JP2003250703A - 加熱又は加温装置並びに芳香材用加熱装置 - Google Patents

加熱又は加温装置並びに芳香材用加熱装置

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JP2003250703A
JP2003250703A JP2002059966A JP2002059966A JP2003250703A JP 2003250703 A JP2003250703 A JP 2003250703A JP 2002059966 A JP2002059966 A JP 2002059966A JP 2002059966 A JP2002059966 A JP 2002059966A JP 2003250703 A JP2003250703 A JP 2003250703A
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heating element
fragrance material
pedestal
mounting member
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JP2002059966A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Shimizu
紀行 清水
Keiji Inoue
計司 井上
Tatsuo Shimizu
達雄 清水
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SEAM KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陶磁製材料と金属発熱体とを構成要素とする
ものであっても、該陶磁製材料により成形された皿など
の容器に対して金属発熱体を安定した状態で固定するこ
とができるとともに該金属発熱体が脱落する危険性を有
効に防止することができる新規な加熱又は加温装置並び
に芳香材用加熱装置を提供する。 【解決手段】陶磁製材料により略皿状に成形されてなり
上面には被加熱体又は被加温体が載置される載置部2
と、この載置部2の上面に載置される被加熱体又は被加
温体を加熱又は加温するとともに上記載置部2に内蔵さ
れてなる内蔵部4aと、この内蔵部4aに連続してなり
上記載置部2の外部に露出してなる二つの電極部4b,
4cと、を有する金属発熱体4と、を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば、調理され
た食品などを加熱し又は加温するために使用される加熱
又は加温装置並びに芳香材を加熱する芳香材用加熱装置
に関するものであり、特に、陶磁製材料と金属発熱体と
を構成要素とした加熱又は加温装置並びに芳香材用加熱
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、食品を調理するために使用さ
れる食品調理器や、調理された食品を保温し又は加温す
る装置であって、陶磁製材料と金属発熱体とを構成要素
としたものは、加熱装置,加温装置,保温装置などの名
称で様々な技術が提案され又は実施されている。例え
ば、実開平6−56651号に開示された食品保温具
は、陶磁製材料と金属発熱体とを構成要素とし、この金
属発熱体の発熱により食品を保温しようとするものであ
る。すなわち、この食品保温具は、皿状に成形された陶
磁器の下面に金属発熱体を固定し、この金属発熱体の発
熱により、上記皿状に成形された陶磁器に載置又は収容
された食品を保温するように構成されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た陶磁製材料と金属発熱体とを構成要素とした技術は、
上記公開公報に開示された食品保温具を含めて、全て陶
磁製材料により成形された部材の下面(及び/又は外
周)に金属発熱体を配したものであり、陶磁製材料によ
り成形された皿などの容器は、成形後に行われる焼成に
より収縮することから、必ずしも金属発熱体などを安定
した状態で固定することはできず、また、固定された金
属発熱体が脱落する危険性を否定することができない。
【0004】そこで、本発明は、上述した従来の加熱装
置,加温装置又は保温装置などの被加熱体又は加温体を
加熱し又は加温する装置が有する課題を解決するために
提案されたものであって、陶磁製材料と金属発熱体とを
構成要素とするものであっても、該陶磁製材料により成
形された皿などの容器に対して金属発熱体を安定した状
