JP2003250185A - 移動体通信端末、課金サーバ、移動体通信システムおよび制御プログラム - Google Patents

移動体通信端末、課金サーバ、移動体通信システムおよび制御プログラム

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JP2003250185A
JP2003250185A JP2002189122A JP2002189122A JP2003250185A JP 2003250185 A JP2003250185 A JP 2003250185A JP 2002189122 A JP2002189122 A JP 2002189122A JP 2002189122 A JP2002189122 A JP 2002189122A JP 2003250185 A JP2003250185 A JP 2003250185A
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直 ▲高▼取
Sunao Takatori
Hisanori Kiyomatsu
久典 清松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より安価な使用料の回線を選択することを可
能にする。 【解決手段】 移動体通信端末(101〜10N)は、
複数の移動体通信サービスMS1〜MSnを享受可能で
あり、発呼時に自己に固有な識別符号を送信する。デー
タベースDB1〜DBnは、複数の移動体通信サービス
MS1〜MSnに対して設けられ、移動体通信端末(1
01〜10N)による発呼がなされたときに、その移動
体通信端末(101〜10N)を特定する固有の識別符
号を取得し、その移動体通信端末(101〜10N)の
課金に関する情報を識別符号に関連付けて記憶する。課
金サーバTDBは、すべてのデータベースDB1〜DB
nに記憶された課金情報を、識別符号に基づいて各移動
体通信端末(101〜10N)に分類して、各ユーザの
課金情報を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体端末、据置
型電話機、回線選択装置などといった通信端末、各顧客
の料金に関する情報を管理する課金サーバ、および、そ
の通信端末、課金サーバなどを使用した通信システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在多くの移動体通信サービスが提供さ
れており、使用目的、使用地域により最適なサービスを
選択したいという要望が高い。それに伴い、複数の移動
体通信サービス、例えばPDC(Personal D
igital Cellular)およびPHS(Pe
rsonal Handyphone System)
の両者に対応した移動体通信端末が販売されている。
【0003】また、従来、据置型の電話機では、複数の
事業者の提供する複数の電話通信サービスを利用するこ
とができ、相手側の電話番号の前に、使用する電話通信
サービスを特定する番号を付加して発信を行うと、その
番号で指定された電話通信サービスにより電話通信が実
行される。また、電話通信サービスを特定する番号を付
加しない場合には、予め登録された電話通信サービスに
より電話通信が実行される。このような複数の電話通信
サービスが競合している状況で、相手先の電話番号に基
づいて、通信料が低くて済む電話通信サービスを自動的
に選択するLCR(Least Cost Routi
ng)機能、すなわち、最低料金回線自動選択機能が、
実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、移動体
通信端末において複数の移動体通信サービスが利用可能
であっても、使用する移動体通信サービスをユーザが選
択する必要があり、その操作が煩雑であるという問題が
ある。
【0005】また、各移動体通信サービスの料金体系は
一律ではなく、個々のケースにおいて最適な移動体通信
サービスを見いだすことは容易でない。
【0006】さらに、電話通信サービスにおけるLCR
機能は、特定の第二種電話事業者が自己の電話通信サー
ビスを使用させるために付加している傾向が強く、どの
ユーザに対しても常に最も安価な電話通信サービスが選
択されるとは限らない。例えば、ユーザが契約している
各社の料金体系まで考慮して電話通信サービスが選択さ
れるとは限らない。さらに、LCR機能は、その前提と
して、電話通信サービスのみを対象としている。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、より安価な使用料の回線を選択することを可能
にする通信端末、課金サーバおよび通信システムを得る
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の移動体通信端末は、他の移動体通信端末
と共通に複数の移動体通信回線が割り当てられる移動体
通信端末であって、各移動体通信回線の営業地域および
通信料金に係る情報が記憶された記憶部と、自己の現在
位置情報を取得する位置情報取得部と、記憶部に記憶さ
れた各移動体通信回線の営業地域および通信料金に係る
情報に基づいて、位置情報取得部による現在位置が営業
地域内である移動体通信回線のうち、他の移動体通信端
末に使用されておらず、かつ、最も安価な移動体通信回
線を選択する回線選択部とを備える。
【0009】これにより、より安価な使用料の回線を選
択することができる。
【0010】本発明の移動体通信端末は、複数の移動体
通信回線が割り当てられる移動体通信端末であって、各
移動体通信回線の営業地域および通信料金に係る情報が
記憶された記憶部と、着信専用の移動体通信回線に基づ
いて自己の現在位置情報を取得する位置情報取得部と、
記憶部に記憶された各移動体通信回線の営業地域および
通信料金に係る情報に基づいて、位置情報取得部による
現在位置が営業地域内である移動体通信回線のうち、最
も安価な移動体通信回線を選択する回線選択部とを備え
る。
【0011】これにより、着呼を確実に実現することが
できる。
【0012】さらに、本発明の移動体通信端末は、上記
各発明の移動体通信端末に加え、位置情報取得部が、G
PS信号に基づいて、自己の現在位置情報を取得する。
【0013】これにより、着信専用の移動体通信サービ
スを使用しなくても常に位置登録することができる。
【0014】さらに、本発明の移動体通信端末は、上記
各発明の移動体通信端末に加え、ページャの通信回線が
さらに割り当てられ、位置情報取得部が、そのページャ
の通信回線に基づいて、自己の現在位置情報を取得す
る。
【0015】これにより、着呼の段階で位置登録でき、
省電力かつ安価なシステムを実現することができる。
【0016】さらに、本発明の移動体通信端末は、上記
各発明の移動体通信端末に加え、並列的に別個の通信を
行う複数のベースバンド処理部を備える。
【0017】これにより、複数のベースバンド処理部に
より並列的に別個の通信を行うことができる。
【0018】本発明の課金サーバは、複数のユーザの通
信端末が共通の複数の移動体通信回線に割り当てられる
通信システム内で各ユーザの利用料金を集計する課金サ
ーバであって、ユーザごとに、ユーザの使用する各通信
サービスの種類を示す情報を記憶する第1の記憶手段
と、移動体通信回線をそれぞれ提供する複数の通信サー
ビスの料金情報を記憶する第2の記憶手段と、各ユーザ
の使用する各通信サービスの種類を示す情報および各通
信サービスの料金情報に基づいて、ユーザごとに、ユー
ザの使用する1または複数の通信サービスについての料
金情報をまとめて個別料金データを生成する個別料金デ
ータ生成手段と、ユーザの通信端末に、そのユーザ向け
の個別料金データを送信する送信手段とを備える。
【0019】これにより、ユーザの通信端末などに、各
通信サービスの料金情報に基づいて各ユーザ向けに作成
された個別料金データが配信され、より安価な使用料の
回線を選択することができるようになる。
【0020】さらに、本発明の課金サーバは、上記発明
の課金サーバに加え、ユーザの使用する各通信サービス
について、ユーザが契約している料金体系の種類を示す
情報を記憶する第3の記憶手段を備え、個別料金データ
生成手段が、各通信サービスからの料金情報を参照し
て、ユーザごとに、ユーザの使用する1または複数の通
信サービスについて、各通信サービスに対してそのユー
ザが契約している料金体系の料金情報をまとめて個別料
