JP2003250614A - 指 輪 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 品質表示などの刻印を外から容易に識別でき
るとともに、デザイン変更も容易に行なえるようにす
る。 【解決手段】 指輪本体５の円環部に固定小リング７を
密嵌し、この固定小リング７の表面部に文字、記号、標
識などを刻印するか、装飾などを施している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、指輪本体に小リン
グを嵌め込んだ指輪に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の指輪では、品質表示や記念の日付
などの刻印は指輪の内側に施すのが一般的であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このように従来の指輪
は品質表示などを刻印するにあっては指輪の内側に施し
ており、この作業に大変な困難が伴うものであり、特殊
な機器も必要であった。また、せっかく刻印しても装着
時には、外からまったく見ることができないという問題
があった。また、従来の指輪では、デザイン変更をしよ
うとすると、大きく作り替えなければならないという問
題があった。

【０００４】本発明は、このような従来の技術が有する
課題を解決するために提案されたものであり、品質表示
などの刻印を外から容易に識別できるとともに、デザイ
ン変更も容易に行なえる指輪を提供することを目的とす
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明による指輪は、指輪本体の円環部に固定小リン
グを密嵌しこの固定小リングの表面部に文字、記号、標
識などを刻印するか、装飾などを施す構成としてある。

【０００６】また、本発明による指輪は、指輪本体の円
環部に可動小リングを遊嵌し、この可動小リングの表面
部に文字、記号、標識などを刻印するか、装飾などを施
す構成としてある。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図１の正面図に、本発明によ
る装飾用指輪の一実施形態を示し、図２にその側面図を
示す。これらの図で、装飾石１を嵌め込んだ指輪本体２
の円環部には、平面略楕円形をなす固定小リング３が密
嵌されている。指輪本体２に固定小リング３を嵌め込む
には、指輪本体２の円環部の一部を切断して開き、固定
小リング３を円環部に密嵌したあと、切断部を接合する
ようにする。

【０００８】固定小リング３の平面部には、図３（ａ）
の例では商標が刻印されており、図３（ｂ）の例ではイ
ニシャルが刻印されている。また、図３（ｃ）の例では
装飾石４が嵌め込まれている。これらの文字の刻印や装
飾石の取り付けは、容易に行なうことができ、指輪を装
着したときでも、刻印文字や装飾石を外部から容易に識
別することができる。また、固定小リング３の平面部に
装飾石を嵌め込むことで、装飾性を高められるととも
に、指輪のデザイン変更を容易に行なうことができる。

【０００９】つぎに、図４乃至図７に示す他の実施形態
の装飾用指輪を説明する。図４および図５では、指輪本
体５，６の円環部にベルト状の固定小リング７，８を密
嵌した例が示されている。図４の例では、固定小リング
７の表面部に装飾石９が嵌め込まれており、図５の例で
は、固定小リング８の表面部にイニシャルが刻印されて
いる。また、図６の例では、指輪本体１０の円環部にエ
ッグ形の固定小リング１１が密嵌されており、図７の例
では、指輪本体１２の円環部に小判形の固定小リング１
３が密嵌されている。

【００１０】つぎに、図８乃至図１０に示す他の実施形
態の装飾用指輪を説明する。図８に示す指輪では、指輪
本体１４の円環部に、可動小リング１５を遊嵌した例が
示されている。図９の指輪では、指輪本体１６の円環部
に、装飾石１７を取り付けた可動小リング１８を遊嵌し
た例が示されている。また、図１０に示す指輪では、指
輪本体１９の円環部に２本の可動小リング２０，２１が
遊嵌されており、一方の可動小リング２０にはイニシャ
ルが刻印され、他方の可動小リング２１には装飾石２２
が嵌め込まれている。このように装飾用指輪に、可動小
リングを嵌め込むことで指輪のデザイン変更を容易に行
なうことができる。また、可動小リングの取り付けは、
誕生日毎や各種の記念日毎に行なうことが考えられる。