態で固定することができるとともに該金属発熱体が脱落
する危険性を有効に防止することができる新規な加熱又
は加温装置並びに芳香材用加熱装置を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、第1の発明(請
求項1記載の発明)は、加熱又は加温装置に係るもので
あって、陶磁製材料により略皿状に成形されてなり上面
には被加熱体又は被加温体が載置される載置部と、この
載置部の上面に載置される被加熱体又は被加温体を加熱
又は加温するとともに上記載置部に内蔵されてなる内蔵
部と、この内蔵部に連続してなり上記載置部の外部に露
出してなる二つの電極部と、を有する金属発熱体と、を
備えてなることを特徴とするものである。
【0006】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
は、上記第1の発明において、前記載置部材は、前記金
属発熱体を構成する内蔵部が内蔵された後に焼成されて
なることを特徴とするものである。
【0007】上記第1の発明を構成する金属発熱体は、
電圧が印加されることにより発熱する金属であれば良
く、板状,線状などその形状は勿論、大きさについても
特に限定されるものではない。また、請求項2記載の発
明のように、載置部材は、前記金属発熱体を構成する内
蔵部が内蔵された後に焼成される場合には、焼成により
載置部材にクラックが発生することを防止するために、
細いフィラメントを使用することが好ましい。こうした
クラックの発生を防止するために金属発熱体としてフィ
ラメントを用いる場合には、陶磁製材料の成分や焼成温
度にもよるが、約0.02mm〜1.5mmの直径とな
されたものを使用することが好ましく、より好ましく
は、0.02mm〜0.5mmの直径となされたものを
使用する。なお、本発明を構成する被加熱体又は被加温
体は、食品,薬品その他、加熱又は加温することが必要
なもの全てを指す。
【0008】上述した発明によれば、金属発熱体に電圧
が印加されることにより載置部材が加熱又は加温され、
これによって、該載置部材に載置された被加熱体又は被
加温体が加熱又は加温されるばかりではなく、金属発熱
体は、内蔵部が載置部材に内蔵されていることから、金
属発熱体を安定した状態で固定することができるととも
に該金属発熱体が載置部材から脱落する危険性を有効に
防止することができる。また、上記金属発熱体は、内蔵
部が載置部材に内蔵されていることにより、金属発熱体
の空気中への露出を最小限にとどめることが可能にな
り、該金属発熱体の酸化による寿命の減少を有効に防止
することができるとともに、使用者等がこの金属発熱体
に接触することによる感電の危険性も有効に回避するこ
とが可能となる。
【0009】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
は、前記第1又は第2の発明において、前記金属発熱体
を構成する二つの電極部は、前記載置部材の下面に露出
してなるとともに、該載置部材の下面には、上記金属発
熱体に接続される電源が収納される電源収納部が形成さ
れ、この電源収納部の外側には、載置部材に固定され又
は連続した脚部が形成されてなることを特徴とするもの
である。
【0010】この第3の発明によれば、電源収納部は、
脚部によって外部から隠れ又は外部に露出し難くなるこ
とから、外観に優れた加熱又は加温装置とすることがで
きる。なお、この電源収納部に収納される電源として
は、電池や降電圧装置等、少なくとも電流を上記金属発
熱体に供給することができるものを指す。この電源の中
でも、電池を使用し、上記電源収納部内に電池を収納す
ることができるようにすることにより持ち運びも楽なも
のとすることができる。
【0011】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
は、芳香材用加熱装置に係るものであって、陶磁製材料
により略皿状に成形されてなり上面には芳香材が載置さ
れる芳香材載置部と、この芳香材載置部の上面に載置さ
れる芳香材を加熱するとともに該芳香材載置部に内蔵さ
れてなる内蔵部と、この内蔵部に連続してなり上記芳香
材載置部の外部に露出してなる一方及び他方の電極部
と、を有する金属発熱体と、を備えてなることを特徴と
するものである。
【0012】この第4の発明による場合であっても、芳
香材載置部に載置された芳香材は、上記金属発熱体を構
成する一方及び他方の電極部に電圧が印加されることに
より発熱し、これにより芳香材が加熱され、その香ばし
