接挿入
するフィルター挿入枠と、該フィルター挿入枠を上下に
搬送する駆動装置と、洗浄液を貯める洗浄槽と、前記フ
ィルターを洗浄するために前記フィルター挿入枠に振動
を起こすバイブレータと、前記フィルターをすすぐため
のすすぎ装置とを具備したことを特徴とする空調機用フ
ィルター洗浄装置。 - 【請求項2】 前記フィルター挿入枠の外形全面を格子
状の枠体で構成し、かつ本装置の正面方向の格子面に前
記フィルターを出し入れするための開閉扉を設けたこと
を特徴とする請求項1に記載の空調機用フィルター洗浄
装置。 - 【請求項3】 装置本体に固定され、前記フィルター挿
入枠の上下面の格子穴を略垂直に貫通しており、かつ前
記フィルター挿入枠の移動時にフィルターを押圧して変
形させるための屈曲を有する棒状体を具備したことを特
徴とする請求項1または2に記載の空調機用フィルター
洗浄装置。 - 【請求項4】 前記フィルター挿入枠を搬送するための
モータと、回転軸上に配設されたスプロケットと、該ス
プロケットに巻装され前記フィルター挿入枠に固定され
たチェーンとを備えた前記駆動装置において、前記フィ
ルター挿入枠を振動なく案内するガイドローラを洗浄装
置固定部に設けたことを特徴とする請求項1から3まで
のいずれかに記載の空調機用フィルター洗浄装置。 - 【請求項5】 水道水または温水を供給するための配管
と、すすぎ水の量を調整するための配管と、排水配管と
に接続され、内部に液面計を設置したすすぎ水供給タン
クを設置したことを特徴とする請求項1から4までのい
ずれかに記載の空調機用フィルター洗浄装置。 - 【請求項6】 洗浄槽の底板に勾配を設け、該勾配の最
低部に洗浄水を排出する配管を設置したことを特徴とす
る請求項1から5までのいずれかに記載の空調機用フィ
ルター洗浄装置。 - 【請求項7】 前記洗浄槽上部の天井および側面部に、
すすぎ水の飛散を防ぐための防滴カバーを設置したこと
を特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の空
調機用フィルター洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002051889A JP3524910B2 (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | 空調機用フィルター洗浄装置 |
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JP2002051889A JP3524910B2 (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | 空調機用フィルター洗浄装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003251286A true JP2003251286A (ja) | 2003-09-09 |
JP3524910B2 JP3524910B2 (ja) | 2004-05-10 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200132353A (ko) * | 2019-05-17 | 2020-11-25 | 오스템임플란트 주식회사 | 치과용 진료 오수 배출 장치 및 그의 자동 필터 세척 방법 |
-
2002
- 2002-02-27 JP JP2002051889A patent/JP3524910B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20200132353A (ko) * | 2019-05-17 | 2020-11-25 | 오스템임플란트 주식회사 | 치과용 진료 오수 배출 장치 및 그의 자동 필터 세척 방법 |
KR102332265B1 (ko) * | 2019-05-17 | 2021-11-30 | 오스템임플란트 주식회사 | 치과용 진료 오수 배출 장치 및 그의 자동 필터 세척 방법 |
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