金データとする。
【0021】これにより、ユーザが契約している料金体
系を考慮した上で通信端末がより安価な使用料の回線を
選択することが可能になる。
【0022】さらに、本発明の課金サーバは、上記発明
の課金サーバに加え、複数の通信サービスの料金情報を
受信する受信手段を備える。
【0023】これにより、通信サービスから送信されて
くる料金情報に基づいて個別料金データを作成でき、通
信サービスの料金情報を正確かつ迅速に個別料金データ
へ反映することができる。
【0024】本発明の移動体通信システムは、複数の移
動体通信サービスにより提供される複数の移動体通信回
線を他の移動体通信端末と共通に割り当てられ、発呼時
に、その複数の移動体通信回線のうち、上記他の移動体
通信端末により使用されていない移動体通信回線の中で
最も安価な移動体通信回線を選択し、その選択した移動
体通信回線で自己に固有な識別符号を送信する移動体通
信端末と、複数の移動体通信サービスに対して設けら
れ、移動体通信端末による発呼がなされたときに、その
移動体通信端末を特定する固有の識別符号を取得し、そ
の移動体通信端末の課金に関する情報をその識別符号に
関連付けて記憶する複数の制御サーバと、すべての制御
サーバに記憶された課金に関する情報を、その識別符号
に基づいて各移動体通信端末に分類して、各ユーザの課
金に関する情報を生成する課金サーバとを備える。
【0025】これにより、移動体通信端末がより安価な
使用料の回線を選択することが可能になる。
【0026】さらに、本発明の移動体通信システムは、
上記発明の移動体通信システムに加え、移動体通信端末
が、着信専用の移動体通信回線によって位置登録を行
い、この位置登録した着信専用の移動体通信回線で着呼
する。
【0027】これにより、移動体通信端末による着呼を
確実に実現することができる。
【0028】さらに、本発明の移動体通信システムは、
上記各発明の移動体通信システムに加え、移動体通信端
末が、GPS信号に基づいて位置登録を行う。
【0029】これにより、着信専用の移動体通信サービ
スを使用しなくても常に、移動体通信端末が位置登録す
ることができる。
【0030】さらに、本発明の移動体通信システムは、
上記各発明の移動体通信システムに加え、移動体通信端
末がページャの通信回線に適応可能であり、課金サーバ
が、ページャの通信回線を介して前記移動体通信端末に
対して、位置登録を行わせる信号を送信する。
【0031】これにより、移動体通信端末が着呼の段階
で位置登録でき、省電力かつ安価なシステムを実現する
ことができる。
【0032】本発明の制御プログラムは、自己の現在位
置情報を取得する位置情報取得部、並びに、各移動体通
信回線の営業地域および通信料金に係る情報に基づい
て、位置情報取得部による現在位置が営業地域内である
移動体通信回線のうち、他の移動体通信端末に使用され
ておらず、かつ、最も安価な移動体通信回線を選択する
回線選択部として移動体通信端末を機能させる。
【0033】これにより、この制御プログラムを実行し
た移動体通信端末がより安価な使用料の回線を選択する
ことが可能になる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて本発明の実施
の形態を説明する。
【0035】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係る移動体通信システムの構成を示すブロック図
である。この移動体通信システムは、複数の移動体通信
サービスMS1,MS2,・・・,MSnに適合した複
数の移動体通信端末101,102,・・・,10Nを
備え、複数の移動体通信端末10i,・・・に対して、
移動体通信サービスMS1〜MSnの複数の共通の回線
番号が割り当てられている。
【0036】すなわち、各移動体通信サービスMSj
(1≦j≦n)は、契約している移動体通信端末10i
の総数Kより少数の回線番号を、その契約している移動
体通信端末10iに移動体通信端末10iに割り当て
る。一方、各移動体通信端末10iは、契約している複
数の移動体通信サービスMSjの提供する回線のうち、
同一の回線番号を割り当てられている他の移動体通信端
末10iが使用していない回線を使用することができ
る。
【0037】一例として、3つの移動体通信サービスM
S1〜MS3があり、かつ、150台の移動体通信端末
101〜10150がある場合について説明する。この
とき、移動体通信端末101〜1050が、移動体通信
サービスMS1,MS2と契約しており、移動体通信端
末1051〜10100が、移動体通信サービスMS
2,MS3と契約しており、移動体通信端末10101
〜10150が、移動体通信サービスMS1,MS3と
契約しているとすると、移動体通信サービスMS1は、
100台の移動体通信端末101〜1050,1010
1〜10150に対して例えば50の回線番号を割り当
て、移動体通信サービスMS2は、100台の移動体通
信端末101〜1050,1051〜10100に対し
て例えば50の回線番号を割り当て、移動体通信サービ
スMS3は、100台の移動体通信端末1051〜10
100,10101〜10150に対して例えば50の
回線番号を割り当てたりする。
【0038】なお、この例は説明のためのもので、移動
体通信サービスMSjの数、移動体通信端末10iの
数、および各回線番号の数は、上記の数に限定されるも
のではない。また、回線番号の割り当てについても、1
00台の移動体通信端末10iに対して50回線という
ように一括して割り当てる代わりに、例えば10台ずつ
に移動体通信端末10iをグループ化し、各グループに
5回線を割り当てるようにしてもよい。また、この他の
割り当て方法を採用しても勿論よい。
【0039】移動体通信サービスMS1〜MSnは、ユ
ーザの位置情報を登録するためのVLR(Visito
r Location Register)やユーザの
課金に関する情報を登録するためのHLR(Home
Location Register)等を含むデータ
ベースDB1〜DBnを備える。
【0040】すなわち、このデータベースDB1〜DB
nは、複数の移動体通信サービスMS1〜MSnに対し
て設けられ、移動体通信端末10iによる発呼がなされ
たときに、その移動体通信端末10iを特定する固有の
識別符号を取得し、その移動体通信端末の課金に関する
情報をその識別符号に関連付けて記憶する制御サーバと
してそれぞれ機能する。
【0041】各データベースDBj(1≦j≦n)に
は、そのデータベースDBjを有する移動体通信サービ
スMSjと契約している1または複数のユーザの移動体
通信端末10i,・・・のための契約回線領域FVAが
設けられている。契約回線領域FVAには、契約された
回線番号ごとに、その登録された移動体通信端末10
i,・・・の情報が登録される。したがって、複数の移
動体通信端末10i,・・・に対して共通の複数の回線
番号が割り当てられる。
【0042】これにより、移動体通信端末101〜10
Nの総数Nが大きくても、このFVAの容量は小さくて
済み、そのメンテナンスも容易である。また、各移動体
通信サービスMSjの使用契約料を安価にすることが可
能である。
【0043】さらに、実施の形態1に係る移動体通信シ
ステムには、すべての移動体通信サービスMS1〜MS
nに共通の課金サーバTDBが設けられる。この課金サ
ーバTDBには、各ユーザの移動体通信サービスとの契
約状況、ユーザのID情報、使用可否認証、各移動体通
信サービスを使用した際の回線使用料その他の情報が登
録される。
【0044】次に、上記移動体通信システムの動作につ
いて説明する。
【0045】まず、回線選択時の動作について説明す
る。なお、ここでは、説明を簡単にするため、各1つの
回線番号が複数の移動体通信端末10iに割り当てられ
ている場合について説明する。
【0046】移動体通信端末101〜10Nのうち、1
個の回線番号が共通に割り当てられたm個の移動体通信
端末101〜10mが発呼しようとしたとき、各移動体
通信端末10i(1≦i≦m)は、契約している複数の
移動体通信サービスMSj,・・・のうち使用料が最も
安価なサービス(例えば、移動体通信サービスMS1)
を選択する。なお、この移動体通信端末10iの動作に
ついては後述する。
【0047】しかし、いずれか1個の移動体通信端末
(例えば、移動体通信端末101)がデータベースDB
1において位置登録されて通信を開始した場合(実線L