い香りが辺りに芳香されるばかりではなく、この金属発
熱体は、芳香材載置部に対して安定した状態で固定され
脱落する可能性も防止することができる。なお、本発明
により加熱される芳香材としては、例えば、ラベンダ
ー,ミント,レモンバーム,ローズマリー等のハーブや
このハーブから得られたオイル或いは茶葉、更には伽
羅,白檀等の香木等、少なくとも加熱することにより芳
香され或いはより芳香されるものを指す。
【0013】また、第5の発明(請求項5記載の発明)
は、台座及びこの台座に配設され電源と接続される一方
及び他方の台座側電極部と、上記台座上に載置されると
ともに陶磁製材料により略皿状に成形され上面には芳香
材が載置される芳香材載置部材と、この芳香材載置部材
の上面に載置される芳香材を加熱するとともに該芳香材
載置部材に内蔵されてなる内蔵部と、この内蔵部に連続
してなり該芳香材載置部材の外部に露出してなるととも
に上記一方又は他方の台座側電極部に接触する一方及び
他方の載置部材側電極部と、を有する金属発熱体と、を
備えてなることを特徴とするものである。
【0014】この第5の発明による場合では、上記第4
の発明と同様な作用効果を実現できるばかりではなく、
台座と、芳香材載置部とは別体とされているとともに、
該台座と芳香材載置部材とは、一方及び他方の台座側電
極部と一方及び他方の載置部材側電極部との接触によ
り、金属発熱体に電圧が印加されることから、地震等に
よる振動により、或いは不用意にこの芳香材用加熱装置
が転倒した場合には、それまで接触していた一方及び他
方の台座側電極部と一方及び他方の載置部材側電極部と
は、必ず離れ、通電状態が解除されることから、従来の
ロウソクの炎を利用した芳香材用加熱装置に比べて極め
て安全な芳香材用加熱装置とすることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
加熱又は加温装置(以下、加温装置と言う。)及び芳香
材用加熱装置について、図面を参照しながら詳細に説明
する。先ず、加温装置1について説明する。
【0016】この加温装置1は、天ぷらや煮物などの調
理された食品を加温し、大気の温度により冷めてしまう
ことを防止するために使用されるものであって、図1に
示すように、皿状に成形された食品載置部2と、この食
品載置部2の下面に形成された脚部3とを備えている。
上記食品載置部2は、陶磁製材料により平面形状がほぼ
円盤状に成形され、外周縁側から中心方向に亘って徐々
に窪んだものとされている。また、上記食品載置部2の
下面には、筒状の脚部3が形成され、この脚部3は基端
側から下端側に亘って徐々に拡径されている。なお、こ
の脚部3も陶磁製材料により成形されている。
【0017】また、上記食品載置部2には、本発明を構
成する金属発熱体としてのフィラメント4が配設されて
いる。このフィラメント4は、約0.2mmの外径を有
するものであり、図1に示すように、上記食品載置部2
に内蔵されている内蔵部4aと、この内蔵部4aと連続
してなり該食品載置部2の底面から露出してなる一方の
電極4b及び他方の電極4cとから構成されている。上
記内蔵部4aは、図2に示すように、上記食品載置部2
内を蛇行した状態で配設されてなるものであり、また、
上記一方及び他方の電極部4b,4cは、該食品載置部
2の下面であって、上記脚部3の内側に露出している。
なお、上記フィラメント4は、上記食品載置部2の成形
過程において、上記内蔵部4aが内蔵されるとともに、
上記一方及び他方の電極部4b,4cが、上述のよう
に、脚部3の内側に露出するように配置させ、その後に
焼成されたものである。
【0018】また、上記脚部3の内側には、(本発明を
構成する電源収納部としての)電池ボックス5が固定さ
れており、この電池ボックス5には、上記一方及び他方
の電極4b,4cに着脱自在に接続され且つ該電池ボッ
クス5にも着脱可能となされた電池(二次電池)6が収
納されている。
【0019】したがって、上述した加温装置1によれ
ば、フィラメント4は、内蔵部4aが食品載置部2内に
内蔵されていることから、該食品載置部2に安定した状
態で固定することができ、また、脱落する危険性もな
い。また、このフィラメント5は、上記電池ボックス5
内に収納された電池6からの電圧が印加され、これによ
って食品載置部2が加温されることから、該食品載置部
2の上面に載置された食品は、大気の温度により冷えて
しまうことがなく、調理された直後の味に近い味で食す
ることが可能となる。また、この加温装置1では、電池
6を収納する電池ボックス5が、脚部3の内側に固定さ