【００１１】つぎに、指輪本体に可動小リングを遊嵌さ
せる方法を図１１乃至図１８図に基づいて説明する。図
１１の可動小リング２３は、蝶番タイプとなっており、
ピン２４を支点として開閉させることで、指輪本体に遊
嵌させることができる。図１２の可動小リング２５は、
突端部をひねることで、リングを形成することができる
ようになっている。また、図１３の可動小リング２６
は、フック２７を開閉させることで、指輪本体に遊嵌さ
せることができるようになっている。また、図１４の可
動小リング２８は、Ｕ字形の突端部をねじ２９で止める
ことで、リングを形成するようになっている。

【００１２】また、図１５の可動小リング３０は、リン
グ突端部に差し込み凸部３１と差し込み凹部３２が形成
されており、凸部３１と凹部３２の開閉により、指輪本
体に遊嵌させることができるようになっている。また、
図１６の可動小リング３３は、両先端部をワイヤ３４で
しばることで、リングを形成できるようになっている。
また、図１７の可動小リング３５は、Ｕ字状の突端部を
ワイヤ３６でしばることで、リングを形成できるように
なっている。また、図１８の可動小リング３７は、指輪
本体に挿入したあと、開いた突端部をかしめてリングを
閉ざして、指輪本体に遊嵌させるようになっている。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来のように指輪の内側に品質表示などを刻印するのとは
異なり、指輪に嵌め込んだ小リングに刻印や装飾を簡単
に施すことができるという利点がある。また、小リング
に施した刻印や装飾を外部から容易に確認できるという
利点がある。また、小リングに装飾石などを嵌め込むこ
とで、指輪の装飾性を高めることができるとともに、指
輪のデザイン変更を容易に行なえるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による指輪の一実施形態を示す正面図で
ある。

【図２】上記指輪の側面図である。

【図３】上記指輪の平面図である。

【図４】他の実施形態の指輪を示す斜視図である。

【図５】さらに他の実施形態の指輪を示す斜視図であ
る。

【図６】さらに他の実施形態の指輪を示す斜視図であ
る。

【図７】さらに他の実施形態の指輪を示す斜視図であ
る。

【図８】さらに他の実施形態の指輪を示す斜視図であ
る。

【図９】さらに他の実施形態の指輪を示す斜視図であ
る。

【図１０】さらに他の実施形態の指輪を示す斜視図であ
る。

【図１１】小リングの一実施形態を示す正面図である。

【図１２】他の実施形態の小リングを示す正面図であ
る。

【図１３】さらに他の実施形態の小リングを示す平面図
である。

【図１４】さらに他の実施形態の小リングを示す正面図
である。

【図１５】さらに他の実施形態の小リングを示す平面図
である。

【図１６】さらに他の実施形態の小リングを示す平面図
である。

【図１７】さらに他の実施形態の小リングを示す正面図
である。

【図１８】さらに他の実施形態の小リングを示す正面図
である。

【符号の説明】

１ 装飾石 ２，５，６，１０，１２，１４，１６，１９ 指輪本体 ３，７，８，１１，１３ 固定小リング ４，９，１７，２２ 装飾石 １５，１８，２０，２１ 可動小リング ２３，２５，２６，２８，３０，３３，３５ 可動小リ
ング ２４ ピン ２７ フック ２９ ねじ ３１ 差し込み凸部 ３２ 差し込み凹部 ３４，３６ ワイヤ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 指輪本体の円環部に固定小リングを密嵌
   し、この固定小リングの表面部に文字、記号、標識など
   を刻印するか、装飾などを施すことを特徴とする指輪。
2. 【請求項２】 指輪本体の円環部に可動小リングを遊嵌
   し、この可動小リングの表面部に文字、記号、標識など
   を刻印するか、装飾などを施すことを特徴とする指輪。