11)、他の移動体通信端末は、移動体通信サービスM
S1を使用することができない(破線L21,L31,
・・・,Ln1)。
【0048】そして、他の移動体通信端末102〜10
mは、使用料が2番目に安価なサービス(例えば、移動
体通信サービスMS2)による通信を試みる。このと
き、いずれか1個の移動体通信端末(例えば、移動体通
信端末102)が通信に成功し(実線L22)、他の移
動体通信端末103から10mは、使用料がより高い移
動体通信サービスを使用することになる。
【0049】なお、図1では、通信を試みて不成功に終
わったことを破線Lxy(x≠y)によって示し、最終
的に通信に成功したことを実線L11,L22,L3
3,・・・,Lnnで示している。
【0050】したがって、すべての移動体通信端末が最
も安価な通信を使用し得るという保証はないが、同時に
通信する移動体通信端末の個数を統計的に把握し、コス
トパフォーマンスを最大化するように契約回線番号を設
定することにより、各移動体通信端末のユーザの満足度
を最大限に高めることができる。
【0051】なお、契約している移動体通信サービスと
して着信専用の移動体通信サービスが含まれるようにし
てもよい。図2は、本実施の形態1に係る他の移動体通
信システムの構成を示すブロック図である。図2におい
ては、着信専用の移動体通信サービスを記号MSRで示
す。移動体通信端末10iが発呼するまでは、移動体通
信サービスMS1〜MSnによる位置登録は行われない
が、その場合でも、着信専用の移動体通信サービスMS
Rは、サービス圏内のすべての移動体通信端末10iに
ついて位置登録する。これによってサービス圏内の移動
体通信端末10iは確実に着呼を行い得る。
【0052】次に、課金集計時の動作について説明す
る。
【0053】各移動体通信サービスMSj(1≦j≦
n)は、いずれかの移動体通信端末10i(1≦i≦
N)からの発信があったときは、課金サーバTDBを参
照して通信許否を判定する。そして、通信を許可した移
動体通信端末10iがその通信に使用した回線の使用料
を課金サーバTDBに登録する。
【0054】各ユーザへの回線使用料の課金は、課金サ
ーバTDBに基づいて一括して行われ、これによって各
移動体通信サービスMSjの課金管理、請求業務、管理
の負担は軽減され、複数の移動体通信サービスMSjを
統合的かつ経済的に提供することが可能になる。
【0055】また、ユーザは、契約済みの移動体通信サ
ービス全体について統合的な契約をしており、個々の契
約に比較して基本料金等において割引サービスを受ける
ことができる。
【0056】次に、上記移動体通信システムにおいて使
用される移動体通信端末101〜10Nについて説明す
る。なお、ここでは、移動体通信端末101について説
明するが、他の移動体通信端末102〜10Nも同様の
構成を有し、同様に動作する。
【0057】図3は、図1における移動体通信端末10
1の構成を示すブロック図である。図3に示すように、
移動体通信端末101は、アンテナATNに接続された
ベースバンド処理部BBを備える。そのベースバンド処
理部BBは、回線選択部21に接続されている。その回
線選択部21には、音声やデータの入出力のための入出
力部22、および種々の情報を格納する記憶部23が接
続されている。
【0058】記憶部23は、各移動体通信回線の営業地
域および通信料金に係る情報が記憶された半導体メモ
リ、記録媒体などといった回路または装置である。さら
に、詳細には、記憶部23は、以下の情報を格納してい
る。
【0059】(1)ID情報
【0060】このID情報は、移動体通信端末101を
特定する固有の識別符号である。各移動体通信サービス
はこのID情報に基づいて通信可否および課金管理を行
う。
【0061】(2)各移動体通信サービスの回線使用料
に関する情報
【0062】(3)着信者の電話番号に対応した移動体
通信回線、あるいは、固定回線の市内又は市外回線
【0063】(4)移動局の位置と各移動体通信サービ
スMSjのセル(基地局)との関係(すなわち、営業地
域に係る情報)
【0064】また、ベースバンド処理部BBは、使用契
約締結済みの複数の移動体通信サービス、および非契約
の移動体通信サービスに適応可能であり、例えばソフト
ウエア的に、使用する移動体通信サービスを選択する回
路である。
【0065】なお、移動体通信端末101に複数のベー
スバンド処理部BBを設け、これら複数のベースバンド
処理部BBを並列に回線選択部21に接続し、これらを
択一的に使用し、あるいは並列的に使用するようにして
もよい。並列的に使用した場合には、別個の通信を同時
に行い得る。
【0066】回線選択部21は、現在位置で使用可能な
移動体通信サービスMSj,・・・の中から回線使用料
の最も安価な移動体通信サービスMSJを選択する回路
である。回線選択部21は、契約済みの移動体通信サー
ビスMS1〜MSnのすべてについて、移動体通信端末
101が圏外であったときは、非契約の移動体通信サー
ビスの制御サーバの制御委譲を受け回線の使用を可能に
するようにしてもよい。なお、この制御サーバの制御委
譲は、本出願人の所有する日本国特許第3153213
号を応用すれば可能である。
【0067】なお、この実施の形態1においては、ベー
スバンド処理部BBが、契約済みの移動体通信回線や着
信専用の移動体通信回線に基づいて、自己の現在位置情
報を取得する位置情報取得部として機能し、回線選択部
21は、記憶部23に記憶された各移動体通信回線の営
業地域および通信料金に係る情報に基づいて、位置情報
取得部による現在位置が営業地域内である移動体通信回
線のうち、他の移動体通信端末に使用されておらず、か
つ、最も安価な移動体通信回線を選択する回路または装
置である。
【0068】また、ベースバンド処理部BBおよび回線
選択部21については、記憶部23に制御プログラムを
記憶させておき、その制御プログラムをCPUで実行す
ることで実現するようにしてもよい。
【0069】次に、この移動体通信端末101の動作に
ついて説明する。図4は、この移動体通信端末101の
動作について説明するフローチャートである。
【0070】ステップS301において、移動体通信端
末101は、まず、着信専用回線以外の回線について既
に位置登録がなされているか否か判断する。
【0071】着信専用回線以外の回線について既に位置
登録がなされていない場合、ステップS302におい
て、移動体通信端末101は、契約回線が使用可能であ
るか否か、すなわち契約しているいずれかの移動体通信
サービスMSjの圏内であるか否かを判断する。
【0072】そして、契約回線が使用可能である場合、
ステップS303において、移動体通信端末101は、
その契約回線の中から最低料金の回線を選択する。これ
により、ユーザは自動的に安価な通信サービスを受ける
ことができる。すなわち、移動体通信端末101の回線
選択部21は、位置登録が行われた後に、その位置情報
に基づいて、現在位置が営業地域内となっている契約済
みの移動体通信サービスMSjの中から回線使用料の最
も安価な移動体通信サービスMSJを選択する。
【0073】なお、最も安価な移動体通信サービスMS
Jを選択する際には、回線で使用する通信方式(音声通
話、パケット通信など)、発信電話番号(すなわち、相
手先の電話番号)などを考慮して選択するようにしても
よい。回線選択のための情報は、移動体通信端末101
内部に保有されているので、選択処理は迅速に行われ
る。
【0074】一方、ステップS302で契約回線が使用
不可であった場合には、ステップS306において、移
動体通信端末101は、非契約回線について制御委譲を
行う。この場合、非契約回線が選択される。
【0075】そして、ステップS304において、移動
体通信端末101は、使用可能な回線について基地局に
位置登録を行い、通信を可能とする。なお、ステップS
304において非契約回線が選択された場合、非契約回
線の基地局に対して位置登録が行われる。
【0076】そして、ステップS305において、移動
体通信端末101は、選択された回線、すなわち選択さ
れた移動体通信サービスMSIによって通信を行う。
【0077】例えば、図2に示す複数の移動体通信サー
ビスMSR,MS1,・・・,MSnにおいて、移動体
通信端末101は、位置特定のために選択した移動体通
信システムがMS1であった場合、その移動体通信サー
ビスMS1に含まれる複数の基地局BS11,BS1
2,・・・,BS1sのうち、自己が含まれるセルに対