れていることから、図示しないテーブルなどの上に置か
れた場合には、上記電池6及び電池ボックス5は外部に
露出されず、通常の皿(食器)と同じ外観を呈したもの
とすることができる。
【0020】なお、上記実施の形態に係る加温装置1で
は、脚部3も食品載置部2と同じように陶磁製材料によ
り成形したが、本発明は、脚部が必ずしも陶磁製材料か
らなるものであることはなく、樹脂又は木などの他の材
料・素材からなるものであっても良い。また、上記加温
装置1では、フィラメント4を構成する内蔵部4aが、
食品載置部2内を蛇行するように配されたものを図示し
て説明したが、本発明を構成する内蔵部は、このように
蛇行したものばかりではなく、例えば、渦巻き状とされ
てなるものであっても良い。
【0021】次に、芳香材用加熱装置10について、図
面を参照しながら詳細に説明する。この芳香材用加熱装
置10は、芳香材としての茶葉を加熱するためのもので
あって、図3に示すように、台座11と、この台座11
上に載置される芳香材載置部材12とを備えている。
【0022】上記台座11は、陶磁製材料により略壺状
に成形され焼成されてなるものであって、側壁11aに
は、複数の透孔11bが形成され、上部には、円形状の
開口11cが形成されている。また、図4に示すよう
に、底部外周には脚部11dが形成され、これら脚部1
1dの内側に形成された底板部11eの中心には、底穴
11fが形成されている。そして、この台座11内に
は、上記底板部11e上に載置固定されたランプ13が
配設されている。このランプ13は、着座板14と、こ
の着座板14の上面に固定されたランプ本体15から構
成されている。
【0023】また、この台座10の側壁11aには、一
方及び他方の台座部側電極16,17が取り付けられて
いる。これら一方及び他方の台座側電極16,17は、
それぞれ銅板からなるとともに、該一方の台座側電極1
6は、上記側壁11aの上端側内側に形成された一方の
取付部18に着脱可能に取り付けられており、また、上
記他方の台座側電極17は、この一方の取付部18と対
向する位置に形成された他方の取付部19に着脱可能に
取り付けられている。また、これら一方の台座側電極1
6の上端側は、折曲部(符号は省略する。)を介して略
水平とされてなる一方の接触部16aが形成され、他方
の台座側電極17の上端も、折曲部(符号は省略す
る。)を介して略水平とされた他方の接触部17aが形
成され、これら一方及び他方の接触部16a,17a
は、それぞれ上記開口11cに突出されている。また、
上記一方及び他方の台座側電極16,17の下端は、図
3及び図6に示すように、それぞれ一方及び他方のリー
ド線20,21に接続され、この一方のリード線20
は、上記ランプ本体15に接続され、該ランプ本体15
に接続されたリード線22と、上記他方のリード線21
は、図1に示す降電圧装置23に接続され、この降電圧
装置23は、商用電源に接続されるプラグ24に接続さ
れている。
【0024】また、上記芳香材載置部材12は、図3に
示すように、陶磁製材料により皿状に成形され上面に
は、図示しない芳香材としての茶葉が載置されるもので
あって、この芳香材載置部材12には、金属発熱体26
が固定されている。この金属発熱体26は、図3及び図
5に示すように、芳香材載置部材12に内蔵されてなり
径が約0.2mmのフィラメント26aと、このフィラ
メント26aの一端に固定され該芳香材載置部材12の
底面から露出してなる一方の載置部材側電極26bと、
上記内蔵部26aの他端に固定され該芳香材載置部材1
2の底面から露出してなる他方の載置部材側電極26c
とから構成されている。上記フィラメント26aは、図
5に示すように、一方から他方に蛇行するよう配設され
てなるものであり、両端は僅かに載置部材12の下面に
露出している。なお、上記芳香材載置部材12は、成形
過程で上記金属発熱体26を構成するフィラメント26
aが内部に埋め込まれた後に(乾燥されその後)焼成さ
れてなるものである。また、上記フィラメント26aの
一端には、一方の載置部材側電極26bが固定され、他
端には、他方の載置部材側電極26cが固定されてい
る。これら、一方及び他方の載置部材側電極26b,2
6cは、何れも銅板からなるものであり、この芳香材載
置部材12が、上記台座11に形成された開口11cを
閉塞するように該台座11上に載置されることにより、
該一方の載置部材側電極16bは、上記一方の台座側電
極16の接触部16aに接触し電気的に接続される部位
であって、上記他方の載置部材側電極26cは、上記他