応した基地局(例えばBS11)と通信する。
【0078】なお、非契約回線の料金情報等を回線選択
部21に登録しておけば、非契約回線についも最低料金
の回線を抽出し得る。
【0079】また、移動体通信端末101の回線選択部
21は、着信専用回線のサービス圏内である場合には、
着信専用回線により、この移動体通信端末101の現在
位置を特定するが、着信専用回線のサービス圏外の場合
には、現在位置がサービス圏内である他の契約済みの移
動体通信サービスMSjをサーチし、最初に発見した移
動体通信サービスの基地局との通信により、この移動体
通信端末101の現在位置を特定する。なお、最初に発
見された移動体通信サービスMSjではなく、位置特定
に最適な移動体通信サービスMSjを採用してもよい。
【0080】なお、この移動体通信端末101〜10N
のベースバンド処理部BB、記憶部23および回線選択
部21は、複数種類の通信回線を使用可能な通信手段
(ベースバンド処理部BB)と、各通信回線の通信料金
に係る情報が記憶された記憶手段(記憶部23)と、そ
の記憶手段に記憶された通信料金に係る情報に基づい
て、通信回線の使用目的に応じた最も安価な通信回線を
選択する選択手段(回線選択部21)とを備える回線選
択装置としても機能している。これにより、より安価な
使用料の回線を選択することができる。
【0081】実施の形態2.図5は、本発明の実施の形
態2に係る移動体通信端末101の構成を示すブロック
図である。なお、図5において、図2に示す部分に同一
である若しくは相当する部分には同一符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0082】移動体通信端末101Aは、実施の形態1
のものと同様に、アンテナATN、ベースバンド処理部
BB、回線選択部21、入出力部22、および記憶部2
3を有する。記憶部23には、実施の形態1の場合と同
様の情報が格納されている。
【0083】さらに、本実施の形態2に係る移動体通信
端末101Aは、GPS処理部24を有する。GPS処
理部24は、アンテナATNおよび回線選択部21に接
続される。GPS処理部24は、GPS(Global
PositioningSystem)衛星からのG
PS信号を受信して、この移動体通信端末101Aの位
置を特定する。すなわち、本実施の形態2においては、
GPS処理部24が、GPS信号に基づいて、自己の現
在位置情報を取得する位置情報取得部として機能する。
【0084】そして、本実施の形態2における回線選択
部21は、GPS信号によって得た位置情報、あるい
は、その位置情報および着信専用の移動体通信サービス
に基づいて、契約済みの移動体通信サービスの中から最
も回線使用料の安価な移動体通信サービスを選択する。
【0085】なお、契約済みの移動体通信サービスMS
jのすべてについて、移動体通信端末101Aが圏外で
あったときは、非契約の移動体通信サービスの制御サー
バの制御委譲を受け回線の使用を可能にする。
【0086】以上のように、上記実施の形態2によれ
ば、着信専用の移動体通信サービスMSRを使用しなく
ても常に位置登録することが可能である。また、着信専
用の移動体通信サービスMSRとの併用をした場合に
は、より確実に位置登録を行い得る。
【0087】実施の形態3.図6は、本発明の実施の形
態3に係る移動体通信システムの構成を示すブロック図
である。図7は、実施の形態3における1台の移動体通
信端末の通信状況を示すブロック図である。
【0088】図6に示すように、この実施の形態3に係
る移動体通信システムでは、実施の形態1と同様に、複
数の移動体通信サービスMS1,MS2,・・・,MS
nに適合した複数の移動体通信端末101,102,・
・・,10Nが使用され、複数の移動体通信端末10
i,・・・に対して、1または複数の移動体通信サービ
スMSj,・・・の複数の共通の回線番号が割り当てら
れる。
【0089】さらに、この移動体通信システムでは、ペ
ージャシステムPGを適応可能であり、ページャの通信
回線を通じて着呼すべき移動体通信端末10i(1≦i
≦N)にページャに係る信号を送信することができる。
着呼に際しては、課金サーバTDBからページャの通信
回線を通じて移動体通信端末10iに、位置登録を促す
信号を送信することができる。
【0090】図7において、ページャシステムPGによ
る着呼に際しては、課金サーバTDBは、ページャシス
テムPGに対して、特定の移動体通信端末10iへの発
呼の指示を出す。ページャシステムPGはすべての基地
局PB1〜PBrがその特定の移動体通信端末10iを
呼び出すので、広範な領域で迅速にその特定の移動体通
信端末10iを位置登録でき、事前の位置登録を行うこ
となく、着呼が可能である。したがって、この場合、着
呼のための別段の移動体通信サービスの契約は特に必要
ない。
【0091】以上のように、上記実施の形態3によれ
ば、着信専用の移動体通信サービスMSRを使用せずに
常に位置登録することが可能である。また、着信専用の
移動体通信サービスMSRとの併用をした場合には、よ
り確実に位置登録を行い得る。
【0092】また、ページャシステムに対する移動体通
信端末の受信装置は極めて低消費電力であるので、長時
間の使用などに有利である。
【0093】さらに、ぺージャシステムPGを着呼のた
めの位置登録に使用することで、省電力かつ安価なシス
テムを実現し得る。
【0094】実施の形態4.図8は、本発明の実施の形
態4に係る通信システムの構成を示すブロック図であ
る。図8において、移動体通信サービスMS1〜MSn
は、通信回線を提供する通信サービスの一種であり、実
施の形態1におけるものと同様に、それぞれ、顧客(す
なわちユーザ)に移動体通信回線を提供し、顧客の契約
している料金体系に従って顧客の回線使用料を計算し、
各顧客の回線使用料の情報および自己の提供可能な回線
使用料に係る情報を課金サーバ400に供給する、通信
事業者により運営されるシステムである。なお、回線使
用料に係る情報とは、基本料金や従量料金などの情報で
あり、複数の料金体系がある場合には、各料金体系につ
いての情報を含むものとする。
【0095】移動体通信端末301〜30Nは、複数種
類の移動体通信サービスの通信回線を使用可能な通信端
末である。図9は、図8における通信端末301の構成
を示すブロック図である。なお、移動体通信端末302
〜30Nについても同様に構成されている。
【0096】図9において、制御回路321は、各種処
理を行ったり、各部を制御する回路である。なお、この
制御回路321は、操作部327に対するユーザの操作
に対応して各種処理を行い、通信回路323を制御して
パケット通信を実行したり、画像処理回路328を制御
して表示部329に各種情報を表示させたりする。ま
た、この制御回路321をCPUとして、記憶部322
に記憶された図示せぬ制御プログラムに従って上記動作
を行うようにしてもよい。
【0097】また、この制御回路321は、記憶部32
2に記憶された通信料金に係る情報に基づいて、通信回
線の使用目的に応じた最も安価な通信回線を選択する選
択手段として機能する。
【0098】記憶部322は、各移動体通信サービスが
提供する通信回線の通信料金に係る情報を記憶する半導
体メモリ、磁気記録媒体、光記録媒体などといった記憶
手段である。また、制御回路321がCPUである場合
には、記憶部322は、さらに、各種制御プログラムを
記憶する。
【0099】通信回路323は、複数の移動体通信サー
ビスにより提供される複数種類の通信回線を使用可能な
通信手段である。
【0100】マイクロフォン324は、ユーザの音声を
集音して電気信号に変換する装置である。
【0101】スピーカ325は、音声信号を音声に変換
する装置である。音声処理回路326は、マイクロフォ
ン324からのアナログ音声信号を音声データに変換し
たり、音声データを音声信号に変換し、変換後の音声信
号をスピーカ325に供給する回路である。
【0102】操作部327は、各種処理に対応する専用
のキーやボタン、ダイアルキーなどといったユーザによ
る操作を電気信号の変化に変換する1または複数の電子
部品である。
【0103】画像処理回路328は、制御回路321か
ら供給されるデータに対応する画像信号を表示部329
に供給してそのデータに対応する画像を表示させる回路
である。表示部329は、各種情報を表示する液晶ディ
スプレイなどの表示装置である。
【0104】図8に戻り、課金サーバ400は、実施の
形態1における課金サーバTDBと同様にして、各移動
体通信サービスから送信されてくる各顧客の回線使用料
の情報を、顧客ごとに分類し、顧客の使用した各種回線
の使用料の合計を計算するサーバであるとともに、移動
体通信端末30iのユーザである顧客が契約しているす
べての通信サービスの料金体系を有する個別料金データ
を、各顧客の移動体通信端末30iへ送信するサーバで
ある。
【0105】課金サーバ400において、データベース
421は、顧客であるユーザごとに、ユーザの使用する
各通信サービスの種類を示す情報を記憶する第1の記憶
手段である。なお、このデータベース421には、この
情報の他、各ユーザが実際に使用した回線の使用料のデ
ータなども記録される。
【0106】また、データベース422は、複数の通信
サービスの料金情報を記憶する第2の記憶手段である。
【0107】CPU423は、ROM424、RAM4
25およびHDD426に記憶されているプログラムに
従って、各種処理を行う装置である。
【0108】ROM424は、起動時に使用されるデー
タやプログラム、その他のデータやプログラムを予め記
憶しているメモリである。RAM425は、プログラム
実行時に、そのプログラムやデータを一時的に記憶する
メモリである。HDD426は、オペレーティングシス
テム、各種処理を記述したアプリケーションプログラム
および各種データを記憶したハードディスク装置であ
る。
【0109】通信回路427は、各通信サービスMSj
との間でデータ通信を実行する回路である。
【0110】なお、本実施の形態4においては、CPU
423により所定のプログラムを実行することで、各ユ
ーザの使用する各通信サービスMSjの種類を示す情報
および各通信サービスMSjの料金情報に基づいて、ユ
ーザごとに、ユーザの使用する1または複数の通信サー
ビスMSjについての料金情報をまとめて個別料金デー
タを生成する個別料金データ生成手段が実現される。
【0111】また、通信回路427は、ユーザの移動体
通信端末301〜30Nに、そのユーザ向けの個別料金
データを、通信料金に係る情報として送信する送信手段
として、また、複数の通信サービスMS1〜MSnから
送信されてくる料金情報を受信する受信手段として機能
する。
【0112】次に、上記通信システムの動作について説
明する。
【0113】各ユーザごとの課金の集計については、実
施の形態1の場合と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0114】次に、回線選択に関する上記通信システム
の動作について説明する。
【0115】各移動体通信サービスMSj(1≦j≦
n)は、自己の提供する通信回線に対する料金情報を課
金サーバ400に送信する。例えば、各移動体通信サー
ビスMSjは、料金情報を新たに作成した場合や、料金
情報を更新した場合に、その情報を課金サーバ400へ
送信する。なお、新たな移動体通信サービスMSn+1
が参加した場合、その移動体通信サービスMSn+1も
料金情報を課金サーバ400へ送信する。なお、移動体
通信サービスMSjが複数の料金体系を提供している場
合には、それらすべての料金体系の情報が、料金に係る
情報に含められる。
【0116】課金サーバ400は、各移動体通信サービ
スMSjからの料金情報を受信すると、その移動体通信
サービスMSjの料金情報が新規のものである場合に
は、データベース422にその移動体通信サービスMS
jの料金情報を登録し、その移動体通信サービスMSj
の料金情報が登録済みである場合には、受信した料金情
報で、データベース422に登録されている料金情報を
更新する。
【0117】なお、この際、課金サーバ400では、通
信回路427が料金情報を受信し、CPU423がプロ
グラムに従ってその料金情報をデータベース422に転
送し、記憶させる。
【0118】このように新規の料金情報の登録または料
金情報の更新が発生した場合、課金サーバ400は、デ
ータベース421を検索して各ユーザの使用する移動体
通信サービスMSj,・・・を特定し、特定した移動体
通信サービスMSj,・・・についてデータベース42
2に登録されている料金情報を検索して、各ユーザの使
用する通信サービスMSj,・・・の料金情報を抽出し
て、それらをまとめたものを個別料金データとする。
【0119】なお、この際、課金サーバ400では、例
えば、CPU423がプログラムに従ってデータベース
421およびデータベース422を検索し、抽出した料
金情報をRAM425やHDD426に一旦記憶させて
おき、個別料金データを作成する。また、作成した個別
料金データは、顧客に関連付けられてデータベース42
1に記憶される。
【0120】そして、課金サーバ400は、生成した各
ユーザに関する個別料金データを、そのユーザの移動体
通信端末30iに送信する。この際、CPU423は、
プログラムに従って通信回路427を制御してその個別
料金データを送信させる。また、個別料金データの伝送
には、そのユーザの契約している通信サービスMSj,
・・・のいずれかが使用される。なお、課金サーバ40
0は、個別料金データに変更が発生しないユーザに対し
ては、個別料金データの作成および送信を行わないよう
にしてもよい。
【0121】移動体通信端末30i(1≦i≦N)は、
個別料金データが送信されてくると、それを受信し、記
憶部322に記憶する。なお、既に個別料金データが記
憶されている場合には、移動体通信端末30iは、その
記憶されている個別料金データを、受信したもので更新
する。この際、制御回路321が、通信回路323によ
り受信された個別料金データを記憶部322に記憶させ
る。
【0122】その後、その移動体通信端末30i(1≦
i≦N)は、ユーザの操作に応じてあるいは自動的に通
信を開始する際には、この個別料金データを参照し、使
用する通信方式(音声通話、パケット通信、その他)な
どの情報を考慮した上で、その個別料金データに登録さ
れている各移動体通信サービスMSjの料金を比較し
て、回線使用料の最も低い通信回線を選択する。この
際、複数の移動体通信端末30i,・・・の通信回線が
競合した場合には、実施の形態1と同様の方法で回線の
割り当てを行う。
【0123】なお、通信方式および相手側通信装置の種
別(本実施の形態4では、相手側通信装置がどの事業者
のものであるか)に応じた最も安価な通信回線を選択す
るようにしてもよい。また、その他、図示せぬ内蔵のタ
イマを参照して得られる現時刻などの情報を考慮した上
で、回線使用料の最も低い通信回線を選択するようにし
てもよい。
【0124】移動体通信端末30i(1≦i≦N)は、
使用する通信回線を選択すると、その通信回線による通
信を開始する。この際、制御回路321は、通信回路3
23を制御してその通信回線を確立させる。
【0125】なお、通信回線を既に確立し通信中である
ときに、個別料金データが変更された場合、移動体通信
端末30iは、その変更後の個別料金データに基づいて
回線使用料の最も低い通信回線を再度選択し、その時点
で使用している通信回線を、選択した通信回線に切り換
えるようにしてもよい。
【0126】また、移動体通信端末30iは、通信回線
を既に確立している際に、通信情報量に応じて、その通
信に使用している通信回線を別の通信回線に切り換える
ようにしてもよい。その場合、制御回路321が、回線
切換手段として機能する。
【0127】その際、インターネット上の画像データの
ダウンロードの指示などといったユーザによる操作に基
づいて、その操作に起因して発生する通信情報量を予測
することが可能な場合には、その操作から通信情報量を
予測するようにしてもよい。その場合、制御回路321
が、ユーザによる操作に応じてその操作に起因して発生
する通信情報量を予測する通信情報量予測手段として機
能する。
【0128】なお、この移動体通信端末301〜30N
の通信回路323、記憶部322および制御回路321
は、複数種類の通信回線を使用可能な通信手段(通信回
路323)と、各通信回線の通信料金に係る情報が記憶
された記憶手段(記憶部322)と、その記憶手段に記
憶された通信料金に係る情報に基づいて、通信回線の使
用目的に応じた最も安価な通信回線を選択する選択手段
(制御回路321)とを備える回線選択装置としても機
能している。
【0129】以上のように、上記実施の形態4によれ
ば、課金サーバ400が、複数の移動体通信サービスM
S1〜MSnの料金情報から、各ユーザの使用する通信