方の台座側電極17の接触部17aに接触し電気的に接
続される部位である。
【0025】また、上記台座側上記載置部材25の裏面
には、図5に示すように、一方の電極取付部27と、他
方の電極取付部28とが形成され、この一方の電極取付
部27により上記一方の載置部材側電極26bが取り付
けられ、他方の電極取付部28により上記他方の載置部
材側電極26cが取り付けられている。なお、上記一方
及び他方の電極取付部27,28は、何れも円柱状に成
形されてなるとともに、互いに上記一方及び他方の載置
部材側電極26b,26cの幅に対応した間隔で並列さ
れてなる一方及び他方の凸部27a,28a,27b,
28bとから構成されている。
【0026】したがって、この芳香材用加熱装置10に
よれば、上記芳香材載置部材12では、金属発熱体26
を構成するフィラメント26aは、芳香材載置部材12
内に内蔵されていることから、該芳香材載置部材12に
安定した状態で固定することができ、また、脱落する危
険性もない。また、この芳香材用加熱装置10では、前
述したように、台座11上に、一方の台座側電極16の
接触部16aと一方又は他方の載置部材側電極26b,
26cとが互いに接触するとともに他方の台座側電極1
7の接触部17aと他方又は一方の載置部材側電極26
c,26bとが互いに接触するように、上記芳香材載置
部材12を載置することにより、上記フィラメント26
aに電圧が印加され、これによって、該芳香材載置部材
12上に載置された図示しない茶葉は加熱され(焙じら
れ)、辺りにはこの茶葉の香りが芳香する。また、この
ときには、上記ランプ本体15が点灯し、この光は上記
台座11の側壁11aに形成された複数の透孔11bか
ら放射される。すなわち、この芳香材用加熱装置10に
よれば、茶葉の加熱による芳香作用ばかりではなく、照
明器具としての機能も果たすことができる。
【0027】また、この芳香材用加熱装置10では、台
座11と芳香材載置部材12とは別体であり、芳香材載
置部材12は台座11上に載置されているに過ぎないこ
とから、上記金属発熱体26に電圧が印加されている状
態において、この芳香材用加熱装置10が、例えば地震
等の振動により転倒し、又は不用意に転倒した場合に
は、それまで互いに接触していた各電極(符号は省略す
る。)は離れ、該金属発熱体26に電圧が印加されない
ので、従来ロウソクの炎を利用して芳香材を加熱するタ
イプのものに比べ、安全な芳香材用加熱装置10とする
ことができる。
【0028】なお、上記実施の形態に係る芳香材用加熱
装置10では、芳香材が載置される部位を芳香材載置部
材12とし、台座11とは別体のものを図示して説明し
たが、本発明(請求項4記載の発明)では、この芳香材
が載置される部位は、台座と一体成形されてなり、芳香
材は、図示しない芳香材載置部の上面に載置されるもの
であっても良い。
【0029】
【発明の効果】前述した本発明の各実施の形態の説明か
らも明らかなように、本発明(請求項1記載の発明及び
請求項2記載の発明)によれば、金属発熱体に電圧が印
加されることにより載置部材が加熱又は加温され、これ
によって、該載置部材に載置された被加熱体又は被加温
体が加熱又は加温されるばかりではなく、金属発熱体
は、内蔵部が載置部材に内蔵されていることから、金属
発熱体を安定した状態で固定することができるとともに
該金属発熱体が載置部材から脱落する危険性を有効に防
止することができる。上記金属発熱体は、内蔵部が載置
部材に内蔵されていることにより、金属発熱体の空気中
への露出を最小限にとどめることが可能になり、該金属
発熱体の酸化による寿命の減少を有効に防止することが
できるとともに、使用者等がこの金属発熱体に接触する
ことによる感電の危険性も有効に回避することが可能と
なる。
【0030】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
によれば、電池収納部は、脚部によって外部から隠れ又
は外部に露出し難くなることから、外観に優れた加熱又
は加温装置とすることができる。
【0031】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
による場合であっても、芳香材載置部に載置された芳香
材は、上記金属発熱体を構成する一方及び他方の電極部
に電圧が印加されることにより発熱し、これにより芳香
材が加熱され、その香りが辺りに芳香されるばかりでは
なく、この金属発熱体は、芳香材載置部に対して安定し
た状態で固定され脱落する可能性も防止することができ
る。
【0032】また、第5の発明(請求項5記載の発明)
によれば、上記第4の発明と同様な作用効果を実現でき
るばかりではなく、台座と、芳香材載置部とは別体とさ
れているとともに、該台座と芳香材載置部材とは、一方
及び他方の台座側電極部と一方及び他方の載置部材側電
極部との接触により、金属発熱体に電圧が印加されるこ
とから、地震等による振動により、或いは不用意にこの
芳香材用加熱装置が転倒した場合には、それまで接触し
ていた一方及び他方の台座側電極部と一方及び他方の載
置部材側電極部とは、必ず離れ、通電状態が解除される
ことから、従来のロウソクの炎を利用した芳香材用加熱
装置に比べて極めて安全な芳香材用加熱装置とすること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】加温装置の脚部を破断して示す側面図である。
【図2】加温装置の平面図である。
【図3】芳香材用加熱装置を分解して示す分解斜視図で
ある。
【図4】芳香材用加熱装置の台座を破断して示す側面図
である。
【図5】芳香材用加熱装置の平面図である。
【図6】台座を示す平面図である。
【符号の説明】 1 加温装置 2 食品載置部 3 脚部 4 フィラメント 4a 内蔵部 4b 一方の電極 4c 他方の電極 5 電池ボックス 6 電池 10 芳香材用加熱装置 11 台座 12 芳香材載置部材 16 一方の台座側電極 17 他方の台座側電極 26 金属発熱体 26a フィラメント 26b 一方の載置部材側電極 26c 他方の載置部材側電極
フロントページの続き Fターム(参考) 3K034 AA02 AA04 BA06 BB06 CA28 JA10 3K092 PP03 QA05 QB02 QB45 QC25 QC59 RF03 RF11 RF19 RF27 VV25 4B055 AA31 BA10 CA01 CA20 CA71 DA04 4C080 AA03 BB03 CC01 HH03 HH05 JJ01 KK04 LL01 MM16 MM31 QQ14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陶磁製材料により略皿状に成形されてな
    り上面には被加熱体又は被加温体が載置される載置部
    と、 この載置部の上面に載置される被加熱体又は被加温体を
    加熱又は加温するとともに上記載置部に内蔵されてなる
    内蔵部と、この内蔵部に連続してなり上記載置部の外部
    に露出してなる二つの電極部と、を有する金属発熱体
    と、 を備えてなることを特徴とする加熱又は加温装置。
  2. 【請求項2】 前記載置部は、前記金属発熱体を構成す
    る内蔵部が内蔵された後に焼成されてなることを特徴と
    する請求項1記載の加熱又は加温体。
  3. 【請求項3】 前記金属発熱体を構成する二つの電極部
    は、前記載置部の下面に露出してなるとともに、該載置
    部の下面には、上記金属発熱体に接続される電源が収納
    される電源収納部が形成され、この電源収納部の外側に
    は、載置部材に固定又は連続した脚部が形成されてなる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の加熱又は加温装
    置。
  4. 【請求項4】 陶磁製材料により略皿状に成形されてな
    り上面には芳香材が載置される芳香材載置部と、 この芳香材載置部の上面に載置される芳香材を加熱する
    とともに該芳香材載置部に内蔵されてなる内蔵部と、こ
    の内蔵部に連続してなり上記芳香材載置部の外部に露出
    してなる一方及び他方の電極部と、を有する金属発熱体
    と、 を備えてなることを特徴とする芳香材用加熱装置。
  5. 【請求項5】 台座及びこの台座に配設され電源と接続
    される一方及び他方の台座側電極部と、 上記台座上に載置されるとともに陶磁製材料により略皿
    状に成形され上面には芳香材が載置される芳香材載置部
    材と、 この芳香材載置部材の上面に載置される芳香材を加熱す
    るとともに該芳香材載置部材に内蔵されてなる内蔵部
    と、この内蔵部に連続してなり該芳香材載置部材の外部
    に露出してなるとともに上記一方又は他方の台座側電極
    部に接触する一方及び他方の載置部材側電極部と、を有
    する金属発熱体と、 を備えてなることを特徴とする芳香材用加熱装置。
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