サービスMSj,・・・の料金情報を抽出してまとめて
個別料金データを生成し、生成した個別料金データをそ
のユーザの移動体通信端末30iに送信し、ユーザの移
動体通信端末30iがその個別料金データを受信する。
そして、受信した個別料金データに基づいて、ユーザの
移動体通信端末30iが、使用する通信方式に応じた最
も安価な通信回線を選択する。これにより、より安価な
使用料の回線を選択することができる。
【0130】また、上記実施の形態4によれば、移動体
通信端末301〜30Nが、複数種類の通信回線を使用
可能な通信回路323と、各通信回線の通信料金に係る
情報が記憶された記憶部322と、記憶部322に記憶
された通信料金に係る情報に基づいて、通信回線の使用
目的に応じた最も安価な通信回線を選択する制御回路3
21を備える。これにより、移動体通信端末301〜3
0Nが自動的により安価な使用料の回線を選択すること
ができる。
【0131】さらに、上記実施の形態4によれば、制御
回路321が、記憶部322に記憶された通信料金に係
る情報に基づいて、通信方式および相手側通信装置の種
別に応じた最も安価な通信回線を選択するので、使用す
る通信方式が混在する場合でも各通信方式に応じた安価
な使用料の回線を選択することができる。
【0132】さらに、上記実施の形態4によれば、制御
回路321が、移動体通信端末30iのユーザの情報を
管理する課金サーバ400から送信されてくる、この移
動体通信端末30iのユーザ向けの通信料金に係る情
報、すなわち個別料金データを受信する個別料金データ
受信手段として機能し、記憶部322が、その受信され
た個別料金データを記憶する。これにより、初期使用
時、および移動体通信サービスMSjの料金情報に変更
や追加があった場合に、即座に、移動体通信端末30i
に記憶された個別料金データが記憶または修正され、常
により安価な使用料の回線を選択することができる。
【0133】さらに、上記実施の形態4によれば、制御
回路321が、通信回線を既に確立している際に、通信
情報量に応じて、その通信に使用している通信回線を別
の通信回線に切り換えるので、通信中であっても、より
安価な回線が使用され、回線使用料をより低減すること
ができる。
【0134】さらに、上記実施の形態4によれば、制御
回路321が、ユーザによる操作に応じてその操作に起
因して発生する通信情報量を予測するので、通信情報量
に見合った通信回線に事前に切り換えることができ、回
線使用料をより低減することができる。
【0135】さらに、上記実施の形態4によれば、課金
サーバ400が、ユーザごとに、ユーザの使用する各通
信サービスの種類を示す情報を記憶するデータベース4
21と、複数の通信サービスMS1〜MSnの料金情報
を記憶するデータベース422と、各ユーザの使用する
各通信サービスMSj,・・・の種類を示す情報および
各通信サービスMSjの料金情報に基づいて、ユーザご
とに、ユーザの使用する1または複数の通信サービスM
Sj,・・・についての料金情報をまとめて個別料金デ
ータを生成するプログラムを実行するCPU423と、
ユーザの移動体通信端末30iに、そのユーザ向けの個
別料金データを送信する通信回路427とを備えてい
る。これにより、ユーザの移動体通信端末30iに、各
通信サービスの料金情報に基づいて各ユーザ向けに作成
された個別料金データが配信され、より安価な使用料の
回線を選択することができるようになる。
【0136】さらに、上記実施の形態4によれば、デー
タベース421が、ユーザの使用する各通信サービスに
ついて、ユーザが契約している料金体系の種類を示す情
報を記憶する第3の記憶手段として機能し、個別料金デ
ータ生成手段として機能するプログラムを実行するCP
U423が、各通信サービスMSjからの料金情報を参
照して、ユーザごとに、ユーザの使用する1または複数
の通信サービスMSj,・・・について、各通信サービ
スMSjに対してそのユーザが契約している料金体系の
料金情報をまとめて個別料金データとする。これによ
り、ユーザが契約している料金体系を考慮した上で通信
端末がより安価な使用料の回線を選択することができ
る。
【0137】さらに、上記実施の形態4によれば、通信
回路427が、複数の通信サービスMS1〜MSnの料
金情報を受信するので、通信サービスから送信されてく
る料金情報に基づいて個別料金データを作成でき、通信
サービスの料金情報を正確かつ迅速に個別料金データへ
反映することができる。
【0138】実施の形態5.本発明の実施の形態5に係
る通信システムは、一般電話回線などの物理的な通信基
盤501〜50Lを介して通信回線を提供する通信サー
ビスC1〜Cnのうちの1または複数にユーザが加入
し、それらの通信サービスCiによる回線がユーザの通
信端末により使用可能であるシステムである。
【0139】図10は、本発明の実施の形態5に係る通
信システムの構成を示すブロック図である。図10にお
いて、通信サービスC1〜Cnは、各事業者の一般アナ
ログ電話回線、ISDN(Integrated Se
rvices Digital Network)回
線、ADSL(Asymmetric Digital
Subscriber Line)回線、ケーブルテレ
ビジョン事業者による通信回線などを提供する通信サー
ビスである。
【0140】通信基盤501〜50Lは、電話網、ケー
ブルテレビジョン網などの物理的な通信網、移動体通信
網などといった通信基盤である。
【0141】回線選択装置601〜60Nは、1または
複数の通信基盤50k,・・・に接続され、その通信基
盤50kを介して享受可能な複数の通信サービスCiの
回線のうちのいずれか1つを選択する装置である。
【0142】据置型電話機701〜70Nは、一般アナ
ログ電話回線やISDN回線を介して通話を実行する電
話機である。
【0143】回線選択装置60iには、据置型電話機7
0iの他、図11に示すように1または複数のパーソナ
ルコンピュータ801などを接続することも可能であ
る。
【0144】なお、図10におけるその他の構成要素に
ついては実施の形態4のものと同様であるので、その説
明を省略する。
【0145】図11は、図10における回線選択装置6
01の構成を示すブロック図である。図11において、
制御回路621は、記憶部622に記憶された通信料金
に係る情報に基づいて、通信回線の使用目的に応じた最
も安価な通信回線を選択する選択手段として機能する回
路である。また、この制御回路621をCPUとして、
記憶部622に記憶された図示せぬ制御プログラムに従
って上記動作を行うようにしてもよい。
【0146】記憶部622は、各通信サービスCjが提
供する通信回線の通信料金に係る情報を記憶する半導体
メモリ、磁気記録媒体、光記録媒体などといった記憶手
段である。また、制御回路621がCPUである場合に
は、記憶部622は、さらに、各種制御プログラムを記
憶する。
【0147】通信回路6231〜623Mは、複数の通
信サービスC1〜Cnにより提供される複数種類の通信
回線を使用可能な通信手段である。
【0148】このうち、通信回路6231は、通信基盤
50kとしてのアナログ電話網に接続され、アナログ電
話回線を確立する回路であり、据置型電話機701に接
続される。その他の通信回路623mもそれぞれ、他の
通信基盤50kに接続されている。
【0149】なお、通信回路6231〜623Mの一部
または全部を、予め内部回路として組み込むようにして
もよいが、回線選択装置601に所定のP個のスロット
6241〜624Pを設けて、通信回路623m(m=
1〜M)を独立した挿抜可能なモジュールとして構成
し、モジュール挿入時に、通信回路623mが制御回路
621などに電気的に接続されるようにしてもよい。
【0150】通信回路625は、シリアルインターフェ
ースや、例えばイーサネット(登録商標)といったネッ
トワークインターフェースなどのインタフェース回路で
あって、1または複数のパーソナルコンピュータ801
との間で通信を行う回路である。なお、この通信回路6
25には、無線LAN、赤外線通信、ブルートゥースな
どの他の通信規格に基づく回路を採用してもよく、それ
らの通信規格の回路を複数設けるようにしてもよい。
【0151】操作部626は、ユーザにより操作され、
その操作に対応する信号を制御回路621に供給する1
または複数の電子部品である。
【0152】画像処理回路627は、デジタル画像デー
タを画像信号に変換する回路である。表示部628は、
画像処理回路627からの画像信号に基づいて、テキス
ト、図形などの画像を表示する1または複数の装置であ
る。
【0153】次に、上記通信システムの動作について説
明する。
【0154】各ユーザごとの課金の集計については、実
施の形態1の場合と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0155】まず、回線選択に関する上記通信システム
の動作について説明する。
【0156】各通信サービスCj(1≦j≦n)は、自
己の提供する通信回線に対する料金情報を課金サーバ4
00に送信する。例えば、各通信サービスCjは、料金
情報を新たに作成した場合や、料金情報を更新した場合
に、その情報を課金サーバ400へ送信する。新たな通
信サービスCn+1が参加した場合、その通信サービス
Cn+1も料金情報を課金サーバ400へ送信する。な
お、通信サービスCjが複数の料金体系を提供している
場合には、それらすべての料金体系の情報が、料金に係
る情報に含められる。
【0157】課金サーバ400は、実施の形態4の場合
と同様に動作し、各通信サービスCjの料金情報に変更
があると、関連するユーザの個別料金データを作成して
各ユーザの回線選択装置60iに送信する。
【0158】回線選択装置60i(1≦i≦N)は、個
別料金データが送信されてくると、それを受信し、記憶
部622に記憶する。なお、既に個別料金データが記憶
されている場合には、回線選択装置60iは、その記憶
されている個別料金データを、受信したもので更新す
る。
【0159】この際、回線選択装置60iでは、制御回
路621が、いずれかの通信回路623mにより受信さ
れた個別料金データを記憶部622に記憶させる。
【0160】その後、その回線選択装置60i(1≦i
≦N)は、据置型電話機701やパーソナルコンピュー
タ801からの指令に基づいて通信を開始する際には、
この個別料金データを参照し、使用する通信方式(音声
通話、パケット通信、その他)などの情報を考慮した上
で、その個別料金データに登録されている各通信サービ
スCjの料金を比較して、回線使用料の最も低い通信回
線を選択する。
【0161】なお、通信方式および相手側通信装置の種
別(本実施の形態5では、電話機、ファクシミリ送受信
機、インターネットプロバイダなどのモデムなど)に応
じた最も安価な通信回線を選択するようにしてもよい。
また、その他、図示せぬ内蔵のタイマを参照して得られ
る現時刻などの情報を考慮した上で、回線使用料の最も
低い通信回線を選択するようにしてもよい。
【0162】回線選択装置60i(1≦i≦N)は、使
用する通信回線を選択すると、その通信回線を確立し、
据置型電話機701やパーソナルコンピュータ801に
よる通信を可能にする。この際、制御回路621は、選
択された通信回線に対応する通信回路623mを制御し
てその通信回線を確立させる。
【0163】なお、通信回線を既に確立し通信中である
ときに、個別料金データが変更された場合、回線選択装
置60iは、その変更後の個別料金データに基づいて回
線使用料の最も低い通信回線を再度選択し、その時点で
使用している通信回線を、選択した通信回線に切り換え
るようにしてもよい。
【0164】また、回線選択装置60iは、通信回線を
既に確立し通信中であるときに、通信情報量に応じて、
その通信に使用している通信回線を別の通信回線に切り
換えるようにしてもよい。その場合、制御回路621
が、回線切換手段として機能する。
【0165】その際、パーソナルコンピュータ801に
よる通信に使用されるプロトコルなどに基づいて、その
操作に起因して発生する通信情報量を予測することが可
能な場合には、そのプロトコルの種類から通信情報量を
予測するようにしてもよい。
【0166】なお、実施の形態5では、据置型電話機7
01〜70Nやパーソナルコンピュータ801とは別
に、回線選択装置601〜60Nを設けているが、回線
選択装置601〜60Nを据置型電話機701〜70N
やパーソナルコンピュータ801に内蔵させてもよい。
その場合、制御プログラムに従って動作するCPUなど
の制御手段を内蔵させ、その制御手段により、内蔵され
た回線選択装置を動作させればよい。
【0167】また、インターネット上の画像データのダ
ウンロードの指示などといったユーザによる操作に基づ
いて、その操作に起因して発生する通信情報量を予測す
ることが可能な場合には、その操作から通信情報量を予
測するようにしてもよい。その場合、制御回路621
が、ユーザによる操作に応じてその操作に起因して発生
する通信情報量を予測する通信情報量予測手段として機
能する。
【0168】以上のように、上記実施の形態5によれ
ば、課金サーバ400が、複数の通信サービスC1〜C
nの料金情報から、各ユーザの使用する通信サービスC
j,・・・の料金情報を抽出してまとめて個別料金デー
タを生成し、生成した個別料金データをそのユーザの回
線選択装置60iといった通信端末に送信し、ユーザの
回線選択装置60iがその個別料金データを受信する。
そして、受信した個別料金データに基づいて、ユーザの
回線選択装置60iが、使用する通信方式に応じた最も
安価な通信回線を選択する。これにより、より安価な使
用料の回線を選択することができる。
【0169】また、上記実施の形態5によれば、回線選
択装置601〜60Nが、複数種類の通信回線を使用可
能な通信回路6231〜623Mと、各通信回線の通信
料金に係る情報が記憶された記憶部622と、記憶部6
22に記憶された通信料金に係る情報に基づいて、使用
する通信方式に応じた最も安価な通信回線を選択する制
御回路621を備える。これにより、回線選択装置60
1〜60Nによって自動的により安価な使用料の回線を
選択することができる。
【0170】さらに、上記実施の形態5によれば、制御
回路621が、記憶部622に記憶された通信料金に係
る情報に基づいて、通信方式および相手側通信装置の種
別に応じた最も安価な通信回線を選択するので、使用す
る通信方式が混在する場合でも各通信方式に応じた安価
な使用料の回線を選択することができる。
【0171】さらに、上記実施の形態5によれば、制御
回路621が、回線選択装置60iのユーザの情報を管
理する課金サーバ400から送信されてくる、この回線
選択装置60iのユーザ向けの通信料金に係る情報(す
なわち個別料金データ)を受信する個別料金データ受信
手段として機能し、記憶部322が、その受信された個
別料金データを記憶するか、受信された個別料金データ
で、既に記憶されている個別料金データを更新する。こ
れにより、初期使用時、および通信サービスCjの料金
情報に変更や追加があった場合に、即座に、回線選択装
置60iに記憶された個別料金データが記憶または修正
され、常により安価な使用料の回線を選択することがで
きる。
【0172】さらに、上記実施の形態5によれば、制御
回路621が、通信回線を既に確立している際に、通信
情報量に応じて、その通信に使用している通信回線を別
の通信回線に切り換えるので、通信中であっても、より
安価な回線が使用され、回線使用料をより低減すること
ができる。
【0173】さらに、上記実施の形態5によれば、制御
回路621が、ユーザによる操作に応じてその操作に起
因して発生する通信情報量を予測するので、通信情報量
に見合った通信回線に事前に切り換えることができ、回
線使用料をより低減することができる。
【0174】なお、上記実施の形態1〜5において、移
動体通信端末101〜10N,101A、移動体通信端
末301〜30Nおよび回線選択装置601〜60Nを
制御プログラムに従って動作させるようにした場合、そ
の制御プログラムを各種通信回線を介してダウンロード
してこれらの機器に格納し、使用するようにしてもよ
い。
【0175】また、上記実施の形態4,5における移動
体通信サービスMSjと、通信サービスCiおよび通信
基盤50iとが混在した通信システムとしてもよい。
【0176】
【発明の効果】本発明によれば、通信端末により、より
安価な使用料の回線を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る移動体通信シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施の形態1に係る他の移動体通信システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図3】 図1における移動体通信端末の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 図3に示す移動体通信端末の動作について説
明するフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態2に係る移動体通信端末
の構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態3に係る移動体通信シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図7】 実施の形態3における1台の移動体通信端末
の通信状況を示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態4に係る通信システムの
構成を示すブロック図である。
【図9】 図8における通信端末の構成を示すブロック
図である。
【図10】 本発明の実施の形態5に係る通信システム
の構成を示すブロック図である。
【図11】 図10における回線選択装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
21 回線選択部 23 記憶部 24 GPS処理部(位置情報取得部) 101〜10N 移動体通信端末 400 課金サーバ 421 データベース(第1の記憶手段、第3の記憶手
段) 422 データベース(第2の記憶手段) 423 CPU(個別料金データ生成手段) 427 通信回路(送信手段、受信手段) BB ベースバンド処理部(位置情報取得部) DB1〜DBn データベース(制御サーバ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K025 AA08 DD06 5K067 AA21 AA41 BB04 DD16 DD17 DD19 DD20 DD23 DD29 DD51 EE02 EE10 EE16 FF03 FF04 FF32 HH12 HH22 JJ11 JJ52

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の移動体通信端末と共通に複数の移動
    体通信回線が割り当てられる移動体通信端末であって、 各移動体通信回線の営業地域および通信料金に係る情報
    が記憶された記憶部と、 自己の現在位置情報を取得する位置情報取得部と、 上記記憶部に記憶された各移動体通信回線の営業地域お
    よび通信料金に係る情報に基づいて、上記位置情報取得
    部による現在位置が営業地域内である移動体通信回線の
    うち、上記他の移動体通信端末に使用されておらず、か
    つ、最も安価な移動体通信回線を選択する回線選択部
    と、 を備えることを特徴とする移動体通信端末。
  2. 【請求項2】 複数の移動体通信回線が割り当てられる
    移動体通信端末であって、 各移動体通信回線の営業地域および通信料金に係る情報
    が記憶された記憶部と、 着信専用の移動体通信回線に基づいて自己の現在位置情
    報を取得する位置情報取得部と、 上記記憶部に記憶された各移動体通信回線の営業地域お
    よび通信料金に係る情報に基づいて、上記位置情報取得
    部による現在位置が営業地域内である移動体通信回線の
    うち、最も安価な移動体通信回線を選択する回線選択部
    と、 を備えることを特徴とする移動体通信端末。
  3. 【請求項3】 前記位置情報取得部は、GPS信号に基
    づいて、自己の現在位置情報を取得することを特徴とす
    る請求項1記載の移動体通信端末。
  4. 【請求項4】 ページャの通信回線がさらに割り当てら
    れ、 前記位置情報取得部は、そのページャの通信回線に基づ
    いて、自己の現在位置情報を取得すること、 を特徴とする請求項1記載の移動体通信端末。
  5. 【請求項5】 並列的に別個の通信を行う複数のベース
    バンド処理部を備えることを特徴とする請求項1記載の
    移動体通信端末。
  6. 【請求項6】 複数のユーザの通信端末が共通の複数の
    移動体通信回線に割り当てられる通信システム内で各ユ
    ーザの利用料金を集計する課金サーバであって、 ユーザごとに、ユーザの使用する各通信サービスの種類
    を示す情報を記憶する第1の記憶手段と、 移動体通信回線をそれぞれ提供する複数の通信サービス
    の料金情報を記憶する第2の記憶手段と、 各ユーザの使用する各通信サービスの種類を示す情報お
    よび各通信サービスの料金情報に基づいて、ユーザごと
    に、ユーザの使用する1または複数の通信サービスにつ
    いての料金情報をまとめて個別料金データを生成する個
    別料金データ生成手段と、 上記ユーザの通信端末に、そのユーザ向けの個別料金デ
    ータを送信する送信手段と、 を備えることを特徴とする課金サーバ。
  7. 【請求項7】 ユーザの使用する各通信サービスについ
    て、ユーザが契約している料金体系の種類を示す情報を
    記憶する第3の記憶手段を備え、 前記個別料金データ生成手段は、各通信サービスからの
    料金情報を参照して、ユーザごとに、ユーザの使用する
    1または複数の通信サービスについて、各通信サービス
    に対してそのユーザが契約している料金体系の料金情報
    をまとめて個別料金データとすること、 を特徴とする請求項6記載の課金サーバ。
  8. 【請求項8】 複数の通信サービスの料金情報を受信す
    る受信手段を備えることを特徴とする請求項6記載の課
    金サーバ。
  9. 【請求項9】 複数の移動体通信サービスにより提供さ
    れる複数の移動体通信回線を他の移動体通信端末と共通
    に割り当てられ、発呼時に、その複数の移動体通信回線
    のうち、上記他の移動体通信端末により使用されていな
    い移動体通信回線の中で最も安価な移動体通信回線を選
    択し、その選択した移動体通信回線で自己に固有な識別
    符号を送信する移動体通信端末と、 上記複数の移動体通信サービスに対して設けられ、移動
    体通信端末による発呼がなされたときに、その移動体通
    信端末を特定する上記固有の識別符号を取得し、その移
    動体通信端末の課金に関する情報を上記識別符号に関連
    付けて記憶する複数の制御サーバと、 すべての制御サーバに記憶された上記課金に関する情報
    を、上記識別符号に基づいて各移動体通信端末に分類し
    て、各ユーザの課金に関する情報を生成する課金サーバ
    と、 を備えることを特徴とする移動体通信システム。
  10. 【請求項10】 前記移動体通信端末は、着信専用の移
    動体通信回線によって位置登録を行い、この位置登録し
    た上記着信専用の移動体通信回線で着呼することを特徴
    とする請求項9記載の移動体通信システム。
  11. 【請求項11】 前記移動体通信端末は、GPS信号に
    基づいて位置登録を行うことを特徴とする請求項9項記
    載の移動体通信システム。
  12. 【請求項12】 前記移動体通信端末はページャの通信
    回線に適応可能であり、 前記課金サーバは、ページャの通信回線を介して前記移
    動体通信端末に対して、位置登録を行わせる信号を送信
    すること、 を特徴とする請求項9記載の移動体通信システム。
  13. 【請求項13】 自己の現在位置情報を取得する位置情
    報取得部、並びに、 各移動体通信回線の営業地域および通信料金に係る情報
    に基づいて、上記位置情報取得部による現在位置が営業
    地域内である移動体通信回線のうち、上記他の移動体通
    信端末に使用されておらず、かつ、最も安価な移動体通
    信回線を選択する回線選択部、 として移動体通信端末を機能させるための制御プログラ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006047963A1 (fr) * 2004-11-08 2006-05-11 Huawei Technologies Co., Ltd. Correlation et gestion de la taxation des communications vocales interurbaines

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